JPH1033865A - ミシンの糸繰り出し装置 - Google Patents

ミシンの糸繰り出し装置

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JPH1033865A
JPH1033865A JP19345796A JP19345796A JPH1033865A JP H1033865 A JPH1033865 A JP H1033865A JP 19345796 A JP19345796 A JP 19345796A JP 19345796 A JP19345796 A JP 19345796A JP H1033865 A JPH1033865 A JP H1033865A
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JP
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thread
sewing machine
yarn
amount
feeding
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JP19345796A
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English (en)
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Yuji Yamamoto
勇二 山本
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Juki Corp
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Juki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明の目的は、機械的な構成により、縫
目形成に必要な糸を均一に且つ強制的に繰り出すことの
出来るミシンの糸繰り出し装置を提供することである。 【解決手段】 ミシンに組み込まれて糸を繰り出すミシ
ンの糸繰り出し装置である。そして、回転して縫目形成
に必要な糸を強制的に繰り出す糸繰り出し機構12,1
3と、ミシンを駆動させる駆動軸15から糸の繰出しに
必要な運動を前記糸繰り出し機構12,13まで伝達す
る伝動機構16〜19と、糸繰り出し機構12,13に
伝達する運動量を可変にする伝動量可変機構24,30
とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ミシンに組み込
まれて糸を繰り出すミシンの糸繰り出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ミシン縫製において、縫目形成に必要と
される糸の量は、その縫目の長さ、糸の種類、布の種
類、布厚等に起因して異なる。従来、この糸の量の変化
に対応するため、例えば糸調子皿などを使用し、糸に掛
かる摩擦抵抗を変化させることによって、繰り出される
糸の量を調整している。その他、糸の繰り出し量を調整
する方法として、パルスモーターで糸を繰り出す方式
や、定回転モーターとソレノイドを用いた方式など、電
気的な制御によって所定量の糸を所定のタイミングで繰
り出せるようにしたものもある。この定回転モーターと
ソレノイドを用いた方式では、定回転モーターで常に糸
にテンションを掛け、ソレノイドで糸を把持、開放する
ことによって、所定の糸を繰り出すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の糸調
子皿を用いた糸の繰り出し量の調整では、縫目形成に消
費される糸は単に摩擦抵抗に抗して引き出されているだ
けなので、その引き出される糸量にはばらつきがあり、
そのばらつきによって均一な縫目の形成に影響が出ると
いう問題点があった。また、上記従来の電気的な制御で
は、繰り出す糸量が多くなるとモーターやソレノイドの
応答性により縫い速度を低くせざるを得ないという問題
点や、縫い速度を高速にすると繰り出せる糸量が少なく
なってしまうという問題点があった。
【0004】この発明は、上記の問題点を解決するため
に成されたもので、機械的な構成により、縫目形成に必
要な糸を均一に且つ強制的に繰り出すことの出来るミシ
ンの糸繰り出し装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、ミシンに組み込まれて糸
を繰り出すミシンの糸繰り出し装置であって、縫目形成
に必要な糸を回転して強制的に繰り出す糸繰り出し機構
と、ミシンを駆動させる駆動軸から糸の繰り出しに必要
な運動を前記糸繰り出し機構まで伝達する伝動機構とを
備え、前記駆動軸の回転速度に応じて、一定量の糸を強
制的に供給する構成とした。この請求項1記載のミシン
の糸繰り出し装置によれば、ミシンの駆動軸の運動が伝
動機構を介して糸繰り出し機構に伝達され、それによ
り、糸繰り出し機構が回転して縫目形成に必要な糸を強
制的に繰り出す。従って、縫目形成に必要な糸がばらつ
きなく繰り出されることとなって、均一な縫目の形成が
可能となる。また、上記伝動機構により糸繰り出し機構
がミシンの駆動軸と連動し、該駆動軸の回転速度に応じ
た一定量の糸を強制的に供給するので、例えば、糸の繰
り出し量が大きい場合においてミシンの駆動速度を高速
にしても、糸の繰り出し量は大きいままで糸繰り出し機
構の動作が高速になる。即ち、糸の繰り出し量が如何な
る場合においても、色々なミシンの駆動速度に対応し
て、縫目形成に必要な一定量の糸を繰り出すことが出来
る。
【0006】具体的には、このミシンの糸繰り出し装置
は、針糸の繰り出し、或は、ルーパー糸の繰り出しに適
用可能である。上記のミシンを駆動する駆動軸とは、主
軸(上軸とも言う。)、下軸、或は、主軸に連動して回
転する種々の回転軸のことである。また、上記の糸を強
制的に繰り出す糸繰り出し機構は、例えば、2つのロー
ラーを回転可能な状態にし、それらの外周部を相互に押
圧させ、その押圧部で糸を挟むようにして達成される。
また、上記の伝動機構は、歯車、ベルト、偏心機構、カ
ム、滑子、又はリンク等を適宜組み合わせることで達成
される。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載のミ
シンの糸繰り出し装置において、ミシン針の昇降動作に
対応して糸の繰り出し動作を行うべく、前記伝動機構
に、前記駆動軸の回転の位相に応じて異なる運動を伝達
すると共に前記糸繰り出し機構の運動の位相を変更可能
な変則伝動機構を設けた構成とした。この請求項2記載
のミシンの糸繰り出し装置によれば、変則伝動機構によ
って糸繰り出し機構に伝達される運動が適宜変化して、
糸繰り出し機構の動作がミシン針の昇降動作の各位相に
対応したものになる。例えば、糸の繰り出し動作が、ミ
シン針の昇降動作の各位相に対応した糸量を繰り出す動
作になったり、その繰り出し動作が、ミシン針の昇降動
作に合ったタイミングで行われるようになる。それによ
り、糸の繰り出しがミシン針の昇降動作に対応して過不
足なく繰り出されるようになって、仕上がりの美しい縫
製を行うことが出来る。また、変則伝動機構により糸繰
り出し機構の運動の位相を変更することが出来るので、
糸の繰り出し動作のタイミングを適宜調整することが出
来る。
【0008】具体的には、上記の変則伝動機構とは、例
えば、偏心機構、カム、一方向クラッチなどである。糸
繰り出し機構の運動の位相を変更するには、例えば、こ
れら変則伝動機構の固定位置を変更して、運動伝達の位
相をずらせば良い。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
のミシンの糸繰り出し装置において、前記伝動機構に、
前記糸繰り出し機構に伝達する運動量を可変にする伝動
量可変機構を設けた構成とした。この請求項3記載のミ
シンの糸繰り出し装置によれば、糸繰り出し機構に伝達
する運動量を可変にする伝動量可変機構が設けられてい
るので、この伝動量可変機構を操作することで糸の繰り
出し量を調整することが出来る。従って、縫目の長さ、
糸の種類、布の種類、布厚等が変わった場合でも、それ
らの変化に対応させて糸の繰り出し量を変更することが
出来る。
【0010】具体的には、上記の伝動量可変機構は、例
えば、変速ギヤを用いた機構、および、滑子の移動量を
変更すべく滑子のガイド溝の配置を可変にした機構な
ど、種々の公知技術が適用可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1〜図5の図面を参照しながら説明する。 〈第1の実施の形態〉図1には、この発明の実施の形態
である糸繰り出し装置10がミシン1に組み込まれた状
態の概略図を示す。図1に示すように、この実施の形態
の糸繰り出し装置10は、ミシン1の内部に組み込ま
れ、上軸3と連動してボビン4の糸を強制的にミシン針
7側へ繰り出すようになっている。繰り出された糸は糸
ガイド5,…と天秤5aを通ってミシン針7まで送られ
る。
【0012】図2には図1の糸繰り出し装置10を示し
た拡大図を、図3には図2の矢印A方向から眺めた糸繰
り出し装置10の拡大図を示す。この糸繰り出し装置1
0は、糸繰り出しローラー12、従動ローラー13、出
力軸15、偏心機構(偏心カム)16、滑子17、連結
リンク18、揺動腕19、ワンウェイクラッチ20、案
内溝25を設けたピッチ変更スライダー24、スライダ
ー固定板30等から構成されている。先ず、構成の概要
を説明する。糸繰り出しローラー12と従動ローラー1
3は糸繰り出し機構を構成している。この糸繰り出し機
構は、糸をボビン4からミシン針7側へ強制的に繰り出
すものである。出力軸15は、ミシン1を駆動させる上
軸3と連結され、糸繰り出し装置10を駆動させる動力
を上軸3から導くものである。偏心機構(偏心カム)1
6、案内溝25、滑子17、連結リンク18、揺動腕1
9およびワンウェイクラッチ20は、伝動機構を構成し
ている。この伝動機構は、出力軸15の運動を糸繰り出
しローラー12まで伝達するものである。この伝動機構
において、偏心機構16およびワンウェイクラッチ20
は、出力軸15の回転の位相に応じて異なった運動を伝
達するものであり、これらによって、糸繰り出しローラ
ー12による糸の繰り出し動作がミシン針の昇降動作と
対応した動作およびタイミングで行われるようになって
いる。ピッチ変更スライダー24、および、スライダー
固定板30は、出力軸15から糸繰り出しローラー12
に伝達される運動量を可変にする伝動量可変機構を構成
している。
【0013】次に構成の詳細を説明する。糸繰り出しロ
ーラー12は後述のワンウェイクラッチ20を介して回
転軸23を中心に回転可能な状態で固定されている。従
動ローラー13は回転軸13bを中心に回転可能な状態
で、且つ、その外周部13aが糸繰り出しローラー12
の外周部12aに負荷を掛けて圧接する状態で、固定板
37に固定されている。そして、この圧接部で糸を挟ん
で、糸繰り出しローラー12の回転およびそれに従動す
る従動ローラー13の回転により糸を強制的に繰り出す
仕組みになっている。これらローラーの外周部12a,
13aは、例えば合成樹脂など、僅かな弾性と摩擦を有
する部材から形成され、糸を挟んだ状態で滑らずにボビ
ン4から糸を引っ張り出せるようになっている。出力軸
15は傘歯車40,41を介してミシンの上軸3と連結
している(図3も参照)。なお、これら傘歯車40,4
1のギア比を変えることによって、上軸3の回転比と出
力軸15の回転比とを異ならせることが可能であり、そ
れにより、上軸3が1回転する間に糸の繰り出し動作を
複数回行わせたり、1回の糸の繰り出し動作に対して上
軸3の回転比を大きくしたりすることが出来る。
【0014】偏心機構16は出力軸15の回転運動を揺
動ロッド16aの往復運動に変換するものである。偏心
機構16は固定ねじ16bを締めることで出力軸15に
固定されるようになっていて、この固定位置(出力軸1
5の回転方向に対する固定位置)を調整することによ
り、出力軸15の回転位置に対する揺動ロッド16aの
往復運動の位相位置を調整できるようになっている。滑
子17は案内溝25に沿って摺動可能に係合され、この
滑子17には、偏心機構16の揺動ロッド16aと連結
リンク18の一端とが連結ピン21を中心に回転可能に
連結されている。連結リンク18の他端と揺動腕19の
一端は、連結ピン22を中心に回転可能に連結され、揺
動腕19の他端は回転軸23に固着している。回転軸2
3はワンウェイクラッチ20を介して糸繰り出しローラ
ー12に連結されている。ワンウェイクラッチ20は、
軸受け35,35に回転可能に固定され、中心軸23の
回転のうち一方向の回転(図2において反時計回転)に
対しては、糸繰り出しローラー12へ運動を伝達する
が、他方向の回転(図2において時計回転)に対して
は、運動を伝達しないようになっている。
【0015】これら偏心機構(偏心カム)16、案内溝
25、滑子17、連結リンク18、揺動腕19、およ
び、ワンウェイクラッチ20等から構成される伝動機構
によれば、先ず、出力軸15が回転すると、偏心機構1
6がその回転運動を揺動ロッド16aの往復運動に変換
し、揺動ロッド16aに連結された滑子17が案内溝2
5に沿って往復運動を行う。その往復運動が連結リンク
18によって揺動腕19に伝達され、揺動腕19におい
て回転軸23を中心に一定の角度間を往復する往復回動
運動が行われる。その往復回動運動の内、ワンウェイク
ラッチ20によって一方向の回転のみが糸繰り出しロー
ラー12に伝動されて、糸繰り出しローラー12におい
て所定の時間間隔(出力軸15の半回転分の時間間隔)
を開けながら一方向のみに回転する間欠回転運動が行わ
れるようになっている。ピッチ変更スライダー24に
は、案内溝25やスライダー操作部27が設けられてい
る。このピッチ変更スライダー24は、回動軸26を中
心に回動可能な状態で軸受け36に固定され、スライダ
ー操作部27を操作することで、回動軸26を中心に回
動できるようになっている。また、ピッチ変更スライダ
ー24の一端には係合溝24aが設けられている。
【0016】つまり、このピッチ変更スライダー24の
位置を変更することで、滑子17の経路を決定している
案内溝25の位置や角度が変更され、それにより、偏心
機構16から滑子17に伝達される往復運動のピッチが
変更されるようになっている。スライダー固定板30
は、スライダー操作部27を締着してピッチ変更スライ
ダー24を動かないように固定するためのものである。
スライダー固定板30には位置決め孔30a,30b…
が設けられ、例えば、ピンを用いてこの位置決め孔30
a,30b…とピッチ変更スライダー24の係合溝24
aとを合わせることにより、ピッチ変更スライダー24
の位置決めが行えるようになっている。それにより、ピ
ッチの変更量を断続的な所定の値に変更し易くなってい
る。この実施の形態の糸繰り出し装置10は上記のよう
に構成され、その糸繰り出し機構、伝動機構および伝動
量変更機構の作用により、以下のようにして、糸の繰り
出し、その繰り出し量の調整、および、その繰り出しタ
イミングの調整が行われる。すなわち、糸の繰り出し動
作としては、先ず、上軸3が回転してミシンが駆動され
ると、上述したように、その上軸3の回転が伝動機構に
よって伝達され、糸繰り出しローラー12において間欠
回転運動が行われる。
【0017】糸繰り出しローラー12が回転すると、そ
れに従って従動ローラー13も回転し、それら糸繰り出
しローラー12と従動ローラー13の圧接部に挟まれた
糸が強制的にミシン針7側へ送り出される。即ち、糸繰
り出しローラー12の間欠回転運動に伴って、一定量の
糸が間欠的にミシン針7側へ送り出される。なお、この
間欠的な糸の繰り出し動作は、出力軸15の回転と同じ
周期で行われるため、出力軸15と上軸3とを連結して
いる傘歯車40,41のギア比を変えることにより、ミ
シンの上軸3が1回転する間の糸の繰り出し動作の数、
即ち、ミシン針が1回昇降動作をする間に行われる糸の
繰り出し動作の数を変更することが出来る。例えば、傘
歯車40,41のギア比を1:1にすることで、ミシン
針が1回昇降動作を行う間に糸の繰り出し動作を1回行
うようにしたり、ギア比を2:1にすることで、ミシン
針が1回昇降動作を行う間に糸の繰り出し動作を2回行
うようにすることが出来る。また、糸の繰り出し動作の
タイミングの調整は、偏心機構16の固定ねじ16bを
操作して、偏心機構16と出力軸15の回転角度の固定
位置を変えることで行われる。例えば、上記の固定位置
を90度早めた位置にすれば、出力軸15の1/4回転
分だけ糸の繰り出し動作のタイミングが早まるし、固定
位置を90度遅めた位置にすれば、出力軸15の1/4
回転分だけ糸の繰り出し動作のタイミングが遅くなる。
【0018】また、例えば、縫製物や縫い方等の変更に
伴い、縫目形成に必要とされる糸の量が変更した場合に
は、スライダー操作部27を操作して、ピッチ変更スラ
イダー24の固定位置を移動させることにより糸の繰り
出し量の調整を行うことが出来る。例えば、ピッチ変更
スライダー24の係合溝24aをスライダー固定板30
の位置決め30aに合わせて固定すれば、滑子17の往
復運動のピッチが小さくなり、そのピッチの変更によ
り、連結リンク18、揺動腕19に伝達される運動量が
少なくなって、糸繰り出しローラー12の回転量、即
ち、糸の繰り出し量が少なくなる。また、ピッチ変更ス
ライダー24の係合溝24aをスライダー固定板30の
位置決め30dに合わせて固定すれば、滑子17の往復
運動のピッチが大きくなり、そのピッチの変更により、
連結リンク18、揺動腕19に伝達される運動量が多く
なって、糸繰り出しローラー12の回転量、即ち、糸の
繰り出し量が多くなる。それにより縫目形成に必要な糸
の繰り出し量を調整できる。以上のように、この実施の
形態の糸繰り出し装置10によれば、糸繰り出し機構に
より縫目形成に必要な一定量の糸が強制的に繰り出され
るので、均一な縫目の形成が可能となり、仕上がりの美
しい縫製をすることが出来る。また、上記の伝動機構に
より、糸繰り出し機構がミシンの駆動軸の運動と連動す
るようになっているので、例えば、糸の繰り出し量が大
きい場合においてミシンの駆動速度を高速にしても、糸
の繰り出し量は大きいままで糸繰り出し機構の動作が高
速になる。即ち、糸の繰り出し量が如何なる場合におい
ても、色々なミシンの駆動速度に対応して、縫目形成に
必要な糸を繰り出すことが出来る。
【0019】また、偏心機構16やワンウェイクラッチ
20等によって、糸を間欠的に繰出すことが出来ると共
に、その糸の繰り出し動作をミシン針7の昇降動作と合
わせることが出来るので、ミシン針7の動作に合った過
不足のない糸の繰り出しを行わせることができる。ま
た、ピッチ変更スライダー24の固定位置を変更するこ
とで、糸の繰り出し量を調整することが可能であり、縫
製の縫目の長さ、糸の種類、布の種類、布厚等が変わっ
た場合でも、糸の繰り出し量をそれらの変化に対応させ
ることが出来る。なお、この発明は、この実施の形態の
糸繰り出し装置10に限られるものではなく、例えば、
その適用の対象として、ミシン糸の繰り出しに適用する
他、ルーパー糸の繰り出しに適用しても良い。その際、
糸繰り出し装置はミシンの下軸に連動して駆動されるよ
うにしても良い。また、糸繰り出し装置の動作は、間欠
的な繰り出し動作に限られるものではなく、例えば、カ
ムを用いることにより、ミシンの駆動軸の回転の位相に
応じて伝達される運動量を適宜変化するようして、糸の
繰り出し動作をミシン針の動作に合わせて様々に変更す
ることも可能である。その他、糸繰り出し機構、伝動機
構、伝動量可変機構の具体的な構成や細部構造等は、こ
の発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能であ
る。
【0020】〈第2の実施の形態〉図4には、この発明
の第2の実施の形態の糸繰り出し装置50の拡大図を示
す。この第2の実施の形態の糸繰り出し装置50におい
て、第1の実施の形態の糸繰り出し装置10と同じ構成
については、同符号を振って説明を省略する。この糸繰
り出し装置50は第1の実施の形態の糸繰り出し装置1
0と以下の点で相違する。すなわち、糸繰り出し装置5
0とミシン上軸3との連結方法、および、糸繰り出し装
置50のミシン上軸に対する取り付け位置においてであ
る。連結方法については、第1の実施の形態では、傘歯
車40,41および出力軸15を介して、偏心機構16
とミシン上軸3とが連結されている。これに対して、こ
の実施の形態では、偏心機構16とミシン上軸3が直接
連結されている。取り付け位置については、第1の実施
の形態の糸繰り出し装置10の取り付け位置に対して、
この実施の形態の糸繰り出し装置50は、90度回転し
た位置に取り付けられている。つまり、この実施の形態
の糸繰り出し装置50は、偏心機構16とミシン上軸3
とが直接連結し易い位置関係にあり、第1の実施の形態
の糸繰り出し装置10に比べて、その連結方法および連
結機構部(例えば、偏心機構16とミシン上軸3の連結
機構)が簡略化されている。この第2の実施の形態の糸
繰り出し装置50における、糸の繰り出し動作のタイミ
ングの調整は、第1の実施の形態のものと同様、偏心機
構16の固定ねじ16bを走とすることにより行われ
る。また、縫目形成に必要とされる糸の量を変更する場
合はスライダー操作部27を操作することで行われる。
【0021】〈第3の実施の形態〉図5には、この発明
の第3の実施の形態の糸繰り出し装置60の拡大図を示
す。この第3の実施の形態の糸繰り出し装置60は、第
1の実施の形態の糸繰り出し装置10とほぼ同様の構成
のもので、異なる点としては、伝動量可変機構にアクチ
ュエーターを連結し、電気的な制御により糸の繰り出し
量を変化可能にした点である。従って、第1の実施の形
態の糸繰り出し装置10と同様の構成については、同符
号を振って説明を省略し、異なる構成についての説明を
行う。この糸繰り出し装置60は、糸繰り出しローラー
12および従動ローラー13からなる糸繰り出し機構、
偏心機構(偏心カム)16、図示しない滑子17、連結
リンク18、揺動腕19および図示しないワンウェイク
ラッチ20等からなる伝動機構、図示しない案内溝25
を設けたピッチ変更スライダー24およびスライダー固
定板30からなる伝動量可変機構、並びに、傘歯車4
3,44、アクチュエーターとしてのパルスモーター4
6等から構成されている。偏心機構16は直接ミシンの
上軸3に連結されている。
【0022】傘歯車43はピッチ変更スライダー24の
回動軸26に固着されている。傘歯車44はパルスモー
ター46の回転軸46aに固着されている。これら傘歯
車43,44が相互に連結され、パルスモーター46の
回転駆動によりピッチ変更スライダー24が回動軸26
を中心に回動するようになっている。パルスモーター4
6は、例えば、ミシン1の動作制御を行う制御回路に接
続され、この制御回路によってパルスモーター46の回
転駆動が制御されるようになっている。以上のように、
この第3の実施の形態の糸繰り出し装置60によれば、
パルスモーター46の駆動によりピッチ変更スライダー
24を回動させて糸の繰り出し量の調整を行うことが出
来るので、例えば、縫製中に布厚や縫目の長さが変更し
て、縫目形成に必要な糸の長さが変わった場合でも、電
気的な制御によりそれら変化に対応することが出来るほ
か、縫い始めの糸繰り出し量の増減、糸切り直前の糸繰
り出し量の増減等を行うことができ、縫いの安定、糸切
り箇所の締りの安定等を計ることが出来る。なお、伝動
量可変機構に連結するアクチュエーターの種類やその連
結の仕方は、上記のものに限られず、適宜変更可能であ
る。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載のミシンの糸繰り出し装置
によれば、伝動機構によってミシンの駆動軸の運動が糸
繰り出し機構まで伝達され、それにより糸繰り出し機構
が回転して縫目形成に必要な糸を強制的に繰り出す。従
って、縫目形成に必要な糸がばらつきなく繰り出される
こととなって、均一な縫目の形成が可能となる。また、
上記伝動機構により、糸繰り出し機構がミシンの駆動軸
の運動と連動するようになっているので、例えば、糸の
繰り出し量が大きい場合においてミシンの駆動速度を高
速にしても、糸の繰り出し量は大きいままで糸繰り出し
機構の動作が高速になる。即ち、糸の繰り出し量が如何
なる場合においても、色々なミシンの駆動速度に対応し
て、縫目形成に必要な糸を繰り出すことが出来る。
【0024】請求項2記載のミシンの糸繰り出し装置に
よれば、糸の繰り出し動作がミシン針の昇降動作と対応
するように、前記伝動機構に、ミシンの駆動軸の回転の
位相に応じて異なる運動を伝達する変則伝動機構が設け
られているので、この変則伝動機構により糸繰り出し機
構に伝達される運動が適宜変化して、その糸繰り出し機
構において、ミシン針の昇降動作の各位相に対応してそ
の位相に応じた糸量を繰り出す動作が行われ、且つ、そ
の糸の繰り出し動作がミシン針の昇降動作に合ったタイ
ミングで行われることになる。それにより、ミシン針の
昇降動作に合わせて過不足なく糸が繰り出されることと
なって、仕上がりの美しい縫製を行うことが出来る。ま
た、通常、上記の変則伝動機構は、前後の連結部の固定
位置を変化させることにより伝達される運動の位相を変
化させることが出来るので、その固定位置の調整により
糸の繰り出し動作のタイミングを適宜調整することが出
来る。
【0025】請求項3記載のミシンの糸繰り出し装置に
よれば、糸繰り出し機構に伝達する運動量を可変にする
伝動量可変機構が設けられているので、この伝動量可変
機構を操作することで糸の繰り出し量を調整することが
出来る。従って、縫目の長さ、糸の種類、布の種類、布
厚等が変わった場合でも、それらの変化に対応させて糸
の繰り出し量を変更することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態である糸繰り出し
装置がミシンに組み込まれた状態を示した概略図であ
る。
【図2】図1の糸繰り出し装置の部分を示した拡大図で
ある。
【図3】図2の矢印A方向から眺めた糸繰り出し装置の
拡大図である。
【図4】この発明の第2の実施の形態の糸繰り出し装置
を示した拡大図である。
【図5】この発明の第3の実施の形態の糸繰り出し装置
を示した拡大図である。
【符号の説明】
1 ミシン 3 上軸 4 ボビン 7 ミシン針 10,50,60 糸繰り出し装置 12 糸繰り出しローラー(糸繰り出し機構を構成す
る。) 13 従動ローラー 15 出力軸 16 偏心機構 17 滑子 18 連結リンク 19 揺動腕 20 ワンウェイクラッチ 24 ピッチ変更スライダー(伝動量可変機構を構成
する。) 30 スライダー固定板 46 パルスモーター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシンに組み込まれて糸を繰り出すミシ
    ンの糸繰り出し装置であって、 縫目形成に必要な糸を回転して強制的に繰り出す糸繰り
    出し機構と、 ミシンを駆動させる駆動軸から糸の繰り出しに必要な運
    動を前記糸繰り出し機構まで伝達する伝動機構と、を備
    え、 前記駆動軸の回転速度に応じて、一定量の糸を強制的に
    供給することを特徴とするミシンの糸繰り出し装置。
  2. 【請求項2】 ミシン針の昇降動作に対応して糸の繰り
    出し動作を行うべく、 前記伝動機構には、前記駆動軸の回転の位相に応じて異
    なる運動を伝達すると共に前記糸繰り出し機構の運動の
    位相を変更可能な変則伝動機構が設けられていることを
    特徴とする請求項1に記載のミシンの糸繰り出し装置。
  3. 【請求項3】 前記伝動機構には、前記糸繰り出し機構
    に伝達する運動量を可変にする伝動量可変機構が設けら
    れていることを特徴とする請求項1又は2に記載のミシ
    ンの糸繰り出し装置。
JP19345796A 1996-07-23 1996-07-23 ミシンの糸繰り出し装置 Pending JPH1033865A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007136136A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Yamato Sewing Mach Co Ltd ミシンの糸供給装置
JP2010099522A (ja) * 2010-02-08 2010-05-06 Juki Corp 根巻きボタン付けミシン

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JP2007136136A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Yamato Sewing Mach Co Ltd ミシンの糸供給装置
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