JPH103826A - 車両用灯具コードの製造方法及びその製造用金型並びに車両用灯具コードの構造 - Google Patents
車両用灯具コードの製造方法及びその製造用金型並びに車両用灯具コードの構造Info
- Publication number
- JPH103826A JPH103826A JP8175645A JP17564596A JPH103826A JP H103826 A JPH103826 A JP H103826A JP 8175645 A JP8175645 A JP 8175645A JP 17564596 A JP17564596 A JP 17564596A JP H103826 A JPH103826 A JP H103826A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来から手作業によって実施していたコード
束に対するブッシングやビニルチューブの挿通作業、ビ
ニルテープ巻き作業等をチューブの挿通作業を軟質状の
樹脂材料を一体成形によって形成することにより、防水
及び結束に対する信頼性に優れた車両用灯具コードを提
供する。 【解決手段】一端側にコネクタ4を、また他端側にソケ
ット3,3を接続して成るコード束2の一側を結束する
と共に、複数本の他側のコード2a,2a…を平坦に並
べて金型20上にセットし、両者の連続移行部の外周に
樹脂材料を射出してコード束2にブッシング5を一体的
に成形すると共に、同質材料によりコード束2の所定部
位にアース結線部を被覆する絶縁体を兼ねた結束筒6を
同時に成形する。
束に対するブッシングやビニルチューブの挿通作業、ビ
ニルテープ巻き作業等をチューブの挿通作業を軟質状の
樹脂材料を一体成形によって形成することにより、防水
及び結束に対する信頼性に優れた車両用灯具コードを提
供する。 【解決手段】一端側にコネクタ4を、また他端側にソケ
ット3,3を接続して成るコード束2の一側を結束する
と共に、複数本の他側のコード2a,2a…を平坦に並
べて金型20上にセットし、両者の連続移行部の外周に
樹脂材料を射出してコード束2にブッシング5を一体的
に成形すると共に、同質材料によりコード束2の所定部
位にアース結線部を被覆する絶縁体を兼ねた結束筒6を
同時に成形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の室内外を仕
切る隔壁に開設した透孔に貫通させるコード束に装着す
るブッシングの成形及びコード束の結束技術に係り、特
にコード束をブッシング及び結束筒に一体的にインサー
ト成形することにより製造する方法及び、該インサート
成形に用いる金型、並びに製造された車両用灯具コード
の構造に関するものである。
切る隔壁に開設した透孔に貫通させるコード束に装着す
るブッシングの成形及びコード束の結束技術に係り、特
にコード束をブッシング及び結束筒に一体的にインサー
ト成形することにより製造する方法及び、該インサート
成形に用いる金型、並びに製造された車両用灯具コード
の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両の室内外に配線する灯具
用等の複数本のコード類から成るコード束については、
図13に示すように、車両の室内外を仕切る隔壁50に
開設した透孔51に嵌め込んだ防水用のブッシング52
を介してコード束53を配線している。このブッシング
52には、中心部にコード束53を挿通するための挿通
孔54を形成すると共に、この挿通孔54を囲むブッシ
ング52の内外面に筒状体55,55を突出形成し、コ
ード束53をこれらの筒状体55,55と上記挿通孔5
4を経由させてブッシング52に挿通させる構造に成っ
ている。
用等の複数本のコード類から成るコード束については、
図13に示すように、車両の室内外を仕切る隔壁50に
開設した透孔51に嵌め込んだ防水用のブッシング52
を介してコード束53を配線している。このブッシング
52には、中心部にコード束53を挿通するための挿通
孔54を形成すると共に、この挿通孔54を囲むブッシ
ング52の内外面に筒状体55,55を突出形成し、コ
ード束53をこれらの筒状体55,55と上記挿通孔5
4を経由させてブッシング52に挿通させる構造に成っ
ている。
【0003】また、ブッシング52に挿通させた上記コ
ード束53については、適宜筒状体55,55の近傍
等、所定の部位で結線し、または結束すると共に、該部
位にビニルテープ56,56をラップさせながら二重
巻、三重巻に巻回して固定する構造に成っていた。特
に、コード束53が車両の室外に配線される部分(A矢
視部)については、ブッシング52に挿通しているコー
ド束53の隙間を伝わって室外から室内へ雨水等が侵入
することがないように、所定長さにわたってビニルテー
プ56の巻回処理を施し、ブッシング52側の終端部に
ついては筒状体55の外周を覆う部位まで被覆すると共
に、ブッシング52をコード束53に固定することによ
り筒状体55の開口部からのブッシング52の挿通孔5
4を経由して室内に対する浸水を防止する構造に成って
いる。
ード束53については、適宜筒状体55,55の近傍
等、所定の部位で結線し、または結束すると共に、該部
位にビニルテープ56,56をラップさせながら二重
巻、三重巻に巻回して固定する構造に成っていた。特
に、コード束53が車両の室外に配線される部分(A矢
視部)については、ブッシング52に挿通しているコー
ド束53の隙間を伝わって室外から室内へ雨水等が侵入
することがないように、所定長さにわたってビニルテー
プ56の巻回処理を施し、ブッシング52側の終端部に
ついては筒状体55の外周を覆う部位まで被覆すると共
に、ブッシング52をコード束53に固定することによ
り筒状体55の開口部からのブッシング52の挿通孔5
4を経由して室内に対する浸水を防止する構造に成って
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
ブッシングの構造によれば、ブッシング52に対するコ
ード束53の挿通作業や、コード束53を結束し、かつ
ブッシング52をコード束53に固定するためのビニル
テープ56,56の巻回作業の全てを手作業によって行
わなければならないため、組立工数が多くなるばかりで
なく、組立作業の各工程毎の部品移動が多くなり、コー
ド束53に対するブッシング52の組付作業の機械化を
阻害する原因と成っていた。また、ビニルテープ56の
巻回作業が手作業によって実施されるものであるため、
コード束53の外周にビニルテープ56をしっかり巻き
付けてもコード間に隙間が生じたり、また巻き方にバラ
ツキが生じて防水効果の信頼性が劣り、かつコード束5
3に対するブッシング52の固定も単にビニルテープ5
6によって接着されるだけのものであるため、使用中に
接着が劣化してブッシング52がコード束53から分離
してしまい、該部位からの浸水の原因にもなる等の問題
を有するものであった。
ブッシングの構造によれば、ブッシング52に対するコ
ード束53の挿通作業や、コード束53を結束し、かつ
ブッシング52をコード束53に固定するためのビニル
テープ56,56の巻回作業の全てを手作業によって行
わなければならないため、組立工数が多くなるばかりで
なく、組立作業の各工程毎の部品移動が多くなり、コー
ド束53に対するブッシング52の組付作業の機械化を
阻害する原因と成っていた。また、ビニルテープ56の
巻回作業が手作業によって実施されるものであるため、
コード束53の外周にビニルテープ56をしっかり巻き
付けてもコード間に隙間が生じたり、また巻き方にバラ
ツキが生じて防水効果の信頼性が劣り、かつコード束5
3に対するブッシング52の固定も単にビニルテープ5
6によって接着されるだけのものであるため、使用中に
接着が劣化してブッシング52がコード束53から分離
してしまい、該部位からの浸水の原因にもなる等の問題
を有するものであった。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、従来から手作業によって実施していたコード
類に対するブッシングの挿通作業、ビニルテープ巻き作
業又はチューブの挿通作業等を軟質状の樹脂材を一体成
形によって自動的に形成することにより、防水及び結束
に対する信頼性に優れたブッシングの成形方法及びコー
ド束の結束方法に係り、特にコード束をブッシング及び
結束筒に一体的にインサート成形する方法及び、該イン
サート成形に用いる金型、並びに成形された車両用灯具
コードを提供することを目的とするものである。
のであり、従来から手作業によって実施していたコード
類に対するブッシングの挿通作業、ビニルテープ巻き作
業又はチューブの挿通作業等を軟質状の樹脂材を一体成
形によって自動的に形成することにより、防水及び結束
に対する信頼性に優れたブッシングの成形方法及びコー
ド束の結束方法に係り、特にコード束をブッシング及び
結束筒に一体的にインサート成形する方法及び、該イン
サート成形に用いる金型、並びに成形された車両用灯具
コードを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る車両用コードの製造方法は、一端にコ
ネクタを、また他端にソケットを接続した複数本のコー
ドから成るコード束を有する車両用灯具コードにおい
て、前記コード束を金型のコード束配置部に沿ってセッ
トした後、該コード束の所定部位に軟質材を同時に射出
してブッシングと結束筒を一体的に成形固定することを
要旨とするものである。また、上記一の結束筒について
は、コード束を形成している一のコードに対するアース
結線部に一体的に成形することも可能である。
に、本発明に係る車両用コードの製造方法は、一端にコ
ネクタを、また他端にソケットを接続した複数本のコー
ドから成るコード束を有する車両用灯具コードにおい
て、前記コード束を金型のコード束配置部に沿ってセッ
トした後、該コード束の所定部位に軟質材を同時に射出
してブッシングと結束筒を一体的に成形固定することを
要旨とするものである。また、上記一の結束筒について
は、コード束を形成している一のコードに対するアース
結線部に一体的に成形することも可能である。
【0007】上記車両用灯具コードの製造方法に用いる
製造用金型は、コード束配置部と、該コード束配置部に
添って適宜間隔をおいて形成されたブッシングキャビテ
ィ及び結束筒キャビティと具備して成るものである。ま
た、この金型において、結束筒キャビティの端部には、
上方へ切り欠かれたコード逃がし部の左右に連続するバ
リ切り部を有する受治具と、同じく下方へ切り欠かれた
コード逃がし部の左右に連続するバリ切り部を有する押
治具とで成る結束治具を構成することができる。
製造用金型は、コード束配置部と、該コード束配置部に
添って適宜間隔をおいて形成されたブッシングキャビテ
ィ及び結束筒キャビティと具備して成るものである。ま
た、この金型において、結束筒キャビティの端部には、
上方へ切り欠かれたコード逃がし部の左右に連続するバ
リ切り部を有する受治具と、同じく下方へ切り欠かれた
コード逃がし部の左右に連続するバリ切り部を有する押
治具とで成る結束治具を構成することができる。
【0008】上記製造方法によって製造された車両用灯
具コードは、コード束を同一材料によって同時に成形さ
れたブッシングと結束筒にインサート成形した構造を有
するものである。また、この車両用灯具コードにおい
て、コード束中にあるアース結線部には結束筒が一体成
形される構造に成っている。
具コードは、コード束を同一材料によって同時に成形さ
れたブッシングと結束筒にインサート成形した構造を有
するものである。また、この車両用灯具コードにおい
て、コード束中にあるアース結線部には結束筒が一体成
形される構造に成っている。
【0009】このような車両用灯具コードの製造方法に
よれば、ブッシングの成形、該ブッシングに対するコー
ド束の挿通固定、コード束の結束等を一工程の機械的自
動処理によって実施することができるばかりでなく、ブ
ッシングに対するコード束のインサート部や車両の隔壁
に対する防水信頼性にすぐれたブッシングを構成するこ
とができ、車両用灯具コードの製造に際して作業性を向
上し、コストの低減化を図ることができる。また、アー
ス結線部をコード束の結束と同時に樹脂材により完全に
被覆する構造に成るため、その後の車両用灯具コードの
取り扱いが容易に成り、電気的な安全性を向上すると共
に、車両用灯具コードのブッシング装着部の防水性を完
全なものにすることができる。
よれば、ブッシングの成形、該ブッシングに対するコー
ド束の挿通固定、コード束の結束等を一工程の機械的自
動処理によって実施することができるばかりでなく、ブ
ッシングに対するコード束のインサート部や車両の隔壁
に対する防水信頼性にすぐれたブッシングを構成するこ
とができ、車両用灯具コードの製造に際して作業性を向
上し、コストの低減化を図ることができる。また、アー
ス結線部をコード束の結束と同時に樹脂材により完全に
被覆する構造に成るため、その後の車両用灯具コードの
取り扱いが容易に成り、電気的な安全性を向上すると共
に、車両用灯具コードのブッシング装着部の防水性を完
全なものにすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用灯具コ
ードの製造方法及びその製造用金型並びに車両用灯具コ
ードに関する発明の実施の形態を説明する。 (車両用灯具コード束の構造)図1は、本発明に係る車
両用灯具コード1の構造を示す平面図である。本発明の
実施の形態に示された車両用灯具コード1は、車両の隔
壁に開設した透孔(図示していない)を介して車両の室
内外に配線するものであり、車両用灯具コード1を構成
するコード束2の一端側には灯具の灯室(図示していな
い)の数に対応した1又は2以上のソケット3,3を、
また他端側には車両の室内に構成した電源に接続するた
めのコネクタ4をそれぞれ固定すると共に、該コード束
2の所定部位に軟質樹脂材で成るブッシング5を一体的
成形方法によりコード束2がインサートされるように構
造で固定形成されている。このブッシング5は、車両の
隔壁に開設した透孔に嵌着することにより該透孔を密閉
して車両の室内に対する防水作用を奏するものであり、
このコード束2の所定部位(本発明の実施の形態におい
ては、ブッシング5を挟んだ両側のコード束端部の2箇
所)には、更に該コード束2を結束するための結束筒
6,6がブッシング5と同質の軟質樹脂材によって一体
成形してある。本発明においては、この結束筒6,6は
コード束2中においてアース結線部7を被覆する構造に
成っており、コード束2の結束と同時に該部位の電気的
に絶縁をする構造に成っている。
ードの製造方法及びその製造用金型並びに車両用灯具コ
ードに関する発明の実施の形態を説明する。 (車両用灯具コード束の構造)図1は、本発明に係る車
両用灯具コード1の構造を示す平面図である。本発明の
実施の形態に示された車両用灯具コード1は、車両の隔
壁に開設した透孔(図示していない)を介して車両の室
内外に配線するものであり、車両用灯具コード1を構成
するコード束2の一端側には灯具の灯室(図示していな
い)の数に対応した1又は2以上のソケット3,3を、
また他端側には車両の室内に構成した電源に接続するた
めのコネクタ4をそれぞれ固定すると共に、該コード束
2の所定部位に軟質樹脂材で成るブッシング5を一体的
成形方法によりコード束2がインサートされるように構
造で固定形成されている。このブッシング5は、車両の
隔壁に開設した透孔に嵌着することにより該透孔を密閉
して車両の室内に対する防水作用を奏するものであり、
このコード束2の所定部位(本発明の実施の形態におい
ては、ブッシング5を挟んだ両側のコード束端部の2箇
所)には、更に該コード束2を結束するための結束筒
6,6がブッシング5と同質の軟質樹脂材によって一体
成形してある。本発明においては、この結束筒6,6は
コード束2中においてアース結線部7を被覆する構造に
成っており、コード束2の結束と同時に該部位の電気的
に絶縁をする構造に成っている。
【0011】(車両用灯具コードの製造方法)本発明に
係る車両用灯具コード1は、そのコード束2をブッシン
グ5及び結束筒6,6の成形と同時に、該ブッシング5
及び結束筒6,6にインサートする方法により製造され
るものである。即ち、車両用灯具コード1を形成してい
る複数本のコード2a,2a…で成るコード束2の一端
側にソケット3,3を、また他端側にコネクタ4を予め
固定しておき、このコード束2を,後述する金型20の
下型20a面に形成した成形用のキャビティ21と、略
へ字状に曲折して成る案内溝22に添ってセットし、上
型20bを下降させた状態で溶融した軟質樹脂材を導入
路23を介して各成型用のキャビティ21,21内に射
出して所定部位にコード束2をインサートした状態でブ
ッシング5、及び1又は2以上の結束筒6,6を一体的
に成形するものであり、ブッシング5の成形及びコード
束2のインサート処理、及びコード束2の所定部位にお
ける結束処理(絶縁処理)を自動的に、かつ少ない作業
工程によって機械的に実施するものである。この時、コ
ード束2は、略へ字状に曲折した上記案内溝22の頂部
位置(B矢視部)で押杆24により上方へ引っ張られる
ように成っており、ブッシング2及び結束筒6,6の成
形時にコード束2が弛むことがないように成っている。
尚、成形後に金型20の導入路23内に残ったランナー
部8(図1参照)を切り離して製品としての仕上げを完
了する。
係る車両用灯具コード1は、そのコード束2をブッシン
グ5及び結束筒6,6の成形と同時に、該ブッシング5
及び結束筒6,6にインサートする方法により製造され
るものである。即ち、車両用灯具コード1を形成してい
る複数本のコード2a,2a…で成るコード束2の一端
側にソケット3,3を、また他端側にコネクタ4を予め
固定しておき、このコード束2を,後述する金型20の
下型20a面に形成した成形用のキャビティ21と、略
へ字状に曲折して成る案内溝22に添ってセットし、上
型20bを下降させた状態で溶融した軟質樹脂材を導入
路23を介して各成型用のキャビティ21,21内に射
出して所定部位にコード束2をインサートした状態でブ
ッシング5、及び1又は2以上の結束筒6,6を一体的
に成形するものであり、ブッシング5の成形及びコード
束2のインサート処理、及びコード束2の所定部位にお
ける結束処理(絶縁処理)を自動的に、かつ少ない作業
工程によって機械的に実施するものである。この時、コ
ード束2は、略へ字状に曲折した上記案内溝22の頂部
位置(B矢視部)で押杆24により上方へ引っ張られる
ように成っており、ブッシング2及び結束筒6,6の成
形時にコード束2が弛むことがないように成っている。
尚、成形後に金型20の導入路23内に残ったランナー
部8(図1参照)を切り離して製品としての仕上げを完
了する。
【0012】(コード束のインサート成形金型の構造)
本発明の実施の形態において使用する金型20は、下型
20aと上型20bによって構成されるものであり、上
記の如く両者の対向面には対象となるキャビティ21及
び案内溝22が形成してある。即ち、図2に示すよう
に、下型20aに形成されたキャビティ21には、ブッ
シング5を成形する部分21aと結束筒6,6を成形す
る部分21bとがあり、ブッシング5を成形するキャビ
ティ21aの一側には、コード束2を結束するための結
束治具25を、また他側にはコード束2を形成している
複数のコード2a,2a…を横方向に並列させる並置治
具26を構成し、また結束筒6,6を成形するキャビテ
ィ21bにはその両端部にコード束2を結束すると共
に、成形時に結束筒6,6の端部のバリ切りをするため
の結束治具25,25が構成してある。
本発明の実施の形態において使用する金型20は、下型
20aと上型20bによって構成されるものであり、上
記の如く両者の対向面には対象となるキャビティ21及
び案内溝22が形成してある。即ち、図2に示すよう
に、下型20aに形成されたキャビティ21には、ブッ
シング5を成形する部分21aと結束筒6,6を成形す
る部分21bとがあり、ブッシング5を成形するキャビ
ティ21aの一側には、コード束2を結束するための結
束治具25を、また他側にはコード束2を形成している
複数のコード2a,2a…を横方向に並列させる並置治
具26を構成し、また結束筒6,6を成形するキャビテ
ィ21bにはその両端部にコード束2を結束すると共
に、成形時に結束筒6,6の端部のバリ切りをするため
の結束治具25,25が構成してある。
【0013】上記結束治具25は、複数のコード2a,
2aを圧縮し、結束部からの樹脂材のはみ出しを防ぐた
めのものであり、図3乃至図7に示すように、受治具2
5aと押治具25bによって構成してあり、受治具25
aは、下型20aに固定され、略90度の開き角で上方
に拡開するように切り欠いたコード逃がし部27aと、
その左右に連続するバリ切り部28a,28aを具備し
ている。また押治具25bは、上型20bに固定され、
略90度の開き角で下方へ拡開するように切り欠き、上
記受治具25a側のコード逃がし部27aに対応したコ
ード逃がし部27bと、その左右に連続するバリ切り部
28b,28bを具備している。また、上型20bを下
降させ、受治具25aと押治具25bの上記バリ切り部
28a及び28b同士が当接した状態で、上記コード逃
がし部27a,27b内に挿通したコード束2は、ガイ
ド29の規制溝29aによって内側へ押入されて保持さ
れるように構成してあり、コードを押し潰ぶすことなく
コード束2を圧縮することができる。従って、コード束
2における結束筒6,6の形成部両端がこの結束治具2
5によって規制されるため、各コード2a,2a…が結
束筒6,6の形成部の中心部に集められ、樹脂材を流し
込んだ後に結束筒6,6の側面からコード2aがはみ出
して成形されることがない。特にアース結線部7を被覆
する結束筒6についてはアース結線部7のはみ出しがな
く電気的処理が完全なものと成る。
2aを圧縮し、結束部からの樹脂材のはみ出しを防ぐた
めのものであり、図3乃至図7に示すように、受治具2
5aと押治具25bによって構成してあり、受治具25
aは、下型20aに固定され、略90度の開き角で上方
に拡開するように切り欠いたコード逃がし部27aと、
その左右に連続するバリ切り部28a,28aを具備し
ている。また押治具25bは、上型20bに固定され、
略90度の開き角で下方へ拡開するように切り欠き、上
記受治具25a側のコード逃がし部27aに対応したコ
ード逃がし部27bと、その左右に連続するバリ切り部
28b,28bを具備している。また、上型20bを下
降させ、受治具25aと押治具25bの上記バリ切り部
28a及び28b同士が当接した状態で、上記コード逃
がし部27a,27b内に挿通したコード束2は、ガイ
ド29の規制溝29aによって内側へ押入されて保持さ
れるように構成してあり、コードを押し潰ぶすことなく
コード束2を圧縮することができる。従って、コード束
2における結束筒6,6の形成部両端がこの結束治具2
5によって規制されるため、各コード2a,2a…が結
束筒6,6の形成部の中心部に集められ、樹脂材を流し
込んだ後に結束筒6,6の側面からコード2aがはみ出
して成形されることがない。特にアース結線部7を被覆
する結束筒6についてはアース結線部7のはみ出しがな
く電気的処理が完全なものと成る。
【0014】図8及び図9は、上記結束治具25に関す
る他の発明の実施の形態を示すものであり、受治具25
aに構成するコード逃がし部27aを上方へ円弧状に切
り欠いて構成すると共に、これに対応する押治具25b
側に構成するコード逃がし部27bを同様に下方へ円弧
状に切り欠いて構成したものである。コード逃がし部2
7a,27bの形状や大きさは、コード束2の太さや結
束条件によって適宜変様して実施することができるもの
であることは勿論である。
る他の発明の実施の形態を示すものであり、受治具25
aに構成するコード逃がし部27aを上方へ円弧状に切
り欠いて構成すると共に、これに対応する押治具25b
側に構成するコード逃がし部27bを同様に下方へ円弧
状に切り欠いて構成したものである。コード逃がし部2
7a,27bの形状や大きさは、コード束2の太さや結
束条件によって適宜変様して実施することができるもの
であることは勿論である。
【0015】なお、図5乃至図9に示された受治具25
aと押治具25bは、結束筒6,6を成形するキャビテ
ィ21bに対する内側の面の構造を示しており、結束筒
6,6はこの手前側に形成されるものである。また、上
記各発明の実施の形態において、受治具25a及び押治
具25bは、便宜上下型20a側に装着する治具を受治
具25aとし、上型20b側に装着する治具を押治具2
5bとしたものであって、図5に示された押治具25b
と、図6に示された受治具25aとを相互に上下逆向き
に装着する構造に変様することも可能である。
aと押治具25bは、結束筒6,6を成形するキャビテ
ィ21bに対する内側の面の構造を示しており、結束筒
6,6はこの手前側に形成されるものである。また、上
記各発明の実施の形態において、受治具25a及び押治
具25bは、便宜上下型20a側に装着する治具を受治
具25aとし、上型20b側に装着する治具を押治具2
5bとしたものであって、図5に示された押治具25b
と、図6に示された受治具25aとを相互に上下逆向き
に装着する構造に変様することも可能である。
【0016】また、並置治具26は、図10に示すよう
に、コード束2を形成する各コード2a,2a…を分離
して保持する溝30,30…を形成して成る下治具26
aと、該溝30,30…内に挿通したコード2a,2a
…をその上部から押圧挟持する凸片31,31…を形成
して成る上治具26bによって構成したものであり、そ
れぞれ下型20aと上型20bに固定される構造に成っ
ている。
に、コード束2を形成する各コード2a,2a…を分離
して保持する溝30,30…を形成して成る下治具26
aと、該溝30,30…内に挿通したコード2a,2a
…をその上部から押圧挟持する凸片31,31…を形成
して成る上治具26bによって構成したものであり、そ
れぞれ下型20aと上型20bに固定される構造に成っ
ている。
【0017】上記のようなコード束2のインサート成形
金型を用いてブッシング5と結束筒6,6を成形する
と、図11及び図12に示すように、成形時にコード束
2が各キャビティ21a,21bの端部に構成した結束
治具25,25…によって強固に収束された状態(図4
参照)で、その外周に軟質樹脂材が射出されるため、コ
ード束2の外周が完全に被覆され、防水性が向上する。
また、車両の隔壁の外側に位置するブッシング5の成形
部分については、上記並置治具26によって各コード2
a,2a…が平坦に、かつ所定の間隔を保持した状態
(図10参照)で、各その外周に軟質樹脂材が射出され
るため、各コード2a,2a…が個々に樹脂材によって
被覆される構造と成り、完全な防水効果が得られる。
金型を用いてブッシング5と結束筒6,6を成形する
と、図11及び図12に示すように、成形時にコード束
2が各キャビティ21a,21bの端部に構成した結束
治具25,25…によって強固に収束された状態(図4
参照)で、その外周に軟質樹脂材が射出されるため、コ
ード束2の外周が完全に被覆され、防水性が向上する。
また、車両の隔壁の外側に位置するブッシング5の成形
部分については、上記並置治具26によって各コード2
a,2a…が平坦に、かつ所定の間隔を保持した状態
(図10参照)で、各その外周に軟質樹脂材が射出され
るため、各コード2a,2a…が個々に樹脂材によって
被覆される構造と成り、完全な防水効果が得られる。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る車両用灯具コードの製造方
法及びその製造用金型並びに車両用灯具コードは、以上
のように構成したから、ブッシング及び結束筒の成形と
同時に車両用灯具コードを形成しているコード束を該ブ
ッシングや結束筒にインサート成形することができ、車
両用灯具コードを自動的かつ機械的に製造することがで
きる。また、製品に関するばらつきの発生もなく、防水
性にも優れているため、作業性を向上してコストの低減
化に寄与することもできる。
法及びその製造用金型並びに車両用灯具コードは、以上
のように構成したから、ブッシング及び結束筒の成形と
同時に車両用灯具コードを形成しているコード束を該ブ
ッシングや結束筒にインサート成形することができ、車
両用灯具コードを自動的かつ機械的に製造することがで
きる。また、製品に関するばらつきの発生もなく、防水
性にも優れているため、作業性を向上してコストの低減
化に寄与することもできる。
【図1】本発明に係る車両用灯具コードの要部を切断し
て示す平面図である。
て示す平面図である。
【図2】同じくコード束をインサート成形するための金
型(下型)の構造を示す平面図である。
型(下型)の構造を示す平面図である。
【図3】同じく結束治具の構造に係り、押治具が受治具
に対して上方へ分離した状態を示す正面図である。
に対して上方へ分離した状態を示す正面図である。
【図4】同じく結束治具の構造に係り、押治具が受治具
上に当接しコード束を結束した状態を示す正面図であ
る。
上に当接しコード束を結束した状態を示す正面図であ
る。
【図5】同じく押治具の構造に係り、(a)は正面図、
(b)は側面図である。
(b)は側面図である。
【図6】同じく受治具の構造に係り、(a)は正面図、
(b)は側面図である。
(b)は側面図である。
【図7】同じく結束治具の概略構成を示す斜視図であ
る。
る。
【図8】同じく押治具の構造に係る他の発明の実施の形
態を示すものであり、(a)は正面図、(b)は側面図
である。
態を示すものであり、(a)は正面図、(b)は側面図
である。
【図9】同じく受治具の構造に係る他の発明の実施の形
態を示すものであり、(a)は正面図、(b)は側面図
である。
態を示すものであり、(a)は正面図、(b)は側面図
である。
【図10】同じく並置治具の構成を示す正面図である。
【図11】ブッシングの正面図である。
【図12】同じく平断面図である。
【図13】従来の車両用灯具コードの構造を示す平面図
である。
である。
1 車両用灯具コード 2 コード束 2a コード 3 ソケット 4 コネクタ 5 ブッシング 6 結束筒 7 アース結線部 8 ランナー部 20 金型 20a 下型 20b 上型 21 キャビティ 21a ブッシング部 21b 結束筒部 22 案内溝 23 導入路 24 押杆 25 結束治具 25a 受治具 25b 押治具 26 並置治具 27 コード逃がし部 28 バリ切り部 29 ガイド 29a 規制溝 30 溝 31 凸片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 明宏 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内
Claims (7)
- 【請求項1】 一端にコネクタを、また他端にソケット
を接続した複数本のコードから成るコード束を有する車
両用灯具コードにおいて、前記コード束を金型のコード
束配置部に沿ってセットした後、このコード束の所定部
位に軟質材を同時に射出してブッシングと結束筒を一体
的に成形固定することを特徴とする車両用灯具コードの
製造方法。 - 【請求項2】 一の結束筒がコード束を形成している一
のコードに対するアース結線部に一体的に成形すること
を特徴とする請求項1の車両用灯具コードの製造方法。 - 【請求項3】 コード束配置部と、このコード束配置部
に添って適宜間隔をおいて形成されたブッシングキャビ
ティ及び結束筒キャビティとを具備して成る請求項1又
は2の車両用灯具コードの製造用金型。 - 【請求項4】 コード束配置部と、このコード束配置部
に添って適宜間隔をおいて形成された結束筒キャビティ
とを具備し、前記結束筒キャビティの端部には、結束治
具を構成したことを特徴とする車両用灯具コードの製造
金型。 - 【請求項5】 結束治具が上方へ切り欠かれたコード逃
がし部の左右に連続するバリ切り部を有する受治具と、
同じく下方へ切り欠かれたコード逃がし部の左右に連続
するバリ切り部を有する押治具とで構成して成るもので
あることを特徴とする請求項4の車両用灯具コードの製
造用金型。 - 【請求項6】 コード束が、同一材料によって同時に成
形されたブッシングと結束筒にインサート成形して成る
車両用灯具コード。 - 【請求項7】 コード束におけるアース結線部に結束筒
を一体成形して成る請求項5の車両用灯具コード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08175645A JP3135843B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 車両用灯具コードの製造方法及びその製造用金型並びに車両用灯具コードの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08175645A JP3135843B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 車両用灯具コードの製造方法及びその製造用金型並びに車両用灯具コードの構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH103826A true JPH103826A (ja) | 1998-01-06 |
| JP3135843B2 JP3135843B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=15999719
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08175645A Expired - Fee Related JP3135843B2 (ja) | 1996-06-14 | 1996-06-14 | 車両用灯具コードの製造方法及びその製造用金型並びに車両用灯具コードの構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3135843B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011016517A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-27 | Automotive Lighting Reutlingen Gmbh | 自動車の照明装置のハウジング内部にケーブルハーネスのケーブルを案内し敷設するための方法及び装置 |
| WO2017141786A1 (ja) * | 2016-02-16 | 2017-08-24 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 加工ロボット装置 |
| WO2018012337A1 (ja) * | 2016-07-14 | 2018-01-18 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤーハーネス製造用装置及びワイヤーハーネスの製造方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3200016B2 (ja) | 1996-06-14 | 2001-08-20 | 株式会社小糸製作所 | 車両用灯具コードのブッシング成形方法及び成形金型並びにブッシングの構造 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03114110A (ja) * | 1989-09-28 | 1991-05-15 | Chikiri:Kk | 自動車用組電線の製造法 |
| JPH06223645A (ja) * | 1993-01-29 | 1994-08-12 | Yazaki Corp | フラットワイヤハーネスの製造方法および取付具を備えたフラットワイヤハーネス |
| JPH0733284Y2 (ja) * | 1989-07-31 | 1995-07-31 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用灯具 |
-
1996
- 1996-06-14 JP JP08175645A patent/JP3135843B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0733284Y2 (ja) * | 1989-07-31 | 1995-07-31 | 株式会社小糸製作所 | 車輌用灯具 |
| JPH03114110A (ja) * | 1989-09-28 | 1991-05-15 | Chikiri:Kk | 自動車用組電線の製造法 |
| JPH06223645A (ja) * | 1993-01-29 | 1994-08-12 | Yazaki Corp | フラットワイヤハーネスの製造方法および取付具を備えたフラットワイヤハーネス |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011016517A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-01-27 | Automotive Lighting Reutlingen Gmbh | 自動車の照明装置のハウジング内部にケーブルハーネスのケーブルを案内し敷設するための方法及び装置 |
| WO2017141786A1 (ja) * | 2016-02-16 | 2017-08-24 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 加工ロボット装置 |
| WO2018012337A1 (ja) * | 2016-07-14 | 2018-01-18 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤーハーネス製造用装置及びワイヤーハーネスの製造方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3135843B2 (ja) | 2001-02-19 |
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