JPH1034585A - ロボットアーム駆動機構 - Google Patents

ロボットアーム駆動機構

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JPH1034585A
JPH1034585A JP18789196A JP18789196A JPH1034585A JP H1034585 A JPH1034585 A JP H1034585A JP 18789196 A JP18789196 A JP 18789196A JP 18789196 A JP18789196 A JP 18789196A JP H1034585 A JPH1034585 A JP H1034585A
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JP
Japan
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pulley
arm
fixed
metal belt
belt
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Application number
JP18789196A
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English (en)
Inventor
Junichi Ikeda
純一 池田
Wataru Nagao
亘 永尾
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はロボットのアームを駆動させる際の
ガス放出量を減少させると共に塵埃を減少させることを
課題とする。 【解決手段】 アーム駆動機構32では、第2スチール
ベルト30の一端の補強板32が止めネジ36により第
3プーリ28の外周に固定される。第2スチールベルト
30の中央部の補強板33は、止めネジ37により第4
プーリ29の外周に固定される。第2スチールベルト3
0の他端の補強板34は、補強板32の取付位置と反対
側で止めネジ38により第3プーリ28の外周に固定さ
れる。第2スチールベルト30は、水平線に対して傾斜
(角度α)するように螺旋状に装架されており、第3プ
ーリ28及び第4プーリ29の外周に斜めに巻付けられ
ている。そして、第2スチールベルト30の両端の補強
板32と34は、重なり合わないように高さ方向(プー
リ幅方向)にずらして固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロボットアーム駆動
機構に係り、特にアーム駆動に伴う発塵を減少させるよ
う構成したロボットアーム駆動機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体の製造工程においては、
真空中で液晶用のガラスあるいは半導体用のウェーハを
搬送するロボットが使用されている。この種のロボット
では、できるだけ塵埃の発生を防止する構成となってい
る。
【0003】そして、半導体製造装置等で使用されるロ
ボットとしては、例えば垂直方向に起立する基台と、基
台より水平方向に延在して回動自在に支持された第1ア
ームと、第1アームの先端で水平方向に回動自在に支持
された第2アームと、第2アームの先端に支持されてワ
ークを保持する手首部とよりなる水平多関節構造のスカ
ラ形ロボットが使用されている。
【0004】この種のロボットには、モータの回転駆動
力がアーム軸に設けられたプーリ間に巻き掛けされたタ
イミングベルトを介してアームに伝達されるロボットア
ーム駆動機構が用いられている。そして、半導体製造装
置等のように真空中で使用されるロボットには、製品の
品質維持のためクリーンであることが要求されており、
具体的には次の通りである。 (1)真空中で放出されるガス量が少ないこと (2)真空中で塵埃を出さないこと (3)狭い搬送室で広い動作範囲を有すること (4)プロセス処理室に挿入される第2アーム先端が薄
いこと
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記半導体
製造装置等で使用されるロボットのように高真空中で作
業するロボットに合成樹脂製(ゴム、プラスチック及び
グラスファイバ等)のタイミングベルトを使用した場
合、タイミングベルトがガスを放出するため、真空度を
得るのに時間がかかり、タイミングベルトから放出され
るガス量が真空ポンプの排気速度より多い場合、真空ポ
ンプを使用しているにもかかわらず、目標真空度に到達
できないといった問題がある。
【0006】なお、この問題は真空ポンプを排気速度の
大きいものと交換することにより解消できるが、その場
合コスト増大を招くことになる。また、タイミングベル
トを用いた構成では、ベルトの張力及び運転時の負荷に
よりタイミングベルトが伸びるため、伝達角度に誤差が
生じるといった問題もある。
【0007】そこで、本発明は上記問題を解決したロボ
ットアーム駆動機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
の発明は、ロボットのアームを所定角度に駆動するロボ
ットアーム駆動機構において、平行に配されたアーム軸
の夫々にプーリを設け、前記プーリ間に金属ベルトを巻
き掛けすると共に、前記金属ベルトの一部分を前記プー
リに固定したことを特徴とするものである。
【0009】従って、請求項1によれば、金属ベルトを
用いて放出ガスを減少させることができ、短時間で高真
空が得られる。また、金属ベルト駆動とすることにより
プーリとの間で滑りが少ないので、発塵を減少させるこ
とができる。また、請求項2の発明は、前記請求項1記
載のロボットアーム駆動機構であって、前記金属ベルト
は、中央部分が一方のプーリに固定され、両端部分が他
方のプーリに固定されたことを特徴とするものである。
【0010】従って、請求項2によれば、金属ベルトの
中央部分が一方のプーリに固定され、両端部分が他方の
プーリに固定されることにより上記請求項1と同様な効
果が得られる。また、請求項3の発明は、前記請求項1
記載のロボットアーム駆動機構であって、前記プーリ間
の一側に第1の金属ベルトを巻き掛けし、前記プーリ間
の他側に第2の金属ベルトを巻き掛けしてなり、前記第
1の金属ベルトの一端を一方のプーリに固定し前記第1
の金属ベルトの他端を他方のプーリに固定すると共に、
第2の金属ベルトの一端を他方のプーリに固定し、第2
の金属ベルトの他端を一方のプーリに固定したことを特
徴とするものである。
【0011】従って、請求項3によれば、短い2本の金
属ベルトを連結することにより上記請求項1と同様な効
果が得られる。また、請求項4の発明は、前記請求項1
記載のロボットアーム駆動機構であって、前記プーリの
直径比を1:2とし、直径の小さい小径プーリに巻き掛
けされた金属ベルトは両端部分をプーリ幅方向にずらし
て固定したことを特徴とするものである。
【0012】従って、請求項4によれば、上記請求項1
と同様な効果が得られると共に、直径が小さい小径プー
リに金属ベルトの両端が重ならないように取り付けるこ
とができる。また、請求項5の発明は、前記請求項4記
載のロボットアーム駆動機構であって、直径の大きい大
径プーリの高さを他端の高さより低くしたことを特徴と
するものである。
【0013】従って、請求項5によれば、上記請求項4
と同様な効果が得られると共に、アームの薄型化にも対
応できる。また、請求項6の発明は、前記請求項1記載
のロボットアーム駆動機構であって、前記金属ベルト
は、両端部分が前記プーリの外周に180°以上巻き掛
けされ、プーリ幅方向にずらして固定されたことを特徴
とするものである。
【0014】従って、請求項6によれば、上記請求項1
と同様な効果が得られると共に、アームの回動角度を確
保することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の一実施
例を説明する。図1は本発明になるロボットアーム駆動
機構の一実施例が適用された搬送用ロボットの側面図、
図2は搬送用ロボットの平面図である。
【0016】搬送用ロボット1は、例えば真空中で半導
体用ウェハーを搬送するための水平多関節構造のロボッ
トである。この搬送用ロボット1は、駆動モータ及び減
速機(共に図示せず)を内蔵したベース2と、ベース2
の上方に設けられたフランジ3と、フランジ3の上方で
水平方向に回動自在に支持された第1アーム4と、第1
アーム4の先端で水平方向に回動自在に支持された第2
アーム5と、第2アーム5の先端に支持された手首部6
とから構成されている。
【0017】また、搬送用ロボット1のフランジ3は、
真空室の床面に設置されている。そして、フランジ3の
下面には、シール用のOリング(図示せず)が設けら
れ、フランジ3の上部の真空とフランジ3の下部の大気
圧との差圧による漏れが防止されている。
【0018】この種の搬送用ロボット1の場合、円筒座
標系(R−θ)で制御されており、θ駆動軸、及びR駆
動軸はフランジ3内に設けられた2軸の磁性流体シール
(図示せず)を介して真空中に導入され、真空中の第1
アーム4、第2アーム5、手首部6を駆動する。
【0019】ここで、θ軸モータ(図示せず)の出力軸
の回転は、θ軸減速機(図示せず)により、1/100
〜1/200に減速され、θ回転軸(第1アーム軸)7
に結合される。また、R軸モータ及びR軸減速機(共に
図示せず)は、上記θ回転軸7上に設けられ、R軸モー
タ(図示せず)の出力軸の回転は、R軸減速機(図示せ
ず)により、1/100〜1/200に減速され、R駆
動軸に結合される。そして、R駆動軸の回転角度は、θ
回転角度+R回転角度として伝達される。
【0020】第1アーム4はフランジ3上でθ回転軸7
を中心に回転するようにベアリング(図示せず)により
回転自在に支持され、第2アーム5は第1アーム4の先
端の関節軸(第2アーム軸)8を中心に回動するように
ベアリング(図示せず)により回転自在に支持されてい
る。また、手首部6は、第2アーム5の先端の手首回転
軸(第3アーム軸)9を中心に回動するようにベアリン
グ(図示せず)により回転自在に支持されている。
【0021】ワーク10は手首部6に自重により載置さ
れており、手首部6との摩擦力により搬送される。尚、
θ回転軸7と関節軸8との軸間距離、関節軸8と手首回
転軸9との軸間距離、及び手首回転軸9とワーク中心軸
11との軸間距離は、夫々同一距離Lに設定されてい
る。
【0022】図3は上記搬送用ロボット1が設置された
クラスタ構成の半導体製造装置12の構成を示す平面図
である。半導体製造装置12は、搬送室13を中心にし
てワーク10としてのウェハーの搬入あるいは搬出を行
うロードロック室14、及びウェハーにプロセス処理を
行うプロセス処理室15〜17を放射状に配置してな
る。
【0023】尚、本実施例では、ロードロック室14及
びプロセス処理室15〜17が4方向に配置された構成
としたが、これに限らず、例えば6方向に配置する構成
としても良い。また、ロードロック室14及びプロセス
処理室15〜17のレイアウトは、必ずしも等間隔とは
限らず、各処理装置の都合に合わせて配置される。
【0024】搬送室13、ロードロック室14及びプロ
セス処理室15〜17は、夫々独立した真空ポンプ(図
示せず)により排気されて必要に応じて10-2〜10-8
torr程度の真空とされている。また、搬送室13の
直径DT 及びロードロック室14、各プロセス処理室1
5〜17の直径DP を小さくすることにより装置全体の
設置面積を削減でき、また真空排気時間の短縮、排気設
備の小型化、及び運転動力の削減を図ることができる。
【0025】搬送用ロボット1は搬送室13の中心に設
置され、搬送室13と各室14〜17との間の夫々にゲ
ート弁18〜22が配設されている。そのため、搬送用
ロボット1は、ゲート弁18〜22の開口部18a〜2
2aを通過してワーク(ウェハー)10を各室14〜1
7に搬入、搬出する。
【0026】ゲート弁18〜22は、図4に示すように
横幅寸法が広く、縦寸法が狭い長方形状の開口部18a
〜22aを有し、制御装置(図示せず)からの制御信号
により板状の弁体18b〜22bが昇降動作して開口部
18a〜22aを開閉するように構成されている。ロー
ドロック室14のゲート弁18,19は、周囲の大気が
直接搬送室13に流入することを防止するため、ワーク
(ウェハー)10の搬入、搬出に応じて何れか一方が開
閉された後、一定時間後に他方を開閉させるように開閉
動作タイミングをずらしている。
【0027】ここで、搬送用ロボット1がロードロック
室14からプロセス処理室15にワーク(ウェハー)1
0を搬送する場合を一例として、搬送用ロボット1の搬
送動作を図5乃至図7を参照して説明する。θ座標の原
点方向(θ=0°)は、ロードロック室14の中心の方
向、R座標での位置はワーク10の中心11を仮想して
θ回転軸7をR=0とし、ロードロック室14の中心の
座標を(R,θ)=(3L,0)とし、プロセス処理室
15の中心の座標を(3L,90)とする。
【0028】搬送用ロボット1の動作を項目別に分類す
ると、次のようになる。 R=0に移動する(R軸のみ動作、θは不定)。 (0,0)に移動する(θ軸のみ動作)。 (3L,0)に移動する(R軸のみ動作)。
【0029】 ワーク(ウェハー)10を受け取る。 (0,0)に移動する(R軸のみ動作)。 (0,90)に移動する(θ軸のみ動作)。 (3L,90)に移動する(R軸のみ動作)。
【0030】 ワーク(ウェハー)10を渡す。 (0,90)に移動する(R軸のみ動作)。 以上のように搬送用ロボット1の動作の特徴としては、
R軸とθ軸が同時に動作することがない点と、θ軸動作
時はR軸が後退端(R=0)に位置している点がある。
【0031】また、θ軸動作時にワーク10の中心11
がθ軸回転中心にあるため、ワーク10のθ回転の慣性
力が最小になる。このことは、手首部6に真空中でワー
ク10を吸引する吸引手段がない搬送用ロボット1で
は、手首部6とワーク10との摩擦力でワーク10の脱
落を防止する構成であるため、ワーク10のθ回転の慣
性力が最小であることは重要である。
【0032】図5は座標系の動作説明図、図6は座標系
の一の動作状態を示す図である。円筒座標系(R−θ)
の原点Oは、θ回転軸7上にある。手首回転軸9の位置
がR−θ座標で定義される。θ角度は手首回転軸9の方
向、R座標は手首回転軸9の半径方向の移動距離である
が、第1アーム4の回動角度を表している。
【0033】手首部6は、常にθ=0°の方向を向くよ
うに回動角度が調整されている。尚、手首部6に載置さ
れたワーク10の中心11は、図5中矢印の先端で示し
た位置となる。また、そのときの原点Oからの半径位置
を一点鎖線で示してある。従って、手首部6に載置され
たワーク10は、図5中手首部6の矢印が示すようにゲ
ート弁18〜22の開口部18a〜22aに直進して搬
入又は搬出される。
【0034】R座標軸での後退端は、搬送室13の直径
T に制限されており、第1アーム4のR回転角度が−
30°のとき第1アーム4、第2アーム5及び首部6が
正三角形を形成する。そのとき、ワーク10の中心11
は、原点O(θ回転軸7)上にある。
【0035】また、第1アーム4の回動角が90°のと
きで第1アーム4、第2アーム5及び首部6がθ=0°
方向に一直線になり、R座標軸の前進端であるワーク1
0の中心11は原点O(θ回転軸7)から3Lの位置に
なる。図7は各アームを駆動するアーム駆動機構の平面
図である。
【0036】第1アーム4の内部に設けられた第1アー
ム駆動機構23は、駆動側の第1プーリ24と、従動側
の第2プーリ25と、平行に配された第1プーリ24と
第2プーリ25との間に装架されるように巻き掛けされ
た第1スチールベルト(金属ベルト)26とからなる。
なお、第1スチールベルト26は、高い機械的強度及び
耐蝕性を有するステンレス製(SUS304)よりな
る。
【0037】第1プーリ24は、フランジ3内の磁性流
体シール(図示せず)を介してθ回転軸7に結合され、
中心はθ回転軸7に一致しており、直径がDである。第
2プーリ25は、直径がD/2と第1プーリ24の1/
2であり、関節軸8を中心に第2アーム5に結合され
る。第1スチールベルト26は、第1プーリ24と第1
アーム4との相対角度(R軸回転角度=(R+θ)−
θ)を2倍にして第2プーリ25に伝達する。
【0038】第1アーム駆動機構23をこのように構成
することにより第1アーム4と第2アーム5との相対角
度は、R軸回転角度の2倍になり、第2アーム5の先端
の手首部6はR座標軸上を直線的に移動することができ
る。また、第2アーム5の内部に設けられた第2アーム
駆動機構27は、駆動側の第3プーリ28と、従動側の
第4プーリ29と、平行に配された第3プーリ28と第
4プーリ29との間に装架されるように巻き掛けされた
第2スチールベルト(金属ベルト)30とからなる。な
お、第2スチールベルト30は、高い機械的強度及び耐
蝕性を有するステンレス製(SUS304)よりなる。
【0039】第3プーリ28は直径がdで第1アーム4
の先端に固定され、関節軸8上に設けられている。第4
プーリ29は直径が2dと第3プーリ28の2倍あり、
手首軸9を中心に回転する。従って、第3プーリ28と
第4プーリ29との減速比が1:2に設定されている。
すなわち、第2スチールベルト30は、第2アーム5と
第3プーリ28との相対角度(R軸回転角度の2倍)を
1/2にして第4プーリ29に伝達する。
【0040】第2アーム駆動機構27をこのように構成
することにより手首部6の移動方向は常にθ方向と一致
する。つまり、手首軸9からの距離Lで手首部6の回転
方向の位置は常にR座標軸上にあるので、ワーク10の
中心11がこの点上にあれば搬送用ロボット1はワーク
10を動作範囲内の位置にR−θ座標にしたがって搬送
できる。
【0041】次に、第2アーム駆動機構27の構成につ
いて図8乃至図10を参照して説明する。尚、図8は第
2アーム駆動機構27の平面図、図9は第2アーム駆動
機構27の側面図、図10は取付前の第2スチールベル
ト30を示す図である。第2スチールベルト30の両端
及び中央には、ネジ止め用に補強板32〜34がスポッ
ト溶接、もしくはレーザ溶接35(図10中、×印で示
す)により固定されている。
【0042】図8,図9に示すように、第2スチールベ
ルト30の一端の補強板32は、止めネジ36により第
3プーリ28の外周に固定される。また、第2スチール
ベルト30の中央部に取り付けられた補強板33は、止
めネジ37により第4プーリ29の外周に固定される。
さらに、第2スチールベルト30の他端の補強板34
は、補強板32の取付位置と反対側で止めネジ38によ
り第3プーリ28の外周に固定される。
【0043】第2スチールベルト30は、水平線に対し
て傾斜(角度α)するように螺旋状に装架されており、
第3プーリ28及び第4プーリ29の外周に斜めに巻付
けられている。そして、第2スチールベルト30の両端
の補強板32と34は、重なり合わないように高さ方向
(プーリ幅方向)にずらして固定されている。
【0044】また、第2スチールベルト30の両端は、
夫々第3プーリ28の外周に対して180°の範囲に巻
き掛けされており、互いに反対側で補強板32,34が
第3プーリ28に固定されている。このように第2スチ
ールベルト30が一対の第3プーリ28及び第4プーリ
29の外周に斜めに巻付けられているため、第2スチー
ルベルト30の両端の補強板32,34が180°間隔
で第3プーリ28の外周に固定することができ、第3プ
ーリ28が時計方向に回動するとき、止めネジ36が第
3プーリ28から離間しようとする位置、もしくは止め
ネジ38が第2スチールベルト30に当接する位置まで
120°以上回動することができる。また、第3プーリ
28が反時計方向に回動するときも上記と同様に120
°以上回動することができる。そのため、第3プーリ2
8は240°以上の回動角度範囲を有することになる。
尚、巻き掛け角度は、180°以上としても第3プーリ
28の回動角度範囲を240°以上とすることができ
る。
【0045】このようにして第2アーム駆動機構27で
は、第2スチールベルト30を巻き掛けした構成である
にも拘わらず、第3プーリ28の回動角度を240°以
上となるように設定することができる。また、第4プー
リ29では、第2スチールベルト30の中央部分が1回
巻きであるため、第3プーリ28よりも高さ寸法を小さ
くして上端を低くすることができる。そのため、高さ制
限のあるアーム先端側においても第4プーリ29を支障
なく駆動することができ、第2アーム5の先端部分の薄
型化にも対応することができる。前述したように、ワー
ク10を搬入、搬出する際にゲート弁18〜22の開口
部18a〜22aを通過させるとき第2アーム5の先端
部分が薄くなっているので、高さ方向の幅が狭い開口部
18a〜22aでも手首部6に載置されたワーク10を
容易に通過することができる。
【0046】また、基端側の第3プーリ28の高さが先
端側の第4プーリ29よりも高くなっているため、第2
アーム5の強度確保の点から有利な構成となっている。
さらに、第4プーリ29に巻き掛けされる第2スチール
ベルト30は、プーリ幅を幅広にして強度を高めること
が可能になる。
【0047】上記のような構成とされた第2アーム駆動
機構27においては、ガス放出量の多い合成樹脂性のタ
イミングベルトに代えてステンレス製の第2スチールベ
ルト30が使用されているため、ガス放出量が減少し、
且つ塵埃発生量も減少している。そのため、真空ポンプ
(図示せず)による排気速度を大きくせずとも各プロセ
ス処理室15〜17の真空度を高めることができる。
【0048】また、タイミングベルトのようにベルト張
力及び運転時の負荷によりタイミングベルトが伸びて手
首部6の角度誤差が生じることもないため、ゲート弁1
8〜22の開口部18a〜22aが開いている間にワー
ク10の搬入、搬出動作を正確に行うことができる。
【0049】図11は第2アーム駆動機構の変形例の平
面図、図12は第2アーム駆動機構の変形例の側面図、
図13は取付前のスチールベルトを示す図である。第2
アーム駆動機構41においては、第3プーリ28の一側
と第4プーリ29の一側との間にはステンレス製のスチ
ールベルト(第1金属ベルト)42が巻き掛けされ、第
3プーリ28の他側と第4プーリ29の他側との間には
ステンレス製のスチールベルト(第2金属ベルト)43
が巻き掛けされている。すなわち、スチールベルト4
2,43は、前述した第2スチールベルト30の全長の
約半分の長さになっており、ベルト幅が幅広に形成され
ている。
【0050】スチールベルト42,43の両端には、ネ
ジ止め用に補強板44,45がスポット溶接、もしくは
レーザ溶接46(図13中、×印で示す)により固定さ
れている。図11,図12に示すように、スチールベル
ト42の一端の補強板44は、止めネジ36により第3
プーリ28の外周に固定される。また、スチールベルト
42,43の他端に取り付けられた補強板45は、同一
の止めネジ37により第4プーリ29の外周に固定され
る。さらに、スチールベルト43の一端の補強板44
は、止めネジ38により第3プーリ28の反対側の外周
に固定される。
【0051】スチールベルト42,43は、水平線に対
して傾斜(角度α)するように螺旋状に装架されてお
り、第3プーリ28及び第4プーリ29の外周に斜めに
巻付けられている。そして、スチールベルト42,43
の一端の補強板44は、互いに重なり合わないように高
さ方向(プーリ幅方向)にずらして固定されている。
【0052】また、スチールベルト42,43の一端
は、夫々第3プーリ28の外周に対して180°の範囲
に巻き掛けされており、互いに反対側で補強板44が第
3プーリ28に固定されている。尚、スチールベルト4
2,43の巻き掛け角度は、180°以上としても良
い。
【0053】このように2本のスチールベルト42,4
3が一対の第3プーリ28及び第4プーリ29の外周に
斜めに巻付けられているため、第2スチールベルト30
の両端の補強板32,34が180°間隔で第3プーリ
28の外周に固定することができ、第3プーリ28が時
計方向に回動するとき、止めネジ36が第3プーリ28
から離間しようとする位置、もしくは止めネジ38が第
2スチールベルト30に当接する位置まで120°以上
回動することができる。
【0054】また、第3プーリ28が反時計方向に回動
するときも上記と同様に120°以上回動することがで
きる。そのため、第3プーリ28は240°以上の回動
角度範囲を有することになる。このようにして第2アー
ム駆動機構27では、2本のスチールベルト42,43
が直列に巻き掛けした構成であるにも拘わらず、第3プ
ーリ28の回動角度を240°以上となるように設定す
ることができる。
【0055】尚、上記実施例では、ステンレス製のスチ
ールベルトを用いたが、これに限らず、例えば炭素工具
鋼(SK5)、銅、アルミニウム、ニッケル等の他の金
属製ベルトをプーリに巻き掛けして固定するようにして
良い。また、上記実施例では、半導体製造装置で使用さ
れる搬送用ロボットを一例として挙げたが、これに限ら
ず、他の装置で使用されるロボットにも適用できるのは
勿論である。
【0056】
【発明の効果】上述の如く、請求項1によれば、プーリ
間に金属ベルトを巻き掛けすると共に、金属ベルトの一
部分をプーリに固定したため、金属ベルトを用いて放出
ガスを減少させることができ、短時間で高真空が得られ
る。また、金属ベルト駆動とすることによりプーリとの
間で滑りが少ないので、発塵を減少させることができ
る。しかも、金属ベルトの場合、ベーキング温度(15
0〜200°C)に耐えることができ、長時間連続運転
することも可能になる。また、金属ベルトに高いベルト
張力が作用しても伸び量(経時変化)が小さいため、ア
ームの角度伝達誤差を防止できる。
【0057】また、請求項2によれば、金属ベルトの中
央部分が一方のプーリに固定され、両端部分が他方のプ
ーリに固定されることにより上記請求項1と同様な効果
が得られる。また、請求項3によれば、第1の金属ベル
トの一端を一方のプーリに固定し第1の金属ベルトの他
端を他方のプーリに固定すると共に、第2の金属ベルト
の一端を他方のプーリに固定し、第2の金属ベルトの他
端を一方のプーリに固定したため、短い2本の金属ベル
トを連結することにより幅広の金属ベルトを使用して強
度を高めることができると共に、上記請求項1と同様な
効果が得られる。
【0058】また、請求項4によれば、プーリの直径比
を1:2とし、直径の小さい小径プーリに巻き掛けされ
た金属ベルトは両端部分をプーリ幅方向にずらして固定
したため、上記請求項1と同様な効果が得られると共
に、直径が小さい方のプーリに金属ベルトの両端が重な
らないように取り付けることができ、プーリの回動角度
が金属ベルトに制限されて狭くなることを防止でき、ア
ーム先端部分が直線的に移動できるようにプーリの回動
角度を十分に設けることができる。
【0059】また、請求項5によれば、直径の大きい大
径プーリの高さを他端の高さより低くしたため、上記請
求項3と同様な効果が得られると共に、アーム先端部分
の薄型化にも対応でき、例えば高さ寸法の小さいゲート
弁の開口部でも容易に通過させることができる。
【0060】また、請求項6によれば、金属ベルトは、
両端部分がプーリの外周に180°以上巻き掛けされ、
プーリ幅方向にずらして固定されたため、上記請求項1
と同様な効果が得られると共に、アームの回動角度を確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるロボットアーム駆動機構の一実施
例が適用されたロボットの側面図である。
【図2】搬送用ロボットの平面図である。
【図3】搬送用ロボットが設置されたクラスタ構成の半
導体製造装置の構成を示す平面図である。
【図4】ゲート弁の開口部の形状を示す正面図である。
【図5】アーム動作を矢印で説明する平面図である。
【図6】第1アーム、第2アーム、手首部の構成を矢印
で示す図である。
【図7】第1アーム及び第2アームに内蔵された各アー
ム駆動機構の構成を示す平面図である。
【図8】第2アームに内蔵されたアーム駆動機構の構成
を示す平面図である。
【図9】第2アームに内蔵されたアーム駆動機構の構成
を示す側面図である。
【図10】スチールベルトの構成を示す図である。
【図11】第2アームに内蔵されたアーム駆動機構の変
形例を示す平面図である。
【図12】第2アームに内蔵されたアーム駆動機構の変
形例を示す側面図である。
【図13】スチールベルトの変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 搬送用ロボット 4 第1アーム 5 第2アーム 6 手首部 7 θ回転軸 8 関節軸 9 手首回転軸 10 ワーク 11 ワーク中心軸 12 半導体製造装置 13 搬送室 14 ロードロック室 15〜17 プロセス処理室 18〜22 ゲート弁 23 第1アーム駆動機構 27,41 第2アーム駆動機構 28 第3プーリ 29 第4プーリ 30 第2スチールベルト 32〜34,44,45 補強板 42,43 スチールベルト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットのアームを所定角度に駆動する
    ロボットアーム駆動機構において、 平行に配されたアーム軸の夫々にプーリを設け、 前記プーリ間に金属ベルトを巻き掛けすると共に、前記
    金属ベルトの一部分を前記プーリに固定したことを特徴
    とするロボットアーム駆動機構。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載のロボットアーム駆動
    機構であって、 前記金属ベルトは、中央部分が一方のプーリに固定さ
    れ、両端部分が他方のプーリに固定されたことを特徴と
    するロボットアーム駆動機構。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載のロボットアーム駆動
    機構であって、 前記プーリ間の一側に第1の金属ベルトを巻き掛けし、
    前記プーリ間の他側に第2の金属ベルトを巻き掛けして
    なり、 前記第1の金属ベルトの一端を一方のプーリに固定し前
    記第1の金属ベルトの他端を他方のプーリに固定すると
    共に、第2の金属ベルトの一端を他方のプーリに固定
    し、第2の金属ベルトの他端を一方のプーリに固定した
    ことを特徴とするロボットアーム駆動機構。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載のロボットアーム駆動
    機構であって、 前記プーリの直径比を1:2とし、直径の小さい小径プ
    ーリに巻き掛けされた金属ベルトは両端部分をプーリ幅
    方向にずらして固定したことを特徴とするロボットアー
    ム駆動機構。
  5. 【請求項5】 前記請求項4記載のロボットアーム駆動
    機構であって、 直径の大きい大径プーリの高さを他端の高さより低くし
    たことを特徴とするロボットアーム駆動機構。
  6. 【請求項6】 前記請求項1記載のロボットアーム駆動
    機構であって、 前記金属ベルトは、両端部分が前記プーリの外周に18
    0°以上巻き掛けされ、プーリ幅方向にずらして固定さ
    れたことを特徴とするロボットアーム駆動機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007061946A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Toshiba Corp ロボットおよびマニピュレータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007061946A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Toshiba Corp ロボットおよびマニピュレータ
US8118805B2 (en) 2005-08-30 2012-02-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Robot and manipulator

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