JPH1039049A - 時計のベゼル構造 - Google Patents

時計のベゼル構造

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JPH1039049A
JPH1039049A JP20894296A JP20894296A JPH1039049A JP H1039049 A JPH1039049 A JP H1039049A JP 20894296 A JP20894296 A JP 20894296A JP 20894296 A JP20894296 A JP 20894296A JP H1039049 A JPH1039049 A JP H1039049A
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ring
bezel
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bezel structure
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Terufumi Watanabe
照文 渡辺
Yoshiaki Watanabe
義秋 渡辺
Shigeru Wakebe
茂 分部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立を容易にし、デザインの向上も図り、更
に簡単に固定ベゼルを回転ベゼルに変更可能にすること
を課題とする。 【解決手段】 ベゼル10は合成樹脂からなる第1のリ
ング12と金属からなる第2のリング14で構成されて
いる。第1のリング12は胴2の環状溝4に外嵌し、そ
の内方突出部12cが係合縁4aに係合することにより
抜け止めされている。また第2のリング14はその係合
部14cが外方突出部12dに係合することにより第1
のリング12に一体化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は時計のベゼル構造に
関するものであり、特に異なる材質からなる2つのリン
グを組み合わせたベゼルの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より胴の上方外周に取り付けられる
リング状のベゼルは、ガラスの固定力を高めたり、表面
に刻印された指標等により特定の時刻等を表示するため
に用いられていた。また、特に近年、ベゼルのデザイン
性が重視され、各種の装飾が施されたベゼルが取り付け
られるに至っている。
【0003】一般にベゼルは、胴の上方外周に接着、ロ
ー付等で固定されるか、又は回転可能なように胴とベゼ
ルとの間に弾性を有するパッキンやリングバネ等を介在
させて圧入することにより取り付けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のベゼルにおい
て、接着、ロー付等で胴に固定する場合には、胴とベゼ
ルが同質の金属であることが好ましく材質が限定され、
また、圧入により固定する場合には、パッキンやリング
バネも組み込むことが必要であったため組立に手間がか
かるという課題があった。
【0005】また、通常、ベゼルは金属等の単体で構成
されており、その表面に刻印やメッキが施されて装飾性
を高めていたが、形状や構造が画一化されていたため、
更にデザインの向上を図ることは困難であった。
【0006】更にまた、従来の胴に固定された固定ベゼ
ルと回転可能な回転ベゼルとでは、その取付構造が全く
異なっていたので、それぞれ別個の製造工程を経て、製
造・組立が行われており、量産性を低下させる原因とな
っていた。
【0007】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
もので、その目的は、組立が容易で、デザインの向上も
図ることができ、更に簡単に固定ベゼルを回転ベゼルに
変更することが可能な時計のベゼル構造を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の時計のベゼル構
造は、外周上方に形成され且つ上部が係合縁となる環状
溝を有する胴と、前記環状溝内に外嵌され、内周面に前
記係合縁に係合する内方突出部を有し、且つ外周面に外
方突出部を有する第1のリングと、該第1のリングに外
嵌され、前記外方突出部に係合する係合部を有する第2
のリングと、からなるもので、前記胴の環状溝と前記第
1のリングには互いに嵌合する凹部と凸部がそれぞれ形
成されており、前記第1のリングの内方突出部と外方突
出部は相対する位置に形成され、その間に空洞部からな
るスリットダンパーが形成されており、更に、前記第1
のリングは合成樹脂からなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の時計のベゼル構造におい
ては、ベゼルを第1のリングと第2のリングで構成し、
第1のリングを胴の環状溝に外嵌させ、更にこの第1の
リングに第2のリングを外嵌させている。第1のリング
はその内方突出部が環状溝の係合縁に係合することによ
り抜け止めされており、また第2のリングはその係合部
が第1のリングの外方突出部に係合することにより第1
のリングに一体化されている。このため、胴に外嵌され
る第1のリングを合成樹脂で形成し、第1のリングに外
嵌される第2のリングを金属で形成することができ、こ
のように形成すると、第1及び第2のリングをパッキン
等を用いることなく直接かつ容易に圧入することがで
き、更に第1のリングによりベゼルを円滑に回転するこ
とができるようになる。また、このように異なる材質の
第1及び第2のリングを用いることにより、デザインの
向上を図ることもできる。
【0010】更に、胴の環状溝と第1のリングにそれぞ
れ凹部と凸部を形成し、これを嵌合させると固定ベゼル
となり、組立時等に凸部を除去することにより回転ベゼ
ルとすることもできる。このため、固定ベゼルと回転ベ
ゼルの基本構造及び組立工程をほぼ全て同じくすること
ができ、量産性を大幅に向上させることが可能である。
【0011】
【実施例】図1乃至図3は本発明の一実施例に係る時計
のベゼル構造を示す断面図であり、それぞれ図4に示す
ベゼル構造のA−A、B−B及びC−C部分の断面形状
を示している。
【0012】2は内部に時計機械体が収納される胴であ
り、その外周上方には外方が開口する環状溝4が形成さ
れている。この環状溝4の上部には後述する第1のリン
グが係合する係合縁4aが設けられている。また、この
環状溝4の下には周状の段部6が設けられている。この
段部6には、図3に示すように、一箇所あるいは数箇所
に凹部8が形成されている。
【0013】10はベゼルであり、本実施例においては
プラスチック等の合成樹脂からなる第1のリング12
と、亜鉛、ステンレス等の金属からなる第2のリング1
4により構成されている。
【0014】第1のリング12は、図6及び図7にも示
すように、リング部12aと、このリング部12aの外
周の一部より外方及び上方に突出する複数の壁部12b
を有している。この壁部12bの間のリング部12aの
内周面には、下方が案内斜面となり上方に水平面が設け
られたフック状の内方突出部12cが一周上少なくとも
3箇所にバランスの取れた位置に形成されている。ま
た、この内方突出部12cに相対するリング部12aの
外周面には、上方が案内斜面となり下方に水平面が設け
られたフック状の外方突出部12dが形成されている。
更に、リング部12aには、内方突出部12cと外方突
出部12dとの間に、これらに沿って形成された空洞部
からなるスリットダンパー12eが設けられている。ま
た、壁部12bで厚さが増している部分のリング部12
aの下面には、胴2の凹部8に適合する凸部12fが設
けられている。
【0015】一方、第2のリング14は、リング部14
aと、前述した第1のリング12の外方突出部12dに
対応するリング部14aの外周の一部より外方に突出す
る腕部14bと、この腕部14bの下端が内方に屈曲す
ることにより形成される係合部14cと、を有する。
【0016】次に、上記構成からなるベゼル構造の係合
状態を説明する。第1のリング12は、胴2の上方より
はめ込まれて環状溝4内に外嵌されている。このように
外嵌されるときに、第1のリング12の内方突出部12
cは環状溝4の係合縁4aに係合して抜け止めされる。
また、本実施例においては、環状溝4に外嵌された第1
のリング12は、そのリング部12aの下面が胴2の段
部6上に載置されており、その凸部12fが凹部8に嵌
合している。
【0017】また、第2のリング14は、第1のリング
12のリング部12aの上にリング部14aを被せるよ
うに外嵌するものであり、その腕部14bが第1のリン
グ12の壁部12bの間に嵌まり、更にその係合部14
cが第1のリング12の外方突出部12dに係合して第
1のリング部12に一体化されている。
【0018】上記のような係合状態において、第1のリ
ング12の凸部12fと胴2の凹部8とが嵌合している
ため、第1のリング12は回転可能な状態で胴2に取り
付けられているものの回転することはできず、固定され
た状態になっている。このため、第1のリング12に一
体化される第2のリング14も回転することなく固定さ
れる。
【0019】一方、組立時等に第1のリング12の凸部
12fを除去した場合には、第1のリング12は胴2の
環状溝4内に回転可能な状態で外嵌されることになる。
従って、この第1のリング12及びこれに一体化される
第2のリング14は回転可能となり、回転ベゼルを形成
することになる。そしてこの場合、胴2と第1のリング
12とは、一周上少なくとも3箇所バランスの取れた位
置で係合しているため、その回転においては円滑な回転
が確保される。
【0020】この第1のリング12と第2のリング14
は、同じ材質のものであっても良いが、本実施例のよう
に第1のリング12を合成樹脂で形成し、第2のリング
14を金属で形成することにより、胴2と第1のリング
12との間の摩擦を減少させ、円滑に第1のリング12
及び第2のリング14を回転させることが可能になると
共に、外観上の高級感を出すこともできる。また、胴2
に第1のリング12を組み付けたり、第1のリング12
に第2のリング14を組み付ける際にも、第1のリング
12が弾性を有するものであれば、その組み付けが容易
になり、作業性の向上を図ることが可能となる。尚、本
実施例においては、第1のリング12にスリットダンパ
ー12eを設けているため、第1のリング12の材質に
よる弾性だけでなく、組立時に最も応力が加わる内方突
出部12cと外方突出部12dが弾性変形し易い構造と
なっており、嵌合又は係合部分の破損を防ぎ、組立易い
構造となっている。
【0021】また、本実施例のベゼルは、第1のリング
12にはその壁部12bの一部に数字、マーク等が形成
され、同様に金属からなる第2のリング14の上面にも
数字、マーク等が形成されて一つのデザインが構成され
ている。このように二対の部品によってデザイン形成す
ることによってデザインの向上及びバリエーションの拡
張が図れる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、ベゼルを第1及び第2
のリングで構成しているので、第1のリングを合成樹
脂、第2のリングを金属で形成することにより組立が容
易になり、しかも外観を金属又は金属と合成樹脂の組み
合わせにする等、構造を変えることなくデザインのバリ
エーションを増やしてデザインの向上を図ることができ
る。
【0023】また、胴に直接外嵌される第1のリングを
合成樹脂で形成することにより、胴に対して第1のリン
グを円滑に回転させることができ、パッキンやバネ等を
介在させる必要がなくなり、更に、ベゼルを第1及び第
2のリングで構成したことにより、第1及び第2のリン
グをそれぞれ形成し易い形状にすることができ、製造コ
ストを低減することができる。
【0024】更に、第1のリングに設けた凸部を除去す
るだけで固定ベゼルを回転ベゼルにすることができるの
で、固定ベゼルと回転ベゼルを別々に製造・組立する必
要がなくなり、量産性を大幅に向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る時計のベゼル構造の断
面を示す、図4のA−A断面図である。
【図2】図1に示す時計のベゼル構造の断面を示す、図
4のB−B断面図である。
【図3】図1に示す時計のベゼル構造の断面を示す、図
4のC−C断面図である。
【図4】図1に示す時計のベゼル構造の平面図である。
【図5】図4に示す時計のベゼル構造の側面図である。
【図6】図1に示す第1のリングの平面図である。
【図7】図6に示す第1のリングの側面図である。
【符号の説明】
2 胴 4 環状溝 4a 係合縁 6 段部 8 凹部 10 ベゼル 12 第1のリング 12a リング部 12b 壁部 12c 内方突出部 12d 外方突出部 12e スリットダンパー 12f 凸部 14 第2のリング 14a リング部 14b 腕部 14c 係合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周上方に形成され且つ上部が係合縁と
    なる環状溝を有する胴と、 前記環状溝内に外嵌され、内周面に前記係合縁に係合す
    る内方突出部を有し、且つ外周面に外方突出部を有する
    第1のリングと、 該第1のリングに外嵌され、前記外方突出部に係合する
    係合部を有する第2のリングと、 からなることを特徴とする時計のベゼル構造。
  2. 【請求項2】 前記胴の環状溝と前記第1のリングには
    互いに嵌合する凹部と凸部がそれぞれ形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の時計のベゼル構造。
  3. 【請求項3】 前記第1のリングの内方突出部と外方突
    出部は相対する位置に形成され、その間に空洞部からな
    るスリットダンパーが設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の時計のベゼル構造。
  4. 【請求項4】 前記第1のリングは合成樹脂からなるこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3記載の時計のベゼル
    構造。
  5. 【請求項5】 胴の外周に取り付けられるベゼルにおい
    て、 前記胴の外周に外嵌される第1のリングと、 該第1のリングに嵌合される第2のリングと、 からなることを特徴とする時計のベゼル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1416341A3 (fr) * 2003-09-03 2004-05-12 Rolex S.A. Dispositif de liaison entre une lunette et une boíte de montre

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1416341A3 (fr) * 2003-09-03 2004-05-12 Rolex S.A. Dispositif de liaison entre une lunette et une boíte de montre
US7182508B2 (en) 2003-09-03 2007-02-27 Rolex S.A. Linking device between a rim and a case of watch

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