JPH1041516A - 薄膜トランジスタおよびその製造方法ならびにこれを搭載した液晶表示装置 - Google Patents

薄膜トランジスタおよびその製造方法ならびにこれを搭載した液晶表示装置

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JPH1041516A
JPH1041516A JP19820596A JP19820596A JPH1041516A JP H1041516 A JPH1041516 A JP H1041516A JP 19820596 A JP19820596 A JP 19820596A JP 19820596 A JP19820596 A JP 19820596A JP H1041516 A JPH1041516 A JP H1041516A
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JP
Japan
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thin film
gate electrode
source
low
film transistor
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Application number
JP19820596A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kubota
健 久保田
Takeshi Morita
毅 森田
Kazuhiro Kobayashi
和弘 小林
Yoshinori Numano
良典 沼野
Hiroyuki Murai
博之 村井
Toshinori Iwasa
俊典 岩佐
Takeshi Nakajima
健 中嶋
Kazuhiko Noguchi
和彦 野口
Satoshi Kodama
諭 児玉
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Advanced Display Inc
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Advanced Display Inc
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガラス基板上に形成された寄生容量の少ない
自己整合型薄膜トランジスタおよびその製造方法を提供
すると共に、寄生容量の少ない薄膜トランジスタが搭載
することにより、高開口率化による低消費電力の液晶表
示装置を提供する。 【解決手段】 ガラス基板1上に非晶質シリコン薄膜2
をパターニングしたチャネル層3上にシリコン窒化膜4
を介してゲート電極5を形成する。次に保護膜6を形成
後、部分的にエッチングして露出したチャネル層3部分
にリンイオンを注入してn型半導体を形成する。次に金
属薄膜6を形成し、300゜Cでアニールを行い、金属
薄膜6と接合するチャネル層3(非晶質シリコン)の表
面にシリサイド7を形成する。最後に金属薄膜6をゲー
ト電極5に対して選択エッチングしてソース配線を有す
るソース電極8およびドレイン電極9を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば液晶表示
装置等に用いられる非結晶半導体薄膜トランジスタおよ
びその製造方法並びにこれを備えた液晶表示装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の液晶表示装置等に用いら
れる非結晶半導体薄膜トランジスタを示す断面図であ
る。図において、1はガラス基板、5はゲート電極、1
7はゲート電極5上にゲート絶縁膜(シリコン窒化膜)
4を介して設けられた半導体層、18は半導体層17上
に形成された第一の保護膜、19は第一の保護膜18上
に形成されたコンタクト層で、第一の保護膜18上で所
定の間隔をおいて2個に分割されている。8、9は2個
に分割されたコンタクト層19の上に形成されたソース
電極とドレイン電極で、半導体層17と共に半導体素子
を構成する。以上のような構造を有する逆スタガ型の薄
膜トランジスタでは、ゲート電極5とソース電極8およ
びドレイン電極9に重なり部分Aを生じるため寄生容量
が大きくなる。
【0003】単結晶シリコン基板や多結晶シリコン薄膜
を用いたトランジスタでは、コプレーナ型の構造を有
し、イオン注入と高温での熱処理を利用することによっ
て容易に寄生容量の小さい自己整合型のトランジスタを
作製することができる。コプレーナ型のトランジスタで
は、ソース・ドレイン領域およびゲート電極を低抵抗化
することを目的として、ソース・ドレイン領域およびゲ
ート電極をシリサイド化しており、この方法としては、
高融点金属等をシリコン基板上に堆積させた後、熱処理
によってシリコンと高融点金属層とを反応させ、ソース
・ドレイン領域およびゲート電極のみをシリサイド化す
る方法が用いられている。
【0004】図11および図12は、コプレーナ型のト
ランジスタの製造方法を示す工程図である。まず、図1
1−aに示すように、p型シリコン基板20の表面にフ
ィールド酸化膜21を形成した後、フィールド酸化膜2
1に囲まれた素子領域上にゲート酸化膜22を介して多
結晶シリコンからなるゲート電極23を形成する。続い
て、ゲート電極23をマスクとして素子領域にn+ 型の
ソース領域24、ドレイン領域25を形成する。次に、
図11−bに示すように、全面にSiO2 膜26をCV
D法により堆積させ、続いて、図11−cに示すよう
に、SiO2 膜26を反応性イオンエッチングによりエ
ッチングし、ゲート電極23の側面にのみSiO2 膜2
6を残存させ、スペーサ26aを形成する。なお、スペ
ーサ26aはゲート電極23とソース領域24、ドレイ
ン領域25間を絶縁するために必要である。次に、図1
2−aに示すように、全面にタングステン層27を形成
する。最後に、図12−bに示すように、熱処理を行い
ソース領域24、ドレイン領域25およびゲート電極2
3上にシリサイド層28を形成し、その他の部分のタン
グステン層27をエッチング除去し、コプレーナ型のト
ランジスタを製造する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
液晶表示装置等に用いられている非結晶半導体薄膜トラ
ンジスタは、逆スタガ型の構造を有するため、ゲート電
極5とソース電極8およびドレイン電極9に重なり部分
を生じて寄生容量が大きくなる。また、単結晶シリコン
基板や多結晶シリコン薄膜をシリサイド形成によりソー
ス電極およびドレイン電極を低抵抗化したコプレーナ型
のトランジスタでは、形成工程においてガラス基板の耐
熱温度を超える温度での熱処理が必要であるため、液晶
表示装置用のトランジスタとしてガラス基板上に形成す
ることはできないなど問題があった。
【0006】この発明は、上記のような問題を解決する
ためになされたもので、寄生容量の少ない自己整合型薄
膜トランジスタをガラス基板上に形成することを目的と
する。また、寄生容量の少ない薄膜トランジスタをガラ
ス基板上に形成することにより、高開口率化による低消
費電力の液晶表示装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる薄膜ト
ランジスタは、両端に不純物を注入して形成したソース
領域およびドレイン領域を有する非結晶半導体薄膜パタ
ーンと、ソース領域およびドレイン領域以外の部分に同
一形状を有する絶縁膜を介して形成されたゲート電極
と、ソース領域およびドレイン領域の表面層に形成され
た低抵抗部を備え、ソース領域およびドレイン領域がゲ
ート電極と重なり部分を有しないものである。 また、
低抵抗部は、シート抵抗が1kΩ/□以下のものであ
る。
【0008】また、薄膜トランジスタの製造方法は、基
板上に非結晶半導体薄膜パターンを形成する工程と、非
結晶半導体薄膜パターン上に絶縁膜を介してゲート電極
を形成する工程と、ゲート電極周辺部の絶縁膜をエッチ
ングする工程と、非結晶半導体薄膜パターンのエッチン
グ工程により露出した部分に不純物を注入してソース領
域およびドレイン領域を形成する工程と、全面に薄膜を
形成後、アニールを行い薄膜と接合しているソース領域
およびドレイン領域表面に低抵抗部を形成する工程と、
低抵抗部以外の薄膜をエッチングする工程を含むもので
ある。さらに、全工程が、400゜C以下で処理される
ものである。また、低抵抗部を表面層に有したソース領
域およびドレイン領域は、ゲート電極をマスクとして自
己整合的に形成されるものである。
【0009】また、薄膜は、アニールにより形成された
低抵抗部に対して選択的にエッチングできるものであ
る。さらに、薄膜は、ゲート電極に対して選択的にエッ
チングできるものである。また、ゲート電極は、薄膜に
対して選択エッチングが可能な導電体、あるいは選択エ
ッチングが可能な導電体または絶縁膜を表面層に有する
多層膜である。また、薄膜をエッチングする工程では、
ゲート電極の形成工程において用いたゲート電極上のレ
ジストを、ゲート電極の保護膜として薄膜をエッチング
するものである。さらに、薄膜は、150゜C以下の温
度で形成されると共に、150゜C以下の温度でアニー
ルすることにより、薄膜と接合しているソース領域およ
びドレイン領域表面に低抵抗部が形成されるものであ
る。また、薄膜は、アニールによりソース領域およびド
レイン領域と反応してシート抵抗が1kΩ/□以下の低
抵抗部が形成されると共に、ソース配線となりうる低抵
抗な膜である。または、薄膜は、最下層にアニールによ
りソース領域およびドレイン領域と反応してシート抵抗
が1kΩ/□以下の低抵抗部を形成できる膜を有すると
共に、その上層にソース配線となりうる低抵抗な膜を有
する多層膜である。
【0010】また、低抵抗部は、ソース領域およびドレ
イン領域の表面層に金属イオンあるいは金属を含むイオ
ンを注入後アニールして形成したものである。または、
低抵抗部は、ソース領域およびドレイン領域を形成した
基板を金属イオンを含む溶液に浸漬後アニールして形成
したものである。また、基板を金属イオンを含む溶液に
浸漬する工程では、ゲート電極をレジストで被覆して行
うものである。また、金属イオンあるいは金属を含むイ
オンの注入、または金属イオンを含む溶液への浸漬工程
は、ゲート電極周辺部の絶縁膜エッチング工程時に形成
したレジストパターンを付けた状態で行うものである。
また、液晶表示装置は、ガラス基板と、ガラス基板上に
形成された両端にソース領域およびドレイン領域を有す
る非結晶半導体薄膜パターンと、ソース領域およびドレ
イン領域以外の部分に同一形状を有する絶縁膜を介して
形成されたゲート電極と、ソース領域およびドレイン領
域の表面層に形成された低抵抗部と、低抵抗部と電気的
に接続されると共に、ゲート電極と重なり部分を有しな
いソース配線を有するソース電極およびドレイン電極
と、ドレイン電極と電気的に接続された透明導電膜より
なる画素電極と、ガラス基板と共に液晶材料を挟持する
対向電極を有する対向基板を備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の一実施の形態である薄
膜トランジスタを図について説明する。図1および図2
は本発明の薄膜トランジスタの製造工程を示す断面図で
ある。図において、1はガラス基板、2はガラス基板1
上に形成された非晶質シリコン薄膜、3は非晶質シリコ
ン薄膜2をパターニングすることにより形成されたチャ
ネル層、4はシリコン窒化膜によるゲート絶縁膜、5は
ゲート絶縁膜4を介してチャネル層3上に形成されたゲ
ート電極、6はゲート電極5上全面に形成された金属薄
膜、7はチャネル層3と金属薄膜6の接合部に形成され
たシリサイド、8および9は、シリサイド7と電気的に
接続されたソース電極およびドレイン電極である。次
に、本実施の形態による薄膜トランジスタの製造方法に
ついて説明する。まず、図1−aに示すように、ガラス
基板1の表面にプラズマCVD法等により非晶質シリコ
ン薄膜2を約100nm形成する。次に、図1−bに示
すように、非晶質シリコン薄膜2を島状にパターニング
してチャネル層3を形成する。次に、図1−cに示すよ
うに、シリコン窒化膜を全面に約500nm形成してゲ
ート絶縁膜4とする。次に、図1ーdに示すように、ス
パッタ等により、例えばアルミニウム薄膜等を成膜し、
その後レジストを用いてパターニングすることにより、
ゲート電極5をチャネル層3の上方の位置に形成する。
【0012】次に、図2−aに示すように、ゲート電極
5周辺部のゲート絶縁膜4をエッチングした後、全面に
リンイオンを注入して、上層にゲート電極5が形成され
ていない部分のチャネル層3(非晶質シリコン)にソー
ス・ドレイン領域となるn型半導体を形成する。次に、
図2−bに示すように、一層目がクロム、タングステ
ン、モリブデン、タンタル、白金あるいはコバルトのい
ずれか、二層目がアルミニウム、三層目がクロムの三層
膜からなる金属薄膜6をスパッタ法により形成する。次
に、図2−cに示すように、300゜Cでアニールを行
い、金属薄膜6と接合するチャネル層3(非晶質シリコ
ン)のソース・ドレイン領域の表面にシート抵抗が1k
Ω/□以下のシリサイド7を形成する。なお、金属薄膜
6として上記の三層膜の代わりに、非晶質シリコンと4
00゜C以下の温度で反応してシート抵抗が1kΩ/□
以下の低抵抗な化合物あるいは固溶体を形成できる金属
で、かつ形成した低抵抗部分に対して選択的にエッチン
グが可能で、更にゲート電極5に対しても選択的にエッ
チングが可能であれば、他の多層膜あるいは単層膜でも
よい。最後に、図2−dに示すように、金属薄膜6をレ
ジストを用いてパターンエッチングし、ゲート電極5上
および周辺部の金属薄膜6を除去すると共に、その他の
部分の金属薄膜6によりソース配線を有するソース電極
8およびドレイン電極9を形成する。このとき、ゲート
電極5上の金属薄膜6は、ゲート電極5に対して選択的
にエッチングされる。
【0013】この発明によれば、各工程がガラス基板の
耐熱温度以下の温度で処理を行うことができると共に、
ゲート電極5がマスクとなって自己整合的に半導体素子
を形成し、かつゲート電極5がソース電極8およびドレ
イン電極9との重なり部分を有しないため、安価なガラ
ス基板上に寄生容量の小さい自己整合型薄膜トランジス
タを形成することができる。
【0014】実施の形態2.実施の形態1では、スパッ
タ法により形成した金属薄膜6と非晶質シリコンを反応
させて低抵抗なシリサイド7を形成したが、図3および
図4に示す工程により、金属イオン11あるいは金属の
フッ化物イオン12を非晶質シリコンに注入後アニール
することにより低抵抗領域13を形成しても、実施の形
態1と同様の効果が得られる。図3および図4におい
て、10はレジスト、11は金属イオン、12は金属フ
ッ化物イオン、13は低抵抗領域である。なお、図1お
よび図2と同一部分については同符号を付し説明を省略
する。
【0015】実施の形態1と同様に、ガラス基板1上に
非晶質シリコン2(図3−a)、パターニングされたチ
ャネル層3(図3−b)、ゲート絶縁膜4(図3−
c)、ゲート電極5(図3−d)を順次形成する。次
に、図4−aに示すように、レジスト10を形成してゲ
ート電極5周辺部のゲート絶縁膜4をエッチングした
後、レジスト10を剥離する前に、全面にリンイオンを
注入して、上層にゲート電極5が形成されていない部分
のチャネル層3にソース・ドレイン領域となるn型半導
体を形成する。続いて、図4ーbに示すように、クロ
ム、タングステン、モリブデン、タンタル、白金あるい
はコバルトのいずれかの金属イオン11、またはこれら
のフッ化物イオン12を10keV程度の比較的低加速
度で注入する。ここで、レジスト10は低抵抗領域13
となる部分以外が低抵抗化されるのを防止する。
【0016】次に、図4−cに示すように、レジスト1
0を剥離した後、300゜Cでアニールを行い、チャネ
ル層3(非晶質シリコン)の表面に、注入したイオン1
1、12との化合物あるいは固溶体によるシート抵抗が
1kΩ/□以下の低抵抗領域13が形成される。最後
に、図4−dに示すように、一層目がクロム、二層目が
アルミニウム、三層目がクロムの三層膜をスパッタ法に
より形成した後、この三層膜をレジストを形成してパタ
ーンエッチングし、ゲート電極5上および周辺部の三層
膜を除去すると共に、その他の部分の三層膜によりソー
ス配線を有するソース電極8およびドレイン電極9を形
成する。このとき、ゲート電極5上の三層膜は、ゲート
電極5に対して選択的にエッチングされる。なお、上記
の三層膜の代わりに、ソース配線として十分に低抵抗な
金属で、かつゲート電極5に対して選択的にエッチング
が可能であれば、他の多層膜あるいは単層膜でもよい。
【0017】実施の形態3.実施の形態1では、スパッ
タ法により形成した金属薄膜6と非晶質シリコンを反応
させて低抵抗なシリサイド7を形成したが、図5および
図6に示す工程のように、基板1を金属イオン14を含
有する溶液に浸漬後アニールすることにより、金属イオ
ン14と非晶質シリコンの化合物あるいは固溶体による
低抵抗領域13を形成しても、実施の形態1と同様の効
果が得られる。図5および図6において、10はレジス
ト、14は溶液中の金属イオンである。なお、図1およ
び図2と同一部分については同符号を付し説明を省略す
る。
【0018】実施の形態1と同様に、ガラス基板1上に
非晶質シリコン2(図5−a)、パターニングされたチ
ャネル層3(図5−b)、ゲート絶縁膜4(図5−
c)、ゲート電極5(図5−d)を順次形成する。次
に、図6−aに示すように、レジスト10を形成してゲ
ート電極5周辺部のゲート絶縁膜4をエッチングした
後、レジスト10を剥離する前に、全面にリンイオンを
注入して、上層にゲート電極5が形成されていない部分
のチャネル層3にソース・ドレイン領域となるn型半導
体を形成する。続いて、図6−bに示すように、ゲート
電極5の腐食を防止するためにゲート電極5上にレジス
ト10aを形成後、このガラス基板1を銀あるいは白金
イオン14を含有する溶液に浸漬する。ここで、レジス
ト10は低抵抗領域13となる部分以外が低抵抗化され
るのを防止する。
【0019】次に、図6−cに示すように、レジスト1
0および10aを剥離した後、300゜Cでアニールを
行い、チャネル層3(非晶質シリコン)の表面に溶液中
のイオン14との化合物あるいは固溶体を形成し、シー
ト抵抗が1kΩ/□以下の低抵抗領域13を形成する。
最後に、図6−dに示すように、一層目がモリブデン、
二層目がアルミニウム、三層目がクロムの三層膜をスパ
ッタ法により形成した後、この三層膜をレジストを形成
してパターンエッチングし、ゲート電極5上および周辺
部の三層膜を除去すると共に、その他の部分の三層膜に
よりソース配線を有するソース電極8およびドレイン電
極9を形成する。このとき、ゲート電極5上の三層膜
は、ゲート電極5に対して選択的にエッチングされる。
なお、上記の三層膜の代わりに、ソース配線として十分
に低抵抗な金属で、かつゲート電極5に対して選択的に
エッチングが可能であれば、他の多層膜あるいは単層膜
でもよい。
【0020】実施の形態4.実施の形態1、2および3
では、ゲート電極5にアルミ薄膜を用いたが、ソース電
極8およびドレイン電極9と選択的にエッチングが可能
な導電体、あるいはソース電極8およびドレイン電極9
と選択的にエッチングが可能な導電体あるいは絶縁膜を
表面に有する多層膜をゲート電極としても実施の形態1
と同様の効果が得られる。
【0021】実施の形態5.実施の形態4では、ゲート
電極としてソース電極およびドレイン電極に対して選択
的にエッチングが可能な導電体あるいは絶縁膜を表面に
有する多層膜を用いたが、図7および図8に示す工程の
ように、ゲート電極5を形成するためのエッチングレジ
ストとして形成したレジスト15を、ソース電極8およ
びドレイン電極9形成時のエッチング工程におけるゲー
ト電極5の保護膜とすることにより、ゲート電極5の表
面層の材料をソース電極およびドレイン電極に対して選
択的にエッチングが可能な材料に限定することなく、実
施の形態1と同様の効果が得られる。図7および8にお
いて、15はゲート電極5形成工程において形成したレ
ジストである。なお、図1および図2と同一部分につい
ては同符号を付し説明を省略する。
【0022】実施の形態1と同様に、ガラス基板1上に
非晶質シリコン2(図7−a)、パターニングされたチ
ャネル層3(図7−b)、ゲート絶縁膜4(図7−
c)、ゲート電極5(図7−d)を順次形成する。次
に、図7−eに示すように、ゲート電極5をパターン形
成するためのエッチングレジストとして形成したレジス
ト15を剥離する前に、レジスト15をマスクとしてゲ
ート絶縁膜4をエッチングする。続いて、全面にリンイ
オンを注入して、上層にゲート電極5が形成されていな
い部分のチャネル層3にソース・ドレイン領域となるn
型半導体を形成する。次に、図8ーaに示すように、一
層目がクロム、タングステン、モリブデン、タンタル、
白金あるいはコバルトのいずれか、二層目がアルミニウ
ム、三層目がクロムの三層膜からなる金属薄膜6をスパ
ッタ法により形成する。
【0023】次に、図8−bに示すように、300゜C
でアニールを行い、金属薄膜6と接合するソース・ドレ
イン領域となるチャネル層3(非晶質シリコン)の表面
にシート抵抗が1kΩ/□以下のシリサイド7を形成す
る。なお、上記の三層膜の代わりに、非晶質シリコンと
400゜C以下の温度で反応してシート抵抗が1kΩ/
□以下の低抵抗な化合物あるいは固溶体を形成できる金
属で、かつ形成した低抵抗部分に対して選択的にエッチ
ングが可能であれば、他の多層膜あるいは単層膜でもよ
い。次に、図8−cに示すように、金属薄膜6をパター
ンエッチングして、ゲート電極5上および周辺部の金属
薄膜6を除去すると共に、ソース配線を有するソース電
極8およびドレイン電極9を形成する。そして最後にレ
ジスト15を剥離する。このとき、金属薄膜6として、
150゜C以下の温度で成膜されると共に、非晶質シリ
コンと150゜C以下の温度で反応してシート抵抗が1
kΩ/□以下の低抵抗なシリサイド7を形成できる金属
を用いることにより、レジスト15の熱による変質を防
止できるので、ソース配線を有するソース電極8および
ドレイン電極9形成時に用いたレジストと同時に剥離で
きる。
【0024】実施の形態6.図9はこの発明による薄膜
トランジスタを搭載したTFT型液晶表示装置のTFT
基板の部分断面図である。図において、16は透明導電
膜からなる画素電極である。なお、図1〜8と同一部分
については同符号を付し説明を省略する。実施の形態
1、2、3、4および5と同様の方法で形成された薄膜
トランジスタと、薄膜トランジスタのドレイン電極9と
電気的に接続した画素電極16をガラス基板1上にマト
リクス状に形成する。本実施の形態によれば、ガラス基
板1上に寄生容量の少ない薄膜トランジスタを形成でき
るため、高開口率化による低消費電力の液晶表示装置を
得ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、各工
程がガラス基板の耐熱温度以下の温度で処理を行うこと
ができ、かつゲート電極がソース電極およびドレイン電
極との重なり部分を有しないため、安価なガラス基板上
に寄生容量の小さい自己整合型薄膜トランジスタを形成
することができる。また、ガラス基板上に寄生容量の少
ない薄膜トランジスタを形成できるため、高開口率化に
よる低消費電力の液晶表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による薄膜トランジ
スタの製造工程を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による薄膜トランジ
スタの製造工程を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による薄膜トランジ
スタの製造工程を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による薄膜トランジ
スタの製造工程を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による薄膜トランジ
スタの製造工程を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による薄膜トランジ
スタの製造工程を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態5による薄膜トランジ
スタの製造工程を示す断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態5による薄膜トランジ
スタの製造工程を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態6による液晶表示装置
のTFT基板を示す部分断面図である。
【図10】 従来のこの種薄膜トランジスタを示す断面
図である。
【図11】 コプレーナ型のトランジスタの製造方法を
示す工程図である。
【図12】 コプレーナ型のトランジスタの製造方法を
示す工程図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板、2 非晶質シリコン薄膜、3 チャネ
ル層、4 ゲート絶縁膜、5 ゲート電極、6 金属薄
膜、7 シリサイド、8 ソース電極、9 ドレイン電
極、10 レジスト、11 金属イオン、12 金属フ
ッ化物イオン、13 低抵抗領域、14 金属イオン、
15 レジスト、16 画素電極、17 半導体層、1
8 第一の保護膜、19 コンタクト層、20 p型シ
リコン基板、21 フィールド酸化膜、23 ゲート電
極、24 ソース領域、25 ドレイン、26 SiO
2 膜、26a スペーサ、27 タングステン層、28
シリサイド層。
フロントページの続き (72)発明者 小林 和弘 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 沼野 良典 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 村井 博之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 岩佐 俊典 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 中嶋 健 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 野口 和彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 児玉 諭 熊本県菊池郡西合志町御代志997番地 株 式会社アドバンスト・ディスプレイ内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に不純物を注入して形成したソース
    領域およびドレイン領域を有する非結晶半導体薄膜パタ
    ーン、 上記ソース領域およびドレイン領域以外の部分に同一形
    状を有する絶縁膜を介して形成されたゲート電極、 上記ソース領域およびドレイン領域の表面層に形成され
    た低抵抗部を備え、上記ソース領域およびドレイン領域
    が上記ゲート電極と重なり部分を有しないことを特徴と
    する薄膜トランジスタ。
  2. 【請求項2】 低抵抗部は、シート抵抗が1kΩ/□以
    下であることを特徴とする請求項1記載の薄膜トランジ
    スタ。
  3. 【請求項3】 基板上に非結晶半導体薄膜パターンを形
    成する工程、 上記非結晶半導体薄膜パターン上に絶縁膜を介してゲー
    ト電極を形成する工程、 上記ゲート電極周辺部の上記絶縁膜をエッチングする工
    程、 上記非結晶半導体薄膜パターンの上記エッチング工程に
    より露出した部分に不純物を注入してソース領域および
    ドレイン領域を形成する工程、 全面に薄膜を形成後、アニールを行い上記薄膜と接合し
    ているソース領域およびドレイン領域表面に低抵抗部を
    形成する工程、 上記低抵抗部以外の上記薄膜をエッチングする工程を含
    むことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  4. 【請求項4】 全工程が、400゜C以下で処理される
    ことを特徴とする請求項3記載の薄膜トランジスタの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 低抵抗部を表面層に有したソース領域お
    よびドレイン領域は、ゲート電極をマスクとして自己整
    合的に形成されることを特徴とする請求項3または請求
    項4記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  6. 【請求項6】 薄膜は、アニールにより形成された低抵
    抗部に対して選択的にエッチングできることを特徴とす
    る請求項3〜5のいずれか一項記載の薄膜トランジスタ
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 薄膜は、ゲート電極に対して選択的にエ
    ッチングできることを特徴とする請求項3〜6のいずれ
    か一項記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  8. 【請求項8】 ゲート電極は、薄膜に対して選択エッチ
    ングが可能な導電体、あるいは選択エッチングが可能な
    導電体または絶縁膜を表面層に有する多層膜であること
    を特徴とする請求項3〜7のいずれか一項記載の薄膜ト
    ランジスタの製造方法。
  9. 【請求項9】 薄膜をエッチングする工程では、ゲート
    電極形成工程において形成した上記ゲート電極上のレジ
    ストを、上記ゲート電極の保護膜として薄膜をエッチン
    グすることを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項記
    載の薄膜トランジスタの製造方法。
  10. 【請求項10】 薄膜は、150゜C以下の温度で形成
    されると共に、150゜C以下の温度でアニールするこ
    とにより、上記薄膜と接合しているソース領域およびド
    レイン領域表面に低抵抗部が形成されることを特徴とす
    る請求項9記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  11. 【請求項11】 薄膜は、アニールによりソース領域お
    よびドレイン領域と反応してシート抵抗が1kΩ/□以
    下の低抵抗部が形成されると共に、ソース配線となりう
    る低抵抗な膜であることを特徴とする請求項3〜10の
    いずれか一項記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  12. 【請求項12】 薄膜は、最下層にアニールによりソー
    ス領域およびドレイン領域と反応してシート抵抗が1k
    Ω/□以下の低抵抗部を形成できる膜を有すると共に、
    その上層にソース配線となりうる低抵抗な膜を有する多
    層膜であることを特徴とする請求項3〜11のいずれか
    一項記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  13. 【請求項13】 低抵抗部は、ソース領域およびドレイ
    ン領域の表面層に金属イオンあるいは金属を含むイオン
    を注入後アニールして形成したことを特徴とする請求項
    3〜5のいずれか一項記載の薄膜トランジスタの製造方
    法。
  14. 【請求項14】 低抵抗部は、ソース領域およびドレイ
    ン領域を形成した基板を金属イオンを含む溶液に浸漬後
    アニールして形成したことを特徴とする請求項3〜5の
    いずれか一項記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  15. 【請求項15】 基板を金属イオンを含む溶液に浸漬す
    る工程では、ゲート電極をレジストで被覆して行うこと
    を特徴とする請求項14記載の薄膜トランジスタの製造
    方法。
  16. 【請求項16】 金属イオンあるいは金属を含むイオン
    の注入、または金属イオンを含む溶液への浸漬工程は、
    ゲート電極周辺部の絶縁膜エッチング工程時に形成した
    レジストパターンを付けた状態で行うことを特徴とする
    請求項13〜15のいずれか一項記載の薄膜トランジス
    タの製造方法。
  17. 【請求項17】 ガラス基板、 上記ガラス基板上に形成された両端にソース領域および
    ドレイン領域を有する非結晶半導体薄膜パターン、 上記ソース領域およびドレイン領域以外の部分に同一形
    状を有する絶縁膜を介して形成されたゲート電極、 上記ソース領域およびドレイン領域の表面層に形成され
    た低抵抗部、 上記低抵抗部と電気的に接続されると共に、上記ゲート
    電極と重なり部分を有しないソース配線を有するソース
    電極およびドレイン電極、 上記ドレイン電極と電気的に接続された透明導電膜より
    なる画素電極、 上記ガラス基板と共に液晶材料を挟持する対向電極を有
    する対向基板を備えたことを特徴とする液晶表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008311633A (ja) * 2007-05-11 2008-12-25 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法及び電子機器
CN103730364A (zh) * 2012-10-15 2014-04-16 群康科技(深圳)有限公司 低温多晶硅薄膜晶体管、其制备方法及显示设备

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