JPH1036593A - 半導電性ゴム組成物および電子写真装置部材 - Google Patents

半導電性ゴム組成物および電子写真装置部材

Info

Publication number
JPH1036593A
JPH1036593A JP19640696A JP19640696A JPH1036593A JP H1036593 A JPH1036593 A JP H1036593A JP 19640696 A JP19640696 A JP 19640696A JP 19640696 A JP19640696 A JP 19640696A JP H1036593 A JPH1036593 A JP H1036593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
olefin
less
group
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19640696A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Yamaguchi
政之 山口
Kenichi Suzuki
謙一 鈴木
Hiroshi Miyata
寛 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP19640696A priority Critical patent/JPH1036593A/ja
Publication of JPH1036593A publication Critical patent/JPH1036593A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気抵抗が安定した半導電性ゴム組成物およ
びそれからなる電子写真装置部材を提供する。 【解決手段】 下記(a)〜(e)の特性を有するエチ
レン/α−オレフィン/非共役ジエン共重合体ゴム10
0重量部と導電性フィラー5重量部以上50重量部以下
からなる半導電性ゴム組成物。 (a)α−オレフィンの炭素数:4以上20以下、
(b)α−オレフィンの含量:20モル%以上90モル
%以下、(c)100℃におけるムーニー粘度:30以
上200未満、(d)ヨウ素価:3以上50以下、
(e)分子量分布:3以下

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気抵抗の安定し
た半導電性ゴム組成物およびそれからなる電子写真装置
部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置において、感光ドラムなど
からなる像担持体上に形成されたトナー像を紙などの転
写材上へ転写する転写方式として種々の方式が知られて
いる。その中でも、装置の小型化に有効であり、転写に
必要な印加電圧が低くて済み、オゾンなどのコロナ生成
物が少なく、転写材の搬送安定性に優れているなどの利
点から、接触式ロールを用いた転写方式が注目されてい
る。この方式による接触式ロール(帯電ロール)には、
耐オゾン性に優れ、かつ電気抵抗が1〜1010Ω・cm
の半導電性を示す材料が望まれている。現在、この用途
にはエチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴム(EP
DM)に導電性フィラーを添加した材料がしばしば用い
られている。しかしながら、EPDMに導電性フィラー
を添加した材料は、成形加工条件によって電気抵抗の変
動が大きく、その制御が極めて困難であった。さらに
は、成形条件を一定に制御しても、その電気抵抗値は安
定せず、製品間による変動のため歩留まりの悪化が避け
られなかった。この問題を回避するため、EPDMのか
わりにシリコーンゴムやウレタンゴムなどの液状ゴムを
用いる例が報告されている(特開平1−126370号
公報、特開平6−248174号公報など)ものの、
(1)架橋前のゴム成分が液状であるために取り扱いが
困難であり、製造プロセスが複雑になる(2)ウレタン
ゴムの場合には原材料に毒性がある場合が多いなど、使
用に際しての問題も多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電気抵抗が
安定した半導電性ゴム組成物およびそれからなる電子写
真装置部材を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
達成するために鋭意検討を行った結果、本発明を完成す
るに至った。すなわち本発明は、下記(a)〜(e)の
特性を有するエチレン/α−オレフィン/非共役ジエン
共重合体ゴム100重量部と導電性フィラー5重量部以
上50重量部以下からなる半導電性ゴム組成物およびそ
れからなる電子写真装置部材に関するものである。
【0005】(a)α−オレフィンの炭素数:4以上2
0以下 (b)α−オレフィンの含量:20モル%以上90モル
%以下 (c)100℃におけるムーニー粘度(ML1+4):3
0以上200未満 (d)ヨウ素価:3以上50以下 (e)ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで求め
た分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量):3以
下 以下に、その詳細について説明する。
【0006】本発明で使用するエチレン/α−オレフィ
ン/非共役ジエン共重合体ゴムに用いられるα−オレフ
ィンは炭素数4以上20以下のものであり、例えば、1
−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−
1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネ
ン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−
トリデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン、1
−ヘキサデセン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセ
ン、1−ノナデセン、1−エイコセン等が挙げられ、こ
れらの1種もしくは2種以上が用いられる。なかでも1
−ヘキセン、1−オクテンを用いると本発明の半導電性
ゴムの電気抵抗の安定性は一層優れるために好ましい。
【0007】α−オレフィンの含量は20モル%以上9
0モル%以下、好ましくは25モル%以上50モル%以
下である。α−オレフィンの含量が20モル%未満であ
ると本発明の半導電性ゴム組成物の柔軟性が損なわれる
恐れがあり、90モル%を越えるとポリマーの生産性が
低下し、製造が困難になる。また、25モル%以上50
モル%以下であることによって、本発明の半導電性ゴム
の電気抵抗の安定性が一層優れるために好ましい。
【0008】また、本発明で使用するエチレン/α−オ
レフィン/非共役ジエン共重合体ゴムに用いられる非共
役ジエンとしては、1,4−ペンタジエン、1,4−ヘ
キサジエン、1,5−ヘキサジエン、4−メチル−1,
4−ヘキサジエン、5−メチル−1,4−ヘキサジエ
ン、4−メチル−1,5−ヘプタジエン、1,6−オク
タジエン、1,7−オクタジエン、1,8−ノナジエ
ン、1,9−デカジエン、5−メチレン−2−ノルボル
ネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、5−イソプ
ロペニル−2−ノルボルネン、2,5−ノルボナジエ
ン、1,6−シクロオクタジエン、2−エチレン−2,
5−ノルボナジエン、2−イソプロペニル−2,5−ノ
ルボナジエン、ジシクロペンタジエン、トリシクロペン
タジエンおよびジハイドロジシクロペンタジエニルオキ
シエチレンとアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、
マレイン酸、フマル酸等の不飽和カルボン酸とのエステ
ルなどが挙げられ、これらの1種または2種以上が用い
られる。
【0009】非共役ジエンの含量はヨウ素価でもって表
すことが可能であり、ヨウ素価としては3以上50以
下、好ましくは5以上40以下である。ヨウ素価が3未
満であると充分な加硫効果が認められず、ヨウ素価が5
0を越えると重合時にゲルの発生を生じやすくなる。な
お、ヨウ素価は公知の方法によって測定可能である(例
えば”ゴム試験法”P.657、日本ゴム協会編、(1
963))。
【0010】本発明において用いられるエチレン/α−
オレフィン/非共役ジエン共重合体ゴムの100℃にお
けるムーニー粘度(ML1+4)は30以上200未満、
好ましくは50以上150以下である。ムーニー粘度が
30未満または200以上であると成形不良を生じる恐
れがある。また、50以上150以下であることによっ
て、本発明の半導電性ゴムの電気抵抗の安定性が一層優
れるために好ましい。
【0011】本発明において用いられるエチレン/α−
オレフィン/非共役ジエン共重合体ゴムのゲルパーミエ
ーションクロマトグラフィーによって測定した分子量分
布(重量平均分子量/数平均分子量)は3以下、好まし
くは2.5以下である。分子量分布が3を越えると得ら
れる本発明の組成物のべたつきが大きくなる恐れがあ
る。
【0012】上述のエチレン/α−オレフィン/非共役
ジエン共重合体ゴムの製造方法は特に限定されず、チタ
ン系触媒、バナジウム系触媒、メタロセン系触媒など種
々の触媒を用いて製造することができる。なかでも、共
重合性に優れたメタロセン系触媒を用いて製造すること
が好ましい。この方法により高活性で、分子量分布およ
び組成分布の狭い共重合体を得ることが可能である。
【0013】メタロセン系触媒としては、メタロセン系
化合物とアルミノキサン化合物との組合せ(特開昭58
−19309号公報、同60−35006号公報、同6
1−130314号公報、特開平3−163088号公
報)、あるいはメタロセン系化合物と、これと反応して
安定なアニオンを形成するイオン化イオン性化合物との
組合せ(特表平1−502036号公報、WO91/1
4713号公報、WO92/01723号公報、特開平
5−310829号公報)が挙げられる。しかし、一般
にエチレン/α−オレフィン共重合において、α−オレ
フィンの含量の増大とともに分子量が低下することが知
られている。そこで、本発明に用いる高分子量エチレン
/α−オレフィン/非共役ジエン共重合体ゴムを効率よ
く生産するためには、以下に示す化合物からなる触媒を
用いることが好ましい。
【0014】a)下記一般式(1)で表される遷移金属
化合物 b)下記一般式(2)、(3)、(4)、(5)で表さ
れる上記遷移金属化合物をカチオン性遷移金属化合物と
し得る成分 c)下記一般式(6)で表される有機アルミニウム化合
物 a)遷移金属化合物は、下記一般式(1)
【0015】
【化1】
【0016】[Cp1はシクロペンタジエニル基、イン
デニル基、フルオレニル基またはそれらの置換体であ
り、Cp2は無置換または置換基(−R,−BR2,−S
iR3,−NR2,−PR2,−OR,−SR,−F,−
Cl,−Br,−I:ただし、Rは水素または炭素数1
〜20の炭化水素基である)を有するフルオレニル基で
あり、R1,R2は各々独立して水素、ハロゲンまたは炭
素数1〜12の炭化水素基、アルコキシ基またはアリー
ロキシ基であり、また、少なくとも一方がアリール基ま
たは置換アリール基であり、Mはチタン、ジルコニウム
またはハフニウムであり、R3,R4は各々独立して水
素、ハロゲンまたは炭素数1〜12の炭化水素基、アル
コキシ基もしくはアリーロキシ基である。]である。
【0017】一般式(1)の具体例としては、ジフェニ
ルメチレン(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)
ジルコニウムジクロライド、メチルフェニルメチレン
(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)ジルコニウ
ムジクロライド、ジフェニルメチレン(シクロペンタジ
エニル)(2,7−ジ−t−ブチルフルオレニル)ジル
コニウムジクロライド、メチルフェニルメチレン(シク
ロペンタジエニル)(2,7−ジ−t−ブチルフルオレ
ニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチレン
(シクロペンタジエニル)(2,7−ジメチルフルオレ
ニル)ジルコニウムジクロライド、メチルフェニルメチ
レン(シクロペンタジエニル)(2,7−ジメチルフル
オレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニルメチ
レン(シクロペンタジエニル)(2,7−ジフェニルフ
ルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチルフェニ
ルメチレン(シクロペンタジエニル)(2,7−ジフェ
ニルフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェ
ニルメチレン(シクロペンタジエニル)(a,i−ジベ
ンゾフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチル
フェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(a,i−
ジベンゾフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジ
フェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(b,h−
ジベンゾフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メ
チルフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(b,
h−ジペンゾフルオレニル)ジルコニウムジクロライ
ド、ジ(4−トリル)メチレン(シクロペンタジエニ
ル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジ
(4−ビフェニル)メチレン(シクロペンタジエニル)
(フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニ
ルメチレン(シクロペンタジエニル)(2−ジメチルア
ミノフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチル
フェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2−ジメ
チルアミノフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、
ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2−メ
トキシフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチ
ルフェニルメチレン(シクロペンタジエニル)(2−メ
トキシフルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフ
ェニルメチレン(3−メチルシクロペンタジエニル)
(フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチルフ
ェニルメチレン(3−メチルシクロペンタジエニル)
(フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、ジフェニ
ルメチレン(3,4−ジメチルシクロペンタジエニル)
(フルオレニル)ジルコニウムジクロライド、メチルフ
ェニルメチレン(3,4−ジメチルシクロペンタジエニ
ル)(フルオレニル)ジルコニウムジクロライドおよび
上記化合物のジルコニウムをチタンまたはハフニウムに
置換した化合物等が挙げられるが、これらに限定される
ものではない。なかでも置換フルオレニル基を配位子に
持ち、ハフニウムを中心金属とした化合物が共重合性に
優れ、さらにより高分子量化が可能という点で好まし
い。
【0018】b)上記遷移金属化合物をカチオン性遷移
金属化合物とし得る成分として、プロトン酸(2)、ル
イス酸(3)、イオン化イオン性化合物(4)、ルイス
酸性化合物(5)が挙げられる。
【0019】プロトン酸は、下記一般式(2) [HL1 l][M15 4] (2) [式中、Hはプロトンであり、L1は各々独立してルイ
ス塩基であり、lは0<l≦2であり、M1はホウ素原
子、アルミニウム原子またはガリウム原子であり、R5
は各々独立して炭素数6〜20のハロゲン置換アリール
基である。]で表される化合物である。
【0020】ルイス酸は、下記一般式(3) [C][M15 4] (3) [式中、Cはカルボニウムカチオンまたはトロピリウム
カチオンであり、M1はホウ素原子、アルミニウム原子
またはガリウム原子であり、R5は各々独立して炭素数
6〜20のハロゲン置換アリール基である。]で表され
る化合物である。
【0021】イオン化イオン性化合物は、下記一般式
(4) [M22 m][M15 4] (4) [式中、M2は周期表2族、8族、9族、10族、11
族または12族から選ばれる金属の陽イオンであり、L
2はルイス塩基またはシクロペンタジエニル基であり、
mは0≦m≦2であり、M1はホウ素原子、アルミニウ
ム原子またはガリウム原子であり、R5は各々独立して
炭素数6〜20のハロゲン置換アリール基である。]で
表される化合物である。
【0022】ルイス酸性化合物は、下記一般式(5) [M15 3] (5) [式中、M1はホウ素原子、アルミニウム原子またはガ
リウム原子であり、R5は各々独立して炭素数6〜20
のハロゲン置換アリール基である。]で表される化合物
である。
【0023】触媒の構成成分として用いられるプロトン
酸(2)、ルイス酸(3)、イオン化イオン性化合物
(4)、ルイス酸性化合物(5)は、上記の遷移金属化
合物と反応し、カチオン性遷移金属化合物を生成し得る
化合物であり、生成したカチオン性遷移金属化合物に対
して対アニオンを提供する化合物である。
【0024】一般式(2)で表されるプロトン酸の具体
例として、ジエチルオキソニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、ジメチルオキソニウムテト
ラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、テトラメ
チレンオキソニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリ−n−ブ
チルアンモニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート、ジエチルオキソニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)アルミネート、ジメチルオキソニ
ウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネー
ト、テトラメチレンオキソニウムテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)アルミネート、N,N−ジメチルアニ
リニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミ
ネート、トリ−n−ブチルアンモニウムテトラキス(ペ
ンタフルオロフェニル)アルミネート等を挙げることが
できるが、これらに限定されるものではない。
【0025】一般式(3)で表されるルイス酸として
は、具体的にはトリチルテトラキス(ペンタフルオロフ
ェニル)ボレート、トリチルテトラキス(ペンタフルオ
ロフェニル)アルミネート、トロピリウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トロピリウムテ
トラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート等を
挙げることができるが、これらに限定されるものではな
い。
【0026】一般式(4)で表されるイオン化イオン性
化合物としては、具体的にはリチウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、リチウムテトラキス
(ペンタフルオロフェニル)アルミネート等のリチウム
塩、またはそのエーテル錯体、フェロセニウムテトラキ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボレート、フェロセニウ
ムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)アルミネート
等のフェロセニウム塩、シルバーテトラキス(ペンタフ
ルオロフェニル)ボレート、シルバーテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)アルミネート等の銀塩等を挙げる
ことができるが、これらに限定されるものではない。
【0027】一般式(5)で表されるルイス酸性化合物
の具体的な例として、トリス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボラン、トリス(2,3,5,6−テトラフルオロ
フェニル)ボラン、トリス(2,3,4,5−テトラフ
ェニルフェニル)ボラン、トリス(3,4,5−トリフ
ルオロフェニル)ボラン、フェニルビス(ペンタフルオ
ロフェニル)ボラン、トリス(3,4,5−トリフルオ
ロフェニル)アルミニウム等が挙げられるが、これらに
限定されるものではない。
【0028】c)有機金属化合物としては、周期表1
族、2族、3族、SnまたはZnを含む有機金属化合物
を挙げることができ、具体的には下記一般式(6) [M36 n] (6) [式中、M3は周期表1族、2族、3族、SnまたはZ
nの元素である。R6は各々独立して水素、炭素数1〜
24のアルキル基もしくはアルコキシ基、または炭素数
6〜24のアリール基、アリールオキシ基、アリールア
ルキル基、アリールアルコキシ基、アルキルアリール基
もしくはアルキルアリールオキシ基であり、少なくとも
1つのR6は水素原子、炭素数1〜24のアルキル基ま
たは炭素数6〜24のアリール基、アリールアルキル基
もしくはアルキルアリール基である。nはM3の酸化数
に等しい。]で表される有機金属化合物である。
【0029】前記一般式(6)で表される化合物として
は、例えば、トリメチルアルミニウム、トリエチルアル
ミニウム、トリイソプロピルアルミニウム、トリ−n−
プロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、
トリ−n−ブチルアルミニウム、トリアミルアルミニウ
ム、ジメチルアルミニウムエトキサイド、ジエチルアル
ミニウムエトキサイド、ジイソプロピルアルミニウムエ
トキサイド、ジ−n−プロピルアルミニウムエトキサイ
ド、ジイソブチルアルミニウムエトキサイド、ジ−n−
ブチルアルミニウムエトキサイド、ジメチルアルミニウ
ムハイドライド、ジエチルアルミニウムハイドライド、
ジイソプロピルアルミニウムハイドライド、ジ−n−プ
ロピルアルミニウムハイドライド、ジイソブチルアルミ
ニウムハイドライド、ジ−n−ブチルアルミニウムハイ
ドライド等を例示することができるが、これらに限定さ
れるものではない。
【0030】本発明において用いられる導電性フィラー
としては、導電性カーボンブラック、酸化チタン、酸化
ルテニウム、四三酸化鉄、酸化スズ、導電性ウィスカ
ー、アルカリ金属塩、炭素繊維、複酸化物などの1種ま
たは2種以上が用いられる。なかでも入手の容易さから
導電性カーボンブラックが好んで用いられる。導電性カ
ーボンブラックの種類および量は、目的とする電気抵抗
に応じて操作することが可能であるが、比表面積が50
0m2/g以上のカーボンブラックを用いることが好ま
しい。比表面積が500m2/g未満のカーボンブラッ
クでは半導電性の性質を損なう恐れがある。また、比表
面積は公知の低温窒素吸着法によって評価される。
【0031】導電性フィラーの添加量は、エチレン/α
−オレフィン/非共役ジエン共重合体ゴム100重量部
に対して5重量部以上50重量部以下である。5重量部
未満であると本発明の半導電性ゴム組成物の電気抵抗値
が大きくなりすぎる恐れがあり、50重量部を越えると
電気抵抗の安定性が損なわれる恐れがある。
【0032】また、本発明の半導電性ゴム組成物には電
気抵抗の安定を目的として、イオン系および非イオン系
の界面活性剤を添加することも可能である。
【0033】また、本発明の半導電性ゴム組成物には、
補強性カーボンブラックを添加することも可能である。
補強性カーボンブラックとしては、1Ω・cm以上の比
抵抗を有するものを好適に利用できる。この補強性カー
ボンブラックとしては、例えばHAF、FEF、ISA
F、SAF、SRF、FT、EPC、MPCなどを用い
ることができる。
【0034】また、本発明の半導電性ゴムには硬度を調
整したり、電気抵抗値を安定化する目的で軟化材を添加
してもよい。この軟化材としては、パラフィン系軟化
剤、ナフテン系軟化剤、アロマ系軟化剤、アスファル
ト、ワセリン、オゾケライト、トール油、低重合度フェ
ノールホルムアルデヒド樹脂、低融点スチレン樹脂など
を用いることができる。
【0035】本発明の半導電性ゴムの架橋方法に限定は
なく、公知の加硫剤が用いられる。また、加硫剤ととも
に、加硫促進剤、共架橋剤、加硫遅延剤、分散剤、スコ
ーチ防止剤、ステアリン酸、亜鉛華などを併用すること
も可能である。さらに、本発明の半導電性ゴムの性能を
落とさない程度に、タルク、クレー、シリカ、粘着付与
剤、老化防止剤、熱安定剤、難燃剤、難燃助剤、紫外線
吸収剤、発泡剤、消泡剤、防錆剤、防黴剤等を必要に応
じて添加してもよい。
【0036】また、本発明の半導電性ゴムの性能を損な
わない程度に、他のゴムや樹脂を添加することも可能で
ある。添加できるゴムとしては、EPDM、ブチルゴ
ム、天然ゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、ブタ
ジエンゴム、イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴ
ム、シリコーンゴム、ポリノルボルネンゴム、ポリヘキ
センゴムおよびクロロプレンゴムが挙げられる。また、
添加できる樹脂としては低密度ポリエチレン、高密度ポ
リエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリブテ
ン、ポリプロピレン、ポリ(4−メチル−1−ペンテ
ン)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
体、スチレン−エチレンブテン−スチレンブロック共重
合体、スチレン−エチレンプロピレン−スチレンブロッ
ク共重合体およびオレフィン系熱可塑性エラストマーが
挙げられる。
【0037】本発明の半導電性ゴム組成物の製造方法は
特に限定を受けず、公知の方法でエチレン/α−オレフ
ィン/非共役ジエン共重合体ゴムと導電性フィラーを、
必要に応じて加硫剤またはその他の副資材をブレンドし
た後、賦形および架橋することができる。
【0038】本発明の半導電性ゴム組成物は、ロール、
板などの任意の形状に賦形された後、必要に応じて研
磨、コーティングなどの表面加工、さらには、他の樹脂
およびゴムとの積層などを施され、帯電ロールなどの電
子写真装置部材に好んで用いられる。
【0039】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明を説明する
が、これらは例示的なものであって、限定的なものでは
ない。実施例中の各種測定は下記の方法により行った。
【0040】(エチレン/1−ヘキセン/5−エチリデ
ン−2−ノルボルネン共重合体ゴムの1−ヘキセン含量
の測定)o−ジクロロベンゼン/d6−ベンゼン(90
/10容量%)を溶媒に、100MHz,13C−NMR
スペクトル(日本電子(株)製 JNM GX400)
測定を行い、Macromolecules,15,1
402(1982)に従い算出した。
【0041】(ムーニー粘度の測定)島津製作所製 ム
ーニー粘度計を用いて、生ゴムの100℃でのムーニー
粘度を測定した。ローターはL型、予熱時間は1分、ロ
ーターの作動時間は4分とした。
【0042】(分子量分布の測定)溶媒にo−ジクロロ
ベンゼンを用い、140℃におけるゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィー(ミリポア(株)社製 150C
型GPC)を用いて、分子量分布(重量平均分子量/数
平均分子量)を求めた。
【0043】(体積抵抗の測定)四端子電極型電気抵抗
測定装置(三菱化学製、ロレスタAP MCP−T40
0)を用いて、体積抵抗を測定した。
【0044】エチレン/1−ヘキセン/5−エチリデン
−2−ノルボルネン共重合体ゴムの合成例 5lのオートクレーブに、トルエン2200ml、5−
エチリデン−2−ノルボルネン 50ml、1−ヘキセ
ン 750mlを加え、撹拌させながら内温を80℃に
昇温した。さらに、全圧が8kg/cm2になるように
エチレンを導入した。次に、別の反応容器にトルエン1
0ml、公知の方法により合成したジフェニルメチレン
(シクロペンタジエニル)(フルオレニル)ハフニウム
ジクロライド 3マイクロモル、トリイソブチルアルミ
ニウム 3ミリモル、ジメチルアニリニウムペンタフル
オロフェニルボレート 3.6マイクロモルを加え、こ
の混合溶液を20分間撹拌した後、オートクレーブに導
入し、重合を開始した。この重合は、エチレンを連続的
に導入することで全圧を8kg/cm2に保ち、80℃
で10分間行った。
【0045】重合終了後、多量のエタノールによりポリ
マーを洗浄し、80℃で12時間減圧乾燥を行った。そ
の結果、1−ヘキセン含量 45モル%、ヨウ素価15
のエチレン/1−ヘキセン/5−エチリデン−2−ノル
ボルネン共重合体ゴム 107gを得た。この共重合体
の100℃におけるムーニー粘度(ML1+4(100
℃))は65、分子量分布は1.8であった。
【0046】実施例1 表面温度50℃の6インチロール混練機(関西ロール)
に、合成例で得たエチレン/1−ヘキセン/5−エチリ
デン−2−ノルボルネン共重合体ゴム 100重量部、
ステアリン酸1重量部を投入し、混練した。その後、導
電性カーボンブラック(Printer XE2、デグ
サ社製、比表面積950m2/g)10重量部、亜鉛華
5重量部、テトラメチルチウラムジスルフィド(TMT
D)1重量部、2−メルカプトベンゾチアゾール(MB
T)0.5重量部、硫黄1.5重量部をこの順で添加
し、ゴムコンパウンドを得た。
【0047】得られたゴムコンパウンドを50℃に設定
したラボプラストミル単軸押出機(東洋精機製作所社
製)にてロール形状に押出し加硫した。これを150℃
に設定した加硫管にて30分間放置し、二次加硫を行っ
た。得られたゴムロールの任意の12箇所について体積
抵抗を測定した。結果を表1に示す。
【0048】比較例1 エチレン/1−ヘキセン/5−エチリデン−2−ノルボ
ルネン共重合体ゴムのかわりに、エチレン/プロピレン
/5−エチリデン−2−ノルボルネン共重合体ゴム(J
SREP24,ヨウ素価15、ML1+4(100℃)6
5)を用いた以外は実施例1と同様の方法でゴムロール
を得、試験を行った。結果を表1に示す。
【0049】比較例2 導電性カーボンブラックのかわりに、HAFカーボン
(三菱化学製、ダイヤブラックH、比表面積86m2
g)を用いた以外は実施例1と同様の方法でゴムロール
を得、試験を行った。結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の半導電性ゴ
ム組成物は安定した電気抵抗を示し、電子写真装置部材
に好んで用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/08 KEC C08L 23/08 KEC 47/00 LKC 47/00 LKC

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記(a)〜(e)の特性を有するエチレ
    ン/α−オレフィン/非共役ジエン共重合体ゴム100
    重量部と導電性フィラー5重量部以上50重量部以下か
    らなる半導電性ゴム組成物。 (a)α−オレフィンの炭素数:4以上20以下 (b)α−オレフィンの含量:20モル%以上90モル
    %以下 (c)100℃におけるムーニー粘度(ML1+4):3
    0以上200未満 (d)ヨウ素価:3以上50以下 (e)ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで求め
    た分子量分布(重量平均分子量/数平均分子量):3以
  2. 【請求項2】請求項1に記載の半導電性ゴム組成物から
    なる電子写真装置部材。
JP19640696A 1996-07-25 1996-07-25 半導電性ゴム組成物および電子写真装置部材 Pending JPH1036593A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19640696A JPH1036593A (ja) 1996-07-25 1996-07-25 半導電性ゴム組成物および電子写真装置部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19640696A JPH1036593A (ja) 1996-07-25 1996-07-25 半導電性ゴム組成物および電子写真装置部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1036593A true JPH1036593A (ja) 1998-02-10

Family

ID=16357338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19640696A Pending JPH1036593A (ja) 1996-07-25 1996-07-25 半導電性ゴム組成物および電子写真装置部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1036593A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6310164B1 (en) Unsaturated copolymers, processes for preparing the same, and compositions containing the same
CN100484975C (zh) 硅烷可交联的聚乙烯
KR100456710B1 (ko) 모노-올레핀/폴리엔인터폴리머,이의제조방법,이를함유하는조성물및이로부터제조된제품
EP3999586B1 (en) Ethylene-based copolymer and propylene-alpha-olefin-diene compositions for use in layered articles
EP1214365A1 (en) Process for preparing in a single reactor polymer blends having a broad molecular weight distribution
WO2001038410A9 (en) Ethylene copolymer rubber, process for producing the same, and use
EP3827033B1 (en) Preparation of bimodal rubber, thermoplastic vulcanizates, and articles made therefrom
CN102936304A (zh) 乙烯共聚体及其生产方法、含有乙烯共聚体的组合物和电装置
US6221992B1 (en) Elastomeric copolymers of ethylene with alpha-olefins and process for their preparation
AU7173998A (en) Olefin polymers prepared with substituted indenyl containing metal complexes
JP3750159B2 (ja) エチレン系共重合体、その組成物およびその架橋ゴム
JPH1036593A (ja) 半導電性ゴム組成物および電子写真装置部材
JP3114632B2 (ja) エチレン系共重合体、その製造方法およびその組成物
JP3562598B2 (ja) エチレン・α−オレフィン・非共役ジエン共重合体ゴム組成物
JPH1036594A (ja) 低硬度ゴム組成物および給紙用ロール
JP3610378B2 (ja) 低硬度ゴム発泡体
JPH1036595A (ja) 低硬度ゴム組成物および振動吸収材
EP1268588B1 (en) Ethylene-aromatic vinyl compound-vinyl norbonene terpolymer
JPH09124859A (ja) エチレン系共重合体組成物
CN101001893A (zh) 生产乙烯共聚体的方法和由此制备的共聚体;含有这样的共聚体的组合物和电装置
JPH1045972A (ja) ポリプロピレン系フィルム
JPH09132683A (ja) エチレン系共重合体組成物
JP2000026675A (ja) 導電性ゴム組成物および導電ロール
JP3370142B2 (ja) 電線被覆ゴム用ゴム組成物
JPH1045971A (ja) 自動車内装材用ポリプロピレン系樹脂組成物