JPH1045399A - 伸縮ブーム式作業機のブーム制御装置 - Google Patents

伸縮ブーム式作業機のブーム制御装置

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JPH1045399A
JPH1045399A JP20477096A JP20477096A JPH1045399A JP H1045399 A JPH1045399 A JP H1045399A JP 20477096 A JP20477096 A JP 20477096A JP 20477096 A JP20477096 A JP 20477096A JP H1045399 A JPH1045399 A JP H1045399A
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boom
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telescopic
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Kazuaki Kyohara
鏡原  和明
Toshihiko Miki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伸縮ブームの直線移動において、伸縮ブーム
の停止頻度を少なくして、伸縮ブーム式作業機における
作業効率を向上させる。 【解決手段】 伸縮ブーム4を操作レバー34方向に移
動させるように起伏シリンダ12と伸縮シリンダ11と
を制御する演算装置26を備えた高所作業車1のブーム
制御装置において、伸縮ブーム4の全縮小を検出するブ
ーム長さセンサ31と起伏角センサ32とを備え、演算
装置26は、伸縮ブーム4の全縮小の検出時に、操作レ
バー34による移動方向直線Eと全縮小状態での起伏半
径軌跡Fとの間隔を演算し、その結果、直線Eが起伏半
径軌跡F内を通過する場合、直線Eからの起伏半径軌跡
Fのはみ出し量を算出し、この算出値を所定の長さと比
較した結果、算出値が所定の長さより小さい場合、直線
Eからのはみ出し部分では伸縮ブーム4を起伏半径軌跡
Fに沿って移動させるよう起伏シリンダ12を制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、伸縮ブーム式作
業機のブーム制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高所作業車等の伸縮ブーム式作業機にお
いては、伸縮ブームを伸縮させながら起伏動や旋回動を
行なわせることにより作業範囲内で伸縮ブームを任意方
向に直線移動を行なわせることができる。
【0003】伸縮ブームのこのような直線移動の過程に
おいて、伸縮ブームが最も縮小された,全縮小状態とな
る場合には、伸縮ブームをさらに短くすることができな
いので、伸縮ブームが全縮小状態となった点で伸縮ブー
ムの直線移動が停止されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように伸縮ブーム
の直線移動が途中で停止すると、その作業機による作業
効率が損なわれることになる。
【0005】また、伸縮ブームが全縮小状態となった後
においても伸縮以外の起伏や旋回のみで伸縮ブームの駆
動をそのまま継続して行なうこととした場合、伸縮ブー
ムの移動が意図する直線から大きく逸脱することもある
ので、かえって作業効率を損なうこともある。
【0006】この発明は、このような事情に基づいてな
されたもので、伸縮ブームの直線移動において、伸縮ブ
ームが全縮小状態となった場合であってもその後の伸縮
ブームの移動が前記直線から過度に逸脱しない場合には
その伸縮ブームの移動を許容することとして、伸縮ブー
ムの停止頻度を少なくして、伸縮ブーム式作業機におけ
る作業効率を向上させることを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、起伏自在な伸縮ブームを備
え、伸縮ブームの移動方向を選択する操作レバーと、伸
縮ブームを起伏駆動と伸縮駆動をする起伏駆動手段と伸
縮駆動手段と、伸縮ブームを操作レバー方向に移動させ
るように前記起伏駆動手段と伸縮駆動手段とを駆動制御
する演算装置を有する伸縮ブーム式作業機のブーム制御
装置において、伸縮ブームが全縮小したことを検出する
全縮小センサと前記伸縮ブームの起伏角度を検出する起
伏角センサと、これらの各センサの検出信号を演算装置
に入力し、前記演算装置は、前記全縮小センサが伸縮ブ
ームの全縮小を検出したときに、操作レバーにより入力
された伸縮ブームの移動方向となる直線と全縮小状態に
おける伸縮ブーム先端部の起伏半径軌跡との間隔を演算
するものとし、その演算の結果から前記直線が前記起伏
半径軌跡内を通過するものとなる場合、前記直線からの
前記起伏半径軌跡のはみ出し量を算出して、この算出値
を予め定めた所定の長さと比較し、この比較の結果、前
記算出値が所定の長さより小さい場合には、前記直線か
らはみ出している部分では伸縮ブームを前記起伏半径軌
跡に沿って移動させるよう前記起伏駆動手段を駆動制御
するようにしたことを特徴とする伸縮ブーム式作業機の
ブーム制御装置である。
【0008】また、請求項2記載の発明は、旋回および
起伏自在な伸縮ブームを備え、伸縮ブームの移動方向を
選択する操作レバーと、伸縮ブームを起伏駆動と伸縮駆
動と旋回駆動をする起伏駆動手段と伸縮駆動手段と旋回
駆動手段と、伸縮ブームを操作レバー方向に移動させる
ように前記起伏駆動手段と伸縮駆動手段と旋回駆動手段
を駆動制御する演算装置を有する伸縮ブーム式作業機の
ブーム制御装置において、伸縮ブームが全縮小したこと
を検出する全縮小センサと前記伸縮ブームの起伏角度を
検出する起伏角センサと、これらの各センサの検出信号
を演算装置に入力し、前記演算装置は、前記全縮小セン
サが伸縮ブームの全縮小を検出したときに、操作レバー
により入力された伸縮ブームの移動方向を起伏面上と水
平面上に射影した直線に分解し、起伏面上に射影した直
線と全縮小状態における伸縮ブーム先端部の起伏半径軌
跡との間隔を演算するものとし、その演算の結果から前
記直線が前記起伏半径軌跡内を通過するものとなる場
合、前記直線からの前記起伏半径軌跡のはみ出し量を算
出して、この算出値を予め定めた所定の長さと比較し、
この比較の結果、前記算出値が所定の長さより小さい場
合には、前記直線からはみ出している部分では伸縮ブー
ムを前記起伏半径軌跡に沿って移動させ、前記水平面上
に射影した直線と全縮小状態における伸縮ブーム先端部
の旋回半径軌跡との間隔を演算するものとし、その演算
の結果から前記直線が前記旋回半径軌跡内を通過するも
のとなる場合、前記直線からの前記旋回半径軌跡のはみ
出し量を算出して、この算出値を予め定めた所定の長さ
と比較し、この比較の結果、前記算出値が所定の長さよ
り小さい場合には、前記直線からはみ出している部分で
は伸縮ブームを前記旋回半径軌跡に沿って移動させるよ
う、前記起伏駆動手段と旋回駆動手段を駆動制御するよ
うにしたことを特徴とする伸縮ブーム式作業機のブーム
制御装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、伸縮ブーム式作業機として
の高所作業車における実施の形態によりこの発明を説明
するが、第1の実施の形態は請求項2に対応するもので
あり、第2の実施の形態は請求項1に対応するものであ
る。
【0010】まず、第1の実施の形態について、図1か
ら図6を参照しつつ説明する。
【0011】図2において、1は高所作業車を示し、2
は車体である。
【0012】車体2上には、不図示の旋回台を介して伸
縮ブーム4が設置されており、この伸縮ブーム4は鉛直
軸O1回りに旋回駆動されるとともに、水平軸O2回りに
起伏駆動されるようになっている。
【0013】伸縮ブーム4は、基端ブーム4aと先端ブ
ーム4bとの2段構成であって、互いにはめ合わされ、
テレスコピックに伸縮駆動するようになっている。
【0014】そして、先端ブーム4bの先端部には、作
業員が搭乗して高所作業を行なうバケット6が取付金具
を介して装着されており、このバケット6は鉛直軸P回
りで首振り駆動するようになっている。
【0015】このような高所作業車1の伸縮ブーム4
は、図3に示す油圧回路7により駆動され、前記バケッ
ト6を適宜の空中位置に位置させることができる。
【0016】図3に示す油圧回路7において、11は伸
縮ブーム4を伸縮駆動する伸縮シリンダ,12は伸縮ブ
ーム4を起伏駆動する起伏シリンダであり、13は旋回
台を駆動して伸縮ブーム4を旋回させる旋回モータであ
る。
【0017】この油圧回路7は、油圧ポンプ18と第1
の電磁流量制御弁21と第2の電磁流量制御弁22と第
3の電磁流量制御弁23とを有するもので、これらの第
1〜第3の電磁流量制御弁21〜23は前記油圧ポンプ
18の吐出側管路とオイルタンク24に至る管路との間
に互いに並列に接続されている。
【0018】前記第1の電磁流量制御弁21は伸縮シリ
ンダ11に、第2の電磁流量制御弁22は起伏シリンダ
12に、第3の電磁流量制御弁23は旋回モータ13に
それぞれ対応して設置されており、各電磁流量制御弁は
それぞれが対応する各アクチュエータに供給する圧油の
流量を制御し、かつ切り換えを行なうものである。
【0019】そして、これらの第1〜第3の電磁流量制
御弁21〜23のソレノイド部にはこれらを電気的に制
御するための電気回路17が接続されている。
【0020】電気回路17は、マイクロコンピュータか
らなる演算装置26と記憶装置27とが設けられ、前記
演算装置26には、伸縮ブーム4の長さを検出するブー
ム長さセンサ31,伸縮ブーム4の対地角度を検出する
起伏角センサ32および伸縮ブーム4の旋回角を検出す
る旋回角センサ33からの電気信号を入力するようにな
っている。
【0021】また、この演算装置26には、バケット6
に設置され、そのバケット6,すなわち伸縮ブーム4の
先端の移動方向を手動操作するための操作レバー34か
らの信号が入力されるようになっている。
【0022】この演算装置26は、図4に示すように、
はみ出し量演算装置35と比較器36と目標速度演算装
置37と出力演算装置38とを有するものである。
【0023】はみ出し量演算装置35における演算の内
容は記憶装置27に予め記憶されており、図1に示す手
順で行なわれるものである。
【0024】以下、図5および図6を参照しつつその演
算の内容を説明する。
【0025】なお、この明細書でいう,はみ出し量と
は、操作レバー34により入力されたバケット6の移動
方向直線から、全縮小状態とした場合のブーム長さによ
る半径軌跡が膨らみだしている長さ寸法のことであり、
第1の実施の形態のはみ出し量演算装置35において
は、水平面でのはみ出し量の演算と垂直面でのはみ出し
量の演算とが行なわれので、前記の半径軌跡としては、
水平面での半径軌跡(旋回半径軌跡)と伸縮ブームが起
伏する起伏面での半径軌跡(起伏半径軌跡)とが用いら
れる。
【0026】まず、水平面でのはみ出し量の演算内容に
ついて説明する(主に、図1の上段部分および図5参
照)。
【0027】なお、図5において、直線Aは操作レバー
34からの入力によるバケット6の移動方向直線を水平
面に示したもの(水平面移動方向直線)であり、円弧B
は全縮小状態の伸縮ブームによる旋回半径軌跡を示した
ものである。
【0028】操作レバー34からの信号は、X−Y座標
成分に分けて出力されるので、これらの成分毎の出力を
X,Yとして次式を演算することにより、水平面レバー
方向角度ωと、水平面レバー操作量Vhとが算出され
る。
【0029】 水平面レバー方向角度ω=tan-1(Y/X)…(1) 水平面レバー操作量Vh=(X2+Y21/2…(2) そして、前記(1)式で得られた水平面レバー方向角度ω
と、バケット6の首振り角度ψとを用いて次式により水
平面移動方向角度を算出する。
【0030】水平面移動方向角度=ω+ψ…(3) このようにして得られた水平面移動方向角度と旋回半径
Rとを用いて、伸縮ブーム4の旋回中心O1と水平面移
動方向直線Aとの距離,すなわち水平面距離dを算出す
る。
【0031】水平面距離d=R×sin(ω+ψ)…(4) なお、旋回半径Rは、ブーム長さセンサ31によるブー
ム長さLと,起伏角度センサ32によるブーム起伏角θ
と,鉛直軸O1と水平軸O2との間隔距離Kとから、次式
で算出される。
【0032】旋回半径R=L×cosθ−K…(5) この実施の形態においては、前記のように首振り角度ψ
を用いて水平面移動方向角度を算出しているが、首振り
動作を行なわない高所作業車の場合には、操作レバーか
らの信号を直接分解して水平面距離dを算出することも
可能である。
【0033】この後、前記(4)式で得られた水平面距離
dと旋回半径Rから水平面はみ出し量を次式により得る
ことができる。
【0034】水平面はみ出し量=R−d…(6) 次に、垂直面(伸縮ブームが起伏する面)でのはみ出し
量の演算内容について説明する(主に、図1の下段部分
および図6参照)。
【0035】なお、図6において、直線Cは操作レバー
34からの入力によるバケット6の移動方向直線を垂直
面に示したもの(垂直面移動方向直線)であり、円弧D
は全縮小状態の伸縮ブームによる起伏半径軌跡である。
【0036】なお、起伏半径は、伸縮ブーム4が起伏す
る面での伸縮ブーム4の全縮小状態でのブーム長さであ
るから、前記ブーム長さセンサ31からのブーム長さL
をそのまま用いることができる。
【0037】前記(2)式で算出された水平面レバー操作
量Vhと、前記(3)式で得られた水平面移動方向角度ω+
ψとを用いて、次式により垂直面に投影した水平方向成
分Vrを算出する。
【0038】 水平方向成分Vr=Vh×cos|ω+ψ|…(7) そして、このようにして得られた水平方向成分Vrと伸
縮ブーム4の昇降操作を行なう昇降操作レバーからの出
力Zを用いて、垂直面移動方向角度δを算出する。
【0039】 垂直面移動方向角度δ=tan-1(Z/Vr)…(8) このようにして得られた垂直面移動方向角度δと、ブー
ム長さセンサ31によるブーム長さに等しい起伏半径L
と、起伏角センサ32による起伏角度θとを用いて、次
式によりブーム根元ピンO2と垂直面移動方向直線Cと
の垂直面距離hを算出する。
【0040】垂直面距離h=L×sin(θ+δ)…(9) そして、この垂直面距離hと起伏半径Lから垂直面はみ
出し量を次式により得ることができる。
【0041】垂直面はみ出し量=L−h…(10) このようにしてはみ出し量演算装置35で得られた水平
面はみ出し量および垂直面はみ出し量の算出値は、比較
器36に入力され、記憶装置27に予め記憶されている
許容はみ出し量(長さのデイメンジョンであり、例えば
20cmに相当する長さに設定する)との比較が行なわ
れる(図4参照)。
【0042】この場合、許容はみ出し量の数値は水平面
はみ出し量と垂直面はみ出し量とに共通の値として設定
するが、個別に異なる数値を設定してもよい。
【0043】そして、比較器36での水平面はみ出し量
および垂直面はみ出し量の算出値と許容はみ出し量との
比較の結果、少なくとも一方の算出値が許容はみ出し量
より大きい場合には、比較器36は後述する目標速度演
算装置37の目標速度演算部37bに向けて伸縮ブーム
4の動作禁止の信号を出力する。また、両方の算出値が
許容はみ出し量以下である場合には、伸縮ブーム4を全
縮小状態に維持したままでの伸縮ブーム4の動作を許容
する。
【0044】目標速度演算装置37は、幾何演算部37
aと目標速度演算部37bとを有する。
【0045】幾何演算部37aは、操作レバー34によ
り入力された操作量を伸縮シリンダ11,起伏シリンダ
12および旋回モータ13の各アクチュエータ毎の動作
に分解するものであり、目標速度演算部37bは前記幾
何演算部37aで分解された操作量に応じたアクチュエ
ータ毎の目標速度を演算するものである。
【0046】そして、前記比較器36から動作禁止信号
が入力された場合には、前記目標速度演算部37bは全
てのアクチュエータに対する目標速度を0とする。
【0047】また、前記の水平面はみ出し量と垂直面は
み出し量との両方の算出値がともに許容はみ出し量以下
の場合には、伸縮シリンダ11の目標速度のみを0と
し、起伏シリンダ12および旋回モータ13の目標速度
は直線AまたはC上を移動するのと同様に出力するもの
である。
【0048】このような目標速度演算部37bからの出
力は、出力演算装置38に入力され、最終的な目標速度
に対応する出力を演算して前記第1〜第3の電磁流量制
御弁21〜23に向けて出力され、伸縮ブーム4の動作
が制御される。
【0049】この実施の形態の高所作業車1において
は、水平面と垂直面との双方において前記のようにはみ
出し量を算出して伸縮ブーム4の動作を制御することと
したので、伸縮ブーム4の移動直線が垂直面内にない3
次元的に傾斜したものであっても、伸縮ブーム4が全縮
小状態となっても作業上で支障の無い範囲である場合に
は伸縮ブーム4の動作を停止させずに済み、作業効率を
向上することができる。
【0050】なお、この第1の実施の形態においては、
ブーム長さセンサ31により伸縮ブーム4が全縮小状態
にあることを検出するとともに、伸縮ブーム4の全縮小
状態でのブーム長さを得ることとしているが、これに代
えて伸縮ブーム4が全縮小状態にあることを検出する専
用の全縮小センサを設置し、全縮小状態での伸縮ブーム
4のブーム長さを記憶装置に予め記憶させておくことと
してもよい。
【0051】また、この第1の実施の形態においては、
前記したようにはみ出し量が所定の長さを越える場合に
交点で伸縮ブーム4を停止させることとしたが、伸縮ブ
ーム4の長さが全縮小状態の時に限らず,常時前記のは
み出し量を演算することとすれば、はみ出し量が所定の
長さに達するまで、伸縮ブーム4を旋回半径軌跡Bまた
は起伏半径軌跡Dに沿って移動させ、はみ出し量が所定
の長さに達したときに伸縮ブーム4を停止させることも
可能である。
【0052】次に、図7と図8により、請求項1に対応
する第2の実施の形態を説明する。
【0053】この第2の実施の形態は、はみ出し演算装
置35の演算の内容のみが前記第1の実施の形態と相違
し、高所作業車1の機械的構成や駆動用の油圧回路7お
よびこれを電気的に制御するための電気回路17の構成
等は前記第1の実施の形態と共通である。
【0054】以下の説明においては、前記第1の実施の
形態と異なる事項についてのみ説明を行なうこととし、
前記第1の実施の形態との共通事項については説明を繰
り返さない。
【0055】この第2の実施の形態におけるはみ出し演
算装置35の演算の内容は、伸縮ブーム4についての前
記と同様の制御を起伏面のみについて行なうものであ
り、はみ出し量演算装置35における演算の内容が記憶
装置27に予め記憶されていることも前記第1の実施の
形態と同様である。
【0056】この第2の実施の形態での演算内容は、図
7に示す手順で行なわれるものであり、図8中Eは移動
方向直線,Fは起伏半径軌跡を示す。
【0057】まず、伸縮ブーム4の水平操作を行なう操
作レバーからの出力VXと昇降操作を行なう昇降操作レ
バーからの出力VZを用いて、垂直面移動方向角度δを
算出する。
【0058】 垂直面移動方向角度δ=tan-1(VZ/VX)…(11) このようにして得られた垂直面移動方向角度δと、ブー
ム長さセンサ31によるブーム長さに等しい起伏半径L
と、起伏角センサ32による起伏角度θとを用いて、次
式によりブーム根元ピンO2と(垂直面)移動方向直線
Eとの垂直面距離hを算出する。
【0059】垂直面距離h=L×sin(θ+δ)…(12) そして、この垂直面距離hと起伏半径Lから垂直面はみ
出し量を次式により得ることができる。
【0060】垂直面はみ出し量=L−h…(13) このようにして算出された垂直面はみ出し量は、前記し
た第1の実施の形態の場合と同様に、比較器36に入力
され、記憶装置27に予め記憶されている許容はみ出し
量との比較が行なわれる。
【0061】そして、比較器36での比較の結果、算出
値が許容はみ出し量より大きい場合には、比較器36は
後述する目標速度演算装置37の目標速度演算部37b
に向けて伸縮ブーム4の動作禁止の信号を出力し、算出
値が許容はみ出し量以下である場合には、伸縮ブーム4
を全縮小状態に維持したままでの起伏動作が許容され
る。
【0062】なお、この発明は、高所作業車に限らず、
その他クレーン車等の伸縮ブーム式作業機においても実
施することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、起伏面内での伸縮ブームの直線移動におい
て、伸縮ブームが全縮小状態となった場合であってもそ
の後の伸縮ブームの移動が前記直線から過度に逸脱しな
い場合にはその伸縮ブームの移動を許容することとして
あるので、伸縮ブームの停止頻度が少なくなり、伸縮ブ
ーム式作業機における作業効率を向上させることができ
る。
【0064】また、請求項2記載の発明によれば、操作
レバーによる伸縮ブームの移動直線が起伏面内に限らず
起伏面と交差して傾斜したものである場合に、伸縮ブー
ムが全縮小状態となった場合であってもその後の伸縮ブ
ームの移動が前記直線から過度に逸脱しない場合にはそ
の伸縮ブームの移動を許容することとしてあるので、伸
縮ブームの各種の直線移動での停止頻度が少なく、伸縮
ブーム式作業機における作業効率の向上が顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】はみ出し量演算部における演算手順を示すブロ
ック図である。
【図2】高所作業車の平面図である。
【図3】伸縮ブームを駆動する回路図である。
【図4】演算装置のブロック図である。
【図5】水平面はみ出し量の説明図である。
【図6】垂直面はみ出し量の説明図である。
【図7】第2の実施の態様におけるはみ出し量演算部で
の演算手順を示すブロック図である。
【図8】第2の実施の態様における垂直面はみ出し量の
説明図である。
【符号の説明】
A 水平面移動方向直線 B 旋回半径軌跡 C 垂直面移動方向直線 D 起伏半径軌跡 E 移動方向直線 F 起伏半径軌跡 R 旋回半径 L 起伏半径 1 高所作業車 4 伸縮ブーム 11 伸縮シリンダ(伸縮駆動手段) 12 起伏シリンダ(起伏駆動手段) 13 旋回モータ(旋回駆動手段) 26 演算装置 31 ブーム長さセンサ(全縮小センサ) 32 起伏角センサ 33 旋回角センサ 34 操作レバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図4】
【図1】
【図3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起伏自在な伸縮ブームを備え、伸縮ブー
    ムの移動方向を選択する操作レバーと、伸縮ブームを起
    伏駆動と伸縮駆動をする起伏駆動手段と伸縮駆動手段
    と、伸縮ブームを操作レバー方向に移動させるように前
    記起伏駆動手段と伸縮駆動手段とを駆動制御する演算装
    置を有する伸縮ブーム式作業機のブーム制御装置におい
    て、 伸縮ブームが全縮小したことを検出する全縮小センサと
    前記伸縮ブームの起伏角度を検出する起伏角センサと、 これらの各センサの検出信号を演算装置に入力し、 前記演算装置は、前記全縮小センサが伸縮ブームの全縮
    小を検出したときに、操作レバーにより入力された伸縮
    ブームの移動方向となる直線と全縮小状態における伸縮
    ブーム先端部の起伏半径軌跡との間隔を演算するものと
    し、その演算の結果から前記直線が前記起伏半径軌跡内
    を通過するものとなる場合、前記直線からの前記起伏半
    径軌跡のはみ出し量を算出して、この算出値を予め定め
    た所定の長さと比較し、この比較の結果、前記算出値が
    所定の長さより小さい場合には、前記直線からはみ出し
    ている部分では伸縮ブームを前記起伏半径軌跡に沿って
    移動させるよう前記起伏駆動手段を駆動制御するように
    したことを特徴とする伸縮ブーム式作業機のブーム制御
    装置。
  2. 【請求項2】 旋回および起伏自在な伸縮ブームを備
    え、伸縮ブームの移動方向を選択する操作レバーと、伸
    縮ブームを起伏駆動と伸縮駆動と旋回駆動をする起伏駆
    動手段と伸縮駆動手段と旋回駆動手段と、伸縮ブームを
    操作レバー方向に移動させるように前記起伏駆動手段と
    伸縮駆動手段と旋回駆動手段を駆動制御する演算装置を
    有する伸縮ブーム式作業機のブーム制御装置において、 伸縮ブームが全縮小したことを検出する全縮小センサと
    前記伸縮ブームの起伏角度を検出する起伏角センサと、 これらの各センサの検出信号を演算装置に入力し、 前記演算装置は、前記全縮小センサが伸縮ブームの全縮
    小を検出したときに、操作レバーにより入力された伸縮
    ブームの移動方向を起伏面上と水平面上に射影した直線
    に分解し、 起伏面上に射影した直線と全縮小状態における伸縮ブー
    ム先端部の起伏半径軌跡との間隔を演算するものとし、
    その演算の結果から前記直線が前記起伏半径軌跡内を通
    過するものとなる場合、前記直線からの前記起伏半径軌
    跡のはみ出し量を算出して、この算出値を予め定めた所
    定の長さと比較し、この比較の結果、前記算出値が所定
    の長さより小さい場合には、前記直線からはみ出してい
    る部分では伸縮ブームを前記起伏半径軌跡に沿って移動
    させ、 前記水平面上に射影した直線と全縮小状態における伸縮
    ブーム先端部の旋回半径軌跡との間隔を演算するものと
    し、その演算の結果から前記直線が前記旋回半径軌跡内
    を通過するものとなる場合、前記直線からの前記旋回半
    径軌跡のはみ出し量を算出して、この算出値を予め定め
    た所定の長さと比較し、この比較の結果、前記算出値が
    所定の長さより小さい場合には、前記直線からはみ出し
    ている部分では伸縮ブームを前記旋回半径軌跡に沿って
    移動させるよう、 前記起伏駆動手段と旋回駆動手段を駆動制御するように
    したことを特徴とする伸縮ブーム式作業機のブーム制御
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116969394A (zh) * 2023-07-28 2023-10-31 徐工消防安全装备有限公司 作业控制方法、装置及作业车

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