JPH1047380A - クラッチレリーズベアリングの潤滑構造 - Google Patents
クラッチレリーズベアリングの潤滑構造Info
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- JPH1047380A JPH1047380A JP20949796A JP20949796A JPH1047380A JP H1047380 A JPH1047380 A JP H1047380A JP 20949796 A JP20949796 A JP 20949796A JP 20949796 A JP20949796 A JP 20949796A JP H1047380 A JPH1047380 A JP H1047380A
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- sleeve
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クラッチのレリーズベアリングの潤滑油の給
油構造の大型化を抑えなながらも保持量を多くするとと
もにその供給を効率的に行い、潤滑油不足による同レリ
ーズベアリングの摺動不良を解消する。 【解決手段】 このクラッチレリーズベアリング10の
潤滑構造は、メインドライブシャフト4の外周部に設け
たリテーナ9上を摺動する略円管状のスリーブ16の外
周部に、同スリーブ16とリテーナ9とを潤滑する潤滑
油18’を溜める潤滑油室19と、この潤滑油室19と
スリーブ16の内周面16aとを連通する連通路24,
25とを設ける。
油構造の大型化を抑えなながらも保持量を多くするとと
もにその供給を効率的に行い、潤滑油不足による同レリ
ーズベアリングの摺動不良を解消する。 【解決手段】 このクラッチレリーズベアリング10の
潤滑構造は、メインドライブシャフト4の外周部に設け
たリテーナ9上を摺動する略円管状のスリーブ16の外
周部に、同スリーブ16とリテーナ9とを潤滑する潤滑
油18’を溜める潤滑油室19と、この潤滑油室19と
スリーブ16の内周面16aとを連通する連通路24,
25とを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレッシャプレー
トを操作してクラッチディスクとフライホイールの断続
を行なうレリーズベアリングの潤滑構造に関する。
トを操作してクラッチディスクとフライホイールの断続
を行なうレリーズベアリングの潤滑構造に関する。
【0002】
【従来の技術】クラッチのレリーズベアリングは、クラ
ッチのケーシングに固定されたリーテーナに設けられて
いて、レリーズフォークが操作されると同リテーナ上を
摺動してその端面でコンプレッションスプリングまたは
ダイヤフラムスプリングを介してプレッシャプレートを
操作し、クラッチディスクをフライホイールに対して接
離させている。このようなレリーズベアリングでは、リ
テーナ外周面とスリーブ内周面との間に潤滑油を供給し
てスリーブとの摺動抵抗の低減を図っている。例えば、
実開昭56−158531号公報には、レリーズベアリ
ングを支持するスリーブの内周側にリテーナの外周面に
向かって開口されて潤滑油が収容された潤滑油室を環状
に設け、この潤滑油室の下方にスリーブの外側に設けた
ニップル部から潤滑油を補給したり、あるいは潤滑油室
の下方に設けたオイル溜りから含浸性のリングによって
オイルを掻き上げて潤滑油室に供給して、スリーブとの
摺動抵抗を低減する潤滑構造が記載されている。
ッチのケーシングに固定されたリーテーナに設けられて
いて、レリーズフォークが操作されると同リテーナ上を
摺動してその端面でコンプレッションスプリングまたは
ダイヤフラムスプリングを介してプレッシャプレートを
操作し、クラッチディスクをフライホイールに対して接
離させている。このようなレリーズベアリングでは、リ
テーナ外周面とスリーブ内周面との間に潤滑油を供給し
てスリーブとの摺動抵抗の低減を図っている。例えば、
実開昭56−158531号公報には、レリーズベアリ
ングを支持するスリーブの内周側にリテーナの外周面に
向かって開口されて潤滑油が収容された潤滑油室を環状
に設け、この潤滑油室の下方にスリーブの外側に設けた
ニップル部から潤滑油を補給したり、あるいは潤滑油室
の下方に設けたオイル溜りから含浸性のリングによって
オイルを掻き上げて潤滑油室に供給して、スリーブとの
摺動抵抗を低減する潤滑構造が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような環状の潤滑
油室内の潤滑油は、クラッチ装置内の温度上昇や頻繁な
動作のためにその粘性が徐々に低下して潤滑油室内から
下方に垂れ落ち、クラッチの摺動不良となる場合があ
る。特に、レリーズベアリングの内周上部では、他の部
位より潤滑油切れが早く起こる傾向となるので、潤滑油
を絶えず供給しなければならない。実開昭56−158
531号公報では、含浸性のリングで絶えず潤滑油を潤
滑油室に供給するので、潤滑油切れはオイル溜り内のオ
イルがなくなるまで起こらないという利点のある反面、
含浸性のリングや後付けのオイル溜りが不可欠であり、
部品点数や径方向に潤滑構造が大きくなってしまう。ス
リーブにニップル部を設けた場合では、ニップル部から
潤滑油を補給できるが、その補給位置が潤滑油室の下方
にあるので、潤滑油室内の下方に残っている潤滑油が注
入抵抗となって最も潤滑油が切れ易い上部への効率的な
補給が難しい。
油室内の潤滑油は、クラッチ装置内の温度上昇や頻繁な
動作のためにその粘性が徐々に低下して潤滑油室内から
下方に垂れ落ち、クラッチの摺動不良となる場合があ
る。特に、レリーズベアリングの内周上部では、他の部
位より潤滑油切れが早く起こる傾向となるので、潤滑油
を絶えず供給しなければならない。実開昭56−158
531号公報では、含浸性のリングで絶えず潤滑油を潤
滑油室に供給するので、潤滑油切れはオイル溜り内のオ
イルがなくなるまで起こらないという利点のある反面、
含浸性のリングや後付けのオイル溜りが不可欠であり、
部品点数や径方向に潤滑構造が大きくなってしまう。ス
リーブにニップル部を設けた場合では、ニップル部から
潤滑油を補給できるが、その補給位置が潤滑油室の下方
にあるので、潤滑油室内の下方に残っている潤滑油が注
入抵抗となって最も潤滑油が切れ易い上部への効率的な
補給が難しい。
【0004】本発明は、クラッチのレリーズベアリング
の潤滑油の保持量を大型化を抑えなながら多くするとと
もにその供給を効率的に行い、潤滑油不足による同レリ
ーズベアリングの摺動不良を解消することを目的とす
る。
の潤滑油の保持量を大型化を抑えなながら多くするとと
もにその供給を効率的に行い、潤滑油不足による同レリ
ーズベアリングの摺動不良を解消することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、クラッチのレ
リーズベアリングの潤滑油給油構造の大型化を抑えなが
らも保持量を多くするとともに、その供給を効率的に行
えるような潤滑構造を設けることとしており、メインド
ライブシャフトの外周部のリテーナ上を摺動する略円管
状のスリーブの外周部に、リテーナとスリーブとを潤滑
する潤滑油を溜める潤滑油室を配設し、この潤滑油室と
スリーブの内周面とを連通路で連通する。このような構
成であると、潤滑油室の潤滑油が連通路を介してクラッ
チレリーズベアリングの摺動面となるスリーブの内周面
とリテーナの外周面との間に供給されるようになる。
リーズベアリングの潤滑油給油構造の大型化を抑えなが
らも保持量を多くするとともに、その供給を効率的に行
えるような潤滑構造を設けることとしており、メインド
ライブシャフトの外周部のリテーナ上を摺動する略円管
状のスリーブの外周部に、リテーナとスリーブとを潤滑
する潤滑油を溜める潤滑油室を配設し、この潤滑油室と
スリーブの内周面とを連通路で連通する。このような構
成であると、潤滑油室の潤滑油が連通路を介してクラッ
チレリーズベアリングの摺動面となるスリーブの内周面
とリテーナの外周面との間に供給されるようになる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明にかかるクラッチレリーズ
ベアリングの潤滑構造は、メインドライブシャフトの外
周部に設けたリテーナ上を摺動する略円管状のスリーブ
とリテーナとを潤滑させる潤滑油を溜める潤滑油室をス
リーブの外周部に配設し、上記スリーブの内周面と潤滑
油室とを連通路で連通した。したがって、潤滑油室内の
潤滑油がスリーブとリテーナとの間に連通路を通って供
給される。
ベアリングの潤滑構造は、メインドライブシャフトの外
周部に設けたリテーナ上を摺動する略円管状のスリーブ
とリテーナとを潤滑させる潤滑油を溜める潤滑油室をス
リーブの外周部に配設し、上記スリーブの内周面と潤滑
油室とを連通路で連通した。したがって、潤滑油室内の
潤滑油がスリーブとリテーナとの間に連通路を通って供
給される。
【0007】上記潤滑油室は上記リテーナの上方に配置
し、上記連通路は少なくとも鉛直上方に配置する。この
ように各部を配置すると、潤滑油室の潤滑油が連通路を
介してリテーナの上部に供給されることになるので、不
足する部位へ効率的に潤滑油が供給される。
し、上記連通路は少なくとも鉛直上方に配置する。この
ように各部を配置すると、潤滑油室の潤滑油が連通路を
介してリテーナの上部に供給されることになるので、不
足する部位へ効率的に潤滑油が供給される。
【0008】上記スリーブの内周面に、上記連通路から
の潤滑油の供給を受ける潤滑油溜り部を形成すると、こ
の潤滑油溜り部に連通路から供給される潤滑油が溜めら
れる。この潤滑油溜り部の潤滑油が低減すると、逐次リ
テーナ上方の潤滑油室から連通路を通って潤滑油室内の
潤滑油が補給されることになる。潤滑油溜り部内に予め
潤滑油を塗布しておけば、この潤滑油が減ると潤滑油室
から連通路を通って潤滑油溜り部に潤滑油が補給され
る。
の潤滑油の供給を受ける潤滑油溜り部を形成すると、こ
の潤滑油溜り部に連通路から供給される潤滑油が溜めら
れる。この潤滑油溜り部の潤滑油が低減すると、逐次リ
テーナ上方の潤滑油室から連通路を通って潤滑油室内の
潤滑油が補給されることになる。潤滑油溜り部内に予め
潤滑油を塗布しておけば、この潤滑油が減ると潤滑油室
から連通路を通って潤滑油溜り部に潤滑油が補給され
る。
【0009】
【実施例】図1に符号1で示すクラッチ装置は、図示し
ないエンジンのクランクシャフト2に直結されたフライ
ホイール3に対して、トランスミッションのメインドラ
イブシャフト4の先端に一体回転可能に設けたクラッチ
プレート5上のクラッチディスク6を断続させて、クラ
ンクシャフト2の回転をメインドライブシャフト4に断
続する。クラッチディスク6は、フライホイール3の内
端面に接離するディスク6Aと、後述するプレッシャプ
レート8の内端面に接離するディスク6Bとからなる。
メインドライブシャフト4上には、リング状のダイヤフ
ラムスプリング7を介してプレッシャプレート8を操作
するクラッチレリーズベアリング10が設けられてい
る。ダイヤフラムスプリング7は、フライホイール3に
固定されたクラッチカバー13にピボットリング14,
15によって支持されるとともに、その外周端側7aを
プレッシャプレート8に一体的に固定しており、通常プ
レッシャプレート8を介してクラッチディスク6Aをフ
ライホイール3に向かって押圧付勢している。
ないエンジンのクランクシャフト2に直結されたフライ
ホイール3に対して、トランスミッションのメインドラ
イブシャフト4の先端に一体回転可能に設けたクラッチ
プレート5上のクラッチディスク6を断続させて、クラ
ンクシャフト2の回転をメインドライブシャフト4に断
続する。クラッチディスク6は、フライホイール3の内
端面に接離するディスク6Aと、後述するプレッシャプ
レート8の内端面に接離するディスク6Bとからなる。
メインドライブシャフト4上には、リング状のダイヤフ
ラムスプリング7を介してプレッシャプレート8を操作
するクラッチレリーズベアリング10が設けられてい
る。ダイヤフラムスプリング7は、フライホイール3に
固定されたクラッチカバー13にピボットリング14,
15によって支持されるとともに、その外周端側7aを
プレッシャプレート8に一体的に固定しており、通常プ
レッシャプレート8を介してクラッチディスク6Aをフ
ライホイール3に向かって押圧付勢している。
【0010】クラッチレリーズベアリング10は、クラ
ッチ1のケーシング1Aに固定されたリテーナ9の外周
面9aに軸方向に摺動自在に支持されている。ケーシン
グ1Aに揺動可能に支持されたレリーズフォーク12の
外端には、図示しないクラッチペダルの操作で動作する
プッシュロッド11が連結されている。クラッチレリー
ズベアリング10は、プッシュロッド11が矢印a方向
に移動してレリーズフォーク12が揺動すると、フォー
ク内端12aに当接されて矢印b方向に摺動される。こ
の摺動により、クラッチレリーズベアリング10の端面
10cはダイヤフラムスプリング7の内縁を押圧して、
プレッシャプレート8によるクラッチディスク6への押
圧を解除するようになっている。
ッチ1のケーシング1Aに固定されたリテーナ9の外周
面9aに軸方向に摺動自在に支持されている。ケーシン
グ1Aに揺動可能に支持されたレリーズフォーク12の
外端には、図示しないクラッチペダルの操作で動作する
プッシュロッド11が連結されている。クラッチレリー
ズベアリング10は、プッシュロッド11が矢印a方向
に移動してレリーズフォーク12が揺動すると、フォー
ク内端12aに当接されて矢印b方向に摺動される。こ
の摺動により、クラッチレリーズベアリング10の端面
10cはダイヤフラムスプリング7の内縁を押圧して、
プレッシャプレート8によるクラッチディスク6への押
圧を解除するようになっている。
【0011】クラッチレリーズベアリング10の潤滑構
造について説明する。図2、図3に示すように、リテー
ナ9の外周面9aには略円管状のスリーブ16が摺動自
在に挿通されている。スリーブ16の内周面16aに
は、外形に向かって凹んだ皿状の潤滑油溜り部17が円
環状に形成されている。滑油溜り部17には、図面上に
点々で示す潤滑油となるグリス18が、同溜り部17内
一杯に塗布されている。
造について説明する。図2、図3に示すように、リテー
ナ9の外周面9aには略円管状のスリーブ16が摺動自
在に挿通されている。スリーブ16の内周面16aに
は、外形に向かって凹んだ皿状の潤滑油溜り部17が円
環状に形成されている。滑油溜り部17には、図面上に
点々で示す潤滑油となるグリス18が、同溜り部17内
一杯に塗布されている。
【0012】スリーブ16の外周部には、潤滑油室19
が配設されている。潤滑油室19は、クラッチレリーズ
ベアリング10のアウタケース10aと断面ベルクラン
ク状の補強用フランジ20とスリーブ16の外周面16
bとによってスリーブ16上に構成される閉断面空間か
らなる。板金で成形されたアウタケース10aは図2に
示すようにスリーブ16の軸方向の前部160に、補強
用フランジ20はスリーブ16の後部161とアウタケ
ース10aの端面10bとにそれぞれ溶接固定されてい
る。補強用フランジ20は、アウタケース10aよりも
低い高さの周部と、図3に示すようにその一部をハット
状に突設した当たり部20aとを形成している。当たり
部20aには、フォーク内端12aがその操作時に当接
するようになっている。
が配設されている。潤滑油室19は、クラッチレリーズ
ベアリング10のアウタケース10aと断面ベルクラン
ク状の補強用フランジ20とスリーブ16の外周面16
bとによってスリーブ16上に構成される閉断面空間か
らなる。板金で成形されたアウタケース10aは図2に
示すようにスリーブ16の軸方向の前部160に、補強
用フランジ20はスリーブ16の後部161とアウタケ
ース10aの端面10bとにそれぞれ溶接固定されてい
る。補強用フランジ20は、アウタケース10aよりも
低い高さの周部と、図3に示すようにその一部をハット
状に突設した当たり部20aとを形成している。当たり
部20aには、フォーク内端12aがその操作時に当接
するようになっている。
【0013】潤滑油室19は、その周方向の端部となる
補強用フランジ20の内周面20aとスリーブ16の外
周面16bの間における上部と略1/3の部位を、それ
ぞれ図3に示すように仕切壁21,22で塞いで正面形
状を円弧状に形成している。この潤滑油室19の円弧長
θは、リテーナ外周面9aの上部から略1/3を覆う長
さとなっている。潤滑油室19には、後述する方法によ
り潤滑油となるグリス18’が充填される。潤滑油室1
9の底部となるスリーブ16には、滑油溜り部17と連
通する連通路24,25が、仕切壁21,22よりも内
側にそれぞれ形成されている。これら連通路24,25
は、スリーブ16の内周面16aから図示しないドリル
等で穿孔されており、中でも連通路24は鉛直上方に配
置形成されている。グリス18’は、連通路24から潤
滑油室19内にグリスガンで注入されるが、その際に連
通路25からグリスが漏れるまで注入することで潤滑油
室19内の充填状態を確認することができる。
補強用フランジ20の内周面20aとスリーブ16の外
周面16bの間における上部と略1/3の部位を、それ
ぞれ図3に示すように仕切壁21,22で塞いで正面形
状を円弧状に形成している。この潤滑油室19の円弧長
θは、リテーナ外周面9aの上部から略1/3を覆う長
さとなっている。潤滑油室19には、後述する方法によ
り潤滑油となるグリス18’が充填される。潤滑油室1
9の底部となるスリーブ16には、滑油溜り部17と連
通する連通路24,25が、仕切壁21,22よりも内
側にそれぞれ形成されている。これら連通路24,25
は、スリーブ16の内周面16aから図示しないドリル
等で穿孔されており、中でも連通路24は鉛直上方に配
置形成されている。グリス18’は、連通路24から潤
滑油室19内にグリスガンで注入されるが、その際に連
通路25からグリスが漏れるまで注入することで潤滑油
室19内の充填状態を確認することができる。
【0014】このような構成によると、クラッチペダル
の頻繁な操作によりクラッチレリーズベアリング10が
摺動されたり、クラッチ装置1内の温度が上昇すると、
リテーナ9の外周面9aとスリーブ16の内周面16a
の間に位置する潤滑油溜り部17内に塗布されたグリス
18の粘性が徐々に低下する。このような状態が長期間
継続すると、潤滑油溜り部17の上部のグリス18が自
重により下方に適下して図4に2点鎖線aで示すように
減ってくる。グリス18面が低下すると、その上方に位
置する潤滑油室19から連通路24を通ってグリス1
8’が潤滑油溜り部17内に供給(補給)されることに
なる。潤滑油室19内のグリス18’も潤滑油溜り部1
7内への補給に伴い徐々に低減し、2点鎖線bで示すよ
うに連通孔24よりも低くなることがある。潤滑油溜り
部17内のグリス18が減ると、同室内が負圧になるの
で、潤滑油室19内のグリス18’が連通路24を通っ
て吸い出されて潤滑油溜り部17内へ供給(補給)され
る。
の頻繁な操作によりクラッチレリーズベアリング10が
摺動されたり、クラッチ装置1内の温度が上昇すると、
リテーナ9の外周面9aとスリーブ16の内周面16a
の間に位置する潤滑油溜り部17内に塗布されたグリス
18の粘性が徐々に低下する。このような状態が長期間
継続すると、潤滑油溜り部17の上部のグリス18が自
重により下方に適下して図4に2点鎖線aで示すように
減ってくる。グリス18面が低下すると、その上方に位
置する潤滑油室19から連通路24を通ってグリス1
8’が潤滑油溜り部17内に供給(補給)されることに
なる。潤滑油室19内のグリス18’も潤滑油溜り部1
7内への補給に伴い徐々に低減し、2点鎖線bで示すよ
うに連通孔24よりも低くなることがある。潤滑油溜り
部17内のグリス18が減ると、同室内が負圧になるの
で、潤滑油室19内のグリス18’が連通路24を通っ
て吸い出されて潤滑油溜り部17内へ供給(補給)され
る。
【0015】潤滑油溜り部17のグリス18の量は、所
定の定期点検時まで潤滑不良を起こさない程度は基本的
に塗布されるが、クラッチ装置1の使用頻度や走行環境
状態によりグリス18の減り方にバラツキがある。した
がって、このように潤滑油溜り部17の外側に潤滑油室
19を配置しておくことは、潤滑構造が二重構造となる
ので、滑油溜り部17内のグリス18切れによる摺動不
良やクラッチの操作不良を解消できることになる。潤滑
油室19は、従来技術のニップル部のように径方向に突
出していないので、径方向へ大型にならずに済む。本実
施例では、従来技術のように含浸性のリングでオイル溜
りから潤滑油を供給するのではなく、グリス18の自重
や負圧より自動給油となるので、構造の簡素化を図れ
る。
定の定期点検時まで潤滑不良を起こさない程度は基本的
に塗布されるが、クラッチ装置1の使用頻度や走行環境
状態によりグリス18の減り方にバラツキがある。した
がって、このように潤滑油溜り部17の外側に潤滑油室
19を配置しておくことは、潤滑構造が二重構造となる
ので、滑油溜り部17内のグリス18切れによる摺動不
良やクラッチの操作不良を解消できることになる。潤滑
油室19は、従来技術のニップル部のように径方向に突
出していないので、径方向へ大型にならずに済む。本実
施例では、従来技術のように含浸性のリングでオイル溜
りから潤滑油を供給するのではなく、グリス18の自重
や負圧より自動給油となるので、構造の簡素化を図れ
る。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、潤滑油室
の潤滑油が連通路を介してクラッチレリーズベアリング
の摺動面となるスリーブの内周面とリテーナの外周面と
の間に供給されるので、クラッチレリーズベアリングの
摺動面に潤滑油を常時供給できるともにその保持量を確
保でき、潤滑不良やそれによる不具合を解消できる。
の潤滑油が連通路を介してクラッチレリーズベアリング
の摺動面となるスリーブの内周面とリテーナの外周面と
の間に供給されるので、クラッチレリーズベアリングの
摺動面に潤滑油を常時供給できるともにその保持量を確
保でき、潤滑不良やそれによる不具合を解消できる。
【0017】請求項2記載の発明によれば、潤滑油室を
リテーナの上方に配置し連通路を少なくとも鉛直上方に
配置することで、潤滑油室の潤滑油が連通路を介してリ
テーナ上部に供給されることになり、潤滑油不足な部位
へ効率的に潤滑油を供給することができる。
リテーナの上方に配置し連通路を少なくとも鉛直上方に
配置することで、潤滑油室の潤滑油が連通路を介してリ
テーナ上部に供給されることになり、潤滑油不足な部位
へ効率的に潤滑油を供給することができる。
【0018】請求項3記載の発明によれば、皿状の潤滑
油溜り部に塗布された潤滑油がまずリテーナとスリーブ
とを潤滑し、その後、潤滑油溜り部の潤滑油が低減する
と逐次リテーナ上方の潤滑油室から連通路を通って潤滑
油が補給される。つまり、リテーナとスリーブとを潤滑
する潤滑構造を2段構えとすることで、適量の潤滑油を
リテーナとスリーブとの間に供給できるとともに、潤滑
油溜り部内の潤滑油不足やそれによる不具合も解消でき
る。
油溜り部に塗布された潤滑油がまずリテーナとスリーブ
とを潤滑し、その後、潤滑油溜り部の潤滑油が低減する
と逐次リテーナ上方の潤滑油室から連通路を通って潤滑
油が補給される。つまり、リテーナとスリーブとを潤滑
する潤滑構造を2段構えとすることで、適量の潤滑油を
リテーナとスリーブとの間に供給できるとともに、潤滑
油溜り部内の潤滑油不足やそれによる不具合も解消でき
る。
【図1】本発明の潤滑構造を有するクラッチレリーズベ
アリングを設けたクラッチ装置の概略構成図である。
アリングを設けたクラッチ装置の概略構成図である。
【図2】本発明の一実施例を示すクラッチレリーズベア
リングの潤滑構造を示す断面図である。
リングの潤滑構造を示す断面図である。
【図3】図3A−A線断面図である。
【図4】潤滑油の供給及び補給動作を示す拡大断面図で
ある。
ある。
4 メインドライブシャフト 6 クラッチディスク 9 リテーナ 10 クラッチレリーズベアリング 16 スリーブ 16a スリーブ内周面 17 潤滑油溜り部 18,18’ 潤滑油 19 潤滑油室 24,25 連通路
Claims (3)
- 【請求項1】メインドライブシャフトの外周部に設けた
リテーナ上を摺動してクラッチディスクを操作するよう
に構成されたクラッチレリーズベアリングにおいて、 上記リテーナ上を摺動する略円管状のスリーブと、 上記スリーブの外周部に配設され上記リテーナと上記ス
リーブとを潤滑させる潤滑油を溜める潤滑油室と、 上記スリーブの内周面と上記潤滑油室とを連通する連通
路とを有することを特徴とするクラッチレリーズベアリ
ングの潤滑構造。 - 【請求項2】上記潤滑油室は上記リテーナの上方に配置
され、上記連通路は少なくとも鉛直上方に配置されたこ
とを特徴とするクラッチレリーズベアリングの潤滑構
造。 - 【請求項3】上記スリーブの内周面には、潤滑油が予め
塗布されるとともに、その潤滑油が減少したのちに上記
連通路からの潤滑油の供給を受ける皿状の潤滑油溜り部
が形成されたことを特徴とする請求項2記載の記載のク
ラッチレリーズベアリングの潤滑構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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1996
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