JPH10340683A - 電子銃及びその製造方法 - Google Patents
電子銃及びその製造方法Info
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- JPH10340683A JPH10340683A JP14663997A JP14663997A JPH10340683A JP H10340683 A JPH10340683 A JP H10340683A JP 14663997 A JP14663997 A JP 14663997A JP 14663997 A JP14663997 A JP 14663997A JP H10340683 A JPH10340683 A JP H10340683A
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- Japan
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- electrode
- electron gun
- cathode
- spacer
- impregnated cathode
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 含浸型陰極を用いた陰極の動作温度が高い場
合でも、接合強度が充分に確保でき、陰極間でのカット
オフ電圧のバラツキやカットオフ電圧の経時変化が低減
し、かつ安価に製造することができる電子銃及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】 含浸型陰極15が、第1電極G1 に対し
て所要の間隔をおいて支持された電子銃1において、含
浸型陰極15の支持部材7が絶縁ベース9にロウ材11
で接合され、絶縁ベース9に所要の間隔を決めるスペー
サ10との間がガラス材12にて接合されて成る構成を
採る。
合でも、接合強度が充分に確保でき、陰極間でのカット
オフ電圧のバラツキやカットオフ電圧の経時変化が低減
し、かつ安価に製造することができる電子銃及びその製
造方法を提供する。 【解決手段】 含浸型陰極15が、第1電極G1 に対し
て所要の間隔をおいて支持された電子銃1において、含
浸型陰極15の支持部材7が絶縁ベース9にロウ材11
で接合され、絶縁ベース9に所要の間隔を決めるスペー
サ10との間がガラス材12にて接合されて成る構成を
採る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管に用いら
れる電子銃及びその製造方法に係わる。
れる電子銃及びその製造方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】陰極線管に用いられる電子銃は、陰極
(カソード)と複数の電極を有して成り、その陰極とし
て例えば基端側より先端側の径が小とされた円筒形のス
リーブの先端に電子放出源を設け、スリーブ内に電子放
出源を加熱するヒーターを配置して構成するものがあ
る。この場合、陰極は、さらに支持部材としての円筒形
のスリーブホルダ内に配置され、スリーブホルダが絶縁
ベース、例えばセラミックディスク及びスペーサを介し
て第1電極に取り付けられ、その際、第1電極と陰極の
電子放出面とが所定の距離間隔となるように調整され
る。
(カソード)と複数の電極を有して成り、その陰極とし
て例えば基端側より先端側の径が小とされた円筒形のス
リーブの先端に電子放出源を設け、スリーブ内に電子放
出源を加熱するヒーターを配置して構成するものがあ
る。この場合、陰極は、さらに支持部材としての円筒形
のスリーブホルダ内に配置され、スリーブホルダが絶縁
ベース、例えばセラミックディスク及びスペーサを介し
て第1電極に取り付けられ、その際、第1電極と陰極の
電子放出面とが所定の距離間隔となるように調整され
る。
【0003】従来、スリーブホルダと第1電極とは、下
記の2つの方法により、セラミックディスク、スペーサ
を介して固定されていた。
記の2つの方法により、セラミックディスク、スペーサ
を介して固定されていた。
【0004】(1)ガラスを用いて、スリーブホルダを
セラミックディスクに固定し、さらに同じガラスでセラ
ミックディスクをスペーサに固定し、このスペーサを介
して第1電極に固定する。 (2)金ロウを用いて、スリーブホルダをセラミックデ
ィスクに固定し、さらにこの金ロウでセラミックディス
クをスペーサに固定し、このスペーサを介して第1電極
に固定する。
セラミックディスクに固定し、さらに同じガラスでセラ
ミックディスクをスペーサに固定し、このスペーサを介
して第1電極に固定する。 (2)金ロウを用いて、スリーブホルダをセラミックデ
ィスクに固定し、さらにこの金ロウでセラミックディス
クをスペーサに固定し、このスペーサを介して第1電極
に固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
(1)のガラスを用いて固定する方法では、電子銃の陰
極として、例えばタングステン等からなる多孔質金属焼
結体の空孔部にBa,Ca,Alを含んだ酸化物からな
る電子放出物質を含浸させて電子放出源を形成した、い
わゆる含浸型陰極を使用した場合に、陰極の動作温度が
酸化物陰極より約200℃高くなるため、ガラスの接合
強度が弱くなってしまう。
(1)のガラスを用いて固定する方法では、電子銃の陰
極として、例えばタングステン等からなる多孔質金属焼
結体の空孔部にBa,Ca,Alを含んだ酸化物からな
る電子放出物質を含浸させて電子放出源を形成した、い
わゆる含浸型陰極を使用した場合に、陰極の動作温度が
酸化物陰極より約200℃高くなるため、ガラスの接合
強度が弱くなってしまう。
【0006】このため、陰極と第1電極との間の寸法変
化が生じて、複数の陰極間におけるカットオフ電圧のバ
ラツキの増大やカットオフ電圧の経時変化の増大を招い
ていた。
化が生じて、複数の陰極間におけるカットオフ電圧のバ
ラツキの増大やカットオフ電圧の経時変化の増大を招い
ていた。
【0007】一方、(2)の金ロウを用いて固定する方
法では、ガラスを用いた場合よりも材料コストが大きく
なってしまう、という問題がある。
法では、ガラスを用いた場合よりも材料コストが大きく
なってしまう、という問題がある。
【0008】上述した問題の解決のために、本発明にお
いては、含浸型陰極を用いた陰極の動作温度が高い場合
でも、接合強度が充分に確保でき、陰極間でのカットオ
フ電圧のバラツキが低減し、かつ安価に製造することが
できる電子銃及びその製造方法を提供するものである。
いては、含浸型陰極を用いた陰極の動作温度が高い場合
でも、接合強度が充分に確保でき、陰極間でのカットオ
フ電圧のバラツキが低減し、かつ安価に製造することが
できる電子銃及びその製造方法を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電子銃は、第1
電極に対して所要の間隔をおいて支持された含浸型陰極
の支持部材が絶縁ベースにロウ材で接合され、絶縁ベー
スと上記所要間隔を決めるスペーサとの間がガラス材に
て接合されて成る構成である。
電極に対して所要の間隔をおいて支持された含浸型陰極
の支持部材が絶縁ベースにロウ材で接合され、絶縁ベー
スと上記所要間隔を決めるスペーサとの間がガラス材に
て接合されて成る構成である。
【0010】本発明の電子銃の製造方法は、スリーブホ
ルダをロウ材によって絶縁ベースに接合する工程、さら
にこの絶縁ベースにスペーサをガラス材で接合する工
程、スペーサと第1電極を溶接する工程、スリーブホル
ダ内に含浸型陰極を配置する工程を有する。
ルダをロウ材によって絶縁ベースに接合する工程、さら
にこの絶縁ベースにスペーサをガラス材で接合する工
程、スペーサと第1電極を溶接する工程、スリーブホル
ダ内に含浸型陰極を配置する工程を有する。
【0011】上述の本発明の構成によれば、含浸型陰極
の支持部材と絶縁ベースとの間がロウ材により接合され
ているので、動作温度の高い含浸型陰極においても、充
分な接合強度が動作中も維持され、電極間でのカットオ
フ電圧のバラツキやカットオフ電圧の経時変化が低減さ
れる。また、絶縁ベースとスペーサとの間がガラス材に
より接合されるので、安価に電子銃を構成できる。
の支持部材と絶縁ベースとの間がロウ材により接合され
ているので、動作温度の高い含浸型陰極においても、充
分な接合強度が動作中も維持され、電極間でのカットオ
フ電圧のバラツキやカットオフ電圧の経時変化が低減さ
れる。また、絶縁ベースとスペーサとの間がガラス材に
より接合されるので、安価に電子銃を構成できる。
【0012】上述の本発明製法によれば、スリーブホル
ダをロウ材によって絶縁ベースに接合する工程、さらに
この絶縁ベースにスペーサをガラス材で接合する工程を
有することにより、ロウ材により高温でも充分に接合強
度を維持するように、スリーブホルダが絶縁ベースに接
合される。また、絶縁ベースとスペーサとをガラス材で
接合するので、低い製造コストで電子銃を製造すること
ができる。
ダをロウ材によって絶縁ベースに接合する工程、さらに
この絶縁ベースにスペーサをガラス材で接合する工程を
有することにより、ロウ材により高温でも充分に接合強
度を維持するように、スリーブホルダが絶縁ベースに接
合される。また、絶縁ベースとスペーサとをガラス材で
接合するので、低い製造コストで電子銃を製造すること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、含浸型陰極が、第1電
極に対して所要の間隔をおいて支持された電子銃におい
て、含浸型陰極の支持部材が絶縁ベースにロウ材で接合
され、絶縁ベースと所要間隔を決めるスペーサとの間が
ガラス材にて接合されて成る電子銃である。
極に対して所要の間隔をおいて支持された電子銃におい
て、含浸型陰極の支持部材が絶縁ベースにロウ材で接合
され、絶縁ベースと所要間隔を決めるスペーサとの間が
ガラス材にて接合されて成る電子銃である。
【0014】本発明は、スリーブホルダをロウ材によっ
て絶縁ベースに接合する工程、絶縁ベースにスペーサを
ガラス材で接合する工程、スペーサと第1電極を溶接す
る工程、スリーブホルダ内に含浸型陰極を配置する工程
を有する電子銃の製造方法である。
て絶縁ベースに接合する工程、絶縁ベースにスペーサを
ガラス材で接合する工程、スペーサと第1電極を溶接す
る工程、スリーブホルダ内に含浸型陰極を配置する工程
を有する電子銃の製造方法である。
【0015】以下、図面を参照して本発明の電子銃及び
その製造方法を説明する。図1は、本発明の電子銃の一
例の陰極及び第1電極付近の拡大図を示す。この電子銃
1は、第1電極G1 に対してスペーサ10及び絶縁ベー
スとなる例えばセラミックディスク9を介して含浸型陰
極本体15を一体に取り付け、さらに、この第1電極G
1 以後に所要の複数の電極を配列して構成される。
その製造方法を説明する。図1は、本発明の電子銃の一
例の陰極及び第1電極付近の拡大図を示す。この電子銃
1は、第1電極G1 に対してスペーサ10及び絶縁ベー
スとなる例えばセラミックディスク9を介して含浸型陰
極本体15を一体に取り付け、さらに、この第1電極G
1 以後に所要の複数の電極を配列して構成される。
【0016】含浸型陰極本体15は、例えばタンタル
(Ta)からなる基端側より先端側の径が小とされた円
筒状のスリーブ2の一端に、例えばタンタル(Ta)か
らなるキャップ3を例えばレーザ溶接、抵抗溶接等で取
り付けられて、このキャップ3内に例えばタングステン
等からなる多孔質金属焼結体4の空孔部にBa,Ca,
Alを含んだ酸化物からなる電子放出物質5を含浸した
陰極ペレット(いわゆる電子放出源)6を配し、スリー
ブ2内に陰極ペレット6を加熱するヒーターHを設けて
構成される。
(Ta)からなる基端側より先端側の径が小とされた円
筒状のスリーブ2の一端に、例えばタンタル(Ta)か
らなるキャップ3を例えばレーザ溶接、抵抗溶接等で取
り付けられて、このキャップ3内に例えばタングステン
等からなる多孔質金属焼結体4の空孔部にBa,Ca,
Alを含んだ酸化物からなる電子放出物質5を含浸した
陰極ペレット(いわゆる電子放出源)6を配し、スリー
ブ2内に陰極ペレット6を加熱するヒーターHを設けて
構成される。
【0017】また、含浸型陰極本体15は、支持部材で
ある円筒形のスリーブホルダ7内に配置され、含浸型陰
極本体15のスリーブ2とスリーブホルダ7とが溶接点
8においてレーザ溶接により接合される。スリーブホル
ダ7はセラミックディスク9に接合され、セラミックデ
ィスク9が含浸型陰極本体15の電子放出面と第1電極
G1 との間隔dを規定するためのスペーサ10を介して
第1電極G1 にレーザ溶接により接合されている。
ある円筒形のスリーブホルダ7内に配置され、含浸型陰
極本体15のスリーブ2とスリーブホルダ7とが溶接点
8においてレーザ溶接により接合される。スリーブホル
ダ7はセラミックディスク9に接合され、セラミックデ
ィスク9が含浸型陰極本体15の電子放出面と第1電極
G1 との間隔dを規定するためのスペーサ10を介して
第1電極G1 にレーザ溶接により接合されている。
【0018】尚、含浸型陰極本体15は、第1電極
G1 、スペーサ10、セラミックディスク9及びスリー
ブホルダ7が一体とされた後に、スリーブホルダ7内に
配置され、第1電極G1 と電子放出面とが所定の距離間
隔dとなるように調整された後で、スリーブホルダ7と
スリーブ2との溶接がなされる。また、スリーブホルダ
7、スペーサ10、第1電極G1 には、例えばコバール
等を用い、セラミックディスク9には、例えばフォルス
テライト等を用いる。
G1 、スペーサ10、セラミックディスク9及びスリー
ブホルダ7が一体とされた後に、スリーブホルダ7内に
配置され、第1電極G1 と電子放出面とが所定の距離間
隔dとなるように調整された後で、スリーブホルダ7と
スリーブ2との溶接がなされる。また、スリーブホルダ
7、スペーサ10、第1電極G1 には、例えばコバール
等を用い、セラミックディスク9には、例えばフォルス
テライト等を用いる。
【0019】そして、本例では特に、スリーブホルダ7
とセラミックディスク9との間を、ロウ材11により接
合し、セラミックディスク9とスペーサ10との間をガ
ラス材12により接合する。ロウ材11は、金ロウや、
その他例えば銀ロウ等を用いることができる。
とセラミックディスク9との間を、ロウ材11により接
合し、セラミックディスク9とスペーサ10との間をガ
ラス材12により接合する。ロウ材11は、金ロウや、
その他例えば銀ロウ等を用いることができる。
【0020】本例の電子銃1によれば、その含浸型陰極
本体15と第1電極G1 が一体化された構成体におい
て、スリーブホルダ7とセラミックディスク9との間を
ロウ材により接合していることにより、動作温度の高い
含浸型陰極15において動作時にスリーブホルダ7とセ
ラミックディスク9との寸法の変化、即ち含浸型陰極1
5と第1電極G1 間の間隔dの変動が生じない。従っ
て、従来の電子銃と比較して、陰極のカットオフ電圧の
バラツキが半減し、ホワイトバランス崩れも低減され
る。また、カットオフ電圧の経年変化が低減し、輝度の
経年変化が小さくなる。
本体15と第1電極G1 が一体化された構成体におい
て、スリーブホルダ7とセラミックディスク9との間を
ロウ材により接合していることにより、動作温度の高い
含浸型陰極15において動作時にスリーブホルダ7とセ
ラミックディスク9との寸法の変化、即ち含浸型陰極1
5と第1電極G1 間の間隔dの変動が生じない。従っ
て、従来の電子銃と比較して、陰極のカットオフ電圧の
バラツキが半減し、ホワイトバランス崩れも低減され
る。また、カットオフ電圧の経年変化が低減し、輝度の
経年変化が小さくなる。
【0021】また、セラミックディスク9と、スリーブ
ホルダ7及びスペーサ10との間をすべてロウ材により
接合を行った場合と比較して、半分以下の材料費で電子
銃1を構成することができる。
ホルダ7及びスペーサ10との間をすべてロウ材により
接合を行った場合と比較して、半分以下の材料費で電子
銃1を構成することができる。
【0022】上述の図1に示す構成の電子銃1、特にそ
の含浸型陰極本体15と第1電極G1 を一体化した構成
体は、例えば次のように製造する。まず、図4Aに示す
ように、スリーブホルダ7をセラミックディスク9に金
ロウ等のロウ材11を用いて固定する。ロウ材11によ
る接合は、例えば還元雰囲気中で約1000℃で行う。
の含浸型陰極本体15と第1電極G1 を一体化した構成
体は、例えば次のように製造する。まず、図4Aに示す
ように、スリーブホルダ7をセラミックディスク9に金
ロウ等のロウ材11を用いて固定する。ロウ材11によ
る接合は、例えば還元雰囲気中で約1000℃で行う。
【0023】次に、図4Bに示すように、スペーサ10
をセラミックディスク9にガラス材12を用いて固定す
る。ガラス材12による接合は、例えば還元雰囲気中で
約1000℃で行う。
をセラミックディスク9にガラス材12を用いて固定す
る。ガラス材12による接合は、例えば還元雰囲気中で
約1000℃で行う。
【0024】次に、図5に示すように、スペーサ10と
第1電極G1 をレーザ溶接により接合することにより、
スリーブホルダー7及びスペーサ10と接合されたセラ
ミックディスク9を、第1電極G1 に取り付ける。この
図5は、3つの含浸型陰極本体15を共通の第1電極G
1 に取り付ける場合の例を示している。
第1電極G1 をレーザ溶接により接合することにより、
スリーブホルダー7及びスペーサ10と接合されたセラ
ミックディスク9を、第1電極G1 に取り付ける。この
図5は、3つの含浸型陰極本体15を共通の第1電極G
1 に取り付ける場合の例を示している。
【0025】その後、含浸型陰極本体15をスリーブホ
ルダ7内に配置し、電子放出面と第1電極G1 とを所定
間隔dに調整し、レーザ溶接により陰極本体15のスリ
ーブ2をスリーブホルダ7に固定する。さらに、スリー
ブ2内に陰極ペレット6を加熱するヒーターHを装着す
る。
ルダ7内に配置し、電子放出面と第1電極G1 とを所定
間隔dに調整し、レーザ溶接により陰極本体15のスリ
ーブ2をスリーブホルダ7に固定する。さらに、スリー
ブ2内に陰極ペレット6を加熱するヒーターHを装着す
る。
【0026】このようにして、図1に示した電子銃1の
含浸型陰極本体と第1電極が一体化された構成体を製造
することができる。このように電子銃1を製造すること
により、上述のようにカットオフ電圧の陰極管のバラツ
キが半減し、ホワイトバランス崩れと呼ばれる色調の変
化が低減され、またカットオフ電圧の経年変化が低減さ
れ、輝度の経年変化が小さい電子銃1を製造することが
できる。
含浸型陰極本体と第1電極が一体化された構成体を製造
することができる。このように電子銃1を製造すること
により、上述のようにカットオフ電圧の陰極管のバラツ
キが半減し、ホワイトバランス崩れと呼ばれる色調の変
化が低減され、またカットオフ電圧の経年変化が低減さ
れ、輝度の経年変化が小さい電子銃1を製造することが
できる。
【0027】また、セラミックディスク9をすべてロウ
材により接合を行った場合と比較して、製造コストが半
分以下となり、低い製造コストで電子銃1を製造するこ
とができる。
材により接合を行った場合と比較して、製造コストが半
分以下となり、低い製造コストで電子銃1を製造するこ
とができる。
【0028】このように含浸型陰極15及び第1電極G
1 を形成して、例えば図2及び図3に示すような電子銃
を構成することができる。図2は電極の配置構成とビー
ムとの配置の概略構成を示す模式図である。図3は電子
銃全体の具体的な構成を示し、図2の下方から上方へ向
かう方向から見た図である。
1 を形成して、例えば図2及び図3に示すような電子銃
を構成することができる。図2は電極の配置構成とビー
ムとの配置の概略構成を示す模式図である。図3は電子
銃全体の具体的な構成を示し、図2の下方から上方へ向
かう方向から見た図である。
【0029】図2及び図3に示すこの電子銃20は、カ
ラー受像管の3原色(R,G,B)に対応して含浸型陰
極15にて構成された3つのカソードKR ,KG ,KB
が設けられ、これらカソードKR ,KG ,KB が共通の
第1電極(G1 )21に取り付けられている。そして、
第1電極21から陽極側に向かって、それぞれ3つのカ
ソードKR ,KG ,KB に共通の第2電極(G2 )2
2、第3電極(G3 )23、第4電極(G4 )24、第
5電極(G5 )25、第6電極(G6 )26、シールド
カップ27が順次配置されて構成されている。
ラー受像管の3原色(R,G,B)に対応して含浸型陰
極15にて構成された3つのカソードKR ,KG ,KB
が設けられ、これらカソードKR ,KG ,KB が共通の
第1電極(G1 )21に取り付けられている。そして、
第1電極21から陽極側に向かって、それぞれ3つのカ
ソードKR ,KG ,KB に共通の第2電極(G2 )2
2、第3電極(G3 )23、第4電極(G4 )24、第
5電極(G5 )25、第6電極(G6 )26、シールド
カップ27が順次配置されて構成されている。
【0030】各第1電極21、第2電極22、第3電極
23、第4電極24、第5電極25、第6電極26に
は、図示しないが各電子ビームが透過する電子ビーム透
過孔が設けられる。第1電極21は、G1 リード28に
より例えば0Vの電圧が印加され、第2電極22と第4
電極24とはG2 リード29により例えば500V程度
の電圧が印加され、第3電極23と第5電極25とはフ
ォーカスリード30により例えば6kV〜10kV程度
の電圧(フォーカス電圧)が印加され、第6電極26に
は例えば27kV程度のアノード電圧が印加される構成
とされている。
23、第4電極24、第5電極25、第6電極26に
は、図示しないが各電子ビームが透過する電子ビーム透
過孔が設けられる。第1電極21は、G1 リード28に
より例えば0Vの電圧が印加され、第2電極22と第4
電極24とはG2 リード29により例えば500V程度
の電圧が印加され、第3電極23と第5電極25とはフ
ォーカスリード30により例えば6kV〜10kV程度
の電圧(フォーカス電圧)が印加され、第6電極26に
は例えば27kV程度のアノード電圧が印加される構成
とされている。
【0031】そして、図3に示すように、このように構
成された各電極21,22,23,24,25,26は
一対のビードガラス31にて保持される。また、第6電
極26の先には、内部に磁界の偏向を行う電極等が配置
された陰極線管のネック部にはめ込むためのシールドカ
ップ27が配置される。このシールドカップ27の側部
には、陰極線管内壁との距離及び位置関係を規定し、か
つ陰極線管の内壁に形成され、アノード電圧が印加され
た内装導電膜に接触するHスプリング32が形成されて
成る。33は、電子銃20の後方端部に設けられたステ
ムである。
成された各電極21,22,23,24,25,26は
一対のビードガラス31にて保持される。また、第6電
極26の先には、内部に磁界の偏向を行う電極等が配置
された陰極線管のネック部にはめ込むためのシールドカ
ップ27が配置される。このシールドカップ27の側部
には、陰極線管内壁との距離及び位置関係を規定し、か
つ陰極線管の内壁に形成され、アノード電圧が印加され
た内装導電膜に接触するHスプリング32が形成されて
成る。33は、電子銃20の後方端部に設けられたステ
ムである。
【0032】そして、この電子銃20においては、図2
に示すように、3つのカソードKR,KG ,KB から発
射されたビームは、第5電極25及び第6電極26で形
成される主電子レンズで収束される。
に示すように、3つのカソードKR,KG ,KB から発
射されたビームは、第5電極25及び第6電極26で形
成される主電子レンズで収束される。
【0033】図6は、上述の構成の電子銃20を、カラ
ー陰極線管の1種として、例えばテレビジョン受信機に
用いられるカラー受像管に適用した一例の構成図であ
る。図6は一部を内部の構成を示す図とした側面図であ
る。この受像管50は、パネル51aとファンネル51
bとネック51cからなる陰極線管体(即ちガラスバル
ブ)51を有し、そのネック51c内に電子銃20が設
けられ、パネル51aの内面に蛍光面53が形成される
と共に、この蛍光面53に対向してシャドウマスク54
が配設されて各色の電子ビームを選択するようになって
いる。
ー陰極線管の1種として、例えばテレビジョン受信機に
用いられるカラー受像管に適用した一例の構成図であ
る。図6は一部を内部の構成を示す図とした側面図であ
る。この受像管50は、パネル51aとファンネル51
bとネック51cからなる陰極線管体(即ちガラスバル
ブ)51を有し、そのネック51c内に電子銃20が設
けられ、パネル51aの内面に蛍光面53が形成される
と共に、この蛍光面53に対向してシャドウマスク54
が配設されて各色の電子ビームを選択するようになって
いる。
【0034】そして、カラー受像管50では、電子銃2
0から放出・制御・加速・収束された3本の電子ビーム
が偏向ヨーク55によって偏向され、これにより蛍光面
53の全面を走査することができる。
0から放出・制御・加速・収束された3本の電子ビーム
が偏向ヨーク55によって偏向され、これにより蛍光面
53の全面を走査することができる。
【0035】尚、上述の例では、複数の陰極が共通の第
1電極21に取り付けられて電子銃20が構成されてい
たが、その他の構成の電子銃にも、同様に本発明を適用
することができる。
1電極21に取り付けられて電子銃20が構成されてい
たが、その他の構成の電子銃にも、同様に本発明を適用
することができる。
【0036】例えば各陰極に対応して、それぞれ個別に
独立して第1電極が取り付けられた構成としてもよい。
また、電子銃がユニポテンシャル構造であるかバイポテ
ンシャル構造であるか、あるいは複数のビームが主電子
レンズの中心で交差した後コンバージェンス手段にて蛍
光面上でコンバージェンスされる、いわゆる複ビーム単
電子銃構成であるかを問わず、本発明を適用することが
できる。また、陰極が1本の場合でも同様に適用するこ
とができる。
独立して第1電極が取り付けられた構成としてもよい。
また、電子銃がユニポテンシャル構造であるかバイポテ
ンシャル構造であるか、あるいは複数のビームが主電子
レンズの中心で交差した後コンバージェンス手段にて蛍
光面上でコンバージェンスされる、いわゆる複ビーム単
電子銃構成であるかを問わず、本発明を適用することが
できる。また、陰極が1本の場合でも同様に適用するこ
とができる。
【0037】また、上述の例では、スリーブホルダ7と
セラミックディスク9を接合した構成としたが、スリー
ブホルダ7を省略し、スリーブ2を支持部材として直接
セラミックディスク9に接合することもできる。
セラミックディスク9を接合した構成としたが、スリー
ブホルダ7を省略し、スリーブ2を支持部材として直接
セラミックディスク9に接合することもできる。
【0038】本発明の電子銃及びその製造方法は、上述
の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲でその他様々な構成が取り得る。
の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲でその他様々な構成が取り得る。
【0039】
【発明の効果】上述の本発明によれば、含浸型陰極の支
持部材が絶縁ベースにロウ材で接合されて成ることによ
り、含浸型陰極を用いた動作温度が高い場合でも、接合
強度が充分に確保できるため、カットオフ電圧のバラツ
キが半減し、ホワイトバランス崩れと呼ばれる色調の変
化が低減される。また、カットオフ電圧の経年変化が低
減し、輝度の経年変化が小さくなる。従って、本発明に
より、電子銃の動作を安定化し、良好な性能を発揮する
ことができる。
持部材が絶縁ベースにロウ材で接合されて成ることによ
り、含浸型陰極を用いた動作温度が高い場合でも、接合
強度が充分に確保できるため、カットオフ電圧のバラツ
キが半減し、ホワイトバランス崩れと呼ばれる色調の変
化が低減される。また、カットオフ電圧の経年変化が低
減し、輝度の経年変化が小さくなる。従って、本発明に
より、電子銃の動作を安定化し、良好な性能を発揮する
ことができる。
【0040】また、本発明によれば、絶縁ベースとスペ
ーサとの間がガラス材にて接合されて成ることにより、
すべてロウ材により接合した場合と比較して、コストが
半分以下となるので、低い製造コストで電子銃を製造す
ることができる。
ーサとの間がガラス材にて接合されて成ることにより、
すべてロウ材により接合した場合と比較して、コストが
半分以下となるので、低い製造コストで電子銃を製造す
ることができる。
【図1】本発明の電子銃の一例の陰極及び第1電極付近
の拡大図である。
の拡大図である。
【図2】本発明の電子銃の一例の電極の配置構成を示す
図である。
図である。
【図3】本発明の電子銃の一例の概略構成図である。
【図4】A、B 図1〜図3に示す電子銃の製造工程図
である。
である。
【図5】図1〜図3に示す電子銃の製造工程図である。
【図6】本発明の電子銃を適用する陰極線管の一例の概
略構成図である。
略構成図である。
1,20 電子銃、2 スリーブ、3 キャップ、4
多孔質金属焼結体、5電子放出物質、6 陰極ペレッ
ト、7 スリーブホルダ、8 溶接点、9 セラミック
ディスク、10 スペーサ、11 ロウ材、12 ガラ
ス材、15 含浸型陰極本体、21,G1 第1電極、
22 第2電極、23 第3電極、24第4電極、25
第5電極、26 第6電極、27 シールドカップ、
28 G1 リード、29 G2 リード、30 フォーカ
スリード、31 ビードガラス、32 Hスプリング、
33 ステム、50 受像管、51 陰極線管体(ガラ
スバルブ)、51a パネル、51b ファンネル、5
1c ネック、53 蛍光面、54 シャドウマスク、
55 偏向ヨーク、H ヒーター
多孔質金属焼結体、5電子放出物質、6 陰極ペレッ
ト、7 スリーブホルダ、8 溶接点、9 セラミック
ディスク、10 スペーサ、11 ロウ材、12 ガラ
ス材、15 含浸型陰極本体、21,G1 第1電極、
22 第2電極、23 第3電極、24第4電極、25
第5電極、26 第6電極、27 シールドカップ、
28 G1 リード、29 G2 リード、30 フォーカ
スリード、31 ビードガラス、32 Hスプリング、
33 ステム、50 受像管、51 陰極線管体(ガラ
スバルブ)、51a パネル、51b ファンネル、5
1c ネック、53 蛍光面、54 シャドウマスク、
55 偏向ヨーク、H ヒーター
Claims (2)
- 【請求項1】 含浸型陰極が、第1電極に対して所要の
間隔をおいて支持された電子銃において、 上記含浸型陰極の支持部材が絶縁ベースにロウ材で接合
され、絶縁ベースと上記所要間隔を決めるスペーサとの
間がガラス材にて接合されて成ることを特徴とする電子
銃。 - 【請求項2】 スリーブホルダをロウ材によって絶縁ベ
ースに接合する工程、 上記絶縁ベースにスペーサをガラス材で接合する工程、 上記スペーサと第1電極を溶接する工程、 上記スリーブホルダ内に含浸型陰極を配置する工程を有
することを特徴とする電子銃の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14663997A JPH10340683A (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 電子銃及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14663997A JPH10340683A (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 電子銃及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10340683A true JPH10340683A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15412282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14663997A Pending JPH10340683A (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 電子銃及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10340683A (ja) |
-
1997
- 1997-06-04 JP JP14663997A patent/JPH10340683A/ja active Pending
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