JPH1069861A - 電子銃 - Google Patents
電子銃Info
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- JPH1069861A JPH1069861A JP22896396A JP22896396A JPH1069861A JP H1069861 A JPH1069861 A JP H1069861A JP 22896396 A JP22896396 A JP 22896396A JP 22896396 A JP22896396 A JP 22896396A JP H1069861 A JPH1069861 A JP H1069861A
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- Japan
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- grid
- cathode
- electron gun
- support
- oxide
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 第1グリッドの高温化を抑制し、ストレー電
子の発生が防止される電子銃を提供する。 【解決手段】 電子銃は、絶縁性を有する支持体4上に
設けられた第1グリッドG1及びカソードKR(KG,
KB)と、第1グリッドG1を第2グリッドに対して所
定の間隔に規定して対向位置させる第2グリッドに直付
けされるスペーサ5,6とを備え、第1グリッドG
1は、その板厚T1がスペーサ5,6の板厚以内でかつ少
なくとも0.2mm以上とされる。 電子銃によれば、
第1グリッドG1の板厚T1が増大され熱容量が増加して
いるので、カソードKR(KG,KB)と第1グリッド
G1との間の熱が第1グリッドG1を通して外部に放射さ
れることによりその高温化が抑制され、ストレー電子の
発生を防止することができる。
子の発生が防止される電子銃を提供する。 【解決手段】 電子銃は、絶縁性を有する支持体4上に
設けられた第1グリッドG1及びカソードKR(KG,
KB)と、第1グリッドG1を第2グリッドに対して所
定の間隔に規定して対向位置させる第2グリッドに直付
けされるスペーサ5,6とを備え、第1グリッドG
1は、その板厚T1がスペーサ5,6の板厚以内でかつ少
なくとも0.2mm以上とされる。 電子銃によれば、
第1グリッドG1の板厚T1が増大され熱容量が増加して
いるので、カソードKR(KG,KB)と第1グリッド
G1との間の熱が第1グリッドG1を通して外部に放射さ
れることによりその高温化が抑制され、ストレー電子の
発生を防止することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビジョン受像
機や端末ディスプレイ装置等の陰極線管に装着される電
子銃に関する。
機や端末ディスプレイ装置等の陰極線管に装着される電
子銃に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に電子銃は、グリッドと称される電
極が複数並設されて構成されており、カソードから発射
された電子ビームをこれら複数の電極に順次通過させる
ことによりその電子ビームの電子流が制御される。そし
て、電子銃としては、電子ビームの生成部として例えば
図10に示すカソード構体101が3本図示しない第2
グリッドに取り付けられるタイプのものが本出願人によ
って出願されている(特願平3−213118号)。
極が複数並設されて構成されており、カソードから発射
された電子ビームをこれら複数の電極に順次通過させる
ことによりその電子ビームの電子流が制御される。そし
て、電子銃としては、電子ビームの生成部として例えば
図10に示すカソード構体101が3本図示しない第2
グリッドに取り付けられるタイプのものが本出願人によ
って出願されている(特願平3−213118号)。
【0003】このカソード構体101は、セラミック等
の絶縁体により外形略直方体状に成形され貫通孔部10
2a及びこの貫通孔部102aの両端側に形成された平
面部102b,102c及び102dを有する支持体1
02と、該支持体102の一方の平面部102bにロウ
付けにより固定支持される厚さ0.2mmの板状部材で
ある第1グリッドG1と、該支持体102の他方の平面
部102cに貫通孔部102aを覆うようにして取り付
けられる円筒状のカソードホルダ104と、このカソー
ドホルダ104に嵌入して保持されるカソードスリーブ
105とを備えている。
の絶縁体により外形略直方体状に成形され貫通孔部10
2a及びこの貫通孔部102aの両端側に形成された平
面部102b,102c及び102dを有する支持体1
02と、該支持体102の一方の平面部102bにロウ
付けにより固定支持される厚さ0.2mmの板状部材で
ある第1グリッドG1と、該支持体102の他方の平面
部102cに貫通孔部102aを覆うようにして取り付
けられる円筒状のカソードホルダ104と、このカソー
ドホルダ104に嵌入して保持されるカソードスリーブ
105とを備えている。
【0004】カソード構体101は、上記第1グリッド
G1側が第2グリッドに取付けられるため、この取付け
の際に該第2グリッドと第1グリッドG1との距離を調
整するための一対のスペーサ103,103が上記支持
体102上の第1グリッドG1の両側に設けられた平面
部102d,102dにそれぞれロウ付けにより取付け
られて構成されている。
G1側が第2グリッドに取付けられるため、この取付け
の際に該第2グリッドと第1グリッドG1との距離を調
整するための一対のスペーサ103,103が上記支持
体102上の第1グリッドG1の両側に設けられた平面
部102d,102dにそれぞれロウ付けにより取付け
られて構成されている。
【0005】上記カソードスリーブ105には、その内
部にヒーター106が配設されている。また、このカソ
ードスリーブ105は、基端側に対して小径とされた先
端部にキャップ107が被冠され、さらにこのキャップ
107上に上記ヒーター106からの熱により電子を発
生させるカソード物質としてのオキサイド108が被膜
形成されることにより、いわゆる酸化物陰極となってい
る。
部にヒーター106が配設されている。また、このカソ
ードスリーブ105は、基端側に対して小径とされた先
端部にキャップ107が被冠され、さらにこのキャップ
107上に上記ヒーター106からの熱により電子を発
生させるカソード物質としてのオキサイド108が被膜
形成されることにより、いわゆる酸化物陰極となってい
る。
【0006】このように構成されたカソード構体101
を備えた電子銃は、ヒーター106が800℃程度に昇
温させられることにより、このヒーター106から生じ
た熱が放射によりカソードスリーブ105及びキャップ
107に伝わる。電子銃では、この熱がキャップ107
上に被膜形成されたオキサイド108に伝わることで、
このオキサイド108から電子を放出させる。
を備えた電子銃は、ヒーター106が800℃程度に昇
温させられることにより、このヒーター106から生じ
た熱が放射によりカソードスリーブ105及びキャップ
107に伝わる。電子銃では、この熱がキャップ107
上に被膜形成されたオキサイド108に伝わることで、
このオキサイド108から電子を放出させる。
【0007】そして、上述のような動作温度800℃の
酸化物陰極が使用されたカソード構体101を備える電
子銃は、初期カットオフ時における3つのカソード間の
ばらつきが小さく、また長期動作中におけるカットオフ
の変化も1%以下と小さく、さらに耐圧特性も極めて良
好な特性を示している。
酸化物陰極が使用されたカソード構体101を備える電
子銃は、初期カットオフ時における3つのカソード間の
ばらつきが小さく、また長期動作中におけるカットオフ
の変化も1%以下と小さく、さらに耐圧特性も極めて良
好な特性を示している。
【0008】なお、電子銃では、オキサイド108から
放出された電子が第1グリッドG1に形成されたビーム
透過孔109及び図示しない第2グリッド乃至第5グリ
ッド及びコンバージェンス電極等の全ての電極を順次透
過することにより、加速・収束された電子ビームが生成
される。この電子ビームは、偏向ヨークで走査され図示
しない陰極線管内の蛍光面上にフォーカスを結び、画像
が形成されることとなる。
放出された電子が第1グリッドG1に形成されたビーム
透過孔109及び図示しない第2グリッド乃至第5グリ
ッド及びコンバージェンス電極等の全ての電極を順次透
過することにより、加速・収束された電子ビームが生成
される。この電子ビームは、偏向ヨークで走査され図示
しない陰極線管内の蛍光面上にフォーカスを結び、画像
が形成されることとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の電子
銃は、陰極線管の製造工程において熱処理を行う場合
や、陰極線管の動作開始から陰極線管の動作が定常状態
になるまでに、第1グリッドG1の変形によるカソード
カットオフ電圧エコーの変動を抑制するため、3本のカ
ソード構体101の各々が独立した構造となっている。
そして、電子銃は、これら各カソード構体101におけ
る第1グリッドG1が厚さ0.2mmであり比較的小さ
い熱容量であること及び金属に比べて熱伝導の低いセラ
ミック等からなる支持体102の平面部102bにロウ
付けで接合されていることから、各カソード構体101
の内部温度が高く上がりやすいという性質を有してい
る。
銃は、陰極線管の製造工程において熱処理を行う場合
や、陰極線管の動作開始から陰極線管の動作が定常状態
になるまでに、第1グリッドG1の変形によるカソード
カットオフ電圧エコーの変動を抑制するため、3本のカ
ソード構体101の各々が独立した構造となっている。
そして、電子銃は、これら各カソード構体101におけ
る第1グリッドG1が厚さ0.2mmであり比較的小さ
い熱容量であること及び金属に比べて熱伝導の低いセラ
ミック等からなる支持体102の平面部102bにロウ
付けで接合されていることから、各カソード構体101
の内部温度が高く上がりやすいという性質を有してい
る。
【0010】また、上述の電子銃は、カソード構体10
1のカソードを高電流密度用の含浸型陰極とした場合
に、この含浸型陰極の動作温度が1000℃以上である
ことから、各カソード構体101の内部及び第1グリッ
ドG1の温度が非常に高くなる。
1のカソードを高電流密度用の含浸型陰極とした場合
に、この含浸型陰極の動作温度が1000℃以上である
ことから、各カソード構体101の内部及び第1グリッ
ドG1の温度が非常に高くなる。
【0011】しかしながら、この電子銃は、各々のカソ
ード構体101の内部が高温となり、カソードと第1グ
リッドG1との間の温度が上がることによって、オキサ
イド108からバリウムの蒸発が促進される。この蒸発
されたバリウムは、第1グリッドG1の内面及びビーム
透過孔109に付着する。そしてさらに、この付着した
バリウムは、図示しない陰極線管中に存在する酸化性の
ガスと反応して酸化バリウム(BaO)になる。この現
象は、第1グリッドG1にオキサイド108を塗布して
分解したことと同等となる。
ード構体101の内部が高温となり、カソードと第1グ
リッドG1との間の温度が上がることによって、オキサ
イド108からバリウムの蒸発が促進される。この蒸発
されたバリウムは、第1グリッドG1の内面及びビーム
透過孔109に付着する。そしてさらに、この付着した
バリウムは、図示しない陰極線管中に存在する酸化性の
ガスと反応して酸化バリウム(BaO)になる。この現
象は、第1グリッドG1にオキサイド108を塗布して
分解したことと同等となる。
【0012】そして、この酸化バリウムは、第1グリッ
ドG1の素材金属中に含まれる微量の還元剤により、上
記高温下においていわゆるストレー電子の出やすい状態
になる。このストレー電子は、各カソードからの正規の
電子が抑制されるカットオフ状態にあっても発生するも
のであり、また、その発生量が増加すると、電流を抑制
すべきときに出来なくなるため黒レベルの上昇が起こ
り、画質を著しく劣化させることになる。
ドG1の素材金属中に含まれる微量の還元剤により、上
記高温下においていわゆるストレー電子の出やすい状態
になる。このストレー電子は、各カソードからの正規の
電子が抑制されるカットオフ状態にあっても発生するも
のであり、また、その発生量が増加すると、電流を抑制
すべきときに出来なくなるため黒レベルの上昇が起こ
り、画質を著しく劣化させることになる。
【0013】本発明は、上述の問題点を解決するために
提案されたものであり、第1グリッドの高温化を抑制
し、ストレー電子の発生が防止される電子銃を提供する
ことを目的とする。
提案されたものであり、第1グリッドの高温化を抑制
し、ストレー電子の発生が防止される電子銃を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子銃は、
絶縁性を有する支持体上に設けられた第1グリッド及び
カソードと、第1グリッドを第2グリッドに対して所定
の間隔に規定して対向位置させる第2グリッドに直付け
されるスペーサとを備え、第1グリッドは、その板厚が
スペーサの板厚以内でかつ少なくとも0.2mm以上と
される。
絶縁性を有する支持体上に設けられた第1グリッド及び
カソードと、第1グリッドを第2グリッドに対して所定
の間隔に規定して対向位置させる第2グリッドに直付け
されるスペーサとを備え、第1グリッドは、その板厚が
スペーサの板厚以内でかつ少なくとも0.2mm以上と
される。
【0015】電子銃によれば、第1グリッドの板厚が増
大され熱容量が増加しているので、カソードと第1グリ
ッドとの間の熱が第1グリッドを通して外部に放射さ
れ、これによりその高温化が抑制され、ストレー電子の
発生を防止することができる。
大され熱容量が増加しているので、カソードと第1グリ
ッドとの間の熱が第1グリッドを通して外部に放射さ
れ、これによりその高温化が抑制され、ストレー電子の
発生を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、図面を
参照しながら詳細に説明する。なお、この実施の形態
は、3つのカソードKR,KG,KBから発せられる電
子ビームを一つの主レンズにより収束させるように構成
した、いわゆるトリニトロン(登録商標名)電子銃の例
である。
参照しながら詳細に説明する。なお、この実施の形態
は、3つのカソードKR,KG,KBから発せられる電
子ビームを一つの主レンズにより収束させるように構成
した、いわゆるトリニトロン(登録商標名)電子銃の例
である。
【0017】この実施の形態の電子銃は、図1に示すよ
うに、複数のグリッドG1,G2,G3,G4,及びG5か
らなる電子銃電極群が、相対向して設けられる一対のビ
ードガラス1,2により所定のスペーシングを持って順
次縦一列に配列支持されている。すなわち、この電子銃
は、平行に配列された一対のビードガラス1,2間に第
2グリッドG2、第3グリッドG3、第4グリッドG4、
第5グリッドG5の順で縦一列に所定のスペーシングを
持って配列され、これら電子銃電極群の最終電極である
第5グリッドG5には、その先端部にコンバージェンス
電極3が取り付けられて構成されている。
うに、複数のグリッドG1,G2,G3,G4,及びG5か
らなる電子銃電極群が、相対向して設けられる一対のビ
ードガラス1,2により所定のスペーシングを持って順
次縦一列に配列支持されている。すなわち、この電子銃
は、平行に配列された一対のビードガラス1,2間に第
2グリッドG2、第3グリッドG3、第4グリッドG4、
第5グリッドG5の順で縦一列に所定のスペーシングを
持って配列され、これら電子銃電極群の最終電極である
第5グリッドG5には、その先端部にコンバージェンス
電極3が取り付けられて構成されている。
【0018】この電子銃では、アノード電圧が印加され
る第3グリッドG3と第5グリッドG5及びフォーカス電
圧が印加される第4グリッドG4とによって主レンズ
(いわゆるユニポテンシャルレンズ)が構成される。そ
して、電子銃は、第1グリッドG1の背面側に設けられ
る3つのカソードKR,KG,KBより発せられる電子
ビームが上記主レンズの中心(第4グリッドG4の中
心)において交差し、これより発散して上記コンバージ
ェンス電極3間にそれぞれ入って図示しない陰極線管の
蛍光面上に照射されるようになっている。
る第3グリッドG3と第5グリッドG5及びフォーカス電
圧が印加される第4グリッドG4とによって主レンズ
(いわゆるユニポテンシャルレンズ)が構成される。そ
して、電子銃は、第1グリッドG1の背面側に設けられ
る3つのカソードKR,KG,KBより発せられる電子
ビームが上記主レンズの中心(第4グリッドG4の中
心)において交差し、これより発散して上記コンバージ
ェンス電極3間にそれぞれ入って図示しない陰極線管の
蛍光面上に照射されるようになっている。
【0019】電子銃は、図2に示すように、その第1グ
リッドG1が3つのカソードKR,KG,KBに対しそ
れぞれ独立して設けられている。これら第1グリッドG
1は、ビードガラス1,2にビーディングされることな
く、セラミック等よりなる絶縁性を有する支持体4に固
定され、当該第1グリッドG1よりも板厚の厚い金属板
よりなる一対のスペーサ5,6を介して第2グリッドG
2に直接溶接されている。そして、電子銃は、これら第
1グリッドG1、支持体4、スペーサ5,6、カソード
KR,KG,KB等の部材によりカソード構体20を形
成している。
リッドG1が3つのカソードKR,KG,KBに対しそ
れぞれ独立して設けられている。これら第1グリッドG
1は、ビードガラス1,2にビーディングされることな
く、セラミック等よりなる絶縁性を有する支持体4に固
定され、当該第1グリッドG1よりも板厚の厚い金属板
よりなる一対のスペーサ5,6を介して第2グリッドG
2に直接溶接されている。そして、電子銃は、これら第
1グリッドG1、支持体4、スペーサ5,6、カソード
KR,KG,KB等の部材によりカソード構体20を形
成している。
【0020】これら各カソード構体20は、相互に同一
の構成となっており、図3及び図4に示すように、支持
体4と、この支持体4の片面側に取り付けられた第1グ
リッドG1及び一対のスペーサ5,6と、支持体4の反
対側の面に取り付けられたカソードホルダ18と、この
カソードホルダ18に嵌入されるカソードKR,KG,
KBとからなっている。
の構成となっており、図3及び図4に示すように、支持
体4と、この支持体4の片面側に取り付けられた第1グ
リッドG1及び一対のスペーサ5,6と、支持体4の反
対側の面に取り付けられたカソードホルダ18と、この
カソードホルダ18に嵌入されるカソードKR,KG,
KBとからなっている。
【0021】支持体4は、例えばセラミック等の絶縁性
を有する非金属材料からなり、この上に固定される第1
グリッドG1との絶縁性が確保されるようになってい
る。この支持体4は、全体略直方体状を呈し、中央に大
径の円形孔部14が部材を貫通して設けられている。ま
た、支持体4は、この円形孔部14の一端側に平面部4
aが形成されている。支持体4は、この平面部4aの両
端側が平面部4aと等しい高さ位置に形成された平面部
4b及び4cとなっており、これら各平面部4a,4b
及び4cが溝部4dにより相互に分断されている。そし
て、支持体4は、平面部4aに第1グリッドG1が、平
面部4b,4cにスペーサ5,6がそれぞれロウ付けに
より取り付けられている。
を有する非金属材料からなり、この上に固定される第1
グリッドG1との絶縁性が確保されるようになってい
る。この支持体4は、全体略直方体状を呈し、中央に大
径の円形孔部14が部材を貫通して設けられている。ま
た、支持体4は、この円形孔部14の一端側に平面部4
aが形成されている。支持体4は、この平面部4aの両
端側が平面部4aと等しい高さ位置に形成された平面部
4b及び4cとなっており、これら各平面部4a,4b
及び4cが溝部4dにより相互に分断されている。そし
て、支持体4は、平面部4aに第1グリッドG1が、平
面部4b,4cにスペーサ5,6がそれぞれロウ付けに
より取り付けられている。
【0022】一方、支持体4は、上記円形孔部14の他
端側に平面部4eが形成されており、この平面部4eに
詳細を後述するカソードKR,KG,KBが円形孔部1
4を塞ぐようにして取り付けられている。
端側に平面部4eが形成されており、この平面部4eに
詳細を後述するカソードKR,KG,KBが円形孔部1
4を塞ぐようにして取り付けられている。
【0023】第1グリッドG1は、図3に示すように、
その主面が支持体4の平面部4aと略同一面積とされた
平面略矩形状の板状部材として形成されている。この第
1グリッドG1は、その主面の略中心部に各カソードK
R,KG,KBから発せられる電子ビームを透過させる
小径のビーム透過孔7を有している。
その主面が支持体4の平面部4aと略同一面積とされた
平面略矩形状の板状部材として形成されている。この第
1グリッドG1は、その主面の略中心部に各カソードK
R,KG,KBから発せられる電子ビームを透過させる
小径のビーム透過孔7を有している。
【0024】また、第1グリッドG1には、カソードK
R,KG,KBと電気的に接続を取るためのG1リード
13が設けられている。このG1リード13は、第1グ
リッドG1の主面の一側縁部から連続しており、支持体
4の外周部に沿ってカソードKR,KG,KB側まで延
在して設けられている。
R,KG,KBと電気的に接続を取るためのG1リード
13が設けられている。このG1リード13は、第1グ
リッドG1の主面の一側縁部から連続しており、支持体
4の外周部に沿ってカソードKR,KG,KB側まで延
在して設けられている。
【0025】この電子銃においては、第1グリッドG1
の板厚T1が0.3mmとなっている。また、この第1
グリッドG1は、図3乃至図5に示すように電子ビーム
の制御が好適となるようビーム透過孔7の周縁部の厚さ
T2が0.1mmとなるよう円形にコイニング(印圧加
工)されたコイニング部8となっている。このように第
1グリッドG1の板厚T1が従来の0.2mmから0.3
mmに増加されたことにより、この電子銃においては、
第1グリッドG1の熱伝導が50%改善されたこととな
る。
の板厚T1が0.3mmとなっている。また、この第1
グリッドG1は、図3乃至図5に示すように電子ビーム
の制御が好適となるようビーム透過孔7の周縁部の厚さ
T2が0.1mmとなるよう円形にコイニング(印圧加
工)されたコイニング部8となっている。このように第
1グリッドG1の板厚T1が従来の0.2mmから0.3
mmに増加されたことにより、この電子銃においては、
第1グリッドG1の熱伝導が50%改善されたこととな
る。
【0026】上記支持体4の平面部4b、4c上に固定
されるスペーサ5,6は、当該第1グリッドG1と第2
グリッドG2のスペーシングを規制する役割を有するも
のであり、平面部4b、4cと略等しい平面形状の矩形
を呈し、かつ上記第1グリッドG1の板厚よりも厚い金
属板として形成されている。このスペーサ5,6は、上
記支持体4上に固定されたときに上記第1グリッドG1
に対する高さ方向での段差H1が所定のスペーシングと
なるような厚みとされている。そして、このスペーサ
5,6は、上記第2グリッドG2に対して溶接によって
固着されることにより、上記第1グリッドG1と第2グ
リッドG2とを所定のスペーシングを持って配置させる
ようになっている。
されるスペーサ5,6は、当該第1グリッドG1と第2
グリッドG2のスペーシングを規制する役割を有するも
のであり、平面部4b、4cと略等しい平面形状の矩形
を呈し、かつ上記第1グリッドG1の板厚よりも厚い金
属板として形成されている。このスペーサ5,6は、上
記支持体4上に固定されたときに上記第1グリッドG1
に対する高さ方向での段差H1が所定のスペーシングと
なるような厚みとされている。そして、このスペーサ
5,6は、上記第2グリッドG2に対して溶接によって
固着されることにより、上記第1グリッドG1と第2グ
リッドG2とを所定のスペーシングを持って配置させる
ようになっている。
【0027】この電子銃における各支持体4には、電子
ビームを放出するカソードKR,KG,KBが上記平面
部4e側に取り付けられている。これら各カソードK
R,KG,KBは、内部にヒーター19が配線され、基
端側が先端側に比べてやや大径とされた円筒状のカソー
ドスリーブ15を有し、そのカソードスリーブ15の先
端部に被せられるキャップ16の上面にこのヒーター1
9からの熱により電子を発生させるカソード物質として
のオキサイド17が被膜形成されることにより、いわゆ
る酸化物陰極となっている。なお、オキサイド17の成
分としては、例えばバリウム、ストロンチウムカルシウ
ム三元炭酸塩等が用いられる。
ビームを放出するカソードKR,KG,KBが上記平面
部4e側に取り付けられている。これら各カソードK
R,KG,KBは、内部にヒーター19が配線され、基
端側が先端側に比べてやや大径とされた円筒状のカソー
ドスリーブ15を有し、そのカソードスリーブ15の先
端部に被せられるキャップ16の上面にこのヒーター1
9からの熱により電子を発生させるカソード物質として
のオキサイド17が被膜形成されることにより、いわゆ
る酸化物陰極となっている。なお、オキサイド17の成
分としては、例えばバリウム、ストロンチウムカルシウ
ム三元炭酸塩等が用いられる。
【0028】そして、上記カソードKR,KG,KB
は、第1グリッドG1が設けられる側とは反対側の支持
体4の平面部4e側に円形孔部14を塞ぐようにして取
り付けられた筒状のカソードホルダ18に嵌入され、カ
ソードスリーブ15の基端側の外周面とカソードホルダ
18の内周面とレーザー溶接或いは抵抗溶接によって当
該カソードホルダ18に対して固定されるようになって
いる。
は、第1グリッドG1が設けられる側とは反対側の支持
体4の平面部4e側に円形孔部14を塞ぐようにして取
り付けられた筒状のカソードホルダ18に嵌入され、カ
ソードスリーブ15の基端側の外周面とカソードホルダ
18の内周面とレーザー溶接或いは抵抗溶接によって当
該カソードホルダ18に対して固定されるようになって
いる。
【0029】なお、この実施の形態では、カソード構体
20の各カソードKR,KG,KBを上述のような酸化
物陰極を用いた形態としたが、高電流密度用の含浸型陰
極を使用したカソードとする形態としてもよい。ここ
で、上記含浸型陰極は、図示しないが、例えばバリウム
−カルシウムアルミネートを含浸させたタングステンの
焼結体がカソードスリーブの先端側に取付けられたもの
をいう。
20の各カソードKR,KG,KBを上述のような酸化
物陰極を用いた形態としたが、高電流密度用の含浸型陰
極を使用したカソードとする形態としてもよい。ここ
で、上記含浸型陰極は、図示しないが、例えばバリウム
−カルシウムアルミネートを含浸させたタングステンの
焼結体がカソードスリーブの先端側に取付けられたもの
をいう。
【0030】すなわち、含浸型陰極は、タングステンの
焼結体にバリウム−カルシウムアルミネートを含浸さ
せ、これをMo等の高融点金属カップに収納して溶接固
定し、これらをTa等の高融点のカソードスリーブの先
端側に挿入して溶接固定した後、該カソード表面層に例
えばIr或いはOs等の金属を数千オングストロームに
スパッターすることにより製造される。これにより、含
浸型陰極は、エミッションが出やすく、かつライフの長
い陰極となる。
焼結体にバリウム−カルシウムアルミネートを含浸さ
せ、これをMo等の高融点金属カップに収納して溶接固
定し、これらをTa等の高融点のカソードスリーブの先
端側に挿入して溶接固定した後、該カソード表面層に例
えばIr或いはOs等の金属を数千オングストロームに
スパッターすることにより製造される。これにより、含
浸型陰極は、エミッションが出やすく、かつライフの長
い陰極となる。
【0031】次に、この電子銃についての製造工程の概
略を図6を参照しながら説明する。本発明の電子銃は、
第1のロウ付け工程S1、第2のロウ付け工程S2、カ
ソード溶接工程S3、カソード構体溶接工程S4、ビー
ディング工程S5、ヒーター・継線溶接工程S6を経て
製造される。
略を図6を参照しながら説明する。本発明の電子銃は、
第1のロウ付け工程S1、第2のロウ付け工程S2、カ
ソード溶接工程S3、カソード構体溶接工程S4、ビー
ディング工程S5、ヒーター・継線溶接工程S6を経て
製造される。
【0032】第1のロウ付け工程S1においては、第1
グリッドG1、各スペーサ5,6と上記支持体4とがそ
れぞれロウ付けにより接合される。上述のように、支持
体4は、セラミック等の絶縁物より形成されているが、
その平面部4a,4b及び4cに予めメタライズ処理が
施されており、これら各面に対して上述のような所定形
状に成形された2枚のスペーサ5,6及び第1グリッド
G1がセットされロウ付けが行われる。
グリッドG1、各スペーサ5,6と上記支持体4とがそ
れぞれロウ付けにより接合される。上述のように、支持
体4は、セラミック等の絶縁物より形成されているが、
その平面部4a,4b及び4cに予めメタライズ処理が
施されており、これら各面に対して上述のような所定形
状に成形された2枚のスペーサ5,6及び第1グリッド
G1がセットされロウ付けが行われる。
【0033】続いて、第2のロウ付け工程S2において
は、各カソードホルダ18が支持体4の平面部4e側の
円形孔部14にロウ付けされる。さらに、続くカソード
溶接工程S3においては、上述のオキサイド17を被膜
したキャップ16が被冠されたカソードスリーブ15が
第1グリッドG1とこのオキサイド17との距離H2を所
定の寸法に合わせた後にカソードホルダ18と溶接する
ことでカソード構体20が完成される。
は、各カソードホルダ18が支持体4の平面部4e側の
円形孔部14にロウ付けされる。さらに、続くカソード
溶接工程S3においては、上述のオキサイド17を被膜
したキャップ16が被冠されたカソードスリーブ15が
第1グリッドG1とこのオキサイド17との距離H2を所
定の寸法に合わせた後にカソードホルダ18と溶接する
ことでカソード構体20が完成される。
【0034】なお、第1グリッドG1とこのオキサイド
17との距離H2は、顕微鏡でその距離H2を測定しなが
ら上記カソードスリーブ15をカソードホルダ18に押
し込むことによって調整が行われる。また、カソード溶
接工程S3では、上述の酸化物陰極を使用せずに、上記
高電流密度用の含浸型陰極を使用したスリーブを取付け
ることとしてもよい。
17との距離H2は、顕微鏡でその距離H2を測定しなが
ら上記カソードスリーブ15をカソードホルダ18に押
し込むことによって調整が行われる。また、カソード溶
接工程S3では、上述の酸化物陰極を使用せずに、上記
高電流密度用の含浸型陰極を使用したスリーブを取付け
ることとしてもよい。
【0035】続くカソード構体溶接工程S4では、図2
に示した第2グリッドG2のビーム透過孔10の中心と
第1グリッドG1のビーム透過孔7と合わせて、各カソ
ード構体20をスペーサ5,6と第2グリッドG2間で
溶接し、固定される。そして、次のビーディング工程S
5では、上記第2グリッドG2が取り付けられた構体
と、第3グリッドG3と、第5グリッドG5とが所定間隔
を保持してマルチフォーラムガラスによるビードガラス
1,2でビーディングされる。
に示した第2グリッドG2のビーム透過孔10の中心と
第1グリッドG1のビーム透過孔7と合わせて、各カソ
ード構体20をスペーサ5,6と第2グリッドG2間で
溶接し、固定される。そして、次のビーディング工程S
5では、上記第2グリッドG2が取り付けられた構体
と、第3グリッドG3と、第5グリッドG5とが所定間隔
を保持してマルチフォーラムガラスによるビードガラス
1,2でビーディングされる。
【0036】さらに、続くヒーター・継線溶接工程S6
においては、ヒーター19がカソードスリーブ15の内
部に配線され、各グリッドからのリード線とステムとを
溶接することにより電子銃が完成される。
においては、ヒーター19がカソードスリーブ15の内
部に配線され、各グリッドからのリード線とステムとを
溶接することにより電子銃が完成される。
【0037】以上の工程を経て完成された電子銃は、カ
ソードKR,KG,KB内のヒーター19が800℃に
昇温させられることにより、このヒーター19から生じ
た熱が放射によりカソードスリーブ15及びキャップ1
6に伝わる。電子銃では、この熱がキャップ16上に被
膜形成されたオキサイド17に伝わることで、このオキ
サイド17から電子を放出させる。
ソードKR,KG,KB内のヒーター19が800℃に
昇温させられることにより、このヒーター19から生じ
た熱が放射によりカソードスリーブ15及びキャップ1
6に伝わる。電子銃では、この熱がキャップ16上に被
膜形成されたオキサイド17に伝わることで、このオキ
サイド17から電子を放出させる。
【0038】そして、電子銃では、この電子が第1グリ
ッドG1に形成されたビーム透過孔7及び第2グリッド
G2乃至第5グリッドG5及びコンバージェンス電極3等
の全ての電極を順次透過することにより加速・収束され
た電子ビームが生成される。この電子ビームは、高電圧
に引っ張られて図示しない陰極線管内の蛍光面上にフォ
ーカスを結ぶこととなる。
ッドG1に形成されたビーム透過孔7及び第2グリッド
G2乃至第5グリッドG5及びコンバージェンス電極3等
の全ての電極を順次透過することにより加速・収束され
た電子ビームが生成される。この電子ビームは、高電圧
に引っ張られて図示しない陰極線管内の蛍光面上にフォ
ーカスを結ぶこととなる。
【0039】このとき、この電子銃においては、第1グ
リッドG1の板厚さが0.3mmとなっており、十分な
熱容量を有することから、カソード構体20の内部にお
けるキャップ16と第1グリッドG1との間の熱が第1
グリッドG1に溜まり、かつこの熱が第1グリッドG1か
ら外部に適度に放射される。従って、この電子銃では、
カソード構体20内部及び第1グリッドG1における過
度の昇温が防止される。具体的には、従来300℃程度
まで上昇した第1グリッドG1の温度が、この電子銃で
は約260℃に抑えられ、約40℃の昇温抑制効果が得
られた。
リッドG1の板厚さが0.3mmとなっており、十分な
熱容量を有することから、カソード構体20の内部にお
けるキャップ16と第1グリッドG1との間の熱が第1
グリッドG1に溜まり、かつこの熱が第1グリッドG1か
ら外部に適度に放射される。従って、この電子銃では、
カソード構体20内部及び第1グリッドG1における過
度の昇温が防止される。具体的には、従来300℃程度
まで上昇した第1グリッドG1の温度が、この電子銃で
は約260℃に抑えられ、約40℃の昇温抑制効果が得
られた。
【0040】また、電子銃では、動作温度1000℃程
度の上記含浸型陰極を使用した場合においても、その動
作時において、従来420℃程度まで上昇した第1グリ
ッドG1の温度が約380℃までに抑えられ、上述の酸
化物陰極を用いた場合と同等に約40℃の昇温抑制効果
が得られることが確認された。
度の上記含浸型陰極を使用した場合においても、その動
作時において、従来420℃程度まで上昇した第1グリ
ッドG1の温度が約380℃までに抑えられ、上述の酸
化物陰極を用いた場合と同等に約40℃の昇温抑制効果
が得られることが確認された。
【0041】電子銃では、このように各カソードKR,
KG,KBと第1グリッドG1間の昇温が抑制されるこ
とにより、オキサイド17からのバリウムの蒸発が少な
くなり、このバリウムの第1グリッドG1への付着が防
止される。また、この電子銃では、第1グリッドG1の
熱放射作用により、第1グリッドG1自体の昇温が防止
されることから、これによってもストレー電子が生じに
くくなる。
KG,KBと第1グリッドG1間の昇温が抑制されるこ
とにより、オキサイド17からのバリウムの蒸発が少な
くなり、このバリウムの第1グリッドG1への付着が防
止される。また、この電子銃では、第1グリッドG1の
熱放射作用により、第1グリッドG1自体の昇温が防止
されることから、これによってもストレー電子が生じに
くくなる。
【0042】従って、電子銃では、第1グリッドG1か
らのストレー電子による画質低下をきたす事なくスポッ
ト特性、カットオフ状態での安定性及び耐圧の面におい
て良好な陰極線管を提供することができる。
らのストレー電子による画質低下をきたす事なくスポッ
ト特性、カットオフ状態での安定性及び耐圧の面におい
て良好な陰極線管を提供することができる。
【0043】なお、この実施の形態においては、第1グ
リッドG1の板厚T1を0.3mmとしているが、本発明
にあってはこれに限定されるものではない。第1グリッ
ドG1の板厚T1は、0.2mm以上であればよく、例え
ば0.4mm程度の厚さとしてもよい。一方、このよう
に第1グリッドG1の板厚T1をさらに増やした場合であ
っても、第1グリッドG1のビーム透過孔7のコイニン
グ部8については、CRTの特性の一つであるカットオ
フ電圧との関係で、構成が変更されるものではない。
リッドG1の板厚T1を0.3mmとしているが、本発明
にあってはこれに限定されるものではない。第1グリッ
ドG1の板厚T1は、0.2mm以上であればよく、例え
ば0.4mm程度の厚さとしてもよい。一方、このよう
に第1グリッドG1の板厚T1をさらに増やした場合であ
っても、第1グリッドG1のビーム透過孔7のコイニン
グ部8については、CRTの特性の一つであるカットオ
フ電圧との関係で、構成が変更されるものではない。
【0044】次に、第1グリッドG1の変形例を図7乃
至図9を用いて説明する。この発明における電子銃で
は、第1グリッドG1の熱放射特性を向上させるため、
図7乃至図9に示すように、G1リード13の幅を第1
グリッドG1の主面部の横幅Wまで拡張させることとし
てもよい。
至図9を用いて説明する。この発明における電子銃で
は、第1グリッドG1の熱放射特性を向上させるため、
図7乃至図9に示すように、G1リード13の幅を第1
グリッドG1の主面部の横幅Wまで拡張させることとし
てもよい。
【0045】図7に示す第1グリッドG1の第1の変形
例では、その板厚T1を従来と同一の0.2mmとし、
G1リード13の幅を第1グリッドG1の主面部の横幅W
まで拡張させている。なお、この第1の変形例における
第1グリッドG1では、その板厚T1が従来と同一の0.
2mmとなっているため、ビーム透過孔7の周縁部のコ
イニング部8は必要とされない。電子銃は、カソード構
体20にこのような構成の第1グリッドG1を使用した
場合においても上記効果と同一の効果が得られた。
例では、その板厚T1を従来と同一の0.2mmとし、
G1リード13の幅を第1グリッドG1の主面部の横幅W
まで拡張させている。なお、この第1の変形例における
第1グリッドG1では、その板厚T1が従来と同一の0.
2mmとなっているため、ビーム透過孔7の周縁部のコ
イニング部8は必要とされない。電子銃は、カソード構
体20にこのような構成の第1グリッドG1を使用した
場合においても上記効果と同一の効果が得られた。
【0046】図8に示す第1グリッドG1の第2の変形
例は、図3乃至図5に示した第1グリッドG1のG1リー
ド13の幅を第1グリッドG1の主面部の横幅Wまで拡
張させたものである。すなわち、この第2の変形例にお
いては、板厚T1が0.3mmとなっており、その主面
部が図5に示す如くビーム透過孔7の周縁部にコイニン
グ部8が設けられている。
例は、図3乃至図5に示した第1グリッドG1のG1リー
ド13の幅を第1グリッドG1の主面部の横幅Wまで拡
張させたものである。すなわち、この第2の変形例にお
いては、板厚T1が0.3mmとなっており、その主面
部が図5に示す如くビーム透過孔7の周縁部にコイニン
グ部8が設けられている。
【0047】このような構成を有する第1グリッドG1
は、上述の実施の形態或いは第1の変形例の第1グリッ
ドG1と比較して、断面積の増大による熱伝導の増大が
表面積の増加による熱放射の増大と加わり熱の逃げを一
層よくする。したがって、電子銃は、この第2の変形例
の第1グリッドG1をカソード構体20に使用すること
により、カソード構体20の内部及び第1グリッドG1
における過度の昇温が防止される。
は、上述の実施の形態或いは第1の変形例の第1グリッ
ドG1と比較して、断面積の増大による熱伝導の増大が
表面積の増加による熱放射の増大と加わり熱の逃げを一
層よくする。したがって、電子銃は、この第2の変形例
の第1グリッドG1をカソード構体20に使用すること
により、カソード構体20の内部及び第1グリッドG1
における過度の昇温が防止される。
【0048】図9に示された第1グリッドG1の第3の
変形例は、図8に示した第2の変形例の第1グリッドG
1の第2グリッドG2との対向面に輻射促進層21を形成
させたものである。すなわち、この第3の変形例の第1
グリッドG1は、板厚T1が0.3mmとなっており、ビ
ーム透過孔7の周縁部にコイリング部8が設けられ、さ
らに第2グリッドG2と対向する主面に輻射促進層21
が設けられた構成となっている。
変形例は、図8に示した第2の変形例の第1グリッドG
1の第2グリッドG2との対向面に輻射促進層21を形成
させたものである。すなわち、この第3の変形例の第1
グリッドG1は、板厚T1が0.3mmとなっており、ビ
ーム透過孔7の周縁部にコイリング部8が設けられ、さ
らに第2グリッドG2と対向する主面に輻射促進層21
が設けられた構成となっている。
【0049】この輻射促進層21は、第1グリッドG1
の第2グリッドG2と対向する主面部表面に形成された
粗面22と、この粗面22の上に形成された酸化膜23
とからなっている。このうち、粗面22は、第1グリッ
ドG1の主面部の表面積を増加させ、熱の放射を促進さ
せる働きを有する。一方、酸化膜23は、略黒色を呈し
ており、熱の放射を促進させる働きがある。従って、第
1グリッドG1は、この輻射促進層21により、上述の
第2の変形例における第1グリッドG1と比較してさら
に熱放射特性の一層の向上が図られる。
の第2グリッドG2と対向する主面部表面に形成された
粗面22と、この粗面22の上に形成された酸化膜23
とからなっている。このうち、粗面22は、第1グリッ
ドG1の主面部の表面積を増加させ、熱の放射を促進さ
せる働きを有する。一方、酸化膜23は、略黒色を呈し
ており、熱の放射を促進させる働きがある。従って、第
1グリッドG1は、この輻射促進層21により、上述の
第2の変形例における第1グリッドG1と比較してさら
に熱放射特性の一層の向上が図られる。
【0050】なお、この第1グリッドG1の第3の変形
例では、上記輻射促進層21を第1グリッドG1におけ
る第2グリッドG2との対向面のみに形成させている
が、G1リード13にまで広く形成させることとしても
よい。また、この輻射促進層21は、粗面22或いは酸
化膜23かのいずれか一つで構成することとしてもよ
い。
例では、上記輻射促進層21を第1グリッドG1におけ
る第2グリッドG2との対向面のみに形成させている
が、G1リード13にまで広く形成させることとしても
よい。また、この輻射促進層21は、粗面22或いは酸
化膜23かのいずれか一つで構成することとしてもよ
い。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
係る電子銃によれば、第1グリッドの板厚がスペーサの
板厚以内でその板厚が増大され熱伝導による熱の逃げを
増加しているので、カソードと第1グリッドとの間の熱
が第1グリッドを通して外部に放射されることによりそ
の高温化が抑制され、ストレー電子の発生を防止するこ
とができる。
係る電子銃によれば、第1グリッドの板厚がスペーサの
板厚以内でその板厚が増大され熱伝導による熱の逃げを
増加しているので、カソードと第1グリッドとの間の熱
が第1グリッドを通して外部に放射されることによりそ
の高温化が抑制され、ストレー電子の発生を防止するこ
とができる。
【図1】本発明を適用した電子銃の全体を示す正面図で
ある。
ある。
【図2】同電子銃の各カソードが第2グリッドに取り付
けられた状態を示す側面図である。
けられた状態を示す側面図である。
【図3】同電子銃における各カソード構体の構成を示す
外観斜視図である。
外観斜視図である。
【図4】同電子銃における各カソード構体の構成を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】第1グリッドのビーム透過孔の周縁部を示した
一部拡大断面図である。
一部拡大断面図である。
【図6】同電子銃の製造工程の概要を示す図である。
【図7】第1グリッドの第1の変形例を示した外観斜視
図である。
図である。
【図8】第1グリッドの第2の変形例を示した外観斜視
図である。
図である。
【図9】第1グリッドの第3の変形例を示した外観斜視
図である。
図である。
【図10】従来の電子銃における各カソード構体の構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
1,2 ビードガラス、4 支持体、4a,4b,4
c,4e 平面部、4d溝部、G1 第1グリッド、G2
第2グリッド、5,6 スペーサ、7 ビーム透過
孔、8 コイニング部、10 ビーム透過孔、13 G
1リード、14円形孔部、15 カソードスリーブ、1
6 キャップ、17 オキサイド、KR,KG,KB
カソード、18 カソードホルダ、19 ヒーター、2
0 カソード構体
c,4e 平面部、4d溝部、G1 第1グリッド、G2
第2グリッド、5,6 スペーサ、7 ビーム透過
孔、8 コイニング部、10 ビーム透過孔、13 G
1リード、14円形孔部、15 カソードスリーブ、1
6 キャップ、17 オキサイド、KR,KG,KB
カソード、18 カソードホルダ、19 ヒーター、2
0 カソード構体
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁性を有する支持体上に設けられた第
1グリッド及びカソードと、 上記第1グリッドを第2グリッドに対して所定の間隔に
規定して対向位置させる該第2グリッドに直付けされる
スペーサとを備え、 上記第1グリッドは、その板厚が上記スペーサの板厚以
内でかつ少なくとも0.2mm以上とされることを特徴
とする電子銃。 - 【請求項2】 上記第1グリッドは、そのリード部の幅
が少なくとも上記支持体に取り付けられる主面部の幅ま
で拡張されることを特徴とする請求項1に記載の電子
銃。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22896396A JPH1069861A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 電子銃 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22896396A JPH1069861A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 電子銃 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1069861A true JPH1069861A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16884616
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22896396A Abandoned JPH1069861A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 電子銃 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1069861A (ja) |
-
1996
- 1996-08-29 JP JP22896396A patent/JPH1069861A/ja not_active Abandoned
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041220 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050524 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20050725 |