JPH10338158A - サスペンションのアライメント測定装置 - Google Patents
サスペンションのアライメント測定装置Info
- Publication number
- JPH10338158A JPH10338158A JP9149175A JP14917597A JPH10338158A JP H10338158 A JPH10338158 A JP H10338158A JP 9149175 A JP9149175 A JP 9149175A JP 14917597 A JP14917597 A JP 14917597A JP H10338158 A JPH10338158 A JP H10338158A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting member
- wheel mounting
- suspension
- gripping
- supported
- Prior art date
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- Granted
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Landscapes
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ホイール取付部材の基準面に測定子が面直に
当接するように、非傾動式の把持手段でホイール取付部
材をその芯決め性や傾動の自由度を損うことなく把持で
きるようにする。 【解決手段】 測定子9を傾動自在に取付けた測定ヘッ
ド10を支持する支持枠8に、同期して開閉される1対
の把持アーム111,112を設ける。一方の把持アーム
111に2個のローラ131,132を取付けると共に、
他方の把持アーム112に1個のローラ133を取付け、
これら3個のローラでホイール取付部材Hを芯決め把持
する。各ローラを弾性体で形成すると共に、部材Hのロ
ーラ当接点の接線に平行なローラ軸3aに摺動自在に嵌
合軸支する。
当接するように、非傾動式の把持手段でホイール取付部
材をその芯決め性や傾動の自由度を損うことなく把持で
きるようにする。 【解決手段】 測定子9を傾動自在に取付けた測定ヘッ
ド10を支持する支持枠8に、同期して開閉される1対
の把持アーム111,112を設ける。一方の把持アーム
111に2個のローラ131,132を取付けると共に、
他方の把持アーム112に1個のローラ133を取付け、
これら3個のローラでホイール取付部材Hを芯決め把持
する。各ローラを弾性体で形成すると共に、部材Hのロ
ーラ当接点の接線に平行なローラ軸3aに摺動自在に嵌
合軸支する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車の
リヤサスペンションに適用されるサスペンションのアラ
イメント測定装置に関し、特に、サスペンションのサブ
アッセンブリ段階でのアライメント調整に使用する測定
装置に関する。
リヤサスペンションに適用されるサスペンションのアラ
イメント測定装置に関し、特に、サスペンションのサブ
アッセンブリ段階でのアライメント調整に使用する測定
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアライメント測定装置と
して、特公平3−61888号公報により、サスペンシ
ョンをサブフレームに組付けたサスペンションサブアッ
センブリを定位置に支持する治具手段と、治具手段の横
側方に配置した支持枠と、サスペンションのナックルに
軸支されるホイール取付部材の車軸に直交する基準面に
面直に当接可能な測定子と、ホイール取付部材を芯決め
して把持可能な把持手段と、測定子を前後方向のキャン
バー軸回りに傾動自在に支持し、測定子のキャンバー軸
回りの傾動角を検出する検出手段を取付けた測定ヘッド
とを備え、測定ヘッドを、測定子がホイール取付部材の
基準面に当接するように、支持枠に押圧手段を介して横
方向内方に押動自在に支持させたものは知られている。
して、特公平3−61888号公報により、サスペンシ
ョンをサブフレームに組付けたサスペンションサブアッ
センブリを定位置に支持する治具手段と、治具手段の横
側方に配置した支持枠と、サスペンションのナックルに
軸支されるホイール取付部材の車軸に直交する基準面に
面直に当接可能な測定子と、ホイール取付部材を芯決め
して把持可能な把持手段と、測定子を前後方向のキャン
バー軸回りに傾動自在に支持し、測定子のキャンバー軸
回りの傾動角を検出する検出手段を取付けた測定ヘッド
とを備え、測定ヘッドを、測定子がホイール取付部材の
基準面に当接するように、支持枠に押圧手段を介して横
方向内方に押動自在に支持させたものは知られている。
【0003】このものでは、把持手段を測定子に開閉自
在に枢着した複数の把持片で構成しており、測定ヘッド
を横方向内方に押動させて測定子をホイール取付部材の
基準面に当接させると共に把持片を閉じてホイール取付
部材の周面を把持するようにしている。これによれば、
サスペンションのアライメント調整部材によるキャンバ
ーの変化に応じて測定子がキャンバー軸回りに傾動する
ようになり、検出手段でキャンバーを測定しつつアライ
メント調整を行なうことができる。
在に枢着した複数の把持片で構成しており、測定ヘッド
を横方向内方に押動させて測定子をホイール取付部材の
基準面に当接させると共に把持片を閉じてホイール取付
部材の周面を把持するようにしている。これによれば、
サスペンションのアライメント調整部材によるキャンバ
ーの変化に応じて測定子がキャンバー軸回りに傾動する
ようになり、検出手段でキャンバーを測定しつつアライ
メント調整を行なうことができる。
【0004】尚、上記公報に記載のものでは、トーを測
定していないが、測定子を測定ヘッドに鉛直方向のトー
軸回りにも傾動し得るように支持し、測定ヘッドに測定
子のトー軸回りの傾動角を検出する検出手段を取付ける
ことでトーも測定できる。
定していないが、測定子を測定ヘッドに鉛直方向のトー
軸回りにも傾動し得るように支持し、測定ヘッドに測定
子のトー軸回りの傾動角を検出する検出手段を取付ける
ことでトーも測定できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、把持手段で
ホイール取付部材を把持する際は、キャンバーやトーが
アライメント調整前で一定しておらず、把持手段の把持
中心に対しホイール取付部材の軸線、即ち、車軸が傾い
た状態のままホイール取付部材が把持されてしまうこと
がある。そして、上記従来例のように把持手段を測定子
に取付けると、測定子の中心線が把持手段の把持中心と
なり、把持中心に対し車軸が傾いた状態でホイール取付
部材が把持されると、測定子がホイール取付部材の基準
面に面直に当接しなくなり、キャンバーやトーを正確に
測定できなくなる。
ホイール取付部材を把持する際は、キャンバーやトーが
アライメント調整前で一定しておらず、把持手段の把持
中心に対しホイール取付部材の軸線、即ち、車軸が傾い
た状態のままホイール取付部材が把持されてしまうこと
がある。そして、上記従来例のように把持手段を測定子
に取付けると、測定子の中心線が把持手段の把持中心と
なり、把持中心に対し車軸が傾いた状態でホイール取付
部材が把持されると、測定子がホイール取付部材の基準
面に面直に当接しなくなり、キャンバーやトーを正確に
測定できなくなる。
【0006】本発明は、以上の点に鑑み、測定子をホイ
ール取付部材の基準面に面直に確実に当接させて、キャ
ンバー及びトーを正確に測定できるようにしたアライメ
ント測定装置を提供することを課題としている。
ール取付部材の基準面に面直に確実に当接させて、キャ
ンバー及びトーを正確に測定できるようにしたアライメ
ント測定装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明は、サスペンションのアライメントをサスペンシ
ョンのサブアッセンブリ段階で測定する装置であって、
サスペンションサブアッセンブリを定位置に支持する治
具手段と、治具手段の横側方に配置した支持枠と、サス
ペンションのナックルに軸支されるホイール取付部材の
車軸に直交する基準面に面直に当接可能な測定子と、ホ
イール取付部材を芯決めして把持可能な把持手段と、測
定子を前後方向のキャンバー軸回りと鉛直方向のトー軸
回りとに傾動自在に支持し、測定子のキャンバー軸回り
の傾動角を検出するキャンバー検出手段と、測定子のト
ー軸回りの傾動角を検出するトー検出手段とを取付けた
測定ヘッドとを備え、測定ヘッドを、測定子がホイール
取付部材の基準面に当接するように、支持枠に押圧手段
を介して横方向内方に押動自在に支持させるものにおい
て、支持枠に、把持手段を構成する複数の把持アームを
ホイール取付部材の径方向に開閉自在に支持し、各把持
アームに、ホイール取付部材の周面に当接する弾性体か
ら成る弾性ローラをホイール取付部材の各ローラ当接点
の接線方向に平行なローラ軸を中心にして回転自在に軸
支している。
本発明は、サスペンションのアライメントをサスペンシ
ョンのサブアッセンブリ段階で測定する装置であって、
サスペンションサブアッセンブリを定位置に支持する治
具手段と、治具手段の横側方に配置した支持枠と、サス
ペンションのナックルに軸支されるホイール取付部材の
車軸に直交する基準面に面直に当接可能な測定子と、ホ
イール取付部材を芯決めして把持可能な把持手段と、測
定子を前後方向のキャンバー軸回りと鉛直方向のトー軸
回りとに傾動自在に支持し、測定子のキャンバー軸回り
の傾動角を検出するキャンバー検出手段と、測定子のト
ー軸回りの傾動角を検出するトー検出手段とを取付けた
測定ヘッドとを備え、測定ヘッドを、測定子がホイール
取付部材の基準面に当接するように、支持枠に押圧手段
を介して横方向内方に押動自在に支持させるものにおい
て、支持枠に、把持手段を構成する複数の把持アームを
ホイール取付部材の径方向に開閉自在に支持し、各把持
アームに、ホイール取付部材の周面に当接する弾性体か
ら成る弾性ローラをホイール取付部材の各ローラ当接点
の接線方向に平行なローラ軸を中心にして回転自在に軸
支している。
【0008】本発明によれば、把持手段によって測定子
の傾動が規制されることがなく、測定ヘッドの横方向内
方への押動により測定子がホイール取付部材の基準面に
確実に面直に当接する。従って、キャンバーとトーとを
各検出手段で正確に測定することができる。
の傾動が規制されることがなく、測定ヘッドの横方向内
方への押動により測定子がホイール取付部材の基準面に
確実に面直に当接する。従って、キャンバーとトーとを
各検出手段で正確に測定することができる。
【0009】一方、本発明によれば、把持手段はキャン
バー軸回りやトー軸回りに傾動しないため、ホイール取
付部材のアライメント調整によるキャンバー方向やトー
方向への傾動が規制される可能性がある。然し、本発明
では、把持手段たる各把持アームが弾性ローラを介して
ホイール取付部材の周面に当接するため、弾性ローラの
弾性変形及び回転でホイール取付部材の傾動が許容さ
れ、アライメント調整に支障は生じない。この場合、弾
性ローラを把持アームにローラ軸の軸線方向に摺動自在
に支持しておけば、ホイール取付部材の自由度がより大
きくなる。
バー軸回りやトー軸回りに傾動しないため、ホイール取
付部材のアライメント調整によるキャンバー方向やトー
方向への傾動が規制される可能性がある。然し、本発明
では、把持手段たる各把持アームが弾性ローラを介して
ホイール取付部材の周面に当接するため、弾性ローラの
弾性変形及び回転でホイール取付部材の傾動が許容さ
れ、アライメント調整に支障は生じない。この場合、弾
性ローラを把持アームにローラ軸の軸線方向に摺動自在
に支持しておけば、ホイール取付部材の自由度がより大
きくなる。
【0010】ところで、ホイール取付部材を芯決めする
には、少なくとも周囲3箇所を把持する必要がある。こ
の場合、3個の把持アームを設けても良いが、これでは
構造が複雑になる。これに対し、上下1対の把持アーム
を設け、一方の把持アームにホイール取付部材の鉛直な
直径線の周方向両側でホイール取付部材の周面に当接す
る2個の弾性ローラを軸支し、他方の把持アームに前記
直径線上でホイール取付部材の周面に当接する1個の弾
性ローラを軸支すれば、2個の把持アームでホイール取
付部材を芯決め性を損うことなく把持できる。この場
合、両把持アームを同期して開閉する同期機構が必要に
なるが、この同期機構は、上方の把持アームに連結した
下方にのびるラックと、下方の把持アームに連結した上
方にのびるラックと、両ラックに噛合する、前記支持枠
に軸支したピニオンとで簡単に構成できる。
には、少なくとも周囲3箇所を把持する必要がある。こ
の場合、3個の把持アームを設けても良いが、これでは
構造が複雑になる。これに対し、上下1対の把持アーム
を設け、一方の把持アームにホイール取付部材の鉛直な
直径線の周方向両側でホイール取付部材の周面に当接す
る2個の弾性ローラを軸支し、他方の把持アームに前記
直径線上でホイール取付部材の周面に当接する1個の弾
性ローラを軸支すれば、2個の把持アームでホイール取
付部材を芯決め性を損うことなく把持できる。この場
合、両把持アームを同期して開閉する同期機構が必要に
なるが、この同期機構は、上方の把持アームに連結した
下方にのびるラックと、下方の把持アームに連結した上
方にのびるラックと、両ラックに噛合する、前記支持枠
に軸支したピニオンとで簡単に構成できる。
【0011】また、前記支持枠を上下方向に駆動可能と
すると共に、支持枠の上下方向の変位を検出する変位検
出手段を設けておけば、サスペンションの上下動に伴う
キャンバーやトーの変化を測定でき、更に、支持枠を前
後方向に押圧する手段を設けておけば、ブレーキング時
等の前後方向の力が加わったときのキャンバーやトーの
変化も測定できる。
すると共に、支持枠の上下方向の変位を検出する変位検
出手段を設けておけば、サスペンションの上下動に伴う
キャンバーやトーの変化を測定でき、更に、支持枠を前
後方向に押圧する手段を設けておけば、ブレーキング時
等の前後方向の力が加わったときのキャンバーやトーの
変化も測定できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を、自動車のリヤサスペン
ションとして使用する図9に示すマルチリンク式サスペ
ンション用のアライメント測定装置に適用した実施形態
について説明する。
ションとして使用する図9に示すマルチリンク式サスペ
ンション用のアライメント測定装置に適用した実施形態
について説明する。
【0013】マルチリンク式サスペンションは、ナック
ルAの下部に連結するロアアームと上部に連結するアッ
パアームとを夫々複数のリンクで構成するサスペンショ
ンであり、図9に示すものでは、ロアアームを、ナック
ルAの下部前端に連結した斜め前方にのびるトレーリン
グリンクBと、ナックルAの下部中間に連結した横方向
にのびるロアリンクCと、ナックルAの下部後端に連結
した横方向にのびるコントロールリンクDとで構成し、
アッパアームを、ナックルAの上部に連結した横方向に
のびるアッパリンクEと、ナックルAの上部に連結した
斜め後方にのびるリーディングリンクFとで構成してお
り、これら各リンクをサブフレームGに連結してサスペ
ンションサブアッセンブリが組立てられる。コントロー
ルリンクDのサブフレームGに対する連結位置は偏心カ
ムから成るアライメント調整部材Daによって横方向に
調節自在であり、アライメント測定装置で測定されるト
ー及びキャンバーが所定値になるようにコントロールリ
ンクDの連結位置を調節する。図中HはナックルAに軸
支されるブレーキディスクから成るホイール取付部材で
ある。
ルAの下部に連結するロアアームと上部に連結するアッ
パアームとを夫々複数のリンクで構成するサスペンショ
ンであり、図9に示すものでは、ロアアームを、ナック
ルAの下部前端に連結した斜め前方にのびるトレーリン
グリンクBと、ナックルAの下部中間に連結した横方向
にのびるロアリンクCと、ナックルAの下部後端に連結
した横方向にのびるコントロールリンクDとで構成し、
アッパアームを、ナックルAの上部に連結した横方向に
のびるアッパリンクEと、ナックルAの上部に連結した
斜め後方にのびるリーディングリンクFとで構成してお
り、これら各リンクをサブフレームGに連結してサスペ
ンションサブアッセンブリが組立てられる。コントロー
ルリンクDのサブフレームGに対する連結位置は偏心カ
ムから成るアライメント調整部材Daによって横方向に
調節自在であり、アライメント測定装置で測定されるト
ー及びキャンバーが所定値になるようにコントロールリ
ンクDの連結位置を調節する。図中HはナックルAに軸
支されるブレーキディスクから成るホイール取付部材で
ある。
【0014】アライメント測定装置は、図1に示すよう
に、ベッド1上に配置した治具手段2と、治具手段2の
両側方に配置した測定手段3,3とを備えている。
に、ベッド1上に配置した治具手段2と、治具手段2の
両側方に配置した測定手段3,3とを備えている。
【0015】治具手段2は、サスペンションサブアッセ
ンブリを定位置に支持するもので、ベッド1に交差する
ように配置したコンベア(図示せず)により搬入される
サスペンションサブアッセンブリをサブフレームGの左
右両側部において支持する昇降自在な左右1対のワーク
受け4,4と、各ワーク受け4に対応して夫々前後1対
に設けた起伏自在なクランプアーム5,5とで構成され
ている。各ワーク受け4はシリンダ4aにより昇降さ
れ、また、クランプアーム5はシリンダ5aにより起伏
される。そして、サスペンションサブアッセンブリが搬
入されたとき、先ずクランプアーム5を起立させ、次い
でワーク受け4を上昇させてサブフレームGをリフトア
ップし、サブフレームGをクランプアーム5との間に挟
んだ状態で定位置に支持する。
ンブリを定位置に支持するもので、ベッド1に交差する
ように配置したコンベア(図示せず)により搬入される
サスペンションサブアッセンブリをサブフレームGの左
右両側部において支持する昇降自在な左右1対のワーク
受け4,4と、各ワーク受け4に対応して夫々前後1対
に設けた起伏自在なクランプアーム5,5とで構成され
ている。各ワーク受け4はシリンダ4aにより昇降さ
れ、また、クランプアーム5はシリンダ5aにより起伏
される。そして、サスペンションサブアッセンブリが搬
入されたとき、先ずクランプアーム5を起立させ、次い
でワーク受け4を上昇させてサブフレームGをリフトア
ップし、サブフレームGをクランプアーム5との間に挟
んだ状態で定位置に支持する。
【0016】測定手段3は、図2乃至図5に示す如く、
シリンダ6aによりベッド1上のレール6bに沿って横
方向外方の退避位置と横方向内方の測定位置とに進退さ
れる支柱6と、2個のシリンダ7a,7bにより支柱6
に固定のレール7cに沿って昇降される昇降枠7と、1
対のシリンダ8a,8bにより昇降枠7に固定のレール
8cに沿って前後方向に押動される支持枠8とを備えて
いる。支持枠8は横向きの側板部8dと、これにビーム
8eを介して結合される前向きの側板部8fとを有して
おり、ホイール取付部材Hの車軸に直交する基準面Ha
に対向するカップ状の測定子9を支持する測定ヘッド1
0を側板部8dに取付けたガイドブロック8gに横方向
に移動自在に支持すると共に、ホイール取付部材Hを上
下から把持する把持手段たる上下1対の把持アーム11
1,112を側板部8fに上下方向に開閉自在に支持して
いる。
シリンダ6aによりベッド1上のレール6bに沿って横
方向外方の退避位置と横方向内方の測定位置とに進退さ
れる支柱6と、2個のシリンダ7a,7bにより支柱6
に固定のレール7cに沿って昇降される昇降枠7と、1
対のシリンダ8a,8bにより昇降枠7に固定のレール
8cに沿って前後方向に押動される支持枠8とを備えて
いる。支持枠8は横向きの側板部8dと、これにビーム
8eを介して結合される前向きの側板部8fとを有して
おり、ホイール取付部材Hの車軸に直交する基準面Ha
に対向するカップ状の測定子9を支持する測定ヘッド1
0を側板部8dに取付けたガイドブロック8gに横方向
に移動自在に支持すると共に、ホイール取付部材Hを上
下から把持する把持手段たる上下1対の把持アーム11
1,112を側板部8fに上下方向に開閉自在に支持して
いる。
【0017】昇降枠7用の前記2個のシリンダ7a,7
bは共通の連結板7d上に一方を下向き他方を上向きに
して取付けられており、下向きのシリンダ7aから下方
にのびるピストンロッドを支柱6に取付けた上下方向に
位置調整自在な反力受け6cに連結し、上向きのシリン
ダ7bから上方にのびるピストンロッドを支柱6に形成
した上下方向の長穴6dを通して突出する昇降枠7に固
定のアーム7eに連結し、図示の中立位置からのシリン
ダ7aの収縮動作で昇降枠7を下降させ、また、シリン
ダ7bの伸長動作で昇降枠7を上昇させるようにしてい
る。昇降枠7の昇降によれば、支持枠8及び把持アーム
111,112を介してホイール取付部材Hが上下動さ
れ、サスペンションの車体に対する上方へのバンプ動作
と下方へのリバウンド動作とがシミュレートされる。
bは共通の連結板7d上に一方を下向き他方を上向きに
して取付けられており、下向きのシリンダ7aから下方
にのびるピストンロッドを支柱6に取付けた上下方向に
位置調整自在な反力受け6cに連結し、上向きのシリン
ダ7bから上方にのびるピストンロッドを支柱6に形成
した上下方向の長穴6dを通して突出する昇降枠7に固
定のアーム7eに連結し、図示の中立位置からのシリン
ダ7aの収縮動作で昇降枠7を下降させ、また、シリン
ダ7bの伸長動作で昇降枠7を上昇させるようにしてい
る。昇降枠7の昇降によれば、支持枠8及び把持アーム
111,112を介してホイール取付部材Hが上下動さ
れ、サスペンションの車体に対する上方へのバンプ動作
と下方へのリバウンド動作とがシミュレートされる。
【0018】アーム7eには反射板12aが取付けられ
ており、支柱6に、反射板12aとの間の距離を計測す
る起音波式又は光学式の距離センサ12を取付け、該セ
ンサ12で昇降枠7、即ち、支持枠8の上下方向変位を
検出する変位検出手段を構成している。
ており、支柱6に、反射板12aとの間の距離を計測す
る起音波式又は光学式の距離センサ12を取付け、該セ
ンサ12で昇降枠7、即ち、支持枠8の上下方向変位を
検出する変位検出手段を構成している。
【0019】支持枠8用の前記1対のシリンダ8a,8
bは、支持枠8の上端部に一方を前向き他方を後向きに
して取付けられており、各シリンダ8a,8bのピスト
ンロッドを昇降枠7の上端部に前後1対に取付けた各反
力受け7fに当接させ、前向きのシリンダ8aの伸長動
作で支持枠8を後方に押圧し、後向きのシリンダ8bの
伸長動作で支持枠8を前方に押圧し、ブレーキング時等
の前後方向の力がサスペンションに作用する状態をシミ
ュレートできるようにしている。
bは、支持枠8の上端部に一方を前向き他方を後向きに
して取付けられており、各シリンダ8a,8bのピスト
ンロッドを昇降枠7の上端部に前後1対に取付けた各反
力受け7fに当接させ、前向きのシリンダ8aの伸長動
作で支持枠8を後方に押圧し、後向きのシリンダ8bの
伸長動作で支持枠8を前方に押圧し、ブレーキング時等
の前後方向の力がサスペンションに作用する状態をシミ
ュレートできるようにしている。
【0020】前記測定ヘッド10は、図6及び図7に示
す如く、ヘッド枠10aと、ヘッド枠10aに軸支した
鉛直方向のトー軸10b回りに回転自在な第1ヨーク1
0cと、第1ヨーク10cに軸支した前後方向のキャン
バー軸10d回りに回転自在な第2ヨーク10eとを有
する十字継手で構成されている。そして、第2ヨーク1
0eに前記測定子9を取付けて、測定子9をトー軸10
b回りとキャンバー軸10d回りとに傾動自在に支持し
ている。また、ヘッド枠10aに、トー軸10bの下端
に連結されるロータリエンコーダから成るトー検出手段
10fを取付けると共に、第1ヨーク10cにキャンバ
ー軸10dの前端に連結されるロータリエンコーダから
成るキャンバー検出手段10gを取付け、これら検出手
段10f,10gで測定子9のトー軸10b回りとキャ
ンバー軸10d回りの傾動角を検出するようにしてい
る。ヘッド枠10aには、更に、測定子9の側板部に対
向する1対のシリンダ10h,10hが取付けられてお
り、両シリンダ10h,10hの伸長動作で測定子9を
真横を向く中立姿勢に保持できるようにしている。
す如く、ヘッド枠10aと、ヘッド枠10aに軸支した
鉛直方向のトー軸10b回りに回転自在な第1ヨーク1
0cと、第1ヨーク10cに軸支した前後方向のキャン
バー軸10d回りに回転自在な第2ヨーク10eとを有
する十字継手で構成されている。そして、第2ヨーク1
0eに前記測定子9を取付けて、測定子9をトー軸10
b回りとキャンバー軸10d回りとに傾動自在に支持し
ている。また、ヘッド枠10aに、トー軸10bの下端
に連結されるロータリエンコーダから成るトー検出手段
10fを取付けると共に、第1ヨーク10cにキャンバ
ー軸10dの前端に連結されるロータリエンコーダから
成るキャンバー検出手段10gを取付け、これら検出手
段10f,10gで測定子9のトー軸10b回りとキャ
ンバー軸10d回りの傾動角を検出するようにしてい
る。ヘッド枠10aには、更に、測定子9の側板部に対
向する1対のシリンダ10h,10hが取付けられてお
り、両シリンダ10h,10hの伸長動作で測定子9を
真横を向く中立姿勢に保持できるようにしている。
【0021】測定ヘッド10は、ヘッド枠10aから横
方向外方にのびる1対のガイドバー10i,10iを介
してガイドブロック8gに横方向に摺動自在に支持され
ており、ガイドブロック8gに取付けた押圧手段たるシ
リンダ10jにより測定ヘッド10を横方向内方に押動
させて、測定子9をホイール取付部材Hの基準面Haに
当接できるようにしている。
方向外方にのびる1対のガイドバー10i,10iを介
してガイドブロック8gに横方向に摺動自在に支持され
ており、ガイドブロック8gに取付けた押圧手段たるシ
リンダ10jにより測定ヘッド10を横方向内方に押動
させて、測定子9をホイール取付部材Hの基準面Haに
当接できるようにしている。
【0022】前記各把持アーム111,112は、側板部
8fに固定のレール11aに上下動自在に支持される第
1可動枠11bと、シリンダ11cにより第1可動枠1
1bに固定のレール11dに沿って横方向に進退される
第2可動枠11eと、第2可動枠11eに取付けたアー
ム本体11fとで構成されている。上側把持アーム11
1の第1可動枠11bには、側板部8fに形成した上下
方向の長穴8hを通して側板部8fの裏面側に突出する
突起11gが設けられており、側板部8fの裏面上端部
に下向きに取付けたシリンダ11hのピストンロッドを
突起11gに連結している。また、上側と下側の両把持
アーム111,112の第1可動枠11b,11bには夫
々下方と上方にのびるラック11i,11iが取付けら
れており、側板部8fに両ラック11i,11iに噛合
するピニオン11jを軸支している。かくて、両把持ア
ーム111,112は、ピニオン11jの配置高さを開閉
中心として、シリンダ11hの作動により互に同期して
上下方向に開閉される。図2で11kは各ラック11i
のバックアップローラである。
8fに固定のレール11aに上下動自在に支持される第
1可動枠11bと、シリンダ11cにより第1可動枠1
1bに固定のレール11dに沿って横方向に進退される
第2可動枠11eと、第2可動枠11eに取付けたアー
ム本体11fとで構成されている。上側把持アーム11
1の第1可動枠11bには、側板部8fに形成した上下
方向の長穴8hを通して側板部8fの裏面側に突出する
突起11gが設けられており、側板部8fの裏面上端部
に下向きに取付けたシリンダ11hのピストンロッドを
突起11gに連結している。また、上側と下側の両把持
アーム111,112の第1可動枠11b,11bには夫
々下方と上方にのびるラック11i,11iが取付けら
れており、側板部8fに両ラック11i,11iに噛合
するピニオン11jを軸支している。かくて、両把持ア
ーム111,112は、ピニオン11jの配置高さを開閉
中心として、シリンダ11hの作動により互に同期して
上下方向に開閉される。図2で11kは各ラック11i
のバックアップローラである。
【0023】上側把持アーム111のアーム本体11f
には、ホイール取付部材Hの鉛直な直径線の周方向両側
でホイール取付部材Hの周面に当接する2個の弾性ロー
ラ131,132が設けられ、また、下側把持アーム11
2のアーム本体11fには、ホイール取付部材Hの周面
に前記直径線上で当接する弾性ローラ133が設けられ
ている。これら各弾性ローラ131,132,133は、
各アーム本体11fに取付けた、ホイール取付部材Hの
各ローラ当接点の接線に平行な各ローラ軸13aに摺動
自在に嵌合軸支されている。そして、各弾性ローラ13
1,132,133を軸方向両側のばね13b,13bで
各ローラ軸13aの軸方向中央部に弾性的に保持してい
る。弾性ローラ131,132,133は、ウレタンゴム
等の弾性体で形成されている。
には、ホイール取付部材Hの鉛直な直径線の周方向両側
でホイール取付部材Hの周面に当接する2個の弾性ロー
ラ131,132が設けられ、また、下側把持アーム11
2のアーム本体11fには、ホイール取付部材Hの周面
に前記直径線上で当接する弾性ローラ133が設けられ
ている。これら各弾性ローラ131,132,133は、
各アーム本体11fに取付けた、ホイール取付部材Hの
各ローラ当接点の接線に平行な各ローラ軸13aに摺動
自在に嵌合軸支されている。そして、各弾性ローラ13
1,132,133を軸方向両側のばね13b,13bで
各ローラ軸13aの軸方向中央部に弾性的に保持してい
る。弾性ローラ131,132,133は、ウレタンゴム
等の弾性体で形成されている。
【0024】アライメント調整に際しては、サスペンシ
ョンサブアッセンブリを治具手段2で上記の如く定位置
に支持した後、各測定手段3の支柱6を測定位置に進出
させ、昇降枠7を中立位置にした状態で上下の把持アー
ム111,112を閉じてホイール取付部材Hの周面を3
個の弾性ローラ131,132,133で把持し、ホイー
ル取付部材Hを測定子9に対向するように芯決めする。
ここで、昇降枠7の中立位置は、ホイール取付部材Hが
上下方向中立位置(1G相当位置)に保持されるような
高さに設定されている。
ョンサブアッセンブリを治具手段2で上記の如く定位置
に支持した後、各測定手段3の支柱6を測定位置に進出
させ、昇降枠7を中立位置にした状態で上下の把持アー
ム111,112を閉じてホイール取付部材Hの周面を3
個の弾性ローラ131,132,133で把持し、ホイー
ル取付部材Hを測定子9に対向するように芯決めする。
ここで、昇降枠7の中立位置は、ホイール取付部材Hが
上下方向中立位置(1G相当位置)に保持されるような
高さに設定されている。
【0025】次に、各把持アーム111,112の第2可
動枠11eをシリンダ11cにより2kg〜3kg程度の押
圧力で横方向内方に押圧する。これによれば弾性ローラ
131,132,133を介してホイール取付部材Hが横
方向内方に押され、サスペンションの各リンクB,C,
D,E,FのナックルA側の連結部及びサブフレームG
側の連結部の遊びが除去される。
動枠11eをシリンダ11cにより2kg〜3kg程度の押
圧力で横方向内方に押圧する。これによれば弾性ローラ
131,132,133を介してホイール取付部材Hが横
方向内方に押され、サスペンションの各リンクB,C,
D,E,FのナックルA側の連結部及びサブフレームG
側の連結部の遊びが除去される。
【0026】次に、測定ヘッド10をシリンダ10jに
より横方向内方に押動させて測定子9をホイール取付部
材Hの基準面Haに当接させる。この際、当初はシリン
ダ10hにより測定子9を中立姿勢に保持しておき、ホ
イール取付部材Hの基準面Haに当接した後にシリンダ
10hによる測定子9の傾動規制を解除する。これによ
れば、測定子9は基準面Haに倣って傾動して、基準面
Haに面直に当接する。
より横方向内方に押動させて測定子9をホイール取付部
材Hの基準面Haに当接させる。この際、当初はシリン
ダ10hにより測定子9を中立姿勢に保持しておき、ホ
イール取付部材Hの基準面Haに当接した後にシリンダ
10hによる測定子9の傾動規制を解除する。これによ
れば、測定子9は基準面Haに倣って傾動して、基準面
Haに面直に当接する。
【0027】次に、サスペンションのコントロールリン
クDのサブフレームGに対する連結位置を調整するアラ
イメント調整部材Daにより、トー検出手段10fで検
出されるトーとキャンバー検出手段10gで検出される
キャンバーとが夫々所定の目標値になるようにアライメ
ントを調整する。
クDのサブフレームGに対する連結位置を調整するアラ
イメント調整部材Daにより、トー検出手段10fで検
出されるトーとキャンバー検出手段10gで検出される
キャンバーとが夫々所定の目標値になるようにアライメ
ントを調整する。
【0028】尚、ホイール取付部材Hが上下方向中立位
置に存するときのトー及びキャンバーの目標値は夫々零
であり、アライメント調整部材Daが緩められていれ
ば、シリンダ10hにより測定子9を中立姿勢に拘束し
た状態でホイール取付部材Hの基準面Haに当接させる
と、トー及びキャンバーが夫々零になるようにホイール
取付部材Hが矯正されるから、測定子9の傾動規制を解
除せずにアラメント調整部材Daを締付けてアライメン
ト調整を行うこともできる。
置に存するときのトー及びキャンバーの目標値は夫々零
であり、アライメント調整部材Daが緩められていれ
ば、シリンダ10hにより測定子9を中立姿勢に拘束し
た状態でホイール取付部材Hの基準面Haに当接させる
と、トー及びキャンバーが夫々零になるようにホイール
取付部材Hが矯正されるから、測定子9の傾動規制を解
除せずにアラメント調整部材Daを締付けてアライメン
ト調整を行うこともできる。
【0029】次に、昇降枠7をシリンダ7a,7bによ
り中立位置から上下動させ、距離センサ12からのデー
タとトー及びキャンバー検出手段10f,10gからの
データをサンプリングし、ホイール取付部材Hの上下方
向変位によるトー及びキャンバーの変化を測定し、ま
た、支持枠8をシリンダ8a,8bにより前後方向に押
圧して、前後方向の力が加わったときのトー及びキャン
バーの変化を測定する。
り中立位置から上下動させ、距離センサ12からのデー
タとトー及びキャンバー検出手段10f,10gからの
データをサンプリングし、ホイール取付部材Hの上下方
向変位によるトー及びキャンバーの変化を測定し、ま
た、支持枠8をシリンダ8a,8bにより前後方向に押
圧して、前後方向の力が加わったときのトー及びキャン
バーの変化を測定する。
【0030】ここで、ホイール取付部材Hのトー方向へ
の傾動に際しては、ホイール取付部材Hが把持アーム1
11,112に対し鉛直線回りに回転すると共に前後方向
に変位するが、鉛直線回りの回転で上側把持アーム11
1の弾性ローラ131,132が回転し、前後方向変位で
下側把持アーム112の弾性ローラ133がそのローラ軸
13aに沿って摺動すると共に上側把持アーム111の
弾性ローラ131,132が夫々のローラ軸13aに沿っ
て摺動しつつ弾性変形し、かくて、ホイール取付部材H
のトー方向への傾動が許容される。
の傾動に際しては、ホイール取付部材Hが把持アーム1
11,112に対し鉛直線回りに回転すると共に前後方向
に変位するが、鉛直線回りの回転で上側把持アーム11
1の弾性ローラ131,132が回転し、前後方向変位で
下側把持アーム112の弾性ローラ133がそのローラ軸
13aに沿って摺動すると共に上側把持アーム111の
弾性ローラ131,132が夫々のローラ軸13aに沿っ
て摺動しつつ弾性変形し、かくて、ホイール取付部材H
のトー方向への傾動が許容される。
【0031】また、ホイール取付部材Hのキャンバー方
向への傾動に際しては、ホイール取付部材Hが把持アー
ム111,112に対し前後方向の水平線回りに回転する
と共に上下方向に変位するが、水平線回りの回転で各弾
性ローラ131,132,133が回転し、上下方向変位
で下側把持アーム112の弾性ローラ133が弾性変形す
ると共に上側把持アーム111の弾性ローラ131,13
2が夫々のローラ軸13aに沿って摺動しつつ弾性変形
し、かくて、ホイール取付部材Hのキャンバー方向への
傾動が許容される。
向への傾動に際しては、ホイール取付部材Hが把持アー
ム111,112に対し前後方向の水平線回りに回転する
と共に上下方向に変位するが、水平線回りの回転で各弾
性ローラ131,132,133が回転し、上下方向変位
で下側把持アーム112の弾性ローラ133が弾性変形す
ると共に上側把持アーム111の弾性ローラ131,13
2が夫々のローラ軸13aに沿って摺動しつつ弾性変形
し、かくて、ホイール取付部材Hのキャンバー方向への
傾動が許容される。
【0032】このように、ホイール取付部材Hが3個の
弾性ローラ131,132,133によりトー及びキャン
バー方向の傾動の自由度を持った状態で把持されるた
め、アライメント調整やアライメントの動的変化の測定
を支障なく行なうことができる。
弾性ローラ131,132,133によりトー及びキャン
バー方向の傾動の自由度を持った状態で把持されるた
め、アライメント調整やアライメントの動的変化の測定
を支障なく行なうことができる。
【0033】但し、シリンダ11hによる把持アーム1
11,112の閉じ力、即ち、ホイール取付部材Hに対す
るクランプ力を強くすると、ホイール取付部材Hの傾動
の自由度が損われ、サスペンションの各リンクのナック
ルA側の連結部やサブフレームG側の連結部に設けるゴ
ムブッシュの弾性変形量が車体実装時より大きくなっ
て、アライメントを正しく測定できなくなる。図8はホ
イール取付部材Hの上下方向変位によるトーの変化を、
上下方向変位の正側をリバウンド側、負側をバンプ側と
し、トーの正側をトーイン側、負側をトーアウト側とし
て示したグラフである。図中a線はサスペンションの設
計値から求められるトーの基準変化特性、b線はクラン
プ力を62kgfにしたときに測定されたトー変化特性、
c線はクランプ力を124kgfにしたときに測定された
トー変化特性であり、クランプ力を62kgfにしたとき
は基準特性にかなりの精度で一致するが、クランプ力を
124kgfにしたときは基準特性からかなりずれてしま
う。また、クランプ力が小さいとホイール取付部材Hの
芯決め性が悪くなる。従って、クランプ力は50kgf〜
70kgfの範囲に設定すべきである。
11,112の閉じ力、即ち、ホイール取付部材Hに対す
るクランプ力を強くすると、ホイール取付部材Hの傾動
の自由度が損われ、サスペンションの各リンクのナック
ルA側の連結部やサブフレームG側の連結部に設けるゴ
ムブッシュの弾性変形量が車体実装時より大きくなっ
て、アライメントを正しく測定できなくなる。図8はホ
イール取付部材Hの上下方向変位によるトーの変化を、
上下方向変位の正側をリバウンド側、負側をバンプ側と
し、トーの正側をトーイン側、負側をトーアウト側とし
て示したグラフである。図中a線はサスペンションの設
計値から求められるトーの基準変化特性、b線はクラン
プ力を62kgfにしたときに測定されたトー変化特性、
c線はクランプ力を124kgfにしたときに測定された
トー変化特性であり、クランプ力を62kgfにしたとき
は基準特性にかなりの精度で一致するが、クランプ力を
124kgfにしたときは基準特性からかなりずれてしま
う。また、クランプ力が小さいとホイール取付部材Hの
芯決め性が悪くなる。従って、クランプ力は50kgf〜
70kgfの範囲に設定すべきである。
【0034】尚、ホイール取付部材Hの傾動中心と測定
子9の傾動中心とは一致していないが、測定子9はホイ
ール取付部材Hの傾動に伴いホイール取付部材Hの基準
面Haに面直に当接したまま基準面Haに対し摺動し、
この摺動で前記両傾動中心の不一致が吸収される。従っ
て、ホイール取付部材Hと等角度で測定子9が傾動し、
測定子9の傾動角を検出するトー及びキャンバー検出手
段10f,10gでトー及びキャンバーを正確に検出す
ることができる。但し、シリンダ10jによる測定子9
の押圧力が過大になるとホイール取付部材Hの基準面H
aに対する測定子9の摺動性が損われ、また、測定子9
の押圧力が過小になると、基準面Haに対する測定子9
の面直性が損われるため、測定子9の押圧力は9.0kg
f〜10.0kgfの範囲に設定すべきである。
子9の傾動中心とは一致していないが、測定子9はホイ
ール取付部材Hの傾動に伴いホイール取付部材Hの基準
面Haに面直に当接したまま基準面Haに対し摺動し、
この摺動で前記両傾動中心の不一致が吸収される。従っ
て、ホイール取付部材Hと等角度で測定子9が傾動し、
測定子9の傾動角を検出するトー及びキャンバー検出手
段10f,10gでトー及びキャンバーを正確に検出す
ることができる。但し、シリンダ10jによる測定子9
の押圧力が過大になるとホイール取付部材Hの基準面H
aに対する測定子9の摺動性が損われ、また、測定子9
の押圧力が過小になると、基準面Haに対する測定子9
の面直性が損われるため、測定子9の押圧力は9.0kg
f〜10.0kgfの範囲に設定すべきである。
【0035】また、測定子9がその摺動で基準面Haに
植設したホイール取付用のハブボルトHbに干渉する
と、トー及びキャンバーを正確に測定できなくなる。こ
こで、昇降枠7の中立位置におけるホイール取付部材H
の測定子9に対する芯ずれ量が所定の許容値以下であれ
ば、昇降枠7の昇降によるホイール取付部材Hの上下動
に伴うホイール取付部材Hのトー方向及びキャンバー方
向の傾動範囲内ではハブボルトHbに測定子9が干渉す
ることはない。この場合、上記弾性ローラ131,1
32,133を構成する弾性体の縦弾性係数が1.5kg/
mm2よりも小さくなると、ホイール取付部材Hの芯決め
精度が悪くなり、昇降枠7の中立位置におけるホイール
取付部材Hの測定子9に対する芯ずれ量が許容値を上回
る可能性がある。また、弾性体の縦弾性係数が2.3kg
/mm2よりも大きくなると、ホイール取付部材Hの傾動
の自由度が損われ、サスペンションの各アームの連結部
に設けるゴムブッシュの弾性変形量が実車搭載時よりも
大きくなって、アライメントを正しく測定できなくな
る。従って、弾性ローラ131,132,133は、縦弾
性係数が1.5kg/mm2〜2.3kg/mm2の範囲の弾性体
で形成すべきである。
植設したホイール取付用のハブボルトHbに干渉する
と、トー及びキャンバーを正確に測定できなくなる。こ
こで、昇降枠7の中立位置におけるホイール取付部材H
の測定子9に対する芯ずれ量が所定の許容値以下であれ
ば、昇降枠7の昇降によるホイール取付部材Hの上下動
に伴うホイール取付部材Hのトー方向及びキャンバー方
向の傾動範囲内ではハブボルトHbに測定子9が干渉す
ることはない。この場合、上記弾性ローラ131,1
32,133を構成する弾性体の縦弾性係数が1.5kg/
mm2よりも小さくなると、ホイール取付部材Hの芯決め
精度が悪くなり、昇降枠7の中立位置におけるホイール
取付部材Hの測定子9に対する芯ずれ量が許容値を上回
る可能性がある。また、弾性体の縦弾性係数が2.3kg
/mm2よりも大きくなると、ホイール取付部材Hの傾動
の自由度が損われ、サスペンションの各アームの連結部
に設けるゴムブッシュの弾性変形量が実車搭載時よりも
大きくなって、アライメントを正しく測定できなくな
る。従って、弾性ローラ131,132,133は、縦弾
性係数が1.5kg/mm2〜2.3kg/mm2の範囲の弾性体
で形成すべきである。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、把持手段によって測定子の傾動が規制される
ことがなく、測定子をホイール取付部材の基準面に確実
に面直に当接できると共に、ホイール取付部材をその傾
動の自由度を損うことなく把持手段で把持でき、トー及
びキャンバーを正確に測定できる。
によれば、把持手段によって測定子の傾動が規制される
ことがなく、測定子をホイール取付部材の基準面に確実
に面直に当接できると共に、ホイール取付部材をその傾
動の自由度を損うことなく把持手段で把持でき、トー及
びキャンバーを正確に測定できる。
【図1】 本発明装置の一例の斜視図
【図2】 図1の装置の測定手段の正面図
【図3】 図2の左側面図
【図4】 図2の右側面図
【図5】 図2の平面図
【図6】 図2のVI−VI線で截断した測定ヘッドの拡大
断面図
断面図
【図7】 図6のVII−VII線截断面図
【図8】 トーの変化特性のクランプ力による変化を示
すグラフ
すグラフ
【図9】 サスペンションの斜視図
H ホイール取付部材 Ha 基準面 2 治具手段 7 昇降枠 8 支持枠 9 測定子 10 測定ヘッド 10b トー軸 10d キャンバー軸 10f トー検出
手段 10g キャンバー検出手段 10j シリンダ
(押圧手段) 111,112 把持アーム 11i ラック 11j ピニオン 12 距離センサ
(変位検出手段) 131,132,133 弾性ローラ 13a ローラ軸
手段 10g キャンバー検出手段 10j シリンダ
(押圧手段) 111,112 把持アーム 11i ラック 11j ピニオン 12 距離センサ
(変位検出手段) 131,132,133 弾性ローラ 13a ローラ軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01M 17/007 G01M 17/00 R
Claims (6)
- 【請求項1】 サスペンションのアライメントをサスペ
ンションのサブアッセンブリ段階で測定する装置であっ
て、 サスペンションサブアッセンブリを定位置に支持する治
具手段と、 治具手段の横側方に配置した支持枠と、 サスペンションのナックルに軸支されるホイール取付部
材の車軸に直交する基準面に面直に当接可能な測定子
と、 ホイール取付部材を芯決めして把持可能な把持手段と、 測定子を前後方向のキャンバー軸回りと鉛直方向のトー
軸回りとに傾動自在に支持し、測定子のキャンバー軸回
りの傾動角を検出するキャンバー検出手段と、測定子の
トー軸回りの傾動角を検出するトー検出手段とを取付け
た測定ヘッドとを備え、 測定ヘッドを、測定子がホイール取付部材の基準面に当
接するように、支持枠に押圧手段を介して横方向内方に
押動自在に支持させるものにおいて、 支持枠に、把持手段を構成する複数の把持アームをホイ
ール取付部材の径方向に開閉自在に支持し、 各把持アームに、ホイール取付部材の周面に当接する弾
性体から成る弾性ローラをホイール取付部材の各ローラ
当接点の接線方向に平行なローラ軸を中心にして回転自
在に軸支する、 ことを特徴とするサスペンションのアライメント測定装
置。 - 【請求項2】 前記弾性ローラを前記把持アームに前記
ローラ軸の軸線方向に摺動自在に支持することを特徴と
する請求項1に記載のサスペンションのアライメント測
定装置。 - 【請求項3】 前記把持アームとして上下1対の把持ア
ームを設け、一方の把持アームにホイール取付部材の鉛
直な直径線の周方向両側でホイール取付部材の周面に当
接する2個の弾性ローラを軸支し、他方の把持アームに
前記直径線上でホイール取付部材の周面に当接する1個
の弾性ローラを軸支することを特徴とする請求項1又は
2に記載のサスペンションのアライメント測定装置。 - 【請求項4】 上方の把持アームに連結した下方にのび
るラックと、下方の把持アームに連結した上方にのびる
ラックと、両ラックに噛合する、前記支持枠に軸支した
ピニオンとを備え、これらラックとピニオンとで両把持
アームを同期して開閉する同期機構を構成することを特
徴とする請求項3に記載のサスペンションのアライメン
ト測定装置。 - 【請求項5】 前記支持枠を上下方向に駆動可能とする
と共に、支持枠の上下方向の変位を検出する変位検出手
段を設けることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1
項に記載のサスペンションのアライメント測定装置。 - 【請求項6】 前記支持枠を前後方向に押圧する手段を
設けることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に
記載のサスペンションのアライメント測定装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14917597A JP3394421B2 (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | サスペンションのアライメント測定装置 |
| CA002239667A CA2239667C (en) | 1997-06-06 | 1998-06-04 | Apparatus for measuring alignment of suspension and method of inspecting suspension by using said apparatus |
| US09/090,926 US6058614A (en) | 1997-06-06 | 1998-06-05 | Apparatus for measuring alignment of suspension and method of inspecting suspension by using said apparatus |
| GB9812179A GB2328413B (en) | 1997-06-06 | 1998-06-05 | Apparatus for measuring alignment of suspension and method of inspecting suspension by using said apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14917597A JP3394421B2 (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | サスペンションのアライメント測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10338158A true JPH10338158A (ja) | 1998-12-22 |
| JP3394421B2 JP3394421B2 (ja) | 2003-04-07 |
Family
ID=15469447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14917597A Expired - Fee Related JP3394421B2 (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | サスペンションのアライメント測定装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009085810A (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-23 | Nissan Motor Co Ltd | サスペンションのアライメント測定・調整装置 |
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| CN115111989A (zh) * | 2022-06-17 | 2022-09-27 | 庆铃汽车(集团)有限公司 | 带拉杆臂转向节锻件的综合检具 |
-
1997
- 1997-06-06 JP JP14917597A patent/JP3394421B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JP2009085810A (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-23 | Nissan Motor Co Ltd | サスペンションのアライメント測定・調整装置 |
| JP2020118506A (ja) * | 2019-01-22 | 2020-08-06 | マツダ株式会社 | 車両のホイールアライメント計測装置及び計測方法 |
| CN110530307A (zh) * | 2019-09-04 | 2019-12-03 | 中信戴卡股份有限公司 | 一种转向节自动测量设备 |
| CN110530307B (zh) * | 2019-09-04 | 2024-06-07 | 中信戴卡股份有限公司 | 一种转向节自动测量设备 |
| CN115111989A (zh) * | 2022-06-17 | 2022-09-27 | 庆铃汽车(集团)有限公司 | 带拉杆臂转向节锻件的综合检具 |
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