JPH1035021A - 複数記録ヘッドを用いたカラー画像形成装置 - Google Patents

複数記録ヘッドを用いたカラー画像形成装置

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JPH1035021A
JPH1035021A JP8192295A JP19229596A JPH1035021A JP H1035021 A JPH1035021 A JP H1035021A JP 8192295 A JP8192295 A JP 8192295A JP 19229596 A JP19229596 A JP 19229596A JP H1035021 A JPH1035021 A JP H1035021A
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JP
Japan
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recording
upstream
recording head
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downstream
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Application number
JP8192295A
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English (en)
Inventor
Tadashi Nishio
西尾  正
Junichi Ishibashi
純一 石橋
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J25/00Actions or mechanisms not otherwise provided for
    • B41J25/001Mechanisms for bodily moving print heads or carriages parallel to the paper surface

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  • Ink Jet (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】二色目以降の印画時に隣接する記録ヘッドによ
って形成される部分的な画像の間に隙間や重なりが発生
しないカラー画像形成装置を提供する。 【解決手段】画像形成装置は、上流側に配置された二つ
の記録ヘッド1と2と、下流側に配置された一つの記録
ヘッド5とを有している。上流側記録ヘッド群1と2は
支持部材3に固定されており、下流側記録ヘッド群5は
支持部材6に固定されている。支持部材6は、支持部材
3に対して移動可能に設けられている。支持部材3は、
軸25の周りに揺動可能に設けられた揺動部材20に対
して移動可能に設けられている。記録ヘッド1と2の上
流には、記録部材30に両側に印字されたレジストマー
ク8を検出する検出部9が設けられている。演算部10
は検出部9からの情報に基づいて記録部材30の斜行を
検出し、その結果に基づいて支持部材3の位置と支持部
材6の位置、揺動部材20の向きを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の記録ヘッド
を用いて幅広画像を形成するカラー画像形成装置に関す
る。
【0002】本発明の対象となる記録ヘッドとしては、
記録媒体に静電潜像を形成するイオンヘッドや静電ヘッ
ド、インクを飛翔させて画像を形成するマルチノズルの
インクジェットヘッド、感熱紙に画像を形成するサーマ
ルヘッドなどがあげられる。
【0003】
【従来の技術】特開平6−227027号は、複数の記
録ヘッドを副走査方向にいくつかの群にわけながら主走
査方向に並べ、記録用紙を往復動して各色画像を重ね合
わせる画像形成装置を開示している。この装置では、製
作容易な単尺の記録ヘッドを用いながらも大画面のカラ
ー画像が得られる。
【0004】特開平4−298355号は、複数の記録
ヘッドを副走査方向にいくつかの群にわけながら主走査
方向に隣接する記録ヘッドを1ドット以上オーバーラッ
プさせて並べ、記録用紙を往復動して各色画像を重ね合
わせる画像形成装置を開示している。この装置では、主
走査方向にすき間の発生が防止される。
【0005】特公平1−52753号は、記録媒体に形
成したレジストマークを追跡し、記録ヘッドを並進移動
および回転移動する画像形成装置を開示している。この
装置では、記録媒体が斜行しても、レジストマークに追
従して各色像を重ねることができる。
【0006】特開平7−266630号は、二つの記録
ヘッドを主走査方向に並べ、同様に記録ヘッドを並進移
動および回転移動しながら、記録媒体の斜行に対応し、
各色像を重ねることができる装置を開示している。
【0007】特開平7−266630号は、主走査方向
に並べた記録ヘッドの隣接する境界部の濃度差を目立た
なくするために、記録ヘッドの回転中心を主走査方向と
副走査方向の中間部に設ける方法を開示している。これ
により、記録用紙の斜行に合わせ記録ヘッドが揺動して
も、二つの記録ヘッドの境界部の記録用紙とのギャップ
は等しくなり境界部は目立たなくできる。
【0008】特開平7−266630号は、二つの記録
ヘッドを副走査方向にずらして主走査方向に並べ、画像
両端にレジストマークを印字して、二色目以降の印字位
置を知らせる画像形成装置を開示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−22702
7号や特開平4−298355号の装置では、複数の記
録ヘッドを副走査方向にいくつかの群にわけながら主走
査方向に並べて配置し、一色目にレジストマークと画像
を一緒に印画しているが、この場合には次のような点に
ついて対応できない。
【0010】(1)一色目の記録時に記録用紙が斜行し
てしまうと、副走査方向に離れていて主走査方向で隣り
合う記録ヘッドどうしの隣接部が、斜行の方向によりす
き間が発生したり、重なりが発生し濃い筋が見えたりす
る。
【0011】(2)この状態で二色目以降の印画を、レ
ジストマークを追跡して記録ヘッドの位置を移動する
か、印画位置を電気信号でシフトさせながら位置合わせ
を行ない印画をすると、重なり部分が、他の箇所の倍だ
け画像が重なることになり濃い筋となって見えてしま
う。
【0012】本発明はこの点に着目して成されたもので
あり、その目的は、一色目に画像とレジストマークを一
緒に印画し、例え斜行が発生しても、n色目(nは2以
上の整数)では印画に先立ち、一色目とn色目の斜行量
をレジストマークの間隔により検出して、上流側と下流
側の記録ヘッド群を機械的に移動もしくは電気信号的に
印字位置をシフトすることにより、隣り合う記録ヘッド
境界部を目立たなくする複数の記録ヘッドを用いたカラ
ー画像形成装置を提供することである。
【0013】特公平1−52753号や特開平7−26
6630号の装置では、印画途中でレジストマークの検
知信号によって主走査方向に記録ヘッドを移動したと
き、副走査方向に離れてならんでいる記録ヘッドも移動
してしまうため、隣り合う記録ヘッドの境界部にすきま
や重なりの部分が発生するという点に対応できない。つ
まり、主走査方向の同一ライン上のドットに対して、上
流側の記録ヘッドにより印字されるドットと下流側の記
録ヘッドにより印字されるドットとの間には、時間的な
差がある。別の言い方をすれば、主走査方向の同一ライ
ン上のドットは、上流側記録ヘッドに対応する範囲が上
流側記録ヘッドによって印字された後に、記録紙の印字
位置が上流側記録ヘッドから下流側記録ヘッドに到達す
るまでの時間間隔を置いて、下流側記録ヘッドに対応す
る範囲が下流側記録ヘッドによって印字される。このた
め、記録紙の斜行に応じて、上流側記録ヘッドと下流側
記録ヘッドとが同時に主走査方向に移動された場合、上
流側記録ヘッドによって印字される部分的な画像と下流
側記録ヘッドによって印字される部分的な画像との間に
隙間や重なりが発生してしまう。
【0014】本発明はこの点に着目して成されたもので
あり、その目的は、副走査方向に離れた記録ヘッドを用
いた場合でも、印画途中でレジストマークの検知信号に
よって主走査方向に記録ヘッドを移動しても、隣り合う
記録ヘッドの境界部にすきまや重なりの部分が発生しな
い複数の記録ヘッドを用いたカラー画像形成装置を提供
することである。
【0015】特開平7−266630号の装置では、二
つのヘッドを用いた場合までは対応できるが、三つ以上
の記録ヘッドを並べた場合は、境界部が複数になり回転
中心を設定することができない。
【0016】本発明はこの点に着目して成されたもので
あり、その目的は隣り合う記録ヘッドの境界部に濃度差
が発生しない複数の記録ヘッドを用いたカラー画像形成
装置を提供することである。
【0017】特開平7−266630号の装置では、レ
ジストマークを印字する二つの記録ヘッドが副走査方向
に離れていたため、レジストマークを主走査方向に平行
に印字しようとしても、離れている間隔に応じた紙送り
の変動量が含まれてしまい、二色目検知の際に、実際の
紙の斜行なのかレジストマーク印字時の紙送り変動なの
か判断することができない。
【0018】本発明はこの点に着目して成されたもので
あり、その目的は、左右両端でレジストマークを印字す
る際に、紙送りの変動が含まれない複数の記録ヘッドを
用いたカラー画像形成装置を提供することを目的とす
る。また、画像両端に形成するレジストマークが別々の
記録ヘッドであっても、レジストマークを記録するとき
の一色目で発生した斜行なのか、二色目の記録開始前に
発生している斜行なのか判断できる複数の記録ヘッドを
用いたカラー画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明による、複数の記
録ヘッドを副走査方向に二つ以上の群に分割して主走査
方向の記録を行い、各色画像を重ね合わせるカラー画像
記録装置は、上流側記録ヘッド群の相互の記録位置を保
持したまま、上流側記録ヘッド全体の記録位置を主走査
方向にシフトする手段と、下流側記録ヘッド群相互の記
録位置を保持したまま、下流側記録ヘッド群全体の記録
位置を上流側記録ヘッド群に対して主走査方向にシフト
させる手段と、上流側記録ヘッド群と下流側記録ヘッド
群を載置して、主走査方向に対して回転できる揺動手段
と、記録媒体上に設けられたレジストマークと、レジス
トマークを検出する検出手段と、レジストマークの位置
より記録媒体の搬送状態を算出する演算手段と、記録媒
体の搬送状態より上流側記録ヘッド群全体の記録位置の
主走査方向のシフト量および下流側記録ヘッド群全体の
記録位置の上流側記録ヘッド群に対する主走査方向のシ
フト量を演算する演算手段を有し、一色目の記録時にレ
ジストマークを印字し、n色目(nは2以上の整数)の
記録時に検出されたレジストマークより算出された記録
紙の搬送状態に基づき、一色目の印字位置にn色目の記
録が重なるよう上流側記録ヘッド群全体の記録位置を主
走査方向にシフトするとともに下流側記録ヘッド群の端
部が上流側記録ヘッド群の端部に略一致するよう下流側
記録ヘッド群全体の記録位置を主走査方向にシフトする
ことを特徴とする。
【0020】本発明による、複数の記録ヘッドを副走査
方向に二つ以上の群に分割して主走査方向の記録を行
い、各色画像を重ね合わせる別のカラー画像記録装置
は、上流側記録ヘッド群の相互の記録位置を保持したま
ま、上流側記録ヘッド群全体の記録位置を主走査方向に
シフトする手段と、下流側記録ヘッド群相互の記録位置
を保持したまま、下流側記録ヘッド群全体の記録位置を
上流側記録ヘッド群に対して主走査方向にシフトさせる
手段と、上流側記録ヘッド群と下流側記録ヘッド群を載
置して、主走査方向に対して回転できる揺動手段と、記
録媒体上に設けられたレジストマークと、レジストマー
クを検知する検知手段と、レジストマークの位置より記
録媒体の搬送状態を算出する演算手段と、記録媒体の搬
送状態より上流側記録ヘッド群全体の記録位置の主走査
方向のシフト量および下流側記録ヘッド群全体の記録位
置の上流側記録ヘッド群に対する主走査方向のシフト量
を算出する演算手段を有し、一色目の記録時にレジスト
マークを印字し、n色目(nは2以上の整数)の記録時
に検出されたレジストマークより算出された記録紙の搬
送状態に基づき、一色目の印字位置にn色目の記録が重
なるよう上流側記録ヘッド群全体の記録位置を主走査方
向にシフトするとともに、記録媒体が上流側ヘッド群か
ら下流側ヘッド群へ移動する時間遅れて、下流側記録ヘ
ッド群全体の記録位置を主走査方向にシフトすることを
特徴とする。
【0021】上記のカラー画像形成装置は、好適には、
画像の両端部は最上流側の群の両端部の記録ヘッドで記
録し、かつ、レジストマークは画像の外側に設けられた
最上流側の記録ヘッドで記録する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0023】〔第一の実施の形態〕本発明の複数記録ヘ
ッドを用いたカラー画像形成装置の第一の実施の形態に
ついて図1〜図11を参照して説明する。
【0024】[構成] 図1〜図3に示されるように、
画像形成装置は、上流側に配置された二つの記録ヘッド
1と2と、下流側に配置された一つの記録ヘッド5とを
有している。記録ヘッド1と2と5の各々は主走査方向
に並んだ多数の画素形成部を有しており、画素形成部
は、その各々が一つの画素を印字し、例えばインクジェ
ットヘッドにおいてはノズルが相当する。上流側の記録
ヘッド1と2の画素形成部と下流側の記録ヘッド5の画
素形成部は主走査方向に関して重なることなく隣接して
おり、記録ヘッド1と2と5は共に画素形成部の全部が
動作されて印字する。
【0025】本実施形態の画像形成装置は合計三つの記
録ヘッドを有しているが、その個数はこれに限定される
ものではなく、上流側の記録ヘッドは三つ以上、これに
対応して下流側の記録ヘッドは二つ以上であっても一向
に構わない。このような事情を踏まえ、本明細書におい
ては、上流側の記録ヘッドを総称する場合には上流側記
録ヘッド群と記し、下流側の記録ヘッドを総称する場合
には下流側記録ヘッド群と記し、上流側の記録ヘッドと
下流側の記録ヘッドを合わせて総称する場合には単に記
録ヘッド群と記すことにする。
【0026】上流側記録ヘッド群1と2は支持部材3に
固定されており、下流側記録ヘッド群5は支持部材6に
固定されている。支持部材6は、支持部材3に対して移
動可能に設けられている。つまり、支持部材6は、その
一端は支持部材3に固定された弾性部材14に当接し、
他端は支持部材3に固定された駆動源7の駆動軸に当接
しており、駆動源7の駆動軸の進退動作により支持部材
3の長手方向に移動される。駆動源7は、例えば、入力
ステップ数に応じて駆動軸が進退するステッピングモー
タで構成される。
【0027】支持部材3は、軸25の周りに揺動可能に
設けられた揺動部材20に対して移動可能に設けられて
いる。つまり、支持部材3は、その一端は揺動部材20
に固定された弾性部材13に当接し、他端は揺動部材2
0に固定された駆動源4の駆動軸に当接しており、駆動
源4の駆動軸の進退動作により揺動部材20の長手方向
に移動される。駆動源4は、例えば、入力ステップ数に
応じて駆動軸が進退するステッピングモータで構成され
る。
【0028】図2と図3に示されるように、揺動部材2
0は所定の間隔を置いてプラテン部材28に対向してお
り、両者の隙間に記録部材30が通される。揺動部材2
0とプラテン部材28は、一端が共に軸25に連結して
おり、他端は連結部29を介して互いに固定されてお
り、これにより両者の間の相対的な姿勢は不変に保たれ
ている。
【0029】図1に示されるように、軸25の反対側に
位置する揺動部材20の端部は、一方の側面は装置本体
に固定された弾性部材18に当接し、反対側の側面は装
置本体に固定された駆動源17の駆動軸に当接してお
り、駆動源17の駆動軸の進退動作により揺動部材20
とプラテン部材28の両者は一体となって軸25を中心
にして揺動される。駆動源17は、例えば、入力ステッ
プ数に応じて駆動軸が進退するステッピングモータで構
成される。
【0030】記録ヘッド1と2の各々の上流には、記録
部材30に両側に印字されたレジストマーク8を検出す
る検出部9が一つずつ設けられている。検出部9は、例
えば、CCD等のラインセンサーで構成される。画像形
成装置は、検出部9からの情報に基づいて記録部材30
の斜行を検出する演算部10、演算部10からの指令に
従って駆動源4を制御する駆動制御部11、演算部10
からの指令に従って駆動源7を制御する駆動制御部1
2、演算部10からの指令に従って駆動源17を制御す
る駆動制御部19を有している。なお、プラテン28
は、円筒状で記録部材30の通過と共に回転するよう構
成されている。
【0031】[作用] カラー画像は、複数の色の画像
が順に記録部材30に重ねて印字されることによって形
成される。
【0032】一色目の画像形成時には、一色目の画像が
記録部材30に印字されると共にレジストマーク8が記
録部材30の両側に印字される。レジストマーク8は、
二色目以降のある特定の色の画像を形成する際の印字位
置の指標となる。本明細書においては、このような二色
目以降のある特定の色の画像形成のことをn色目の画像
形成と記すことにする。ここで、nは二以上の整数であ
り、通常は四以下である。
【0033】n色目の画像形成時には、印字に先立ち、
検知部材9によりレジストマーク8が検知され、その情
報に基づいて演算部10において一色目の画像形成時の
斜行状態とn色目の画像形成時の斜行状態が調べられ
る。
【0034】一色目の画像形成時の斜行が検出された場
合、支持部材6が主走査方向に移動され、隣接する記録
ヘッドにより印字される部分的な画像の間の隙間と重な
りを無くす第一の補正動作が行なわれる。
【0035】n色目の画像形成時の斜行が検出された場
合、揺動部材20が揺動され、記録ヘッド群の主走査方
向を一色目の画像の主走査方向に一致させる第二の補正
動作が行なわれる。
【0036】その後は、レジストマーク8を基準にし
て、支持部材3が主走査方向に適宜移動され、n色目の
画像が記録部材30に印字される。
【0037】以下、斜行の判定について図4〜図7を参
照して説明する。
【0038】図4と図5に示されるように、一色目の画
像形成時に斜行が無い場合、隣接する記録ヘッドにより
印字された画像の間の境界部には隙間や重なりは発生し
ない。
【0039】これに対して、図6と図7に示されるよう
に、一色目の画像形成時に斜行が有る場合、隣接する記
録ヘッドにより印字された画像の間の境界部には隙間や
重なりが発生する。
【0040】一色目の画像形成時の斜行の有無と斜行角
およびn色目の画像形成時の斜行の有無と斜行角は、n
色目の画像形成時にレジストマーク8の両側の先端が検
知部9を通過するときの時間差Δtと、両側のレジスト
マーク8の間の距離Lx と、記録部材30の送り速度V
p と、斜行が無い場合の両側のレジスト8の距離L0
に基づいて求められる。
【0041】Lx =L0 であれば、一色目の画像形成時
とn色目の画像形成時の両方に斜行が無いと判断される
(図4参照)。
【0042】Lx =(L0 2 +(Vp Δt)2 1/2
あれば、一色目の画像形成時には斜行は無いが、n色目
の画像形成時には斜行が有ると判断され、n色目の画像
形成時の斜行角θn は、θn =arcsin(Vp Δt
/Lx )で与えられる(図5参照)。
【0043】Lx <(L0 2 +(Vp Δt)2 1/2
あれば、一色目の画像形成時には斜行が有るが、n色目
の画像形成時には斜行が無いと判断され、一色目の画像
形成時の斜行角θ1 は、θ1 =arctan(Vp Δt
/Lx )で与えられる(図6参照)。
【0044】Lx >(L0 2 +(Vp Δt)2 1/2
あれば、一色目の画像形成時とn色目の画像形成時の両
方に斜行があると判断され、一色目の画像形成時の斜行
角θ1 は、θ1 =arccos(Lx /Vp Δt・(1
−((Lx 2 −(Vp Δt)2 )/2L0 x 2
1/2 、n色目の画像形成時の斜行角θn は、θn =ar
ccos((Lx 2 −(Vp Δt)2 )/2L0 x
で与えられる(図7参照)。
【0045】このように、n色目の画像形成の際には、
上流側記録ヘッド群1と2が印字を開始する前に、演算
部10によって一色目の画像形成時の斜行角θ1 とn色
目の画像形成時の斜行角θn が求められ、θ1 の値に応
じて第一の補正動作が行なわれ、続いてθn の値に応じ
て第二の補正動作が行なわれる。第一の補正動作と第二
の補正動作が行なわれる順番はこれに限らず、第二の補
正動作の後に第一の補正動作が行なわれてもよい。
【0046】以下、補正動作とそれに続く印字動作につ
いて図8〜図10を参照して説明する。また、その一連
の動作のフローチャートは図11に示されている。
【0047】図8に示されるように、一色目の画像形成
時に斜行が生じると、隣接する記録ヘッドにより印字さ
れる部分的な画像の間に隙間や重なりが生じる。隙間の
幅δ1 と重なりの幅δ2 は等しく、そのときの斜行角θ
1 と、上流側記録ヘッド群と下流側記録ヘッド群の距離
Yを用いて、δ1 =δ2 =Ytanθ1 で与えられる。
【0048】第一の補正動作では、図9に示されるよう
に、この隙間と重なりを無くすため、その幅δ(=δ1
=δ2 )に等しい距離、下流側記録ヘッド群5が上流側
記録ヘッド群1と2に対して主走査方向に相対的に移動
される。記録ヘッド群5の相対移動は、駆動源7を用い
て支持部材6を移動させることで行なわれる。
【0049】図10に示されるように、n色目の画像形
成時に斜行が生じると、一色目の画像の主走査方向と、
記録ヘッド群の主走査方向との間に誤差が生じる。
【0050】第二の補正動作では、一色目の画像の主走
査方向と記録ヘッド群の主走査方向を一致させるため、
斜行角θn に等しい角度、記録ヘッド群1と2と5が回
転される。つまり、記録ヘッド群1と2と5は、その主
走査方向が紙送り方向に直交する方向に対して斜行角θ
n に等しい角度傾けられる。記録ヘッド群1と2と5の
回転は、駆動源4を用いて揺動部材20を回転させるこ
とにより行なわれる。
【0051】第一の補正動作と第二の補正動作が終了し
た後は、一色目の画像形成時に印字されたレジストマー
ク8を基準にして、n色目の画像の印字位置が調整さ
れ、n色目の画像の印字が開始される。n色目の画像形
成の間、レジストマーク8は検出部9により追跡されて
おり、n色目の画像の印字位置はレジストマーク8の位
置に合わせて逐一調整される。印字位置の調整は、記録
ヘッド群1と2と5が搭載された支持部材3を駆動源4
を用いて移動させることにより行なわれる。
【0052】[効果] 下流側記録ヘッド群5は機械的
に移動されるので、数ミクロン程度の隙間や重なりの発
生も防止される。従って、本実施形態の画像形成装置
は、高精彩画像が求められる印刷や写真の分野にも適応
可能である。
【0053】また、揺動部材20とプラテン部材28の
相対的な位置関係は、記録ヘッド群1と2と5の回転に
影響されることなく、不変に保たれるので、主走査方向
における記録ヘッド群1と2と5と記録紙30との間隔
は常に一定に維持され、均一な濃度の画像が形成され
る。
【0054】さらに、上流側記録ヘッド群の両側の記録
ヘッド1と2は主走査方向に延びる同一直線上に位置し
ており、レジストマークはこの両側の記録ヘッド1と2
によって印字されるので、紙送り速度の変動の影響を受
けることなく、常に記録部材の両側の同じ位置に印字さ
れる。
【0055】〔第二の実施の形態〕本発明の複数記録ヘ
ッドを用いたカラー画像形成装置の第二の実施の形態に
ついて図12〜図14を参照して説明する。第二の実施
の形態は、第一の実施の形態における第一の補正動作に
関する下流側記録ヘッド群の印字位置調整をデータのシ
フトにより行うものである。
【0056】[構成] 図12に示されるように、上流
側記録ヘッド群1と2と下流側記録ヘッド群21は支持
部材3に固定されており、支持部材3は揺動部材20に
移動可能に設けられている。支持部材3は、一端が揺動
部材20に固定された弾性部材13に当接し、他端は揺
動部材20に固定された駆動源4の駆動軸に当接してお
り、駆動源4の駆動軸の進退動作により揺動部材20の
長手方向に移動される。これにより、上流側記録ヘッド
群1と2と下流側記録ヘッド群21は互いの相対的な位
置関係が不変に保たれてたまま主走査方向に適宜移動さ
れる。駆動源4は、例えば、入力ステップ数に応じて駆
動軸が進退するステッピングモータで構成される。
【0057】記録ヘッド1と2と21の各々は主走査方
向に並んだ多数の画素形成部を有しており、画素形成部
は、その各々が一つの画素を印字し、例えばインクジェ
ットヘッドにおいてはノズルが相当する。上流側の記録
ヘッド1と2の画素形成部と下流側の記録ヘッド21の
画素形成部は主走査方向に関して部分的に重なってお
り、上流側の記録ヘッド1と2は画素形成部の全部が動
作されて印字するが、下流側の記録ヘッド21は画素形
成部の所定の範囲の一部が選択的に動作されて印字す
る。
【0058】揺動部材20は、第一の実施の形態と同様
に(図2と図3参照)、所定の間隔を置いてプラテン部
材28に対向しており、両者の隙間に記録部材30が通
される。揺動部材20とプラテン部材28は、一端が共
に軸25に連結しており、他端は連結部29を介して互
いに固定されており、これにより両者の間の相対的な姿
勢は不変に保たれている。
【0059】図12に示されるように、軸25の反対側
に位置する揺動部材20の端部は、一方の側面は装置本
体に固定された弾性部材18に当接し、反対側の側面は
装置本体に固定された駆動源17の駆動軸に当接してお
り、駆動源17の駆動軸の進退動作により揺動部材20
とプラテン部材28の両者は一体となって軸25を中心
にして揺動される。駆動源17は、例えば、入力ステッ
プ数に応じて駆動軸が進退するステッピングモータで構
成される。
【0060】記録ヘッド1と2の各々の上流には、記録
部材30に両側に印字されたレジストマーク8を検出す
る検出部9が一つずつ設けられている。検出部9は、例
えば、CCD等のラインセンサーで構成される。画像形
成装置は、検出部9からの情報に基づいて記録部材30
の斜行を検出する演算部10、演算部10からの指令に
従って駆動源4を制御する駆動制御部11、演算部10
からの指令に従って駆動源17を制御する駆動制御部1
9、演算部10からの指令に従って下流側記録ヘッド群
21の印字範囲をデータのシフトにより制御する制御部
22を有している。
【0061】[作用] カラー画像は、複数の色の画像
が順に記録部材30に重ねて印字されることによって形
成される。
【0062】一色目の画像形成時には、一色目の画像が
記録部材30に印字されると共に、n色目の画像形成の
際の印字位置の指標となるレジストマーク8が記録部材
30の両側に印字される。
【0063】n色目の画像形成時には、印字に先立ち、
検知部材9によりレジストマーク8が検知され、その情
報に基づいて演算部10において一色目の画像形成時の
斜行状態とn色目の画像形成時の斜行状態が調べられ
る。
【0064】一色目の画像形成時の斜行が検出された場
合、下流側記録ヘッド群21の印字範囲のデータが主走
査方向にシフトされ、隣接する記録ヘッドにより印字さ
れる部分的な画像の間の隙間と重なりを無くす第一の補
正動作が行なわれる。
【0065】n色目の画像形成時の斜行が検出された場
合、揺動部材20が揺動され、記録ヘッド群の主走査方
向を一色目の画像の主走査方向に一致させる第二の補正
動作が行なわれる。
【0066】その後は、レジストマーク8を基準にし
て、支持部材3が主走査方向に適宜移動され、n色目の
画像が記録部材30に印字される。
【0067】演算部10における斜行の判定は第一の実
施の形態と同様にして行なわれる。これについては既に
説明してあるので、その説明は省略する。
【0068】n色目の画像形成の際には、上流側記録ヘ
ッド群1と2が印字を開始する前に、一色目の画像形成
時の斜行角θ1 とn色目の画像形成時の斜行角θn が求
められ、θ1 の値に応じて第一の補正動作が行なわれ、
続いてθn の値に応じて第二の補正動作が行なわれる。
第一の補正動作と第二の補正動作の順番はこれに限ら
ず、第二の補正動作の後に第一の補正動作が行なわれて
もよい。
【0069】以下、補正動作とそれに続く印字動作につ
いて図13と図14を参照して説明する。図13と図1
4において、一つの画素形成部が模式的に一つの丸で表
現されており、印字動作する画素形成部は黒丸で示さ
れ、印字動作しない画素形成部は白丸で示されている。
【0070】図13に示されるように、上流側の記録ヘ
ッド1と下流側の記録ヘッド21は印字範囲が幅H1
ーバーラップしており、上流側の記録ヘッド2と下流側
の記録ヘッド21は印字範囲が幅H2 オーバーラップし
ている。
【0071】一色目の画像形成時に斜行が生じると、隣
接する記録ヘッドにより印字される部分的な画像の間に
隙間や重なりが生じる。隙間の幅δ1 と重なりの幅δ2
は等しく、そのときの斜行角θ1 と、上流側記録ヘッド
群と下流側記録ヘッド群の距離Yを用いて、δ1 =δ2
=Ytanθ1 で与えられる。
【0072】第一の補正動作では、図14に示されるよ
うに、この隙間と重なりを無くすため、その幅δ(=δ
1 =δ2 )に相当する分、下流側記録ヘッド群21中の
動作する画像形成部が変更される。つまり、下流側記録
ヘッド群21中の動作する画像形成部の範囲が主走査方
向にシフトされる。このように動作する画素形成部の変
更は制御部22によって行なわれる。
【0073】第一の補正動作に続いて第二の補正動作が
行なわれる。第二の補正動作は第一の実施の形態と同様
にして行なわれる。つまり、第二の補正動作では、一色
目の画像の主走査方向と記録ヘッド群の主走査方向を一
致させるため、斜行角θn に等しい角度、記録ヘッド群
1と2と21が回転される。記録ヘッド群1と2と21
の回転は、駆動源4を用いて揺動部材20を回転させる
ことにより行なわれる。
【0074】第一の補正動作と第二の補正動作が終了し
た後は、一色目の画像形成時に印字されたレジストマー
ク8を基準にして、n色目の画像の印字位置が調整さ
れ、n色目の画像の印字が開始される。n色目の画像形
成の間、レジストマーク8は検出部9により追跡されて
おり、n色目の画像の印字位置はレジストマーク8の位
置に合わせて逐一調整される。印字位置の調整は、記録
ヘッド群1と2と21が搭載された支持部材3を駆動源
4を用いて移動させることにより行なわれる。
【0075】[効果] 下流側記録ヘッド群を機械的に
移動させる機構が不要なので、その分、構成部品が少な
くて済む。従って、本実施形態の画像形成装置は、第一
の実施の形態の装置よりも安価に実現される。
【0076】〔第三の実施の形態〕本発明の複数記録ヘ
ッドを用いたカラー画像形成装置の第三の実施の形態に
ついて図15を用いて説明する。第三の実施の形態は、
第一の実施の形態における第一の補正動作に関する下流
側記録ヘッド群の印字位置調整と、印字中のレジスト追
跡に関する記録ヘッド群の印字位置調整をデータのシフ
トにより行うものである。
【0077】[構成] 図15に示されるように、上流
側記録ヘッド群31と32と下流側記録ヘッド群38は
揺動部材20に固定されており、互いの相対的な位置関
係は不変に保たれている。記録ヘッド31と32と38
の各々は、主走査方向に並んだ多数の画素形成部を有し
ており、画素形成部は、その各々が一つの画素を印字
し、例えばインクジェットヘッドにおいてはノズルが相
当する。記録ヘッド1と2と21の各々は主走査方向に
並んだ多数の画素形成部を有しており、画素形成部は、
その各々が一つの画素を印字し、例えばインクジェット
ヘッドにおいてはノズルが相当する。上流側の記録ヘッ
ド31と32の画素形成部と下流側の記録ヘッド38の
画素形成部は主走査方向に関して部分的に重なってお
り、記録ヘッド31と32と38は共に画素形成部の所
定の範囲の一部が選択的に動作されて印字する。
【0078】揺動部材20は、第一の実施の形態と同様
に(図2と図3参照)、所定の間隔を置いてプラテン部
材28に対向しており、両者の隙間に記録部材30が通
される。揺動部材20とプラテン部材28は、一端が共
に軸25に連結しており、他端は連結部29を介して互
いに固定されており、これにより両者の間の相対的な姿
勢は不変に保たれている。
【0079】図15に示されるように、軸25の反対側
に位置する揺動部材20の端部は、一方の側面は装置本
体に固定された弾性部材18に当接し、反対側の側面は
装置本体に固定された駆動源17の駆動軸に当接してお
り、駆動源17の駆動軸の進退動作により揺動部材20
とプラテン部材28の両者は一体となって軸25を中心
にして揺動される。駆動源17は、例えば、入力ステッ
プ数に応じて駆動軸が進退するステッピングモータで構
成される。
【0080】記録ヘッド31と32の各々の上流には、
記録部材30に両側に印字されたレジストマーク8を検
出する検出部9が一つずつ設けられている。検出部9
は、例えば、CCD等のラインセンサーで構成される。
画像形成装置は、検出部9からの情報に基づいて記録部
材30の斜行を検出する演算部10、演算部10からの
指令に従って駆動源17を制御する駆動制御部19、演
算部10からの指令に従って上流側記録ヘッド群31と
32の印字位置をデータのシフトにより制御する制御部
33、演算部10からの指令に従って下流側記録ヘッド
群38の印字位置をデータのシフトにより制御する制御
部34を有している。
【0081】[作用] カラー画像は、複数の色の画像
が順に記録部材30に重ねて印字されることによって形
成される。
【0082】一色目の画像形成時には、一色目の画像が
記録部材30に印字されると共に、n色目の画像形成の
際の印字位置の指標となるレジストマーク8が記録部材
30の両側に印字される。
【0083】n色目の画像形成時には、印字に先立ち、
検知部材9によりレジストマーク8が検知され、その情
報に基づいて演算部10において一色目の画像形成時の
斜行状態とn色目の画像形成時の斜行状態が調べられ
る。
【0084】一色目の画像形成時の斜行が検出された場
合、下流側記録ヘッド群38の印字範囲のデータが主走
査方向にシフトされ、隣接する記録ヘッドにより印字さ
れる部分的な画像の間の隙間と重なりを無くす第一の補
正動作が行なわれる。
【0085】n色目の画像形成時の斜行が検出された場
合、揺動部材20が揺動され、記録ヘッド群の主走査方
向を一色目の画像の主走査方向に一致させる第二の補正
動作が行なわれる。
【0086】その後は、レジストマーク8を基準にし
て、記録ヘッド群31と32と38の印字範囲のデータ
が主走査方向に適宜シフトされ、n色目の画像が記録部
材30に印字される。
【0087】演算部10における斜行の判定は第一の実
施の形態と同様にして行なわれる。これについては既に
説明してあるので、その説明は省略する。
【0088】n色目の画像形成の際には、上流側記録ヘ
ッド群31と32が印字を開始する前に、一色目の画像
形成時の斜行角θ1 とn色目の画像形成時の斜行角θn
が求められ、θ1 の値に応じて第一の補正動作が行なわ
れ、続いてθn の値に応じて第二の補正動作が行なわれ
る。第一の補正動作と第二の補正動作の順番はこれに限
らず、第二の補正動作の後に第一の補正動作が行なわれ
てもよい。
【0089】第一の補正動作は第二の実施の形態と同様
にして行なわれる。つまり、第一の補正動作では、記録
部材30の斜行によって生じる、隣接する記録ヘッドに
より記録される部分的な画像の間の隙間と重なりを無く
すため、隙間と重なりの幅δに相当する分、下流側記録
ヘッド群38中の動作する画像形成部の範囲が主走査方
向にシフトされる。このように動作する画素形成部の範
囲のシフトは制御部34によって行なわれる。
【0090】第一の補正動作に続いて第二の補正動作が
行なわれる。第二の補正動作は第一の実施の形態と同様
にして行なわれる。つまり、第二の補正動作では、一色
目の画像の主走査方向と記録ヘッド群の主走査方向を一
致させるため、斜行角θn に等しい角度、記録ヘッド群
31と32と38が回転される。記録ヘッド群31と3
2と38の回転は、駆動源4を用いて揺動部材20を回
転させることにより行なわれる。
【0091】第一の補正動作と第二の補正動作が終了し
た後は、一色目の画像形成時に印字されたレジストマー
ク8を基準にして、n色目の画像の印字位置が調整さ
れ、n色目の画像の印字が開始される。n色目の画像形
成の間、レジストマーク8は検出部9により追跡されて
おり、n色目の画像の印字位置はレジストマーク8の位
置に合わせて逐一調整される。印字位置の調整は、記録
ヘッド群31と32と38の動作する画素形成部の範囲
を、相互の位置関係を保ったままで、全体的に主走査方
向にシフトさせることにより行なわれる。このように動
作する画素形成部の範囲の全体的なシフトは制御部33
と制御部34の共働によって行なわれる。
【0092】[効果] 上流側記録ヘッド群を機械的に
移動させる機構と下流側記録ヘッドを機械的に移動させ
る機構が不要なので、その分、構成部品が少なくて済
む。従って、本実施形態の画像形成装置は、第二の実施
の形態の装置よりも更に安価に実現される。
【0093】〔第四の実施の形態〕本発明の複数記録ヘ
ッドを用いたカラー画像形成装置の第四の実施の形態に
ついて図16〜図20を参照して説明する。
【0094】[構成] 図16に示されるように、上流
側記録ヘッド群1と2は支持部材3に固定されており、
下流側記録ヘッド群41は支持部材48に固定されてい
る。支持部材3と支持部材48は揺動部材20に対して
互いに独立に移動可能に設けられている。つまり、支持
部材3は、その一端は揺動部材20に固定された弾性部
材13に当接し、他端は揺動部材20に固定された駆動
源4の駆動軸に当接しており、駆動源4の駆動軸の進退
動作により揺動部材20の長手方向に移動される。同様
に、支持部材48は、その一端は揺動部材20に固定さ
れた弾性部材14に当接し、他端は揺動部材20に固定
された駆動源46の駆動軸に当接しており、駆動源46
の駆動軸の進退動作により揺動部材20の長手方向に移
動される。駆動源4と駆動源46は共に、例えば、入力
ステップ数に応じてそのモータ軸が進退するステッピン
グモータで構成される。
【0095】記録ヘッド1と2と41の各々は主走査方
向に並んだ多数の画素形成部を有しており、画素形成部
は、その各々が一つの画素を印字し、例えばインクジェ
ットヘッドにおいてはノズルが相当する。上流側の記録
ヘッド1と2の画素形成部と下流側の記録ヘッド41の
画素形成部は主走査方向に関して重なることなく隣接し
ており、記録ヘッド1と2と5は共に画素形成部の全部
が動作されて印字する。
【0096】揺動部材20は、第一の実施の形態と同様
に(図2と図3参照)、所定の間隔を置いてプラテン部
材28に対向しており、両者の隙間に記録部材30が通
される。揺動部材20とプラテン部材28は、一端が共
に軸25に連結しており、他端は連結部29を介して互
いに固定されており、これにより両者の間の相対的な姿
勢は不変に保たれている。
【0097】図16に示されるように、軸25の反対側
に位置する揺動部材20の端部は、一方の側面は装置本
体に固定された弾性部材18に当接し、反対側の側面は
装置本体に固定された駆動源17の駆動軸に当接してお
り、駆動源17の駆動軸の進退動作により揺動部材20
とプラテン部材28の両者は一体となって軸25を中心
にして揺動される。駆動源17は、例えば、入力ステッ
プ数に応じてそのモータ軸が進退するステッピングモー
タで構成される。
【0098】記録ヘッド1と2の各々の上流には、記録
部材30に両側に印字されたレジストマーク8を検出す
る検出部9が一つずつ設けられている。検出部9は、例
えば、CCD等のラインセンサーで構成される。画像形
成装置は、検出部9からの情報に基づいて記録部材30
の斜行を検出する演算部10、演算部10からの指令に
従って駆動源4を制御する駆動制御部43、演算部10
からの指令に従って駆動源46を制御する駆動制御部4
2、演算部10からの指令に従って駆動源17を制御す
る駆動制御部19を有している。
【0099】[作用] カラー画像は、複数の色の画像
が順に記録部材30に重ねて印字されることによって形
成される。
【0100】一色目の画像形成時には、一色目の画像が
記録部材30に印字されると共に、n色目の画像を形成
する際の印字位置の指標となるレジストマーク8が記録
部材30の両側に印字される。
【0101】n色目の画像形成時には、印字に先立ち、
検知部材9によりレジストマーク8が検知され、その情
報に基づいて演算部10において一色目の画像形成時の
斜行状態とn色目の画像形成時の斜行状態が調べられ
る。
【0102】一色目の画像形成時の斜行が検出された場
合、支持部材48が主走査方向に移動され、隣接する記
録ヘッドにより印字される部分的な画像の間の隙間と重
なりを無くす第一の補正動作が行なわれる。
【0103】n色目の画像形成時の斜行が検出された場
合、揺動部材20が揺動され、記録ヘッド群の主走査方
向を一色目の画像の主走査方向に一致させる第二の補正
動作が行なわれる。
【0104】その後、n色目の画像が記録部材30に印
字される。
【0105】n色目の画像が印字されている間、レジス
トマーク8は検出部9によって常に監視されている。記
録ヘッド群1と2と41は、検出部9によりレジストマ
ーク8の蛇行が検出されない限り、第一の補正動作と第
二の補正動作が終了した後の位置関係に維持される。
【0106】レジストマーク8の蛇行は一色目の画像に
歪みがあることを意味する。従って、レジストマーク8
の蛇行が検出された場合には、歪みを持つ一色目の画像
に合わせてn色目の画像を印字するため、記録ヘッド群
1と2と41は、レジストマーク8の蛇行に合わせて主
走査方向に移動され、その印字位置が調整される。その
際、上流側記録ヘッド群1と2と下流側記録ヘッド群4
1とは時間的な間隔をおいて移動される。
【0107】以下、記録ヘッド群1と2と41の印字位
置の調整の詳細について図17〜図20を参照して説明
する。
【0108】レジストマーク8の変位部X1 の先端とそ
の変位量δは検出部9により検出される。図17に示さ
れるように変位部X1 の先端が上流側記録ヘッド群1と
2に到達した時点で、駆動源4が駆動され、上流側記録
ヘッド群1と2の主走査方向の移動が開始される。ま
た、図18に示されるように変位部X1 の末端が上流側
記録ヘッド群1と2に到達した時点で、駆動源4が停止
され、上流側記録ヘッド群1と2の主走査方向の移動が
終了される。上流側記録ヘッド群1と2は、変位部X1
が上流側記録ヘッド群1と2に通過する間に、主走査方
向に変位量δ、移動される。
【0109】従って、上流側記録ヘッド群1と2により
印字される部分的な画像は、上流側記録ヘッド群1と2
の移動が開始される前は、図17に参照符号A1 とC1
で示されるように長方形状であり、上流側記録ヘッド群
1と2が移動される間は、図18に参照符号A2 とC2
で示されるように平行四辺形状であり、上流側記録ヘッ
ド群1と2の移動が終了された後は、図19に参照符号
3 とC3 で示されるように長方形状である。
【0110】一方、図18に図示される状態の後に、変
位部X1 の先端が下流側記録ヘッド群41に到達した時
点で、駆動源46が駆動され、下流側記録ヘッド群41
の主走査方向の移動が開始される。また、図19に示さ
れるように変位部X1 の末端が下流側記録ヘッド群41
に到達した時点で、駆動源46が停止され、下流側記録
ヘッド群41の主走査方向の移動が終了される。下流側
記録ヘッド群41は、変位部X1 が下流側記録ヘッド群
41を通過する間に、主走査方向に変位量δ、移動され
る。
【0111】従って、下流側記録ヘッド群41により印
字される部分的な画像は、下流側記録ヘッド群41の移
動が開始される前は、図17〜図19に参照符号B1
示されるように長方形状であり、下流側記録ヘッド群4
1が移動される間は、図19に参照符号B2 で示される
ように平行四辺形状であり、下流側記録ヘッド群41の
移動が終了された後は、図には示されていないが長方形
状である。
【0112】上述した制御動作により、下流側記録ヘッ
ド群41の移動開始前に下流側記録ヘッド群41により
印字される長方形状の部分的な画像B1 は、上流側記録
ヘッド群1と2の移動開始前に上流側記録ヘッド群1と
2により印字された長方形状の部分的な画像A1 とC1
に対して、隙間や重なりが生じることなく隣接して印字
される。また、下流側記録ヘッド群41の移動の間に下
流側記録ヘッド群41により印字される平行四辺形状の
部分的な画像B2 は、上流側記録ヘッド群1と2の移動
の間に上流側記録ヘッド群1と2により印字された平行
四辺形状の部分的な画像A2 とC2 に対して、隙間や重
なりが生じることなく隣接して印字される。さらに、下
流側記録ヘッド群41の移動開始前に下流側記録ヘッド
群41により印字される長方形状の部分的な画像は、上
流側記録ヘッド群1と2の移動開始前に上流側記録ヘッ
ド群1と2により印字された長方形状の部分的な画像A
3とC3 に対して、隙間や重なりが生じることなく隣接
して印字される。
【0113】図20はこのシーケンスのタイムチャート
を示している。変位部X1 の先端が検出部9で検出され
てから上流側記録ヘッド群1と2に到達するまでの時間
Δt1 は、検出部9と上流側記録ヘッド群1と2の間の
副走査方向の間隔をL1 、記録部材30の速度をVp
すると、Δt1 =L1 /Vp で与えられる。また、変位
部X1の先端が検出部9で検出されてから下流側記録ヘ
ッド群41に到達するまでの時間Δt2 は、上流側記録
ヘッド群1と2と下流側記録ヘッド群41の副走査方向
の間隔をL2 とすると、Δt2 =(L1 +L2 )/Vp
で与えられる。従って、変位部X1 の先端が検出部9で
検出された時点を基準にして、上流側記録ヘッド群1と
2は時間Δt1 遅れて主走査方向の移動が開始され、下
流側記録ヘッド群41は時間Δt2 遅れて主走査方向の
移動が開始される。
【0114】このように、上流側記録ヘッド群の移動に
遅れて下流側記録ヘッド群の移動が開始されることによ
り、隣接する記録ヘッドにより印字される部分的な画像
の間に隙間や重なりが発生することなく、n色目の画像
が印字される。
【0115】[効果] 上流側記録ヘッド群の移動に遅
れて下流側記録ヘッド群の移動が開始されるので、記録
ヘッド群が主走査方向に移動される間に印字される部分
的な画像の間に隙間や重なりが発生することなく、n色
目の画像が印字される。
【0116】〔第五の実施の形態〕本発明の複数記録ヘ
ッドを用いたカラー画像形成装置の第五の実施の形態に
ついて図21を参照して説明する。第五の発明の実施の
形態は、第四の実施の形態における下流側記録ヘッド群
の印字位置の調整をデータのシフトにより行なうもので
ある。
【0117】[構成] 図21に示されるように、下流
側記録ヘッド群51は揺動部材20に固定されており、
上流側記録ヘッド群1と2は支持部材3に固定されてお
り、支持部材3は揺動部材20に移動可能に設けられて
いる。支持部材3は、一端が揺動部材20に固定された
弾性部材13に当接し、他端は揺動部材20に固定され
た駆動源4の駆動軸に当接しており、駆動源4の駆動軸
の進退動作により揺動部材20の長手方向に移動され
る。駆動源4は、例えば、入力ステップ数に応じて駆動
軸が進退するステッピングモータで構成される。
【0118】記録ヘッド1と2と51の各々は主走査方
向に並んだ多数の画素形成部を有しており、画素形成部
は、その各々が一つの画素を印字し、例えばインクジェ
ットヘッドにおいてはノズルが相当する。上流側の記録
ヘッド1と2の画素形成部と下流側の記録ヘッド51の
画素形成部は主走査方向に関して部分的に重なってお
り、上流側の記録ヘッド1と2は画素形成部の全部が動
作されて印字するが、下流側の記録ヘッド51は画素形
成部の所定の範囲の一部が選択的に動作されて印字す
る。
【0119】揺動部材20は、第一の実施の形態と同様
に(図2と図3参照)、所定の間隔を置いてプラテン部
材28に対向しており、両者の隙間に記録部材30が通
される。揺動部材20とプラテン部材28は、一端が共
に軸25に連結しており、他端は連結部29を介して互
いに固定されており、これにより両者の間の相対的な姿
勢は不変に保たれている。
【0120】図21に示されるように、軸25の反対側
に位置する揺動部材20の端部は、一方の側面は装置本
体に固定された弾性部材18に当接し、反対側の側面は
装置本体に固定された駆動源17の駆動軸に当接してお
り、駆動源17の駆動軸の進退動作により揺動部材20
とプラテン部材28の両者は一体となって軸25を中心
にして揺動される。駆動源17は、例えば、入力ステッ
プ数に応じて駆動軸が進退するステッピングモータで構
成される。
【0121】記録ヘッド1と2の各々の上流には、記録
部材30に両側に印字されたレジストマーク8を検出す
る検出部9が一つずつ設けられている。検出部9は、例
えば、CCD等のラインセンサーで構成される。画像形
成装置は、検出部9からの情報に基づいて記録部材30
の斜行を検出する演算部10、演算部10からの指令に
従って駆動源4を制御する駆動制御部53、演算部10
からの指令に従って駆動源17を制御する駆動制御部1
9、演算部10からの指令に従って下流側記録ヘッド群
51の印字範囲をデータのシフトにより制御する制御部
52を有している。
【0122】[作用] カラー画像は、複数の色の画像
が順に記録部材30に重ねて印字されることによって形
成される。
【0123】一色目の画像形成時には、一色目の画像が
記録部材30に印字されると共に、n色目の画像を形成
する際の印字位置の指標となるレジストマーク8が記録
部材30の両側に印字される。
【0124】n色目の画像形成時には、印字に先立ち、
検知部材9によりレジストマーク8が検知され、その情
報に基づいて演算部10において一色目の画像形成時の
斜行状態とn色目の画像形成時の斜行状態が調べられ
る。
【0125】一色目の画像形成時の斜行が検出された場
合、下流側記録ヘッド群51の印字範囲(動作する画素
形成部の範囲)が主走査方向にシフトされ、隣接する記
録ヘッドにより印字される部分的な画像の間の隙間と重
なりを無くす第一の補正動作が行なわれる。
【0126】n色目の画像形成時の斜行が検出された場
合、揺動部材20が揺動され、記録ヘッド群の主走査方
向を一色目の画像の主走査方向に一致させる第二の補正
動作が行なわれる。
【0127】その後、n色目の画像が記録部材30に印
字される。
【0128】n色目の画像が印字されている間、レジス
トマーク8は検出部9によって常に監視されている。記
録ヘッド群1と2と51は、検出部9によりレジストマ
ーク8の蛇行が検出されない限り、第一の補正動作と第
二の補正動作が終了した後の位置関係に維持される。
【0129】レジストマーク8の蛇行は一色目の画像に
歪みがあることを意味する。従って、レジストマーク8
の蛇行が検出された場合には、歪みを持つ一色目の画像
に合わせてn色目の画像を印字するため、レジストマー
ク8の蛇行に合わせて、上流側記録ヘッド群1と2が主
走査方向に移動されるとともに、下流側記録ヘッド群5
1の印字範囲が主走査方向にシフトされる。その際、下
流側記録ヘッド群51の印字範囲のシフトは上流側記録
ヘッド群1と2の移動に遅れて行なわれる。
【0130】以下、記録ヘッド群1と2と51の印字位
置の調整について説明する。
【0131】レジストマーク8の変位部X1 の先端とそ
の変位量δは検出部9により検出される。変位部X1
先端が上流側記録ヘッド群1と2に到達した時点で、駆
動源4が駆動され、上流側記録ヘッド群1と2の主走査
方向の移動が開始される。また、変位部X1 の末端が上
流側記録ヘッド群1と2に到達した時点で、駆動源4が
停止され、上流側記録ヘッド群1と2の主走査方向の移
動が終了される。上流側記録ヘッド群1と2は、変位部
1 が上流側記録ヘッド群1と2に通過する間に、主走
査方向に変位量δ、移動される。
【0132】従って、上流側記録ヘッド群1と2により
印字される部分的な画像は、上流側記録ヘッド群1と2
の移動が開始される前は長方形状であり、上流側記録ヘ
ッド群1と2が移動される間は平行四辺形状であり、上
流側記録ヘッド群1と2の移動が終了された後は長方形
状である。
【0133】一方、変位部X1 の先端が下流側記録ヘッ
ド群51に到達した時点で、下流側記録ヘッド群51の
印字範囲の主走査方向のシフトが開始される。また、変
位部X1 の末端が下流側記録ヘッド群51に到達した時
点で、下流側記録ヘッド群51の印字範囲の主走査方向
のシフトが終了される。下流側記録ヘッド群51の印字
範囲は、変位部X1 が下流側記録ヘッド群51を通過す
る間に、主走査方向に変位量δに相当する分、シフトさ
れる。
【0134】従って、下流側記録ヘッド群51により印
字される部分的な画像は、下流側記録ヘッド群51の印
字範囲のシフトが開始される前は長方形状であり、下流
側記録ヘッド群51の印字範囲がシフトされている間は
平行四辺形状であり、下流側記録ヘッド群51の印字範
囲のシフトが終了された後は長方形状である。
【0135】下流側記録ヘッド群51により印字される
部分的な画像は、常に、上流側記録ヘッド群1と2によ
り印字される部分的な画像に対して、隙間や重なりが生
じることなく隣接して印字される。
【0136】変位部X1 の先端が検出部9で検出されて
から上流側記録ヘッド群1と2に到達するまでの時間Δ
1 は、検出部9と上流側記録ヘッド群1と2の間の副
走査方向の間隔をL1 、記録部材30の速度をVp とす
ると、Δt1 =L1 /Vp で与えられる。また、変位部
X1の先端が検出部9で検出されてから下流側記録ヘッ
ド群51に到達するまでの時間Δt2 は、上流側記録ヘ
ッド群1と2と下流側記録ヘッド群51の副走査方向の
間隔をL2 とすると、Δt2 =(L1 +L2 )/Vp
与えられる。従って、変位部X1 の先端が検出部9で検
出された時点を基準にして、上流側記録ヘッド群1と2
は時間Δt1 遅れて主走査方向の移動が開始され、下流
側記録ヘッド群51は時間Δt2 遅れて印字範囲の主走
査方向のシフトが開始される。
【0137】このように、上流側記録ヘッド群の移動に
遅れて下流側記録ヘッド群の移動が開始されることによ
り、隣接する記録ヘッドにより印字される部分的な画像
の間に隙間や重なりが発生することなく、n色目の画像
が印字される。
【0138】[効果] 下流側記録ヘッド群を機械的に
移動させる機構が不要なので、その分、構成部品が少な
くて済む。従って、本実施形態の画像形成装置は、第四
の実施の形態の装置よりも安価に実現される。
【0139】〔第六の実施の形態〕本発明の複数記録ヘ
ッドを用いたカラー画像形成装置の第六の実施の形態に
ついて図15を参照して説明する。第六の発明の実施の
形態は、第四の実施の形態における上流側記録ヘッド群
と下流側記録ヘッド群の印字位置の調整を共にデータの
シフトにより行なうものである。言い換えれば、第五の
実施の形態における上流側記録ヘッド群の印字位置の調
整をデータのシフトにより行なうものである。
【0140】[構成] 装置の構成は第三の実施の形態
の装置と同じである。
【0141】[作用] カラー画像は、複数の色の画像
が順に記録部材30に重ねて印字されることによって形
成される。
【0142】一色目の画像形成時には、一色目の画像が
記録部材30に印字されると共に、n色目の画像を形成
する際の印字位置の指標となるレジストマーク8が記録
部材30の両側に印字される。
【0143】n色目の画像形成時には、印字に先立ち、
検知部材9によりレジストマーク8が検知され、その情
報に基づいて演算部10において一色目の画像形成時の
斜行状態とn色目の画像形成時の斜行状態が調べられ
る。
【0144】一色目の画像形成時の斜行が検出された場
合、下流側記録ヘッド群38の印字範囲が主走査方向に
シフトされ、隣接する記録ヘッドにより印字される部分
的な画像の間の隙間と重なりを無くす第一の補正動作が
行なわれる。
【0145】n色目の画像形成時の斜行が検出された場
合、揺動部材20が揺動され、記録ヘッド群の主走査方
向を一色目の画像の主走査方向に一致させる第二の補正
動作が行なわれる。
【0146】その後、n色目の画像が記録部材30に印
字される。
【0147】n色目の画像が印字されている間、レジス
トマーク8は検出部9によって常に監視されている。記
録ヘッド群31と32と38は、検出部9によりレジス
トマーク8の蛇行が検出されない限り、第一の補正動作
と第二の補正動作が終了した後の位置関係に維持され
る。
【0148】レジストマーク8の蛇行は一色目の画像に
歪みがあることを意味する。従って、レジストマーク8
の蛇行が検出された場合には、歪みを持つ一色目の画像
に合わせてn色目の画像を印字するため、レジストマー
ク8の蛇行に合わせて、上流側記録ヘッド群31と32
の印字範囲が主走査方向にシフトされるとともに、下流
側記録ヘッド群38の印字範囲が主走査方向にシフトさ
れる。その際、下流側記録ヘッド群38の印字範囲のシ
フトは上流側記録ヘッド群31と32の印字範囲のシフ
トに遅れて行なわれる。
【0149】以下、記録ヘッド群31と32と38の印
字位置の調整について説明する。
【0150】レジストマーク8の変位部X1 の先端とそ
の変位量δは検出部9により検出される。変位部X1
先端が上流側記録ヘッド群1と2に到達した時点で、上
流側記録ヘッド群31と32の印字範囲の主走査方向の
シフトが開始される。また、変位部X1 の末端が上流側
記録ヘッド群1と2に到達した時点で、上流側記録ヘッ
ド群31と32の印字範囲の主走査方向のシフトが終了
される。上流側記録ヘッド群31と32の印字範囲は、
変位部X1 が上流側記録ヘッド群31と32に通過する
間に、主走査方向に変位量δに相当する分、移動され
る。
【0151】従って、上流側記録ヘッド群31と32に
より印字される部分的な画像は、上流側記録ヘッド群3
1と32の印字範囲のシフトが開始される前は長方形状
であり、上流側記録ヘッド群31と32の印字範囲がシ
フトされている間は平行四辺形状であり、上流側記録ヘ
ッド群31と32の印字範囲のシフトが終了された後は
長方形状である。
【0152】一方、変位部X1 の先端が下流側記録ヘッ
ド群38に到達した時点で、下流側記録ヘッド群38の
印字範囲の主走査方向のシフトが開始される。また、変
位部X1 の末端が下流側記録ヘッド群38に到達した時
点で、下流側記録ヘッド群38の印字範囲の主走査方向
のシフトが終了される。下流側記録ヘッド群38の印字
範囲は、変位部X1 が下流側記録ヘッド群38を通過す
る間に、主走査方向に変位量δに相当する分、シフトさ
れる。
【0153】従って、下流側記録ヘッド群38により印
字される部分的な画像は、下流側記録ヘッド群38の印
字範囲のシフトが開始される前は長方形状であり、下流
側記録ヘッド群38の印字範囲がシフトされている間は
平行四辺形状であり、下流側記録ヘッド群38の印字範
囲のシフトが終了された後は長方形状である。
【0154】下流側記録ヘッド群38により印字される
部分的な画像は、常に、上流側記録ヘッド群31と32
により印字される部分的な画像に対して、隙間や重なり
が生じることなく隣接して印字される。
【0155】変位部X1 の先端が検出部9で検出されて
から上流側記録ヘッド群31と32に到達するまでの時
間Δt1 は、検出部9と上流側記録ヘッド群31と32
の間の副走査方向の間隔をL1 、記録部材30の速度を
p とすると、Δt1 =L1/Vp で与えられる。ま
た、変位部X1の先端が検出部9で検出されてから下流
側記録ヘッド群38に到達するまでの時間Δt2は、上
流側記録ヘッド群31と32と下流側記録ヘッド群38
の副走査方向の間隔をL2 とすると、Δt2 =(L1
2 )/Vp で与えられる。従って、変位部X1 の先端
が検出部9で検出された時点を基準にして、上流側記録
ヘッド群31と32は時間Δt1 遅れて印字範囲の主走
査方向のシフトが開始され、下流側記録ヘッド群38は
時間Δt2遅れて印字範囲の主走査方向のシフトが開始
される。
【0156】このように、上流側記録ヘッド群の移動に
遅れて下流側記録ヘッド群の移動が開始されることによ
り、隣接する記録ヘッドにより印字される部分的な画像
の間に隙間や重なりが発生することなく、n色目の画像
が印字される。
【0157】[効果] 下流側記録ヘッド群を機械的に
移動させる機構が不要なので、その分、構成部品が少な
くて済む。従って、本実施形態の画像形成装置は、第五
の実施の形態の装置よりも更に安価に実現される。
【0158】〔第七の実施の形態〕これまでに説明した
実施の形態では、隣接する記録ヘッドにより印字される
部分的な画像は互いに重なる部分がなく互いに隣接する
ものと想定されている。
【0159】しかし、部分的な画像は互いの端部がオー
バーラップして印字されてもよい。ただし、この場合に
は、部分的な画像の端部が単純にオーバーラップして印
字されると、オーバーラップ部が濃くなって目立つよう
になるので、このような事態が生じないように何らかの
工夫が講じられる必要がある。
【0160】以下の実施の形態は、部分的な画像の端部
がオーバーラップして印字される場合におけるオーバー
ラップ部の画像処理に関するものである。このため、続
く実施の形態では、一つの上流側記録ヘッドと一つの下
流側記録ヘッドに注目して説明する。従って、参照する
図面には二つの記録ヘッドが図示されるだけであるが、
記録ヘッドの個数が二個という訳ではない。
【0161】本発明の複数記録ヘッドを用いたカラー画
像形成装置の第七の実施の形態について図22と図23
を参照して説明する。第七の実施の形態は、各記録ヘッ
ドのオーバーラップ部の画素形成部を一個置きに動作さ
せ、しかも、1ライン毎に動作する画素形成部と動作し
ない画素形成部を切り替えるものである。
【0162】[構成] 図22に示されるように、上流
側記録ヘッド207と下流側記録ヘッド208は主走査
方向にオーバーラップして配置されている。画像メモリ
201は記録する画像データを保存している。メモリ選
択部202は、画像メモリ201から送られてくる1ラ
イン分の画像データ毎に、上流側記録ヘッド207と下
流側記録ヘッド208のオーバーラップ部に相当する画
像データを選択して信号制御手段203と信号制御手段
204に出力し、それ以外の画像データは上流側記録ヘ
ッド207と下流側記録ヘッド208に出力する。
【0163】信号制御手段203はオーバーラップ部の
画像データに対して主走査方向に一個置きに記録アクテ
ィブドットとして出力する。ここで、記録アクティブド
ットとして出力するとは、画像データをそのまま出力す
ることを意味する。従って、記録アクティブドットに選
択されなかった画像データは出力されない。これに応え
て、記録ヘッドは、オーバーラップ部において、記録ア
クティブドットに対応する画素形成部が動作し、そうで
ない画素形成部は動作しない。
【0164】信号制御手段204は、オーバーラップ部
の画像データに対して、信号制御手段203で記録アク
ティブドットに選ばれなかった画像データを記録アクテ
ィブドットとして出力する。従って、信号制御手段20
3から記録アクティブドットとして出力される画像デー
タと信号制御手段204から記録アクティブドットとし
て出力される画像データは主走査方向に交互に並ぶ。
【0165】信号制御手段205Aは、信号制御手段2
03から出力される画像データと信号制御手段204か
ら出力される画像データを1ライン毎に交互に上流側記
録ヘッド207に供給する。信号制御手段205Bは、
信号制御手段203から出力される画像データと信号制
御手段204から出力される画像データを1ライン毎に
交互に下流側記録ヘッド208に供給する。信号制御手
段205Aと信号制御手段205Bは、同一ラインに対
しては、一方は信号制御手段203から出力される画像
データを出力し、他方は信号制御手段204から出力さ
れる画像データを出力する。例えば、信号制御手段20
5Aが信号制御手段203から出力される画像データを
上流側記録ヘッド207に供給するときは、信号制御手
段205Bは信号制御手段204から出力される画像デ
ータを下流側記録ヘッド208に供給する。
【0166】信号制御手段206は、オーバーラップ部
において上流側記録ヘッドにより印字されるドットと下
流側記録ヘッドにより印字されるドットが主走査方向に
交互に並び、しかも各記録ヘッドにより印字されるドッ
トの位置は各ライン毎に交互に切り換わるように、信号
制御手段203と信号制御手段204と信号制御手段2
05Aと信号制御手段205Bを総合的に制御する。
【0167】信号制御手段206は、また、記録ヘッド
の移動距離の値に基づいてオーバーラップ部の幅の値を
演算し補正する機能を有しており、記録ヘッドの移動距
離の値によってオーバーラップ部の幅が変動するので、
その値をドット数に換算してメモリ選択部202に制御
信号を出力する。さらに、記録ヘッドの移動距離の値に
基づいて下流側記録ヘッドのオーバーラップ部の記録ア
クティブドットの位置をずらすか否かを判断する機能も
有しており、上流側記録ヘッドにより印字されるドット
と下流側記録ヘッドにより印字されるドットが主走査方
向にずれた場合にも適切にオーバーラップするように制
御する。
【0168】[作用] オーバーラップ部の画像処理に
ついて図23を参照して説明する。図23において、オ
ーバーラップ部の幅は記録ドットの四個分に設定されて
おり、上流側記録ヘッドにより印字されるドットは白丸
で示され、下流側記録ヘッドにより印字されるドットは
黒丸で示されている。
【0169】図23(A)は、あるラインの画像データ
に対して、上流側記録ヘッド207により印字されるド
ットと下流側記録ヘッド208により印字されるドット
とを示している。図23(A)では、説明のため、上流
側記録ヘッド207によるドット(白丸)と下流側記録
ヘッド208によるドット(黒丸)は、二列に表記され
ているが、実際には図23(C)に示されるように同一
直線上に印字される。
【0170】図23(A)に示されるように、オーバー
ラップ部では、主走査方向に沿って、上流側記録ヘッド
207によるドット(白丸)と下流側記録ヘッド208
によるドット(黒丸)が交互に形成される。つまり、上
流側記録ヘッド207では、右側から数えて1番目と3
番目の画素形成部が動作してドットを印字し、2番目と
4番目の画素形成部は動作せずドットを印字しない。一
方、下流側記録ヘッド208では、左側から数えて1番
目と3番目の画素形成部が動作してドットを印字し、2
番目と4番目の画素形成部は動作せずドットを印字しな
い。この結果、図23(C)に示されるように1ライン
の画像データが印字され、そのオーバーラップ部では上
流側記録ヘッド207によるドット(白丸)と下流側記
録ヘッド208によるドット(黒丸)が交互に並んでい
る。
【0171】オーバーラップ部において動作する画素形
成部は1ライン毎に切り替えられる。つまり、例えば上
流側記録ヘッド207のオーバーラップ部に注目する
と、あるラインの画像データの印字に対しては、1番目
と3番目の画素形成部は動作してドットを印字し、2番
目と4番目の画素形成部は動作せずドットを印字しない
が、次のラインの画像データの印字に対しては、1番目
と3番目の画素形成部は動作せずドットを印字せず、2
番目と4番目の画素形成部は動作してドットを印字す
る。この動作する画素形成部の切り替えが各ラインの印
字毎に繰り返される。下流側記録ヘッド208について
も同様である。この結果、図23(B)に示されるよう
な印字結果が得られ、オーバーラップ部においては上流
側記録ヘッド207によるドット(白丸)と下流側記録
ヘッド208によるドット(黒丸)が千鳥掛け状態にな
っている。
【0172】図23(D)は、記録部材の斜行等によ
り、下流側記録ヘッド208により印字されるドットの
位置が上流側記録ヘッド207により印字されるドット
の位置に対して相対的に左にずれた状態を示している。
この状態に対して前述の制御による正常時と同じ印字を
行なうと、図23(D)から容易に理解できるように、
上流側記録ヘッド207によるドット(白丸)と下流側
記録ヘッド208によるドット(黒丸)が重なってしま
い、得られる画像には白く抜ける部分が生じてしまう。
この白抜け部の発生を避けるため、この状況に対しては
次の制御が行なわれる。
【0173】図23(D)に示される状況に対しては、
まず、図23(E)に示されるようにオーバーラップ部
に対応する画素形成部が拡大される。すなわち、上流側
記録ヘッド207ではオーバーラップ部に対応する画素
形成部は右側から数えて1番目から5番目までの五つに
拡大され、下流側側記録ヘッド208ではオーバーラッ
プ部に対応する画素形成部は左側から数えて1番目から
5番目までの五つに拡大される。そして、上流側記録ヘ
ッド207の1番目と3番目と5番目の画素形成部の動
作に対して下流側記録ヘッド208の2番目と4番目の
画素形成部が動作される。この結果、図23(E)に示
される1ラインの画像データが印字される。また、上流
側記録ヘッド207の2番目と4番目の画素形成部の動
作に対して下流側記録ヘッド208の1番目と3番目と
5番目の画素形成部が動作される。
【0174】図23(F)は、図23(D)とは反対
に、下流側記録ヘッド208により印字されるドットの
位置が上流側記録ヘッド207により印字されるドット
の位置に対して相対的に右にずれた状態を示している。
この状態に対して前述の制御による正常時と同じ印字を
行なうと、図23(F)から容易に理解できるように、
オーバーラップ部が縮小するうえに、オーバーラップ部
における上流側記録ヘッド207によるドット(白丸)
と下流側記録ヘッド208によるドット(黒丸)が重な
ってしまうため、得られる画像には白く抜ける部分が生
じてしまう。この白抜け部の発生を避けるため、この状
況に対しては次の制御が行なわれる。
【0175】図23(F)に示される状況に対しては、
まず、図23(G)に示されるようにオーバーラップ部
に対応する画素形成部が縮小される。すなわち、上流側
記録ヘッド207ではオーバーラップ部に対応する画素
形成部は右側から数えて1番目から3番目までの三つに
縮小され、下流側側記録ヘッド208ではオーバーラッ
プ部に対応する画素形成部は左側から数えて1番目から
3番目までの三つに縮小される。そして、上流側記録ヘ
ッド207の1番目と3番目の画素形成部の動作に対し
て下流側記録ヘッド208の2番目の画素形成部が動作
される。この結果、図23(E)に示される1ラインの
画像データが印字される。また、上流側記録ヘッド20
7の2番目の画素形成部の動作に対して下流側記録ヘッ
ド208の1番目と3番目の画素形成部が動作される。
【0176】ここで説明した制御において、画素形成部
を動作させることは、その画素形成部に画像データをそ
のまま送ることに対応し、画素形成部を動作させないこ
とは、その画素形成部に画像データを送らないこと、言
い換えればその画素形成部に送る画像データを「0」に
置き換えることに対応する。
【0177】また、下流側記録ヘッド208により印字
されるドットの位置の上流側記録ヘッド207により印
字されるドットの位置に対する相対的なずれの検出は、
記録紙のレジストマークに副走査方向に一定長さ毎にあ
る刻みマーク位置を検出するタイミングで行なわれる。
マーク位置検出時にドットのずれの有無が検出され、さ
らにドットのずれが有る場合にはドットが左右のどちら
にどれだけずれるかが検出される。その情報に応じて、
オーバーラップ部の変更と下流側記録ヘッド208の動
作する画素形成部の反転とを行なうか否かが判断され
る。
【0178】その判断は例えば次の基準に従って行なわ
れる。ドットのずれが、1/2ドット以内であればその
ままであり、1/2以上で3/2ドット以内であればオ
ーバーラップ部の変更と画素形成部の反転とが行なわれ
る。さらに一般化すれば、整数nに対して、ドットのず
れXが、(−1/2+2n)ドット≦X≦(+1/2+
2n)ドットであればそのままであり、(−1/2+2
n+1)ドット<X<(+1/2+2n+1)ドットで
あればオーバーラップ部の変更と画素形成部の反転とが
行なわれる。
【0179】[効果] オーバーラップ部のドット制御
として簡便なドット制御であるので一部の制御プログラ
ムを変更するだけで容易に実現可能である。
【0180】〔第八の実施の形態〕本発明の複数記録ヘ
ッドを用いたカラー画像形成装置の第八の実施の形態に
ついて図24と図25を参照して説明する。第八の実施
の形態は、各記録ヘッドのオーバーラップ部の画素形成
部に送られる画像データの値を1/2にして、オーバー
ラップ部のドットは各記録ヘッドによって重ねて印字さ
れるものである。
【0181】[構成] 図24に示されるように、上流
側の記録ヘッド306と下流側の記録ヘッド307は主
走査方向にオーバーラップして配置されている。画像メ
モリ301は記録する画像データを保存している。メモ
リ選択部302は、画像メモリから送られてくる1ライ
ン分の画像データ毎に、上流側記録ヘッド306で印字
される画像データを選択して信号処理手段303に出力
し、また下流側記録ヘッド307で印字される画像デー
タを選択して信号処理手段304に出力する。信号処理
手段303に送られる画像データと信号処理手段304
に送られる画像データは共にオーバーラップ部の画像デ
ータを共通に含んでいる。信号処理部303と信号処理
部304は、オーバーラップ部のドットの重み付け係数
を変えて、画像データを上流側記録ヘッド306と下流
側記録ヘッド307に送る。例えば、信号処理部303
と信号処理部304は、オーバーラップ部の画像データ
はその値を1/2の値に変換して出力し、他の画像デー
タはその値のまま出力する。
【0182】上流側記録ヘッド306により印字される
ドットの位置に対して下流側記録ヘッド307により印
字されるドットの位置がずれた場合には、図示されない
制御部によって、ドットのずれによって変動したオーバ
ーラップ部の幅の値がドット数に換算されメモリ選択部
302に伝えられる。
【0183】補間データ処理手段305は、ドットのず
れが生じた際に、下流側記録ヘッド307の画像データ
を、上流側記録ヘッド306の画像データに基づいて補
間処理する。ここで、上流側記録ヘッド306の画像デ
ータに基づいて補間された画像データは、画像メモリ3
01からの元の画像データでもかまわない。
【0184】[作用] オーバーラップ部の画像処理に
ついて図25を参照して説明する。図25において、オ
ーバーラップ部の幅は記録ドットの四個分に設定されて
おり、上流側記録ヘッド306により印字されるドット
は、オーバーラップ部のそれは左上がりの斜線のある丸
で示され、それ以外は白丸で示されており、下流側記録
ヘッド307により印字されるドットは、オーバーラッ
プ部のそれは右上がりの斜線のある丸で示され、それ以
外は黒丸で示されている。
【0185】図25(A)は、あるラインの画像データ
に対する上流側記録ヘッド306により印字されるドッ
トと下流側記録ヘッド307により印字されるドットと
を示している。図25(A)では、上流側記録ヘッド3
06によるドットと下流側記録ヘッド307によるドッ
トは説明のために二列に描かれているが、実際にはこれ
らは同一直線上に印字される。
【0186】上流側記録ヘッド306により印字される
ドットの位置と下流側記録ヘッド307により印字され
るドットの位置との間にずれがない場合、図25(B)
に示されるように、オーバーラップ部のドットは重ねて
印字される。上流側記録ヘッド306により印字される
オーバーラップ部のドットの画像データの値と下流側記
録ヘッド307により印字されるオーバーラップ部のド
ットの画像データの値は共に通常のドットの画像データ
すなわち非オーバーラップ部のドットの画像データの値
の1/2に設定されているので、二つの記録ヘッドによ
って重ねて印字されたオーバーラップ部のドットの濃度
は非オーバーラップ部のドットの濃度に殆ど等しい。
【0187】上流側記録ヘッド306により印字される
ドットの位置に対して下流側記録ヘッド307により印
字されるドットの位置が左にずれた場合、そのずれがド
ットの半分程度であれば、図25(C)に示されるよう
に、下流側記録ヘッド307により印字されたドット
は、上流側記録ヘッド306により印字されたドットの
間に位置する。
【0188】ドットのずれが更に大きくドットの一個程
度であれば、下流側記録ヘッド307により印字された
ドットは、上流側記録ヘッド306により印字されたド
ットに重なる。この場合にはオーバーラップ部が拡がる
ため、オーバーラップ部に対応する画像形成部が五つに
拡大される。さらに、下流側記録ヘッド307の画像デ
ータが補間データに置き換えられる。例えば、下流側記
録ヘッド307の左から2番目の画素形成部の画像デー
タF2は、上流側記録ヘッド306の右からn番目の画
素形成部の画像データをf(n)として、F2=(f
(4)×Z+f(3)×(1−Z))/2とする。ここ
でZはずれ量Xとの間にZ=X/(解像度)の関係があ
る。
【0189】ここで説明した例は、オーバーラップ部が
広がる場合であるが、オーバーラップ部が狭まる場合に
は、オーバーラップ部に対応する画素形成部が三つの縮
小され、同様の補間処理が行なわれる。
【0190】ここでは、オーバーラップ部の画像データ
の重み付けは、その範囲の全てを1/2にして行なった
が、ヘッド端部に向かって単調減少する重み付け特性に
してもよく、重み付け特性カーブは限定しない。
【0191】また、ずれに対する補間処理はオーバーラ
ップ部だけに行なっているが、ヘッドの全範囲に補間処
理を行なったり、オーバーラップ部との境界から徐々に
その程度が弱まる補間処理を行なってもよい。
【0192】また、上流側記録ヘッド306により印字
されるドットの位置に対する下流側記録ヘッド307に
より印字されるドットの位置の相対的なずれの検出は、
記録紙のレジストマークに副走査方向に一定長さ毎にあ
る刻みマーク位置を検出するタイミングで行なわれる。
マーク位置検出時にドットのずれの有無が検出され、さ
らにドットのずれが有る場合にはドットが左右のどちら
にどれだけずれるかが検出される。その情報に応じて、
オーバーラップ部の変更と補間データの算出が行なわれ
る。
【0193】[効果] オーバーラップ部のドット制御
として重ねたドットの微妙なずれを補間データによって
画像データを発生させているので、オーバーラップ部と
他の画像記録部との差が少なく、両者の境目を目立たな
くする効果が大きい。
【0194】〔第九の実施の形態〕本発明の複数記録ヘ
ッドを用いたカラー画像形成装置の第九の実施の形態に
ついて図26と図27と図28を参照して説明する。第
九の実施の形態は、ドットがずれた際にオーバーラップ
部の記録ドットの径を拡大させるものである。
【0195】[構成] 図に示されていないが上流側記
録ヘッドと下流側記録ヘッドは主走査方向にオーバーラ
ップして配置されている。
【0196】図26はヘッド制御の説明図である。ヘッ
ド内部にあるコロナ発生部401によって負のコロナが
発生され、その下に配置されたドット制御電極403に
よってイオン電荷を放射制御され、記録紙30に潜像が
形成される。記録紙30の下には対向電極402が位置
している。ドット制御電極403は、絶縁基盤とその両
側に設けられた電極とを有しており、その電位の制御は
ヘッド信号制御部404によって行われる。また、ドッ
ト制御電極403に高圧のバイアス電位を与える高圧制
御部405が設けられている。この高圧制御部405の
電位V1 の可変制御は演算部10のヘッド位置制御値に
応じて行なわれる。図26には描かれていないが、ヘッ
ドのオーバーラップ部外のドット制御電極には405に
対して通常の電位V2 の高圧電源が接続されている。
【0197】また、これら全体の制御を司る全体制御部
406が設けられている。この全体制御部406は、ヘ
ッド信号制御や上述の様々の制御を一手に行なうもの
で、この説明の制御だけを行なうものではない。
【0198】[作用] オーバーラップ部の画像処理に
ついて図27を参照して説明する。図27において、オ
ーバーラップ部の幅は記録ドットの四個分に設定されて
おり、上流側記録ヘッドにより印字されるドットは白丸
で示され、下流側記録ヘッドにより印字されるドットは
黒丸で示されている。この実施の形態は、第七の実施の
形態と同様に、理想的な状態において、オーバーラップ
部では上流側記録ヘッドにより印字されるドットと下流
側記録ヘッドにより印字されるドットとが主走査方向に
接して並ぶように、記録ヘッドのオーバーラップ部の動
作する画素形成部が選ばれている。
【0199】図27(A)は、上流側記録ヘッドにより
印字されるドットの位置に対して、下流側記録ヘッドに
より印字されるドットの位置が左にずれた状態を示して
いる。この状態では、オーバーラップ部では上流側記録
ヘッドによるドットと下流側記録ヘッドによるドットの
間に隙間が生じるため、得られる画像には白く抜ける部
分が生じてしまう。この白抜け部の発生を避けるため、
オーバーラップ部は標準よりも大きい径のドットが印字
される。
【0200】図27(B)は、オーバーラップ部の上流
側記録ヘッドによるドットの径と下流側記録ヘッドによ
るドットの径が共に拡大された場合を示しており、図2
7(C)は、オーバーラップ部の下流側記録ヘッドによ
るドットの径だけが拡大された場合を示している。
【0201】ドットの径の拡大はドット制御電極403
の電位を変えることで行なわれる。すなわち、高圧制御
部405によって、オーバーラップ部のドット制御電極
403の電位がV1 に変更される。ここで、オーバーラ
ップ部以外のドット制御電極403の電位はV2 であ
り、|V1 |<|V2 |の関係を満たしている。電位V
1 のドット制御電極403により形成されるドットは、
電位V2 のドット制御電極403により形成されるドッ
トに比べて、径の大きなものとなる。
【0202】これは、ドット制御電極の電位の高低に対
するイオン電荷の軌道の違いを模式的に示している図2
8を参照することにより容易に理解できる。図28
(A)はドット制御電極403の電位が高い場合を示し
ており、図28(B)はドット制御電極403の電位が
低い場合を示している。図28(A)に示されるよう
に、ドット制御電極403の電位が高い場合には、ドッ
ト制御電極403と記録紙30の間に形成される電界の
等電位面は平面に近く、このためドット制御電極403
の孔を通過したイオン電荷は直線的に進行して記録紙3
0に達する。これに対して、図28(B)に示されるよ
うに、ドット制御電極403の電位が低い場合には、ド
ット制御電極403と記録紙30の間に形成される電界
の等電位面は湾曲が大きいため、ドット制御電極403
の孔を通過したイオン電荷は広がりながら進行して記録
紙30に達する。このため、ドット制御電極403の電
位が低い場合には、ドット制御電極403の電位が高い
場合に比べて、大きいドットが記録紙30に形成され
る。
【0203】ドット制御電極の電位の変更を、図27
(B)に示されるように上流側記録ヘッドと下流側記録
ヘッドの両方に対して行なうだけで、あるいは図27
(C)に示されるように両者の一方に対して行なうだけ
で、画像の白抜け部の発生が防止される。
【0204】上流側記録ヘッドにより印字されるドット
の位置に対する下流側記録ヘッドにより印字されるドッ
トの位置のずれの検出は、記録紙のレジストマークに副
走査方向に一定長さ毎にある刻みマーク位置を検出する
タイミングで行なわれる。マーク位置検出時にドットの
ずれの有無が検出され、さらにドットのずれが有る場合
にはドットが左右のどちらにどれだけずれるかが検出さ
れる。その情報に応じて、オーバーラップ部のドットの
径の変更すなわちドット制御電極403の電位の変更が
行なわれる。前述したようにドット制御電極403の電
位は高圧制御部405により制御されており、ドットの
ずれ量Xが解像度の整数倍のとき電位V1 が所定の最低
電位Vmin になるように制御される。
【0205】ここでは、オーバーラップ部のドットが上
流側記録ヘッドと下流側記録ヘッドによって交互に印字
される例を示したが、第八の実施の形態と同様にオーバ
ーラップ部のドットの画像データの値に重み付けを行な
う駆動に対して適用してもよい。また、ドットのずれと
関係無く複数ヘッドのオーバーラップ部にこの処理を行
なってもよい。
【0206】[効果] オーバーラップ部のドット制御
としてドット径の拡大処理を行なっているので、少々ず
れてもその部分がぼけて見えるためずれた事による画像
ノイズの症状は目に付きにくい。それだけでなく、初期
設定時の調整容易性や長期使用による画品質の変化は少
ないのでメンテナンス不要の期待が大きい。
【0207】〔第十の実施の形態〕第八の実施の形態で
は、オーバーラップ部のドットの画像データ値を単純に
1/2にして潜像を重ねて二回形成したが、これを現像
したものは、画像データ値のままに潜像を一回形成して
現像したものとは微妙に異なる。図29は、画像データ
に対する、画像データ値を1/2にして潜像を重ねて二
回形成しこれを現像して得られるドットの光学濃度値
(O.D.値)と、画像データ値のままに潜像を一回形
成しこれを現像して得られるドットのO.D.値のグラ
フであり、このグラフは前述の様子を示している。例え
ば、画像データ値20%では、二回の潜像形成による画
像濃度の方がO.D.値で0.03淡く、画像データ値
60%では、二回の潜像形成による画像濃度の方がO.
D.値で0.01位淡い。しかし、画像データ値100
%では、二回の潜像形成による画像濃度の方がO.D.
値で0.02位濃く、状況が逆転している。
【0208】ここでは静電気録方式を考えているが、オ
ーバーラップ部の記録プロセスでは上流側記録ヘッドで
潜像を形成した上に下流側記録ヘッドで潜像を形成する
ことになり、画像データ値を二分割して潜像上で合成す
る際、低濃度部分では潜像上のドット電荷の小反発力な
どの影響を受け、その後に重ねて潜像が形成されても潜
像電位は少々低くなっているものと考えられる。しかし
ながら、高濃度部分ではその影響は少なく結果的には潜
像電位は少々高くなっていると考えられる。
【0209】従って、画像中のオーバーラップ部は、低
濃度から中濃度の部分であれば若干淡い帯となり、高濃
度の部分であれば若干濃度が濃い帯となり、わずかな濃
度差であるが近接しているので、見た目にはいずれも非
常によく目立った帯となってしまう。
【0210】本発明の複数記録ヘッドを用いたカラー画
像形成装置の第十の実施の形態について図29〜図31
を参照して説明する。第十の実施の形態は、各記録ヘッ
ドのオーバーラップ部の画素形成部に送られる画像デー
タ値を分割し、分割された画像データ値に従ってドット
の潜像を各記録ヘッドにより重ねて二回形成するもので
あり、その際に二回の潜像形成によるドットの濃度が一
回の潜像形成によるドットの濃度と等しくなるように画
像データ値を補正するものである。以下の説明において
は、この補正をγ補正と呼ぶことにする。
【0211】[構成] 第十の実施の形態は図24の構
成に対して一部変更を加えた構成であり、その変更部分
は図30に示されている。従って、続く説明は図24を
併せて参照して行なう。
【0212】図24に示されるように、上流側の記録ヘ
ッド306と下流側の記録ヘッド307は主走査方向に
オーバーラップして配置されている。画像メモリ301
は記録する画像データを保存している。メモリ選択部3
02は、画像メモリから送られてくる1ライン分の画像
データ毎に、上流側記録ヘッド306で印字される画像
データを選択して信号処理手段303に出力し、また下
流側記録ヘッド307で印字される画像データを選択し
て信号処理手段304に出力する。信号処理手段303
に送られる画像データと信号処理手段304に送られる
画像データは共にオーバーラップ部の画像データを共通
に含んでいる。
【0213】図30に示されるように、オーバーラップ
用γ補正処理部308が追加されている。オーバーラッ
プ用γ補正処理部308は、メモリ選択部302にある
データ値を読み込み、予め入力されていたγ変換用LU
Tによってγ変換処理を行ない、その変換処理結果をメ
モリ選択部302に返す。ここでのγ変換用LUTは一
般的な入力8ビットから出力8ビットへのルックアップ
テーブル変換を考えている。また、予め図29の特性を
測定しておいて、そのデータから図31の特性が求めら
れてLUT変換データができているものとしている。
【0214】ここでは、第八の実施の形態で説明した各
記録ヘッドのオーバーラップ部の分割された画像データ
値の和が元の画像データ値に等しくなる合成法とは異な
る合成法を示す。
【0215】上流側記録ヘッドによるドットの画像デー
タ値と下流側記録ヘッドによるドットの画像データ値の
和が元の記録データ値に等しくなるように分割する手法
と、オーバーラップ部の間でヘッド端片ほど重み付け係
数が小さくなる手法を組み合わせて用いる。つまり、例
えば、オーバーラップ部のドット数を4とすると、上流
側記録ヘッドのオーバーラップ部の画素形成部に対する
重み付け係数は左から順に4/5、3/5、2/5、1
/5となり、下流側記録ヘッドのオーバーラップ部の画
素形成部に対する重み付け係数は左から順に1/5、2
/5、3/5、4/5となる。ここでは説明を簡単にす
るためにオーバーラップ部のドット数を4としたが、実
際の装置ではオーバーラップ部のドット数は24ドット
以上に設定される。
【0216】信号制御部303はオーバーラップ部の画
像データに対してこのような重み付け係数を乗算したも
のを上流側記録ヘッド306に出力し、信号制御部30
4はオーバーラップ部の画像データに対してこのような
重み付け係数を乗算したものを上流側記録ヘッド307
に出力する。補間データ処理手段305については第八
の実施の形態のところで説明しているので、ここではそ
の説明は省略する。
【0217】[作用] 二回潜像一回現像の記録データ
値と光学濃度(O.D.)の特性を図29に示したが、
一回潜像一回現像のO.D.特性値の得られる二回潜像
一回現像の記録データ補正値の関係を求めたものが図3
1である。データを見ると、例えば、記録データ値20
%のときには出力が23%になるように、記録データ値
60%のときには出力が61%に、記録データ値100
%のときには出力が97%にすることで一回潜像一回現
像のO.D.値と二回潜像一回現像のO.D.値を等し
くすることができる。このγ補正処理を行なえば、オー
バーラップ部分の濃淡が目立たなくなることが分かる。
オーバーラップ部の記録データ値に対するこのγ補正は
オーバーラップ用γ補正処理部308で行なわれ、その
処理データが再びメモリ選択部302に転送されオーバ
ーラップ処理が行なわれる。
【0218】前述したようにオーバーラップ部の範囲を
4ドット分として説明する。オーバーラップ部の記録ド
ットの画像データ値を左から順に例えば20%、60
%、20%、100%とすると、まずγ補正によってそ
れぞれ画像データ値が23%、61%、23%、97%
に補正される。さらに信号処理手段303によって上流
側記録ヘッド306用に23%×4/5=28%、61
%×3/5=37%、97%×1/5=19%と演算さ
れ、信号処理手段304により下流側記録ヘッド307
用に23%×1/5=5%、61%×2/5=24%、
23%×3/5=14%、97%×4/5=78%と演
算される。その後、そのデータは上流側記録ヘッド30
6と下流側記録ヘッド307にそれぞれ転送され潜像処
理される。その結果、オーバーラップ部の記録ドットの
画像データ値は合成されて18%+5%=23%、37
%+24%=61%、9%+14%=23%、19%+
78%=97%となり、その二回潜像一回現像によるド
ットのO.D.値は、一回潜像一回現像による20%、
60%、20%、100%のドットのO.D.値と同じ
になる。
【0219】ここでは、オーバーラップ部の画像データ
に対してヘッド端部に向かって単調減少の重み付けを行
なう例を示したが、オーバーラップ部の画像データの全
てを1/2にする手法に適用することもでき、重み付け
の特性カーブは上述の例に限定されるものではない。
【0220】〔第十一の実施の形態〕本発明の複数記録
ヘッドを用いたカラー画像形成装置の第十一の実施の形
態について図32を参照して説明する。第十一の実施の
形態は、第十の実施の形態で説明したγ補正を、記録色
別にオーバーラップ部の記録ドットの画像データに対し
て行なうものである。
【0221】[構成] 図24の構成に対して一部変更
を加えた構成であり、図32に示されるように、記録色
別にγ補正を行なうオーバーラップ用γ補正処理部30
9が追加されている。記録色はKYMCの四色があり、
オーバーラップ用γ補正処理部309はそれぞれの色専
用のγ補正処理部を有している。他の構成は前述の実施
の形態と同じであるので、その説明はここでは省略す
る。
【0222】[作用] 記録が例えばKYMCの色の順
序で行なわれるとすると、まずK色の記録に対応して、
γ補正処理部309の中のオーバーラップ用K−γ補正
処理部が選択され一連の処理が行なわれる。その一連の
処理は、前述の実施の形態と同様に行なわれる。次に、
Y色の記録、M色の記録、C色の記録の各々に対応し
て、γ補正処理部309の中のオーバーラップ用Y−γ
補正処理部、オーバーラップ用M−γ補正処理部、オー
バーラップ用C−γ補正処理部が順に選択され一連の処
理が行なわれる。ここでは四色の記録を例にあげたが、
色数は四色に限定されるものではない。
【0223】〔第十二の実施の形態〕本発明の複数記録
ヘッドを用いたカラー画像形成装置の第十二の実施の形
態について図33と図34を参照して説明する。第十二
の実施の形態は、オーバーラップ部の記録ドットの画像
データ値を上流側記録ヘッドと下流側記録ヘッドの各ド
ット別にオーバーラップ用γ補正の処理をして記録紙上
で合成するものである。
【0224】[構成] 図24と相違する部分について
のみ説明する。図33において、メモリ選択部302
は、オーバーラップ部に相当する画像データを選択し、
選択した画像データを上流側ドットオーバーラップ用γ
補正部501と下流側ドットオーバーラップ用γ補正部
502に送る。オーバーラップ用γ補正部501と50
2の各々は、ドット別に画像データのγ補正を行なう。
ここでは前述の重み付け係数の乗算処理は行なっていな
い。その後の処理は通常の記録動作である。
【0225】[作用] オーバーラップ部に相当する画
像データはドット別にγ補正が行なわれる。γ補正は例
えば図34のテーブル特性に基づいて変換される。この
データは、予め図29の測定が行なわれ、例えば、ヘッ
ド端部に向かって単調減少の重み付け係数特性と図31
の合成データとしている。ここでも、説明を簡単にする
ため、オーバーラップ幅を四ドットに仮定している。図
34では実線が補正データであるが、破線は図31を除
いた特性である。このデータはオーバーラップ用γ補正
部501と502の各々にLUTデータとして予め入力
されている。また、上流側記録ヘッドによるドットと下
流側記録ヘッドによるドットとを主走査方向で左右逆の
単調減少特性でオーバーラップさせているので、そのド
ット位置関係の様子を同図に番号で示している。この特
性に応じて、オーバーラップ部の画像データをドット毎
にγ補正して、そのデータを記録ヘッド306と307
の各々に転送し、上流側記録ヘッド306と下流側記録
ヘッド307で通常の記録動作をさせている。記録紙に
は上流側記録ヘッドによるドットと下流側記録ヘッドに
よるドットとが重なって記録される。
【0226】本発明は、上述の実施の形態に何等限定さ
れるものではない。発明の要旨を逸脱しない範囲で行な
われる実施は、すべて本発明に含まれる。
【0227】本明細書は以下の各項に記した発明を含ん
でいる。
【0228】1.[構成] 複数の記録ヘッドを副走査
方向に二つ以上の群に分割して主走査方向の記録を行
い、各色画像を重ね合わせるカラー画像記録装置におい
て、上流側記録ヘッド群の相互の記録位置を保持したま
ま、上流側記録ヘッド全体の記録位置を主走査方向にシ
フトする手段と、下流側記録ヘッド群相互の記録位置を
保持したまま、下流側記録ヘッド群全体の記録位置を上
流側記録ヘッド群に対して主走査方向にシフトさせる手
段と、記録媒体上に設けられたレジストマークと、レジ
ストマークを検出する検出手段と、レジストマークの位
置より記録媒体の搬送状態を算出する演算手段と、記録
媒体の搬送状態より上流側記録ヘッド群全体の記録位置
の主走査方向のシフト量および下流側記録ヘッド群全体
の記録位置の上流側記録ヘッド群に対する主走査方向の
シフト量を演算する演算手段を有し、一色目の記録時に
レジストマークを印字し、二色目以降の記録時に検出さ
れたレジストマークより算出された記録紙の搬送状態に
基づき、一色目の印字位置に二色目以降の記録が重なる
よう上流側記録ヘッド群全体の記録位置を主走査方向に
シフトするとともに下流側記録ヘッド群の端部が上流側
記録ヘッド群の端部に略一致するよう下流側記録ヘッド
群全体の記録位置を主走査方向にシフトすることを特徴
とする複数記録ヘッドを用いたカラー画像形成装置。
【0229】[対応する実施の形態] 第一、第二、第
三の実施の形態が対応する。
【0230】[効果] 搬送状態を算出する演算手段と
シフト量を演算する演算手段によって、下流側記録ヘッ
ド群の端部が上流側記録ヘッド群の端部に略一致するよ
う下流側記録ヘッド群全体の記録位置を主走査方向にシ
フトするので、一色目の記録用紙の斜行により発生する
隣り合う記録ヘッドの境界部のすきまや重ねを、二色目
以降の補正動作により目立たなくすることができる。
【0231】2.[構成] 複数の記録ヘッドを副走査
方向にいくつかの群にわけながら主走査方向に並べ、記
録媒体に各色画像を重ね合わせるカラー画像形成装置に
おいて、上流側の群の記録ヘッド(1、2)を互いの位
置関係を保ちながら主走査方向に位置を変えられるよう
に移動自在に支持する支持部材(30)と、上流側の群
の記録ヘッド(1、2)を主走査方向に移動する駆動源
(4)と、上流側の群の記録ヘッド(1、2)に対し下
流側の群の互いの位置関係を保ちながら記録ヘッド
(5)が主走査方向に位置を変えられるように移動自在
に支持し、かつ支持部材(3)と連動して主走査方向に
移動可能な支持部材(6)と、下流側の群の記録ヘッド
(5)を主走査方向に移動する駆動源(7)と、上流側
の群の記録ヘッド(1、2)と下流側の群の記録ヘッド
(5)を載置して、主走査方向に対して回転できる揺動
部材(20)と、揺動部材を揺動させる駆動源(17)
と、印字位置を知らせるレジストマーク(8)を読み取
る検知部(9)と、記録位置を演算する演算部(10)
と、その演算結果に基づき駆動源(4、7、17)を電
気的に駆動する電気的駆動制御部(11)とを有し、一
色目の記録時には、一色目の画像と二色目以降の印字位
置の指標となるレジストマーク(8)とを同時に印画
し、二色目以降の記録時には、記録に先立ちレジストマ
ーク(8)を検知部材(9)により検知し、一色目の斜
行状態と二色目の斜行状態を演算し、一色目の斜行を検
出した場合には、支持部材(6)を主走査方向に移動し
て一色目に発生した斜行による隣接記録ヘッド間のすき
まもしくは重なりを解消する第一の補正動作を行い、二
色目の斜行を検出した場合には、揺動部材(20)を揺
動して一色目に記録されている主走査方向に一致させる
第二の補正動作を行い、上流の群の記録ヘッドによる記
録動作を開始した以降は、第一の補正動作と第二の補正
動作の位置関係を保ったまま、レジストマーク(8)の
検出結果をもとに上流側の群の記録ヘッド(1、2)と
下流側の群の記録ヘッド(5)を載置している支持台
(3)を主走査方向に移動しながら二色目の記録を行う
複数記録ヘッドを用いたカラー画像形成装置。
【0232】[対応する実施の形態] 第一の実施の形
態が対応する。
【0233】[効果] 上流側の群の記録ヘッド主走査
方向に位置を変えられるように移動自在に支持する支持
部材3と、下流側の群の記録ヘッドを主走査方向に位置
を変えられる支持部材6によって、一色目の記録用紙の
斜行により発生する隣り合う記録ヘッドの境界部のすき
まや重ねを、二色目以降の補正動作により目立たなくす
ることができる。さらに、機械的に移動量を調整できる
ので、隣り合う記録ヘッドによる画像境界部を正確に位
置決めすることができる。
【0234】3.[構成] 複数の記録ヘッドを副走査
方向にいくつかの群にわけながら主走査方向に並べ、記
録媒体に各色画像を重ね合わせるカラー画像形成装置に
おいて、上流側の群の記録ヘッド(1、2)を主走査方
向に位置を変えられるように移動自在に支持する支持部
材(3)と、上流側の群の記録ヘッド(1、2)を主走
査方向に移動する駆動源(4)と、上流側の群の記録ヘ
ッド(1、2)に対し主走査方向で印字位置がオーバー
ラップするように配置されかつ互いの位置関係を保ちな
がら上流側の群の記録ヘッドと一緒に主走査方向に移動
できる下流側の群の記録ヘッド(21)と、上流側の群
の記録ヘッド(1、2)と下流側の群の記録ヘッド(2
1)を載置して、主走査方向に対して回転できる揺動部
材(20)と、揺動部材を揺動させる駆動源(17)
と、印字位置を知らせるレジストマーク(8)を読み取
る検知部(9)と、記録位置を演算する演算部(10)
と、その演算結果に基づき駆動源(4、17)を電気的
に駆動する電気的駆動制御部11と、下流側の群の記録
ヘッド(21)の記録位置の信号をシフトする記録ヘッ
ド制御部(22)とを有し、一色目の記録時には、一色
目の画像と二色目以降の印字位置の指標となるレジスト
マーク(8)とを同時に印画し、二色目以降の記録時に
は、記録に先立ちレジストマーク(8)を検知部材
(9)により検知し、一色目の斜行状態と二色目の斜行
状態を演算し、一色目の斜行を検出した場合には、下流
側の群の記録ヘッド(21)の印字位置の信号をシフト
し一色目に発生した斜行による隣接記録ヘッド間のすき
まもしくは重なり解消する第一の補正動作と、二色目の
斜行を検出した場合には、揺動部材(20)を揺動して
一色目に記録されている主走査方向に一致させる第二の
補正動作を行い、上流の群の記録ヘッドによる記録動作
を開始した以降は、第一の補正動作と第二の補正動作の
位置関係を保ったまま、レジストマーク(8)の検出結
果をもとに上流側の群の記録ヘッド(1、2)と下流側
の群の記録ヘッド(21)を載置している支持台(3)
を主走査方向に移動しながら二色目以降の記録を行う複
数記録ヘッドを用いたカラー画像形成装置。
【0235】[対応する実施の形態] 第二の実施の形
態が対応する。
【0236】[効果] 上流側の群の記録ヘッドに対し
主走査方向で印字位置がオーバーラップするように配置
した下流側の群の記録ヘッドと記録位置の信号をシフト
する記録ヘッド制御部22によって、一色目の記録用紙
の斜行により発生する隣り合う記録ヘッドの境界部のす
きまや重ねを、二色目以降の補正動作により目立たなく
することができる。さらに、下流側の群の記録ヘッドの
移動機構を持たなくて良いため、高性能な装置を安価に
提供できる。
【0237】4.[構成] 複数の記録ヘッドを副走査
方向にいくつかの群にわけながら主走査方向に並べ、記
録媒体に各色画像を重ね合わせるカラー画像形成装置に
おいて、上流側の群の記録ヘッド(31、32)と下流
側の群の記録ヘッド(38)が主走査方向にオーバーラ
ップするように配置し主走査方向に対して回転できる揺
動部材(34)と、揺動部材を揺動させる駆動源(1
7)と、印字位置を知らせるレジストマーク(8)を読
み取る検知部(9)と、記録位置を演算する演算部(1
0)と、その演算結果に基づき記録信号をシフトする記
録ヘッド制御部(22、23)とを有し、一色目の記録
時には、一色目の画像と二色目以降の印字位置の指標と
なるレジストマークとを同時に印画し、二色目以降の記
録時には、記録に先立ちレジストマーク(8)を検知部
材(9)により検知し、一色目の斜行状態と二色目の斜
行状態を演算し、一色目の斜行を検出した場合には、下
流側の群の記録ヘッド38の印字位置の信号をシフトし
一色目に発生した斜行による隣接記録ヘッド間のすきま
もしくは重なりを解消する第一の補正動作と、二色目の
斜行を検出した場合には、揺動部材(34)を揺動して
一色目に記録されている主走査方向に一致させる第二の
補正動作を行い、上流の群の記録ヘッドによる記録動作
を開始した以降は、第一の補正動作と第二の補正動作の
位置関係を保ったまま、レジストマーク(8)の検出結
果をもとに上流側の群の記録ヘッド(31、32)と下
流側の群の記録ヘッド(38)の記録位置を主走査方向
に電気的に記録位置をシフトしながら二色目以降の記録
を行う複数記録ヘッドを用いたカラー画像形成装置。
【0238】[対応する実施の形態] 第三の実施の形
態が対応する。
【0239】[効果] 上流側の群の記録ヘッドと下流
側の群の記録ヘッドが主走査方向にオーバーラップする
ように配置し、記録信号をシフトする記録ヘッド制御部
することで、一色目の記録用紙の斜行により発生する隣
り合う記録ヘッドの境界部のすきまや重ねを、二色目以
降の補正動作により目立たなくすることができる。さら
に、上流側と下流側の群の記録ヘッドの移動機構を持た
なくて良いため、高性能な装置を安価に提供できる。
【0240】5.[構成] 複数の記録ヘッドを副走査
方向に二つ以上の群に分割して主走査方向の記録を行
い、各色画像を重ね合わせるカラー画像記録装置におい
て、上流側記録ヘッド群の相互の記録位置を保持したま
ま、上流側記録ヘッド群全体の記録位置を主走査方向に
シフトする手段と、下流側記録ヘッド群相互の記録位置
を保持したまま、下流側記録ヘッド群全体の記録位置を
上流側記録ヘッド群に対して主走査方向にシフトさせる
手段と、記録媒体上に設けられたレジストマークと、レ
ジストマークを検知する検知手段と、レジストマークの
位置より記録媒体の搬送状態を算出する演算手段と、記
録媒体の搬送状態より上流側記録ヘッド群全体の記録位
置の主走査方向のシフト量および下流側記録ヘッド群全
体の記録位置の上流側記録ヘッド群に対する主走査方向
のシフト量を算出する演算手段を有し、一色目の記録時
にレジストマークを印字し、二色目以降の記録時に検出
されたレジストマークより算出された記録紙の搬送状態
に基づき、一色目の印字位置に二色目以降の記録が重な
るよう上流側記録ヘッド群全体の記録位置を主走査方向
にシフトするとともに、記録媒体が上流側ヘッド群から
下流側ヘッド群へ移動する時間遅れて、下流側記録ヘッ
ド群全体の記録位置を主走査方向にシフトすることを特
徴とする複数記録ヘッドを用いたカラー画像形成装置。
【0241】[対応する実施の形態] 第四、第五、第
六の実施の形態が対応する。
【0242】[効果] 上流側記録ヘッド群全体の記録
位置を主走査方向にシフトする手段と、下流側記録ヘッ
ド群全体の記録位置を主走査方向にシフトさせる手段に
よって、記録媒体が上流側ヘッド群から下流側ヘッド群
へ移動する時間遅れによって発生する隣り合う記録ヘッ
ドの境界部のすきまや重なりを防止することができる。
【0243】6.[構成] 複数の記録ヘッドを副走査
方向にいくつかの群にわけながら主走査方向に並べ、記
録媒体に各色画像を重ね合わせるカラー画像形成装置に
おいて、上流側の群の記録ヘッド(1、2)を互いの位
置関係を保ちながら主走査方向に位置を変えられるよう
に移動自在に支持する支持部材(3)と、上流側の群の
記録ヘッド(1、2)を主走査方向に移動する駆動源
(4)と、下流側の群の互いの位置関係を保ちながら記
録ヘッド(41)が主走査方向に位置を変えられるよう
に移動自在に支持する支持部材(48)と、下流側の群
の記録ヘッド(41)を主走査方向に移動する駆動源
(46)と、上流側の群の記録ヘッド(1、2)と下流
側の群の記録ヘッド(41)を載置して、主走査方向に
対して回転できる揺動部材(44)と、揺動部材(4
4)を揺動させる駆動源(17)と、印字位置を知らせ
るレジストマーク(8)を読み取る検知部(9)と、記
録位置を演算する演算部(10)と、その演算結果に基
づき駆動源(4、46、17)を電気的に駆動する電気
的駆動制御部(43、42、19)とを有し、一色目の
記録時には、一色目の画像と二色目以降の印字位置の指
標となるレジストマーク(8)とを同時に印画し、二色
目以降の記録時には、記録に先立ちレジストマーク
(8)を検知部材(9)により検知し、一色目の斜行状
態と二色目の斜行状態を演算し、一色目の斜行を検出し
た場合には、支持部材(7)を主走査方向に移動して一
色目に発生した斜行による隣接記録ヘッド間のすきまも
しくは重なりを解消する第一の補正動作を行い、二色目
の斜行を検出した場合には、揺動部材(20)を揺動し
て一色目に記録されている主走査方向に一致させる第二
の補正動作を行い、上流の群の記録ヘッドによる記録動
作を開始した以降は、第一の補正動作と第二の補正動作
の位置関係を保ったまま、レジストマーク(8)の検出
結果をもとに上流側の群の記録ヘッド(1、2)を載置
している支持台(3)と下流側の群の記録ヘッド(4
1)を載置している支持台(7)を、上流側と下流側が
副走査方向に離れている間隔に応じて記録媒体が通過す
る時間差を設けて主走査方向に移動して二色目以降の記
録を行う複数記録ヘッドを用いたカラー画像形成装置。
【0244】[対応する実施の形態] 第四の実施の形
態が対応する。
【0245】[効果] 上流側の群の記録ヘッド主走査
方向に位置を変えられるように移動自在に支持する支持
部材と、下流側の群の記録ヘッドが主走査方向に位置を
変えられるように移動自在に支持する支持部材によっ
て、記録媒体が上流側ヘッド群から下流側ヘッド群へ移
動する時間遅れによって発生する隣り合う記録ヘッドの
境界部のすきまや重なりを防止することができる。
【0246】さらに、機械的に移動量を調整できるの
で、隣り合う記録ヘッドによる画像境界部を正確に位置
決めすることができる。
【0247】7.[構成] 複数の記録ヘッドを副走査
方向にいくつかの群にわけながら主走査方向に並べ、記
録媒体に各色画像を重ね合わせるカラー画像形成装置に
おいて、上流側の群の記録ヘッド(1、2)を互いの位
置関係を保ちながら主走査方向に位置を変えられるよう
に移動自在に支持する支持部材(3)と、上流側の群の
記録ヘッド(1、2)を主走査方向に移動する駆動源
(4)と、上流側の群の記録ヘッド(1、2)と上流側
の群の記録ヘッド(1、2)とオーバーラップするよう
に下流側の群の記録ヘッド(51)を載置し、かつ主走
査方向に対して回転できる揺動部材(54)と、揺動部
材(54)を揺動させる駆動源(17)と、印字位置を
知らせるレジストマーク(8)を読み取る検知部(9)
と、記録位置を演算する演算部(10)と、その演算結
果に基づき駆動源(4、17)を電気的に駆動する電気
的駆動制御部(53、19)と、下流側の群の記録ヘッ
ド(51)の印字位置を信号のシフトにより可変にする
制御部(52)を有し、一色目の記録時には、一色目の
画像と二色目以降の印字位置の指標となるレジストマー
ク(8)とを同時に印画し、二色目以降の記録時には、
記録に先立ちレジストマーク(8)を検知部材(9)に
より検知し、一色目の斜行状態と二色目の斜行状態を演
算し、一色目の斜行を検出した場合には、下流側の群の
記録ヘッド(51)の印字位置を電気的にシフトし一色
目に発生した斜行による隣接記録ヘッド間のすきまもし
くは重なりを解消する第一の補正動作を行い、二色目の
斜行を検出した場合には、揺動部材(54)を揺動して
一色目に記録されている主走査方向に一致させる第二の
補正動作を行い、上流の群の記録ヘッドによる記録動作
を開始した以降は、第一の補正動作と第二の補正動作の
位置関係を保ったまま、レジストマーク(8)の検出結
果をもとに上流側の群の記録ヘッド(1、2)を載置し
ている支持台(3)と下流側の群の記録ヘッド(51)
の印字位置を、上流側と下流側が副走査方向に離れてい
る間隔に応じて記録媒体が通過する時間差を設けて主走
査方向に印字位置を信号で移動して二色目以降の記録を
行う複数記録ヘッドを用いたカラー画像形成装置。
【0248】[対応する実施の形態] 第五の実施の形
態が対応する。
【0249】[効果] 上流側の群の記録ヘッドとオー
バーラップするように下流側の群の記録ヘッド51を載
置し、下流側の群の記録ヘッドの印字位置を信号のシフ
トにより可変にする制御部52とによって、記録媒体が
上流側ヘッド群から下流側ヘッド群へ移動する時間遅れ
によって発生する隣り合う記録ヘッドの境界部のすきま
や重なりを防止することができる。さらに、下流側の群
の記録ヘッドの移動機構を持たなくて良いため、高性能
な装置を安価に提供できる。
【0250】8.[構成] 複数の記録ヘッドを副走査
方向にいくつかの群にわけながら主走査方向に並べ、記
録媒体を往復動し各色画像を重ね合わせるカラー画像形
成装置において、上流側の群の記録ヘッド(31、3
2)と下流側の群の記録ヘッド(38)が主走査方向に
オーバーラップするように載置し主走査方向に対して回
転できる揺動部材(34)と、揺動部材を揺動させる駆
動源(17)と、印字位置を知らせるレジストマーク
(8)を読み取る検知部(9)と、記録位置を演算する
演算部(10)と、その演算結果に基づき記録位置のデ
ータをシフトする記録ヘッド制御部(22、23)とを
有し、一色目の記録時には、一色目の画像と二色目以降
の印字位置の指標となるレジストマークとを同時に印画
し、二色目以降の記録時には、記録に先立ちレジストマ
ーク(8)を検知部材(9)により検知し、一色目の斜
行状態と二色目の斜行状態を演算し、一色目の斜行を検
出した場合には、下流側の群の記録ヘッド(38)の印
字位置の信号をシフトし一色目に発生した斜行による隣
接記録ヘッド間のすきまもしくは重なりを解消する第一
の補正動作と、二色目の斜行を検出した場合には、揺動
部材(34)を揺動して一色目に記録されている主走査
方向に一致させる第二の補正動作と、上流の群の記録ヘ
ッド(31、32)による記録動作を開始した以降は、
第一の補正動作と第二の補正動作の位置関係を保ったま
ま、レジストマーク(8)の検出結果をもとに上流側の
群の記録ヘッド(31、32)と下流側の群の記録ヘッ
ド(38)の記録位置を主走査方向に電気的に記録位置
をシフトしかつ、上流側の群の記録ヘッド(1、2)と
下流側の群の記録ヘッド(38)を、上流側と下流側が
副走査方向に離れている間隔に応じて記録媒体が通過す
る時間差を設け主走査方向に印字位置をデータでシフト
して移動して二色目以降の記録を行う複数記録ヘッドを
用いたカラー画像形成装置。
【0251】[対応する実施の形態] 第六の実施の形
態が対応する。
【0252】[効果] 上流側の群の記録ヘッドと下流
側の群の記録ヘッドが主走査方向にオーバーラップする
ように載置し、記録位置のデータをシフトする記録ヘッ
ド制御部によって、記録媒体が上流側ヘッド群から下流
側ヘッド群へ移動する時間遅れによって発生する隣り合
う記録ヘッドの境界部のすきまや重なりを防止すること
ができる。さらに、上流側および下流側の群の記録ヘッ
ドの移動機構を持たなくて良いため、高性能な装置を安
価に提供できる。
【0253】9.[構成] 第1項から第8項にいたる
複数記録ヘッドを用いたカラー画像形成装置の揺動部材
(20、34、44、54)は、記録ヘッドと記録紙と
の間隔を主走査方向で一定にするために、記録ヘッド群
の揺動に連動して同じ角度だけ回転するプラテン部材
(38)を有する複数記録ヘッドを用いたカラー画像形
成装置。
【0254】[対応する実施の形態] 第一〜第六の実
施の形態が対応する。
【0255】[効果] 揺動部材とプラテン部材が同じ
角度だけ回転することによって、記録ヘッドと記録用紙
とのギャップを主走査方向で一定にすることができ、隣
り合う記録ヘッドの境界部の濃度ムラの発生を防止する
ことができる。
【0256】10.[構成] 第1項から第9項にいた
る複数記録ヘッドを用いたカラー画像形成装置におい
て、画像の両端部は最上流側の群の両端部で記録し、か
つ、レジストマークは最上流部で記録する複数記録ヘッ
ドを用いたカラー画像形成装置。
【0257】[対応する実施の形態] 第一〜第六の実
施の形態が対応する。
【0258】[効果] 主走査方向同一ラインの記録ヘ
ッドでレジストマークを印字するので、左右で主走査方
向にずれがなく、正確な印字タイミングを提供すること
ができる。
【0259】11.[構成] 上流側の記録ヘッドと下
流側の記録ヘッドが主走査方向にオーバーラップさせな
がら記録する複数ヘッドの構成のカラー画像形成装置に
おいて、オーバーラップ幅内部の記録データは上流側の
記録ヘッドと下流側の記録ヘッドと共通にする手段と、
各記録ヘッドはオーバーラップ部の記録データが1ライ
ン記録の中で一個置きに記録アクティブドットにして出
力する第一の信号制御手段と、さらに、各記録ヘッドは
オーバーラップ部の記録データが第一の信号制御手段に
対し記録アクティブドット位置が1づつ主走査方向にず
れて出力する第二の信号制御手段と、更に、各記録ヘッ
ドはオーバーラップ部の記録データがライン記録順に記
録アクティブドット位置が1づつ主走査方向にずれて出
力する第三の信号制御手段と、記録された1ライン上で
記録アクティブドットが上流側の記録ヘッドと下流側の
記録ヘッドで交互に記録されるように記録アクティブ位
置を変えて第一の信号制御手段と第二の信号制御手段と
第三の信号制御手段を制御する第四の信号制御手段と、
を構成することを特徴とする複数記録ヘッドを用いたカ
ラー画像形成装置。
【0260】[対応する実施の形態] 第七の実施の形
態が対応する。
【0261】[効果] オーバーラップさせたところが
単独の記録画面の接続でないように千鳥パターン構成で
重なっているため目に付きにくい。
【0262】12.[構成] 複数記録ヘッドを用いた
カラー画像形成装置において、記録ヘッド移動距離値に
基づいてオーバーラップ幅値を演算補正し、記録データ
を上流側の記録ヘッドと下流側の記録ヘッドとで共通に
する手段と、記録ヘッド移動距離値に基づいて下流側記
録ヘッドのオーバーラップ部の記録アクティブ位置を一
つずらせるか否かを判断する手段と、を用いて第四の信
号制御手段に情報を与えて上流側の記録ヘッドの記録ド
ットと下流側の記録ヘッドの記録ドットが主走査方向に
オーバーラップさせる制御手段と、を構成することを特
徴とする第11項の複数記録ヘッドを用いたカラー画像
形成装置。
【0263】[対応する実施の形態] 第七の実施の形
態が対応する。
【0264】[効果] ヘッドの動きによってオーバー
ラップさせたところが若干ずれることを、この千鳥パタ
ーン構成の記録をずれたときに両ヘッドのパターンに対
し一方をずらせ、かつオーバーラップ幅を可変させるこ
とで目に付きにくくできる。
【0265】13.[構成] 上流側の記録ヘッドと下
流側の記録ヘッドが主走査方向にオーバーラップさせな
がら記録する複数ヘッドの構成のカラー画像形成装置に
おいて、オーバーラップ部の記録データAは上流側の記
録ヘッドと下流側の記録ヘッドと共通にする手段と、各
記録ヘッドのオーバーラップ部の記録データBが記録デ
ータAの値の1/2の値や二つの記録ヘッドのデータ加
算で記録データBに等しくなるようにして出力する信号
制御手段と、を構成することを特徴とする複数記録ヘッ
ドを用いたカラー画像形成装置。
【0266】[対応する実施の形態] 第八の実施の形
態が対応する。
【0267】[効果] オーバーラップ部の記録ドット
を各ヘッド共通にして記録値のみ各ヘッドで変えてオー
バーラップさせているので、ヘッド特性差の濃度むらが
見えにくく繋がりが良好に見える効果がある。
【0268】14.[構成] 複数記録ヘッドを用いた
カラー画像形成装置において、記録ヘッド移動距離値に
基づいてオーバーラップ幅値を演算補正し、記録データ
を上流側の記録ヘッドと下流側の記録ヘッドとで共通に
する手段と、記録ヘッド移動距離値に基づいて下流側記
録ヘッドのオーバーラップ部の記録ドット位置ずれによ
る記録データを上流側記録ヘッドの記録ドットに基づい
て補間処理する補間データ処理手段と、を構成すること
を特徴とする第13項の複数記録ヘッドを用いたカラー
画像形成装置。
【0269】[対応する実施の形態] 第八の実施の形
態が対応する。
【0270】[作用効果] ヘッドの動きによってオー
バーラップさせたところが若干ずれるので、片側の記録
ヘッドの記録ドット位置のデータをずれた分だけ細かく
補間処理にてデータを発生させて記録させることで平均
化の効果も相まって目に付きにくくできる。
【0271】15.[構成] 上記複数記録ヘッドを用
いたカラー画像形成装置において、オーバーラップの記
録データAのデータ値にオーバーラップ用γ補正処理を
行なう手段と、処理後の記録データCを記録データAに
置き換える手段と、を構成することを特徴とする第13
項の複数記録ヘッドを用いたカラー画像形成装置。
【0272】[対応する実施の形態] 第十の実施の形
態が対応する。
【0273】[作用効果] 上流側の記録ヘッドのドッ
ト形成と下流側の記録ヘッドのドット形成で重なって形
成されたオーバーラップ部の記録ドットに、その濃度加
算値のγ補正処理を加えているので加算誤差の補正が行
なわれ、オーバーラップ部とその周辺部との画像濃淡段
差が少なくなり良好につながって見える効果がある。
【0274】16.[構成] 上記複数ヘッドを用いた
カラー画像形成装置において、オーバーラップ用γ補正
処理は記録色別のγ補正を処理する手段にして構成する
ことを特徴とする第13項の複数記録ヘッドを用いたカ
ラー画像形成装置。
【0275】[対応する実施の形態] 第十一の実施の
形態が対応する。
【0276】[作用効果] オーバーラップ部の記録ド
ットに、記録色別にその濃度加算値のγ補正処理を加え
ているので記録色別の加算誤差の補正が行なわれ、オー
バーラップ部とその周辺部との全色での画像濃淡段差が
少なくなりつなぎ目が目に付き難い効果がある。
【0277】17.[構成] 上流側の記録ヘッドと下
流側の記録ヘッドが主走査方向にオーバーラップさせな
がら記録する複数ヘッドの構成のカラー画像形成装置に
おいて、オーバーラップ部の記録データは上流側の記録
ヘッドと下流側の記録ヘッドと共通にする手段と、各記
録ヘッドのオーバーラップ部の記録ドットの形成直径を
拡大させるための制御手段として、イオンフロー静電記
録方式のドット制御電極の電位を、オーバーラップ部の
ドット電位のみ低く可変制御させる高電圧制御手段と、
を構成することを特徴とする複数記録ヘッドを用いたカ
ラー画像形成装置。
【0278】[対応する実施の形態] 第九の実施の形
態が対応する。
【0279】[作用効果] オーバーラップ部のドット
制御としてドット径の拡大処理を行っているので、少々
ずれてもその部分がぼけて見えるためずれた事による画
像ノイズの症状は目に付きにくく白抜けの問題も解消さ
れる。
【0280】18.[構成] 複数記録ヘッドを用いた
カラー画像形成装置において、記録ヘッド移動距離値に
基づいてオーバーラップ幅値を演算補正し、記録データ
を上流側の記録ヘッドと下流側の記録ヘッドとで共通に
する手段と、下流側記録ヘッドのオーバーラップ部の記
録ドットの形成直径を拡大可変させるための制御手段と
して、イオンフロー静電記録方式のドット制御電極の電
位を、オーバーラップ部のドット電位のみ記録ヘッド移
動距離値に基づいて低く可変制御させる高電圧制御手段
と、を構成することを特徴とする第17項の複数記録ヘ
ッドを用いたカラー画像形成装置。
【0281】[対応する実施の形態] 第九の実施の形
態が対応する。
【0282】[作用効果] ヘッドの動きによってオー
バーラップさせたところが若干ずれるので、片側の記録
ヘッドの記録ドット位置のデータをずれに応じた分だけ
ドット径の拡大処理を行って記録させることでドットが
ぼけて広がり目に付きにくくでき、ヘッドが移動しなか
ったら拡大処理は行われず標準のままで記録できる。
【0283】19.[構成] 上流側の記録ヘッドと下
流側の記録ヘッドが主走査方向にオーバーラップさせな
がら記録する複数記録ヘッドの構成のカラー画像形成装
置において、オーバーラップ部の記録データAを上流側
の記録ヘッドと下流側の記録ヘッドと共通にする手段
と、オーバーラップの記録データAのデータ値を基に、
上流側記録ヘッドのドット別にオーバーラップ用γ補正
を処理する手段と、同記録データAに下流側記録ヘッド
のドット別にオーバーラップ用γ補正を処理する手段
と、それらの信号制御手段と、を構成することを特徴と
する複数記録ヘッドを用いたカラー画像形成装置。
【0284】[対応する実施の形態] 第十二の実施の
形態が対応する。
【0285】[作用効果] オーバーラップ部のドット
記録を、上流側記録ヘッドと下流側記録ヘッドで別々の
かつドット別のオーバーラップ用γ補正処理を行なうこ
とで、オーバーラップ部のドットレベルでの細かな合成
処理を行なうことができるので、よりオーバーラップ部
を目に付かなくすることができる効果がある。
【0286】
【発明の効果】本発明によれば、一色目の印画時に画像
とレジストマークを一緒に印画し、n色目(nは2以上
の整数)の印画の際には印画に先立ち、一色目とn色目
の斜行量をレジストマークの間隔により検出し、斜行量
に応じて上流側記録ヘッドと下流側記録ヘッド群の印字
位置を変更することにより、隣接する記録ヘッドによっ
て印画される部分的な画像の境界付近での隙間や重なり
の発生を防止する複数の記録ヘッドを用いたカラー画像
形成装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態によるカラー画像形
成装置の構成を概略的に示す上面図である。
【図2】図1のカラー画像形成装置の斜視図である。
【図3】図2のカラー画像形成装置の側断面図である。
【図4】一色目に斜行がなくn色目にも斜行がない場合
の記録紙の走行の様子を示す図である。
【図5】一色目に斜行がなくn色目に斜行がある場合の
記録紙の走行の様子を示す図である。
【図6】一色目に斜行がありn色目に斜行がない場合の
記録紙の走行の様子を示す図である。
【図7】一色目に斜行がありn色目にも斜行がある場合
の記録紙の走行の様子を示す図である。
【図8】一色目の画像形成時に斜行が生じた場合の一色
目の画像の様子を示す図である。
【図9】一色目の画像形成時に斜行が生じた場合に対す
る第一の補正動作を説明する図である。
【図10】n色目の画像形成時に斜行が生じた場合に対
する第二の補正動作を説明する図である。
【図11】画像形成の一連の動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【図12】本発明の第二の実施の形態によるカラー画像
形成装置の構成を概略的に示す上面図である。
【図13】図12の装置における一色目の画像形成時の
記録ヘッドの画素形成部の動作の様子を示す図である。
【図14】図12の装置におけるn色目の画像形成時の
記録ヘッドの画素形成部の動作の様子を示す図である。
【図15】本発明の第三の実施の形態によるカラー画像
形成装置の構成を概略的に示す上面図である。
【図16】本発明の第四の実施の形態によるカラー画像
形成装置の構成を概略的に示す上面図である。
【図17】図16の装置における記録紙の斜行発生に対
する記録ヘッド群の印字位置の調整動作を説明する図で
あり、調整開始前の状態を示している。
【図18】図16の装置における記録紙の斜行発生に対
する記録ヘッド群の印字位置の調整動作を説明する図で
あり、上流側記録ヘッド群の調整開始時の状態を示して
いる。
【図19】図16の装置における記録紙の斜行発生に対
する記録ヘッド群の印字位置の調整動作を説明する図で
あり、下流側記録ヘッド群の調整開始時の状態を示して
いる。
【図20】図16の装置における記録紙の斜行発生に対
する記録ヘッド群の印字位置の調整動作における検知部
と二つのモータの動作の様子を示すタイミングチャート
である。
【図21】本発明の第五の実施の形態によるカラー画像
形成装置の構成を概略的に示す上面図である。
【図22】本発明の第七の実施の形態によるカラー画像
形成装置の構成を概略的に示すブロック図である。
【図23】図22の装置によって印字されるドットの様
子を示す図である。
【図24】本発明の第八の実施の形態によるカラー画像
形成装置の構成を概略的に示すブロック図である。
【図25】図24の装置によって印字されるドットの様
子を示す図である。
【図26】本発明の第九の実施の形態によるカラー画像
形成装置の一部の構成を概略的に示す図である。
【図27】図26の装置によって印字されるドットの様
子を示す図である。
【図28】図26の装置によって径の異なるドットが印
字される様子を示す図である。
【図29】二回の潜像形成によって得られるドットと一
回の潜像形成によって得られるドットの画像データ値に
対する光学濃度の特性を示すグラフである。
【図30】本発明の第十の実施の形態によるカラー画像
形成装置の一部の構成を概略的に示すブロック図であ
る。
【図31】図30の装置における二回の潜像形成による
ドット形成に対する入力画像データ値に対する出力画像
データ値の補正曲線を示すグラフである。
【図32】本発明の第十一の実施の形態によるカラー画
像形成装置の一部の構成を概略的に示すブロック図であ
る。
【図33】本発明の第十二の実施の形態によるカラー画
像形成装置の構成を概略的に示すブロック図である。
【図34】図33の装置における二回の潜像形成による
ドット形成に対する入力画像データ値に対する出力画像
データ値の補正曲線を示すグラフである。
【符号の説明】
1、2、5 記録ヘッド 3、6 支持部材 4、7、17 駆動源 8 レジストマーク 9 検出部 10 演算部 11、12、19 駆動制御部 13、14、18 弾性部材 20 揺動部材 25 軸 30 記録部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の記録ヘッドを副走査方向に二つ以上
    の群に分割して主走査方向の記録を行い、各色画像を重
    ね合わせるカラー画像記録装置において、 上流側記録ヘッド群の相互の記録位置を保持したまま、
    上流側記録ヘッド全体の記録位置を主走査方向にシフト
    する手段と、 下流側記録ヘッド群相互の記録位置を保持したまま、下
    流側記録ヘッド群全体の記録位置を上流側記録ヘッド群
    に対して主走査方向にシフトさせる手段と、 上流側記録ヘッド群と下流側記録ヘッド群を載置して、
    主走査方向に対して回転できる揺動手段と、 記録媒体上に設けられたレジストマークと、レジストマ
    ークを検出する検出手段と、 レジストマークの位置より記録媒体の搬送状態を算出す
    る演算手段と、 記録媒体の搬送状態より上流側記録ヘッド群全体の記録
    位置の主走査方向のシフト量および下流側記録ヘッド群
    全体の記録位置の上流側記録ヘッド群に対する主走査方
    向のシフト量を演算する演算手段を有し、 一色目の記録時にレジストマークを印字し、n色目(n
    は2以上の整数)の記録時に検出されたレジストマーク
    より算出された記録紙の搬送状態に基づき、一色目の印
    字位置にn色目の記録が重なるよう上流側記録ヘッド群
    全体の記録位置を主走査方向にシフトするとともに下流
    側記録ヘッド群の端部が上流側記録ヘッド群の端部に略
    一致するよう下流側記録ヘッド群全体の記録位置を主走
    査方向にシフトすることを特徴とする複数記録ヘッドを
    用いたカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】複数の記録ヘッドを副走査方向に二つ以上
    の群に分割して主走査方向の記録を行い、各色画像を重
    ね合わせるカラー画像記録装置において、 上流側記録ヘッド群の相互の記録位置を保持したまま、
    上流側記録ヘッド群全体の記録位置を主走査方向にシフ
    トする手段と、 下流側記録ヘッド群相互の記録位置を保持したまま、下
    流側記録ヘッド群全体の記録位置を上流側記録ヘッド群
    に対して主走査方向にシフトさせる手段と、 上流側記録ヘッド群と下流側記録ヘッド群を載置して、
    主走査方向に対して回転できる揺動手段と、 記録媒体上に設けられたレジストマークと、 レジストマークを検知する検知手段と、 レジストマークの位置より記録媒体の搬送状態を算出す
    る演算手段と、 記録媒体の搬送状態より上流側記録ヘッド群全体の記録
    位置の主走査方向のシフト量および下流側記録ヘッド群
    全体の記録位置の上流側記録ヘッド群に対する主走査方
    向のシフト量を算出する演算手段を有し、 一色目の記録時にレジストマークを印字し、n色目(n
    は2以上の整数)の記録時に検出されたレジストマーク
    より算出された記録紙の搬送状態に基づき、一色目の印
    字位置にn色目の記録が重なるよう上流側記録ヘッド群
    全体の記録位置を主走査方向にシフトするとともに、記
    録媒体が上流側ヘッド群から下流側ヘッド群へ移動する
    時間遅れて、下流側記録ヘッド群全体の記録位置を主走
    査方向にシフトすることを特徴とする複数記録ヘッドを
    用いたカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2の複数記録ヘッド
    を用いたカラー画像形成装置において、画像の両端部は
    最上流側の群の両端部の記録ヘッドで記録し、かつ、レ
    ジストマークは画像の外側に設けられた最上流側の記録
    ヘッドで記録する複数記録ヘッドを用いたカラー画像形
    成装置。
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