JPH1037680A - 螺旋形刃部を有する螺旋形ローラカッタおよびトンネル掘進機のカッタヘッド - Google Patents

螺旋形刃部を有する螺旋形ローラカッタおよびトンネル掘進機のカッタヘッド

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JPH1037680A
JPH1037680A JP21058096A JP21058096A JPH1037680A JP H1037680 A JPH1037680 A JP H1037680A JP 21058096 A JP21058096 A JP 21058096A JP 21058096 A JP21058096 A JP 21058096A JP H1037680 A JPH1037680 A JP H1037680A
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cutter
cutter head
roller
spiral
blade
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JP21058096A
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Toyoji Kuramoto
豊司 倉本
Hiroshi Takada
洋 高田
Junichiro Okuyama
淳一郎 奥山
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B29/00Cutting or destroying pipes, packers, plugs or wire lines, located in boreholes or wells, e.g. cutting of damaged pipes, of windows; Deforming of pipes in boreholes or wells; Reconditioning of well casings while in the ground
    • E21B29/10Reconditioning of well casings, e.g. straightening
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21BEARTH OR ROCK DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B10/00Drill bits
    • E21B10/08Roller bits
    • E21B10/16Roller bits characterised by tooth form or arrangement
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH OR ROCK DRILLING; MINING
    • E21DSHAFTS; TUNNELS; GALLERIES; LARGE UNDERGROUND CHAMBERS
    • E21D9/00Tunnels or galleries, with or without linings; Methods or apparatus for making thereof; Layout of tunnels or galleries
    • E21D9/10Making by using boring or cutting machines
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設管6に埋設された鉄筋7を効率よく、確
実に切断可能な複数条の螺旋形ローラカッタ3を備えた
トンネル掘進機のカッタヘッド1を提供する。 【解決手段】 カッタヘッド1の略半径方向に伸びる回
転軸線2回りに、回転自在なローラカッタを装着したト
ンネル掘進機のカッタヘッド1において、前記ローラカ
ッタは外周面に複数条の螺旋形刃部3aを有する螺旋形
ローラカッタ3であることを特徴とするトンネル掘進機
のカッタヘッド1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数条の螺旋形ロー
ラカッタを備えるトンネル掘進機のカッタヘッドに関
し、特に既設管に埋設された鉄筋を効率よく、確実に切
断可能な複数条の螺旋形ローラカッタを備えたトンネル
掘進機のカッタヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】 (1)第1の従来技術として、図7〜図12に示す「実
開平4−122798」について説明する。図7はシー
ルド掘進機の全体図で、(A)はシールド掘進機の縦断
面図、(B)カッタヘッドの前面図、図8はカッタヘッ
ドに装着されたローラビットを示す図で、(A)は螺旋
刃型ローラビットの取付図、(B)は横刃型ローラビッ
トの取付図、図9はカッタヘッドに装着されたローラビ
ットと既設管を示す図で、(A)は縦刃型ローラビット
の取付図、(B)は既設管を示す斜視図、図10は横刃
型ローラビットの作用説明図で、(A)は既設管の破砕
面を示す図、(B)は(A)のB−B断面図、(C)は
(A)のC−C断面図、図11は縦刃型ローラビットの
作用説明図で、(A)は既設管の破砕面を示す図、
(B)は(A)のB−B断面図、(C)は(A)のC−
C断面図、図12は螺旋刃形ローラビットの作用説明図
で、(A)は既設管の破砕面を示す図、(B)は(A)
のB−B断面図である。
【0003】図7〜図9において、シールド掘進機61
のカッタヘッド71前面に、半径方向に沿う面内にカッ
タヘッド71の回転軸心O1 の周囲に所定角度毎に放射
方向に配置された支持軸心O2 〜O4 を中心としてそれ
ぞれ回転自在に支持された複数のローラビット74〜7
6が配設され、これらは支持軸心O2 を含む複数の面に
沿ってそれぞれ刃部74bが形成された縦刃型ローラビ
ット74と、支持軸心O3 回りに螺旋状に刃部75bが
形成された螺旋刃型ローラビット75と、支持軸心O4
と直交する面内で支持軸心方向所定間隔毎に円形刃部7
6bが形成された横刃型ローラビット76とで構成され
ている。前記複数のローラビット74〜76は、その軸
部74a〜76aがそれぞれ軸受77を介してカッタヘ
ッド71に回転自在に支持されている。図9(B)にお
ける既設管72はコンクリート管壁72aと、縦鉄筋7
2bと横鉄筋72cとからなる。
【0004】(a)横刃型ローラビット76の作用につ
いて説明する。図10は既設管72の破砕面を示す図
で、横刃型ローラビット76による既設管72の被破砕
面上の4本の軌跡76cは、カッタヘッド71の回転中
心O1 に対して同心円状になるため、カッタヘッド71
の回転方向S1 方向に折り曲げられる縦鉄筋72bを切
断する可能性は殆どなく、コンクリート管壁72aを破
砕するために設置されている。 (b)縦刃型ローラビット74の作用について説明す
る。図11は既設管72の破砕面を示す図で、縦刃型ロ
ーラビット74の切削面上の軌跡74cは、カッタヘッ
ド71の回転方向S1 方向に折り曲げられる縦鉄筋72
bと、縦刃型ローラビット74のピッチ間隔で直交して
縦鉄筋72bをチップに切断する。 (c)螺旋刃型ローラビット75は次に記す第2の従来
技術の作用と共に説明する。
【0005】(2)第2の従来技術として、図13に示
す「実開平1−138995」について説明する。「先
導管52の先端に装着されて地中を推進する先導装置5
1の先端部に、前面にディスクカッタ54,55を有す
るカッタヘッド53を回転自在に設けた小口径管推進機
械において、上記ディスクカッタ54,55をカッタ本
体54a,55aの外周面に螺旋状に刃54b,55b
を突設することにより構成してなる小口径管推進機械の
ディスクカッタ装置」が記載されている。
【0006】図12は既設管72の被破砕面を示す図
で、螺旋刃型ローラビット75、および第2の従来技術
の作用を説明する。第1の従来技術に示す螺旋刃型ロー
ラビット75、および第2の従来技術に示す装置におい
ては、図12(A)に示すように、各ローラカッタ7
5,54、55の刃が螺旋状であるため、その刃先75
b,54b、55bの軌跡75c(二点鎖線)は、カッ
タヘッド71の回転方向S1 に沿う軌跡(一点鎖線)か
ら角度θ1 をなす(理由については本発明の実施例参
照)。そのためカッタヘッド71の回転方向S1 に折り
曲げられる縦鉄筋72b(実線部)は、破線で示す位置
まで若干の角度θ2 だけ向きが変えられるが切断される
までには至らない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
(1)第1の従来技術における横刃型ローラビット76
は、コンクリート管壁72aを破砕するために設けられ
たもので、縦鉄筋72bを切断することは殆どない。 (2)第1従来技術における縦刃型ローラビット74の
切削面上の軌跡74cは、図11に示すように縦鉄筋7
2bに直交するため、縦刃型ローラビット74のピッチ
間隔で縦鉄筋72bをチップ状に切断できる。しかし図
11(B)に示すように縦刃型ローラビット74の刃先
74bを縦鉄筋72bに押し付ける押付力F1 により、
縦鉄筋72bがコンクリート管72aにめり込んで十分
な反力がとれない。そのため縦鉄筋72bを確実に切断
できない問題があった。 (3)カッタヘッド71の回転方向S1 に折り曲げられ
る縦鉄筋72b(実線部)を、破線で示す位置まで若干
の角度θ2 だけ変向させることができるが、図12から
わかるように縦鉄筋72bを切断することは殆ど不可能
である。角度θ1 を大きくすれば破線で示す角度θ2 も
増大して縦鉄筋72bを切断し易くなるが、一条の螺旋
ではピッチ角θ1 を大きくすると、刃のピッチが大きく
なるため縦鉄筋72bを適当な長さに切断することがで
きない問題があった。
【0008】本発明は前記各従来技術における問題を解
決するためになされたもので、既設管に埋設された鉄筋
を効率よく、かつ確実に切断可能な複数条の螺旋形ロー
ラカッタを備えたトンネル掘進機のカッタヘッドを提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段、および作用・効果】前記
目的を達成するために、第1の発明に係る螺旋形刃部を
有する螺旋形ローラカッタは、外周面に螺旋形刃部を有
する螺旋形ローラカッタにおいて、前記螺旋形刃部を複
数条とすることを特徴とする。
【0010】第1の発明によれば、螺旋を複数条とする
ことによりピッチ角が大きく、かつ刃と刃との間隔を狭
くした螺旋形ローラカッタを形成することができる。な
ぜならば1条の刃でピッチ角を大きくしようとすると、
刃のピッチを広げることとなり、刃と刃の間隔も当然広
くなってしまう。そこで複数条にすると、1つの条の間
に他の条を入れて作製するので、ピッチ角を大きくして
も、刃と刃との間隔を1条の場合より狭く、かつ任意に
設定できる。
【0011】第2の発明に係る螺旋形刃部を有する螺旋
形ローラカッタは、第1の発明において、外周面の螺旋
形刃部は歯幅方向にテーパ形状をなすことを特徴とす
る。
【0012】第2の発明によれば、外周面の螺旋形刃部
は歯幅方向にテーパ形状をなすため、歯溝は小径側から
大径側に向かって徐々に広くなる。そのため破砕された
コンクリートは刃溝に詰まることなく排出が容易にな
る。
【0013】第3の発明に係るトンネル掘進機のカッタ
ヘッドは、カッタヘッドの略半径方向に伸びる回転軸線
回りに、回転自在なローラカッタを装着したトンネル掘
進機のカッタヘッドにおいて、前記ローラカッタは第1
または第2の発明の螺旋形ローラカッタであることを特
徴とする。
【0014】第3の発明によれば、複数条の螺旋形刃部
を有する螺旋形ローラカッタをトンネル掘進機のカッタ
ヘッドに設けることにより、鉄筋入りのコンクリート破
砕作業において、カッタヘッドの回転方向に折り曲げら
れた鉄筋の軸方向と、螺旋形刃部とのなす角が大きくな
るので、螺旋形ローラカッタのころがり作用により小さ
い押付力で鉄筋を効率よく切断できる。また刃と刃との
間隔が狭くなると、鉄筋等の破砕を細かく行うことがで
きる。また複数条の数を変えてピッチ角の大きさを切削
物に応じた適正値に選定することにより、カッタヘッド
の回転方向に折り曲げられた鉄筋先端部を螺旋形ローラ
カッタが捕らえ易くすると共に、螺旋形ローラカッタが
捕らえた鉄筋を螺旋形ローラカッタのころがり作用で切
断し易く、かつ切断された鉄筋の長さが螺旋形刃部のピ
ッチ長に近づくように短くすることができる。
【0015】従って次のような顕著な効果がある。 (1)螺旋形ローラカッタのころがり作用で鉄筋先端部
を切断することにより、螺旋形ローラカッタの押付力を
小さくできる。そのため第2の従来技術における縦刃形
ローラビットのように、鉄筋がコンクリートに埋没する
ことなく確実に切断され易くなる。 (2)コンクリートから出た鉄筋先端部はカッタヘッド
の略回転方向に折り曲げられるが、螺旋形ローラカッタ
の螺旋形刃部がこの鉄筋先端部上を転動する軌跡が短く
なり、鉄筋の切断面積が減少して破砕力が小さくなる。
また鉄筋の切断面と鉄筋の軸方向とのなす角が直角に近
づいて、鉄筋の切断片が短くなるためカッタヘッドやス
クリュコンベヤに絡み付くことなく、通常の掘削土砂と
同様に搬送し易くなる。
【0016】第4の発明に係るトンネル掘進機のカッタ
ヘッドは、第3の発明において、前記螺旋形ローラカッ
タの螺旋形刃部のピッチ角を20度〜80度とすること
を特徴とする。
【0017】第4の発明によれば、ピッチ角を大きくと
ると鉄筋の切断面を転動する作用が減少し、ピッチ角を
小さくとると螺旋形ローラカッタが破砕面上を転動する
軌跡が、カッタヘッドの回転接線方向に近づいて鉄筋を
捕らえ難くなる。従って螺旋形刃部のピッチ角を20度
〜80度とすれば、カッタヘッドの回転方向に折り曲げ
られた鉄筋先端部を、螺旋形ローラカッタが捕らえ易く
なると共に、螺旋形ローラカッタが捕らえた鉄筋を螺旋
形ローラカッタのころがり作用で切断し易くなる。従っ
て螺旋形刃部のピッチ角は切削物に応じて既設管の鉄筋
を確実に切断できる値に調整される。
【0018】第5の発明に係るトンネル掘進機のカッタ
ヘッドは、第3または第4の発明において、前記螺旋形
ローラカッタはそのピッチ角が互いに逆向きの方向にあ
る二種類の螺旋形ローラカッタを装着したことを特徴と
する。
【0019】第5の発明によれば、カッタヘッドにはピ
ッチ角が互いに逆向きの方向にある二種類の螺旋形ロー
ラカッタが装着されているため、コンクリート管の破砕
面上における二種類の螺旋形ローラカッタの各刃部の軌
跡は交差するため、コンクリート管の破砕面から露出し
た鉄筋が一方の螺旋形ローラカッタの刃溝方向に曲げら
れることがあっても、他方の螺旋形ローラカッタにより
切断できる。
【0020】第6の発明に係るトンネル掘進機のカッタ
ヘッドは、第3または第4の発明において、複数条であ
る螺旋形ローラカッタに加えてカッタヘッドの略半径方
向に伸びる回転軸線回りに回転自在で、かつ外周面に前
記回転軸線と直交する円板形刃部を有する円板形ローラ
カッタおよび一条の螺旋形刃部を有する螺旋形ローラカ
ッタのいずれか一方を備えることを特徴とする。
【0021】第6の発明によれば、複数条の螺旋形ロー
ラカッタによりカッタヘッドの回転方向に折り曲げられ
た鉄筋を、螺旋形ローラカッタのころがり作用により小
さい押付力で効率よく切断できる。このとき螺旋形刃部
の刃溝方向に折り曲げられる鉄筋があっても、円板形ロ
ーラカッタおよび一条の螺旋形ローラカッタのころがり
作用により、螺旋形ローラカッタと同様に小さい押付力
で鉄筋を効率よく切断する。
【0022】第7の発明に係るトンネル掘進機のカッタ
ヘッドは、第3〜6の発明において、前記特定種類のロ
ーラカッタの切削面と、他種類のローラカッタの切削面
とをトンネル掘進方向に所定量ずらして設置することを
特徴とする。
【0023】第7の発明によれば、既設管の更新におい
て種類の異なるローラカッタをトンネル掘進方向に所定
量ずらすことにより、各工程に適したローラカッタによ
ってコンクリート部分を破砕し、それより所定量後方に
設置された他種類のローラカッタの切削面により鉄筋を
切断して、コンクリートの破砕と、鉄筋の切断に適した
各ローラカッタを選定することにより、それぞれのロー
ラカッタの耐久性が大幅に向上する。
【0024】第8の発明に係るトンネル掘進機のカッタ
ヘッドは、第3〜7の発明において、前記カッタヘッド
は、フープ筋の埋設された既設管を破砕するときには、
既設管の破砕面と未破砕既設管内のフープ筋とのなす角
が鋭角の方向から鈍角の方向へ回転することを特徴とす
る。
【0025】第8の発明によれば、既設管の破砕面とコ
ンクリート内のフープ筋とのなす角が鋭角の方向から鈍
角の方向へカッタヘッドを回転させると、フープ筋がカ
ッタヘッドに絡まることなく確実に切断される。従って
フープ筋の切断効率が向上すると共に、鉄筋が短く切断
されるため切断された鉄筋もカッタヘッドやスクリュコ
ンベヤに絡み付くことなく、通常の掘削土砂と同様に搬
送効率を向上できる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るトンネル掘進
機のカッタヘッドの実施例について図1〜図6により詳
述する。図1は本発明に係るトンネル掘進機のカッタヘ
ッドの第1実施例を示す図、図2は図1に示す螺旋形ロ
ーラカッタの詳細図、図3は本発明の第1実施例におけ
る作用説明図、図4は本発明に係るトンネル掘進機のカ
ッタヘッドの第2実施例を示す図、図5は本発明に係る
トンネル掘進機のカッタヘッドの第3実施例を示す図、
図6は本発明に係るトンネル掘進機のカッタヘッドによ
り、破砕するフープ筋入りのコンクリート管を示す図で
ある。
【0027】図1および図2により、本発明の第1実施
例の構成について説明する。トンネル掘進機のカッタヘ
ッド1には、カッタヘッド1の一つの直径方向に回転軸
線2を有し、外周面にピッチ角が45度の複数条の螺旋
形刃部3aを形成した二つの螺旋形ローラカッタ3,3
が回転自在に装着されている。この螺旋形ローラカッタ
3の取付穴縁部にはカッタヘッド1の回転方向に向かっ
てカッタビット4が固定されている。螺旋形ローラカッ
タ3,3が装着された一つの直径方向と直行する直径方
向には通常のディスクカッタ5,5が回転自在に装着さ
れている。
【0028】図1および図2の構成による作用について
図3と共に説明する。カッタヘッド1が矢印S1 方向に
回転すると、螺旋形ローラカッタ3は既設管の破砕面に
押し付けられてS2 方向に回転する。図1(B)はトン
ネル掘進機の推進方向に向かって見た既設管6の破砕面
を示す図である。従って図1(A)とは左右方向が逆に
なる。既設管6に埋め込まれた鉄筋7の先端部は、既設
管6のコンクリート部8の破砕面から突出するが、カッ
タヘッド1によりその回転方向であるS1 方向に折り曲
げられる。
【0029】またカッタヘッド1の回転により回転され
る螺旋形ローラカッタ3の破砕面上における螺旋形刃部
3aの軌跡10は、図1(B)に二点鎖線で示すよう
に、既設管6の内周方向に向かって移動しながらS3 方
向に移動するため、前記鉄筋7の先端部はこの軌跡10
によりΔLの長さに切断される。軌跡10の鉄筋7の軸
線方向に沿うピッチをp、カッタヘッド1の回転接線と
螺旋形刃部3aの軌跡10とのなす角度をθ、鉄筋7の
直径をdとすると、切断される鉄筋7の長さΔLは次の
ようになる。 ΔL=p+(d/2tanθ) となり、螺旋形刃部3aの軌跡10のピッチpより(d
/2tanθ)だけ長くなる。従ってθを90度にすれ
ばΔL=pとなり最も短くなるが、これは第1の従来技
術の縦刃型ローラビット74に相当し、螺旋形ローラカ
ッタ3によるころがり切断の効果が得られない。
【0030】即ち軌跡10のピッチ角θ(螺旋形刃部3
aと既設管6の破砕面とに滑りがなければ、螺旋形刃部
3aのピッチ角に等しい)を大きくとると、第1の従来
技術における縦刃形ローラビット74に近づいて鉄筋7
の切削面を転動する作用が減少する。また軌跡10のピ
ッチ角θを小さくとると第2の従来技術における横刃形
ローラビット76に近づいて、螺旋形ローラカッタ3が
切削面上を転動する軌跡が、カッタヘッド1の回転接線
方向S1 に近づいて鉄筋7を捕らえ難くなる。また例
え、鉄筋7を捕らえ得たとしても鉄筋7の軸線と切断面
とのなす角が小さいため、切断された鉄筋7が長くなり
カッタヘッドやスクリュコンベヤに絡まり易くなるため
切削物に応じて適正なθが選定されるが、前記理由から
45度が目安となる。
【0031】図3(A)において、図1および図2に示
す螺旋形ローラカッタ3の螺旋形刃部3aの1ピッチ分
に相当するディスクカッタ9により、カッタヘッド1の
回転方向S1 方向に折り曲げられた鉄筋7先端部の切断
作用について説明する。カッタヘッド1の回転方向S1
方向に折り曲げられた鉄筋7先端部は、S2 方向に回転
するディスクカッタ9の刃部9aにより、コンクリート
部8の破砕面に押付力Fにより押し付けられて切断され
る。このようにディスクカッタ9が回転しながら鉄筋7
先端部に押し付けられることにより、単にディスクカッ
タ9を鉄筋7先端部に押し付けるときに比べて、鉄筋7
が切断され易くなるため、ディスクカッタ9の押付力F
を小さくすることができる。従って鉄筋7先端部がコン
クリート部8内にめり込むことなく、確実にディスクカ
ッタ9の刃部9aにより切断される。
【0032】図3(B)において、特定種類のローラカ
ッタとしての螺旋形ローラカッタ3外周部の前端位置
は、他種類のローラカッタとしての円板形ローラカッタ
12外周部の前端位置より、所定距離L1 だけ後方に設
置されている。
【0033】次に図3(B)の構成による図9(B)に
示す既設管72の破砕作用について説明する。既設管7
2をカッタヘッド1に設置された各カッタにより破砕す
ると、円板形ローラカッタ12は螺旋形ローラカッタ3
よりL1 だけ前方に設置されているため、先ず円板形ロ
ーラカッタ12によりコンクリート部72aを破砕する
とその破砕面から縦筋72bが露出する。この縦筋72
bはカッタヘッド1によりその回転方向に折り曲げられ
た後、螺旋形ローラカッタ3により切断される。このよ
うにコンクリート部72aの破砕は円板形ローラカッタ
12により、縦筋72bの切断は螺旋形ローラカッタ3
により、それぞれ略専用に使用することができるため各
ローラカッタを効率良く使用できる。
【0034】図4により、本発明の第2実施例の構成に
ついて説明する。図1(A)に示す二つの螺旋形ローラ
カッタ3,3の内、図で上方の螺旋形ローラカッタ3
を、逆のピッチ角の螺旋形ローラカッタ23で置き換え
てカッタヘッド1aに回転自在に装着する以外は、図1
(A)に示すカッタヘッド1と同様であるため詳細な説
明を省略する。
【0035】図4により、本発明の第2実施例の作用に
ついて説明する。図4において図1、図2および図3に
記載した説明と同様の部分については説明を省略し、異
なる部分についてのみ説明する。カッタヘッド1aが矢
印S1 方向に回転すると、螺旋形ローラカッタ23は破
砕面に押し付けられているためS2a方向に回転させられ
る。従って図4(B)に二点鎖線で示すように、カッタ
ヘッド1aの回転により回転される螺旋形ローラカッタ
23の破砕面上における刃部軌跡10aにより、コンク
リート部8を破砕すると共に、この破砕されたコンクリ
ート部8の破砕面から突出した鉄筋7の先端部は、カッ
タヘッド1の回転方向に折り曲げられた後、螺旋形ロー
ラカッタ23により切断される。また螺旋形ローラカッ
タ3は破砕面に押し付けられているためS2 方向に回転
させられる。従って図1(B)に二点鎖線で示す刃部軌
跡10と同様な刃部軌跡10になるため、破砕されたコ
ンクリート部8の破砕面から突出した鉄筋7の先端部
は、カッタヘッド1の回転方向に折り曲げられた後、螺
旋形ローラカッタ23と螺旋形ローラカッタ3とにより
細かく切断される。
【0036】図5により、本発明の第3実施例の構成に
ついて説明する。図1(A)に示す二つの螺旋形ローラ
カッタ3,3の一つを、公知の円板形ローラカッタ12
に置き換えてカッタヘッド1aに回転自在に装着する以
外は、図1(A)に示すカッタヘッド1と同様であるた
め詳細な説明を省略する。
【0037】図5により、本発明の第3実施例の作用に
ついて説明する。図5において図1、図2および図3に
記載した説明と同様の部分については説明を省略し、異
なる部分についてのみ説明する。カッタヘッド1aが矢
印S1 方向に回転すると、円板形ローラカッタ12は破
砕面に押し付けられているためS4 方向に回転させられ
る。また図5(B)に二点鎖線で示すように、カッタヘ
ッド1の回転により回転される円板形ローラカッタ12
の破砕面上における4本の刃部軌跡11により、コンク
リート部8を破砕する。この破砕されたコンクリート部
8の破砕面から突出した鉄筋7の先端部は、カッタヘッ
ド1の回転方向に折り曲げられる。
【0038】このように円板形ローラカッタ12でコン
クリート部8の破砕を行えば、螺旋形ローラカッタ3は
コンクリート部8を破砕する負担が低減するため、鉄筋
7の切断作用と、耐久性が大幅に向上する。また円板形
ローラカッタ12の破砕面が螺旋形ローラカッタの切削
面より所定量前方になるように設置すれば、円板形ロー
ラカッタ12で確実にコンクリート部8の破砕が行なわ
れるため、螺旋形ローラカッタ3はコンクリート部8を
破砕する負担が更に低減され、鉄筋7の切断作用、およ
び耐久性がより一層向上される。
【0039】図6に示す既設管6aには縦筋13と、横
筋として螺旋状のフープ筋7aがコンクリート部8aに
埋め込まれている。この既設管6aを本発明のカッタヘ
ッド1、または1aにより掘削すると、横筋がフープ筋
7aであるため、フープ筋7aの先端部はコンクリート
部8aの破砕面8bに対して傾斜した状態で破砕面8b
から突出する。そのため図6に示す既設管6aの破砕面
8bと未破砕既設管内のフープ筋7bとのなす角が鈍角
βの方向から鋭角αの方向へ、矢印X方向にカッタヘッ
ド1を回転させると、フープ筋7a先端から付根部に向
かってカッタヘッド1が回転することになるため、フー
プ筋7aがカッタヘッド1に絡みつく。従って破砕面8
bにおけるフープ筋7aの付根部のコンクリート部8a
が崩れて、カッタヘッド1に装着された各ローラカッタ
3,23,12の押付け力に対する十分な反力がとれな
いため、各ローラカッタ3,23,12の押付力が減少
しフープ筋7aを確実に切断できない。
【0040】また矢印Y方向からカッタヘッド1を回転
させると、フープ筋7aの付根部から先端に向かってカ
ッタヘッド1が回転することになるため、フープ筋7a
がカッタヘッド1に絡みつくことがない。従って破砕面
8bにおけるフープ筋7aの付根部のコンクリート部8
aが崩れることなく、各ローラカッタ3,23,12の
押付力が増加してフープ筋7aを確実に切断できる。な
お縦筋13の切断については従来と同様のため説明を省
略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトンネル掘進機のカッタヘッドの
第1実施例を示す図で、(A)はカッタヘッドの前面
図、(B)は鉄筋入りコンクリート管の破砕面、および
作用説明図である。
【図2】図1に示す螺旋形ローラカッタの詳細図で、
(A)は正面図、(B)側面図、(C)斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例における作用説明図で、
(A)は螺旋形ローラカッタによるころがり切断作用を
示す図、(B)は二種類のローラカッタ外周部の各前端
位置が異なるカッタヘッドの破砕作用を示す図である。
【図4】本発明に係るトンネル掘進機のカッタヘッドの
第2実施例を示す図で、(A)はカッタヘッドの前面
図、(B)は鉄筋入りコンクリート管の破砕面、および
作用説明図である。
【図5】本発明に係るトンネル掘進機のカッタヘッドの
第3実施例を示す図で、(A)はカッタヘッドの前面
図、(B)は鉄筋入りコンクリート管の破砕面、および
作用説明図である。
【図6】本発明に係るトンネル掘進機のカッタヘッドに
より、破砕するフープ筋入りのコンクリート管を示す図
で、(A)は外形斜視図、(B)は(A)のP部のV矢
視詳細図である。
【図7】第1の従来技術を示すシールド掘進機の全体図
で、(A)はシールド掘進機の縦断面図、(B)カッタ
ヘッドの前面図である。
【図8】図6のカッタヘッドに装着されたローラビット
を示す図で、(A)は螺旋刃型ローラビットの取付図、
(B)横刃型ローラビットの取付図である。
【図9】図6のカッタヘッドに装着されたローラビット
と既設管を示す図で、(A)は縦刃型ローラビットロー
ラビットの取付図、(B)は既設管の斜視図である。
【図10】図7の横刃型ローラビットの作用説明図で、
(A)は既設管の破砕面を示す図、(B)は(A)のB
−B断面図、(C)は(A)のC−C断面図である。
【図11】図8の縦刃型ローラビットの作用説明図で、
(A)は既設管の破砕面を示す図、(B)は(A)のB
−B断面図、(C)は(A)のC−C断面図である。
【図12】図7の螺旋刃型ローラビットの作用説明図
で、(A)は既設管の破砕面を示す図、(B)は(A)
のB−B断面図である。
【図13】第2の従来技術を示す図で、(A)はシール
ド掘進機の前面図、(B)は(A)のB−B断面図で、
シールド掘進機の縦断面図である。
【符号の説明】 1,1a,1b…カッタヘッド、2…回転軸線、3,2
3…螺旋形ローラカッタ、3a,23a…螺旋形刃部、
4…カッタビット、5…ディスクカッタ、6,6a…既
設管、7…鉄筋、7a,7b…フープ筋、8,8a…コ
ンクリート部、8b…破砕面、9…ディスクカッタ、9
a…刃部、10,10a…螺旋形刃部軌跡、11…円板
形ローラカッタ刃部軌跡、12…円板形ローラカッタ、
13…縦筋。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に螺旋形刃部を有する螺旋形ロー
    ラカッタにおいて、前記螺旋形刃部を複数条とすること
    を特徴とする螺旋形刃部を有する螺旋形ローラカッタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の螺旋形刃部を有する螺旋
    形ローラカッタにおいて、外周面の螺旋形刃部は歯幅方
    向にテーパ形状をなすことを特徴とする螺旋形刃部を有
    する螺旋形ローラカッタ。
  3. 【請求項3】 カッタヘッドの略半径方向に伸びる回転
    軸線回りに、回転自在なローラカッタを装着したトンネ
    ル掘進機のカッタヘッドにおいて、前記ローラカッタは
    請求項1または請求項2記載の螺旋形ローラカッタであ
    ることを特徴とするトンネル掘進機のカッタヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のトンネル掘進機のカッタ
    ヘッドにおいて、前記螺旋形ローラカッタの螺旋形刃部
    のピッチ角は20度〜80度とすることを特徴とするト
    ンネル掘進機のカッタヘッド。
  5. 【請求項5】 請求項3および4記載のトンネル掘進機
    のカッタヘッドにおいて、前記螺旋形ローラカッタはピ
    ッチ角が互いに逆向きの方向にある二種類の螺旋形ロー
    ラカッタよりなることを特徴とするトンネル掘進機のカ
    ッタヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項3および4記載のトンネル掘進機
    のカッタヘッドにおいて、複数条である螺旋形ローラカ
    ッタに加えてカッタヘッドの略半径方向に伸びる回転軸
    線回りに回転自在で、かつ外周面に前記回転軸線と直交
    する円板形刃部を有する円板形ローラカッタおよび一条
    の螺旋形刃部を有する螺旋形ローラカッタのいずれか一
    方を備えることを特徴とするトンネル掘進機のカッタヘ
    ッド。
  7. 【請求項7】 請求項3〜6記載のトンネル掘進機のカ
    ッタヘッドにおいて、前記特定種類のローラカッタの切
    削面と、他種類のローラカッタの切削面とをトンネル掘
    進方向に所定量ずらして設置することを特徴とするトン
    ネル掘進機のカッタヘッド。
  8. 【請求項8】 請求項3〜7記載のトンネル掘進機のカ
    ッタヘッドにおいて、前記カッタヘッドは、フープ筋の
    埋設された既設管を破砕するときには、既設管の破砕面
    と未破砕既設管内のフープ筋とのなす角が鋭角の方向か
    ら鈍角の方向へ回転することを特徴とするトンネル掘進
    機のカッタヘッド。
JP21058096A 1996-07-22 1996-07-22 螺旋形刃部を有する螺旋形ローラカッタおよびトンネル掘進機のカッタヘッド Pending JPH1037680A (ja)

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