JPH10337645A - 研削方法およびその研削方法により加工されたガラスレンズ - Google Patents

研削方法およびその研削方法により加工されたガラスレンズ

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JPH10337645A
JPH10337645A JP10020098A JP2009898A JPH10337645A JP H10337645 A JPH10337645 A JP H10337645A JP 10020098 A JP10020098 A JP 10020098A JP 2009898 A JP2009898 A JP 2009898A JP H10337645 A JPH10337645 A JP H10337645A
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grindstone
glass material
optical glass
grinding
fine particles
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JP10020098A
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English (en)
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Junichi Ikeno
順一 池野
Naoyuki Kishida
尚之 岸田
Masaru Saeki
優 佐伯
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 素材からの形状創成と鏡面化を同時に行う研
削方法およびその研削方法により加工されたガラスレン
ズを提供する。 【解決手段】 本願発明に係る研削方法は、被加工物に
対して砥石を切り込むことで所望の形状を創成する研削
方法において、微粒子を含む液状の研磨材5を砥石3に
対して供給するとともに帯電した微粒子を上記砥石5に
付着させる工程と、創成すべき形状1aに沿って上記砥
石3を切り込む工程と、を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微粒子の電気泳動
現象を利用した研削方法およびその研削方法により加工
されたガラスレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】微粒子の電気泳動現象を利用した研削方
法としては、1996年度精密工学会春季大会で報告さ
れた『超微粒子の電気泳動現象を利用した研削法に関す
る研究(第1報)』がある。
【0003】上記文献には、導電性の砥石と、砥石に対
して対向配置した被加工物および電極と、電極が陰極
に、砥石が陽極となるよう接続した直流電源と、電極と
砥石との間に負に帯電したシリカ微粒子(コロイダルシ
リカ)を分散した研削液を供給する手段と、より構造さ
れた研削装置が記載されている。
【0004】上記文献によると、上記研削装置を用い、
電極と砥石との間に研削液を供給しつつ、直流電源によ
り電極に負の電圧を印加するとともに直流電源により砥
石に正の電圧を印加し、電気泳動現象によりシリカ微粒
子を砥石に付着させ、この状態で砥石により被加工物に
対して微小な切り込みを与え、吸着したシリカ微粒子を
加工砥粒(研削の切れ刃)として被加工物に作用させる
ことで、被加工物にダメージの少ない研削加工を行い、
被加工面を鏡面に仕上げることが記載されている。
【0005】上記方法は、被加工物の被加工面に予め所
望の形状が創成されていて、その表面を切り込みにより
わずかに除去して鏡面化するような加工、例えば、半導
体のように、研削加工による研削代が微小で、研削加工
による材料内部の歪みなどを極力少なくする必要がある
加工物に対しては有効である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術によると、砥石に対して電気的に吸着されたシリ
カ微粒子の保持力は、研削加工の際の加工力よりもはる
かに小さいので、大きな切り込みを与えて加工力が大き
くなると、シリカ微粒子は砥石から脱落してしまう。
【0007】従って、シリカ微粒子の脱落を防ぎ、シリ
カ微粒子を加工砥粒として作用させるためには、砥石の
切り込みを数μm以下と微小なものにせざるを得ない。
切り込みが数μm以下では、多くの研削代を研削しなけ
ればならないような場合、例えばレンズ等の光学素子を
研削代が多いガラスブランク(光学ガラス素材)から創
成するような研削加工における切り込みとしては不充分
である。
【0008】本発明は、上記課題に鑑み、光学ガラス素
材からの形状創成と鏡面化とを同時に行うことのできる
研削方法およびその研削方法により加工されたガラスレ
ンズを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、光学
ガラス素材に対して砥石を切り込むことで所望の形状を
創成する研削方法において、帯電した微粒子を含む液状
の研磨材を砥石に対して供給するとともに上記微粒子を
上記砥石に対して電気的に付着させる工程と、創成すべ
き形状に沿って上記砥石を切り込む工程と、を有するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、光学ガラス素材に対し
て砥石を切り込み、光学ガラス素材に対する創成加工
と、創成した形状の表面の仕上加工とを行う研削方法に
おいて、光学ガラス素材に対する切り込みを行う創成加
工面と、創成加工面にて創成された形状の表面を仕上加
工する仕上加工面との2つの加工面を有する砥石を用
い、上記砥石と上記光学ガラス素材との間に帯電した微
粒子を混合した液状の研磨材を供給し、上記微粒子を上
記砥石に対して電気的に付着させつつ、上記創成加工面
による創成加工と上記仕上加工面に付着した上記微粒子
による仕上加工とを同時に行うことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、光学ガラス素材に対し
て砥石を切り込み、光学ガラス素材に対する創成加工
と、創成した形状の表面の仕上加工とを行う研削方法に
おいて、光学ガラス素材に対する砥石の切り込みを終了
した後、切り込みを終了した時の上記砥石の加工面と上
記光学ガラス素材の被加工面との距離を保ったまま、上
記加工面と上記被加工面との間に帯電した微粒子を混合
した液状の研磨材を供給し、上記微粒子を砥石に対して
電気的に付着させ、上記微粒子によって創成した形状の
仕上加工を行うことを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかに記載の研削方法において、砥石の加工面と
創成した形状とが互いに接触したときに、加工面の形状
が創成した形状から徐々にあるいは段階的に離間する形
状の砥石を用いることを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、光学ガラス素材に対し
て砥石を切り込み、光学ガラス素材に対する創成加工
と、創成した形状の表面の仕上加工とを行う研削方法に
おいて、光学ガラス素材に対する切り込みを行う創成加
工面と、創成加工面にて創成された形状の表面を仕上加
工する仕上加工面との2つの加工面を有する砥石を用
い、上記砥石と上記光学ガラス素材との間に帯電した微
粒子を混合した液状の研磨材を供給し、上記微粒子を上
記砥石に対して電気的に付着させつつ、上記創成加工面
による創成加工と上記仕上加工面に付着した上記微粒子
による仕上加工とを同時に行う加工工程と、上記加工工
程に続いて、上記砥石および上記光学ガラス素材の一方
もしくは両方を移動させ、上記砥石および上記光学ガラ
ス素材の間に隙間を形成させ、前記隙間を形成した位置
を保持しつつ、上記仕上げ加工面に付着し、成長した前
記微粒子により、更に仕上加工をする工程と、を有する
ことを特徴とする。
【0014】請求項6は、請求項1乃至請求項3並びに
請求項5のいずれかに記載の研削方法によって研削され
たガラスレンズであって、砥石に電気泳動現象により付
着した微粒子による研磨により、規則的なパターンであ
って、その深さが10nm以下である研磨痕をその表面
に有していることを特徴とする。
【0015】請求項1の発明では、光学ガラス素材に対
し、砥石によって所望の形状を創成するのと同時に、砥
石に対して電気的に付着した微粒子の作用により創成し
た被加工面を仕上加工する。
【0016】請求項2の発明によると、砥石と光学ガラ
ス素材との間に供給した研磨材中の微粒子を砥石に対し
て電気的に付着させ、この状態で創成加工面によって光
学ガラス素材に切り込みを与えることで所望の形状を創
成加工すると同時に、創成加工された被加工面に仕上加
工面を倣わせる。
【0017】このとき、創成加工面には切り込みによっ
て大きな加工力が生じ、創成加工面に付着した微粒子の
多くは脱落するが、創成加工は、創成加工面に突出した
砥粒によって行うので、創成加工面において微粒子の多
くが脱落しても創成加工には何ら問題ない。
【0018】他方、仕上加工面は光学ガラス素材に対す
る切り込みは行わず、創成加工された被加工面に倣うだ
けなので、仕上加工面に付着した微粒子は、創成加工面
に付着した微粒子ほど脱落することなく加工砥粒として
作用し、被加工面の仕上加工を行う。
【0019】請求項3の発明によると 砥石の創成加工
面によって形状創成を行い、切り込みが終了した後、い
わゆるスパークアウトの状態で砥石と光学ガラス素材と
の間隔を保持し、この状態で負に帯電した微粒子を含む
研磨液を供給し、スパークアウト前の状態にあっては、
通常の研削方法により創成加工面が形状の創成加工を行
うが、スパークアウトの状態では、上記請求項2の発明
における仕上加工面に相当する作用を示す。
【0020】尚、少なくともスパークアウトまでは、従
来から研削加工に使用されている様な微粒子を含まない
研磨材を使用してもよいが、研削加工全体を通して微粒
子を含有した研磨材を使用してもよい。
【0021】請求項4の発明によると、仕上加工面と創
成した形状との間に隙間、即ち、非接触部分が生じるこ
とになるので仕上加工面における微粒子の付着が促進さ
れる。
【0022】尚、仕上加工面と創成した形状との間に生
じる隙間は、最大で、砥石に電気的に付着することので
きる微粒子の最大厚さまでのものにするのが望ましい。
請求項5の発明によると、最初は請求項2と同様に、砥
石と光学ガラス素材との間に供給した研磨材中の微粒子
を砥石に対して電気的に付着させ、この状態で創成加工
面によって光学ガラス素材に切り込みを与えることで所
望の形状を創成加工すると同時に、創成加工された被加
工面に仕上加工面を倣わせ、被加工面の仕上加工を行
う。
【0023】次に、砥石と光学ガラス素材の一方もしく
は両方を移動させ、砥石と光学ガラス素材との間に隙間
を設け、即ち請求項4と同様に、非接触部分が生じるこ
とになるので仕上加工面における微粒子の付着が促進さ
れる。
【0024】請求項6の発明によると、請求項1乃至請
求項3並びに請求項5に記載の研削方法で研削されたガ
ラスレンズは、電気泳動現象により砥石に付着した微粒
子で研磨された表面にその深さが10nm以下の規則的
なパターンとなる研磨痕を有する。
【0025】研磨痕の深さは約1nmから10nmの範
囲であり、10nmを越えないので、そのままで、特殊
な光学特性を要求されるガラスレンズを除いて、ほとん
どの用途に使用が可能である。従って、このガラスレン
ズはさらにピッチ研磨等の仕上加工が不要なので、低価
格とすることができる。
【0026】即ち、本発明のガラスレンズは、光学ガラ
ス素材から1回の加工により製造されることになり、従
来の複数の工程によるガラスレンズに比較し、容易に製
造が可能であって、かつ十分な光学特性を有することに
なる。
【0027】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)本発明に係る研削方法を光学素子であ
る平面レンズの研削に応用したものである。
【0028】図1は本実施の形態における研削方法を実
施するために用いる研削装置の概略構成を示す図、図2
及び図3は本実施の形態における研削方法を説明するた
めの図である。
【0029】図1に示す通り、被加工物である円盤状の
光学ガラス素材1は、図示省略した被加工物回転駆動装
置の回転軸に取り付けたチャック2により保持されてお
り、回転軸の軸芯をW軸としたとき、光学ガラス素材1
は、W軸を中心に回転自在である。
【0030】光学ガラス素材1の上方には、光学ガラス
素材1を研削加工するための砥石3が備えられている。
砥石3は、導電性の回転軸4に保持されており、回転軸
4の軸芯をT軸としたとき、T軸と上記W軸とは平行で
あって、回転軸4は、図示省略した砥石回転駆動装置に
接続されている。
【0031】この砥石回転駆動装置は、砥石3がT軸方
向およびT軸に直交する方向に移動制御自在となるよ
う、図示省略した2 方向直進移動装置に備えられてい
る。上記砥石3は、有底の円筒形状(カップ状)で、ダ
イヤモンド等の砥粒を導電性のボンド材で固定して構成
されたものであり、回転軸4と電気的に導通している。
【0032】砥石3の側面部3aは、光学ガラス素材1
の余剰部位を切り込みによって除去するとともに、その
先端側で所望する形状を創成する創成加工面として機能
する。
【0033】また、正面部3bは、T軸に直交するリン
グ状の平面であるとともに、その中心はT軸に一致して
おり、上記側面部3a(創成加工面)にて創成された形
状(加工面)を仕上加工するための仕上加工面として機
能する。
【0034】砥石3の下方かつ光学ガラス素材1の側方
には、負に帯電したシリカ微粒子(コロイダルシリカ、
平均粒径φ10nm)を含む液状の研磨材5を光学ガラ
ス素材1や砥石3に供給するノズル6が対向して配置さ
れ、ノズル6の吐出口付近には、砥石3に対向して電極
7が備えられている。
【0035】この電極7は、直流電源8の陰極に接続さ
れ、直流電源8の陽極は回転軸4に接続されている。次
に、上記研削装置を用いた研削方法について図1〜図3
を用いて説明する。
【0036】まず、光学ガラス素材1をチャック2にて
保持し、被加工物回転駆動装置によって光学ガラス素材
1をW軸回りに、砥石回転駆動装置によって砥石3をT
軸回りに回転するとともに、ノズル6より研磨材5を吐
出し、砥石3、光学ガラス素材1、電極7間に研磨材5
を供給しつつ、直流電源8により、電極7には負の、砥
石3には回転軸4を介して正の電圧を印加する。
【0037】次に、図2に示す通り、正面部3bの下端
(外周縁)が、光学ガラス素材1と当接しない範囲で、
光学ガラス素材1の最終形状1aの位置、即ち、切り込
み量Hに相当する位置まで到達するよう、砥石3をT軸
方向の光学ガラス素材1側に直進する。
【0038】このとき、負に帯電したシリカ微粒子は、
いわゆる電気泳動現象により、正の電圧を印加した砥石
3に電気的に引き付けられ、やがて砥石3に吸着され
る。この状態で砥石3をW軸に向かって直進させ、図3
に示す通り、側面部3aを創成加工面として光学ガラス
素材1に接触させて切り込みを開始し、側面部3aによ
って形状の創成加工を行うと同時に、側面部3aが創成
した最終形状1aの面上に倣うように正面部3bを通過
させる(いわゆるクリープフィード研削を行う。)。
【0039】このとき、光学ガラス素材1の形状創成を
行う研削加工は主に側面部3aが行うことになるので、
研削加工で生じる研削力(加工力)、即ち、光学ガラス
素材1の余剰部分を除去する作用は、正面部3bよりも
側面部3aにおいて非常に大きく発生し、側面部3aで
はシリカ微粒子が付着しにくくなる。
【0040】しかし、砥石3は多くの砥粒を含む多刃構
造であり、砥石3の表面においては必ず突出した砥粒が
存在するので、側面部3aによる形状創成は、側面部3
aの表面において突出している砥粒のみによって行われ
るだけで十分である。
【0041】従って、側面部3aにおいてシリカ微粒子
の多くが脱落しても、形状創成加工に支障はない。他
方、正面部3bは、加工中において、側面部3aよりも
シリカ微粒子が付着しやすいが、これは、正面部3bの
表面において、砥粒とボンド材との高さの差は、微粒子
を保持するための離間(電気的に付着して脱落しにくく
なる程度の隙間)として十分であることと、正面部3b
は切り込みを行わないためかかる加工力が小さいこと、
による。
【0042】正面部3bにおいて多くのシリカ微粒子が
付着すると、砥粒とボンド材との間はシリカ微粒子によ
って埋められるので、見かけ上、正面部3bにおける砥
粒の突出は微少なものとなる。
【0043】従って、正面部3bが最終形状1a上を通
過する際、正面部3bは、見かけ上微少な突出となった
砥粒と、正面部3bに付着したシリカ微粒子と、によっ
て、最終形状1aの仕上げ加工(鏡面化)を行うのであ
る。
【0044】即ち、正面部3bは仕上加工面として機能
し、正面部3bに付着したシリカ微粒子は、加工砥粒と
して創成した形状の鏡面加工に供される。また、研削加
工中、正面部3bに付着したシリカ微粒子も加工力によ
って次々に脱落するが、ノズル6より常時供給される研
磨材5から次々と砥石3に吸着するので、シリカ微粒子
の脱落による仕上加工能力の低下はない。
【0045】また、砥石9に付着したシリカ微粒子が加
工中の衝撃を吸収し、砥石9の回転が安定するため、砥
石9が回転振れを起し、光学ガラス素材1に対して砥粒
の切り込みが過剰に行われて光学ガラス素材1にクラッ
ク等の欠陥を生じることはない。
【0046】そして、砥石3のW軸側の側面部3bがW
軸まで達したら、光学ガラス素材1から回避するよう、
砥石3をT軸方向上方に移動する。以後、研磨材5の供
給を停止し、電圧の印加を停止し、砥石3および光学ガ
ラス素材1の回転を停止し、チャック2から平面レンズ
を取り出す。なお、上記加工が終了した平面レンズをチ
ャック2で表裏を逆にして、把持して、上記加工を繰り
返せば、両面が研磨された平面レンズを得ることができ
る。
【0047】本実施の形態によると、一般的に研削に用
いられる砥石を用いつつ、形状の創成加工と仕上加工
(鏡面加工)とを同時に行うことができる。従って、形
状創成から仕上加工までの時間が大幅に短縮される。
【0048】また、研磨材5中に含まれるシリカ微粒子
が加工中の衝撃を吸収するので、砥石3の回転が安定す
る。そのため、砥石3が回転振れを起こし、光学ガラス
素材1に対して砥粒が過剰に切り込みを行って光学ガラ
ス素材1にクラック等を生じるようなことはない。
【0049】尚、本実施の形態では、研磨材5中に含ま
れる微粒子としてコロイダルシリカを例示したが、コロ
イダルセリウムでも同様の効果を得ることができる。ま
た、本実施の形態では、砥石3及び光学ガラス素材1の
双方を回転したが、光学ガラス素材の材質、所望の形
状、研削代等により、どちらか一方の回転でもよい。こ
の場合、正面部3bが最終形状1a上の全てを通過する
よう、砥石3を移動制御する必要がある。
【0050】また、本実施の形態では、平面レンズを研
削加工する例を示したが、プリズム等、他の光学素子の
平面であっても良い。 (実施の形態2)図4に本実施の形態における研削方法
を実施中の研削装置の概略構成図を示す。
【0051】図4に示す通り、本実施の形態における砥
石9の正面部9bは、正面部9bと光学ガラス素材1の
被加工面(平面)とを接触させたときに、側面部9aの
外周先端縁と接する部分から、T軸に向かうに従って、
被加工面からわずかに離間するように傾斜した形状を有
している。
【0052】要するに、正面部9bは、T軸に直交する
平面に対して傾斜した面、即ち、テーパ面、言い換えれ
ば、T軸側から側面部9a側に向かって下端側に拡径し
到達する形状を呈している。
【0053】その他の構成は上記実施の形態1と同様で
あるので、その説明は省略する。また、上記構成からな
る研削装置による研削加工の手順は上記実施の形態1と
同様である。
【0054】本実施の形態によると、砥石9の正面部9
bがテーパ状に形成されているので、研削加工中(図4
の状態)、砥石9と光学ガラス素材1とが完全に非接触
となっている部分が存在する。
【0055】この非接触部分においては、ボンド材より
突出している砥粒が光学ガラス素材1に接触しないの
で、正面部9bに付着したシリカ微粒子のみが光学ガラ
ス素材1と接触することになる。
【0056】従って、シリカ微粒子による研磨作用が増
大し、上記実施の形態1の場合よりも品質の高い鏡面加
工を行うことができる。尚、砥石9の正面部9bの形状
は、上述のもの以外に、例えば、図5に示すように、T
軸に直交する2平面からなる形状のものでもよい。
【0057】図5にて示す砥石10は、正面部10bを
T軸方向に2 段設け、かつ、第1 段目10cと第2 段目
10dとの段差については、砥石10に付着することの
できるシリカ微粒子の厚さを超えない幅に設定した。
【0058】上記砥石10によると、第1 段目10c
は、ボンド材より突出する砥粒が光学ガラス素材1と接
触して実施の形態1の砥石3の正面部3b(図1参照)
と同様の作用を示し、第2 段目10dは、ボンド材より
突出する砥粒が光学ガラス素材1と非接触となって本実
施の形態における非接触部分と同様の作用を示す。
【0059】上記砥石10によると、正面部10bの外
周縁、即ち、第1段目10cと側面部10aとが交わる
部分での応力集中を緩和して欠けを極力抑えることがで
きるので、安定した加工が行えるという利点がある。
【0060】(実施の形態3)本実施の形態は、本発明
に係る研削方法を球面レンズの研削に応用したものであ
り、その詳細について、図6乃至図11を用いて説明す
る。
【0061】図6は本実施の形態における研削方法を実
施するための研削装置の概略構成を説明するための図、
図7及び図8は本実施の形態における研削方法を説明す
るための図、図9は本実施の形態の研削方法で実際に光
学ガラス素材を研削したときの被加工面を観察した顕微
鏡写真、図10は通常の研削方法で実際に光学ガラス素
材を研削したときの被加工面を観察した顕微鏡写真、図
11は本実施の形態の方法および通常の研削方法で実際
に光学ガラス素材を研削したときの加工面を比較するた
めの表面粗さの計測結果を示す。
【0062】図6に示す通り、砥石9を保持した回転軸
4の回転軸芯(T軸)に対し、チャック2の回転軸芯
(W軸)は、互いに同一平面上で略90°なして交差し
ている。
【0063】被加工物である光学ガラス素材11の軸芯
はW軸に一致しているとともに、光学ガラス素材11は
W軸を中心に回転自在となるようチャック2に保持され
ている。
【0064】チャック2は図示省略した被加工物回転駆
動装置の回転軸に取り付けられたものであり、被加工物
回転駆動装置は、W軸方向に直進移動制御自在となるよ
う、図示省略した被加工物移動装置に備えられている。
上記光学ガラス素材11の側方には、光学ガラス素材1
1を研削加工するための砥石9が配置されているが、こ
の砥石9自体の構成は、上記実施の形態2で用いたもの
と同一のものであるため、その説明は省略する。
【0065】上記砥石9は、正面部9bの中心と一致
し、かつ、光学ガラス素材11に創成する球面の曲率中
心Oを軸上に有する回転軸芯としてのT軸を中心に回転
自在となるよう、導電性の回転軸4に保持されている。
【0066】回転軸4は、図示省略した砥石回転駆動装
置に接続されており、この砥石回転駆動装置は、砥石9
がT軸方向に直進移動制御自在となるよう、図示省略し
た砥石移動装置に備えられ、砥石移動装置は、上記曲率
中心Oを中心に回動自在となるよう、図示省略した回動
装置に備えられている。
【0067】この回動装置には、砥石9との相対的な位
置関係を保ちつつ、砥石9の回動(図6において略90
°の交差状態からその角度を減少するような円弧運動)
に追従するよう上記実施の形態1および2と同様のノズ
ル6および電極7が備えられている。(ノズル6および
電極7の具体的な取り付け状態については図示省略す
る。) その他の構成については上記実施の形態1および2と同
様であるため、その説明を省略する。
【0068】上記構成からなる研削装置による研削方法
について、図6乃至図8を用いて説明する。まず、光学
ガラス素材11に創成すべき球面形状の曲率半径12
と、砥石9を回動したときの軌跡とが一致するよう、砥
石9のT軸方向の位置を設定する。
【0069】具体的には、図6に示す通り、回動装置に
よって砥石9を回動したとき、正面部9bにおける光学
ガラス素材11との接触部の軌跡が創成したい球面形状
の曲率と同じ曲率を有する円弧となるよう、即ち、正面
部9bにおける光学ガラス素材11との接触部と回動中
心との距離が、創成したい球面形状の曲率半径12に一
致するよう、砥石移動装置によって砥石9をT軸方向に
移動し、位置決めする。
【0070】次に、光学ガラス素材11を被加工物回転
駆動装置のチャック2にセットし、光学ガラス素材11
に創成すべき球面が上記砥石9の軌跡に一致するよう、
被加工物移動装置によって光学ガラス素材11のW軸方
向の位置決めを行い、切り込み量を決定する。
【0071】砥石9および光学ガラス素材11の位置決
め後、被加工物回転駆動装置によって光学ガラス素材1
1をW軸回りに回転するとともに砥石回転駆動装置によ
って砥石9をT軸回りに回転し、同時にノズル6より砥
石9と電極7との間に、負に帯電したシリカ粒子(コロ
イダルシリカ)を含む液状の研磨材5を供給し、直流電
源8により電極7に負の電圧を印加するとともに回転軸
4を介して砥石9に正の電圧を印加する。
【0072】このとき、負に帯電したシリカ微粒子は、
いわゆる電気泳動現象により、正の電圧を印加した砥石
9に電気的に引き付けられ、やがて砥石9にまとわりつ
いて電気的に付着する。
【0073】次に、砥石9の側面部9aの先端部(正面
部9bの外周縁)が、創成すべき球面形状の曲率半径1
2を描くよう、回動装置により、創成すべき球面の球心
Oを中心に砥石9を回動し、図7に示す通り、光学ガラ
ス素材11の外周面から側面部9aを加工面として円弧
切り込みθを開始する。
【0074】この状態で円弧切り込みθを続け、側面部
9aの先端側によって球面形状の創成加工を行うと同時
に、側面部9aの先端側が創成した最終形状の球面上に
倣うように正面部9bを通過させる(いわゆるクリープ
フィード研削を行う。)。
【0075】側面部9aには、形状創成のための研削
(余剰部分の除去)を行うよう非常に高い研削力が付加
されるので、側面部9aに付着したシリカ微粒子の多く
は脱落し、新たに付着しにくくなる。
【0076】しかし、砥石9は多くの砥粒を含む多刃構
造であり、砥石9の表面においては必ず突出した砥粒が
存在するので、側面部9aによる形状創成は、側面部9
aの表面において突出している砥粒のみによって行われ
るだけで十分である。
【0077】従って、側面部9aにおいてシリカ微粒子
の多くが脱落しても、形状の創成加工に支障はない。他
方、正面部9bは、加工中、側面部9aよりもシリカ微
粒子が付着しやすくなるが、これは、正面部9bの表面
において、砥粒とボンド材と高さの差は、微粒子を保持
するための離間(電気的に付着して脱落しにくくなる程
度の隙間)として十分であることと、正面部9bは切り
込みを行わないためかかる加工力が小さいこと、によ
る。
【0078】正面部9bにおいて多くのシリカ微粒子が
付着すると、砥粒とボンド材との間はシリカ微粒子によ
って埋められるので、見かけ上、正面部9bにおける砥
粒の突出は微少なものとなる。
【0079】従って、正面部9bが最終形状の球面上を
通過する際、正面部9bは、見かけ上微少な突出となっ
た砥粒と、正面部9bに付着したシリカ微粒子と、によ
って、最終形状の球面の仕上げ加工(鏡面化)を行う。
【0080】要するに、正面部9bは仕上加工面として
機能し、シリカ微粒子は、加工砥粒として創成した形状
の鏡面加工に供される。ところで、正面部9bに付着し
たシリカ微粒子は、加工力によって次々に脱落するが、
ノズル6より常時供給される液状の研磨材5から次々と
吸着するので、シリカ微粒子の脱落による加工能力の低
下はない。
【0081】また、砥石9に付着したシリカ微粒子が加
工中の衝撃を吸収し、砥石9の回転が安定するため、砥
石9が回転振れを起し、光学ガラス素材11に対して砥
粒の切り込みが過剰に行われて光学ガラス素材11にク
ラック等の欠陥を生じることはない。
【0082】そして、さらに円弧切り込みθを続け、図
8に示す通り、正面部9bにおける光学ガラス素材11
との接触部がW軸に達したら円弧切り込みθを終了す
る。円弧切り込みθの終了後、光学ガラス素材11から
回避するよう砥石9をT軸方向上側に移動し、回動装置
によって砥石9を初期位置まで回動、即ち、図6に示す
位置まで戻し、ノズル6からの研磨材5の供給を停止
し、直流電源8による電圧の印加を停止し、砥石9およ
び光学ガラス素材11の回転を停止した後、チャック2
より製品である平凸レンズを取り出す。
【0083】なお、上記加工後、チャック2により、平
凸レンズの表裏を逆にして把持し、上記工程を繰り返せ
ば、両凸レンズを得ることもできる。以上説明した通
り、本実施の形態によれば、創成すべき球面の曲率中心
Oを中心に砥石9を回動するのみで、即ち、1軸の単純
な円弧運動のみで、球面形状の創成と鏡面化とを同時に
行うことができる。
【0084】その他の効果は実施の形態1と同様であ
る。尚、本実施の形態では、正面部9bを傾斜面(テー
パ面)、即ち、創成する形状とは異なる面形状とした
が、正面部9bの形状を、創成すべき球面形状の曲率半
径12にあらかじめ創成(トゥルイング)しておくこと
により、光学ガラス素材11に創成する面の面精度や形
状精度をより高めることができる。
【0085】また、上記実施の形態1で用いたような、
正面部が平面の砥石や、従来から研削加工によく用いら
れているような、正面部の軸方向断面が半円形状の砥石
を用いてもよい。
【0086】また、図6(加工開始前の状態)におい
て、T軸とW軸とが直交するような位置に砥石9を配置
しているが、砥石9の側面部9aが光学ガラス素材11
に接触しない位置であれば、T軸とW軸とを直交させる
必要はない。
【0087】次に、本実施の形態3における研削方法を
実際の加工に適用した実施例について説明する。まず、
光学ガラス素材11としてFPL53を選び、砥石9と
して#800番のダイヤモンド砥粒をメタルボンドで固
定した、新日産ダイヤモンド(株)製のSD800N1
00MF41を用いた。
【0088】また、研磨液5としては、粒径30〜80
オングストロームのコロイダルシリカ研磨材を6wt%
に希釈した液状のものを使用した。また、砥石9と電極
7との距離は1〜2mmの範囲となるよう設定し、電極
7及び砥石9に対する電圧の印加は40Vとした。
【0089】上記条件の下、図6の状態で砥石9および
光学ガラス素材11を7000rpmで回転し、砥石9
と電極7との間に上記研磨液5を供給し、電極7及び砥
石9に対して40Vの電圧を印加し、この状態を20分
間維持して砥石9に対してシリカ微粒子を電気的に付着
させた後、図7に示す如く、上記研磨液5の供給と電極
7への電圧の印加を継続しつつ、光学ガラス素材11の
軸芯(W軸)における研削代(切り込み代)を0.1m
mとして、光学ガラス素材11に対して砥石9を円周方
向に6mm/分で送った。
【0090】その他は上記実施の形態3と同様である。
次に、本実施例にて得られた被加工面と、電極7及び砥
石9に対する電圧の印加を行わないこと以外は上記実施
例と同様の研削方法(通常の研削方法と称する。)を行
ったときの被加工面とを、顕微鏡写真により比較する。
【0091】図9は本実施例による被加工面をノマルス
キー顕微鏡で100倍に拡大して観察し撮影した写真、
図10は通常の研削方法による被加工面をノマルスキー
顕微鏡で100倍に拡大して観察し撮影した写真であ
る。
【0092】上記2つの顕微鏡写真を比較しても解ると
おり、図10では砥石に含まれるダイヤモンド砥粒が作
用した研削痕(粒状にむしれた痕)が観察されるが、図
9ではダイヤモンド砥粒による研削痕が全く観察され
ず、シリカ微粒子による研磨加工が進行して研削痕が除
かれていることが解る。
【0093】次に、上記実施例によって得られる被加工
面と通常の研削方法によって得られる被加工面の表面粗
さを計測し、両者を比較する。図11(a)は本実施例
によって得られる被加工面の表面粗さを計測した結果を
示すグラフ、図11(b)は通常の研削方法によって得
られる被加工面の表面粗さを計測結果を示すグラフであ
る。
【0094】尚、図11(a)、(b)共に、図中、水
平方向(横軸)は計測した長さ(50μm/1目盛
り)、垂直方向(縦軸)は表面粗さ(0.1μm/1目
盛り)を示す。
【0095】図11(b)に示す通り、通常の研削方法
ではRa=0.018μm、Ry=2μmであるのに対
し、図11(a)に示す通り、本実施例によると、Ra
=0.005μm、Ry=0.046μmとなってい
た。
【0096】この表面粗さの計測結果からも、本実施の
形態における研削方法は、通常の研削方法と比較し、研
磨面(鏡面)に近い粗さの値を示していることが確認で
きる。
【0097】さらに、本実施の形態で加工したガラスレ
ンズの加工面の全体を、図9および図10と同様にノマ
ルスキー顕微鏡や原子間力顕微鏡などで観察すると、シ
リカ微粒子により研磨された研磨痕が観察できる。
【0098】ノマルスキー顕微鏡にて、1000倍程度
の倍率で観察すると、砥石9と光学ガラス素材11の両
者の相対的な運動に連動するような形式で、非常に微細
な研磨痕が観察でき、さらに、原子間力顕微鏡で観察す
ることにより、その研磨痕の深さが1nmから10nm
の範囲であることがわかった。
【0099】特に、加工が完了した時点、即ち砥石9の
円弧切り込みθが完了し、正面部9bとW軸が一致した
状態で生じる軌跡に類似した研磨痕20が、特に明確に
観察される。
【0100】この時の観察像の模式図を図18に示す。
本実施の形態では、図18に示すような、無数の「花び
ら」のような形態が観察された。この研磨痕20は、シ
リカ微粒子が研磨作用により残した痕跡であるため、非
常に微細であり、特に特徴的な点は、図18に示すよう
に研磨作用を施すシリカ微粒子が、電気的に砥石9に付
着しているため、従来の遊離砥粒による研磨で観測され
る不規則な研磨痕と異なり、研磨痕が規則的な幾何学パ
ターンになる点である。つまり砥石9と光学ガラス素材
11の両者の運動軌跡に起因する研削痕が観察される点
である。
【0101】本実施の形態では、図18に示すような研
磨痕20が主に観察されたが、これは運動軌跡によって
変化するものであり、必ずしも該図と同じになるとは限
らない。即ち、切り込み方式で変化することは勿論だ
が、本実施の形態でも、円弧切り込みθの切り込み速度
や光学ガラス素材の回転数を変化させるだけでも、研磨
痕20に変化が生じる。
【0102】ただし、電気泳動現象により砥石に付着し
た微粒子による研磨に起因する研磨痕であるかぎり、研
磨痕のパターンが変化しても、そのパターンが規則的で
あることに変わりはない。
【0103】また、光学ガラス素材がガラスレンズとし
て要求されるレベル、例えば半導体の露光装置に用いる
レンズ等では、その後、公知の手法である遊離砥石を用
いたピッチ研磨法等による仕上げ研磨により、研磨痕を
不規則な状態にする必要が生じる場合がある。
【0104】しかし、シリカ微粒子が作用した微少な研
磨痕20は、深さが10nm以下であることから、本発
明によるガラスレンズは、多くの用途において光学特性
は十分な値であり、手数のかかる従来の仕上げ研磨は不
要となり、短時間に安価なガラスレンズを製造すること
ができる。
【0105】(実施の形態4)本実施の形態について図
12を用いて説明する。本実施の形態は、光学ガラス素
材11に対して曲率半径12の球面形状を創成するため
の切り込みを2段階に分けて行うものであり、本実施の
形態における研削装置の概略構成は、上記実施の形態3
と同様であるため、説明は省略する。
【0106】まず、図12に示す通り、上記実施の形態
3と同様にして光学ガラス素材11のW軸方向における
位置決めを行った後、W軸に対してT軸を傾け、砥石9
を光学ガラス素材11の正面側にて待機させる。
【0107】T軸の傾きは、正面部9bをT軸方向の光
学ガラス素材11側に延長したときに、延長した正面部
9bが光学ガラス素材11に干渉する程度のものとす
る。次に、被加工物回転駆動装置(図示省略)によって
光学ガラス素材11をW軸回りに回転するとともに砥石
回転駆動装置(図示省略)によって砥石9をT軸回りに
回転し、同時にノズル6より砥石9と電極7との間に負
に帯電したシリカ微粒子(コロイダルシリカ、平均粒径
φ10nm)を含む液状の研磨材5を供給し、直流電源
8により電極7に負の電圧を印加するとともに回転軸4
を介して砥石9に正の電圧を印加する。
【0108】このとき、負に帯電したシリカ微粒子は、
いわゆる電気泳動現象により、正の電圧を印加した砥石
9に電気的に引き付けられ、やがて砥石9にまとわりつ
いて電気的に吸着される。
【0109】次に砥石9をT軸方向に直進して直線切り
込みRを行い、加工を開始する。即ち、第1 段階目の切
り込みは、正面部9bが行う。このとき、上記実施の形
態3の場合と異なり、正面部9bが創成加工面として機
能するため、正面部9bには大きな加工力がかかり、正
面部9bに付着したシリカ砥粒の多くは脱落する。しか
し、第1 段階目の切り込みは、正面部9bの表面から突
出した砥粒が従来の研削方法でもって光学ガラス素材1
1を創成加工すれば良いので、何ら支障はない。
【0110】そして、さらに直線切り込みRを続け、正
面部9bが、創成すべき曲率半径12の位置に到達した
ら、直線切り込みRを終了する。次に、上記実施の形態
3と同様に、回動装置により砥石9を回動することで光
学ガラス素材11に対して円弧切り込みθを与え、球面
を創成する。
【0111】即ち、第2 段階目の切り込みは側面部9a
が行う。以降は、上記実施の形態3と同様の作用によ
り、球面の形状を創成加工するのと同時に、仕上加工
(鏡面化)が進行していく。
【0112】本実施の形態によると、第1 段階目として
直線切り込みRによって砥石9と光学ガラス素材11と
を接触させることにより、研削開始時に砥石9にかかる
力を少なくできるので、光学ガラス素材11の外周部分
に欠け(ガラスが貝状に割れて欠けること)が発生する
のを抑えることができる。
【0113】従って、外観品質の優れた製品(例えばガ
ラスレンズ)を得ることができる。なお、本実施の形態
でも、実施の形態3の場合と同様に、その製品の表面に
規則的なパターンを有する微細な研磨痕が観察された
が、その光学特性は多くの用途において、十分なもので
あった。
【0114】また、第1段階目において、砥石9がT軸
に対してラジアル方向の力を受けて変形(たわみ)する
のを抑えることができるため、形状精度の優れた製品が
得られる。その他の効果は実施の形態3と同様である。
【0115】(実施の形態5)図13乃至図15を用い
て本実施の形態における研削方法を説明する。本実施の
形態における研削装置は、上記実施の形態3および4の
研削装置における回動装置に換えて、W軸に対するT軸
の角度を一定に設定する機構のみを有する角度設定機構
(図示省略)を備えた点以外は上記実施の形態3および
4における研削装置と同様である。
【0116】即ち、研削装置自体は、公知のカーブジェ
ネレーターと同じであっても良い。本実施の形態におけ
る研削方法は、光学ガラス素材11を回転せず、一定角
度に設定した砥石9を回転しつつ直進切り込みをして回
転しない状態の光学ガラス素材11を加工する第1段階
目と、その後に、上記一定角度に設定した砥石9を回転
しつつ光学ガラス素材11を回転して光学ガラス素材1
1の表面を加工する第2段階目を経る方法である。
【0117】具体的には以下の通りである。まず、W軸
に対するT軸の傾斜角度を求める。この傾斜角度は、公
知のカーブジェネレータにおけるスイベル角を求める手
法と同様に設定するものであって、砥石9の形状、創成
する球面の形状によって定まり、具体的には、砥石9を
光学ガラス素材11に接触させた状態で光学ガラス素材
11を1回転させるだけで形状創成ができるように決め
るものである。
【0118】傾斜角度を決めたら、角度設定機構によ
り、砥石9を支持する回転軸を傾斜してその角度を保持
する。次に、砥石9を回転軸の軸芯としたT軸回りに回
転し、同時にノズル6より砥石9と電極7との間にシリ
カ微粒子を含む液状の研磨材5を供給し、直流電源8に
より電極7に負の電圧を印加するとともに回転軸4を介
して砥石9に正の電圧を印加する。
【0119】このとき、負に帯電したシリカ微粒子は、
いわゆる電気泳動現象により、正の電圧を印加した砥石
9に電気的に引き付けられ、やがて砥石9にまとわりつ
いて電気的に吸着される。
【0120】次に、砥石9をT軸方向に直進し、正面部
9bを創成加工面として直進切り込みRを開始する(第
1 段階目の切り込み。)。研削加工中、上記実施の形態
4と同様に、正面部9bには大きな加工力がかかり、正
面部9bに付着したシリカ砥粒の多くは脱落するが、こ
の第1 段階目の切り込みは形状を創成するための研削加
工であり、研削加工は主に正面部9bの表面より突出し
た砥粒によって行われれば良いので、何ら支障はない。
【0121】そして、さらに直進切り込みRを続け、表
面部9bが創成すべき曲率半径12の位置に到達した
ら、直進切り込みRを終了する。このとき、光学ガラス
素材11は回転していないため、図14に示すように、
砥石9が光学ガラス素材11に突き刺さったような状態
になる。
【0122】次に、研磨材5の供給を維持しながら、光
学ガラス素材11をW軸回りに回転し、側面部9bを創
成加工面として光学ガラス素材11に切り込ませる。こ
の回転は、砥石9による切り込みの速度でもあるので、
上記実施の形態3における回転速度よりは低く設定して
いる。
【0123】光学ガラス素材11の回転により、光学ガ
ラス素材11に突き刺さるように位置する砥石9の側面
部9aを光学ガラス素材11に対して切り込み、やが
て、光学ガラス素材11が1回転すると、図15に示す
ように、光学ガラス素材11に対する形状の創成が完了
し、チャック2から平凸レンズを取り出す。
【0124】このとき、砥石9の直線切り込みRは行わ
れていないため、正面部9bには研削による加工力はほ
とんど発生しない。このため上記実施の形態3と同様
に、砥石9の正面部9bに付着しているシリカ微粒子に
よって、被加工面が鏡面化されることになる。
【0125】即ち、正面部9bが仕上加工面として機能
する。本実施の形態によれば、上記実施の形態3および
4のように砥石9を回動させるための回動装置を使用す
ることなく、従来のカーブジェネレーター方式で対応で
きる。
【0126】なお、本実施の形態での研削方式は実施の
形態3と異なるが、微粒子により仕上加工をしているの
で、実施の形態と同様な、微少で規則的なパターンを有
する研磨痕が加工されたガラスレンズの表面にあること
が観測された。但し、光学特性としては、多くの用途に
おいて十分であった。
【0127】要するに、従来のカーブジェネレーター
(研削装置)をそのまま利用して本発明の研削方法を実
施し、球面形状の創成と鏡面化を同時に行うことができ
る。その他の効果は上記実施の形態3と同様である。
【0128】本実施の形態では平凸レンズを加工する場
合について記載したが、図13において、T軸の位置を
W軸に対して対称の位置に配置して、上記と同様な加工
を行えば、平凹レンズを加工できる。さらに、チャック
2で平凸レンズ又は平凹レンズを表裏を逆にして把持
し、上記と同様な加工を行えば、両面凸レンズ又は両面
凹レンズの加工もできる。
【0129】(実施の形態6)本実施の形態について、
図16を用いて説明する。図16は本実施の形態に用い
たカーブジェネレーターの概略構成を示す。
【0130】カーブジェネレーターの構成は上記実施の
形態5と同様であるため、説明を省略する。次に上記カ
ーブジェネレーターを用いた研削方法について図16を
用いて説明するが、W軸に対するT軸の傾斜角度を求め
るまでは上記実施の形態5と同様である。
【0131】次に砥石9をT軸回りに回転するとともに
光学ガラス素材11をW軸回りに回転し、同時にノズル
6より砥石9および光学ガラス素材11に研磨材5を供
給する。
【0132】この段階では、直流電源8による電極7お
よび砥石9に対する電圧の印加は行わない。次に、砥石
9をT軸方向に送り、従来のカーブジェネレーティング
加工と同様に、正面部9bを創成加工面として直線切り
込みRを開始する。
【0133】直線切り込みRを続け、正面部9bが創成
すべき曲率半径12の位置に到達したら、直線切り込み
Rを終了する。次に、直線切り込みRを行わず、砥石9
と光学ガラス素材11との位置関係を保持したまま、即
ち、スパークアウトの状態を保持したまま、直流電源8
により電極7に負の電圧を印加するとともに回転軸4を
介して砥石9に正の電圧を印加する。
【0134】ノズル6から供給される研磨材5中に含ま
れる、負に帯電したシリカ微粒子は、いわゆる電気泳動
現象により、正の電圧を印加した砥石9に電気的に引き
付けられ、やがて砥石9にまとわりついて電気的に吸着
され付着する。
【0135】このとき、スパークアウトの状態であるた
め、正面部9bには研削による力はほとんど付加されて
いない。そのため、電気的に付着したシリカ微粒子の多
くは脱落せずに創成した球面形状を鏡面化に寄与する。
【0136】即ち、このスパークアウトの状態におい
て、正面部9bは、仕上加工面として機能する。上記工
程により球面形状が創成され、さらにその創成された面
が仕上加工されて、平凸レンズの加工が終了する。
【0137】なお、本実施の形態においても、実施の形
態3における場合と同様、仕上加工がシリカ微粒子によ
り行われているので、加工された平凸レンズの表面に微
細で規則的な研磨痕が観察されたが、光学特性としては
十分なレベルであった。その他の作用は上記実施の形態
3と同様である。
【0138】本実施例によれば、従来のカーブジェネレ
ーターを用いて、球面形状の創成と鏡面化を同時に行う
ことができる。その他の効果は実施の形態3と同様であ
る。
【0139】尚、本実施の形態における砥石9の切り込
み方式は直線切り込みRとしたが、球面形状が創成され
た後、スパークアウトの状態で鏡面化を行うため、切り
込み方式はいかなる工程であっても構わない。また、本
実施の形態では、研削加工全体を通して負に帯電したシ
リカ微粒子を含有した研磨材5を使用したが、スパーク
アウトまでは、従来から研削加工に使用されているクー
ラント等を用いてもよい。
【0140】電極7に対する電圧の印加はスパークアウ
ト状態になってから行ったが、加工全体を通して電圧を
印加しても構わない。本実施の形態においても、平凸レ
ンズの加工について説明したが、実施の形態5と同様に
W軸に対するT軸の位置を対称の位置に設定することに
より平凹レンズの加工もでき、さらに、チャック2で平
凸レンズまたは平凹レンズを表裏を逆にして把持して、
上記加工を繰り返せば、両面凸レンズまたは両面凹レン
ズの加工もできる。
【0141】(実施の形態7)本実施の形態は、本発明
に係る実施の形態3および実施の形態4を応用したもの
であり、その詳細については実施の形態3で示した図
6、図7および図8と、本実施の形態の特徴となる図1
7を用いて説明する。
【0142】本実施の形態では、図6から図7、図8に
至るまでは、前記した実施の形態3と同一である。つま
り実施の形態3と同様に、負に帯電したシリカ微粒子
を、正の電圧を印加した砥石9に電気的に引き付け、ま
とわりついた状態で、図8に示す通り、正面部9bにお
ける光学ガラス素材11との接触部がW軸に達するまで
円弧切り込みθを行う。
【0143】そして円弧切り込みθが終了後、砥石9お
よび光学ガラス素材11の一方もしくは両方を移動さ
せ、図17に示すように隙間Hを形成させる。このと
き、隙間Hを形成する際の移動は、球心Oと、ほぼ同一
の球心となるように移動することが、より望ましい。
【0144】ここで隙間Hを形成するには、実施の形態
3に記載した砥石移動装置により、砥石9をT軸に沿っ
て光学ガラス素材11より離れる方向に移動させるか、
もしくは同じく、実施の形態3に記載した被加工物移動
装置により光学ガラス素材11をW軸に沿って砥石9よ
り離れる方向に移動させるか、または砥石9と光学ガラ
ス素材11を同時に上記のごとく、互いに離れる方向に
移動させることにより行う。
【0145】隙間Hを形成した時点での砥石9の光学ガ
ラス素材11に対する円弧方向の位置は、円弧切り込み
θを終了した位置であり、砥石9および光学ガラス素材
11は前記位置でそれぞれT軸およびW軸を中心に、砥
石回転駆動装置および被加工物回転駆動装置により回転
している。
【0146】隙間Hを形成した後も、電気泳動現象を利
用して、シリカ微粒子を付着・成長させ、装置の移動で
形成された隙間Hをシリカ微粒子が埋め尽くし、かつ成
長するシリカ微粒子の層によって、さらに光学ガラス素
材11の表面に形成された球面を研磨する。
【0147】隙間Hを埋め尽くしたシリカ層での研磨加
工が終了後、光学ガラス素材11から回避するよう砥石
9をT軸方向上側に移動し、回動装置によって砥石9を
初期位置まで回動、即ち、図6に示す位置まで戻し、ノ
ズル6からの研磨材5の供給を停止し、直流電源8によ
る電圧の印加を停止し、砥石9および光学ガラス素材1
1の回転を停止した後、チャック2より加工された平凸
レンズを取り出す。
【0148】本実施の形態は、前記した実施の形態3
と、同様な作用で、球面レンズの研削・研磨が行えると
共に、さらに隙間Hに形成されるシリカ微粒子のみでの
仕上げ研磨加工が行え、創成された球面レンズの表面に
発生するキズなどの外観上の不具合点を解消することが
できる。
【0149】即ち、円弧切り込みθで光学ガラス素材1
1を加工する際、前記した実施の形態2で示すような砥
石形状を有する砥石9を用いれば、必ず砥石9と光学ガ
ラス素材11とが完全に非接触となる部分が存在し、効
果も得られるが、本実施の形態のように、積極的に隙間
Hを形成すれば、より高い鏡面性を得ることが可能とな
る。
【0150】隙間Hが形成されていない状態で、電気泳
動現象による研磨材5の付着成長を行うと、シリカなど
の研磨材5の成長とあわせて、電気分解に伴う砥石ボン
ド材の溶出が発生する。
【0151】ボンド材は、砥石に含むダイヤモンドなど
の砥粒を保持し、構成する素材であり、この部分が溶出
することで、保持されていたダイヤモンド砥粒の脱落が
発生する。
【0152】すると砥石正面部2と光学ガラス素材11
との間に、隙間Hが存在しない加工状態では、脱落した
ダイヤモンド砥粒が、回転する砥石と光学ガラス素材に
挟まれて、転動し、キズを発生させてしまう恐れがあ
る。
【0153】即ち、隙間Hを形成した場合は、脱落した
ダイヤモンド砥粒が、隙間Hの間で挟まれることなく排
出され、隙間Hで成長したシリカ微粒子のみが、光学ガ
ラス素材11に接触して研磨加工を行うため、球面形状
20にキズを付けることがない。
【0154】例えば、砥石に#600を用いた場合は、
ダイヤモンドの平均粒径が26〜31μmとなるため、
それ以上の十分な隙間Hを形成すれば、砥粒の脱落によ
るキズを予防することができる。
【0155】また隙間Hは、使用する砥石に含まれる砥
粒のサイズ(#)あるいはボンド材の種類に応じて設定
することは明らかであり、特に溶出が活発に生じるボン
ド材を用いた場合は、砥粒の脱落も懸念されるため、こ
れに最適な隙間Hを形成すれば良い。
【0156】また隙間Hの形成方法だが、必要とする隙
間Hの寸法を、一度に移動させても、徐々に移動させて
も良い。徐々に移動させる場合は、移動に伴い徐々に広
がる隙間Hの移動速度と、電気泳動現象で成長するシリ
カ微粒子の成長速度に関して、後者のシリカ微粒子の成
長速度の方が速く設定されていれば、シリカ微粒子によ
る光学ガラス素材11への研磨加工作用が途絶えること
なく続くため、より効率的な加工が行える。
【0157】本実施の形態においては、旭ダイヤモンド
工業(株)製の砥石AD600−N100Mを用い、電
圧を40ボルト、研磨材に新日産化学のスノーテックス
30のコロイダルシリカを重量で6%として電気泳動を
行った際に、1分間に0.2mmの成長速度が観察でき
た。
【0158】よって、該条件であれば、毎分0.2mm
以下の速度で隙間Hを形成すれば、常にシリカ微粒子の
成長層が光学ガラス素材と接触するため、研磨加工も行
われ、加工を中断することなく効率的な研磨が行える。
【0159】なお、シリカ微粒子による研磨加工が終了
した平凸レンズの表面に、実施の形態3と同様な微細で
規則的な研磨痕が観察され、その研磨痕は実施の形態3
の場合よりさらに微細であった。
【0160】以上説明した通り、本実施の形態によれ
ば、実施の形態3と同様な効果を得ると共に、隙間に微
粒子が成長することから、成長した微粒子だけが被加工
物である光学ガラス素材と接触するため、仕上げ加工面
の鏡面化が一層促進される。
【0161】さらに隙間の存在により、砥石に含まれる
砥粒の接触が防げ、かつ砥石の砥粒の脱落が発生して
も、隙間があるため、脱落した砥粒を鏡面化する光学ガ
ラス素材の被加工面との間に介在させずに、排出するこ
とができ、仕上げ加工面のキズを防止することができ
る。
【0162】尚、本発明は、以下の構成を含む。 (1)レンズ,プリズムなどの光学素子を加工する研削
方法において、マイナス(負)に帯電した微粒子を含む
研磨材をかけながら、研削砥石にプラス(正)の電荷を
付加させ、前記マイナスに帯電した研磨材の微粒子を吸
着させる工程と、研削砥石に創成すべき形状に沿って切
り込みを与える工程とを有することを特徴とする研削方
法。
【0163】上記構成(1)は、砥石によって所望の形
状を創成するのと同時に、砥石に付着した微粒子の作用
により創成した被加工面を仕上加工する。上記構成
(1)によると、素材から求める形状を創成し、砥石を
交換することなく、砥石が有する能力以上の鏡面化を行
うことができるため、形状の創成加工から仕上までの時
間を大幅に短縮することができる。
【0164】また、創成加工面による創成加工と仕上加
工面による仕上加工とを、砥石を交換することなく行う
ことができるため、形状の創成加工から仕上までの時間
を大幅に短縮することができる。 (2)前記研削砥石が、光学素子を創成すべき形状に沿
って切り込みを与える研削を行う面と、研削をされた前
記光学素子の面よりわずかに離間し、陽極として作用
し、マイナスに帯電した微粒子を含む研磨材を吸着し、
前記研削された光学素子の面を研磨する面とを有し、当
該研削砥石を使用して光学素子を加工することを特徴と
する上記構成(1)記載の研削方法。
【0165】上記構成(2)では、仕上加工面と創成し
た形状との間に隙間、即ち、非接触部分が生じることに
なるので仕上加工面における微粒子の付着が促進され、
微粒子による研磨作用が増す。
【0166】従って、上記構成(2)によると、上記構
成(1)よりもさらに良好な鏡面を得ることができる。 (3)レンズ,プリズムなどの光学素子を加工する研削
方法において、被研削物(光学ガラス素材)上の創成す
べく形状まで研削砥石を切り込む工程と、マイナスに帯
電した微粒子を含む研磨材をかけながら、研削砥石にプ
ラスの電荷を付加させ、前記マイナスに帯電した研磨材
の微粒子を吸着させる工程と、該状態で被研削物を回転
させる工程とを有することを特徴とする研削方法。
【0167】上記構成(3)によると、上記構成(1)
ど同様の作用、効果を得ることができる。 (4)前記研削砥石が、光学素子を創成すべき形状に沿
って切り込みを与える研削を行う面と、研削をされた前
記光学素子の面よりわずかに離間し、陽極として作用
し、マイナスに帯電した微粒子を含む研磨材を吸着し、
前記研削された光学素子の面を研磨する面とを有し、当
該研削砥石を使用して光学素子を加工することを特徴と
する上記構成(2)記載の研削方法。
【0168】上記構成(4)では、仕上加工面と創成し
た形状との間に隙間、即ち、非接触部分が生じることに
なるので仕上加工面における微粒子の付着が促進され、
微粒子による研磨作用が増す。
【0169】従って、上記構成(4)によると、上記構
成(3)よりもさらに良好な鏡面を得ることができる。 (5)レンズ,プリズムなどの光学素子を加工する研削
方法において、被研削物上の創成すべく形状まで研削砥
石を切り込む工程と、切り込みが完了した状態を保持
し、かつマイナスに帯電した微粒子を含む研磨材をかけ
ながら、研削砥石にプラスの電荷を付加させる工程とを
有することを特徴とする研削方法。
【0170】上記構成(5)では、砥石によって形状創
成を行い、切り込みが終了した後、いわゆるスパークア
ウトの状態で砥石と光学ガラス素材との間隔を保持し、
この状態で負に帯電した微粒子を含む研削液を供給する
ので、スパークアウト前の状態にあっては、通常の研削
方法により創成加工面が形状の創成加工を行うが、スパ
ークアウトの状態では、上記構成(1)に相当する作用
を示す。
【0171】上記構成(5)によれば、従来あるカーブ
ジェネレーターをそのまま用いつつ、上記構成(1)と
同様の効果を得ることができる。
【0172】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、素材から求め
る形状を創成し、砥石を交換することなく、砥石が有す
る能力以上の鏡面化を行うことができるため、形状の創
成加工から仕上までの時間を大幅に短縮することができ
る。
【0173】請求項2の発明によれば、創成加工面によ
る創成加工と仕上加工面による仕上加工とを、砥石を交
換することなく行うことができるため、形状の創成加工
から仕上までの時間を大幅に短縮することができる。
【0174】請求項3に係る研削方法によれば、従来あ
るカーブジェネレーターをそのまま用いつつ、上記請求
項1と同様の効果を得ることができる。請求項4の発明
によると、仕上加工面における微粒子の付着が促進され
るため、微粒子による研磨作用が増す。
【0175】請求項5の発明によれば、隙間に微粒子が
成長することから、仕上げ加工面の鏡面化が一層促進さ
れる他、隙間の存在により、仮に、砥石の砥粒が脱落し
ても、脱落した砥粒による仕上げ加工面のキズの発生を
防止できる。
【0176】請求項6の発明によれば、鏡面化により光
学特性に優れたレンズを低価格でかつ短時間で得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における研削方法を実施
するための研削装置の概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態1における研削方法を説明
するための図である。
【図3】本発明の実施の形態1における研削方法を説明
するための図である。
【図4】本発明の実施の形態2における研削方法を実施
するための研削装置の概略構成図である。
【図5】本発明の実施の形態2の変形例を示す概略構成
図である。
【図6】本発明の実施の形態3における研削方法を実施
するための研削装置の概略構成図である。また本発明の
実施の形態7における研削方法を実施するための研削装
置の概略構成図も兼ねている。
【図7】本発明の実施の形態3における研削方法を説明
するための図である。また本発明の実施の形態7におけ
る研削方法を説明するための図も兼ねている。
【図8】本発明の実施の形態3における研削方法を説明
するための図である。
【図9】本発明の実施の形態3に係る実施例の研削方法
にて加工された被加工面を拡大した顕微鏡写真である。
【図10】通常の研削方法にて加工された被加工面を拡
大した顕微鏡写真である。
【図11】本発明の実施の形態3に係る実施例および通
常の研削方法にて加工された被加工面の表面粗さを測定
した結果を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態4における研削方法を実
施するための研削装置の概略構成図である。
【図13】本発明の実施の形態5における研削方法を実
施するための研削装置の概略構成図である。
【図14】本発明の実施の形態5における研削方法を説
明するための図である。
【図15】本発明の実施の形態5における研削方法を説
明するための図である。図である。
【図16】本発明の実施の形態6における研削方法を実
施するための研削装置の概略構成図である。
【図17】また本発明の実施の形態7における研削方法
を説明するための図である。
【図18】本発明の実施の形態3における加工されたレ
ンズの表面の微細な研磨痕のパターンを示す図である。
【符号の説明】
1 光学ガラス素材 3 砥石 3a 側面部 3b 正面部 5 研磨材 7 電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学ガラス素材に対して砥石を切り込む
    ことで所望の形状を創成する研削方法において、 帯電した微粒子を含む液状の研磨材を砥石に対して供給
    するとともに上記微粒子を上記砥石に対して電気的に付
    着させる工程と、 創成すべき形状に沿って上記砥石を切り込む工程と、 を有することを特徴とする研削方法。
  2. 【請求項2】 光学ガラス素材に対して砥石を切り込
    み、光学ガラス素材に対する創成加工と、創成した形状
    の表面の仕上加工とを行う研削方法において、 光学ガラス素材に対する切り込みを行う創成加工面と、
    創成加工面にて創成された形状の表面を仕上加工する仕
    上加工面との2つの加工面を有する砥石を用い、 上記砥石と上記光学ガラス素材との間に帯電した微粒子
    を混合した液状の研磨材を供給し、 上記微粒子を上記砥石に対して電気的に付着させつつ、 上記創成加工面による創成加工と上記仕上加工面に付着
    した上記微粒子による仕上加工とを同時に行うことを特
    徴とする研削方法。
  3. 【請求項3】 光学ガラス素材に対して砥石を切り込
    み、光学ガラス素材に対する創成加工と、創成した形状
    の表面の仕上加工とを行う研削方法において、 光学ガラス素材に対する砥石の切り込みを終了した後、 切り込みを終了した時の上記砥石の加工面と上記光学ガ
    ラス素材の被加工面との距離を保ったまま、 上記加工面と上記被加工面との間に帯電した微粒子を混
    合した液状の研磨材を供給し、 上記微粒子を砥石に対して電気的に付着させ、 上記微粒子によって創成した形状の仕上加工を行うこと
    を特徴とする研削方法。
  4. 【請求項4】 砥石の加工面と創成した形状とが互いに
    接触したときに、加工面の形状が創成した形状から徐々
    にあるいは段階的に離間する形状の砥石を用いることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の研
    削方法。
  5. 【請求項5】 光学ガラス素材に対して砥石を切り込
    み、光学ガラス素材に対する創成加工と、創成した形状
    の表面の仕上加工とを行う研削方法において、 光学ガラス素材に対する切り込みを行う創成加工面と、
    創成加工面にて創成された形状の表面を仕上加工する仕
    上加工面との2つの加工面を有する砥石を用い、 上記砥石と上記光学ガラス素材との間に帯電した微粒子
    を混合した液状の研磨材を供給し、 上記微粒子を上記砥石に対して電気的に付着させつつ、 上記創成加工面による創成加工と上記仕上加工面に付着
    した上記微粒子による仕上加工とを同時に行う加工工程
    と、 上記加工工程に続いて、上記砥石および上記光学ガラス
    素材の一方もしくは両方を移動させ、上記砥石および上
    記光学ガラス素材の間に隙間を形成させ、前記隙間を形
    成した位置を保持しつつ、上記仕上げ加工面に付着し、
    成長した前記微粒子により、更に仕上加工をする工程
    と、 を有することを特徴とする研削方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項3並びに請求項5の
    いずれかに記載の研削方法によって研削されたガラスレ
    ンズであって、砥石に電気泳動現象により付着した微粒
    子による研磨により、規則的なパターンであって、その
    深さが10nm以下である研磨痕をその表面に有してい
    ることを特徴とするガラスレンズ。
JP10020098A 1997-04-08 1998-02-02 研削方法およびその研削方法により加工されたガラスレンズ Withdrawn JPH10337645A (ja)

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