JPH103452A - 医療機器のサービスシステム - Google Patents

医療機器のサービスシステム

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JPH103452A
JPH103452A JP8156594A JP15659496A JPH103452A JP H103452 A JPH103452 A JP H103452A JP 8156594 A JP8156594 A JP 8156594A JP 15659496 A JP15659496 A JP 15659496A JP H103452 A JPH103452 A JP H103452A
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JP
Japan
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medical device
signal
terminal
service
self
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JP8156594A
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English (en)
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Takumi Tanaka
巧 田中
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実で簡易かつ低コストにサービスを行うこ
とのできる医療機器のサービスシステムを提供する。 【解決手段】 センター1の端末2と利用者3A〜3C
の複数の医療機器4とを任意の回線を介して接続し、端
末2から医療機器4に記憶させた自己診断プログラムを
起動させるための、起動信号を送出し、医療機器4から
端末2に対し、自己診断プログラムによる診断結果を示
す結果信号を送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡眼科機器等の
各種の医療機器を点検・保守等するための医療機器のサ
ービスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】眼鏡眼科機器等の各種の医療機器につい
て、医療機器のメーカーと利用者との間において各種の
保守サービスを行うためのサービス契約が結ばれること
が多い。このような医療機器に対するサービスの代表的
なものとしては、医療機器の故障の対応や、医療機器の
機能・動作を制御管理するマイクロプロセッサーのプロ
グラムのバージョンアップの対応が挙げられる。
【0003】ここで、このような従来の医療機器のサー
ビスシステムでは、メーカーと利用者との間には特別な
連絡手段を設けず、一般的な電話やファクシミリによる
連絡と、サービスマンによる直接訪問とによりサービス
を行っていた。例えば、医療機器の故障時には、利用者
からメーカーの営業所又はサービスセンターに電話連絡
が入り、その連絡内容に基づいてサービスマンが故障内
容を判断し、その故障内容に応じた修理部品を持参して
利用者を訪問していた。そして、この修理部品を用い
て、医療機器の故障箇所を修理していた。また、プログ
ラムのバージョンアップに関しても、プログラムを内蔵
したROMやフロッビィディスク等に代表されるメディ
アを持参して利用者を訪問し、このメディアを用いて、
医療機器内のROM交換やプログラムのインストールを
行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の医療機器のサービスシステムにおいては、メー
カーと利用者との間に特別な連絡手段を設けず、直接サ
ービスマンが利用者を訪問してサービスを行っていたの
で、特に大震災の如き災害の発生によって交通機関が麻
痺しサービスマンが利用者を訪問できない場合には、医
療機器が正常に動作するか否かの確認や、修理等のサー
ビスを行えないという問題があった。このように最も医
療機器が必要とされる災害の発生時に医療機器が使用不
能となることは大きな問題であり、早急な改善が望まれ
ていた。またサービスマンが利用者を訪問可能な場合で
あっても、例えばメーカーと利用者とが相当の距離を隔
てている場合には、訪問するまでに長時間を要し、迅速
な対応が困難であった。また迅速に対応するためには、
メーカーは各地に営業所を配置してサービスマンを常駐
させる等の必要があるが、このことはサービスコストを
向上させる要因となっていた。
【0005】また従来の医療機器のサービスシステム
は、特に医療機器の内部システムが複雑化する今日にお
いては、新たな種々の不具合を生じさせていた。例えば
複雑な医療機器については、電話連絡による利用者側か
らの情報からだけでは故障内容が特定できず、サービス
マンが必要以上の修理部品を持参しなければならなかっ
たり、あるいは持参した修理部品が使えずにサービスマ
ンが何度も訪問しなければ修理が完結しないといった事
態が発生していた。また複雑化に伴って修理部品の単位
がサブシステム単位に拡張され、利用者側が負担する修
理費用だけでなく、メーカー側が在庫する修理部品の費
用も高騰するという、弊害も生じていた。
【0006】また医療機器は、利用者である医師等の術
法、治療方法に関係が深いため、システムプログラムの
マイナーチェンジ、顧客毎のカスタマイズの頻度が多い
ことがその特質として挙げられる。特に、このようなカ
スタマイズは、医療の進歩・発展に連れて更に増加する
傾向にあり、これに伴ってサービスマンがプログラムの
バージョンアップのために客先を訪問する回数が著しく
増え、上記と同様にサービスコストを向上させる要因と
なっていた。
【0007】本発明は、従来のこのような医療機器のサ
ービスシステムにおける問題点に鑑みてなされたもの
で、確実で簡易かつ低コストにサービスを行うことので
きる医療機器のサービスシステムを提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような従来の医療機
器のサービスシステムにおける問題点を解決するために
請求項1記載の本発明は、センターの端末と利用者の複
数の医療機器とを任意の回線を介して接続し、前記端末
から前記医療機器に記憶させた自己診断プログラムを起
動させるための起動信号を送出し、前記医療機器から前
記端末に対し、前記自己診断プログラムによる診断結果
を示す結果信号を送出することを特徴として構成されて
いる。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において、前記端末から前記医療機器への前
記起動信号の送出に先立って、前記端末から前記医療機
器に対し、該医療機器に記憶させた自己診断プログラム
を起動させる旨と起動させる時間とのいずれか一方ある
いは双方を知らせるための予告信号を送出することを特
徴として構成されている。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において、前記端末から前記医療機器
への前記起動信号の送出に先立って、前記端末から前記
医療機器に対し、該医療機器の主電源を入れるための制
御信号を送出することを特徴として構成されている。
【0011】請求項4に記載の本発明は、請求項1乃至
3に記載の本発明において、前記端末から前記医療機器
に対し該医療機器の使用状態を問合わせるための問合信
号を送出し、前記医療機器から前記端末に対し該医療機
器の状態を知らせるための状態信号を送出することを特
徴として構成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施形態に
おける本システム全体の概念図である。この図1におい
て本実施形態は、医療機器メーカーあるいは医療機器の
保守会社(以下、「センター1」とする)の端末2と利
用者3A〜3Cの複数の医療機器4、4とを任意の回線
を介して接続することにより、端末2と医療機器4、4
との相互間で各種信号を送出可能として構成されてい
る。
【0013】まずセンター1と利用者3A〜3Cの構成
を概説し、次にこれら相互間で行われる医療機器4、4
に対する各種サービス及び該サービスのために必要な構
成について詳細に説明する。
【0014】センター1には、サーバー5と複数の端末
2、2とが設けられており、これらは相互にLAN(ロ
ーカル・エリア・ネットワーク)6によって接続されて
いる。そして、サーバー5は、このLAN6の管理を行
なうと共に、端末2、2の通信制御を行なう。このセン
ター1は、DSU(回線終端ユニット)7を介して専用
のデジタル回線(具体的にはISDNのINSネット6
4)8Aに接続されており、このデジタル回線8Aを介
して大容量のデータを高速転送可能とされている。なお
センター1とデジタル回線8Aの接続はリモートルータ
9を介して行われているので、このリモートルータ9に
よってデジタル回線8A中の最適な回線が自動的に選択
される。またセンター1はA/D変換を行うためのモデ
ム10を介してアナログ回線(例えば既存の電話網)8
Bにも接続されており、この電話網8Bを介して低速な
がらデータを転送可能とされている。
【0015】なお上記デジタル回線8Aやアナログ回線
8Bとしては、インターネット等の周知のすべてのネッ
トワークが適宜用いられる。
【0016】次に利用者3A〜3Cの構成を詳細に説明
する。利用者3Aにはサーバ11と複数の医療機器4、
4が設けられており、これらが通信部13を介して相互
にLAN12によって接続されている。そしてサーバ1
1は、LAN12の管理を行なうと共に、医療機器4、
4の通信制御を行なう。この医療機器4、4の各々は、
通信部13、DSU14及びリモートルータ15を順次
介してデジタル回線8Aに接続されており、このデジタ
ル回線8Aを通じて大容量のデータをセンター1に高速
転送可能とされている。
【0017】また利用者3Bには医療機器4が1台設け
られており、この医療機器4はその通信部13とDSU
14とを介してデジタル回線8Aに接続されている。ま
た利用者3Cには医療機器4、4が2台設けられてお
り、これら医療機器4、4はその通信部13とモデム1
6とを介してアナログ回線8Bに接続されている。
【0018】医療機器4、4の通信部13を図4に示
す。この通信部13は通信回線インターフェース17と
通信用CPU18とを有するもので、センター1の端末
2、2からデジタル回線8Aやアナログ回線8Bを介し
て送出されたデータは、まず通信回線インターフェース
17において医療機器4のデータ形式及びデータタイミ
ングに適合するデータに変換された後、通信用CPU1
8を介して医療機器4本体のメインCPU4aに送出さ
れる。
【0019】なお医療機器4、4には図示しない記憶部
が設けられており、この記憶部には当該医療機器4、4
に固有のアドレス、自己の接続される回線に対応したイ
ンターフェースプログラム、後述するシステムプログラ
ム及び自己診断プログラムが記憶されている。
【0020】上記のように接続されたセンター1の端末
2、2と利用者3A〜3Cの複数の医療機器との相互間
において、診断サービス、バージョンアップサービス及
びバックアップサービスの各種サービスに関する信号が
送受される。以下、これらサービス及び信号の内容及び
そのための詳細な構成について説明する。診断サービス
とは、主として医療機器4の故障に対応するためのもの
で、該医療機器4の各部(主としてハードウェア部分)
が正常に動作するか否かを判断するものであってこの医
療機器4に記憶させた自己診断プログラムを、端末2側
から起動させ、さらに、この自己診断プログラムによる
診断結果を、医療機器4から端末2に送るものである。
【0021】まず自己診断を行うための医療機器4のハ
ードウエア構成を図6に示す。通常、医療機器4のハー
ドウエアにはアナログ部とディジタル部とがあり、これ
らアナログ部とディジタル部は、それぞれの構成部分を
サブシステムにグループ化されている。自己診断を行う
ためにはこれらアナログ部とディジタル部の両方の動作
を電気的に検出する必要がある。そのため、アナログ部
にはAD変換器からなるアナログポートAP1〜APn
がサブシステム毎に設置されており、これらアナログポ
ートAP1〜APnを介して医療機器4のメインCPU
4aとアナログ部との間で信号が送受される。またディ
ジタル部には、デジタルポートDP1〜DPnがサブシ
ステム毎に設置されており、これらデジタルポートDP
1〜DPnを介して医療機器4のメインCPU4aとデ
ジタル部との間で信号が送受される。
【0022】ここでアナログ部とディジタル部のサブシ
ステムの動作診断は、通常階層的に行なわれることが多
い。つまり、最初は、サブシステム単位での動作良否判
定だけが行なわれ、サブシステムの動作不良が発見され
た場合に、当該不良が発見されたサブシステムに属する
各部(図8に示すように、例えば雲霧センサーや圧力セ
ンサー)について、最終的な動作良否判定が行われる。
【0023】このためアナログポートAP1〜APnの
下層側には各々アナログのマルチプレクサ(図示でMP
X)AM1〜AMnが設けられ、またデジタルポートD
P1〜DPnの下層側にも各々デジタルのマルチプレク
サDM1〜DMnが設けられている。そして、これらマ
ルチプレクサAM1〜AMn、DM1〜DMnによっ
て、故障と診断されたサブシステムのみについて、さら
にその各部を診断すべく切換えが行われる。このように
階層的な診断を行うことによって、診断サービスにおけ
る故障箇所の診断が一層迅速になる。
【0024】このような構成下における診断サービスの
具体的動作について図1、6〜8を用いて説明する。ま
ず図1に示すように、センター1の端末2と利用者3A
〜3Cの医療機器4とがデジタル回線8A、アナログ回
線8Bを介して接続されている場合において、センター
1の端末2から利用者3A〜3Cの医療機器4に対し、
定期的あるいは災害等の非常事態が発生した後に、予告
信号を送出する。この予告信号は、予告信号を送りたい
医療機器4に固有のアドレスを示すアドレス信号、診断
サービスを行う旨(具体的には記憶させた自己診断プロ
グラムを起動させる旨)及びその時間を示す本体信号を
含んで構成されている。
【0025】この予告信号をデジタル回線8Aやアナロ
グ回線8Bを介して受けた利用者3A〜3Cの医療機器
4、4は、この予告信号のアドレス信号の示すアドレス
が自己の記憶部に記憶されているアドレスと一致するか
否かを判断し、一致する場合には予告信号の本体信号を
解析して、診断サービスを行う旨及びその時間を医療機
器4、4が備える表示部19に表示させる(図7参
照)。この表示部19における表示は、表示文字や表示
ランプの点滅等によって利用者3A〜3Cの注意を喚起
するように行われる。
【0026】このように予告信号の送出を行うのは、自
己診断プログラムを起動させている間は医療機器4を利
用できなくなるので、予め自己診断プログラムの起動等
を知らせて医療機器4の利用を中止等させ、利用者3A
〜3Cの利用中に突然自己診断プログラムが起動するよ
うな事態を避けるためである。医療機器4の表示部を介
して知らせを受けた利用者3A〜3Cは、予告時間には
予め医療機器4の利用を中止する。
【0027】次に、診断サービス時間の変更等がなき場
合には、センター1の端末2から予告信号によって予告
した医療機器4に対し、予告した時間に、起動信号を送
出する。この起動信号は、起動信号を送りたい医療機器
4に固有のアドレスを示すアドレス信号、医療機器4の
記憶部に記憶された自己診断プログラムを起動させるた
めの本体信号を含んで構成されている。
【0028】この起動信号をデジタル回線8Aやアナロ
グ回線8Bを介して受けた利用者3A〜3Cの医療機器
4、4は、この起動信号のアドレス信号の示すアドレス
が自己の記憶部に記憶されているアドレスと一致するか
否かを判断し、一致する場合には起動信号の本体信号を
解析して、自己診断プログラムを起動させる。この自己
診断プログラムにおいては、上述のように、まず医療機
器4のハードウェアの各サブシステムの動作良否判定が
行なわれ、全ての各サブシステムの動作が正常であると
判断されるとプログラムを終了する。一方、いずれかの
サブシステムの動作が異常であると判断されると、図6
に示すマルチプレクサAP1〜APn、DP1〜DPn
を介して、当該サブシステムより下層の各部の動作良否
判定が行なわれてプログラムを終了する。
【0029】これら自己診断プログラムの結果は医療機
器4の表示部19にも表示される。この表示例を図7に
示す。この図7において、サブシステムとして00〜1
4まで表示されており、このうちのサブシステム00に
不具合が発生していることが、「NG」のサインで示さ
れている。したがって、この結果に基づいて、サブシス
テム00より下層の詳細部分の動作良否判定を行うと、
次の図8の診断結果が表示される。この図8では、サブ
システム00のうちの雲霧センサーに不具合が発生して
いることが、「NG」のサインで示されている。
【0030】このような動作を経てプログラムが終了す
ると、診断を行った医療機器4から端末2に対し、結果
信号が送出される。この結果信号は、自己のアドレスを
示すアドレス信号と、自己診断プログラムによる診断結
果を示す本体信号を含んで構成される。この結果信号を
受けたセンター1の端末2は、該結果信号を解析し、こ
の結果信号のアドレス信号と本体信号とを自己の記憶部
に記憶すると共に、自己の表示部に表示する。そして異
常なき医療機器4を有する利用者3A〜3Cに対して
は、その旨を端末2を介した通信や電話等によって知ら
せる。また同様に、異常ある医療機器4を有する利用者
に対してもその旨を知らせるが、重大な異常の場合に
は、端末2を介して、医療機器4を一時的に動作不能と
するための制御信号を送出する。
【0031】なお上記説明では端末2から医療機器4に
予告信号を送出した後、起動信号を送出するものとした
が、診断サービスを早朝、深夜あるいは休日等の医療機
器4が利用されていない時間に行うものと予め決めてお
き、予告信号を送出することなく起動信号を送出しても
よい。ただし、この場合には医療機器4の主電源(当該
医療機器4において自己診断プログラムを起動するため
に必要な電源)が切られている可能性が高いので、起動
信号の送出に先立って、端末2から医療機器4に対して
該医療機器4の主電源のオン・オフ状態を問合わせる問
合信号を送出する。
【0032】この問合信号は、問合信号を送りたい医療
機器4に固有のアドレスを示すアドレス信号、該医療機
器4のオン・オフ状態を問合わせるための本体信号を含
んで構成される。そして、問合信号を送出された医療機
器4は、この問合信号のアドレス信号の示すアドレスが
自己の記憶部に記憶されているアドレスと一致するか否
かを判断し、一致する場合には問合信号の本体信号を解
析して、自己の主電源のオン・オフ状態を検出する。そ
して、自己のアドレスを示すアドレス信号と自己の主電
源のオン・オフ状態を示す本体信号からなる応答信号を
センター1の端末2に送出する。なお医療機器4は常
時、予備電源を入れられており、主電源がオフの場合で
あってもこれら各動作を行うことができる。また前提と
して、センター1の端末2と利用者3A〜3Cの医療機
器4とはデジタル回線8A、アナログ回線8Bを介して
接続されているものとする。
【0033】そして、応答信号を受けたセンター1の端
末2は、該応答信号を解析し、この応答信号のアドレス
信号と本体信号とを自己の記憶部に記憶する。
【0034】ここで医療機器4の主電源が入れられてい
る場合には、上記したように、該医療機器4の自己診断
プログラムを起動させるための起動信号を送出すればよ
いが、医療機器4の主電源が入れられていない場合に
は、端末2側から医療機器4の主電源を入れるために、
制御信号を送出する。この制御信号は、制御信号を送り
たい医療機器4に固有のアドレスを示すアドレス信号、
該医療機器4の電源を入れるための本体信号を含んで構
成される。そして、この制御信号を送出された医療機器
4は、この制御信号のアドレス信号の示すアドレスが自
己の記憶部に記憶されているアドレスと一致するか否か
を判断し、一致する場合には制御信号の本体信号を解析
して、自己の電源を入れる。
【0035】なおこれまでの説明のように、自己診断サ
ービスを、利用者3A〜3Cに予告通知をしたり予め時
間を決めたりすることなく行ってもよい。ただしこの場
合にはサービスを行う時間に医療機器4が使用されてい
る可能性があるため、予め医療機器4の使用状態を問合
わせる必要がある。このため起動信号の送出に先立っ
て、端末2から医療機器4に対して該医療機器4の使用
状態を問合わせる問合信号を送出する。
【0036】この問合信号は、前記した問合信号の本体
信号を変えて構成されるもので、問合信号を送りたい医
療機器4に固有のアドレスを示すアドレス信号、該医療
機器4の使用状態を問合わせるための本体信号を含む。
そして、問合信号を送出された医療機器4は、この問合
信号のアドレス信号の示すアドレスが自己の記憶部に記
憶されているアドレスと一致するか否かを判断し、一致
する場合には問合信号の本体信号を解析して、自己の使
用状態を検出する。そして、自己のアドレスを示すアド
レス信号と自己の使用状態を示す本体信号からなる応答
信号をセンター1の端末2に送出する。そして、応答信
号を受けたセンター1の端末2は、該応答信号を解析
し、この応答信号のアドレス信号と本体信号とを自己の
記憶部に記憶する。そして医療機器4が使用中であれば
診断サービスを見合わせ、使用中でなければ、上記した
ように、該医療機器4の自己診断プログラムを起動させ
るための起動信号を送出する。
【0037】次に、バージョンアップサービスについて
説明する。バージョンアップサービスとは、医療機器4
の記憶部に記憶された、医療機器4の動作・機能を制御
するためのシステムプログラムを更新するものである。
このため医療機器4の記憶部は、そのシステムプログラ
ム領域を外部から書換可能な記憶媒体、例えばフラッシ
ュメモリで構成されている。
【0038】このバージョンアップサービスの具体的動
作としては、まずセンター1の端末2から利用者3A〜
3Cの医療機器4、4に対し、書換信号を送出する。こ
の書換信号は、書換信号を送りたい医療機器4に固有の
アドレスを示すアドレス信号、医療機器4のシステムプ
ログラムを更新させる旨を示す本体信号及び新しいシス
テムプログラムを含んで構成されている。
【0039】この書換信号を送出された医療機器4は、
この書換信号のアドレス信号の示すアドレスが自己の記
憶部に記憶されているアドレスと一致するか否かを判断
し、一致する場合には書換信号の本体信号を解析して、
自己のシステムバスを閉放して、新しいシステムプログ
ラムを自己の記憶部に書込める状態し、自己のシステム
プログラムを新しいシステムプログラムに書換える。
【0040】次に、バックアップサービスについて説明
する。バックアップサービスとは、医療機器4に固有の
設定データや医療データをセンター1の端末2にバック
アップしておくものである。具体的には、定期的にセン
ター1の端末2から利用者3A〜3Cの所定の医療機器
4に対し、データ要求信号を送出する。このデータ要求
信号は、データ要求信号を送りたい医療機器4に固有の
アドレスを示すアドレス信号、データを要求する旨及び
要求するデータの内容を示す本体信号を含んで構成され
る。
【0041】このデータ要求信号を送出された医療機器
4は、このデータ要求信号のアドレス信号の示すアドレ
スが自己の記憶部に記憶されているアドレスと一致する
か否かを判断し、一致する場合にはデータ要求信号の本
体信号を解析して、自己の記憶部に保有するデータのう
ちの要求されたデータをセンターの端末に送出する。そ
して医療機器4のデータが破壊された場合や再設定が必
要になった場合には、利用者3A〜3Cからの要求に応
じて、このデータをセンター1の端末2から医療機器4
へ供給する。
【0042】なおこれまで説明した診断サービス、バー
ジョンアップサービス及びバックアップサービスは、端
末2から医療機器4にリモートログインした後に端末2
の表示部にてトップメニューとして表示され、選択する
ことができる。
【0043】さてこれまで本発明の一実施形態について
説明したが、本発明はこの他にもその技術的思想の範囲
内において種々異なる形態で実施されてよいものであ
る。まずシステムの全体構成については、図2、3に示
すようなものでよい。図2のシステムは、本システムの
最終形態の概念を示すもので、複数の医療機器4、4を
有する複数の利用者3、3とセンター1とがデジタル回
線8Aを介して個別的に接続されている。これが理想的
な状態であり、センター1から直接個別の利用者3、3
医療機器4、4を管理制御できる。しかし、現時点での
ネットワークの状況を考慮すると、図3のシステムが現
実的である。すなわち、例えば、国別にセンター1を設
けて、各国毎のインターネット等のネットワーク8Cを
利用して、各国毎の利用者3、3の医療機器4、4を管
理制御する形態である。この場合には国別にセンター1
が統合センター1Aとデジタル回線8Dを介して接続さ
れている。
【0044】また医療機器4の通信部13は、図5に示
すものでも良い。この図5に示す通信部13は、図4に
示す通信部13と同一の機能を有する通信部13を医療
機器4の内部に取込んだ構成になっている。ただし図5
の場合には、図4の通信部13の通信CPU18を医療
機器4内のサブCPU4bに置換えた構成とされてい
る。これら図4と図5の形態の選択は、医療機器4の形
態、設置環境等によって決定されるものである。
【0045】上記診断サービス中における予告信号の本
体信号は、診断サービスを行う旨及びその時間を示すも
のでなく、診断サービスを行う旨か診断サービスを行う
時間のいずれか一方のみを示すものであっても、ほぼ同
様の目的を達成することができる。また上記実施形態に
おける各サービス動作中には、サービスの対象となって
いる医療機器4の自己診断プログラムが起動し、該医療
機器4の医療動作が回線によって制御されてしまうた
め、本来の医療行為を行うことができないおそれがあ
る。これを防ぐためには、医療機器4にセキュリティシ
ステムを導入し、回線接続が仮に可能になっても、上記
サービスが実行できないようにしてもよい。
【0046】また自己診断を行うために医療機器4に設
けたアナログポートAP1〜APnは、医療機器4のサ
ブシステム毎でなく、自己診断プログラムの必要な項目
に応じて設置してもよい。
【0047】
【発明の効果】上記したように請求項1記載の本発明
は、センターの端末と利用者の複数の医療機器とを任意
の回線を介して接続し、端末から医療機器に対し自己診
断プログラムを起動させるための起動信号を送出し、医
療機器から端末に対し自己診断プログラムによる診断結
果を示す結果信号を送出することにより、センターでは
利用者の医療機器の診断結果を回線を介して得ることが
できるので、直接利用者を訪問する必要がなくなり、災
害等で交通が混乱している場合や、医療機器が外国等の
遠隔地にある場合であっても迅速に診断サービスを行う
ことができる。
【0048】また自己診断プログラムを介して診断を行
うので正確かつ詳細な診断結果を得ることができ、サー
ビスマンが持参すべき部品が正確に特定でき、一度の訪
問で修理が完結する。さらにこれらのことは、サービス
マンや営業所の省力化に寄与し、人件費等を減らせ、サ
ービスコストの低減化を図ることができる。
【0049】しかも請求項2記載の本発明は、端末から
医療機器に対し該医療機器に記憶させた自己診断プログ
ラムを起動させる旨と起動させる時間とを知らせるため
の予告信号を送出することにより、自己診断プログラム
を起動することを利用者に予め知らせて医療機器の利用
を中止等させることができ、医療機器の利用中に突然自
己診断プログラムが起動して医療行為を妨げるような事
態を避けることができる。したがって医療行為の安全性
を確保できる。
【0050】しかもまた請求項3記載の本発明は、端末
から医療機器に対し該医療機器の電源を入れるための制
御信号を送出することにより、医療機器の電源をセンタ
ーにて入れることができ、診断サービスを円滑に行うこ
とができる。
【0051】さらに請求項4記載の本発明は、端末から
医療機器に対し該医療機器の使用状態を問合わせるため
の問合信号を送出し、医療機器から端末に対し該医療機
器の状態を知らせるための状態信号を送出することによ
り、医療機器の使用状態をセンターにて確認できる。し
たがって、診断サービス等の各種サービスの時期や手段
等を医療機器の使用状態に応じて変更でき、各種サービ
スの円滑化や医療行為の安全性の確保を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるサービスシステム
の概念図である。
【図2】他の実施形態における最終形態としてのサービ
スシステムの概念図である。
【図3】他の実施形態における過渡形態としてのサービ
スシステムの概念図である。
【図4】医療機器の通信部の構成を示す概念図である。
【図5】他の実施形態における医療機器の通信部の構成
を示す概念図である。
【図6】医療機器の自己診断ハードウエアの構成を示す
概念図である。
【図7】医療機器の表示部における診断サービスに関す
る表示例である。
【図8】医療機器の表示部における診断サービスに関す
る表示例である。
【符号の説明】
AP1〜APn アナログポート DP1〜DPn デジタルポート AM1〜AMn マルチプレクサ DM1〜DMn マルチプレクサ 1 センター 2 端末 3、3A〜3C 利用者 4 医療機器 4a メインCPU 4b サブCPU 5、11 サーバ 6、12 LAN 7、14 DSU 8A、8D デジタル回線 8B アナログ回線 8C ネットワーク 9、15 リモートルータ 10、16 モデム 13 通信部 17 通信回線インターフェース 18 通信CPU 19 表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センターの端末と利用者の複数の医療機
    器とを任意の回線を介して接続し、 前記端末から前記医療機器に記憶させた自己診断プログ
    ラムを起動させるための起動信号を送出し、 前記医療機器から前記端末に対し、前記自己診断プログ
    ラムによる診断結果を示す結果信号を送出することを特
    徴とする医療機器のサービスシステム。
  2. 【請求項2】 前記端末から前記医療機器への前記起動
    信号の送出に先立って、前記端末から前記医療機器に対
    し、該医療機器に記憶させた自己診断プログラムを起動
    させる旨と起動させる時間との双方又はいずれか一方を
    知らせるための予告信号を送出することを特徴とする請
    求項1に記載の医療機器のサービスシステム。
  3. 【請求項3】 前記端末から前記医療機器への前記起動
    信号の送出に先立って、前記端末から前記医療機器に対
    し、該医療機器の主電源を入れるための制御信号を送出
    することを特徴とする請求項1又は2に記載の医療機器
    のサービスシステム。
  4. 【請求項4】 前記端末から前記医療機器に対し該医療
    機器の使用状態を問合わせるための問合信号を送出し、
    前記医療機器から前記端末に対し該医療機器の状態を知
    らせるための状態信号を送出することを特徴とする請求
    項1乃至3に記載の医療機器のサービスシステム。
JP8156594A 1996-06-18 1996-06-18 医療機器のサービスシステム Pending JPH103452A (ja)

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