JPH1046335A - 耐高圧・微小リーク電流絶縁膜の製造方法 - Google Patents

耐高圧・微小リーク電流絶縁膜の製造方法

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JPH1046335A
JPH1046335A JP8205699A JP20569996A JPH1046335A JP H1046335 A JPH1046335 A JP H1046335A JP 8205699 A JP8205699 A JP 8205699A JP 20569996 A JP20569996 A JP 20569996A JP H1046335 A JPH1046335 A JP H1046335A
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JP
Japan
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cathode
film
induction coil
discharge
substrate
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JP8205699A
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English (en)
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Tadashi Morita
正 森田
Naoshi Yamamoto
直志 山本
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Ulvac Inc
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Ulvac Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い耐電圧値と微小なリーク電流を有する電
気的特性に優れた耐高圧・微小リーク電流絶縁膜を容易
に製造する方法を提供する。 【解決手段】 スパッタリング法で基板上に絶縁膜を製
造する方法において、カソード近傍に放電を支援するR
F誘導コイルを設けた機構を用いて、カソードでの放電
圧力を従来の放電圧力より低い状態で行なって電気的特
性に優れた耐高圧・微小リーク電流絶縁膜を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は耐高圧・微小リーク電流
絶縁膜の製造方法に関し、更に詳しくは、物質の表面に
電気的絶縁膜の形成が必要な場合において、その絶縁膜
が持つ電気的特性、即ち高い耐電圧値と微小なリーク電
流値を良好な状態で必要とされる分野において有効に利
用することが出来る耐高圧・微小リーク電流絶縁膜の製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からPVD(Physical Vapor Deposi
tion)法、またはCVD(Chemical Vapor Depositon)法
でSiウエハー(基板)上に形成されたSiO2膜が知
られている。
【0003】また、一般的な材料において良好な電気的
特性(高い耐電圧値、微小なリーク電流値)を持つ膜と
しては、例えば熱処理炉のような酸化膜形成装置を用
い、熱酸化法でSiウエハー(基板)上に形成された熱
酸化膜(SiO2)が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のPVD法または
CVD法でSiウエハー(基板)上に形成されたSiO
2膜は、前記酸化膜形成装置でSiウエハー(基板)上
に形成された熱酸化膜(SiO2)に比ベて、リーク電
流値が大きく、電気的絶縁耐圧は小さくなっている。
【0005】このように、酸化膜形成装置でSiウエハ
ー(基板)上に形成された熱酸化膜(SiO2)と、従
来のPVD法またはCVD法でSiウエハー(基板)上
に形成されたSiO2膜とは電気的特性に大きな差異が
ある。
【0006】これら電気的特性を悪化させている原因と
しては、膜の密度の低下、膜内の構造による欠陥の発
生、例えば酸素欠損のような膜組成の変化が考えられ
る。
【0007】これらの原因をなくして行くために必要な
ことは、PVD法の場合は、膜が堆積していく過程での
膜を構成している膜材料の蒸発源もしくはターゲットか
ら飛び出し、基板に入射した時のエネルギーが大きい方
がよい。
【0008】また、CVD法の場合は、基板表面温度を
最適に制御することにより可能となる。
【0009】加えて、高い耐電圧値と、微小のリーク電
流値の双方の電気的特性を良好にする場合は、基板温度
を高温にする必要があるが、この手段は、成膜プロセス
を制約する原因となっている。
【0010】更に、膜を堆積させる基板に対し、電位を
加えることで基板に膜材料粒子が堆積するときのエネル
ギーを付加することが出来るが、装置構成が複雑で高価
になり、基板全面に対し均一に堆積する粒子のエネルギ
ーの制御も大変難しくなってくる。
【0011】本発明はかかる問題点を解消し、電気的特
性に優れた耐高圧・微小リーク電流絶縁膜の製造方法を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の耐高圧・微小リ
ーク電流絶縁膜の製造方法は、スパッタリング法で基板
上に絶縁膜を製造する方法において、カソードでの放電
圧力を従来の放電圧力より低い状態で行なうことを特徴
とする。
【0013】前記カソードでの放電はカソード近傍に放
電を支援するRF誘導コイルを設けた機構を用いて放電
を行なうようにしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、スパッタカソード近傍
に放電を支援するRF誘導コイルを設けた機構を用い
て、スパッタリングによる膜の製造中にRF誘導コイル
へ電力を投入することで、従来では放電の安定しなかっ
た真空度の低い環境を利用することにより、ターゲット
からスパッタされた粒子が不活性雰囲気ガス分子He、
Ar、Xe、Krに散乱されることなく、飛び出した時
のエネルギーが減衰されることなく、基板に到達するま
でスパッタ時のエネルギーが保持されることで、このエ
ネルギーによって堆積していく過程での膜の密度が大き
くなり、膜が連続した構造となり、ボイド、欠陥、空腔
等の構造もなくなることを利用する。
【0015】本発明法は酸化物膜、窒化物膜等の絶縁性
の膜に対して利用することが出来る。
【0016】図1は本発明の耐高圧・微小リーク電流絶
縁膜の製造方法を実施するための装置の1例を示すもの
であり、図中、1は成膜室を示す。
【0017】成膜室1内を真空ポンプ等の真空排気系2
に排気バルブ3を介して接続し、成膜室1内を所定の圧
力に設定出来るようにした。
【0018】また、成膜室1にガス導入系4を介してマ
スフローコントローラー5を備えるガス供給源(図示せ
ず)に接続し、該ガス導入系4よりスパッタリングガ
ス、例えばアルゴン(Ar)ガスを導入するようにし
た。
【0019】また、成膜室1内の上方に絶縁膜を成膜す
るための例えばSiウエハーから成る基板6を配設し、
成膜室1内の下方であって、基板6に対向する位置に例
えば焼結アルミナ(Al23[純度99.99%])から成
るターゲット7を磁石8を備えるカソード9を介して配
設した。
【0020】そして、カソード9にカソードRF電源1
0より電力を印加してターゲット7をスパッタリングす
るようにした。
【0021】また、基板6とターゲット7の間にシャッ
ター11を配設した。
【0022】前記構成は従来のスパッタリング法に用い
る装置と特に変わりはないが、本発明の特徴に従って、
図示例では、カソード9の上方であって、スパッタリン
グされたターゲット7材料の基板6への到達に影響のな
い位置に、例えば銅(Cu)製のRF誘導コイル12を
配置した。
【0023】そして、カソード9にカソードRF電源1
0より電力を印加してターゲット7をスパッタリングす
ると共に、RF誘導コイル12に誘導コイルRF電源1
3より電力を印加してカソード9のマグネトロン放電を
支援し、安定に低圧力下においても放電するようにし
た。
【0024】尚、図中、14はカソード9のアースシー
ルド、15はカソードRF電源10のマルチングボック
ス、16は誘導コイルRF電源13のマルチングボック
ス、17はガス導入系4のバルブを夫々示す。
【0025】[作用]本発明は、膜の密度を大きくし、
膜の不連続の構造もなくするようにすることで、従来法
では達成出来なかった、良好な電気的特性(高い耐電圧
値、微小なリーク電流値)を容易に実現する。
【0026】
【実施例】本発明の耐高圧・微小リーク電流絶縁膜の製
造方法の具体的実施例を比較例と共に説明する。
【0027】実施例1 ターゲット7には大きさ直径50mm×厚さ5mmの焼結アル
ミナ(99.99%)を用いた。
【0028】また、基板6には大きさ2″φ×厚さ0.43
mmのSiウエハーを用いた。
【0029】また、スパッタリングガスにはアルゴン
(Ar)ガスを用いた。
【0030】また、RF誘導コイル11には外径86mm、
内径76mmの銅(Cu)製の3巻きコイルを用いた。
【0031】先ず、ターゲット7をカソード9上に載置
した。また、基板6を成膜室1内の所定位置に保持し
た。尚、シャッター11は閉じた状態とした。
【0032】次に、成膜室1内の圧力を真空排気系2に
より10-4Pa(1×10-6Torr)まで真空排気した後、成膜室
1内にガス導入系4よりアルゴン(Ar)ガスを導入
し、成膜室1内のアルゴンガス雰囲気圧力を0.105Pa(8
×10-4Torr)にした。
【0033】続いて、シャッター11を開いた状態で、
カソード9にRF電力200Wを投入してターゲット7にス
パッタリングを行なう共に、RF誘導コイル12にRF
電力25Wを投入してRF誘導コイル12の誘導結合放電
の作用によりマグネトロン放電の支援をした。
【0034】このようにして、基板6上に成膜速度1.5
×10-3μm(15Å)/分で膜厚5×10-2μm(500Å)の
酸化アルミニウム(Al23)膜を成膜した。基板6上
に酸化アルミニウム(Al23)膜の成膜後、シャッタ
ー11を閉じた。
【0035】そして、成膜された酸化アルミニウム(A
23)膜のV−I特性をV−I測定器(ヒューレット
パッカード社製pAメーター)により調べた。その結果
「電圧(V)毎のリーク電流(A/mm2)」を図2に曲
線Aとして示した。
【0036】比較例1 従来のスパッタリング法と同様に、RF誘導コイル(11)
への電力の投入を行わずに、カソード9への投入電力を
200Wとした以外は、前記実施例1と同様の方法で基板6
上に膜厚5×10-2μm(500Å)の酸化アルミニウム(A
23)膜を成膜した。
【0037】そして、成膜された酸化アルミニウム(A
23)膜のV−I特性を前記実施例1と同様により調
べた。その結果「電圧(V)毎のリーク電流(A/m
m2)」を図2に曲線Bとして示した。
【0038】図2から明らかなように、本発明の実施例
1は比較例1に比べてリーク電流値は約1/3に減少し
ており、絶縁耐圧は約1.6倍になっていることが分か
る。
【0039】従って、本発明の耐高圧・微小リーク電流
絶縁膜の製造方法によるときは、従来法のスパッタ法と
比較して絶縁耐圧が大きく、リーク電流が少ない特性で
あることが確認された。
【0040】実施例2 ターゲット7には大きさ直径50mm×厚さ5mmの溶融石英
(99.99%)を用いた。
【0041】また、基板6には大きさ2″φ×厚さ0.43
mmのSiウエハーを用いた。
【0042】また、スパッタリングガスにはアルゴン
(Ar)ガスを用いた。
【0043】また、RF誘導コイル11には外径86mm、
内径76mmの銅(Cu)製の3巻きコイルを用いた。
【0044】先ず、ターゲット7をカソード9上に載置
した。また、基板6を成膜室1内の所定位置に保持し
た。尚、シャッター11は閉じた状態とした。
【0045】次に、成膜室1内の圧力を真空排気系2に
より10-4Pa(1×10-6Torr)まで真空排気した後、成膜室
1内にガス導入系4よりアルゴン(Ar)ガスを導入
し、成膜室1内のアルゴンガス雰囲気圧力を0.105Pa(8
×10-4Torr)にした。
【0046】続いて、カソード9にRF電力200Wを投入
してターゲット7にスパッタリングを行なう共に、RF
誘導コイル12にRF電力25Wを投入してRF誘導コイ
ル12の誘導結合放電の作用によりマグネトロン放電の
支援をした。約3〜5分程度シャッター11が閉じた状
態でこの放電を続けることでターゲット表面のクリーニ
ングを行なった後、所定の時間シャッターを開くことで
成膜を行なった。
【0047】このようにして、基板6上に成膜速度1.5
×10-3μm(15Å)/分で膜厚5×10-2μm(500Å)の
SiO2膜を成膜した。基板6上にSiO2膜の成膜後、
シャッター11を閉じた。
【0048】そして、SiO2膜のV−I特性を前記実
施例1と同様の方法で調べた。その結果を図3に曲線C
として示した。
【0049】比較例2 従来のスパッタリング法と同様に、RF誘導コイル(11)
への電力の投入を行わずに、カソード9への投入電力を
200Wとした以外は、前記実施例2と同様の方法で基板6
上に膜厚5×10-2μm(500Å)のSiO2膜を成膜し
た。
【0050】そして、SiO2膜のV−I特性を前記実
施例1と同様の方法で調べた。その結果を図3に曲線D
として示した。
【0051】図3から明らかなように、本発明の実施例
2は、比較例2に比べてリーク電流値は約1/2に減少
しており、絶縁耐圧は約2倍程度になっていることが分
かる。
【0052】
【発明の効果】本発明の耐高圧・微小リーク電流絶縁膜
の製造方法によるときは、スパッタリング法で絶縁膜を
製造する場合において、カソードでの放電圧力を従来の
放電圧力よりも低い状態で行なうようにしたので、高い
耐電圧値と微小なリーク電流値を有する優れた電気的特
性の耐高圧・微小リーク電流絶縁膜を容易に製造するこ
とが出来る効果がある。
【0053】また、前記カソードでの放電をカソード近
傍に放電を支援するRF誘導コイルを設けた機構を用い
て放電を行なうときは、カソードでの放電圧力を従来の
放電圧力より低い状態で安定して放電を行なうことが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の耐高圧・微小リーク電流絶縁膜の製
造方法を実施するための装置の1例を示す截断面図、
【図2】 本発明の実施例および比較例における絶縁膜
の電圧とリーク電流との関係を示す特性線図、
【図3】 本発明の他の実施例および比較例における絶
縁膜の電圧とリーク電流との関係を示す特性線図。
【符号の説明】
1 成膜室、 2 真空排気系、 3
排気バルブ、4 ガス導入系、 5 マスフロー
コントローラ、6 基板、 7 ターゲッ
ト、 8 磁石、9 カソード、 10 カ
ソードRF電源、11 シャッター、 12 RF
誘導コイル、13 誘導コイルRF電源、
14 アースシールド、15、16 マルチングボ
ックス、 17 ガス導入系バルブ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパッタリング法で基板上に絶縁膜を製
    造する方法において、カソードでの放電圧力を従来の放
    電圧力より低い状態で行なうことを特徴とする耐高圧・
    微小リーク電流絶縁膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記カソードでの放電をカソード近傍に
    放電を支援するRF誘導コイルを設けた機構を用いて放
    電を行なうことを特徴とする請求項第1項に記載の耐高
    圧・微小リーク電流絶縁膜を製造方法。
JP8205699A 1996-08-05 1996-08-05 耐高圧・微小リーク電流絶縁膜の製造方法 Pending JPH1046335A (ja)

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