JPH10332023A - 開閉弁 - Google Patents

開閉弁

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Publication number
JPH10332023A
JPH10332023A JP13841797A JP13841797A JPH10332023A JP H10332023 A JPH10332023 A JP H10332023A JP 13841797 A JP13841797 A JP 13841797A JP 13841797 A JP13841797 A JP 13841797A JP H10332023 A JPH10332023 A JP H10332023A
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JP
Japan
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valve
motor
gear
spring
valve member
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Application number
JP13841797A
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English (en)
Inventor
Shigeru Yoshiyama
茂 吉山
Koichi Inagaki
幸一 稲垣
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型化することなく流体漏れ量を低減する開
閉弁を提供する。 【解決手段】 ウォームギア21とギア30のはす歯3
0bとは、モータ20からギア30に駆動力は伝達する
が、ギア30からモータ20に駆動力が伝達しない噛み
合い角度になっている。スプリング34はギア30から
シャフト32への駆動力伝達経路中に介在している。弁
部材が弁座に着座した後もDCモータ20がさらに閉弁
方向に回転してスプリング34を巻き上げ、スプリング
34を弾性変形させるので、スプリング34の付勢力が
スプール37を含む弁部材を弁座に押しつける方向に働
く。したがって、開閉弁の閉弁時、弁部材と弁座との当
接箇所から蒸発燃料が漏れることを抑制できる。また、
スプリング34の付勢力がギア30の開弁方向に働いて
もウォームギア21とギア30との噛み合いがロックす
るので、DCモータ20への通電をオフしても開閉弁が
確実に閉弁する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体通路を開閉す
る開閉弁に関するもので、例えば蒸発燃料吸着システム
に用いられる蒸発燃料吸着装置(以下、「蒸発燃料吸着
装置」をキャニスタという)の大気側に接続する開閉弁
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばエンジン停止時に発生
する蒸発燃料をキャニスタに吸着させる蒸発燃料吸着シ
ステムにおいて、キャニスタの内外を連通または遮断す
るためにキャニスタの大気側に開閉弁が接続されてい
る。蒸発燃料吸着システムでは、エンジン運転時に開閉
弁を開弁してキャニスタの外部から大気を取入れてキャ
ニスタの活性炭が捕らえた蒸発燃料を離脱させ、離脱し
た蒸発燃料を燃料吸気管側に吸込ませることで蒸発燃料
吸着用の活性炭を浄化している。また、エンジン停止時
に開閉弁を開弁し、蒸発燃料を活性炭に吸着させてい
る。
【0003】ここで、キャニスタに接続される開閉弁の
閉弁時に弁部材と弁座との当接箇所から蒸発燃料が漏れ
ると、開閉弁から蒸発燃料が大気側に漏れる。蒸発燃料
が大気側に漏れると、排気ガス中に排出される未燃成分
としてのHCを含む車両全体から排出されるHC量に占
める蒸発燃料の割合が増加する。現状のガソリン車の場
合、車両から排出されるHCの殆どが蒸発燃料で占めら
れている。車両からのHC排出量の厳しい制限が要求さ
れている今日、蒸発燃料の漏れは大きな問題となってい
る。
【0004】また、蒸発燃料の漏れ量を試験する場合、
キャニスタの大気側に接続した開閉弁から蒸発燃料が漏
れると、蒸発燃料吸着システムにおいて開閉弁以外の箇
所における蒸発燃料の漏れ量測定精度が低下する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】開閉弁を電磁弁で構成
する場合、閉弁方向に弁部材を付勢するスプリングのば
ね定数を大きくすることにより閉弁時の閉弁力を高めて
弁座と弁部材との当接箇所からの燃料漏れを低減するこ
とができる。しかし、スプリングのばね定数を大きくす
ると、スプリングの付勢力に抗して弁部材を吸引するた
めにソレノイドの体格を大きくする必要があるので、開
閉弁が大型化する。また電磁弁において、弁部材のリフ
ト量を大きくし開弁時の流体流量を増加するためには、
やはりソレノイドの体格を大きくしなければならず、開
閉弁が大型化するという問題がある。
【0006】また、トルクの大きなステッピングモータ
を弁部材の駆動源として用い、ステッピングモータの駆
動力により弁座に弁部材を押しつけて弁座と弁部材との
当接箇所からの燃料漏れを低減することも可能である。
しかし、ステッピングモータは高価であり、製造コスト
が上昇するという問題がある。本発明の目的は、大型化
することなく流体漏れ量を低減する開閉弁を提供するこ
とにある。
【0007】本発明の他の目的は、大型化することなく
流体漏れ量を低減する開閉弁を安価に提供することにあ
る。本発明の他の目的は、大型化することなく通電オフ
時に閉弁する開閉弁を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
開閉弁によると、弁部材が弁座に着座した後も弁座に弁
部材を押しつける方向にモータを回転させることにより
弾性手段が弾性変形し、弾性手段の弾性力が弁座に弁部
材を押しつける方向に加わる。したがって、大きな弾性
力を弁部材の閉弁方向に加えることができるので、弁座
と弁部材との当接箇所からの漏れ量を低減できる。
【0009】さらに、モータにより弁部材を駆動するの
で、モータの体格を大きくすることなく開弁時における
弁部材のリフト量を大きくすることができる。したがっ
て、開閉弁を大型化することなく開弁時の流体流量を増
加することができる。本発明の請求項2記載の開閉弁に
よると、駆動力伝達手段はモータから弁部材に向かう一
方向だけに駆動力を伝達するので、閉弁時において弾性
手段の弾性力がモータを開弁方向に回転させようと作用
しても駆動力伝達手段がロックし、モータが開弁方向に
回転しない。したがって、所定の閉弁力を保持した状態
で確実に開閉弁を閉弁させることができる。さらに、モ
ータへの通電をオフしても所定の閉弁力を保持できるの
で、例えば安価なDCモータを駆動源として用い、製造
コストを低減することができる。
【0010】本発明の請求項3記載の開閉弁によると、
閉弁力が所定の値になるとモータへの通電をオフするの
で、モータへの通電時間を短縮し、モータの寿命を延ば
すことができる。本発明の請求項4記載の開閉弁による
と、弾性手段としてコイルスプリングを用い、モータギ
アと噛み合うギアの内側にコイルスプリングを配設する
ことにより、開閉弁の軸長を延ばすことなく開閉弁に弾
性手段を組付けることができる。
【0011】本発明の請求項5記載の開閉弁によると、
モータへの通電オフ時に付勢手段の付勢力により弁部材
が弁座に着座する。したがって、断線や制御装置の故障
等のフェイル時にモータへの通電が遮断されても開閉弁
が閉弁する。さらに、モータで弁部材を駆動することに
より、モータの体格を大きくすることなく開弁時におけ
る弁部材のリフト量を大きくすることができる。したが
って、開閉弁を大型化することなく開弁時の流体流量を
増加することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。本発明の一実施例による開閉弁をオン
ボードダイアグノシスII(以下、「OBD−II」とい
う。)システムに用いたシステム概要図を図4に示す。
図4に示すOBD−IIシステムは、燃料タンク101と
キャニスタ102とを連通する配管103、ならびにキ
ャニスタ102と吸気管104とを連通する配管105
から発生するエバポエミッションのリークチェックを実
施するシステムである。このシステム構成の概要を説明
する。
【0013】燃料タンク101は配管103を介してキ
ャニスタ102に連通している。この配管103には一
定時間後の圧力上昇を検知する圧力センサ107が接続
されている。キャニスタ102は開閉弁1と接続してい
るとともに、配管105を介してパージバルブ108の
一端にも接続している。そして、パージバルブ108の
他端は吸気管104に接続している。
【0014】このシステムにおいて、燃料タンク101
と、配管103、105から発生するエバポエミッショ
ンのリークチェックは次に示す順序により行われる。開
閉弁1を閉じ、パージバルブ108を開放することによ
り、吸気管104から所定の負圧を配管105、配管1
03側へ導入し、導入後、パージバルブ108を閉じる
ことでエバポエミッションを完全に遮蔽する。一定時間
経過したのち、圧力センサ107がどれくらい圧力ダウ
ンしたかを測定することでエバポエミッションのリーク
チェックが行われる。
【0015】次に、開閉弁1の構造を詳細に説明する。
図2に示すように、開閉弁1はモータ駆動の電動弁であ
る。開閉弁1の通路部材11に流体通路100が形成さ
れている。流体通路100の流入口100aは大気側に
開放され、流出口100bはキャニスタ102に接続さ
れている。流入口100aの反大気側の通路部材11
に、後述するパッキン51が着座する弁座11aが形成
されている。ケース12はボルト14により通路部材1
1にねじ止めされており、ケース12内は大気開放され
ている。支持部材13はケース12と通路部材11との
間に挟持されている。後述するギア30およびシャフト
32は支持部材13の上端13aに回動可能に載置さ
れ、ケース12に固定されたロッド31を回転軸として
いる。
【0016】図1および図2に示すように、中空状に形
成されたギア30の中央部に半円状の軸受け30aが形
成されており、軸受け30aがケース12に固定された
ロッド31を取り囲んでいる。ギア30の外周にはす歯
30bが形成されており、このはす歯30bにDCモー
タ20とともに回動するウォームギア21が噛み合って
いる。DCモータ20にはコネクタ22から電力が供給
される。ウォームギア21とギア30のはす歯30bと
は、ウォームギア21の回転変位をギア30の回転変位
に変換する一方向のみ可能にするように噛み合ってい
る。つまり、ウォームギア21が回動するとギア30は
回動するが、ギア30が回動しようとしてもウォームギ
ア21は回動しない。
【0017】図1に示すように、ギア30の閉弁側の一
部に、第1切欠30c、第2切欠30dが周方向に階段
状に形成されている。第1切欠30cは第2切欠30d
よりも切欠量が多い。リミットスイッチ23、24はギ
ア30の回転角度を検知するためのものである。リミッ
トスイッチ23は第2切欠30dよりもはす歯30b側
の第1切欠30cおよびギア30外周面に位置し、リミ
ットスイッチ24は第2切欠30dおよびギア30の外
周面に位置している。
【0018】シャフト32は、ギア30側から係止部3
3、フランジ部35、外周壁に雄ねじが形成された歯部
36の順に形成されている。係止部33は半円状に形成
され、この係止部33を抱き込むように、係止部33の
端部33a、33bに弾性手段としてのスプリング34
が係止されている。スプリング34はコイルスプリング
で構成されている。スプリング34はギア30の内周側
に配設され、ギア30からシャフト32への駆動力伝達
経路中に介在している。ギア30の軸受け30aは係止
部33内に位置している。ギア30の回動により軸受け
30aの周方向のいずれか一端がスプリング34の一端
と当接することにより、ギア30の回転力がシャフト3
2に伝達する。図2に示す開弁時において、スプリング
34に付勢力は発生していない。
【0019】図2に示すように、スプール37は有底円
筒状に形成されており、閉弁側から小径部、小径部より
も外径の大きい大径部がこの順に設けられている。スプ
ール37は支持部材13に往復移動可能に支持されてい
る。スプール37の開口側外周壁に設けた突起37aは
支持部材13に設けた案内溝13bに嵌合しているの
で、スプール37の回動が規制されている。図1に示す
ように、スプール37の内周壁に歯部36の雄ねじと噛
み合う雌ねじ37bが形成されている。シャフト32の
雄ねじとスプール37の雌ねじ37bとの噛み合いは、
シャフト32の回転変位とスプール37の往復移動とを
双方向に変換する構成になっている。つまり、シャフト
32が回動することによりスプール37は案内溝13b
に沿って回動することなく往復移動し、スプール37が
往復移動することによりシャフト32は回動する。スプ
ール37の底部外側に形成された突部37cは後述する
プレート50に形成した凹部50aに嵌合している。
【0020】ウォームギア21、ギア30、シャフト3
2およびスプール37は、DCモータ20の回転力をス
プール37を直線方向に往復駆動する駆動力に変換して
伝達する駆動力伝達手段を構成している。また、スプー
ル37、後述するプレート50およびパッキン51は弁
部材を構成している。シール部材41は例えばアクリル
ゴムで形成されており、補強板40とともに支持部材1
3と通路部材11との間に挟持されている。シール部材
41はスプール37と摺動するように軸方向に離隔して
環状に形成された二個のリップを有している。シール部
材41の外周に嵌め込まれたリング42によりシール部
材41の各リップはスプール37の外周壁に弾性力をも
って当接しているので、シール部材41はスプール37
の閉弁方向から開弁方向への蒸発燃料の漏れを防止する
ことができる。
【0021】図2に示すゴム製のパッキン51は接着等
によりプレート50に取付けられている。パッキン51
の外周縁に閉弁側に突出した環状の当接部51aが形成
されており、この当接部51aは弁座11aに着座可能
である。スプリング52はプレート50を開弁側に付勢
している。次に、開閉弁1の作動について説明する。以
下に述べる時計回りおよび反時計回りは、DCモータ2
0およびウォームギア21においては図2および図3の
図面上における回転方向を表し、その他の部材において
は図1、図2および図3の上方からみた回転方向を表し
ている。
【0022】(1) 図2に示す開弁状態からDCモータ2
0を反時計回りに回転すると、図1に示すウォームギア
21とはす歯30bとの噛み合いによりギア30は反時
計回りに回転する。ギア30の反時計回りへの回転に伴
い軸受け30aが係止部33の端部33aに係止してい
るスプリング34と当接することにより、ギア30の回
転がシャフト32に伝達しシャフト32は反時計回りに
回転する。シャフト32が反時計回りに回転すると、歯
部36の雄ねじとスプール37の雌ねじ37bとの噛み
合いにより、案内溝13bに突起37aが案内されなが
らスプール37は回転することなくスプリング52の付
勢力に抗して図2の下方、つまり閉弁方向に移動する。
【0023】スプール37が閉弁方向に移動し、パッキ
ン51の当接部51aが弁座11aに着座すると、流入
口100aと流出口100bとの連通が遮断され、キャ
ニスタ102と大気側との連通が遮断される。当接部5
1aが弁座11aに着座してもDCモータ20はさらに
回転し、軸受け30aがスプリング34を反時計回りに
巻き上げ、弾性変形させる。巻き上げられたスプリング
34の弾性力、つまり付勢力により、シャフト32から
スプール37、プレート50を介してパッキン51がよ
り大きな力で弁座11aに押しつけられる。これに伴い
当接部51aが弾性変形し、当接部51aと弁座11a
とのシール面積が大きくなる。
【0024】スプリング34を巻き上げながらギア30
が反時計回りに回転し、図1に示す第1切欠30cをリ
ミットスイッチ23が検出すると、DCモータ20への
通電がオフされる。DCモータ20への通電がオフされ
ると、スプリング52の付勢力によりスプール37が開
弁方向に移動し、シャフト32を時計回りに回転させよ
うとする。しかし、ウォームギア21とギア30との噛
み合いにより、ギア30の時計回りへの回転が阻止され
るので、スプリング34の付勢力が保持される。したが
って、スプール37の開弁方向への動きが規制されるの
で、パッキン51は所定の閉弁力により弁座11aに当
接した状態を保持される。このときの開閉弁1の閉弁状
態を図3に示す。
【0025】(2) 図3に示す閉弁状態からDCモータ2
0に通電し、DCモータ20を時計回りに回転すると、
ギア30も時計回りに回転する。ギア30が時計回りに
回転することにより、パッキン51が弁座11aに着座
した状態でスプリング34が巻き戻される。スプリング
34が巻き戻されることにより、パッキン51を弁座1
1aに押しつける閉弁力が低下する。
【0026】スプリング34が巻き戻され、図1に示す
軸受け30aが係止部の端部33bに係止しているスプ
リング34に当接することによりギア30の時計回りの
回転力がシャフト32に伝達し、シャフト32は時計回
りに回転する。シャフト32が時計回りに回転すると、
スプール37は図3の上方、つまり開弁方向に移動す
る。
【0027】スプール37が開弁方向に移動すると、ス
プリング52の付勢力によりパッキン51およびプレー
ト50がスプール37とともに開弁方向に移動し、パッ
キン51が弁座11aから離座する。すると、流入口1
00aと流出口100bとが連通し、流入口100aか
ら流出口100bに大気が流れ込む。そして、流出口1
00bからキャニスタ102に大気が供給され、蒸発燃
料が吸気管104に供給される。
【0028】ギア30がさらに時計回りに回転し、図1
に示すリミットスイッチ24が第2切欠30dの反時計
回り側に位置するギア30の外周面を検出すると、DC
モータ20への通電がオフされる。このとき、図2に示
すようにプレート50の開弁側外周縁がスプリング52
の付勢力によりシール部材41に押し当てられるので、
流体通路100からスプール37とシール部材41との
シール箇所に蒸発燃料が漏れることを抑制できる。
【0029】以上説明した本発明の実施の形態を示す上
記実施例では、パッキン51が弁座11aに着座した後
もDCモータ20がさらに閉弁方向に回転してスプリン
グ34を巻き上げ、スプリング34を弾性変形させる。
これにより、スプリング34の付勢力がパッキン51を
弁座11aに押しつけるので、大きな力でパッキン51
が弁座11aに押しつけられる。したがって、開閉弁1
の閉弁時、パッキン51と弁座11aとの当接箇所から
蒸発燃料が漏れることを抑制できる。
【0030】また本実施例では、ウォームギア21とギ
ア30との噛み合いは、DCモータ20の回転力をギア
30に伝達するだけであり、ギア30が回動しようとし
てもウォームギア21とギア30との噛み合いがロック
するので、ギア30の回動がDCモータ20に伝達しな
い。つまり、DCモータ20によって巻き上げられたス
プリング34の弾性力が弁座11aにパッキン51を押
しつけるとともに、開弁方向にギア30を回転させるよ
うに作用しても、ウォームギア21とギア30との噛み
合いがロックする。したがって、所定の閉弁力を保持し
た状態で確実に開閉弁1が閉弁する。
【0031】さらに、DCモータ20への通電をオフす
ることによりDCモータ20に駆動力が発生しなくな
り、スプリング34の付勢力がギア30を開弁方向に回
転させようとしても、ウォームギア21とギア30との
噛み合いがロックするので、DCモータ20が開弁方向
に回転しない。したがって、ステッピングモータを用い
なくても所定の閉弁力を保持できるので、本実施例のよ
うに安価なDCモータ20を駆動源として用い、製造コ
ストを低減することができる。また、閉弁時にDCモー
タ20への通電をオフするので、DCモータ20の作動
時間が短縮され、DCモータ20の作動寿命が延びる。
ただし本発明では、DCモータに代えてステッピングモ
ータを用いることも可能である。
【0032】また本実施例では、ギア30からシャフト
32に駆動力を伝達するスプリング34をコイルスプリ
ングで構成し、スプリング34をギア30内に収容した
ことにより、開閉弁1の軸長を延ばすことなくスプリン
グ34を組付けることができる。コイルスプリング34
に代えて、例えば渦巻きばね等の他の弾性部材を用いる
ことも可能である。
【0033】本実施例の開閉弁は閉弁または開弁の二状
態を有するだけであるが、DCモータ20に供給する電
力を制御することにより、流体通路を開閉するとともに
流体通路の流量を制御する開閉弁として用いることもで
きる。上記本実施例では、DCモータ20の両方向の回
転にともないスプール37が往復移動した。しかし、例
えば、本実施例で開弁方向にプレート50を付勢して
いるスプリング52の付勢方向を閉弁方向にプレート5
0を付勢するように変更し、かつ付勢力を調整する。
スプール37とプレート50とを一体に往復移動するよ
うに固定する。開弁方向にギア30が回転すると、通
電オフ時にDCモータ20も開弁方向に回転するように
DCモータ20のウォームギア21とギア30との噛み
合い角度を調整する。以上、およびの構成を採用
することにより、DCモータ20への通電オフ時にスプ
リング52の付勢力により開閉弁は閉弁し、DCモータ
20への通電をオンしてプレート50を閉弁方向に付勢
するスプリング52の付勢力に抗してDCモータ20を
開弁方向に回転させれば、開閉弁が開弁する。このよう
に、DCモータ20への通電オン時に開弁し、かつDC
モータ20への通電オフ時に閉弁するように開閉弁を構
成することにより、断線やDCモータへの通電を制御す
る制御装置の故障等のフェイルが発生しDCモータ20
への通電ができなくなっても、開閉弁を閉弁することが
できる。したがって、フェイルによりDCモータ20へ
の通電が遮断された場合でも、キャニスタ102の大気
側に接続する開閉弁が閉弁するので、開閉弁のフェイル
時に開閉弁が開弁したままになり、蒸発燃料が大気側に
漏れ続けることを防止できる。
【0034】また本実施例では、蒸発燃料吸着システム
におけるキャニスタ102の大気側に接続する開閉弁に
本発明の構成を適用したが、流体通路からの流体の漏れ
をほぼ0にすることを要求される開閉弁に本発明の構成
を適用すると効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による開閉弁の駆動力伝達系
を示す分解図である。
【図2】本実施例による開閉弁の開弁状態を示す縦断面
図である。
【図3】本実施例による開閉弁の閉弁状態を示す縦断面
図である。
【図4】本発明の実施例による開閉弁をOBD−IIシス
テムに適用したシステム概要図である。
【符号の説明】
1 開閉弁 20 DCモータ 21 ウォームギア(駆動力伝達手段) 30 ギア(駆動力伝達手段) 32 シャフト(駆動力伝達手段) 34 スプリング(弾性手段) 37 スプール(駆動力伝達手段、弁部材) 41 シール部材 50 プレート(弁部材) 51 パッキン(弁部材) 100 流体通路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、弁座から離座ならびに前記弁
    座に着座することにより流体通路を開閉する弁部材と、 前記モータの駆動力を前記弁部材に伝達する駆動力伝達
    手段と、 前記駆動力伝達手段の駆動力伝達経路中に介在する弾性
    手段とを備え、 前記弁部材が前記弁座に着座した後も前記弁座に前記弁
    部材を押しつける方向に前記モータを回転させて前記弾
    性手段を弾性変形させることにより、前記弁座に前記弁
    部材を押しつける方向に前記弾性手段の弾性力が加わる
    ことを特徴とする開閉弁。
  2. 【請求項2】 前記駆動力伝達手段は、前記モータから
    前記弁部材に向かう一方向だけに駆動力を伝達すること
    を特徴とする請求項1記載の開閉弁。
  3. 【請求項3】 前記弁座に前記弁部材を押しつける閉弁
    力が所定の値になると前記モータへの通電をオフするこ
    とを特徴とする請求項2記載の開閉弁。
  4. 【請求項4】 前記弾性手段はコイルスプリングであ
    り、前記コイルスプリングは、モータギアと噛み合うギ
    アの内側に配設されていることを特徴とする請求項1、
    2または3記載の開閉弁。
  5. 【請求項5】 弁座から離座ならびに前記弁座に着座す
    ることにより流体通路を開閉する弁部材と、 前記弁座に前記弁部材を付勢する付勢手段と、 前記付勢手段の付勢力に抗して前記弁部材を開弁方向に
    駆動するモータとを備え、 前記モータへの通電オフ時、前記弁部材は前記付勢手段
    の付勢力により前記弁座に着座することを特徴とする開
    閉弁。
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