JPH1048872A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

静電荷像現像用トナー

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JPH1048872A
JPH1048872A JP21693696A JP21693696A JPH1048872A JP H1048872 A JPH1048872 A JP H1048872A JP 21693696 A JP21693696 A JP 21693696A JP 21693696 A JP21693696 A JP 21693696A JP H1048872 A JPH1048872 A JP H1048872A
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寛 遊佐
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一夫 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 幅広い転写電流条件で「再転写」を起こさ
ず、高品質の画像を得ることができる静電荷像現像用ト
ナーを提供することにある。 【解決手段】 結着樹脂及び着色剤を少なくとも含有す
るトナー粒子及び該トナー粒子に外添される無機微粒子
を有する静電荷像現像用トナーにおいて、該無機微粒子
は、平均粒径0.05〜2.0μmの下記式(1) Mxy ・・・(1) (式中、Mは、アルミニウム元素,チタニウム元素,亜
鉛元素又はジルコニウム元素を示し、Oは酸素元素を示
し、x及びyは0でない正の数を示す。)で表される金
属酸化物微粒子を有しており、該トナーは、示差熱分析
における吸熱ピークを120℃以下にひとつ以上有する
ことを特徴とする静電荷像現像用トナーに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真法、静電記
録法、磁気記録法などを利用した記録方法に用いられる
トナーに関するものである。詳しくは本発明は予め静電
潜像担持体上にトナー像を形成後、転写材上に転写させ
て画像形成する複写機、プリンター、ファックスに用い
られるトナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては多数の方法が
知られているが、一般には光導電性物質を利用し、種々
の手段により感光体上に電気的潜像を形成し、次いで、
該潜像をトナーで現像を行って可視像化し、必要に応じ
て紙などの転写材にトナー像を転写した後に、熱/圧力
により転写材上にトナー像を定着して最終画像を得るも
のである。
【0003】近年電子写真法を用いた複写機、プリンタ
ー、ファックスは、カラー化の需要が大きくなってい
る。一般にカラートナーはその色味の関係で磁性体を含
有した磁性トナーを用いることが困難なため、非磁性ト
ナーが用いられる。黒トナーに磁性トナーを用い、カラ
ートナーに非磁性トナーを用いた場合、非磁性トナーは
その最適な転写電流値が磁性トナーの最適転写電流値よ
り高い値になる傾向がある。機器本体の転写条件を非磁
性トナーに合わせた場合、磁性トナーは一旦転写材上に
転写されたトナーが潜像担持体上に戻ってしまう「再転
写」と呼ばれる現象がおこり、黒画像の画像濃度の低下
を起こす。
【0004】また、近年ペーパーマテリアルのさらなる
多様化が進んでいることにより、電子写真法を用いた複
写機、プリンター、ファックスはそれらの多用なペーパ
ーマテリアルに対応出来ることが要求されている。しか
しながら、転写材であるペーパーマテリアルによってそ
の最適な転写条件は異なる。例えば、厚紙やOHTフィ
ルムではその最適転写電流値は高い値になる。一方、薄
い紙ではその最適転写電流値は低い値となり、機器本体
の転写条件を厚紙やOHTフィルムに対して最適化する
とやはり「再転写」現象が起きてしまう。
【0005】特開平2−66559号公報、特開平2−
87159号公報、特開平2−146557号公報、特
開平2−167566号公報、特開平5−61251号
公報等に、トナーに機械的衝撃処理を施すことにより転
写率が改善できるという提案がなされている。
【0006】これらに提案されている方法では、そのト
ナーにとって最も転写効率の良い転写条件に合わせたと
ころでの転写率は確かに向上するが、それよりも高い転
写電流値に設定したときの転写効率はほとんど改善され
ず、「再転写」の改善には効果がない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来技術の問題点を解決した静電荷像現像用トナーを提
供することにある。
【0008】即ち、本発明の目的は、幅広い転写電流条
件(特に高い転写電流条件において)で「再転写」を起
こさず高い画像濃度が得られる静電荷像現像用トナーを
提供することにある。
【0009】さらに、本発明の目的は、画像濃度が高
く、良好な画質の画像が得られる静電荷像現像用トナー
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、結着樹脂及び
着色剤を少なくとも含有するトナー粒子及び該トナー粒
子に外添される無機微粒子を有する静電荷像現像用トナ
ーにおいて、該無機微粒子は、平均粒径0.05〜2.
0μmの下記式(1) Mxy ・・・(1) (式中、Mは、アルミニウム元素,チタニウム元素,亜
鉛元素又はジルコニウム元素を示し、Oは酸素元素を示
し、x及びyは0でない正の数を示す。)で表される金
属酸化物微粒子を有しており、該トナーは、示差熱分析
における吸熱ピークを120℃以下にひとつ以上有する
ことを特徴とする静電荷像現像用トナーに関する。以下
において、「本発明1」は特にこの構成のトナーを意味
する。
【0011】また本発明は、結着樹脂及び着色剤を少な
くとも含有するトナー粒子及び該トナー粒子に外添され
る無機微粒子を有する静電荷像現像用トナーにおいて、
該無機微粒子は、平均粒径0.1〜3.0μmの下記式
(2)又は(3) MxTiyz ・・・(2) MxSiyz ・・・(3) (式中、Mは金属元素を示し、Tiはチタニウム元素を
示し、Siはケイ素元素を示し、Oは酸素元素を示し、
x及びyは0でない正の数を示す。)で表される複合金
属酸化物微粒子を有しており、該トナーは、示差熱分析
における吸熱ピークを120℃以下にひとつ以上有して
おり、該トナーは、画像解析装置で測定した形状係数S
F−1の値が110乃至180の範囲内であり、形状係
数SF−2の値が110乃至140の範囲内であり、S
F−2の値から100を引いた値BとSF−1の値から
100を引いた値Aとの比B/Aが1.0以下であるこ
とを特徴とする静電荷像現像用トナーに関する。以下に
おいて、「本発明2」は特にこの構成のトナーを意味す
る。
【0012】また本発明は、結着樹脂及び着色剤を少な
くとも含有するトナー粒子及び該トナー粒子に外添され
る無機微粒子を有する静電荷像現像用トナーにおいて、
該無機微粒子は、平均粒径が0.05〜2.0μmの無
機炭化物微粒子を有しており、該トナーは、示差熱分析
における吸熱ピークを120℃以下にひとつ以上有する
ことを特徴とする静電荷像現像用トナーに関する。以下
において、「本発明3」は特にこの構成のトナーを意味
する。
【0013】また本発明は、結着樹脂及び着色剤を少な
くとも含有するトナー粒子及び該トナー粒子に外添され
る無機微粒子を有する静電荷像現像用トナーにおいて、
該無機微粒子は、平均粒径0.05〜2.0μmの金属
炭酸塩微粒子を有しており、該トナーは、示差熱分析に
おける吸熱ピークを120℃以下にひとつ以上有するこ
とを特徴とする静電荷像現像用トナーに関する。以下に
おいて、「本発明4」は特にこの構成のトナーを意味す
る。
【0014】さらに本発明は、結着樹脂及び着色剤を少
なくとも含有するトナー粒子及び該トナー粒子に外添さ
れる無機微粒子を有する静電荷像現像用トナーにおい
て、該無機微粒子は、シリコーンオイルを含有した平均
粒径0.03〜50μmのケイ素酸化物微粒子又はケイ
素複合酸化物微粒子を有しており、該トナーは、示差熱
分析における吸熱ピークを120℃以下にひとつ以上有
しており、該トナーは、画像解析装置で測定した形状係
数SF−1の値が110乃至180の範囲内であり、形
状係数SF−2の値が110乃至140の範囲内であ
り、SF−2の値から100を引いた値BとSF−1の
値から100を引いた値Aとの比B/Aが1.0以下で
あることを特徴とする静電荷像現像用トナーに関する。
以下において、「本発明5」は特にこの構成のトナーを
意味する。
【0015】本発明者らは、「再転写」を解決する目的
で検討したところ、転写前のトナーの帯電量を大きくす
ることにより「再転写」が解決できることを見いだし
た。
【0016】
【発明の実施の形態】上記微粒子をトナー母粒子に外添
し、且つ、示差熱分析における吸熱ピークが120℃以
下にひとつ以上有するトナーを用いることにより、上記
の転写前の静電荷潜像担持体或いは中間転写体上のトナ
ーの帯電量を従来よりも高くすることができ、「再転
写」を防止することが出来た。
【0017】現像時及び転写時に、上記微粒子はトナー
母体から分離し、微粒子がトナー母体自体に電荷を付与
し、転写前のトナーの帯電量を高めるために「再転写」
が防止できるものと考えている。
【0018】本発明1,3及び4において微粒子の平均
粒径が0.05μm未満、本発明2において微粒子の平
均粒径が0.1μm未満では、微粒子のトナー表面への
付着力が大きすぎ、現像時/転写時にトナー母体からの
分離が十分に起こらず、転写前のトナーの帯電量を高め
ることが出来ないために「再転写」防止に効果がない。
【0019】本発明1,3及び4において微粒子の平均
粒径が2.0μmを、本発明2において微粒子の平均粒
径が3.0μm超えると、微粒子の表面積が小さく転写
前のトナーのトリボを高める効果が小さく「再転写」防
止の効果がない。また、微粒子を核にしてトナー粒子の
凝集が起こり、カブリの増加を招く場合もある。
【0020】また、本発明5のトナーには、粒径が0.
03〜50μm(好ましくは0.04〜1μm)である
シリコーンオイルを含有した比較的粒径の大きいケイ素
酸化物微粒子又はケイ素複合酸化物微粒子が外添される
が、シリコーンオイルを含有した上記微粒子の粒径が
0.03μm未満であると、シリコーンオイルを含有し
た上記微粒子がトナー表面に強く付着力しすぎ、現像時
/転写時にトナー母体からの分離が十分に起こらず、転
写前のトナーの帯電量を高めることが出来ないために
「再転写」防止に効果がない。
【0021】シリコーンオイルを含有した上記微粒子の
粒径が50μmを超えると、「再転写」防止の効果が十
分に得られない。
【0022】微粒子はトナー母体に外添された形態で用
いる。微粒子がトナー母体中に内添された状態及びトナ
ー表面に強く固着された状態にあると、転写前のトナー
の帯電量を高めることが出来ず、「再転写」防止に効果
がない。
【0023】本発明1〜4において上記微粒子は、その
鉄粉キャリアに対する帯電極性が、トナーと同じ極性に
あるものが好ましい。微粒子の帯電極性がトナーと同じ
帯電極性にある場合は、画像濃度がより高く、カブリも
より抑制できる。
【0024】また、本発明1,2及び4において上記微
粒子は、その鉄粉キャリアに対する帯電量が絶対値で|
20|μC/g以下、より好ましくは|10|μC/g
以下であることが好ましい。本発明3の無機炭化物であ
る場合は、その鉄粉キャリアに対する帯電量が絶対値で
|30|μC/g以下、より好ましくは|20|μC/
g以下であることが好ましい。微粒子の帯電量が上記範
囲にある場合は、画像濃度がより高く、カブリもより抑
制できる。
【0025】上記微粒子のトナー中への添加量は、本発
明1〜4ではトナー100質量部に対して0.01〜
3.0質量部(より好ましくは、0.05〜1.0質量
部)であることが好ましい。本発明5ではトナー100
質量部に対して0.1〜10質量部(より好ましくは
0.1〜2.0質量部)であることが好ましい。
【0026】微粒子のトナー中への添加量が上記下限値
を下回ると、転写前のトナーの帯電量を高める効果が不
十分であり、「再転写」防止の効果が十分に得られな
い。微粒子のトナー中への添加量が上限値を上回ると、
カブリが発生しやすくなる。
【0027】次に、本発明1〜5に係る各微粒子の素材
について詳しく説明する。
【0028】本発明1のトナーに用いる化学式Mxy
表現される化合物の微粒子としては、Mは、アルミニウ
ム,チタニウム,亜鉛,ジルコニウムのいずれかの元素
である。
【0029】さらにこれらの中でも、チタニウムの酸化
物が、より好ましい。チタニウムの酸化物微粒子を用い
た場合、さらに画像濃度が高く、カブリもより抑制でき
る。
【0030】特に、ルチル型の結晶形を有するチタニウ
ムの酸化物である場合に、「再転写」防止の効果がより
高くなる。
【0031】また、1種のM1 xy微粒子の表面に別
のM2 xyが付着・被覆している形態や、2種以上の
xyが混晶している形態でもかまわない。また、微粒
子表面が疎水化処理されていてもかまわない。
【0032】本発明2のトナーに用いるMxTiyz
しては、Mは、例えば、ストロンチウム,バリウム,マ
グネシウム,カルシウム等の元素が挙げられる。また、
xSiyzとしては、Mは、例えば、ストロンチウ
ム,バリウム,マグネシウム,カルシウム等の元素が挙
げられる。
【0033】これらの中でも、Mがストロンチウムであ
る場合が、特に「再転写」防止の効果が高く好ましい。
【0034】また、ひとつの種類のものの表面に別のも
のが、付着・被覆している形態や、2種以上のものが混
晶している形態でもかまわない。また、微粒子表面が疎
水化処理されていてもかまわない。
【0035】本発明3に用いる無機炭化物としては、ホ
ウ素,ケイ素,チタニウム,バナジウム,ジルコニウ
ム,モリブデン,タングステン等の炭化物が挙げられ
る。これらの中でも、ホウ素あるいはケイ素の炭化物が
「再転写」防止の効果が、より高く好ましい。さらにこ
れらの中でも、特にケイ素の炭化物が一段と「再転写」
防止の効果が、より高く好ましい。
【0036】本発明4に用いる金属炭酸塩微粒子として
は、マグネシウム,カルシウム,ストロンチウム,バリ
ウム等の炭酸塩を挙げることができる。これらの中で
も、ストロンチウムの炭酸塩微粒子が「再転写」防止の
効果が、より高く特に好ましい。また、炭酸水素塩の形
態のものでもかまわない。また、表面が疎水化処理をさ
れていてもかまわない。
【0037】本発明5に用いるケイ素酸化物微粒子とし
ては、例えば、ケイ素ハロゲン化物の蒸気相酸化により
生成されたいわゆる乾式法又はヒュームドシリカと称さ
れる乾式シリカ、及び水ガラス等から製造されるいわゆ
る湿式シリカの両者が使用可能であるが、表面及びシリ
カ微粉体の内部にあるシラノール基が少なく、またNa
2O、SO3-等の製造残滓の少ない乾式シリカの方が好
ましい。またケイ素複合酸化物微粒子としては、製造工
程において例えば、塩化アルミニウム,塩化チタンの如
き他の金属ハロゲン化合物をケイ素ハロゲン化合物と共
に用いることによって得られる、ケイ素酸化物と他の金
属酸化物との複合酸化物微粒子が挙げられ、本発明にお
いては、それらも包含する。
【0038】ケイ素酸化物又は複合酸化物微粒子がシリ
コーンオイルを含有しない場合は、再転写防止の効果は
ほとんど得られない。ケイ素酸化物又は複合酸化物の比
較的極性の強い表面とシリコーンオイルとの相互作用に
より、シリコーンオイルがある種の活性の高い状態にな
って、感光体上に現像するトナーの帯電量を高めること
ができるためと考えられる。
【0039】シリコーンオイルの形態としては、微粒子
の表面を被覆する形態のほかに、微粒子がシリコーンオ
イルにより造粒された凝集体の形態をとるものも好まし
く用いられる。
【0040】シリコーンオイルが微粒子の表面を被覆す
る形態の場合は、もとの微粒子のBET比表面積は10
0m2/g以下、より好ましくは70m2/g以下である
ことが好ましい。また、微粒子がシリコーンオイルによ
り造粒された凝集体の形態の場合は、BET比表面積は
100m2/g〜400m2/gであることが好ましい。
【0041】また、ケイ素酸化物又は複合酸化物粒子
は、シリコーンオイルを含有する前に予めカップリング
剤等により疎水化されたものを用いても良い。
【0042】好ましいシリコーンオイルの粘度として
は、シリコーンオイルが微粒子の表面を被覆する形態の
場合は、25℃における粘度が0.5〜10000セン
チストークス、好ましくは1〜1000センチストーク
ス、さらに好ましくは10〜200センチストークスの
ものが用いられる。また、微粒子がシリコーンオイルに
より造粒された凝集体の形態の場合は、25℃における
粘度が50〜200000センチストークス、好ましく
は500〜150000センチストークスのものが用い
られる。
【0043】好ましいシリコーンオイルの種類として
は、例えばジメチルシリコーンオイル、メチルフェニル
シリコーンオイル、α−メチルスチレン変性シリコーン
オイル、クロルフェニルシリコーンオイル、フッ素変性
シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル等を挙
げることができる。
【0044】シリコーンオイル処理の方法としては、例
えばシランカップリング剤で処理されたシリカ微粉体と
シリコーンオイルとをヘンシェルミキサー等の混合機を
用いて直接混合してもよいし、ベースとなるシリカ微粉
体にシリコーンオイルを噴霧する方法を用いてもよい。
あるいは適当な溶剤にシリコーンオイルを溶解あるいは
分散せしめた後、シリカ微粉体を加え混合し溶剤を除去
する方法でもよい。
【0045】また、処理後に無機微粉体を不活性ガス中
で200℃以上(より好ましくは250℃以上)に加熱
し、表面のコートを安定化させることがより好ましい。
【0046】本発明のこれらのトナーはその示差熱分析
における吸熱ピークが120℃以下に(好ましくは11
0℃以下に)ひとつ以上ある。
【0047】示差熱分析における吸熱ピークが120℃
以下にない場合は、本発明の微粒子を外添することによ
る「再転写」防止の効果が十分に得られない。
【0048】示差熱分析における吸熱ピークが120℃
以下にあるトナーは、その製造における溶融混練工程に
おいてバインダー樹脂中の磁性体/荷電制御剤等の分散
の状態が、吸熱ピークが120℃以下に有しないトナー
とは異なるある特異な状態になるものと推測される。そ
のある特定の状態が、本発明の特定の微粒子の「再転
写」防止の効果が働きやすい状態にするものと考えてい
る。
【0049】示差熱分析における吸熱ピークが120℃
以下に少なくともひとつあれば効果はあり、さらに吸熱
ピークが120℃を超えるところにあっても構わない。
但し、示差熱分析における吸熱ピークは60℃以下(好
ましくは70℃以下)に存在しないものが好ましい。示
差熱分析における吸熱ピークは60℃以下に存在する場
合は、画像濃度が低くなる傾向がある。また、保存性も
不安定になる傾向にある。
【0050】示差熱分析における吸熱ピークを120℃
以下に有する形態にする手段としては、トナー中に示差
熱分析における吸熱ピークを120℃以下に有する化合
物を内添させる方法が好ましい。
【0051】示差熱分析における吸熱ピークを120℃
以下にひとつ以上有する物質としては、樹脂あるいはワ
ックスを挙げることができる。
【0052】樹脂としては、結晶性を有するポリエステ
ル樹脂、シリコーン樹脂等を挙げることができる。
【0053】ワックスとしては、パラフィンワックス、
マイクロクリスタリンワックス、ペトロラクタム等の石
油系ワックス及びその誘導体、モンタンワックス及びそ
の誘導体、フィシャートロプシュ法による炭化水素ワッ
クス及びその誘導体、ポリエチレンに代表されるポリオ
レフィンワックス及びその誘導体、カルナバワックス、
キャンデリラワックス等、天然ワックス及びそれらの誘
導体等で、誘導体には酸化物や、ビニルモノマーとのブ
ロック共重合物、グラフト変性物も含む。高級脂肪族ア
ルコール等のアルコール;ステアリン酸、パルミチン酸
等の脂肪酸或いはその化合物;酸アミド、エステル、ケ
トン、硬化ヒマシ油及びその誘導体、植物ワックス、動
物ワックス等、示差熱分析における吸熱ピークを120
℃以下に有しているものであればどれも用いることが可
能である。
【0054】これらの中でも、示差熱分析における吸熱
ピークを120℃以下に有する化合物が、ポリオレフィ
ンもしくはフィッシャートロプシュ法による炭化水素ワ
ックスもしくは石油系ワックスもしくは高級アルコール
である場合、さらには、ポリオレフィンもしくはフィッ
シャートロプシュ法による炭化水素ワックスもしくは石
油系ワックスである場合が本発明のトナーにおいては特
に好ましい。
【0055】上記のある特定の化合物を用いた場合、
「再転写」防止の効果がさらに高くなる。
【0056】これらの化合物は比較的それ自身の極性が
低く、トナー母体の帯電を安定させるものと考えられ
る。そのことが本発明の微粒子の「再転写」防止の効果
をさらに働きやすくするものと考えている。
【0057】また、これらの中でも、示差熱分析におけ
る吸熱ピークを120℃以下に有する化合物が、ポリオ
レフィンもしくはフィッシャートロプシュ法による炭化
水素ワックスもしくは石油系ワックスもしくは高級アル
コールは、そのGPC測定での重量平均分子量(Mw)
と個数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)が1.0
〜2.0である場合、「再転写」防止の効果がさらに高
くなる。(Mw/Mn)が1.0〜2.0である分子量
分布がかなリシャープな上記ワックスをトナー中に含有
させることにより、トナーの製造における溶融混練工程
においてバインダー樹脂中の磁性体,荷電制御剤等の分
散の状態が本発明にとってより好ましい状態になるため
と考えている。
【0058】本発明2及び5のトナーは、「再転写」防
止の効果を高くするために、トナー粒子の画像解析装置
で測定した形状係数SF−1の値が110<SF−1≦
180(さらに好ましくは、120<SF−1≦16
0)、形状係数SF−2の値が110<SF−2≦14
0(さらに好ましくは、115<SF−2≦140)で
あり、かつSF−2の値から100を引いた値BとSF
−1の値から100を引いた値Aとの比B/Aが1.0
以下である必要がある。上記の範囲にある形状は、比較
的トナー表面が滑らかで凹凸の少ない形状である。この
ような形状の場合は、トナーに外添された微粒子がより
効果的に働き、「再転写」防止効果を高めるものと考え
られる。
【0059】SF−1が110以下である場合、SF−
2が110以下である場合、及びB/Aが1.0未満で
ある場合、潜像担持体上に残った転写残トナーのクリー
ニングが難しくなり、クリーニング不良が発生しやす
い。SF−1が180を超える場合、及び、SF−2が
140を超える場合は、「再転写」防止効果のさらなる
向上が十分に得られない。
【0060】なお、本発明1,3及び4のトナーは、ト
ナー粒子の形状にかかわらずトナーの「再転写」防止の
点で十分有効なものであるが、トナー粒子の形状(SF
−1,SF−2)が上記の範囲を満足すれば、トナー粒
子の形状による「再転写」防止効果との組合わせによ
り、「再転写」防止効果をより高めることができる。
【0061】本発明のトナーの形状を上記の範囲にする
ためには、以下の方法が挙げられる。
【0062】機械衝撃式の微粉砕装置を用いて微粉砕を
する方法やジェット式の粉砕において、その粉砕圧を通
常より下げて循環回数を増して微粉砕する方法が挙げら
れる。また、微粉砕された或いはさらに分級されたトナ
ー粒子を水中に分散させ加熱する湯浴法、熱気流中を通
過させる熱処理法、機械的エネルギーを付与して処理す
る機械的衝撃法などが挙げられる。
【0063】これらの中でも、機械的衝撃力による処理
を加える方法が好ましい。機械的衝撃力を加える処理と
しては、例えば、川崎重工社製のクリプトロンシステム
やターボ工業社製のターボミル等の機械衝撃式の粉砕機
によリトナーに機械的衝撃力を加える方法の他、ホソカ
ワミクロン社製のメカノフュージョンシステムや奈良機
械製作所社製のハイブリダイゼーションシステム等の装
置の様に、高速回転する羽根によりトナーをケーシング
の内側に遠心力により押し付け、圧縮力,摩擦力等の力
によりトナーに機械的衝撃力を加える方法が挙げられ
る。
【0064】機械的衝撃力を加える処理は、トナーの微
粉砕工程の後、或いは、さらに分級工程を経た後に行う
場合、「再転写」防止の効果がさらに高まり特に好まし
い。また、機械衝撃処理を施すことにより、トナー表面
が本発明の微粒子の作用がより働きやすい「ある特異な
表面状態」になるためと考えている。
【0065】本発明に用いうる結着樹脂としては、以下
のようなものが挙げられる。加熱定着用トナーの場合
は、例えば、ポリスチレン、ポリ−p−クロルスチレ
ン、ポリビニルトルエン等のスチレン及びその置換体の
単重合体;スチレン−ビニルナフタリン共重合体、スチ
レン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタク
リル酸エステル共重合体、スチレン−マレイン酸エステ
ル共重合体、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン
−メタクリル酸共重合体、スチレン−マレイン酸共重合
体、スチレン−α−クロルメタクリル酸メチル共重合
体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−
ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエチ
ルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共
重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イ
ソプレン共重合体、スチレン−アクリロニトリルインデ
ン共重合体等のスチレン系共重合体;ポリ塩化ビニル、
フェノール樹脂、天然変性フェノール樹脂、天然樹脂変
性マレイン酸樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポ
リ酢酸ビニル、シリコーン樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リウレタン、ポリアミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹
脂、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール、テンペン樹
脂、クマロンインデン樹脂、石油系樹脂などが使用でき
る。
【0066】これらの中でも、スチレン系共重合体が、
「再転写」防止の効果をさらに高くし、特に好ましい。
【0067】スチレン系共重合体は比較的それ自身の主
鎖の極性が低く、トナー母体の帯電を安定させるものと
考えられる。そのことが本発明の微粒子の「再転写」防
止の効果をさらに働きやすくするものと考えている。
【0068】スチレン系共重合体のスチレンモノマーに
対するコモノマーとしては、例えば、アクリル酸、アク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、
アクリル酸ドデシル、アクリル酸オクチル、アクリル酸
−2−エチルヘキシル、アクリル酸フェニル、メタクリ
ル酸、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタ
クリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、アクリロニト
リル、メタクリロニトリル、アクリルアミド等のような
二重結合を有するモノカルボン酸、もしくはその置換
体;アクリル酸、メタクリル酸、α−エチルアクリル
酸、クロトン酸、などのアクリル酸及びそのα−或いは
β−アルキル誘導体、フマル酸、マレイン酸、シトラコ
ン酸などの不飽和ジカルボン酸及びそのモノエステル誘
導体または無水マレイン酸などがあり、このようなモノ
マーを単独、或いは混合して、他のモノマーと共重合さ
せることにより所望の重合体を作ることができる。
【0069】この中でも、特に不飽和ジカルボン酸のモ
ノエステル誘導体を用いることが好ましい。より具体的
には、例えば、マレイン酸モノメチル、マレイン酸モノ
エチル、マレイン酸モノブチル、マレイン酸モノオクチ
ル、マレイン酸モノアリル、マレイン酸モノフェニル、
フマル酸モノメチル、フマル酸モノエチル、フマル酸モ
ノブチル、フマル酸モノフェニルなどのようなα−、β
−不飽和ジカルボン酸のモノエステル類;n−ブテニル
コハク酸モノブチル、n−オクテニルコハク酸モノメチ
ル、n−ブテニルマロン酸モノエチル、n−ドデセニル
グルタル酸モノメチル、n−ブテニルアジピン酸モノブ
チルなどのようなアルケニルジカルボン酸のモノエステ
ル類;フタル酸モノメチルエステル、フタル酸モノエチ
ルエステル、フタル酸モノブチルエステルなどのような
芳香族ジカルボン酸のモノエステル類;例えば、塩化ビ
ニル、酢酸ビニル、安息香酸ビニル等のようなビニルエ
ステル類、例えばエチレン、プロピレン、ブチレン等の
ようなエチレン系オレフィン類;例えば、ビニルメチル
ケトン、ビニルヘキシルケトン等のようなビニルケトン
類;例えば、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエー
テル、ビニルイソブチルエーテル等のようなビニルエー
テル類;等のビニル単量体が単独もしくは組み合わせて
用いられる。
【0070】ここで架橋剤としては、主として2個以上
の重合可能な二重結合を有する化合物が用いられ、例え
ば、ジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン等のような
芳香族ジビニル化合物、;例えば、エチレングリコール
ジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレー
ト、1,3−ブタンジオールジメタクリレート等のよう
な二重結合を2個有するカルボン酸エステル;ジビニル
アニリン、ジビニルエーテル、ジビニルスルフィド、ジ
ビニルスルホン等のジビニル化合物、及び3個以上のビ
ニル基を有する化合物が単独もしくは混合物として使用
できる。
【0071】本発明のトナーはトナー中に磁性体が含有
されている磁性トナーの場合に、特に効果が大きい。
【0072】本発明のトナーに含有させる磁性体として
は、強磁性の元素を含む合金又は化合物の粉末が好まし
い。例えば、マグネタイト、マグヘマイト、フェライト
等、鉄、コバルト、ニッケル、マンガン、亜鉛等の合金
や化合物、その他の強磁性合金等、従来より磁性材料と
して知られているもの等を挙げることができる。
【0073】磁性粉の窒素ガス吸着法によるBET比表
面積としては、1〜40m2/g、さらには2〜30m2
/gのものが好ましい。
【0074】磁性粉の平均粒径としては、0.05〜l
μm、好ましくは0.1〜0.6μmのものが好まし
い。
【0075】また、磁性体はトナー中に結着樹脂100
質量部に対して、60質量部〜200質量部、さらに好
ましくは80質量部〜150質量部含有させることが好
ましい。
【0076】また、本発明のトナーにおいては、形状が
ほぼ球形の磁性体を含有する場合において、特に好まし
い。その製造における溶融混練工程においてバインダー
樹脂中の磁性体の分散の状態が磁性体の形状がほぼ球形
以外のものを用いた場合とは異なり、ある特異な表面状
態がさらに好ましい形態になり、本発明の微粒子の「再
転写」防止の効果がさらに働きやすくするものと考えて
いる。磁性体の形状が「ほぼ球形」とは、磁性体の電子
顕微鏡写真を用いて、それぞれの粒子(100個以上を
測定)の長径と短径の比(長径/短径)の平均が1.0
〜1.2のものをさす。
【0077】本発明のトナーには荷電制御剤をトナー粒
子に配合(内添)、又はトナー粒子と混合(外添)して
用いることができ好ましい。荷電制御剤によって、現像
システムに応じた最適の荷電量コントロールが可能とな
り、特に本発明では粒度分布と荷電量とのバランスを更
に安定したものとすることが可能である。トナーを負荷
電性に制御するものとして、例えば、下記物質がある。
【0078】例えば有機金属錯体、キレート化合物が有
効であり、モノアゾ金属錯体、アセチルアセトン金属錯
体、芳香族ハイドロキシカルボン酸、芳香族ダイカルボ
ン酸系の金属錯体がある。他には、芳香族ハイドロキシ
カルボン酸、芳香族モノ及びポリカルボン酸及びその金
属塩、無水物、エステル類、ビスフェノール等のフェノ
ール誘導体類等がある。
【0079】また、本発明のトナーでは、トナーに流動
性を付加する目的で、現像剤中に第2の無機微粉体が外
添されている形態が好ましい。本発明5では、第2の無
機微粉体の平均粒径を0.03μm以下とする。
【0080】第2の無機微粉体は現像剤とヘンシェルミ
キサー等の混合器により攪拌、混合することにより含有
される形態が好ましい。
【0081】本発明に用いられる第2無機微粉体として
は、ケイ酸微粉体、酸化チタン、酸化アルミニウム等の
無機微粉体が好ましく、特にケイ酸微粉体が好ましい。
例えば、かかるケイ酸微粉体はケイ素ハロゲン化物の蒸
気相酸化により生成されたいわゆる乾式法又はヒューム
ドシリカと称される乾式シリカ、及び水ガラス等から製
造されるいわゆる湿式シリカの両者が使用可能である
が、表面及びシリカ微粉体の内部にあるシラノール基が
少なく、またNa2O、SO3 2-等の製造残滓の少ない
乾式シリカの方が好ましい。また乾式シリカにおいて
は、製造工程において例えば、塩化アルミニウム、塩化
チタン等、他の金属ハロゲン化合物をケイ素ハロゲン化
合物と共に用いることによって、シリカと他の金属酸化
物の複合微粉体を得ることも可能でありそれらも包含す
る。
【0082】また表面を有機化合物により予め疎水化し
たものを用いてもよい。このような有機処理方法として
は、前記無機微粉体と反応あるいは物理吸着するシラン
カップリング剤、チタンカップリング剤等の有機金属化
合物で処理する方法;もしくはシランカップリング剤で
処理した後、あるいはシランカップリング剤で処理する
と同時にシリコーンオイルの如き有機ケイ素化合物で処
理する方法が挙げられる。
【0083】本発明に用いられる第2の無機微粉体はB
ET法で測定した窒素吸着による比表面積が30m2
g以上、特に50〜400m2/gの範囲のものが好ま
しい。
【0084】トナーの重量平均粒径は10.0μm(好
ましくは8.0μm)以下であることが好ましい。トナ
ーの重量平均粒径は10.0μm以下であるとき、「再
転写」防止の効果がさらに高まる。トナーの重量平均粒
径は10.0μm以下であるとき、転写前の静電荷潜像
担持体或いは中間転写体上のトナーの帯電量がさらに高
くなるためと考えられる。
【0085】また、本発明のトナーの製造方法として
は、以下のような方法が挙げられる。本発明に係るトナ
ーを製造するにあたっては、上述したような構成材料を
ヘンシェルミキサー、ボールミル、V型ミキサー他の混
合器を用いた混合工程、熱ロールニーダー、エクストル
ーダーのごとき熱混練機を用いた混練工程、混練物を冷
却固化後、ジェットミル等の粉砕機を用いた粉砕工程、
上記工程を少なくとも有する製造工程を経て製造される
ことが好ましい。さらに必要により、粉砕物の分級工程
を経ることも好ましい。
【0086】これらの中でも、その製造工程に少なくと
も結着樹脂とその他組成物を溶融混練する工程とそれを
微粉砕する粉砕工程とを有する製造方法が特に好まし
い。
【0087】溶融混練工程において、示差熱分析におけ
る吸熱ピークが120℃以下にある場合、結着樹脂中の
磁性体,荷電制御剤の分散状態が本発明にとって好まし
い状態になり、それを粉砕することにより、そのある特
異な状態がそのままトナー表面に露出し、本発明のトナ
ーの「再転写」防止の効果を発現するためである。
【0088】本発明において、形状係数を示すSF−
1、SF−2とは、例えば日立製作所製FE−SEM
(S−800)を用い、1000倍に拡大した2μm以
上のトナー像を100個無作為にサンプリングし、その
画像情報はインターフェースを介して、例えばニコレ社
製画像解析装置(LuzexIII)に導入し解析を行
い、下式より算出し得られた値を形状係数SF−1、S
F−2と定義する。
【0089】
【数1】
【0090】(式中、MXLNGは粒子の絶対最大長、
PERIMEは粒子の周囲長、AREAは粒子の投影面
積を示す。)
【0091】形状係数SF−1はトナー粒子の丸さの度
合いを示し、形状係数SF−2はトナー粒子の凹凸の度
合いを示している。
【0092】本発明に係わる示差熱分析における吸熱ピ
ークは、高精度の内熱式入力補償型の示差走査熱量計で
測定する。たとえば、パーキンエルマー社製のDSC−
7が使用できる。測定方法は、ASTM D3418−
82に準じて行う。本発明に用いられるDSC曲線は、
1回昇温させ前履歴をとった後、温度速度10℃/mi
n、温度0〜200℃の範囲で降温、昇温させたときに
測定されるDSC曲線を用いる。吸熱ピーク温度とは、
DSC曲線において、プラスの方向のピーク温度のこと
であり、即ち、ピーク曲線の微分値が正から負にかわる
際の0になる点を言う。
【0093】本発明のトナーの重量平均粒径の測定はコ
ールターカウンターTA−II型あるいはコールターマ
ルチサイザー(コールター社製)を用いる。電解液は1
級塩化ナトリウムを用いて1%NaCl水溶液を調製す
る。たとえば、ISOTONR−II(コールターサイ
エンティフィックジャパン社製)が使用できる。測定法
としては、前記電解水溶液100〜150ml中に分散
剤として界面活性剤、好ましくはアルキルベンゼンスル
フォン酸塩を0.1〜5ml加え、更に測定試料を2〜
20mg加える。試料を懸濁した電解液は超音波分散器
で約1〜3分間分散処理を行ない前記測定装置によリア
パーチャーとして100μmアパーチャーを用いて、2
μm以上のトナーの体積、個数を測定して体積分布と個
数分布とを算出した。それから、本発明に係る体積分布
から求めた重量基準の重量平均粒径D4(各チャンネル
の中央値をチャンネル毎の代表値とする)を求めた。
【0094】本発明の微粒子の帯電量の測定方法として
は、温度:23℃、湿度:60%のの環境下で、キャリ
アとしてEFV200/300(パウダーデック社製)
を用い、キャリア10.0gと微粒子0.2gを容量が
50mlのポリエチレン製の容器に入れ、手で90回震
盪する。次いで、図1に示すような底に500メッシュ
のスクリーン3のある金属製の測定容器2に前記混合物
を約1gを入れ、金属製のフタ4をする。このときの測
定容器2全体の重量を測りW1(g)とする。次に吸引
機(測定容器2と接する部分は絶縁体)に置き、吸引口
7から圧力2450Pa(250mmAq)で吸引し、
この状態で2分間吸引を行い微粒子を吸引除去する。こ
のときの電位計9の電位をV(ボルト)とする。ここ
で、8はコンデンサーであり容量をC(mF)とする。
吸引後の測定容器2全体の重量を測定しそれをW2
(g)とする。微粒子の帯電量T(mC/kg)は 帯電量T(mC/kg)=C×V/(W1−W2) の上記計算式により求める。
【0095】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、これは本発明を何ら限定するものではない。
【0096】(実施例1) スチレン−アクリル酸ブチル−マレイン酸ブチル−ハーフエステル共重合体 100質量部 マグネタイト(形状:球形、平均粒径:0.2μm) 100質量部 モノアゾ染料の鉄錯体(負帯電性制御剤) 2質量部 低分子量ポリエチレン(示差熱分析吸熱ピーク:102℃、 Mw/Mn:1.3) 4質量部 上記材料を予備混合した後に、130℃に設定した二軸
混練押し出し機によって溶融混練を行なった。混練物を
冷却後、粗粉砕をしジェット気流を用いた粉砕機によっ
て微粉砕をし、さらに風力分級機を用いて分級した。さ
らに、機械的衝撃力により表面処理し黒色粉体(トナー
粒子)Aを得た。
【0097】上記トナー粒子A:100質量部に対し
て、金属酸化物微粒子(微粒子1)として酸化チタン微
粒子(結晶形:ルチル型,平均粒径:0.3μm、帯電
量:−2.8mC/kg):0.5質量部、ヘキサメチ
ルジシラザン/ジメチルシリコーンオイル処理乾式シリ
カ:1.2質量部とをヘンシェルミキサー10Bにて3
200rpmで2分間攪拌混合しトナーを得た。
【0098】得られたトナーの重量平均粒径は6.9μ
m、SF−1は144、SF−2は126であった。ま
た、示差熱分析における吸熱ピークは102℃にあっ
た。
【0099】また、電子顕微鏡でトナー表面を観察した
ところ、微粒子1はトナー粒子表面にそのままの形状で
付着した状態で、表面に埋め込まれてはいなかった。
【0100】(実施例2〜8及び比較例1,2)実施例
1において添加する微粒子を、表1に示す微粒子2〜7
及び微粒子9〜11にする以外は、実施例1と同様にし
て表6に示すトナーを得た。
【0101】(実施例9,10)実施例1において添加
する微粒子1の添加量を表6に示す量にする以外は実施
例1と同様にして表6に示すトナーを得た。
【0102】(実施例11〜17)実施例1において添
加した低分子量ポリエチレンのかわりに表5に示した物
質を添加する以外は実施例1と同様にしてトナー粒子B
〜Hを得、それ以外は実施例1と同様にして表6に示す
トナーを得た。
【0103】(実施例18〜20)実施例1において行
った機械衝撃処理をしない、及び、機械衝撃処理の条件
を調節することにより、表5に示した形状に調整した以
外は実施例1と同様にしてトナー粒子I〜Kを得、それ
以外は実施例1と同様にして表6に示すトナーを得た。
【0104】(実施例21〜25) スチレン−アクリル酸ブチル共重合体 100質量部 マグネタイト(形状:球形、平均粒径:0.2μm) 80質量部 トリフェニルメタン系染料(正帯電性制御剤) 2質量部 低分子量ポリエチレン(示差熱分析吸熱ピーク:102℃、 Mw/Mn:1.3) 4質量部 上記材料を予備混合した後に、130℃に設定した二軸
混練押し出し機によって溶融混練を行なった。混練物を
冷却後、粗粉砕をしジェット気流を用いた粉砕機によっ
て微粉砕をし、さらに風力分級機を用いて分級をした。
【0105】さらに、機械的衝撃力により表面処理し黒
色粉体(トナー粒子)Lを得た。
【0106】上記トナー粒子L:100質量部に対し
て、微粉体1,3,4,6,8それぞれ0.5質量部
と、アミノ変性シリコーンオイル処理乾式シリカ:0.
8質量部とをヘンシェルミキサー10Bにて3200r
pmで2分間攪拌混合しトナーを得た。
【0107】得られたトナーの重量平均粒径は7.6μ
m、SF−1は146、SF−2は124、比B/Aは
0.52であった。また、示差熱分析における吸熱ピー
クは102℃にあった。
【0108】(実施例26〜30)実施例1において添
加する微粒子を、表2に示すチタン酸金属微粒子あるい
はケイ酸金属微粒子12〜16にする以外は、実施例1
と同様にしてトナーを得た。
【0109】(実施例31,32)実施例29において
添加する微粒子15の添加量を表7に示す量にする以外
は、実施例29と同様にしてトナーを得た。
【0110】(実施例33〜39)表5に示したトナー
粒子B〜Hに微粒子15を添加する以外は実施例1と同
様にして表7に示すトナーを得た。
【0111】(実施例40,41)表5に示したトナー
粒子J,Kに微粒子15を添加する以外は実施例1と同
様にして表7に示すトナーを得た。
【0112】(実施例42)実施例21で用いた微粒子
のかわりに微粒子15を用いる以外は、実施例21と同
様にしてトナーを得た。
【0113】(実施例43〜45)実施例1において添
加する微粒子を、表3に示す金属炭化物微粒子17〜1
9にする以外は、実施例1と同様にしてトナーを得た。
【0114】(実施例46,47)実施例43において
添加する微粒子17の添加量を表8に示す量にする以外
は、実施例43と同様にしてトナーを得た。
【0115】(実施例48〜54)表5に示したトナー
粒子B〜Hに微粒子17を添加する以外は実施例1と同
様にして表8に示すトナーを得た。
【0116】(実施例55〜57)表5に示したトナー
粒子I〜Kに微粒子17を添加する以外は実施例1と同
様にして表8に示すトナーを得た。
【0117】(実施例58)実施例21で用いた微粒子
のかわりに微粒子17を用いる以外は、実施例21と同
様にしてトナーを得た。
【0118】(実施例59〜61)実施例1において添
加する微粒子を、表4に示す金属炭酸塩微粒子20〜2
2にする以外は、実施例1と同様にしてトナーを得た。
【0119】(実施例62,63)実施例59において
添加する微粒子20の添加量を表9に示す量にする以外
は、実施例59と同様にしてトナーを得た。
【0120】(実施例64〜70)表5に示したトナー
粒子B〜Hに微粒子20を添加する以外は実施例1と同
様にして表9に示すトナーを得た。
【0121】(実施例71〜73)表5に示したトナー
粒子I〜Kに微粒子20を添加する以外は実施例1と同
様にして表9に示すトナーを得た。
【0122】(実施例74)実施例21で用いた微粒子
のかわりに微粒子20を用いる以外は、実施例21と同
様にしてトナーを得た。
【0123】(比較例3) ポリエステル樹脂(プロポキシ化ビスフェノールとフマル酸の縮重合体) 100質量部 マグネタイト(形状:八面体、平均粒径:0.2μm) 60質量部 モノアゾ染料の鉄錯体(負帯電性制御剤) 2質量部 低分子量ポリプロピレン(示差熱分析吸熱ピーク:145℃、 Mw/Mn:8.8) 4質量部 上記材料を予備混合した後に、130℃に設定した二軸
混練押し出し機によって溶融混練を行なった。混練物を
冷却後、粗粉砕をしジェット気流を用いた粉砕機によっ
て微粉砕をし、さらに風力分級機を用いて分級し、黒色
粉体(トナー粒子)Mを得た。
【0124】上記トナー粒子M:100質量部に対し
て、ヘキサメチルジシラザン/ジメチルシリコーンオイ
ル処理乾式シリカ:0.4質量部をヘンシェルミキサー
10Bにて3200rpmで2分間攪拌混合しトナーを
得た。
【0125】得られたトナーの重量平均粒径は11.3
μm、SF−1は160、SF−2は154であった。
また、示差熱分析における吸熱ピークは145℃にあっ
た。
【0126】<評価>上記の実施例及び比較例のトナー
をそれぞれ下記の方法で評価をした。その結果は表6〜
10に示した。
【0127】1)転写性の評価 キヤノン製レーザービームプリンターLBP−1260
を改造し可変の転写バイアス電源を取付けた装置を用
い、23℃/60%RHの環境でベタ黒画像を現像し、
75g/m2の転写紙上に転写させ、感光体上に残った
転写残画像を透明なポリエステル製粘着テープではくり
させ白紙上に貼り、その反射濃度をマクベス反射濃度計
にて測定し、標準としてテープのみを白紙上に貼った部
分の濃度をそこから差し引いた値をもって評価した。転
写電圧は1.0〜3.0kVまで0.5kV刻みで評価
した。
【0128】2)画像濃度/カブリの評価 キヤノン製レーザービームプリンターLBP−1260
とキヤノン製複写機PC330を用いて、32℃/80
%の環境にて1,000枚画出しした後に2日間放置し
た後、ベタ黒画像をプリントし、その画像濃度をマクベ
ス反射濃度計にて測定し評価した。
【0129】また、同時にベタ白画像をプリントし、リ
フレクトメーター(東京電色(株)製)により測定した
未使用の転写紙上の白色度とベタ白をプリントした後の
転写紙の白色度の差からカブリを評価した。
【0130】
【表1】
【0131】
【表2】
【0132】
【表3】
【0133】
【表4】
【0134】
【表5】
【0135】
【表6】
【0136】
【表7】
【0137】
【表8】
【0138】
【表9】
【0139】
【表10】
【0140】(シリコーンオイルを含有したケイ素の酸
化物微粒子の製造例1)乾式法で合成されたシリカ微粉
体(比表面積:52m2/g)を80℃に加熱された密
閉型ヘンシェルミキサー中に入れ、該シリカ微粉体10
0質量部に対して、10質量部になるようにキシレンで
希釈したジメチルシリコーンオイル(25℃における粘
度:50cSt)を噴霧しながら高速で撹拌し、その
後、溶媒を揮発させ、シリコーンオイルを含有したシリ
カ(ケイ素酸化物)微粒子aを得た。
【0141】(シリコーンオイルを含有したケイ素の酸
化物微粒子の製造例2)乾式法で合成されたシリカ微粉
体(比表面積:15m2/g)を80℃に加熱された密
閉型ヘンシェルミキサー中に入れ、該シリカ微粉体10
0質量部に対して、8.5質量部になるようにキシレン
で希釈したジメチルシリコーンオイル(25℃における
粘度:50cSt)と、1.5質量部になるようにキシ
レンで希釈したアミノ変性シリコーンオイル(25℃に
おける粘度:50cSt)を噴霧しながら高速で撹拌
し、その後、溶媒を揮発させ、シリコーンオイルを含有
したシリカ(ケイ素酸化物)微粒子bを得た。
【0142】(シリコーンオイルを含有したケイ素の酸
化物微粒子の製造例3)もとのシリカ微粉体として、ヘ
キサメチルジシラザンで表面処理されたもの(比表面
積:47m2/g)を用いる以外は、製造例1と同様に
してシリコーンオイルを含有したシリカ(ケイ素酸化
物)微粒子cを得た。
【0143】(シリコーンオイルを含有したケイ素の酸
化物微粒子の製造例4)もとのシリカ微粉体として、比
表面積が100m2/gであるものを用いる以外は、製
造例1と同様にしてシリコーンオイルを含有したシリカ
(ケイ素酸化物)微粒子dを得た。
【0144】(シリコーンオイルを含有したケイ素の酸
化物微粒子の製造例5)乾式法で合成されたシリカ微粉
体(比表面積:200m2/g)を80℃に加熱された
密閉型ヘンシェルミキサー中に入れ、該シリカ微粉体1
00質量部に対して、100質量部になるようにキシレ
ンで希釈したジメチルシリコーンオイル(25℃におけ
る粘度:10000cSt)を噴霧しながら高速で撹拌
し、その後、溶媒を揮発させ、シリコーンオイルを含有
したシリカ(ケイ素酸化物)微粒子eを得た。
【0145】(シリコーンオイルを含有したケイ素の酸
化物微粒子の製造例6)乾式法で合成されたシリカ微粉
体(比表面積:200m2/g)を80℃に加熱された
密閉型ヘンシェルミキサー中に入れ、該シリカ微粉体1
00質量部に対して、85質量部になるようにキシレン
で希釈したジメチルシリコーンオイル(25℃における
粘度:10000cSt)と、15質量部になるようき
キシレンで希釈したアミノ変性シリコーンオイルを噴霧
しながら高速で撹拌し、その後、溶媒を揮発させ、シリ
コーンオイルを含有したシリカ(ケイ素酸化物)微粒子
fを得た。
【0146】(シリコーンオイルを含有したケイ素の複
合酸化物微粒子の製造例7)アルミ元素を1%含有した
ケイ素−アルミニウム複合酸化物(比表面積:45m2
/g)を80℃に加熱された密閉型ヘンシェルミキサー
中に入れ、該シリカ微粉体100質量部に対して、10
質量部になるようにキシレンで希釈したジメチルシリコ
ーンオイル(25℃における粘度:50cSt)を噴霧
しながら高速で撹拌し、その後、溶媒を揮発させ、シリ
コーンオイルを含有したケイ素−アルミニウム複合酸化
物(ケイ素複合酸化物)微粒子gを得た。
【0147】上記の得られたケイ素酸化物又はケイ素複
合酸化物の微粒子a〜gの各種物性値を表11に示す。
【0148】
【表11】
【0149】(実施例75) スチレン−アクリル酸ブチル−マレイン酸ブチル−ハーフエステル共重合体 100質量部 マグネタイト(形状:球形、平均粒径:0.2μm) 100質量部 モノアゾ染料の鉄錯体(負帯電性制御剤) 2質量部 低分子量ポリエチレン(示差熱分析吸熱ピーク:102℃、 Mw/Mn:1.3) 4質量部 上記材料を予備混合した後に、130℃に設定した二軸
混練押し出し機によって溶融混練を行なった。混練物を
冷却後、粗粉砕をしジェット気流を用いた粉砕機によっ
て微粉砕をし、さらに風力分級機を用いて分級した。さ
らに、機械的衝撃力により表面処理し黒色粉体(トナー
粒子)Nを得た。
【0150】上記トナー粒子N:100質量部に対し
て、ジメチルシリコーンオイルで表面処理された微粒子
a:0.5質量部、ヘキサメチルジシラザン/ジメチル
シリコーンオイル処理乾式シリカ(平均粒径:0.01
μm):1.2質量部とをヘンシェルミキサー10Bに
て3200rpmで2分間攪拌混合しトナーを得た。
【0151】得られたトナーの重量平均粒径は6.9μ
m、SF−1は144、SF−2は126であった。ま
た、示差熱分析における吸熱ピークは102℃にあっ
た。
【0152】また、電子顕微鏡でトナー表面を観察した
ところ、ジメチルシリコーンオイルで表面処理された微
粒子aの平均粒径は0.04μmで、トナー粒子表面に
付着した状態で、トナー表面に埋め込まれてはいなかっ
た。
【0153】(実施例76〜80及び比較例4)実施例
75において添加する微粒子を、表11に示す微粒子b
〜gを用いることを除いては、実施例75と同様にして
トナーを得た。
【0154】(実施例81〜83)実施例75において
添加する微粒子aの添加量を表13に示す量にする以外
は実施例75と同様にしてトナーを得た。
【0155】(実施例84〜90)実施例75において
添加した低分子量ポリエチレンのかわりに表12に示し
た物質を添加する以外は実施例75と同様にしてトナー
粒子O〜Uを得、それ以外は実施例75と同様にしてト
ナーを得た。
【0156】(実施例91,92)実施例75において
行った機会衝撃処理の条件を調節することにより、表1
2に示した形状に調整した以外は実施例75と同様にし
てトナー粒子V及びWを得、それ以外は実施例75と同
様にしてトナーを得た。
【0157】(比較例5) ポリエステル樹脂(プロポキシ化ビスフェノールとフマル酸の縮重合体) 100質量部 マグネタイト(形状:八面体、平均粒径:0.2μm) 60質量部 モノアゾ染料の鉄錯体(負帯電性制御剤) 2質量部 低分子量ポリプロピレン(示差熱分析吸熱ピーク:145℃、 Mw/Mn:8.8) 4質量部 上記材料を予備混合した後に、130℃に設定した二軸
混練押し出し機によって溶融混練を行なった。混練物を
冷却後、粗粉砕をしジェット気流を用いた粉砕機によっ
て微粉砕をし、さらに風力分級機を用いて分級をし表1
2に示す黒色微粉体(トナー粒子)Xを得た。また示差
熱分析における吸熱ピークは145℃にあった。
【0158】上記トナー粒子X:100質量部に対し
て、ヘキサメチルジシラザン/ジメチルシリコーンオイ
ル処理乾式シリカ(平均粒径0.01μm):0.4質
量部をヘンシェルミキサー10Bにて3200rpmで
2分間攪拌混合しトナーを得た。
【0159】得られたトナーの重量平均粒径は11.3
μm、SF−1は160、SF−2は154であった。
【0160】<評価>上記の実施例75〜92及び比較
例4,5のトナーをそれぞれ下記の方法で評価をした。
その結果を表13及び14に示した。
【0161】1)転写性の評価 実施例1〜74と同様に行った。
【0162】2)画像濃度/カブリの評価 画出し枚数を2,000枚にした他は、実施例1〜74
と同様に行った。
【0163】
【表12】
【0164】
【表13】
【0165】
【表14】
【0166】
【発明の効果】本発明によれば、高い転写電流条件にお
いても「再転写」を起こさず、画像濃度の高い良好な画
質の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明トナーの帯電量を測定する装置の説明図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 9/08 381 9/10 311 (72)発明者 遊佐 寛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 丸山 一夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 高野 雅雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (109)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結着樹脂及び着色剤を少なくとも含有す
    るトナー粒子及び該トナー粒子に外添される無機微粒子
    を有する静電荷像現像用トナーにおいて、 該無機微粒子は、平均粒径0.05〜2.0μmの下記
    式(1) Mxy ・・・(1) (式中、Mは、アルミニウム元素,チタニウム元素,亜
    鉛元素又はジルコニウム元素を示し、Oは酸素元素を示
    し、x及びyは0でない正の数を示す。)で表される金
    属酸化物微粒子を有しており、 該トナーは、示差熱分析における吸熱ピークを120℃
    以下にひとつ以上有することを特徴とする静電荷像現像
    用トナー。
  2. 【請求項2】 該金属酸化物微粒子は、平均粒径が0.
    1〜1.0μmの範囲内であることを特徴とする請求項
    1に記載の静電荷像現像用トナー。
  3. 【請求項3】 該金属酸化物微粒子の鉄粉キャリアに対
    する帯電極性が、該トナー粒子の鉄粉キャリアに対する
    帯電極性と同極性を有することを特徴とする請求項1又
    は2に記載の静電荷像現像用トナー。
  4. 【請求項4】 該金属酸化物微粒子の鉄粉キャリアに対
    する帯電極性が、|20|μC/g以下であることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の静電荷像現
    像用トナー。
  5. 【請求項5】 該金属酸化物微粒子の鉄粉キャリアに対
    する帯電極性が、|10|μC/g以下であることを特
    徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の静電荷像現
    像用トナー。
  6. 【請求項6】 該金属酸化物微粒子の式中のMがチタニ
    ウム元素であることを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載の静電荷像現像用トナー。
  7. 【請求項7】 該金属酸化物微粒子がルチル型のチタニ
    ウムの酸化物であることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  8. 【請求項8】 該トナーは、示差熱分析における吸熱ピ
    ークを60℃〜120℃の領域にひとつ以上有すること
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の静電荷
    像現像用トナー。
  9. 【請求項9】 該トナーは、示差熱分析における吸熱ピ
    ークを70℃以上の領域にひとつ以上有することを特徴
    とする請求項8に記載の静電荷像現像用トナー。
  10. 【請求項10】 該トナーは、示差熱分析における吸熱
    ピークを110℃以下の領域にひとつ以上有することを
    特徴とする請求項8又は9に記載の静電荷像現像用トナ
    ー。
  11. 【請求項11】 該トナー粒子は、ポリオレフィンワッ
    クス、フィッシャートロプシュ法による炭化水素ワック
    ス、石油系ワックス及び高級アルコールからなる群から
    選択される1種以上のワックス成分を含有することを特
    徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の静電荷像
    現像用トナー。
  12. 【請求項12】 該トナー粒子は、ポリオレフィンワッ
    クス、フィッシャートロプシュ法による炭化水素ワック
    ス及び石油系ワックスからなる群から選択される1種以
    上のワックス成分を含有することを特徴とする請求項1
    乃至10のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  13. 【請求項13】 該ワックス成分は、ゲルパーミエーシ
    ョンクロマトグラフィ(GPC)測定による分子量分布
    において、Mw/Mnが、1.0〜2.0の範囲内であ
    ることを特徴とする請求項11又は12に記載の静電荷
    像現像用トナー。
  14. 【請求項14】 該トナーは、画像解析装置で測定した
    形状係数SF−1の値が110乃至180の範囲内であ
    り、形状係数SF−2の値が110乃至140の範囲内
    であり、SF−2の値から100を引いた値BとSF−
    1の値から100を引いた値Aとの比B/Aが1.0以
    下であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか
    に記載の静電荷像現像用トナー。
  15. 【請求項15】 該トナーは、画像解析装置で測定した
    形状係数SF−1の値が120乃至160の範囲内であ
    り、形状係数SF−2の値が115乃至140の範囲内
    であり、SF−2の値から100を引いた値BとSF−
    1の値から100を引いた値Aとの比B/Aが1.0以
    下であることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか
    に記載の静電荷像現像用トナー。
  16. 【請求項16】 該結着樹脂として、スチレン系共重合
    体を用いることを特徴とする請求項1乃至15のいずれ
    かに記載の静電荷像現像用トナー。
  17. 【請求項17】 該トナー粒子中に該着色剤として磁性
    体が含有されていることを特徴とする請求項1乃至16
    のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  18. 【請求項18】 該磁性体は、形状がほぼ球形の磁性酸
    化鉄であることを特徴とする請求項17に記載の静電荷
    像現像用トナー。
  19. 【請求項19】 該トナーは、重量平均粒径が10.0
    μm以下であることを特徴とする請求項1乃至18のい
    ずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  20. 【請求項20】 該トナーは、重量平均粒径が8.0μ
    m以下であることを特徴とする請求項1乃至18のいず
    れかに記載の静電荷像現像用トナー。
  21. 【請求項21】 該トナー粒子は、少なくとも結着樹脂
    及び着色剤を溶融混練する工程とそれを粉砕する工程と
    を有する製造工程を経て得られたものであることを特徴
    とする請求項1乃至20のいずれかに記載の静電荷像現
    像用トナー。
  22. 【請求項22】 該トナー粒子は、少なくとも機械的衝
    撃力を加える球形化処理が施されていることを特徴とす
    る請求項1乃至21のいずれかに記載の静電荷像現像用
    トナー。
  23. 【請求項23】 該トナー粒子は、該粉砕工程の後に機
    械的衝撃力を加える球形化処理が施されることを特徴と
    する請求項21に記載の静電荷像現像用トナー。
  24. 【請求項24】 結着樹脂及び着色剤を少なくとも含有
    するトナー粒子及び該トナー粒子に外添される無機微粒
    子を有する静電荷像現像用トナーにおいて、該無機微粒
    子は、平均粒径0.1〜3.0μmの下記式(2)又は
    (3) MxTiyz ・・・(2) MxSiyz ・・・(3) (式中、Mは金属元素を示し、Tiはチタニウム元素を
    示し、Siはケイ素元素を示し、Oは酸素元素を示し、
    x及びyは0でない正の数を示す。)で表される複合金
    属酸化物微粒子を有しており、 該トナーは、示差熱分析における吸熱ピークを120℃
    以下にひとつ以上有しており、 該トナーは、画像解析装置で測定した形状係数SF−1
    の値が110乃至180の範囲内であり、形状係数SF
    −2の値が110乃至140の範囲内であり、SF−2
    の値から100を引いた値BとSF−1の値から100
    を引いた値Aとの比B/Aが1.0以下であることを特
    徴とする静電荷像現像用トナー。
  25. 【請求項25】 該複合金属酸化物微粒子は、平均粒径
    が0.2〜2.0μmの範囲内であることを特徴とする
    請求項24に記載の静電荷像現像用トナー。
  26. 【請求項26】 該複合金属酸化物微粒子の鉄粉キャリ
    アに対する帯電極性が、該トナー粒子の鉄粉キャリアに
    対する帯電極性と同極性を有することを特徴とする請求
    項24又は25に記載の静電荷像現像用トナー。
  27. 【請求項27】 該複合金属酸化物微粒子の鉄粉キャリ
    アに対する帯電極性が、|20|μC/g以下であるこ
    とを特徴とする請求項24乃至26のいずれかに記載の
    静電荷像現像用トナー。
  28. 【請求項28】 該複合金属酸化物微粒子の鉄粉キャリ
    アに対する帯電極性が、|10|μC/g以下であるこ
    とを特徴とする請求項24乃至26のいずれかに記載の
    静電荷像現像用トナー。
  29. 【請求項29】 該複合金属酸化物微粒子が、チタン酸
    ストロンチウム或いはケイ酸ストロンチウムであること
    を特徴とする請求項24乃至28のいずれかに記載の静
    電荷像現像用トナー。
  30. 【請求項30】 該複合金属酸化物微粒子が、チタン酸
    ストロンチウムとケイ酸ストロンチウムの混晶物である
    ことを特徴とする請求項24乃至28のいずれかに記載
    の静電荷像現像用トナー。
  31. 【請求項31】 該トナーは、示差熱分析における吸熱
    ピークを60℃〜120℃の領域にひとつ以上有するこ
    とを特徴とする請求項24乃至30のいずれかに記載の
    静電荷像現像用トナー。
  32. 【請求項32】 該トナーは、示差熱分析における吸熱
    ピークを70℃以上の領域にひとつ以上有することを特
    徴とする請求項31に記載の静電荷像現像用トナー。
  33. 【請求項33】 該トナーは、示差熱分析における吸熱
    ピークを110℃以下の領域にひとつ以上有することを
    特徴とする請求項31又は32に記載の静電荷像現像用
    トナー。
  34. 【請求項34】 該トナー粒子は、ポリオレフィンワッ
    クス、フィッシャートロプシュ法による炭化水素ワック
    ス、石油系ワックス及び高級アルコールからなる群から
    選択される1種以上のワックス成分を含有することを特
    徴とする請求項24乃至33のいずれかに記載の静電荷
    像現像用トナー。
  35. 【請求項35】 該トナー粒子は、ポリオレフィンワッ
    クス、フィッシャートロプシュ法による炭化水素ワック
    ス及び石油系ワックスからなる群から選択される1種以
    上のワックス成分を含有することを特徴とする請求項2
    4乃至33のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  36. 【請求項36】 該ワックス成分は、ゲルパーミエーシ
    ョンクロマトグラフィ(GPC)測定による分子量分布
    において、Mw/Mnが、1.0〜2.0の範囲内であ
    ることを特徴とする請求項34又は35に記載の静電荷
    像現像用トナー。
  37. 【請求項37】 該トナーは、画像解析装置で測定した
    形状係数SF−1の値が120乃至160の範囲内であ
    り、形状係数SF−2の値が115乃至140の範囲内
    であり、SF−2の値から100を引いた値BとSF−
    1の値から100を引いた値Aとの比B/Aが1.0以
    下であることを特徴とする請求項24乃至36のいずれ
    かに記載の静電荷像現像用トナー。
  38. 【請求項38】 該結着樹脂として、スチレン系共重合
    体を用いることを特徴とする請求項24乃至37のいず
    れかに記載の静電荷像現像用トナー。
  39. 【請求項39】 該トナー粒子中に該着色剤として磁性
    体が含有されていることを特徴とする請求項24乃至3
    8のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  40. 【請求項40】 該磁性体は、形状がほぼ球形の磁性酸
    化鉄であることを特徴とする請求項39に記載の静電荷
    像現像用トナー。
  41. 【請求項41】 該トナーは、重量平均粒径が10.0
    μm以下であることを特徴とする請求項24乃至40の
    いずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  42. 【請求項42】 該トナーは、重量平均粒径が8.0μ
    m以下であることを特徴とする請求項24乃至40のい
    ずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  43. 【請求項43】 該トナー粒子は、少なくとも結着樹脂
    及び着色剤を溶融混練する工程とそれを粉砕する工程と
    を有する製造工程を経て得られたものであることを特徴
    とする請求項24乃至42のいずれかに記載の静電荷像
    現像用トナー。
  44. 【請求項44】 該トナー粒子は、少なくとも機械的衝
    撃力を加える球形化処理が施されていることを特徴とす
    る請求項24乃至43のいずれかに記載の静電荷像現像
    用トナー。
  45. 【請求項45】 該トナー粒子は、該粉砕工程の後に機
    械的衝撃力を加える球形化処理が施されることを特徴と
    する請求項43に記載の静電荷像現像用トナー。
  46. 【請求項46】 結着樹脂及び着色剤を少なくとも含有
    するトナー粒子及び該トナー粒子に外添される無機微粒
    子を有する静電荷像現像用トナーにおいて、 該無機微粒子は、平均粒径が0.05〜2.0μmの無
    機炭化物微粒子を有しており、 該トナーは、示差熱分析における吸熱ピークを120℃
    以下にひとつ以上有することを特徴とする静電荷像現像
    用トナー。
  47. 【請求項47】 該無機炭化物微粒子は、平均粒径が
    0.1〜1.0μmの範囲内であることを特徴とする請
    求項46に記載の静電荷像現像用トナー。
  48. 【請求項48】 該無機炭化物微粒子の鉄粉キャリアに
    対する帯電極性が、該トナー粒子の鉄粉キャリアに対す
    る帯電極性と同極性を有することを特徴とする請求項4
    6又は47に記載の静電荷像現像用トナー。
  49. 【請求項49】 該無機炭化物微粒子の鉄粉キャリアに
    対する帯電極性が、|30|μC/g以下であることを
    特徴とする請求項46乃至48のいずれかに記載の静電
    荷像現像用トナー。
  50. 【請求項50】 該無機炭化物微粒子の鉄粉キャリアに
    対する帯電極性が、|20|μC/g以下であることを
    特徴とする請求項46乃至48のいずれかに記載の静電
    荷像現像用トナー。
  51. 【請求項51】 該無機炭化物微粒子が炭化ケイ素であ
    ることを特徴とする請求項46乃至50のいずれかに記
    載の静電荷像現像用トナー。
  52. 【請求項52】 該トナーは、示差熱分析における吸熱
    ピークを60℃〜120℃の領域にひとつ以上有するこ
    とを特徴とする請求項46乃至51のいずれかに記載の
    静電荷像現像用トナー。
  53. 【請求項53】 該トナーは、示差熱分析における吸熱
    ピークを70℃以上の領域にひとつ以上有することを特
    徴とする請求項52に記載の静電荷像現像用トナー。
  54. 【請求項54】 該トナーは、示差熱分析における吸熱
    ピークを110℃以下の領域にひとつ以上有することを
    特徴とする請求項52又は53に記載の静電荷像現像用
    トナー。
  55. 【請求項55】 該トナー粒子は、ポリオレフィンワッ
    クス、フィッシャートロプシュ法による炭化水素ワック
    ス、石油系ワックス及び高級アルコールからなる群から
    選択される1種以上のワックス成分を含有することを特
    徴とする請求項46乃至54のいずれかに記載の静電荷
    像現像用トナー。
  56. 【請求項56】 該トナー粒子は、ポリオレフィンワッ
    クス、フィッシャートロプシュ法による炭化水素ワック
    ス及び石油系ワックスからなる群から選択される1種以
    上のワックス成分を含有することを特徴とする請求項4
    6乃至54のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  57. 【請求項57】 該ワックス成分は、ゲルパーミエーシ
    ョンクロマトグラフィ(GPC)測定による分子量分布
    において、Mw/Mnが、1.0〜2.0の範囲内であ
    ることを特徴とする請求項55又は56に記載の静電荷
    像現像用トナー。
  58. 【請求項58】 該トナーは、画像解析装置で測定した
    形状係数SF−1の値が110乃至180の範囲内であ
    り、形状係数SF−2の値が110乃至140の範囲内
    であり、SF−2の値から100を引いた値BとSF−
    1の値から100を引いた値Aとの比B/Aが1.0以
    下であることを特徴とする請求項46乃至57のいずれ
    かに記載の静電荷像現像用トナー。
  59. 【請求項59】 該トナーは、画像解析装置で測定した
    形状係数SF−1の値が120乃至160の範囲内であ
    り、形状係数SF−2の値が115乃至140の範囲内
    であり、SF−2の値から100を引いた値BとSF−
    1の値から100を引いた値Aとの比B/Aが1.0以
    下であることを特徴とする請求項46乃至57のいずれ
    かに記載の静電荷像現像用トナー。
  60. 【請求項60】 該結着樹脂として、スチレン系共重合
    体を用いることを特徴とする請求項46乃至59のいず
    れかに記載の静電荷像現像用トナー。
  61. 【請求項61】 該トナー粒子中に該着色剤として磁性
    体が含有されていることを特徴とする請求項46乃至6
    0のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  62. 【請求項62】 該磁性体は、形状がほぼ球形の磁性酸
    化鉄であることを特徴とする請求項61に記載の静電荷
    像現像用トナー。
  63. 【請求項63】 該トナーは、重量平均粒径が10.0
    μm以下であることを特徴とする請求項46乃至62の
    いずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  64. 【請求項64】 該トナーは、重量平均粒径が8.0μ
    m以下であることを特徴とする請求項46乃至62のい
    ずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  65. 【請求項65】 該トナー粒子は、少なくとも結着樹脂
    及び着色剤を溶融混練する工程とそれを粉砕する工程と
    を有する製造工程を経て得られたものであることを特徴
    とする請求項46乃至64のいずれかに記載の静電荷像
    現像用トナー。
  66. 【請求項66】 該トナー粒子は、少なくとも機械的衝
    撃力を加える球形化処理が施されていることを特徴とす
    る請求項46乃至65のいずれかに記載の静電荷像現像
    用トナー。
  67. 【請求項67】 該トナー粒子は、該粉砕工程の後に機
    械的衝撃力を加える球形化処理が施されることを特徴と
    する請求項65に記載の静電荷像現像用トナー。
  68. 【請求項68】 結着樹脂及び着色剤を少なくとも含有
    するトナー粒子及び該トナー粒子に外添される無機微粒
    子を有する静電荷像現像用トナーにおいて、 該無機微粒子は、平均粒径0.05〜2.0μmの金属
    炭酸塩微粒子を有しており、 該トナーは、示差熱分析における吸熱ピークを120℃
    以下にひとつ以上有することを特徴とする静電荷像現像
    用トナー。
  69. 【請求項69】 該金属炭酸塩微粒子は、平均粒径が
    0.1〜1.0μmの範囲内であることを特徴とする請
    求項68に記載の静電荷像現像用トナー。
  70. 【請求項70】 該金属炭酸塩微粒子の鉄粉キャリアに
    対する帯電極性が、該トナー粒子の鉄粉キャリアに対す
    る帯電極性と同極性を有することを特徴とする請求項6
    8又は69に記載の静電荷像現像用トナー。
  71. 【請求項71】 該金属炭酸塩微粒子の鉄粉キャリアに
    対する帯電極性が、|20|μC/g以下であることを
    特徴とする請求項68乃至70のいずれかに記載の静電
    荷像現像用トナー。
  72. 【請求項72】 該金属炭酸塩微粒子の鉄粉キャリアに
    対する帯電極性が、|10|μC/g以下であることを
    特徴とする請求項68乃至70のいずれかに記載の静電
    荷像現像用トナー。
  73. 【請求項73】 該金属炭酸塩微粒子が炭酸ストロンチ
    ウムであることを特徴とする請求項68乃至72のいず
    れかに記載の静電荷像現像用トナー。
  74. 【請求項74】 該トナーは、示差熱分析における吸熱
    ピークを60℃〜120℃の領域にひとつ以上有するこ
    とを特徴とする請求項68乃至73のいずれかに記載の
    静電荷像現像用トナー。
  75. 【請求項75】 該トナーは、示差熱分析における吸熱
    ピークを70℃以上の領域にひとつ以上有することを特
    徴とする請求項74に記載の静電荷像現像用トナー。
  76. 【請求項76】 該トナーは、示差熱分析における吸熱
    ピークを110℃以下の領域にひとつ以上有することを
    特徴とする請求項74又は75に記載の静電荷像現像用
    トナー。
  77. 【請求項77】 該トナー粒子は、ポリオレフィンワッ
    クス、フィッシャートロプシュ法による炭化水素ワック
    ス、石油系ワックス及び高級アルコールからなる群から
    選択される1種以上のワックス成分を含有することを特
    徴とする請求項68乃至76のいずれかに記載の静電荷
    像現像用トナー。
  78. 【請求項78】 該トナー粒子は、ポリオレフィンワッ
    クス、フィッシャートロプシュ法による炭化水素ワック
    ス及び石油系ワックスからなる群から選択される1種以
    上のワックス成分を含有することを特徴とする請求項6
    8乃至76のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  79. 【請求項79】 該ワックス成分は、ゲルパーミエーシ
    ョンクロマトグラフィ(GPC)測定による分子量分布
    において、Mw/Mnが、1.0〜2.0の範囲内であ
    ることを特徴とする請求項77又は78に記載の静電荷
    像現像用トナー。
  80. 【請求項80】 該トナーは、画像解析装置で測定した
    形状係数SF−1の値が110乃至180の範囲内であ
    り、形状係数SF−2の値が110乃至140の範囲内
    であり、SF−2の値から100を引いた値BとSF−
    1の値から100を引いた値Aとの比B/Aが1.0以
    下であることを特徴とする請求項68乃至79のいずれ
    かに記載の静電荷像現像用トナー。
  81. 【請求項81】 該トナーは、画像解析装置で測定した
    形状係数SF−1の値が120乃至160の範囲内であ
    り、形状係数SF−2の値が115乃至140の範囲内
    であり、SF−2の値から100を引いた値BとSF−
    1の値から100を引いた値Aとの比B/Aが1.0以
    下であることを特徴とする請求項68乃至79のいずれ
    かに記載の静電荷像現像用トナー。
  82. 【請求項82】 該結着樹脂として、スチレン系共重合
    体を用いることを特徴とする請求項68乃至81のいず
    れかに記載の静電荷像現像用トナー。
  83. 【請求項83】 該トナー粒子中に該着色剤として磁性
    体が含有されていることを特徴とする請求項68乃至8
    2のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  84. 【請求項84】 該磁性体は、形状がほぼ球形の磁性酸
    化鉄であることを特徴とする請求項83に記載の静電荷
    像現像用トナー。
  85. 【請求項85】 該トナーは、重量平均粒径が10.0
    μm以下であることを特徴とする請求項68乃至84の
    いずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  86. 【請求項86】 該トナーは、重量平均粒径が8.0μ
    m以下であることを特徴とする請求項68乃至84のい
    ずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  87. 【請求項87】 該トナー粒子は、少なくとも結着樹脂
    及び着色剤を溶融混練する工程とそれを粉砕する工程と
    を有する製造工程を経て得られたものであることを特徴
    とする請求項68乃至86のいずれかに記載の静電荷像
    現像用トナー。
  88. 【請求項88】 該トナー粒子は、少なくとも機械的衝
    撃力を加える球形化処理が施されていることを特徴とす
    る請求項68乃至87のいずれかに記載の静電荷像現像
    用トナー。
  89. 【請求項89】 該トナー粒子は、該粉砕工程の後に機
    械的衝撃力を加える球形化処理が施されることを特徴と
    する請求項87に記載の静電荷像現像用トナー。
  90. 【請求項90】 結着樹脂及び着色剤を少なくとも含有
    するトナー粒子及び該トナー粒子に外添される無機微粒
    子を有する静電荷像現像用トナーにおいて、 該無機微粒子は、シリコーンオイルを含有した平均粒径
    0.03〜50μmのケイ素酸化物微粒子又はケイ素複
    合酸化物微粒子を有しており、 該トナーは、示差熱分析における吸熱ピークを120℃
    以下にひとつ以上有しており、 該トナーは、画像解析装置で測定した形状係数SF−1
    の値が110乃至180の範囲内であり、形状係数SF
    −2の値が110乃至140の範囲内であり、SF−2
    の値から100を引いた値BとSF−1の値から100
    を引いた値Aとの比B/Aが1.0以下であることを特
    徴とする静電荷像現像用トナー。
  91. 【請求項91】 該ケイ素酸化物微粒子又は該ケイ素複
    合酸化物微粒子は、平均粒径が0.04〜1.0μmの
    範囲内であることを特徴とする請求項90に記載の静電
    荷像現像用トナー。
  92. 【請求項92】 該トナーは、平均粒径が0.03μm
    未満の微粒子を外添剤として、さらに有することを特徴
    とする請求項90又は91に記載の静電荷像現像用トナ
    ー。
  93. 【請求項93】 該平均粒径が0.03μm未満の微粒
    子が、ケイ素酸化物微粒子又はケイ素複合酸化物微粒子
    を含むことを特徴とする請求項92に記載の静電荷像現
    像用トナー。
  94. 【請求項94】 該平均粒径が0.03μm未満の微粒
    子が、シリコーンオイルを含有していることを特徴とす
    る請求項92又は93に記載の静電荷像現像用トナー。
  95. 【請求項95】 該トナーは、示差熱分析における吸熱
    ピークを60℃〜120℃の領域にひとつ以上有するこ
    とを特徴とする請求項90乃至94のいずれかに記載の
    静電荷像現像用トナー。
  96. 【請求項96】 該トナーは、示差熱分析における吸熱
    ピークを70℃以上の領域にひとつ以上有することを特
    徴とする請求項95に記載の静電荷像現像用トナー。
  97. 【請求項97】 該トナーは、示差熱分析における吸熱
    ピークを110℃以下の領域にひとつ以上有することを
    特徴とする請求項95又は96に記載の静電荷像現像用
    トナー。
  98. 【請求項98】 該トナー粒子は、ポリオレフィンワッ
    クス、フィッシャートロプシュ法による炭化水素ワック
    ス、石油系ワックス及び高級アルコールからなる群から
    選択される1種以上のワックス成分を含有することを特
    徴とする請求項90乃至97のいずれかに記載の静電荷
    像現像用トナー。
  99. 【請求項99】 該トナー粒子は、ポリオレフィンワッ
    クス、フィッシャートロプシュ法による炭化水素ワック
    ス及び石油系ワックスからなる群から選択される1種以
    上のワックス成分を含有することを特徴とする請求項9
    0乃至97のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  100. 【請求項100】 該ワックス成分は、ゲルパーミエー
    ションクロマトグラフィ(GPC)測定による分子量分
    布において、Mw/Mnが、1.0〜2.0の範囲内で
    あることを特徴とする請求項98又は99に記載の静電
    荷像現像用トナー。
  101. 【請求項101】 該トナーは、画像解析装置で測定し
    た形状係数SF−1の値が120乃至160の範囲内で
    あり、形状係数SF−2の値が115乃至140の範囲
    内であり、SF−2の値から100を引いた値BとSF
    −1の値から100を引いた値Aとの比B/Aが1.0
    以下であることを特徴とする請求項90乃至100のい
    ずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  102. 【請求項102】 該結着樹脂として、スチレン系共重
    合体を用いることを特徴とする請求項90乃至101の
    いずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  103. 【請求項103】 該トナー粒子中に該着色剤として磁
    性体が含有されていることを特徴とする請求項90乃至
    102のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  104. 【請求項104】 該磁性体は、形状がほぼ球形の磁性
    酸化鉄であることを特徴とする請求項103に記載の静
    電荷像現像用トナー。
  105. 【請求項105】 該トナーは、重量平均粒径が10.
    0μm以下であることを特徴とする請求項90乃至10
    4のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  106. 【請求項106】 該トナーは、重量平均粒径が8.0
    μm以下であることを特徴とする請求項90乃至104
    のいずれかに記載の静電荷像現像用トナー。
  107. 【請求項107】 該トナー粒子は、少なくとも結着樹
    脂及び着色剤を溶融混練する工程とそれを粉砕する工程
    とを有する製造工程を経て得られたものであることを特
    徴とする請求項90乃至106のいずれかに記載の静電
    荷像現像用トナー。
  108. 【請求項108】 該トナー粒子は、少なくとも機械的
    衝撃力を加える球形化処理が施されていることを特徴と
    する請求項90乃至107のいずれかに記載の静電荷像
    現像用トナー。
  109. 【請求項109】 該トナー粒子は、該粉砕工程の後に
    機械的衝撃力を加える球形化処理が施されることを特徴
    とする請求項107に記載の静電荷像現像用トナー。
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