JPH10338153A - 動力舵取装置における流量制御装置 - Google Patents

動力舵取装置における流量制御装置

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JPH10338153A
JPH10338153A JP9269541A JP26954197A JPH10338153A JP H10338153 A JPH10338153 A JP H10338153A JP 9269541 A JP9269541 A JP 9269541A JP 26954197 A JP26954197 A JP 26954197A JP H10338153 A JPH10338153 A JP H10338153A
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load
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進 穂永
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英寿 藤原
Yoshiharu Inaguma
義治 稲熊
Toshiya Katou
豪哉 加藤
Kazuhiro Watanabe
和宏 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプハウジングの形状を変更することな
く、簡単な構成でポンプ回転数感応の負荷圧感応形の流
量制御装置を設けること。 【解決手段】 ユニオン12内に、低負荷時においては
流量調整弁37のばね室32を低圧側38に連通させス
テアリング操作により圧力上昇する負荷圧に応動してば
ね室32と低圧側38との連通を遮断する可変絞り28
を備えた負荷圧感応弁24を設け、流量調整弁37のバ
イパスバルブ30に制御ロッド50を設け、この制御ロ
ッド50の端部50bをメータリングオリフィス22内
に突出させ、制御ロッド50がバイパスバルブ30の摺
動に応動してメータリングオリフィス22の開口面積を
変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に使用さ
れる動力舵取装置における流量制御装置に関するもの
で、特に、低負荷時にポンプから制御弁に供給される流
量を低減して省エネルギ化を図った動力舵取装置におけ
る流量制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハンドルを回転操作していない低負荷時
に制御弁に供給される流量を低減して省エネルギ化を図
った動力舵取装置の流量制御装置において、ポンプが高
速で回転している場合に、ハンドルが回転操作され制御
弁側の負荷圧が上昇してもポンプの回転数に応じた流量
が制御弁に供給されないようにしたものが特開平8−2
82513号に記載されている。
【0003】この流量制御装置においては、流量調整弁
のばね室側に制御弁側の負荷圧に応じて作動する負荷圧
感応機構が設けられており、ハンドルを回転操作し負荷
圧が上昇した場合には、負荷圧感応機構である移動体が
負荷圧に応動してバイパスバルブ側に移動し、これによ
って、バイパス通路を閉止する方向へ流量調整弁のバイ
パスバルブを更に付勢するようにばねのイニシャル荷重
が高められる。すると、制御弁に通じる供給通路中に設
けられた絞り前後の差圧によりバイパスバルブが移動
し、このバイパスバルブに設けられたロッドが絞りを閉
じるように移動することにより、制御弁に供給される作
動油の流量が低減されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この流
量制御装置においては、ハンドルの回転操作による負荷
圧の上昇により作動する負荷圧感応機構を流量調整弁の
ばね室側の後方に設ける構成であるため、従来のポンプ
ハウジングにはそのまま適用できずポンプハウジングの
形状を変更する必要があった。
【0005】また、負荷圧が上昇した時、負荷圧感応機
構の移動体により、バイパスバルブを付勢するばねのイ
ニシャル荷重を高める構成であるため、付勢するばねの
ばね定数の設定が難しく、また、ばねの経変化によりば
ね定数が変化してしまい所望の特性が得られないという
問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1のものにおいては、ポンプとパワーシリン
ダの両油室とリザーバとにそれぞれ接続する流路に可変
絞りをそれぞれ設けた制御弁と、前記ポンプの吐出通路
中に設けられたメータリングオリフィスの前後差圧に応
じてバイパス通路を開閉し前記制御弁に供給する流量を
制御するバイパスバルブを備えた流量調整弁とを備え、
前記ポンプのハウジングに前記バイパスバルブを摺動可
能に収納する収納孔を設け、この収納孔の一端に前記メ
ータリングオリフィスとこのメータリングオリフィスを
通過した作動油を前記制御弁に送出するための送出口を
形成したユニオンを固着し、このユニオン内に、低負荷
時においては前記流量調整弁のばね室を低圧側に連通さ
せステアリング操作により圧力上昇する負荷圧に応動し
て前記ばね室と低圧側との連通を遮断する可変絞りを備
えた負荷圧感応弁を設け、前記バイパスバルブに制御ロ
ッドを設け、この制御ロッドの端部を前記メータリング
オリフィス内に突出させ、前記制御ロッドが前記バイパ
スバルブの摺動に応動して前記メータリングオリフィス
の開口面積を変化させるようにしたことを特徴とするも
のである。
【0007】請求項2のものにおいては、前記制御ロッ
ドの端部に小径部、テーパ部および大径部を形成したこ
とを特徴とするものである。請求項3のものにおいて
は、前記負荷圧感応弁は、前記送出口側とは反対方向に
ばねによりバイアスされ、前記負荷圧による油圧推力が
前記ばねによるバイアス以上となった場合、前記可変絞
りを絞ることを特徴とするものである。
【0008】請求項4のものにおいては、前記負荷圧感
応弁は、前記送出口側にばねによりバイアスされ、前記
作動油の粘度または前記負荷圧による油圧推力が前記ば
ねによるバイアス以上となった場合、前記可変絞りを絞
ることを特徴とするものである。 (作用)ユニオン内に組み込まれた負荷圧感応弁が負荷
圧の上昇により、ばね室と圧力排出通路との連通を遮断
すると、上昇した負荷圧がばね室に導かれバイパスバル
ブに負荷圧が作用する。このように負荷圧がバイパスバ
ルブに作用すると、バイパスバルブに設けられた制御ロ
ッドが、ユニオン内に形成されたメータリングオリフィ
スの開口を閉じるように、バイパスバルブの移動に応動
して移動する。
【0009】このバイパスバルブの移動に応動して移動
する制御ロッドの先端の形状を、メータリングオリフィ
ス側から大径部,テーパ部,小径部とすることにより、
制御弁に供給される作動油の流量にドルーピング特性を
持たせることができる。また、負荷圧感応弁が作動油の
粘度による油圧推力の上昇によって、ばね室と圧力排出
通路との通路を遮断するので、低温時のように作動油の
粘度が高い状態でも制御弁に供給する流量が低下しな
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1において、10は図略の動力舵
取装置のポンプハウジングであり、このポンプハウジン
グ10には、弁収納孔11が形成され、この弁収納孔1
1の一端にはユニオン12が液密的に螺着されている。
この弁収納孔11には図略のポンプの吐出ポートに連通
する供給通路13と図略のポンプの吸入ポートに連通す
るバイパス通路20が弁収納孔11の軸線方向に離間し
て開口されている。
【0011】前記ユニオン12には、動力舵取装置の制
御弁の入力ポートに通ずる送出口21が開口されている
とともに、前記供給通路13に連通されたメータリング
オリフィス22が形成されている。ユニオン12にはま
た、前記送出口21とメータリングオリフィス22との
間に段付孔23が形成されている。この段付孔23はメ
ータリングオリフィス22側から送出口21側に向かっ
て小径孔、大径孔の順に形成され、この段付孔23に負
荷圧感応弁24が一定量摺動可能に嵌装されている。
【0012】前記弁収納孔11には流量調整用のバイパ
スバルブ30が摺動可能に嵌装され、このバイパスバル
ブ30の一端と弁収納孔凹部11aとの間にばね室32
が形成されている。ばね室32には流量調整用ばね33
が介挿され、この流量調整用ばね33のばね力によりバ
イパスバルブ30を通常バイパス通路20を閉止する方
向に付勢している。
【0013】前記ばね室32はポンプハウジング10に
形成した連通路34、ユニオン12に形成した圧力導入
通路35および負荷圧感応弁24に形成したダンピング
作用として機能する絞り通路25を介して前記送出口2
1に連通されている。これにより、バイパスバルブ30
の両端にはメータリングオリフィス22の前後差圧が導
入され、バイパスバルブ30はこの前後差圧を一定に維
持するようにバイパス通路20の開度を調整するように
なっている。上述したメータリングオリフィス22、バ
イパスバルブ30および流量調整用ばね33により、流
量調整弁37を構成している。
【0014】前記ユニオン12に嵌装された負荷圧感応
弁24には、メータリングオリフィス22と送出口21
を連通する貫通孔29が形成されている。また、負荷圧
感応弁24には、メータリングオリフィス22側に対向
する一端に小径の小径部24aが形成され、送出口21
側に対向する他端に大径の大径部24bが形成され、こ
れら小径部24aおよび大径部24bは前記段付孔23
の小径孔および大径孔にそれぞれ摺動可能に嵌合されて
いる。
【0015】前記ユニオン12には前記負荷圧感応弁2
4の小径部24aに対応する位置に開口する上述した圧
力導入孔35が形成され、この圧力導入孔35は前記連
通路34に接続されている。また、ユニオン12には前
記負荷圧感応弁24の大径部24bから小径部24aに
少しかかるように開口する圧力排出通路36が形成さ
れ、この圧力排出通路36はリザーバ38に接続されて
いる。
【0016】前記負荷圧感応弁24と前記ユニオン12
との間にはばね室26が形成され、負荷圧感応弁24を
大径部24bの方向に向かって付勢するばね27が介挿
され、通常ばね27の付勢力により圧力排出通路36を
開口するように摺動端(送出口21側)に保持され、可
変絞り28を開いて圧力導入通路35と圧力排出通路3
6とを互いに連通状態に保持している。
【0017】前記バイパスバルブ30の内部には、圧力
レリーフ弁40が設けられ、前記バイパスバルブ30の
ばね室32の圧力が設定圧以上になったときに、ばね室
32の圧力を逃し通路41を介して前記バイパス通路2
0に逃すようにしている。前記バイパスバルブ30のメ
ータリングオリフィス22側の端部には、制御ロッド5
0の一端50aが嵌着されており、この制御ロッド50
の他端50bが前記メータリングオリフィス22内に突
出し、この他端50bにはバイパスバルブ30側から小
径部53,テーパ部51と大径部52が形成されてい
る。
【0018】これにより、制御ロッド50が前記メータ
リングオリフィス22内で軸方向に移動すると、小径部
53がメータリングオリフィス22に位置している場合
(低速状態)には、メータリングオリフィス22の開口
面積が開いた一定の状態を保持する。テーパ部51がメ
ータリングオリフィス22に位置している場合(中,高
速状態)には、ポンプの回転が増加するに従って制御ロ
ッド50が移動し、メータリングオリフィス22の開口
面積を閉じるように作動する。次に、大径部52がメー
タリングオリフィス22に位置する場合には、メータリ
ングオリフィス22の開口面積が最小の状態となり、制
御弁に供給される流量が最小となる。なお、このテーパ
部51の形状は予め実験等により求め決定される。
【0019】上記した構成により、負荷圧感応弁24が
ばね27の付勢力により摺動端に保持され、これにより
圧力導入通路35と圧力排出通路36とが互いに連通さ
れ、メータリングオリフィス22を通過した作動油は絞
り通路25から、圧力導入通路35および連通路34を
介してばね室32に導入されるとともに、圧力導入通路
35および圧力排出通路36を介してリザーバ38に排
出される。従って、負荷圧感応弁24には、メータリン
グオリフィス22を通過後の圧力Paによる図中右方向
の油圧推力F1と、送出口21側の圧力Pbによる図中
左方向の油圧推力F2とが作用する。
【0020】ここで、負荷圧感応弁24を右方向に押圧
する油圧推力F1として作用する受圧面積をA1、左方
向に押圧する油圧推力F2として作用する受圧面積をA
2、ばね27のばね力をFsとすると各油圧推力F1と
F2は下記式で表される。 F1=A1・Pa+Fs F2=A2・Pb そして、負荷圧が低圧状態においては、負荷圧感応弁2
4に作用する左右の油圧推力差が小さいため、ばね27
によるバイアス作用により、次の関係が成り立つ。
【0021】 F1(A1・Pa+Fs)>F2(A2・Pa) しかしながら、負荷圧が高くなると、左右の油圧推力差
が増大し、次の関係に変化する。 F1(A1・Pa+Fs)<F2(A2・Pa) 従って、負荷圧感応弁24はばね27に抗して左方向に
変位し始め、可変絞り28が縮小される。
【0022】次に上述した構成に基づいて動作を説明す
る。自動車エンジンにより図略のポンプが駆動される
と、作動油がポンプの吐出ポートから供給通路13に吐
出される。供給通路13に吐出された作動油は制御ロッ
ド50によって開口面積が変化されるメータリングオリ
フィス22を通過して送出口21から送出され制御弁に
供給される。また、メータリングオリフィス22を通過
した作動油は、絞り通路25、圧力導入通路35および
連通路34を介してばね室32に導入されるとともに、
圧力排出通路36を介してリザーバ38に連通される。
従って、バイパスバルブ30にはメータリングオリフィ
ス22前後の差圧が作用し、この差圧を一定に維持する
ようにバイパス通路20の開度を制御し、制御弁に供給
する流量を一定に制御する。
【0023】ハンドルの中立状態においては、制御弁に
供給された作動油はリザーバに排出され、パワーシリン
ダの両油室は均等な低圧状態に保持される。この状態に
おいては負荷圧が低いので、負荷圧感応弁24の両端に
作用する油圧推力差は小さく、ばね27によるバイアス
作用により負荷圧感応弁24は大径部24b側の摺動端
に保持され、この状態においては可変絞り28が開かれ
て圧力導入通路25と圧力排出通路36とが互いに連通
状態に保持され、流量調整弁37のばね室32は可変絞
り28を介して低圧側に開放される。従って、ばね室3
2から低圧側にパイロット流量がリークされてばね室3
2の圧力が低下するため、バイパスバルブ30がバイパ
ス通路20をより開く方向に変位され、供給通路13に
供給された作動油はより多くバイパス通路20にバイパ
スされ、ポンプの吸入側に還流される。
【0024】この時、バイパスバルブ30がバイパス通
路20を開く変位量および制御ロッド50によって変化
するメータリングオリフィス22の開口面積は、ポンプ
から供給通路13に吐出される作動油の流量によって変
化する。これはエンジンによってポンプが回転駆動され
るため、特に、高速走行状態ではエンジンが高回転とな
りポンプも高回転数で回転し、低速走行状態とでは吐出
される作動油の流量が異なるからである。
【0025】ハンドルを回転操作していない低負荷状態
において、低速走行状態では図1に示すようになり、バ
イパスバルブ30はメータリングオリフィス22前後の
差圧が一定となるようにバイパス通路20の開度を制御
し、制御弁に供給する流量が一定となるように制御す
る。この時、メータリングオリフィス22内には制御ロ
ッド50の小径部53が位置することになり、バイパス
バルブ30により一定流量に制御された作動油が制御弁
に供給される。次に、低速走行状態から中速走行状態に
なると、低速走行状態と同じく、バイパスバルブ30は
メータリングオリフィス22前後の差圧が一定となるよ
うにバイパス通路20の開度を制御し、制御弁に供給す
る流量を一定に制御する。この時、前述したように、高
速走行状態になるに従ってポンプから供給通路13に供
給される流量が多くなることから、バイパスバルブ30
はばね33力に抗して次第に図中左方向に移動し、バイ
パス通路20にバイパスする流量を増加させる。する
と、制御ロッド50も図中左方向に移動することなり、
メータリングオリフィス22内には小径部53からテー
パ部51が位置する(図5(a)参照)。このテーパ部
51がメータリングオリフィス22内を移動すると、供
給通路13に供給される流量に応じてメータリングオリ
フィス22の開口面積が小さくなるように制御され、制
御弁に供給される流量が次第に減少される。更に、中速
走行状態から高速走行状態となると図3に示すようにな
り、制御ロッド50の大径部52がメータリングオリフ
ィス22に位置し(図6(a)参照)、メータリングオ
リフィス22の開口面積が最小となるように制御され
る。これより、図7に示すように、低速走行状態のポン
プ回転数N1の時の供給流量はQb1となり、高速走行
状態のポンプ回転数N2の時の供給流量はQb2とな
る。このように、低負荷状態においてドルーピング特性
を達成している。
【0026】このハンドルの中立状態よりハンドルが回
転操作されると、その回転方向に応じて、制御弁の可変
絞りの一方が拡大され他方が縮小されるため、負荷圧が
上昇してパワーシリンダの両油室に差圧が発生する。こ
の負荷圧がある圧力まで上昇すると、すなわち、負荷圧
感応弁24の受圧面積差により、負荷圧感応弁24の両
端に作用する油圧推力差が増大し、その結果、その油圧
推力差がばね32のバイアス以上になると、負荷圧感応
弁24はばね32力に抗して変位され、圧力導入通路3
5と圧力排出通路36との連通面積を制限し、終いには
閉止するに至る。従って、ばね室32から低圧側にリー
クされる流量が零になるため、ばね室32の圧力が増大
されてバイパスバルブ30がバイパス通路20を絞る方
向に変位される。
【0027】すると、このようなハンドルを回転操作す
る高負荷状態において、低速走行状態では図2に示すよ
うになり、バイパスバルブ30はメータリングオリフィ
ス22前後の差圧が一定となるようにバイパス通路20
の開度を制御し、制御弁に供給する流量がを一定となる
ように制御する。この時、メータリングオリフィス22
内には制御ロッド50の小径部53が位置することにな
り(図5(b)参照)、バイパスバルブ30により一定
流量に制御された作動油が制御弁に供給される。次に、
低速走行状態から中速走行状態になると、低速走行状態
と同じく、バイパスバルブ30はメータリングオリフィ
ス22前後の差圧が一定となるようにバイパス通路20
の開度を制御し、制御弁に供給する流量を一定に制御す
る。したがって、高速走行状態になるに従ってポンプか
ら供給通路13に供給される流量が多くなることから、
バイパスバルブ30はばね33力に抗して次第に図中左
方向に移動し、バイパス通路20にバイパスする流量を
増加させる。すると、制御ロッド50も図中左方向に移
動することなり、メータリングオリフィス22内には小
径部53からテーパ部51が位置する。このテーパ部5
1がメータリングオリフィス22内を移動すると、供給
通路13に供給される流量に応じてメータリングオリフ
ィス22の開口面積が小さくなるように制御され、制御
弁に供給される流量が次第に減少される。更に、中速走
行状態から高速走行状態となると図4に示すようにな
り、制御ロッド50の大径部52がメータリングオリフ
ィス22に位置し(図6(b)参照)、メータリングオ
リフィス22の開口面積が最小となるように制御され
る。これより、図7に示すように、低速走行状態のポン
プ回転数N1の時の供給流量はQa1となり、高速走行
状態のポンプの回転数N2の時のになると供給流量はQ
a2となる。このように、高負荷状態においてドルーピ
ング特性を達成している。
【0028】上述した実施の形態においては、ユニオン
12の中に負荷圧感応弁24と、メータリングオリフィ
ス22を設け、バイパスバルブ30に制御ロッド50を
設けた構成であるので、従来のポンプハウジングの形状
を変更することなく、ポンプ回転数感応の負荷圧感応形
の流量制御装置を設けることができる。また、簡単な構
造であるので、組付け性を向上することができる。
【0029】更に、負荷圧が上昇した場合に、負荷圧感
応弁24によりばね室32側と圧力排出通路36とを遮
断させ、バイパスバルブ30に負荷圧が直接作用するよ
うにしているので、従来のばねによって負荷圧の上昇に
よる圧力をバイパスバルブに作用させるものに比べ経年
変化もなく調整も容易に行える。なお、この実施の形態
において、制御ロッド50の他端50bにテーパ部51
と大径部52を形成しているが、テーパ部のみで構成し
ても良いし、テーパを円弧や多段にしても良い。要する
に、メータリングオリフィスの開口面積を変更できる形
状であれば良い。
【0030】次に、上記実施の形態のポンプ回転数感応
の負荷圧感応形の流量制御装置において、更に、作動油
の粘度が高い低温時の制御弁に供給される作動油の流量
低下によるアシスト不足を改良した流量制御装置を第2
の実施の形態として図8に基づいて説明する。図8にお
いて、上述した実施の形態の図1とは、負荷圧感応弁1
24がばね127により、メータリングオリフィス22
側に付勢されている点、ユニオン112のバイパスバル
ブ30側の一端内周にメータリングオリフィス22を形
成する絞り部材112aが圧入されユニオンが2部材に
より構成されている点が大きく異なる点以外は同じであ
る。特に、負荷圧感応弁124のメータリングオリフィ
ス22側と送出口21側の受圧面積は、図1の負荷圧感
応弁24のメータリングオリフィス22側と送出口21
側の受圧面積と逆の関係となっており、負荷圧感応弁1
24のメータリングオリフィス22側の受圧面積の方が
送出口21側の受圧面積によりも大きくなるように構成
されている。
【0031】この構成により、通常、ハンドルが中立状
態の場合には、負荷圧感応弁124がばね127の付勢
力により絞り部材112aの一端に当接(図8中左側)
して保持され、これにより圧力導入通路35と圧力排出
通路36とが互いに連通され、メータリングオリフィス
22を通過した作動油は絞り通路125から、圧力導入
通路35および圧力排出通路36を介してリザーバ38
に排出される。
【0032】ここで、メータリングオリフィス122を
通過後の作動油の圧力をPa’、送出口21側の圧力を
Pb’、負荷圧感応弁124を右方向に押圧する油圧推
力F1’として作用する受圧面積をA1’、左方向に押
圧する油圧推力F2’として作用する受圧面積をA
2’、ばね127のばね力をFs’とすると各油圧推力
F1’とF2’は下記式で表される。
【0033】F1’=A1’・Pa’ F2’=A2’・Pb’+Fs’ そして、負荷圧が低圧状態においては、負荷圧感応弁1
24に作用する左右の油圧推力差が小さいため、ばね1
27によるバイアス作用(ばね127は負荷圧感応弁1
24をメータリングオリフィス22側に付勢するように
作用)により、次の関係が成り立つ。
【0034】F1’(A1’・Pa’)<F2’(A
2’・Pb’+Fs’)しかしながら、負荷圧が高圧状
態においては、負荷圧感応弁24に作用する左 右の油圧推力差が増大し、次の関係に変化する。 F1’(A1’・Pa’)>F2’(A2’・Pb’+
Fs’) 従って、負荷圧感応弁24はばね127に抗して右方向
に変位し始め、可変絞り128が縮小される。
【0035】次に、この構成に基づく動作を説明する。
通常、ハンドルを中立状態から回転操作すると、作動油
がメータリングオリフィス22を通過する。この時、メ
ータリングオリフィス22前後の差圧が大きくなる。負
荷圧感応弁124のメータリングオリフィス22側の受
圧面積が送出口21側の受圧面積よりも大きいため、作
動油による油圧推力がばね127によるバイアス以上の
場合には、負荷圧感応弁124をばね力に抗して送出口
21側に変位させ、圧力導入通路35と圧力排出通路3
6との連通面積を制限し、終いには閉止するに至る。従
って、ばね室32から低圧側にリークされる流量が零に
なるため、ばね室32の圧力が増大されてバイパスバル
ブ30がバイパス通路20を絞る方向に変位されるた
め、制御弁に供給する流量が増加する。
【0036】このため、この状態でハンドルを操作する
と操舵に必要な作動油の差圧が一定となるようにバイパ
ス通路20の開度が制御され、制御弁に供給する作動油
の量が一定となるように制御する。なお、制御ロッド5
0については図1に示す流量制御装置と同様の動作を行
う。次に、寒冷地のように低温の状態においては、低温
のため作動油の粘度が高くなる。このような状態では、
ハンドルが中立状態であっても、粘度の高い作動油によ
って負荷圧感応弁124をばね127によるバイアスに
抗して図中右方向に移動させようとする力が作用する。
この作動油による油圧推力がばね127によるバイアス
以上になった場合には、負荷圧感応弁124が送出口2
1側に変位し、圧力導入通路35と圧力排出通路36と
の連通面積が制限され、終いには閉止するに至る。従っ
て、ばね室32から低圧側にリークされる流量が零にな
るため、ばね室32の圧力が増大されてバイパスバルブ
30がバイパス通路20を絞る方向に変位され、制御弁
に供給する流量が増加する。
【0037】このように、寒冷地のように作動油の粘度
が高くなった場合において、作動油の粘度に応じても負
荷圧感応弁124が応動し、ハンドルが中立状態におけ
る制御弁に供給する流量を所定量に保つことができるの
で、低温時におけるハンドルの回転操作開始時のアシス
ト不足を解消できるポンプ回転数感応の負荷圧感応形の
流量制御装置を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ユニ
オンの中に負荷圧感応弁とメータリングオリフィスを設
け、バイパスバルブに制御ロッドを設ける構成であるの
で、従来のポンプハウジングの形状を変更することな
く、回転数感応の負荷圧感応形の流量制御装置を設ける
ことができる。また、構造が簡単となるので、組付け性
を向上できる。
【0039】更に、負荷圧感応弁を送出口側にばねによ
りバイアスするようにしたので、低温時のように作動油
の粘度が高くなり、作動油による油圧推力がばねのバイ
アス以上となった時、負荷圧感応弁が応動して可変絞り
を絞り、制御弁に供給する作動油の流量を所定量に保つ
ことができるので、低温時におけるハンドルの回転操作
開始時のアシスト不足を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における流量制御装置の詳
細断面図である。
【図2】低速走行状態で高負荷時の場合の流量制御装置
の状態を説明するため図である。
【図3】高速走行状態で低負荷時の場合の流量制御装置
の状態を説明するため図である。
【図4】高速走行状態で高負荷時の場合の流量制御装置
の状態を説明するため図である。
【図5】図1,図2の一部拡大図である。
【図6】図3,図4の一部拡大図である。
【図7】ポンプ回転数Nと供給流量Qの関係を示すグラ
フである。
【図8】第2の実施の形態を説明するための図である。
【符号の説明】
10 ポンプハウジング 11 弁収納孔 12,112 ユニオン 112a 絞り部材 13 供給通路 20 バイパス通路 21 送出口 22 メータリングオリフィス 23 段付孔 24,124 負荷圧感応弁 25,125 絞り通路 27,127 ばね 28,128 可変絞り 30 バイパスバルブ 32 ばね室 33 流量調整用ばね 34 連通路 35 貫通孔 36 圧力排出通路 37 流量調整弁 40 圧力レリーフ弁 50 制御ロッド 51 テーパ部 52 大径部 53 小径部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 豪哉 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 渡辺 和宏 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプとパワーシリンダの両油室とリザ
    ーバとにそれぞれ接続する流路に可変絞りをそれぞれ設
    けた制御弁と、前記ポンプの吐出通路中に設けられたメ
    ータリングオリフィスの前後差圧に応じてバイパス通路
    を開閉し前記制御弁に供給する流量を制御するバイパス
    バルブを備えた流量調整弁とを備え、前記ポンプのハウ
    ジングに前記バイパスバルブを摺動可能に収納する収納
    孔を設け、この収納孔の一端に前記メータリングオリフ
    ィスとこのメータリングオリフィスを通過した作動油を
    前記制御弁に送出するための送出口を形成したユニオン
    を固着し、このユニオン内に、低負荷時においては前記
    流量調整弁のばね室を低圧側に連通させステアリング操
    作により圧力上昇する負荷圧に応動して前記ばね室と低
    圧側との連通を遮断する可変絞りを備えた負荷圧感応弁
    を設け、前記バイパスバルブに制御ロッドを設け、この
    制御ロッドの端部を前記メータリングオリフィス内に突
    出させ、前記制御ロッドが前記バイパスバルブの摺動に
    応動して前記メータリングオリフィスの開口面積を変化
    させるようにしたことを特徴とする動力舵取装置におけ
    る流量制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御ロッドの端部に小径部、テーパ
    部および大径部を形成したことを特徴とする請求項1に
    記載の動力舵取装置における流量制御装置。
  3. 【請求項3】 前記負荷圧感応弁は、前記送出口側とは
    反対方向にばねによりバイアスされ、前記負荷圧による
    油圧推力が前記ばねによるバイアス以上となった場合、
    前記可変絞りを絞ることを特徴とする請求項1または2
    に記載の動力舵取装置における流量制御装置。
  4. 【請求項4】 前記負荷圧感応弁は、前記送出口側にば
    ねによりバイアスされ、前記作動油の粘度または前記負
    荷圧による油圧推力が前記ばねによるバイアス以上とな
    った場合、前記可変絞りを絞ることを特徴とする請求項
    1または2に記載の動力舵取装置における流量制御装
    置。
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