JPH1044855A - 小物入れ兼カップホルダー装置 - Google Patents

小物入れ兼カップホルダー装置

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JPH1044855A
JPH1044855A JP33624796A JP33624796A JPH1044855A JP H1044855 A JPH1044855 A JP H1044855A JP 33624796 A JP33624796 A JP 33624796A JP 33624796 A JP33624796 A JP 33624796A JP H1044855 A JPH1044855 A JP H1044855A
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box body
lid
cup
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Shinya Shinozaki
伸哉 篠崎
Kiichiro Ito
紀一郎 伊藤
Masayuki Yoshimoto
雅之 芳本
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Piolax Inc
Mitsubishi Motors Corp
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Piolax Inc
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小物入れとカップホルダーの両立使用が可能
な兼用装置の提供。 【解決手段】 上方が開放されて内部に小物を入れるボ
ックス本体1と、該ボックス本体1の開放口を開閉する
リッド2と、ボックス本体1の上部内側に収められるト
レイ3とを備え、ロック手段12・13・24・25の
選択で、リッド2がトレイ3と一緒にボックス本体1の
開放口を閉じる状態と、リッド2がトレイ3と一緒にボ
ックス本体1の開放口を開く状態と、トレイ3がボック
ス本体1の上部内側に収められリッド2が当該トレイ3
から離間してトレイ3の上方を開放する状態とに切り替
えられる構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のインスト
ルメントパネルやコンソールボックス等に設けられて、
コイン等の小物入れとして使用したり、ドリンクカップ
や缶等のカップホルダーとして使用することのできる兼
用装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種兼用装置として、例えば、
実開平7−40263号公報に示すものが存する。該従
来の兼用装置は、具体的には図示しないが、上方が開放
されたボックス本体を備え、該ボックス本体の側壁に開
口を形成すると共に、同側壁の外側に当該開口と連通す
る収納部を設けて、該収納部内に上記開口からボックス
本体の内側に出没する押え部材を移動可能に配する一
方、押え部材を付勢ばね圧で常時ボックス本体の内側方
向に弾性付勢すると共に、押え部材をロック手段を介し
て当該付勢ばね圧に抗して収納部内にロックできる構成
となっている。
【0003】依って、斯る兼用装置の下では、ボックス
本体をインストルメントパネル等に画成されている空所
内に固設して、上記押え部材をその付勢ばね圧に抗して
収納部内にロックすると、当該押え部材はボックス本体
の内側に突出することなく、自身の前面で側壁に形成さ
れた開口を閉塞するので、これにより、ボックス本体を
小物入れとして使用することが保障できる。
【0004】又、逆に、収納部内でのロック状態を解除
して、押え部材をその付勢ばね圧で開口からボックス本
体の内側にストッパーの規制を受けるまで突出させる
と、今度は、この押え部材の前面とボックス本体の対向
壁面間にカップを支持する支持空間が画成されるので、
これにより、ボックス本体をカップホルダーとしても使
用することが保障できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の兼用
装置にあっては、ボックス本体を小物入れとして使用し
たり、カップホルダーとして使用することが保障できる
と雖も、実際には、ボックス本体を小物入れとして使用
している時には、ボックス本体をカップホルダーとして
使用することはできず、逆に、ボックス本体をカップホ
ルダーとして使用している時には、ボックス本体を小物
入れとして使用することができないので、それ程、融通
性に富んだ兼用装置とは言えなかった。又、ボックス本
体の兼用使用を可能とするために、ボックス本体の側壁
の外側に押え部材を配する収納部を設けることは、自ず
と、装置自体が大型化する嫌いもあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯る従来の兼
用装置が抱える課題を有効に解決するために開発された
もので、請求項1記載の発明は、上方が開放されて内部
に小物を入れるボックス本体と、該ボックス本体の開放
口を開閉するリッドと、ボックス本体の上部内側に収め
られるトレイとを備え、ロック手段の選択で、リッドが
トレイと一緒にボックス本体の開放口を閉じる状態と、
リッドがトレイと一緒にボックス本体の開放口を開く状
態と、トレイがボックス本体の上部内側に収められリッ
ドが当該トレイから離間してトレイの上方を開放する状
態とに切り替えられる構成を採用した。
【0007】請求項2記載の発明は、上方が開放されて
内部に小物を入れるボックス本体と、該ボックス本体の
開放口を開閉するリッドと、ボックス本体の上部内側に
収められるトレイと、該トレイと共働してカップを支持
する支持部材とを備え、ボックス本体とリッドとトレイ
とは、互いに回動可能に軸支され、リッドは、ボックス
本体とトレイに対してロックできる構成となす一方、支
持部材は、リッド側に回動可能に軸支されて、トレイが
リッドにロックされている時には、トレイ内に折り畳ま
れ、トレイの当該ロックが解除された時には、トレイの
リッドから離間する方向への回動と連動して、カップを
支持する状態に展開できる構成を採用した。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2を前提と
して、支持部材は、リッド側に回動可能に軸支される基
体部と、該基体部に内外方向へ回動可能に連結される一
対の第1腕部と、該各第1腕部に上下方向へ回動可能に
連結される一対の第2腕部とから成り、一対の第1腕部
は、基体部に対して外方向へ拡開する状態に弾性付勢さ
れ、一対の第2腕部は、第1腕部に対して水平方向へ伸
長する状態に弾性付勢される構成を採用した。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項3を前提と
して、トレイは、支持部材の折り畳み時に、第1腕部の
側面を当接する部位と、第2腕部の先端下面を当接する
部位を有して、当該各部位に対する第1腕部と第2腕部
の当接で、支持部材を内部に折り畳む構成を採用した。
【0010】尚、上記請求項3乃至請求項4の下では、
トレイと支持部材とを、リッド側にスライド可能に支承
されるスライダーによって連結して、ロックが解除され
たトレイをリッドから離間する方向へ回動させた時に
は、上記スライダーの作用で、支持部材の基体部をリッ
ドに対して回動させながら、一対の第1腕部をその弾性
付勢力で外方向へ回動させ、一対の第2腕部をその弾性
付勢力で水平方向へ回動させる構成となすか、或いは、
これに加えて、スライダーの両端部に、トレイと支持部
材の回動支点から偏位した貫通状長孔を形成して、当該
各貫通状長孔を利用して、スライダーの両端部をトレイ
と支持部材とにピンを介して連結する構成となせば、ト
レイのリッドから離間する方向への回動と連動して、支
持部材を自動的にその展開状態に復帰させることが可能
となる。
【0011】請求項5記載の発明は、上方が開放されて
内部に小物を入れるボックス本体と、該ボックス本体の
開放口を開閉するリッドと、ボックス本体の上部内側に
収められるトレイと、該トレイと共働してカップを支持
する支持部材とを備え、ボックス本体とリッドとトレイ
と支持部材とは、互いに回動可能に軸支され、リッド
は、カップの側面を支持する背当て部を有し、ボックス
本体とトレイに対してロックできる構成となす一方、支
持部材は、トレイがリッドにロックされている時には、
トレイとリッドの間に収納され、トレイの当該ロックが
解除された時には、カップを支持する状態に展開するも
ので、ボックス本体側に回動可能に軸支される基体部
と、該基体部に上下方向へ回動可能に連結される一対の
腕部と、該一対の腕部間に揺動可能に軸支される揺動片
部とから成り、該揺動片部は、上記一対の腕部に対して
重合する状態に弾性付勢されて、揺動片部の重合した状
態では、一対の腕部が傾斜する基体部からトレイ面と平
行する姿勢に回動し、揺動片部が弾性付勢力に抗して一
対の腕片から離間する方向に揺動した状態では、一対の
腕部が傾斜する基体部から連続して伸長する姿勢に回動
する構成を採用した。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項5を前提と
して、支持部材の基体部にストッパーアームを回動可能
に軸支して、トレイがリッドにロックされている時に
は、ストッパーアームを基体部に対してトレイ面と平行
する姿勢に折り畳み、トレイの当該ロックが解除された
時には、ストッパーアームを基体部に対してトレイ面と
直交する姿勢に起立させる構成を採用した。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項5乃至請求
項6を前提として、揺動片部の背当て部と対向する内周
縁が湾曲状を呈し、且つ、その中央上面が下方に湾曲し
ている構成を採用した。
【0014】尚、上記した請求項1乃至請求項7の下で
は、トレイの底面にカップの底部を載置する凹部を形成
するか、或いは、カップの底部外周に沿う環状凸部を形
成する構成となせば、カップを安定した状態に支持でき
る。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項1を前提と
して、ボックス本体の内側に隔壁を設けて、当該ボック
ス本体の内部を小物収納室と液体回収室とに仕切った構
成を採用した。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項8を前提と
して、トレイ側にボックス本体の液体回収室へトレイ上
の液体を流し入れる回収口を設ける構成を採用した。
【0017】請求項10記載の発明は、請求項8乃至請
求項9を前提として、ボックス本体の内側面にトレイの
側縁を支える段部を形成する構成を採用した。
【0018】依って、請求項1記載の発明によれば、ロ
ック手段の選択で、リッドをトレイと一緒にボックス本
体の開放口を開閉する状態におけば、ボックス本体を小
物入れとして使用することが可能となり、トレイをボッ
クス本体の上部内側に収めリッドを当該トレイから離間
してトレイの上方を開放する状態におけば、カップホル
ダーとして使用することが可能となる。しかも、カップ
ホルダーとして使用されている状態でも、ボックス本体
をそのまま小物入れとして継続使用できる。
【0019】又、請求項2・5記載の発明によれば、ト
レイをリッド側にロックして、当該リッドでボックス本
体の開放口を開閉すれば、ボックス本体を小物入れとし
て使用することが可能となり、逆に、トレイのリッドに
対するロックを解除して、支持部材をカップを支持でき
る状態に展開すれば、カップホルダーとして使用するこ
とが可能となる。
【0020】請求項3・4記載の発明によれば、支持部
材の折り畳み動作と展開動作が確実に保障でき、又、請
求項5記載の発明によれば、上記の利点に加えて、径の
異なるカップをも安定して支持することが可能となる。
請求項6記載の発明によれば、支持部材がトレイ側に倒
れ込むのを有効に防止できる。請求項7記載の発明によ
れば、カップの安定した支持が一層可能となると共に、
大径なカップを支持するため、揺動片部を揺動させる時
に、カップの底部が揺動片部にひっかかることを防止で
きる。請求項8・9記載の発明によれば、トレイ上に零
れたドリンクや水滴がボックス本体の小物収納室に流れ
込むのを防止できる。請求項10記載の発明によれば、
リッドとトレイとのロック状態が確実に得られると共
に、段部は小物の最大収納量の目安となる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する各好適な
実施の形態に基づいて詳述する。第一実施の形態に係る
小物入れ兼カップホルダー装置は、図1に示す如く、主
として、上方が開放されて内部にコイン等の小物を入れ
る高さの高いボックス本体1と、該ボックス本体1の開
放口を開閉するリッド2と、ボックス本体1の上部内側
に収められる高さの低いトレイ3と、該トレイ3と共働
してカップを支持する支持部材4と、該支持部材4とト
レイ3とを連動させるスライダー5とを備えるものであ
る。
【0022】そこで、まず、基本となるボックス本体1
とリッド2の関係から説明すると、両者1・2は、いず
れも合成樹脂で成形されて、ボックス本体1は、前面か
ら後面に向かって高さが徐々に減少する平断面矩形状を
呈し、リッド2は、当該ボックス本体1の開放口を閉塞
できる大きさの矩形状を呈し、両者1・2の後部両側に
対応して設けられる各対の軸受部6・7同士を2本のシ
ャフト8を介して軸支することにより、リッド2がボッ
クス本体1に対して開閉可能に支承される構成となって
いる。尚、図中、9はボックス本体1の軸受部6に隣接
して設けられてその上面でトレイ3の回動を案内するガ
イド支柱、10は後述するトレイ3の内側寄り軸受部2
1の回動を許容する切欠窓である。
【0023】又、上記2本のシャフト8の一方にリッド
2を常時開方向へ付勢する捩じりコイルばね11を装着
すると共に、ボックス本体1の前面中央に浮き出しラッ
チ12を設け、リッド2の対応する前部中央に同浮き出
しラッチ12と係脱する爪片13を設けて、当該爪片1
3を浮き出しラッチ12に係止することにより、リッド
2を上記捩じりコイルばね11のばね圧に抗してその閉
塞状態にロックできる構成となっている。尚、上記捩じ
りコイルばね11の一端部はリッド2の対応する軸受部
7に設けられた止め孔14に固定され、同他端部はボッ
クス本体1の対応する側面に設けられた肩部15に固定
される。
【0024】更に、リッド2の捩じりコイルばね11が
存する側の軸受部7の周縁にギア部16を一体に形成し
て、当該ギア部16をボックス本体1の側面に設けられ
ているオイルダンパー17の制動ギア17aと咬合させ
ることにより、上記浮き出しラッチ12に対する爪片1
3の係止を解いて、リッド2が捩じりコイルばね11の
ばね圧で開方向へ回動する時には、リッド2の後部側に
設けられているストッパー突起18がボックス本体1の
後面に衝突するまで、オイルダンパー17の制動力で、
リッド2を緩やかに回動させる構成となっている。尚、
リッド2のボックス本体1に対する開位置は、上記スト
ッパー突起18の高さを変更することにより、任意に決
定できる。
【0025】次に、トレイ3について説明すると、当該
トレイ3も、合成樹脂の一体成形品であるが、ボックス
本体1の上部内側に収められる関係で、ボックス本体1
よりも一回り小さめな平断面矩形状を呈し、且つ、高さ
も約半分の低さに設定されて、その底面にカップの底部
を載置する円弧状の凹部19を形成する一方、後部の外
側寄りに設けられる対の軸受部20を上記2本のシャフ
ト8に同軸で軸支することにより、リッド2と同様に、
ボックス本体1に対して回動可能に支承される構成とな
っている。尚、後部の内側寄りにも対の軸受部21を形
成しているが、これは、後述するスライダー5の折曲端
部5bを連結するものである。
【0026】又、トレイ3前面の中央部と一側寄りに窪
み22・23を形成して、一側寄りの窪み23の上縁に
係止部24を突設して、当該係止部24にリッド2側に
設けられている弾性ロック爪25を係止することによ
り、トレイ3をリッド2にロックして、両者2・3を一
緒にボックス本体1に対して回動することを可能とし、
弾性ロック爪25の係止部24に対する係止を解くと、
トレイ3を各シャフト8を支点としてリッド2から離間
する方向へ回動することを可能とする構成となってい
る。尚、中央部の窪み22は、ボックス本体1側に設け
られる浮き出しラッチ12の取付部を吸収するためのも
のである。
【0027】今度は、支持部材4について説明すると、
当該支持部材4は、全体としては、カップの上部側を支
持するに適した横C字状を呈するものであるが、特徴と
するところは、横C字形状の中間域に存する基体部26
と、該基体部26の両端部に連なる短寸法に設定された
一対の第1腕部27と、該各第1腕部27の端部に連な
る長寸法に設定された一対の第2腕部28とから成り、
これら基体部26と第1腕部27と第2腕部28も、合
成樹脂の一体成形品である。
【0028】そして、基体部26は、背面側に突出する
2枚の突片29を有し、該各突片29の外面にリッド2
側に設けられている対の軸受部30に内側から嵌合する
軸部31を突設すると共に、両端部26aを水平方向に
延びる二叉形状となして、当該水平二叉状の各端部26
aに軸孔32を形成し、第1腕部27は、その両端部2
7a・27bを向きが異なる平板状となして、一方の平
板状端部27aには軸孔33を形成し、他方の平板状端
部27bには軸部34を突設し、第2腕部28は、その
基端部28aを垂直方向に延びる二叉形状となして、当
該垂直二叉状の基端部28aに軸孔35を形成してい
る。
【0029】従って、基体部26の水平二叉状の両端部
26aと第1腕部27の一方の平板状端部27aとを、
上記各軸孔32・33とピン36を介して連結し、第1
腕部27の他方の平板状端部27bと第2腕部28の垂
直二叉状の基端部28aとを、上記軸部34と軸孔35
を介して連結すると、全体の横C字形状が得られる訳で
あるが、斯る状態にあっては、第1腕部27は、基体部
26に対して内外方向(図中X方向)へ回動可能となる
ように連結され、第2腕部28は、第1腕部27に対し
て上下方向(図中Y方向)へ回動可能となるように連結
されることとなる。
【0030】更に、第一実施の形態の下では、これに加
えて、第1腕部27に関しては、図2のAに示す如く、
一方の平板状端部27aに設けられたストッパー突起3
7が基体部26の側面に当接するまで、上記ピン36に
装着される捩じりコイルばね38のばね圧で、常時外方
向へ拡開する状態に弾性付勢し、第2腕部28に関して
は、同図のBに示す如く、垂直二叉状の基端部28aの
端縁が第1腕部27の端縁に当接するまで、第1腕部2
7と第2腕部28の下面に連続して形成された溝39・
40内に装着される引張コイルばね41のばね圧で、第
1腕部27に対して常時水平方向へ伸長する状態に弾性
付勢するものとする。
【0031】最後に、この支持部材4とトレイ3とを連
動させるスライダー5について説明すると、当該スライ
ダー5は、図3にも示す如く、両端部5a・5bを折曲
して、その各内部に貫通状長孔42を形成し、中央部に
ガイドスリット43を形成してなるもので、リッド2の
内面側にキャップ板44とボルト45を介してスライド
可能に支承されて、当該スライダー5の一方の折曲端部
5aを上記支持部材4の基体部26に設けられた2枚の
突片29間に臨ましめて、該各突片29に形成されてい
る軸孔46と折曲端部5aの貫通状長孔42とをピン4
7で連結し、他方の折曲端部5bをトレイ3の後部内側
寄りに設けられている対の軸受部21間に臨ましめて、
同じく、当該各軸受部21と折曲端部5bの貫通状長孔
42とをピン47で連結することにより、支持部材4と
トレイ3とを連動可能に連結する構成となっている。
【0032】但し、この場合にあっては、いずれの貫通
状長孔42も、支持部材4の回転支点となる軸部31
や、リッド2とトレイ3の回転支点となるシャフト8か
ら偏位して形成されているので、スライダー5の各折曲
端部5a・5bは、その貫通状長孔42内におけるピン
47の遊動を得て、リンク的な機能を果たすこととなる
ので、後述するように、トレイ3のリッド2から離間す
る方向への回動と連動して、支持部材4を自動的にその
展開状態に復帰させることが可能となる。
【0033】依って、斯る構成の小物入れ兼カップホル
ダー装置の下にあっても、ボックス本体1をインストル
メントパネル等に画成されている空所(図示せず)内に
固設することにより、その使用に供せられるものである
が、ボックス本体1を小物入れとして使用する場合に
は、上記した係止部24に対する弾性ロック爪25の係
止状態を得て、トレイ3をリッド2側にロックしてお
き、図4に示す如く、リッド2を捩じりコイルばね11
のばね圧に抗して閉方向に回動して、リッド2側の爪片
13をボックス本体1側の浮き出しラッチ12に係止す
れば、この閉塞状態において、ボックス本体1の底面と
トレイ3の下面間に画成される空間S内に小物を確実に
入れておくことが可能となる。
【0034】逆に、この閉塞状態にあるリッド2を下方
へ若干押圧して、爪片13の浮き出しラッチ12に対す
る係止を解くと、図5に示す如く、リッド2がトレイ3
と一緒に開放方向へ緩やかに回動して、ボックス本体1
の開放口を開放するので、この開放状態において、ボッ
クス本体1内からの小物の出し入れが十分に可能とな
る。
【0035】尚、トレイ3がリッド2側にロックされて
いる時には、図示する如く、支持部材4の基体部26と
各第1腕部27とが、軸部31を支点としてリッド2の
内面に平行する状態に回動し、且つ、各第2腕部28が
第1腕部27の他方の平板状端部27bを支点として回
動して、トレイ3内に完全に折り畳まれているので、支
持部材4自体の存在が邪魔となることは決してない。
又、この状態にあっては、一対の第1腕部27は、トレ
イ3の側壁に当接して、その捩じりコイルばね38のば
ね圧に抗して内方に押圧されている。
【0036】次いで、本装置をカップホルダーとして使
用する場合には、図5に示す状態の下で、弾性ロック爪
25の係止部24に対する係止を解除して、トレイ3を
手動でシャフト8を支点としてボックス本体1側に押し
下げると、このトレイ3の回動と連動して、トレイ3の
軸受部21に連結されている折曲端部5bの貫通状長孔
42とピン47の作用で、スライダー5が上昇する。す
ると、今度は、突片29に連結されている折曲端部5a
の貫通状長孔42とピン47の作用で、支持部材4の基
体部26が、第1腕部27を伴い軸部31を支点として
徐々に水平方向へ回動する。
【0037】そして、トレイ3がボックス本体1の上部
内側に収められる過程で、トレイ3による第1腕部27
や第2腕部28に対する拘束がなくなると、図6・図7
に示す如く、各第1腕部27は、ストッパー突起37が
基体部26の側面に当接するまで、捩じりコイルばね3
8のばね圧で外方向へ自動的に拡開し、各第2腕部28
は、自身の垂直二叉状の基端部28aが対応する第1腕
部27の端縁に当接するまで、引張コイルばね41のば
ね圧で水平方向へ自動的に伸長して、全体が横C字状を
呈する水平状態に展開されるので、後は、この横C字状
を呈する支持部材4の開放された上方からカップ(図示
せず)を差し入れて、当該カップの底部をトレイ3の凹
部19内に載置するだけで、カップは安定した状態をも
って支持されることとなる。
【0038】尚、本兼用装置の下では、カップホルダー
として使用している場合でも、ボックス本体1の空間S
内にはそのまま小物を入れておくことが可能となるの
で、従来のものと比較すると、その融通性を頗る向上で
きる。
【0039】逆に、カップホルダーとしての使用状態か
ら、リッド2を閉方向へ回動すると、各第2腕部28の
先端部下面がトレイ3若しくはボックス本体1の前縁に
当接することとなるが、この前縁に対する当接により、
当該各第2腕部28が引張コイルばね41のばね圧に抗
してトレイ3内に折り畳まれると同時に、各第1腕部2
7の側面がトレイ3の側壁に当接しながら内方へ押圧さ
れるので、これにより、図8に示す如く、支持部材4を
トレイ3の内部に徐々に折り畳みながら、リッド2の閉
方向への回動が許容される。
【0040】そこで、リッド2を更に閉方向へ回動する
と、最終的には、弾性ロック爪25が係止部24に係止
すると同時に、爪片13が浮き出しラッチ12に係止し
て、トレイ3がリッド2にロックされる一方、リッド2
がボックス本体1にロックされるので、これにより、ボ
ックス本体1の開放口がリッド2によって完全に閉塞さ
れる。従って、この状態では、先に説明したように、ボ
ックス本体1を小物入れとして連続して使用することが
可能となる訳である。
【0041】尚、上記の第一実施の形態にあっては、ト
レイ3の底面に凹部19を形成して、該凹部19内にカ
ップの底部を載置して、カップを安定した状態に支持で
きるように構成したものであるが、図9に示す如く、ト
レイ3の底面にカップの底部外周に沿う円環状凸部48
を形成して、該円環状凸部48で囲まれている載置面4
9にカップの底部を載置するように構成することも可能
である。
【0042】次に、第二実施の形態に係る小物入れ兼カ
ップホルダー装置を説明すると、該第二実施の形態のも
のは、図10に示す如く、主として、上方が開放されて
内部にコイン等の小物を入れる高さの高いボックス本体
101と、該ボックス本体101の開放口を開閉するリ
ッド102と、ボックス本体101の上部内側に収めら
れる高さの低いトレイ103と、該トレイ103と共働
してカップを支持する支持部材104のみを備えるもの
である。
【0043】そこで、第一実施の形態の場合と同様に、
基本となるボックス本体101とリッド102の関係か
ら説明すると、第二実施の形態にあっても、合成樹脂で
成形されたボックス本体101とリッド102とは、各
自の後部両側に対応して設けられる各対の軸受部105
・106同士を1本の長尺なシャフト107を介して軸
支することにより、リッド102をボックス本体101
に対して開閉可能に支承するものである。
【0044】しかし、ボックス本体101に関しては、
その内側の軸受部105寄りに隔壁108を立設して、
ボックス本体101の内部を、小物収納室109と後述
するトレイ103の軸受部121の回動を許容し且つト
レイ103上に零れたドリンク類を流し入れる液体回収
室110とに仕切り、且つ、小物収納室109の底部を
コイン等の取り出しを容易とするためのテーパー形状を
積極的に付与すると共に、両内側面にトレイ103の対
応する側縁を支える段部111を形成する構成となって
いる。尚、図中、112は浮き出しラッチ、113はオ
イルダンパー、114は上記シャフト107のオイルダ
ンパー113側に装着されてリッド102を常時開方向
へ付勢する捩じりコイルばねであって、当該捩じりコイ
ルばね114の装着方法は第一実施の形態と同様であ
る。
【0045】又、リッド102に関しては、その前面中
央部に上記浮き出しラッチ112と係脱する爪片115
と、後述するトレイ103の係止部124と係脱する弾
性ロック爪116と、カップの側面を支える円弧状に膨
出した背当て部117とを上下方向に亘って一体に設け
るものとするが、その他については、第一実施の形態と
同様に、捩じりコイルばね114が存する側の軸受部1
07の周縁に、オイルダンパー113の制動ギア113
aと咬合するギア部118を形成し、且つ、当該軸受部
107寄りに、ボックス本体101の後面に衝突してリ
ッド102の開位置を規制するストッパー突起119を
設ける構成となっている。
【0046】次に、トレイ103について説明すると、
当該トレイ103も合成樹脂の一体成形品で、第一実施
の形態と同様に、ボックス本体101よりも一回り小さ
めな平断面矩形状を呈し、その底面にカップの底部を載
置する凹部120を形成して、後部側に設けられた軸受
部121を上記1本の長尺なシャフト107に同軸で軸
支することにより、リッド102と同様に、ボックス本
体101に対して回動可能に支承されるものである。
【0047】そして、上記軸受部121の両側に長短の
小径筒部121a・121bを連設して、長寸小径筒部
121aに常時トレイ103と支持部材104とを離間
する方向に付勢する捩じりコイルばね122を装着する
一方、前部に浮き出しラッチ112と弾性ロック爪11
6を収納する切欠部123を画成して、当該切欠部12
3の立上り両側壁に弾性ロック爪116と係脱する一対
の係止部124を設けると共に、該切欠部123と凹部
120間に上記背当て部117との干渉を回避する逃げ
凹部125を形成する構成となっている。
【0048】尚、図中、126はトレイ103と支持部
材104の離間位置を規制するストッパー突起、127
は後述するストッパーアーム134の下端部との接触を
回避する窪み面、128は上記したボックス本体101
の液体回収室110に零れたドリンク類を流し入れる回
収口である。
【0049】最後に、支持部材104について説明する
と、当該支持部材104は、第一実施の形態のものとは
相違して、径の異なるカップに対応できる機能を有する
もので、図12にも示す如く、横U字状を呈する基体部
129と、該基体部129の両端部に連なる一対の腕部
130と、該一対の腕部130間に連なる揺動片部13
1とから成り、これら基体部129と腕部130と揺動
片部131も、合成樹脂の一体成形品である。
【0050】そして、横U字状を呈する基体部129
は、後部の下面両側に対の軸受部132を設けて、該各
軸受部132の軸孔にトレイ103の軸受部121に設
けられている長短の小径筒部121a・121bを嵌入
する状態を得て、先の長尺なシャフト107に同軸で軸
支することにより、ボックス本体101に対して回動可
能に支承されると共に、その両端部129aを平板状と
なして、該各平板状端部129aに軸部133を突設
し、且つ、各中間部の内側に一対のストッパーアーム1
34を回動可能にネジ止めして、当該各ネジ135にス
トッパーアーム134を基体部129に対してトレイ1
03面と直交する起立方向へ付勢する捩じりコイルばね
136を装着する構成となっている。尚、図中、137
は各ストッパーアーム134の起立姿勢を規制する突起
である。
【0051】又、一対の腕部130は、いずれも、内周
縁が円弧状を呈する略三角形状を呈し、その基端部13
0a側を垂直方向に延びる二叉形状となして、当該二叉
形状を画成する内外側壁に上記基体部129の軸部13
3を嵌入する軸孔138を形成すると共に、外側壁の端
面に基体部129のフランジ129b下面に当接するス
トッパー突起139を突設し、且つ、下面側に対の関係
にある軸受部140を夫々設ける構成となっている。
【0052】揺動片部131は、両側部131aを巾広
となし中央部131bを巾狭となして、当該両側部13
1aと中央部131bの上記背当て部117と対向する
内周縁を湾曲させ、巾広両側部131aの外周側に上記
各腕部130の対の関係にある軸受部140に嵌入され
る長短の軸部141a・141bを夫々形成して、各長
寸軸部141aに揺動片部131を常時一対の腕部13
0の下面に重合する方向へ付勢する捩じりコイルばね1
42を装着する構成となっている。又、上記中央部13
1bについては、その上面が下方にも湾曲する形状を併
せて付与するものとする。
【0053】従って、基体部129の平板状端部129
aと各腕部130の垂直二叉状基端部130aとを、上
記軸部133と軸孔138を介して連結し、各腕部13
0と揺動片部131とを、対の関係にある軸受部140
と軸部141a・141bを介して連結すると、支持部
材104が組み立てられることとなるが、斯る組立状態
にあっては、基体部129と各腕部130とは、自由状
態の下で回動可能に連結され、各腕部130と揺動片部
131とは、揺動片部131が捩じりコイルばね142
のばね圧で腕部130の下面に重合した状態の下で揺動
可能に連結されることとなる。
【0054】依って、斯る構成の小物入れ兼カップホル
ダー装置にあっても、ボックス本体101をインストル
メントパネル等に画成されている空所(図示せず)内に
固設することにより、その使用に供せられるものである
が、ボックス本体101を小物入れとして使用する場合
には、上記した係止部124に対する弾性ロック爪11
6の係止状態を得て、トレイ103を支持部材104と
一緒にリッド102側にロックしておき、リッド102
を捩じりコイルばね114のばね圧に抗して閉方向に回
動して、リッド102側の爪片115をボックス本体1
01側の浮き出しラッチ112に係止すれば、図12に
示す如く、この閉塞状態において、ボックス本体101
の小物収納室109の底面とトレイ103の下面間に画
成される空間S内にコイン等の小物を確実に入れておく
ことが可能となる。
【0055】逆に、この閉塞状態にあるリッド102を
下方へ若干押圧して、爪片115の浮き出しラッチ11
2に対する係止を解くと、図13に示す如く、リッド1
02がトレイ103及び支持部材104と一緒に開方向
へ緩やかに回動して、ボックス本体101の開放口を開
放するので、この開放状態において、ボックス本体10
1の小物収納室109からの小物の出し入れが十分に可
能となる。又、この時は、ボックス本体101の内側面
に形成されている段部111が、小物の最大収納量の目
安となるので、使用上頗る至便となる。尚、トレイ10
3がリッド102側にロックされている時には、図示す
る如く、支持部材104の基体部129と各腕部130
とが伸長して、トレイ103とリッド102の間に完全
に収納されるので、第一実施の形態と同様に、支持部材
104自体の存在が邪魔となることはない。
【0056】次いで、本装置をカップホルダーとして使
用する場合には、図13に示す状態の下で、弾性ロック
爪116の係止部124に対する係止を解除すると、今
度は、図14・図15に示す如く、捩じりコイルばね1
22のばね圧で、トレイ103が自動的に支持部材10
4から離れて、ボックス本体101の上部内側の段部1
11に受けとめられると同時に、支持部材104自体
も、トレイ103のストッパー突起126がその基体部
129の下面に当接するまで回動して、斜め上方へ傾斜
した状態に展開されることとなる。
【0057】尚、斯る支持部材104の展開状態にあっ
ては、図示する如く、一対のストッパーアーム134が
突起137の規制を受けるまで捩じりコイルばね136
のばね圧でトレイ103面と直交する姿勢に起立すると
同時に、一対の腕部130が、先に説明したストッパー
突起139がフランジ129bの下面に当接するまで、
揺動片部131を重合したまま基体部129の両端部1
29aからトレイ103面と平行する姿勢に回動する。
又、この時点では、トレイ103の後部両側に設けられ
ている窪み面127の存在によって、各ストッパーアー
ム134の下端部はトレイ103面から若干浮き上がっ
ている。
【0058】そこで、今仮に、小径なカップC1を支持
する場合には、そのまま、図14に示す如く、小径なカ
ップC1を上方から傾斜状態に展開された支持部材10
4内に差し入れれば、当該カップC1の底部がトレイ1
03の凹部120内に載置されると同時に、カップC1
の側面は腕部130に対して重合状態にある揺動片部1
31の円弧状内周縁とリッド102の背当て部117間
で安定した状態をもって支持されることとなる。
【0059】逆に、大径なカップC2を支持する場合に
は、当該カップC2を支持部材104内に差し入れる
と、今度は、図16に示す如く、カップC2の底部が重
合状態にある揺動片部131に衝突して、該揺動片部1
31をその捩じりコイルばね142のばね圧に抗して下
方に揺動させながら、背当て部117との距離を拡大し
て通過するので、結果的には、小径なカップC1と同様
に、大径なカップC2の底部もトレイ103の凹部12
0内に載置されることとなる。
【0060】尚、カップC2の底部で揺動片部131を
下方に強制的に揺動させる場合には、揺動片部131の
中央部131bの上面が下方へも湾曲している関係で、
カップC2の底部が中央部131bにひっかかる心配が
ないので、揺動片部131の確実な揺動が保障できる。
【0061】その上、揺動片部131がカップC2の径
に応じて下方に揺動した状態の下では、図示する如く、
水平姿勢に回動していた一対の腕部130が、捩じりコ
イルばね142の反力を得て、傾斜する基体部129か
ら連続して伸長する姿勢に回動して、当該各腕部130
の内周縁も高位置においてカップC2の支持に関与する
ので、大径なカップC2の側面はリッド102側の背当
て部117と下方に揺動した揺動片部131の中央部1
31bに加えて、当該一対の腕部130によっても支持
されることとなる。従って、第二実施の形態では、大径
なカップC2でも安定した状態に支持できる訳である。
【0062】又、例え、大径なカップC2の底部が揺動
片部131に衝突して、傾斜状態にある支持部材104
自体がトレイ103側に倒れ込もうとしても、今度は、
既述した一対のストッパーアーム134の下端部がトレ
イ103面に当接して、支持部材104の倒れ込みを効
果的に防止できるので、カップC2の差し入れ作業に支
障を来す心配がないことは言うまでもないが、特に、こ
の倒れ込み防止により、大小のカップC1・C2を常に
安定した状態に支持することが保障できることとなる。
【0063】更に、これは、大小のカップC1・C2に
対して言えることであるが、基体部129の内側に一対
のストッパーアーム134が存在することは、最も手薄
となる背当て部117と揺動片部131の方向とは逆側
において、当該各ストッパーアーム134がカップC1
・C2の支持に関与することとなるので、この点から
も、カップC1・C2の安定した支持状態が併せて保障
できる。
【0064】その上、カップホルダーとしての使用中
に、トレイ103上にドリンクが零れたり、水滴が溜っ
たような場合には、トレイ103の前部側を若干持ち上
げれば、零れたドリンクや水滴を既述した回収口128
から隔壁108で仕切られたボックス本体101の回収
室110内に流し入れることが可能となるので、零れた
ドリンクや水滴がボックス本体101の小物収納室10
9側に流れ込むことが防止できる。又、カップホルダー
として使用している場合でも、小物収納室109の空間
S内にはそのまま小物を入れておくことが可能であるこ
とは言うまでもない。
【0065】逆に、カップホルダーとしての使用状態か
ら、リッド102を閉方向へ回動すると、リッド102
の前面が起立状態にある一対のストッパーアーム134
の上端部に当接して、当該各ストッパーアーム134を
その捩じりコイルばね136のばね圧に抗して徐々にト
レイ103面と平行する姿勢に折り畳みながら、支持部
材104と一緒に回動して、最終的には、弾性ロック爪
116が係止部124に係止すると同時に、爪片115
が浮き出しラッチ112に係止して、トレイ103がリ
ッド102にロックされる一方、リッド102がボック
ス本体101にロックされるので、これにより、ボック
ス本体101の開放口がリッド102によって完全に閉
塞されて、やはり、ボックス本体101を小物入れとし
て連続して使用することが可能となる。
【0066】尚、ストッパーアーム134の折り畳みに
際しては、既述した如く、常時は、当該ストッパーアー
ム134の下端部がトレイ103面が若干浮き上がって
いるので、スムーズな折り畳みが保障できると共に、支
持部材104のトレイ103側への回動も即座に許容で
きる。
【0067】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、カップホルダーとして使用されている状態にあ
っても、ボックス本体をそのまま小物入れとして継続使
用できるので、小物入れとカップホルダーの両立が初め
て可能となった。その上、ボックス本体の下部に小物入
れ用の空間を画成しつつ、ボックス本体の上部内側にト
レイを収める関係で、装置全体の小型化にも大いに貢献
できることとなる。
【0068】又、特に、請求項3・4の下では、支持部
材の折り畳み動作と展開動作が確実に保障でき、請求項
5の下では、上記の効果に加えて、径の異なるカップを
も常に安定して支持することが可能となる。請求項6の
下では、支持部材がトレイ側に倒れ込むのを有効に防止
できる。請求項7の下では、カップの安定した支持が一
層可能となると共に、大径なカップを支持するため、揺
動片部を揺動させる時に、カップの底部が揺動片部にひ
っかかることを防止できる。請求項8・9の下では、ト
レイ上に零れたドリンクや水滴がボックス本体の小物収
納室に流れ込むのを防止できる。請求項10の下では、
リッドとトレイとのロック状態が確実に得られると共
に、段部は小物の最大収納量の目安となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施の形態に係る小物入れ兼カッ
プホルダー装置を分解して示す斜視図である。
【図2】(A)は支持部材の基体部と第1腕部の関係を
示す要部説明図、(B)は同第1腕部と第2腕部の関係
を示す要部説明図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】ボックス本体の開放口をリッドで閉塞した状態
を示す側断面図である。
【図5】ボックス本体の開放口を開放した状態を示す側
断面図である。
【図6】カップホルダーとして使用した状態を示す側断
面図である。
【図7】同カップホルダーとして使用した状態を示す平
面図である。
【図8】支持部材をトレイ内に折り畳む過程を示す側面
図である。
【図9】トレイの他例を示す斜視図である。
【図10】第二実施の形態に係る小物入れ兼カップホルダ
ー装置を分解して示す斜視図である。
【図11】支持部材のみを裏面側から分解して示す斜視図
である。
【図12】ボックス本体の開放口をリッドで閉塞した状態
を示す側断面図である。
【図13】ボックス本体の開放口を開放した状態を示す側
断面図である。
【図14】カップホルダーとして使用し小径なカップを支
持した状態を示す側断面図である。
【図15】同カップホルダーとして使用した状態を示す平
面図である。
【図16】カップホルダーとして使用し大径なカップを支
持した状態を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 ボックス本体 2 リッド 3 トレイ 4 支持部材 5 スライダー 5a 一方の折曲端部 5b 他方の折曲端部 6 軸受部 7 軸受部 8 シャフト 11 捩じりコイルばね 12 浮き出しラッチ 13 爪片 16 ギア部 17 オイルダンパー 18 ストッパー突起 19 凹部 20 軸受部 21 軸受部 24 係止部 25 弾性ロック爪 26 基体部 27 第1腕部 28 第2腕部 29 突片 30 軸受部 31 軸部 37 ストッパー突起 38 捩じりコイルばね 41 引張コイルばね 42 貫通状長孔 47 ピン 48 円環状凸部 49 載置面 101 ボックス本体 102 リッド 103 トレイ 104 支持部材 105 軸受部 106 軸受部 107 シャフト 108 隔壁 109 小物収納室 110 液体回収室 111 段部 112 浮き出しラッチ 113 オイルダンパー 114 捩じりコイルばね 115 爪片 116 弾性ロック爪 117 背当て部 118 ギア部 119 ストッパー突起 120 凹部 121 軸受部 122 捩じりコイルばね 124 係止部 126 ストッパー突起 128 回収口 129 基体部 130 腕部 131 揺動片部 132 軸受部 134 ストッパーアーム 135 ネジ 136 捩じりコイルばね 137 突起 139 ストッパー突起 140 軸受部 142 捩じりコイルばね S 空間 C1 小径なカップ C2 大径なカップ
フロントページの続き (72)発明者 芳本 雅之 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方が開放されて内部に小物を入れるボ
    ックス本体と、該ボックス本体の開放口を開閉するリッ
    ドと、ボックス本体の上部内側に収められるトレイとを
    備え、ロック手段の選択で、リッドがトレイと一緒にボ
    ックス本体の開放口を閉じる状態と、リッドがトレイと
    一緒にボックス本体の開放口を開く状態と、トレイがボ
    ックス本体の上部内側に収められリッドが当該トレイか
    ら離間してトレイの上方を開放する状態とに切り替えら
    れるように構成したことを特徴とする小物入れ兼カップ
    ホルダー装置。
  2. 【請求項2】 上方が開放されて内部に小物を入れるボ
    ックス本体と、該ボックス本体の開放口を開閉するリッ
    ドと、ボックス本体の上部内側に収められるトレイと、
    該トレイと共働してカップを支持する支持部材とを備
    え、ボックス本体とリッドとトレイとは、互いに回動可
    能に軸支され、リッドは、ボックス本体とトレイに対し
    てロックできる構成となす一方、支持部材は、リッド側
    に回動可能に軸支されて、トレイがリッドにロックされ
    ている時には、トレイ内に折り畳まれ、トレイの当該ロ
    ックが解除された時には、トレイのリッドから離間する
    方向への回動と連動して、カップを支持する状態に展開
    できるように構成したことを特徴とする小物入れ兼カッ
    プホルダー装置。
  3. 【請求項3】 支持部材は、リッド側に回動可能に軸支
    される基体部と、該基体部に内外方向へ回動可能に連結
    される一対の第1腕部と、該各第1腕部に上下方向へ回
    動可能に連結される一対の第2腕部とから成り、一対の
    第1腕部は、基体部に対して外方向へ拡開する状態に弾
    性付勢され、一対の第2腕部は、第1腕部に対して水平
    方向へ伸長する状態に弾性付勢されていることを特徴と
    する請求項2記載の小物入れ兼カップホルダー装置。
  4. 【請求項4】 トレイは、支持部材の折り畳み時に、第
    1腕部の側面を当接する部位と、第2腕部の先端下面を
    当接する部位を有して、当該各部位に対する第1腕部と
    第2腕部の当接で、支持部材を内部に折り畳むことを特
    徴とする請求項3記載の小物入れ兼カップホルダー装
    置。
  5. 【請求項5】 上方が開放されて内部に小物を入れるボ
    ックス本体と、該ボックス本体の開放口を開閉するリッ
    ドと、ボックス本体の上部内側に収められるトレイと、
    該トレイと共働してカップを支持する支持部材とを備
    え、ボックス本体とリッドとトレイと支持部材とは、互
    いに回動可能に軸支され、リッドは、カップの側面を支
    持する背当て部を有し、ボックス本体とトレイに対して
    ロックできる構成となす一方、支持部材は、トレイがリ
    ッドにロックされている時には、トレイとリッドの間に
    収納され、トレイの当該ロックが解除された時には、カ
    ップを支持する状態に展開するもので、ボックス本体側
    に回動可能に軸支される基体部と、該基体部に上下方向
    へ回動可能に連結される一対の腕部と、該一対の腕部間
    に揺動可能に軸支される揺動片部とから成り、該揺動片
    部は、上記一対の腕部に対して重合する状態に弾性付勢
    されて、揺動片部の重合した状態では、一対の腕部が傾
    斜する基体部からトレイ面と平行する姿勢に回動し、揺
    動片部が弾性付勢力に抗して一対の腕片から離間する方
    向に揺動した状態では、一対の腕部が傾斜する基体部か
    ら連続して伸長する姿勢に回動するように構成したこと
    を特徴とする小物入れ兼カップホルダー装置。
  6. 【請求項6】 支持部材の基体部にストッパーアームを
    回動可能に軸支して、トレイがリッドにロックされてい
    る時には、ストッパーアームを基体部に対してトレイ面
    と平行する姿勢に折り畳み、トレイの当該ロックが解除
    された時には、ストッパーアームを基体部に対してトレ
    イ面と直交する姿勢に起立させることを特徴とする請求
    項5記載の小物入れ兼カップホルダー装置。
  7. 【請求項7】 揺動片部の背当て部と対向する内周縁が
    湾曲状を呈し、且つ、その中央上面が下方に湾曲してい
    ることを特徴とする請求項5乃至請求項6のいずれかに
    記載の小物入れ兼カップホルダー装置。
  8. 【請求項8】 ボックス本体の内側に隔壁を設けて、当
    該ボックス本体の内部を小物収納室と液体回収室とに仕
    切ったことを特徴とする請求項1記載の小物入れ兼カッ
    プホルダー装置。
  9. 【請求項9】 トレイ側にボックス本体の液体回収室へ
    トレイ上の液体を流し入れる回収口を設けたことを特徴
    とする請求項8記載の小物入れ兼カップホルダー装置。
  10. 【請求項10】 ボックス本体の内側面にトレイの側縁を
    支える段部を形成したことを特徴とする請求項8乃至請
    求項9のいずれかに記載の小物入れ兼カップホルダー装
    置。
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