JPH10332011A - 液圧制御装置 - Google Patents
液圧制御装置Info
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- JPH10332011A JPH10332011A JP14412097A JP14412097A JPH10332011A JP H10332011 A JPH10332011 A JP H10332011A JP 14412097 A JP14412097 A JP 14412097A JP 14412097 A JP14412097 A JP 14412097A JP H10332011 A JPH10332011 A JP H10332011A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は液圧制御装置に関し、フルード流量
をゼロが下限となるように制御することが可能な液圧制
御装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 ハウジング120に形成されたシリンダ
部122にスプール124が収容される。液圧流入ポー
ト32aに供給されたフルードは環状室130及び連通
路132を経て圧力室128に供給される。圧力室12
8の液圧が上昇すると、スプールが環状室130が液圧
流入ポート32aと遮断されるまで変位することで、圧
力室128へのフルードの供給は遮断される。従って、
圧力室128の液圧は一定に保持される。圧力室128
のフルードはバルブ通路146に供給される。従って、
ポペット弁157の開路面積に応じて制御圧吸入ポート
32bから流出するフルードの流量が制御される。
をゼロが下限となるように制御することが可能な液圧制
御装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 ハウジング120に形成されたシリンダ
部122にスプール124が収容される。液圧流入ポー
ト32aに供給されたフルードは環状室130及び連通
路132を経て圧力室128に供給される。圧力室12
8の液圧が上昇すると、スプールが環状室130が液圧
流入ポート32aと遮断されるまで変位することで、圧
力室128へのフルードの供給は遮断される。従って、
圧力室128の液圧は一定に保持される。圧力室128
のフルードはバルブ通路146に供給される。従って、
ポペット弁157の開路面積に応じて制御圧吸入ポート
32bから流出するフルードの流量が制御される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液圧制御装置に係
り、特に、フルードの流量をゼロが下限となるように制
御することが要求される液圧装置の液圧を制御するのに
好適な液圧制御装置に関する。
り、特に、フルードの流量をゼロが下限となるように制
御することが要求される液圧装置の液圧を制御するのに
好適な液圧制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フルードの流量を制御することが可能な
液圧制御装置として、従来より、例えば実開平5−61
573号に開示される構成が公知である。上記従来の液
圧制御装置は、吸入ポートに供給されたフルードを、制
御された流量で吐出ポートから流出させるものである。
液圧制御装置として、従来より、例えば実開平5−61
573号に開示される構成が公知である。上記従来の液
圧制御装置は、吸入ポートに供給されたフルードを、制
御された流量で吐出ポートから流出させるものである。
【0003】上記従来の液圧制御装置は、ハウジング内
部に形成されたシリンダと、シリンダ内に配設され、ア
クチュエータにより駆動されるスプールとを備えてい
る。シリンダの内部空間はスプールにより第1液室と第
2液室とに区画されている。第2液室には吐出ポートが
連通している。また、第1液室には、吸入ポート及びド
レインポートが連通していると共に、オリフィスを介し
て吐出ポートが連通している。
部に形成されたシリンダと、シリンダ内に配設され、ア
クチュエータにより駆動されるスプールとを備えてい
る。シリンダの内部空間はスプールにより第1液室と第
2液室とに区画されている。第2液室には吐出ポートが
連通している。また、第1液室には、吸入ポート及びド
レインポートが連通していると共に、オリフィスを介し
て吐出ポートが連通している。
【0004】第1液室と第2液室との間に差圧が変化す
ると、その差圧の変化に応じてスプールは変位する。ス
プールは、第2液室側に変位するにつれて、第1液室と
ドレインポートとの間の連通度を増加させるように構成
されている。従って、上記差圧の変化は、第1液室から
ドレインポートへ流出するフルードの流量が増減するこ
とにより補償される。その結果、第1液室と第2液室と
の間の差圧、すなわち、第1液室と吐出ポートとの間の
差圧は一定に保持される。このように、第1液室と吐出
ポートとの間の差圧が一定に保持されることで、オリフ
ィスを経て吐出ポートから流出するフルードの流量は、
吸入ポートの液圧にかかわらず一定に維持される。
ると、その差圧の変化に応じてスプールは変位する。ス
プールは、第2液室側に変位するにつれて、第1液室と
ドレインポートとの間の連通度を増加させるように構成
されている。従って、上記差圧の変化は、第1液室から
ドレインポートへ流出するフルードの流量が増減するこ
とにより補償される。その結果、第1液室と第2液室と
の間の差圧、すなわち、第1液室と吐出ポートとの間の
差圧は一定に保持される。このように、第1液室と吐出
ポートとの間の差圧が一定に保持されることで、オリフ
ィスを経て吐出ポートから流出するフルードの流量は、
吸入ポートの液圧にかかわらず一定に維持される。
【0005】また、スプールがアクチュエータにより駆
動されると、その位置に応じて、第1の液室からドレイ
ンポートへ流出するフルードの流量が変化する。従っ
て、アクチュエータによりスプールの位置を変化させる
ことによって、吐出ポートから流出するフルードの流量
を制御することができる。
動されると、その位置に応じて、第1の液室からドレイ
ンポートへ流出するフルードの流量が変化する。従っ
て、アクチュエータによりスプールの位置を変化させる
ことによって、吐出ポートから流出するフルードの流量
を制御することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、車
両用ブレーキ装置において、ホイルシリンダ圧は大気圧
が下限となるように制御されなければならない。ホイル
シリンダ圧を大気圧が下限となるように制御するには、
ホイルシリンダに流入するフルードの流量をゼロが下限
となるように変化させ得ることが必要とされる。
両用ブレーキ装置において、ホイルシリンダ圧は大気圧
が下限となるように制御されなければならない。ホイル
シリンダ圧を大気圧が下限となるように制御するには、
ホイルシリンダに流入するフルードの流量をゼロが下限
となるように変化させ得ることが必要とされる。
【0007】しかしながら、上述の如く、上記従来の液
圧制御装置においては、吸入ポートと吐出ポートとが第
1液室及びオリフィスを介して常時連通している。吸入
ポートと吐出ポートとが常時連通していると、フルード
が吐出ポートから常時流出することになる。すなわち、
上記従来の液圧制御装置によれば、吐出ポートから流出
するフルードの流量をゼロにすることができない。この
ため、上記従来の液圧制御装置を、上記した液圧ブレー
キ装置の如く、フルードの流量をゼロが下限となるよう
に制御する必要がある液圧システムに適用することはで
きない。
圧制御装置においては、吸入ポートと吐出ポートとが第
1液室及びオリフィスを介して常時連通している。吸入
ポートと吐出ポートとが常時連通していると、フルード
が吐出ポートから常時流出することになる。すなわち、
上記従来の液圧制御装置によれば、吐出ポートから流出
するフルードの流量をゼロにすることができない。この
ため、上記従来の液圧制御装置を、上記した液圧ブレー
キ装置の如く、フルードの流量をゼロが下限となるよう
に制御する必要がある液圧システムに適用することはで
きない。
【0008】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、フルードの流量をゼロを下限とする範囲にわた
って制御することが可能であり、これにより、広範囲の
液圧システムに適用することが可能な液圧制御装置を提
供することを目的とする。
であり、フルードの流量をゼロを下限とする範囲にわた
って制御することが可能であり、これにより、広範囲の
液圧システムに適用することが可能な液圧制御装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、吸入ポートに供給されたフルードを吐
出ポートから吐出する液圧制御装置であって、前記吸入
ポートに供給されたフルードを一定の液圧に調圧する供
給圧一定化手段と、前記一定液圧発生手段から前記吐出
ポートへ至る流路の流路面積を変化させる流路面積変化
手段と、を備える液圧制御装置により達成される。
に記載する如く、吸入ポートに供給されたフルードを吐
出ポートから吐出する液圧制御装置であって、前記吸入
ポートに供給されたフルードを一定の液圧に調圧する供
給圧一定化手段と、前記一定液圧発生手段から前記吐出
ポートへ至る流路の流路面積を変化させる流路面積変化
手段と、を備える液圧制御装置により達成される。
【0010】本発明において、供給圧一定化手段は、吸
入ポートに供給されたフルードを一定の液圧に調圧す
る。また、流路面積変化手段は、一定液圧発生手段から
吐出ポートへ至る流路の流路面積を変化させる。従っ
て、流路面積変化手段の上流側には一定の液圧が供給さ
れ、流路面積に応じた流量のフルードが吐出ポートから
流出する。この場合、流路面積がゼロにされると、フル
ードの流量もゼロとなる。従って、本発明によれば、吐
出ポートから流出するフルードの流量は流量ゼロを下限
とする範囲にわたって変化される。
入ポートに供給されたフルードを一定の液圧に調圧す
る。また、流路面積変化手段は、一定液圧発生手段から
吐出ポートへ至る流路の流路面積を変化させる。従っ
て、流路面積変化手段の上流側には一定の液圧が供給さ
れ、流路面積に応じた流量のフルードが吐出ポートから
流出する。この場合、流路面積がゼロにされると、フル
ードの流量もゼロとなる。従って、本発明によれば、吐
出ポートから流出するフルードの流量は流量ゼロを下限
とする範囲にわたって変化される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例である液
圧ブレーキ装置のシステム構成図である。本実施例の液
圧ブレーキ装置は図示しない電子制御ユニット(以下、
ECUと称する)により制御される。図1に示す如く、
本実施例の液圧ブレーキ装置は、ポンプ20を備えてい
る。ポンプ20はモータ22により駆動される。ポンプ
20の吸入口にはリザーバタンク24が連通している。
また、ポンプ20の吐出口はレギュレータ26へ至る高
圧通路28が連通している。高圧通路28にはアキュー
ムレータ30が連通している。アキュームレータ30
は、ポンプ20から吐出されたブレーキフルードを貯留
する。
圧ブレーキ装置のシステム構成図である。本実施例の液
圧ブレーキ装置は図示しない電子制御ユニット(以下、
ECUと称する)により制御される。図1に示す如く、
本実施例の液圧ブレーキ装置は、ポンプ20を備えてい
る。ポンプ20はモータ22により駆動される。ポンプ
20の吸入口にはリザーバタンク24が連通している。
また、ポンプ20の吐出口はレギュレータ26へ至る高
圧通路28が連通している。高圧通路28にはアキュー
ムレータ30が連通している。アキュームレータ30
は、ポンプ20から吐出されたブレーキフルードを貯留
する。
【0012】レギュレータ26には、液圧制御装置32
へ至る主液圧通路33が連通している。レギュレータ2
6は、高圧通路28から供給されるアキュームレータ3
0の液圧を、所定のレギュレータ圧PREに減圧して主液
圧通路33に出力する。主液圧通路33には、レギュレ
ータ圧PREを検出する液圧センサ34が配設されてい
る。液圧センサ34の出力信号はECUに供給されてい
る。ECUは、液圧センサ34の出力信号に基づいてレ
ギュレータ圧PREを検出する。
へ至る主液圧通路33が連通している。レギュレータ2
6は、高圧通路28から供給されるアキュームレータ3
0の液圧を、所定のレギュレータ圧PREに減圧して主液
圧通路33に出力する。主液圧通路33には、レギュレ
ータ圧PREを検出する液圧センサ34が配設されてい
る。液圧センサ34の出力信号はECUに供給されてい
る。ECUは、液圧センサ34の出力信号に基づいてレ
ギュレータ圧PREを検出する。
【0013】液圧制御装置32は、液圧流入ポート32
a、制御圧吸入ポート32b、及びドレインポート32
cを備えている。上記液圧通路33は液圧流入ポート3
2aに連通している。液圧制御装置32は、ECUから
供給される制御信号に応じて、液圧流入ポート32aと
制御圧吸入ポート32bとの間の導通状態を変化させる
ことにより、制御圧吸入ポート32bから流出するブレ
ーキフルードの流量を制御するように構成されている。
なお、液圧制御装置32の詳細については後述する。
a、制御圧吸入ポート32b、及びドレインポート32
cを備えている。上記液圧通路33は液圧流入ポート3
2aに連通している。液圧制御装置32は、ECUから
供給される制御信号に応じて、液圧流入ポート32aと
制御圧吸入ポート32bとの間の導通状態を変化させる
ことにより、制御圧吸入ポート32bから流出するブレ
ーキフルードの流量を制御するように構成されている。
なお、液圧制御装置32の詳細については後述する。
【0014】液圧制御装置32のドレインポート32c
はドレイン通路35を介してリザーバタンク24に連通
している。また、制御圧吸入ポート32bには、制御圧
通路36が連通している。主液圧通路33と制御圧通路
36との間には、液圧制御装置32と並列に、制御圧通
路36側から主液圧通路33側へ向かう流体の流れのみ
を許容する逆止弁38が配設されている。
はドレイン通路35を介してリザーバタンク24に連通
している。また、制御圧吸入ポート32bには、制御圧
通路36が連通している。主液圧通路33と制御圧通路
36との間には、液圧制御装置32と並列に、制御圧通
路36側から主液圧通路33側へ向かう流体の流れのみ
を許容する逆止弁38が配設されている。
【0015】制御圧通路36には、その内部の液圧、す
なわち、後述する制御圧PC を検出する液圧センサ39
が配設されている。液圧センサ39の出力信号はECU
に供給されている。ECUは、液圧センサ39の出力信
号に基づいて制御圧PC を検出する。また、制御圧通路
36には、補助リザーバタンク40へ至る減圧通路42
が連通している。減圧通路42には減圧制御バルブ44
が配設されている。減圧制御バルブ44は、減圧通路4
2の導通状態を制御するリニア制御バルブである。減圧
制御バルブ44は、ECUから供給される駆動信号に応
じてその開度を変化させる。減圧通路42には、減圧制
御バルブ44と並列に、補助リザーバタンク40側から
制御圧通路36側へ向かう流体の流れのみを許容する逆
止弁46が配設されている。
なわち、後述する制御圧PC を検出する液圧センサ39
が配設されている。液圧センサ39の出力信号はECU
に供給されている。ECUは、液圧センサ39の出力信
号に基づいて制御圧PC を検出する。また、制御圧通路
36には、補助リザーバタンク40へ至る減圧通路42
が連通している。減圧通路42には減圧制御バルブ44
が配設されている。減圧制御バルブ44は、減圧通路4
2の導通状態を制御するリニア制御バルブである。減圧
制御バルブ44は、ECUから供給される駆動信号に応
じてその開度を変化させる。減圧通路42には、減圧制
御バルブ44と並列に、補助リザーバタンク40側から
制御圧通路36側へ向かう流体の流れのみを許容する逆
止弁46が配設されている。
【0016】更に、制御圧通路36には、後輪RL,R
R側のホイルシリンダ48、50へ至る後輪側液圧通路
52が連通している。後輪側液圧通路52には、上流側
から順に、後輪側保持バルブ56及びプロポーショニン
グバルブ58が配設されている。後輪側保持バルブ56
は常開の電磁開閉バルブであり、ECUからオン信号を
付与されることにより閉弁状態となる。プロポーショニ
ングバルブ58は、後輪側液圧通路52から供給された
液圧が所定値以下である場合には、その液圧をそのまま
ホイルシリンダ48、50へ供給する一方、後輪側液圧
通路52から供給された液圧が所定値を越えた場合に
は、その液圧を所定の比率で減圧してホイルシリンダ4
8、50へ供給する。
R側のホイルシリンダ48、50へ至る後輪側液圧通路
52が連通している。後輪側液圧通路52には、上流側
から順に、後輪側保持バルブ56及びプロポーショニン
グバルブ58が配設されている。後輪側保持バルブ56
は常開の電磁開閉バルブであり、ECUからオン信号を
付与されることにより閉弁状態となる。プロポーショニ
ングバルブ58は、後輪側液圧通路52から供給された
液圧が所定値以下である場合には、その液圧をそのまま
ホイルシリンダ48、50へ供給する一方、後輪側液圧
通路52から供給された液圧が所定値を越えた場合に
は、その液圧を所定の比率で減圧してホイルシリンダ4
8、50へ供給する。
【0017】後輪側液圧通路52の後輪側保持バルブ5
6とプロポーショニングバルブ58との間の部位には、
リザーバタンク24へ至る後輪側減圧通路60が連通し
ている。後輪側減圧通路60には後輪側減圧バルブ62
が配設されている。後輪側減圧バルブ62は常閉の電磁
開閉バルブであり、ECUからオン信号を付与されるこ
とにより開弁状態となる。
6とプロポーショニングバルブ58との間の部位には、
リザーバタンク24へ至る後輪側減圧通路60が連通し
ている。後輪側減圧通路60には後輪側減圧バルブ62
が配設されている。後輪側減圧バルブ62は常閉の電磁
開閉バルブであり、ECUからオン信号を付与されるこ
とにより開弁状態となる。
【0018】後輪側液圧通路52の、後輪側保持バルブ
56の上流側には、前輪側液圧通路64が連通してい
る。前輪側液圧通路64には切替バルブ66が配設され
ている。切替バルブ66は常閉の電磁開閉バルブであ
り、ECUからオン信号を付与されることにより開弁状
態となる。前輪側液圧通路64の、切替バルブ66の下
流側には、前輪側液圧通路64の内部の液圧、すなわ
ち、前輪側ブレーキ液圧PF を検出する液圧センサ67
が配設されている。液圧センサ67の出力信号はECU
に供給されている。ECUは液圧センサ67の出力信号
に基づいて前輪側ブレーキ液圧PF を検出する。
56の上流側には、前輪側液圧通路64が連通してい
る。前輪側液圧通路64には切替バルブ66が配設され
ている。切替バルブ66は常閉の電磁開閉バルブであ
り、ECUからオン信号を付与されることにより開弁状
態となる。前輪側液圧通路64の、切替バルブ66の下
流側には、前輪側液圧通路64の内部の液圧、すなわ
ち、前輪側ブレーキ液圧PF を検出する液圧センサ67
が配設されている。液圧センサ67の出力信号はECU
に供給されている。ECUは液圧センサ67の出力信号
に基づいて前輪側ブレーキ液圧PF を検出する。
【0019】前輪側液圧通路64は、切替バルブ66の
下流側において、左前輪FLのホイルシリンダ68へ至
る左前輪液圧通路70、及び、右前輪FRのホイルシリ
ンダ72へ至る右前輪液圧通路74に連通している。左
前輪液圧通路70及び右前輪液圧通路74には、それぞ
れ、左前輪保持バルブ76及び右前輪保持バルブ78が
配設されている。左前輪保持バルブ76及び右前輪保持
バルブ78は、共に、常開の電磁開閉バルブであり、E
CUからオン信号を付与されることにより閉弁状態とな
る。
下流側において、左前輪FLのホイルシリンダ68へ至
る左前輪液圧通路70、及び、右前輪FRのホイルシリ
ンダ72へ至る右前輪液圧通路74に連通している。左
前輪液圧通路70及び右前輪液圧通路74には、それぞ
れ、左前輪保持バルブ76及び右前輪保持バルブ78が
配設されている。左前輪保持バルブ76及び右前輪保持
バルブ78は、共に、常開の電磁開閉バルブであり、E
CUからオン信号を付与されることにより閉弁状態とな
る。
【0020】左前輪液圧通路70の左前輪保持バルブ7
6とホイルシリンダ68との間の部位、及び、右前輪液
圧通路74の右前輪保持バルブ78とホイルシリンダ7
2との間の部位には、それぞれ、左前輪減圧通路80及
び右前輪減圧通路82が連通している。左前輪減圧通路
80及び右前輪減圧通路82は、共に、リザーバタンク
24に連通している。左前輪減圧通路80及び右前輪減
圧通路82には、それぞれ、左前輪減圧バルブ84及び
右前輪減圧バルブ86が配設されている。左前輪減圧バ
ルブ84及び右前輪減圧バルブ86は、共に、常閉の電
磁開閉バルブであり、ECUからオン信号を付与される
ことにより開弁状態となる。
6とホイルシリンダ68との間の部位、及び、右前輪液
圧通路74の右前輪保持バルブ78とホイルシリンダ7
2との間の部位には、それぞれ、左前輪減圧通路80及
び右前輪減圧通路82が連通している。左前輪減圧通路
80及び右前輪減圧通路82は、共に、リザーバタンク
24に連通している。左前輪減圧通路80及び右前輪減
圧通路82には、それぞれ、左前輪減圧バルブ84及び
右前輪減圧バルブ86が配設されている。左前輪減圧バ
ルブ84及び右前輪減圧バルブ86は、共に、常閉の電
磁開閉バルブであり、ECUからオン信号を付与される
ことにより開弁状態となる。
【0021】液圧ブレーキ装置は、また、マスタシリン
ダ87を備えている。マスタシリンダ87にはブレーキ
ペダル88が連結されている。マスタシリンダ87はブ
レーキペダル88に付与された踏力に応じたマスタシリ
ンダ圧PM/C を発生する。マスタシリンダ87にはマス
タ圧通路89が連通している。マスタ圧通路89には、
マスタシリンダ圧PM/C を検出する液圧センサ90が配
設されている。液圧センサ90の出力信号はECUに供
給されている。ECUは、液圧センサ90の出力信号に
基づいてマスタシリンダ圧PM/C を検出する。また、マ
スタ圧通路89には、ストロークシミュレータ92が配
設されている。
ダ87を備えている。マスタシリンダ87にはブレーキ
ペダル88が連結されている。マスタシリンダ87はブ
レーキペダル88に付与された踏力に応じたマスタシリ
ンダ圧PM/C を発生する。マスタシリンダ87にはマス
タ圧通路89が連通している。マスタ圧通路89には、
マスタシリンダ圧PM/C を検出する液圧センサ90が配
設されている。液圧センサ90の出力信号はECUに供
給されている。ECUは、液圧センサ90の出力信号に
基づいてマスタシリンダ圧PM/C を検出する。また、マ
スタ圧通路89には、ストロークシミュレータ92が配
設されている。
【0022】マスタ圧通路89には、左前輪FLのホイ
ルシリンダ68へ至る左前輪マスタ圧通路94、及び、
右前輪FRのホイルシリンダ72へ至る右前輪マスタ圧
通路96が連通している。左前輪マスタ圧通路94及び
右前輪マスタ圧通路96には、それぞれ、切替バルブ9
8及び100が配設されている。切替バルブ98及び1
00は、共に、常開の電磁開閉バルブであり、ECUか
らオン信号を付与されることにより閉弁状態となる。
ルシリンダ68へ至る左前輪マスタ圧通路94、及び、
右前輪FRのホイルシリンダ72へ至る右前輪マスタ圧
通路96が連通している。左前輪マスタ圧通路94及び
右前輪マスタ圧通路96には、それぞれ、切替バルブ9
8及び100が配設されている。切替バルブ98及び1
00は、共に、常開の電磁開閉バルブであり、ECUか
らオン信号を付与されることにより閉弁状態となる。
【0023】本実施例において、システムに異常が生じ
ていない正常時には、ブレーキペダル88が踏み込まれ
ると同時に切替バルブ98及び100は共に閉弁状態と
される。このため、正常時は、マスタシリンダ87から
流出するブレーキフルードがホイルシリンダ68,72
へ流入することはない。この場合、ブレーキペダル88
が踏み込まれことによりマスタシリンダ圧PM/C が上昇
すると、マスタシリンダ87内のブレーキフルードは上
記ストロークシミュレータ92へ流入する。また、ブレ
ーキペダル88の踏み込みが解除され、マスタシリンダ
圧PM/C が低下すると、ストロークシミュレータ92内
のブレーキフルードはマスタシリンダ87へ流入する。
従って、ストロークシミュレータ92によれば、切替バ
ルブ98及び100が閉弁されている状況の下で、ブレ
ーキペダル88に、ペダル踏力に応じたストロークを発
生させることができる。
ていない正常時には、ブレーキペダル88が踏み込まれ
ると同時に切替バルブ98及び100は共に閉弁状態と
される。このため、正常時は、マスタシリンダ87から
流出するブレーキフルードがホイルシリンダ68,72
へ流入することはない。この場合、ブレーキペダル88
が踏み込まれことによりマスタシリンダ圧PM/C が上昇
すると、マスタシリンダ87内のブレーキフルードは上
記ストロークシミュレータ92へ流入する。また、ブレ
ーキペダル88の踏み込みが解除され、マスタシリンダ
圧PM/C が低下すると、ストロークシミュレータ92内
のブレーキフルードはマスタシリンダ87へ流入する。
従って、ストロークシミュレータ92によれば、切替バ
ルブ98及び100が閉弁されている状況の下で、ブレ
ーキペダル88に、ペダル踏力に応じたストロークを発
生させることができる。
【0024】システムに異常が生じたことが検出された
場合には、切替バルブ98及び100が共に開弁状態と
される。この場合、前輪側のホイルシリンダ68、72
とマスタシリンダ87とが連通することで、ホイルシリ
ンダ68、72の液圧がマスタシリンダ圧PM/C を上限
として昇圧されることが保証される。次に、本実施例の
液圧ブレーキ装置の動作について説明する。液圧ブレー
キ装置において、ブレーキペダル88が踏み込まれ、か
つ、何れの車輪にもロック傾向が生じていない通常ブレ
ーキ時には、後輪側保持バルブ56、後輪側減圧バルブ
62、左前輪保持バルブ76、右前輪保持バルブ78、
左前輪減圧バルブ84、及び右前輪減圧バルブ86がオ
フ状態とされると共に、切替バルブ66,98,100
がオン状態とされる。以下、この状態を通常ブレーキ状
態と称する。
場合には、切替バルブ98及び100が共に開弁状態と
される。この場合、前輪側のホイルシリンダ68、72
とマスタシリンダ87とが連通することで、ホイルシリ
ンダ68、72の液圧がマスタシリンダ圧PM/C を上限
として昇圧されることが保証される。次に、本実施例の
液圧ブレーキ装置の動作について説明する。液圧ブレー
キ装置において、ブレーキペダル88が踏み込まれ、か
つ、何れの車輪にもロック傾向が生じていない通常ブレ
ーキ時には、後輪側保持バルブ56、後輪側減圧バルブ
62、左前輪保持バルブ76、右前輪保持バルブ78、
左前輪減圧バルブ84、及び右前輪減圧バルブ86がオ
フ状態とされると共に、切替バルブ66,98,100
がオン状態とされる。以下、この状態を通常ブレーキ状
態と称する。
【0025】通常ブレーキ状態においては、後輪側液圧
通路52、前輪側液圧通路64、左前輪液圧通路70、
及び右前輪液圧通路74は何れも導通状態とされる。こ
のため、液圧制御装置32の制御圧供給ポート32bか
ら流出するブレーキフルードはホイルシリンダ48,5
0,68,72に流入する。ホイルシリンダ48,5
0,68,72の液圧(以下、ホイルシリンダ圧PW/C
と称する)は、ホイルシリンダ48,50,68,72
に流入するブレーキフルードの流量に応じて変化する。
従って、液圧制御装置32の制御圧吸入ポート32bか
ら流出するブレーキフルードの流量が制御されること
で、ホイルシリンダ圧PW/C は所望の値に向けて昇圧さ
れる。また、減圧制御バルブ44の開度に応じてホイル
シリンダ48,50,68,72から流出するブレーキ
フルードの流量が制御されることで、ホイルシリンダ圧
PW/C は所望の値に向けて減圧される。
通路52、前輪側液圧通路64、左前輪液圧通路70、
及び右前輪液圧通路74は何れも導通状態とされる。こ
のため、液圧制御装置32の制御圧供給ポート32bか
ら流出するブレーキフルードはホイルシリンダ48,5
0,68,72に流入する。ホイルシリンダ48,5
0,68,72の液圧(以下、ホイルシリンダ圧PW/C
と称する)は、ホイルシリンダ48,50,68,72
に流入するブレーキフルードの流量に応じて変化する。
従って、液圧制御装置32の制御圧吸入ポート32bか
ら流出するブレーキフルードの流量が制御されること
で、ホイルシリンダ圧PW/C は所望の値に向けて昇圧さ
れる。また、減圧制御バルブ44の開度に応じてホイル
シリンダ48,50,68,72から流出するブレーキ
フルードの流量が制御されることで、ホイルシリンダ圧
PW/C は所望の値に向けて減圧される。
【0026】何れかの車輪にロック傾向が生じたことが
検出されると、その車輪についてABS制御が開始され
る。例えば、左前輪FLにロック傾向が生じたことが検
出されると、左前輪FLについてABS制御が開始され
る。左前輪FLについてのABS制御は、通常ブレーキ
状態において、左前輪保持バルブ76及び左前輪減圧バ
ルブ84が開閉されることで実現される。
検出されると、その車輪についてABS制御が開始され
る。例えば、左前輪FLにロック傾向が生じたことが検
出されると、左前輪FLについてABS制御が開始され
る。左前輪FLについてのABS制御は、通常ブレーキ
状態において、左前輪保持バルブ76及び左前輪減圧バ
ルブ84が開閉されることで実現される。
【0027】通常ブレーキ状態において、左前輪保持バ
ルブ76が閉弁されると共に、左後輪減圧バルブ84が
開弁されると、ホイルシリンダ68はリザーバタンク2
4と連通する。この場合、ブレーキフルードがホイルシ
リンダ68からリザーバタンク24へ流出することで、
ホイルシリンダ68の液圧が速やかに減圧される。この
状態を、以下、減圧モードと称する。
ルブ76が閉弁されると共に、左後輪減圧バルブ84が
開弁されると、ホイルシリンダ68はリザーバタンク2
4と連通する。この場合、ブレーキフルードがホイルシ
リンダ68からリザーバタンク24へ流出することで、
ホイルシリンダ68の液圧が速やかに減圧される。この
状態を、以下、減圧モードと称する。
【0028】減圧モードによって、ホイルシリンダ68
の液圧が減圧された状態で、左前輪保持バルブ76が開
弁されると共に、左前輪減圧バルブ84が閉弁される
と、ホイルシリンダ68は制御圧通路36と連通する。
このため、ホイルシリンダ68の液圧は制御圧PC に向
けて昇圧される。以下、この状態を、増圧モードと称す
る。
の液圧が減圧された状態で、左前輪保持バルブ76が開
弁されると共に、左前輪減圧バルブ84が閉弁される
と、ホイルシリンダ68は制御圧通路36と連通する。
このため、ホイルシリンダ68の液圧は制御圧PC に向
けて昇圧される。以下、この状態を、増圧モードと称す
る。
【0029】また、左前輪保持バルブ76及び左前輪減
圧バルブ84が共に閉弁されると、ホイルシリンダ68
は液圧ブレーキ装置から遮断される。このため、ホイル
シリンダ68の液圧は保持される。この状態を、以下、
保持モードと称する。左前輪FLのABS制御は、車輪
のスリップ率が所定のしきい値以下に保持されるよう
に、上記減圧モード、増圧モード、及び保持モードが切
り替えて形成されることにより実行される。また、右前
輪FRのABS制御についても同様に、右前輪保持バル
ブ78及び右前輪減圧バルブ86の開閉状態に応じて、
減圧モード、増圧モード、及び保持モードが適宜切り替
えて形成されることにより実現される。後輪側のABS
制御は、後輪側保持バルブ56及び後輪側減圧バルブ6
2が切り替えられることにより、左右後輪RL,RRに
ついて共通に実行される。
圧バルブ84が共に閉弁されると、ホイルシリンダ68
は液圧ブレーキ装置から遮断される。このため、ホイル
シリンダ68の液圧は保持される。この状態を、以下、
保持モードと称する。左前輪FLのABS制御は、車輪
のスリップ率が所定のしきい値以下に保持されるよう
に、上記減圧モード、増圧モード、及び保持モードが切
り替えて形成されることにより実行される。また、右前
輪FRのABS制御についても同様に、右前輪保持バル
ブ78及び右前輪減圧バルブ86の開閉状態に応じて、
減圧モード、増圧モード、及び保持モードが適宜切り替
えて形成されることにより実現される。後輪側のABS
制御は、後輪側保持バルブ56及び後輪側減圧バルブ6
2が切り替えられることにより、左右後輪RL,RRに
ついて共通に実行される。
【0030】本実施例において、ホイルシリンダ圧P
W/C は、ブレーキペダル88にペダル踏力が付与されて
いない場合には大気圧に保持され、ブレーキペダル88
へ付与される踏力の増加に応じて昇圧されなければなら
ない。すなわち、本液圧ブレーキ装置において、ホイル
シリンダ圧PW/C は、下限が大気圧となるように制御さ
れなければならない。
W/C は、ブレーキペダル88にペダル踏力が付与されて
いない場合には大気圧に保持され、ブレーキペダル88
へ付与される踏力の増加に応じて昇圧されなければなら
ない。すなわち、本液圧ブレーキ装置において、ホイル
シリンダ圧PW/C は、下限が大気圧となるように制御さ
れなければならない。
【0031】この場合、上記従来の装置の如く、液圧制
御装置32の液圧流入ポート32aと制御圧吸入ポート
32bが常時連通しているものとすると、レギュレータ
26から液圧流入ポート32aに供給されたブレーキフ
ルードが、制御圧吸入ポート32bからホイルシリンダ
48,50,68,72へ常時流入することになる。ホ
イルシリンダ48,50,68,72へブレーキフルー
ドが流入すると、ホイルシリンダ圧PW/C は大気圧より
も高圧となる。このため、ホイルシリンダ圧P W/C を大
気圧が下限となるように制御することができなくなって
しまう。従って、ホイルシリンダ圧PW/C を大気圧が下
限となるように制御するためには、制御圧吸入ポート3
2bから流出するブレーキフルードの流量をゼロを下限
とする範囲にわたって制御できなければならない。
御装置32の液圧流入ポート32aと制御圧吸入ポート
32bが常時連通しているものとすると、レギュレータ
26から液圧流入ポート32aに供給されたブレーキフ
ルードが、制御圧吸入ポート32bからホイルシリンダ
48,50,68,72へ常時流入することになる。ホ
イルシリンダ48,50,68,72へブレーキフルー
ドが流入すると、ホイルシリンダ圧PW/C は大気圧より
も高圧となる。このため、ホイルシリンダ圧P W/C を大
気圧が下限となるように制御することができなくなって
しまう。従って、ホイルシリンダ圧PW/C を大気圧が下
限となるように制御するためには、制御圧吸入ポート3
2bから流出するブレーキフルードの流量をゼロを下限
とする範囲にわたって制御できなければならない。
【0032】また、上述の如く、本実施例の液圧ブレー
キ装置は、通常ブレーキ状態において、液圧制御装置3
2の制御圧吸入ポート32bから流出するブレーキフル
ードの流量(以下、流出流量Qと称する)を変化させる
ことで、ホイルシリンダ圧P W/C の制御を行なうもので
ある。従って、液圧制御装置32は、液圧流入ポート3
2aに供給されるレギュレータPREが変動した場合に
も、流出流量Qを高精度で制御できるものでなければな
らない。
キ装置は、通常ブレーキ状態において、液圧制御装置3
2の制御圧吸入ポート32bから流出するブレーキフル
ードの流量(以下、流出流量Qと称する)を変化させる
ことで、ホイルシリンダ圧P W/C の制御を行なうもので
ある。従って、液圧制御装置32は、液圧流入ポート3
2aに供給されるレギュレータPREが変動した場合に
も、流出流量Qを高精度で制御できるものでなければな
らない。
【0033】本実施例の液圧ブレーキ装置は、液圧制御
装置32が、制御圧吸入ポート32bから流出するブレ
ーキフルードの流出流量Qをゼロを下限とする範囲にわ
たって制御し得ると共に、液圧流入ポート32aに供給
される液圧が変化した場合にも、流出流量Qを高精度で
制御し得る点に特徴を有している。以下、図2を参照し
て、本実施例の特徴部である液圧制御装置32の構成に
ついて説明する。図2は、液圧制御装置32の断面図で
ある。図2に示す如く、本実施例の液圧制御装置32は
ハウジング120を備えている。ハウジング120の内
部にはシリンダ部122が形成されている。シリンダ部
122の内部にはスプール124が配設されている。
装置32が、制御圧吸入ポート32bから流出するブレ
ーキフルードの流出流量Qをゼロを下限とする範囲にわ
たって制御し得ると共に、液圧流入ポート32aに供給
される液圧が変化した場合にも、流出流量Qを高精度で
制御し得る点に特徴を有している。以下、図2を参照し
て、本実施例の特徴部である液圧制御装置32の構成に
ついて説明する。図2は、液圧制御装置32の断面図で
ある。図2に示す如く、本実施例の液圧制御装置32は
ハウジング120を備えている。ハウジング120の内
部にはシリンダ部122が形成されている。シリンダ部
122の内部にはスプール124が配設されている。
【0034】スプール124は、軸方向中央部に設けら
れた小径部124aと、小径部124aの図2中左側及
び右側にそれぞれ設けられた大径部124b及び124
cとを備えている。スプール124の大径部124b、
124cの外周面と、シリンダ部122の内周面とは実
質的に液密かつ摺動可能に係合している。従って、スプ
ール124は、シリンダ部122の内部空間を、大径部
124bの図2中左側に形成されたドレイン室126
と、大径部124cの図2中右側に形成された圧力室1
28と、小径部124aの周囲に形成された環状室13
0とに区画している。スプール124の内部には、環状
室130と液圧室128とを連通する連通路132が形
成されている。
れた小径部124aと、小径部124aの図2中左側及
び右側にそれぞれ設けられた大径部124b及び124
cとを備えている。スプール124の大径部124b、
124cの外周面と、シリンダ部122の内周面とは実
質的に液密かつ摺動可能に係合している。従って、スプ
ール124は、シリンダ部122の内部空間を、大径部
124bの図2中左側に形成されたドレイン室126
と、大径部124cの図2中右側に形成された圧力室1
28と、小径部124aの周囲に形成された環状室13
0とに区画している。スプール124の内部には、環状
室130と液圧室128とを連通する連通路132が形
成されている。
【0035】ドレイン室126には、スプリング134
が配設されている。スプリング134はスプール124
を圧力室128側へ向けて付勢している。スプール12
4の圧力室128側への変位は、シリンダ部122の内
周面に設けられた係合段差136により規制されてい
る。従って、常態において、スプール124は、圧力室
128側の端面が係合段差136と係合した位置(以
下、圧力室側変位端と称す)に保持されている。
が配設されている。スプリング134はスプール124
を圧力室128側へ向けて付勢している。スプール12
4の圧力室128側への変位は、シリンダ部122の内
周面に設けられた係合段差136により規制されてい
る。従って、常態において、スプール124は、圧力室
128側の端面が係合段差136と係合した位置(以
下、圧力室側変位端と称す)に保持されている。
【0036】ドレイン室126には、ハウジング120
の外周面に開口するドレインポート32cが連通してい
る。ブレーキフルードが、スプール124の大径部12
4bとシリンダ部122との間の摺動面を経由してドレ
イン室126に浸入した場合、このブレーキフルードは
ドレインポート32cを経てリザーバタンク24に回収
される。
の外周面に開口するドレインポート32cが連通してい
る。ブレーキフルードが、スプール124の大径部12
4bとシリンダ部122との間の摺動面を経由してドレ
イン室126に浸入した場合、このブレーキフルードは
ドレインポート32cを経てリザーバタンク24に回収
される。
【0037】シリンダ部122の内周面には、環状溝1
40が形成されている。環状溝140は、スプール12
4が圧力室側変位端に位置している状態で、環状室13
0と連通するように配置されている。環状溝140に
は、ハウジング120の外周面に開口する液圧流入ポー
ト32aが連通している。ハウジング120の内部の、
シリンダ部122の図2中右側の部位には、バルブ室1
44が設けられている。バルブ室144はバルブ通路1
46を介して圧力室128と連通している。バルブ通路
146のバルブ室140への開口部の周囲には、シート
148が形成されている。また、バルブ室144には、
ハウジング120の外周面に開口する制御圧吸入ポート
32bが連通している。
40が形成されている。環状溝140は、スプール12
4が圧力室側変位端に位置している状態で、環状室13
0と連通するように配置されている。環状溝140に
は、ハウジング120の外周面に開口する液圧流入ポー
ト32aが連通している。ハウジング120の内部の、
シリンダ部122の図2中右側の部位には、バルブ室1
44が設けられている。バルブ室144はバルブ通路1
46を介して圧力室128と連通している。バルブ通路
146のバルブ室140への開口部の周囲には、シート
148が形成されている。また、バルブ室144には、
ハウジング120の外周面に開口する制御圧吸入ポート
32bが連通している。
【0038】バルブ室144の内部には、ポペット15
2がシート148と対向するように配設されている。ポ
ペット152は、スプリング154により、シート14
8へ向けて付勢されている。従って、常態においては、
ポペット152が、スプリング154の付勢力に応じた
セット荷重でシート148に押圧されることで、バルブ
通路146と制御圧吸入ポート32bとの間の連通は遮
断されている。
2がシート148と対向するように配設されている。ポ
ペット152は、スプリング154により、シート14
8へ向けて付勢されている。従って、常態においては、
ポペット152が、スプリング154の付勢力に応じた
セット荷重でシート148に押圧されることで、バルブ
通路146と制御圧吸入ポート32bとの間の連通は遮
断されている。
【0039】ハウジング120の内部には、また、電磁
コイル156が、ポペット152の図2中右端部を囲む
ように配設されている。電磁コイル156に通電される
と、その電磁吸引力により、ポペット152は図2中右
向きに付勢される。そして、ポペット152に作用する
電磁吸引力がスプリング154によるセット荷重と、バ
ルブ通路148とバルブ室144との差厚による発生す
る力との合力を上回ると、ポペット152はスプリング
154の付勢力に抗して図2中右向きに変位される。こ
の場合、ポペット152がシート148から離座するこ
とにより、バルブ通路146と制御圧供給ポート32b
とは連通する。このように、シート148、ポペット1
52、スプリング154、及び電磁コイル156は、バ
ルブ通路146と制御圧吸入ポート150との間の導通
状態を制御するポペット弁157を構成している。な
お、電磁コイル156に供給される電流は、ECUから
付与される制御信号に応じて図示しない電流ドライバに
より発生される。
コイル156が、ポペット152の図2中右端部を囲む
ように配設されている。電磁コイル156に通電される
と、その電磁吸引力により、ポペット152は図2中右
向きに付勢される。そして、ポペット152に作用する
電磁吸引力がスプリング154によるセット荷重と、バ
ルブ通路148とバルブ室144との差厚による発生す
る力との合力を上回ると、ポペット152はスプリング
154の付勢力に抗して図2中右向きに変位される。こ
の場合、ポペット152がシート148から離座するこ
とにより、バルブ通路146と制御圧供給ポート32b
とは連通する。このように、シート148、ポペット1
52、スプリング154、及び電磁コイル156は、バ
ルブ通路146と制御圧吸入ポート150との間の導通
状態を制御するポペット弁157を構成している。な
お、電磁コイル156に供給される電流は、ECUから
付与される制御信号に応じて図示しない電流ドライバに
より発生される。
【0040】レギュレータ圧PREのブレーキフルードが
液圧流入ポート32aに供給されると、このブレーキフ
ルードは環状溝140、環状室130、及び連通路13
2を経て圧力室128へ導かれる。圧力室128へブレ
ーキフルードが導かれると、圧力室128の液圧の上昇
に応じて、スプール124は、スプリング134の付勢
力に抗して、ドレイン室126側へ変位する。このスプ
ール124の変位量が所定量Sに達すると、スプール1
24の大径部124cが環状溝140を閉塞するように
なる。
液圧流入ポート32aに供給されると、このブレーキフ
ルードは環状溝140、環状室130、及び連通路13
2を経て圧力室128へ導かれる。圧力室128へブレ
ーキフルードが導かれると、圧力室128の液圧の上昇
に応じて、スプール124は、スプリング134の付勢
力に抗して、ドレイン室126側へ変位する。このスプ
ール124の変位量が所定量Sに達すると、スプール1
24の大径部124cが環状溝140を閉塞するように
なる。
【0041】環状溝140が閉塞されると、液圧流入ポ
ート142と圧力室128との連通は遮断される。この
ため、圧力室128へのブレーキフルードの供給は遮断
され、圧力室128の液圧はスプール124の変位量が
所定量Sに達した時点の液圧P0 に保持される。圧力室
128の液圧がP0 から低下すると、スプール124に
作用する力の釣り合いが崩れて、スプール124は圧力
室128側へ変位する。このため、環状溝140と環状
空間130とは再び連通するようになり、圧力室128
に液圧流入ポート142へ供給されたブレーキフルード
が供給される。圧力室128にブレーキフルードが供給
されることで、その液圧が上昇すると、スプール124
は、再び、大径部124cが環状溝140を閉塞するま
で、すなわち、圧力室128の液圧がP0 に達するまで
変位する。従って、以後、圧力室128の液圧はP 0 に
保持される。
ート142と圧力室128との連通は遮断される。この
ため、圧力室128へのブレーキフルードの供給は遮断
され、圧力室128の液圧はスプール124の変位量が
所定量Sに達した時点の液圧P0 に保持される。圧力室
128の液圧がP0 から低下すると、スプール124に
作用する力の釣り合いが崩れて、スプール124は圧力
室128側へ変位する。このため、環状溝140と環状
空間130とは再び連通するようになり、圧力室128
に液圧流入ポート142へ供給されたブレーキフルード
が供給される。圧力室128にブレーキフルードが供給
されることで、その液圧が上昇すると、スプール124
は、再び、大径部124cが環状溝140を閉塞するま
で、すなわち、圧力室128の液圧がP0 に達するまで
変位する。従って、以後、圧力室128の液圧はP 0 に
保持される。
【0042】このように、シリンダ部122、スプール
124、及びスプリング134は、圧力室128の液圧
を一定の液圧P0 に調圧するスプール弁158を構成し
ている。従って、バルブ通路146には常に一定の液圧
P0 のブレーキフルードが供給される。ここで、環状溝
140が閉塞された時点、すなわち、スプール124の
変位量が所定値Sに達した時点でのスプリング134の
発する付勢力をFk 、スプール124の大径部124c
の断面積をSとすると、スプール124に作用する力の
釣合いより、(1)式の関係が成立する。
124、及びスプリング134は、圧力室128の液圧
を一定の液圧P0 に調圧するスプール弁158を構成し
ている。従って、バルブ通路146には常に一定の液圧
P0 のブレーキフルードが供給される。ここで、環状溝
140が閉塞された時点、すなわち、スプール124の
変位量が所定値Sに達した時点でのスプリング134の
発する付勢力をFk 、スプール124の大径部124c
の断面積をSとすると、スプール124に作用する力の
釣合いより、(1)式の関係が成立する。
【0043】P0 ・S=Fk ・・・(1) 従って、スプリング134の発する付勢力FK を変化さ
せることにより、上記液圧P0 を調整することができ
る。ところで、電磁コイル156に通電されると、ポペ
ット152がシート148から離座する方向(以下、開
弁方向と称する)に変位することで、ポペット弁157
は開弁する。ポペット弁157が開弁すると、バルブ通
路146と制御圧吸入ポート32bとが連通すること
で、液圧室128内のブレーキフルードは、バルブ通路
146を経て制御圧吸入ポート32bから流出する。
せることにより、上記液圧P0 を調整することができ
る。ところで、電磁コイル156に通電されると、ポペ
ット152がシート148から離座する方向(以下、開
弁方向と称する)に変位することで、ポペット弁157
は開弁する。ポペット弁157が開弁すると、バルブ通
路146と制御圧吸入ポート32bとが連通すること
で、液圧室128内のブレーキフルードは、バルブ通路
146を経て制御圧吸入ポート32bから流出する。
【0044】この場合、流出流量Qは、シート148と
ポペット152との間のギャップ、すなわち、ポペット
弁157の開路面積が大きくなるほど、また、バルブ通
路146の液圧(以下、バルブ供給圧PV と称する)
と、制御圧吸入ポート32bの液圧(以下、制御圧PC
と称する)との差圧(以下、バルブ差圧ΔPと称する)
が大きくなるほど増加する。
ポペット152との間のギャップ、すなわち、ポペット
弁157の開路面積が大きくなるほど、また、バルブ通
路146の液圧(以下、バルブ供給圧PV と称する)
と、制御圧吸入ポート32bの液圧(以下、制御圧PC
と称する)との差圧(以下、バルブ差圧ΔPと称する)
が大きくなるほど増加する。
【0045】ポペット弁157の開路面積は、ポペット
152が開弁方向へ大きく変位するほど大きくなる。上
述の如く、ポペット152は、電磁コイル156が発生
する電磁力によって開弁方向に変位される。また、ポペ
ット弁157が開弁した状態では、バルブ差圧ΔPによ
り、ポペット152に対して開弁方向の付勢力が作用す
ることで、ポペット152はバルブ差圧ΔPに応じた量
だけ更に開弁方向へ変位する。すなわち、ポペット弁1
57の開路面積は、電磁コイル156へ供給される電流
(以下、励磁電流Iと称する)と、バルブ差圧ΔPとの
双方に依存して変化する。従って、流出流量Qは、励磁
電流Iとバルブ差圧ΔPとの双方に依存して変化するこ
とになる。
152が開弁方向へ大きく変位するほど大きくなる。上
述の如く、ポペット152は、電磁コイル156が発生
する電磁力によって開弁方向に変位される。また、ポペ
ット弁157が開弁した状態では、バルブ差圧ΔPによ
り、ポペット152に対して開弁方向の付勢力が作用す
ることで、ポペット152はバルブ差圧ΔPに応じた量
だけ更に開弁方向へ変位する。すなわち、ポペット弁1
57の開路面積は、電磁コイル156へ供給される電流
(以下、励磁電流Iと称する)と、バルブ差圧ΔPとの
双方に依存して変化する。従って、流出流量Qは、励磁
電流Iとバルブ差圧ΔPとの双方に依存して変化するこ
とになる。
【0046】本実施例において、スプール弁158が設
けられていないとするならば、すなわち、ブレーキフル
ードがレギュレータ26からバルブ通路146に直接供
給されるとするならば、バルブ供給圧PV はレギュレー
タ圧PREに等しくなる。この場合、レギュレータ圧PRE
が変動すると、制御圧PC が一定に保持されていても、
バルブ差圧ΔPが変動することによって流出流量Qは変
化する。
けられていないとするならば、すなわち、ブレーキフル
ードがレギュレータ26からバルブ通路146に直接供
給されるとするならば、バルブ供給圧PV はレギュレー
タ圧PREに等しくなる。この場合、レギュレータ圧PRE
が変動すると、制御圧PC が一定に保持されていても、
バルブ差圧ΔPが変動することによって流出流量Qは変
化する。
【0047】図3は、ブレーキフルードがレギュレータ
26からバルブ通路146に直接供給された場合におい
て、レギュレータ圧PREが変化したときの、一定の制御
圧P C に対する励磁電流Iと流出流量Qとの関係を示
す。図3に示す如く、励磁電流Iが大きくなるほど、ま
た、レギュレータ圧PREが高圧になるほど、流出流量Q
は増加している。
26からバルブ通路146に直接供給された場合におい
て、レギュレータ圧PREが変化したときの、一定の制御
圧P C に対する励磁電流Iと流出流量Qとの関係を示
す。図3に示す如く、励磁電流Iが大きくなるほど、ま
た、レギュレータ圧PREが高圧になるほど、流出流量Q
は増加している。
【0048】このように、ブレーキフルードがレギュレ
ータ26からバルブ通路146に直接供給されるものと
すると、レギュレータ圧PREの変動に応じて流出流量Q
が変化する。このため、流出流量Qを正確に制御するた
めには、制御圧PC 及びレギュレータ圧PREの双方に基
づいて励磁電流Iを制御することが必要となり、流出流
量Qの制御性が低下する。その結果、ホイルシリンダ圧
PW/C を高精度で制御することが困難になってしまう。
ータ26からバルブ通路146に直接供給されるものと
すると、レギュレータ圧PREの変動に応じて流出流量Q
が変化する。このため、流出流量Qを正確に制御するた
めには、制御圧PC 及びレギュレータ圧PREの双方に基
づいて励磁電流Iを制御することが必要となり、流出流
量Qの制御性が低下する。その結果、ホイルシリンダ圧
PW/C を高精度で制御することが困難になってしまう。
【0049】これに対して、本実施例の液圧制御装置3
2においては、スプール弁158が設けられていること
で、バルブ通路146の液圧は常にP0 に維持される。
図4は、本実施例の液圧制御装置32において、制御圧
PC が一定に保たれた場合の、励磁電流Iと流出流量Q
との関係を示す。図4に示す如く、本実施例の液圧制御
装置32によれば、制御圧PC が一定の場合、液圧流入
ポート32aに供給されるブレーキフルードの液圧の変
化にかかわらず、一定の励磁電流Iに対して一定の流出
流量Qが得られる。従って、本実施例の液圧制御装置3
2によれば、制御圧PC のみに基づいて励磁電流Iを制
御することで、流出流量Qを所望の値に制御することが
容易となり、これにより、制御圧PC を高精度に制御す
ることができる。
2においては、スプール弁158が設けられていること
で、バルブ通路146の液圧は常にP0 に維持される。
図4は、本実施例の液圧制御装置32において、制御圧
PC が一定に保たれた場合の、励磁電流Iと流出流量Q
との関係を示す。図4に示す如く、本実施例の液圧制御
装置32によれば、制御圧PC が一定の場合、液圧流入
ポート32aに供給されるブレーキフルードの液圧の変
化にかかわらず、一定の励磁電流Iに対して一定の流出
流量Qが得られる。従って、本実施例の液圧制御装置3
2によれば、制御圧PC のみに基づいて励磁電流Iを制
御することで、流出流量Qを所望の値に制御することが
容易となり、これにより、制御圧PC を高精度に制御す
ることができる。
【0050】更に、本実施例において、電磁コイル15
6に通電されていない状態では、ポペット弁157は閉
弁している。この場合、バルブ通路146と制御圧吸入
ポート32bとの連通が遮断されることで、流出流量Q
はゼロとなる。一方、電磁コイル156へ供給される励
磁電流Iが、電磁コイル156の発する電磁吸引力がス
プリング154による付勢力に相当する大きさになるま
で増加されると、以後、励磁電流Iの増加に応じて、流
出流量Qは次第に増加する。すなわち、液圧制御装置3
2によれば、流出流量Qを、流量ゼロを下限として連続
的に変化させることができる。従って、液圧制御装置3
2によれば、ホイルシリンダ圧PW/C を、大気圧が下限
となるように制御することが可能となっている。
6に通電されていない状態では、ポペット弁157は閉
弁している。この場合、バルブ通路146と制御圧吸入
ポート32bとの連通が遮断されることで、流出流量Q
はゼロとなる。一方、電磁コイル156へ供給される励
磁電流Iが、電磁コイル156の発する電磁吸引力がス
プリング154による付勢力に相当する大きさになるま
で増加されると、以後、励磁電流Iの増加に応じて、流
出流量Qは次第に増加する。すなわち、液圧制御装置3
2によれば、流出流量Qを、流量ゼロを下限として連続
的に変化させることができる。従って、液圧制御装置3
2によれば、ホイルシリンダ圧PW/C を、大気圧が下限
となるように制御することが可能となっている。
【0051】また、液圧制御装置32によれば、流出流
量Qをゼロが下限となるように変化させることができる
ため、ホイルシリンダ224〜230に過不足なく所要
量のブレーキフルードを供給することができる。従っ
て、過剰なブレーキフルードを循環させることは不要で
ある。この点で、液圧制御装置32は、エネルギー効率
の面においても優れた性能を有している。
量Qをゼロが下限となるように変化させることができる
ため、ホイルシリンダ224〜230に過不足なく所要
量のブレーキフルードを供給することができる。従っ
て、過剰なブレーキフルードを循環させることは不要で
ある。この点で、液圧制御装置32は、エネルギー効率
の面においても優れた性能を有している。
【0052】更に、バルブ通路146にレギュレータ圧
PREのブレーキフルードが直接供給された場合、レギュ
レータ圧PREの変動により、バルブ通路146に一時的
に過大な液圧のブレーキフルードが供給されることに起
因して、ポペット152に振動が生ずることがある。ポ
ペット152に振動が生ずると、振動に伴う異音の発生
や、ポペット152とシート148との着座面の摩耗等
の不都合を招いてしまう。
PREのブレーキフルードが直接供給された場合、レギュ
レータ圧PREの変動により、バルブ通路146に一時的
に過大な液圧のブレーキフルードが供給されることに起
因して、ポペット152に振動が生ずることがある。ポ
ペット152に振動が生ずると、振動に伴う異音の発生
や、ポペット152とシート148との着座面の摩耗等
の不都合を招いてしまう。
【0053】これに対して、本実施例の液圧制御装置3
2においては、スプール弁158によりバルブ通路14
6の液圧が一定の液圧P0 に維持されることで、バルブ
通路146に過大な液圧のブレーキフルードが供給され
ることが防止されている。従って、本実施例によれば、
ポペット152の振動に伴う上記不都合を回避すること
ができる。
2においては、スプール弁158によりバルブ通路14
6の液圧が一定の液圧P0 に維持されることで、バルブ
通路146に過大な液圧のブレーキフルードが供給され
ることが防止されている。従って、本実施例によれば、
ポペット152の振動に伴う上記不都合を回避すること
ができる。
【0054】また、電磁コイル156に通電されていな
い場合、ポペット152はスプリング154の付勢力に
よる所定のセット荷重で、シート148に対して押圧さ
れている。バルブ供給圧PV が上昇すると、ポペット1
52には差圧ΔPに応じた開弁方向の付勢力が作用す
る。従って、ポペット弁157の閉弁状態を保持するた
めには、スプリング154によるセット荷重を、バルブ
差圧ΔPに応じた付勢力よりも大きく設定しなければな
らない。この場合、バルブ通路146にレギュレータ圧
PREが直接供給されるものとすると、レギュレータ圧P
REが変動した場合にもポペット弁157の閉弁状態が確
保されるように、セット荷重を、レギュレータ圧PREの
上限値に応じた値に余裕をもって大きく設定しなければ
ならない。セット荷重を大きくするには、スプリング1
54の線径あるいは巻数を増加させる必要があるため、
スプリング154の大型化を招いてしまう。
い場合、ポペット152はスプリング154の付勢力に
よる所定のセット荷重で、シート148に対して押圧さ
れている。バルブ供給圧PV が上昇すると、ポペット1
52には差圧ΔPに応じた開弁方向の付勢力が作用す
る。従って、ポペット弁157の閉弁状態を保持するた
めには、スプリング154によるセット荷重を、バルブ
差圧ΔPに応じた付勢力よりも大きく設定しなければな
らない。この場合、バルブ通路146にレギュレータ圧
PREが直接供給されるものとすると、レギュレータ圧P
REが変動した場合にもポペット弁157の閉弁状態が確
保されるように、セット荷重を、レギュレータ圧PREの
上限値に応じた値に余裕をもって大きく設定しなければ
ならない。セット荷重を大きくするには、スプリング1
54の線径あるいは巻数を増加させる必要があるため、
スプリング154の大型化を招いてしまう。
【0055】一方、ポペット弁157を開弁させるため
に、電磁コイル156はセット荷重に打ち勝つだけの電
磁吸引力を発生しなければならない。従って、セット荷
重が大きくなると、ポペット弁157を開弁させるため
に電磁コイル156が発生すべき電磁吸引力も増大す
る。電磁コイル156が発生する電磁吸引力を増大させ
るには、電磁コイル156の巻数を増加させ、あるい
は、電磁コイル156に供給する電流を増加させなけれ
ばならない。その結果、電磁コイル156の大型化、あ
るいは、電磁コイル156へ電流を供給する電流ドライ
バの大型化を招いてしまう。
に、電磁コイル156はセット荷重に打ち勝つだけの電
磁吸引力を発生しなければならない。従って、セット荷
重が大きくなると、ポペット弁157を開弁させるため
に電磁コイル156が発生すべき電磁吸引力も増大す
る。電磁コイル156が発生する電磁吸引力を増大させ
るには、電磁コイル156の巻数を増加させ、あるい
は、電磁コイル156に供給する電流を増加させなけれ
ばならない。その結果、電磁コイル156の大型化、あ
るいは、電磁コイル156へ電流を供給する電流ドライ
バの大型化を招いてしまう。
【0056】これに対して、本実施例においては、バル
ブ通路146の液圧が一定の液圧P 0 に維持されるた
め、スプリング154によるポペット152のセット荷
重、及び電磁コイル156が発する電磁力を、液圧P0
に応じた必要最小限の大きさに抑制することができる。
すなわち、スプリング154及び電磁コイル156の設
計に当たって、バルブ通路146の液圧の変動を考慮す
ることが不要である。このため、本実施例によれば、ス
プリング154、電磁コイル156、及び電磁コイル1
56へ電流を供給する電流ドライバの小型化を図ること
ができ、これにより、装置全体の低コスト化を実現する
ことが可能となっている。
ブ通路146の液圧が一定の液圧P 0 に維持されるた
め、スプリング154によるポペット152のセット荷
重、及び電磁コイル156が発する電磁力を、液圧P0
に応じた必要最小限の大きさに抑制することができる。
すなわち、スプリング154及び電磁コイル156の設
計に当たって、バルブ通路146の液圧の変動を考慮す
ることが不要である。このため、本実施例によれば、ス
プリング154、電磁コイル156、及び電磁コイル1
56へ電流を供給する電流ドライバの小型化を図ること
ができ、これにより、装置全体の低コスト化を実現する
ことが可能となっている。
【0057】なお、上記実施例においては、スプール弁
158によりバルブ146の液圧を一定に保持すること
としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、リ
リーフ弁など、一定の液圧を出力することが可能な任意
の形式の制御弁を用いることができる。また、上記実施
例においては、ポペット弁157の開路面積によって流
出流量Qを変化させることとしたが、本発明はこれに限
定されるものではなく、開路面積をゼロから連続的に変
化させることが可能な任意の形式の開閉弁を用いること
ができる。
158によりバルブ146の液圧を一定に保持すること
としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、リ
リーフ弁など、一定の液圧を出力することが可能な任意
の形式の制御弁を用いることができる。また、上記実施
例においては、ポペット弁157の開路面積によって流
出流量Qを変化させることとしたが、本発明はこれに限
定されるものではなく、開路面積をゼロから連続的に変
化させることが可能な任意の形式の開閉弁を用いること
ができる。
【0058】また、上記実施例においては、レギュレー
タ26が出力するレギュレータ圧P REを液圧制御装置3
2の液圧流入ポート32aに供給することとしたが、ア
キュムレータ30の蓄圧されたアキュムレータ圧PACC
を液圧流入ポート32aに直接供給することとしてもよ
い。すなわち、液圧制御装置32によれば、液圧流入ポ
ード32aに供給される液圧の変化にかかわらず制御圧
PC を高精度に制御することができるため、レギュレー
タ圧PREに比較して変動が大きいアキュムレータ圧P
ACC を液圧流入ポート32aに供給しても、ホイルシリ
ンダ圧PW/C の制御性に影響を与えることはない。
タ26が出力するレギュレータ圧P REを液圧制御装置3
2の液圧流入ポート32aに供給することとしたが、ア
キュムレータ30の蓄圧されたアキュムレータ圧PACC
を液圧流入ポート32aに直接供給することとしてもよ
い。すなわち、液圧制御装置32によれば、液圧流入ポ
ード32aに供給される液圧の変化にかかわらず制御圧
PC を高精度に制御することができるため、レギュレー
タ圧PREに比較して変動が大きいアキュムレータ圧P
ACC を液圧流入ポート32aに供給しても、ホイルシリ
ンダ圧PW/C の制御性に影響を与えることはない。
【0059】次に、図5を参照して、本発明の第2実施
例について説明する。図5は本実施例の液圧ブレーキ装
置の構成図である。本実施例の液圧ブレーキ装置は図示
しないECUにより制御される。本実施例において、上
記液圧制御装置32は各輪のホイルシリンダ圧を制御す
る液圧制御装置として適用されている。図5に示す如
く、本実施例の液圧ブレーキ装置はマスタシリンダ20
0を備えている。マスタシリンダ200はその内部に2
つの液圧室200a,200bを備えている。マスタシ
リンダ200にはストロークシミュレータ202を介し
てブレーキペダル204が連結されている。マスタシリ
ンダ200の液圧室200a,200bには、ブレーキ
ペダル204に付与される踏力に応じたマスタシリンダ
圧PM/C が発生する。
例について説明する。図5は本実施例の液圧ブレーキ装
置の構成図である。本実施例の液圧ブレーキ装置は図示
しないECUにより制御される。本実施例において、上
記液圧制御装置32は各輪のホイルシリンダ圧を制御す
る液圧制御装置として適用されている。図5に示す如
く、本実施例の液圧ブレーキ装置はマスタシリンダ20
0を備えている。マスタシリンダ200はその内部に2
つの液圧室200a,200bを備えている。マスタシ
リンダ200にはストロークシミュレータ202を介し
てブレーキペダル204が連結されている。マスタシリ
ンダ200の液圧室200a,200bには、ブレーキ
ペダル204に付与される踏力に応じたマスタシリンダ
圧PM/C が発生する。
【0060】後述する如く、本実施例の液圧ブレーキ装
置において、正常時には、ブレーキペダルが踏み込まれ
てもマスタシリンダ200の液圧室200a,200b
からホイルシリンダへブレーキフルードが流出すること
はない。そこで、本実施例においては、ストロークシミ
ュレータ202によって、ブレーキペダル204に踏力
に応じたストローク量を発生させることとしている。
置において、正常時には、ブレーキペダルが踏み込まれ
てもマスタシリンダ200の液圧室200a,200b
からホイルシリンダへブレーキフルードが流出すること
はない。そこで、本実施例においては、ストロークシミ
ュレータ202によって、ブレーキペダル204に踏力
に応じたストローク量を発生させることとしている。
【0061】マスタシリンダ200の液圧室200a,
200bにはリザーバタンク206が連通している。リ
ザーバタンク206にはポンプ208の吸入口へ至るリ
ザーバ通路210が連通している。ポンプ208はポン
プモータ212により駆動される。ポンプ208の吸入
口と吐出口との間にはリリーフ弁214が配設されてい
る。リリーフ弁214は、ポンプ208の吐出口側の液
圧が吸入口側の液圧に比して所定値以上高圧となった場
合に開弁するように構成されている。従って、リリーフ
弁214により、ポンプ208の吐出圧が過大となるこ
とが防止される。
200bにはリザーバタンク206が連通している。リ
ザーバタンク206にはポンプ208の吸入口へ至るリ
ザーバ通路210が連通している。ポンプ208はポン
プモータ212により駆動される。ポンプ208の吸入
口と吐出口との間にはリリーフ弁214が配設されてい
る。リリーフ弁214は、ポンプ208の吐出口側の液
圧が吸入口側の液圧に比して所定値以上高圧となった場
合に開弁するように構成されている。従って、リリーフ
弁214により、ポンプ208の吐出圧が過大となるこ
とが防止される。
【0062】ポンプ208の吐出口には、アキュムレー
タ216及び圧力スイッチ218,219が連通してい
る。圧力スイッチ218はポンプ208の吐出圧が上限
所定圧を越えた場合にオン信号を発する圧力スイッチで
ある。また、圧力スイッチ219はポンプ208の吐出
圧が下限所定圧を下回った場合にオン信号を発する圧力
スイッチである。圧力スイッチ218,219の発する
オン信号はECUへ供給される。ECUは、圧力スイッ
チ219からのオン信号を受信するとポンプモータ21
2を駆動する信号を発信し、圧力スイッチ218からの
オン信号を受信するとポンプモータ212を停止させる
信号を発信する。これによりアキュムレータ216には
所定範囲内のアキュムレータ圧PACC が蓄圧される。
タ216及び圧力スイッチ218,219が連通してい
る。圧力スイッチ218はポンプ208の吐出圧が上限
所定圧を越えた場合にオン信号を発する圧力スイッチで
ある。また、圧力スイッチ219はポンプ208の吐出
圧が下限所定圧を下回った場合にオン信号を発する圧力
スイッチである。圧力スイッチ218,219の発する
オン信号はECUへ供給される。ECUは、圧力スイッ
チ219からのオン信号を受信するとポンプモータ21
2を駆動する信号を発信し、圧力スイッチ218からの
オン信号を受信するとポンプモータ212を停止させる
信号を発信する。これによりアキュムレータ216には
所定範囲内のアキュムレータ圧PACC が蓄圧される。
【0063】ポンプ208の吐出口には、高圧通路22
0が連通している。高圧通路220は、左前輪FL及び
右前輪FRにそれぞれ対応する液圧制御装置32の液圧
流入ポート32aに連通していると共に、後輪増圧カッ
トバルブ222を介して、右後輪RR及び左後輪RLに
それぞれ対応する液圧制御装置32の液圧流入ポート3
2aに連通している。後輪増圧カットバルブ222は常
閉の電磁開閉バルブであり、ECUからオン信号を付与
されると開弁状態となる。
0が連通している。高圧通路220は、左前輪FL及び
右前輪FRにそれぞれ対応する液圧制御装置32の液圧
流入ポート32aに連通していると共に、後輪増圧カッ
トバルブ222を介して、右後輪RR及び左後輪RLに
それぞれ対応する液圧制御装置32の液圧流入ポート3
2aに連通している。後輪増圧カットバルブ222は常
閉の電磁開閉バルブであり、ECUからオン信号を付与
されると開弁状態となる。
【0064】液圧制御装置32の制御圧吸入ポート32
bには、それぞれ、各車輪のホイルシリンダ224,2
26,228,230へ至るホイルシリンダ通路23
2,234,236,238が連通している。また、液
圧制御装置32のドレインポート32cには、リザーバ
タンク206へ至るドレイン通路240が連通してい
る。
bには、それぞれ、各車輪のホイルシリンダ224,2
26,228,230へ至るホイルシリンダ通路23
2,234,236,238が連通している。また、液
圧制御装置32のドレインポート32cには、リザーバ
タンク206へ至るドレイン通路240が連通してい
る。
【0065】ホイルシリンダ224〜230には、それ
ぞれの液圧を検出する液圧センサ248,250,25
2,254が連通している。液圧センサ248〜254
の出力信号はECUに供給されている。ECUは、液圧
センサ248〜254の出力信号に基づいて、ホイルシ
リンダ224〜230の液圧を検出する。ホイルシリン
ダ224〜230のそれぞれには、また、リザーバタン
ク206へ至る減圧通路256,258,260,26
2が連通している。減圧通路256〜262には、それ
ぞれ、右前輪減圧制御バルブ264、左前輪減圧制御バ
ルブ266、右後輪減圧制御バルブ268、及び左後輪
減圧制御バルブ270が配設されている。右前輪減圧制
御バルブ264、左前輪減圧制御バルブ266、右後輪
減圧制御バルブ268、及び左後輪減圧制御バルブ27
0は、ECUから付与される駆動信号に応じてその開度
を変化させる。
ぞれの液圧を検出する液圧センサ248,250,25
2,254が連通している。液圧センサ248〜254
の出力信号はECUに供給されている。ECUは、液圧
センサ248〜254の出力信号に基づいて、ホイルシ
リンダ224〜230の液圧を検出する。ホイルシリン
ダ224〜230のそれぞれには、また、リザーバタン
ク206へ至る減圧通路256,258,260,26
2が連通している。減圧通路256〜262には、それ
ぞれ、右前輪減圧制御バルブ264、左前輪減圧制御バ
ルブ266、右後輪減圧制御バルブ268、及び左後輪
減圧制御バルブ270が配設されている。右前輪減圧制
御バルブ264、左前輪減圧制御バルブ266、右後輪
減圧制御バルブ268、及び左後輪減圧制御バルブ27
0は、ECUから付与される駆動信号に応じてその開度
を変化させる。
【0066】ポンプ208の吐出口には、また、マスタ
シリンダ200の液圧室200aへ至る液圧通路272
が連通している。液圧通路272にはメカニカル増圧弁
274が配設されている。メカニカル増圧弁274に
は、リザーバタンク206へ至る液圧通路276、及
び、ホイルシリンダ226へ至る液圧通路278が連通
している。メカニカル増圧弁274は、アキュームレー
タ216を液圧源として、マスタシリンダ圧PM/C を増
圧して液圧通路278へ出力する。
シリンダ200の液圧室200aへ至る液圧通路272
が連通している。液圧通路272にはメカニカル増圧弁
274が配設されている。メカニカル増圧弁274に
は、リザーバタンク206へ至る液圧通路276、及
び、ホイルシリンダ226へ至る液圧通路278が連通
している。メカニカル増圧弁274は、アキュームレー
タ216を液圧源として、マスタシリンダ圧PM/C を増
圧して液圧通路278へ出力する。
【0067】液圧通路272のメカニカル増圧弁274
とマスタシリンダ200との間の部位には、マスタシリ
ンダ圧PM/C を検出する液圧センサ280が配設されて
いる。液圧センサ280の出力信号はECUに供給され
ている。ECUは、液圧センサ280の出力信号に基づ
いて、マスタシリンダ圧PM/C を検出する。液圧通路2
78には、メカニカル増圧弁274側から順に、マスタ
シリンダカットバルブ282及び284が配設されてい
る。マスタシリンダカットバルブ282及び284は常
開の電磁開閉バルブであり、ECUからオン信号を付与
されると閉弁状態となる。液圧通路278のマスタシリ
ンダカットバルブ282と284との間の部位は、液圧
通路286を介して、ホイルシリンダ224と連通して
いる。
とマスタシリンダ200との間の部位には、マスタシリ
ンダ圧PM/C を検出する液圧センサ280が配設されて
いる。液圧センサ280の出力信号はECUに供給され
ている。ECUは、液圧センサ280の出力信号に基づ
いて、マスタシリンダ圧PM/C を検出する。液圧通路2
78には、メカニカル増圧弁274側から順に、マスタ
シリンダカットバルブ282及び284が配設されてい
る。マスタシリンダカットバルブ282及び284は常
開の電磁開閉バルブであり、ECUからオン信号を付与
されると閉弁状態となる。液圧通路278のマスタシリ
ンダカットバルブ282と284との間の部位は、液圧
通路286を介して、ホイルシリンダ224と連通して
いる。
【0068】マスタシリンダ200の液圧室200bに
は、液圧通路288が連通している。液圧通路288に
は、マスタシリンダカットバルブ290が配設されてい
る。マスタシリンダカットバルブ290は常開の電磁開
閉バルブであり、ECUからオン信号を付与されると閉
弁状態となる。液圧通路288の、マスタシリンダカッ
トバルブ290の下流側には、それぞれホイルシリンダ
228,230へ至る液圧通路292,294が連通し
ている。液圧通路294には、マスタシリンダカットバ
ルブ296が配設されている。マスタシリンダカットバ
ルブ296は常開の電磁開閉バルブであり、ECUから
オン信号を付与されると閉弁状態となる。
は、液圧通路288が連通している。液圧通路288に
は、マスタシリンダカットバルブ290が配設されてい
る。マスタシリンダカットバルブ290は常開の電磁開
閉バルブであり、ECUからオン信号を付与されると閉
弁状態となる。液圧通路288の、マスタシリンダカッ
トバルブ290の下流側には、それぞれホイルシリンダ
228,230へ至る液圧通路292,294が連通し
ている。液圧通路294には、マスタシリンダカットバ
ルブ296が配設されている。マスタシリンダカットバ
ルブ296は常開の電磁開閉バルブであり、ECUから
オン信号を付与されると閉弁状態となる。
【0069】次に、本実施例の液圧ブレーキ装置の動作
を説明する。ブレーキペダル204が踏み込まれると、
後輪増圧カットバルブ222、及びマスタシリンダカッ
トバルブ282,284,290,296の全てにオン
信号が付与される。従って、ブレーキペダル204が踏
み込まれると、ホイルシリンダ224,226,22
8,230とマスタシリンダ200との連通が遮断され
ると共に、高圧通路220が全ての液圧制御装置32の
液圧流入ポート32aと連通する。このため、ブレーキ
ペダル204が踏み込まれると、アキュームレータ圧P
ACC のブレーキフルードが各液圧制御装置32の液圧流
入ポート32aに供給され、制御圧吸入ポート32bか
ら流出するブレーキフルードはホイルシリンダ224〜
230へ流入する。従って、流出流量Qが制御されるこ
とで、各輪のホイルシリンダ圧PW/ C は所望の値に向け
て増圧される。また、右前輪減圧制御バルブ264、左
前輪減圧制御バルブ266、右後輪減圧制御バルブ26
8、及び左後輪減圧制御バルブ270の開度に応じてホ
イルシリンダ224〜230から流出するブレーキフル
ードの量が制御されることで、各輪のホイルシリンダ圧
PW/C は所望の値へ向けて減圧される。
を説明する。ブレーキペダル204が踏み込まれると、
後輪増圧カットバルブ222、及びマスタシリンダカッ
トバルブ282,284,290,296の全てにオン
信号が付与される。従って、ブレーキペダル204が踏
み込まれると、ホイルシリンダ224,226,22
8,230とマスタシリンダ200との連通が遮断され
ると共に、高圧通路220が全ての液圧制御装置32の
液圧流入ポート32aと連通する。このため、ブレーキ
ペダル204が踏み込まれると、アキュームレータ圧P
ACC のブレーキフルードが各液圧制御装置32の液圧流
入ポート32aに供給され、制御圧吸入ポート32bか
ら流出するブレーキフルードはホイルシリンダ224〜
230へ流入する。従って、流出流量Qが制御されるこ
とで、各輪のホイルシリンダ圧PW/ C は所望の値に向け
て増圧される。また、右前輪減圧制御バルブ264、左
前輪減圧制御バルブ266、右後輪減圧制御バルブ26
8、及び左後輪減圧制御バルブ270の開度に応じてホ
イルシリンダ224〜230から流出するブレーキフル
ードの量が制御されることで、各輪のホイルシリンダ圧
PW/C は所望の値へ向けて減圧される。
【0070】なお、本実施例の液圧ブレーキ装置におい
て、ホイルシリンダ224〜230の液圧はポンプ20
8を液圧源として制御される。従って、万一、ポンプ2
08から各ホイルシリンダ224〜230へ至る系統
(以下、主液圧系統と称す)に失陥が生ずると、各ホイ
ルシリンダの液圧を昇圧させることができなくなってし
まう。
て、ホイルシリンダ224〜230の液圧はポンプ20
8を液圧源として制御される。従って、万一、ポンプ2
08から各ホイルシリンダ224〜230へ至る系統
(以下、主液圧系統と称す)に失陥が生ずると、各ホイ
ルシリンダの液圧を昇圧させることができなくなってし
まう。
【0071】そこで、本実施例においては、主液圧系統
に失陥が生じたことが検出された場合には、ECUが後
輪増圧カットバルブ222、及びマスタシリンダカット
バルブ282,284,290,296のへのオン信号
の供給を遮断する。この場合、前輪側のホイルシリンダ
224,226はメカニカル増圧弁274に連通すると
共に、後輪側のホイルシリンダ228,230はマスタ
シリンダ200の液圧室200bに連通する。従って、
ホイルシリンダ224,226には、マスタシリンダ圧
PM/C がメカニカル増圧弁274によって増圧されて付
与され、ホイルシリンダ228,230にはマスタシリ
ンダ圧PM/C が直接付与される。
に失陥が生じたことが検出された場合には、ECUが後
輪増圧カットバルブ222、及びマスタシリンダカット
バルブ282,284,290,296のへのオン信号
の供給を遮断する。この場合、前輪側のホイルシリンダ
224,226はメカニカル増圧弁274に連通すると
共に、後輪側のホイルシリンダ228,230はマスタ
シリンダ200の液圧室200bに連通する。従って、
ホイルシリンダ224,226には、マスタシリンダ圧
PM/C がメカニカル増圧弁274によって増圧されて付
与され、ホイルシリンダ228,230にはマスタシリ
ンダ圧PM/C が直接付与される。
【0072】なお、ポンプ208自体に失陥が生じた場
合には、メカニカル増圧弁274による増圧機能は発揮
されない。しかし、この場合にも、メカニカル増圧弁2
74はマスタシリンダ圧PM/C に等しい液圧をホイルシ
リンダ224,226に供給する。従って、本実施例に
よれば、主液圧系統に失陥が生じた場合にも、各ホイル
シリンダの液圧を少なくともマスタシリンダ圧に等しい
値まで確実に昇圧させることができる。
合には、メカニカル増圧弁274による増圧機能は発揮
されない。しかし、この場合にも、メカニカル増圧弁2
74はマスタシリンダ圧PM/C に等しい液圧をホイルシ
リンダ224,226に供給する。従って、本実施例に
よれば、主液圧系統に失陥が生じた場合にも、各ホイル
シリンダの液圧を少なくともマスタシリンダ圧に等しい
値まで確実に昇圧させることができる。
【0073】本実施例においては、変動が比較的大きい
アキュムレータ圧PACC が液圧制御装置32の液圧流入
ポート32aに付与される。しかしながら、上述の如
く、液圧制御装置32によれば、液圧流入ポート32a
に付与される液圧が変動した場合にも、流出流量Qを高
精度に制御することができる。従って、本実施例によれ
ば、アキュムレータ圧PACC の比較的大きな変動にもか
かわらず、ホイルシリンダ圧PW/C を高精度に制御する
ことができる。
アキュムレータ圧PACC が液圧制御装置32の液圧流入
ポート32aに付与される。しかしながら、上述の如
く、液圧制御装置32によれば、液圧流入ポート32a
に付与される液圧が変動した場合にも、流出流量Qを高
精度に制御することができる。従って、本実施例によれ
ば、アキュムレータ圧PACC の比較的大きな変動にもか
かわらず、ホイルシリンダ圧PW/C を高精度に制御する
ことができる。
【0074】また、上述の如く、液圧制御装置32によ
れば、制御圧吸入ポート32bから流出するブレーキフ
ルードの流量Qをゼロを下限とする範囲にわたって変化
させることができる。従って、本実施例の液圧ブレーキ
装置によれば、各輪のホイルシリンダ圧PW/C を大気圧
が下限となるように制御することができる。なお、上記
第1及び第2実施例においては、液圧制御装置32が液
圧ブレーキ装置においてホイルシリンダ圧PW/C を制御
する制御弁として適用された場合について説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、流量をゼロが
下限となるように制御することが要求される任意の液圧
システムに適用することができる。
れば、制御圧吸入ポート32bから流出するブレーキフ
ルードの流量Qをゼロを下限とする範囲にわたって変化
させることができる。従って、本実施例の液圧ブレーキ
装置によれば、各輪のホイルシリンダ圧PW/C を大気圧
が下限となるように制御することができる。なお、上記
第1及び第2実施例においては、液圧制御装置32が液
圧ブレーキ装置においてホイルシリンダ圧PW/C を制御
する制御弁として適用された場合について説明したが、
本発明はこれに限定されるものではなく、流量をゼロが
下限となるように制御することが要求される任意の液圧
システムに適用することができる。
【0075】なお、上記実施例においては、液圧流入ポ
ート32aが請求項1に記載した吸入ポートに、制御圧
吸入ポート32bが請求項1に記載した吐出ポートに、
スプール弁158が請求項1に記載した供給圧一定化手
段に、ポペット弁157が請求項1に記載した流路面積
変化手段に、それぞれ相当している。
ート32aが請求項1に記載した吸入ポートに、制御圧
吸入ポート32bが請求項1に記載した吐出ポートに、
スプール弁158が請求項1に記載した供給圧一定化手
段に、ポペット弁157が請求項1に記載した流路面積
変化手段に、それぞれ相当している。
【0076】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、フルード
の流量をゼロを下限とする範囲にわたって制御すること
ができる。従って、本発明に係る液圧制御装置を、例え
ば液圧ブレーキ装置等、より広範囲の液圧システムに適
用することができる。
の流量をゼロを下限とする範囲にわたって制御すること
ができる。従って、本発明に係る液圧制御装置を、例え
ば液圧ブレーキ装置等、より広範囲の液圧システムに適
用することができる。
【図1】本発明の一実施例である液圧ブレーキ装置のシ
ステム構成図である。
ステム構成図である。
【図2】本実施例の特徴部である液圧制御装置の断面図
である。
である。
【図3】バルブ通路にレギュレータ圧PREが直接供給さ
れた場合において、レギュレータ圧PREが変化したとき
の励磁電流Iと流出流量Qとの関係を示す図である。
れた場合において、レギュレータ圧PREが変化したとき
の励磁電流Iと流出流量Qとの関係を示す図である。
【図4】本実施例の液圧制御装置の励磁電流と流出流量
Qとの関係を示す図である。
Qとの関係を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例である液圧ブレーキ装置の
システム構成図である。
システム構成図である。
32 液圧制御装置 32a 液圧流入ポート 32b 制御圧吸入ポート 122 シリンダ部 124 スプール 134、154 スプリング 148 シート 152 ポペット 157 ポペット弁 158 スプール弁
Claims (1)
- 【請求項1】 吸入ポートに供給されたフルードを吐出
ポートから吐出する液圧制御装置であって、 前記吸入ポートに供給されたフルードを一定の液圧に調
圧する供給圧一定化手段と、 前記供給圧一定化手段から前記吐出ポートへ至る流路の
流路面積を変化させる流路面積変化手段と、を備えるこ
とを特徴とする液圧制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14412097A JPH10332011A (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 液圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14412097A JPH10332011A (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 液圧制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10332011A true JPH10332011A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15354665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14412097A Pending JPH10332011A (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 液圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10332011A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005528567A (ja) * | 2002-06-01 | 2005-09-22 | ハルキー − ロバーツ コーポレイション | モジュール式圧力逃し弁 |
| CN103038519A (zh) * | 2010-06-11 | 2013-04-10 | 空中客车作业有限公司 | 顺序阀组件以及用于操作顺序阀组件的方法 |
-
1997
- 1997-06-02 JP JP14412097A patent/JPH10332011A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005528567A (ja) * | 2002-06-01 | 2005-09-22 | ハルキー − ロバーツ コーポレイション | モジュール式圧力逃し弁 |
| CN103038519A (zh) * | 2010-06-11 | 2013-04-10 | 空中客车作业有限公司 | 顺序阀组件以及用于操作顺序阀组件的方法 |
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