JPH1046310A - シンクロールを使用しない溶融めっき方法及びめっき装置 - Google Patents

シンクロールを使用しない溶融めっき方法及びめっき装置

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JPH1046310A
JPH1046310A JP21525396A JP21525396A JPH1046310A JP H1046310 A JPH1046310 A JP H1046310A JP 21525396 A JP21525396 A JP 21525396A JP 21525396 A JP21525396 A JP 21525396A JP H1046310 A JPH1046310 A JP H1046310A
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JP
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steel strip
magnetic field
field generating
moving magnetic
hot
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JP21525396A
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English (en)
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Tatsuhiro Den
達博 傳
Atsushi Kurobe
淳 黒部
Shigeo Matsubara
茂雄 松原
Kazunari Nakamoto
一成 中本
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼帯を基準位置に維持しながら、溶融めっき
浴中で鋼帯を垂直上方に通板し、溶融めっきする。 【解決手段】 溶融めっき浴4の下部に設けた鋼帯搬入
部8から溶融めっき浴4に送り込まれた鋼帯1を垂直上
方に引き上げて鋼帯1を溶融めっきする際、鋼帯搬入部
8の外側に一対の移動磁場発生コイル10a,10bを
対向配置する。磁場発生コイル10a,10bの中間に
基準位置を設定し、位置センサー13で検出した鋼帯1
の測定位置が基準位置からずれたとき、鋼帯1が接近し
た側の移動磁場発生コイル10a又は10bで磁場強度
が小さく、鋼帯1が離れた側の移動磁場発生コイル10
b又は10aで磁場強度が大きくなるように、それぞれ
の移動磁場発生コイル10a,10bへの供給電流を調
整する。 【効果】 移動磁場発生コイル10a,10bの相互間
距離を小さくした電磁シールが可能となり、良好な溶融
めっき鋼板が製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シンクロールを浸漬し
ていない溶融めっき浴を使用して鋼帯を連続溶融めっき
する際、電磁シールでめっき金属の漏出を防止しながら
溶融めっきする方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続溶融めっきラインでは、図1に示す
ように、めっき原板である鋼帯1を還元性雰囲気に維持
された還元焼鈍炉2に搬送し、鋼帯1の表面を活性化し
た後、還元焼鈍炉2からスナウト3を経てめっき浴4に
送り込んでいる。鋼帯1は、めっき浴4に浸漬されてい
るシンクロール5を周回し、進行方向を上向きに変更さ
れる。次いで、鋼帯1は、サポートロール6を経由して
めっき浴4から送り出され、ガスワイピング装置7等に
よりめっき付着量が調整される。そして、溶融めっきさ
れた鋼帯1は、後工程に搬送される。
【0003】この連続溶融めっきラインでは、めっき浴
4に浸漬しているシンクロール5により鋼帯1の進行方
向を変更しているため、シンクロール5が溶融めっき金
属に浸食される。浸食は特に軸受け部分で激しく、シン
クロール5の円滑な回転が損なわれ、シンクロール5を
煩雑に交換することが余儀なくされる。シンクロールに
由来するトラブルを回避するため、特公昭51−203
34号公報では、シンクロールを使用しないめっき浴を
紹介している。この方法では、図2に示すように、鋼帯
搬入部8を下部に設けためっき浴4を使用する。そし
て、還元焼鈍炉2の出側に配置されたデフロール9で鋼
帯1の進行方向を上向きに変更し、その上方にあるめっ
き浴4に鋼帯1を送り込んでいる。下方に開口した鋼帯
搬入部8から溶融めっき金属が漏出することは、めっき
浴4に上向きの電磁力を作用させることにより防止して
いる。すなわち、鋼帯搬入部8に対向配置した移動磁場
発生コイル10により鋼帯を表裏に貫通する方向に磁場
を発生させ、鋼帯1及び溶融めっき金属に発生する渦電
流と相俟つて上向きの電磁力が鋼帯搬入部8内の溶融め
っき金属に作用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電磁力で溶融めっき金
属を保持する方法では、対向する移動磁場発生コイル1
0,10の相互間隔が離れると、保持する溶融めっき金
属の重量が増加するにも拘らず、溶融めっき金属に作用
する力が小さくなる。そのため、離間距離を相殺する大
きな電磁力を発生させ、大重量の溶融めっき金属を保持
するため、移動磁場発生コイル10,10に供給する電
流を大きくする必要が生じ、設備が大きくなる欠点があ
る。
【0005】対向する移動磁場発生コイル10,10の
相互間距離を小さくすると、溶融めっき金属の保持に電
磁力を効果的に作用させることができる。しかし、コイ
ル間距離を縮めると、鋼帯1が少しでも片側の移動磁場
発生コイル10に近付いた場合、近い方の移動磁場発生
コイル10に鋼帯1が吸引される。その結果、鋼帯1が
鋼帯搬入部8の内壁面に接触し、鋼帯表面に疵が発生し
易くなる。極端な場合には、鋼帯1の復元力によって振
動が発生して電磁力のバランスが崩れ、磁力の弱い部分
から溶融めっき金属がこぼれ出す虞れがある。本発明
は、このような問題を解消すべく案出されたものであ
り、鋼帯と移動磁場発生コイルとの間隔に応じて供給電
流を制御することにより、移動磁場発生コイル間の距離
を縮めても移動磁場発生コイルに鋼帯が吸着することや
鋼帯の振動を抑制し、少ない投入電力で溶融めっき金属
を効率よく保持することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の溶融めっき方法
は、その目的を達成するため、溶融めっき浴の下部に設
けた鋼帯搬入部から溶融めっき浴に送り込まれた鋼帯を
垂直上方に引き上げて鋼帯を溶融めっきする際、鋼帯搬
入部の外側に一対の移動磁場発生コイルを対向配置し、
磁場発生コイルの中間に基準位置を設定し、位置センサ
ーで検出した鋼帯の測定位置が基準位置からずれたと
き、鋼帯が接近した側の移動磁場発生コイルで磁場強度
が小さく、鋼帯が離れた側の移動磁場発生コイルで磁場
強度が大きくなるように、それぞれの移動磁場発生コイ
ルへの供給電流を調整することを特徴とする。この方法
を実施するための溶融めっき装置は、下端が開放された
鋼帯搬入部を下部に設けた溶融めっき槽と、鋼帯搬入部
の外側に対向配置された一対の移動磁場発生コイルと、
移動磁場発生コイルそれぞれに電流を供給する駆動回路
と、それぞれの駆動回路から各移動磁場発生コイルに供
給される電流を調整する制御回路と、鋼帯の位置を検出
する位置センサーとを備えている。制御回路では、位置
センサーで検出された鋼帯の測定位置と基準位置とを比
較し、基準位置から測定位置のズレに応じた電流を供給
する制御信号を各駆動回路に出力する。
【0007】
【実施の形態】本発明に従っためっき装置では、図3に
示すように溶融めっき浴4の下部に設けた鋼帯搬入部8
の外側に一対の移動磁場発生コイル10a,10bを対
向配置している。移動磁場発生コイル10a,10b
は、個別に電流が調整されるように、それぞれの駆動回
路(電源)11a,11bを介して制御回路12に接続
されている。駆動回路11a,11bは、交流電源を使
用する場合、移動磁場発生コイル10a,10bに流す
電流の位相を一致させておく。制御回路12には、鋼帯
1の基準位置を表す信号と位置センサー13で検出した
鋼帯の測定位置を表す信号が入力され、基準位置からの
測定位置のズレを相殺する電磁力が演算される。位置セ
ンサー13の設定距離は、通常、移動磁場発生コイル1
0aと10bとの中間に設定される。
【0008】鋼帯1を還元焼鈍炉2から溶融めっき浴4
に通板するとき、鋼帯1は、表裏方向の振動により片側
の移動磁場発生コイル10aに接近し、他方の移動磁場
発生コイル10bから離間し、基準位置からずれる場合
がある。基準位置からのズレは、位置センサー13で検
出される。検出結果に応じて、鋼帯1に近い側の移動磁
場発生コイル10aで発生する磁場が弱く、鋼帯1から
遠い側の移動磁場発生コイル10bで発生する磁場が強
くなるように、移動磁場発生コイル10a,10bそれ
ぞれに供給する電流を制御回路12で演算し、所定の電
流を駆動回路11a,11bから移動磁場発生コイル1
0a,10bに供給する。これにより、鋼帯1が基準位
置に維持され、片方の移動磁場発生コイル10a又は1
0bに吸引されて鋼帯搬入部8の内壁に接触することが
防止される。その結果、鋼帯表面に疵が発生することが
なくなる。また、鋼帯1の振動が抑制されるため、電磁
力のバランスも崩れず、鋼帯搬入部8の下端開口からの
溶融めっき金属の漏出も防止される。
【0009】
【実施例】図3に示した装置を使用し、厚み0.8m
m,幅1200mmの鋼帯1を還元焼鈍炉2からデフロ
ール9及び鋼帯搬入部8を経て溶融めっき浴4に100
m/分の速度で送り込み、溶融めっきを施した。このと
き、鋼帯搬入部8では、高さ320mm,幅1500m
mの移動磁場発生コイル10a,10bを、鋼帯1を挟
んで約30mmの間隔で対向配置した。また、移動磁場
発生コイル10a,10bの下方で鋼帯1の片側に位置
センサー13を設けた。移動磁場発生コイル10a,1
0bには、平均電流2500Aの三相交流を供給した。
供給電流は、移動磁場発生コイル10aと10bとの中
心に鋼帯1が保持されるように、位置センサー13で検
出された測定距離に応じて1000〜4000Aの範囲
で変更制御した。
【0010】その結果、鋼帯1は、振動することなく移
動磁場発生コイル10aと10bとの中心部に維持され
た。そのため、めっき浴4の壁面に接触せず、得られた
溶融めっき鋼帯は健全なめっき層及び良好な表面状態を
もっていた。比較のため、移動磁場発生コイル10a,
10bへの供給電流を制御することなく一定値2500
Aに保つ外は同様の条件で溶融めっきした。この場合に
は、鋼帯1が片方の移動磁場発生コイル10a又は10
bに吸引され、鋼板搬入部8の内壁面に接触したままで
鋼帯1が通板されたことから、不めっきの原因となる疵
が鋼帯1の表面に発生した。
【0011】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明では、鋼
帯の位置を制御しながら溶融めっき金属が鋼帯搬入部の
下端開口から漏出することを防止する電磁力を付与して
いる。そのため、移動磁場発生コイルの相互間距離を小
さく設定しても、移動磁場発生コイルの吸引力によって
鋼帯が鋼帯搬入部の内壁面に接触することがなく、不め
っき等のめっき欠陥の原因となる疵が鋼帯表面に発生す
ることが防止される。また、鋼帯が振動することなく基
準位置に維持されるため、磁気バランスが崩れず、鋼帯
搬入部の下端開口から溶融めっき金属が漏出することも
ない。しかも、移動磁場発生コイルの相互間距離が小さ
いことから、溶融めっき金属を保持するための電磁力を
小さくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のシンクロールを浸漬した溶融めっき浴
【図2】 シンクロールに替えて電磁シール機構を付設
した溶融めっき浴
【図3】 本発明に従って電磁力を制御可能にした溶融
めっき浴
【符号の説明】
1:鋼帯 2:還元焼鈍炉 3:スナウト 4:
溶融めっき浴 5:シンクロール 6:サポートロ
ール 7:ガスワイピング装置 8:鋼帯搬入部
9:デフロール 10,10a,10b:移動磁場
発生コイル 11a,11b:駆動回路(電源) 12:制御回路
13:位置センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中本 一成 兵庫県尼崎市鶴町1番地 日新製鋼株式会 社技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融めっき浴の下部に設けた鋼帯搬入部
    から溶融めっき浴に送り込まれた鋼帯を垂直上方に引き
    上げて鋼帯を溶融めっきする際、鋼帯搬入部の外側に一
    対の移動磁場発生コイルを対向配置し、磁場発生コイル
    の中間に基準位置を設定し、位置センサーで検出した鋼
    帯の測定位置が基準位置からずれたとき、鋼帯が接近し
    た側の移動磁場発生コイルで磁場強度が小さく、鋼帯が
    離れた側の移動磁場発生コイルで磁場強度が大きくなる
    ように、それぞれの移動磁場発生コイルへの供給電流を
    調整することを特徴とするシンクロールを使用しない溶
    融めっき方法。
  2. 【請求項2】 下端が開放された鋼帯搬入部を下部に設
    けた溶融めっき槽と、鋼帯搬入部の外側に対向配置され
    た一対の移動磁場発生コイルと、移動磁場発生コイルそ
    れぞれに電流を供給する駆動回路と、それぞれの駆動回
    路から各移動磁場発生コイルに供給される電流を調整す
    る制御回路と、鋼帯の位置を検出する位置センサーとを
    備え、前記制御回路は、位置センサーで検出された鋼帯
    の測定位置と基準位置とを比較し、基準位置から測定位
    置のズレに応じた電流を供給する制御信号を各駆動回路
    に出力することを特徴とするシンクロールを使用しない
    溶融めっき装置。
JP21525396A 1996-07-26 1996-07-26 シンクロールを使用しない溶融めっき方法及びめっき装置 Withdrawn JPH1046310A (ja)

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