JPH1034350A - 抵抗溶接装置 - Google Patents
抵抗溶接装置Info
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- JPH1034350A JPH1034350A JP19924796A JP19924796A JPH1034350A JP H1034350 A JPH1034350 A JP H1034350A JP 19924796 A JP19924796 A JP 19924796A JP 19924796 A JP19924796 A JP 19924796A JP H1034350 A JPH1034350 A JP H1034350A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】溶接部が過剰発熱することなく溶接速度を上げ
ることができ、かつ溶接ナゲットの形状が均一となる抵
抗溶接装置を簡単な構成で実現する。 【解決手段】溶接トランスの1次側に流す基準電流波形
として、ゼロ点から第1のピーク点まで上昇し、その後
ゼロ点まで下降する第1の波形部と、その後第2のピー
ク点まで上昇し、それからゼロ点まで下降する第2の波
形部とによって正の半周期を構成し、ゼロ点から第3の
ピーク点まで下降し、その後ゼロ点まで上昇する第3の
波形部と、その後第4のピーク点まで下降し、それから
ゼロ点まで上昇する第四の波形部とによって負の半周期
を構成し、かつ前記第1のピーク点での電圧値よりも前
記第2のピーク点での電圧値のほうが大きく、前記第3
のピーク点での電圧値よりも前記第4のピーク点での電
圧値のほうが小さい交流波形を用いる。
ることができ、かつ溶接ナゲットの形状が均一となる抵
抗溶接装置を簡単な構成で実現する。 【解決手段】溶接トランスの1次側に流す基準電流波形
として、ゼロ点から第1のピーク点まで上昇し、その後
ゼロ点まで下降する第1の波形部と、その後第2のピー
ク点まで上昇し、それからゼロ点まで下降する第2の波
形部とによって正の半周期を構成し、ゼロ点から第3の
ピーク点まで下降し、その後ゼロ点まで上昇する第3の
波形部と、その後第4のピーク点まで下降し、それから
ゼロ点まで上昇する第四の波形部とによって負の半周期
を構成し、かつ前記第1のピーク点での電圧値よりも前
記第2のピーク点での電圧値のほうが大きく、前記第3
のピーク点での電圧値よりも前記第4のピーク点での電
圧値のほうが小さい交流波形を用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、缶胴ブランクを
丸めて両端縁を重ね合わせた缶胴体の重ね合わせ部を、
相対向する一対の電極間に挿入し、両電極間に通電して
抵抗溶接することにより溶接缶体を製造する缶体の抵抗
溶接装置に関する。
丸めて両端縁を重ね合わせた缶胴体の重ね合わせ部を、
相対向する一対の電極間に挿入し、両電極間に通電して
抵抗溶接することにより溶接缶体を製造する缶体の抵抗
溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】缶体の抵抗溶接は、溶接対象物である缶
胴体が挿入された一対の円板状の溶接電極を回転させな
がらスポット溶接を繰り返すことで行われる。そして、
溶接電極間に流す溶接電流としては、通常正弦波交流電
流が用いられる。正弦波交流電流を用いたときには、溶
接電極間には、正弦波の半周期(±ピーク時)毎に最大
電流が供給されて、溶接が行われる。即ち、半周期毎に
スポット溶接がなされて、形状が均一な溶接ナゲットが
1箇所できる。しかし、正弦波を用いた場合、周波数を
上げて高速溶接を行ったときに、スプラッシュ(溶接メ
タルの飛散)が起こるという不都合があった。そしてこ
の不都合を解消するために、溶接電流波形の波高率(ピ
ーク電流値÷電流の実効値)を調整する手法が知られて
いる(特公昭63─24797号)。この波高率を調整
した溶接電流波形を用いることで、周波数を上げたとき
に発生するスプラッシュを抑えることができるが、誘導
加熱による溶接部の過剰発熱を抑えることはできず、こ
の過剰発熱が溶接装置に悪影響を及ぼすという不都合は
解消されなかった。
胴体が挿入された一対の円板状の溶接電極を回転させな
がらスポット溶接を繰り返すことで行われる。そして、
溶接電極間に流す溶接電流としては、通常正弦波交流電
流が用いられる。正弦波交流電流を用いたときには、溶
接電極間には、正弦波の半周期(±ピーク時)毎に最大
電流が供給されて、溶接が行われる。即ち、半周期毎に
スポット溶接がなされて、形状が均一な溶接ナゲットが
1箇所できる。しかし、正弦波を用いた場合、周波数を
上げて高速溶接を行ったときに、スプラッシュ(溶接メ
タルの飛散)が起こるという不都合があった。そしてこ
の不都合を解消するために、溶接電流波形の波高率(ピ
ーク電流値÷電流の実効値)を調整する手法が知られて
いる(特公昭63─24797号)。この波高率を調整
した溶接電流波形を用いることで、周波数を上げたとき
に発生するスプラッシュを抑えることができるが、誘導
加熱による溶接部の過剰発熱を抑えることはできず、こ
の過剰発熱が溶接装置に悪影響を及ぼすという不都合は
解消されなかった。
【0003】また、特開平4─333380号には、溶
接対象の材質に応じて、正弦波以外の、例えば三角波、
台形、パルス頂部の下降する台形、凹部又は凸部付きの
台形等が、溶接トランスの1次側に流れる基準電流波形
として選択され、該基準電流波形と実際に溶接トランス
の1次側に流れる電流の波形とが一致するように制御す
ることで、溶接トランスに接続された溶接電極に流れる
電流を調整する方法が開示されている。この方法によ
り、1つの溶接ナゲット内での加熱相及び冷却相の制御
が細かく行えるので、前記スプラッシュの防止をより有
効に行うことができる。また、半周期に複数のピークを
もつ基準波形を用いて、半周期内に複数回のスポット溶
接を行うことで、周波数を上げることなく溶接間隔を短
くすることができる。したがって誘導加熱による溶接部
の過剰発熱を抑えながら、溶接速度を上げることができ
る。
接対象の材質に応じて、正弦波以外の、例えば三角波、
台形、パルス頂部の下降する台形、凹部又は凸部付きの
台形等が、溶接トランスの1次側に流れる基準電流波形
として選択され、該基準電流波形と実際に溶接トランス
の1次側に流れる電流の波形とが一致するように制御す
ることで、溶接トランスに接続された溶接電極に流れる
電流を調整する方法が開示されている。この方法によ
り、1つの溶接ナゲット内での加熱相及び冷却相の制御
が細かく行えるので、前記スプラッシュの防止をより有
効に行うことができる。また、半周期に複数のピークを
もつ基準波形を用いて、半周期内に複数回のスポット溶
接を行うことで、周波数を上げることなく溶接間隔を短
くすることができる。したがって誘導加熱による溶接部
の過剰発熱を抑えながら、溶接速度を上げることができ
る。
【0004】しかし、この方法は、溶接電極が接続され
た溶接トランスの2次側に流れる電流波形を、溶接トラ
ンスの1次側に流れる電流波形によって制御しているた
め、応答時間遅れの影響から溶接電極に流れる電流波形
が、アンダーシュートやオーバーシュートを起こし易
く、正確に制御することが難しい。そのため、溶接ナゲ
ットの形状が不均一となり、溶接強度がばらついていま
うという不都合があった。この不都合を解消するため、
PID制御及びフィードフォワード制御を適用する方法
も同公報に開示されているが、PID制御及びフィード
フォワード制御を行うには、演算処理を行うマイクロコ
ンピュータ等の演算手段と、演算に必要な各種パラメー
タが設定され記憶手段とが必要となるので、装置構成が
非常に複雑になるという不都合があった。
た溶接トランスの2次側に流れる電流波形を、溶接トラ
ンスの1次側に流れる電流波形によって制御しているた
め、応答時間遅れの影響から溶接電極に流れる電流波形
が、アンダーシュートやオーバーシュートを起こし易
く、正確に制御することが難しい。そのため、溶接ナゲ
ットの形状が不均一となり、溶接強度がばらついていま
うという不都合があった。この不都合を解消するため、
PID制御及びフィードフォワード制御を適用する方法
も同公報に開示されているが、PID制御及びフィード
フォワード制御を行うには、演算処理を行うマイクロコ
ンピュータ等の演算手段と、演算に必要な各種パラメー
タが設定され記憶手段とが必要となるので、装置構成が
非常に複雑になるという不都合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不都合
を解消するため、溶接部が過剰発熱することなく溶接速
度を上げることができ、かつ溶接ナゲットの形状が均一
となる抵抗溶接装置を簡単な構成で実現し、提供するこ
とを目的とする。
を解消するため、溶接部が過剰発熱することなく溶接速
度を上げることができ、かつ溶接ナゲットの形状が均一
となる抵抗溶接装置を簡単な構成で実現し、提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため各種検討を重ねた結果、溶接トランスの
1次側に流れる電流の基準波形として、ゼロ点から第1
のピーク点まで上昇し、その後ゼロ点まで下降する第1
の波形部と、その後第2のピーク点まで上昇し、それか
らゼロ点まで下降する第2の波形部とによって正の半周
期を構成し、ゼロ点から第3のピーク点まで下降し、そ
の後ゼロ点まで上昇する第3の波形部と、その後第4の
ピーク点まで下降し、それからゼロ点まで上昇する第4
の波形部とによって負の半周期を構成し、かつ前記第1
のピーク点での電圧値よりも前記第2のピーク点での電
圧値のほうが大きく、前記第3のピーク点での電圧値よ
りも前記第4のピーク点での電圧値のほうが小さい交流
波形を用いたときに、溶接ナゲツトの形状が均一となる
ことを知見した。そして、本発明はこのことを利用して
抵抗溶接装置を構成したことを特徴とする。
を達成するため各種検討を重ねた結果、溶接トランスの
1次側に流れる電流の基準波形として、ゼロ点から第1
のピーク点まで上昇し、その後ゼロ点まで下降する第1
の波形部と、その後第2のピーク点まで上昇し、それか
らゼロ点まで下降する第2の波形部とによって正の半周
期を構成し、ゼロ点から第3のピーク点まで下降し、そ
の後ゼロ点まで上昇する第3の波形部と、その後第4の
ピーク点まで下降し、それからゼロ点まで上昇する第4
の波形部とによって負の半周期を構成し、かつ前記第1
のピーク点での電圧値よりも前記第2のピーク点での電
圧値のほうが大きく、前記第3のピーク点での電圧値よ
りも前記第4のピーク点での電圧値のほうが小さい交流
波形を用いたときに、溶接ナゲツトの形状が均一となる
ことを知見した。そして、本発明はこのことを利用して
抵抗溶接装置を構成したことを特徴とする。
【0007】すなわち、本発明は、2次側に溶接電極が
接続された溶接トランスの、1次側に流れる電流の基準
波形を生成する基準電流波形生成手段と、該溶接トラン
スの1次側に流れる電流を検出する電流検出手段とを有
し、該電流検出手段によって検出される電流の波形が、
前記基準電流波形と一致するように、溶接電極に印加す
る電圧の制御を行う抵抗溶接装置において、前記基準電
流波形生成手段は、ゼロ点から第1のピーク点まで上昇
し、その後ゼロ点まで下降する第1の波形部と、その後
第2のピーク点まで上昇し、それからゼロ点まで下降す
る第2の波形部とによって正の半周期を構成し、ゼロ点
から第3のピーク点まで下降し、その後ゼロ点まで上昇
する第3の波形部と、その後第4のピーク点まで下降
し、それからゼロ点まで上昇する第4の波形部とによっ
て負の半周期を構成し、かつ前記第1のピーク点での電
圧値よりも前記第2のピーク点での電圧値のほうが大き
く、前記第3のピーク点での電圧値よりも前記第4のピ
ーク点での電圧値のほうが小さい交流波形を生成するこ
とを特徴とする。
接続された溶接トランスの、1次側に流れる電流の基準
波形を生成する基準電流波形生成手段と、該溶接トラン
スの1次側に流れる電流を検出する電流検出手段とを有
し、該電流検出手段によって検出される電流の波形が、
前記基準電流波形と一致するように、溶接電極に印加す
る電圧の制御を行う抵抗溶接装置において、前記基準電
流波形生成手段は、ゼロ点から第1のピーク点まで上昇
し、その後ゼロ点まで下降する第1の波形部と、その後
第2のピーク点まで上昇し、それからゼロ点まで下降す
る第2の波形部とによって正の半周期を構成し、ゼロ点
から第3のピーク点まで下降し、その後ゼロ点まで上昇
する第3の波形部と、その後第4のピーク点まで下降
し、それからゼロ点まで上昇する第4の波形部とによっ
て負の半周期を構成し、かつ前記第1のピーク点での電
圧値よりも前記第2のピーク点での電圧値のほうが大き
く、前記第3のピーク点での電圧値よりも前記第4のピ
ーク点での電圧値のほうが小さい交流波形を生成するこ
とを特徴とする。
【0008】かかる本発明によれば、溶接対象物である
缶胴体の重ね合わせ部の溶接ナゲットの形状が均一に保
たれるので、溶接強度が安定する。また、前記基準波形
生成手段によって生成される交流波形の半周期につき2
回のスポット溶接がなされるので、該交流波形の周波数
を上げることなく、溶接部の過剰発熱を抑制して溶接速
度を上げることができる。したがって、溶接品質を下げ
ることなく、生産性を向上することができる。
缶胴体の重ね合わせ部の溶接ナゲットの形状が均一に保
たれるので、溶接強度が安定する。また、前記基準波形
生成手段によって生成される交流波形の半周期につき2
回のスポット溶接がなされるので、該交流波形の周波数
を上げることなく、溶接部の過剰発熱を抑制して溶接速
度を上げることができる。したがって、溶接品質を下げ
ることなく、生産性を向上することができる。
【0009】また、前記基準波形生成手段は、倍率器を
有し、前記第1の波形部と同一形状の波形を該倍率器に
よって振幅方向に増幅することで、前記第2の波形部を
生成し、前記第3の波形部と同一形状の波形を該倍率器
によって振幅方向に増幅することで、前記第4の波形部
を生成するようにしたことを特徴とする。
有し、前記第1の波形部と同一形状の波形を該倍率器に
よって振幅方向に増幅することで、前記第2の波形部を
生成し、前記第3の波形部と同一形状の波形を該倍率器
によって振幅方向に増幅することで、前記第4の波形部
を生成するようにしたことを特徴とする。
【0010】かかる本発明によれば、前記基準波形生成
手段の構成が簡単になり、前記第2、第4の波形部の電
流値の調整が容易になる。したがって、溶接ナゲットの
形状のばらつきの調整を簡単に行うことができる。
手段の構成が簡単になり、前記第2、第4の波形部の電
流値の調整が容易になる。したがって、溶接ナゲットの
形状のばらつきの調整を簡単に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一例を図1から図
4を参照して説明する。図1は本発明である抵抗溶接装
置の構成図、図2〜図4は基準電流波形と溶接ナゲット
の形状との関係図である。図1を参照して、本抵抗溶接
装置は溶接トランス1の2次側に接続された一対の円板
状の溶接電極2に、溶接対象物である図示しない缶胴体
を挿入し、溶接電極2を回転させて該缶胴体を移動させ
ながら、溶接電極2に交流電流を流すことで、スポット
溶接を連続して行うものである。そして、溶接電極2に
流れる交流電流の制御は、溶接トランス1の1次側に流
れる電流を制御することで行われる。即ち、基準電流波
形生成手段3で生成される基準電流波形と、電流検出手
段4によって検出される、溶接トランスの1次側に流れ
る実際の電流波形とが一致するように、比較手段5によ
って、溶接トランス1の1次側に印加する電圧が制御さ
れる。
4を参照して説明する。図1は本発明である抵抗溶接装
置の構成図、図2〜図4は基準電流波形と溶接ナゲット
の形状との関係図である。図1を参照して、本抵抗溶接
装置は溶接トランス1の2次側に接続された一対の円板
状の溶接電極2に、溶接対象物である図示しない缶胴体
を挿入し、溶接電極2を回転させて該缶胴体を移動させ
ながら、溶接電極2に交流電流を流すことで、スポット
溶接を連続して行うものである。そして、溶接電極2に
流れる交流電流の制御は、溶接トランス1の1次側に流
れる電流を制御することで行われる。即ち、基準電流波
形生成手段3で生成される基準電流波形と、電流検出手
段4によって検出される、溶接トランスの1次側に流れ
る実際の電流波形とが一致するように、比較手段5によ
って、溶接トランス1の1次側に印加する電圧が制御さ
れる。
【0012】比較手段5は、前記基準電流波形をB端子
に、前記実際の電流波形をA端子にそれぞれ入力して、
これらを比較する。そして、比較手段5の出力はR相ド
ライバ6とS相ドライバ7を介して、スイッチング回路
8内の各トランジスタに接続され、各トランジスタは比
較結果に応じて以下の動作をする。 1.基準電流波形>実際の電流波形・・・トランジスタS
1 とR2 がオンし、図1の矢印方向に電圧が印加され
る。 2.基準電流波形=実際の電流波形・・・全てのトランジ
スタはオフし、電圧は印加されない。
に、前記実際の電流波形をA端子にそれぞれ入力して、
これらを比較する。そして、比較手段5の出力はR相ド
ライバ6とS相ドライバ7を介して、スイッチング回路
8内の各トランジスタに接続され、各トランジスタは比
較結果に応じて以下の動作をする。 1.基準電流波形>実際の電流波形・・・トランジスタS
1 とR2 がオンし、図1の矢印方向に電圧が印加され
る。 2.基準電流波形=実際の電流波形・・・全てのトランジ
スタはオフし、電圧は印加されない。
【0013】(各トランジスタに並列に接続されたフラ
イホイールダイオードを通って電流が環流する) 3.基準電流波形<実際の電流波形・・・トランジスタS
2 とR1 がオンし、図1の矢印と反対方向に電圧が印加
される。
イホイールダイオードを通って電流が環流する) 3.基準電流波形<実際の電流波形・・・トランジスタS
2 とR1 がオンし、図1の矢印と反対方向に電圧が印加
される。
【0014】スイッチング回路8には、3相交流電源9
の交流出力電圧を直流変換器10によって整流、平滑化
した直流電圧が入力され、該直流電圧が上記比較手段5
の動作によってスイッチングされて、交流電圧が生成さ
れる。生成された交流電圧は溶接トランス1の1次側に
印加され、相互誘導によって2次側に生じる起電力によ
って溶接電極2を介して缶胴体に電流が流れ、溶接が行
われる。
の交流出力電圧を直流変換器10によって整流、平滑化
した直流電圧が入力され、該直流電圧が上記比較手段5
の動作によってスイッチングされて、交流電圧が生成さ
れる。生成された交流電圧は溶接トランス1の1次側に
印加され、相互誘導によって2次側に生じる起電力によ
って溶接電極2を介して缶胴体に電流が流れ、溶接が行
われる。
【0015】また、基準電流波形生成手段3は、電流値
(基準電流波形の振幅)を設定するポテンショメータ1
1と、ポテンショメータ11に接続されて原波形を生成
する原波形発生器12と、原波形発生器12に接続され
て入力波形を振幅方向に増幅する倍率器13と、倍率器
13と原波形発生器12の出力波形とを入力し、原波形
発生器12からの切換信号に応じて、入力された2つの
波形のうちのいずれか1つを出力するアナログスイッチ
14とからなり、生成した基準電流波形は比較手段5の
B端子に入力される。
(基準電流波形の振幅)を設定するポテンショメータ1
1と、ポテンショメータ11に接続されて原波形を生成
する原波形発生器12と、原波形発生器12に接続され
て入力波形を振幅方向に増幅する倍率器13と、倍率器
13と原波形発生器12の出力波形とを入力し、原波形
発生器12からの切換信号に応じて、入力された2つの
波形のうちのいずれか1つを出力するアナログスイッチ
14とからなり、生成した基準電流波形は比較手段5の
B端子に入力される。
【0016】図2は、半周期に1つのピークをもつ、正
弦波に近い形状の基準電流波形20を用いたときの、溶
接電極2に流れる電流波形と溶接ナゲットの形状を示し
ている。尚、ピーク部の傾斜aは、急激な電流の変化に
よりスプラッシュ(溶接メタルの飛散)が生じるのを防
ぐためのものである(図3、図4において同様)。この
基準電流波形20を用いた場合、溶接トランス1の2次
側に発生する電圧波形は21のようになり、流れる電流
波形は22に示すように形状が均一となる。そのため、
溶接ナゲットの形状は23に示すように均一となる。し
かし周波数を上げたときに、溶接部の発熱量が増加して
溶接装置に悪影響を及ぼすという不都合がある。
弦波に近い形状の基準電流波形20を用いたときの、溶
接電極2に流れる電流波形と溶接ナゲットの形状を示し
ている。尚、ピーク部の傾斜aは、急激な電流の変化に
よりスプラッシュ(溶接メタルの飛散)が生じるのを防
ぐためのものである(図3、図4において同様)。この
基準電流波形20を用いた場合、溶接トランス1の2次
側に発生する電圧波形は21のようになり、流れる電流
波形は22に示すように形状が均一となる。そのため、
溶接ナゲットの形状は23に示すように均一となる。し
かし周波数を上げたときに、溶接部の発熱量が増加して
溶接装置に悪影響を及ぼすという不都合がある。
【0017】また、図3は、半周期に2つのピーク(ピ
ーク値は同一)を持つ基準電流波形30を用いたとき
の、溶接電極2に流れる電流波形と溶接ナゲットの形状
を示している。この基準電流波形30を用いた場合、溶
接トランス1の2次側に発生する電圧波形は31のよう
になるが、基準電流波形30の第1のピーク点bと第2
のピーク点cの間で傾きが負から正に急激に変化するた
め、溶接トランス1の2次側に流れる電流波形32のg
点でアンダーシュートを生じる。そのため、基準電流波
形30の第2のピーク点cへの傾きに対応した電流の上
昇が遅れ、第2のピーク点cに対応した電流値は、第1
のピーク点bに対応した電流値レベルまで達することが
できない(このことは、第3のピーク点dと第4のピー
ク点eの関係についてもいえる。)。そのため、各ピー
ク点での溶接電流値が異なり、溶接ナゲットの形状が3
3に示すように不均一となって溶接強度が低下するとい
う不都合がある。
ーク値は同一)を持つ基準電流波形30を用いたとき
の、溶接電極2に流れる電流波形と溶接ナゲットの形状
を示している。この基準電流波形30を用いた場合、溶
接トランス1の2次側に発生する電圧波形は31のよう
になるが、基準電流波形30の第1のピーク点bと第2
のピーク点cの間で傾きが負から正に急激に変化するた
め、溶接トランス1の2次側に流れる電流波形32のg
点でアンダーシュートを生じる。そのため、基準電流波
形30の第2のピーク点cへの傾きに対応した電流の上
昇が遅れ、第2のピーク点cに対応した電流値は、第1
のピーク点bに対応した電流値レベルまで達することが
できない(このことは、第3のピーク点dと第4のピー
ク点eの関係についてもいえる。)。そのため、各ピー
ク点での溶接電流値が異なり、溶接ナゲットの形状が3
3に示すように不均一となって溶接強度が低下するとい
う不都合がある。
【0018】本発明者らは、上記不都合を解決するため
各種検討を重ねた結果、図4に示すように、第1のピー
ク点gでの電圧値よりも第2のピーク点hでの電圧値の
ほうが大きく、第3のピーク点iでの電圧値よりも第4
のピーク点jでの電圧値のほうが小さい交流波形40を
基準電流波形として用いることが有効であることを知見
した。この交流波形40を基準電流波形として用いた場
合、溶接トランス1の2次側に発生する電圧波形は41
のようになり、流れる電流波形は42のようになり、k
点でのアンダーシュートの発生を防ぐことができる。し
たがって、第2のピーク点hに対応した電流値は、第1
のピーク点gに対応した電流値レベルまで達することが
できる(このことは、第3のピーク点iと第4のピーク
点jの関係についてもいえる。)。そのため、各ピーク
点での溶接電流値が等しくなり、溶接ナゲットの形状が
43に示すように均一となって、安定した溶接強度を得
ることができる。そして交流波形40を用いた場合、半
周期につき2回のスポット溶接がなされ、周波数を上げ
ることなく、スポット溶接の間隔を短縮することができ
るので、溶接部の過剰発熱を抑制して溶接速度を上げる
ことができる。
各種検討を重ねた結果、図4に示すように、第1のピー
ク点gでの電圧値よりも第2のピーク点hでの電圧値の
ほうが大きく、第3のピーク点iでの電圧値よりも第4
のピーク点jでの電圧値のほうが小さい交流波形40を
基準電流波形として用いることが有効であることを知見
した。この交流波形40を基準電流波形として用いた場
合、溶接トランス1の2次側に発生する電圧波形は41
のようになり、流れる電流波形は42のようになり、k
点でのアンダーシュートの発生を防ぐことができる。し
たがって、第2のピーク点hに対応した電流値は、第1
のピーク点gに対応した電流値レベルまで達することが
できる(このことは、第3のピーク点iと第4のピーク
点jの関係についてもいえる。)。そのため、各ピーク
点での溶接電流値が等しくなり、溶接ナゲットの形状が
43に示すように均一となって、安定した溶接強度を得
ることができる。そして交流波形40を用いた場合、半
周期につき2回のスポット溶接がなされ、周波数を上げ
ることなく、スポット溶接の間隔を短縮することができ
るので、溶接部の過剰発熱を抑制して溶接速度を上げる
ことができる。
【0019】そして、本発明は、PID制御や、フィー
ドフォワード制御等の処理を行っていないため、複雑な
演算手段は不要である。したがって、本発明を用いるこ
とで、溶接部が過剰発熱することなく溶接速度を上げる
ことができ、かつ溶接ナゲットの形状が均一となる抵抗
溶接装置を簡単な構成で実現することができる。
ドフォワード制御等の処理を行っていないため、複雑な
演算手段は不要である。したがって、本発明を用いるこ
とで、溶接部が過剰発熱することなく溶接速度を上げる
ことができ、かつ溶接ナゲットの形状が均一となる抵抗
溶接装置を簡単な構成で実現することができる。
【0020】なお、本実施例では倍率器13を用いて、
基準波形の微調整が容易にできるようにしているが、こ
の微調整を原波形発生器12で直接行うようにすること
も勿論可能である。
基準波形の微調整が容易にできるようにしているが、こ
の微調整を原波形発生器12で直接行うようにすること
も勿論可能である。
【図1】本発明の1実施例の構成図。
【図2】基準電流波形と溶接ナゲットの関係図。
【図3】基準電流波形と溶接ナゲットの関係図。
【図4】基準電流波形と溶接ナゲットの関係図。
1…溶接トランス、2…溶接電極、3…基準電流波形生
成手段、4…電流検出手段、5…比較手段、6…R相ド
ライバ、7…S相ドライバ、8…スイッチング回路、9
…3相交流電源、10…直流変換器、11…ポテンショ
メータ、12…原波形発生器、13…倍率器、14…ア
ナログスイッチ
成手段、4…電流検出手段、5…比較手段、6…R相ド
ライバ、7…S相ドライバ、8…スイッチング回路、9
…3相交流電源、10…直流変換器、11…ポテンショ
メータ、12…原波形発生器、13…倍率器、14…ア
ナログスイッチ
Claims (2)
- 【請求項1】2次側に溶接電極が接続された溶接トラン
スの、1次側に流れる電流の基準波形を生成する基準電
流波形生成手段と、該溶接トランスの1次側に流れる電
流を検出する電流検出手段とを有し、該電流検出手段に
よって検出される電流の波形が、前記基準電流波形と一
致するように、溶接電極に印加する電圧の制御を行う抵
抗溶接装置において、前記基準電流波形生成手段は、ゼ
ロ点から第1のピーク点まで上昇し、その後ゼロ点まで
下降する第1の波形部と、その後第2のピーク点まで上
昇し、それからゼロ点まで下降する第2の波形部とによ
って正の半周期を構成し、ゼロ点から第3のピーク点ま
で下降し、その後ゼロ点まで上昇する第3の波形部と、
その後第4のピーク点まで下降し、それからゼロ点まで
上昇する第四の波形部とによって負の半周期を構成し、
かつ前記第1のピーク点での電圧値よりも前記第2のピ
ーク点での電圧値のほうが大きく、前記第3のピーク点
での電圧値よりも前記第4のピーク点での電圧値のほう
が小さい交流波形を生成することを特徴とする抵抗溶接
装置。 - 【請求項2】前記基準電流波形生成手段は、倍率器を有
し、前記第1の波形部と同一形状の波形を該倍率器によ
って振幅方向に増幅することで、前記第2の波形部を生
成し、前記第3の波形部と同一形状の波形を該倍率器に
よって振幅方向に増幅することで、前記第4の波形部を
生成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の抵
抗溶接装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19924796A JPH1034350A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 抵抗溶接装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19924796A JPH1034350A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 抵抗溶接装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1034350A true JPH1034350A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16404623
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19924796A Pending JPH1034350A (ja) | 1996-07-29 | 1996-07-29 | 抵抗溶接装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1034350A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017000654A1 (zh) * | 2015-06-29 | 2017-01-05 | 汕头轻工机械厂有限公司 | 一种应用智能网络柔性运动控制系统的电阻焊罐身机 |
-
1996
- 1996-07-29 JP JP19924796A patent/JPH1034350A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017000654A1 (zh) * | 2015-06-29 | 2017-01-05 | 汕头轻工机械厂有限公司 | 一种应用智能网络柔性运动控制系统的电阻焊罐身机 |
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