JPH1044632A - 熱転写記録媒体 - Google Patents
熱転写記録媒体Info
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- JPH1044632A JPH1044632A JP8234787A JP23478796A JPH1044632A JP H1044632 A JPH1044632 A JP H1044632A JP 8234787 A JP8234787 A JP 8234787A JP 23478796 A JP23478796 A JP 23478796A JP H1044632 A JPH1044632 A JP H1044632A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 支持体とインク層又は剥離層とインク層を合
わせた層との密着性を改善すると共に熱転写記録媒体と
しての保存安定性を高めてバーコード用として好適な熱
転写記録媒体を得る。 【解決手段】 支持体上に熱溶融性インク層を直接又は
剥離層を介して設けた熱転写記録媒体において、支持体
と熱溶融性インク層の接着強度が20℃において40g
f/cm以上、かつ、加熱後冷却時の支持体と熱溶融性
インク層との接着強度との差を20℃において30gf
/cm以上にする。
わせた層との密着性を改善すると共に熱転写記録媒体と
しての保存安定性を高めてバーコード用として好適な熱
転写記録媒体を得る。 【解決手段】 支持体上に熱溶融性インク層を直接又は
剥離層を介して設けた熱転写記録媒体において、支持体
と熱溶融性インク層の接着強度が20℃において40g
f/cm以上、かつ、加熱後冷却時の支持体と熱溶融性
インク層との接着強度との差を20℃において30gf
/cm以上にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持体上に熱溶融
性インク層を有する、特にバーコード印字用として好適
な熱転写記録媒体に関する。
性インク層を有する、特にバーコード印字用として好適
な熱転写記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、サ−マルヘッドを用いる感熱転写
記録方式が、無騒音であること、装置が比較的安価で、
かつ、小型化できること、保守が容易であること、印字
画像が安定であること等の利点から多く用いられるよう
になった。このような熱転写記録媒体の代表例として
は、(1)着色剤及びバインダーからなる熱溶融性イン
ク層(単に「インク層」というときもある)を支持体上
に直接設けたもの、(2)着色剤及びバインダーからな
る熱溶融性インク層を、ワックスを主成分とする剥離層
を介して支持体上に設けたもの、などが挙げられる。
記録方式が、無騒音であること、装置が比較的安価で、
かつ、小型化できること、保守が容易であること、印字
画像が安定であること等の利点から多く用いられるよう
になった。このような熱転写記録媒体の代表例として
は、(1)着色剤及びバインダーからなる熱溶融性イン
ク層(単に「インク層」というときもある)を支持体上
に直接設けたもの、(2)着色剤及びバインダーからな
る熱溶融性インク層を、ワックスを主成分とする剥離層
を介して支持体上に設けたもの、などが挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記(1)の
インク層のバインダーや上記(2)の剥離層のバインダ
ーは主として可塑性の低いワックスより構成されている
ものが多く、このため、支持体として多く用いられてい
るポリエチレンテレフタレート(PET)などの樹脂フ
ィルムとの接着性が極めて悪く、インク層や剥離層が機
械的外力によって支持体から剥がれてしまうといった不
具合が生じる。
インク層のバインダーや上記(2)の剥離層のバインダ
ーは主として可塑性の低いワックスより構成されている
ものが多く、このため、支持体として多く用いられてい
るポリエチレンテレフタレート(PET)などの樹脂フ
ィルムとの接着性が極めて悪く、インク層や剥離層が機
械的外力によって支持体から剥がれてしまうといった不
具合が生じる。
【0004】こうした不具合の解消を意図して、支持体
表面に凹凸をつけてインク層と支持体との接触面積を大
きくする(特開昭58−16889号公報)、支持体と
インク層との間にセルロース系樹脂、ポリエステル樹脂
などからなる中間接着層を設ける(特開昭59−165
690号、特開昭60−54894号公報など)等の手
段が提案されているが、製造方法や工程が複雑となり、
製造コストの上昇につながるといった欠点がある。
表面に凹凸をつけてインク層と支持体との接触面積を大
きくする(特開昭58−16889号公報)、支持体と
インク層との間にセルロース系樹脂、ポリエステル樹脂
などからなる中間接着層を設ける(特開昭59−165
690号、特開昭60−54894号公報など)等の手
段が提案されているが、製造方法や工程が複雑となり、
製造コストの上昇につながるといった欠点がある。
【0005】また、上記(1)のインク層のバインダー
や上記(2)の剥離層とインク層のバインダーが主とし
て可塑性の低いワックスより構成されているため、イン
ク層の剪断強度及び接着強度は低くなり、その結果、バ
ーコードプリンタ等でラダーバーコードを印字した時
に、とも落ち現象(サーマルヘッドでエネルギーを与え
ていない部分も一緒に転写してしまう現象)が発生して
不鮮明な印字となる。逆に剪断強度及び接着強度を高く
して、とも落ち現象を無くすために、バインダーとして
高分子量の樹脂を使用すると受容紙への転写が出来なく
なる。従って、いずれの場合もバーコードスキャナでは
バーコードを読み取れなくなるといった問題も発生す
る。
や上記(2)の剥離層とインク層のバインダーが主とし
て可塑性の低いワックスより構成されているため、イン
ク層の剪断強度及び接着強度は低くなり、その結果、バ
ーコードプリンタ等でラダーバーコードを印字した時
に、とも落ち現象(サーマルヘッドでエネルギーを与え
ていない部分も一緒に転写してしまう現象)が発生して
不鮮明な印字となる。逆に剪断強度及び接着強度を高く
して、とも落ち現象を無くすために、バインダーとして
高分子量の樹脂を使用すると受容紙への転写が出来なく
なる。従って、いずれの場合もバーコードスキャナでは
バーコードを読み取れなくなるといった問題も発生す
る。
【0006】本発明は上記事情から熱溶融性インク層又
は剥離層及び熱溶融性インク層とを合わせた層の密着性
を改善すると共に熱転写記録媒体としての保存安定性を
高めてバーコード用として好適な熱転写記録媒体を提供
することを目的とする。
は剥離層及び熱溶融性インク層とを合わせた層の密着性
を改善すると共に熱転写記録媒体としての保存安定性を
高めてバーコード用として好適な熱転写記録媒体を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第一に
支持体上に熱溶融性インク層を直接又は剥離層を介して
設けた熱転写記録媒体において、支持体と熱溶融性イン
ク層の接着強度が20℃において40gf/cm以上、
かつ、加熱後冷却時の支持体と熱溶融性インク層の接着
強度との差が20℃において30gf/cm以上である
ことを特徴とする熱転写記録媒体が提供される。
支持体上に熱溶融性インク層を直接又は剥離層を介して
設けた熱転写記録媒体において、支持体と熱溶融性イン
ク層の接着強度が20℃において40gf/cm以上、
かつ、加熱後冷却時の支持体と熱溶融性インク層の接着
強度との差が20℃において30gf/cm以上である
ことを特徴とする熱転写記録媒体が提供される。
【0008】第二に上記第一に記載した熱転写記録媒体
において、加熱後冷却時の支持体と熱溶融性インク層の
接着強度及び剪断強度がともに20℃において2.0〜
7.0gf/cmの範囲にあることを特徴とする熱転写
記録媒体が提供される。
において、加熱後冷却時の支持体と熱溶融性インク層の
接着強度及び剪断強度がともに20℃において2.0〜
7.0gf/cmの範囲にあることを特徴とする熱転写
記録媒体が提供される。
【0009】第三に上記第一又は第二に記載した熱転写
記録媒体において、支持体と熱溶融性インク層の剪断強
度が20℃において40gf/cm以上であることを特
徴とする熱転写記録媒体が提供される。
記録媒体において、支持体と熱溶融性インク層の剪断強
度が20℃において40gf/cm以上であることを特
徴とする熱転写記録媒体が提供される。
【0010】以下に本発明を詳細に説明する。本発明者
らは、上記のように、インク層又は剥離層とインク層と
を合わせた層の接着強度と加熱後冷却時の接着強度及び
それらの差、更には加熱後冷却時のインク層の接着強度
と剪断強度及びインク層の剪断強度をそれぞれ特定の値
に設定すると、支持体に対する密着性が改善され、ラダ
ーバーコードを印字した場合でも何ら不具合が起こらな
いことを見い出し本発明に至ったものである。
らは、上記のように、インク層又は剥離層とインク層と
を合わせた層の接着強度と加熱後冷却時の接着強度及び
それらの差、更には加熱後冷却時のインク層の接着強度
と剪断強度及びインク層の剪断強度をそれぞれ特定の値
に設定すると、支持体に対する密着性が改善され、ラダ
ーバーコードを印字した場合でも何ら不具合が起こらな
いことを見い出し本発明に至ったものである。
【0011】すなわち、支持体上に熱溶融性インク層を
直接設けるかあるいは剥離層を介して設けた熱転写記録
媒体において、上記インク層の接着強度が40gf/c
m(20℃)以上、加熱後冷却時のインク層の接着強度と
の差が30gf/cm(20℃)以上であると、不使用時
にインク層の脱落が起こらないだけでなくバーコード用
プリンタでラダーバーコードを印字してもとも落ち現象
の発生がなく、バーコードスキャナで十分に判読でき
る。また、加熱後冷却時のインク層の剪断強度及び接着
強度が2.0〜7.0gf/cmであると、受容紙への
インクの接着力が弱い場合、特に平滑度の高いポリエチ
レンフィルムなどの場合、一度転写したインクが熱転写
記録媒体側へ引き戻される、いわゆる転写不良という現
象が発生しない。更に、インク層の剪断強度が40gf
/cm(20℃)以上であると上述した諸効果を一層増加
させる。
直接設けるかあるいは剥離層を介して設けた熱転写記録
媒体において、上記インク層の接着強度が40gf/c
m(20℃)以上、加熱後冷却時のインク層の接着強度と
の差が30gf/cm(20℃)以上であると、不使用時
にインク層の脱落が起こらないだけでなくバーコード用
プリンタでラダーバーコードを印字してもとも落ち現象
の発生がなく、バーコードスキャナで十分に判読でき
る。また、加熱後冷却時のインク層の剪断強度及び接着
強度が2.0〜7.0gf/cmであると、受容紙への
インクの接着力が弱い場合、特に平滑度の高いポリエチ
レンフィルムなどの場合、一度転写したインクが熱転写
記録媒体側へ引き戻される、いわゆる転写不良という現
象が発生しない。更に、インク層の剪断強度が40gf
/cm(20℃)以上であると上述した諸効果を一層増加
させる。
【0012】図面により本発明における接着強度及び剪
断強度の測定方法を説明する。図1は測定に使用したH
EIDON表面性測定機の説明図であり縦断した状態を
示す。使用機種はHEIDON社製HEIDON−14
である。この試験機を用いてインク層の接着強度及び剪
断強度を測定する方法を説明する。図1において、1は
セロハン粘着テープ(ニチバン社製:セロテープ18m
m×35mm)、2は熱転写記録媒体であり、セロテー
プ1の接着面はインク層と相対している。2aはインク
層及び剥離層であり、2bは支持体層である。3は補強
板であり、この場合厚いステンレス鋼板を用いた。4は
固定具であり、セロテープで粘着した媒体2を一定の速
度で剥離させ、その状態を観察した。
断強度の測定方法を説明する。図1は測定に使用したH
EIDON表面性測定機の説明図であり縦断した状態を
示す。使用機種はHEIDON社製HEIDON−14
である。この試験機を用いてインク層の接着強度及び剪
断強度を測定する方法を説明する。図1において、1は
セロハン粘着テープ(ニチバン社製:セロテープ18m
m×35mm)、2は熱転写記録媒体であり、セロテー
プ1の接着面はインク層と相対している。2aはインク
層及び剥離層であり、2bは支持体層である。3は補強
板であり、この場合厚いステンレス鋼板を用いた。4は
固定具であり、セロテープで粘着した媒体2を一定の速
度で剥離させ、その状態を観察した。
【0013】次に加熱後冷却時でのインク層の接着強度
及び剪断強度を測定する方法を説明する。バーコード用
熱転写プリンタ(TEC社製:B−30)を用い、20℃
60%RHの条件下において、受容紙と熱転写記録媒体
を2″/secのスピードで重ね合わせた状態でサーマ
ルヘッドより19.6mj/mm2のエネルギーを与
え、これにより受容紙と媒体を接着させる。測定は熱印
加により接着した受容紙と媒体の一端を図1のように剥
離させ、剥離した受容紙の端部を固定具4で挟み、一定
の速度で剥離させ、その状態を観察した。なお、測定条
件は次の通りである。 剥離角度:180° 剥離速度:75mm/min 試験片の幅:6.3mm 試験環境温度:20℃ ここで、剪断強度とは、剥離層及びインク層のみが粘着
テープ及び受容紙側に残り剥がされていく際に、剥がし
はじめるときに加わる力であり、接着強度とは剥がして
いるときに加わる力のことをいう。
及び剪断強度を測定する方法を説明する。バーコード用
熱転写プリンタ(TEC社製:B−30)を用い、20℃
60%RHの条件下において、受容紙と熱転写記録媒体
を2″/secのスピードで重ね合わせた状態でサーマ
ルヘッドより19.6mj/mm2のエネルギーを与
え、これにより受容紙と媒体を接着させる。測定は熱印
加により接着した受容紙と媒体の一端を図1のように剥
離させ、剥離した受容紙の端部を固定具4で挟み、一定
の速度で剥離させ、その状態を観察した。なお、測定条
件は次の通りである。 剥離角度:180° 剥離速度:75mm/min 試験片の幅:6.3mm 試験環境温度:20℃ ここで、剪断強度とは、剥離層及びインク層のみが粘着
テープ及び受容紙側に残り剥がされていく際に、剥がし
はじめるときに加わる力であり、接着強度とは剥がして
いるときに加わる力のことをいう。
【0014】図2及び図3は本発明に係る熱転写記録媒
体の断面図であり、図2はインク層が直接支持体上に設
けられた例であり、図3はインク層が剥離層を介して支
持体上に設けられた例を示す。これら媒体を構成する詳
細については次に述べる実施の形態の中で説明する。
体の断面図であり、図2はインク層が直接支持体上に設
けられた例であり、図3はインク層が剥離層を介して支
持体上に設けられた例を示す。これら媒体を構成する詳
細については次に述べる実施の形態の中で説明する。
【0015】
【発明の実施の形態】まず支持体12としては、例え
ば、ポリエステル、ポリカーボネート、トリアセチルセ
ルロース、ナイロン、ポリイミド等の比較的耐熱性の良
いプラスチックフィルムのほか、グラシン紙、コンデン
サー紙、金属箔等があり、その厚さは約2〜15μm、
好ましくは3〜10μmの範囲である。なお、支持体1
2のサーマルヘッドと接する側の表面(インク層の存在
する側とは反対の面)には、必要に応じて、シリコン樹
脂、シリコンゴム、シリコン変性樹脂、フッ素樹脂、ポ
リイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミ
ン樹脂、ニトロセルロース等からなる耐熱性及び/又は
滑性保護層14をを設けることにより、支持体の耐熱性
及び/又は滑性を向上させることが出来る。
ば、ポリエステル、ポリカーボネート、トリアセチルセ
ルロース、ナイロン、ポリイミド等の比較的耐熱性の良
いプラスチックフィルムのほか、グラシン紙、コンデン
サー紙、金属箔等があり、その厚さは約2〜15μm、
好ましくは3〜10μmの範囲である。なお、支持体1
2のサーマルヘッドと接する側の表面(インク層の存在
する側とは反対の面)には、必要に応じて、シリコン樹
脂、シリコンゴム、シリコン変性樹脂、フッ素樹脂、ポ
リイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミ
ン樹脂、ニトロセルロース等からなる耐熱性及び/又は
滑性保護層14をを設けることにより、支持体の耐熱性
及び/又は滑性を向上させることが出来る。
【0016】次に熱溶融性インク層13は、従来の熱溶
融性層と同様な着色剤、ワックス類及び樹脂類を主成分
とする。着色剤としては従来公知の染料及び顔料の中か
ら適宜選択される。ワックス類としては、例えばパラフ
ィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、酸化パ
ラフィンワックス、キャンデリラワックス、カルナウバ
ワックス、モンタンワックス、セレシンワックス、ポリ
エチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、カスタ
ーワックス、牛脂硬化油、ラノリン、ソルビタンステア
レート、ソルビタンパルミテート、ステアリルアルコー
ル、ポリアミドワックス、オレイルアミド、ヒドロキシ
ステアリン酸、合成合金ワックスなどのろう状物質が挙
げられる。樹脂類としては、ゴム等のエラストマー、ポ
リアミド系、ポリエステル系、ポリウレタン系、塩化ビ
ニル系、石油系、スチレン系、ブチラール系、フェノー
ル系、アクリロニトリル系などの樹脂のほかにエチレン
−酢酸ビニル共重合体やエチレン−アクリル系共重合樹
脂が挙げられる。
融性層と同様な着色剤、ワックス類及び樹脂類を主成分
とする。着色剤としては従来公知の染料及び顔料の中か
ら適宜選択される。ワックス類としては、例えばパラフ
ィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、酸化パ
ラフィンワックス、キャンデリラワックス、カルナウバ
ワックス、モンタンワックス、セレシンワックス、ポリ
エチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、カスタ
ーワックス、牛脂硬化油、ラノリン、ソルビタンステア
レート、ソルビタンパルミテート、ステアリルアルコー
ル、ポリアミドワックス、オレイルアミド、ヒドロキシ
ステアリン酸、合成合金ワックスなどのろう状物質が挙
げられる。樹脂類としては、ゴム等のエラストマー、ポ
リアミド系、ポリエステル系、ポリウレタン系、塩化ビ
ニル系、石油系、スチレン系、ブチラール系、フェノー
ル系、アクリロニトリル系などの樹脂のほかにエチレン
−酢酸ビニル共重合体やエチレン−アクリル系共重合樹
脂が挙げられる。
【0017】これらインク層13を構成する各材料の重
量比率としては、着色剤/ワックス類/樹脂類=5〜3
0/5〜30/30〜90が適当である。
量比率としては、着色剤/ワックス類/樹脂類=5〜3
0/5〜30/30〜90が適当である。
【0018】インク層13の接着強度が20℃において
40gf/cm以上であり、加熱後冷却時のインク層の
接着強度との差が30gf/cm(20℃)以上、更に加
熱後冷却時のインク層の接着強度及び剪断強度が2.0
〜7.0gf/cm(20℃)、更にまたインク層の剪断
強度が40gf/cm(20℃)以上であるためには、ア
クリロニトリル又はメタクリロニトリルをべースとした
共重合体を用いることが好ましい。
40gf/cm以上であり、加熱後冷却時のインク層の
接着強度との差が30gf/cm(20℃)以上、更に加
熱後冷却時のインク層の接着強度及び剪断強度が2.0
〜7.0gf/cm(20℃)、更にまたインク層の剪断
強度が40gf/cm(20℃)以上であるためには、ア
クリロニトリル又はメタクリロニトリルをべースとした
共重合体を用いることが好ましい。
【0019】具体例としては、アクリロニトリル−メチ
ルメタクリレート、アクリロニトリル−メチルアクリレ
−ト、アクリロニトリル−エチルメタクリレート、アク
リロニトリル−エチルアクリレ−ト、アクリロニトリル
−n−ブチルメタクリレート、アクリロニトリル−グリ
シジルメタクリレート、アクリロニトリル−グリシジル
アクリレート、アクリロニトリル−2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、アクリロニトリル−iso−ブチル
メタクリレート、アクリロニトリル−tert−ブチル
メタクリレート、アクリロニトリル−2−ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート及びアクリロニトリルをメタクリ
ロニトリルに変えた上記全ての組合せの共重合体であ
る。
ルメタクリレート、アクリロニトリル−メチルアクリレ
−ト、アクリロニトリル−エチルメタクリレート、アク
リロニトリル−エチルアクリレ−ト、アクリロニトリル
−n−ブチルメタクリレート、アクリロニトリル−グリ
シジルメタクリレート、アクリロニトリル−グリシジル
アクリレート、アクリロニトリル−2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、アクリロニトリル−iso−ブチル
メタクリレート、アクリロニトリル−tert−ブチル
メタクリレート、アクリロニトリル−2−ヒドロキシプ
ロピルメタクリレート及びアクリロニトリルをメタクリ
ロニトリルに変えた上記全ての組合せの共重合体であ
る。
【0020】インク層13には、これらの他に脂肪酸エ
ステル、グリコールエステル、リン酸エステル、エポキ
シ化アマニ油等の可塑剤やオイルなども少量(30℃以
下)なら添加しても構わない。
ステル、グリコールエステル、リン酸エステル、エポキ
シ化アマニ油等の可塑剤やオイルなども少量(30℃以
下)なら添加しても構わない。
【0021】インク層13はホットメルトあるいは溶剤
に溶解分散した状態で塗布し、乾燥することで形成で
き、その厚さは1〜10μm、好ましくは2〜6μm
(図2の場合)であり、また1〜3μm(図3の場合)であ
る。インク層の厚さが1μmより薄いと、濃度不足や平
滑度の比較的低い紙への印字欠けが生じ、逆に10μm
を越えると接着強度が低下し、インク層剥がれが発生す
る。また、インク層の厚みが厚すぎると剪断強度が増大
するため転写不良を招く場合もある。
に溶解分散した状態で塗布し、乾燥することで形成で
き、その厚さは1〜10μm、好ましくは2〜6μm
(図2の場合)であり、また1〜3μm(図3の場合)であ
る。インク層の厚さが1μmより薄いと、濃度不足や平
滑度の比較的低い紙への印字欠けが生じ、逆に10μm
を越えると接着強度が低下し、インク層剥がれが発生す
る。また、インク層の厚みが厚すぎると剪断強度が増大
するため転写不良を招く場合もある。
【0022】剥離層15は、主として、40〜100℃
の融点を有するパラフィンワックス、マイクロクリスタ
リンワックス、酸化パラフィンワックス、キャンデリラ
ワックス、カルナウバワックス、モンタンワックス、セ
レシンワックス、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチ
レンワックス、カスターワックス、牛脂硬化油、ラノリ
ン、木ロウ、ソルビタンステアレート、ソルビタンパル
ミテート、ステアリルアルコール、ポリアミドワック
ス、オレイルアミド、ステアリルアミド、ヒドロキシス
テアリン酸、合成エステルワックス、合成合金ワックス
などのろう状物質で構成されているが、これらには必要
に応じてゴム等のエラストマー、ポリビニルブチラー
ル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ニトロセルロ
ース、エポキシ樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹
脂、エチレン−α−オレフィン共重合樹脂、α−オレフ
ィン−無水マレイン酸共重合樹脂、エチレン−メタクリ
ル酸共重合樹脂、エチルセルロールなどの1種又は2種
以上が適当量混合されても良い。
の融点を有するパラフィンワックス、マイクロクリスタ
リンワックス、酸化パラフィンワックス、キャンデリラ
ワックス、カルナウバワックス、モンタンワックス、セ
レシンワックス、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチ
レンワックス、カスターワックス、牛脂硬化油、ラノリ
ン、木ロウ、ソルビタンステアレート、ソルビタンパル
ミテート、ステアリルアルコール、ポリアミドワック
ス、オレイルアミド、ステアリルアミド、ヒドロキシス
テアリン酸、合成エステルワックス、合成合金ワックス
などのろう状物質で構成されているが、これらには必要
に応じてゴム等のエラストマー、ポリビニルブチラー
ル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ニトロセルロ
ース、エポキシ樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹
脂、エチレン−α−オレフィン共重合樹脂、α−オレフ
ィン−無水マレイン酸共重合樹脂、エチレン−メタクリ
ル酸共重合樹脂、エチルセルロールなどの1種又は2種
以上が適当量混合されても良い。
【0023】
【実施例】次に本発明を実施例及び比較例により更に詳
細に説明する。なお、以下において示す部及び%はいず
れも重量基準である。
細に説明する。なお、以下において示す部及び%はいず
れも重量基準である。
【0024】〔実施例1〕厚さ約4.5μmのPETフ
ィルム上に下記A成分の塗液を乾燥後の厚さが約2μm
になるようにワイヤーバーを用いて塗布し、乾燥して熱
溶融性インク層を形成し熱転写記録媒体とした。 〈A成分〉 カーボンブラック 20部 カルナウバワックス 20部 メチルメタクリレート−アクリロニトリル共重合樹脂 60部 ポリエステル 40部 メチルエチルケトン 900部
ィルム上に下記A成分の塗液を乾燥後の厚さが約2μm
になるようにワイヤーバーを用いて塗布し、乾燥して熱
溶融性インク層を形成し熱転写記録媒体とした。 〈A成分〉 カーボンブラック 20部 カルナウバワックス 20部 メチルメタクリレート−アクリロニトリル共重合樹脂 60部 ポリエステル 40部 メチルエチルケトン 900部
【0025】〔実施例2〕厚さ約4.5μmのPETフ
ィルム上に下記B成分の塗液を乾燥後の厚さが約1.5
μmになるようにワイヤーバーを用いて塗布し、乾燥し
て剥離層を形成し、更にその上に下記C成分からなる塗
液を乾燥後の厚さが約2μmになるようにワイヤーバー
を用いて塗布し熱溶融性インク層を形成し熱転写記録媒
体とした。 〈B成分〉 カルナウバワックス 95部 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 5部 トルエン 700部 メチルエチルケトン 200部 〈C成分〉 カーボンブラック 30部 メチルメタクリレート−アクリロニトリル共重合樹脂 40部 ポリエステル 30部 メチルエチルケトン 900部
ィルム上に下記B成分の塗液を乾燥後の厚さが約1.5
μmになるようにワイヤーバーを用いて塗布し、乾燥し
て剥離層を形成し、更にその上に下記C成分からなる塗
液を乾燥後の厚さが約2μmになるようにワイヤーバー
を用いて塗布し熱溶融性インク層を形成し熱転写記録媒
体とした。 〈B成分〉 カルナウバワックス 95部 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 5部 トルエン 700部 メチルエチルケトン 200部 〈C成分〉 カーボンブラック 30部 メチルメタクリレート−アクリロニトリル共重合樹脂 40部 ポリエステル 30部 メチルエチルケトン 900部
【0026】〔実施例3〕実施例2においてB成分を下
記D成分に変えた以外は実施例2と同様にして熱転写記
録媒体を作製した。 〈D成分〉 カルナウバワックス 90部 エポキシ樹脂 10部 トルエン 700部 メチルエチルケトン 200部
記D成分に変えた以外は実施例2と同様にして熱転写記
録媒体を作製した。 〈D成分〉 カルナウバワックス 90部 エポキシ樹脂 10部 トルエン 700部 メチルエチルケトン 200部
【0027】〔実施例4〕実施例2においてB成分を下
記E成分に変えた以外は実施例2と同様にして熱転写記
録媒体を作製した。 〈E成分〉 カルナウバワックス 95部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 5部 トルエン 700部 メチルエチルケトン 200部
記E成分に変えた以外は実施例2と同様にして熱転写記
録媒体を作製した。 〈E成分〉 カルナウバワックス 95部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂 5部 トルエン 700部 メチルエチルケトン 200部
【0028】〔実施例5〕実施例2においてB成分を下
記F成分に変えた以外は実施例2と同様にして熱転写記
録媒体を作製した。 〈F成分〉 カルナウバワックス 85部 エチレン−メタクリル酸共重合樹脂 15部 トルエン 700部 メチルエチルケトン 200部
記F成分に変えた以外は実施例2と同様にして熱転写記
録媒体を作製した。 〈F成分〉 カルナウバワックス 85部 エチレン−メタクリル酸共重合樹脂 15部 トルエン 700部 メチルエチルケトン 200部
【0029】〔比較例1〕実施例2においてB成分を下
記G成分に変えた以外は実施例2と同様にして熱転写記
録媒体を作製した。 〈G成分〉 カルナウバワックス 97部 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 3部 トルエン 700部 メチルエチルケトン 200部
記G成分に変えた以外は実施例2と同様にして熱転写記
録媒体を作製した。 〈G成分〉 カルナウバワックス 97部 エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂 3部 トルエン 700部 メチルエチルケトン 200部
【0030】〔比較例2〕実施例2においてB成分を下
記H成分に変えた以外は実施例2と同様にして熱転写記
録媒体を作製した。 〈H成分〉 カルナウバワックス 100部 スチレン−ブタジエン共重合樹脂 10部 トルエン 700部 メチルエチルケトン 200部
記H成分に変えた以外は実施例2と同様にして熱転写記
録媒体を作製した。 〈H成分〉 カルナウバワックス 100部 スチレン−ブタジエン共重合樹脂 10部 トルエン 700部 メチルエチルケトン 200部
【0031】〔比較例3〕実施例2においてB成分を下
記I成分に変えた以外は実施例2と同様にして熱転写記
録媒体を作製した。 〈I成分〉 カルナウバワックス 100部 トルエン 700部 メチルエチルケトン 200部
記I成分に変えた以外は実施例2と同様にして熱転写記
録媒体を作製した。 〈I成分〉 カルナウバワックス 100部 トルエン 700部 メチルエチルケトン 200部
【0032】上記のようにして得られた実施例及び比較
例の熱転写記録媒体について、支持体−熱溶融性インク
層間の接着力等を測定した結果を表1に示す。
例の熱転写記録媒体について、支持体−熱溶融性インク
層間の接着力等を測定した結果を表1に示す。
【0033】
【表1】 (注1)転写性はバーコード部分が鮮明に印字されている
かどうかで評価した。 ○:バーコード部分が鮮明に印字転写されている。 ×:バーコード部分が不鮮明な印字となり、部分的に転
写されないバーコードがある。 (注2)ラダーバーコードの読み取り率はバーコード部分
をレーザーチェックLC−2811(SYMBOL TECHNOLOG
IES,INC.社製)により、レーザーを100回走査させて
何回読み取ることができたか100分率で表した。
かどうかで評価した。 ○:バーコード部分が鮮明に印字転写されている。 ×:バーコード部分が不鮮明な印字となり、部分的に転
写されないバーコードがある。 (注2)ラダーバーコードの読み取り率はバーコード部分
をレーザーチェックLC−2811(SYMBOL TECHNOLOG
IES,INC.社製)により、レーザーを100回走査させて
何回読み取ることができたか100分率で表した。
【0034】表1よりインク層の接着強度と剪断強度が
40gf/cm未満(20℃)で、接着強度と加熱後冷却
時の接着強度の差が30gf/cm未満(20℃)の場
合、不使用時のインク層の脱落が起こりやすく、バーコ
ード用プリンタでラダーバーコードを印字するととも落
ち現象が発生することが分かる。また、加熱後冷却時の
インク層の剪断強度及び接着強度が7.0gf/cmを
越えると転写性が悪化することが分かる。いずれにして
も本発明の規定条件が極めて限定的であることが分か
る。
40gf/cm未満(20℃)で、接着強度と加熱後冷却
時の接着強度の差が30gf/cm未満(20℃)の場
合、不使用時のインク層の脱落が起こりやすく、バーコ
ード用プリンタでラダーバーコードを印字するととも落
ち現象が発生することが分かる。また、加熱後冷却時の
インク層の剪断強度及び接着強度が7.0gf/cmを
越えると転写性が悪化することが分かる。いずれにして
も本発明の規定条件が極めて限定的であることが分か
る。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、支持体と
熱溶融性インク層又は剥離層及び熱溶融性インク層とを
合わせた層の接着強度及び剪断強度を規定することによ
り、不使用時のインク層の脱落、またラダーバーコード
印字時のとも落ち現象の発生、更に平滑性の受容紙を用
いた場合のいわゆる転写不良の発生がない熱転写記録媒
体を得ることができる。
熱溶融性インク層又は剥離層及び熱溶融性インク層とを
合わせた層の接着強度及び剪断強度を規定することによ
り、不使用時のインク層の脱落、またラダーバーコード
印字時のとも落ち現象の発生、更に平滑性の受容紙を用
いた場合のいわゆる転写不良の発生がない熱転写記録媒
体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写記録媒体の特性の測定に用いた
測定機の説明図である。
測定機の説明図である。
【図2】本発明の熱転写記録媒体の一例を示す概略断面
図である。
図である。
【図3】本発明の熱転写記録媒体の別の例を示す概略断
面図である。
面図である。
1 セロテープ 2 熱転写記録媒体 2a インク層及び剥離層 2b 支持体 3 補強板 4 固定具 11 熱転写記録媒体 12 フィルム支持体 13 インク層 14 耐熱性及び/又は滑性層 15 剥離層
Claims (3)
- 【請求項1】 支持体上に熱溶融性インク層を直接又は
剥離層を介して設けた熱転写記録媒体において、支持体
と熱溶融性インク層の接着強度が20℃において40g
f/cm以上、かつ、加熱後冷却時の支持体と熱溶融性
インク層の接着強度との差が20℃において30gf/
cm以上であることを特徴とする熱転写記録媒体。 - 【請求項2】 請求項1の熱転写記録媒体において、加
熱後冷却時の支持体と熱溶融性インク層の接着強度及び
剪断強度がともに20℃において2.0〜7.0gf/
cmの範囲にあることを特徴とする熱転写記録媒体。 - 【請求項3】 請求項1又は2の熱転写記録媒体におい
て、支持体と熱溶融性インク層の剪断強度が20℃にお
いて40gf/cm以上であることを特徴とする熱転写
記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8234787A JPH1044632A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 熱転写記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8234787A JPH1044632A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 熱転写記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1044632A true JPH1044632A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16976381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8234787A Pending JPH1044632A (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 熱転写記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1044632A (ja) |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP8234787A patent/JPH1044632A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040107 |
|
| RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20040122 |