JPH1034863A - 化粧板用シート状樹脂材料及びそれを用いて作製した化粧板 - Google Patents
化粧板用シート状樹脂材料及びそれを用いて作製した化粧板Info
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- JPH1034863A JPH1034863A JP19428196A JP19428196A JPH1034863A JP H1034863 A JPH1034863 A JP H1034863A JP 19428196 A JP19428196 A JP 19428196A JP 19428196 A JP19428196 A JP 19428196A JP H1034863 A JPH1034863 A JP H1034863A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 成形により外観不良等のない装飾された化粧
板を得ることができ、保護フィルムを剥がす等の工程も
削減できるシート状樹脂材料を提供する。 【解決手段】 剥離性の保護フィルム5上に、未硬化状
態の熱硬化性樹脂の層6、該樹脂の硬化と同時に完全に
一体化する印刷等による装飾処理が施された化粧フィル
ム1を順次積層してシート状樹脂材料7を作製する。前
記熱硬化性樹脂にはガラス繊維を含有したシートモール
ディングコンパウンドを使用する。このシート状樹脂材
料7を所定の形状に成形し、加熱して熱硬化性樹脂を硬
化させることで装飾の施された化粧板が得られる。
板を得ることができ、保護フィルムを剥がす等の工程も
削減できるシート状樹脂材料を提供する。 【解決手段】 剥離性の保護フィルム5上に、未硬化状
態の熱硬化性樹脂の層6、該樹脂の硬化と同時に完全に
一体化する印刷等による装飾処理が施された化粧フィル
ム1を順次積層してシート状樹脂材料7を作製する。前
記熱硬化性樹脂にはガラス繊維を含有したシートモール
ディングコンパウンドを使用する。このシート状樹脂材
料7を所定の形状に成形し、加熱して熱硬化性樹脂を硬
化させることで装飾の施された化粧板が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、FRP製品のホッ
トプレス前の中間材料であるシートモールディングコン
パウンド(Sheet Molding Compound:ホットプレス成形
によってFRP製品をつくる際にプレスへ即時チャージ
できるように調整された材料であって、ガラス繊維と不
飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂、添加剤などを
混合してシート状にした成形材料である。以下SMCと
略称する。)の技術分野に係り、詳しくはSMC成形同
時加飾用に用いる化粧板用シート状樹脂材料及びそれを
用いて作製した化粧板に関するものである。
トプレス前の中間材料であるシートモールディングコン
パウンド(Sheet Molding Compound:ホットプレス成形
によってFRP製品をつくる際にプレスへ即時チャージ
できるように調整された材料であって、ガラス繊維と不
飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂、添加剤などを
混合してシート状にした成形材料である。以下SMCと
略称する。)の技術分野に係り、詳しくはSMC成形同
時加飾用に用いる化粧板用シート状樹脂材料及びそれを
用いて作製した化粧板に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、SMCのみで成
形されたパネルは意匠性が劣ることから、成形時に化粧
フィルムを重ね合わせて一体化させる方法(実公平3−
6455号公報、特開平7−60911号公報等参照)
が採られてきた。しかしながら、この方法ではSMCと
化粧フィルムの間に空気が残留して気泡が生じたり、化
粧フィルムがずれてシワになるという問題点があった。
そこで、通気性のある化粧フィルムや孔の開いた化粧フ
ィルムを使用してエアー抜き対策を施すようにした方法
(特開平7−314597号公報参照)も採られている
が、この方法では成形時にSMC材料が表面に滲み出
し、表面に孔の跡が残って外観不良等が発生するという
問題点があった。
形されたパネルは意匠性が劣ることから、成形時に化粧
フィルムを重ね合わせて一体化させる方法(実公平3−
6455号公報、特開平7−60911号公報等参照)
が採られてきた。しかしながら、この方法ではSMCと
化粧フィルムの間に空気が残留して気泡が生じたり、化
粧フィルムがずれてシワになるという問題点があった。
そこで、通気性のある化粧フィルムや孔の開いた化粧フ
ィルムを使用してエアー抜き対策を施すようにした方法
(特開平7−314597号公報参照)も採られている
が、この方法では成形時にSMC材料が表面に滲み出
し、表面に孔の跡が残って外観不良等が発生するという
問題点があった。
【0003】そこで、絵柄を含む転写層を予め表面に形
成したセパレーターフィルムを2枚用意し(転写層は内
側)、両フィルム間にSMCを挿入して挟んだ状態でS
MCを硬化さて転写層を一体化させ、しかる後にセパレ
ーターフィルムのみを剥離除去するという方法(特公昭
60−8928号公報参照)が提案されているが、この
方法ではSMC組成物中の単量体、触媒等の低分子量成
分と数μm単位の薄膜の絵柄転写層とが直接接触するた
め、絵柄が溶解、膨潤して流動したり、成形時のガラス
繊維の流動によって絵柄が傷付くという欠点がある。特
に、転写層であるがために絵柄とフィルム間の接着力は
低く(即ち、剥がれやすく)設定せざるを得ないのでこ
の現象は著しい。また、いずれの方法においても、成形
前にSMCの両面を保護(モノマー飛散防止用)してい
るセパレーターフィルムを剥がす手間がかかるといった
問題点がある。
成したセパレーターフィルムを2枚用意し(転写層は内
側)、両フィルム間にSMCを挿入して挟んだ状態でS
MCを硬化さて転写層を一体化させ、しかる後にセパレ
ーターフィルムのみを剥離除去するという方法(特公昭
60−8928号公報参照)が提案されているが、この
方法ではSMC組成物中の単量体、触媒等の低分子量成
分と数μm単位の薄膜の絵柄転写層とが直接接触するた
め、絵柄が溶解、膨潤して流動したり、成形時のガラス
繊維の流動によって絵柄が傷付くという欠点がある。特
に、転写層であるがために絵柄とフィルム間の接着力は
低く(即ち、剥がれやすく)設定せざるを得ないのでこ
の現象は著しい。また、いずれの方法においても、成形
前にSMCの両面を保護(モノマー飛散防止用)してい
るセパレーターフィルムを剥がす手間がかかるといった
問題点がある。
【0004】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、外観不良
等のない装飾された化粧板が得られ、保護フィルムを剥
がす等の工程も削減できる化粧板用シート状樹脂材料を
提供し、さらにそれを用いて作製した化粧板を提供する
ことにある。
されたものであり、その目的とするところは、外観不良
等のない装飾された化粧板が得られ、保護フィルムを剥
がす等の工程も削減できる化粧板用シート状樹脂材料を
提供し、さらにそれを用いて作製した化粧板を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明の化粧板用シート状樹脂材料は、剥離性
の保護フィルム上に、未硬化状態の熱硬化性樹脂の層、
該樹脂の硬化と同時に完全に一体化する印刷等による装
飾処理が施された化粧フィルムが順次積層されてなり、
前記熱硬化性樹脂が、ガラス繊維を含有したSMCであ
ることを特徴とする。
ために、本発明の化粧板用シート状樹脂材料は、剥離性
の保護フィルム上に、未硬化状態の熱硬化性樹脂の層、
該樹脂の硬化と同時に完全に一体化する印刷等による装
飾処理が施された化粧フィルムが順次積層されてなり、
前記熱硬化性樹脂が、ガラス繊維を含有したSMCであ
ることを特徴とする。
【0006】そして、本発明の化粧板は、上記の化粧板
用シート状樹脂材料を所定の形状に成形し、加熱して前
記熱硬化性樹脂を硬化することで作製される。
用シート状樹脂材料を所定の形状に成形し、加熱して前
記熱硬化性樹脂を硬化することで作製される。
【0007】上記のように、本発明では、樹脂材料の成
形前(SMC製造時、又は前工程にて)に予めSMCの
片面又は両面に装飾加工された化粧フィルムを貼り合わ
せておくことにより、成形時のエアー残留不良、化粧フ
ィルムの位置ずれ、化粧フィルムのシワ等の成形不良を
防止するようにしたものである。
形前(SMC製造時、又は前工程にて)に予めSMCの
片面又は両面に装飾加工された化粧フィルムを貼り合わ
せておくことにより、成形時のエアー残留不良、化粧フ
ィルムの位置ずれ、化粧フィルムのシワ等の成形不良を
防止するようにしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】剥離性の保護フィルムは、SMC
のスチレン単量体等の揮発成分の飛散を防止するのに用
いられ、またSMC製造時の工程紙(支持体)としても
用いられる。SMCの両面に化粧フィルムを積層する場
合は、この保護フィルムを省略することもできる。この
保護フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン
等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)、ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリ
エステル、ビニロン等のプラスチックフィルムが一般的
であるが、パラフィン紙、樹脂含浸紙等の特殊紙、アル
ミ箔等でも前記の条件を満たせば何でも使用することが
できる。また保護フィルムには必要に応じて表面にシリ
コーン樹脂、メラミン樹脂等の離型層を設ける。そし
て、SMCの成形時のシワ、成形品の反りを防止するた
めには、保護フィルムと化粧フィルムの基材フィルムと
は熱膨張率の近似するもの(より好ましくは同じもの)
を使用することが好ましい。
のスチレン単量体等の揮発成分の飛散を防止するのに用
いられ、またSMC製造時の工程紙(支持体)としても
用いられる。SMCの両面に化粧フィルムを積層する場
合は、この保護フィルムを省略することもできる。この
保護フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン
等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)、ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性ポリ
エステル、ビニロン等のプラスチックフィルムが一般的
であるが、パラフィン紙、樹脂含浸紙等の特殊紙、アル
ミ箔等でも前記の条件を満たせば何でも使用することが
できる。また保護フィルムには必要に応じて表面にシリ
コーン樹脂、メラミン樹脂等の離型層を設ける。そし
て、SMCの成形時のシワ、成形品の反りを防止するた
めには、保護フィルムと化粧フィルムの基材フィルムと
は熱膨張率の近似するもの(より好ましくは同じもの)
を使用することが好ましい。
【0009】熱硬化性樹脂として本発明ではSMC成形
用材料を使用する。具体的には、ガラス繊維、触媒、充
填剤、離型剤等を混練した不飽和ポリエステル樹脂、又
はビニールエステル樹脂が使用できる。その他、ジアリ
ルフタレート、アクリル、メラミン、エポキシ等の熱硬
化性樹脂も場合により使用が可能である。ガラス繊維は
通常10〜70重量%含有したものを使用する。充填剤
としては炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミ
ニウム等の粉末を用いる。離型剤としてはステアリン酸
亜鉛等を用いる。その他、必要に応じてスチレン単量体
等の反応性希釈剤、イソシアネート、アミン等の架橋
剤、過酸化ベンゾイル、メチルエチルケトンパーオキサ
イド、tブチルパーベンゾエイト、有機スルホン酸塩等
硬化触媒等を添加する。
用材料を使用する。具体的には、ガラス繊維、触媒、充
填剤、離型剤等を混練した不飽和ポリエステル樹脂、又
はビニールエステル樹脂が使用できる。その他、ジアリ
ルフタレート、アクリル、メラミン、エポキシ等の熱硬
化性樹脂も場合により使用が可能である。ガラス繊維は
通常10〜70重量%含有したものを使用する。充填剤
としては炭酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミ
ニウム等の粉末を用いる。離型剤としてはステアリン酸
亜鉛等を用いる。その他、必要に応じてスチレン単量体
等の反応性希釈剤、イソシアネート、アミン等の架橋
剤、過酸化ベンゾイル、メチルエチルケトンパーオキサ
イド、tブチルパーベンゾエイト、有機スルホン酸塩等
硬化触媒等を添加する。
【0010】化粧フィルムとしては熱可塑性プラスチッ
ク、例えば、熱可塑性ポリエステル、ポリ塩化ビニル、
アクリル、セルロース系樹脂、ポリオレフィン等の基材
フィルムに絵柄印刷、金属膜蒸着等による装飾が施され
ているものを使用する。場合により、基材フィルムのS
MCと接する側にコロナ放電処理を施したり、プライマ
ーコート層、不織布、織布、樹脂含有紙等の易接着層が
積層されているものを用いる。この化粧フィルムに通気
性があると熱硬化性樹脂中のモノマー(単量体)等が揮
発するので、通気性を有さないことが必要である。絵柄
を設けて化粧フィルムとする場合はフィルムのSMCと
は反対側に絵柄を形成することが、SMC中の低分子量
成分による絵柄の変質防止の点で好ましい。ただし、絵
柄インキが十分な耐熱性、耐摩耗性及び基材フィルムと
の密着性を有する場合は、絵柄をSMC側に形成するこ
とも可能である。この場合、基材フィルムとしては透明
なものを用いる。この場合、基材フィルムは絵柄の表面
保護層として機能する。「樹脂基材フィルム/装飾層/
透明樹脂基材フィルム(表面側)」なる層構成の化粧フ
ィルムを用いてもよい。
ク、例えば、熱可塑性ポリエステル、ポリ塩化ビニル、
アクリル、セルロース系樹脂、ポリオレフィン等の基材
フィルムに絵柄印刷、金属膜蒸着等による装飾が施され
ているものを使用する。場合により、基材フィルムのS
MCと接する側にコロナ放電処理を施したり、プライマ
ーコート層、不織布、織布、樹脂含有紙等の易接着層が
積層されているものを用いる。この化粧フィルムに通気
性があると熱硬化性樹脂中のモノマー(単量体)等が揮
発するので、通気性を有さないことが必要である。絵柄
を設けて化粧フィルムとする場合はフィルムのSMCと
は反対側に絵柄を形成することが、SMC中の低分子量
成分による絵柄の変質防止の点で好ましい。ただし、絵
柄インキが十分な耐熱性、耐摩耗性及び基材フィルムと
の密着性を有する場合は、絵柄をSMC側に形成するこ
とも可能である。この場合、基材フィルムとしては透明
なものを用いる。この場合、基材フィルムは絵柄の表面
保護層として機能する。「樹脂基材フィルム/装飾層/
透明樹脂基材フィルム(表面側)」なる層構成の化粧フ
ィルムを用いてもよい。
【0011】絵柄としては、木目柄、石目柄、布目柄、
幾何学模様、花柄模様、全面ベタ等各種のものが用いら
れる。特に、絵柄がSMCと向き合う場合は、2液硬化
ウレタン等の3次元架橋高分子のバインダーを用いてS
MC成形時の絵柄の損傷を防止するようにする。また、
成形されたSMC(FRP)を隠蔽する必要がある場合
は、基材フィルムと絵柄の一方又は両方にカーボンブラ
ック、チタン白等の隠蔽性の顔料を添加する。
幾何学模様、花柄模様、全面ベタ等各種のものが用いら
れる。特に、絵柄がSMCと向き合う場合は、2液硬化
ウレタン等の3次元架橋高分子のバインダーを用いてS
MC成形時の絵柄の損傷を防止するようにする。また、
成形されたSMC(FRP)を隠蔽する必要がある場合
は、基材フィルムと絵柄の一方又は両方にカーボンブラ
ック、チタン白等の隠蔽性の顔料を添加する。
【0012】SMCの成形条件は、熱硬化性樹脂が硬化
し得る温度及び時間を設定する。これは使用する樹脂に
よって異なるが、代表的には温度60〜180℃、圧力
30〜200kg/cm2 、成形時間1〜30分程度で
ある。成形される化粧板の形状は用途に応じて各種の形
状が考えられ、代表的には、平面、円筒形、多角形、各
種浴槽、皿、盆等の形状がある。
し得る温度及び時間を設定する。これは使用する樹脂に
よって異なるが、代表的には温度60〜180℃、圧力
30〜200kg/cm2 、成形時間1〜30分程度で
ある。成形される化粧板の形状は用途に応じて各種の形
状が考えられ、代表的には、平面、円筒形、多角形、各
種浴槽、皿、盆等の形状がある。
【0013】
(実施例)まず、図1に示す如き装飾処理を施した化粧
フィルム1を作製する。具体的には、基材フィルム2で
ある厚さ50μmの2軸延伸PETフィルムに絵柄を印
刷して装飾層3を形成し、この装飾層3とは反対側の表
面に接着剤を介して厚さ70μmのポリエステル不織布
4をドライラミネートした化粧フィルム1を作製した。
絵柄インキのバインダー及び接着剤の樹脂には共にアク
リルポリオールとヘキサメチレンジイソシアネートとか
らなる2液硬化ウレタンを用いた。
フィルム1を作製する。具体的には、基材フィルム2で
ある厚さ50μmの2軸延伸PETフィルムに絵柄を印
刷して装飾層3を形成し、この装飾層3とは反対側の表
面に接着剤を介して厚さ70μmのポリエステル不織布
4をドライラミネートした化粧フィルム1を作製した。
絵柄インキのバインダー及び接着剤の樹脂には共にアク
リルポリオールとヘキサメチレンジイソシアネートとか
らなる2液硬化ウレタンを用いた。
【0014】そして、図2に示すように保護フィルム5
上に熱硬化性樹脂の層6を形成し、その上に上記化粧フ
ィルム1を積層する。具体的には、保護フィルム5であ
る厚さ50μmのポリエチレンフィルムを送り出しなが
らその上にSMC材料を塗工し、このようにシート状に
形成される未硬化状態の熱硬化性樹脂の層6の上面に、
上記化粧フィルム1を不織布がSMC樹脂と対向するよ
うに重ね合わせ、続くローラー間で加圧して「ポリエチ
レンフィルム/SMC材料/不織布/接着剤層/PET
フィルム/装飾層」の構成のシート状樹脂材料7を得
た。
上に熱硬化性樹脂の層6を形成し、その上に上記化粧フ
ィルム1を積層する。具体的には、保護フィルム5であ
る厚さ50μmのポリエチレンフィルムを送り出しなが
らその上にSMC材料を塗工し、このようにシート状に
形成される未硬化状態の熱硬化性樹脂の層6の上面に、
上記化粧フィルム1を不織布がSMC樹脂と対向するよ
うに重ね合わせ、続くローラー間で加圧して「ポリエチ
レンフィルム/SMC材料/不織布/接着剤層/PET
フィルム/装飾層」の構成のシート状樹脂材料7を得
た。
【0015】ここで、SMC材料としては、昭和高分子
(株)製「リゴラックSMC」(ガラス繊維を30重量
%含有した不飽和ポリエステル樹脂プレポリマー)を主
とし、これに硬化剤としてtブチルパーベンゾエイトを
1重量%、架橋剤兼反応性希釈剤としてスチレン単量体
を3重量%添加した熱硬化性樹脂を使用した。
(株)製「リゴラックSMC」(ガラス繊維を30重量
%含有した不飽和ポリエステル樹脂プレポリマー)を主
とし、これに硬化剤としてtブチルパーベンゾエイトを
1重量%、架橋剤兼反応性希釈剤としてスチレン単量体
を3重量%添加した熱硬化性樹脂を使用した。
【0016】上記のようにして作製したシート状樹脂材
料を用いて成形機により化粧板を成形した。具体的に
は、シート状樹脂材料7の保護フィルム5を剥がし、図
3(a)に示すように成形機の下金型8と上金型9の間
に設置する。この場合、上金型8のシボ面8aに化粧フ
ィルム1が当たるようにして設置する。そして、図3
(b)に示すように150℃、75kg/cm2 圧で5
分間の加熱加圧成形を行った後、図3(c)に示すよう
に成形された化粧板10を金型から取り出した。その結
果、外観不良のない高意匠な浴室壁面用装飾パネルが得
られた。
料を用いて成形機により化粧板を成形した。具体的に
は、シート状樹脂材料7の保護フィルム5を剥がし、図
3(a)に示すように成形機の下金型8と上金型9の間
に設置する。この場合、上金型8のシボ面8aに化粧フ
ィルム1が当たるようにして設置する。そして、図3
(b)に示すように150℃、75kg/cm2 圧で5
分間の加熱加圧成形を行った後、図3(c)に示すよう
に成形された化粧板10を金型から取り出した。その結
果、外観不良のない高意匠な浴室壁面用装飾パネルが得
られた。
【0017】(比較例)上記化粧フィルムとSMCを別
々に用意し、SMC成形時に金型内で重ね合わせ、同様
に一体成形させたが、SMC材料と化粧フィルムとの間
の残留エアーが抜けず、膨れ状外観不良となった。ま
た、フィルムの位置がずれ、表面にシワが発生してい
た。
々に用意し、SMC成形時に金型内で重ね合わせ、同様
に一体成形させたが、SMC材料と化粧フィルムとの間
の残留エアーが抜けず、膨れ状外観不良となった。ま
た、フィルムの位置がずれ、表面にシワが発生してい
た。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の化粧板用
シート状樹脂材料を使用して成形すれば、外観不良等の
ない装飾された熱硬化性化粧板が得られ、保護フィルム
の剥離が片面のみですみ、その工程を簡略化することが
できる。また、成形時に化粧シートを挿入する場合と比
べて、気泡の混入やシワの発生がなく、しかもシートの
位置ズレを生じない。また、保護フィルム上の絵柄転写
層を未硬化SMCと予め積層しておいて成形と同時に転
写する場合と比べて、絵柄の溶解、流動、傷付きを生じ
ないで成形することができる。
シート状樹脂材料を使用して成形すれば、外観不良等の
ない装飾された熱硬化性化粧板が得られ、保護フィルム
の剥離が片面のみですみ、その工程を簡略化することが
できる。また、成形時に化粧シートを挿入する場合と比
べて、気泡の混入やシワの発生がなく、しかもシートの
位置ズレを生じない。また、保護フィルム上の絵柄転写
層を未硬化SMCと予め積層しておいて成形と同時に転
写する場合と比べて、絵柄の溶解、流動、傷付きを生じ
ないで成形することができる。
【図1】本発明の化粧板用シート状樹脂材料を構成する
化粧フィルムの一例を示す断面図である。
化粧フィルムの一例を示す断面図である。
【図2】図1の化粧フィルムを使用したシート状樹脂材
料を示す断面図である。
料を示す断面図である。
【図3】本発明の化粧板用シート状樹脂材料を使用して
化粧板を成形する手順を示す説明図である。
化粧板を成形する手順を示す説明図である。
1 化粧フィルム 2 基材フィルム 3 装飾層 4 ポリエステル不織布 5 保護フィルム 6 熱硬化性樹脂の層 7 シート状樹脂材料 8 下金型 9 上金型 10 化粧板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 9:00
Claims (2)
- 【請求項1】 剥離性の保護フィルム上に、未硬化状態
の熱硬化性樹脂の層、該樹脂の硬化と同時に完全に一体
化する印刷等による装飾処理が施された化粧フィルムが
順次積層されてなり、前記熱硬化性樹脂が、ガラス繊維
を含有したシートモールディングコンパウンドであるこ
とを特徴とする化粧板用シート状樹脂材料。 - 【請求項2】 請求項1に記載の化粧板用シート状樹脂
材料を所定の形状に成形し、加熱して前記熱硬化性樹脂
を硬化することで作製されたことを特徴とする化粧板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19428196A JPH1034863A (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 化粧板用シート状樹脂材料及びそれを用いて作製した化粧板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19428196A JPH1034863A (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 化粧板用シート状樹脂材料及びそれを用いて作製した化粧板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1034863A true JPH1034863A (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=16322003
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19428196A Pending JPH1034863A (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 化粧板用シート状樹脂材料及びそれを用いて作製した化粧板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1034863A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002326319A (ja) * | 2001-05-02 | 2002-11-12 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱硬化性樹脂化粧材 |
-
1996
- 1996-07-24 JP JP19428196A patent/JPH1034863A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002326319A (ja) * | 2001-05-02 | 2002-11-12 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱硬化性樹脂化粧材 |
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