JPH1038714A - トルク測定装置および該トルク測定装置を用いた紙幣繰り出し機構 - Google Patents

トルク測定装置および該トルク測定装置を用いた紙幣繰り出し機構

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JPH1038714A
JPH1038714A JP8197394A JP19739496A JPH1038714A JP H1038714 A JPH1038714 A JP H1038714A JP 8197394 A JP8197394 A JP 8197394A JP 19739496 A JP19739496 A JP 19739496A JP H1038714 A JPH1038714 A JP H1038714A
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measured
torque
shaft
magnetostrictive material
measuring device
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JP8197394A
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Akihiko Morikawa
明彦 森川
Nobuaki Komata
順昭 小俣
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被測定軸2の磁気特性のばらつきの影響を受け
ることなく、しかも、複雑な加工を必要とすることな
く、また、カップリング等による連結を行うことなく、
高い精度でトルクを測定できるトルク測定装置1を提供
する。 【解決手段】磁歪材料からなる円筒状の磁歪材3に、被
測定軸2を嵌入固着し、磁歪材3に対向配置された磁気
ヘッド型の磁歪式のトルクセンサ7によってトルクを非
接触で測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドリルやリーマな
どの回転工具あるいは各種ローラなどの回転軸にかかる
トルクを測定するのに好適なトルク測定装置およびトル
ク測定装置を備えた紙幣繰り出し機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ドリルやリーマなどの回転工具
によって穴あけ・切削・研磨その他の種々の加工を行う
工作機械では、回転工具にかかっているトルクを検出す
ることは、工具の破損・欠損の有無の検出及び予測を行
う上で重要である。
【0003】このような回転軸にかかるトルクを測定す
るトルク測定装置として、次に示すようなものがある。
【0004】図11は、いわゆる磁気ヘッド型のトルク
センサであり、このトルクセンサは、トルクを測定する
べき回転軸24を鉄などの強磁性体で形成し、その回転
軸24の側面に対向するようにU字形の励磁用の磁心2
5と、同じくU字形の検出用磁心26とを交差状に配置
し、回転軸24を通る磁路と合わせて磁気回路ブリッジ
を構成している。
【0005】この状態で、その回転軸24にトルクが加
わると、捻られて軸24の中心線に対して±45度の方
向に引張応力と圧縮応力とが生じ、これにより回転軸2
4の透磁率が変化してブリッジのバランスがくずれて出
力が得られるようになっている。
【0006】図12は、いわゆるソレノイド型のトルク
センサであり、このトルクセンサは、トルクを測定すべ
き回転軸27に対して、それぞれ45度、−45度の方
向になるように磁歪材料28を、プラズマ溶射法などに
よって塗布し、磁歪材料28の周囲には、それぞれソレ
ノイドコイル29を配置して構成される。
【0007】この状態で、その回転軸27にトルクが加
わると、捻られて軸27の中心線に対して±45度の方
向に引張応力と圧縮応力とが生じ、これにより回転軸2
7の透磁率が変化してソレノイドコイル29のインダク
タンスも変化し、この一対のソレノイドコイル29のイ
ンダクタンス変化からトルクを検出するのである。
【0008】図13は、上述の図12と同様のソレノイ
ド型のトルクセンサであり、上述のトルクセンサが、被
測定軸27に磁歪材料28が塗布されていたのに対し
て、このトルクセンサでは、予め磁歪材料30が斜めに
塗布された軸31およびソレノイドコイル32等をハウ
ジング34内に収納して測定装置35を構成し、トルク
を測定すべき回転軸36を、図14に示されるように、
カップリング37等で測定装置35の軸31に連結し、
図12と同様の原理でトルクを検出するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図11に示される磁気
ヘッド型のトルクセンサでは、被測定軸24の磁気特性
で感度が決定されることになるが、一般に、回転工具な
どでは、十分な硬さを得るために、焼き入れされてお
り、この焼き入れの際の加熱から急冷の過程で発生する
金属組織や残留応力の不均一などに起因して磁気的な不
均一が大きくなり、測定されるトルクにばらつきが生
じ、このため、正確にトルクを測定するのが困難になる
という難点があり、さらに、被測定軸24が、非磁性体
では測定できないという難点がある。
【0010】一方、図12に示されるソレノイド型のト
ルクセンサでは、被測定軸27に塗布された磁歪材料2
8の逆磁歪効果によってトルクを測定しているので、被
測定軸27の材質による感度のばらつきはないけれど
も、被測定軸27に対して、磁歪材料28をプラズマ溶
射法などによって斜めに塗布しなければならず、加工が
複雑であって実用的でないという難点がある。
【0011】また、図13に示されるソレノイド型のト
ルクセンサでは、被測定軸36と測定装置35の軸31
とをカップリング37によって連結する必要があるため
に、その分スペースが必要になり、さらに、被測定軸の
イナーシャが増大するといった難点がある。
【0012】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であって、被測定軸の磁気特性のばらつきの影響を受け
ることなく、しかも、複雑な加工を必要とすることな
く、また、カップリング等による連結を行うことなく、
高い精度でトルクを測定できるトルク測定装置およびト
ルク測定装置を用いた紙幣繰り出し機構を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0014】すなわち、本発明のトルク測定装置は、ト
ルクを非接触で測定する磁歪式のトルクセンサを備え、
被測定軸に、磁歪材を装着し、前記磁歪材に対向配置さ
れた前記トルクセンサによってトルクを測定するもので
あり、前記磁歪式のトルクセンサとしては、磁気ヘッド
型のトルクセンサが好ましく、また、前記被測定軸に、
前記磁歪材を接着剤によって固定的に装着するのが好ま
しい。
【0015】また、本発明のトルク測定装置は、前記被
測定軸に装着された磁歪材を、軸受けを介して回転可能
に支持するハウンジングを備えるとともに、該ハウンジ
ング内に、前記トルクセンサが、前記磁歪材に対して一
定の間隔をもって対向するように配設されるものであ
る。
【0016】前記磁歪材を筒状とし、該筒状の磁歪材
に、前記被測定軸を嵌入固着するのが好ましく、さら
に、前記被測定軸の前記磁歪材に嵌入される部分の内、
軸方向の中央部分を両端部分よりも小径とするのが好ま
しい。
【0017】また、前記磁歪材を、筒状とするととも
に、前記被測定軸を、少なくとも2つの被測定軸から構
成し、各被測定軸は、それらを連結する連結用のねじ部
を有するとともに、連結状態において筒状の前記磁歪材
に嵌り込むテーパ面を有する構成としてもよい。
【0018】前記磁歪材としては、Ni、Ni-Co合
金、Ni-Co-Cr合金、Ni-Fe合金、Fe-Co合
金、Fe-Al合金、Niフェライト、Ni-Coフェラ
イトまたはNi-Cu-Coフェライト合金を用いるのが
好ましい。
【0019】本発明の紙幣繰り出し機構は、紙幣をロー
ラによって繰り出す紙幣繰り出し機構において、本発明
のトルク測定装置を備え、前記ローラの回転軸を被測定
軸としてトルクを測定するものである。
【0020】本発明のトルク測定装置によれば、被測定
軸に、磁歪材を装着し、磁歪材に対向配置された磁気ヘ
ッド型の磁歪式のトルクセンサによってトルクを測定す
るので、被測定軸の磁気特性のばらつきの影響を受ける
ことなく、しかも、被測定軸に、所定の角度になるよう
に磁歪材料をプラズマ溶射法などによって塗布するとい
った複雑な加工を必要とすることなく、また、カップリ
ング等によって測定装置の軸に被測定軸を連結すること
なく、さらに、被測定軸が、非磁性体であっても高い精
度でトルクを測定できることになる。
【0021】また、本発明のトルク測定装置によれば、
被測定軸に装着された磁歪材を、軸受けを介して回転可
能に支持するハウンジングを備えるとともに、該ハウン
ジング内に、前記トルクセンサが、前記磁歪材に対して
一定の間隔をもって対向するように配設されるので、被
測定軸に磁歪材を装着して前記ハウジングの軸受けに挿
通することにより、容易にトルクを測定できることにな
る。
【0022】さらに、本発明のトルク測定装置によれ
ば、磁歪材を筒状とし、この筒状の磁歪材に、被測定軸
を嵌入固着するので、被測定軸に発生する応力が、磁歪
材に伝達され、その逆磁歪効果による透磁率の変化が、
磁歪式のトルクセンサで測定されることになり、また、
被測定軸の磁歪材に嵌入される部分の内、軸方向の中央
部分を両端部分よりも小径とすることにより、被測定軸
に発生する応力が、磁歪材の両端に位置する被測定軸の
大径な部分を介して一層円滑に磁歪材に伝達されること
になる。
【0023】また、本発明のトルク測定装置によれば、
磁歪材を、筒状とし、被測定軸を、少なくとも2つの被
測定軸から構成するとともに、各被測定軸は、それらを
連結する連結用のねじ部を有するとともに、連結状態に
おいて筒状の前記磁歪材に嵌り込むテーパ面を有するの
で、筒状の磁歪材を挿通するようにして各被測定軸をね
じ部によって連結することにより、各被測定軸のテーパ
面が、筒状の磁歪材の両端に嵌り込んで固定されること
になり、被測定軸に対して、磁歪材を容易に装着できる
ことになる。
【0024】本発明のトルク測定装置によれば、接着剤
を用いることによって、比較的に簡単に、被測定軸に、
磁歪材を固定的に装着できることになる。
【0025】さらに、本発明のトルク測定装置によれ
ば、磁歪材として、Ni、Ni-Co合金、Ni-Co-
Cr合金、Ni-Fe合金、Fe-Co合金、Fe-Al
合金、Niフェライト、Ni-CoフェライトまたはN
i-Cu-Coフェライト合金を用いており、特に、磁気
歪量が大きい材料を用いることにより、高い精度でトル
クを測定できることになる。
【0026】また、本発明の紙幣繰り出し機構によれ
ば、紙幣を繰り出すローラの回転軸にかかるトルクを、
本発明のトルク測定装置によって測定するので、前記回
転軸の磁気特性のばらつきの影響を受けることなく、あ
るいは、前記回転軸が非磁性体であっても、複雑な加工
等を施すことなく、高い精度でトルクを測定できるの
で、測定されるトルクに基づいて、例えば、新札や皺札
といった紙幣の分類を行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態について詳細に説明する。
【0028】図1は、本発明の一つの実施の形態に係る
トルク測定装置の外観斜視図であり、図2は、その断面
図である。
【0029】この実施の形態のトルク測定装置1は、被
測定軸2のトルクを非接触で測定するものであって、被
測定軸2の磁気特性のばらつきの影響を受けることな
く、また、被測定軸2が非磁性体であっても、高い精度
でトルクを測定できるようにするために、次のように構
成している。
【0030】すなわち、図3に示されるように、トルク
を測定すべき被測定軸2の外周には、磁歪材料からなる
円筒状の磁歪材3を装着し、この磁歪材3を装着した被
測定軸2を、図1および図2に示されるトルク測定装置
1に取り付けてトルクを測定するのである。
【0031】この実施の形態では、円筒状の磁歪材3
は、円柱状の被測定軸2を嵌入できるように、被測定軸
2の外径よりもやや大なる内径を有しており、この磁歪
材3の内周または被測定軸2の外周に、接着剤を塗布
し、円筒状の磁歪材3に、被測定軸2を嵌入固着してい
る。接着剤としては、汎用のものを使用することができ
る。
【0032】このように円柱状の被測定軸2を、磁歪材
料からなる円筒状の磁歪材3に嵌入固着しているので、
被測定軸2にトルクが加わることによって発生する被測
定軸2の応力が、その外周に固着された磁歪材3に伝達
されて磁歪材3の透磁率が変化することになる。
【0033】磁歪材3を構成する磁歪材料としては、N
i、Ni-Co合金、Ni-Co-Cr合金、Ni-Fe合
金、Fe-Co合金、Fe-Al合金が好ましく、また、
Niフェライト、Ni-CoフェライトまたはNi-Cu
-Coフェライト合金などを用いることができるが、磁
気歪量(磁界に対する寸法変化)が大きい、特に、微小
磁界領域での寸法変化が大きいこと、電気抵抗率が大き
いこと、さらには、加工性がよいことが好ましく、例え
ば、Fe-Co合金であるパーメンジュール、Fe-Ni
合金であるパーマロイ、特にNiを45〜49%含有す
るPBパーマロイ、あるいは、Niが好ましい。
【0034】なお、被測定軸2は、例えば、ドリルやリ
ーマなどの回転工具あるいは各種ローラの回転軸などで
ある。
【0035】磁歪材3が装着された被測定軸2が取り付
けられるトルク測定装置1は、図1および図2に示され
るように、ケース40およびカバー41からなるハウジ
ング4を備えており、ケース40の下部には、磁歪材3
が装着された被測定軸2が嵌入される嵌入孔5を有する
とともに、その両端部分には、被測定軸2の外周面に固
着された円筒状の磁歪材3を回転可能に支持する軸受け
6がそれぞれ設けられている。
【0036】軸受け6の内径は、被測定軸2に装着され
た磁歪材3の外径にほぼ一致させており、これにより、
軸受け6の内周面と、磁歪材3の外周面とは摺動可能に
密着し、両者の軸心は一致するようになっている。
【0037】さらに、ケース40の内部には、磁歪材3
が嵌入される嵌入孔5に直交するように磁歪式のトルク
センサ7の収納部42が形成されている。一方、カバー
41の下面には、磁歪式のトルクセンサ7が固着されて
おり、ケース40にカバー41をねじ43によって装着
することにより、図2に示されるように、トルクセンサ
7の下方の検出端が、ケース40の軸受け6に支持され
ている磁歪材3に対して、一定の間隔をもって対向する
ように構成されている。
【0038】磁歪式のトルクセンサ7は、磁気歪現象の
一つである強磁性体に機械的な歪を与えた時に透磁率が
変化する現象を利用したものであり、後述のように、励
磁コイル12および検出コイル13が巻回されている。
【0039】なお、図4に、トルク測定装置1の内部に
おけるトルクセンサ7と被測定軸2に装着された磁歪材
3との配置関係を示す。
【0040】この実施の形態の磁歪式のトルクセンサ7
は、いわゆる磁気ヘッド型のトルクセンサであり、図5
(A)の拡大図に示されるように、大略直方体状のブロ
ック体に十字状の溝を切ることにより、4本の磁心たる
脚部10a〜10dが形成されたフェライトなどの透磁
率の高いコア11に、同一形状からなる励磁コイル12
と検出コイル13とを、その相対位置関係を90度ずら
した状態で重ね合わせて配置している。また、被測定軸
2に装着された磁歪材3の外周面に近接するようにして
配置されるコア11の脚部10a〜10dの開放端側面
は曲面状に切除加工され、円筒状の磁歪材3との距離を
できるだけ短くするようにしている。
【0041】励磁コイル12は、逆方向に所定の同一タ
ーン数だけそれぞれ巻回された第1,第2の巻線14,
15を備え、第1の巻線14は、脚部10a,10bの
周囲を巻回し、第2の巻線15は、脚部10c,10d
の周囲を巻回するようにしている。
【0042】これにより、両巻線14,15は、その平
面形状が略長方形になり、その配置方向は平行になる。
これにより、励磁コイル12に第1の巻線14側から電
流を流すと、同図(B)に示すような方向で各巻線1
4,15内を電流が流れることになる。
【0043】同様に、検出コイル13は、コアの脚部1
0a,10dの周囲を所定ターン数だけ巻回するように
して構成される第1の巻線16と、その第1の巻線16
の巻回方向と逆方向に脚部10b,10cの周囲を所定
ターン数だけ巻回するようにして構成される第2の巻線
17とから構成される。そして、この両巻線16,17
も、平面形状が略長方形で、配置方向が平行となる。
【0044】これにより、励磁コイル12の配置方向
と、検出コイル13の配置方向とが、直交するようにな
る。また、両コイル12,13は、それぞれ1本の線を
所定方向に巻回することにより形成される。
【0045】すなわち、このトルクセンサは、互いに逆
方向に巻回された第1,第2の巻線14,15により略
8の字状に形成される励磁コイル12と、その励磁コイ
ル12と略同一形状の検出コイル13と、それら両コイ
ル12,13を装着するための4本の柱状の磁心を有す
るコア11とを備え、励磁コイル12を構成する第1,
第2の巻線14,15の配置方向と、検出コイル13の
第1,第2の巻線16,17の配置方向とを直交状態で
重ね合わせて配置するとともに、前記各コイル12,1
3の各巻線14,15,16,17を前記4つの磁心の
うち所定の隣接する2つの磁心の周囲に巻回し、かつ前
記隣接する2つの磁心の配置方向を、被測定軸2の軸方
向と平行または直交するように配置されるものである。
【0046】なお、各巻線の形成方法としては、一方の
巻線(例えば第1の巻線14,16)を所定回数だけ巻
回した後、他方の巻線(例えば第2の巻線15,17)
を同一回数だけ逆方向に巻回するようにしてもよく、ま
た、両方の巻線を交互に巻回するようにしてもよく、そ
の巻線方法は任意である。
【0047】さらに、この実施の形態では、励磁コイル
12の方を脚部10a〜10dの開放側に配置し、しか
も、励磁コイル12は開放側先端部に位置させる。一
方、検出コイル13は、脚部10a〜10dの根元側に
位置させている。これにより、両コイル12,13の脚
部の軸方向での離反距離が長くなる。なお、本発明は、
必ずしもかかる順に配置する必要はなく、逆(検出コイ
ル13を脚部10a〜10dの開放側に配置する)でも
よく、また、いずれの配置であっても、両コイル12,
13を接近させた状態で配置してもよい。
【0048】この実施の形態では、コア11をブロック
体に十字状の溝を形成することにより、一体に形成した
ので、製造が簡単となる。
【0049】かかる構成のトルクセンサ7の両コイル1
2,13の各両端は、2本のリード線として引き出され
ており、このトルクセンサ7は、その検出端である脚部
10a〜10dの開放側端部と、磁歪材3の外周面との
間隔が一定となるように、ハウジング4に配設されてい
る。
【0050】以上の構成を有するトルク測定装置1に、
磁歪材3が装着された被測定軸2を、図1および図2に
示すように取り付け、電源から励磁コイル12に交流信
号を流すと、電磁誘導により検出コイル13側に誘起電
圧が誘起されて所定の交流信号が出力される。この時、
被測定軸2にトルクがかかって応力が発生すると、その
応力が磁歪材3に伝達され、逆磁歪効果により磁歪材3
の透磁率が変化し、これによって、両コイル12,13
間での結合次数が変わる。よって、検出コイル13から
出力される信号の振幅が変化することになり、この振幅
を検出することにより、被測定軸2に加わっているトル
クの大きさを測定するものである。
【0051】なお、磁気ヘッド型のトルクセンサ7の励
磁コイル12で発生した磁束は、そのほとんどが磁歪材
3の表面部分を通過するために、被測定軸2の磁気特性
の影響を受けることなく、トルクを測定することができ
る。
【0052】このように磁歪材3を被測定軸2に装着し
て磁気ヘッド型のトルクセンサ7によってトルクを測定
するので、被測定軸2の磁気特性のばらつきの影響を受
けることなく、また、被測定軸2が非磁性体であって
も、高い精度でトルクを測定できることになる。
【0053】しかも、被測定軸に、図12の従来例のよ
うに、所定の角度になるように磁歪材料をプラズマ溶射
法などによって塗布するといった複雑な加工を必要とす
ることなく、また、図13の従来例のように、カップリ
ング等によって測定装置の軸に被測定軸を連結する必要
がないので、小型化を図ることができるとともに、被測
定軸のイナーシャを増大させることなく、トルクを測定
できる。
【0054】上述の実施の形態では、円柱状の被測定軸
2を、加工することなく、円筒状の磁歪材3に嵌入固着
したけれども、本発明の他の実施の形態として、図6に
示されるように、被測定軸2の磁歪材3に嵌入される部
分の内、軸方向の中央部分を両端部分よりも小径となる
ように切削加工し、被測定軸2の大径部分2aと磁歪材
3の両端部分とを固着することにより、被測定軸2に発
生する応力を、大径部分2aを介して一層円滑に磁歪材
3に伝達するようにしてもよい。
【0055】上述の実施の形態では、被測定軸2に、磁
歪材3を接着剤によって固着したけれども、本発明の他
の実施の形態として、カシメや溶着といった他の手段に
よって固着してもよい。
【0056】さらに、本発明の他の実施の形態として、
図7に示されるように、被測定軸2を、第1,第2被測
定軸21,22から構成し、第1被測定軸21は、軸方向
に延びる雄ねじ部21aを有するとともに、テーパ面21
bを有し、第2被測定軸22は、前記第1被測定軸21
雄ねじ部21aに対向する雌ねじ部22aを有するととも
に、テーパ面22bを有する構成としてもよい。そし
て、第1被測定軸21の雄ねじ部21aを、円筒状の磁歪
材3に挿通し、第2被測定軸22の雌ねじ部22aに螺合
することにより、各被測定軸21,22のテーパ面2
1b,22bが、磁歪材3に嵌り込んだ状態で両被測定軸
1,22を連結するのである。この場合には、接着剤が
不要であり、簡単に磁歪材3を装着できることになる。
【0057】また、上述の各実施の形態では、被測定軸
2は、円柱状であったけれども、本発明の他の実施の形
態として、被測定軸2を円筒状としてもよい。
【0058】さらに、上述の各実施の形態では、磁歪材
3は、磁歪材料のみで構成したけれども、本発明の他の
実施の形態として、外周側を磁歪材料からなる磁歪層で
構成し、内周側は、別の材質で構成してもよい。
【0059】図8は、本発明の一つの実施の形態に係る
紙幣繰り出し機構の概略構成を示す図であり、図9は、
その側面図である。
【0060】集積された紙幣18は、図示しない押圧手
段によって上方のピックアップローラ19側に押圧され
ており、このピックアップローラ19を矢符方向へ回転
駆動することにより、紙幣18が繰り出されてフィード
ローラ20と、このフィードローラ20に従動する分離
ローラ21とによって挟圧されて搬送されるものであ
る。
【0061】この実施の形態では、分離ローラ21の回
転軸22を被測定軸としてトルクを測定するトルク測定
装置1を備えており、このトルク測定装置1は、例え
ば、上述の実施の形態の構成を有するものである。な
お、23はトルクリミッタである。
【0062】この実施の形態の紙幣繰り出し機構では、
高い精度で分離ローラ21の回転軸22にかかるトルク
を測定できるので、新札、皺札あるいは濡札といった紙
幣の分類を、トルクの差異に基づいて行うことができ
る。
【0063】なお、磁気ヘッド型のトルクセンサ7で
は、励磁コイル12より発生した磁束は、そのほとんど
が軸外周を通るので、図10に示されるように、被測定
軸23を中空加工することにより、同じトルクであって
も、外周部の応力が大きくなるために、感度を向上させ
ることができる。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、被測定軸
に、磁歪材を装着し、磁歪材に対向配置された磁気ヘッ
ド型の磁歪式のトルクセンサによってトルクを測定する
ので、被測定軸の磁気特性のばらつきの影響を受けるこ
となく、しかも、複雑な加工を必要とすることなく、ま
た、カップリング等によって測定装置の軸に被測定軸を
連結することなく、さらには、被測定軸が、非磁性体で
あっても高い精度でトルクを測定できることになる。
【0065】また、本発明のトルク測定装置によれば、
被測定軸に磁歪材を装着してトルク測定装置のハウジン
グの軸受けに嵌入することにより、容易にトルクを測定
できることになる。
【0066】さらに、本発明のトルク測定装置によれ
ば、被測定軸に加工を施すことにより、被測定軸に発生
する応力が、一層円滑に磁歪材に伝達されてトルクが測
定されることになり、あるいは、装着が容易となる。
【0067】また、本発明の紙幣繰り出し機構によれ
ば、紙幣を繰り出すローラの回転軸にかかるトルクを、
本発明のトルク測定装置によって測定するので、前記回
転軸の磁気特性のばらつきの影響を受けることなく、あ
るいは、前記回転軸が非磁性体であっても、複雑な加工
等を施すことなく、高い精度でトルクを測定できるの
で、測定されるトルクに基づいて、例えば、新札や皺札
といった紙幣の分類を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係るトルク測定装
置の外観斜視図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】被測定軸への磁歪材の装着を示す図である。
【図4】トルクセンサと磁歪材が装着された被測定軸と
の配置関係を示す図である。
【図5】トルクセンサを示す図である。
【図6】本発明の他の実施の形態の被測定軸および磁歪
材を示す図である。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態の被測定軸およ
び磁歪材を示す図である。
【図8】本発明の一つの実施の形態に係る紙幣繰り出し
機構の概略構成図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】被測定軸とトルクセンサとの配置関係を示す
図である。
【図11】従来例のトルクセンサを示す図である。
【図12】他の従来例のトルクセンサを示す図である。
【図13】さらに他の従来例のトルクセンサを示す図で
ある。
【図14】図13のトルクセンサによる測定状態を示す
図である。
【符号の説明】
1 トルク測定装置 2 被測定軸 3 磁歪材 4 ハウジング 7 トルクセンサ 12 励磁コイル 13 検出コイル 18 紙幣 21 分離ローラ 22 回転軸

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルクを非接触で測定する磁歪式のトル
    クセンサを備え、 被測定軸に、磁歪材を装着し、前記磁歪材に対向配置さ
    れた前記トルクセンサによってトルクを測定することを
    特徴とするトルク測定装置。
  2. 【請求項2】 前記トルクセンサが、磁気ヘッド型のト
    ルクセンサである請求項1記載のトルク測定装置。
  3. 【請求項3】 前記被測定軸に装着された磁歪材を、軸
    受けを介して回転可能に支持するハウンジングを備える
    とともに、該ハウンジング内に、前記トルクセンサが、
    前記磁歪材に対して一定の間隔をもって対向するように
    配設される請求項1または2記載のトルク測定装置。
  4. 【請求項4】 前記磁歪材が筒状であって、該筒状の磁
    歪材に、前記被測定軸を嵌入固着する請求項1ないし3
    のいずれかに記載のトルク測定装置。
  5. 【請求項5】 前記被測定軸の前記磁歪材に嵌入される
    部分の内、軸方向の中央部分を両端部分よりも小径とし
    た請求項4記載のトルク測定装置。
  6. 【請求項6】 前記磁歪材は、筒状であり、前記被測定
    軸は、少なくとも2つの被測定軸から構成され、各被測
    定軸は、それらを連結する連結用のねじ部を有するとと
    もに、連結状態において筒状の前記磁歪材に嵌り込むテ
    ーパ面を有する請求項1ないし3のいずれかに記載のト
    ルク測定装置。
  7. 【請求項7】 前記被測定軸に、前記磁歪材を接着剤に
    よって固定的に装着する請求項1ないし6のいずれかに
    記載のトルク測定装置。
  8. 【請求項8】 前記磁歪材が、Ni、Ni-Co合金、
    Ni-Co-Cr合金、Ni-Fe合金、Fe-Co合金、
    Fe-Al合金、Niフェライト、Ni-Coフェライト
    またはNi-Cu-Coフェライト合金である請求項1な
    いし7のいずれかに記載のトルク測定装置。
  9. 【請求項9】 紙幣をローラによって繰り出す紙幣繰り
    出し機構において、 前記請求項1ないし8のいずれかに記載のトルク測定装
    置を備え、前記ローラの回転軸を被測定軸としてトルク
    を測定することを特徴とする紙幣繰り出し機構。
JP8197394A 1996-07-26 1996-07-26 トルク測定装置および該トルク測定装置を用いた紙幣繰り出し機構 Pending JPH1038714A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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