JPH1037406A - 二重葺き断熱屋根における下地屋根と表屋根との連結装置 - Google Patents

二重葺き断熱屋根における下地屋根と表屋根との連結装置

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JPH1037406A
JPH1037406A JP20919396A JP20919396A JPH1037406A JP H1037406 A JPH1037406 A JP H1037406A JP 20919396 A JP20919396 A JP 20919396A JP 20919396 A JP20919396 A JP 20919396A JP H1037406 A JPH1037406 A JP H1037406A
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健治 稗島
Shigeru Hanatani
茂 花谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 下地屋根、表屋根への取付施工が容易で、特
に不快な音の発生を防止する二重葺き断熱屋根における
下地屋根と表屋根との連結装置を提供する。 【構成】 波型形状の金属折板により下地屋根100の
上方に離隔させて表屋根102を二重に葺設した二重葺
き断熱屋根に用いる連結装置10であり、本体12上部
に前記表屋根102の上方からの押圧作業のみで該表屋
根の波型形状の山型104内部に係着するヘッド部14
を備え、同本体12の下部には前記下地屋根100の山
型110外部に嵌合する略逆V字状の脚部16とを一体
的に備えて構成される。下地屋根100および表屋根1
02での本体12の連結状態で風圧などによる嵌着ある
いは係着部分での摺動による不快音の発生を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二重葺き断熱屋根
における下地屋根と表屋根との連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すように波型金属折板に
より下地屋根の上方に離隔させて表屋根を二重に葺設し
た二重葺き断熱屋根に用いる連結装置では、帯状に長い
下地屋根板材、表屋根板材をその幅方向端部側を重畳さ
せながら継ぎ合わせ、その継ぎ目を利用して下地屋根、
表屋根の連結を行っている。すなわち、下地屋根100
の山型部の中央部分に形成される相互の折板どうしの結
着部としてのコブ状の凸部に、下端部にその凸部を両側
から挟みつけるように対向配置される挟み板X、Yを配
置させ、さらにその挟み板X、Yの上部に上方に位置す
る表屋根102の結着凸部の内部側に上端側が埋め込み
状に配置されるつりこZを装着させ、これら挟み板X、
YをボルトLにより締め込み間隙にはグラスウールを貼
着しながら、下地屋根100と表屋根102の上下の連
結を行なうものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の二重葺き断熱屋根に用いる連結装置では、両側の挟み
板X、Y、つりこZ、つりこ固定ボルトU、締め付けボ
ルトL等を必要とし、部品点数が多く屋根の葺設時にス
パナやレンチ等の工具を用いて下地及び表屋根の連結施
工を行なわねばならず施工作業が面倒で煩雑で、かつ作
業時間が掛かるとともに、製品管理、あるいは高所での
工具の使用、部品の出し入れ等に非常に面倒なものがあ
った。また、この連結装置は、各部品と部品との接続部
分がボルト絞めだけで強度が弱く、さらに金属どうしの
接触部分が多く、腐食により破損したりすることがある
ので定期的なメンテナンスが必要であった。さらに、こ
の連結装置は、その強度や耐火性を確保するために金属
製であり、又、構成部材が多く、そのぶん金属等どうし
の接触や摩擦が多いので風圧等の影響により下地屋根、
表屋根との連結部分から大きく、不快な音が発生し、現
実の使用上において大きな問題であった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、部品点数が少なく下地屋
根、表屋根への取付施工が容易で極めて高い強度を有
し、特に不快な音の発生を防止するとともに製造や製品
管理も行いやすい二重葺き断熱屋根における下地屋根と
表屋根との連結装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明では、波型形状の金属折板によ
り下地屋根100の上方に離隔させて表屋根102を二
重に葺設した二重葺き断熱屋根に用いる連結装置10で
あり、本体12上部に前記表屋根102の上方からの押
圧作業のみで該表屋根の波型形状の山型104内部に係
着するヘッド部14を備え、同本体12の下部には、前
記下地屋根100の山型110外部に嵌合する略逆V字
状の脚部16と、を一体的に備えて構成される。
【0006】請求項2に係る発明では、前記逆V字状の
脚部16は拡開、あるいは閉縮方向に変位し得るように
前記本体12はある程度の弾性を有した金属により一体
成型されてなるとしてもよい。
【0007】請求項3に係る発明では、前記本体12の
少なくとも下地屋根100又は表屋根102と接触する
部分には、弾性被覆材32が被覆されてなるとしてもよ
い。
【0008】請求項4に係る発明では、前記ヘッド部1
4は、略やじり形状に形成され、表屋根102との嵌合
状態を確保する引掛部18を備えてなるとしてもよい。
【0009】請求項5に係る発明では、前記脚部16
は、同脚部16の下端部に下地屋根100の山型部11
0に嵌着する内曲げカギ爪状の係止部20a、20bを
備えてなるとしてもよい。
【0010】請求項6に係る発明では、前記脚部16
は、同脚部16を互いに閉縮させる狭圧部24を備えて
なるとしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、波型形状の金属折板に
より下地屋根の上方に離隔させて表屋根を二重に葺設し
た二重葺き断熱屋根に用いる連結装置であり、本体上部
に前記表屋根上方からの押圧作業のみで該表屋根の波型
形状の山型内部に係着するヘッド部を備え、同本体の下
部には、前記下地屋根の山型外部に嵌合する略逆V字状
の脚部と、を一体的に備えてなる二重葺き断熱屋根にお
ける下地屋根と表屋根との連結装置である。本体は、そ
のヘッド部、脚部を別体にして形成してもよい。
【0012】また、前記逆V字状の脚部は拡開、あるい
は閉縮方向に変位し得るように前記本体はある程度の弾
性を有した金属により一体成型されてなる。金属そのも
のの材質は特定するものではないが、ある程度靱性があ
り、耐食性が高く、低コストの金属であるものが好まし
い。
【0013】また、前記本体の少なくとも下地屋根又は
表屋根と接触する部分には、弾性被覆材が被覆されてな
る。特に脚部の下端は下地屋根と直接接触状態でかつ接
触面積も大きくなるから、この部分についての弾性被覆
材の被覆は必要である。本体全体を弾性被覆材で被覆し
てもよい。弾性被覆材は、軟質の難燃性を有した樹脂や
不燃性樹脂、例えば、石綿を充填したようなフェノ−ル
系樹脂またはメラミン系樹脂、尿素系樹脂などを使用す
るのが好適である。被覆方法は任意で良いが、一部のみ
を被覆するよりは工程上はむしろ装置全体を被覆させた
方が良いから、どぶづけ等の被着方法を用いると好適で
ある。
【0014】また、前記ヘッド部は、略やじり形状に形
成され、表屋根との嵌合状態を確保する引掛部を備えて
なる。引掛部は、同引掛部の先端をやや本体側に向けて
設定してもよく表屋根の嵌合状態をより強力に保持す
る。ヘッド部は、略カギ爪状に形成してもよい。
【0015】また、前記脚部は、同脚部の下端部に下地
屋根の山型部に嵌着する内曲げカギ爪状の係止部を備え
てなる。脚部の下端部はボルト孔を設けることにより下
地屋根の山型部にボルト付けにより固定を行ってもよ
い。また、本体は、同本体の脚部を下地屋根の山型部に
溶接によって固定させてもよい。
【0016】また、前記脚部は、同脚部を互いに閉縮さ
せる狭圧部を備えてなる。挟圧部は、ボルト及びナット
による絞め込みや、針金等で縛り込むことで挟圧しても
よい。
【0017】
【実施例】以下、添付図面に基づき本発明の好適な実施
例を説明する。図は本発明の好適な実施例を示してお
り、図1ないし図4において、本発明に係る二重葺き断
熱屋根における下地屋根と表屋根との連結装置10(以
下「連結装置10」という)が示されている。
【0018】図に示すように連結装置10は、波型形状
の金属折板により下地屋根100の上方に離隔させて表
屋根102を二重に葺設した二重葺き断熱屋根に用いる
連結装置10であり、この実施例にかかる連結装置10
は以下に説明する下地屋根100と表屋根102の間に
装着されて使用される。
【0019】図1に示すように下地屋根100は、山型
部と谷部を交互にコルゲート状に配置させた波型形状の
金属折板から形成されている。この下地屋根100は山
型部104を備えており、山型部104の両側面には互
いに対向する方向に突設された(外面側から見て凹設さ
れた)戻り段部106を形成させている。この両戻り段
部106に連設されて、上方に円弧状に隆起するように
山頭部105が形成されている。この山頭部105は、
後述する本装置のヘッド部を嵌着させて装置10と表屋
根側との連結を行なう。また、山型部104の両側の戻
り段部106はさらに、後述の装置10の引掛部に係着
して嵌着状態を得る。
【0020】表屋根102は、下地屋根100と同形状
のものが好適に用いられる。実施例においてこの表屋根
102は下地屋根100と同一の屋根形状金属折板が用
いられている。この二重葺き断熱屋根における下地屋根
と表屋根との連結装置10は、表屋根と下地屋根との間
隙に装着されて両者を連結させるものであるから、装置
10の下端側は下地屋根100の外面側に係着するとと
もに、上端側は表屋根102の内面側に係着する。
【0021】実施例において、下地屋根と表屋根は同一
形状であるが、同屋根の内面側について説明すると、こ
の表屋根102の内面側は、前記した、戻り段部106
の凹陥に対応して内面側にフック部107が形成されて
いる。このフック部107はその上縁側に戻り段106
aが形成されるように互いに対向側にR状に突出して形
成されている。表屋根102は、下地屋根100と同形
状であることが量産化によるコスト低減、加工工程の簡
略化、材料調達等の点で好ましく、また、金属折板の加
工用の装置を下地屋根100と表屋根102と兼用で使
用することで設備費をも削減する。
【0022】図1ないし図4に示すように連結装置10
は、下地屋根100と表屋根102とを嵌合及び係止す
ることにより連結する本体12を有している。この本体
12は、上面側を表屋根102の山型部104の内部に
嵌着させるとともに、下面側は下地屋根100の山型外
面側に嵌合係着するものである。
【0023】実施例において、本体12は、表屋根10
2との嵌合を行なうヘッド部14と、このヘッド部14
から二股状に下方に延びた脚部16とを備えている。ヘ
ッド部14は前記表屋根102の山型部内面形状に対応
して、断面上方に円弧状に隆起して形成され、図4にも
見られるように、上面の流れ方向端部側は円弧状の面取
り部14aが施してあり、全体として変形のきのこ形形
状に構成されている。このように流れ方向端部側の円弧
状面取り部14aを施しているから、下地屋根を支持し
た状態で下から風圧等のあおりがあってもヘッド部と表
屋根内面側との嵌合部分の摩擦を最小限に維持し、よっ
て、摩耗破断や、耐食、あるいは騒音の発生を効果的に
防止するものである。
【0024】図2において、ヘッド部14は、両側に離
間する方向に張り出し形成した引掛部18を備えてい
る。この引掛部18は前記した表屋根102の戻り段部
106に係合し、ヘッド部14と表屋根102の山頭部
105との嵌合状態を保持する。具体的には、戻り段部
106の内面側の上縁である戻り段106aがこの引掛
部18の下面側と係着することとなり、これによって、
いったんヘッド部14が山頭部105の内面側に挿入嵌
合したときには戻り段106aとこの引掛部18の下面
との係合により離脱しないようになっている。
【0025】また、ヘッド部14は、面取り部14aを
有しているので本体12の上方より表屋根102を嵌着
させる時に表屋根102のフック部107がヘッド部1
4の面取り部に沿って拡開しやすく、同表屋根102の
外側より手等で押圧するだけで嵌合することとなる。ま
た、ヘッド部14は、表屋根102がいったん嵌合する
と、その引掛部18と表屋根102のフック部107が
掛止するので強風等で表屋根102があおられても容易
に本体12から離脱しないものである。ヘッド部14
は、脚部16とを金属等で一体的にプレス成型すること
により容易に、しかも品質を保ちながら大量に生産する
こととなる。
【0026】一方、このヘッド部14の両下端側から下
方に向けて脚部16としての脚板が立設されている。こ
の脚板は後述するようにわずかではあっても、ある程度
拡開方向に弾性的に動いた方が好適であるから、ある程
度の弾性及び靱性あるいは強度を備えた金属部材によ
り、一体成型として製作する方が好ましい。
【0027】実施例において、脚部16は流れ方向正面
視においてコ字状の板として一体的に形成されている。
そして、流れ方向に見てしだいに下方に向けて拡大して
接続されるとともに、その下端側には、互いに対向方向
に内曲げ形成された内曲げカギ爪状の係止部20が設け
られている。この係止部は、本体12を下地屋根100
の山型部104の上方より嵌着させた時に、戻り段部1
06に食い込むように係合する。
【0028】脚部16は、正面視略逆V字状で一体的に
形成されているので、下地屋根100に本体12を嵌着
させる時に同下地屋根100の山頭部105の傾斜に沿
って容易に拡開しながら嵌着する。また、いったん脚部
16が嵌着すると山型部104の戻り段部106が脚部
16の係止部20と強固に接合するから強力な係着力を
保持することとなる。したがって、下地屋根100に対
する装置の嵌合が確実になり、風圧等に対する耐圧荷重
性能が確保されることとなる。脚部16は逆V字状に下
広がり形状であるから、下地屋根面の複数箇所に多数の
装置10を連続的に取り付ける場合には上方から押圧操
作するだけの簡単な作業により、短時間で、高能率に装
着を行なえる。本実施例では、各脚部16の両側縁部に
沿って外方に折曲させた補強用のリブが本体12と一体
的に突設されている。
【0029】このヘッド部14の両下端側から下方に向
けて連設された脚部16としての脚板はある程度拡開方
向に弾性的に動けるような素材であり、よって、ある程
度の弾性及び靱性あるいは強度を備えた金属部材によ
り、一体に製作する方が好ましい。例えば、3.0mm
程度の板厚の金属板を曲げ加工しても良いし、一体成型
品として製造しても良い。二股状に脚部を立設させて下
地屋根全体を支持するから相当の強度を保持し得る素
材、あるいは加工品であることが望ましい。
【0030】本実施例において、脚部16は、常時互い
に閉縮する方向に付勢し得るような弾性を有したバネ鋼
板で形成されている。要は、逆V字状の脚部16が拡
開、あるいは閉縮方向に変位し得るように本体12がバ
ネ鋼、ステンレス鋼、ニッケル鋼、ニッケルクロム鋼等
のある程度の弾性を有した金属により一体的に形成され
ていればよい。このように本体12は、弾性を有した金
属により形成されることで嵌着を行う下地屋根100の
山型部104の外部形状が施工時等にある程度拡大変形
しても簡単かつ確実に装着することとなる。また、これ
によって、下地屋根100のサイズそのものについて複
数の種類の連結装置10として兼用することとなり、需
要者にとって屋根葺き費用の節約となり、施工業者にと
っても施工上のメリットがかえって大きなものとなる。
【0031】特に、本実施例のように逆V字状の脚部1
6を常時閉縮方向に付勢させて形状を設定した場合は、
下地屋根100の山型部104の外部に圧接させるだけ
で嵌合状態を確保することとなり、下地屋根100に対
する装置の取付けを連続的に行い、施工作業効率を飛躍
的に向上させることとなる。この脚部16の閉縮方向の
付勢力は常時付与しない状態としても良い。最終的には
ボルト等により締めつけて下端側及び上端側の下地屋根
及び表屋根との嵌合を行なえば良い。
【0032】実施例において、本体12の各脚部16の
両側面中央部分には、同脚部16を互いに閉縮させる挟
圧部24を備えている。本実施例において、この挟圧部
24は、同脚部16を貫通するように穿孔されたボルト
孔26と、これらのボルト孔26に貫通するボルト28
及びこれに螺合するナット30を含む。したがって、下
地屋根100の山型部104のサイズより脚部16の開
脚状態が広すぎて容易に離脱する場合でも挟圧部24を
挟圧する、例えば、ボルト28に螺合したナット30を
閉め込むことにより脚部16を互いに閉縮させ下地屋根
100への本体12の嵌着を確実に行うこととなる
【0033】本実施例において、本体12のヘッド部1
4と脚部16とは別体の金属部品を組み付けて一体的に
組み付け固定させている。すなわち、流れに交差する方
向に見る図3において、ヘッド部14はきのこ型のヘッ
ド本体から両側に固定用フランジ14bが突設されてお
り、これを二股状の脚部16の基部底面側に曲げ込んで
カシメ固定している。このように、ヘッド部と脚部を金
属等で一体的に組み付け形成することにより、高い強度
を保持し得る。また、本体12は、これらヘッド部と脚
部を鋳造により一体成型させても良い。これによって容
易に、しかも品質を保ちながら大量に生産でき、さらに
道具を必要とせず簡単に施工でき、しかも耐圧性の高い
強固な屋根構造を形成することとなる。
【0034】本発明において更に、特徴的なことは、装
置10について軟質の合成樹脂被覆処理を施しているこ
とである。実施例において、本体12は、全体が弾性被
覆材32によって被膜コ−ティングされている。この弾
性被覆材32は例えば軟質であって難燃性を有した樹脂
であり、該樹脂溶液中に装置10全体をどぶ漬けして約
1mm、あるいはそれ以上の膜厚の前記樹脂被覆処理を
施している。これによって、本装置全体を鉄製等から形
成した場合の耐食製を確保しつつ、下地屋根、あるいは
表屋根との接触部分についての金属どうしの擦れあいか
ら生じる大きな雑音等の発生を確実に防止することがで
きる。弾性被覆材自体はある程度の軟質の合成樹脂製が
好適である。装置10に被覆する部分は実施例のよう
に、全体としても良く、一部分のみに被覆処理を行なっ
ても良い。その場合には少なくとも下地屋根、あるいは
表屋根との接触がある部分について被覆することとな
り、被覆材料費の節約になる。また、本体12の少なく
とも脚部16a、16b下端を弾性被覆部材により被覆
しても良い。本実施例のように連結装置10の本体12
が金属で形成されている場合は、錆等の腐食を大幅に防
止する。
【0035】次に、本発明の実施例に係る連結装置10
の作用を説明する。図4に示すように建築構造物の屋根
面に葺設した下地屋根100は、例えば、屋根面の構造
材としてH形鋼が縦横に架設され、このH形鋼上に支持
フレーム部材を適宜位置に固定させ、この上に被せるよ
うにして下地屋根を配置させ、該支持フレームに嵌合固
定させる。
【0036】下地屋根が葺設された状態で、その上から
同下地屋根100の山型部104の山頭部105上面に
本体12の脚部16の下端を当接させ上方より押圧して
嵌着して行く。この時、図2に示すように本体12の脚
部16は、下地屋根100の山頭部105の傾斜に沿っ
て拡開され本体12の係止部20が下地屋根100の戻
り段部106内部に案内される。そしてさらに、脚部1
6が常時閉縮方向に付勢されているためその係止部20
が下地屋根100の各戻り段部106内部に係着すると
脚部16がそれぞれ矢印(イ)、(ロ)の方向に閉縮し
山頭部105を締め付けるように係止する。
【0037】下地屋根100への本体12の嵌着取付が
終了すると脚部16に備えられた狭圧部24によって脚
部16を矢印(イ)、(ロ)方向に閉縮させ嵌着を確実
なものとする。特に本実施例では、狭圧部24はボルト
28とナット30でありナット30をボルト28のヘッ
ド方向へ絞め込み脚部16を閉縮させる。そして、下地
屋根100の上面にグラスウールWなどの断熱材を敷設
し、表屋根102の取付を行う。
【0038】次に、図1に示すように表屋根102は、
下地屋根上に固定させた連結装置10の本体12の上方
より押圧して嵌着を行う。本体12の略やじり状のヘッ
ド部14は、押圧される表屋根102のフック部107
を同ヘッド部14の傾斜面で押し広げながら引掛部18
が山型部104の内側に進入する。そして、ヘッド部1
4が山頭部105の内部に挿嵌される。ヘッド部14が
山頭部105の内部に挿嵌されると、前記フック部10
7は、各引掛部18に係止し、このとき、同引掛部18
の先端から下面側部分が表屋根102の戻り段106a
に係着する。したがって、表屋根102への嵌着状態を
確実なものとし、強風などで表屋根102があおられて
も容易に連結装置10より離脱することがない。
【0039】このように、葺設施工が終了した前記二重
構造の屋根は、屋根全体が変形するような風圧などがか
かっても下地屋根100と表屋根102を連結している
連結装置10の本体12全体が弾性被覆材32でコーテ
ィングされていることで下地屋根100及び表屋根10
2と本体12の連結部分からの不快音の発生を生じさせ
ることがないものである。また、連結装置の構造が極め
て簡単であるから、材料費及び全体の製造コストが低廉
であるとともに、施工時の施工作業時間も大幅に短縮さ
れ、かつ、作業上の労力も非常に軽減され得るものであ
る。
【0040】以上説明したように、本発明は、波型形状
の金属折板により下地屋根100の上方に離隔させて表
屋根102を二重に葺設した二重葺き断熱屋根に用いる
連結装置10であり、本体12上部に前記表屋根102
の上方からの押圧作業のみで該表屋根102の波型形状
の山型104内部に係着するヘッド部14を備え、同本
体12の下部には、前記下地屋根100の山型110外
部に嵌合する略逆V字状の脚部16と、を一体的に備え
てなる二重葺き断熱屋根における下地屋根と表屋根との
連結装置10である。
【0041】したがって、ヘッド部14は上方から表屋
根102を押圧するだけで嵌合状態を得られるから実質
的には脚部16を下地屋根100に固定させる作業だけ
で大部分の二重葺き屋根施工を行なえ、従って、波型形
状の金属折板を用いた二重構造の屋根の施工作業を簡易
かつ能率的に行うこととなる。しかも本体12は、一体
的に形成されるので型成型等により製造することにより
部品点数としては単に1個のみで良く、製造が容易で、
製品の管理等にも極めて便宜である。同時に一体成型に
より大きな強度を保持でき、施工の迅速性を確保しつつ
高強度の二重葺き断熱屋根を形成することとなる。
【0042】本発明は上記した実施例構成にのみ限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の本
質を逸脱しないかぎりにおいて任意の改変を加えても良
い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る二
重葺き断熱屋根における下地屋根と表屋根との連結装置
によれば、波型形状の金属折板により下地屋根の上方に
離隔させて表屋根を二重に葺設した二重葺き断熱屋根に
用いる連結装置であり、本体上部に前記表屋根の上方か
らの押圧作業のみで該表屋根の波型形状の山型内部に係
着するヘッド部を備え、同本体の下部には、前記下地屋
根の山型外部に嵌合する略逆V字状の脚部と、を一体的
に備えてなるので、ヘッド部は上方から表屋根を押圧す
るだけで嵌合状態を得られるから実質的には脚部を下地
屋根に固定させる作業だけで大部分の二重葺き屋根施工
を行なえ、従って、波型形状の金属折板を用いた二重構
造の屋根の施工作業を簡易かつ能率的に行うことができ
る。しかも本体は、一体的に形成されるので型成型等に
より製造することにより部品点数としては単に1個のみ
で良く、製造が容易で、製品の管理等にも極めて便宜で
ある。同時に一体成型により大きな強度を保持でき、施
工の迅速性を確保しつつ高強度の二重葺き断熱屋根を形
成することが可能である。
【0044】請求項2に係る二重葺き断熱屋根における
下地屋根と表屋根との連結装置によれば、前記逆V字状
の脚部は拡開、あるいは閉縮方向に変位し得るように前
記本体はある程度の弾性を有した金属により一体成型さ
れてなることにより、嵌着を行う下地屋根の山型外部の
形状が施工時等にある程度拡大変形しても簡単、かつ、
確実に装着することが可能である。また、これによっ
て、下地屋根のサイズそのものについて複数の種類の連
結装置として兼用が可能であり、需要者にとって屋根葺
き費用を節約できるとともに、施工業者にとっても、施
工上のメリットがかえって大きなものとなる。また、前
記逆V字状の脚部を常時閉縮方向に付勢させて形状を設
定しておけるから、この場合には下地屋根の山型外部に
圧接させるだけで嵌合状態が確保でき、よって、下地屋
根に対する装置の取り付けを連続的に行なえ、施工作業
効率を飛躍的に向上させることが可能である。
【0045】請求項3に係る二重葺き断熱屋根における
下地屋根と表屋根との連結装置によれば、前記本体の少
なくとも下地屋根又は表屋根と接触する部分には、弾性
被覆材が被覆されてなることにより、下地屋根および表
屋根での本体の連結状態で風圧などによる嵌着あるいは
係着部分での摺動による不快音の発生を防止できる。ま
た、本体が金属で形成されている場合は、弾性被覆材の
被覆により錆などの腐食を防ぐことができる。特に、脚
部下端のみならず、全体をどぶ漬け方法等により弾性被
覆材を被着させることにより防錆、防食効果を大幅に向
上させることが可能である。
【0046】請求項4に係る二重葺き断熱屋根における
下地屋根と表屋根との連結装置によれば、前記ヘッド部
は、略やじり形状に形成され、表屋根との嵌合状態を確
保する引掛部を備えてなることにより、ヘッド部が略や
じり状になっていることからヘッド部への表屋根の嵌合
作業は容易で、かつ、いったんヘッド部に嵌合された表
屋根は、引掛部により掛止されるので台風などの強風で
も表屋根が引きはがされることなく耐圧性の高い強固な
屋根構造を形成することが可能である。
【0047】請求項5に係る二重葺き断熱屋根における
下地屋根と表屋根との連結装置によれば、前記脚部は、
同脚部の下端部に下地屋根の山型部に嵌着する内曲げカ
ギ爪状の係止部を備えてなることにより、下地屋根に対
する装置の嵌合が確実になり、風圧等に対する耐圧荷重
性能が確保される。
【0048】請求項6に係る二重葺き断熱屋根における
下地屋根と表屋根との連結装置によれば、前記脚部は、
同脚部を互いに閉縮させる狭圧部を備えてなることによ
り、下地屋根の山型部のサイズより脚部の開脚状態が広
すぎて容易に離脱する場合でも挟圧部により脚部を互い
に閉縮させることにより下地屋根への本体の嵌着を確実
に行なえ、この種二重葺き断熱屋根構造の施工の実効を
確保し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る連結装置の二重構造屋根
における正面連結状態説明図である。
【図2】同連結装置の下地屋根への嵌着状態説明図であ
る。
【図3】同連結装置の右側面図である。
【図4】同連結装置の下地屋根への取り付け斜視説明図
である。
【図5】従来の連結装置を使用した二重構造屋根の要部
説明図である。
【符号の説明】
10 連結装置 12 本体 14 ヘッド部 16 脚部 18 引掛部 20 係止部 24 挟圧部 32 弾性被覆材 W グラスウ−ル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波型形状の金属折板により下地屋根の上
    方に離隔させて表屋根を二重に葺設した二重葺き断熱屋
    根に用いる連結装置であり、 本体上部に前記表屋根の上方からの押圧作業のみで該表
    屋根の波型形状の山型内部に係着するヘッド部を備え、 同本体の下部には、前記下地屋根の山型外部に嵌合する
    略逆V字状の脚部と、を一体的に備えてなる二重葺き断
    熱屋根における下地屋根と表屋根との連結装置。
  2. 【請求項2】 前記逆V字状の脚部は拡開、あるいは閉
    縮方向に変位し得るように前記本体はある程度の弾性を
    有した金属により一体成型されてなる請求項1記載の二
    重葺き断熱屋根における下地屋根と表屋根との連結装
    置。
  3. 【請求項3】 前記本体の少なくとも下地屋根又は表屋
    根と接触する部分には、弾性被覆材が被覆されてなる請
    求項1または請求項2記載の二重葺き断熱屋根における
    下地屋根と表屋根との連結装置。
  4. 【請求項4】 前記ヘッド部は、略やじり形状に形成さ
    れ、表屋根との嵌合状態を確保する引掛部を備えてなる
    請求項1ないし3のいずれかに記載の二重葺き断熱屋根
    における下地屋根と表屋根との連結装置。
  5. 【請求項5】 前記脚部は、同脚部の下端部に下地屋根
    の山型部に嵌着する内曲げカギ爪状の係止部を備えてな
    る請求項1ないし4のいずれかに記載の二重葺き断熱屋
    根における下地屋根と表屋根との連結装置。
  6. 【請求項6】 前記脚部は、同脚部を互いに閉縮させる
    狭圧部を備えてなる請求項1ないし請求項5のいずれか
    に記載の二重葺き断熱屋根における下地屋根と表屋根と
    の連結装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005299199A (ja) * 2004-04-09 2005-10-27 Sanko Metal Ind Co Ltd 折板屋根における板鳴り防止構造
JP2005299263A (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Sanko Metal Ind Co Ltd 折板屋根における板鳴り防止構造
CN110274745A (zh) * 2019-07-11 2019-09-24 重庆恩倍克科技有限公司 能够模拟建筑屋盖在强风下连续破坏过程的实验系统

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