JPH1048217A - プロテインキナーゼのリン酸化酵素活性の測定法及び測定キット - Google Patents

プロテインキナーゼのリン酸化酵素活性の測定法及び測定キット

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JPH1048217A
JPH1048217A JP20618596A JP20618596A JPH1048217A JP H1048217 A JPH1048217 A JP H1048217A JP 20618596 A JP20618596 A JP 20618596A JP 20618596 A JP20618596 A JP 20618596A JP H1048217 A JPH1048217 A JP H1048217A
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JP
Japan
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peptide
phosphorylated
antibody
substrate peptide
protein kinase
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Application number
JP20618596A
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English (en)
Inventor
Takeo Yano
竹男 矢野
Masao Shibata
昌夫 柴田
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Medical and Biological Laboratories Co Ltd
Original Assignee
Medical and Biological Laboratories Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種のプロテインキナーゼのリン酸化酵素活
性を感度よく且つ簡易に測定できる測定法及び測定キッ
トを提供すること。 【解決手段】 本発明のプロテインキナーゼのリン酸化
酵素活性の測定法は、(a)〜(c)の工程を含む。即
ち、(a)プロテインキナーゼによりリン酸化されうる
基質ペプチドを標識物質により標識化した標識基質ペプ
チドと、前記プロテインキナーゼとを液相で反応させ
て、リン酸化標識基質ペプチドとする工程。(b)リン
酸化基質ペプチド(基質ペプチドのアミノ酸配列のうち
所定のアミノ酸がリン酸化されたもの)と特異的に結合
する抗体を不溶性支持体に結合せしめてなる固相化抗体
と、前記(a)で得られたリン酸化標識基質ペプチドと
を反応させて、両者を結合させる工程。(c)前記
(b)で得られた固相化抗体とリン酸化標識基質ペプチ
ドとの結合物の標識量を測定する工程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロテインキナー
ゼのリン酸化酵素活性の測定法及び測定キットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】多細胞生物であれ、単細胞生物であれ、
すべての細胞は外部からの必要な情報を取り込み応答す
る。多細胞生物ではそれぞれの細胞が適切な情報を取り
込み適切な応答を行うがゆえに、発生という過程を通じ
て極めて複雑な個体が作られ、その恒常性が維持されて
いる。細胞外からの情報は、他の細胞が分泌する液性の
因子や細胞同士の接触を介してやり取りされるが、これ
らの情報は細胞が持つ受容体で感知され、そのシグナル
は細胞の中で複雑な経路を伝わり遺伝子の発現を伴って
種々の応答を引き起こす。増殖や分化の開始は最も著し
い細胞応答である。このように細胞外の情報が細胞膜を
通って細胞内へ伝達され、さらに細胞核に伝えられる過
程を細胞内情報伝達と呼び、その過程には多くの蛋白質
のリン酸化カスケードが関与していることが知られてい
る。
【0003】細胞内蛋白質のリン酸化は、蛋白質リン酸
化酵素(プロテインキナーゼ)によって行われ、このよ
うなプロテインキナーゼとしては、プロテインキナーゼ
C(PKC)、サイクリックAMP依存性プロテインキ
ナーゼ(PKA)、PI3キナーゼ、cdc2キナー
ゼ、raf−1キナーゼ等が知られているが、これらプ
ロテインキナーゼは細胞内の情報伝達を介して細胞の増
殖と分化の調節に関わっており、プロテインキナーゼ及
び細胞情報伝達に関与する分子の発現異常は癌や糖尿病
等の疾患として表現される。従ってこれらプロテインキ
ナーゼや細胞内情報伝達に関与する分子の機能異常の検
出は細胞増殖や細胞分化、ひいては癌などの疾患の解明
に不可欠である。プロテインキナーゼの機能異常の検出
の手段としては、プロテインキナーゼの酵素活性の測定
が行われるが、測定方法としては放射免疫測定法(RI
A)や酵素免疫測定法(ELISA)が知られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来行われて
いたこれらの方法のうち、RIA法では放射性物質を取
り扱うための施設が必要となるため、簡易に測定するこ
とが難しかった。また、ELISA法では、リン酸化の
対象となる基質ペプチドを固相に結合させ、試料中のプ
ロテインキナーゼによって基質ペプチドをリン酸化した
後、標識化抗体(リン酸化基質ペプチドに対する抗体を
標識化したもの)と反応させ、この反応物の標識量を検
出することによりリン酸化酵素活性の程度を検出してい
たが、この方法では固相に結合する基質ペプチドの量が
限られているため、プロテインキナーゼとの反応効率が
よくなく、十分リン酸化が行われないことがあった。即
ち、測定対象として、PKCやPKAなど比較的Km値
(ミカエリス常数)が大きく、高い感度を必要としない
ものはこのような方法でもリン酸化が十分進行するため
リン酸化酵素活性の測定が可能であるが、cdc2キナ
ーゼやraf−1キナーゼのようにKm値がそれほど大
きくないものは、固相に結合したリン酸化基質ぺプチド
を用いる方法ではリン酸化が十分進行せず感度よく測定
することは不可能であった。
【0005】このため、Km値の大きなプロテインキナ
ーゼのみならず、cdc2キナーゼのようなKm値がそ
れほど大きくないプロテインキナーゼであっても、リン
酸化酵素活性を測定することのできる方法、即ち、各種
のプロテインキナーゼのリン酸化酵素活性を測定しうる
方法の確立が望まれていた。
【0006】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、各種のプロテインキナーゼのリン酸化酵素活性を
感度よく且つ簡易に測定できる測定法及び測定キットを
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1であるプロ
テインキナーゼのリン酸化酵素活性の測定法は、下記
(a)〜(c)の工程を含むことを特徴とする。即ち、 (a) プロテインキナーゼによりリン酸化されうる基
質ペプチドを標識物質により標識化した標識基質ペプチ
ドと、前記プロテインキナーゼとを液相で反応させて、
リン酸化標識基質ペプチドとする工程。 (b) リン酸化基質ペプチド(基質ペプチドのアミノ
酸配列のうち所定のアミノ酸がリン酸化されたもの)と
特異的に結合する抗体を不溶性支持体に結合せしめてな
る固相化抗体と、前記(a)で得られたリン酸化標識基
質ペプチドとを反応させて、両者を結合させる工程。 (c) 前記(b)で得られた固相化抗体とリン酸化標
識基質ペプチドとの結合物の標識量を測定する工程。
【0008】本発明の第2であるプロテインキナーゼの
リン酸化酵素活性の測定キットは、プロテインキナーゼ
によりリン酸化されうる基質ペプチドを標識物質により
標識化した標識基質ペプチドと、リン酸化基質ペプチド
(基質ペプチドのアミノ酸配列のうち所定のアミノ酸が
リン酸化されたもの)と特異的に結合する抗体を不溶性
支持体に結合せしめてなる固相化抗体とを備えたことを
特徴とする。
【0009】本発明は、これまでリン酸化酵素活性を測
定するのが困難であったKm値のそれほど大きくないc
dc2キナーゼ等にとって特に有用である。即ち、前記
プロテインキナーゼがcdc2キナーゼであり、前記基
質ペプチドがマウスビメンチンの合成ペプチドであるM
V55ペプチド(配列表の配列番号1で表されるペプチ
ド)であり、前記リン酸化基質ペプチドがリン酸化MV
55ペプチド(配列表の配列番号1で表されるペプチド
のアミノ酸番号6のセリンがリン酸化されたもの)であ
り、前記抗体が抗リン酸化MV55ペプチド抗体(例え
ば、融合細胞クローン4A4(受託番号:FERM P
−15759)により産生されたモノクローナル抗体)
であっても、リン酸化酵素活性を感度よく測定できる。
【0010】また、標識物質としては、例えば、ビオチ
ン、ペルオキシダーゼ、β−D−ガラクトシダーゼ、ア
ルカリフォスファターゼ及びマイクロペルオキシダーゼ
からなる群から選ばれた一つを用いることができる。
尚、測定キットは、標識基質ペプチド、固相化抗体の他
に、例えば、標識物質の標識量を測定するための基質や
発色剤等を備えていたり、検量線を求める際に用いるプ
ロテインキナーゼ標準物質(精製品)を備えていたりし
てもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】従来のように、基質ペプチドを不
溶性支持体に結合させ、これとプロテインキナーゼとを
反応させてリン酸化基質ペプチドとし、このリン酸化基
質ペプチドと特異的に結合する標識化抗体を反応させて
その標識量を測定するという測定系では、リン酸化が固
−液反応であるため反応効率がよくなかった。このた
め、この測定法は、比較的Km値が大きく、高い感度を
必要としないプロテインキナーゼ(例えばPKCやPK
Aなど)には適用できるものの、cdc2キナーゼやr
af−1キナーゼのようにKm値がそれほど大きくな
く、基質ペプチドを効率よくリン酸化できないものには
適用が難しかった。今回、基質ペプチドのリン酸化を液
相で行うようにしたためKm値がそれほど大きくないc
dc2キナーゼ等であっても、リン酸化が効率よく進行
し、高感度なリン酸化酵素活性の測定を実現した。
【0012】[基質ペプチドについて]プロテインキナ
ーゼのリン酸化酵素活性は、リン酸化された基質ペプチ
ドを検出することによって測定する。プロテインキナー
ゼによってリン酸化される基質ペプチドとしては、例え
ば、プロテインキナーゼがcdc2キナーゼの場合には
MV55ペプチド(配列表の配列番号1のペプチド、こ
の場合アミノ酸番号6のセリンがリン酸化される)、r
af−1キナーゼの場合にはMEK−1ペプチド(配列
表の配列番号2のペプチド、この場合アミノ酸番号6及
び10のセリンがリン酸化される)、PKCあるいはP
KAの場合にはPSペプチド(配列表の配列番号3のペ
プチド、この場合アミノ酸番号7のセリンがリン酸化さ
れる)を用いることが好ましい。このような基質ペプチ
ドは、例えば全自動合成装置を用いて合成できる。
【0013】[標識物質について]標識物質としては、
通常の免疫学的測定方法に使用し得るものであれば特に
限定されことなく使用でき、例えば、酵素、ビオチン、
蛍光物質、発光物質及び放射性物質等を使用することが
でき、このうち簡易に測定できる観点から、酵素、ビオ
チンが好ましい。酵素としては、ペルオキシダーゼ、β
−D−ガラクトシダーゼ、アルカリフォスファターゼ、
マイクロペルオキシダーゼが挙げられ、蛍光物質として
はフルオレッセインイソチオシアネート、フィコビリプ
ロテイン、フィコエリスリン等が挙げられ、発光物質と
してはイソルシノール、ルシゲニン等、そして放射性物
質としては125I、131I、14C、3H 等が挙げられる。
また、標識物質としてビオチンを用いた場合にはさらに
酵素標識アビジンを用いることにより標識ビオチンの量
を高い感度で測定できるので、好ましい。酵素標識アビ
ジンの酵素としては、抗体に標識した場合の酵素と同様
の酵素を用いることができるが、ペルオキシダーゼが好
ましい。
【0014】[抗リン酸化基質ペプチド抗体について]
リン酸化基質ペプチドと特異的に結合する抗体は、以下
のA.〜F.のようにして得ることができる。 A.抗原 抗原としてはリン酸化基質ペプチド(例えば、プロテイ
ンキナーゼがcdc2キナーゼの場合にはリン酸化MV
55ペプチド(配列番号1で表されるペプチドのアミノ
酸番号6のセリンがリン酸化されたもの)、プロテイン
キナーゼがraf−1キナーゼの場合にはリン酸化ME
K−1ペプチド(配列番号2で表されるペプチドのアミ
ノ酸番号6及び10のセリンがリン酸化されたもの)、
プロテインキナーゼがPKCまたはPKAの場合にはリ
ン酸化PSペプチド(配列番号3で表されるペプチドの
アミノ酸番号7のセリンがリン酸化されたもの))を合
成し、免疫原として使用する。当該ペプチドは比較的低
分子であり、このものをそのまま免疫しても抗体ができ
にくいため、通常、KLH(スカシガイヘモシアニン)
やアルブミンのようなキャリアー蛋白質と結合させるこ
とにより免疫原として使用することが好ましい。
【0015】B.上記抗原による免疫 免疫動物としては哺乳動物であるマウスのほかラット、
ハムスターなども用いることができる。通常マウスが最
も汎用され、BALB/cマウス、その他の系(str
ain)のマウスを用いることができる。この際、免疫
計画及び抗原の濃度は十分な量の抗原刺激を受けたリン
パ球が形成されるよう選ばれるべきである。例えばマウ
ス1匹に25μgの抗原を2週間間隔で腹腔に3回免疫
後、さらに25μgを静脈に投与する。最終免疫の数日
後に融合のための脾臓細胞を取り出す。
【0016】C.細胞融合 上記のごとく免疫した哺乳動物の個体から脾臓を無菌的
に取り出し、そこから単細胞懸濁液を調製する。この脾
臓細胞(抗体産生細胞)を適当な骨髄腫細胞と適当な融
合促進剤の使用により細胞融合させる。骨髄腫細胞とし
ては免疫動物と同種の哺乳動物に由来するものが望まし
いが、ラット、ハムスター等の脾臓細胞とマウスの骨髄
腫細胞を融合させることもできる。脾臓細胞と骨髄腫細
胞の好ましい比率は約20:1〜約2:1の範囲であ
る。約108 個の脾細胞について0.5〜1.5mlの
融合媒体の使用が適当である。好ましい融合促進剤とし
ては、例えば平均分子量1000〜4000のポリエチ
レングリコールを有利に使用できるが、この分野で知ら
れている他の融合促進剤(例えばセンダイウイルス(別
名HVJ))を用いることもできる。また、これら融合
促進剤を用いた方法以外に電気ショックを用いる方法に
より細胞融合を行ってもよい。
【0017】D.目的とするモノクローナル抗体を産生
する融合細胞の選択 別の容器(例えばマイクロタイタープレート)で未融合
の脾細胞、未融合の骨髄腫細胞及び融合した融合細胞の
混合物を未融合の骨髄腫細胞を支持しない選択培地で希
釈し、未融合の細胞を死滅させるのに十分な時間(約1
時間)培養する。培地は薬物抵抗性(例えば8−アザグ
アニン抵抗性)で未融合の骨髄腫細胞を支持しないもの
(例えばHAT培地(ヒポキサンチン、アミノプテリ
ン、チミジンを含む培地))が使用される。この選択培
地中では未融合の骨髄腫細胞は死滅する。また、未融合
の脾細胞は非腫瘍性細胞なので、ある一定期間(例えば
1週間)後に死滅する。これに対して融合した細胞は、
骨髄腫の親細胞の腫瘍性と親脾細胞の性質を合わせ持つ
ため、選択培地中で生存できる。
【0018】かくして、融合細胞が検出された後、前記
のリン酸化基質ペプチドに対する抗体について酵素免疫
測定法(Enzyme Linked Immunosorbent Assay )によりス
クリーニングを行い、リン酸化基質ペプチドと特異的に
結合するモノクローナル抗体を産生する融合細胞だけを
選択する。例えば、抗リン酸化MV55ペプチド抗体を
産生する融合細胞としてはクローン4A4(受託番号:
FERM P−15759)、抗リン酸化MEK−1ペ
プチド抗体を産生する融合細胞としてはクローン1E9
(受託番号:FERM P−15993)及びクローン
2F11(受託番号:FERM P−15994)、抗
リン酸化PSペプチド抗体を産生する融合細胞としては
クローン2B9(受託番号:FERM P−1513
3)及びクローン2G3(受託番号:FERM P−1
5134)が挙げられる。
【0019】F.目的とするモノクローナル抗体の取得 目的とするモノクローナル抗体を産生する融合細胞を適
当な方法(例えば限界希釈法)でクローン化した後、抗
体は2つの異なった方法で産生することができる。その
第1の方法によれば、融合細胞を一定期間、適当な培地
で培養することにより、その培養上清からその融合細胞
の産生するモノクローナル抗体を得ることができる。第
2の方法によれば、融合細胞は同質遺伝子、または半同
質遺伝子を持つ免疫動物の腹腔に注射することができ
る。一定時間後の宿主動物の血液中および腹水中より、
その融合細胞の産生するモノクローナル抗体を得ること
ができる。
【0020】[固相化抗体]固相化抗体は、抗リン酸化
基質ペプチド抗体を不溶性支持体に結合させたものであ
る。かかる固相化抗体は、例えば、この抗体の溶液と不
溶性支持体を接触さて不溶性支持体の表面にこの抗体を
吸着させることにより得られるほか、共有結合等の化学
的な方法によって結合させることにより得ることもでき
る。なお、抗リン酸化基質ペプチド抗体は、完全抗体で
あってもよく、FabまたはF(ab)’2等のフラグ
メントであってもよい。
【0021】不溶性担体としては、例えばポリスチレ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポ
リアクリルニトリル、フッ素樹脂、架橋デキストラン、
ポリサッカライドなどの高分子、その他紙、ガラス、金
属、アガロースおよびこれらの組み合わせなどを例示す
ることができる。また、不溶性担体の形状としては、ト
レイ状、球状、棒状、繊維状、盤状、容器状、セル、試
験管など種々の形状であることができる。
【0022】[測定について]酵素を標識物質として用
いた場合にはその活性を測定するために基質、必要によ
り発色剤が用いられる。酵素としてペルオキシダーゼを
用いる場合には、基質としてH22を用い、発色剤とし
て2,2’−アジノ−ジ−[3−エチルベンズチアゾリ
ンスルホン酸]アンモニウム塩(ABTS)、5−アミ
ノサリチル酸、o−フェニレンジアミン(OPD)、4
−アミノアンチピリン、3,3’,5,5’−テトラメ
チルベンジジン等、酵素にアルカリフォスファターゼを
用いる場合は基質としてo−ニトロフェニルフォスフェ
ート等、酵素にβ−D−ガラクトシダーゼを用いる場合
は基質としてフルオロセイン−ジ−(β−D−ガラクト
ピラノシド)、4−メチルウンベリフェリル−β−D−
ガラクトピラノシド等を用いることができる。
【0023】
【実施例】以下に、本発明の好適な実施例を説明する。
尚、本発明の実施の形態は、下記の実施例に何ら限定さ
れるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種
々の形態を採り得ることはいうまでもない。
【0024】[実施例1] 免疫原の作製 リン酸化MV55ペプチド(配列表の配列番号1で表さ
れるペプチドのアミノ酸番号6のセリンがリン酸化され
たもの)はミリポア社製9050全自動合成装置を用い
て、装置の使用説明書に従いFmoc法を用いた固相法
により作製した(合成法の詳細は秀潤社刊、細胞工学別
冊「抗ペプチド抗体実験プロトコール」参照)。C末端
にはキャリアー蛋白と結合させるためのシステイン残基
を導入した。合成したリン酸化ペプチドは開裂しトリフ
ルオロ酢酸で保護基を除いた後、以下の条件で逆相高速
液体クロマトグラフィーを行い精製した。 使用カラム:μBondasphere 5-μm C18 100A(3.9×1
50mm) 溶出条件:0.1%トリニトロ酢酸(アセトニトリル6
〜60%直線グラジェント)
【0025】リン酸化MV55ペプチドはMBS法によ
りスカシガイヘモシアニン(KLH)と結合させ免疫原
とした。即ち、4mgのKLHを0.25mlの10m
Mリン酸バッファー(pH7.2)に溶解し、この溶液
に20μlのジメチルフォルムアミド(DMF)に溶解
した0.7mgの3−マレイミドベンゾイックアシド−
N−ヒドロキシサクシニミドエステル(MBS)を加
え、室温で30分間反応させた。反応後、セファデック
スG25を充填したカラム(1.5×10cm)を用い
てゲルろ過を行い、KLH−MB複合体と遊離のKLH
を分離し、KLH−MB複合体を集めた。そして、リン
酸化MV55ペプチド5mgを1mlの0.1Mホウ酸
バッファー(pH9.0)に溶解し、この液とKLH−
MB複合体溶液を混合し、pHを7.0〜7.5に調製
して室温で3時間放置して反応させた。反応後、PBS
(生理的リン酸緩衝液)に十分透析した後、PBSで
0.5mg/mlの濃度に調製し、100μlずつ分注
して−20℃に凍結して保存した。
【0026】[実施例2] マウスの免疫 実施例1で凍結保存した免疫原(リン酸化MV55ペプ
チド−KLH)100μlと完全フロインドアジュバン
ト100μlとをよく混合して懸濁液を作製し、この懸
濁液をBDF1マウスの腹腔内に1匹当り抗原として2
5μgずつ投与した。2週間後に再度同量の抗原を投与
し、その3日後に脾臓を取り出し、以下に示すように細
胞融合を行った。
【0027】[実施例3] 細胞融合及び目的とするモ
ノクローナル抗体を産生する融合細胞の選択と取得 摘出したマウスの脾臓細胞と、同系マウスの骨髄腫細胞
(SP2/0−Ag14)とを約10:1の割合で混合
し、50%ポリエチレングリコール4000を融合促進
剤として細胞融合を行った。融合後の細胞は1×106
cells/mlの細胞濃度となるように10%ウシ血
清を含むHAT培地(ヒポキサンチン、アミノプテリ
ン、チミジンを含む培地)に懸濁し、96ウエルのマイ
クロタイタープレート(ヌンク社製マキシソープ、以下
同じ)に1ウエルあたり100μlずつ分注した。
【0028】融合細胞はCO2 インキュベータ(5%C
2 、37℃)中で培養し、HAT培地で培地交換を行
い増殖させて、脾臓細胞と骨髄腫細胞からなる融合細胞
のスクリーニングを行った。ついでHT培地中で馴化
し、さらに10%FCS(ウシ胎児血清)−RPMI1
640培地で馴化した。
【0029】融合細胞培養上清中の抗体は、リン酸化M
V55ペプチドを感作したマイクロタイタープレートを
用いてELISA法により検出した。陽性となったウエ
ルに対しては、限界希釈法によるクローニングを2回繰
り返し、リン酸化MV55ペプチドに対する反応性を有
するクローン1種類を選出し、融合細胞クローン4A4
(受託番号FERM P−15759)と名付けた。こ
のクローンの細胞は10%のDMSOを含む90%ウシ
血清中に懸濁させ、液体窒素中に保存した。
【0030】[実施例4] モノクローナル抗体の採取 上記クローン4A4の産生するモノクローナル抗体は、
クローンをBALB/cマウスの腹腔内で増殖させ、そ
の腹水中からプロテイン−Aセファロース4Bカラムを
用いてそれぞれを精製した。
【0031】[実施例5] 抗体の特異性の確認 実施例4で得たモノクローナル抗体につき、ELISA
法及びウエスターンブロット法によってリン酸化MV5
5ペプチドに対する反応性を確認した。 1)ELISA法による特異性の確認 MV55ペプチドを結合したマイクロタイタープレート
及びリン酸化MV55ペプチドを結合したマイクロタイ
タープレートのそれぞれに、実施例4で得たモノクロー
ナル抗体を加えて反応させた後、プレートを洗浄し、ペ
ルオキシダーゼ標識抗マウスIgG((株)医学生物学
研究所製)を反応させ、再度洗浄し、過酸化水素とオル
トフェニレンジアミンの溶液を基質として反応させ、基
質の吸光度を測定した。この結果、実施例4で得たモノ
クローナル抗体はリン酸化MV55ペプチドとは反応し
たが、MV55ペプチドとは反応しなかった。
【0032】2)ウエスターンブロットによる特異性の
確認 cdc2キナーゼ、cAMP依存性プロテインキナー
ゼ、プロテインキナーゼC及びCa++−カルモジュリン
依存性プロテインキナーゼIIの各プロテインキナーゼで
リン酸化したマウスビメンチン及び非リン酸化マウスビ
メンチンについてSDSポリアクリルアミドゲル電気泳
動を行い、実施例4で得たモノクローナル抗体を用いて
ウエスターンブロットを行った。この結果、cdc2キ
ナーゼでリン酸化されたマウスビメンチンのみが反応性
を示し、非リン酸化ビメンチン及び他のプロテインキナ
ーゼでリン酸化されたビメンチンは反応性を示さなかっ
た。
【0033】3)インヒビションアッセイによる特異性
の確認 cdc2キナーゼによってリン酸化されたマウスビメン
チン75ngをSDSポリアクリルアミドゲル電気泳動
の各レーンに流し、PBS、50μg/mlのリン酸化
MV55ペプチド及び50μg/mlの非リン酸化MV
55ペプチドで吸収した実施例4のモノクローナル抗体
(1μg/ml)を用いてウエスターンブロットを行っ
た。その結果、PBS及び非リン酸化MV55ペプチド
で吸収したモノクローナル抗体を用いた場合にビメンチ
ンのバンドが確認されたが、リン酸化MV55ペプチド
で吸収した場合にはビメンチンのバンドは確認されなか
った。以上から、実施例4で得たクローン4A4から産
生される抗体は、リン酸化MV55ペプチドと特異的に
反応することが確認され、抗リン酸化MV55ペプチド
抗体であることが確認された。尚、クローン4A4から
産生される抗体の特異性は、ザ・ジャーナル・オブ・バ
イオロジカル・ケミストリー(The Journal ofBiologic
al Chemistry)第269巻No.49pp.31097-31106(1994)に記
載されている。
【0034】[実施例6] 測定系の構築 実施例4で得たモノクローナル抗体を用いて検体中の蛋
白質リン酸化酵素の活性を測定する系を以下のように構
築した。
【0035】[6−1] 固相化抗体の作製 実施例4で得たモノクローナル抗体(抗リン酸化MV5
5ペプチド抗体)を0.1M炭酸緩衝液pH9.0で5
μl/mlの濃度に調製し、ヌンク社製96穴マイクロ
プレート「マキシソープ」の各ウエルに100μlずつ
加え、4℃で20時間静置反応させた。抗体溶液を捨
て、1%BSA、5%ショ糖を含むPBSを各ウエルに
200μlずつ加え、室温(20〜25℃)で2時間静
置してブロッキングを行った。ブロッキング液を捨て、
プレートを風乾し、抗リン酸化MV55ペプチド抗体を
不溶性支持体に結合せしめてなる固相化抗体(抗体感作
プレート)を得た。この固相化抗体は乾燥剤と共に密封
して保存した。
【0036】[6−2] ビオチン標識MV55ペプチ
ドの作製 MV55ペプチドは全自動合成装置を用いてFmoc法
を用いた固相法により作製した(合成法の詳細は秀潤社
刊、細胞工学別冊「抗ペプチド抗体実験プロトコール」
参照)。このMV55ペプチドを0.1M炭酸バッファ
ーに透析して5mg/mlの濃度に調製しスターラーで
ゆっくりと撹拌しながら、これに25mg/mlのNH
S−LC−BIOTIN(PIERCE社製)の0.1
M炭酸バッファー(pH8.5)溶液をペプチドとビオ
チンのモル比が1:20になるように加えた後、PBS
に透析してビオチン標識MV55ペプチドを作製した。
【0037】[6−3] 検体の調製 M期のHela細胞を0.05M NaCl、1mM
PMSF、50μg/mlのLeupeptin、2m
g EGTA、1mM MgCl2 、25mMβ−グリ
セロホスフェート、10mM 2−メルカプトエタノー
ル、0.5mM ジチオスレイトール及び0.01%の
ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテルを含む5
0mM Tris−HCl緩衝液(pH7.5)で10
6 cells/mlとなるように調製し、超音波で破砕
して細胞抽出液とした。
【0038】[6−4] 測定 250mMのHEPES緩衝液(pH7.5)、100
mM MgCl2 、10mg/mlのビオチン標識MV
55ペプチド及び細胞抽出液の各6μlと精製水30μ
lを混合し、この混合液に1mM ATP6μlを加え
て30℃で30分間反応させた後、20乃至100mM
EDTA 60μlを加えて反応を停止した。この反
応液100μlを固相化抗体のウェルに添加し、25℃
で60分間反応させた後、0.01M PBS(pH
7.2)で3回洗浄し、ペルオキシダーゼ標識ストレプ
トアビジン(タゴ社、1/10000希釈)100μl
を添加して25℃で60分間反応させ、再度洗浄した後
オルトフェニレンジアミン発色基質((株)医学生物学
研究所製)100μlを加え発色させ、0.15M H
3PO4溶液100μlで反応を停止し、波長492nm
における吸光度を測定した。
【0039】[6−5] 従来法との比較 新規測定法の感度を確認するため、従来のRIA法及び
従来のELISA法による測定結果と比較した。
【0040】[6−5−1] 従来のRIA法 250mMのHEPES緩衝液(pH7.5)、100
mM MgCl2 、10mg/mlのMV55ペプチド
及びcdc2キナーゼを含む試料溶液(上記[6−2]
で調製した検体)各5μlと精製水25μlを混合し、
この混合液に1mMγ−32P−ATP(50万cpm/
5μl)を加えて30℃で30分間反応させた後、50
μlの300mM H3PO4 溶液若しくは20乃至10
0mMEDTAを加えて反応を停止した。反応液の50
μlをp−81セルロース濾紙にスポットし、75mM
3PO4で3回洗浄した後、スポットの放射活性を測
定した。
【0041】[6−5−2]従来のELISA法 MV55ペプチドを生理的リン酸緩衝液(PBS)に溶
解して1μg/mlの溶液を調製した。この液100μ
lを96ウエルのマイクロタイタープレートの各ウエル
に添加し、4℃で12時間〜18時間静置反応させた
後、ペプチド溶液を除き、5%牛血清アルブミン、5%
シュクロース及び0.1%アジ化ナトリウムを含むPB
S350μlを加えて4℃で12〜18時間静置してマ
イクロタイタープレートの未反応部位をブロッキング
し、ブロッキング溶液を捨て、PBSで3回洗浄するこ
とにより、固相化MV55ペプチドを得た。この固相化
MV55ペプチドに上記[6−2]で調製した検体を添
加し、室温で5〜20分間反応させ、20%リン酸溶液
100μlを加えてリン酸化反応を停止し、PBSで5
回洗浄した(これにより、固相化MV55ペプチドはリ
ン酸化される)。
【0042】ビオチン標識モノクローナル抗体は次のよ
うにして作製した。即ち、0.1M炭酸緩衝液(pH
8.5)に溶解したモノクローナル抗体(クローン4A
4から産生された抗体、5mg/ml)とNHS−LC
−BIOTIN(PIERCE社製 25mg/ml)
をIgGとNHS−LC−BIOTINのモル比が1:
60になるように加え、室温で4時間スターラーを用い
て攪拌した。攪拌後、この溶液を生理的リン酸緩衝液
(PBS)に透析し、ビオチン標識モノクローナル抗体
を得た。
【0043】そして、上記のようにリン酸化された固相
化MV55ペプチドにビオチン標識モノクローナル抗体
100μlを加え、室温で60分間反応させ洗浄した
後、ストレプトアビジン−POD複合体溶液100μl
を加えた。さらに室温で60分間反応させた後、洗浄
し、オルトフェニレンジアミンと過酸化水素の混合溶液
100μlを加え、室温で3〜5分間反応させ、発色し
た後、20%リン酸溶液100μlを加えて反応を停止
した。発色した溶液につき波長492nmの吸光度を測
定した。
【0044】[6−5−3] 比較 今回の測定法、従来のRIA法、従来のELISA法の
各測定結果を図1に示した。この図1から明らかなよう
に、今回の測定法は、従来のELISA法に比べて感度
が約6倍となり、従来のRIA法に近い感度が得られる
ようになった。
【0045】[その他]raf−1キナーゼによりリン
酸化されうるリン酸化MEK−1ペプチドを免疫原とし
て、実施例1〜4と同様の手順により融合細胞クローン
1E9(受託番号:FERM P−15593)及びク
ローン2F11(受託番号:FERMP−15594)
を得、実施例5と同様の手順により抗リン酸化MEK−
1ペプチド抗体の特異性を確認した。
【0046】また、PKC、PKAによりリン酸化され
うるリン酸化PSペプチドを免疫原として、実施例1〜
4と同様の手順により融合細胞クローン2B9(受託番
号:FERM P−15133)及びクローン2G3
(受託番号:FERM P−15134)を得、実施例
5と同様の手順により抗リン酸化MEK−1ペプチド抗
体の特異性を確認した。
【0047】
【発明の効果】本発明の測定法及び測定キットによれ
ば、各種のプロテインキナーゼ、とりわけKm値のそれ
ほど大きくないcdc2キナーゼ等のリン酸化酵素活性
を感度よくしかも簡易に測定することができる。このよ
うに各種プロテインキナーゼのリン酸化酵素活性を測定
することが可能になれば、細胞内における情報伝達のメ
カニズム解明のための手段が提供されると同時に、情報
伝達機構の異常として捉えられる疾患(癌や一部の糖尿
病等)の原因解明の手段が提供される。
【0048】
【配列表】配列番号:1 配列の長さ:12 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド
【0049】配列番号:2 配列の長さ:16 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Gly Gln Leu Ile Asp Ser Met Ala Asn Ser Phe Val Gly Thr Arg Cys 1 5 10 15
【0050】配列番号:3 配列の長さ:14 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:ペプチド 配列 Arg Phe Ala Arg Lys Gly Ser Leu Arg Gln Lys Asn Val Cys 1 5 10
【図面の簡単な説明】
【図1】 各種測定法の感度の比較を表すグラフであ
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(a)〜(c)の工程を含むことを
    特徴とするプロテインキナーゼのリン酸化酵素活性の測
    定法。 (a) プロテインキナーゼによりリン酸化されうる基
    質ペプチドを標識物質により標識化した標識基質ペプチ
    ドと、前記プロテインキナーゼとを液相で反応させて、
    リン酸化標識基質ペプチドとする工程。 (b) リン酸化基質ペプチド(基質ペプチドのアミノ
    酸配列のうち所定のアミノ酸がリン酸化されたもの)と
    特異的に結合する抗体を不溶性支持体に結合せしめてな
    る固相化抗体と、前記(a)で得られたリン酸化標識基
    質ペプチドとを反応させて、両者を結合させる工程。 (c) 前記(b)で得られた固相化抗体とリン酸化標
    識基質ペプチドとの結合物の標識量を測定する工程。
  2. 【請求項2】 前記プロテインキナーゼがcdc2キナ
    ーゼであり、 前記基質ペプチドがMV55ペプチド(配列表の配列番
    号1で表されるペプチド)であり、 前記リン酸化基質ペプチドがリン酸化MV55ペプチド
    (配列表の配列番号1で表されるペプチドのアミノ酸番
    号6のセリンがリン酸化されたもの)であり、 前記抗体が抗リン酸化MV55ペプチド抗体であること
    を特徴とする請求項1記載の測定法。
  3. 【請求項3】 前記リン酸化抗MV55ペプチド抗体
    が、融合細胞クローン4A4(受託番号:FERM P
    −15759)により産生されたモノクローナル抗体で
    あることを特徴とする請求項2記載の測定法。
  4. 【請求項4】 前記標識物質が、ビオチン、ペルオキシ
    ダーゼ、β−D−ガラクトシダーゼ、アルカリフォスフ
    ァターゼ及びマイクロペルオキシダーゼからなる群から
    選ばれた一つであることを特徴とする請求項1〜請求項
    3のいずれかに記載の測定法。
  5. 【請求項5】 プロテインキナーゼによりリン酸化され
    うる基質ペプチドを標識物質により標識化した標識基質
    ペプチドと、 リン酸化基質ペプチド(基質ペプチドのアミノ酸配列の
    うち所定のアミノ酸がリン酸化されたもの)と特異的に
    結合する抗体を不溶性支持体に結合せしめてなる固相化
    抗体とを備えたことを特徴とするプロテインキナーゼの
    リン酸化酵素活性の測定キット。
  6. 【請求項6】 前記プロテインキナーゼがcdc2キナ
    ーゼであり、 前記基質ペプチドがMV55ペプチド(配列表の配列番
    号1で表されるペプチド)であり、 前記リン酸化基質ペプチドがリン酸化MV55ペプチド
    (配列表の配列番号1で表されるペプチドのアミノ酸番
    号6のセリンがリン酸化されたもの)であり、 前記抗体が抗リン酸化MV55ペプチド抗体であること
    を特徴とする請求項5記載の測定キット。
  7. 【請求項7】 前記抗リン酸化MV55ペプチド抗体
    が、融合細胞クローン4A4(受託番号:FERM P
    −15759)により産生されたモノクローナル抗体で
    あることを特徴とする請求項6記載の測定キット。
  8. 【請求項8】 前記標識物質が、ビオチン、ペルオキシ
    ダーゼ、β−D−ガラクトシダーゼ、アルカリフォスフ
    ァターゼ及びマイクロペルオキシダーゼからなる群から
    選ばれた一つであることを特徴とする請求項5〜請求項
    7のいずれかに記載の測定キット。
JP20618596A 1996-08-05 1996-08-05 プロテインキナーゼのリン酸化酵素活性の測定法及び測定キット Pending JPH1048217A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2687497A1 (fr) * 1992-02-13 1993-08-20 Commissariat Energie Atomique Procede de realisation d'une tete magnetique en couches minces.
WO2000072011A1 (en) * 1999-05-21 2000-11-30 Medical & Biological Laboratories Co., Ltd. Method for assaying phosphorylation enzyme activity

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