JPH104678A - 電流検出回路およびそれを用いた電源回路 - Google Patents
電流検出回路およびそれを用いた電源回路Info
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- JPH104678A JPH104678A JP15135396A JP15135396A JPH104678A JP H104678 A JPH104678 A JP H104678A JP 15135396 A JP15135396 A JP 15135396A JP 15135396 A JP15135396 A JP 15135396A JP H104678 A JPH104678 A JP H104678A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 入力電圧のデューティ比の変化によって、出
力電圧が影響を受けず、またサージ電圧印加に強い電流
検出回路およびそれを用いた電源回路を低価格にて提供
する事。 【解決手段】 カレント・トランスを用いた電流検出回
路K1において、カレント・トランスCT1の二次巻線
の一端aにダイオードD4のアノードを接続し、ダイオ
ードD4のカソードに抵抗R1の一端を接続し、抵抗R
1の他端をカレント・トランスCT1の二次巻線の他端
bに接続し、カレント・トランスCT1の二次巻線の前
記他端bにコンデンサC2の一端を接続し、コンデンサ
C2の他端にダイオードD3のカソードを接続しダイオ
ードD3のアノードを前記ダイオードD4のカソードに
接続する。
力電圧が影響を受けず、またサージ電圧印加に強い電流
検出回路およびそれを用いた電源回路を低価格にて提供
する事。 【解決手段】 カレント・トランスを用いた電流検出回
路K1において、カレント・トランスCT1の二次巻線
の一端aにダイオードD4のアノードを接続し、ダイオ
ードD4のカソードに抵抗R1の一端を接続し、抵抗R
1の他端をカレント・トランスCT1の二次巻線の他端
bに接続し、カレント・トランスCT1の二次巻線の前
記他端bにコンデンサC2の一端を接続し、コンデンサ
C2の他端にダイオードD3のカソードを接続しダイオ
ードD3のアノードを前記ダイオードD4のカソードに
接続する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング・レ
ギュレータ等の出力電流の検出に用いて好適な電流検出
回路およびそれを用いた電源回路に関するものである。
ギュレータ等の出力電流の検出に用いて好適な電流検出
回路およびそれを用いた電源回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の電源回路(スイッチング・
レギュレータ)の構成例を示す回路図である。図5にお
いて、符号PCはPWM(パルス幅変調)制御回路、T
r1は前記PWM制御回路によってオン/オフ制御され
るトランジスタ、T1はトランス、D1、D2はダイオ
ード、L1は平滑用のチョーク・コイル、C1は平滑用
のコンデンサ、RLは負荷であり、上記コンデンサC1
の両端電圧は上記PWM制御回路PCに入力される。
レギュレータ)の構成例を示す回路図である。図5にお
いて、符号PCはPWM(パルス幅変調)制御回路、T
r1は前記PWM制御回路によってオン/オフ制御され
るトランジスタ、T1はトランス、D1、D2はダイオ
ード、L1は平滑用のチョーク・コイル、C1は平滑用
のコンデンサ、RLは負荷であり、上記コンデンサC1
の両端電圧は上記PWM制御回路PCに入力される。
【0003】また、符号KはトランスT1の二次側に流
れる電流を検出する電流検出回路であり、一次側が被測
定ラインに挿入されたカレント・トランスCT1と、こ
のカレント・トランスCT1の二次側に接続された抵抗
R1と、カレント・トランスCT1の出力を整流するダ
イオードD3と、ダイオードD3の出力を平滑するコン
デンサC2と、コンデンサC2に並列接続された抵抗R
2とから構成されている。そして、この電流検出回路K
の出力電圧VCT2は上述したPWM制御回路PCに入力
される。PWM制御回路PCは、コンデンサC1の両端
電圧が常時一定電圧になるように、トランジスタTr1
をオン/オフ制御する。また、このPWM制御回路PC
には、トランスT1の二次電流Iが一定電流を越えない
ように、電圧VCT2の出力に基づいてトランジスタTr
1をオン/オフ制御する過電流保護回路が設けられてい
る。
れる電流を検出する電流検出回路であり、一次側が被測
定ラインに挿入されたカレント・トランスCT1と、こ
のカレント・トランスCT1の二次側に接続された抵抗
R1と、カレント・トランスCT1の出力を整流するダ
イオードD3と、ダイオードD3の出力を平滑するコン
デンサC2と、コンデンサC2に並列接続された抵抗R
2とから構成されている。そして、この電流検出回路K
の出力電圧VCT2は上述したPWM制御回路PCに入力
される。PWM制御回路PCは、コンデンサC1の両端
電圧が常時一定電圧になるように、トランジスタTr1
をオン/オフ制御する。また、このPWM制御回路PC
には、トランスT1の二次電流Iが一定電流を越えない
ように、電圧VCT2の出力に基づいてトランジスタTr
1をオン/オフ制御する過電流保護回路が設けられてい
る。
【0004】このような構成において、トランジスタT
r1がオン/オフを繰り返すと、これに伴いカレント・
トランスCT1の一次側に図6に示すパルス状の電流I
が流れる。ここで、トランジスタTr1がオンし、図6
の点Aから点Cまで電流が時間と共に変化すると、カレ
ント・トランスCT1の磁心の磁束は、図7の点Aから
点Bを経由し、点Cまで移動する。この時、カレント・
トランスCT1の二次巻線には、 I0=I×N1/N2 ・・・(1) 但し、N1,N2;カレント・トランスの一次巻線、二
次巻線の各巻数なる電流が流れる。この電流は抵抗R1
に流入し、抵抗R1の両端には VCT1=I0×R1 ・・・(2) なる電圧が発生する。図8にこの電圧VCT1の波形を示
す。
r1がオン/オフを繰り返すと、これに伴いカレント・
トランスCT1の一次側に図6に示すパルス状の電流I
が流れる。ここで、トランジスタTr1がオンし、図6
の点Aから点Cまで電流が時間と共に変化すると、カレ
ント・トランスCT1の磁心の磁束は、図7の点Aから
点Bを経由し、点Cまで移動する。この時、カレント・
トランスCT1の二次巻線には、 I0=I×N1/N2 ・・・(1) 但し、N1,N2;カレント・トランスの一次巻線、二
次巻線の各巻数なる電流が流れる。この電流は抵抗R1
に流入し、抵抗R1の両端には VCT1=I0×R1 ・・・(2) なる電圧が発生する。図8にこの電圧VCT1の波形を示
す。
【0005】次に、トランジスタTr1がオフして電流
Iが図6の点Cから点Aに移動する時、磁束も図7の点
Cから点Dを経由し、点Aに戻る。ここで、図7上の矢
印に沿って点Aから点Cまでの磁束変化量と、点Cから
点Aまでの磁束変化量は同じである。従って、トランジ
スタTr1がオンしている時間であるTON(図8)と、
オフしている時間であるTOFFの期間のそれぞれの電流
変化分は等しいために、図8におけるS1とS2の面積
は同じになるようにバランスする。ここで、図8におい
て上記の時間TONとTOFFの比であるデューティ比TON
/TOFFが小となった場合、S1とS2の面積が等しく
なるように回路は動作するため、波高値VPが大とな
る。従って、波高値VPがある一定値より大きくなろう
とした時に時間TONが小となるよう動作しているPWM
制御回路PC内の過電流保護回路に、デューティ比によ
りVPが変化してもそれを補正するような回路の付加が
必要になるという欠点があった。なお、図9にデューテ
ィ比と電圧VCT2との関係を示す。また、上述した従来
の回路には、デューティ比の急変に対する追従性が悪い
という問題点もあった。
Iが図6の点Cから点Aに移動する時、磁束も図7の点
Cから点Dを経由し、点Aに戻る。ここで、図7上の矢
印に沿って点Aから点Cまでの磁束変化量と、点Cから
点Aまでの磁束変化量は同じである。従って、トランジ
スタTr1がオンしている時間であるTON(図8)と、
オフしている時間であるTOFFの期間のそれぞれの電流
変化分は等しいために、図8におけるS1とS2の面積
は同じになるようにバランスする。ここで、図8におい
て上記の時間TONとTOFFの比であるデューティ比TON
/TOFFが小となった場合、S1とS2の面積が等しく
なるように回路は動作するため、波高値VPが大とな
る。従って、波高値VPがある一定値より大きくなろう
とした時に時間TONが小となるよう動作しているPWM
制御回路PC内の過電流保護回路に、デューティ比によ
りVPが変化してもそれを補正するような回路の付加が
必要になるという欠点があった。なお、図9にデューテ
ィ比と電圧VCT2との関係を示す。また、上述した従来
の回路には、デューティ比の急変に対する追従性が悪い
という問題点もあった。
【0006】これらの問題点の解決を図ったものとし
て、図10に示す回路が知られている(特開昭63ー5
9765号公報参照)。この図においてカレント・トラ
ンスCT1の一次側に入力パルスIが流れると、ダイオ
ードD3を介してコンデンサC2が充電される。入力パ
ルスIが流れなくなると、カレント・トランスCT1に
蓄えられている磁気エネルギーにより、ダイオードD6
及びツェナー・ダイオードD5を介して電流が流れる。
図11は上述した図10に示す回路におけるカレント・
トランスCT1の動作を説明する図である。トランジス
タTr1がオンする時、図11において磁束は、点S→
点B→点Cと移動する。トランジスタTr1がオフした
時、I0は逆方向には流れないため、磁束は高速で点C
から点Sに戻る。図12は図10の回路におけるカレン
ト・トランスCT1の2次電圧VCT1の波形を示す図で
ある。図10の回路においては、トランジスタTr1の
オン時とオフ時で回路の状態が異なるため、S1=S2
は成り立たない。つまり、トランジスタTr1がオンす
ると、磁束は必ず図11のS点から変化を開始するた
め、電圧の波高値VPは入力電圧のデューティ比に無関
係になり、図6の電流の波高値IPと比例関係を満た
す。また入力電圧のデューティ比が急変した時にも、ト
ランジスタTr1のオン・オフ1サイクル毎にカレント
・トランスCT1がリセット状態に戻るため、波高値V
Pは常に入力電流と比例関係を保つ。すなわち、図10
に示す回路にあっては、波高値VPがデューティ比の変
化やデューティ比の急変に無関係に、常に電流IP(図
6)に比例する。
て、図10に示す回路が知られている(特開昭63ー5
9765号公報参照)。この図においてカレント・トラ
ンスCT1の一次側に入力パルスIが流れると、ダイオ
ードD3を介してコンデンサC2が充電される。入力パ
ルスIが流れなくなると、カレント・トランスCT1に
蓄えられている磁気エネルギーにより、ダイオードD6
及びツェナー・ダイオードD5を介して電流が流れる。
図11は上述した図10に示す回路におけるカレント・
トランスCT1の動作を説明する図である。トランジス
タTr1がオンする時、図11において磁束は、点S→
点B→点Cと移動する。トランジスタTr1がオフした
時、I0は逆方向には流れないため、磁束は高速で点C
から点Sに戻る。図12は図10の回路におけるカレン
ト・トランスCT1の2次電圧VCT1の波形を示す図で
ある。図10の回路においては、トランジスタTr1の
オン時とオフ時で回路の状態が異なるため、S1=S2
は成り立たない。つまり、トランジスタTr1がオンす
ると、磁束は必ず図11のS点から変化を開始するた
め、電圧の波高値VPは入力電圧のデューティ比に無関
係になり、図6の電流の波高値IPと比例関係を満た
す。また入力電圧のデューティ比が急変した時にも、ト
ランジスタTr1のオン・オフ1サイクル毎にカレント
・トランスCT1がリセット状態に戻るため、波高値V
Pは常に入力電流と比例関係を保つ。すなわち、図10
に示す回路にあっては、波高値VPがデューティ比の変
化やデューティ比の急変に無関係に、常に電流IP(図
6)に比例する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図10に示す回路にあっては、トランジスタTr1が
オフの時に発生するサージ電圧を吸収するために、ダイ
オードD5,D6を必要とし、またダイオードD3,D
4共にサージ電圧に耐え得る高耐圧品が必要となり、部
品点数の増加、部品コスト上昇という問題点がある。ま
た、図5及び図10に示す回路においては、カレント・
トランスCT1の二次側からダイオードD3のアノード
への回路に電圧の高いサージ電圧が印加されるために、
センシティブな周囲の回路に影響を与えるという弊害も
あった。本発明はこれらの点に鑑みてなされたもので、
使用部品点数を減らし、また部品に高耐圧品を用いる必
要を無くしてコストの低減を図り、しかも、サージ電圧
が印加される回路部分を少なくする事によって周辺の回
路への影響を減らし、同時にプリント基板の設計を容易
とすることを目的としている。
た図10に示す回路にあっては、トランジスタTr1が
オフの時に発生するサージ電圧を吸収するために、ダイ
オードD5,D6を必要とし、またダイオードD3,D
4共にサージ電圧に耐え得る高耐圧品が必要となり、部
品点数の増加、部品コスト上昇という問題点がある。ま
た、図5及び図10に示す回路においては、カレント・
トランスCT1の二次側からダイオードD3のアノード
への回路に電圧の高いサージ電圧が印加されるために、
センシティブな周囲の回路に影響を与えるという弊害も
あった。本発明はこれらの点に鑑みてなされたもので、
使用部品点数を減らし、また部品に高耐圧品を用いる必
要を無くしてコストの低減を図り、しかも、サージ電圧
が印加される回路部分を少なくする事によって周辺の回
路への影響を減らし、同時にプリント基板の設計を容易
とすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、被測定線路に一次巻線が挿入されるカレント・トラ
ンスと、前記カレント・トランスの二次巻線の一端に、
アノード(またはカソード)が接続された第1のダイオ
ードと、前記第1のダイオードのカソード(またはアノ
ード)と前記カレント・トランスの二次巻線の他端との
間に介挿された抵抗と、前記第1のダイオードのカソー
ド(またはアノード)に、そのアノード(カソード)が
接続された第2のダイオードと、前記第2のダイオード
のカソード(またはアノード)と前記カレント・トラン
スの二次巻線の他端との間に介挿されたコンデンサとを
具備し、前記コンデンサの両端から検出出力を得ること
を特徴とする電流検出回路である。
は、被測定線路に一次巻線が挿入されるカレント・トラ
ンスと、前記カレント・トランスの二次巻線の一端に、
アノード(またはカソード)が接続された第1のダイオ
ードと、前記第1のダイオードのカソード(またはアノ
ード)と前記カレント・トランスの二次巻線の他端との
間に介挿された抵抗と、前記第1のダイオードのカソー
ド(またはアノード)に、そのアノード(カソード)が
接続された第2のダイオードと、前記第2のダイオード
のカソード(またはアノード)と前記カレント・トラン
スの二次巻線の他端との間に介挿されたコンデンサとを
具備し、前記コンデンサの両端から検出出力を得ること
を特徴とする電流検出回路である。
【0009】請求項2に記載の発明は、入力電源を制御
する制御手段と、前記制御手段によって制御された電源
に基づく電力を出力する出力回路と、前記出力回路の電
流経路に、カレント・トランスの一次巻線が挿入された
請求項1に記載の電流検出回路とを具備し、前記電流検
出回路の出力に基づいて前記制御手段を制御することを
特徴とする電源回路である。
する制御手段と、前記制御手段によって制御された電源
に基づく電力を出力する出力回路と、前記出力回路の電
流経路に、カレント・トランスの一次巻線が挿入された
請求項1に記載の電流検出回路とを具備し、前記電流検
出回路の出力に基づいて前記制御手段を制御することを
特徴とする電源回路である。
【0010】請求項3に記載の発明は、入力直流電圧を
オン/オフするトランジスタと、前記トランジスタに直
列に挿入されたトランスと、前記トランスの二次側に接
続されたダイオードと、前記ダイオードの出力に挿入さ
れた平滑回路と、前記トランスの二次側電流の経路に、
前記カレント・トランスの一次巻線が挿入された請求項
1に記載の電流検出回路とを具備し、前記電流検出回路
の出力に基づいて前記トランジスタを制御することを特
徴とする電源回路である。
オン/オフするトランジスタと、前記トランジスタに直
列に挿入されたトランスと、前記トランスの二次側に接
続されたダイオードと、前記ダイオードの出力に挿入さ
れた平滑回路と、前記トランスの二次側電流の経路に、
前記カレント・トランスの一次巻線が挿入された請求項
1に記載の電流検出回路とを具備し、前記電流検出回路
の出力に基づいて前記トランジスタを制御することを特
徴とする電源回路である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、同実施形態による電流
検出回路K1を用いた直流電源回路の構成を示す回路図
である。この図において、CT1はカレント・トラン
ス、D3とD4はダイオード、R1とR2は抵抗、C2
はコンデンサである。なお、この電流検出回路K1以外
の構成は図5の回路と同じであるので説明を省略する。
を参照しつつ説明する。図1は、同実施形態による電流
検出回路K1を用いた直流電源回路の構成を示す回路図
である。この図において、CT1はカレント・トラン
ス、D3とD4はダイオード、R1とR2は抵抗、C2
はコンデンサである。なお、この電流検出回路K1以外
の構成は図5の回路と同じであるので説明を省略する。
【0012】次に、この電流検出回路K1の動作につい
て図1〜4、11、12を用いて説明する。まず図1に
おいて、トランジスタTr1がオンすると、カレント・
トランスCT1の一次側に入力パルス電流Iが流れると
共にダイオードD4及び抵抗R1に電流が流れ、ダイオ
ードD3を介して、コンデンサC2に充電される。上記
電流Iが流れなくなると、カレント・トランスCT1に
貯えられている磁気エネルギーは、カレント・トランス
CT1の二次側の等価容量によって吸収され、この時に
発生するサージ電圧はダイオードD4にのみ印加され
る。ここでカレント・トランスCT1における磁心の磁
束密度は図11のグラフ上を点S→点B→点Cと移動し
変化していく。この時の図1におけるカレント・トラン
スCT1の2次電圧VCT1は図12のように変化し、ま
た、抵抗R1の両端電圧VCT3は図2のようになる。カ
レント・トランスCT1の二次側に発生する電圧VCT1
は、ダイオードD4にのみ印加され、また、抵抗R1は
抵抗R2に比べて極めて小さく設定されているために、
トランジスタTr1がONしている時に抵抗R2に発生
する電圧VCT2は、次のようになる。 VCT2=I0×R1−VFD3 ・・・(3) 但し、VFD3;ダイオードD3の順方向電圧降下 I0;カレント・トランスCT1の二次巻線に流れる電
流
て図1〜4、11、12を用いて説明する。まず図1に
おいて、トランジスタTr1がオンすると、カレント・
トランスCT1の一次側に入力パルス電流Iが流れると
共にダイオードD4及び抵抗R1に電流が流れ、ダイオ
ードD3を介して、コンデンサC2に充電される。上記
電流Iが流れなくなると、カレント・トランスCT1に
貯えられている磁気エネルギーは、カレント・トランス
CT1の二次側の等価容量によって吸収され、この時に
発生するサージ電圧はダイオードD4にのみ印加され
る。ここでカレント・トランスCT1における磁心の磁
束密度は図11のグラフ上を点S→点B→点Cと移動し
変化していく。この時の図1におけるカレント・トラン
スCT1の2次電圧VCT1は図12のように変化し、ま
た、抵抗R1の両端電圧VCT3は図2のようになる。カ
レント・トランスCT1の二次側に発生する電圧VCT1
は、ダイオードD4にのみ印加され、また、抵抗R1は
抵抗R2に比べて極めて小さく設定されているために、
トランジスタTr1がONしている時に抵抗R2に発生
する電圧VCT2は、次のようになる。 VCT2=I0×R1−VFD3 ・・・(3) 但し、VFD3;ダイオードD3の順方向電圧降下 I0;カレント・トランスCT1の二次巻線に流れる電
流
【0013】次にトランジスタTr1がオフすると、電
流I0は逆には流れないので、磁束は高速に図11の点
Cから点Sに戻る。トランジスタTr1がオンからオフ
に切り替わった時の電流Ifの過渡特性は、次のように
なる。 If=I0・exp(−R/L)t ・・・(4) 但し、If;トランジスタTr1がオフした時のカレン
ト・トランスCT1の二次巻線に流れる電流、 I0;トランジスタTr1がオンした時に二次巻線に流
れる電流 R;二次巻線から見た負荷抵抗 L;二次巻線のインダクタンス t;時間
流I0は逆には流れないので、磁束は高速に図11の点
Cから点Sに戻る。トランジスタTr1がオンからオフ
に切り替わった時の電流Ifの過渡特性は、次のように
なる。 If=I0・exp(−R/L)t ・・・(4) 但し、If;トランジスタTr1がオフした時のカレン
ト・トランスCT1の二次巻線に流れる電流、 I0;トランジスタTr1がオンした時に二次巻線に流
れる電流 R;二次巻線から見た負荷抵抗 L;二次巻線のインダクタンス t;時間
【0014】この式は、負荷抵抗Rの値が大きいほど短
時間で電流Ifが0に近づくことを示している。すなわ
ち、負荷抵抗Rの値を極めて大きくしておけば、短時間
でリセットが可能となる。トランジスタTr1がオフし
ている時はダイオードD3,D4共にオフとなり、コン
デンサC2,抵抗R2はトランジスタTr1がオフして
いる時間であるTOFFに対して C2×R2 》TOFF
となるように設定されているので、前出電圧VCT2は、
ほぼトランジスタTr1がオンの時の値を保持する。さ
らにこの時、ダイオードD4がオフすることから、トラ
ンジスタTr1がオンの時とオフの時とでは、回路の状
態が異なるために図12においてS1=S2の関係は成
り立たない。つまりトランジスタTr1がオンすると、
磁束は必ず図11の点Sからスタートするために電圧の
波高値VPは入力電圧のデューティに無関係になり、図
4に示すように、電圧VCT2がデューティ比に無関係と
なる。また、図3のように電圧VCT2と電流の波高値IP
とが比例関係を満たす。またデューティの急変時におい
ても、トランジスタTr1のオン-オフ1サイクル毎に
カレント・トランスCT1がリセット状態に戻るために
電圧の波高値VPは常に入力電流と比例関係を保つ。
時間で電流Ifが0に近づくことを示している。すなわ
ち、負荷抵抗Rの値を極めて大きくしておけば、短時間
でリセットが可能となる。トランジスタTr1がオフし
ている時はダイオードD3,D4共にオフとなり、コン
デンサC2,抵抗R2はトランジスタTr1がオフして
いる時間であるTOFFに対して C2×R2 》TOFF
となるように設定されているので、前出電圧VCT2は、
ほぼトランジスタTr1がオンの時の値を保持する。さ
らにこの時、ダイオードD4がオフすることから、トラ
ンジスタTr1がオンの時とオフの時とでは、回路の状
態が異なるために図12においてS1=S2の関係は成
り立たない。つまりトランジスタTr1がオンすると、
磁束は必ず図11の点Sからスタートするために電圧の
波高値VPは入力電圧のデューティに無関係になり、図
4に示すように、電圧VCT2がデューティ比に無関係と
なる。また、図3のように電圧VCT2と電流の波高値IP
とが比例関係を満たす。またデューティの急変時におい
ても、トランジスタTr1のオン-オフ1サイクル毎に
カレント・トランスCT1がリセット状態に戻るために
電圧の波高値VPは常に入力電流と比例関係を保つ。
【0015】最後に、温度特性については上式(3)に
おいて、ダイオードD3の順方向電圧降下VFD3は温度
により約2.5mV/℃の温度変化をするが、温度変化の
範囲を−10℃〜+60℃とした場合、VFD3は約0.1
8V変化する。これは前記I0×R1の値を、I0・R1
》0.18と設定することにより、温度変化に基づくV
FD3の電圧変化による出力電圧VCT2の変化は無視するこ
とができる。
おいて、ダイオードD3の順方向電圧降下VFD3は温度
により約2.5mV/℃の温度変化をするが、温度変化の
範囲を−10℃〜+60℃とした場合、VFD3は約0.1
8V変化する。これは前記I0×R1の値を、I0・R1
》0.18と設定することにより、温度変化に基づくV
FD3の電圧変化による出力電圧VCT2の変化は無視するこ
とができる。
【0016】
【発明の効果】以上、説明したようにこの発明によれば
次の効果を得ることができる。 1.入力電圧のデューティ比の変化によって検出出力が
影響を受けない電流検出回路を提供することができる。 2.従来のものにおいて必要であったサージ吸収用ダイ
オード(図10のD5、D6)を必要とせず、また、第
2のダイオードに耐圧の低いものを用いることができ、
この結果、部品点数を減らすことができると共に、コス
トを低減することができる。 3.サージ電圧が発生する回路部分を少なくすることが
でき、これにより、周辺回路への影響を減らすことがで
きると共に、プリント基板のパターン設計が容易にな
る。また、サージ電圧に基づく回路の誤動作の虞が少な
く、安定した動作を得ることができる。
次の効果を得ることができる。 1.入力電圧のデューティ比の変化によって検出出力が
影響を受けない電流検出回路を提供することができる。 2.従来のものにおいて必要であったサージ吸収用ダイ
オード(図10のD5、D6)を必要とせず、また、第
2のダイオードに耐圧の低いものを用いることができ、
この結果、部品点数を減らすことができると共に、コス
トを低減することができる。 3.サージ電圧が発生する回路部分を少なくすることが
でき、これにより、周辺回路への影響を減らすことがで
きると共に、プリント基板のパターン設計が容易にな
る。また、サージ電圧に基づく回路の誤動作の虞が少な
く、安定した動作を得ることができる。
【図1】 本発明の一実施形態による電流検出回路K1
を用いた電源回路の回路図である。
を用いた電源回路の回路図である。
【図2】 図1における電流検出回路K1内の電圧VCT3
を示す波形図である。
を示す波形図である。
【図3】 図1におけるカレント・トランスCT1の入
力電流Iと電流検出回路K1の出力電圧VCT2との関係
を示すグラフである。
力電流Iと電流検出回路K1の出力電圧VCT2との関係
を示すグラフである。
【図4】 図1におけるトランジスタTr1のオン/オ
フのデューティ比と電流検出回路K1の出力電圧VCT2
との関係を示すグラフである。
フのデューティ比と電流検出回路K1の出力電圧VCT2
との関係を示すグラフである。
【図5】 従来の電流検出回路Kを用いた電源回路の回
路図である。
路図である。
【図6】 図5におけるカレント・トランスCT1の入
力電流を示す波形図である。
力電流を示す波形図である。
【図7】 図5におけるカレント・トランスCT1の磁
界と磁束密度の関係を示すグラフである。
界と磁束密度の関係を示すグラフである。
【図8】 図5におけるカレント・トランスCT1の端
子電圧VCT1を示す波形図である。
子電圧VCT1を示す波形図である。
【図9】 図5におけるトランジスタTr1のオン/オ
フのデューティ比と出力電圧VCT2との関係を示すグラ
フである。
フのデューティ比と出力電圧VCT2との関係を示すグラ
フである。
【図10】 従来の電源回路の他の構成例を示す回路図
である。
である。
【図11】 図1および図10に示す電流検出回路内の
カレント・トランスCT1における磁界と磁束密度の関
係を示すグラフである。
カレント・トランスCT1における磁界と磁束密度の関
係を示すグラフである。
【図12】 図1および図10に示す電流検出回路内の
カレント・トランスCT1の二次電圧VCT1を示すグラ
フである。
カレント・トランスCT1の二次電圧VCT1を示すグラ
フである。
PC…パルス幅変調制御回路、Tr1…トランジスタ、
T1…変圧器、D1,D2,D3,D4…ダイオード、
L1…チョークコイル、R1,R2…抵抗、CT1…カ
レント・トランス、C1,C2…コンデンサ
T1…変圧器、D1,D2,D3,D4…ダイオード、
L1…チョークコイル、R1,R2…抵抗、CT1…カ
レント・トランス、C1,C2…コンデンサ
Claims (3)
- 【請求項1】 被測定線路に一次巻線が挿入されるカレ
ント・トランスと、 前記カレント・トランスの二次巻線の一端に、アノード
(またはカソード)が接続された第1のダイオードと、 前記第1のダイオードのカソード(またはアノード)と
前記カレント・トランスの二次巻線の他端との間に介挿
された抵抗と、 前記第1のダイオードのカソード(またはアノード)
に、そのアノード(カソード)が接続された第2のダイ
オードと、 前記第2のダイオードのカソード(またはアノード)と
前記カレント・トランスの二次巻線の他端との間に介挿
されたコンデンサと、 を具備し、前記コンデンサの両端から検出出力を得るこ
とを特徴とする電流検出回路。 - 【請求項2】 入力電源を制御する制御手段と、 前記制御手段によって制御された電源に基づく電力を出
力する出力回路と、 前記出力回路の電流経路に、カレント・トランスの一次
巻線が挿入された請求項1に記載の電流検出回路と、 を具備し、前記電流検出回路の出力に基づいて前記制御
手段を制御することを特徴とする電源回路。 - 【請求項3】 入力直流電圧をオン/オフするトランジ
スタと、 前記トランジスタに直列に挿入されたトランスと、 前記トランスの二次側に接続されたダイオードと、 前記ダイオードの出力に挿入された平滑回路と、 前記トランスの二次側電流の経路に、前記カレント・ト
ランスの一次巻線が挿入された請求項1に記載の電流検
出回路と、 を具備し、前記電流検出回路の出力に基づいて前記トラ
ンジスタを制御することを特徴とする電源回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15135396A JPH104678A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 電流検出回路およびそれを用いた電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15135396A JPH104678A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 電流検出回路およびそれを用いた電源回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH104678A true JPH104678A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15516702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15135396A Pending JPH104678A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 電流検出回路およびそれを用いた電源回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH104678A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004505596A (ja) * | 2000-07-28 | 2004-02-19 | ヴァレオ クリマチザション | 自己誘導素子、特に電磁バルブを通過する電流をレギュレートするための装置 |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP15135396A patent/JPH104678A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004505596A (ja) * | 2000-07-28 | 2004-02-19 | ヴァレオ クリマチザション | 自己誘導素子、特に電磁バルブを通過する電流をレギュレートするための装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990706 |