JPH10197990A - 感光記録媒体収容カートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

感光記録媒体収容カートリッジ及び画像形成装置

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JPH10197990A
JPH10197990A JP9001296A JP129697A JPH10197990A JP H10197990 A JPH10197990 A JP H10197990A JP 9001296 A JP9001296 A JP 9001296A JP 129697 A JP129697 A JP 129697A JP H10197990 A JPH10197990 A JP H10197990A
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JP
Japan
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recording medium
photosensitive recording
opening
frame
cartridge
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JP9001296A
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Takao Iwasaki
岳雄 岩崎
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光記録媒体に対する遮光性を保ちつつ、画
像形成装置に対する着脱が容易な感光記録媒体収容カー
トリッジを提供することを目的としている。 【解決手段】 マイクロカプセル紙37を収容する第1
フレーム20に、第2フレーム21を閉塞するように嵌
合させ、該第2フレームに設けられた露光開口部をシャ
ッター部材22により開閉可能とする。また、該シャッ
ター部材22を付勢する付勢部材を設け、シャッター部
材22の凸部22gと装置本体の係合部材との係合によ
り露光開口部を開放する開放位置にシャッター部材22
を移動させ、当該係合を解くことにより露光開口部を密
封する密封位置にシャッター部材22を移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光により画像情
報の潜像がその表面に形成され、現像により該画像情報
が顕在化される感光記録媒体に、画像情報に対応する造
像光を露光し、これを現像する画像形成装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4440846号及び第43
99209号は、内部位相に感光物質を含むマイクロカ
プセルを備えた感光層が画像状に放射線に対し露光さ
れ、均一な破裂力をかけられ、それによりマイクロカプ
セルが破裂して内部位相物質を画像状に放出する画像シ
ステムについて開示している。このシステムでは、露光
によりマイクロカプセルの機械的強度が変化して露光潜
像が形成され、圧力を加えることにより機械的強度が弱
いカプセル(感光硬化しなかったカプセルや感光軟化し
たカプセル)が破壊されて色材としての色彩発生物質
(発色剤)が流出し、現像物質と反応して色彩画像を形
成することにより現像が行われるのである。
【0003】また、この様な感光記録媒体に画像情報に
対応する造像光を露光し、これを現像する画像形成装置
に関しては、特開昭62−231758号公報に記載の
白色光源光を印字パターンに従って選択的に感光記録媒
体に導くようにした画像形成装置や、特開昭63−31
364号公報に記載の複数色の光源光を走査して感光記
録媒体に導くようにした画像形成装置や、米国特許49
92822号明細書に記載の複数色発現可能な感光記録
媒体において同一箇所をポリゴンミラー等を介して複数
回露光するようにした画像形成装置が知られている。
【0004】以上のような従来の装置における感光記録
媒体は、支持軸に巻回され、遮光性を保つために密閉さ
れたカートリッジに収容されており、該カートリッジを
画像形成装置に着脱させることにより、感光記録媒体の
交換または補充を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のカートリッジ方式では、カートリッジの装着時に、
該カートリッジから引き出される感光記録媒体の先端部
のセットを行う必要があり、カートリッジの交換作業が
煩雑であった。
【0006】また、前記カートリッジを用いると、前記
カートリッジからの感光記録媒体の引き出し機構及び感
光記録媒体の切断機構等が複雑なものとなり、かつ、当
該機構のために装置が大型化する傾向にあった。
【0007】このような問題を解決するために、公知の
電子写真方式の複写機等に用いられる記録材収容カセッ
トを用いることが考えられるが、従来のようにトレイ部
と蓋部を有する記録材収容カセットにおいて感光記録媒
体に対する遮光性を保つのは困難であり、採用すること
ができなかった。
【0008】更に、前記のような記録材収容カセットを
用いた場合には、一度に収容できる感光記録媒体の数に
限りがあるため、カートリッジの交換が頻繁に行われる
可能性があるが、感光記録媒体の感度は、その感光記録
媒体の種類あるいは製造年月日等により差が非常に大き
く、その感光記録媒体に合わせた色補正等の調整が必要
となる。
【0009】しかしながら、前記感度の違いには多数の
要因が関与しているため、当該要因に関する情報量は非
常に多くなり、前記のような記録材収容カセットに当該
要因に関する情報を持たせるのは困難であった。
【0010】そこで、本発明は、上述した種々の問題点
を解決するためになされたものであり、感光記録媒体に
対する遮光性を保ちつつ、画像形成装置に対する着脱が
容易な感光記録媒体収容カートリッジ、及びそれを備え
て小型化の容易な画像形成装置を提供することを目的と
している。
【0011】更に、前記カートリッジを用いた場合でも
感光記録媒体の感度を的確に把握することのできる画像
形成装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の感光記
録媒体収容カートリッジは、前記課題を解決するため
に、所定波長光に感光して強度が変化する感光成分と色
材とを内包したマイクロカプセルを担持し、露光により
画像情報の潜像が形成される感光記録媒体を、収容する
カートリッジであって、前記感光記録媒体を装填するた
めの装填開口部が形成された第1フレームと、前記装填
開口部を閉塞するように前記第1フレームに嵌合された
第2フレームとからなり、前記第1フレームと第2フレ
ームとのいずれか一方に形成され、前記装填開口部に収
容された前記感光記録媒体の先端面を露出せしめる露出
開口部と、前記露出開口部を開放する開放位置と前記露
出開口部を密封する密封位置との間を移動可能に設けら
れたシャッター部材と、前記シャッター部材を前記密封
位置に付勢するシャッター部材付勢手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0013】請求項1に記載の感光記録媒体収容カート
リッジによれば、感光記録媒体は、第1フレームの装填
開口部に収容され、該装填開口部を閉塞するように第2
フレームと第1フレームが嵌合される。そして、第1フ
レームと第2フレームのいずれか一方に形成された露出
開口部は、シャッター部材により密封されるので、感光
記録媒体に対する遮光が行われる。一方、前記シャッタ
ー部材はシャッター部材付勢手段により前記密封位置に
付勢され、前記密封位置と開放位置とに移動自在に設け
られているため、前記シャッター部材を前記シャッター
部材付勢手段の付勢力に抗して前記開放位置へと移動さ
せることにより、前記露出開口部は開放され、前記露出
開口部から感光記録媒体の先端面が露出され、感光記録
媒体の前記カートリッジからの取り出しが行われる。
【0014】請求項2に記載の感光記録媒体収容カート
リッジは、前記請求項1に記載の感光記録媒体収容カー
トリッジにおいて、前記露出開口部が形成された前記第
1フレームと第2フレームとのいずれか一方には、露出
開口部の少なくとも感光記録媒体排出方向における前縁
部に遮光部材が取着されていることを特徴とする。
【0015】請求項2に記載の感光記録媒体収容カート
リッジによれば、前記第1フレームと第2フレームとの
いずれか一方の露出開口部の少なくとも感光記録媒体排
出方向における前縁部には、遮光部材が取着されている
ので、前記カートリッジにおける遮光性をより一層向上
させる。
【0016】請求項3に記載の感光記録媒体収容カート
リッジは、前記請求項1または請求項2に記載の感光記
録媒体収容カートリッジにおいて、前記シャッター部材
の少なくとも感光記録媒体排出方向における前縁部に遮
光部材が取着されていることを特徴とする請求項1また
は請求項2に記載の感光記録媒体収容カートリッジ。
【0017】請求項3に記載の感光記録媒体収容カート
リッジによれば、前記シャッター部材の少なくとも感光
記録媒体排出方向における前縁部には、遮光部材が取着
されているので、前記カートリッジにおける遮光性をよ
り一層向上させる。
【0018】請求項4に記載の感光記録媒体収容カート
リッジは、前記請求項1乃至請求項3のいずれか一項に
記載の感光記録媒体収容カートリッジにおいて、前記装
填開口部に収容された感光記録媒体を前記露出開口部側
に付勢する感光記録媒体付勢手段を更に備えたことを特
徴とする。
【0019】請求項4に記載の感光記録媒体収容カート
リッジによれば、感光記録媒体付勢手段により、前記装
填開口部に収容された感光記録媒体は、前記露出開口部
側に付勢されるので、前記シャッター部材を開放位置に
移動させた際における感光記録媒体の取り出しが容易と
なり、感光記録媒体は確実に前記カセットから取り出さ
れる。
【0020】請求項5に記載の感光記録媒体収容カート
リッジは、前記請求項4に記載の感光記録媒体収容カー
トリッジにおいて、前記感光記録媒体付勢手段は、前記
装填開口部の底部に設けられ、前記感光記録媒体の少な
くとも前記先端面側を支持する支持部と、該支持部を前
記露光開口部側へ付勢する支持部付勢部材とを有するこ
とを特徴とする。
【0021】請求項5に記載の感光記録媒体収容カート
リッジによれば、前記感光記録媒体付勢手段は、前記装
填開口部の底部に設けられた支持部が前記感光記録媒体
の少なくとも前記先端面側を支持し、支持部付勢部材に
より支持部を前記露光開口部側へ付勢するので、感光記
録媒体の取り出しがより一層容易となり、感光記録媒体
はより一層確実に前記カセットから取り出される。
【0022】請求項6に記載の感光記録媒体収容カート
リッジは、前記請求項4に記載の感光記録媒体収容カー
トリッジにおいて、前記感光記録媒体付勢手段は、前記
装填開口部の底部に設けられ、前記感光記録媒体の少な
くとも前記先端面側を支持する支持部と、前記装填開口
部が形成された前記第1フレームまたは第2フレームの
いずれか一方に設けられ、前記支持部の背面側を露出さ
せ、外部付勢手段により前記支持部を前記露出開口部側
へ付勢せしめるための押圧開口部とを有することを特徴
とする。
【0023】請求項6に記載の感光記録媒体収容カート
リッジによれば、感光記録媒体付勢手段は、前記装填開
口部の底部に設けられた支持部により前記感光記録媒体
の少なくとも前記先端面側を支持するが、該支持部の背
面側は、押圧開口部から露出されており、外部付勢手段
により該支持部の背面が付勢される。これにより、感光
記録媒体は前記露出開口部側へ付勢され、感光記録媒体
の取り出しがより一層容易となり、感光記録媒体はより
一層確実に前記カセットから取り出される。
【0024】請求項7に記載の画像形成装置は、前記課
題を解決するために、請求項1乃至請求項6のいずれか
一項に記載の感光記録媒体収容カートリッジを着脱自在
に装着する装着部と、該装着部に前記感光記録媒体収容
カートリッジを装着するときに、前記シャッター部材に
直接または間接的に係合してシャッター部材を前記シャ
ッター部材付勢手段の付勢力に抗して前記開放位置に移
動させる係合部材と、前記装着部に装着された前記感光
記録媒体収容カートリッジから前記感光記録媒体を取り
出す取出手段と、取り出された感光記録媒体に所定波長
の光を露光して潜像を形成する露光手段と、露光された
前記感光記録媒体を加圧して強度の弱いマイクロカプセ
ルを破壊し、破壊したマイクロカプセルから流出した前
記色材により前記潜像を顕在化させるための現像手段と
を備えたことを特徴とする。
【0025】請求項7に記載の画像形成装置によれば、
前記感光記録媒体収容カートリッジが装着部に装着され
ると、係合部材と前記カートリッジのシャッター部材と
が係合して前記シャッター部材をシャッター部材付勢手
段の付勢力に抗して開放位置へと移動させる。これによ
り、前記カートリッジの第1フレームまたは第2のフレ
ームに設けられた露出開口部は開状態となり、取出手段
により該露出開口部から感光記録媒体が取り出される。
そして、取り出された感光記録媒体が露光手段により露
光されることにより、該感光記録媒体上には潜像が形成
され、更に現像手段により感光記録媒体の強度の弱いマ
イクロカプセルが破壊され、破壊されたマイクロカプセ
ルから流出した前記色材により前記潜像が顕在化され
る。一方、前記カートリッジを前記装着部から取り出す
と、前記係合部材とシャッター部材との係合が解かれ、
前記シャッター部材は前記露光開口部を密封する密封位
置へと移動する。従って、前記カートリッジ内の感光記
録媒体に対する遮光性が維持される。
【0026】請求項8に記載の画像形成装置は、前記課
題を解決するために、請求項6に記載の感光記録媒体収
容カートリッジを着脱自在に装着する装着部と、該装着
部に前記感光記録媒体収容カートリッジを装着するとき
に、前記シャッター部材に直接または間接的に係合して
シャッター部材を前記シャッター部材付勢手段の付勢力
に抗して前記開放位置に移動させる係合部材と、前記カ
ートリッジの装着時に前記押圧開口部から前記支持部の
背面に当接して前記支持部をカートリッジの前記露出開
口部側へ付勢する前記外部付勢手段と、前記装着部に装
着された前記感光記録媒体収容カートリッジから前記感
光記録媒体を取り出す取出手段と、取り出された感光記
録媒体に所定波長の光を露光して潜像を形成する露光手
段と、露光された前記感光記録媒体を加圧して強度の弱
いマイクロカプセルを破壊し、破壊したマイクロカプセ
ルから流出した前記色材により前記潜像を顕在化させる
ための現像手段とを備えたことを特徴とする。
【0027】請求項8に記載の画像形成装置によれば、
前記感光記録媒体収容カートリッジが装着部に装着され
ると、係合部材と前記カートリッジのシャッター部材と
が係合して前記シャッター部材をシャッター部材付勢手
段の付勢力に抗して開放位置へと移動させる。更に、前
記カートリッジの押圧開口部から露出される前記感光記
録媒体付勢手段の支持部が、外部付勢手段により付勢さ
れ、感光記録媒体は前記露出開口部側に付勢される。こ
れにより、開状態となった前記カートリッジの露出開口
部から感光記録媒体が露出し、該感光記録媒体は取出手
段により取り出される。そして、取り出された感光記録
媒体が露光手段により露光されることにより、該感光記
録媒体上には潜像が形成され、更に現像手段により感光
記録媒体の強度の弱いマイクロカプセルが破壊され、破
壊されたマイクロカプセルから流出した前記色材により
前記潜像が顕在化される。一方、前記カートリッジを前
記装着部から取り出すと、前記係合部材とシャッター部
材との係合が解かれ、前記シャッター部材は前記露光開
口部を密封する密封位置へと移動する。また、前記外部
付勢手段による前記支持部に対する付勢も解除されるの
で、前記押圧開口部が前記支持部の背面により密封され
る。従って、前記カートリッジ内の感光記録媒体に対す
る遮光性が維持される。
【0028】請求項9に記載の画像形成装置は、前記請
求項7または請求項8に記載の画像形成装置において、
前記感光記録媒体収容カートリッジの種別を判定する判
定手段を更に備えたことを特徴する。
【0029】請求項9に記載の画像形成装置によれば、
前記感光記録媒体収容カートリッジを前記装着部に装着
すると、該カートリッジの種別が判定されるので、該カ
ートリッジ内に収容されている感光記録媒体の種類が異
なる場合でも、該感光記録媒体の種類に応じた適切な画
像形成動作が行われる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図面を参照して説明する。図1は画像形成装置とし
ての感光感圧プリンタ80の実施形態を示す概略側面図
であり、図2は感光感圧プリンタ80の要部の底面図で
ある。
【0031】図1に示すように、感光感圧プリンタ80
におけるケース81の上部には、後に詳述する感光記録
媒体収容カートリッジとしての遮光性カートリッジ67
が着脱可能に配設され、未感光の感光記録媒体としての
マイクロカプセル紙37は、積層された状態でカートリ
ッジ67に収容されている。この時の積層状態は前記マ
イクロカプセル紙37のうち、後述する光透過性支持体
31が上になるように設定されている。
【0032】カートリッジ67が図1に示す所定位置に
セットされている状態においては、カートリッジ67に
収容されたマイクロカプセル紙37が、取出手段として
の半月形状の給紙ローラ65により一枚ずつ取り出さ
れ、送りローラ68によりマイクロカプセル紙37の先
端部は露光台66に向かって右方に引き出される。
【0033】露光台66は、後述の露光ヘッド19に対
して接離可能にケース81内に支持され、バネ(付勢手
段)63により上方向に付勢されている。その露光台6
6には、図中左方から右方へ向けて、露光ヘッド19に
対して離れた位置から露光ヘッド19に接触する位置ま
で徐々に湾曲して接近する案内部661が一体に形成さ
れ、送りローラ68により搬送されてきたマイクロカプ
セル紙37の先端はこの案内部661に案内されてバネ
63の付勢力に抗して露光台66と露光ヘッド19との
間に侵入する。
【0034】また、前記露光台66のマイクロカプセル
紙が接触する表面にはフィルム状のヒータであるプレヒ
ータ64aが取着されている。このプレヒータ64a
は、露光ヘッド19によりマイクロカプセル紙37を露
光する際に感光感度を向上するべく所定の温度にカプセ
ル紙を加熱するために使用される。このプレヒータ64
aは、ポリイミド等の薄膜フィルム上に、導電性発熱体
を印刷等にてパターン化し、電流駆動を行うことでフィ
ルム自身が発熱するように構成されたものである。
【0035】そして、後に詳述するように、露光ヘッド
19は、赤色、緑色、及び青色の発光素子としてのLE
Dを備えており、案内軸49に軸支されて図1の紙面に
垂直な方向に往復移動自在なキャリッジ48の下部に取
着されている。
【0036】このキャリッジ48は、図中紙面に直交す
る方向(マイクロカプセル紙37の搬送方向に直交する
方向)に沿って延びるようにケース内に固設された丸形
の案内軸49に摺動可能に軸支されている。また、前記
キャリッジ48の左端面には、軸部481がマイクロカ
プセル紙送り込み側に前記案内軸49と直交する方向に
突設されており、その軸部481には受けローラ482
が回動可能に支持されている。一方、ケース内には前記
案内軸49に対して平行に受け軸491が固設されてお
り、この受け軸491上面に前記受けローラ482が載
置され、キャリッジの前記案内軸49に沿う移動に連動
して受けローラ482は転動する。そして、このキャリ
ッジ48には、図2に示すようなタイミングベルト59
が固定されており、このタイミングベルト59がプーリ
ー60及びギア61を介してキャリッジ駆動モータ62
により図2のX方向(図1における紙面に直交する方
向)に往復移動され、キャリッジ48を往復移動させ
る。
【0037】また、このキャリッジ48の往復移動が行
われる際には、キャリッジ48に取着された露光ヘッド
19の前記LEDが点灯制御されるため、送りローラ6
8により搬送され、露光台66と露光ヘッド19との対
向部を通過するマイクロカプセル紙37は2次元的に露
光されることになる。
【0038】このような露光により、マイクロカプセル
紙37の選択的範囲には、赤緑青の画像に対応した潜像
が形成される。
【0039】また、前記キャリッジ48の右側部には、
点接触ローラ46を備える現像手段としての現像器45
が配設されている。該現像器45は、図3に示すように
点接触ローラ46と、ベアリング51と、アーム483
とを備えており、前記キャリッジ48のマイクロカプセ
ル紙排出側の側面には、アーム支持軸481が土台47
の上端面に平行な平面内で且つ案内軸49に直交する方
向に突設され、そのアーム支持軸481にはアーム48
3の一端が回動可能に軸支されている。このアーム48
3の他端には前記アーム支持軸481と平行に延びるベ
アリング支持軸482が突設され、そのベアリング支持
軸482には、ボールベアリング等のベアリング51の
内輪が取着されている。
【0040】点接触圧力ローラ46は、リング状に形成
され、回転中心軸に直交する断面形状は円形で中心部の
断面径が一番大きく中心部から離れるに従って断面径が
徐々に小さくなるように形成されている。この点接触圧
力ローラ46の内周面は前記ベアリング51の外輪に圧
入固定され、点接触圧力ローラ46はマイクロカプセル
紙37の送り方向に平行な軸線の周りを回動自在であ
る。
【0041】一方、前記キャリッジ48には、前記アー
ム483の上方に臨むように段部484が突出形成され
ており、この段部484には前記土台47の上端面に直
交する方向に沿って上下移動調節可能に調節ねじ485
が螺入されており、その調節ねじ485の先端部と前記
アーム483の上端面との間には圧縮バネ486が介挿
されている。このため、点接触圧力ローラ46は、圧縮
バネ486の付勢力により前記土台47の上端面に付勢
される。また、圧縮バネ486の付勢力はキャリッジ4
8を図1中の反時計方向に付勢するが、前記受けローラ
482が前記受け軸491に当接する事によりその回動
は規制される。前記調整ネジ485を回動させて進退移
動させることによりにより、圧縮バネ486の付勢力
(押圧荷重)を任意に調節可能である。
【0042】以上のような構成により、前記キャリッジ
48のタイミングベルト59が前記キャリッジ駆動モー
タ62により往復回転されると、キャリッジ48は前記
土台47に平行に往復移動され、その往復移動により前
記点接触ローラ46の加圧点が順次変更されることとな
る。そして、前記案内軸49に沿ってキャリッジ48を
移動させて1ラインの圧力現像が終了したら送りローラ
68を1ラインまたは1ラインの整数倍分回転させてマ
イクロカプセル紙37を一定量搬送し、再びキャリッジ
48を移動させて1ラインの圧力現像を行うという動作
を繰り返すことで、現像領域の全てにわたって圧力現像
を行うのである。
【0043】この点接触ローラ46による加圧点におい
ては、小さい加圧力でマイクロカプセルが圧力現像され
て破壊され、その内包物(無色の染料前駆体)が流出し
て顕色剤と発色反応が起こる。そして点接触ローラ46
とマイクロカプセル紙37との相対移動により現像領域
にカラー画像が可視化される。
【0044】そして、キャリッジ48が図2に示すよう
にマイクロカプセル紙37の幅領域外の位置まで移動し
た状態(後述の露光ヘッド19、現像器45も同様)
で、前記潜像の形成されたマイクロカプセル紙37が前
記送りローラ68により搬送されて前記土台47上の位
置に達すると、前記キャリッジ48の移動に伴って前記
点接触ローラ46がマイクロカプセル紙37上を移動す
ることになる。なお、図2の状態の時、露光ヘッド19
に対して露光台66は直接接触している。
【0045】前記点接触ローラ46は、図1に示すよう
に圧縮バネ486により前記土台47方向に付勢されて
いるため、マイクロカプセル紙37上を移動することに
よりマイクロカプセル紙37の硬化していないカプセル
を破壊し、内包物である染料前駆体と顕色剤との発色反
応を起こさせ現像を行う。
【0046】そして、用紙通路上の更に下流には、前記
現像器45の右側にフィルム状のポストヒータ64bが
配設されており、前記現像されたマイクロカプセル紙3
7をポストヒータ64bにより60〜80℃程度に加熱
することによりカプセルを完全に硬化させ、染料前駆体
をカプセル内に閉じこめ最終的なカラー出力画像を形成
させる。なお、このポストヒータ64bの構成は前記プ
レヒータ64aと同様の構成となっている。また、前記
ポストヒータ64bの下流側には、排出ローラ75が配
設されており、排紙ローラ75により感光感圧プリンタ
80外に排出する。
【0047】なお、カートリッジ67を出た後の未露光
なマイクロカプセル紙37は、ケース81の遮光カバー
等により未露光状態が保持されているが、マイクロカプ
セル紙がジャムした時の処理のため、ケースカバー82
aは図中紙面に垂直な軸線dの回りに位置82bへ回動
可能に構成されている。従って、ケースカバー82aの
開放状態にてケース内にジャムしたマイクロカプセル紙
を取り除くことができる。
【0048】次に、本実施形態における電気的な構成に
ついて説明する。図4に感光感圧プリンタ80の制御回
路(制御手段)の電気的構成を示す。制御回路はCPU
70,ROM71,RAM72からなる周知の論理演算
回路から構成されており、CPU70はI/Oポート7
3を介して外部のホストコンピュータからのRGB画像
データを入力するためのコネクタ74が接続され、前記
露光ヘッド(各LED)20、前記送りローラ68の駆
動モータ78に対する駆動回路77、前記キャリッジ駆
動モータ62に対する駆動回路76が接続されている。
【0049】前記ROM71には、装置全体の動作を制
御するためのプログラム、入力された画像データから露
光ヘッド19の各色LEDの点灯時間、タイミングを演
算決定するためのプログラム、BGR露光の順序に応じ
て送りローラ68及び排出ローラ75の駆動を制御し、
マイクロカプセル紙37の搬送を行うためのプログラ
ム、同様にBGR露光の順序に応じて前記キャリッジ送
り用のキャリッジ駆動モータ62を制御し、キャリッジ
を往復走査するプログラム等、種々のプログラムが記憶
され、CPU70はこれらのプログラムに従って動作す
る。また、RAM72は、外部からの入力データが一旦
記憶されるバッファである。感光感圧プリンタ80に、
出力画像のRGBデータが送られると、その画像データ
が順次RAM72のバッファに記憶される。
【0050】また、露光ヘッド19の各LEDは、図示
しない駆動回路により、フレキシブルハーネス487
(図2参照)を介して電気的に駆動を受け、画像情報に
従って点灯消灯制御される。
【0051】次に、以上のような本実施形態の感光感圧
プリンタ80に用いられる感光記録媒体としてのマイク
ロカプセル紙37について図5を用いて詳述する。図5
はマイクロカプセル紙37の断面構造を示しており、光
透過性支持体31の表面には、色材としての共反応体と
接触して発色する成分(染料前駆体、以下色原体と記述
する場合がある)および所定波長光に感光することによ
りその機械的強度が変化(感光硬化)する成分(光硬化
性樹脂)とを内包したマイクロカプセル32と、そのマ
イクロカプセル中の染料前駆体(色原体)と反応する共
反応体(顕色剤)33との混合塗着層34が形成され、
前記混合塗着層34上には、シート状支持体35が順次
積層されている。
【0052】前記マイクロカプセル32には3種の異な
るマイクロカプセルが存在し、各マイクロカプセルに
は、イエロー、マゼンタ、シアンの内の一つの色の発色
用の無色の染料前駆体と、光の3原色の各々の波長の光
に感光して硬化する光硬化性樹脂と、重合開始剤とが含
まれている。
【0053】このため、例えばブルー光(約470nm
の波長光)をマイクロカプセル紙37に露光した場合、
イエローのみの染料前駆体を含んだマイクロカプセル3
2の光硬化性樹脂が感光硬化し、このマイクロカプセル
紙37に圧力をかけると、感光硬化したマイクロカプセ
ル(この場合はイエロー)は破壊されず、硬化しなかっ
たマイクロカプセル(この場合はマゼンタ,シアン)が
破壊されてマゼンタ,シアンの染料前駆体がマイクロカ
プセルから流出して顕色剤と反応して発色し、それらが
混色して青色となる。この青色が前記光透過性支持体3
1を介して観察される。
【0054】また、グリーン光(約525nmの波長
光)をマイクロカプセル紙37に露光した場合、マゼン
タのみの染料前駆体を含んだマイクロカプセルの光硬化
性樹脂が感光硬化し、圧力現像によりイエロー,シアン
のマイクロカプセル32が破壊され、イエロー,シアン
の染料前駆体と顕色剤との反応によりそれぞれ発色して
混色により緑色となる。
【0055】更に、レッド光(約650nmの波長の
光)をマイクロカプセル紙37に露光した場合、シアン
のみの染料前駆体を含んだマイクロカプセルの光硬化性
樹脂が感光硬化し、圧力現像によりイエロー,マゼンタ
のマイクロカプセルが破壊され、イエロー,マゼンタの
染料前駆体と顕色剤との反応によりそれぞれ発色して混
色により赤色となる。
【0056】また、露光により全てのマイクロカプセル
が感光硬化したときは圧力現像してもそれらが破壊され
ないので発色は起こらず、光透過性支持体31を介して
前記シート状支持体35の表面が目視できる状態にあ
る。前記シート状支持体35の表面の白色が背景色とな
り、発色反応が起こった部分だけカラー画像が形成され
るのである。尚、この発色原理を自己発色と称する。ま
た、マイクロカプセル紙37における光透過性支持体3
1の表面を発色側面と称する。
【0057】本実施形態の場合、前記光透過性支持体3
1の材質としては、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)、ポリ塩化ビニル等の樹脂フィルムが挙げられる。
この様なマイクロカプセルによる感材は、高湿条件にて
保存されるとその感度を大きく変動させてしまうため、
光透過性支持体31やシート状支持体35には、耐湿材
料を選択するか、耐湿材料を更に外表面か内表面(カプ
セル側の表面)に塗布することが望ましい。この様な耐
湿材料の例として、非晶質ポリオレフィン等の光学レン
ズ材料が広く選択でき、また、塗布材料、方法としてS
iO2等の蒸着等が挙げられる。
【0058】また、光透過性支持体31を透過して紫外
線がマイクロカプセルに放射されることで、カプセルが
黄色に変色し、白地の色度、濃度が変化することを防止
するために、光透過性支持体31を紫外線の透過率の低
い材料を選ぶか、紫外線の透過率の低い材料を更に外表
面か内表面に塗布することが望ましい。
【0059】マイクロカプセル32としては、トリフェ
ニルメタン系、スピロピラン系染料の色原体、トリメチ
ロールプロパントリアクリレートの如きアクリロイル基
含有化合物の光硬化性樹脂、ならびにベンゾフェノン、
ベンゾイルアルキルエーテルの如き光重合開始剤等を、
ゼラチン、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリイ
ソシアネート樹脂等の重合体壁に内包した物など公知の
ものを使用することができる。
【0060】又、共反応体33としては、マイクロカプ
セル32内の色原体の組成等との関連もあるが、酸性物
質、例えば、酸性白土、カオリン、酸性亜鉛、酸化チタ
ン等の無機酸化物、フェノールノボラック樹脂、あるい
は有機酸等の公知の顕色剤を用いることができる。
【0061】このマイクロカプセル32及び共反応体3
3に対し、更にバインダ、充てん剤、粘度調整剤等が添
加され、光透過性支持体31上に塗布ローラ、スプレ
イ、ドクタナイフ等により塗布され、混合塗着層34が
形成される。
【0062】シート状支持体35は、透明、半透明、ま
たは不透明な支持体、例えば、紙(セルロース)、合成
紙、ポリエステルやポリカーボネイト等の樹脂フィルム
等を用いることができる。また、湿度、紫外線の影響に
対する対策は上述の通りである。
【0063】ついで、図6乃至図9を参照しながら、本
実施形態における露光ヘッド19の構成について説明す
る。
【0064】図6は、マイクロカプセル紙37を露光す
るための露光ヘッド19の要部のみを示す模式的な断面
図、図7はマスク保持部材14の上面図、図8はマスク
13の上面図である。
【0065】露光ヘッド19は、複数種類の発光素子
7、8、9と、それらを支持(固定)するための基板1
と、マスク13、マスク保持部材(マスク保持手段)1
4とを備える。
【0066】本実施形態では、ガラスエポキシ製の平板
状の基板1の表面に切削加工またはプレス加工等にてす
り鉢状の凹部4を形成し、さらにその表面には、電気信
号を伝達するための所定の平面視ランドパターンの電極
層3が無電解メッキにより形成される。このように、基
板1の所定箇所に必要数の凹部4を形成してから、所定
パターンにて形成された電極層3を形成し、該各凹部4
に発光素子としてのLEDが銀ペーストまたはエポキシ
系の接着剤にて接着される。
【0067】そして、前記凹部4の底面4aの電極層3
の表面に接着剤6にて、それぞれ赤LED7、緑LED
8、青LED9が配設され固定されている。ここで、前
記凹部4の深さは赤LED7、緑LED8、青LED9
の取付高さよりも若干深く形成されているため、各LE
D7,8,9の頂部は前記基板1の表面よりも沈んだ位
置となる。この赤LED7、緑LED8、青LED9の
頂部からは、金線からなるボンディングワイヤ10によ
って、ランドパターンの電極層3の所定位置に電気的結
線が施されており、各LEDおよびボンディングワイヤ
10は、空気に触れないようにシリコーン樹脂系の熱硬
化樹脂により形成された透明な封止材11にて封止して
ある。
【0068】赤LED7はその基本材料としてAlGa
Asが用いられ、高出力の公知技術であるDDH構造の
ものが適用できる。出力光の中心波長は約650nmで
ある。電気的端子は頂面に1個、底面に1個ある。緑L
ED8、青LED9は、ともにその基本材料としてGa
Nが用いられたものが適用できる。出力光の中心波長は
それぞれ約525nm、約470nmである。これらの
電気的端子は頂面に2個あり、底面にはないのである。
各LEDは電気的な2端子に所定方向に電流を流すこと
で出力光を空間中全方向に発する。全方向に発した出力
光は、一部は直接図面中上方に向かい、他の一部は凹部
4の側面4bにて反射作用を受け同様に図面中上方に出
射される。
【0069】基板1の上方には、貫通円形開口形状のピ
ンホール12を複数個(発光素子数と同一数)備えたマ
スク13が、マスク保持部材14を介して位置決めされ
て配設されている。マスク保持部材14は基板1上の位
置決め用ボス穴15に装着固定され、マスク保持部材1
4の上端面にはマスク保持用の位置決め溝14aが形成
されている。この位置決め溝14aに前記マスク13が
装填され、接着等の固定手段によりマスク13は基板1
と一体に固定される。本実施形態では、マスク13、マ
スク保持部材14は前記封止材11により、まとめて基
板1に一体化されている。
【0070】図7は、マスク保持部材14の上面図であ
り、前記凹部の位置も説明の便宜上図示してある。マス
ク保持部材14は基板1に形成された各凹部4を各々分
離するように分離壁2がマスク保持部材14に一体に形
成されている。この分離壁2は、図6に示されているよ
うに、その下端面が基板1の非凹部領域の上面(電極層
3の上面を含む)に当接し、分離壁2の上端面が前記マ
スク13の下端面に当接するものであり、基板1とマス
ク13との間の光伝播空間は、この分離壁2により発光
素子(LED)毎に分離されている。
【0071】図8はマスク13の上面図である。マスク
13は厚さ0.1mm 程度のステンレス鋼により形成され、
その外形及びピンホール12は、エッチングにより加工
されている。また、その表面はディッピング工法により
黒染め加工されており、光の無反射処理となる。
【0072】ピンホール12はその穴径がφ0.2mm 〜φ
0.18mm程度に形成され、この穴径により、感光記録媒体
としてのマイクロカプセル紙37へ供給する光パターン
の解像度を決定している。また、穴径が約2倍のφ0.
4mmの副ピンホール39は後述するように副露光用の
ピンホールである。これらのピンホール12、39は前
記赤LED7、緑LED8、青LED9の頂部にそれぞ
れ対向して形成される。
【0073】本実施形態では、画像変調露光用として、
赤色用の3個のLED7a,7b,7cにて1セット、
緑色用の3個のLED8a,8b,8cにて1セット、
青色用の3個のLED9a,9b,9cにて1セット配
設されており、この他の緑色用の1個のLED8dと青
色用の1個のLED9dについては、画像の変調(所望
の画像を形成するため赤青緑の各LEDを画像データに
従ってオンオフ制御すること)とは関係ない副露光用の
露光光源として別に配設してある。なお、図8中、7a
〜7c及び8a〜8d並びに9a〜9dはそれぞれ括弧
内に記されているが、これは各LEDの位置を示すもの
である。
【0074】緑、青においては、あるエネルギー密度レ
ベルまでは、光露光を行っても出力画像の濃度が変化し
ない領域(マイクロカプセルの感光性樹脂が硬化しない
領域)があり、具体的には最大濃度変化に必要なエネル
ギー密度の1/5の量を感材に露光しても濃度が変化し
ないという数値例がマイクロカプセル紙から得られた。
この1/5のエネルギー密度量を、画像変調露光とは無
関係に常に照射することによって、使用するLEDの個
数を減らすことができるものである。
【0075】赤色用LEDには副露光用のものが存在し
ないのは、赤色に感光するマイクロカプセルは青や緑の
ものに対して出力画像の濃度が変化しない領域が十分低
いためである。つまり、赤色の露光に関しては上記の副
露光により濃度が変化しない領域が、最大濃度変化に必
要なエネルギー密度の1/20程度以下の量であるため
である。
【0076】この様な構成の露光ヘッド19を、画像デ
ータに従って対応するLEDを変調露光しながら例えば
図2の+X方向に所定速度Vにて移動させ、その後にマ
イクロカプセル紙37を図中Y方向に1露光ライン分送
ってから再び露光ヘッド19を−X方向に前記所定速度
で移動させながら変調露光し、その後再びマイクロカプ
セル紙をY方向に1露光ライン分送ってから露光ヘッド
19を+X方向に移動させるとともにLEDを変調露光
するという動作を繰り返して所望の画像の露光を行うの
である。このように移動走査を行いながら、画像情報に
従って各LEDを独立に変調駆動することによって、所
定の中心波長の光を、所定の光パワーにて、所定時間、
所定場所に供給することで、カラー画像の潜像を形成す
ることができるものである。もちろん、副露光用のLE
Dは前記変調露光とは関係なくマイクロカプセル紙の画
像形成エリアすべてに光を照射する。
【0077】図9は、前記キャリッジ48の移動速度の
時間変化を示すグラフであり、これを用いてキャリッジ
の移動を説明する。
【0078】キャリッジ48は、キャリッジ駆動モータ
(サーボモータ)62等の駆動により、最高速度V(m
/sec)、走査周期T(sec)、速度一定時間Tc
(sec)をもって台形状の速度変化パターンで往復移
動させられる。
【0079】即ち、図9に示すように、キャリッジ48
を最高一定走査速度±V(m/sec.) にて図2のX方向
に沿って往復移動(往復走査移動)させるものとする。
図9において、時間軸(横軸)に対して傾斜している部
分は、往復の移動端での一旦停止と最高一定走査速度±
V(m/sec.) との間の加速域・減速域を示す。また、
時間Tcは、マイクロカプセル紙37の幅方向(X方
向)距離全体をキャリッジ48が通過するのに要する時
間(前記最高一定走査速度の所要時間)であり、前記往
復の走査周期Tとする。
【0080】そして、マイクロカプセル紙37の各露光
ライン(図2のX方向に沿う1ライン)では前記複数の
赤LED7からなる1セット、複数の緑LED8からな
る1セット、複数の青LED9からなる1セットが画像
情報に従って各々点灯制御される。この点灯制御の際に
は、前記赤LED7c,7b,7aの1セット、緑LE
D8c,8b,8aの1セット、青LED9c,9b,
9aの1セットの取付間隔(ピンホール間隔)が存在す
るため、露光ライン中の1点に対する露光は、キャリッ
ジ48の走査移動に要する時間と、上記間隔分だけマイ
クロカプセル紙37が送られる時間とに応じた遅延時間
tを加味して行われる。
【0081】なお、マイクロカプセル紙37は、全面的
に速度一定にて露光、現像されることが好ましい。この
ため、マイクロカプセル紙37を露光、現像するのに最
小限必要な速度一定時間Tcに対応する速度一定での移
動距離L(m)は、少なくとも全てのピンホール12が
通過する範囲以上と選ばなければならない。この速度一
定移動距離L(m)はマイクロカプセル紙37の幅とピ
ンホール12の配設パターン、最高速度V(m/sec.)
によって自由に設計することができるものである。数値
例を示せば、L=0.1118(m) 、V=0.86 (m/sec.) であ
る。これにより、A6判のサイズのマイクロカプセル紙
37の表面全体を露光、現像することができる。
【0082】次に、本実施形態における感光記録媒体収
容カートリッジとしてのカートリッジ67について図1
0乃至図15を参照しながら詳しく説明する。図10は
カートリッジ67を示す図であり、図10(A)は底面
図、図10(B)は平面図、図10(C)は左側面図、
図10(D)はA−A断面図、図10(E)は背面図で
ある。
【0083】図10に示すように、本実施形態のカート
リッジ67は、第1フレーム20と、該第1フレーム2
0に嵌合される第2フレーム21と、該第2フレームの
露出開口部を密封するシャッター部材22とを備えてお
り、これらの部材により遮光された状態で図10(D)
に示すようにマイクロカプセル紙37が収容されてい
る。
【0084】以下、各構成部材について詳しく説明す
る。
【0085】まず、図11は第1フレーム20を示す図
であり、図11(A)は右側面図、図11(B)は平面
図、図11(C)はB−B断面図、図11(D)は底面
図、図11(E)は突起部を示す一部拡大図である。第
1フレーム20には図11(B)に示すように、マイク
ロカプセル紙37を装填するための装填開口部20aが
形成されており、該装填開口部20aの底部には、後述
するプレッシャーパッド23の背面を露出させるための
押圧開口部20bが形成されている。また、第1フレー
ム20の側面及び背面には、図11(A)、図11
(B)及び図11(E)に示すように、突起部20cが
複数箇所に形成されおり、第2フレーム21に形成され
た凹部と嵌合するようになっている。
【0086】次に、図12は第2フレーム21を示す図
であり、図12(A)は右側面図、図12(B)は平面
図、図11(C)はC−C断面図、図11(D)は底面
図である。第2フレーム21には図11(B)に示すよ
うに、前記第1フレーム20に装填されるマイクロカプ
セル紙37の先端面を露出させるための露出開口部21
aが形成されており、該露出開口部21aは後述するシ
ャッター部材22により開放または密封されるようにな
っている。また、第2フレーム21の側面には、図12
(A)に示すように、前記第1フレーム20の突起部2
0cと対応する位置に、凹部21bが形成されており、
上述したように前記突起部20cとの嵌合を可能にして
いる。
【0087】次に、図13は感光記録媒体付勢手段とし
てのプレッシャーパッド23を示す図であり、図13
(A)は平面図、図13(B)は右側面図、図13
(C)は底面図、図13(D)は正面図である。しか
し、このプレッシャーパッド23は、前記第1フレーム
20の装填開口部20aの底部に載置され(図15
(B)参照)、該プレッシャーパッド23の平板状の基
板23dの一面に多数突設された支持部23a上にマイ
クロカプセル紙37が載置される。該プレッシャーパッ
ド23の基板23dの他面には、図13(B)及び図1
3(C)に示すように凸部23bが形成されており、前
記第1フレーム20に形成された押圧開口部20bから
該凸部23bが露出されるように配置されている。これ
により、第1フレーム20の外側からプレッシャーパッ
ド23を押圧することが可能となり、この押圧力によ
り、マイクロカプセル紙37は、上述した第2フレーム
21の露出開口部21a側に付勢される。また、プレッ
シャーパッド23の後部には、図13(A)乃至図13
(C)に示すように、支持部付勢部材23cが形成され
ており、該プレッシャーパッド23を第1フレーム20
の底部側に付勢するようになっている。即ち、図13
(B)に示すように、支持部付勢部材23cは基板23
dの後端から凸部23b側へ折曲形成されており、支持
部付勢部材23cの凸部23b側の面を第1フレーム2
0に固定されることにより、基板23dが第1フレーム
20に付勢されるのである。
【0088】次に、図14はシャッター部材22を示す
図であり、図14(A)は平面図、図14(B)は正面
図、図14(C)は右側面図である。シャッター部材2
2は、図14(A)に示すように、露出開口部21aを
塞ぐシャッター面部22aと、該シャッター面部22a
に連続して形成された弾性変形可能なシャッター部材付
勢手段としての付勢部22bとを有しており、該付勢部
22bの先端部には、支持穴部22cが設けられてい
る。また、前記シャッター面部22aの側部には、4か
所にフランジ部22dが設けられている。そして、前記
支持穴部22cは図11(B)に示す第1フレーム20
の支持凸部20dと嵌合し、また、前記フランジ部22
dは同じく図11(B)に示すガイド部20eと係合す
るようになっており、図15(A)に示すように取り付
けられる。この時、シャッター部材22は、付勢部22
bが縮むように取り付けられるため、図15(A)の矢
印方向に付勢される。しかし、図14(D)に示すよう
に、シャッター部材22の先端部22eには、切り欠き
部22fが設けられおり、該切り欠き部22fが第1フ
レーム20の前縁部20eと係合するため、図15
(A)に示す位置で係止される。更に、図14(A)に
示すようにシャッター面部22a上には、係合凸部22
gが設けられており、該係合凸部22gは図12(B)
に示す第2フレーム21の案内溝部21c内を移動する
と共に、案内溝部21c前方に設けられた係止部21d
と係合して、図10(B)に示すように付勢される方向
への移動を規制されている。
【0089】そして、以上のような第1フレーム、第2
フレーム、プレッシャーパッド23、シャッター部材2
2のそれぞれは、黒色のポリエステルで形成されてお
り、第1フレーム20と第2フレーム21が装填開口部
20aを閉塞するように嵌合され、更にシャッター部材
22が露光開口部21aを、またプレッシャーパッド2
3が押圧開口部20bを閉塞することにより、マイクロ
カプセル紙37に対する高い遮光性を保っている。
【0090】以上のように構成されるカートリッジ67
が装着される本体側の装着部には、図1に示すように、
前記係合凸部22gと係合する係合部材30が設けられ
ており、カートリッジ67を図1のように矢印S方向に
本体に装着すると、該係合部材30と前記係合凸部22
gとが係合して前記シャッター部材22を前記付勢部2
2bの付勢力に抗して開放位置へと移動させる。
【0091】これにより、第2フレーム21に設けられ
た露出開口部21aは開状態となり、第1フレーム20
に収納されたマイクロカプセル紙37の先端面が当該露
出開口部21aから露出する。
【0092】また、装置本体には、図1に示すように外
部付勢手段としての押圧バネ41が設けられており、カ
ートリッジ67の装着時に、前記第1フレーム20に設
けられた押圧開口部20bから露出するプレッシャーパ
ッド23の凸部23bを当該押圧バネ41が付勢する。
【0093】これにより、マイクロカプセル紙37の先
端部は、前記露出開口部21a側に付勢され、カートリ
ッジ67から引き出し可能となる。従って、本体に設け
られたピックローラ65を図1に示すように時計回りに
回転させることにより、マイクロカプセル紙はカートリ
ッジ67から引き出され、取出手段としての送りローラ
68により露光・現像部へと搬送される。
【0094】一方、カートリッジ67を本体から引き抜
いた場合には、上述した係合部材30による前記係合凸
部22gに対する付勢力が解かれるため、シャッター部
材22は付勢部22bの付勢力により再び前記露出開口
部21aを密封する。また、前記押圧バネ41による前
記プレッシャーパッド23の凸部23bに対する付勢力
も解かれるため、プレッシャーパッド23は、支持部材
付勢部材23cにより第1フレーム20の底面部側へと
付勢され、前記押圧開口部20bは前記凸部23bまた
はプレッシャーパッド23の背面により密封される。従
って、カートリッジ67は遮光状態となり、内部に収容
されたマイクロカプセル紙37を感光させない。なお、
この底面部側への付勢は遮光状態とするために必須のも
のではなく、押圧開口部20bとマイクロカプセル紙3
7との間の光路を複数回屈曲させるためのフランジを第
1フレーム20やプレッシャーパッド23に設けること
により、押圧開口部20bからマイクロカプセル紙37
に至る光をカットすることができる。また、支持部材付
勢部材23cを凸部23b側に屈曲形成する代わりに、
支持部材付勢部材23cを支持部23a側に屈曲形成
し、支持部材付勢部材23cの凸部23b側を第1フレ
ーム20に取着させておけば、第1フレーム20に対し
支持部23aあるいは基板23dの先端側が起き上がっ
た状態となり、支持部23aがマイクロカプセル紙37
を露出開口部21a側へ付勢可能となる。マイクロカプ
セル紙37の枚数に応じて基板23dと支持部材付勢部
材23cが湾曲し、その弾性復元力により付勢するため
である。但し、この付勢力はマイクロカプセル紙37の
枚数に応じて変化するため、第1フレーム20に押圧開
口部20bを設け、プリンタ本体側から基板23dまた
は凸部23bを露出開口部21a側へバネ等の付勢手段
で付勢しても良い。マイクロカプセル紙37を最後の1
枚まで露出開口部21aに付勢してカートリッジ67か
らの確実な取り出しを図るためである。
【0095】以上のように、本実施形態によれば、本体
に対する非装着時には遮光状態を保ち、本体に対する装
着時にはマイクロカプセル紙を容易に取り出すことので
きるカートリッジを用いたため、マイクロカプセル紙に
対する遮光性を維持しつつ、マイクロカプセル紙の補
充、交換の容易化を図ることができ、複数の種類のマイ
クロカプセル紙を自由に用いることができる。
【0096】しかし、更にマイクロカプセル紙に対する
遮光性を向上させるために、シャッター部材22の先端
部22cと係合する第1フレーム20の前縁部20e
に、図14(E)に示すように遮光部材としてのラシャ
紙42を取着しても良い。また、このラシャ紙等をシャ
ッター部材22の先端部22cの切り欠き部22fに取
着するようにしても良い。
【0097】なお、本実施形態では、係合部材30と係
合凸部22gとが直接係合してシャッター部材22を開
放位置に移動させる例について説明したが、本発明はこ
れに限られるものではなく、例えばカム機構等により間
接的に係合部材と係合凸部22gが係合するように構成
しても良い。
【0098】また、プレッシャーパッド23の支持部材
付勢部材23cは、マイクロカプセル紙37を前記底面
側に付勢する例について説明したが、本発明はこれに限
られるものではなく、前記プレッシャーパッド23の支
持部23aを露出開口部21a側に付勢する構成とする
こともできる。このように構成することにより、前記押
圧バネ41を用いることなく、マイクロカプセル紙37
を確実に露出開口部21a側に付勢することができる。
この場合は、前記凸部23bと押圧開口部20bとを設
ける必要はなくなる。
【0099】次に、本実施形態におけるカートリッジの
判定手段について詳しく説明する。本実施形態の第1フ
レーム20の前方には、図11に示すように凹凸状に形
成されたID表示手段20fが設けられいる。このID
表示手段20fは、第2フレーム20の側部側に近い方
が下位ビット、中央部側が上位ビットとなるように設定
されており、5ビットの情報量を有している。つまり、
凹状のところが0を表し、凸状のところが1を表すよう
になっており、これにより、32種類のIDを表示する
ことが可能である。
【0100】ID情報の例としては、マイクロカプセル
紙の製造年月日、感度等が挙げられ、本体は前記ID表
示手段20fのID情報を検知して、そのID情報に応
じた色補正等を行う。
【0101】そのため、装置本体のカートリッジ装着部
には、図1に示すように、前記ID表示手段20fと対
向する位置に、検知手段としての複数のスイッチ43が
設けられており、前記凸状のID表示手段20fと当接
して当該スイッチ43がオン状態となるようになってい
る。これにより、ID表示手段20fの凹凸は、スイッ
チ32のオン・オフ状態として検知され、このスイッチ
43の出力を前記したCPU70にて読み取り、所定の
色補正等が可能になる。
【0102】このように、ID表示手段20fとスイッ
チ43とにより判定手段を構成とすることにより、前記
のようなカートリッジ67の交換により、マイクロカプ
セル紙の種類が変わっても、常に一定の品質の画像形成
を行うことができる。
【0103】なお、本実施形態では、ID表示手段とし
て凹凸部を用いた場合について説明したが、本発明はこ
れに限られるものではなく、複数の切り欠き部を用いた
り、バーコード等を用いるようにしても良い。
【0104】以上詳述したように、本発明の画像形成装
置としての感光感圧プリンタ80は、前述の実施形態に
のみ限定されるものではなく種々の変形が可能である。
【0105】本発明の感光記録媒体は前述のマイクロカ
プセル紙のみに限定されるものではなく種々の変形が可
能である。マイクロカプセル紙としては、前述の自己発
色型のものの他に、転写型のものも採用可能である。マ
イクロカプセルを担持する透明基材シートと、その基材
シートのマイクロカプセル面に対して顕色材を担持した
受像紙の顕色材面を重ね合わせて剥離可能に一体化して
おき、基材シートを露光ヘッド側にしてカートリッジか
ら給紙し、一体のまま露光、現像し、装置外に排出して
から受像紙を剥離するようにすれば良い。加圧破壊され
たマイクロカプセルから流出した色材としての染料前駆
体が受像紙の顕色剤に転写され、これと反応して発色
し、顕在化するのである。
【0106】また、染料前駆体の代わりに、予め着色さ
れた顔料や染料を感光物質と共にマイクロカプセルに内
包させることもできる。この場合は、顕色剤のない受像
紙(普通紙)を基材シートに剥離可能に一体化すること
により、転写型の画像形成が可能である。剥離すること
により、受像紙に画像が顕在化されるからである。
【0107】また、マイクロカプセル紙以外にも銀塩フ
ィルム、ジアゾ式感光紙等、感光によって露光作用を受
け、現像作用を受けることでこれが顕在化するような感
光記録媒体を用いた画像形成装置であれば、本発明にか
かる課題を有しているため、本発明の解決手段を用いる
ことで同等な効果が得られるものである。
【0108】また、発光素子はLEDのみに限るもので
なく、EL発光素子、プラズマ発光素子、レーザ発光素
子等、様々な構造のものが適用できる。
【0109】また、発光素子は赤青緑から構成される必
要はなく、感光記録媒体の感度特性に合わせ、様々な波
長のものを選択することができる。例えば、赤外光、
赤、緑と選んでも良いし、遠赤外光、近赤外光、赤と選
んでも差し支えない。また、紫外線、遠紫外線も発光素
子の色の選択肢の有効な例である。
【0110】また、発光素子の色数は、赤緑青の3色に
限るものでなく、1色または2色でも良いし、発色剤に
イエロー、マゼンタ、シアン、黒を用いるような通常の
カラープリンタの如く4色また、それ以上を選択するこ
ともできる。
【0111】また、現像器については、点接触型のロー
ラを用いた例について説明したが、本発明はこれに限ら
れるものではなく、キャリッジの移動に伴って土台上を
転動する円筒型のローラでも良い。更に、ボール体も採
用可能である。
【0112】また、カートリッジ67の構造としては、
前述のように、第1フレーム20に装填開口部20aを
設け、第2フレーム21に露出開口部21aを設ける構
成としているか、これのみに限定されるものではない。
逆に、第1フレーム20に露出開口部を設け、第2フレ
ーム21に装填開口部を設けることも可能である。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
感光記録媒体収容カートリッジによれば、第1フレーム
と第2フレームにより感光記録媒体が収容される装填開
口部を閉塞し、更に感光記録媒体をカートリッジから取
り出すための露光開口部をシャッター部材により密封す
ることにより、感光記録媒体に対する高い遮光性を維持
することができると共に、前記シャッター部材を開放位
置へと移動可能に設けたので、前記シャッター部材をシ
ャッター部材付勢手段の付勢力に抗して移動させること
により、前記露光開口部からの感光記録媒体の取り出し
を容易に行うことができる。従って、感光記録媒体収容
カートリッジを画像形成装置に対して容易に着脱するこ
とができ、感光記録媒体の遮光性を維持しつつ、感光記
録媒体の交換あるいは補充を容易にすることができる。
【0114】請求項2に記載の感光記録媒体収容カート
リッジによれば、第1フレームと第2フレームとのいず
れか一方の、露出開口部の少なくとも感光記録媒体排出
方向における前縁部に、遮光部材を取着したので、前記
カートリッジにおける遮光性をより一層向上させ、感光
記録媒体の品質を良好に維持することができる。
【0115】請求項3に記載の感光記録媒体収容カート
リッジによれば、シャッター部材の少なくとも感光記録
媒体排出方向における前縁部に遮光部材を取着したの
で、前記カートリッジにおける遮光性をより一層向上さ
せ、感光記録媒体の品質を良好に維持することができ
る。
【0116】請求項4に記載の感光記録媒体収容カート
リッジによれば、前記装填開口部に収容された感光記録
媒体を前記露出開口部側に付勢する感光記録媒体付勢手
段を更に備えたので、前記シャッター部材を開放位置に
移動させた際における感光記録媒体の取り出しが容易と
なり、感光記録媒体を確実に前記カセットから取り出す
ことができる。
【0117】請求項5に記載の感光記録媒体収容カート
リッジによれば、感光記録媒体付勢手段が前記装填開口
部の底部に設けられ、且つ、該感光記録媒体の少なくと
も前記先端面側を支持する支持部と、該支持部を前記露
光開口部側へ付勢する支持部付勢部材とを備えたので、
感光記録媒体をより一層容易に取り出すことができ、感
光記録媒体をより一層確実に前記カセットから取り出す
ことができる。
【0118】請求項6に記載の感光記録媒体収容カート
リッジによれば、感光記録媒体付勢手段が前記装填開口
部の底部に設けられ、且つ、該感光記録媒体の少なくと
も前記先端面側を支持する支持部と、該支持部の背面側
を露出させる押圧開口部とを備えたので、カートリッジ
外部から支持部を押圧して感光記録媒体の取り出しをよ
り一層容易とすることができる。
【0119】請求項7に記載の画像形成装置によれば、
前記請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の感光
記録媒体収容カートリッジを着脱自在に装着する装着部
と、前記シャッター部材に直接または間接的に係合する
係合部材と、前記カートリッジから前記感光記録媒体を
取り出す取出手段とを備えたので、カートリッジの装着
の際には前記シャッター部材と係合部材との係合によ
り、露出開口部を開状態にすることができ、前記取出手
段により確実に該カートリッジから感光記録媒体を取り
出して良好な画像形成動作を行うことができる。また、
前記カートリッジを前記装着部から取り外した時には、
前記シャッター部材と係合部材との係合を解除して前記
露出開口部を前記シャッター部材により密封することが
でき、感光記録媒体に対する遮光性を維持することがで
きる。従って、感光記録媒体収容カートリッジの画像形
成装置に対する着脱を容易にすることができ、感光記録
媒体の遮光性を維持しつつ、感光記録媒体の交換あるい
は補充を容易にすることができる。
【0120】請求項8に記載の画像形成装置によれば、
前記請求項6に記載の感光記録媒体収容カートリッジを
着脱自在に装着する装着部と、前記シャッター部材に直
接または間接的に係合する係合部材と、前記カートリッ
ジの装着時に前記押圧開口部から前記支持部の背面を付
勢する外部付勢手段と、前記カートリッジから前記感光
記録媒体を取り出す取出手段とを備えたので、カートリ
ッジの装着の際には前記シャッター部材と係合部材との
係合により、露出開口部を開状態にすると共に、外部付
勢手段により前記支持部を付勢することにより、感光記
録媒体を確実に前記露光開口部に露出させ、前記取出手
段により確実に該カートリッジから感光記録媒体を取り
出して良好な画像形成動作を行うことができる。また、
前記カートリッジを前記装着部から取り外した時には、
前記シャッター部材と係合部材との係合を解除して前記
露出開口部を前記シャッター部材により密封すると共
に、外部付勢手段と前記支持部との付勢力も解除して、
感光記録媒体に対する遮光性を維持することができる。
従って、感光記録媒体収容カートリッジの画像形成装置
に対する着脱を容易にすることができ、感光記録媒体の
遮光性を維持しつつ、感光記録媒体の交換あるいは補充
を容易にすることができる。
【0121】請求項9に記載の画像形成装置によれば、
前記感光記録媒体収容カートリッジの種類を判定する判
定手段を備えたので、該カートリッジ内に収容されてい
る感光記録媒体の種類が異なる場合でも、該感光記録媒
体の種類に応じた適切な画像形成動作を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるマイクロカプセル
紙を処理するための感光感圧プリンタの断面図である。
【図2】図1に示す感光感圧プリンタの要部の底面図で
ある。
【図3】図1のプリンタにおけるマイクロカプセル紙を
圧力現像する現像器の正面図である。
【図4】図1に示す感光感圧プリンタの電気的構成を表
すブロック図である。
【図5】図1のプリンタに用いられるマイクロカプセル
紙の模式的な断面図である。
【図6】図1のプリンタに用いられる露光ヘッドの模式
的な断面図である。
【図7】図6の露光ヘッドのマスク保持部材の上面図で
ある。
【図8】図6の露光ヘッドのマスクの上面図である。
【図9】図1のプリンタのキャリッジの移動速度を示す
グラフである。
【図10】(A)は本発明の一実施形態における感光記
録媒体収容カートリッジの概略構成を示す底面図、
(B)は同カートリッジの平面図、(C)は同カートリ
ッジの右側面図、(D)は(B)におけるA−A断面
図、及び(E)は同カートリッジの背面図である。
【図11】(A)は本発明の一実施形態における感光記
録媒体収容カートリッジの第1フレームの概略構成を示
す左側面図、(B)は同第1フレームの平面図、(C)
は同第1フレームの(B)におけるB−B断面図、
(D)は同第1フレームの底面図、(E)は同第1フレ
ームに設けられた突起部を示す一部拡大図である。
【図12】(A)は本発明の一実施形態における感光記
録媒体収容カートリッジの第2フレームの概略構成を示
す右側面図、(B)は同第1フレームの平面図、(C)
は同第1フレームの(B)におけるC−C断面図、
(D)は同第1フレームの底面図である。
【図13】(A)は本発明の一実施形態における感光記
録媒体収容カートリッジのプレッシャーパッドの概略構
成を示す平面図、(B)は同プレッシャーパッドの右側
面図、(C)は同プレッシャーパッドの底面図、(D)
は同プレッシャーパッドの正面図である。
【図14】(A)は本発明の一実施形態における感光記
録媒体収容カートリッジのシャッター部材の概略構成を
示す平面図、(B)は同シャッター部材の正面図、
(C)は同シャッター部材の右側面図、(D)は同シャ
ッター部材の先端部を示す一部拡大図、(E)は同シャ
ッター部材のと係合する第1フレームの前縁部に取着し
た遮光部材を示す一部拡大図である。
【図15】(A)は本発明の一実施形態における感光記
録媒体収容カートリッジの第2フレームを取り外した状
態を示す平面図、(B)は(A)の状態から感光記録媒
体を取り除いた場合の状態を示す平面図である。
【符号の説明】
19 露光ヘッド 20 第1フレーム 20a 装填開口部 20b 押圧開口部 20e 前縁部 20f ID表示手段 21 第2フレーム 21a 露出開口部 22 シャッター部材 22b 付勢部 23 プレッシャーパッド 23a 支持部 23c 支持部付勢手段 32 マイクロカプセル 33 顕色材 37 マイクロカプセル紙 40 係合部材 41 押圧バネ 42 ラシャ紙 43 スイッチ 45 現像器 65 給紙ローラ 67 カートリッジ 68 送りローラ 70 CPU 80 感光感圧プリンタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定波長光に感光して強度が変化する感
    光成分と色材とを内包したマイクロカプセルを担持し、
    露光により画像情報の潜像が形成される感光記録媒体
    を、収容するカートリッジであって、 前記感光記録媒体を装填するための装填開口部が形成さ
    れた第1フレームと、前記装填開口部を閉塞するように
    前記第1フレームに嵌合された第2フレームとからな
    り、 前記第1フレームと第2フレームとのいずれか一方に形
    成され、前記装填開口部に収容された前記感光記録媒体
    の先端面を露出せしめる露出開口部と、 前記露出開口部を開放する開放位置と前記露出開口部を
    密封する密封位置との間を移動可能に設けられたシャッ
    ター部材と、 前記シャッター部材を前記密封位置に付勢するシャッタ
    ー部材付勢手段と、 を備えたことを特徴とする感光記録媒体収容カートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 前記露出開口部が形成された前記第1フ
    レームと第2フレームとのいずれか一方には、露出開口
    部の少なくとも感光記録媒体排出方向における前縁部に
    遮光部材が取着されていることを特徴とする請求項1に
    記載の感光記録媒体収容カートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記シャッター部材の少なくとも感光記
    録媒体排出方向における前縁部に遮光部材が取着されて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    感光記録媒体収容カートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記装填開口部に収容された感光記録媒
    体を前記露出開口部側に付勢する感光記録媒体付勢手段
    を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれか一項に記載の感光記録媒体収容カートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記感光記録媒体付勢手段は、前記装填
    開口部の底部に設けられ、前記感光記録媒体の少なくと
    も前記先端面側を支持する支持部と、該支持部を前記露
    光開口部側へ付勢する支持部付勢部材とを有することを
    特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記感光記録媒体付勢手段は、前記装填
    開口部の底部に設けられ、前記感光記録媒体の少なくと
    も前記先端面側を支持する支持部と、前記装填開口部が
    形成された前記第1フレームまたは第2フレームのいず
    れか一方に設けられ、前記支持部の背面側を露出させ、
    外部付勢手段により前記支持部を前記露出開口部側へ付
    勢せしめるための押圧開口部とを有することを特徴とす
    る請求項4に記載の感光記録媒体収容カートリッジ。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に
    記載の感光記録媒体収容カートリッジを着脱自在に装着
    する装着部と、 該装着部に前記感光記録媒体収容カートリッジを装着す
    るときに、前記シャッター部材に直接または間接的に係
    合してシャッター部材を前記シャッター部材付勢手段の
    付勢力に抗して前記開放位置に移動させる係合部材と、 前記装着部に装着された前記感光記録媒体収容カートリ
    ッジから前記感光記録媒体を取り出す取出手段と、 取り出された感光記録媒体に所定波長の光を露光して潜
    像を形成する露光手段と、 露光された前記感光記録媒体を加圧して強度の弱いマイ
    クロカプセルを破壊し、破壊したマイクロカプセルから
    流出した前記色材により前記潜像を顕在化させるための
    現像手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の感光記録媒体収容カー
    トリッジを着脱自在に装着する装着部と、 該装着部に前記感光記録媒体収容カートリッジを装着す
    るときに、前記シャッター部材に直接または間接的に係
    合してシャッター部材を前記シャッター部材付勢手段の
    付勢力に抗して前記開放位置に移動させる係合部材と、 前記カートリッジの装着時に前記押圧開口部から前記支
    持部の背面に当接して前記支持部をカートリッジの前記
    露出開口部側へ付勢する前記外部付勢手段と、 前記装着部に装着された前記感光記録媒体収容カートリ
    ッジから前記感光記録媒体を取り出す取出手段と、 取り出された感光記録媒体に所定波長の光を露光して潜
    像を形成する露光手段と、 露光された前記感光記録媒体を加圧して強度の弱いマイ
    クロカプセルを破壊し、破壊したマイクロカプセルから
    流出した前記色材により前記潜像を顕在化させるための
    現像手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記感光記録媒体収容カートリッジの種
    別を判定する判定手段を更に備えたことを特徴する請求
    項7または請求項8に記載の画像形成装置。
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