JPH1045587A - 血管新生阻害剤 - Google Patents

血管新生阻害剤

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JPH1045587A
JPH1045587A JP13567797A JP13567797A JPH1045587A JP H1045587 A JPH1045587 A JP H1045587A JP 13567797 A JP13567797 A JP 13567797A JP 13567797 A JP13567797 A JP 13567797A JP H1045587 A JPH1045587 A JP H1045587A
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JP
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group
imidazole
acid
formula
compound
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Application number
JP13567797A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Harada
弘 原田
Masayuki Isaji
正幸 伊佐治
Hiroshi Kusama
▲寛▼ 草間
Yoshiisa Nonaka
義功 野中
Koji Kamata
晃爾 鎌田
Yukihiko Hotei
之彦 布袋
Yasuo Takehana
泰雄 竹花
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kissei Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kissei Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛細血管内皮細胞の増殖及び遊走抑制作用お
よび管腔形成阻害作用を有し、血管新生に係わる疾患の
予防および治療剤として有用な医薬品組成物を提供す
る。 【解決手段】 【化1】 〔A,Bは一方が 【化2】 (R1はH,ハロゲン,水酸基,アルキル,アルコキシ
等、R2,R3はH,ハロゲン,アルキル,アルコキシ
等、R4,R5はH,アルキル)、他方がカルバモイ
ル〕で表わされるイミダゾール誘導体またはその薬理学
的に許容される塩を有効成分として含有することを特徴
とする血管新生阻害剤。例えば、リウマチ性関節炎、乾
癬症、糖尿病性網膜症、血管新生性緑内障等の血管新生
に起因する疾患の予防および治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は血管新生阻害剤とし
て有用な医薬品組成物に関するものである。
【0002】さらに詳しく述べれば本発明は、一般式
【0003】
【化3】
【0004】〔式中のAおよびBは、どちらか一方が一
般式
【0005】
【化4】
【0006】(式中のR1は水素原子、ハロゲン原子、
水酸基、低級アルキル基、低級アルコキシ基、シクロア
ルキルアルコキシ基、アラルキルオキシ基、低級アシル
基、モノまたはジ低級アルキル置換アミノ基または低級
アルコキシカルボニル基であり、R2およびR3は同じ
でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、低
級アルキル基、低級アルコキシ基、シクロアルキルアル
コキシ基またはアラルキルオキシ基であり、R4および
R5は同じでも異なっていてもよく、水素原子または炭
素数1〜3のアルキル基である)で表される基であり、
他方がカルバモイル基である〕で表されるイミダゾール
誘導体またはそれらの薬理学的に許容される塩を有効成
分として含有することを特徴とする血管新生に係わる疾
患の予防および治療剤に関するものである。
【0007】血管新生に係わる疾患としては、血管新生
がその発症原因の一つとして関与して発症する各種疾
患、例えば、リウマチ性関節炎、乾癬症、浮腫性硬化
症、糖尿病性網膜症、未熟児性網膜症、鎌状赤血球網膜
症、網膜静脈閉塞症、角膜移植または白内障手術に伴う
血管新生、血管新生性緑内障、虹彩ルベオーシス、老人
性円板状黄斑部変性症、各種腫瘍、粥状動脈硬化単外膜
の異常毛細血管網、コンタクトレンズ長期装用による角
膜内の血管新生などを挙げることができる。
【0008】
【従来の技術】血管新生とは、一般的に、プロテアーゼ
による血管の基底膜の消化・破壊、血管内皮細胞の遊走
・増殖および血管内皮細胞の分化による管腔形成、そし
て血管の再構成を伴う現象である。血管新生は生理的に
は黄体形成や胎盤形成に際して出現するもので、病態下
では上述したような疾患において出現する。例えば、網
膜症においては、先ず既存の網膜血管周囲の基底膜およ
び硝子体までのあいだに介在する網膜組織が破壊され、
次いで既存の血管を構成する血管内皮細胞が網膜組織の
破壊部位の間隙から遊走し、遊走した血管内皮細胞の隙
間を埋めるように血管内皮細胞が増殖した後、網膜硝子
体へ遊走した血管内皮細胞が血管を再構成することによ
り血管新生が進展する。
【0009】血管新生は種々の疾患と関係があり、例え
ば、上記疾患の発症あるいは進行過程に深く関わってい
る。従って、これらの疾患の予防または治療に向けて、
血管新生を阻害する物質を模索すべく鋭意研究が活発に
推進されている。例えば、血管新生阻害剤としては、血
管内皮細胞の増殖阻害作用を有する微生物代謝産物フマ
ギリン類縁体、コラゲナーゼ活性を阻害する作用を有す
るテトラサイクリン系抗生物質、ヘパリン結合性血管新
生因子の受容体への結合抑制作用を有する微生物由来D
−グルコ−ガラクタン硫酸等の薬剤が知られている。し
かしながら、前記一般式(I)で表されるイミダゾール
誘導体が血管内皮細胞の増殖及び遊走抑制作用および管
腔形成の阻害作用を有し、血管新生阻害剤として有用で
あることは全く知られていない。
【0010】現在、血管新生阻害剤として臨床的に未だ
満足できる薬剤がないため、血管新生に係わる上記疾患
には十分な治療方法がない。特に糖尿病性網膜症におい
ては、外科的治療法を施行しない限り新生血管の退縮は
見られず、その新生血管からの出血による視力障害が問
題となっていることから、血管新生に対して優れた効果
を示す薬剤の開発が大いに切望されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、血管
新生を抑制する新規な血管新生阻害剤を提供することで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは血管新生に
対して抑制効果を示す化合物を見いだすべく鋭意研究し
た結果、前記一般式(I)で表されるある種のイミダゾ
ール誘導体がヒト毛細血管内皮細胞の増殖および遊走を
顕著に抑制し、また管腔形成を顕著に阻害する作用を有
することを見出し、血管新生阻害剤として極めて有用で
あるという知見を得、本発明をなすに至った。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、一般式
【0014】
【化5】
【0015】〔式中のAおよびBは、どちらか一方が一
般式
【0016】
【化6】
【0017】(式中のR1は水素原子、ハロゲン原子、
水酸基、低級アルキル基、低級アルコキシ基、シクロア
ルキルアルコキシ基、アラルキルオキシ基、低級アシル
基、モノまたはジ低級アルキル置換アミノ基または低級
アルコキシカルボニル基であり、R2およびR3は同じ
でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、低
級アルキル基、低級アルコキシ基、シクロアルキルアル
コキシ基またはアラルキルオキシ基であり、R4および
R5は同じでも異なっていてもよく、水素原子または炭
素数1〜3のアルキル基である)で表される基であり、
他方がカルバモイル基である〕で表されるイミダゾール
誘導体またはそれらの薬理学的に許容される塩を有効成
分として含有する血管新生阻害剤に関するものである。
【0018】前記一般式(I)で表される化合物におい
て、低級アルキル基とは、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、se
c−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、イソ
ペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、
ヘキシル基等の炭素数1〜6の直鎖状または枝分かれ状
のアルキル基をいい、低級アルコキシ基とは、メトキシ
基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブ
トキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、te
rt−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イソペンチルオ
キシ基、ネオペンチルオキシ基、tert−ペンチルオ
キシ基、ヘキシルオキシ基等の炭素数1〜6の直鎖状ま
たは枝分かれ状のアルコキシ基をいう。アラルキル基と
は、フェニル基、ナフチル基等の芳香族炭化水素基で置
換された前記低級アルキル基をいい、シクロアルキル基
とは3〜7員環の環状アルキル基をいい、シクロアルキ
ルアルコキシ基とは前記シクロアルキル基で置換された
低級アルコキシ基をいう。また、ハロゲン原子とはフッ
素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子をいい、低級
アシル基とは、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル
基等の直鎖状または枝分かれ状のアルキル基を有する炭
素数2〜7のアルキルカルボニル基をいう。
【0019】前記一般式(I)で表されるイミダゾール
誘導体は、ヒト毛細血管内皮細胞を用いたin vit
roの血管新生阻害作用確認試験において、ヒト毛細血
管内皮細胞の増殖を阻害する顕著な活性を示した。
【0020】また、前記一般式(I)で表されるイミダ
ゾール誘導体は、ヒト毛細血管内皮細胞を用いたin
vitroの血管新生阻害作用確認試験において、ヒト
毛細血管内皮細胞の遊走を阻害する顕著な活性を示し
た。
【0021】更に、前記一般式(I)で表されるイミダ
ゾール誘導体は、ヒト毛細血管内皮細胞を用いたin
vitroの管腔形成阻害作用確認試験において、ヒト
毛細血管内皮細胞の管腔形成を阻害する顕著な活性を示
した。
【0022】このように、前記一般式(I)で表される
イミダゾール誘導体は、ヒト毛細血管において優れた内
皮細胞の増殖抑制効果および遊走抑制効果を有し、また
内皮細胞の管腔形成阻害効果を有するものであり、血管
新生に係わる疾患の予防および治療剤として非常に有用
な化合物である。従って、前記一般式(I)で表される
イミダゾール誘導体またはそれらの薬理学的に許容され
る塩を有効成分として用いることにより、血管新生阻害
剤として有用な医薬品組成物を製造することができる。
【0023】前記一般式(I)で表される化合物は、例
えば、以下のようにして製造することができる。すなわ
ち、一般式
【0024】
【化7】
【0025】(式中のR10水素原子、ハロゲン原子、
保護基を有する水酸基、低級アルキル基、低級アルコキ
シ基、シクロアルキルアルコキシ基、アラルキルオキシ
基、低級アシル基、保護基を有するモノ低級アルキル置
換アミノ基、ジ低級アルキル置換アミノ基または低級ア
ルコキシカルボニル基であり、R2、R3、R4および
R5は前記と同じ意味をもつ)で表されるケイ皮酸誘導
体またはその酸ハライド、活性エステル等の反応性官能
的誘導体と、一般式
【0026】
【化8】
【0027】(式中のPおよびQは、どちらか一方がア
ミノ基であり、他方がカルバモイル基である)で表され
るアミノイミダゾール誘導体とを、不活性溶媒中、塩基
の存在下、脱水剤または縮合剤の存在下または非存在下
に反応させることにより製造することができる。
【0028】前記製造方法において原料物質として用い
られる前記一般式(II)および(III)で表される
化合物は、市販品として購入するか、文献記載の公知の
方法またはそれと類似の方法により製造することができ
る。
【0029】例えば、前記一般式(II)の化合物は、
一般式
【0030】
【化9】
【0031】(式中のR2、R3、R4およびR10は
前記と同じ意味をもつ)で表されるカルボニル化合物
と、一般式
【0032】
【化10】
【0033】(式中のR5は前記と同じ意味をもつ)で
表されるマロン酸誘導体とを、不活性溶媒中、塩基の存
在下に反応させるか、前記一般式(IV)で表されるカ
ルボニル化合物と、一般式
【0034】
【化11】
【0035】(式中のR6およびR7は同じでも異なっ
ていてもよく、低級アルキル基である)で表されるリン
化合物とを、不活性溶媒中、塩基の存在下に反応させた
後、エステルを加水分解することにより製造することが
できる。
【0036】前記一般式(I)で表されるイミダゾール
誘導体は、慣用の分離手段である分別再結晶法、カラム
クロマトグラフィーを用いた精製方法、溶媒抽出法等に
より容易に単離精製することができる。
【0037】前記一般式(I)で表されるイミダゾール
誘導体は、常法により、その薬理学的に許容される塩と
することができる。このような塩としては、塩酸、臭化
水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸等の鉱酸と
の酸付加塩、ギ酸、酢酸、メタンスルホン酸、ベンゼン
スルホン酸、p−トルエンスルホン酸、プロピオン酸、
クエン酸、コハク酸、酒石酸、フマル酸、酪酸、シュウ
酸、マロン酸、マレイン酸、乳酸、リンゴ酸、炭酸、グ
ルタミン酸、アスパラギン酸等の有機酸との酸付加塩、
ナトリウム塩、カリウム塩等の無機塩基との塩を挙げる
ことができる。
【0038】また、前記一般式(I)で表される化合物
には、水和物やエタノール等の医薬品として許容される
溶媒との溶媒和物も含まれる。
【0039】前記一般式(I)で表される化合物は、不
飽和結合を有するため2つの幾何異性体が存在するが、
本発明においてはシス体(Z体)の化合物またはトラン
ス体(E体)の化合物のいずれの化合物を使用してもよ
い。
【0040】前記一般式(I)で表される化合物のう
ち、不斉炭素原子を有する化合物にはR配置およびS配
置の2つの光学異性体が存在するが、本発明においては
いずれの光学異性体を使用してもよく、それらの光学異
性体の混合物であっても構わない。
【0041】前記一般式(I)で表される化合物は安全
性の高い化合物であり、例えば、マウスを用いた急性毒
性試験において、(E)−5(4)−(3,4,5−ト
リメトキシシンナモイルアミノ)イミダゾール−4
(5)−カルボキサミド塩酸塩は2000mg/kgの
単回投与においても死亡例は認められず、特に異常も観
察されなかった。
【0042】本発明の医薬品組成物を実際の治療に用い
る場合、用法に応じ種々の剤型のものが使用される。こ
のような剤型としては例えば、散剤、顆粒剤、細粒剤、
ドライシロップ剤、錠剤、カプセル剤、軟膏剤、注射剤
あるいは点眼剤などを挙げることができる。
【0043】これらの医薬品組成物は、その剤型に応じ
調剤学上使用される手法により適当な賦形剤、崩壊剤、
結合剤、滑沢剤、希釈剤、緩衝剤、等張化剤、防腐剤、
湿潤剤、乳化剤、分散剤、安定化剤、溶解補助剤などの
医薬品添加物と適宜混合または希釈・溶解し、常法に従
い調剤することにより製造することができる。
【0044】例えば、散剤は前記一般式(I)で表され
るイミダゾール誘導体またはそれらの薬理学的に許容さ
れる塩に、必要に応じ、適当な賦形剤、滑沢剤等を加え
よく混和して散剤とする。
【0045】例えば、錠剤は、前記一般式(I)で表さ
れるイミダゾール誘導体またはそれらの薬理学的に許容
される塩に、必要に応じ、適当な賦形剤、崩壊剤、結合
剤、滑沢剤等を加え常法に従い打錠して錠剤とする。錠
剤はまた必要に応じ、コーティングを施し、フィルムコ
ート錠、糖衣錠、腸溶性皮錠等にすることができる。
【0046】例えば、カプセル剤は、例えば、前記一般
式(I)で表されるイミダゾール誘導体またはそれらの
薬理学的に許容される塩に、必要に応じ、適当な賦形
剤、滑沢剤等を加えよく混和した後、適当なカプセルに
充填してカプセル剤とする。また、常法により顆粒ある
いは細粒とした後充填してもよい。
【0047】軟膏剤として用いる場合は、眼軟膏として
使用してもよい。
【0048】注射剤として用いる場合、角膜、硝子体等
の患部組織またはその隣接組織中に細い注射針で直接注
入してもよく、また眼内潅流液として使用してもよい。
【0049】また、本製剤は徐放性製剤として投与して
もよい。例えば、担体として徐放性ポリマーを用いて、
前記一般式(I)で表されるイミダゾール誘導体または
それらの薬理学的に許容される塩をこれら徐放性ポリマ
ーのペレットあるいはマイクロカプセルに取り込ませ
て、このペレットあるいはマイクロカプセルを治療すベ
き組織中に外科的に移植することができる。徐放性ポリ
マーとしては、エチレンビニルアセテート、ポリヒドロ
メタクリレート、ポリアクリルアマイド、ポリビニルピ
ロリドン、メチルセルロース、乳酸ポリマー、乳酸・グ
リコール酸コポリマー等を挙げることができ、好ましく
は、生分解性ポリマーである乳酸ポリマー、乳酸・グリ
コール酸コポリマー等を挙げることができる。
【0050】本発明の医薬品組成物を実際の治療に用い
る場合、その有効成分である前記一般式(I)で表され
るイミダゾール誘導体またはそれらの薬理学的に許容さ
れる塩の投与量は患者の体重、年齢、性別、疾患の程度
等により適宜決定されるが経口投与の場合成人1日当た
り概ね0.1〜1000mgの範囲で、非経口投与の場
合は、成人1日当たり概ね0.01〜300mgの範囲
で、一回または数回に分けて適宜投与することができ
る。
【0051】また、有効成分である前記一般式(I)で
表されるイミダゾール誘導体またはそれらの薬理学的に
許容される塩の投与量は、治療する疾患の種類、患者の
症状および治療効果の相違により、適宜増減することが
できる。
【0052】
【実施例】本発明の内容を以下の参考例および実施例で
さらに詳細に説明するが、本発明はその内容に限定され
るものではない。
【0053】参考例1 (E)−3−エトキシケイ皮酸 (E)−3−ヒドロキシケイ皮酸(500mg)のN,
N−ジメチルホルムアミド(6ml)溶液に炭酸カリウ
ム(1.16g)とヨウ化エチル(1.31g)を加
え、60℃で3時間加熱した。反応液に水を加え酢酸エ
チルで抽出した。有機層を1規定塩酸、1規定水酸化ナ
トリウム水溶液、水で順次洗浄後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し結晶を得た。結晶を
エタノール(6ml)に溶解し2規定水酸化ナトリウム
水溶液(3ml)を加え、室温で17時間撹拌した。減
圧下に溶媒を留去し、残渣を水に溶かし水層をジエチル
エーテルで洗浄した。水層を2規定塩酸を用いて酸性に
し、析出物をろ取した。析出物を水で洗浄後、減圧乾燥
し、(E)−3−エトキシケイ皮酸(375mg)を得
た。
【0054】1H−NMR(400MHz,CDC
l3) δppm:1.44(t,J=7.0Hz,3H),
4.07(q,J=7.0.0Hz,2H),6.44
(d,J=16.0Hz,1H),6.9−7.4
(m,4H),7.75(d,J=16.0Hz,1
H)
【0055】参考例2 (E)−3,4,5−トリメトキシケイ皮酸クロリド (E)−3,4,5−トリメトキシケイ皮酸(10.0
g)及び塩化チオニル(6.1ml)のトルエン(10
0ml)溶液にN,N−ジメチルホルムアミド(0.1
ml)を加え、80℃で3時間加熱撹拌した。反応液を
減圧濃縮し、残渣にヘキサンを加えた。不溶物を濾取
し、減圧下に乾燥して、(E)−3,4,5−トリメト
キシケイ皮酸クロリド(10.3g)を得た。
【0056】1H−NMR(400MHz,CDC
l3) δppm:3.911(s,3H),3.917(s,
3H),3.918(s,3H),6.55(d,J=
15.4Hz,1H),6.80(s,2H),7.7
6(d,J=15.4Hz,1H)
【0057】参考例3 参考例2と同様の方法で以下の化合物を合成した。 (E)−3−クロロケイ皮酸クロリド
【0058】1H−NMR(400MHz,CDC
l3) δppm:6.65(d,J=15.6Hz,1H),
7.3−7.65(m,4H),7.77(d,J=1
5.6Hz,1H)
【0059】(E)−3,5−ジメトキシケイ皮酸クロ
リド
【0060】1H−NMR(400MHz,CDC
l3) δppm:3.83(s,6H),6.58(t,J=
2.2Hz,1H),6.61(d,J=15.5H
z,1H),6.70(d,J=2.2Hz,2H),
7.76(d,J=15.5Hz,1H)
【0061】(E)−3−エトキシケイ皮酸クロリド
【0062】1H−NMR(400MHz,CDC
l3) δppm:1.44(t,J=7.0Hz,3H),
4.07(q,J=7.0Hz,2H),6.62
(d,J=15.5Hz,1H),6.95−7.2
(m,3H),7.34(t,J=8.0Hz,1
H),7.80(d,J=15.5Hz,1H)
【0063】(E)−4−メトキシケイ皮酸クロリド
【0064】1H−NMR(400MHz,CDC
l3) δppm:3.87(s,3H),6.51(d,J=
15.4Hz,1H),6.9−7.6(m,4H),
7.80(d,J=15.4Hz,1H)
【0065】(E)−3−メトキシケイ皮酸クロリド
【0066】1H−NMR(400MHz,CDC
l3) δppm:3.85(s,3H),6.64(d,J=
15.5Hz,1H),7.00−7.25(m,3
H),7.36(t,J=7.9Hz,1H),7.8
1(d,J=15.5Hz,1H)
【0067】(E)−2−メトキシケイ皮酸クロリド
【0068】1H−NMR(400MHz,CDC
l3) δppm:3.93(s,3H),6.78(d,J=
15.6Hz,1H),6.9−7.05(m,2
H),7.4−7.5(m,1H),7.52(dd,
J=7.7,1.7Hz,1H),8.13(d,J=
15.6Hz,1H)
【0069】実施例1 (E)−5(4)−(3,4,5−トリメトキシシンナ
モイルアミノ)イミダゾール−4(5)−カルボキサミ
ド(化合物1) (E)−3,4,5−トリメトキシケイ皮酸クロリド
(400mg)及び5(4)−アミノイミダゾール−4
(5)−カルボキサミド(510mg)にピリジン(1
0ml)を加え125℃で4時間加熱した。反応液を減
圧濃縮し、残渣に水を加え不溶物を濾取し、水およびジ
エチルエーテルで洗浄後減圧下に乾燥して、(E)−5
(4)−(3,4,5−トリメトキシシンナモイルアミ
ノ)イミダゾール−4(5)−カルボキサミド(480
mg)を得た。
【0070】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:3.70(s,3H),3.84(s,6
H),7.10(s,2H),7.15−7.4(m,
4H),7.58(d,J=15.6Hz,1H),1
0.28(s,1H),12.65(s,1H)
【0071】実施例2 実施例1と同様の方法で以下の化合物を合成した。 (E)−5(4)−(3,4−ジメトキシシンナモイル
アミノ)イミダゾール−4(5)−カルボキサミド(化
合物2)
【0072】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:3.80(s,3H),3.83(s,3
H),7.00(d,J=8.4Hz,1H),7.1
2(d,J=15.5Hz,1H),7.15−7.4
5(m,5H),7.57(d,J=15.5Hz,1
H),10.24(s,1H),12.64(s,1
H)
【0073】(E)−5(4)−(4−エトキシ−3−
メトキシシンナモイルアミノ)イミダゾール−4(5)
−カルボキサミド(化合物3)
【0074】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:1.34(t,J=7.0Hz,3H),
3.83(s,3H),4.06(q,J=7.0H
z,2H),6.98(d,J=8.4Hz,1H),
7.05−7.5(m,6H),7.56(d,J=1
5.5Hz,1H),10.24(s,1H),12.
63(s,1H)
【0075】(E)−5(4)−(3−クロロシンナモ
イルアミノ)イミダゾール−4(5)−カルボキサミド
(化合物4)
【0076】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:7.0−7.75(m,8H),7.86
(s,1H),10.36(s,1H),12.3−1
2.9(br,1H)
【0077】(E)−5(4)−(3,5−ジメトキシ
シンナモイルアミノ)イミダゾール−4(5)−カルボ
キサミド(化合物5)
【0078】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:3.79(s,6H),6.55(t,J=
2.2Hz,1H),6.92(brs,2H),7.
15−7.45(m,4H),7.55(d,J=1
5.6Hz,1H),10.32(brs,1H),1
2.65(brs,1H)
【0079】(E)−5(4)−(3−エトキシシンナ
モイルアミノ)イミダゾール−4(5)−カルボキサミ
ド(化合物6)
【0080】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:1.35(t,J=7.0Hz,3H),
4.08(q,J=7.0Hz,2H),6.9−7.
5(m,8H),7.59(d,J=15.6Hz,1
H),10.31(s,1H),12.4−13.1
(br,1H)
【0081】(E)−5(4)−(4−メトキシシンナ
モイルアミノ)イミダゾール−4(5)−カルボキサミ
ド(化合物7)
【0082】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:3.81(s,3H),6.7−7.9
(m,9H),10.26(brs,1H),12.6
3(brs,1H)
【0083】(E)−5(4)−(3−メトキシシンナ
モイルアミノ)イミダゾール−4(5)−カルボキサミ
ド(化合物8)
【0084】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:3.81(s,3H),6.9−7.5
(m,8H),7.60(d,J=15.6Hz,1
H),10.33(s,1H),12.65(brs,
1H)
【0085】(E)−5(4)−(2−メトキシシンナ
モイルアミノ)イミダゾール−4(5)−カルボキサミ
ド(化合物9)
【0086】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:3.88(s,3H),6.9−7.5
(m,7H),7.72(d,J=7.4Hz,1
H),7.89(d,J=15.9Hz,1H),1
0.33(brs,1H),12.4−13.0(b
r,1H)
【0087】実施例3 (E)−5(4)−(3,4,5−トリメトキシシンナ
モイルアミノ)イミダゾール−4(5)−カルボキサミ
ド塩酸塩(化合物10) (E)−5(4)−(3,4,5−トリメトキシシンナ
モイルアミノ)イミダゾール−4(5)−カルボキサミ
ド(470mg)のメタノール(10ml)とエタノー
ル(5ml)の混合液に1規定塩酸(4.2ml)を加
え室温で18時間撹拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣
をジエチルエーテルで洗浄後減圧下に乾燥して、(E)
−5(4)−(3,4,5−トリメトキシシンナモイル
アミノ)イミダゾール−4(5)−カルボキサミド塩酸
塩(470mg)を得た。
【0088】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:3.70(s,3H),3.84(s,6
H),7.08(s,2H),7.19(d,J=1
5.6Hz,1H),7.62(d,J=15.6H
z,1H),7.65−7.85(m,2H),8.2
2(brs,1H),10.51(s,1H)
【0089】実施例4 実施例3と同様の方法で以下の化合物を合成した。 (E)−5(4)−(3,4−ジメトキシシンナモイル
アミノ)イミダゾール−4(5)−カルボキサミド塩酸
塩(化合物11)
【0090】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:3.80(s,3H),3.83(s,3
H),7.02(d,J=8.4Hz,1H),7.0
9(d,J=15.6Hz,1H),7.25(dd,
J=8.4,1.9Hz,1H),7.35(d,J=
1.9Hz,1H),7.5−7.8(m,3H),
8.11(s,1H),10.44(s,1H)
【0091】(E)−5(4)−(4−エトキシ−3−
メトキシシンナモイルアミノ)イミダゾール−4(5)
−カルボキサミド塩酸塩(化合物12)
【0092】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:1.34(t,J=7.0Hz,3H),
3.83(s,3H),4.06(q,J=7.0H
z,2H),7.00(d,J=8.4Hz,1H),
7.10(d,J=15.6Hz,1H),7.23
(dd,J=8.4,1.9Hz,1H),7.34
(d,J=1.9Hz,1H),7.62(d,J=1
5.6Hz,1H),7.75−8.05(m,2
H),8.53(s,1H),10.59(s,1H)
【0093】(E)−5(4)−(3,5−ジメトキシ
シンナモイルアミノ)イミダゾール−4(5)−カルボ
キサミド塩酸塩(化合物13)
【0094】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:3.79(s,6H),6.57(t,J=
2.2Hz,1H),6.90(d,J=2.2Hz,
2H),7.24(d,J=15.7Hz,1H),
7.61(d,J=15.7Hz,1H),7.7−
8.0(m2H),8.44(brs,1H),10.
66(brs,1H)
【0095】(E)−5(4)−(3−エトキシシンナ
モイルアミノ)イミダゾール−4(5)−カルボキサミ
ド塩酸塩(化合物14)
【0096】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:1.35(t,J=7.0Hz,3H),
4.08(q,J=7.0Hz,2H),6.99(d
d,J=8.2,1.7Hz,1H),7.15−7.
45(m,4H),7.64(d,J=15.7Hz,
1H),7.7−7.9(br,2H),8.38(b
rs,1H),10.65(brs,1H)
【0097】(E)−5(4)−(4−メトキシシンナ
モイルアミノ)イミダゾール−4(5)−カルボキサミ
ド塩酸塩(化合物15)
【0098】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:3.81(s,3H),6.85−8.0
(m,8H),8.38(s,1H),10.60
(s,1H)
【0099】(E)−5(4)−(3−メトキシシンナ
モイルアミノ)イミダゾール−4(5)−カルボキサミ
ド塩酸塩(化合物16)
【0100】1H−NMR(270MHz,DMSO−
d6) δppm:3.81(s,3H),6.9−8.1
(m,8H),8.39(s,1H),10.67
(s,1H)
【0101】(E)−5(4)−(2−メトキシシンナ
モイルアミノ)イミダゾール−4(5)−カルボキサミ
ド塩酸塩(化合物17)
【0102】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:3.89(s,3H),6.9−7.15
(m,2H),7.22(d,J=15.9Hz,1
H),7.35−7.5(m,1H),7.67(d
d,J=7.7,1.5Hz,1H),7.93(d,
J=15.9Hz,1H),8.03(brs,1
H),8.28(brs,1H),8.92(s,1
H).10.99(s,1H)
【0103】参考例4 3−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−メチル−2
−プロペン酸 3,4−ジメトキシベンズアルデヒド(3.3g)とメ
チルマロン酸(4.7g)にピペリジン(3.9ml)
とピリジン(25ml)を加え、100℃で14時間加
熱した。減圧下に濃縮し、残渣を氷冷下に塩酸溶液に注
いだ。析出結晶を濾取し、水洗後、減圧下65℃で乾燥
し、3−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−メチル
−2−プロペン酸(3.05g)を得た。
【0104】1H−NMR(400MHz,CDC
l3) δppm:2.19(s,3H),3.92(s,3
H),3.93(s,3H),6.92(d,J=8.
4Hz,1H),7.00(d,J=1.9Hz,1
H),7.09(dd,J=8.4,1.9Hz,1
H),7.78(s,1H)
【0105】参考例5 3−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−メチル−2
−プロペノイルクロリド3−(3,4−ジメトキシフェ
ニル)−2−メチル−2−プロペン酸(2.0g)にト
ルエン(15ml)、塩化チオニル(1.3ml)及び
N,N−ジメチルホルムアミド(1滴)を加え、80℃
で70分間加熱した。反応液を減圧下に濃縮後トルエン
を加え、再び減圧下に濃縮し、3−(3,4−ジメトキ
シフェニル)−2−メチル−2−プロペノイルクロリド
(2.21g)を得た。
【0106】1H−NMR(400MHz,CDC
l3) δppm:2.24(s,3H),3.93(s,3
H),3.95(s,3H),6.94(d,J=8.
4Hz,1H),7.01(d,J=2.0Hz,1
H),7.14(dd,J=8.4,2.0Hz,1
H),8.00(s,1H)
【0107】実施例5 (E)−5(4)−〔3−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−2−メチル−2−プロペノイルアミノ〕イミダゾ
ール−4(5)−カルボキサミド(化合物18) 3−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−メチル−2
−プロペノイルクロリド(500mg)と5(4)−ア
ミノイミダゾール−4(5)−カルボキサミド塩酸塩
(340mg)にピリジン(5ml)を加え125℃で
2時間加熱した。反応液を減圧下に濃縮後、水を加え析
出物を濾取し、水及びジエチルエーテルで洗浄後、減圧
下40℃で乾燥し、(E)−5(4)−〔3−(3,4
−ジメトキシフェニル)−2−メチル−2−プロペノイ
ルアミノ〕イミダゾール−4(5)−カルボキサミド
(610mg)を得た。
【0108】1H−NMR(270MHz,DMSO−
d6) δppm:2.19(d,J=1.0Hz,3H),
3.796(s,3H),3.800(s,3H),
6.9−7.6(m,7H),10.8(s,1H),
12.7(brs,1H)
【0109】実施例6 (E)−5(4)−〔3−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−2−メチル−2−プロペノイルアミノ〕イミダゾ
ール−4(5)−カルボキサミド塩酸塩(化合物19) (E)−5(4)−〔3−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)−2−メチル−2−プロペノイルアミノ〕イミダゾ
ール−4(5)−カルボキサミド(580mg)にメタ
ノール(5ml)と2規定塩酸(3.1ml)を加え、
2時間撹拌した。反応液を減圧下に濃縮し、(E)−5
(4)−〔3−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−
メチル−2−プロペノイルアミノ〕イミダゾール−4
(5)−カルボキサミド塩酸塩(626mg)を得た。
【0110】1H−NMR(270MHz,DMSO−
d6) δppm:2.20(s,3H),3.796(s,3
H),3.804(s,3H),6.9−7.2(m,
3H),7.53(s,1H),7.7−8.0(b
r,2H),8.31(s,1H),10.78(s,
1H)
【0111】参考例6 3−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−ブテン酸 60%水素化ナトリウム(500mg)にアルゴン気流
中、乾燥テトラヒドロフラン(10ml)を加えた。氷
冷下、ジエチルホスホノ酢酸エチル(2.6g)のテト
ラヒドロフラン(5ml)溶液及び3,4−ジメトキシ
アセトフェノン(2.0g)のテトラヒドロフラン(5
ml)溶液を順次加え、50℃で3時間加熱した。反応
液を氷冷後、塩化アンモニウム水溶液を加え濃縮した。
残渣に水を加え塩化メチレンで抽出、水洗後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣にメタ
ノール(30ml)と2規定水酸化ナトリウム水溶液
(16.5ml)を加え、室温で18時間撹拌した。減
圧下に濃縮し、残渣に水を加え、水層をジエチルエーテ
ルで洗浄した後、水層を濃塩酸で酸性にし、酢酸エチル
で抽出した。酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後、減圧下に濃縮し、3−(3,4−ジメト
キシフェニル)−2−ブテン酸(1.1g)を得た。
【0112】1H−NMR(400MHz,CDC
l3) δppm:2.59(d,J=1.1Hz,3H),
3.92(s,3H),3.93(s,3H),6.1
5(d,J=1.1Hz,1H),6.88(d,J=
8.4Hz,1H),7.03(d,J=2.2Hz,
1H),7.13(dd,J=8.4,2.2Hz,1
H)
【0113】参考例7 参考例6と同様の方法で以下の化合物を合成した。 3−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−2−ブテ
ン酸
【0114】1H−NMR(400MHz,CDC
l3) δppm:2.59(d,J=1.2Hz,3H),
3.88(s,3H),3.90(s,6H),6.1
4(d,J=1.2Hz,1H),6.70(s,2
H)
【0115】参考例8 3−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−ブテノイル
クロリド 3−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−ブテン酸
(1.07g)にトルエン(10ml)、塩化チオニル
(0.7ml)及びN,N−ジメチルホルムアミド(1
滴)を加え、80℃で100分間加熱した。反応液を減
圧下に濃縮後トルエンを加え、再び減圧下に濃縮して、
3−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−ブテノイル
クロリド(1.27g)を得た。
【0116】1H−NMR(400MHz,CDC
l3) δppm:2.5−2.65(m,3H),3.85−
4.05(m,6H),6.1−6.5(m,1H),
6.8−7.35(m,3H)
【0117】参考例9 参考例8と同様の方法で以下の化合物を合成した。 3−(3,4,5−トリメトキシフェニル)−2−ブテ
ノイルクロリド
【0118】1H−NMR(400MHz,CDC
l3) δppm:2.54(d,J=1.2Hz,2H),
2.59(d,J=1.3Hz,1H),3.7−4.
0(m,9H),6.15(d,J=1.3Hz,0.
34H),6.42(d,J=1.2Hz,0.66
H),6.70(s,0.66H),6.71(s,
1.34H)
【0119】実施例7 5(4)−〔3−(3,4−ジメトキシフェニル)−2
−ブテノイルアミノ〕イミダゾール−4(5)−カルボ
キサミド(化合物20) 3−(3,4−ジメトキシフェニル)−2−ブテノイル
クロリド(500mg)と5(4)−アミノイミダゾー
ル−4(5)−カルボキサミド塩酸塩(340mg)に
ピリジン(5ml)を加え125℃で5時間加熱した。
反応液を減圧下に濃縮後、水を加え析出物を濾取し、水
及びジエチルエーテルで洗浄後、減圧下40℃で乾燥
し、5(4)−〔3−(3,4−ジメトキシフェニル)
−2−ブテノイルアミノ〕イミダゾール−4(5)−カ
ルボキサミド(480mg)を得た。
【0120】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:2.58(s,3H),3.79(s,3
H),3.83(s,3H),6.66(s,1H),
7.00(d,J=8.0Hz,1H),7.1−7.
5(m,5H),10.21(s,1H)
【0121】実施例8 実施例7と同様の方法で以下の化合物を合成した。 5(4)−〔3−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−2−ブテノイルアミノ〕イミダゾール−4(5)
−カルボキサミド(化合物21)
【0122】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:2.59(s,3H),3.69(s,3
H),3.85(s,6H),6.64(s,1H),
6.91(s,2H),7.1−7.35(m,2
H),7.39(s,1H),10.20(s,1
H),12.3−13.0(br,1H)
【0123】実施例9 5(4)−〔3−(3,4−ジメトキシフェニル)−2
−ブテノイルアミノ〕イミダゾール−4(5)−カルボ
キサミド塩酸塩(化合物22) 5(4)−〔3−(3,4−ジメトキシフェニル)−2
−ブテノイルアミノ〕イミダゾール−4(5)−カルボ
キサミド(460mg)にメタノール(10ml)と2
規定塩酸(3.1ml)を加え、3時間撹拌した。反応
液を減圧下に濃縮し、5(4)−〔3−(3,4−ジメ
トキシフェニル)−2−ブテノイルアミノ〕イミダゾー
ル−4(5)−カルボキサミド塩酸塩(520mg)を
得た。
【0124】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:2.59(s,3H),3.80(s,3
H),3.83(s,3H),6.74(s,1H),
7.01(d,J=8.8Hz,1H),7.1−8.
0(m,4H),8.53(s,1H),10.62
(s,1H)
【0125】実施例10 実施例9と同様の方法で以下の化合物を合成した。 5(4)−〔3−(3,4,5−トリメトキシフェニ
ル)−2−ブテノイルアミノ〕イミダゾール−4(5)
−カルボキサミド塩酸塩(化合物23)
【0126】1H−NMR(400MHz,DMSO−
d6) δppm:2.59(s,3H),3.70(s,3
H),3.85(s,6H),6.71(s,1H),
6.92(s,2H),7.6−7.8(br,2
H),8.25(brs,1H),10.52(s,1
H)
【0127】実施例11 ヒト毛細血管内皮細胞の増殖抑制 ヒト毛細血管内皮細胞の培養 正常ヒト皮膚毛細血管内皮細胞(Cell Syste
ms Corporation製)を内皮細胞培養培地
(MVE培地,Cell Systems Corpo
ration製)で継代培養して利用した。対数増殖期
に、培養液を除き、リン酸緩衝生理食塩水溶液(PBS
(−))を静かに加えて細胞を洗浄した。次にそのPB
S(−)を除き、0.02%のEDTAを含有した0.
25%トリプシン溶液を適宜加えて、位相差顕微鏡にて
細胞の状態を観察した。細胞が円球化しつつある状態
で、MVE培地をトリプシン溶液に等量加え、トリプシ
ンの作用を止めた。先の細いパスツールピペットにてピ
ペッティングを行い、細胞を培養プレートより剥がし
た。細胞浮遊液をスピッツ管に移し、培地を加えてパス
ツールピペットにて激しく20回程ピペッティングを行
い、100〜110Gで1分間遠心した。上清を捨て、
新しい培地を加え、パスツールピペットにてピペッティ
ングを行い、細胞浮遊液を作製した。細胞浮遊液の一部
を取り、血球計算盤を用い、生細胞数を位相差顕微鏡に
て計測した。細胞濃度は2×104個/mlになるよう
に調製し、実験に使用した。
【0128】供試薬物の調製 被験化合物はジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解
し、各種濃度に調整した。
【0129】実験操作 コラーゲンコートした6穴プレート(Toyobo E
ngineeringCo.Ltd.製)に細胞浮遊液
1mlを添加し、37℃、5%炭酸ガス−95%気相下
で培養した。培養1日後に培養液を除去し、PBS
(−)で細胞を洗浄後、対照群には新しい培養液1ml
及びジメチルスルホキシド(DMSO)5μlを、薬物
投与群には新しい培養液1ml及び各種濃度の被験化合
物のジメチルスルホキシド(DMSO)溶液5μlをそ
れぞれ添加して、さらに2日間培養した。培養終了後、
培養液を除去し、PBS(−)で細胞を洗浄後、0.0
2%EDTA含有0.25%トリプシン溶液1mlを添
加した。パスツールピペットによるピペッティングで細
胞をプレートより剥がした後、血球計算盤にて生細胞数
を測定した。
【0130】効果判定 対照群の細胞数を100%とした時、細胞増殖を50%
抑制する被験化合物濃度(IC50値)を算出した。
【0131】結果 以下の表1に各種被験化合物IC50値を示す。
【0132】
【表1】
【0133】実施例12 ヒト毛細血管内皮細胞の遊走抑制 ヒト毛細血管内皮細胞の培養 実施例11のの方法と同様にして、ヒト毛細血管内皮
細胞を培養し、細胞浮遊液を作製した後、血球計算盤を
用い、生細胞数を位相差顕微鏡にて計測して、細胞濃度
が8×105個/mlになるように、0.1%の牛血清
アルブミンを含有するダルベッコ変法イーグル培地(D
ulbecco’s ModifiedEAGLE M
EDIUM:DMEM)で調製した。
【0134】供試薬物の調製 被験化合物はジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解
し、最終濃度が所定濃度となるように0.1%の牛血清
アルブミンを含有するDMEMで希釈して調製した。D
MSOの最終濃度は0.5%とした。
【0135】実験操作 で作製したヒト皮膚毛細血管内皮細胞の内皮細胞増殖
因子(Vascular Endothelial G
rowth Factor:VEGF)に対する遊走を
96穴マイクロ遊走チャンバー(Neuro Prob
e Inc.製)を用いて検討した。遊走チャンバーの
下室には、100ng/mlのVEGF、0.1%の牛
血清アルブミンおよび各種濃度の薬物を含有するDME
M培養液32μlを添加した。遊走チャンバーの上室に
は、細胞浮遊液および薬物含有培養液50μlを添加し
た。遊走膜としては、type−1コラーゲンでコーテ
ィングしたポリカーボネートフィルター(10μm t
hickness with 8μm pore so
ze,Neuro Probe Inc.製)を使用し
た。遊走チャンバーを37℃、5時間、5%炭酸ガス−
95%気相下で培養し、フィルター下面に遊走した細胞
を90%エタノールで固定後、Diff−Quick
(Baxter Diagnostics Inc.
製)で染色した。遊走した細胞数を位相差顕微鏡下、2
00倍の倍率で無作為に5視野測定し、平均遊走細胞数
を算出した。
【0136】効果判定 無処置群の細胞数を100%とした時、細胞増殖を50
%抑制する被験化合物濃度(IC50値)を算出した。
【0137】結果 以下の表2に被験化合物IC50値を示す。
【0138】
【表2】
【0139】実施例13 ヒト毛細血管内皮細胞の管腔形成 ヒト毛細血管内皮細胞の培養 実施例11のの方法と同様にして、ヒト毛細血管内皮
細胞を培養し、細胞浮遊液を作製した後、血球計算盤を
用い、生細胞数を位相差顕微鏡にて計測して、細胞濃度
が4×104個/mlになるように調製した。
【0140】供試薬物の調製 被験化合物はジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解
し、最終濃度が所定濃度となるようにMVE培地で希釈
して調製した。DMSOの最終濃度は0.5%とした。
【0141】実験操作 マトリゲル(10mg/ml,Becton Dick
inson Labware)0.25mlを24穴培
養皿(Corning)に分注し、37℃で1時間イン
キュベートしてゲル化させた。各種濃度の薬物を含有し
たMVE培地および4×104個/mlのヒト毛細血管
内皮細胞懸濁液を各々0.25mlづつゲル上に添加し
た。37℃で18時間培養後、位相差顕微鏡下(100
倍)で無作為に1穴につき5視野を観察して、形成した
管腔ネットワークの数を測定した。
【0142】効果判定 無処置群の細胞数を100%とした時、細胞増殖を50
%抑制する被験化合物濃度(IC50値)を算出した。
【0143】結果 以下の表3に被験化合物IC50値を示す。
【0144】
【表3】
【0145】実施例14 急性毒性試験 雄性7週齢ICR系マウスを1群5匹とし、4時間絶食
後、0.5%カルボキシメチルセルロースナトリウムに
懸濁した(E)−5(4)−(3,4,5−トリメトキ
シシンナモイルアミノ)イミダゾール−4(5)−カル
ボキサミド塩酸塩を100、300、1000、200
0mg/kg経口投与し、死亡例の有無を検討したとこ
ろ、2000mg/kg投与群においても死亡例は認め
られず、特に顕著な異常も発生しなかった。
【0146】処方例1 細粒 主薬 100mg 乳糖 600mg トウモロコシ澱粉 265mg ヒドロキシプロピルセルロース 30mg ステアリン酸カルシウム 5mg (合計1000mg)
【0147】処方例2 カプセル 主薬 100mg 結晶セルロース 50mg カルメロースカルシウム 13mg ヒドロキシプロピルセルロース 4mg ステアリン酸カルシウム 3mg (合計170mg)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/415 ADP A61K 31/415 ADP ADS ADS ADU ADU // C07D 233/88 C07D 233/88 (72)発明者 鎌田 晃爾 長野県松本市大字島内4363−1 フレグラ ンスメロディA101 (72)発明者 布袋 之彦 長野県南安曇郡穂高町大字有明2105−387 コーポ山地205号 (72)発明者 竹花 泰雄 長野県南安曇郡豊科町大字豊科1164−9 マルヤママンション202

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 【化1】 〔式中のAおよびBは、どちらか一方が一般式 【化2】 (式中のR1は水素原子、ハロゲン原子、水酸基、低級
    アルキル基、低級アルコキシ基、シクロアルキルアルコ
    キシ基、アラルキルオキシ基、低級アシル基、モノまた
    はジ低級アルキル置換アミノ基または低級アルコキシカ
    ルボニル基であり、R2およびR3は同じでも異なって
    いてもよく、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
    基、低級アルコキシ基、シクロアルキルアルコキシ基ま
    たはアラルキルオキシ基であり、R4およびR5は同じ
    でも異なっていてもよく、水素原子または炭素数1〜3
    のアルキル基である)で表される基であり、他方がカル
    バモイル基である〕で表されるイミダゾール誘導体また
    はそれらの薬理学的に許容される塩を有効成分として含
    有することを特徴とする血管新生阻害剤。
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