JPH1039515A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1039515A
JPH1039515A JP19598496A JP19598496A JPH1039515A JP H1039515 A JPH1039515 A JP H1039515A JP 19598496 A JP19598496 A JP 19598496A JP 19598496 A JP19598496 A JP 19598496A JP H1039515 A JPH1039515 A JP H1039515A
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image forming
light
exposure
photosensitive recording
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JP19598496A
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Takao Iwasaki
岳雄 岩崎
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Brother Industries Ltd
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で小型化が可能な画像形成装置を提供す
ること。 【解決手段】 露光台に対向してキャリッジ48がマイ
クロカプセル紙37の幅方向に往復移動可能に取着され
ている。キャリッジの露光台側には、3原色発光用の発
光ダイオードとピンホール12を有するマスク13とか
らなる露光部20と線接触ボール46とが取着されてい
る。モータ62を駆動制御してキャリッジの移動走査に
よりマイクロカプセル紙37は造像露光されるとともに
ボールによる加圧により機械強度の弱いカプセルが破壊
され現像が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光により画像情
報の潜像がその表面に形成され、現像により該画像情報
が顕在化される感光記録媒体に、画像情報に対応する造
像光を露光し、これを現像する画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4440846号および第4
399209号は、内部位相に感光物質を含むマイクロ
カプセルを備えた感光層が画像状に放射線に対し露光さ
れ、均一な破裂力をかけられ、それによりマイクロカプ
セルが破裂して内部位相物質を画像状に放出する画像シ
ステムについて説明している。露光によりマイクロカプ
セルの機械的強度が変化して露光潜像が形成され、圧力
を加えることにより機械的強度が弱いカプセル(感光硬
化しなかったカプセルや感光軟化したカプセル)が破壊
されて色材等の内包物が流出して現像が行われるのであ
る。
【0003】この画像形成システムは完全乾式システム
であり、画像を発生させるために湿式現像処理溶液に依
存しないため、大きな利点がある。ほぼ無色の色彩発生
物質のような画像形成発色剤は、通常はマイクロカプセ
ルに内包される。マイクロカプセルが破れると、色材と
しての色彩発生物質(発色剤)は現像物質と反応して色
彩画像を形成する。
【0004】参照された特許に説明されている実施例に
おいては、マイクロカプセルは、通常は、一対の円筒形
カレンダ(艶出し)ローラの間のニップ(隘路)を通っ
て画像の露光を受けたマイクロカプセル紙が通過するこ
とにより破られる。通常は高圧かつ大型の艶出しローラ
がマイクロカプセル紙を現像するために使用されてい
る。相当精密な金属艶出しローラでもその表面は平坦で
はない。一方のローラが単に他方のローラ上に休止して
いる場合は、両ローラの表面はそれらローラの全幅にわ
たって接触してはいない。ローラに圧力をかけることに
より、平坦でない表面あるいは表面の不規則性はなめら
かになり、両ローラの間に均一な接触線を提供する。マ
イクロカプセル紙の表面全体にわたり、マイクロカプセ
ルを破る力の配分を達成するには、高圧かつ大型のロー
ラが必要である。力が均一に配分されないと、マイクロ
カプセル紙は均一に現像されず、発生した画像の色調特
性は悪くなる。
【0005】現像手段の例として特開昭62−1611
53号公報に開示されているように、点接触現像ボール
を用いた技術がある。
【0006】また、この様な感光記録媒体に画像情報に
対応する造像光を露光し、これを現像する画像形成装置
に関しては、特開昭62−231758号公報に記載の
白色光源光を印字パターンに従って選択的に感光記録媒
体に導くようにした画像形成装置や、特開昭63−31
364号公報に記載の複数色の光源光を走査して感光記
録媒体に導くようにした画像形成装置や、特開平4−3
69633号公報に記載の白色光源光を複数色の光学フ
ィルタを備える液晶シャッターにより選択的に感光記録
媒体に導くようにした画像形成装置や、USP4992
822号明細書に記載の複数色発現可能な感光記録媒体
において同一箇所を複数回露光するようにした画像形成
装置が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、感光
記録媒体に造像光を露光するために、複数の発光素子を
使用するタイプの画像形成装置が考案されている。この
タイプの画像形成装置では、感光記録媒体に沿って相対
移動される露光ヘッドに複数の発光素子がそれぞれ固定
され、発光素子からの出力光を選択的に感光記録媒体に
照射するように構成されている。この発光素子として
は、感光記録媒体の幅方向に延びる発光ダイオードアレ
イを採用するものがある。これは、画像の1ライン同時
露光を行って感光記録媒体を長さ方向に搬送し、再び1
ライン同時露光を行なうものであるが、1ライン分の露
光幅を有する発光ダイオードアレイを使用するため、そ
の露光系のコストが高いという問題がある。
【0008】一方、露光ヘッドに少数の発光ダイオード
を設け、これを感光記録媒体の幅方向に移動させながら
点灯制御して1ラインの走査露光を行い、1ラインの走
査露光と感光記録媒体の長さ方向への搬送とを繰り返す
ようにした方式もある。この方式の場合には、1ライン
同時露光方式に比べ露光系を安価にできる。
【0009】また、圧力現像手段として、前述のように
一対の加圧ローラを使用するローラ式加圧現像装置や、
加圧ボールを使用する方式が知られているが、加圧ロー
ラ方式は線接触であるためローラの加圧力を非常に大き
く設定しなければならず装置が大型化し高価なものにな
ってしまう問題があり、ボール型は点接触式であるた
め、ボールへの加圧力はローラ式に比べて非常に小さく
でき、装置を小型化し得、安価にできるというメリット
がある。
【0010】そこで、画像形成装置を小型化し安価にす
るためには、露光手段として前記走査露光方式を採用
し、加圧現像手段として前記ボール式加圧方式を採用す
ればよいが、単に組み合わせただけではその小型化には
限界があり、改良が望まれていた。
【0011】本発明は前述の問題点を改良すべくなされ
たものであり、その目的は、安価で小型化が可能な画像
形成装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の画像形成装置は、色材と所定波長光
に感光して機械的強度が変化する感光性樹脂とを含むカ
プセルを担持した感光記録媒体と、保持体と、前記感光
記録媒体と保持体との間に前記感光記録媒体に沿って相
対移動を発生させるための相対移動手段とを備えた画像
形成装置であって、前記保持体に、前記所定波長光を前
記感光記録媒体へ照射する露光手段と、その露光手段に
より露光された感光記録媒体を加圧して機械的強度の低
いカプセルを破壊する加圧手段とを設けた。相対移動手
段により保持体と感光記録媒体との間に相対移動が発生
され、露光手段による感光記録媒体の露光と加圧手段に
よるカプセルの破壊とが同時に行われる。つまり、露光
手段と加圧手段とが保持体に一体に設けられているの
で、保持体と感光記録媒体との間に相対移動を発生させ
る相対移動手段は一つのみであり、装置構成を簡単にで
き小型化にでき、安価にできる。
【0013】ここで、前記相対移動は、感光記録媒体に
対して保持体が移動するようにしてもよく、保持体に対
して感光記録媒体が移動するようにしてもよく、感光記
録媒体及び保持体の双方が移動するようにしてもよい。
ことに、感光記録媒体の幅方向に保持体を移動させ、そ
の保持体の移動方向に交差する方向、好ましくは、直交
する方向に感光記録媒体を移動させるとき、装置構成は
更に小型で簡単になる。
【0014】また、カプセルを加圧破壊すれば現像が行
われ、現像としては、色材として着色済みの染料や顔料
を使用し、加圧破壊されたカプセルから流出した顔料や
染料により可視画像が形成されるものが考えられる。こ
の場合は、加圧時に顔料や染料を受像するシートを感光
記録媒体に重ねておき、受像シートを加圧後に剥離する
ものである。受像シートは露光前は感光記録媒体とは別
体としておいてもよいし、感光記録媒体に最初から剥離
可能に積層した構成としておくこともできる。また、色
材として無色の染料前駆体を使用し、加圧破壊したカプ
セルから流出した染料前駆体を顕色剤が塗布された受像
シートに転写して発色反応を発生させることも可能であ
る。この場合も、前記と同様に、加圧時に顕色剤を担持
した受像シートを感光記録媒体に重ねておき、受像シー
トを加圧後に剥離するものである。また、このような画
像転写型の現像システムの他に、自己発色型の現像シス
テムも考えられる。これは、色材として無色の染料前駆
体と感光により強度が変化する(感光硬化若しくは感光
軟化する)成分とを内包したカプセルと、染料前駆体と
反応して発色する顕色剤とを基材上に担持させ、好まし
くはその上に保護層を形成した感光記録媒体を使用する
ものであり、露光潜像(カプセルの強度の変化に基づく
潜像)を加圧して機械的強度の弱いカプセルを破壊し、
内包物の染料前駆体と顕色剤とが反応して発色するよう
にしたものである。
【0015】このように、色材としては種々のものが使
用でき、現像するとは、機械的強度の変化に基づく潜像
を加圧してカプセルを破壊する点を示す。
【0016】請求項2記載の画像形成装置は、請求項1
に記載の画像形成装置において、前記感光記録媒体は載
置面上に載置され、前記加圧手段は前記載置面上の感光
記録媒体に当接可能な当接部を有し、その当接部と載置
面との間に互いに近接する方向に付勢力を発生する付勢
手段を備えている。付勢手段により当接部と感光記録媒
体とは常に加圧状態で接触するので、保持体の相対移動
により簡単に加圧現像が行われる。
【0017】ここで、前記載置面とは平面と曲面の双方
を含む。付勢手段としては、当接部と感光記録媒体との
間に互いに近接する方向に付勢力を発生するものであれ
ばよく、保持体に設けて当接部を載置面上の感光記録媒
体に付勢するものであってもよく、逆に感光記録媒体が
載置された載置面を当接部に付勢するものであってもよ
い。この場合には、付勢手段は保持体とは別体に設けら
れることとなる。また、当接部と載置面との双方に付勢
手段を設けることも可能である。
【0018】請求項3記載の画像形成装置は、請求項2
に記載の画像形成装置において、前記付勢手段を前記保
持体に設けている。このため装置構成が更に簡単にな
る。
【0019】請求項4記載の画像形成装置は、請求項2
または3に記載の画像形成装置において、前記当接部は
回転可能に支持されたボール体である。
【0020】請求項5記載の画像形成装置は、請求項1
から4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記
露光手段は、少なくとも1つの発光素子を有し、画像デ
ータに基づき前記発光素子を前記相対移動手段による相
対移動に調時して点灯制御する点灯制御手段を備えた。
点灯制御手段が相対移動とともに発光素子の点灯消灯を
制御することにより感光記録媒体に画像状の露光が行わ
れる。発光素子としては発光ダイオード等の安価な素子
を使用することができるので、露光手段も安価にでき
る。
【0021】請求項6記載の画像形成装置は、請求項5
に記載の画像形成装置において、前記感光記録媒体は感
光する光の波長が異なり、前記色材の色が異なる複数種
類のカプセルを担持し、前記露光手段はカプセルの種類
毎に感光波長光を照射する複数の発光素子を有してい
る。カプセルを赤の波長光に感光する赤感光カプセル
と、緑の波長光に感光する緑感光カプセルと、青の波長
光に感光する青感光カプセルとからなる3種のカプセル
とし、発色もそれぞれ対応する色に発色するように構成
すれば、3原色の波長の光に基づいてフルカラーの画像
の形成が可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面を参照して説明する。図1は感光記録媒体と
してのマイクロカプセル紙を露光する露光手段20の露
光部分のみを示す模式的な断面図である。
【0023】発光素子としてのLED9が取着される基
板1は、その表面に凹部4が開口するように、アルミを
公知のファインブランキング加工により精密にプレス加
工して形成されたものである。その凹部4は、断面すり
ばち状に形成されており、凹部4の底面5aは基板1の
表面と平行に形成され、その底面5aから側面が上方に
向けて広がるように傾斜側面が形成されている。この凹
部4が3カ所直線上に等間隔Tで配列されている。ま
た、各凹部4の深さは後述のLEDの取付高さよりも深
く形成されている。
【0024】前記基板1の表面の前記凹部開口部分以外
の領域には絶縁層2が形成されており、その絶縁層2上
には電気信号を伝達するリードパターン3が形成されて
いる。その絶縁層2は、導電性の基板1とリードパター
ン3を絶縁するための絶縁体層である。リードパターン
3は、所定のパターンにて銅メッキ層をエッチングする
ことにより形成される。
【0025】前記凹部4の底面5aには、接着剤6に
て、それぞれ赤LED7、緑LED8、青LED9が配
設され固定されている。ここで、前記凹部4の深さは赤
LED7、緑LED8、青LED9の取付高さよりも若
干深く形成されているため、各LED7,8,9の頂部
は前記基板1の表面よりも沈んだ位置となる。この赤L
ED7、緑LED8、青LED9の頂部からは、ボンデ
ィングワイヤ10によって、リードパターン3の所定位
置に電気的結線が施されており、各LEDおよびボンデ
ィングワイヤ10は、空気に触れないよう透明な封止材
11にて封止してある。
【0026】前記接着剤6としては、赤LED7には銀
ペースト、緑LED8、青LED9にはエポキシ樹脂等
が用いられる。これは、赤LED7は底面が電気的端子
の1つとなるため、導電性の接着剤6によって基板1と
の電気的接続を行うことが必要であるのに対して、緑L
ED8、青LED9では、電気的端子が2点とも頂面に
配されているため、接着には絶縁性で透明なエポキシ樹
脂を用いるのである。透明な接着剤6を用いることで、
緑LED8、青LED9の内部で発生し、底面に進む出
力光は、この透明な接着剤6を通過して凹部4の底面5
にて反射して再び頂面から出射されるため、出力光が大
きくなる効果がある。
【0027】赤LED7はその基本材料としてAlGa
Asが用いられ、高出力の公知技術であるDDH構造の
ものが適用できる。出力光の中心波長は約650nmで
ある。電気的端子は頂面に1個、底面に1個ある。緑L
ED8、青LED9は、ともにその基本材料としてGa
Nが用いられたものが適用できる。出力光の中心波長は
それぞれ約525nm、約470nmである。これらの
電気的端子は頂面に2個あり、底面にはないのである。
各LEDは電気的な2端子に所定方向に電流を流すこと
で出力光を空間中全方向に発する。全方向に発した出力
光は、一部は直接図面中上方に向かい、他の一部は凹部
4の側面5bにて反射作用を受け同様に図面中上方に出
射される。
【0028】ボンディングワイヤ10は、金線からな
り、各LEDの頂面とリードパターン3に対し、加熱及
び超音波にてボンディング接着される。
【0029】封止材11は熱硬化樹脂により形成され、
通常透明なシリコーン樹脂、JCR等が用いられる。熱
硬化条件は、通常温度は150℃で時間は1時間程度で
ある。LED等の一般半導体材料は空気に触れるとその
表面が酸化、吸湿等の作用を受け特性が急激に劣化する
という現象があるから、封止材11はこれを避ける目的
と、ボンディングワイヤ10等を機械衝撃により破壊し
ないようにする目的がある。
【0030】基板1の上方には、ピンホール12を複数
個備えたマスク13が、マスク保持材14を介して位置
決めされて配設されている。マスク保持体14は基板1
上の位置決め用ボス穴15に装着固定され、マスク保持
体14の上端面にはマスク保持用の位置決め溝14aが
形成されている。この位置決め溝14aに前記マスクが
装填されて接着やネジ止め等の固定手段によりマスク1
3は基板1と一体に固定される。本実施形態では、マス
ク13は前記封止材11により基板1に一体化されてい
る。
【0031】前記マスク13は厚さ0.1mm程度のス
テンレス鋼により形成され、その外形及びピンホール1
2は、エッチングにより加工されている。また、その表
面はディッピング工法により黒染め加工されており、光
の無反射処理となる。
【0032】ピンホール12はその穴径がφ0.2mm
程度に形成され、本穴径により、感光記録媒体へ供給す
る光パターンの解像度を決定している。このピンホール
12は前記赤LED7、緑LED8、青LED9の頂部
にそれぞれ対向して形成されると共に、図6に示すよう
に直線上に配列されている。
【0033】また、マスク保持材14は、高精度耐熱プ
ラスチック材料からなる成型品であり、基板1上の位置
決めボス穴15をたよりにマスク13の3軸方向の位置
決めを行う物である。前述の通り、封止材11には熱硬
化樹脂を用いるため、これを用いてマスク保持材14お
よびマスク13を同時に位置決め接着固定を行う場合、
封止材11の硬化温度であってもマスク保持材14は変
形を受けないように、耐熱性の材料を用いることが必要
である。
【0034】この様に形成された露光部20を用いて、
マスク13に密接して供給される感光記録媒体37の表
面を、密接状態を保ちながら移動走査しながら、画像情
報に従って各LEDを独立に変調駆動することによっ
て、所定の中心波長の光を、所定の光パワーにて、所定
時間、所定場所に供給することで、カラー画像の潜像を
形成することができるものである。
【0035】次に、この様に構成された露光部(露光手
段)20の光利用効率について、図1及び図2を用い
て、数値例を使って説明する。
【0036】図2は従来の露光部21の模式的な断面構
造を示している。前述の露光部20との相違は、露光部
21の基板1には凹部が形成されておらず、各LED
7,8,9は基板表面に取付けられた点である。
【0037】赤LED7からの出力光パワーは、常温に
て20mAの電流にて駆動したとき、全光束にて2mW
である。また、赤LED7のチップサイズは、外形□
0.3mm高さ0.2mmである。チップ頂面から1mm
離れた位置にあるマスク13のピンホール12から出射
される光パワーは、同一駆動条件の時、図2の如く、前
記凹部4が無く、平面基板上に各LEDチップを実装し
たときは64μWとなり、その光利用効率は3.2%で
ある。緑LED8、青LED9についても、その光利用
効率はほぼ同等であった。
【0038】これに対して、図1の如く凹部4を備えた
ものは、同様な条件にてチップ頂面から1mm離れた位
置にあるマスク13のピンホール12から出射される光
パワーは120μWとなり、光利用効率は6.0%とほ
ぼ倍増させることができた。緑LED8、青LED9に
ついても、その効果はほぼ同等であった。また、この様
な光利用効率は側面5bの表面荒さを小さくしたり、側
面5bを自由曲面形状を持った反射鏡とすることで更に
上昇させることができるものである。
【0039】また、画像形成に必要のない迷光について
述べると、図2の如き、凹部4のない露光部21では、
平面基板上に各LEDチップが実装されているため赤L
ED7の横方向への出力光が、直接緑LED8や、緑L
ED8を結線するボンディングワイヤ10に当たり、反
射して、緑光の出射すべきピンホール12から出射して
しまうと言ったいわゆる迷光の問題があり、画像形成装
置によって出力されるカラー画像の画像品質を大きく劣
化させてしまうという問題があった。これに対し、図1
の露光部20を用いれば、凹部4の側面5bの存在によ
り、赤LED7の出力光が、緑LED8に直接当たって
しまうような問題が無く、さらには、マスク13には無
反射処理が施してあるため、直接ピンホール12から出
射されることのない光もこのマスク13の表面に吸収さ
れてしまい、画像品質の劣化はないものである。
【0040】また、ボンディングワイヤ10の長さや接
着高さに関して、ワイヤーボンダー(ボンディングロボ
ット)により、ボンディング加工を行うとき、本実施形
態による露光部20を用いれば、ボンディングワイヤー
10の長さが短くなること、ボンディング位置がほぼ同
一高さであるため、ロボットの動作が簡便な工程を踏め
ることなど、その効果が大きいことは明白である。
【0041】また、図1において、凹部4の大きさは、
各LEDチップを内包するできるだけ小さい形状にする
ことが光利用効率を上げるために有効であるが、これを
実現する手段として、ランドパターン3を凹部4以外の
部位に持ってくることが有効である。これはまた、小型
で比較的深い凹部4を形成しなければならないとき、そ
の底面5aや側面5bにランドパターン3を形成するこ
とは難しいという理由からも有効な手段である。
【0042】また、感光記録材料の所要エネルギー密度
に関して、後述するマイクロカプセル紙の所要エネルギ
ー密度(カプセルが感光硬化するエネルギー密度)は、
約3J/m*mである。これは、銀塩写真の感度例10
mJ/m*mの約300倍であり、マイクロカプセル紙
の露光に必要なエネルギーは通常の写真撮影等で感材に
与えられるエネルギーに対して非常に大きいものであ
る。
【0043】本実施形態の画像形成装置を用いてマイク
ロカプセル紙の露光を実現するために、前述の赤LED
7を用いると、600秒で1m*mの範囲を露光するた
めには、1つの赤LED7あたり供給可能なパワーは1
20μWであるから、書込デューティを100%とした
簡単な計算式によれば赤LED7は42個必要である。
これに対して、図2の如き凹部4のない画像形成装置で
は、赤LED7は倍の84個必要となってしまう。
【0044】ついでこの様な露光手段にて露光される感
光記録媒体について図3を用いて詳述する。
【0045】図3は感光記録媒体としてのマイクロカプ
セル紙37の断面構造を示しており、光透過性支持体3
1の表面には、色材としての共反応体と接触して発色す
る成分(染料前駆体、以下色原体と記述する場合があ
る)および所定波長光に感光することによりその機械的
強度が変化(感光硬化)する成分(光硬化性樹脂)とを
内包したマイクロカプセル32と、そのマイクロカプセ
ル中の染料前駆体(色原体)と反応する共反応体(顕色
剤)33との混合塗着層34が形成され、前記混合塗着
層34上には、シート状支持体35が順次積層されてい
る。
【0046】前記マイクロカプセル32は3種の異なる
マイクロカプセルが存在し、各マイクロカプセルには、
イエロー、マゼンタ、シアンの内の一つの色の発色用の
無色の染料前駆体と光の3原色の各々の波長の光に感光
して硬化する光硬化性樹脂と重合開始剤とが含まれてい
る。
【0047】このため、例えばブルー光(約470nm
の波長光)をマイクロカプセル紙に露光した場合、イエ
ローのみの染料前駆体を含んだマイクロカプセルの光硬
化性樹脂が感光硬化し、このマイクロカプセル紙に圧力
をかけると、感光硬化したマイクロカプセル(この場合
はイエロー)は破壊されず、硬化しなかったマイクロカ
プセル(この場合はマゼンタ,シアン)が破壊されてマ
ゼンタ,シアンの染料前駆体がマイクロカプセルから流
出して顕色剤と反応して発色しそれらが混色して青色と
なる。この青色が前記透過性支持体31を介して観察さ
れる。
【0048】また、グリーン光(約525nmの波長
光)をマイクロカプセル紙に露光した場合、マゼンタの
みの染料前駆体を含んだマイクロカプセルの光硬化性樹
脂が感光硬化し、圧力現像によりイエロー,シアンのマ
イクロカプセルが破壊され、イエロー,シアンの染料前
駆体と顕色剤との反応によりそれぞれ発色して混色によ
り緑色となる。
【0049】更に、レッド光(約650nmの波長の
光)をマイクロカプセル紙に露光した場合、シアンのみ
の染料前駆体を含んだマイクロカプセルの光硬化性樹脂
が感光硬化し、圧力現像によりイエロー,マゼンタのマ
イクロカプセルが破壊され、イエロー,マゼンタの染料
前駆体と顕色剤との反応によりそれぞれ発色して混色に
より赤色となる。
【0050】また、露光により全てのマイクロカプセル
が感光硬化したときは圧力現像してもそれらが破壊され
ないので発色は起こらず、透過性支持体31を介して前
記シート状支持体35の表面が目視できる状態にある。
前記シート状支持体35の表面の色(例えば白色)が背
景色となり、発色反応が起こった部分だけカラー画像が
形成されるのである。尚、この発色原理を自己発色と称
する。また、マイクロカプセル紙の光透過性支持体31
の表面を発色側面と称する。
【0051】本実施形態の場合、前記光透過性支持体3
1の材質としては、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)、ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルムが挙げられる。
【0052】マイクロカプセル32としては、トリフェ
ニルメタン系、スピロピラン系染料の色原体、トリメチ
ロールプロパントリアクリレートの如きアクリロイル基
含有化合物の光硬化性樹脂、ならびにベンゾフェノン、
ベンゾイルアルキルエーテルの如き光重合開始剤等を、
ゼラチン、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリイ
ソシアネート樹脂等の重合体壁に内包した物など公知の
ものを使用することができる。
【0053】又、共反応体33としては、マイクロカプ
セル32内の色原体の組成等との関連もあるが、酸性物
質、例えば、酸性白土、カオリン、酸性亜鉛、酸化チタ
ン等の無機酸化物、フェノールノボラック樹脂、あるい
は有機酸等の公知の顕色剤を用いることができる。
【0054】このマイクロカプセル32及び共反応体3
3に対し、更にバインダ、充てん剤、粘度調整剤等が添
加され、光透過性支持体31上に塗布ローラ、スプレ
イ、ドクタナイフ等により塗布され、混合塗着層34が
形成される。
【0055】シート状支持体35は、透明、半透明、ま
たは不透明な支持体、例えば、紙(セルロース)、合成
紙、ポリエステルやポリカーボネイト等の樹脂フィルム
等を用いることができる。
【0056】ついで、上記のように構成されるマイクロ
カプセル紙37の、画像形成領域(現像領域)およびそ
の周縁領域(非現像領域)について図2を用い説明す
る。
【0057】図2はマイクロカプセル紙37の平面図で
ある。マイクロカプセル紙37には、高画質画像を表示
するための画像形成領域39と、その画像形成領域39
を取り囲む周縁領域40が形成されている。この周縁領
域40は、マイクロカプセル紙が後述する感圧感光プリ
ンタ等により画像印刷される際、画像形成領域のような
高画質画像を形成できない領域として定義される。
【0058】このような周縁領域40の形成方法の1つ
は、あらかじめ工場にてこの周縁領域40のみに強力な
白色光を露光し、該領域のマイクロカプセルを全て十分
に硬化させることによって実現できる。このようにあら
かじめ硬化されたマイクロカプセルは、圧力現像によっ
ても破裂されないため、画像現像に必要な内部位相(染
料前駆体)は放出されず、該領域はプリンタ出力にて白
枠となるべき範囲と言うことになる。また、このような
白色光による事前の露光に換えて、所定の波長光により
簡単な模様を事前に露光しておくこともできる。この周
縁部分は所望の画像(高画質画像)を露光し圧力現像す
るときに同時に圧力現像することもできるし、所望の画
像の露光前に周縁部分のみ圧力現像しておくこともでき
る。また、周縁部分としては現像部分と同様に形成して
おき、現像領域のみに露光して圧力現像を現像領域のみ
で行うことも考えられる。但し、この方法は、周縁領域
(非現像領域)に破壊されうるカプセルが残存すること
になり、取り扱いに注意が必要である。従って、好まし
くは、周縁領域は、所望の高画質画像の造像露光の前に
白色光で露光しておくか、前記造像露光の後で白色光で
露光しておくことが好ましい。
【0059】次にこの様なマイクロカプセル紙の現像工
程について図5を用いて説明をする。図5はマイクロカ
プセル紙37を現像する現像器45の具現化例である。
尚、簡単のために露光済みのマイクロカプセル紙37は
図示を省略している。
【0060】加圧手段としての現像器45は、点接触に
よりマイクロカプセル紙37表面を弾力押圧することに
より現像処理を実現するものであり、当接部としての点
接触ボール46をマイクロカプセル紙37に押しつけな
がらその押しつけ位置を変化させることにより現像領域
のみを圧力現像するものである。この押しつけ位置を変
化させるためには、点接触ボール46とマイクロカプセ
ル紙37との間にマイクロカプセル紙37の紙面に平行
に相対移動を発生させる。マイクロカプセル紙37に対
して点接触ボール46を移動させてもよいし、点接触ボ
ール46に対してマイクロカプセル紙37を移動させて
もよいし、マイクロカプセル紙37と点接触ボール46
の双方を移動させてもよい。装置の小型化のために好ま
しくは、点接触ボール46をマイクロカプセル紙37に
平行に一軸線に沿って往復移動させながらマイクロカプ
セル紙37を点接触ボール46の移動方向に交差する方
向、好ましくは直交する方向に移動させる方式がよい。
【0061】この点接触ボール46による加圧点におい
ては、小さい加圧力でマイクロカプセルが圧力現像され
て破壊され、その内包物(無色の染料前駆体)が流出し
て顕色剤と発色反応が起こる。そして点接触ボール46
とマイクロカプセル紙37との相対移動により現像領域
にカラー画像が可視化される。
【0062】図5においては、圧力現像されるマイクロ
カプセル紙37がほぼ平坦な取り付け土台(載置面を構
成する)47に固定される。この土台47は平坦面の他
に曲面としてのローラ形状にしてマイクロカプセル紙3
7の送りに供することも可能である。
【0063】少なくとも一個の点接触ボール46がマイ
クロカプセル紙37と弾性押圧係合するように配置さ
れ、該点接触がマイクロカプセル紙7に対応する取り付
け土台47の一定範囲を往復移動する。即ち、後述の搬
送ローラにより露光部から搬送されてきたマイクロカプ
セル紙37は取り付け土台47上で保持送りローラ50
により保持される。この保持送りローラ50はマイクロ
カプセル紙37の非現像領域を押圧して送りモータによ
り後述の1現像ライン毎に回転駆動されるものであり、
現像領域の両側部分に左右一対設けられている。
【0064】この土台47の表面に平行且つ前記マイク
ロカプセル紙の送り方向に直交する案内軸49に沿って
保持体としてのキャリッジ48が往復移動可能に支持さ
れている。このキャリッジ48のボール支持部481の
前記土台47側にはボールソケット51を介して点接触
ボール46が回動可能に支持されており、このボール4
6はボールソケット51とともに、前記キャリッジ48
に形成された摺動孔482内を図中上下方向に摺動可能
に収納されている。前記ソケット51の上端部には段部
511が形成されており、その段部511が前記摺動孔
482の下端に設けられたストッパ部483に当接する
ことにより下部への抜け落ちが防止されている。
【0065】また、前記ボール支持部481の上面には
前記摺動孔482を上部で閉塞する蓋板484がネジ止
めされており、その蓋板484には調節ネジ485が螺
合されている。そして、この調節ネジ485の軸端と前
記ソケット51との間には弾性体としての圧縮バネ48
6が装填されており、前記ソケット51は前記ストッパ
部483に付勢されている。但し、前記ソケット51が
前記ストッパ部483に当接する前に、点接触ボール4
6が前記土台47に当接付勢されるように各部の寸法が
設定されている。
【0066】ここで、点接触ボール46のマイクロカプ
セル紙37への付勢力は前記圧縮バネ486を使用する
かわりに空圧器や油圧器やソレノイド等種々のもので代
用できる。単に弾性体だけではなく、電磁力を使用して
も可能である。また、点接触ボールを付勢するかわりに
土台側をボールに付勢することも可能であり、両者を互
いに接触する向きにそれぞれ付勢することも可能であ
る。要するに点接触ボールと土台側(マイクロカプセル
紙側)との間の付勢手段であれば何でもよい。
【0067】また、前記キャリッジ48には送りネジ6
0が螺合されており、この送りネジ60が送りサーボモ
ータ62の出力軸621に連結され正逆回転される。こ
の送りネジ60の正逆回転によりキャリッジ48は前記
土台47に平行に往復移動され、その往復移動により前
記点接触ボール46の加圧点が順次変更されることとな
る。
【0068】尚、前記送りサーボモータ62は回転方向
と回転量を制御可能なものであって、駆動量検出用のエ
ンコーダを備え、制御回路により駆動制御される。この
送りモータとしてはオープンループ制御のパルスモータ
を採用することもできる。位置確認機能はなくなるが、
駆動回路が簡略化できるので低コスト化ができる。ま
た、パルスモータの他にも一般的なDC/ACモータ等
を採用することも可能である。駆動量を制御可能なモー
タを使用するのは、前記マイクロカプセル紙37の現像
領域のみを加圧現像するために現像領域のサイズに従っ
てキャリッジ48の往復移動量を設定するためである。
【0069】前記案内軸19に沿ってキャリッジ48を
移動させて1ラインの圧力現像が終了したら前記保持送
りローラ50を1ライン分回転させて再びキャリッジ4
8を移動させて1ラインの圧力現像を行うという動作を
繰り返し、現像領域の全てにわたって圧力現像を行うの
である。
【0070】ついで、本発明の露光部(露光手段)20
を用いて感光記録媒体の表面上を走査する方法につい
て、感光感圧プリンタの概略底面図を用いて説明する。
【0071】図6は本発明にかかる露光手段20をそな
えた感光感圧プリンタの底面図である。便宜上マイクロ
カプセル紙37は、構成の説明のため透視図として記さ
れており、マイクロカプセル紙37は図面上裏面から露
光部20により露光作用を受けるものである。
【0072】露光部20は図1にて詳細に説明した通
り、ピンホール12を備えたマスク13と、マスク保持
材14と、図示しない基板1とから形成されており、本
露光部20は、図5にて説明した保持体としてのキャリ
ッジ48上に固定され、キャリッジ48は案内軸49に
そって図面上左右に往復移動可能にとりつけられてい
る。ここで、前記ピンホール12の配列方向は、前記キ
ャリッジ48の往復移動方向に対して平行に設定されて
おり、このピンホールの列はそれぞれ平行に3列形成さ
れている。
【0073】ピンホール列の各々には、3個のピンホー
ル12が形成されており、その3個のピンホール12に
対向して前記赤LED7、緑LED8、青LED9がそ
れぞれ配設されている。このため、キャリッジ48を移
動させると、マイクロカプセル紙には1ピンホール列あ
たり1列の露光ラインが形成され、各露光ラインでは前
記赤LED7、緑LED8、青LED9が画像情報に従
って各々点灯制御される。この点灯制御の際には、前記
赤LED7、緑LED8、青LED9の取付間隔(ピン
ホール間隔)Tが存在するため、露光ライン中の1点に
対する露光は、各LEDの取付間隔とキャリッジ48の
移動速度に応じた遅延時間tを加味して行われる。
【0074】即ち、ある1点(露光点)を白色とするた
めR光とG光とB光とを照射するためには、例えば赤L
ED7に対向するピンホール12が前記1点に位置して
いる時に赤LED7を1回または複数回点灯し、キャリ
ッジ48が移動して緑LED8に対向するピンホール1
2が前記1点に位置している時(前記遅延時間tの後)
に前記緑LED8を1回または複数回点灯し、更にキャ
リッジ48が移動して青LED9に対向するピンホール
12が前記1点に位置している時(前記遅延時間tの
後)に前記青LED9を1回または複数回点灯するので
ある。この動作を1露光ラインの全ての露光点に関して
行うのである。
【0075】また、前記ピンホール列は3列形成されて
おり、従って、各列それぞれ前述の点灯制御が行われて
3列の露光済みラインが一回のキャリッジ移動により同
時に形成されるのである。
【0076】ピンホール列の各々は、マイクロカプセル
紙の同一露光位置に多数回の露光を行ってマイクロカプ
セルを充分に感光硬化させるために使用されるものであ
って、第1ピンホール列により形成された露光済みライ
ンを形成するために使用されたLEDの点灯制御データ
は、その露光済みラインが用紙送りにより第2のピンホ
ール列に対向したときに再び使用されて同じデータによ
り再び露光され、更に用紙送りにより露光済みラインが
第3のピンホール列に対向したときにまた同じデータが
使用されて再々露光が行われる。従って、露光ラインの
1露光点に注目したとき、第1のピンホール列によりN
回露光され、第2のピンホール列により更にN回露光さ
れ、第3のピンホール列により更にN回露光される。
【0077】一方、キャリッジ48には前記したとお
り、点接触ボール46とボールソケット51、ボール支
持部481等から構成されてなる現像器45が固定され
ており、前記露光部20の取付位置は前記点接触ボール
46よりもマイクロカプセル紙37の送り方向の上流側
に設定されている。
【0078】これら、露光部20、現像器45を備えた
キャリッジ48は、サーボモータ62およびギア群6
3、保持送りローラ50により、機械的な駆動を受け、
往復移動させられる。
【0079】露光部20の各LEDは図示しない駆動回
路により、フレキハーネス64を介して電気的に駆動を
受け、画像情報に従って点灯消灯制御される。
【0080】図7は、前記キャリッジ48の移動速度の
時間変化を示すグラフであり、これを用いてキャリッジ
の移動を説明する。
【0081】キャリッジ48は、サーボモータ62等の
駆動により、最高速度V[m/s]、走査周期T
[s]、速度一定時間Tc[s]をもって台形状の速度
変化パターンで往復移動させられる。
【0082】マイクロカプセル紙37は、少なくともそ
の現像領域39においては速度一定にて露光、現像され
ることが必要である。このためマイクロカプセル紙37
を露光、現像するのに最小限必要な速度一定時間Tcに
対応する速度一定移動距離L[m]は、少なくとも全て
のピンホール12が現像領域39を通過する範囲であ
る。この速度一定移動距離L[m]は現像領域39の幅
とピンホール12の配設パターン、最高速度V[m/
s]によって自由に設計することができるものである。
【0083】次いで、このようなマイクロカプセル紙を
露光し現像するための、感光感圧プリンタ80の全体の
概略構成について図8を参照しながら説明する。この感
光感圧プリンタ(画像形成装置)80は前記露光部20
および現像器45を使用するものであり、この露光部2
0、現像器45については既に説明済みであるため説明
を省略する。図8は感光感圧プリンタの概略断面構成図
である。
【0084】感光感圧プリンタ80では、前記マイクロ
カプセル紙37が使用されている。感光感圧プリンタ8
0の中央部にある前記露光部20の下方には、露光台6
6がお互い微少距離を保ち平行に保持されている。この
微小距離により前記マイクロカプセル紙37が、露光部
20と露光台66の間を通過する構造になっている。従
って、露光部20を図6を用いて説明したように図8中
図面表裏方向に走査することで、マイクロカプセル紙3
7の選択的範囲に赤緑青の画像に対応した潜像が形成さ
れる。
【0085】一方、本感光感圧プリンタ80には、遮光
性カートリッジ67が着脱可能に配設され、未感光のマ
イクロカプセル紙37は、積層された状態でカートリッ
ジ67に収容されている。この時の積層状態は前記マイ
クロカプセル紙37のうち光透過性支持体1が上になる
ように設定されている。
【0086】カートリッジ67がプリンタのフレーム内
の所定位置にセットされている状態で、マイクロカプセ
ル紙37の先端部は前記露光台66に向かって左方に引
き出される。カートリッジ67を出た後の未露光なマイ
クロカプセル紙37は、フレームの遮光カバー等により
未露光状態が保持される。カートリッジ67からマイク
ロカプセル紙37は給紙機構(ローラ)65により一枚
ずつ取り出される。
【0087】露光台66の左方には、マイクロカプセル
紙37がそこまで送られてきて往復する位置であるスト
ッパ69が配されている。このプリンタ80にはカート
リッジ67からのマイクロカプセル紙37の搬入用用紙
通路P1と、その通路P1から分岐し画像形成済みのマ
イクロカプセル紙を装置外の排紙トレイ63に導くため
の排紙通路P2と、前記用紙通路P1に接続して装置内
部の前記ストッパ69まで至る用紙往復通路P3とから
なる用紙通路が形成されている。
【0088】前記キャリッジ48は前記用紙往復通路P
3上に配置されており、露光部20の右方(用紙排出
側)には、前記した点接触ボール46を備える現像器4
5が配設されている。用紙往復通路P3上には前記キャ
リッジ48の右側にフィルムヒータ64が配設されてお
り、用紙往復通路P3は送りローラー68に至る。一
方、用紙往復通路P3上の前記キャリッジ48の左側に
は前記保持送りローラ50が配設されている。前記送り
ローラー68と給紙ローラ65との間に前記搬入用用紙
通路P1と排紙通路P2との分岐部が配置され、排紙通
路P2上には排紙ローラ75が配設されている。また、
前記分岐部には用紙通路切換板(図示せず)が切換移動
可能に配設され、用紙通路切換板は給紙ローラ65によ
りマイクロカプセル紙を装置内に搬入する際には前記搬
入用用紙通路P1から離脱し、排出する際には前記搬入
用用紙通路P1に侵入してマイクロカプセル紙を前記排
紙通路P2に案内する。
【0089】カートリッジ67の下部から出たマイクロ
カプセル紙37は、送りローラー68に導かれて、露光
台66の上方を素通りしてストッパ69位置まで送られ
た後、逆に右方に戻ってきて露光部20によって露光作
用を受け、現像器45を通過して圧力現像作用を受け、
フィルムヒータ64を通過して加熱作用を受け、最終的
なカラー出力画像が形成されて、排紙ローラ75により
感光感圧プリンタ80外に排出される。フィルムヒータ
64は、ポリイミド等の薄膜フィルム上に、導電性発熱
体を印刷等にてパターン化し、電流駆動を行うことでフ
ィルム自身が発熱するように構成されたものであり、現
像が終了してカラー画像が発色したマイクロカプセル紙
37を50℃程度に加熱することで、カプセルを完全に
硬化させ、染料前駆体をカプセル内に閉じこめることに
よって、発色を定着させる作用があるものである。
【0090】次に、本感光感圧プリンタ80の制御回路
の電気的構成を説明する。図9は電気的概略構成を示す
ブロック図である。
【0091】制御回路はCPU70,ROM71,RA
M72からなる周知の論理演算回路から構成されてお
り、CPU70はI/Oポート73を介して外部のホス
トコンピュータからのRGB画像データを入力するため
のコネクタ74が接続され、前記露光部(各LED)2
0、前記保持送りローラ50、前記キャリッジ送りサー
ボモータ62がそれぞれ駆動回路を介して接続されてい
る。
【0092】前記ROM71には、装置全体の動作を制
御するためのプログラム、入力された画像データから露
光部20の各色LEDの点灯時間、タイミングを演算決
定するためのプログラム、RGB露光の順序に応じて前
記保持送りローラ50を制御し、マイクロカプセル紙3
7の搬送を行うためのプログラム、同様にRGB露光の
順序に応じて前記キャリッジ送り用のサーボモータ62
を制御し、キャリッジを往復走査するプログラム等、種
々のプログラムが記憶され、CPU70はこれらのプロ
グラムに従って動作する。また、RAM72には、作業
者により設定されたコピー枚数や画像の拡大縮小率やマ
イクロカプセル紙37の現像領域のサイズ等が図示外の
入力パネルから入力されて記憶される。CPU72は現
像領域のサイズデータに従って前記キャリッジ送り用の
サーボモータ52の駆動条件を演算し、それに従って、
露光及び圧力現像を行うのである。この制御回路が本発
明の点灯制御手段に相当する。
【0093】次に、感光感圧プリンタ80の動作につい
て説明する。
【0094】カートリッジ67がプリンタにセットされ
ると、マイクロカプセル紙37は給紙機構65により一
枚取り出され、送りローラ68により左方へ搬送され、
ストッパ位置69まで導かれた後、逆に右方に戻ってき
て露光部20の下面に導かれる。
【0095】プリンタに、出力画像のRGBデータが送
られると、その画像データがR画像データ、G画像デー
タ、B画像データに分離されてRAM72のバッファに
記憶される。
【0096】マイクロカプセル紙37のひとつの露光点
に着目して説明を行うと、まず、第1のピンホール列の
LEDについては、キャリッジ48の移動に調時してR
画像データに従って赤LED7が点灯制御され、前記所
定時間tの後にG画像データに従って緑LED8が点灯
制御され、更に前記所定時間tの後にB画像データに従
って青LED9が点灯制御される。この露光制御が1露
光ラインの全ての露光点に関して行われる。また、第1
のピンホール列により形成された露光済みラインが用紙
送りにより第2のピンホール列に対向しているとき再び
この露光済みラインに同じデータに基づく各LEDの点
灯制御が行われ、更に用紙送りにより第3のピンホール
列に対向しているときにもこれが繰り返されるのであ
る。このようにして、第1〜第3のピンホール列から露
光が行われて露光済みラインは、用紙送りにより点接触
ボール46により圧力現像されるのである。このため、
露光されたマイクロカプセルは十分に感光硬化され、感
光硬化しなかったマイクロカプセルのみが圧力現像によ
り破壊されて発色反応が行われるのである。
【0097】現像の後、マイクロカプセル紙37はフィ
ルムヒータ64により50℃程度に加熱され、最終的な
カラー出力画像が定着された状態にて排紙トレイ63に
排出されるものである。
【0098】ここで、前記キャリッジが本発明の保持体
に相当し、前記キャリッジ送りモータ62や前記保持送
りローラ50等が本発明の相対移動手段に相当する。そ
の相対移動手段の内、特に、前記保持送りローラ50等
が媒体送り手段を構成し、前記キャリッジ送りモータ6
2等が保持体送り手段を構成する。
【0099】以上詳述したように、本発明の画像形成装
置としてのプリンタ80は前述の実施形態にのみ限定さ
れるものではなく種々の変形が可能である。
【0100】圧力現像手段として前記点接触ボール46
の他に、線接触する加圧ローラを採用することも可能で
ある。このほかマイクロカプセルを加圧破壊可能な実施
形態の全てを採用することができる。
【0101】また、発光素子はLEDのみに限るもので
なく、EL発光素子、プラズマ発光素子、レーザ発光素
子等、様々な構造のものが適用できる。
【0102】また、発光素子は赤青緑から構成される必
要はなく、感光記録媒体の感度特性に合わせ、様々な波
長のものを選択することができる。例えば、赤外光、
赤、緑と選んでも良いし、遠赤外光、近赤外光、赤と選
んでも差し支えない。また、紫外線、遠紫外線も発光素
子の色の選択肢の有効な例である。
【0103】また、発光素子の色数は、赤緑青の3色に
限るものでなく、2色でも良いし、発色剤にイエロー、
マゼンタ、シアン、黒を用いるような通常のカラープリ
ンタの如く4色また、それ以上を選択することもでき
る。
【0104】また、前記ピンホールを備えた薄板である
マスクを採用するかわりに、図10に示すように、単玉
プラスチックレンズ等の結像光学系を用いることができ
る。即ち、基板1の位置決め穴15に装着される保持具
114に基板の凹部4に対向して光通過孔121を形成
し、その光通過孔121の周縁部にレンズ取付部120
を形成し、その取付部に単玉プラスチックレンズ122
を取着し、そのレンズ122の焦点位置に前記マイクロ
カプセル紙37を配置するのである。このようにレンズ
系をもちいても前記凹部の作用にて、レンズに入射する
光パワーは増大することから、結果的に感光記録媒体へ
供給できる光パワーは増加し、光利用効率を高める事が
できるという効果はなんら変わらない。
【0105】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかなように、
請求項1記載の画像形成装置は、相対移動手段により保
持体と感光記録媒体との間に相対移動が発生され、露光
手段による感光記録媒体の露光と加圧手段によるカプセ
ルの破壊とが同時に行われる。つまり、露光手段と加圧
手段とが保持体に一体に設けられているので、保持体と
感光記録媒体との間に相対移動を発生させる相対移動手
段は一つのみであり、装置構成を簡単にでき小型化にで
き、安価にできる。
【0106】また、請求項2記載の画像形成装置は、付
勢手段により当接部と感光記録媒体とは常に加圧状態で
接触するので、保持体の相対移動により簡単に加圧現像
が行われる。
【0107】また、請求項3記載の画像形成装置は、前
記付勢手段を前記保持体に設けているので、装置構成が
更に簡単になる。
【0108】また、請求項4記載の画像形成装置は、前
記当接部は回転可能に支持されたボール体である。この
ため、加圧力が小さくてすむため小型化できるとともに
相対移動とともにボール体が回転するので相対移動がス
ムーズにでき相対移動に際しての抵抗が少なく、相対移
動手段の構成も低出力のもので安価なものとすることが
できる。
【0109】また、請求項5記載の画像形成装置は、点
灯制御手段が相対移動とともに発光素子の点灯消灯を制
御することにより感光記録媒体に画像状の露光が行われ
る。発光素子としては発光ダイオード等の安価な素子を
使用することができるので、露光手段も安価にできる。
【0110】また、請求項6記載の画像形成装置は、感
光記録媒体は感光する光の波長が異なり、前記色材の色
が異なる複数種類のカプセルを担持し、前記露光手段は
カプセルの種類毎に感光波長光を照射する複数の発光素
子を有しているので、複数色のカラー画像、特に3原色
のカプセルとすればフルカラー画像の画像形成を簡易な
構成で作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】露光部の模式的な断面図である。
【図2】従来の露光手段の模式的な断面図である。
【図3】マイクロカプセル紙の断面図である。
【図4】マイクロカプセル紙の平面図である。
【図5】マイクロカプセル紙を圧力現像する現像器の構
成図である。
【図6】マイクロカプセル紙を処理する感光感圧プリン
タの底面図である。
【図7】キャリッジの移動速度を示すグラフ図である。
【図8】マイクロカプセル紙を処理する感光感圧プリン
タの構成断面図である。
【図9】感光感圧プリンタの電気的構成を表すブロック
図である。
【図10】露光部の別の実施形態を示す模式的な断面図
である。
【符号の説明】
1 基板 4 凹部 7、8、9 発光素子 10 電気的結線 12 ピンホール 13 マスク 20 露光部 32 マイクロカプセル 37 感光記録媒体(マイクロカプセル紙) 45 現像器 48 キャリッジ 80 画像形成装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色材と所定波長光に感光して機械的強度
    が変化する感光性樹脂とを含むカプセルを担持した感光
    記録媒体と、保持体と、前記感光記録媒体と保持体との
    間に前記感光記録媒体に沿って相対移動を発生させるた
    めの相対移動手段とを備えた画像形成装置であって、 前記保持体に、前記所定波長光を前記感光記録媒体へ照
    射する露光手段と、その露光手段により露光された感光
    記録媒体を加圧して機械的強度の低いカプセルを破壊す
    る加圧手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記感光記録媒体は載置面上に載置さ
    れ、前記加圧手段は前記載置面上の感光記録媒体に当接
    可能な当接部を有し、その当接部と載置面との間に互い
    に近接する方向に付勢力を発生する付勢手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段を前記保持体に設けたこと
    を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記当接部は回転可能に支持されたボー
    ル体であることを特徴とする請求項2または3に記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記露光手段は、少なくとも1つの発光
    素子を有し、画像データに基づき前記発光素子を前記相
    対移動手段による相対移動に調時して点灯制御する点灯
    制御手段を備えたことを特徴とする請求項1から4のい
    ずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記感光記録媒体は感光する光の波長が
    異なり、前記色材の色が異なる複数種類のカプセルを担
    持し、前記露光手段はカプセルの種類毎に感光波長光を
    照射する複数の発光素子を有することを特徴とする請求
    項5に記載の画像形成装置。
JP19598496A 1996-06-26 1996-07-25 画像形成装置 Pending JPH1039515A (ja)

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