JPH1047244A - クラッチレス可変容量圧縮機の動力伝達機構 - Google Patents

クラッチレス可変容量圧縮機の動力伝達機構

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JPH1047244A
JPH1047244A JP8209799A JP20979996A JPH1047244A JP H1047244 A JPH1047244 A JP H1047244A JP 8209799 A JP8209799 A JP 8209799A JP 20979996 A JP20979996 A JP 20979996A JP H1047244 A JPH1047244 A JP H1047244A
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JP
Japan
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power transmission
pulley
drive shaft
interposition member
transmission mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP8209799A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kawaguchi
真広 川口
Masahiko Okada
昌彦 岡田
Koji Kawamura
幸司 川村
Masakazu Murase
正和 村瀬
Tetsuhiko Fukanuma
哲彦 深沼
Yuji Kubo
裕司 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、低温環境下でもほとんど機能
低下せず、圧縮機側の負荷トルクの変動を有効に緩和で
きるとともに、過負荷トルクの伝達を確実に遮断できる
クラッチレス可変容量圧縮機の動力伝達機構を提供す
る。 【解決手段】 駆動シャフト16とプーリ17との間
に、金属材料よりなる連結部91と熱可塑性樹脂材料よ
りなる弾性変形部90とを備えた介装部材89を配設す
る。介装部材89を駆動シャフト16とプーリ17との
いずれか一方に結合するとともに、他方に対して常には
一体回転可能に圧接させる。駆動シャフト16側の負荷
トルクが変動したときには、弾性変形部90が弾性変形
する。負荷トルクが過大になったときには、圧接部の相
対摺動に伴う摩擦熱により、弾性変形部91が溶融す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部駆動源と駆
動シャフトとを、ベルト及びプーリを介して常時作動連
結するようにしたクラッチレス可変容量圧縮機における
動力伝達機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、クラッチレス可変容量圧縮機
は、外部駆動源と圧縮機の駆動シャフトとの間に、動力
伝達の連結及び遮断を行なうための電磁クラッチを備え
ていない。このため、特に車両搭載状態において、電磁
クラッチの断続のショックに伴う体感フィーリングの悪
さを解消することができる。また、前記電磁クラッチは
消費電力及び重量が大きいため、圧縮機の省動力化、全
体の重量の低減、及びコストの削減を図ることができ
る。
【0003】しかしながら、このようなクラッチレス可
変容量圧縮機では、圧縮機側の負荷トルクの変動が緩和
されることなく、外部駆動源をなす車両エンジンに直接
波及する。このため、圧縮機側の負荷トルクの変動によ
り、車両エンジンの運転状態が変動されるおそれがあっ
た。
【0004】このような問題点に対処するために、例え
ば実開昭63−142460号公報(第1の公報)、及
び特開平8−121332号公報(第2の公報)に開示
されるようなクラッチレス可変容量圧縮機が、従来から
提案されている。
【0005】第1の公報に開示された圧縮機では、プー
リに形成された環状の突状壁に係合凹部が設けられると
ともに、ハブの周面に係合凹部が設けられている。突状
壁側の係合凹部にはドライブレバーの一端が挿入され、
ハブ側の係合凹部にはドライブレバーの他端が環状の板
バネを介して挿入されている。そして、通常はプーリの
回転が、ドライブレバー及び板バネを介して駆動シャフ
トに伝達されるようになっている。
【0006】また、圧縮機側の負荷トルクが変動した場
合には、ドライブレバーの揺動及び板バネの弾性変形に
よって、その負荷トルクの変動が緩和され、負荷トルク
の変動に起因する車両エンジンの回転数変動が抑制され
るようになっている。さらに、圧縮機側の負荷トルクが
過大になった場合には、ドライブレバーの他端が板バネ
の凹部から外れて、過大な負荷トルクが車両エンジン側
に波及しないようになっている。
【0007】一方、第2の公報に開示された圧縮機で
は、駆動シャフトの端部に動力伝達体が止着され、この
動力伝達体の外周面とプーリの内周面との間に環状のゴ
ムダンパが介装されている。また、この弾性ゴムの内周
面は接着剤により動力伝達体に結合され、ゴムダンパの
外周面は接着剤によりプーリに結合されている。
【0008】そして、通常はプーリの回転が、ゴムダン
パ及び動力伝達体を介して駆動シャフトに伝達される。
ここで、圧縮機側の負荷トルクが変動した場合には、ゴ
ムダンパの弾性変形によって、その負荷トルクの変動が
緩和され、負荷トルクの変動に起因する車両エンジンの
回転数変動が抑制される。また、圧縮機側の負荷トルク
が過大になった場合には、ゴムダンパ自身が破断して、
過大な負荷トルクが車両エンジン側に波及しないように
なっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第1の公報
に開示された従来の圧縮機では、複数本のドライブレバ
ーが揺動可能に支持され、かつドライブレバーの揺動変
位が板バネで受け止められるようになっている。このた
め、動力伝達機構の構造が複雑で、部品点数及び組み付
け工数が増加し、圧縮機のコストが高くなるという問題
があった。
【0010】また、第2の公報に開示された従来の圧縮
機では、動力伝達体とプーリとの間に環状のゴムダンパ
が介装されている。ここで、圧縮機を寒冷地等におい
て、ゴムダンパのゴム材のガラス転移温度よりも低い低
温環境で使用した場合、ゴム材が低温脆化するおそれが
ある。この低温脆化状態では、ゴム材が固くなって、そ
の弾性が大きく低下するとともに脆くなる。このため、
ゴムダンパが、負荷トルクの変動を有効に緩和できなく
なったり、大きな負荷トルクでなくても不用意に破断し
てしまったりするおそれがあるという問題があった。
【0011】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、構造が簡単であるにも拘らず、低温環境
下においても機能低下がほとんどなく、圧縮機側の負荷
トルクの変動を有効に緩和することができるとともに、
過負荷トルクの伝達を確実に遮断することができるクラ
ッチレス可変容量圧縮機の動力伝達機構を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、外部駆動源と駆動シ
ャフトとを、ベルト及びプーリを介して常時作動連結す
るようにしたクラッチレス可変容量圧縮機の動力伝達機
構において、前記駆動シャフトとプーリとの間には、金
属材料よりなる連結部と熱可塑性樹脂材料よりなる弾性
変形部とを備えた介装部材を配設し、その介装部材を駆
動シャフトとプーリとのいずれか一方に結合するととも
に、他方に対して常には一体回転可能に圧接させ、駆動
シャフト側の負荷トルクが変動したときには、介装部材
の弾性変形部が弾性変形し、駆動シャフト側の負荷トル
クが過大になったときには、圧接部の相対摺動に伴う摩
擦熱により、介装部材の弾性変形部が溶融するようにし
たものである。
【0013】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のクラッチレス可変容量圧縮機の動力伝達機構におい
て、前記駆動シャフトに動力伝達体を止着し、その動力
伝達体とプーリとの対向端面間に介装部材を配設し、そ
の介装部材の連結部を金属材料よりなる動力伝達体また
は金属材料よりなるプーリに圧接させたものである。
【0014】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載のクラッチレス可変容量圧縮機の動力伝達機構におい
て、前記駆動シャフトに動力伝達体を止着し、その動力
伝達体とプーリとの対向端面間に介装部材を配設し、そ
の介装部材の弾性変形部を金属材料よりなる動力伝達体
または金属材料よりなるプーリに圧接させたものであ
る。
【0015】請求項4に記載の発明では、請求項1に記
載のクラッチレス可変容量圧縮機の動力伝達機構におい
て、前記介装部材の弾性変形部を駆動シャフトに結合止
着して、動力伝達体と兼用したものである。
【0016】請求項5に記載の発明では、請求項1〜4
のいずれかに記載のクラッチレス可変容量圧縮機の動力
伝達機構において、前記介装部材の連結部を鉄系金属材
料により形成したものである。
【0017】請求項6に記載の発明では、請求項1〜5
のいずれかに記載のクラッチレス可変容量圧縮機の動力
伝達機構において、前記介装部材の弾性変形部は、充填
材を含有する熱可塑性樹脂材料により構成したものであ
る。
【0018】さて、請求項1に記載のクラッチレス可変
容量圧縮機の動力伝達機構では、車両エンジン等の外部
駆動源によりベルトを介してプーリが常時回転されてい
る。そして、通常はプーリの回転が介装部材を介して駆
動シャフトに伝達されて、圧縮機が圧縮運転される。こ
の圧縮機の運転時に、圧縮機側の負荷トルクが変動する
と、介装部材の弾性変形部が弾性変形して、その負荷ト
ルクの変動が緩和される。このため、圧縮機側の負荷ト
ルクの変動が外部駆動源側に波及することが抑制され
る。
【0019】また、圧縮機側の負荷トルクが過大になっ
たときには、介装部材と駆動シャフトまたはプーリとの
間の圧接部に相対摺動が生じて摩擦熱が発生する。そし
て、この摩擦熱により、介装部材の弾性変形部が溶融す
る。これにより、介装部材の動力伝達機能が破壊され
て、駆動シャフトからプーリへの過負荷トルクの伝達が
遮断される。このため、過負荷トルクが外部駆動源側に
伝達されて、悪影響を及ぼすことが抑制される。
【0020】さらに、介装部材の弾性変形部が熱可塑性
樹脂材料により形成されているため、ゴム材を使用した
場合に比べて、弾性変形部の使用環境の温度による弾性
の変動範囲が小さくすることができる。このため、圧縮
機を寒冷地等の低温環境で使用した場合でも、弾性変形
部が負荷トルクの変動を有効に緩和できなくなったり、
小さな負荷トルクで不用意に破断されたりするのを抑制
することができる。
【0021】請求項2に記載のクラッチレス可変容量圧
縮機の動力伝達機構においては、金属材料よりなる介装
部材の連結部が、同じく金属材料よりなる駆動シャフト
上の動力伝達体またはプーリに圧接されている。このた
め、圧縮機側の負荷トルクが過大になったときには、介
装部材の連結部と動力伝達体またはプーリとの間の圧接
部に相対摺動が生じて摩擦熱が発生する。そして、この
摩擦熱が連結部から介装部材の弾性変形部に伝達され
て、その弾性変形部が溶融され、その後は連結部が弾性
変形部に対して相対回転されるようになる。これによ
り、駆動シャフトからプーリへの過負荷トルクの伝達が
確実に遮断される。
【0022】請求項3に記載のクラッチレス可変容量圧
縮機の動力伝達機構においては、熱可塑性樹脂材料より
なる介装部材の弾性変形部が、金属材料よりなる駆動シ
ャフト上の動力伝達体またはプーリに圧接されている。
このため、圧縮機側の負荷トルクが過大になったときに
は、介装部材の弾性変形部と動力伝達体またはプーリと
の間の圧接部に相対摺動が生じて摩擦熱が発生する。こ
の摩擦熱により弾性変形部の圧接部付近が溶融されて、
駆動シャフトからプーリへの過負荷トルクの伝達が遮断
される。そして、圧縮機側の過負荷トルクが落ち着い
て、圧接部の発熱がおさまった後は、介装部材の弾性変
形部の圧接部付近が溶融状態から再固化されて、動力伝
達を再開することができる。
【0023】請求項4に記載のクラッチレス可変容量圧
縮機の動力伝達機構においては、介装部材の弾性変形部
が駆動シャフトに結合止着されて、動力伝達体と兼用す
るようになっている。このため、駆動シャフトに動力伝
達体を別設する必要がなく、部品点数を削減することが
できるとともに、圧縮機の軽量化を図ることができる。
【0024】請求項5に記載のクラッチレス可変容量圧
縮機の動力伝達機構においては、介装部材の連結部が、
熱伝導性及び剛性の高い鉄系金属材料により形成されて
いる。このため、特に介装部材の連結部が、金属材料よ
りなる駆動シャフト上の動力伝達体またはプーリに圧接
された構成においては、圧接部の相対摺動に伴う摩擦熱
が、連結部から介装部材の弾性変形部に迅速に伝達され
る。そして、その弾性変形部が速やかに溶融されて、圧
縮機側の過負荷トルクの外部駆動源への伝達が確実かつ
迅速に遮断される。
【0025】請求項6に記載のクラッチレス可変容量圧
縮機の動力伝達機構においては、介装部材の弾性変形部
が充填材を含有する熱可塑性樹脂材料により構成されて
いる。このため、充填材の補強作用により弾性変形部の
強度が向上されて、小さな負荷トルクでの不用意な動力
伝達遮断の発生が抑制される。
【0026】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下に、この発明の第1の実施形態
を、図1〜図3に基づいて説明する。
【0027】まず、クラッチレス可変容量圧縮機の構成
について説明する。図1に示すように、ハウジングの一
部を構成するシリンダブロック11の前端には、同じく
ハウジングの一部を構成するフロントハウジング12が
接合されている。シリンダブロック11の後端には、同
じくハウジングの一部を構成するリヤハウジング13が
バルブプレート14を介して接合固定されている。制御
圧室を兼ねるクランク室15は、フロントハウジング1
2とシリンダブロック11との間に形成されている。
【0028】駆動シャフト16は、前記フロントハウジ
ング12とシリンダブロック11との間に回転可能に架
設支持されている。駆動シャフト16の前端は、クラン
ク室15から外部へ突出しており、その突出端部にはプ
ーリ17が止着されている。プーリ17は、ベルト18
を介して外部駆動源をなす車両エンジン(図示略)に常
時作動連結されている。
【0029】また、プーリ17は、アンギュラベアリン
グ19を介してフロントハウジング12に支持されてい
る。そして、プーリ17に作用するアキシャル方向の荷
重及びラジアル方向の荷重が、アンギュラベアリング1
9を介してフロントハウジング12で受け止められてい
る。
【0030】駆動シャフト16の前端部とフロントハウ
ジング12との間には、リップシール20が介在されて
いる。リップシール20はクランク室15内の圧力洩れ
を防止する。
【0031】駆動シャフト16には、回転支持体21が
止着されているとともに、カムプレートとしての斜板2
2が駆動シャフト16の軸線方向へスライド可能かつ傾
動可能に支持されている。斜板22には、先端部が球状
をなす一対のガイドピン23が止着されている。前記回
転支持体21には、支持アーム24が突設されており、
その支持アーム24には一対のガイド孔25が形成され
ている。前記ガイドピン23は、ガイド孔25にスライ
ド可能に嵌入されている。
【0032】そして、支持アーム24と一対のガイドピ
ン23との連係により、斜板22が駆動シャフト16の
軸線方向へ傾動可能で、かつ駆動シャフト16と一体的
に回転可能となっている。斜板22の傾動は、ガイド孔
25とガイドピン23とのスライドガイド関係、駆動シ
ャフト16のスライド支持作用により案内される。斜板
22の半径中心部がシリンダブロック11側へ移動する
と、斜板22の傾角が減少する。また、回転支持体21
の後面には、斜板22の最大傾角を規制するための傾角
規制突部21aが形成されている。
【0033】傾角減少バネ26は、前記回転支持体21
と斜板22との間に介在されている。そして、この傾角
減少バネ26により、斜板22がシリンダブロック11
側に向かって、傾角を減少させる方向に付勢されてい
る。
【0034】シリンダブロック11の中心部には、収容
孔27が駆動シャフト16の軸線方向に貫設され、その
内周面が全長にわたってほぼ同一径となるように形成さ
れている。収容孔27内には、円筒状の遮断体28がシ
リンダブロック11のリヤ側からスライド可能に嵌入収
容されている。遮断体28は、大径部28aと小径部2
8bとからなっている。
【0035】遮断体28の筒内には、駆動シャフト16
の後端部が挿入されている。大径部28aの内周面に
は、ラジアルベアリング30が嵌入支持されている。こ
のラジアルベアリング30は、大径部28aの内周面に
取り付けられたサークリップ31によって、遮断体28
の筒内から抜け止めされている。そして、駆動シャフト
16の後端部は、ラジアルベアリング30にスライド可
能に嵌入され、そのラジアルベアリング30及び遮断体
28を介して収容孔27の周面で支持される。
【0036】収容孔27の後端内周面には環状溝27a
が形成され、その環状溝27aにはサークリップ27b
が着脱可能に止着されている。吸入通路開放バネ29
は、遮断体28の大径部28a及び小径部28b間の段
差とサークリップ27bとの間に介在されている。この
吸入通路開放バネ29の弾性係数は、前記傾角減少バネ
26の弾性係数よりも小さくなるように設定されてお
り、両バネ26,29の付勢力の合力は圧縮機のリヤ方
向への力となっている。そして、これらのバネ26,2
9の付勢力の合力が、斜板22、後述するスラストベア
リング34及び遮断体28に作用している。
【0037】リヤハウジング13の中心部には、吸入圧
領域を構成する吸入通路32が形成されている。吸入通
路32は、遮断体28の移動経路となる駆動シャフト1
6の延長線上にある。吸入通路32は収容孔27のリヤ
側に開口されており、収容孔27側の吸入通路32の開
口の周囲には位置決め面33が形成されている。位置決
め面33は、バルブプレート14上である。遮断体28
の小径部28bの先端面は、位置決め面33に当接可能
である。そして、小径部28bの先端面が位置決め面3
3に当接することにより、遮断体28のリヤ側方向への
移動が規制される。
【0038】斜板22と遮断体28との間の駆動シャフ
ト16上には、スラストベアリング34が駆動シャフト
16上をスライド可能に支持されている。斜板22の回
転は、スラストベアリング34の存在によって遮断体2
8への伝達を阻止される。
【0039】シリンダブロック11に貫設された複数の
シリンダボア11a内には、片頭タイプのピストン35
が収容されている。斜板22の回転運動は、一対のシュ
ー36を介して各ピストン35の前後往復揺動に変換さ
れ、この結果、ピストン35がシリンダボア11a内で
前後動される。
【0040】リヤハウジング13内には、吸入室37及
び吐出室38が区画形成されている。バルブプレート1
4上には、各シリンダボア11aに対応して吸入ポート
39及び吐出ポート40が形成され、これらの吸入ポー
ト39及び吐出ポート40と対応するように吸入弁41
及び吐出弁42が形成されている。
【0041】吸入室37内の冷媒ガスは、ピストン35
の上死点位置から下死点位置への復動動作により、吸入
ポート39から吸入弁41を押し退けてシリンダボア1
1a内へ流入する。シリンダボア11a内へ流入した冷
媒ガスは、ピストン35の下死点位置から上死点位置へ
の往動動作により、所定の圧力に達するまで圧縮された
後、吐出ポート40から吐出弁42を押し退けて吐出室
38へ吐出される。吐出弁42は、リテーナ43に当接
して開度規制される。
【0042】回転支持体21とフロントハウジング12
との間には、スラストベアリング44が介在されてい
る。スラストベアリング44は、シリンダボア11aか
らピストン35、シュー36、斜板22及びガイドピン
23を介して回転支持体21に作用する圧縮反力を受け
止める。
【0043】吸入室37は、通口45を介して収容孔2
7に連通している。そして、遮断体28が位置決め面3
3に当接したとき、吸入通路32の前端が閉じられて、
通口45は吸入通路32から遮断される。
【0044】駆動シャフト16内には、軸心通路46が
形成されている。軸心通路46の入口46aはリップシ
ール20付近でクランク室15に開口しており、軸心通
路46の出口46bは遮断体28の筒内に開口してい
る。遮断体28の周面には、放圧通口47が貫設されて
いる。放圧通口47は、遮断体28の筒内と収容孔27
とを連通している。
【0045】前記吐出室38とクランク室15とは、給
気通路48で接続されている。給気通路48の途中に
は、その給気通路48を開閉するための容量制御弁49
が設けられている。また、前記吸入通路32と容量制御
弁49との間には、その容量制御弁49内に吸入圧力P
sを導くための検圧通路50が形成されている。
【0046】吸入室37へ冷媒ガスを導入する際の入口
となる吸入通路32と、吐出室38から冷媒ガスを排出
する吐出フランジ51とは、外部冷媒回路52で接続さ
れている。外部冷媒回路52中には、凝縮器53、膨張
弁54及び蒸発器55が介在されている。膨張弁54は
温度式自動膨張弁からなり、蒸発器55の出口側のガス
温度の変動に応じて冷媒流量を制御する。蒸発器55の
近傍には、温度センサ56が設置されている。温度セン
サ56は、蒸発器55における温度を検出し、この検出
温度情報が制御コンピュータ57に送られる。また、制
御コンピュータ57には、車両の車室内の温度を指定す
るための室温設定器58、室温センサ59、空調装置作
動スイッチ60及びエンジン回転数センサ61等が接続
されている。
【0047】制御コンピュータ57は、例えば室温設定
器58によって予め指定された室温、温度センサ56か
ら得られる検出温度、室温センサ59から得られる検出
温度、空調装置作動スイッチ60からのオンあるいはオ
フ信号、及び、エンジン回転数センサ61から得られる
エンジン回転数等の外部信号に基づいて、入力電流値を
駆動回路62に指令する。駆動回路62は、指令された
入力電流値を後述する容量制御弁49のソレノイド機構
65のコイル84に対して出力する。その他の外部信号
としては、例えば室外温度センサからの信号があり、車
両の環境に応じて入力電流値は決定される。
【0048】前記容量制御弁49は、バルブハウジング
64とソレノイド機構65とを中央付近において接合し
て構成されている。バルブハウジング64とソレノイド
機構65との間には弁室66が区画形成され、その弁室
66内に弁体67が収容されている。弁室66には、弁
体67と対向するように弁孔68が開口されている。こ
の弁孔68は、バルブハウジング64の軸線方向に延び
るように形成されている。また、弁体67と弁室66の
内壁面との間には、強制開放バネ69が介装され、弁体
67を弁孔68の開放方向へ付勢している。また、この
弁室66は、弁室ポート70、及び前記給気通路48を
介してリヤハウジング13内の吐出室38に連通されて
いる。
【0049】バルブハウジング64の上部には、感圧室
71が区画形成されている。この感圧室71は、吸入圧
力導入ポート72及び前記検圧通路50を介してリヤハ
ウジング13の吸入通路32に連通されている。感圧室
71の内部には、ベローズ73が収容されている。バル
ブハウジング64の感圧室71と前記弁室66との間に
は、前記弁孔68と連続する感圧ロッドガイド74が形
成されている。感圧ロッド75は、感圧ロッドガイド7
4内に摺動可能に挿通されている。この感圧ロッド75
により、前記弁体67と前記ベローズ73とが作動連結
されている。また、感圧ロッド75の弁体67と接合す
る側の部分は、弁孔68内の冷媒ガスの通路を確保する
ために小径になっている。
【0050】バルブハウジング64には、弁室66と感
圧室71との間において、前記弁孔68と直交するよう
に、ポート76が形成されている。ポート76は、給気
通路48を介してクランク室15に連通されている。つ
まり、弁室ポート70、弁室66、弁孔68及びポート
76は、前記給気通路48の一部を構成している。
【0051】前記ソレノイド機構65の収容室77の上
方開口部には固定鉄心78が嵌合され、この固定鉄心7
8により収容室77内にソレノイド室79が区画されて
いる。ソレノイド室79には、ほぼ有蓋円筒状をなす可
動鉄心80が往復動可能に収容されている。可動鉄心8
0と収容室77の底面との間には、追従バネ81が介装
されている。なお、この追従バネ81は、前記強制開放
バネ69よりも弾性係数が小さいものとなっている。
【0052】前記固定鉄心78には、ソレノイド室79
と弁室66とを連通するソレノイドロッドガイド82が
形成されている。ソレノイドロッド83は、前記弁体6
7と一体形成されており、ソレノイドロッドガイド82
内に摺動可能に挿通されている。また、ソレノイドロッ
ド83の可動鉄心80側の端部は、前記強制開放バネ6
9及び追従バネ81の付勢力によって可動鉄心80に当
接されている。そして、前記可動鉄心80と弁体67と
が、ソレノイドロッド83を介して作動連結される。
【0053】前記固定鉄心78及び可動鉄心80の外側
には、両鉄心78,80を跨ぐように円筒状のコイル8
4が配置されている。このコイル84には前記制御コン
ピュータ57の指令に基づいて、駆動回路62から所定
の電流が供給されるようになっている。
【0054】次に、前記駆動シャフト16とプーリ17
との間に装設された動力伝達機構について説明する。図
1及び図2に示すように、動力伝達体86は駆動シャフ
ト16の先端に螺合したボルト87により、圧接手段と
しての皿バネ88を介して、駆動シャフト16の突出端
部に一体回転可能及び軸線方向へ移動可能に止着されて
いる。この動力伝達部材86は鉄系金属材料により円板
状に形成され、その内面中央にはボス部86aが突設さ
れるとともに、内面外周には環状の結合部86bが突設
されている。
【0055】介装部材89は、前記動力伝達体86とプ
ーリ17との対向端面間に配設されるように、動力伝達
体86のボス部86aに嵌挿支持されている。この介装
部材89は、弾性変形部として円板状の弾性変形板90
と、その弾性変形板90のプーリ17側の端面に突設さ
れた連結部としての複数の連結ピン91と、弾性変形板
90の動力伝達体86側の端面に埋設された円環状の摩
擦材92とから構成されている。弾性変形板90は、例
えばガラス繊維、アラミド繊維、アルミナ繊維、炭化ケ
イ素繊維、炭化ケイ素ウィスカー、チタン酸カリウムウ
ィスカー、タルク、マイカ、クレー等の充填材が含有さ
れた、例えば、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエス
テル、ポリアセタール、ポリーカーボネート、アクリル
樹脂、AS樹脂、ABS樹脂、これらの樹脂のアロイ樹
脂等の熱可塑性樹脂材料により形成されている。また、
結合ピン91は鉄系金属材料により形成され、その基端
の小径部91aにおいて弾性変形板90に埋設固定され
ている。
【0056】そして、前記皿バネ88の付勢力により、
動力伝達体86及び介装部材89がプーリ17側に向か
って押し付けられている。これにより、動力伝達体86
の結合部86bが介装部材89の摩擦材92に押圧接合
されて、動力伝達体86と介装部材89とが常時摩擦結
合されている。これとともに、介装部材89の各連結ピ
ン91が鉄系金属材料よりなるプーリ17の端面に圧接
されて、常には介装部材89がプーリ17と一体的に回
転されるようになっている。
【0057】また、プーリ17から介装部材89及び動
力伝達体86を介して駆動シャフト16に回転が伝達さ
れている状態で、駆動シャフト16側の負荷トルクが変
動したときには、介装部材89の弾性変形板90が弾性
変形して、その負荷トルクの変動が緩和されるようにな
っている。
【0058】さらに、駆動シャフト16側の負荷トルク
が過大になったときには、介装部材89の連結ピン91
とプーリ17との間の圧接部に相対摺動が生じて摩擦熱
が発生するようになっている。この摩擦熱は連結ピン9
1の小径部91a側に伝達されて、介装部材89の弾性
変形板90が連結ピン91の小径部91aと接触する部
分において溶融されるようになっている。そして、この
弾性変形板90の溶融状態で、図2に鎖線で示すよう
に、連結ピン91の小径部91aにより、弾性変形板9
0の側面に空転溝93が形成され、その後は連結ピン9
1が弾性変形板90に対して相対回転されるようになっ
ている。
【0059】次に、前記のように構成されたクラッチレ
ス可変容量圧縮機の動作について説明する。さて、空調
装置作動スイッチ60がオン状態のもとで、室温センサ
59から得られる検出温度が室温設定器58の設定温度
以上である場合には、制御コンピュータ57はソレノイ
ド機構65の励磁を指令する。すると、コイル84に駆
動回路62を介して所定の電流が供給され、図1に示す
ように、両鉄心78,80間には入力電流値に応じた吸
引力が生じる。この吸引力は、強制開放バネ69の付勢
力に抗して、弁開度が減少する方向の力とし、ソレノイ
ドロッド83を介して弁体67に伝達される。
【0060】一方、このソレノイド機構65の励磁状態
においては、ベローズ73が吸入通路32から検圧通路
50を介して感圧室71に導入される吸入圧力Psの変
動に応じて変位する。そして、このベローズ73の吸入
圧力Psに応じた変位が、感圧ロッド75を介して弁体
67に伝えられる。従って、容量制御弁49は、ソレノ
イド機構65からの付勢力、ベローズ73からの付勢力
及び強制開放バネ69の付勢力のバランスにより、弁開
度が決定される。
【0061】冷房負荷が大きい場合には、例えば室温セ
ンサ59によって検出された温度と室温設定器58の設
定温度との差が大きくなる。制御コンピュータ57は、
検出温度と設定室温とに基づいて設定吸入圧を変更する
ように入力電流値を制御する。すなわち、制御コンピュ
ータ57は、駆動回路62に対して、検出温度が高いほ
ど入力電流値を大きくするように指令する。よって、固
定鉄心78と可動鉄心80との間の吸引力が強くなっ
て、弁体67の弁開度を小さくする方向への付勢力が増
大する。そして、より低い吸入圧力Psにて、弁体67
の開閉が行われる。従って、容量制御弁49は、電流値
が増大されることによって、より低い吸入圧力Psを保
持するように作動する。
【0062】弁体67の弁開度が小さくなれば、吐出室
38から給気通路48を経由してクランク室15へ流入
する冷媒ガス量が少なくなる。この一方で、クランク室
15内の冷媒ガスは、軸心通路46及び放圧通口47を
経由して吸入室37へ流出している。このため、クラン
ク室15内の圧力Pcが低下する。また、冷房負荷が大
きい状態では、シリンダボア11a内の圧力も高くて、
クランク室15内の圧力Pcとシリンダボア11a内の
圧力との差が小さくなる。このため、斜板22の傾角が
大きくなる。
【0063】給気通路48における通過断面積が零、つ
まり容量制御弁49の弁体67が弁孔68を完全に閉止
した状態になると、吐出室38からクランク室15への
高圧冷媒ガスの供給は行われなくなる。そして、クラン
ク室15内の圧力Pcは、吸入室37内の圧力Psとほ
ぼ同一になり、斜板22の傾角は最大となる。斜板22
の最大傾角は、回転支持体21の傾角規制突部21aと
斜板22との当接によって規制され、吐出容量は最大と
なる。
【0064】逆に、冷房負荷が小さい場合には、例えば
室温センサ59によって検出された温度と室温設定器5
8の設定温度との差は小さくなる。制御コンピュータ5
7は、駆動回路62に対して、検出温度が低いほど入力
電流値を小さくするように指令する。このため、固定鉄
心78と可動鉄心80との間の吸引力が弱くなって、弁
体67の弁開度を小さくする方向への付勢力が減少す
る。そして、より高い吸入圧力Psにて、弁体67の開
閉が行われる。従って、容量制御弁49は、電流値が減
少されることによって、より高い吸入圧力Psを保持す
るように作動する。
【0065】弁体67の弁開度が大きくなれば、吐出室
38からクランク室15へ流入する冷媒ガス量が多くな
り、クランク室15内の圧力Pcが上昇する。また、こ
の冷房負荷が小さい状態では、シリンダボア11a内の
圧力が低くて、クランク室15内の圧力Pcとシリンダ
ボア11a内の圧力との差が大きくなる。このため、斜
板22の傾角が小さくなる。
【0066】冷房負荷がない状態に近づいてゆくと、蒸
発器55における温度がフロスト発生をもたらす温度に
近づくように低下してゆく。温度センサ56からの検出
温度が設定温度以下になると、制御コンピュータ57は
駆動回路62に対してソレノイド機構65の消磁を指令
する。前記設定温度は、蒸発器55においてフロストを
発生しそうな状況を反映する。そして、コイル84への
電流の供給が停止されて、ソレノイド機構65が消磁さ
れ、固定鉄心78と可動鉄心80との吸引力が消失す
る。
【0067】このため、図3に示すように、弁体67
は、強制開放バネ69の付勢力により、可動鉄心80及
びソレノイドロッド83を介して作用する追従バネ81
の付勢力に抗して下方に移動される。そして、弁体67
が弁孔68を最大に開いた弁開度位置に移行する。よっ
て、吐出室38内の高圧冷媒ガスが給気通路48を介し
てクランク室15へ多量に供給され、クランク室15内
の圧力Pcが高くなる。このクランク室15内の圧力上
昇によって、斜板22の傾角が最小傾角へ移行する。
【0068】また、空調装置作動スイッチ60のオフ信
号に基づいて、制御コンピュータ57はソレノイド機構
65の消磁を指令し、この消磁によっても斜板22の傾
角が最小傾角へ移行する。
【0069】このように、容量制御弁49の開閉動作
は、コイル84に対する入力電流値の大小に応じて変わ
る。入力電流値が大きくなると低い吸入圧力Psにて開
閉が実行され、入力電流値が小さくなると高い吸入圧力
Psにて開閉動作が行われる。圧縮機は、設定された吸
入圧力Psを維持するように、斜板22の傾角を変更し
て、その吐出容量を変更する。つまり、容量制御弁49
は、入力電流値を変えて吸入圧力Psの設定値を変更す
る役割、及び、吸入圧力Psに関係なく最小容量運転を
行う役割を担っている。このような容量制御弁49を具
備することにより、圧縮機は冷凍回路の冷凍能力を変更
する役割を担っている。
【0070】前記斜板22の遮断体28側への移動に伴
い、斜板22の傾動がスラストベアリング34を介して
遮断体28に伝達される。この傾動伝達により遮断体2
8が、吸入通路開放バネ29の付勢力に抗して位置決め
面33側へ移動される。ここで、遮断体28は、吸入通
路32の通過断面積を徐々に減少してゆく。この緩慢な
通過断面積変化による絞り作用が、吸入通路32から吸
入室37への冷媒ガス流入量を徐々に減少させる。この
ため、吸入室37からシリンダボア11a内へ吸入され
る冷媒ガス量も徐々に減少してゆき、吐出容量が徐々に
減少してゆく。従って、吐出圧力Pdが徐々に減少して
ゆき、圧縮機における負荷トルクが短時間で大きく変動
することはない。その結果、最大吐出容量から最小吐出
容量に到る間のクラッチレス可変容量圧縮機における負
荷トルクの変動が緩慢になり、負荷トルクの変動による
衝撃が緩和される。
【0071】図3に示すように、斜板22の傾角が最小
になると、遮断体28が位置決め面33に当接し、吸入
通路32が遮断される。この状態では、吸入通路32に
おける通過断面積が零となり、外部冷媒回路52から吸
入室37への冷媒ガス流入が阻止される。この斜板22
の最小傾角は、0°よりも僅かに大きな所定値となるよ
うに設定されている。この最小傾角状態は、遮断体28
が吸入通路32と収容孔27との連通を遮断する閉位置
に配置されたときにもたらされる。遮断体28は、前記
閉位置とこの位置から離間した開位置とへ、斜板22の
揺動に連動して切り換え配置される。
【0072】斜板22の最小傾角は0°ではないため、
最小傾角状態においても、シリンダボア11aから吐出
室38への冷媒ガスの吐出は行われている。シリンダボ
ア11aから吐出室38へ吐出された冷媒ガスは、給気
通路48を通ってクランク室15へ流入する。クランク
室15内の冷媒ガスは、軸心通路46、放圧通口47及
び通口45を通って吸入室37へ流入する。吸入室37
内の冷媒ガスは、シリンダボア11a内へ吸入されて、
再度吐出室38へ吐出される。
【0073】すなわち、最小傾角状態では、吐出室3
8、給気通路48、クランク室15、軸心通路46、放
圧通口47、収容孔27、通口45、吸入室37、シリ
ンダボア11aを経由する循環通路が、圧縮機内に形成
されている。そして、吐出室38、クランク室15及び
吸入室37の間では、圧力差が生じている。従って、冷
媒ガスが前記循環通路を循環し、冷媒ガスとともに流動
する潤滑油が圧縮機内の各摺動部を潤滑する。
【0074】空調装置作動スイッチ60がオン状態にあ
って、斜板22が最小傾角位置にある状態で、車室内の
温度が上昇して冷房負荷が増大すると、室温センサ59
によって検出された温度が室温設定器58の設定温度を
越える。制御コンピュータ57は、この検出温度変移に
基づいて、ソレノイド機構65の励磁を指令する。ソレ
ノイド機構65の励磁により、給気通路48が閉じら
れ、クランク室15の圧力Pcが軸心通路46及び放圧
通口47を介した放圧に基づいて減圧してゆく。この減
圧により、吸入通路開放バネ29が図3の縮小状態から
伸長する。そして、遮断体28が、位置決め面33から
離間し、斜板22の傾角が図3の最小傾角状態から増大
する。
【0075】この遮断体28の離間に伴い、吸入通路3
2における通過断面積が緩慢に増大してゆき、吸入通路
32から吸入室37への冷媒ガス流入量は徐々に増えて
いく。従って、吸入室37からシリンダボア11a内へ
吸入される冷媒ガス量も徐々に増大してゆき、吐出容量
が徐々に増大してゆく。そのため、吐出圧力Pdが徐々
に増大してゆき、圧縮機における負荷トルクが短時間で
大きく変動することはない。その結果、最小吐出容量か
ら最大吐出容量に到る間のクラッチレス可変容量圧縮機
における負荷トルクの変動が緩慢になり、負荷トルクの
変動による衝撃が緩和される。
【0076】外部駆動源をなす車両エンジンが停止すれ
ば、圧縮機の運転も停止、つまり斜板22の回転も停止
し、容量制御弁49のコイル84への通電も停止され
る。このため、ソレノイド機構65が消磁されて、給気
通路48が開放され、斜板22の傾角は最小となる。
【0077】次に、前記駆動シャフト16とプーリ17
との間に装設された動力伝達機構の動作について説明す
る。さて、この動力伝達機構においては、皿バネ88の
付勢力により、動力伝達体86の結合部86bが介装部
材89の摩擦材92に摩擦結合されるとともに、介装部
材89の各連結ピン91がプーリ17の端面に圧接され
ている。このため、外部駆動源としての車両エンジンに
より、ベルト18を介してプーリ17が常時回転される
とき、その回転が介装部材89及び動力伝達体89を介
して駆動シャフト16に伝達されて、圧縮機が圧縮運転
される。
【0078】この圧縮機の運転時に、圧縮機側の負荷ト
ルクが変動すると、介装部材89の弾性変形板90が弾
性変形して、その負荷トルクの変動が緩和される。この
ため、圧縮機側の負荷トルクの変動が、外部駆動源とし
ての車両エンジン側に波及することはなく、その車両エ
ンジンの回転数が変動するのを抑制することができる。
【0079】また、圧縮機側の負荷トルクが過大になる
と、介装部材89の連結ピン91とプーリ17との間の
圧接部に相対摺動が生じて摩擦熱が発生する。そして、
この摩擦熱が各連結ピン91を通して弾性変形板90に
伝達され、その弾性変形板90が連結ピン91の小径部
91a付近で溶融される。この弾性変形板90の溶融状
態で、図2に鎖線で示すように、連結ピン91の小径部
91aにより、弾性変形板90の側面に空転溝93が形
成され、その後は連結ピン91が、この空転溝93内で
弾性変形板90に対して相対回転される。これにより、
駆動シャフト16からプーリ17への過負荷トルクの伝
達が遮断されて、車両エンジンに悪影響を及ぼすのを抑
制することができる。
【0080】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 (a) この実施形態のクラッチレス可変容量圧縮機の
動力伝達機構においては、駆動シャフト16側の負荷ト
ルクが変動したときには、熱可塑性樹脂材料よりなる介
装部材89の弾性変形板90が弾性変形するようになっ
ている。また、駆動シャフト16側の負荷トルクが過大
になったときには、介装部材89とプーリ17との間の
圧接部に相対摺動が生じて摩擦熱が発生し、その摩擦熱
により介装部材89の弾性変形板90が溶融されるよう
になっている。このため、構造が簡単であるにも拘ら
ず、圧縮機側の負荷トルクの変動を有効に緩和すること
ができるとともに、外部駆動源をなす車両エンジンへの
過負荷トルクの伝達を確実に遮断することができる。
【0081】(b) この実施形態のクラッチレス可変
容量圧縮機の動力伝達機構においては、介装部材89の
弾性変形板90が熱可塑性樹脂材料により形成されてい
る。このため、圧縮機を寒冷地等の低温環境で使用した
場合でも、弾性変形板90の弾性の変化を小さく抑える
ことができる。従って、弾性変形板90が低温環境下
で、負荷トルクの変動を有効に緩和できなくなったり、
大きな負荷トルクでなくても不用意に破断してしまった
りするのを抑制することができる。
【0082】(c) この実施形態のクラッチレス可変
容量圧縮機の動力伝達機構においては、圧縮機側の負荷
トルクが過大になったとき、介装部材89の連結ピン9
1とプーリ17との間の圧接部に相対摺動が生じて摩擦
熱が発生するようになっている。このため、摩擦熱が連
結ピン91から弾性変形板90に伝達されて、その弾性
変形板90が連結ピン91の小径部91a付近で溶融さ
れ、その後は連結ピン91が弾性変形板90に対して相
対回転されるようになる。従って、駆動シャフト16か
らプーリ17への過負荷トルクの伝達を確実に遮断する
ことができる。
【0083】(d) この実施形態のクラッチレス可変
容量圧縮機の動力伝達機構においては、介装部材89の
連結ピン91が、熱伝導性及び剛性の高い鉄系金属材料
により形成されている。このため、特に介装部材89の
連結ピン91が、金属材料よりなるプーリ17に圧接さ
れた前記実施形態の構成では、圧接部の相対摺動に伴う
摩擦熱が、連結ピン91から弾性変形板90に迅速に伝
達されて、その弾性変形板90を速やかに溶融すること
ができる。よって、駆動シャフト16からプーリ17へ
の過負荷トルクの伝達を、迅速かつ確実に遮断すること
ができる。
【0084】(e) この実施形態のクラッチレス可変
容量圧縮機の動力伝達機構においては、介装部材89の
弾性変形板90が充填材を含有する熱可塑性樹脂材料に
より構成されている。このため、充填材の補強作用によ
り弾性変形板90の強度が向上されて、小さな負荷トル
クでの不用意な動力伝達遮断の発生が抑制される。
【0085】(第2の実施形態)次に、この発明の第2
の実施形態について、前記第1の実施形態と異なる部分
を中心に説明する。
【0086】この第2の実施形態の動力伝達機構におい
ては、図4に示すように、介装部材89の連結ピン91
が弾性変形板90の動力伝達体86側の端面に突設され
るとともに、摩擦材92が弾性変形板90のプーリ17
側の端面に埋設されている。また、プーリ17の端面に
は円環状の結合部96が突出形成されている。そして、
皿バネ88の付勢力により、介装部材89の摩擦材92
がプーリ17の結合部96に摩擦結合されるとともに、
介装部材89の連結ピン91が動力伝達体86の結合部
86bに圧接されている。
【0087】従って、この第2の実施形態においても、
前述した第1の実施形態とほぼ同様に、圧縮機の運転時
に、圧縮機側の負荷トルクが変動すると、介装部材89
の弾性変形板90が弾性変形して、その負荷トルクの変
動が緩和される。このため、圧縮機側の負荷トルクの変
動が、外部駆動源としての車両エンジン側に波及して、
その車両エンジンの回転数が変動するのを抑制すること
ができる。
【0088】また、圧縮機側の負荷トルクが過大になる
と、介装部材89の連結ピン91と動力伝達体86との
間の圧接部に相対摺動が生じて摩擦熱が発生する。そし
て、この摩擦熱が各連結ピン91を通して弾性変形板9
0に伝達され、その弾性変形板90が連結ピン91の小
径部91a付近で溶融される。この弾性変形板90の溶
融状態で、連結ピン91の小径部91aにより、弾性変
形板90の側面に空転溝93が形成され、その後は連結
ピン91が弾性変形板90に対して相対回転される。こ
れにより、駆動シャフト16からプーリ17への過負荷
トルクの伝達が遮断されて、車両エンジンに悪影響を及
ぼすのを抑制することができる。
【0089】(第3の実施形態)次に、この発明の第3
の実施形態について、前記第1の実施形態と異なる部分
を中心に説明する。
【0090】さて、この第3の実施形態の動力伝達機構
においは、図5に示すように、プーリ17の端面に複数
の嵌合凹部97が形成され、これらの嵌合凹部97に介
装部材89の連結ピン91が嵌合されて、介装部材89
とプーリ17とが一体回転可能に結合されている。ま
た、動力伝達体86の結合部86bの弾性変形板90と
対向する面には、粗面状の圧接面98が形成されてい
る。そして、皿バネ88の付勢力により、この圧接面9
8が弾性変形板90に圧接されている。
【0091】従って、この第3の実施形態においても、
前述した第1の実施形態とほぼ同様に、圧縮機側の負荷
トルクが変動した場合には、介装部材89の弾性変形板
90が弾性変形して、その負荷トルクの変動が緩和さ
れ、車両エンジン側へのトルク変動の波及が抑制され
る。
【0092】また、圧縮機側の負荷トルクが過大になっ
たときには、介装部材89の弾性変形板90と動力伝達
体86の圧接面98との間の圧接部に相対摺動が生じて
摩擦熱が発生する。そして、この摩擦熱により、弾性変
形板90の圧接面98と対向する部分が溶融されて、駆
動シャフト16からプーリ17への過負荷トルクの伝達
が遮断される。従って、圧縮機側の過負荷トルクが車両
エンジンに悪影響を及ぼすのを抑制することができる。
【0093】さらに、圧縮機側の過負荷トルクが落ち着
いて、前記圧接部の発熱がおさまった後は、介装部材8
9の弾性変形板90の圧接面98と対向する部分が溶融
状態から再固化される。このため、介装部材89を新し
いものと脱着交換する必要がなく、プーリ17から駆動
シャフト16への動力伝達を再開することができる。
【0094】(第4の実施形態)次に、この発明の第4
の実施形態について、前記第1の実施形態と異なる部分
を中心に説明する。
【0095】さて、この第4の実施形態の動力伝達機構
においは、図6に示すように、介装部材89の弾性変形
板90が駆動シャフト16の突出端部に対し、一体回転
可能及び軸線方向へ移動可能に結合止着されている。そ
して、この弾性変形板90が、動力伝達体を兼用するよ
うになっている。また、この介装部材89は皿バネ88
によりプーリ17側に向かって直接押し付けられ、介装
部材89の連結ピン91がプーリ17の端面に圧接され
ている。
【0096】従って、この第4の実施形態においても、
前述した第1の実施形態とほぼ同様に、圧縮機側の負荷
トルクが変動したときには、介装部材89の弾性変形板
90が弾性変形して、その負荷トルクの変動が緩和され
る。また、負荷トルクが過大になったときには、連結ピ
ン91とプーリ17との間の圧接部に相対摺動が生じて
摩擦熱が発生し、その摩擦熱により弾性変形板90が溶
融されて、過負荷トルクの伝達が遮断される。従って、
前記第1の実施形態とほぼ同様の効果を発揮することが
できる。
【0097】さらに、この第4の実施形態においては、
介装部材89の弾性変形板90が駆動シャフト16に結
合止着されて、動力伝達体と兼用するようになってい
る。このため、駆動シャフト16に動力伝達体を別設す
る必要がなく、部品点数を削減することができるととも
に、圧縮機の軽量化を図ることができる。
【0098】なお、この発明は、次のように変更して具
体化することも可能である。 (1) 前記各実施形態の動力伝達機構において、介装
部材89の連結部を鉄系金属材料により円環状に形成
し、その裏面に突設した複数のピンを弾性変形板90に
埋設するように構成すること。
【0099】(2) 前記各実施形態の動力伝達機構に
おいて、圧接手段として皿バネ88とは異なった付勢部
材を設けること。 (3) 前記第3の実施形態において、動力伝達体86
上に嵌合凹部97を設け、介装部材89の連結ピン91
をその嵌合凹部97に嵌合させるとともに、プーリ17
の介装部材89の弾性変形板90と対向する面上に粗面
状の圧接面98を形成して、プーリ17の圧接面98を
弾性変形板90に圧接させるように構成すること。
【0100】これらのように構成しても、前記各実施形
態とほぼ同様な作用、効果を得ることができる。
【0101】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、駆動シャフト側の負荷トルクが変動したと
きには、熱可塑性樹脂材料よりなる介装部材の弾性変形
部が弾性変形する。また、駆動シャフト側の負荷トルク
が過大になったときには、介装部材と駆動シャフトまた
はプーリとの間の圧接部に相対摺動が生じて摩擦熱が発
生し、その摩擦熱により介装部材の弾性変形部が溶融さ
れる。このため、構造が簡単であるにも拘らず、低温環
境下においても機能低下を招くことなく、圧縮機側の負
荷トルクの変動を有効に緩和することができるととも
に、過負荷トルクの伝達を確実に遮断することができ
る。
【0102】請求項2に記載の発明によれば、圧縮機側
の負荷トルクが過大になったとき、介装部材の連結部と
動力伝達体またはプーリとの間の圧接部に相対摺動が生
じて摩擦熱が発生する。これにより、摩擦熱が連結部か
ら介装部材の弾性変形部に伝達されて、その弾性変形部
が溶融され、その後は連結部が弾性変形部に対して相対
回転されるようになる。このため、駆動シャフトからプ
ーリへの過負荷トルクの伝達を確実に遮断することがで
きる。
【0103】請求項3に記載の発明によれば、圧縮機側
の負荷トルクが過大になったとき、介装部材の弾性変形
部と動力伝達体またはプーリとの間の圧接部に相対摺動
が生じて摩擦熱が発生する。これにより、弾性変形部の
圧接部付近が溶融されて、駆動シャフトからプーリへの
過負荷トルクの伝達が遮断される。このため、圧縮機側
の過負荷トルクが落ち着いて、圧接部の発熱がおさまっ
た後は、介装部材の弾性変形部の圧接部付近が溶融状態
から再固化されて、動力伝達を再開することができる。
【0104】請求項4に記載の発明によれば、介装部材
の弾性変形部が駆動シャフトに結合止着されて、動力伝
達体と兼用するようになっている。このため、駆動シャ
フトに動力伝達体を別設する必要がなく、部品点数を削
減することができるとともに、圧縮機の軽量化を図るこ
とができる。
【0105】請求項5に記載の発明によれば、介装部材
の連結部が、熱伝導性及び剛性の高い鉄系金属材料によ
り形成されている。このため、圧接部の相対摺動に伴う
摩擦熱が、連結部から介装部材の弾性変形部に迅速に伝
達されて、その弾性変形部を速やかに溶融することがで
きる。よって、駆動シャフトからプーリへの過負荷トル
クの伝達を、迅速かつ確実に遮断することができる。
【0106】請求項6に記載の発明によれば、介装部材
の弾性変形部が充填材を含有する熱可塑性樹脂材料によ
り構成されている。このため、弾性変形部の強度が向上
されて、小さな負荷トルクでの不用意な動力伝達遮断の
発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の動力伝達機構を備えたクラ
ッチレス可変容量圧縮機の最大傾角状態を示す断面図。
【図2】 図1の2−2線における断面図。
【図3】 図1の圧縮機の最小傾角状態を示す断面図。
【図4】 第2の実施形態の動力伝達機構を示す部分断
面図。
【図5】 第3の実施形態の動力伝達機構を示す部分断
面図。
【図6】 第4の実施形態の動力伝達機構を示す部分断
面図。
【符号の説明】
16…駆動シャフト、17…プーリ、18…ベルト、8
6…動力伝達体、89…介装部材、90…弾性変形部と
しての弾性変形板、91…連結部としての連結ピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村瀬 正和 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 深沼 哲彦 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 久保 裕司 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部駆動源と駆動シャフトとを、ベルト
    及びプーリを介して常時作動連結したクラッチレス可変
    容量圧縮機において、 前記駆動シャフトとプーリとの間には、金属材料よりな
    る連結部と熱可塑性樹脂材料よりなる弾性変形部とを備
    えた介装部材を配設し、その介装部材を駆動シャフトと
    プーリとのいずれか一方に結合するとともに、他方に対
    して常には一体回転可能に圧接させ、駆動シャフト側の
    負荷トルクが変動したときには、介装部材の弾性変形部
    が弾性変形し、駆動シャフト側の負荷トルクが過大にな
    ったときには、圧接部の相対摺動に伴う摩擦熱により、
    介装部材の弾性変形部が溶融するようにしたクラッチレ
    ス可変容量圧縮機の動力伝達機構。
  2. 【請求項2】 前記駆動シャフトに動力伝達体を止着
    し、その動力伝達体とプーリとの対向端面間に介装部材
    を配設し、その介装部材の連結部を金属材料よりなる動
    力伝達体または金属材料よりなるプーリに圧接させた請
    求項1に記載のクラッチレス可変容量圧縮機の動力伝達
    機構。
  3. 【請求項3】 前記駆動シャフトに動力伝達体を止着
    し、その動力伝達体とプーリとの対向端面間に介装部材
    を配設し、その介装部材の弾性変形部を金属材料よりな
    る動力伝達体または金属材料よりなるプーリに圧接させ
    た請求項1に記載のクラッチレス可変容量圧縮機の動力
    伝達機構。
  4. 【請求項4】 前記介装部材の弾性変形部を駆動シャフ
    トに結合止着して、動力伝達体と兼用した請求項1に記
    載のクラッチレス可変容量圧縮機の動力伝達機構。
  5. 【請求項5】 前記介装部材の連結部を鉄系金属材料に
    より形成した請求項1〜4のいずれかに記載のクラッチ
    レス可変容量圧縮機の動力伝達機構。
  6. 【請求項6】 前記介装部材の弾性変形部は、充填材を
    含有する熱可塑性樹脂材料によりなる請求項1〜5のい
    ずれかに記載のクラッチレス可変容量圧縮機の動力伝達
    機構。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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