JPH104859A - 鳥獣威嚇装置並びにこれに用いる飛翔発射体 - Google Patents

鳥獣威嚇装置並びにこれに用いる飛翔発射体

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JPH104859A
JPH104859A JP18666396A JP18666396A JPH104859A JP H104859 A JPH104859 A JP H104859A JP 18666396 A JP18666396 A JP 18666396A JP 18666396 A JP18666396 A JP 18666396A JP H104859 A JPH104859 A JP H104859A
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birds
flying
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threatening
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Masayoshi Tsumura
正好 津村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有害鳥獣の嫌がる音、光、火薬臭、あるいは
蚊取線香臭等を有効に利用できるようにし、特に光自体
も不規則な素早い動きを呈することによって、より威嚇
効果を高めるようにした新規な鳥獣威嚇装置並びにこれ
に用いる飛翔発射体の開発を技術課題とする。 【解決手段】 本発明の鳥獣威嚇装置1は、胴部11内
に一または複数個の飛翔発射体2を支持する設定部15
を設け、この設定部15には前記各飛翔発射体2への着
火手段20を臨ませ、更に前記胴部11には飛翔発射体
2の遊動案内部を連接したことを特徴とする。また本発
明の鳥獣威嚇装置1に用いる飛翔発射体2は、頭部の閉
鎖された筒状のケーシング3の内側頭部寄りに火薬4を
充填した本体と、この本体に組み合わせ自在であってケ
ーシング3内周にほぼ密に嵌まり込むとともに、設定管
17に係止するフランジ6を有する導火線5とを具えて
いることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耕作地、植林地
域、畜舎等への有害鳥獣の侵入を防ぐための鳥獣威嚇装
置並びにこれに用いる飛翔発射体に関するものである。
【0002】
【発明の背景】鳥獣害を防止するにあたって、有害鳥獣
を直接駆除せずに行うには鳥獣の習性を究明して、これ
らが好まない音、光等を発するような装置が提案されて
いる。しかしながらこのような装置をより効果的なもの
とするには、鳥獣の習慣性や学習能力を超えて威嚇がな
されること、更にはそれらの装置が安全に管理でき、且
つ自然環境の中に曝露状態に設置しても作動する等の種
々の条件が課せられる。本発明者はすでに例えば特願平
6−331493号「破裂音式鳥獣威嚇装置」等の開発
を進め、特許出願に及んでいる。本発明もこのような開
発の一環としてなされたものであって、より総合的な性
能を高めた新規な装置を提案するものである。
【0003】
【開発を試みた技術的課題】すなわち有害鳥獣の嫌がる
音、光、火薬臭、あるいは蚊取線香臭等を有効に利用で
きるようにし、特に光自体も不規則な素早い動きを呈す
ることによって、より威嚇効果を高めるようにした新規
な鳥獣威嚇装置並びにこれに用いる飛翔発射体の開発を
試みたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の鳥獣威嚇
装置は、胴部内に一または複数個の飛翔発射体を支持す
る設定部を設け、この設定部には前記各飛翔発射体への
着火手段を臨ませ、更に前記胴部には飛翔発射体の遊動
案内部を連接したことを特徴として成るものである。こ
の発明によれば、飛翔発射体は遊動案内部内で不規則な
方向に素早く動きながら笛状ないしは風切り音状の発射
音、光、火薬臭を発するものであり、鳥獣の威嚇効果が
高い。また飛翔発射体が外部に飛び出ることもなく、周
辺の火災等の発生が防止できる。
【0005】また請求項2記載の鳥獣威嚇装置は、前記
請求項1記載の要件に加え、前記設定部は設定基板に対
し、管状であって飛翔発射体のケーシングを外嵌めする
とともに、管内に導火線を挿入できる設定管を植設した
ものであることを特徴として成るものである。この発明
によれば、設定部における設定管を利用して導火線を支
持するとともに、飛翔発射体の支持をも行わせるから、
発射が確実であり且つ発射時の火薬の噴射が着火手段等
に直接作用せず、着火手段の保護と確実な着火が得られ
る。
【0006】更にまた請求項3記載の鳥獣威嚇装置は、
前記請求項2記載の要件に加え、前記設定基板に対する
設定管の植設位置は、選択自在であることを特徴として
成るものである。この発明によれば、設定管の植設位置
を変えることで飛翔発射体の作動タイミングを選択、変
更することができる。
【0007】更にまた請求項4記載の鳥獣威嚇装置は、
前記請求項1、2または3記載の要件に加え、前記設定
部下方には遅燃性の蚊取線香を適用した着火手段を設け
るとともに、この着火手段は側周面を内胴体により覆わ
れていることを特徴として成るものである。この発明に
よれば、着火手段としては比較的入手しやすい蚊取線香
を適用でき、且つこのものは内胴体によって保護されて
いるから外部の風雨による影響を受けず、確実な着火作
用を奏するとともに、それ自体の防鳥獣臭を放ち得る。
従って飛翔発射体が作用しない状態にあっても鳥獣の威
嚇効果が奏し得る。
【0008】更にまた請求項5記載の鳥獣威嚇装置は、
前記請求項1、2、3または4記載の要件に加え、前記
遊動案内部は胴部上方をドーム状に覆う上覆体により構
成されていることを特徴として成るものである。この発
明によれば、遊動案内部が胴部上方に形成されていると
きには、発射された飛翔発射体がこの部位で上覆体の内
面に案内されて、不規則な方向に移動しながら火薬の燃
焼が継続される。
【0009】更にまた請求項6記載の鳥獣威嚇装置は、
前記請求項1、2、3、4または5記載の要件に加え、
前記遊動案内部は胴部下方を逆ドーム状に覆う下覆体に
より構成されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、下覆体においてもその内部で飛翔発
射体の遊動がなされる。またこの下覆体によって飛翔発
射体の残渣、いわゆる燃えさしのケーシング等がたま
り、回収が容易である。
【0010】更にまた請求項7記載の鳥獣威嚇装置は、
前記請求項1、2、3、4、5または6記載の要件に加
え、前記遊動案内部はドームから任意の方向に長尺状に
延びる透視性を有する案内管を含めて構成されているこ
とを特徴として成るものである。この発明によれば、飛
翔発射体が長尺の遊動案内部内を進んでゆくから、より
広範に鳥獣の威嚇効果を高めることができる。
【0011】更にまた請求項8記載の鳥獣威嚇装置は、
前記請求項1、2、3、4、5、6または7記載の要件
に加え、前記胴部または上覆体はその上方において回転
自在に吊下片に接続されていることを特徴として成るも
のである。この発明によれば、鳥獣威嚇装置全体が回転
するものであり、適宜光輝性のシート、金属片等を設け
れば、これにより視覚的な威嚇効果が高められる。
【0012】更にまた請求項9記載の鳥獣威嚇装置は、
前記請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載の
要件に加え、前記上覆体はその上方を開放するととも
に、この開放口は通気状態を確保した状態で蓋板により
覆われていることを特徴として成るものである。この発
明によれば、ここからの火薬臭あるいは蚊取線香の燃焼
臭を効果的に外部に排出できる。
【0013】更にまた請求項10記載の鳥獣威嚇装置に
用いる飛翔発射体は、頭部の閉鎖された筒状のケーシン
グの内側頭部寄りに火薬を充填した本体と、この本体に
組み合わせ自在であってケーシング内周にほぼ密に嵌ま
り込むとともに、設定管に係止するフランジを有する導
火線とを具えていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、導火線にフランジが設けられている
から導火線を設定管にセットした上で本体をそれに被せ
るようにすれば極めて簡単な操作で飛翔発射体の確実な
設定が可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下発明の実施の形態を図面に基
づいて説明する。図1において本発明たる鳥獣威嚇装置
1の使用状態を示すものであり、このものは例えば玩具
用飛翔花火に類似した飛翔発射体2を燃焼発射させて鳥
獣の威嚇を主として行うのである。
【0015】まず鳥獣威嚇装置1を説明するに先立ち、
ここで用いられる飛翔発射体2について説明する。この
ものは図6、図2に示すように例えばプラスチック製の
頭部が閉塞されたケーシング3の内部に、その頭部寄り
に火薬4を充填したものである。なお火薬4の充填加減
により飛翔発射体2の飛翔時に例えば笛音様の音を発
し、更に火薬4が燃焼し尽くす直前において、破裂音が
発するようにしたものが好ましい。もちろん笛音のみ、
あるいは破裂音のみ、発するようなものであってもよ
い。そしてこの飛翔発射体2の特徴的構成としては導火
線5を別体に形成するものであり、導火線5はケーシン
グ3内において火薬4内に達する充分な長さとされ、且
つその途中にフランジ6を有する。このフランジ6は後
述するが、飛翔発射体2を鳥獣威嚇装置1にセットする
にあたっての役割を奏するとともに、飛翔発射体2の発
射エネルギーを受ける役目等をも果たすものである。
【0016】次に鳥獣威嚇装置1について更に具体的に
説明する。符号11は胴部であって、このものは例えば
金網、金属板あるいは耐火性を有する透明樹脂板等、適
宜の材料で構成したやや下広がり状の円胴状の中空部材
である。そしてこの胴部11の上方にはほぼドーム状を
成す上覆体12(遊動案内部)が設けられ、更にその下
方には逆ドーム状の下覆体13を具える。
【0017】以下まず胴部11に設けられる更に他の部
材について説明する。胴部11の内部にはあたかも胴部
11を二重にしたような内胴体14を設ける。この内胴
体14と胴部11とは互いに支承杆14Aによって相互
の組み立てがなされているが、要は両者の位置関係が固
定状態あるいは分解自在の固定状態に設定すればよいの
で、適宜のブラケット、ボルト・ナット等、公知のあら
ゆる手段を適用して相互の組立構造を構成し得る。
【0018】更にこの内胴体14の上方には前記飛翔発
射体2を設置する設定部15を設ける。この設定部15
は前記内胴体14の上面をほぼ覆うように構成された円
板状の設定基板16に対し設定管17が植設された状態
を呈する。そして前記設定基板16には設定管17を受
け入れるための一例としてメネジ状の設定孔18が多数
穿設されるものであり、この設定孔18の幾つかを選択
して設定管17の下方に設けたオネジをねじ込み、固定
するのである。因みにこの設定孔18は後述する着火手
段20の位置に応じて開口しており、設定孔18を選択
して設定管17を植設することにより飛翔発射体2の作
動タイミングのプログラムが任意に設定できるのであ
る。
【0019】そして前記設定部15の下面側に着火手段
保持体19を設けるものであり、これによって一例とし
て渦巻状の蚊取線香様の遅燃性着火体を適用した着火手
段20を支持する。すなわち渦巻状の着火手段20の中
心に取り付けのための穴をあけ、ネジ状の着火手段保持
体19によって着火手段20を設定基板16の下面に固
定する。そしてこの着火手段20に対応して前記設定基
板16の上面には渦巻状の燃焼経路を示す案内ゲージ2
1が描かれるとともに、下面側は着火手段20の先端側
が重力で下方に垂れ下がるような変形をしないように着
火手段受部22を設ける。具体的には着火手段受部22
による火の立ち消えを防ぐため、点接触するようにスプ
リング等によって着火手段20を支承した状態とする。
【0020】次に前記胴部11の上方に設けられる上覆
体12について説明する。このものは例えばバックルあ
るいは図1に示すようなスプリングフック等を利用した
クランプ23を利用して胴部11に組み付け自在に構成
されている。そしてその上部中心には吊下片24を有
し、更にこの吊下片24は回動接続部25を一カ所また
は複数カ所、有する。
【0021】次に胴部11の下方に設けられる下覆体1
3について説明する。このものもバックルあるいはスプ
リングフック等を適用したクランプにより胴部11に対
し組み付けられるものであるが、下覆体13に関しては
図1に示すように胴部11と非分解状態に一体に形成し
たものであっても差し支えない。そしてその下方には遊
動片32を吊り下げるものであり、このものは例えば銀
色の金属あるいは樹脂、紙等のシート状部材をもって構
成し、このような光輝性のものを忌避する傾向のある鳥
獣に対する威嚇を行わせるようにしている。
【0022】本発明の鳥獣威嚇装置の一実施の形態は以
上述べたような構成を有するものであり、次のように作
動する。 (1)着火手段の取り付け まず胴部11からクランプ23を操作して上覆体12を
取り外すとともに、内胴体14から設定部15を取り外
すようにする。このようにした後、渦巻状の着火手段2
0を設定基板16の下面にあてがい、いわゆるボルト締
め状に着火手段保持体19によって着火手段20の中心
を設定部15に固定する。なおこのとき着火手段20は
案内ゲージ21と重なるような位置に設定する。このた
め案内ゲージ21は設定基板16の上面に設けることは
もちろんであるが、下面にも設けておくことが好まし
い。
【0023】(2)飛翔発射体のセット このようにした後、設定部15を内胴体14に対し組み
付けるような状態とするか、先の着火手段20を取り付
けた状態のまま設定管17を適宜の設定孔18を選択し
て設定基板16に対して組み付けるようにする。もちろ
ん標準的な組付位置が設定されており、それを変更する
必要がない場合には、そのまま飛翔発射体2のセット作
業に移る。すなわち飛翔発射体2における導火線5を各
設定管17に差し込むようにする。
【0024】このようにするときには、導火線5の下端
部がその下に設定基板16の下面に臨んでいる着火手段
20に当接して止まる状態となる。なおこのとき、でき
ればフランジ6が設定管17の上端近くに位置している
ことが望ましい。このような状態では設定管17からあ
たかも導火線5が飛び出したような状態にセットされて
いるものであり、このような導火線5と設定管17にそ
れぞれ外嵌めするように飛翔発射体2におけるケーシン
グ3を差し込んでゆくのである。このようにするときに
は、導火線5の上端部がケーシング3内における火薬4
に接した状態となる。このような状態に飛翔発射体2を
セットした設定部15を内胴体14に対して組み付け、
次いで上覆体12を胴部11の上方に組み付けるのであ
る。なお直ちに使用する場合には設定部15を組み付け
る前に、あらかじめ着火手段20の先端側に着火してお
いてもよい。もちろん組み付けが終了後、例えば下覆体
13を取り外してライター等による適宜の着火手段によ
り着火してもよい。
【0025】(3)飛翔発射体の動作 このようにして着火手段20に点火されその燃焼が進ん
でゆき、最初の設定管17の位置に燃焼が進むと、そこ
から下方に延びている導火線5に対し着火手段20から
の火が伝わり、導火線5を燃焼させてゆく。この燃焼は
設定管17からフランジ6を経て飛翔発射体2の火薬4
に至りこれに点火する。このようにしたときには、飛翔
発射体2は火薬の燃焼エネルギーにより設定管17から
飛び出すように発射される。そして上覆体12にある程
度のスペースが存在しているときには、この内部である
いは更に上覆体12の内部から胴部11と内胴体14と
の間を通って下覆体13に至るなどして、適宜遊動し得
る空間内で素早い動きをしながら燃焼が継続される。笛
音様の音を発する火薬4の場合には、いわゆる「ピー」
という音を発しながらその動きが継続され、更に火薬4
の燃焼が完了する直前において、例えば破裂音が発せら
れるような場合にはいわゆる「バーン」という破裂音と
共にその燃焼が停止する。なおこのようにした場合、多
くは下覆体13にケーシング3が落ちた状態となり、そ
の燃え滓も外部には飛散しないで下覆体13内で回収さ
れる。この状態を外部から観察すると、鳥獣威嚇装置1
内で光と音とを発する飛翔発射体2が激しく暴れ動くよ
うな状態となっており、しかもそのとき火薬4の燃焼臭
が外部に放散され、光、音、臭い、動きにより鳥獣類を
効果的に威嚇しているのである。
【0026】
【他の実施の形態】本発明は以上述べたような実施の形
態を基本的な態様とするものであり、次のような改変が
可能である。まず飛翔発射体2の設定構造については、
設定基板16に対し中空状の設定管17を設けたものを
用いたが、要はこのような構造に限定されず、例えば従
来の飛翔玩具花火等が適用できるような保持部材が設け
られているだけのものであってもよい。また飛翔発射体
2の設定部15において、設定基板16に対し設定管1
7の植設位置を選択自在としているが、標準的な使用の
みとする場合には植設位置を必ずしも設定自在に構成す
ることを要しない。また着火手段20は前述の実施の形
態では蚊取線香様のものを用いたが、例えばニクロム線
等を用いて商用電源あるいは電池等を電源として着火さ
せるようにした手段をとるようにしてもよい。因みにこ
のような構成については、本出願人はすでに特開平8−
75399号「花火点火装置並びにこの装置に適用する
飛翔花火の製造方法」として出願に及んでいるが、この
ようなものを適用することが可能である。
【0027】また遊動案内部については、上覆体12あ
るいは下覆体13によって構成される空間をもって構成
するものを先の実施の形態においては説明したが、更に
図3に示すように頭部あるいは上覆体12等から任意の
方向に長尺状に延びる案内管26によって構成すること
も可能である。なおこの案内管26は飛翔発射体2が外
部からその動きが目視できるようにして威嚇効果を高め
ることが好ましいから、全部または一部を透視可能な構
造とすることが好ましい。もちろんこの案内管26は図
4(a)に示すように、一本のみではなく他方向に複数
本設けたり、あるいは図4(b)(c)に示すように曲
線状や螺旋状に構成したりすることが可能である。なお
案内管26が多数形成されているときには、発射状況に
応じていずれの案内管26を飛翔発射体2が進行するか
わからず、いわゆる規則性がないことから鳥獣類の学習
能力を阻止するようにし威嚇効果を高めるものである。
更にこのような案内管26が例えば一本のみ設けられて
いるときには、図3に示すように設定部15における設
定基板16を例えばステッピングモータあるいは電磁プ
ランジャ等によって間欠的に動くようにしておき、案内
管26の下方に次に発射される飛翔発射体2が臨んでい
るような構成とすることももちろん可能である。
【0028】またこの吊下片24に例えば鈴等を遊持さ
せ、飛翔発射体2とは別の音を発するようにしても差し
支えない。更にまた上覆体12または胴部11等は吊下
片24に回転自在に接続されるものであるが、設置場所
に適宜の吊り下げ可能な樹木等がない場合は、例えば図
1(b)に三本の短尺のパイプを組み合わせた三脚組立
片40を用いて竹杆等を差し込み、三脚を構成し、これ
に本装置を吊り下げてもよい。また本装置はこのような
吊り下げ状態で使用するほか、言わば据え付け状態に用
いるような構造としてもよい。
【0029】更にまた上覆体12は、このものに直接吊
下片24が設けられるほか、言わばこのものを二重構造
として構成することも可能である。すなわち図5で示す
実施の形態は上覆体12の上方を開放して開口27を構
成し、この開口27を屋根状に覆うように蓋板28を設
け、この下方に蚊取線香の保持部29を構成しておくこ
とも可能である。そして開口27への蓋板28との組み
合わせにあたっては、上方に抜け止め状となっている通
気板27aに対し、蓋板28から下方に伸びるネジロッ
ド28aを差し込み、その下方で蝶ネジ28bによって
蓋板28により通気板27aを吊持するようにするので
ある。このようにするときには、例えば上覆体12のみ
を胴部11から取り外し、前記保持部29内に例えば市
販されている蚊取線香保持器を置き、その蚊取線香臭を
前記蓋板28の下方から外部に放出するようにして蚊取
線香臭による忌避のみを行うことも可能である。因みに
このような用い方は例えば上覆体12を光輝性の金属部
材等で構成しておき、これを軒下等に吊るしておけば臭
いと光とによって鳩に対する威嚇がなし得る。なおこの
ような蚊取線香を焚くときには「ヤニ」が蓋板28に直
接付かず、通気板27aに付くから、比較的掃除も行い
やすい。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上述べたような構成を有する
ものであり、飛翔発射体2による光、音、動き、火薬臭
等の異臭により鳥獣を有効に威嚇することができるもの
である。またその取り扱いも比較的簡便であり、且つ着
火手段20等も有効に保持されていることから、屋外で
の曝露状態の使用であっても確実な作動が期待し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鳥獣威嚇装置の使用状態を示す縦断側
面図並びに威嚇音発生用の金属パイプを示す側面図であ
る。
【図2】本発明の鳥獣威嚇装置の胴部内部の構造を分解
して示す斜視図である。
【図3】遊動案内部に案内管を設けるとともに設定基板
を間欠的に動くように構成した実施の形態を示す斜視図
である。
【図4】同上案内管の構成、形状を異ならせた他の種々
の実施の形態を示す側面図である。
【図5】上覆体を二重構造とした実施の形態を示す縦断
側面図である。
【図6】飛翔発射体の構造を拡大して示す縦断側面図で
ある。
【符号の説明】
1 鳥獣威嚇装置 2 飛翔発射体 3 ケーシング 4 火薬 5 導火線 6 フランジ 11 胴部 12 上覆体(遊動案内部) 13 下覆体 14 内胴体 14A 支承杆 15 設定部 16 設定基板 17 設定管 18 設定孔 19 着火手段保持体 20 着火手段 21 案内ゲージ 22 着火手段受部 23 クランプ 24 吊下片 25 回動接続部 26 案内管 27 開口 27a 通気板 28 蓋板 28a ネジロッド 28b 蝶ネジ 29 保持部 32 遊動片 40 三脚組立片

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部内に一または複数個の飛翔発射体を
    支持する設定部を設け、この設定部には前記各飛翔発射
    体への着火手段を臨ませ、更に前記胴部には飛翔発射体
    の遊動案内部を連接したことを特徴とする鳥獣威嚇装
    置。
  2. 【請求項2】 前記設定部は設定基板に対し、管状であ
    って飛翔発射体のケーシングを外嵌めするとともに、管
    内に導火線を挿入できる設定管を植設したものであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の鳥獣威嚇装置。
  3. 【請求項3】 前記設定基板に対する設定管の植設位置
    は、選択自在であることを特徴とする請求項2記載の鳥
    獣威嚇装置。
  4. 【請求項4】 前記設定部下方には遅燃性の蚊取線香を
    適用した着火手段を設けるとともに、この着火手段は側
    周面を内胴体により覆われていることを特徴とする請求
    項1、2または3記載の鳥獣威嚇装置。
  5. 【請求項5】 前記遊動案内部は胴部上方をドーム状に
    覆う上覆体により構成されていることを特徴とする請求
    項1、2、3または4記載の鳥獣威嚇装置。
  6. 【請求項6】 前記遊動案内部は胴部下方を逆ドーム状
    に覆う下覆体により構成されていることを特徴とするを
    請求項1、2、3、4または5記載の鳥獣威嚇装置。
  7. 【請求項7】 前記遊動案内部はドームから任意の方向
    に長尺状に延びる透視性を有する案内管を含めて構成さ
    れていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5ま
    たは6記載の鳥獣威嚇装置。
  8. 【請求項8】 前記胴部または上覆体はその上方におい
    て回転自在に吊下片に接続されていることを特徴とする
    請求項1、2、3、4、5、6または7記載の鳥獣威嚇
    装置。
  9. 【請求項9】 前記上覆体はその上方を開放するととも
    に、この開放口は通気状態を確保した状態で蓋板により
    覆われていることを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6、7または8記載の鳥獣威嚇装置。
  10. 【請求項10】 頭部の閉鎖された筒状のケーシングの
    内側頭部寄りに火薬を充填した本体と、この本体に組み
    合わせ自在であってケーシング内周にほぼ密に嵌まり込
    むとともに、設定管に係止するフランジを有する導火線
    とを具えていることを特徴とする鳥獣威嚇装置に用いる
    飛翔発射体。
JP18666396A 1996-06-26 1996-06-26 鳥獣威嚇装置並びにこれに用いる飛翔発射体 Pending JPH104859A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115281176A (zh) * 2022-07-11 2022-11-04 徐爱春 一种通过声光味驱离野生棕熊的抛掷式装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN115281176A (zh) * 2022-07-11 2022-11-04 徐爱春 一种通过声光味驱离野生棕熊的抛掷式装置
CN115281176B (zh) * 2022-07-11 2023-09-26 徐爱春 一种通过声光味驱离野生棕熊的抛掷式装置

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