JPH1034294A - 連続鋳造用浸漬ノズル - Google Patents
連続鋳造用浸漬ノズルInfo
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- JPH1034294A JPH1034294A JP21200196A JP21200196A JPH1034294A JP H1034294 A JPH1034294 A JP H1034294A JP 21200196 A JP21200196 A JP 21200196A JP 21200196 A JP21200196 A JP 21200196A JP H1034294 A JPH1034294 A JP H1034294A
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Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 下プレートと浸漬ノズルのミスアライメント
による漏鋼トラブルを無くすると共に、両者間の目地開
きを無くし、かつ顧客サイドのセット作業者を不要とし
得る連続鋳造用浸漬ノズルを提供する。 【解決手段】 浸漬ノズル1の上端面に設けたノズル孔
2を同軸的に囲む円輪板状の凸部5の上面に複数のだぼ
穴6が設けられる一方、下プレート7の下面に設けた上
記凸部と係合する凹部12の底面に上記各だぼ穴と対応
するだぼ穴13が設けられ、浸漬ノズルと下プレートの
各だぼ穴にだぼ14が接合剤を介して嵌着され、かつ浸
漬ノズルと下プレートが接合剤を介して接合されてい
る。
による漏鋼トラブルを無くすると共に、両者間の目地開
きを無くし、かつ顧客サイドのセット作業者を不要とし
得る連続鋳造用浸漬ノズルを提供する。 【解決手段】 浸漬ノズル1の上端面に設けたノズル孔
2を同軸的に囲む円輪板状の凸部5の上面に複数のだぼ
穴6が設けられる一方、下プレート7の下面に設けた上
記凸部と係合する凹部12の底面に上記各だぼ穴と対応
するだぼ穴13が設けられ、浸漬ノズルと下プレートの
各だぼ穴にだぼ14が接合剤を介して嵌着され、かつ浸
漬ノズルと下プレートが接合剤を介して接合されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融金属の連続鋳
造に用いる浸漬ノズルに係り、特にタンディッシュ用ス
ライディング・ゲートの下プレートを一体に備えた連続
鋳造用浸漬ノズルに関する。
造に用いる浸漬ノズルに係り、特にタンディッシュ用ス
ライディング・ゲートの下プレートを一体に備えた連続
鋳造用浸漬ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の浸漬ノズルは、耐火物に
より、下端を閉鎖した有底円筒状に形成されると共に、
下端側部に溶融金属の吐出孔を設け、かつ上端部にスラ
イディング・ゲートとの接続部となる大径のフランジ部
を設けて構成されている。そして、スライディング・ゲ
ートとの接続は、フランジ部の上端に設けた凹部と、ス
ライディング・ゲートにおける下プレートのノズル部の
下端に設けた凸部とをモルタルを介在して接合すると共
に、フランジ部の下方においてノズル本体に嵌装したリ
テーナリングを、4本のボルトにより、下プレートの鉄
皮に固定する方法や、あるいは下プレートのノズル部の
下端面に設けただぼと浸漬ノズルのフランジ部の上端面
に設けただぼ穴をモルタルを介在して接合し、下プレー
トのプレート本体の外周面と下面及びノズル部の外周面
並びに浸漬ノズルのフランジ部の外周面と下面を鉄皮で
一体被覆する方法が行われている。
より、下端を閉鎖した有底円筒状に形成されると共に、
下端側部に溶融金属の吐出孔を設け、かつ上端部にスラ
イディング・ゲートとの接続部となる大径のフランジ部
を設けて構成されている。そして、スライディング・ゲ
ートとの接続は、フランジ部の上端に設けた凹部と、ス
ライディング・ゲートにおける下プレートのノズル部の
下端に設けた凸部とをモルタルを介在して接合すると共
に、フランジ部の下方においてノズル本体に嵌装したリ
テーナリングを、4本のボルトにより、下プレートの鉄
皮に固定する方法や、あるいは下プレートのノズル部の
下端面に設けただぼと浸漬ノズルのフランジ部の上端面
に設けただぼ穴をモルタルを介在して接合し、下プレー
トのプレート本体の外周面と下面及びノズル部の外周面
並びに浸漬ノズルのフランジ部の外周面と下面を鉄皮で
一体被覆する方法が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
連続鋳造用浸漬ノズルは、スライディング・ゲートの下
プレートと別個に製作されて顧客に納入され、顧客サイ
ドで下プレートと浸漬ノズルのモルタルセットが行われ
ているので、以下の不具合を生じている。 (1)下プレートと浸漬ノズルのミスアライメントによ
る漏鋼トラブルが発生する。 (2)リテーナリング及びボルトの繰り返し使用による
変形によって、下プレートと浸漬ノズルの間の目地開き
が発生する。 (3)顧客サイドにてセット作業者が必要となる。 又、もう一方の方法では下プレートと浸漬ノズルの接合
強度がモルタルおよび鉄皮による接合のみであること、
下プレートがキャスタブルであることなどから以下の問
題が生じていた。 (1)接合強度不足から下プレートと浸漬ノズル間への
溶鋼侵入。 (2)キャスタブル製下プレートは耐食性、耐摩耗性に
関して従来の下プレートに劣る。 (3)下プレートと浸漬ノズルを覆う鉄皮は下プレート
部の鉄皮と浸漬ノズル部の鉄皮の接合に全周溶接が必要
であるため煩雑な作業が必要となる。そこで、本発明
は、下プレートと浸漬ノズルのミスアライメントによる
漏鋼トラブルを無くすると共に、両者間の目地開きを無
くし、かつ顧客サイドでのセット作業者を不要とし得る
連続鋳造用浸漬ノズルを提供することを目的とする。
連続鋳造用浸漬ノズルは、スライディング・ゲートの下
プレートと別個に製作されて顧客に納入され、顧客サイ
ドで下プレートと浸漬ノズルのモルタルセットが行われ
ているので、以下の不具合を生じている。 (1)下プレートと浸漬ノズルのミスアライメントによ
る漏鋼トラブルが発生する。 (2)リテーナリング及びボルトの繰り返し使用による
変形によって、下プレートと浸漬ノズルの間の目地開き
が発生する。 (3)顧客サイドにてセット作業者が必要となる。 又、もう一方の方法では下プレートと浸漬ノズルの接合
強度がモルタルおよび鉄皮による接合のみであること、
下プレートがキャスタブルであることなどから以下の問
題が生じていた。 (1)接合強度不足から下プレートと浸漬ノズル間への
溶鋼侵入。 (2)キャスタブル製下プレートは耐食性、耐摩耗性に
関して従来の下プレートに劣る。 (3)下プレートと浸漬ノズルを覆う鉄皮は下プレート
部の鉄皮と浸漬ノズル部の鉄皮の接合に全周溶接が必要
であるため煩雑な作業が必要となる。そこで、本発明
は、下プレートと浸漬ノズルのミスアライメントによる
漏鋼トラブルを無くすると共に、両者間の目地開きを無
くし、かつ顧客サイドでのセット作業者を不要とし得る
連続鋳造用浸漬ノズルを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の連続鋳造用浸漬ノズルは、浸漬ノズ
ルの上端面に設けたノズル孔を同軸的に囲む円輪板状の
凸部の上面に複数のだぼ穴が設けられる一方、下プレー
トの下面に設けた上記凸部と係合する凹部の底面に上記
各だぼ穴と対応するだぼ穴が設けられ、浸漬ノズルと下
プレートの各だぼ穴にだぼが接合剤を介して嵌着され、
かつ浸漬ノズルと下プレートが接合剤を介して接合され
ていることを特徴とする。又、第2の連続鋳造用浸漬ノ
ズルは、第1のものにおいて、前記浸漬ノズルと下プレ
ートのノズル孔にノズル孔と同内径の耐火れんがからな
るリングが両者の接合目地部を覆うように接合剤を介し
て嵌着されていることを特徴とする。一方、前記各だぼ
穴は、内径が5〜20mm、深さが2mm以上、ノズル孔か
らの距離が20〜35mm、総断面積が浸漬ノズルと下プ
レートの接合面積の0.2〜8%の円形又は多角形であ
ることが好ましい。
め、本発明の第1の連続鋳造用浸漬ノズルは、浸漬ノズ
ルの上端面に設けたノズル孔を同軸的に囲む円輪板状の
凸部の上面に複数のだぼ穴が設けられる一方、下プレー
トの下面に設けた上記凸部と係合する凹部の底面に上記
各だぼ穴と対応するだぼ穴が設けられ、浸漬ノズルと下
プレートの各だぼ穴にだぼが接合剤を介して嵌着され、
かつ浸漬ノズルと下プレートが接合剤を介して接合され
ていることを特徴とする。又、第2の連続鋳造用浸漬ノ
ズルは、第1のものにおいて、前記浸漬ノズルと下プレ
ートのノズル孔にノズル孔と同内径の耐火れんがからな
るリングが両者の接合目地部を覆うように接合剤を介し
て嵌着されていることを特徴とする。一方、前記各だぼ
穴は、内径が5〜20mm、深さが2mm以上、ノズル孔か
らの距離が20〜35mm、総断面積が浸漬ノズルと下プ
レートの接合面積の0.2〜8%の円形又は多角形であ
ることが好ましい。
【0005】浸漬ノズルの材料としては、高い耐スポー
リング性が要求されるので、アルミナ−黒鉛質又はジル
コニア−黒鉛質耐火物が用いられ、又、下プレートの材
料としては、摺動、面圧の影響のため高い強度が要求さ
れるので、アルミナ−カーボン質又は高アルミナ質耐火
物が用いられる。だぼの材料としては、浸漬ノズル又は
下プレートに用いられる材料と同様の材質で、かつ少な
くとも同等以上の強さ(曲げ強さ5MPa 以上)の材料が
用いられる。又、結合剤としては、モルタル、損傷部の
補修に用いられる補修剤その他が用いられる。一方、だ
ぼ穴とだぼは、浸漬ノズルと下プレートの接合面積を増
加し、両者の接合強度を増加するものであるが、だぼ穴
の内径が5mm未満であると、だぼ穴に嵌着されるだぼの
外径が5mm未満となり、浸漬ノズルと下プレートの接合
強度の増加が少なく、コスト及び作業の煩雑さに見合っ
た接合強度の増加効果が得られず、かつ20mmを超える
と、浸漬ノズル上部及び下プレートの強度が低下し、浸
漬ノズルでは上部(首部)が折損したり、又、下プレー
トではだぼ穴同士を結ぶように亀裂が発生する。だぼ穴
の深さが2mm未満であると、だぼ穴に嵌着されるだぼの
深さが2mm未満となり、浸漬ノズルと下プレートの接合
強度の増加が少なく、コスト及び作業の煩雑さに見合っ
た接合強度の増加効果が得られない。だぼ穴のノズル孔
からの距離が20mm未満であると、浸漬ノズル上部及び
下プレートの強度が著しく低下し、浸漬ノズルでは凸部
で剥離が発生し、又、下プレートではノズル孔とだぼ穴
を結ぶように放射状の亀裂が発生し、かつ35mmを超え
ると、実際の下プレートの大きさに適合しなくなり、下
プレートの周辺部からだぼ穴にかけて亀裂が発生する。
だぼ穴の総断面積が浸漬ノズルと下プレートの接合面積
の0.2%未満であると、浸漬ノズルと下プレートの接
合強度の増加が少なく、コスト及び作業の煩雑さに見合
った接合強度の増加効果が得られず、かつ8%を超える
と、浸漬ノズル上部と下プレートの接合強度が著しく低
下し、浸漬ノズル上部ではだぼ穴の底部から水平方向の
亀裂が発生する。又、だぼ穴とだぼの形状は、円形又は
多角形以外の三角形やその他の複雑な形状であると、コ
ストが高くなり、かつ作業が煩雑となる。
リング性が要求されるので、アルミナ−黒鉛質又はジル
コニア−黒鉛質耐火物が用いられ、又、下プレートの材
料としては、摺動、面圧の影響のため高い強度が要求さ
れるので、アルミナ−カーボン質又は高アルミナ質耐火
物が用いられる。だぼの材料としては、浸漬ノズル又は
下プレートに用いられる材料と同様の材質で、かつ少な
くとも同等以上の強さ(曲げ強さ5MPa 以上)の材料が
用いられる。又、結合剤としては、モルタル、損傷部の
補修に用いられる補修剤その他が用いられる。一方、だ
ぼ穴とだぼは、浸漬ノズルと下プレートの接合面積を増
加し、両者の接合強度を増加するものであるが、だぼ穴
の内径が5mm未満であると、だぼ穴に嵌着されるだぼの
外径が5mm未満となり、浸漬ノズルと下プレートの接合
強度の増加が少なく、コスト及び作業の煩雑さに見合っ
た接合強度の増加効果が得られず、かつ20mmを超える
と、浸漬ノズル上部及び下プレートの強度が低下し、浸
漬ノズルでは上部(首部)が折損したり、又、下プレー
トではだぼ穴同士を結ぶように亀裂が発生する。だぼ穴
の深さが2mm未満であると、だぼ穴に嵌着されるだぼの
深さが2mm未満となり、浸漬ノズルと下プレートの接合
強度の増加が少なく、コスト及び作業の煩雑さに見合っ
た接合強度の増加効果が得られない。だぼ穴のノズル孔
からの距離が20mm未満であると、浸漬ノズル上部及び
下プレートの強度が著しく低下し、浸漬ノズルでは凸部
で剥離が発生し、又、下プレートではノズル孔とだぼ穴
を結ぶように放射状の亀裂が発生し、かつ35mmを超え
ると、実際の下プレートの大きさに適合しなくなり、下
プレートの周辺部からだぼ穴にかけて亀裂が発生する。
だぼ穴の総断面積が浸漬ノズルと下プレートの接合面積
の0.2%未満であると、浸漬ノズルと下プレートの接
合強度の増加が少なく、コスト及び作業の煩雑さに見合
った接合強度の増加効果が得られず、かつ8%を超える
と、浸漬ノズル上部と下プレートの接合強度が著しく低
下し、浸漬ノズル上部ではだぼ穴の底部から水平方向の
亀裂が発生する。又、だぼ穴とだぼの形状は、円形又は
多角形以外の三角形やその他の複雑な形状であると、コ
ストが高くなり、かつ作業が煩雑となる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1,図2,図3及び図4
は本発明に係る連続鋳造用浸漬ノズルの実施の形態の一
例を示す平面図、図1におけるII−II線断面図、図1に
おける III−III 線断面図及び図2の要部の拡大図であ
る。図中1はアルミナ−黒鉛質又はジルコニア−黒鉛質
耐火物によって形成された浸漬ノズルで、この浸漬ノズ
ル1は、下端側部の溶融金属の吐出口(図示せず)に連
なるノズル孔2を軸心部に設けた有底円筒状のノズル本
体3と、ノズル本体3の上端部に連設した逆テーパ状の
首部4とからなる。浸漬ノズル1のノズル孔2の開口端
部は、後述するリングを嵌着するため、幾分大径に形成
されている。一方、浸漬ノズル1の首部4の端面には、
ノズル孔2を同軸的に囲む円輪板状の凸部5が一体形成
されており、この凸部5の上面には、ノズル孔2の中心
を中心とする円周上に円形の複数のだぼ穴6が周方向へ
等間隔に設けられている。だぼ穴6は、後述する下プレ
ートのだぼ穴及び両だぼ穴に嵌着されるだぼと相俟って
浸漬ノズル1と下プレートの接合面積を増加し、両者の
接合強度を増加するためのもので、内径が5〜20mm、
深さ2mm以上、ノズル孔4からの距離が20〜35mm、
総断面積が浸漬ノズル1と下プレートの接合面積の0.
2〜8%とされている。
て図面を参照して説明する。図1,図2,図3及び図4
は本発明に係る連続鋳造用浸漬ノズルの実施の形態の一
例を示す平面図、図1におけるII−II線断面図、図1に
おける III−III 線断面図及び図2の要部の拡大図であ
る。図中1はアルミナ−黒鉛質又はジルコニア−黒鉛質
耐火物によって形成された浸漬ノズルで、この浸漬ノズ
ル1は、下端側部の溶融金属の吐出口(図示せず)に連
なるノズル孔2を軸心部に設けた有底円筒状のノズル本
体3と、ノズル本体3の上端部に連設した逆テーパ状の
首部4とからなる。浸漬ノズル1のノズル孔2の開口端
部は、後述するリングを嵌着するため、幾分大径に形成
されている。一方、浸漬ノズル1の首部4の端面には、
ノズル孔2を同軸的に囲む円輪板状の凸部5が一体形成
されており、この凸部5の上面には、ノズル孔2の中心
を中心とする円周上に円形の複数のだぼ穴6が周方向へ
等間隔に設けられている。だぼ穴6は、後述する下プレ
ートのだぼ穴及び両だぼ穴に嵌着されるだぼと相俟って
浸漬ノズル1と下プレートの接合面積を増加し、両者の
接合強度を増加するためのもので、内径が5〜20mm、
深さ2mm以上、ノズル孔4からの距離が20〜35mm、
総断面積が浸漬ノズル1と下プレートの接合面積の0.
2〜8%とされている。
【0007】7は2枚又は3枚のプレートからなるスラ
イディング・ゲートの一部を構成する下プレートで、こ
の下プレート7は、アルミナ−カーボン質又は高アルミ
ナ質耐火物によって形成されており、浸漬ノズル1の首
部4の端面より適宜に大きな方形板状に形成され、中心
部に浸漬ノズル1のノズル孔2における大径部と同径の
ノズル孔8を設け、かつ上面に摺動面9を形成したプレ
ート本体10と、プレート本体10の外周に巻回した鉄
フープ11とからなる。下プレート7のプレート本体1
0の下面には、浸漬ノズル1の凸部5と係合する凹部1
2が、ノズル孔8と同軸的に形成されており、この凹部
12の底面には、浸漬ノズル1の各だぼ穴6と対応する
だぼ穴13が設けられている。下プレート7のだぼ穴1
3は、浸漬ノズル1のだぼ穴6と同様の機能を奏するも
のであり、かつ同様の寸法を備えているものである。
イディング・ゲートの一部を構成する下プレートで、こ
の下プレート7は、アルミナ−カーボン質又は高アルミ
ナ質耐火物によって形成されており、浸漬ノズル1の首
部4の端面より適宜に大きな方形板状に形成され、中心
部に浸漬ノズル1のノズル孔2における大径部と同径の
ノズル孔8を設け、かつ上面に摺動面9を形成したプレ
ート本体10と、プレート本体10の外周に巻回した鉄
フープ11とからなる。下プレート7のプレート本体1
0の下面には、浸漬ノズル1の凸部5と係合する凹部1
2が、ノズル孔8と同軸的に形成されており、この凹部
12の底面には、浸漬ノズル1の各だぼ穴6と対応する
だぼ穴13が設けられている。下プレート7のだぼ穴1
3は、浸漬ノズル1のだぼ穴6と同様の機能を奏するも
のであり、かつ同様の寸法を備えているものである。
【0008】そして、浸漬ノズル1と下プレート7と
は、両者の各だぼ穴6,13にだぼ14をモルタル又は
損傷部の補修に用いられる補修剤と接合剤15を介して
嵌着すると共に、凸部5及び凹部12等の接合面に同様
の接合剤16を介して接合され、かつ浸漬ノズル1のノ
ズル本体3の上部及び首部4と下プレート7のプレート
本体10の下半部との外周がモルタル17を介在した鉄
皮18によって覆われている一方、浸漬ノズル1のノズ
ル孔2の大径部と下プレート7のノズル孔8とには、浸
漬ノズル1のノズル孔2と同径の耐火れんがからなるリ
ング19がモルタル等の接合剤20を介して嵌着されて
いる。だぼ14は、浸漬ノズル1又は下プレート7と同
様に、アルミナ−黒鉛質若しくはジルコニア−黒鉛質耐
火物又はアルミナ−カーボン質若しくは高アルミナ質耐
火物からなるもので、これらと同等以上の強度(曲げ強
さ5MPa 以上)を有している。
は、両者の各だぼ穴6,13にだぼ14をモルタル又は
損傷部の補修に用いられる補修剤と接合剤15を介して
嵌着すると共に、凸部5及び凹部12等の接合面に同様
の接合剤16を介して接合され、かつ浸漬ノズル1のノ
ズル本体3の上部及び首部4と下プレート7のプレート
本体10の下半部との外周がモルタル17を介在した鉄
皮18によって覆われている一方、浸漬ノズル1のノズ
ル孔2の大径部と下プレート7のノズル孔8とには、浸
漬ノズル1のノズル孔2と同径の耐火れんがからなるリ
ング19がモルタル等の接合剤20を介して嵌着されて
いる。だぼ14は、浸漬ノズル1又は下プレート7と同
様に、アルミナ−黒鉛質若しくはジルコニア−黒鉛質耐
火物又はアルミナ−カーボン質若しくは高アルミナ質耐
火物からなるもので、これらと同等以上の強度(曲げ強
さ5MPa 以上)を有している。
【0009】上述した下プレート一体型浸漬ノズルにお
けるだぼ穴の内径、だぼ穴深さ、ノズル孔とだぼ穴との
距離(ノズル孔の周面とだぼ穴の周面との距離)及び下
プレートと浸漬ノズルの接合面積に対するだぼ穴の総断
面積を、表1〜表3に示すように変えた実施例1〜14
及び比較例1〜4のものを実際に製造、使用しその結果
を評価したところ、表1〜3に示すようになった。
けるだぼ穴の内径、だぼ穴深さ、ノズル孔とだぼ穴との
距離(ノズル孔の周面とだぼ穴の周面との距離)及び下
プレートと浸漬ノズルの接合面積に対するだぼ穴の総断
面積を、表1〜表3に示すように変えた実施例1〜14
及び比較例1〜4のものを実際に製造、使用しその結果
を評価したところ、表1〜3に示すようになった。
【0010】
【表1】
【0011】
【表2】
【0012】
【表3】
【0013】すなわち、だぼ穴の内径が5mm未満である
と、だぼ穴に嵌着されるだぼの外径が5mm未満となり、
浸漬ノズルと下プレートの接合強度の増加が少なく、コ
スト及び作業の煩雑さに見合った接合強度の増加効果が
得られなかった。一方、だぼ穴の内径が20mmを超える
と、比較例1に示すように下プレートにだぼ穴同士を結
ぶように亀裂が発生し、かつ浸漬ノズル(SEN)の上
部(首部)が折損した。又、だぼ穴の深さが2mm未満で
あると、だぼ穴に嵌着されるだぼの深さが2mm未満とな
り、浸漬ノズルと下プレートの接合強度の増加が少な
く、コスト及び作業の煩雑さに見合った接合強度の増加
効果が得られなかった。更に、だぼ穴とノズル孔との距
離が20mm未満であると、浸漬ノズル上部及び下プレー
トの強度が著しく低下し、比較例2に示すように浸漬ノ
ズルの凸部で剥離が発生し、又、下プレートにノズル孔
とだぼ穴を結ぶように放射状の亀裂が発生した。一方、
35mmを超えると、実際の下プレートの大きさに適合し
なくなり、比較例3に示すように下プレートにその周辺
部からだぼ穴にかけて亀裂が発生した。更に又、だぼ穴
の総断面積が浸漬ノズルと下プレートの接合面積が0.
2%未満であると、浸漬ノズルと下プレートの接合強度
の増加が少なく、コスト及び煩雑さに見合った接合強度
の増加効果が得られなかった。一方、8%を超えると、
浸漬ノズル上部と下プレートの接合強度が著しく低下
し、比較例4に示すように浸漬ノズル上部にだぼ穴の底
部から水平方向の亀裂の発生が認めれた。したがって、
だぼ穴は、内径が5〜20mm、深さが2mm以上、ノズル
孔からの距離が20〜35mm、総断面積が浸漬ノズルと
下プレートの接合面積の0.2〜8%であることが好ま
しいことがわかる。
と、だぼ穴に嵌着されるだぼの外径が5mm未満となり、
浸漬ノズルと下プレートの接合強度の増加が少なく、コ
スト及び作業の煩雑さに見合った接合強度の増加効果が
得られなかった。一方、だぼ穴の内径が20mmを超える
と、比較例1に示すように下プレートにだぼ穴同士を結
ぶように亀裂が発生し、かつ浸漬ノズル(SEN)の上
部(首部)が折損した。又、だぼ穴の深さが2mm未満で
あると、だぼ穴に嵌着されるだぼの深さが2mm未満とな
り、浸漬ノズルと下プレートの接合強度の増加が少な
く、コスト及び作業の煩雑さに見合った接合強度の増加
効果が得られなかった。更に、だぼ穴とノズル孔との距
離が20mm未満であると、浸漬ノズル上部及び下プレー
トの強度が著しく低下し、比較例2に示すように浸漬ノ
ズルの凸部で剥離が発生し、又、下プレートにノズル孔
とだぼ穴を結ぶように放射状の亀裂が発生した。一方、
35mmを超えると、実際の下プレートの大きさに適合し
なくなり、比較例3に示すように下プレートにその周辺
部からだぼ穴にかけて亀裂が発生した。更に又、だぼ穴
の総断面積が浸漬ノズルと下プレートの接合面積が0.
2%未満であると、浸漬ノズルと下プレートの接合強度
の増加が少なく、コスト及び煩雑さに見合った接合強度
の増加効果が得られなかった。一方、8%を超えると、
浸漬ノズル上部と下プレートの接合強度が著しく低下
し、比較例4に示すように浸漬ノズル上部にだぼ穴の底
部から水平方向の亀裂の発生が認めれた。したがって、
だぼ穴は、内径が5〜20mm、深さが2mm以上、ノズル
孔からの距離が20〜35mm、総断面積が浸漬ノズルと
下プレートの接合面積の0.2〜8%であることが好ま
しいことがわかる。
【0014】図5,図6及び図7は本発明に係る連続鋳
造用浸漬ノズルの実施の形態の他の例を示す平面図、図
5におけるVI−VI線断面図及び図6の要部の拡大図であ
る。この連続鋳造用浸漬ノズルは、その大型化に伴って
浸漬ノズル1と下プレート7との接合面積を増加し得る
ように、浸漬ノズル1における首部4の上端部の周辺
に、下プレート7より適宜に小さい方形のフランジ部2
1を形成し、かつこのフランジ部21と同外形をなすよ
うに形成した下プレート7の外周に鉄フープ22を巻回
したものである。他の構成及び作用効果は、前述した図
1〜図4に示すものとほぼ同様であるので、同一の構成
部材等には同一の符号を付してその説明を省略する。
造用浸漬ノズルの実施の形態の他の例を示す平面図、図
5におけるVI−VI線断面図及び図6の要部の拡大図であ
る。この連続鋳造用浸漬ノズルは、その大型化に伴って
浸漬ノズル1と下プレート7との接合面積を増加し得る
ように、浸漬ノズル1における首部4の上端部の周辺
に、下プレート7より適宜に小さい方形のフランジ部2
1を形成し、かつこのフランジ部21と同外形をなすよ
うに形成した下プレート7の外周に鉄フープ22を巻回
したものである。他の構成及び作用効果は、前述した図
1〜図4に示すものとほぼ同様であるので、同一の構成
部材等には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0015】なお、上述した各実施の形態においては、
だぼ穴6,13を円形とし、かつだぼ14を円柱状とす
る場合について述べたが、これに限定されるものではな
く、だぼ穴を多角形とし、かつだぼをそれに嵌り合う多
角柱状としてもよい。しかし、だぼ穴を上記以外の三角
形その他の複雑な形状とし、かつだぼそれに嵌り合う三
角柱状等とすると、コスト高となり、かつ作業が煩雑と
なるので好ましくない。
だぼ穴6,13を円形とし、かつだぼ14を円柱状とす
る場合について述べたが、これに限定されるものではな
く、だぼ穴を多角形とし、かつだぼをそれに嵌り合う多
角柱状としてもよい。しかし、だぼ穴を上記以外の三角
形その他の複雑な形状とし、かつだぼそれに嵌り合う三
角柱状等とすると、コスト高となり、かつ作業が煩雑と
なるので好ましくない。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の連
続鋳造用浸漬ノズルによれば、浸漬ノズルがスライディ
ング・ゲートの下プレートを一体に接合したものとなる
ので、従来のものに比べて以下の効果を奏する。 (1)下プレートと浸漬ノズルのミスアライメントによ
る漏鋼トラブルが無くなる。 (2)リテーナリングやボルト等を使用していないた
め、下プレートと浸漬ノズル間の目地開きが無くなる。 (3)顧客サイドでのセット作業者が不必要となる。 又、第2の連続鋳造用浸漬ノズルによれば、第1のもの
の作用効果の他、浸漬ノズルと下プレートの接合目地部
が予熱中及び使用中の雰囲気にさらされないので、接合
目地部の接合剤の劣化を防止することができ、ひいては
耐用寿命を延ばすことができる。
続鋳造用浸漬ノズルによれば、浸漬ノズルがスライディ
ング・ゲートの下プレートを一体に接合したものとなる
ので、従来のものに比べて以下の効果を奏する。 (1)下プレートと浸漬ノズルのミスアライメントによ
る漏鋼トラブルが無くなる。 (2)リテーナリングやボルト等を使用していないた
め、下プレートと浸漬ノズル間の目地開きが無くなる。 (3)顧客サイドでのセット作業者が不必要となる。 又、第2の連続鋳造用浸漬ノズルによれば、第1のもの
の作用効果の他、浸漬ノズルと下プレートの接合目地部
が予熱中及び使用中の雰囲気にさらされないので、接合
目地部の接合剤の劣化を防止することができ、ひいては
耐用寿命を延ばすことができる。
【図1】本発明に係る連続鋳造用浸漬ノズルの実施の形
態の一例を示す平面図である。
態の一例を示す平面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図1における III−III 線断面図である。
【図4】図2の要部の拡大図である。
【図5】本発明に係る連続鋳造用浸漬ノズルの実施の形
態の他の例を示す平面図である。
態の他の例を示す平面図である。
【図6】図5におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図6の要部の拡大図である。
1 浸漬ノズル 2 ノズル孔 3 ノズル本体 4 首部 5 凸部 6 だぼ穴 7 下プレート 8 ノズル孔 9 摺動面 10 プレート本体 11 鉄フープ 12 凹部 13 だぼ穴 14 だぼ 15 接合剤 16 接合剤 17 モルタル 18 鉄皮 19 リング 20 接合剤 21 フランジ部 22 鉄フープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀧川 整 愛知県刈谷市小垣江町南藤1番地 東芝セ ラミックス株式会社刈谷製造所内
Claims (3)
- 【請求項1】 浸漬ノズルの上端面に設けたノズル孔を
同軸的に囲む円輪板状の凸部の上面に複数のだぼ穴が設
けられる一方、下プレートの下面に設けた上記凸部と係
合する凹部の底面に上記各だぼ穴と対応するだぼ穴が設
けられ、浸漬ノズルと下プレートの各だぼ穴にだぼが接
合剤を介して嵌着され、かつ浸漬ノズルと下プレートが
接合剤を介して接合されていることを特徴とする連続鋳
造用浸漬ノズル。 - 【請求項2】 前記浸漬ノズルと下プレートのノズル孔
にノズル孔と同内径の耐火れんがからなるリングが両者
の接合目地部を覆うように接合剤を介して嵌着されてい
ることを特徴とする請求項1記載の連続鋳造用浸漬ノズ
ル。 - 【請求項3】 前記各だぼ穴は、内径が5〜20mm、深
さが2mm以上、ノズル孔からの距離が20〜35mm、総
断面積が浸漬ノズルと下プレートの接合面積の0.2〜
8%の円形又は多角形であることを特徴とする請求項1
又は2記載の連続鋳造用浸漬ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21200196A JPH1034294A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21200196A JPH1034294A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1034294A true JPH1034294A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16615258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21200196A Pending JPH1034294A (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 連続鋳造用浸漬ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1034294A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008279491A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 溶融金属の連続鋳造用浸漬ノズルおよびそれを用いた連続鋳造方法 |
| JP7705684B1 (ja) * | 2024-09-17 | 2025-07-10 | 明智セラミックス株式会社 | 連続鋳造用浸漬ノズル |
-
1996
- 1996-07-23 JP JP21200196A patent/JPH1034294A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008279491A (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 溶融金属の連続鋳造用浸漬ノズルおよびそれを用いた連続鋳造方法 |
| JP7705684B1 (ja) * | 2024-09-17 | 2025-07-10 | 明智セラミックス株式会社 | 連続鋳造用浸漬ノズル |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040608 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |