JPH1049860A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPH1049860A JPH1049860A JP20702096A JP20702096A JPH1049860A JP H1049860 A JPH1049860 A JP H1049860A JP 20702096 A JP20702096 A JP 20702096A JP 20702096 A JP20702096 A JP 20702096A JP H1049860 A JPH1049860 A JP H1049860A
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- magnetic
- magnetic layer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高密度記録領域における電磁変換特性に優れ
るとともに、使用条件を問わず良好な走行性、耐摩耗
性、耐久性が得られる磁気記録媒体を獲得する。 【解決手段】 重層塗布型の磁気記録媒体において、ア
ミノ酸アルキルエステルを、下塗層に添加せず、最上層
となる磁性層にのみ添加する。
るとともに、使用条件を問わず良好な走行性、耐摩耗
性、耐久性が得られる磁気記録媒体を獲得する。 【解決手段】 重層塗布型の磁気記録媒体において、ア
ミノ酸アルキルエステルを、下塗層に添加せず、最上層
となる磁性層にのみ添加する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重層塗布型の磁気
記録媒体に関し、特に潤滑剤の改良に関する。
記録媒体に関し、特に潤滑剤の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】オーディオテープ、ビデオテープ等の磁
気テープとしては、強磁性粉末、結合剤及び各種添加剤
を有機溶剤とともに混合することで調製される磁性塗料
を、非磁性支持体上に塗布、乾燥することによって磁性
層が形成される、いわゆる塗布型の磁気記録媒体が汎用
されている。
気テープとしては、強磁性粉末、結合剤及び各種添加剤
を有機溶剤とともに混合することで調製される磁性塗料
を、非磁性支持体上に塗布、乾燥することによって磁性
層が形成される、いわゆる塗布型の磁気記録媒体が汎用
されている。
【0003】この塗布型の磁気記録媒体に対しては、最
近、益々、高記録密度化への要求が高まっており、この
ような要求に応えるべく、様々な改良が施されている。
この改良のための手法としては、例えば強磁性粉末の微
細化、あるいは磁性層を薄くすることによる記録時の自
己減磁損失や再生時の厚み損失の減少等が挙げられ、こ
れにより短波長領域における電磁変換特性を改善するよ
うにしている。
近、益々、高記録密度化への要求が高まっており、この
ような要求に応えるべく、様々な改良が施されている。
この改良のための手法としては、例えば強磁性粉末の微
細化、あるいは磁性層を薄くすることによる記録時の自
己減磁損失や再生時の厚み損失の減少等が挙げられ、こ
れにより短波長領域における電磁変換特性を改善するよ
うにしている。
【0004】ところが、このうち磁性層の薄膜化におい
ては、磁性層を例えば2μm以下に単純に薄くすると、
磁性層の表面形状に非磁性支持体の表面性が影響し易く
なり、磁性層表面の平滑化が困難になる。磁性層表面の
平滑性が低くなると、媒体の電磁変換特性やドロップア
ウトの悪化を招くことになる。
ては、磁性層を例えば2μm以下に単純に薄くすると、
磁性層の表面形状に非磁性支持体の表面性が影響し易く
なり、磁性層表面の平滑化が困難になる。磁性層表面の
平滑性が低くなると、媒体の電磁変換特性やドロップア
ウトの悪化を招くことになる。
【0005】そこで、磁性層を薄膜化する場合には、非
磁性支持体と磁性層の間に非磁性の下塗層を介在させる
重層塗布型構成が採られる場合が多くなっている。この
ように非磁性下塗層を介在させることで非磁性支持体表
面と磁性層表面の間に厚さが稼がれ、非磁性支持体の表
面形状が磁性層表面に現れ難くなる。したがって、厚さ
の薄い磁性層が平滑な表面形状で形成されることにな
る。なお、磁性層を薄厚化すると、強磁性粉末等の磁性
層で用いる材料の使用量が削減できるので、コスト面か
らも有利になる。
磁性支持体と磁性層の間に非磁性の下塗層を介在させる
重層塗布型構成が採られる場合が多くなっている。この
ように非磁性下塗層を介在させることで非磁性支持体表
面と磁性層表面の間に厚さが稼がれ、非磁性支持体の表
面形状が磁性層表面に現れ難くなる。したがって、厚さ
の薄い磁性層が平滑な表面形状で形成されることにな
る。なお、磁性層を薄厚化すると、強磁性粉末等の磁性
層で用いる材料の使用量が削減できるので、コスト面か
らも有利になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように塗布型の磁
気記録媒体においては、高記録密度化のための各種改良
が施されているが、このような改良は高密度領域におけ
る特性を改善する反面、媒体の走行性、耐久性を損なう
ようにも働く。
気記録媒体においては、高記録密度化のための各種改良
が施されているが、このような改良は高密度領域におけ
る特性を改善する反面、媒体の走行性、耐久性を損なう
ようにも働く。
【0007】例えば、磁性層の厚みを薄くした場合、走
行性や耐久性を確保するために磁性層に添加する、潤滑
剤や研磨剤の量も制限される。このため、磁性層の厚い
ものに比べて、走行性や耐久性を確保するのが困難であ
る。さらに、強磁性粉末の微細化は、磁性層の膜強度を
低下させる方向に作用し、加えて、重層塗布型構成では
磁性層表面が極めて平滑になるため、記録再生装置の各
種摺動部材に対する接触面積が増大し、摩擦が上昇す
る。これにより、媒体の走行性、耐久性が劣化する。
行性や耐久性を確保するために磁性層に添加する、潤滑
剤や研磨剤の量も制限される。このため、磁性層の厚い
ものに比べて、走行性や耐久性を確保するのが困難であ
る。さらに、強磁性粉末の微細化は、磁性層の膜強度を
低下させる方向に作用し、加えて、重層塗布型構成では
磁性層表面が極めて平滑になるため、記録再生装置の各
種摺動部材に対する接触面積が増大し、摩擦が上昇す
る。これにより、媒体の走行性、耐久性が劣化する。
【0008】このため、走行性、耐久性を改善する目的
で、各種潤滑剤を使用することが検討され、高級脂肪酸
やそのエステル、パラフィン類、シリコーン等を磁性層
にトップコートあるいは内添し、摩擦係数を抑えようと
する試みがなされている。また、さらに、特開平2−1
92018号公報、特開平5−020675号公報、特
開平5−194970号公報、特開平5−194971
号公報、特開平5−298679号公報には、フッ素系
潤滑剤を使用することが提案されている。しかしなが
ら、いずれの潤滑剤も、十分満足のいく効果が得られ
ず、重層塗布型の磁気記録媒体では、走行性、耐久性を
確保するのが困難であるのが実情である。
で、各種潤滑剤を使用することが検討され、高級脂肪酸
やそのエステル、パラフィン類、シリコーン等を磁性層
にトップコートあるいは内添し、摩擦係数を抑えようと
する試みがなされている。また、さらに、特開平2−1
92018号公報、特開平5−020675号公報、特
開平5−194970号公報、特開平5−194971
号公報、特開平5−298679号公報には、フッ素系
潤滑剤を使用することが提案されている。しかしなが
ら、いずれの潤滑剤も、十分満足のいく効果が得られ
ず、重層塗布型の磁気記録媒体では、走行性、耐久性を
確保するのが困難であるのが実情である。
【0009】そこで、本発明はこのような従来の実情に
鑑みて提案されたものであり、高密度記録領域において
高い電磁変換特性が得られるとともに、使用条件を問わ
ず、媒体表面で良好な潤滑性が長時間にわたり持続さ
れ、走行性、耐摩耗性、耐久性に優れる磁気記録媒体を
提供することを目的とする。
鑑みて提案されたものであり、高密度記録領域において
高い電磁変換特性が得られるとともに、使用条件を問わ
ず、媒体表面で良好な潤滑性が長時間にわたり持続さ
れ、走行性、耐摩耗性、耐久性に優れる磁気記録媒体を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明者等が鋭意検討を重ねた結果、重層塗布型
の磁気記録媒体では、最上層となる磁性層にアミノ酸ア
ルキルエステルを含有させることによって走行性、耐久
性が飛躍的に改善されるとの知見を得るに至った。
めに、本発明者等が鋭意検討を重ねた結果、重層塗布型
の磁気記録媒体では、最上層となる磁性層にアミノ酸ア
ルキルエステルを含有させることによって走行性、耐久
性が飛躍的に改善されるとの知見を得るに至った。
【0011】本発明の磁気記録媒体は、このような知見
に基づいて完成されたものであって、非磁性支持体上
に、少なくとも1層の下塗層が形成され、この下塗層の
上に、強磁性粉末を結合剤に分散させてなる磁性層が形
成されてなり、上記磁性層にのみ、アミノ酸アルキルエ
ステルが潤滑剤として含有されていることを特徴とする
ものである。
に基づいて完成されたものであって、非磁性支持体上
に、少なくとも1層の下塗層が形成され、この下塗層の
上に、強磁性粉末を結合剤に分散させてなる磁性層が形
成されてなり、上記磁性層にのみ、アミノ酸アルキルエ
ステルが潤滑剤として含有されていることを特徴とする
ものである。
【0012】重層塗布型の磁気記録媒体において、磁性
層にのみアミノ酸アルキルエステルを含有させると、磁
性層表面に潤滑性能が付与され、走行性、耐久性が改善
される。なお、このアミノ酸アルキルエステルは、磁性
層にのみ含有させることが重要である。アミノ酸アルキ
ルエステルを下塗層に含有させた場合には、下塗層塗料
の塗布性が劣化してその上に形成される磁性層の表面を
粗くし、電磁変換特性が損なわれる。
層にのみアミノ酸アルキルエステルを含有させると、磁
性層表面に潤滑性能が付与され、走行性、耐久性が改善
される。なお、このアミノ酸アルキルエステルは、磁性
層にのみ含有させることが重要である。アミノ酸アルキ
ルエステルを下塗層に含有させた場合には、下塗層塗料
の塗布性が劣化してその上に形成される磁性層の表面を
粗くし、電磁変換特性が損なわれる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【0014】本発明が適用される磁気記録媒体は、非磁
性支持体上に、少なくとも1層の下塗層が形成され、こ
の下塗層の上に、強磁性粉末と結合剤を主体とする磁性
層が形成されてなる、重層塗布型の磁気記録媒体であ
る。この下塗層及び磁性層は、それぞれを構成する組成
物を有機溶剤とともに混合することによって下塗層塗料
あるいは磁性層塗料を調製し、この塗料を塗布すること
によって形成される。
性支持体上に、少なくとも1層の下塗層が形成され、こ
の下塗層の上に、強磁性粉末と結合剤を主体とする磁性
層が形成されてなる、重層塗布型の磁気記録媒体であ
る。この下塗層及び磁性層は、それぞれを構成する組成
物を有機溶剤とともに混合することによって下塗層塗料
あるいは磁性層塗料を調製し、この塗料を塗布すること
によって形成される。
【0015】本発明では、このような重層塗布型の磁気
記録媒体において、上記磁性層に、アミノ酸アルキルエ
ステルを含有させる。このアミノ酸アルキルエステル
は、磁性層に潤滑性能を付与する潤滑剤として用いられ
るものであり、下記の化2で表される。
記録媒体において、上記磁性層に、アミノ酸アルキルエ
ステルを含有させる。このアミノ酸アルキルエステル
は、磁性層に潤滑性能を付与する潤滑剤として用いられ
るものであり、下記の化2で表される。
【0016】
【化2】
【0017】化2において、R1はHまたは炭化水素基
であり、炭化水素基である場合には炭素数が3以下であ
るのが好ましい。R1の炭素数が3より多くなると、潤
滑効果が薄れる。
であり、炭化水素基である場合には炭素数が3以下であ
るのが好ましい。R1の炭素数が3より多くなると、潤
滑効果が薄れる。
【0018】R2は、炭化水素基であり、炭素数が11
以上であるのが好ましい。R2の炭素数が10以下にな
ると、十分な潤滑効果が得られなくなる。
以上であるのが好ましい。R2の炭素数が10以下にな
ると、十分な潤滑効果が得られなくなる。
【0019】本発明では、このアミノ酸アルキルエステ
ルを、下塗層には添加せず、最上層となる磁性層にのみ
含有させる。これは、アミノ酸アルキルエステルの塗料
との相溶性を考慮したからである。すなわち、このアミ
ノ酸アルキルエステルでは、R1の炭素数が少ない方が
潤滑性能は向上するが、有機溶剤への相溶性はR1の炭
素数が多い方が良好である。したがって、潤滑性能を優
先した場合、すなわちアミノ酸アルキルエステルのR1
の炭素数を3以下に設定した場合、潤滑剤の有機溶剤へ
の相溶性は比較的低いものになる。ここで、重層塗布型
の磁気記録媒体においては、磁性層の表面性に下塗層の
塗布性が大きく影響する。このような重層塗布型の磁気
記録媒体において、比較的相溶性の低い潤滑剤を下塗層
塗料に添加すると、この下塗層塗料の塗布性が悪化し、
磁性層表面に悪影響を与える。本発明で、上記アミノ酸
アルキルエステルを最上層となる磁性層にのみ含有させ
るのは、潤滑性能を増大させながら表面性の劣化、ひい
てはこの表面性の劣化による電磁変換特性の低下を回避
するためである。
ルを、下塗層には添加せず、最上層となる磁性層にのみ
含有させる。これは、アミノ酸アルキルエステルの塗料
との相溶性を考慮したからである。すなわち、このアミ
ノ酸アルキルエステルでは、R1の炭素数が少ない方が
潤滑性能は向上するが、有機溶剤への相溶性はR1の炭
素数が多い方が良好である。したがって、潤滑性能を優
先した場合、すなわちアミノ酸アルキルエステルのR1
の炭素数を3以下に設定した場合、潤滑剤の有機溶剤へ
の相溶性は比較的低いものになる。ここで、重層塗布型
の磁気記録媒体においては、磁性層の表面性に下塗層の
塗布性が大きく影響する。このような重層塗布型の磁気
記録媒体において、比較的相溶性の低い潤滑剤を下塗層
塗料に添加すると、この下塗層塗料の塗布性が悪化し、
磁性層表面に悪影響を与える。本発明で、上記アミノ酸
アルキルエステルを最上層となる磁性層にのみ含有させ
るのは、潤滑性能を増大させながら表面性の劣化、ひい
てはこの表面性の劣化による電磁変換特性の低下を回避
するためである。
【0020】このアミノ酸アルキルエステルの磁性層へ
の添加量は、強磁性粉末100重量部に対して0.05
〜5重量部であるのが好ましく、0.2〜2重量部であ
るのがより好ましい。アミノ酸アルキルエステルの磁性
層への添加量がこの範囲よりも少ないと、潤滑効果が不
十分となり、摩擦係数の増大、スチル耐久性の低下を招
く。また、添加量がこの範囲を上回る場合には、磁性層
のみに添加した場合でも、この磁性層塗料の塗布性が劣
化することによって、磁性層の表面性が損なわれ電磁変
換特性が劣化する。また、アミノ酸アルキルエステルに
よって媒体と磁気ヘッドが貼り付く虞れがある。
の添加量は、強磁性粉末100重量部に対して0.05
〜5重量部であるのが好ましく、0.2〜2重量部であ
るのがより好ましい。アミノ酸アルキルエステルの磁性
層への添加量がこの範囲よりも少ないと、潤滑効果が不
十分となり、摩擦係数の増大、スチル耐久性の低下を招
く。また、添加量がこの範囲を上回る場合には、磁性層
のみに添加した場合でも、この磁性層塗料の塗布性が劣
化することによって、磁性層の表面性が損なわれ電磁変
換特性が劣化する。また、アミノ酸アルキルエステルに
よって媒体と磁気ヘッドが貼り付く虞れがある。
【0021】なお、このアミノ酸アルキルエステルは、
それ単独で用いてもよいが、磁気記録媒体において通常
用いられている潤滑剤と組み合わせて用いるようにして
もよい。
それ単独で用いてもよいが、磁気記録媒体において通常
用いられている潤滑剤と組み合わせて用いるようにして
もよい。
【0022】このアミノ酸アルキルエステルと組み合わ
せて用いる潤滑剤としては、炭素数が10〜20の一塩
基性脂肪酸と、炭素数が3〜12の一価のアルコール,
二価のアルコール,三価のアルコール,四価のアルコー
ル,六価のアルコールのいずれか、もしくは2つ以上よ
りなる脂肪酸エステル類、あるいは炭素数が10以上の
一塩基性脂肪酸と、この脂肪酸と合計した炭素数が11
〜28となる一価〜六価のアルコールからなる脂肪酸エ
ステル類等の有機化合物潤滑剤が使用できる。さらに
は、炭素数が8〜22の脂肪酸あるいは脂肪酸アミド、
脂肪族アルコールも使用可能である。
せて用いる潤滑剤としては、炭素数が10〜20の一塩
基性脂肪酸と、炭素数が3〜12の一価のアルコール,
二価のアルコール,三価のアルコール,四価のアルコー
ル,六価のアルコールのいずれか、もしくは2つ以上よ
りなる脂肪酸エステル類、あるいは炭素数が10以上の
一塩基性脂肪酸と、この脂肪酸と合計した炭素数が11
〜28となる一価〜六価のアルコールからなる脂肪酸エ
ステル類等の有機化合物潤滑剤が使用できる。さらに
は、炭素数が8〜22の脂肪酸あるいは脂肪酸アミド、
脂肪族アルコールも使用可能である。
【0023】これら潤滑剤の具体的な例としては、カプ
リル酸ブチル、カプリル酸オクチル、ラウリン酸エチ
ル、ラウリン酸ブチル、ラウリン酸オクチル、ミリスチ
ン酸エチル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸オクチ
ル、パルミチン酸エチル、パルミチン酸ブチル、パルミ
チン酸オクチル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸ブ
チル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸アミル、ア
ンヒドロソルビタンモノステアレート、アンヒドロソル
ビタンジステアレート、アンヒドロソルビタントリステ
アレート、アンヒドロソルビタンテトラステアレート、
アンヒドロソルビタンエチレンオキシドモノステアレー
ト、オレイルオレート、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、オレイルアルコール、ラウリルアルコー
ル等が挙げられ、これらが単独もしくは組み合わせて使
用される。
リル酸ブチル、カプリル酸オクチル、ラウリン酸エチ
ル、ラウリン酸ブチル、ラウリン酸オクチル、ミリスチ
ン酸エチル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸オクチ
ル、パルミチン酸エチル、パルミチン酸ブチル、パルミ
チン酸オクチル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸ブ
チル、ステアリン酸オクチル、ステアリン酸アミル、ア
ンヒドロソルビタンモノステアレート、アンヒドロソル
ビタンジステアレート、アンヒドロソルビタントリステ
アレート、アンヒドロソルビタンテトラステアレート、
アンヒドロソルビタンエチレンオキシドモノステアレー
ト、オレイルオレート、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、オレイルアルコール、ラウリルアルコー
ル等が挙げられ、これらが単独もしくは組み合わせて使
用される。
【0024】また、これらのアミノ酸アルキルエステル
以外の潤滑剤は、磁性層に添加するとともに、磁性層の
下側に形成される下塗層に添加しても良い。下塗層に添
加された潤滑剤は、磁性層に移行し、これによって磁性
層表面の潤滑性能が維持されるようになる。
以外の潤滑剤は、磁性層に添加するとともに、磁性層の
下側に形成される下塗層に添加しても良い。下塗層に添
加された潤滑剤は、磁性層に移行し、これによって磁性
層表面の潤滑性能が維持されるようになる。
【0025】本発明の磁気記録媒体には以上のようにし
て潤滑剤が用いられるが、潤滑剤以外の材料としては、
次のようなものが用いられる。
て潤滑剤が用いられるが、潤滑剤以外の材料としては、
次のようなものが用いられる。
【0026】まず、磁性層は強磁性粉末と結合剤を主成
分として構成される。
分として構成される。
【0027】この強磁性粉末としては、強磁性酸化鉄粒
子、強磁性二酸化クロム、強磁性コバルトフェライト
(CoO−Fe2O3)、コバルト吸着酸化物、強磁性F
e−Co−Ni系合金、六方晶系バリウムフェライト、
窒化鉄等の微粒子を挙げることができる。
子、強磁性二酸化クロム、強磁性コバルトフェライト
(CoO−Fe2O3)、コバルト吸着酸化物、強磁性F
e−Co−Ni系合金、六方晶系バリウムフェライト、
窒化鉄等の微粒子を挙げることができる。
【0028】強磁性酸化鉄微粒子は、FeOxで表さ
れ、このxの値が1.33<x<1.51の範囲にある
もの、例えばマグヘマタイト(γ−Fe2O3、x=1.
5)、マグネタイト(Fe3O4、x=4/3)及びこれ
らの固溶体が挙げられる。さらに、強磁性体酸化鉄微粒
子には、抗磁力を上げる目的でコバルトが添加されてい
てもよい。
れ、このxの値が1.33<x<1.51の範囲にある
もの、例えばマグヘマタイト(γ−Fe2O3、x=1.
5)、マグネタイト(Fe3O4、x=4/3)及びこれ
らの固溶体が挙げられる。さらに、強磁性体酸化鉄微粒
子には、抗磁力を上げる目的でコバルトが添加されてい
てもよい。
【0029】強磁性二酸化クロムとしては、CrO2、
あるいは抗磁力を向上させる目的でRu、Sn、Te、
Sb、Fe、Ti、V、Mn等の少なくとも1種類をC
rO2に添加したものを使用することができる。
あるいは抗磁力を向上させる目的でRu、Sn、Te、
Sb、Fe、Ti、V、Mn等の少なくとも1種類をC
rO2に添加したものを使用することができる。
【0030】強磁性合金粉末としては、Fe合金粉末、
Co合金粉末、Ni合金粉末、並びにFe−Co、Fe
−Ni、Fe−Co−Ni、Co−Ni、Fe−Co−
B、Fe−Co−Cr−B、Mn−Bi、Mn−Al、
Fe−Co−V等の合金粉末、あるいはこれらの合金と
他の元素との化合物である合金粉末を使用することがで
きる。
Co合金粉末、Ni合金粉末、並びにFe−Co、Fe
−Ni、Fe−Co−Ni、Co−Ni、Fe−Co−
B、Fe−Co−Cr−B、Mn−Bi、Mn−Al、
Fe−Co−V等の合金粉末、あるいはこれらの合金と
他の元素との化合物である合金粉末を使用することがで
きる。
【0031】これら強磁性粉末の形状は特に制限されな
いが、例えば針状、粒状、サイコロ状、米粒状および板
状のもの等が挙げられる。
いが、例えば針状、粒状、サイコロ状、米粒状および板
状のもの等が挙げられる。
【0032】このうち針状の場合には、針状比が3/1
〜30/1であるのが好ましく、4/1〜30/1であ
るのがより好ましい。
〜30/1であるのが好ましく、4/1〜30/1であ
るのがより好ましい。
【0033】強磁性粉末の比表面積は、電磁変換特性の
点から、40m2/g以上であるのがが好ましく、45
m2/g以上であるのがより好ましい。
点から、40m2/g以上であるのがが好ましく、45
m2/g以上であるのがより好ましい。
【0034】磁性層で用いる結合剤としては、磁気記録
媒体の結合剤として通常用いられている熱可塑性樹脂、
熱硬化性樹脂または電子線等の照射によって硬化する放
射線架橋型樹脂やこれらの混合物が使用される。
媒体の結合剤として通常用いられている熱可塑性樹脂、
熱硬化性樹脂または電子線等の照射によって硬化する放
射線架橋型樹脂やこれらの混合物が使用される。
【0035】このうち熱可塑樹脂としては、軟化点温度
が150℃以下、平均分子量が10000〜20000
0、重合度が約200〜2000程度のものが好まし
い。例示するならば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル
−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−ア
クリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビ
ニリデン共重合体、アクリル酸エステル−スチレン共重
合体、メタクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合
体、メタクリル酸エステル−塩化ビニリデン、メタクリ
ル酸エステル−スチレン共重合体、ウレタンエラストマ
ー、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリ
ル共重合体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、
ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘
導体(セルロースアセテートブチレート、セルロースダ
イアセテート、セルローストリアセテート、セルロース
プロピオネート、ニトロセルロース等)、スチレン−ブ
タジエン共重合体、ポリエステル樹脂、各種の合成ゴム
系の熱可塑性樹脂(ポリブタジエン、ポリクロロプレ
ン、ポリイソプレン、スチレンブタジエン共重合体な
ど)及びこれらの混合物等が挙げられる。
が150℃以下、平均分子量が10000〜20000
0、重合度が約200〜2000程度のものが好まし
い。例示するならば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル
−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−ア
クリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−塩化ビ
ニリデン共重合体、アクリル酸エステル−スチレン共重
合体、メタクリル酸エステル−アクリロニトリル共重合
体、メタクリル酸エステル−塩化ビニリデン、メタクリ
ル酸エステル−スチレン共重合体、ウレタンエラストマ
ー、ポリ弗化ビニル、塩化ビニリデン−アクリロニトリ
ル共重合体、ブタジエン−アクリロニトリル共重合体、
ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロース誘
導体(セルロースアセテートブチレート、セルロースダ
イアセテート、セルローストリアセテート、セルロース
プロピオネート、ニトロセルロース等)、スチレン−ブ
タジエン共重合体、ポリエステル樹脂、各種の合成ゴム
系の熱可塑性樹脂(ポリブタジエン、ポリクロロプレ
ン、ポリイソプレン、スチレンブタジエン共重合体な
ど)及びこれらの混合物等が挙げられる。
【0036】これらの樹脂には、分子中に−SO3H,
−OSO3H,−PO3H2,−OPO3H2,−COOH
等の酸性基、またはそれらの塩、あるいはヒドロキシル
基、エポキシ基、アミノ基等の極性基が導入されている
と良い。これにより、粉末成分の分散性が向上し、塗膜
耐久性が付与される。なお、これら極性基のなかでは、
−SO3Na,−COOH,−OPO3Na2,−NH2基
が好ましい。
−OSO3H,−PO3H2,−OPO3H2,−COOH
等の酸性基、またはそれらの塩、あるいはヒドロキシル
基、エポキシ基、アミノ基等の極性基が導入されている
と良い。これにより、粉末成分の分散性が向上し、塗膜
耐久性が付与される。なお、これら極性基のなかでは、
−SO3Na,−COOH,−OPO3Na2,−NH2基
が好ましい。
【0037】また、磁性層には、強磁性粉末、結合剤の
他に、ヘッドに対する研磨作用等を得るために、無機質
粒子を含有させても良い。
他に、ヘッドに対する研磨作用等を得るために、無機質
粒子を含有させても良い。
【0038】但し、この無機質粒子としては、モース硬
度が5以上のものを用いるのが望ましい。モース硬度が
5よりも低いような比較的軟らかい無機質粒子を用いた
場合には、この無機質粒子が磁性層から脱落し易く、ヘ
ッドに目詰まりを生じさせる虞れがある。また、ヘッド
に対する研磨作用も殆ど得られず、走行耐久性も乏しく
なる。
度が5以上のものを用いるのが望ましい。モース硬度が
5よりも低いような比較的軟らかい無機質粒子を用いた
場合には、この無機質粒子が磁性層から脱落し易く、ヘ
ッドに目詰まりを生じさせる虞れがある。また、ヘッド
に対する研磨作用も殆ど得られず、走行耐久性も乏しく
なる。
【0039】モース硬度が5以上の無機質粒子として
は、例えばAl2O3(モース硬度9),TiO(モース
硬度6)、TiO2(モース硬度6.5)、SiO2(モ
ース硬度7),SnO2(モース硬度6.5),Cr2O
3(モース硬度9),およびα−Fe2O3(モース硬度
5.5)が挙げられる。これらの無機質粒子は、1種類
を単独で使用しても、複数種を混合して用いてもいずれ
でも良い。なお、無機質粒子のモース硬度は、8以上で
あるのがより好ましい。
は、例えばAl2O3(モース硬度9),TiO(モース
硬度6)、TiO2(モース硬度6.5)、SiO2(モ
ース硬度7),SnO2(モース硬度6.5),Cr2O
3(モース硬度9),およびα−Fe2O3(モース硬度
5.5)が挙げられる。これらの無機質粒子は、1種類
を単独で使用しても、複数種を混合して用いてもいずれ
でも良い。なお、無機質粒子のモース硬度は、8以上で
あるのがより好ましい。
【0040】これら無機質粒子の磁性層への添加量は、
強磁性粉末100重量部に対して0.1〜20重量部、
好ましくは1〜10重量部の範囲とするのが良い。
強磁性粉末100重量部に対して0.1〜20重量部、
好ましくは1〜10重量部の範囲とするのが良い。
【0041】この他、さらに分散剤、帯電防止剤を磁性
層に添加することもできる。
層に添加することもできる。
【0042】分散剤としては、まず、炭素数12〜22
の脂肪酸が挙げられる。このような脂肪酸としては、カ
プリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、エ
ライジン酸、リノール酸、リノレン酸、ステアロール酸
等がある。また、これらの脂肪酸とアルカリ金属または
土類金属とからなる金属セッケンも使用できる。このア
ルカリ金属または土類金属としては、リチウム、ナトリ
ウム、カリウム、バリウム等が挙げられる。さらに、上
記脂肪酸のアミド、脂肪族アミン、高級アルコール、ポ
リアルキレンオキサイドアルキル燐酸エステル、アルキ
ル燐酸エステル、アルキルホウ酸エステル、サルコシネ
ート類、アルキルエーテルエステル類、トリアルキルポ
リオレフィン、オキシ第4級アンモニウム塩およびレシ
チン等も分散剤として使用可能である。これら分散剤の
磁性層への添加量は、強磁性粉末1.0重量部に対し、
0.1〜10重量部が適当である。
の脂肪酸が挙げられる。このような脂肪酸としては、カ
プリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、エ
ライジン酸、リノール酸、リノレン酸、ステアロール酸
等がある。また、これらの脂肪酸とアルカリ金属または
土類金属とからなる金属セッケンも使用できる。このア
ルカリ金属または土類金属としては、リチウム、ナトリ
ウム、カリウム、バリウム等が挙げられる。さらに、上
記脂肪酸のアミド、脂肪族アミン、高級アルコール、ポ
リアルキレンオキサイドアルキル燐酸エステル、アルキ
ル燐酸エステル、アルキルホウ酸エステル、サルコシネ
ート類、アルキルエーテルエステル類、トリアルキルポ
リオレフィン、オキシ第4級アンモニウム塩およびレシ
チン等も分散剤として使用可能である。これら分散剤の
磁性層への添加量は、強磁性粉末1.0重量部に対し、
0.1〜10重量部が適当である。
【0043】次に、帯電防止剤としては、カーボンブラ
ック,カーボンブラックグラフトポリマー等の導電性微
粉末、サポニン等の天然界面活性剤、アルキレンオキサ
イド系,グリセリン系あるいはグリシドール系等のノニ
オン系界面活性剤、高級アルキルアミン類、第4級アン
モニウム塩類、ピリジン等の複素環化合物の塩類、ホス
ホニウム類またはスルホニウム類等のカチオン性界面活
性剤、カルボン酸,燐酸,硫酸エステル基,燐酸エステ
ル基等の酸性基を含むアニオン性界面活性剤、アミノ酸
類,アミノスルホン酸類,アミノアルコールの硫酸また
は燐酸エステル類等の両性界面活性剤等が挙げられる。
これら帯電防止剤の磁性層への添加量は、粉末状である
場合には、磁性粉末体100重量部に対して0.1〜1
0重量部の範囲が適当であり、界面活性剤である場合に
は強磁性粉末100重量部に対して0.12〜10重量
部の範囲が適当である。
ック,カーボンブラックグラフトポリマー等の導電性微
粉末、サポニン等の天然界面活性剤、アルキレンオキサ
イド系,グリセリン系あるいはグリシドール系等のノニ
オン系界面活性剤、高級アルキルアミン類、第4級アン
モニウム塩類、ピリジン等の複素環化合物の塩類、ホス
ホニウム類またはスルホニウム類等のカチオン性界面活
性剤、カルボン酸,燐酸,硫酸エステル基,燐酸エステ
ル基等の酸性基を含むアニオン性界面活性剤、アミノ酸
類,アミノスルホン酸類,アミノアルコールの硫酸また
は燐酸エステル類等の両性界面活性剤等が挙げられる。
これら帯電防止剤の磁性層への添加量は、粉末状である
場合には、磁性粉末体100重量部に対して0.1〜1
0重量部の範囲が適当であり、界面活性剤である場合に
は強磁性粉末100重量部に対して0.12〜10重量
部の範囲が適当である。
【0044】以上、磁性層に添加する添加剤を、分散
剤、帯電防止剤等に分類して説明したが、例示した添加
剤は、厳密にその分類された項目の作用効果のみを有す
るとは限らず、例えば分散剤として例示した添加剤が潤
滑剤として作用したり、あるいは帯電防止剤として作用
することもある得る。したがって、複数の作用効果を奏
する物質を添加剤として使用する場合には、そのことを
考慮して添加量を加減するのが望ましい。
剤、帯電防止剤等に分類して説明したが、例示した添加
剤は、厳密にその分類された項目の作用効果のみを有す
るとは限らず、例えば分散剤として例示した添加剤が潤
滑剤として作用したり、あるいは帯電防止剤として作用
することもある得る。したがって、複数の作用効果を奏
する物質を添加剤として使用する場合には、そのことを
考慮して添加量を加減するのが望ましい。
【0045】このような磁性層の下側には下塗層が形成
される。この下塗層は、磁性層,非磁性層のいずれでも
よく、また単層構成であっても多層構成であっても構わ
ない。多層構成の場合には、磁性層あるいは非磁性層の
みであってもよく、磁性層と非磁性層を組み合わせても
よい。
される。この下塗層は、磁性層,非磁性層のいずれでも
よく、また単層構成であっても多層構成であっても構わ
ない。多層構成の場合には、磁性層あるいは非磁性層の
みであってもよく、磁性層と非磁性層を組み合わせても
よい。
【0046】磁性層の場合には、先に最上層として形成
する磁性層で例示した材料がいずれも使用可能である。
なお、この下塗層として形成される磁性層と、最上層と
して形成される磁性層の材料は同じであっても異なって
いてもよい。
する磁性層で例示した材料がいずれも使用可能である。
なお、この下塗層として形成される磁性層と、最上層と
して形成される磁性層の材料は同じであっても異なって
いてもよい。
【0047】非磁性層は、非磁性粉末と結合剤を主体と
して構成される。
して構成される。
【0048】結合剤としては、磁性層で例示したものが
使用可能である。
使用可能である。
【0049】非磁性粉末としては、例えば、先に例示し
た無機質粒子、すなわちAl2O3、TiO、TiO2、
SiO2,SnO2、Cr2O3、α−Fe2O3、カーボン
ブラックの他、酸化タングステン、酸化亜鉛、酸化セリ
ウム、チタンカーバイト、BN、硫酸カルシウム、硫酸
バリウム、二硫化モリブデン、炭酸マグネシウム、炭酸
カルシウム、炭酸バリウム、炭酸ストロンチウム、チタ
ン酸バリウム等が挙げられる。
た無機質粒子、すなわちAl2O3、TiO、TiO2、
SiO2,SnO2、Cr2O3、α−Fe2O3、カーボン
ブラックの他、酸化タングステン、酸化亜鉛、酸化セリ
ウム、チタンカーバイト、BN、硫酸カルシウム、硫酸
バリウム、二硫化モリブデン、炭酸マグネシウム、炭酸
カルシウム、炭酸バリウム、炭酸ストロンチウム、チタ
ン酸バリウム等が挙げられる。
【0050】以上のような下塗層と磁性層は非磁性支持
体上に形成される。この非磁性支持体の素材としては、
ポリエチレンテレフタレート,ポリエチレン−2,6−
ナフタレート等のポリエステル類、ポリエチレン,ポリ
プロピレン等のポリオレフィン類、セルローストリアセ
テート等のセルロース誘導体、ポリカーボネート、ポリ
イミド、ポリアミドイミド等のプラスチックの他、アル
ミニウム等の金属を蒸着したプラスチツク類も使用可能
である。これらの非磁性支持体上には、その上に形成さ
れる下塗層との接着性を得るために接着剤層を形成する
ようにしても構わない。
体上に形成される。この非磁性支持体の素材としては、
ポリエチレンテレフタレート,ポリエチレン−2,6−
ナフタレート等のポリエステル類、ポリエチレン,ポリ
プロピレン等のポリオレフィン類、セルローストリアセ
テート等のセルロース誘導体、ポリカーボネート、ポリ
イミド、ポリアミドイミド等のプラスチックの他、アル
ミニウム等の金属を蒸着したプラスチツク類も使用可能
である。これらの非磁性支持体上には、その上に形成さ
れる下塗層との接着性を得るために接着剤層を形成する
ようにしても構わない。
【0051】非磁性支持体の形態は、フイルム状、テー
プ状、シート状等のいずれでもよいが、非磁性支持体の
素材はその形態に応して適宜選択される。なお、テープ
状の記録媒体の場合、非磁性支持体の厚さは、2〜50
μmであるのが好ましい。
プ状、シート状等のいずれでもよいが、非磁性支持体の
素材はその形態に応して適宜選択される。なお、テープ
状の記録媒体の場合、非磁性支持体の厚さは、2〜50
μmであるのが好ましい。
【0052】このような非磁性支持体上に上述の材料よ
りなる磁性層及び下塗層を形成するには、まず、それぞ
れの組成物を有機溶剤とともに混練、分散させて磁性層
塗料、下塗層塗料を調製する。
りなる磁性層及び下塗層を形成するには、まず、それぞ
れの組成物を有機溶剤とともに混練、分散させて磁性層
塗料、下塗層塗料を調製する。
【0053】この塗料化のための溶剤や、混練,分散機
としては、塗布型の磁気記録媒体で通常用いられている
ものがいずれも使用可能である。
としては、塗布型の磁気記録媒体で通常用いられている
ものがいずれも使用可能である。
【0054】例えば、混練,分散機としては、二本ロー
ルミル、三本ロールミル、ボールミル、ペブルミル、ト
ロンミル、サンドグラインダー、ゼグバリ、アトライタ
ー、高速インペラー分散機、高速スト−ンミル、高速度
衝撃ミル、ディスパーニーダー、高速ミキサ−、ホモジ
ナイザーおよび超音波分散機等が挙げられる。
ルミル、三本ロールミル、ボールミル、ペブルミル、ト
ロンミル、サンドグラインダー、ゼグバリ、アトライタ
ー、高速インペラー分散機、高速スト−ンミル、高速度
衝撃ミル、ディスパーニーダー、高速ミキサ−、ホモジ
ナイザーおよび超音波分散機等が挙げられる。
【0055】塗布方法としては、エアードクターコー
ト、ブレードコート、ロッドコート、押し出しコート、
エアナイフコート、スクイズコート、含浸コート、リバ
ースロールコート、トランスファーロールコート、グラ
ビアコート、キスコート、キャストコート、スプレーコ
ート及びスピンコート法等が挙げられる。
ト、ブレードコート、ロッドコート、押し出しコート、
エアナイフコート、スクイズコート、含浸コート、リバ
ースロールコート、トランスファーロールコート、グラ
ビアコート、キスコート、キャストコート、スプレーコ
ート及びスピンコート法等が挙げられる。
【0056】あるいは、磁性層塗料と下塗層塗料がそれ
ぞれ押し出される2つのスリットを有するダイコーター
を用い、下塗層塗料を塗布した上から直接磁性層塗料を
塗布する湿潤同時塗布方式(ウェット・オン・ウェット
塗布方式)によって下塗層と磁性層を形成するようにし
ても良い。
ぞれ押し出される2つのスリットを有するダイコーター
を用い、下塗層塗料を塗布した上から直接磁性層塗料を
塗布する湿潤同時塗布方式(ウェット・オン・ウェット
塗布方式)によって下塗層と磁性層を形成するようにし
ても良い。
【0057】なお、このとき磁性層の厚さは、高密度記
録領域における電磁変換特性を高める点から、1.5μ
m以下であるのが好ましく、l.0μm以下であるのが
より好ましく、0.5μm以下であるのがさらに好まし
い。。
録領域における電磁変換特性を高める点から、1.5μ
m以下であるのが好ましく、l.0μm以下であるのが
より好ましく、0.5μm以下であるのがさらに好まし
い。。
【0058】そして、特にテープ状の記録媒体を製造す
る場合には、磁性層が湿潤状態にあるうちに、強磁性粉
末を配向させる処理、すなわち磁場配向処理を施したあ
と、乾燥させる。
る場合には、磁性層が湿潤状態にあるうちに、強磁性粉
末を配向させる処理、すなわち磁場配向処理を施したあ
と、乾燥させる。
【0059】続いて、形成された磁性層に、カレンダー
処理等の表面平滑化処理を施すことで磁気記録媒体は製
造される。
処理等の表面平滑化処理を施すことで磁気記録媒体は製
造される。
【0060】
【実施例】本発明の好適な実施例について実験結果に基
づいて説明する。なお、本発明がこの実施例に限定され
るものでないことは言うまでもない。
づいて説明する。なお、本発明がこの実施例に限定され
るものでないことは言うまでもない。
【0061】アミノ酸アルキルエステルの添加量の検討 先ず、ここで用いたアミノ酸アルキルエステルの一般式
を化3に、化3(R2:n−C18H37)におけるR1を表
1に示す。
を化3に、化3(R2:n−C18H37)におけるR1を表
1に示す。
【0062】
【化3】
【0063】
【表1】
【0064】以下の実験では、これらのアミノ酸アルキ
ルエステルを潤滑剤として用いて磁気記録媒体を作製
し、その特性を評価した。
ルエステルを潤滑剤として用いて磁気記録媒体を作製
し、その特性を評価した。
【0065】下記の組成に基づいて、磁性層塗料及び下
塗層塗料を調製した。なお、塗料化は、常法に従って、
顔料、結合剤、添加剤及び溶剤をニーダーに投入して混
練し、サンドミルで分散させることで行った。なお、混
練時の不揮発成分量は、85重量%である。また、分散
時間は、磁性層塗料では5時間、下塗層塗料では3時間
に設定した。
塗層塗料を調製した。なお、塗料化は、常法に従って、
顔料、結合剤、添加剤及び溶剤をニーダーに投入して混
練し、サンドミルで分散させることで行った。なお、混
練時の不揮発成分量は、85重量%である。また、分散
時間は、磁性層塗料では5時間、下塗層塗料では3時間
に設定した。
【0066】 <磁性層塗料の組成(上層)> Fe系メタル強磁性粉末 100重量部 ポリ塩化ビニル樹脂 14重量部 (重合度150、極性官能基としてスルホン酸ナトリウム塩を5×10-5mo l/g含有) ポリエステルポリウレタン樹脂 6重量部 (極性官能基としてスルホン酸ナトリウム塩を1×10-4mol/g含有) 添加剤: カーボン 2重量部 Al2O3 5重量部 (一次粒径0.09μm、このAl2O3は有機溶剤に分散させてスラリー状に した状態で他の塗料組成物と混合した。このスラリーでの中心粒径は0.1 7μmである) メチルエチルケトン 150重量部 シクロヘキサノン 150重量部 <下塗層塗料の組成> α−酸化鉄 100重量部 (Si3原子%処理品:針状比8、長軸長0.18μm) ポリ塩化ビニル樹脂 14重量部 (重合度150、極性官能基としてスルホン酸ナトリウム塩を5×10-5mo l/g含有) ポリエステルポリウレタン樹脂 6重量部 (極性官能基としてスルホン酸ナトリウム塩を1×10-4mol/g含有) メチルエチルケトン 105重量部 シクロヘキサノン 105重量部 そして、さらに磁性層塗料には、ブチルステアレート1
重量部、ステアリン酸1重量部及び表1に示すアミノ酸
アルキルエステル系潤滑剤を表示の量添加して30分間
攪拌した。そして、さらに硬化剤としてポリイソシアネ
ートを4重量部加えた。
重量部、ステアリン酸1重量部及び表1に示すアミノ酸
アルキルエステル系潤滑剤を表示の量添加して30分間
攪拌した。そして、さらに硬化剤としてポリイソシアネ
ートを4重量部加えた。
【0067】また、下塗層塗料には、ブチルステアレー
ト1重量部及びステアリン酸1重量部を添加して30分
間攪拌し、さらにポリイソシアネートを2重量部加え
た。
ト1重量部及びステアリン酸1重量部を添加して30分
間攪拌し、さらにポリイソシアネートを2重量部加え
た。
【0068】この下塗層塗料及び磁性層塗料を、4リッ
プ方式ダイコーターによって、厚さ4.5μmのポリエ
チレンテレフタレートベース上に同時重層塗布し、湿潤
状態の磁性層にソレノイドコイルによって磁場配向処理
を行った。そして、塗膜を乾燥し、カレンダー処理及び
硬化処理を行うことで下塗層及び磁性層を形成した。な
お、形成された塗膜の乾燥後の膜厚は、磁性層が0.1
5μm、下塗層が2.0μmである。
プ方式ダイコーターによって、厚さ4.5μmのポリエ
チレンテレフタレートベース上に同時重層塗布し、湿潤
状態の磁性層にソレノイドコイルによって磁場配向処理
を行った。そして、塗膜を乾燥し、カレンダー処理及び
硬化処理を行うことで下塗層及び磁性層を形成した。な
お、形成された塗膜の乾燥後の膜厚は、磁性層が0.1
5μm、下塗層が2.0μmである。
【0069】続いて、下記の組成に基づいてバック層塗
料を調製した。
料を調製した。
【0070】 <バック層塗料の組成> カーボンブラック 100重量部 (商品名 旭#50) ポリエステルポリウレタン 100重量部 (商品名 ニッポランN−2304) メチルエチルケトン 500重量部 トルエン 500重量部 このバック層塗料を、非磁性支持体の下塗層及び磁性層
を形成した側とは反対側の面に塗布、乾燥することでバ
ック層を形成した。なお、バック層の乾燥後の厚さは
0.5μmである。
を形成した側とは反対側の面に塗布、乾燥することでバ
ック層を形成した。なお、バック層の乾燥後の厚さは
0.5μmである。
【0071】そして、このようにして各層が形成された
テープ減反を、8mm幅に裁断することで磁気テープを
作製した(実験例1〜実験例21)。
テープ減反を、8mm幅に裁断することで磁気テープを
作製した(実験例1〜実験例21)。
【0072】また、比較として磁性層塗料にアミノ酸ア
ルキルエステルを添加しないこと以外は同様して磁気テ
ープを作製した(比較例1)。
ルキルエステルを添加しないこと以外は同様して磁気テ
ープを作製した(比較例1)。
【0073】そして、この作製された磁気テープについ
て、温度25℃相対湿度60%下、温度40℃相対湿度
80%下及び温度−5℃下の各種条件で、摩擦係数、ス
チル耐久性、シャトル耐久性及びC/N比を測定した。
て、温度25℃相対湿度60%下、温度40℃相対湿度
80%下及び温度−5℃下の各種条件で、摩擦係数、ス
チル耐久性、シャトル耐久性及びC/N比を測定した。
【0074】なお、スチル耐久性は、ポーズ状態で出力
が−3dB減衰するまでの時間を測定することで評価し
た。
が−3dB減衰するまでの時間を測定することで評価し
た。
【0075】シャトル耐久性は、1回に付き2分間のシ
ャトル走行を繰り返し行い、出力が3dB低下するまで
のシャトル回数を測定することで評価した。
ャトル走行を繰り返し行い、出力が3dB低下するまで
のシャトル回数を測定することで評価した。
【0076】C/N比は、Hi−8デッキ(ソニー社製
商品名EV−S1500)を特性評価用に改造したも
のを用い、中心周波数から1MHz離れた周波数の出力
(ノイズ)を測定することで求めた。
商品名EV−S1500)を特性評価用に改造したも
のを用い、中心周波数から1MHz離れた周波数の出力
(ノイズ)を測定することで求めた。
【0077】これらの測定結果を表2〜表4に示す。
【0078】
【表2】
【0079】
【表3】
【0080】
【表4】
【0081】表2〜表4からわかるように、磁性層にア
ミノ酸アルキルエステルを添加した磁気テープ、特に実
験例1〜実験例12の磁気テープは、磁性層にアミノ酸
アルキルエステルを添加していない比較例1の磁気テー
プに比べて摩擦係数が低く、とりわけ低温環境下におけ
るスチル耐久性,シャトル耐久性が向上している。
ミノ酸アルキルエステルを添加した磁気テープ、特に実
験例1〜実験例12の磁気テープは、磁性層にアミノ酸
アルキルエステルを添加していない比較例1の磁気テー
プに比べて摩擦係数が低く、とりわけ低温環境下におけ
るスチル耐久性,シャトル耐久性が向上している。
【0082】このことから、アミノ酸アルキルエステル
を磁性層に含有させることは、磁気テープの走行性,耐
久性を改善する上で有効であることがわかる。
を磁性層に含有させることは、磁気テープの走行性,耐
久性を改善する上で有効であることがわかる。
【0083】しかし、アミノ酸アルキルエステルの添加
量が0.01重量部と少ない磁気テープ(実験例13,
実験例15,実験例17,実験例19)は、この向上の
度合いが小さく、特に高温多湿や低温下での走行性、耐
久性が十分に改善されているとは言えない。また、アミ
ノ酸アルキルエステルの添加量が6.0重量部と多い磁
気テープ(実験例14,実験例16,実験例18,実験
例20)は、走行性,耐久性には優れているものの、磁
性層の表面性が損なわれ、C/N比が劣化している。
量が0.01重量部と少ない磁気テープ(実験例13,
実験例15,実験例17,実験例19)は、この向上の
度合いが小さく、特に高温多湿や低温下での走行性、耐
久性が十分に改善されているとは言えない。また、アミ
ノ酸アルキルエステルの添加量が6.0重量部と多い磁
気テープ(実験例14,実験例16,実験例18,実験
例20)は、走行性,耐久性には優れているものの、磁
性層の表面性が損なわれ、C/N比が劣化している。
【0084】このことから、アミノ酸アルキルエステル
の適正な添加量は、強磁性粉末100重量部に対して
0.05〜5重量部であることがわかった。
の適正な添加量は、強磁性粉末100重量部に対して
0.05〜5重量部であることがわかった。
【0085】なお、R1にCH3(CH2)3−が導入され
たアミノ酸アルキルエステルを磁性層に含有させた実験
例21の磁気テープは、他の実験例系の磁気テープに比
べて摩擦係数が高い値になっている。このことから、ア
ミノ酸アルキルエステルのR1に導入する炭化水素基の
炭素数は3以下とするのが良いことがわかった。
たアミノ酸アルキルエステルを磁性層に含有させた実験
例21の磁気テープは、他の実験例系の磁気テープに比
べて摩擦係数が高い値になっている。このことから、ア
ミノ酸アルキルエステルのR1に導入する炭化水素基の
炭素数は3以下とするのが良いことがわかった。
【0086】アミノ酸アルキルエステルの添加方法の検
討 ここで用いたアミノ酸アルキルエステルは先の化3の一
般式で表されるものであり、この化3におけるR1の構
造を表5に示す。
討 ここで用いたアミノ酸アルキルエステルは先の化3の一
般式で表されるものであり、この化3におけるR1の構
造を表5に示す。
【0087】
【表5】
【0088】この表5に示すアミノ酸アルキルエステル
を下塗層塗料に0.5重量部添加し、磁性層塗料にアミ
ノ酸アルキルエステルを添加しないこと以外は実験例1
と同様にして磁気テープ(比較例2〜比較例5)を作製
し、さらに表4に示すアミノ酸アルキルエステルを下塗
層塗料と磁性層塗料に0.5重量部添加すること以外は
実験例1と同様にして磁気テープ(比較例6〜比較例
9)を作製した。そして、これら磁気テープについて、
上述と同様にして摩擦係数、スチル耐久性及びシャトル
耐久性を測定した。その結果を表6に示す。
を下塗層塗料に0.5重量部添加し、磁性層塗料にアミ
ノ酸アルキルエステルを添加しないこと以外は実験例1
と同様にして磁気テープ(比較例2〜比較例5)を作製
し、さらに表4に示すアミノ酸アルキルエステルを下塗
層塗料と磁性層塗料に0.5重量部添加すること以外は
実験例1と同様にして磁気テープ(比較例6〜比較例
9)を作製した。そして、これら磁気テープについて、
上述と同様にして摩擦係数、スチル耐久性及びシャトル
耐久性を測定した。その結果を表6に示す。
【0089】
【表6】
【0090】表6からわかるように、下塗層にのみアミ
ノ酸アルキルエステルを添加した比較例2〜比較例5の
磁気テープは、先の検討例で示した、アミノ酸アルキル
エステルを磁性層と下塗層のいずれにも添加していない
比較例1の磁気テープと同じ程度の摩擦係数であり、ス
チル耐久性、シャトル耐久性も比較例1の磁気テープと
変わらない。C/N比については、この比較例1の磁気
テープよりも低い値になっている。
ノ酸アルキルエステルを添加した比較例2〜比較例5の
磁気テープは、先の検討例で示した、アミノ酸アルキル
エステルを磁性層と下塗層のいずれにも添加していない
比較例1の磁気テープと同じ程度の摩擦係数であり、ス
チル耐久性、シャトル耐久性も比較例1の磁気テープと
変わらない。C/N比については、この比較例1の磁気
テープよりも低い値になっている。
【0091】このことから、下塗層のみにアミノ酸アル
キルエステルを添加しても、ほとんどその潤滑効果は得
られず、むしろC/N比を劣化させることからデメリッ
トが大きいことがわかった。
キルエステルを添加しても、ほとんどその潤滑効果は得
られず、むしろC/N比を劣化させることからデメリッ
トが大きいことがわかった。
【0092】一方、磁性層と下塗層の両方にアミノ酸ア
ルキルエステルを添加した比較例6〜比較例9の磁気テ
ープは、磁性層にのみアミノ酸アルキルエステルを同量
で添加した実験例1〜実験例4と同様の摩擦係数及びス
チル耐久性、シャトル耐久性が得られている。しかし、
C/N比は、実験例1〜実験例4の磁気テープに比べて
低い値である。
ルキルエステルを添加した比較例6〜比較例9の磁気テ
ープは、磁性層にのみアミノ酸アルキルエステルを同量
で添加した実験例1〜実験例4と同様の摩擦係数及びス
チル耐久性、シャトル耐久性が得られている。しかし、
C/N比は、実験例1〜実験例4の磁気テープに比べて
低い値である。
【0093】以上のことから、アミノ酸アルキルエステ
ルは、下塗層には添加せず、最上層となる磁性層にのみ
添加するのがよく、これにより最もその効果が発揮でき
ることがわかった。
ルは、下塗層には添加せず、最上層となる磁性層にのみ
添加するのがよく、これにより最もその効果が発揮でき
ることがわかった。
【0094】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の磁気記録媒体は、重層塗布型の磁気記録媒体であっ
て、磁性層にのみアミノ酸アルキルエステルが添加され
ているので、常温常湿下では勿論のこと、高温多湿下あ
るいは低温下においても良好な走行性、耐久性、耐摩耗
性が得られ、また高密度記録領域において優れた電磁変
換特性が得られる。
明の磁気記録媒体は、重層塗布型の磁気記録媒体であっ
て、磁性層にのみアミノ酸アルキルエステルが添加され
ているので、常温常湿下では勿論のこと、高温多湿下あ
るいは低温下においても良好な走行性、耐久性、耐摩耗
性が得られ、また高密度記録領域において優れた電磁変
換特性が得られる。
Claims (3)
- 【請求項1】 非磁性支持体上に、少なくとも1層の下
塗層が形成され、この下塗層の上に、強磁性粉末を結合
剤に分散させてなる磁性層が形成されてなり、上記磁性
層にのみ、アミノ酸アルキルエステルが潤滑剤として含
有されていることを特徴とする磁気記録媒体。 - 【請求項2】 アミノ酸アルキルエステルは、化1で表
されることを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体。 【化1】 - 【請求項3】 磁性層のアミノ酸アルキルエステルの含
有量が、強磁性粉末100重量部に対して0.05〜5
重量部であることを特徴とする請求項1記載の磁気記録
媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20702096A JPH1049860A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20702096A JPH1049860A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1049860A true JPH1049860A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16532880
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20702096A Withdrawn JPH1049860A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1049860A (ja) |
-
1996
- 1996-08-06 JP JP20702096A patent/JPH1049860A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031007 |