JPH10198042A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10198042A
JPH10198042A JP129897A JP129897A JPH10198042A JP H10198042 A JPH10198042 A JP H10198042A JP 129897 A JP129897 A JP 129897A JP 129897 A JP129897 A JP 129897A JP H10198042 A JPH10198042 A JP H10198042A
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JP
Japan
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recording medium
image forming
photosensitive recording
forming apparatus
light
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JP129897A
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English (en)
Inventor
Takao Iwasaki
岳雄 岩崎
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易かつ小型化の可能な構成で、長期にわた
って滑らかに回転可能な点接触型の現像手段を備えた画
像形成装置を提供すること。 【解決手段】 案内軸49に軸支され、マイクロカプセ
ル紙37の幅方向に往復動作自在で露光ヘッドを支持す
るキャリッジ48に、アーム支持軸481によりアーム
483の一端を回動自在に取着し、該アーム483の他
端にベアリング支持軸482によりベアリング51を支
持し、該ベアリング51に点接触ローラ46を嵌合させ
る。そして、アーム483を圧縮バネ486により付勢
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光により画像情
報の潜像がその表面に形成され、現像により該画像情報
が顕在化される感光記録媒体に、画像情報に対応する造
像光を露光し、これを現像する画像形成装置に関し、更
に詳細には、複数の発光素子を用いて造像光を露光する
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4440846号及び第43
99209号は、内部位相に感光物質を含むマイクロカ
プセルを備えた感光層が画像状に放射線に対し露光さ
れ、均一な破裂力をかけられ、それによりマイクロカプ
セルが破裂して内部位相物質を画像状に放出する画像シ
ステムについて開示している。このシステムでは、露光
によりマイクロカプセルの機械的強度が変化して露光潜
像が形成され、圧力を加えることにより機械的強度が弱
いカプセル(感光硬化しなかったカプセルや感光軟化し
たカプセル)が破壊されて色材としての色彩発生物質
(発色剤)が流出し、現像物質と反応して色彩画像を形
成することにより現像が行われるのである。
【0003】また、この様な感光記録媒体に画像情報に
対応する造像光を露光し、これを現像する画像形成装置
に関しては、特開昭62−231758号公報に記載の
白色光源光を印字パターンに従って選択的に感光記録媒
体に導くようにした画像形成装置や、特開昭63−31
364号公報に記載の複数色の光源光を走査して感光記
録媒体に導くようにした画像形成装置や、米国特許49
92822号明細書に記載の複数色発現可能な感光記録
媒体において同一箇所をポリゴンミラー等を介して複数
回露光するようにした画像形成装置が知られている。
【0004】また、近年、感光記録媒体に造像光を露光
するために、複数の発光素子を使用するタイプの画像形
成装置を、本出願人が出願した。このタイプの画像形成
装置では、感光記録媒体に沿って相対移動される露光ヘ
ッドに複数の発光素子がそれぞれ固定され、発光素子か
らの出力光をピンホール(貫通した開口)を有した遮蔽
板(マスク)により選択的に感光記録媒体に照射するよ
うに構成されている。
【0005】この露光ヘッドは、発光素子として複数の
発光ダイオードを備えており、制御手段により点灯制御
される該発光ダイオードを点灯させながら感光記録媒体
の幅方向に移動して1ラインの走査露光を行い、かつ、
感光記録媒体の長さ方向への該感光記録媒体との相対的
な移動を行うことにより、感光記録媒体上に所定の露光
潜像を形成するものである。
【0006】そして、以上の様な露光により機械的強度
が変化したマイクロカプセルに圧力を加えるための現像
手段としては、前記米国特許に開示されているような一
対の加圧ローラを使用する方式が知られているが、この
加圧ローラ方式は線接触であるためローラの加圧力を非
常に大きく設定しなければならず装置が大型化し高価な
ものになってしまう問題があった。
【0007】そこで、特開昭62−161153号公報
に開示されているように、点加圧ボールを使用する方式
が提案された。ボール型は点接触式であるため、ボール
への加圧力はローラ式に比べて非常に小さくでき、装置
を小型化することができ、安価にできるというメリット
がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現像手
段として前記ボール型を用いた従来の装置では、現像手
段を感光記録媒体の幅方向に移動させる手段と、前記露
光ヘッドを該幅方向に移動させる手段とが夫々別個に設
けられていたため、装置が大型化するという問題点があ
った。
【0009】また、前記従来の装置では、前記ボールを
確実に支持し、長期にわたって滑らかに回転させるため
のボール支持機構、及びボールを適切な圧力で感光記録
媒体に付勢させるためのボール付勢機構が複雑なものと
なり、より一層の簡素化が望まれいた。
【0010】更に、これらの支持機構及び付勢機構が複
雑であるため、ボールのクリーニング等の保守作業が困
難となるという問題点もあった。
【0011】また、前記従来の支持機構は、ボール面を
摺動支持体で受けるので、長期使用持に摺動抵抗が大き
くなってしまい、ボールが回転せず感光記録媒体の表面
を摩耗させてしまうことがあった。また、この摺動抵抗
の増大は、露光ヘッドの移動力を増大させ、駆動モータ
の脱調あるいは速度低下を引き起こすという問題があっ
た。
【0012】そこで、本発明は、上述した種々の問題点
を解決するためになされたものであり、簡易かつ小型化
の可能な構成で、長期にわたって滑らかに回転可能な点
接触型の現像手段を備えた画像形成装置を提供すること
を課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像形
成装置は、前記課題を解決するために、所定波長光に感
光して強度が変化する感光成分と色材とを内包したマイ
クロカプセルを担持し、露光により画像情報の潜像が形
成される感光記録媒体を露光するための発光素子を有
し、前記感光記録媒体上に露光潜像を形成するための露
光ヘッドと、前記露光ヘッドを前記感光記録媒体に沿っ
て第1の方向へ相対移動自在に支持する第1の送り手段
と、前記感光記録媒体と前記露光ヘッドとの間に前記第
1の方向に対して交差する第2の方向に相対移動を発生
させる第2の送り手段と、前記第1の送り手段に取着さ
れ、露光された前記感光記録媒体を加圧して強度の弱い
マイクロカプセルを破壊し、破壊したマイクロカプセル
から流出した前記色材により前記潜像を顕在化させるた
めの現像手段であって、加圧部材と、該加圧部材を少な
くとも前記第1の方向に回転移動自在に支持する支持部
材と、該加圧部材を前記感光記録媒体側に付勢する付勢
部材とを有する現像手段と、前記現像手段の前記加圧部
材との対向面を有し、該対向面と前記加圧部材との間に
感光記録媒体を挟持する感光記録媒体載置手段とを備え
たことを特徴とする。
【0014】請求項1に記載の画像形成装置によれば、
第1の送り手段により露光ヘッドが感光記録媒体に沿っ
て第1の方向に相対移動させられると、該露光ヘッドの
発光素子により感光記録媒体の露光が行われ、当該露光
により感光したマイクロカプセルは強度が変化し、露光
潜像が形成される。更に、第2の送り手段により前記第
1の方向に交差する第2の方向に露光ヘッドと感光記録
媒体間の相対移動が発生することにより、感光記録媒体
は2次元的に露光されることになる。一方、前記第1の
送り手段には、支持部材により前記第1の方向に回転移
動自在に支持され、かつ、付勢部材により感光記録媒体
側に付勢される加圧部材を備えた現像手段が取着されて
おり、該現像手段の加圧部材と感光記録媒体載置手段と
の間に挟持された感光記録媒体は、前記第1の送り手段
の移動に伴う前記加圧部材の回転移動と、前記付勢部材
による前記加圧部材の加圧により、強度の弱いマイクロ
カプセルが破壊され、破壊されたマイクロカプセルから
流出した前記色材により前記潜像が顕在化される。この
ように、現像手段を第1の送り手段に取着した小型の装
置において、簡易な支持機構及び付勢機構により確実な
現像動作を行わせる。
【0015】請求項2に記載の画像形成装置は、前記請
求項1に記載の画像形成装置において、前記支持部材
は、前記第1の送り手段に回動自在に軸支された腕部材
と、該腕部材に取り付けられ前記加圧部材を回転自在に
支持する軸受部材とを備え、前記付勢部材は前記支持部
材に当接するように設けられていることを特徴とする。
【0016】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
前記加圧部材は、前記第1の送り手段に回動自在に軸支
された腕部材と、該腕部材に取り付けられた軸受部材に
より支持されており、簡易な構成により感光記録媒体に
対する良好な押圧と感光記録媒体上の移動によるマイク
ロカプセルの破壊が行われる。
【0017】請求項3に記載の画像形成装置は、前記請
求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
前記加圧部材は転がり軸受により回動自在に支持されて
いることを特徴とする。
【0018】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
加圧部材は転がり軸受に回転自在に支持されているの
で、加圧部材は長期にわたって良好に回動移動され、回
転不良により感光記録媒体表面に損傷を与えることがな
い。
【0019】請求項4に記載の画像形成装置は、前記請
求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の画像形成装
置において、前記第2の送り手段により第2の方向に相
対移動を発生させる際には、前記現像手段の加圧部材に
よる前記感光記録媒体への付勢を解除する付勢力解除手
段を更に備えたことを特徴とする。
【0020】請求項4に記載の画像形成装置によれば、
付勢力解除手段により、加圧部材の付勢は、前記第2の
送り手段による第2の方向への前記感光記録媒体と露光
ヘッドとの相対移動時には解除される。従って、当該相
対移動が阻害されることがなく、良好な露光動作、更に
は良好な現像動作が行われる。
【0021】請求項5に記載の画像形成装置は、前記請
求項4に記載の画像形成装置において、前記付勢力解除
手段は、前記現像手段の加圧部材による加圧部分を前記
感光記録媒体から離脱するように前記第1の送り手段を
制御することを特徴とする。
【0022】請求項5に記載の画像形成装置は、付勢力
解除手段は前記第1の送り手段を制御して加圧部材の加
圧部分を前記感光記録媒体から離脱させる。従って、前
記付勢部材による付勢力の調整が行われなくても、前記
感光記録媒体と前記露光ヘッドとの相対移動を阻害する
ことがない。
【0023】請求項6に記載の画像形成装置は、前記請
求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装
置において、前記加圧部材は、前記加圧部材の回転中心
軸に直交する断面形状が略円形状であり、該回転中心軸
を含む断面形状が少なくとも加圧先端部において所定の
曲率半径を有する円弧状であることを特徴とする。
【0024】請求項6に記載の画像形成装置によれば、
前記加圧部材の回転中心軸に直交する断面形状が略円形
状で、該回転中心軸を含む断面形状が少なくとも加圧先
端部において所定の曲率半径を有する円弧状なので、感
光記録媒体に対して点接触することになり、比較的小さ
な付勢力であっても確実に感光記録媒体を加圧する。
【0025】請求項7に記載の画像形成装置は、前記請
求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装
置において、前記感光記録媒体は感光する光の波長が異
なり、前記色材の色が異なる複数種類のカプセルを担持
し、前記露光ヘッドは該カプセルの種類毎に感光波長光
を照射する複数の発光素子を有することを特徴とする。
【0026】請求項7に記載の画像形成装置によれば、
感光する光の波長が異なり、前記色材の色が異なる複数
種類のカプセルを前記感光記録媒体に担持させ、該カプ
セルの種類毎に感光波長光を照射する複数の発光素子に
より前記露光が行われるので、良好なカラー画像の形成
が行われる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図面を参照して説明する。図1は画像形成装置とし
ての感光感圧プリンタ80の実施形態を示す概略側面図
であり、図2は感光感圧プリンタ80の要部の底面図で
ある。
【0028】図1に示すように、感光感圧プリンタ80
におけるケース81の上部には、遮光性カートリッジ6
7が着脱可能に配設され、未感光の感光記録媒体として
のマイクロカプセル紙37は、積層された状態でカート
リッジ67に収容されている。この時の積層状態は前記
マイクロカプセル紙37のうち、後述する光透過性支持
体31が上になるように設定されている。
【0029】カートリッジ67が図1に示す所定位置に
セットされている状態においては、カートリッジ67に
収容されたマイクロカプセル紙37が、半月形状の給紙
ローラ65により一枚ずつ取り出され、送りローラ68
によりマイクロカプセル紙37の先端部は露光台66に
向かって右方に引き出される。
【0030】露光台66は、後述の露光ヘッド20に対
して接離可能にケース81内に支持され、バネ(付勢手
段)63により上方向に付勢されている。その露光台6
6には、図中左方から右方へ向けて、露光ヘッド20に
対して離れた位置から露光ヘッド20に接触する位置ま
で徐々に湾曲して接近する案内部661が一体に形成さ
れ、送りローラ68により搬送されてきたマイクロカプ
セル紙37の先端はこの案内部661に案内されてバネ
63の付勢力に抗して露光台66と露光ヘッド20との
間に侵入する。
【0031】また、前記露光台66のマイクロカプセル
紙が接触する表面にはフィルム状のヒータであるプレヒ
ータ64aが取着されている。このプレヒータ64a
は、露光ヘッド20によりマイクロカプセル紙37を露
光する際に感光感度を向上するべく所定の温度にカプセ
ル紙を加熱するために使用される。このプレヒータ64
aは、ポリイミド等の薄膜フィルム上に、導電性発熱体
を印刷等にてパターン化し、電流駆動を行うことでフィ
ルム自身が発熱するように構成されたものである。
【0032】そして、後に詳述するように、露光ヘッド
20は、赤色、緑色、及び青色の発光素子としてのLE
Dを備えており、案内軸49に軸支されて図1の紙面に
垂直な方向に往復移動自在な第1の送り手段としてのキ
ャリッジ48の下部に取着されている。
【0033】このキャリッジ48は、図中紙面に直交す
る方向(マイクロカプセル紙37の搬送方向に直交する
方向)に沿って延びるようにケース内に固設された丸形
の案内軸49に摺動可能に軸支されている。また、前記
キャリッジ48の左端面には、軸部481がマイクロカ
プセル紙送り込み側に前記案内軸49と直交する方向に
突設されており、その軸部481には受けローラ482
が回動可能に支持されている。一方、ケース内には前記
案内軸49に対して平行に受け軸491が固設されてお
り、この受け軸491上面に前記受けローラ482が載
置され、キャリッジの前記案内軸49に沿う移動に連動
して受けローラ482は転動する。そして、このキャリ
ッジ48には、図2に示すようなタイミングベルト59
が固定されており、このタイミングベルト59がプーリ
ー60及びギア61を介してキャリッジ駆動モータ62
により図2のX方向(図1における紙面に直交する方
向)に往復移動され、キャリッジ48を往復移動させ
る。
【0034】また、このキャリッジ48の往復移動が行
われる際には、キャリッジ48に取着された露光ヘッド
20の前記LEDが点灯制御されるため、第2の送り手
段としての送りローラ68により搬送され、露光台66
と露光ヘッド20との対向部を通過するマイクロカプセ
ル紙37は2次元的に露光されることになる。
【0035】このような露光により、マイクロカプセル
紙37の選択的範囲には、赤緑青の画像に対応した潜像
が形成される。
【0036】また、前記キャリッジ48の右側部には、
点接触ローラ46を備える現像手段としての現像器45
が配設されており、該点接触ローラ46は該点接触ロー
ラ46に対向するように設けられた土台47上をキャリ
ッジ48の往復移動に伴って回転しながら移動する。
【0037】そして、キャリッジ48が図2に示すよう
にマイクロカプセル紙37の幅領域外の位置まで移動し
た状態(後述の露光ヘッド20、現像器45も同様)
で、前記潜像の形成されたマイクロカプセル紙37が前
記送りローラ68により搬送されて前記土台47上の位
置に達すると、前記キャリッジ48の移動に伴って前記
点接触ローラ46がマイクロカプセル紙37上を移動す
ることになる。なお、図2の状態の時、露光ヘッド20
に対して露光台66は直接接触している。
【0038】前記点接触ローラ46は、図1に示すよう
に付勢部材としての圧縮バネ486により前記土台47
方向に付勢されているため、マイクロカプセル紙37上
を移動することによりマイクロカプセル紙37の硬化し
ていないカプセルを破壊し、内包物である染料前駆体と
顕色剤との発色反応を起こさせ現像を行う。
【0039】そして、用紙通路上の更に下流には、前記
現像器45の右側にフィルム状のポストヒータ64bが
配設されており、前記現像されたマイクロカプセル紙3
7をポストヒータ64bにより60〜80℃程度に加熱
することによりカプセルを完全に硬化させ、染料前駆体
をカプセル内に閉じこめ最終的なカラー出力画像を形成
させる。なお、このポストヒータ64bの構成は前記プ
レヒータ64aと同様の構成となっている。また、前記
ポストヒータ64bの下流側には、排出ローラ75が配
設されており、排紙ローラ75により感光感圧プリンタ
80外に排出する。
【0040】なお、カートリッジ67を出た後の未露光
なマイクロカプセル紙37は、ケース81の遮光カバー
等により未露光状態が保持されているが、マイクロカプ
セル紙がジャムした時の処理のため、ケースカバー82
aは図中紙面に垂直な軸線dの回りに位置82bへ回動
可能に構成されている。従って、ケースカバー82aの
開放状態にてケース内にジャムしたマイクロカプセル紙
を取り除くことができる。
【0041】次に、本実施形態における電気的な構成に
ついて説明する。図3に感光感圧プリンタ80の制御回
路(制御手段)の電気的構成を示す。制御回路はCPU
70,ROM71,RAM72からなる周知の論理演算
回路から構成されており、CPU70はI/Oポート7
3を介して外部のホストコンピュータからのRGB画像
データを入力するためのコネクタ74が接続され、前記
露光ヘッド(各LED)20、前記送りローラ68の駆
動モータ78に対する駆動回路77、前記キャリッジ駆
動モータ62に対する駆動回路76が接続されている。
【0042】前記ROM71には、装置全体の動作を制
御するためのプログラム、入力された画像データから露
光ヘッド20の各色LEDの点灯時間、タイミングを演
算決定するためのプログラム、BGR露光の順序に応じ
て送りローラ68及び排出ローラ75の駆動を制御し、
マイクロカプセル紙37の搬送を行うためのプログラ
ム、同様にBGR露光の順序に応じて前記キャリッジ送
り用のキャリッジ駆動モータ62を制御し、キャリッジ
を往復走査するプログラム等、種々のプログラムが記憶
され、CPU70はこれらのプログラムに従って動作す
る。また、RAM72は、外部からの入力データが一旦
記憶されるバッファである。感光感圧プリンタ80に、
出力画像のRGBデータが送られると、その画像データ
が順次RAM72のバッファに記憶される。
【0043】また、露光ヘッド20の各LEDは、図示
しない駆動回路により、フレキシブルハーネス487
(図2参照)を介して電気的に駆動を受け、画像情報に
従って点灯消灯制御される。
【0044】次に、以上のような本実施形態の感光感圧
プリンタ80に用いられる感光記録媒体としてのマイク
ロカプセル紙37について図7を用いて詳述する。図7
はマイクロカプセル紙37の断面構造を示しており、光
透過性支持体31の表面には、色材としての共反応体と
接触して発色する成分(染料前駆体、以下色原体と記述
する場合がある)および所定波長光に感光することによ
りその機械的強度が変化(感光硬化)する成分(光硬化
性樹脂)とを内包したマイクロカプセル32と、そのマ
イクロカプセル中の染料前駆体(色原体)と反応する共
反応体(顕色剤)33との混合塗着層34が形成され、
前記混合塗着層34上には、シート状支持体35が順次
積層されている。
【0045】前記マイクロカプセル32には3種の異な
るマイクロカプセルが存在し、各マイクロカプセルに
は、イエロー、マゼンタ、シアンの内の一つの色の発色
用の無色の染料前駆体と、光の3原色の各々の波長の光
に感光して硬化する光硬化性樹脂と、重合開始剤とが含
まれている。
【0046】このため、例えばブルー光(約470nm
の波長光)をマイクロカプセル紙37に露光した場合、
イエローのみの染料前駆体を含んだマイクロカプセル3
2の光硬化性樹脂が感光硬化し、このマイクロカプセル
紙37に圧力をかけると、感光硬化したマイクロカプセ
ル(この場合はイエロー)は破壊されず、硬化しなかっ
たマイクロカプセル(この場合はマゼンタ,シアン)が
破壊されてマゼンタ,シアンの染料前駆体がマイクロカ
プセルから流出して顕色剤と反応して発色し、それらが
混色して青色となる。この青色が前記光透過性支持体3
1を介して観察される。
【0047】また、グリーン光(約525nmの波長
光)をマイクロカプセル紙37に露光した場合、マゼン
タのみの染料前駆体を含んだマイクロカプセルの光硬化
性樹脂が感光硬化し、圧力現像によりイエロー,シアン
のマイクロカプセル32が破壊され、イエロー,シアン
の染料前駆体と顕色剤との反応によりそれぞれ発色して
混色により緑色となる。
【0048】更に、レッド光(約650nmの波長の
光)をマイクロカプセル紙37に露光した場合、シアン
のみの染料前駆体を含んだマイクロカプセルの光硬化性
樹脂が感光硬化し、圧力現像によりイエロー,マゼンタ
のマイクロカプセルが破壊され、イエロー,マゼンタの
染料前駆体と顕色剤との反応によりそれぞれ発色して混
色により赤色となる。
【0049】また、露光により全てのマイクロカプセル
が感光硬化したときは圧力現像してもそれらが破壊され
ないので発色は起こらず、光透過性支持体31を介して
前記シート状支持体35の表面が目視できる状態にあ
る。前記シート状支持体35の表面の白色が背景色とな
り、発色反応が起こった部分だけカラー画像が形成され
るのである。尚、この発色原理を自己発色と称する。ま
た、マイクロカプセル紙37における光透過性支持体3
1の表面を発色側面と称する。
【0050】本実施形態の場合、前記光透過性支持体3
1の材質としては、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)、ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルムが挙げられる。
この様なマイクロカプセルによる感材は、高湿条件にて
保存されるとその感度を大きく変動させてしまうため、
光透過性支持体31やシート状支持体35には、耐湿材
料を選択するか、耐湿材料を更に外表面か内表面(カプ
セル側の表面)に塗布することが望ましい。この様な耐
湿材料の例として、非晶質ポリオレフィン等の光学レン
ズ材料が広く選択でき、また、塗布材料、方法としてS
iO2等の蒸着等が挙げられる。
【0051】また、光透過性支持体31を透過して紫外
線がマイクロカプセルに放射されることで、カプセルが
黄色に変色し、白地の色度、濃度が変化することを防止
するために、光透過性支持体31を紫外線の透過率の低
い材料を選ぶか、紫外線の透過率の低い材料を更に外表
面か内表面に塗布することが望ましい。
【0052】マイクロカプセル32としては、トリフェ
ニルメタン系、スピロピラン系染料の色原体、トリメチ
ロールプロパントリアクリレートの如きアクリロイル基
含有化合物の光硬化性樹脂、ならびにベンゾフェノン、
ベンゾイルアルキルエーテルの如き光重合開始剤等を、
ゼラチン、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリイ
ソシアネート樹脂等の重合体壁に内包した物など公知の
ものを使用することができる。
【0053】又、共反応体33としては、マイクロカプ
セル32内の色原体の組成等との関連もあるが、酸性物
質、例えば、酸性白土、カオリン、酸性亜鉛、酸化チタ
ン等の無機酸化物、フェノールノボラック樹脂、あるい
は有機酸等の公知の顕色剤を用いることができる。
【0054】このマイクロカプセル32及び共反応体3
3に対し、更にバインダ、充てん剤、粘度調整剤等が添
加され、光透過性支持体31上に塗布ローラ、スプレ
イ、ドクタナイフ等により塗布され、混合塗着層34が
形成される。
【0055】シート状支持体35は、透明、半透明、ま
たは不透明な支持体、例えば、紙(セルロース)、合成
紙、ポリエステルやポリカーボネイト等の樹脂フィルム
等を用いることができる。また、湿度、紫外線の影響に
対する対策は上述の通りである。
【0056】ついで、図8乃至図10を参照しながら、
本実施形態における露光ヘッド20の構成について説明
する。
【0057】図8は、マイクロカプセル紙37を露光す
るための露光ヘッド20の要部のみを示す模式的な断面
図、図9はマスク保持部材14の上面図、図10はマス
ク13の上面図である。
【0058】露光ヘッド20は、複数種類の発光素子
7、8、9と、それらを支持(固定)するための基板1
と、マスク13、マスク保持部材(マスク保持手段)1
4とを備える。
【0059】本実施形態では、ガラスエポキシ製の平板
状の基板1の表面に切削加工またはプレス加工等にてす
り鉢状の凹部4を形成し、さらにその表面には、電気信
号を伝達するための所定の平面視ランドパターンの電極
層3が無電解メッキにより形成される。このように、基
板1の所定箇所に必要数の凹部4を形成してから、所定
パターンにて形成された電極層3を形成し、該各凹部4
に発光素子としてのLEDが銀ペーストまたはエポキシ
系の接着剤にて接着される。
【0060】そして、前記凹部4の底面4aの電極層3
の表面に接着剤6にて、それぞれ赤LED7、緑LED
8、青LED9が配設され固定されている。ここで、前
記凹部4の深さは赤LED7、緑LED8、青LED9
の取付高さよりも若干深く形成されているため、各LE
D7,8,9の頂部は前記基板1の表面よりも沈んだ位
置となる。この赤LED7、緑LED8、青LED9の
頂部からは、金線からなるボンディングワイヤ10によ
って、ランドパターンの電極層3の所定位置に電気的結
線が施されており、各LEDおよびボンディングワイヤ
10は、空気に触れないようにシリコーン樹脂系の熱硬
化樹脂により形成された透明な封止材11にて封止して
ある。
【0061】赤LED7はその基本材料としてAlGa
Asが用いられ、高出力の公知技術であるDDH構造の
ものが適用できる。出力光の中心波長は約650nmで
ある。電気的端子は頂面に1個、底面に1個ある。緑L
ED8、青LED9は、ともにその基本材料としてGa
Nが用いられたものが適用できる。出力光の中心波長は
それぞれ約525nm、約470nmである。これらの
電気的端子は頂面に2個あり、底面にはないのである。
各LEDは電気的な2端子に所定方向に電流を流すこと
で出力光を空間中全方向に発する。全方向に発した出力
光は、一部は直接図面中上方に向かい、他の一部は凹部
4の側面4bにて反射作用を受け同様に図面中上方に出
射される。
【0062】基板1の上方には、貫通円形開口形状のピ
ンホール12を複数個(発光素子数と同一数)備えたマ
スク13が、マスク保持部材14を介して位置決めされ
て配設されている。マスク保持部材14は基板1上の位
置決め用ボス穴15に装着固定され、マスク保持部材1
4の上端面にはマスク保持用の位置決め溝14aが形成
されている。この位置決め溝14aに前記マスク13が
装填され、接着等の固定手段によりマスク13は基板1
と一体に固定される。本実施形態では、マスク13、マ
スク保持部材14は前記封止材11により、まとめて基
板1に一体化されている。
【0063】図9は、マスク保持部材14の上面図であ
り、前記凹部の位置も説明の便宜上図示してある。マス
ク保持部材14は基板1に形成された各凹部4を各々分
離するように分離壁2がマスク保持部材14に一体に形
成されている。この分離壁2は、図8に示されているよ
うに、その下端面が基板1の非凹部領域の上面(電極層
3の上面を含む)に当接し、分離壁2の上端面が前記マ
スク13の下端面に当接するものであり、基板1とマス
ク13との間の光伝播空間は、この分離壁2により発光
素子(LED)毎に分離されている。
【0064】図10はマスク13の上面図である。マス
ク13は厚さ0.1mm 程度のステンレス鋼により形成さ
れ、その外形及びピンホール12は、エッチングにより
加工されている。また、その表面はディッピング工法に
より黒染め加工されており、光の無反射処理となる。
【0065】ピンホール12はその穴径がφ0.2mm 〜φ
0.18mm程度に形成され、この穴径により、感光記録媒体
としてのマイクロカプセル紙37へ供給する光パターン
の解像度を決定している。また、穴径が約2倍のφ0.
4mmの副ピンホール39は後述するように副露光用の
ピンホールである。これらのピンホール12、39は前
記赤LED7、緑LED8、青LED9の頂部にそれぞ
れ対向して形成される。
【0066】図10に示すように、本実施形態では、画
像変調露光用として、赤色用の3個のLED7a,7
b,7cにて1セット、緑色用の3個のLED8a,8
b,8cにて1セット、青色用の3個のLED9a,9
b,9cにて1セット配設されており、この他の緑色用
の1個のLED8dと青色用の1個のLED9dについ
ては、画像の変調(所望の画像を形成するため赤青緑の
各LEDを画像データに従ってオンオフ制御すること)
とは関係ない副露光用の露光光源として別に配設してあ
る。なお、図8中、7a〜7c及び8a〜8d並びに9
a〜9dはそれぞれ括弧内に記されているが、これは各
LEDの位置を示すものである。
【0067】緑、青においては、あるエネルギー密度レ
ベルまでは、光露光を行っても出力画像の濃度が変化し
ない領域(マイクロカプセルの感光性樹脂が硬化しない
領域)があり、具体的には最大濃度変化に必要なエネル
ギー密度の1/5の量を感材に露光しても濃度が変化し
ないという数値例がマイクロカプセル紙から得られた。
この1/5のエネルギー密度量を、画像変調露光とは無
関係に常に照射することによって、使用するLEDの個
数を減らすことができるものである。
【0068】赤色用LEDには副露光用のものが存在し
ないのは、赤色に感光するマイクロカプセルは青や緑の
ものに対して出力画像の濃度が変化しない領域が十分低
いためである。つまり、赤色の露光に関しては上記の副
露光により濃度が変化しない領域が、最大濃度変化に必
要なエネルギー密度の1/20程度以下の量であるため
である。
【0069】この様な構成の露光ヘッド20を、画像デ
ータに従って対応するLEDを変調露光しながら例えば
図2の+X方向に所定速度Vにて移動させ、その後にマ
イクロカプセル紙37を図中Y方向に1露光ライン分送
ってから再び露光ヘッド20を−X方向に前記所定速度
で移動させながら変調露光し、その後再びマイクロカプ
セル紙をY方向に1露光ライン分送ってから露光ヘッド
20を+X方向に移動させるとともにLEDを変調露光
するという動作を繰り返して所望の画像の露光を行うの
である。このように移動走査を行いながら、画像情報に
従って各LEDを独立に変調駆動することによって、所
定の中心波長の光を、所定の光パワーにて、所定時間、
所定場所に供給することで、カラー画像の潜像を形成す
ることができるものである。もちろん、副露光用のLE
Dは前記変調露光とは関係なくマイクロカプセル紙の画
像形成エリアすべてに光を照射する。
【0070】図11は、前記キャリッジ48の移動速度
の時間変化を示すグラフであり、これを用いてキャリッ
ジの移動を説明する。
【0071】キャリッジ48は、キャリッジ駆動モータ
(サーボモータ)62等の駆動により、最高速度V(m
/sec)、走査周期T(sec)、速度一定時間Tc
(sec)をもって台形状の速度変化パターンで往復移
動させられる。
【0072】即ち、図11に示すように、キャリッジ4
8を最高一定走査速度±V(m/sec.) にて図2のX方
向に沿って往復移動(往復走査移動)させるものとす
る。図11において、時間軸(横軸)に対して傾斜して
いる部分は、往復の移動端での一旦停止と最高一定走査
速度±V(m/sec.) との間の加速域・減速域を示す。
また、時間Tcは、マイクロカプセル紙37の幅方向
(X方向)距離全体をキャリッジ48が通過するのに要
する時間(前記最高一定走査速度の所要時間)であり、
前記往復の走査周期Tとする。
【0073】そして、マイクロカプセル紙37の各露光
ライン(図2のX方向に沿う1ライン)では前記複数の
赤LED7からなる1セット、複数の緑LED8からな
る1セット、複数の青LED9からなる1セットが画像
情報に従って各々点灯制御される。この点灯制御の際に
は、前記赤LED7c,7b,7aの1セット、緑LE
D8c,8b,8aの1セット、青LED9c,9b,
9aの1セットの取付間隔(ピンホール間隔)が存在す
るため、露光ライン中の1点に対する露光は、キャリッ
ジ48の走査移動に要する時間と、上記間隔分だけマイ
クロカプセル紙37が送られる時間とに応じた遅延時間
tを加味して行われる。
【0074】なお、マイクロカプセル紙37は、全面的
に速度一定にて露光、現像されることが好ましい。この
ため、マイクロカプセル紙37を露光、現像するのに最
小限必要な速度一定時間Tcに対応する速度一定での移
動距離L(m)は、少なくとも全てのピンホール12が
通過する範囲以上と選ばなければならない。この速度一
定移動距離L(m)はマイクロカプセル紙37の幅とピ
ンホール12の配設パターン、最高速度V(m/sec.)
によって自由に設計することができるものである。数値
例を示せば、L=0.1118(m) 、V=0.86 (m/sec.) であ
る。これにより、A6判のサイズのマイクロカプセル紙
37の表面全体を露光、現像することができる。
【0075】次に、本実施形態における現像手段につい
て図1、図4乃至図6を参照しながら詳しく説明する。
図4はマイクロカプセル紙37を現像する現像手段とし
ての現像器45の具現化例である。尚、簡単のために露
光済みのマイクロカプセル紙37は図示を省略してい
る。
【0076】本実施形態において、現像器45は、加圧
部材としての点接触ローラ46と、腕部材としてのアー
ム483とを備えており、アーム支持軸481によりキ
ャリッジ48に取着されている。
【0077】該アーム支持軸481は、キャリッジ48
のマイクロカプセル紙排出側の側面に、感光記録媒体載
置手段としての土台47の上端面に平行な平面内で且つ
案内軸49に直交する方向に突設され、該アーム支持軸
481にはアーム483の一端が回動可能に軸支されて
いる。
【0078】該アーム483の他端には前記アーム支持
軸481と平行に延びるベアリング支持軸482が突設
され、そのベアリング支持軸482には、ボールベアリ
ング等のベアリング51の内輪が取着されている。
【0079】点接触ローラ46は、回転中心軸に直交す
る断面形状がリング状に形成され、更に該回転中心軸を
含む断面形状が、図5に示すように、少なくとも加圧先
端部46aにおいて所定の曲率半径を有する円弧状とな
っている。本実施形態では、加圧先端部46aの中心部
の断面径が一番大きく、中心部から離れるに従って断面
径が徐々に小さくなるように形成されている。つまり、
ローラの外周面は中心が凸の曲面とされる。
【0080】また、点接触ローラ46の内周面は前記ベ
アリング51の外輪に圧入固定されている。従って、点
接触ローラ46は、マイクロカプセル紙37の送り方向
に平行な軸線の周りを回動自在である。
【0081】一方、前記キャリッジ48には、前記アー
ム483の上方に臨むように段部484が突出形成され
ており、この段部484には前記土台47の上端面に直
交する方向に沿って上下移動調節可能に調節ねじ485
が螺入されており、その調節ねじ485の先端部と前記
アーム483の上端面との間には付勢部材としての圧縮
バネ486が介挿されている。このため、点接触ローラ
46は、圧縮バネ486の付勢力により前記土台47の
上端面に付勢される。また、圧縮バネ486の付勢力は
キャリッジ48を図1中の反時計方向に付勢するが、前
記受けローラ482が前記受け軸491に当接する事に
よりその回動は規制される。前記調整ネジ485を回動
させて進退移動させることによりにより、圧縮バネ48
6の付勢力(押圧荷重)を任意に調節可能である。
【0082】点接触ローラ46はこのようにしてマイク
ロカプセル紙37と弾性押圧係合するように配置され、
前記案内軸49に沿ってキャリッジ48を移動させて1
ラインの圧力現像が終了したら送りローラ68を1ライ
ンまたは1ラインの整数倍分回転させてマイクロカプセ
ル紙37を一定量搬送し、再びキャリッジ48を移動さ
せて1ラインの圧力現像を行うという動作を繰り返すこ
とで、現像領域の全てにわたって圧力現像を行うのであ
る。
【0083】以上のように本実施形態においては、現像
手段をキャリッジ48に取着したため、装置の小型化が
可能であり、また、回動自在なアーム483と、ボール
ベアリング51を用いて現像手段を構成したため、従来
のボール型に比べて摺動抵抗の増加を長期にわたって抑
えることができ、マイクロカプセル紙37の表面を摩耗
させることを防止することができる。また、キャリッジ
48を駆動するキャリッジ駆動モータ62に対する負荷
を増大させることがなく、当該キャリッジ駆動モータ6
2の脱調、速度低下を防止することができる。
【0084】更に、本実施形態における現像手段として
の現像器45は、点接触によりマイクロカプセル紙37
表面を弾力押圧して現像処理を実現するものであり、点
接触ローラ46に対する付勢力を従来の加圧ローラ型に
比べて低減させることができる。但し、点接触に限定さ
れるものではなく、キャリッジの移動に伴って土台上を
転動する円筒型のローラでもよい。また、ボール体も採
用可能である。
【0085】また、本実施形態では、マイクロカプセル
紙37を送りローラ68に送る際には、付勢力解除手段
としてCPU70により、キャリッジ48を図2に示す
退避位置に移動させるべくキャリッジ駆動モータ62を
制御し、前記点接触ローラ46のマイクロカプセル紙3
7に対する付勢力を解除して、マイクロカプセル紙37
の搬送を妨げないように構成している。このように構成
することにより、特別に圧縮バネ486の付勢力を調節
することなく、マイクロカプセル紙37を良好に搬送さ
せることができる。
【0086】但し、本発明はこれに限られるものでは
く、アクチュエータにより前記アーム483を移動させ
て点接触ローラ46の付勢力を解除する付勢力解除手段
を設けるようにして、マイクロカプセル紙37の良好な
搬送を実現するようにしても良い。
【0087】また、点接触ローラ46の付勢部材として
は、前記押圧バネ486に限られるものではなく、空圧
器や油圧器やソレノイド等種々のもので代用できる。単
に弾性体だけではなく、電磁力を使用しても可能であ
り、要するに点接触ローラと土台側(マイクロカプセル
紙側)との間の付勢手段であれば何でもよい。
【0088】更に、土台47は平坦面の他にローラ形状
にしてマイクロカプセル紙37の送りに供することも可
能である。
【0089】尚、前記キャリッジ駆動モータ62は回転
方向と回転量を制御可能なものであって、オープンルー
プ制御のパルスモータを採用することができる。また、
パルスモータの他にも一般的なDC/ACモータ等を採
用することも可能である。
【0090】また、本実施形態のようにアーム483を
用いて点接触ローラを支持する場合には、アーム483
のキャリッジ48側の受け面483aが、キャリッジ4
8の移動方向に対して平行となるように、また、ベアリ
ング支持軸482が前記受け面483aに対して垂直と
なるように構成することが好ましい。このように構成す
ることによって、往復動作時の点接触ローラ46の軌跡
がほぼ直線状になり、安定した現像動作を実現すること
ができるからである。
【0091】以上詳述したように、本発明の画像形成装
置としての感光感圧プリンタ80は、前述の実施形態に
のみ限定されるものではなく種々の変形が可能である。
【0092】本発明の感光記録媒体は前述のマイクロカ
プセル紙のみに限定されるものではなく種々の変形が可
能である。マイクロカプセル紙としては、前述の自己発
色型のものの他に、転写型のものも採用可能である。マ
イクロカプセルを担持する透明基材シートと、その基材
シートのマイクロカプセル面に対して顕色材を担持した
受像紙の顕色材面を重ね合わせて剥離可能に一体化して
おき、基材シートを露光ヘッド側にしてカートリッジか
ら給紙し、一体のまま露光、現像し、装置外に排出して
から受像紙を剥離するようにすれば良い。加圧破壊され
たマイクロカプセルから流出した色材としての染料前駆
体が受像紙の顕色剤に転写され、これと反応して発色
し、顕在化するのである。
【0093】また、染料前駆体の代わりに、予め着色さ
れた顔料や染料を感光物質と共にマイクロカプセルに内
包させることもできる。この場合は、顕色剤のない受像
紙(普通紙)を基材シートに剥離可能に一体化すること
により、転写型の画像形成が可能である。剥離すること
により、受像紙に画像が顕在化されるからである。
【0094】また、マイクロカプセル紙以外にも銀塩フ
ィルム、ジアゾ式感光紙等、感光によって露光作用を受
け、現像作用を受けることでこれが顕在化するような感
光記録媒体を用いた画像形成装置であれば、本発明にか
かる課題を有しているため、本発明の解決手段を用いる
ことで同等な効果が得られるものである。
【0095】また、発光素子はLEDのみに限るもので
なく、EL発光素子、プラズマ発光素子、レーザ発光素
子等、様々な構造のものが適用できる。
【0096】また、発光素子は赤青緑から構成される必
要はなく、感光記録媒体の感度特性に合わせ、様々な波
長のものを選択することができる。例えば、赤外光、
赤、緑と選んでも良いし、遠赤外光、近赤外光、赤と選
んでも差し支えない。また、紫外線、遠紫外線も発光素
子の色の選択肢の有効な例である。
【0097】また、発光素子の色数は、赤緑青の3色に
限るものでなく、1色または2色でも良いし、発色剤に
イエロー、マゼンタ、シアン、黒を用いるような通常の
カラープリンタの如く4色また、それ以上を選択するこ
ともできる。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
画像形成装置によれば、加圧部材と、該加圧部材を少な
くとも前記第1の方向に回転移動自在に支持する支持部
材と、該加圧部材を前記感光記録媒体側に付勢する付勢
部材とを有する現像手段を、第1の送り手段に取着する
ようにしたので、露光ヘッドと現像手段の送り手段を共
通化することができ、装置の小型化を図ることができ
る。また、前記現像手段を、回動自在な支持部材と該支
持部材に支持された加圧部材とにより構成したので、現
像手段を簡易に製作することができ、クリーニング等の
保守作業の容易化も図ることができる。その結果、加圧
部材の付勢及び回転移動を長期にわたって良好に保つこ
とができ、長期にわたって良好な現像動作を行うことが
できる。
【0099】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
前記支持部材として、前記第1の送り手段に回動自在に
軸支された腕部材と、該腕部材に取り付けられ前記加圧
部材を回転自在に支持する軸受部材とを備え、前記付勢
部材を前記支持部材に当接させたので、簡易な構成によ
り感光記録媒体に対する良好な押圧が実現され、また、
感光記録媒体上の円滑な移動によりマイクロカプセルが
良好に破壊され、良好な現像動作を行うことができる。
【0100】請求項3に記載の画像形成装置によれば、
前記加圧部材を転がり軸受により回動自在に支持したの
で、加圧部材を長期にわたって良好に回動移動させるこ
とができ、回転不良による感光記録媒体表面の損傷を防
止することができる。また、第1の送り手段の駆動手段
に対して大きな負荷を与えることがないので、長期にわ
たって良好な画像形成動作を行うことができる。
【0101】請求項4に記載の画像形成装置によれば、
付勢力解除手段により、前記第2の送り手段による第2
の方向への前記感光記録媒体と露光ヘッドとの相対移動
の際に、加圧部材の付勢を解除するようにしたので、当
該相対移動が阻害されることがなく、良好な露光動作、
更には良好な現像動作を行うことができる。
【0102】請求項5に記載の画像形成装置によれば、
前記付勢力解除手段により、前記現像手段の加圧部材に
よる加圧部分を前記感光記録媒体から離脱するように前
記第1の送り手段を制御するようにしたので、前記感光
記録媒体と前記露光ヘッドとの相対移動を円滑に行わせ
るための前記付勢部材による付勢力の特別の調整を不要
にすることができる。
【0103】請求項6に記載の画像形成装置によれば、
前記加圧部材の回転中心軸に直交する断面形状を略円形
状とし、該回転中心軸を含む断面形状を少なくとも加圧
先端部において所定の曲率半径を有する円弧状としたの
で、加圧部材を感光記録媒体に対して点接触させること
ができ、必要な付勢力を低減することができる。また、
現像手段の小型化により画像形成装置の小型化を図るこ
とができる。
【0104】請求項7に記載の画像形成装置によれば、
前記感光記録媒体に、感光する光の波長が異なり、前記
色材の色が異なる複数種類のカプセルを担持させ、前記
露光ヘッドに、該カプセルの種類毎に感光波長光を照射
する複数の発光素子を備えたので、上述のような良子な
現像動作により良好なカラー画像形成を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるマイクロカプセル
紙を処理するための感光感圧プリンタの断面図である。
【図2】図1に示す感光感圧プリンタの要部の底面図で
ある。
【図3】図1に示す感光感圧プリンタの電気的構成を表
すブロック図である。
【図4】図1のプリンタにおけるマイクロカプセル紙を
圧力現像する現像器の正面図である。
【図5】図4の現像器における点接触ローラを示す断面
図である。
【図6】図4の現像器の上面図である。
【図7】図1のプリンタに用いられるマイクロカプセル
紙の模式的な断面図である。
【図8】図1のプリンタに用いられる露光ヘッドの模式
的な断面図である。
【図9】図8の露光ヘッドのマスク保持部材の上面図で
ある。
【図10】図8の露光ヘッドのマスクの上面図である。
【図11】図1のプリンタのキャリッジの移動速度を示
すグラフである。
【符号の説明】
7、8、9 発光素子 20 露光ヘッド 32 マイクロカプセル 33 顕色材 37 マイクロカプセル紙 45 現像器 46 点接触ローラ 47 土台 48 キャリッジ 51 ベアリング 68 送りローラ 70 CPU 80 感光感圧プリンタ 481 アーム支持軸 482 ベアリング支持軸 483 アーム 486 圧縮バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03D 13/00 G03F 7/004 514

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定波長光に感光して強度が変化する感
    光成分と色材とを内包したマイクロカプセルを担持し、
    露光により画像情報の潜像が形成される感光記録媒体を
    露光するための発光素子を有し、前記感光記録媒体上に
    露光潜像を形成するための露光ヘッドと、 前記露光ヘッドを前記感光記録媒体に沿って第1の方向
    へ相対移動自在に支持する第1の送り手段と、 前記感光記録媒体と前記露光ヘッドとの間に前記第1の
    方向に対して交差する第2の方向に相対移動を発生させ
    る第2の送り手段と、 前記第1の送り手段に取着され、露光された前記感光記
    録媒体を加圧して強度の弱いマイクロカプセルを破壊
    し、破壊したマイクロカプセルから流出した前記色材に
    より前記潜像を顕在化させるための現像手段であって、
    加圧部材と、該加圧部材を少なくとも前記第1の方向に
    回転移動自在に支持する支持部材と、該加圧部材を前記
    感光記録媒体側に付勢する付勢部材とを有する現像手段
    と、 前記現像手段の前記加圧部材との対向面を有し、該対向
    面と前記加圧部材との間に感光記録媒体を挟持する感光
    記録媒体載置手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、前記第1の送り手段に
    回動自在に軸支された腕部材と、該腕部材に取り付けら
    れ前記加圧部材を回転自在に支持する軸受部材とを備
    え、前記付勢部材は前記支持部材に当接するように設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記加圧部材は転がり軸受により回動自
    在に支持されていることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の送り手段により第2の方向に
    相対移動を発生させる際には、前記現像手段の加圧部材
    による前記感光記録媒体への付勢を解除する付勢力解除
    手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記付勢力解除手段は、前記現像手段の
    加圧部材による加圧部分を前記感光記録媒体から離脱す
    るように前記第1の送り手段を制御することを特徴とす
    る請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記加圧部材は、前記加圧部材の回転中
    心軸に直交する断面形状が略円形状であり、該回転中心
    軸を含む断面形状が少なくとも加圧先端部において所定
    の曲率半径を有する円弧状であることを特徴とする請求
    項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記感光記録媒体は感光する光の波長が
    異なり、前記色材の色が異なる複数種類のカプセルを担
    持し、前記露光ヘッドは該カプセルの種類毎に感光波長
    光を照射する複数の発光素子を有することを特徴とする
    請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の画像形成
    装置。
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