【発明の詳細な説明】
抑泡性を有する洗剤組成物
技術分野
本発明は、抑泡性を有する洗剤組成物に関する。より詳細には、本発明は、新
しい抑泡剤化合物に関する。
背景技術
多量の界面活性剤を含有する洗剤組成物は、技術上既知である。陰イオン界面
活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤などの界面活性剤は、グリー
ス除去を助長し且つ布帛からの汚れ懸濁を保持するために必要とされる。より詳
細には、多量の陰イオン界面活性剤は、白色度維持を与えるために望ましい。し
かしながら、若干多量の界面活性剤、特に高起泡性陰イオン界面活性剤を使用す
る場合に遭遇する問題は、多量の起泡を与える界面活性剤の傾向である。この問
題は、高温で特により深刻である。
伝統的に、泡抑制は、多量のシリコーン、脂肪酸、2鎖アルコールなどの抑泡
剤の使用によって可能にされてきた。しかしながら、このような使用によって遭
遇する問題は、洗浄性上の利益がほどんどなくしかも高コストであることである
。
過酸前駆物質も、より有効な漂白を与えることが既知である。洗浄液中で脂肪
酸副生物を発生するノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)などの
疎水性漂白剤前駆物質は、特に有効である。しかしながら、これは、高温洗浄条
件下で泡を制御する際に有効ではない。
技術上既知の更に他の疎水性漂白剤前駆物質は、米国特許出願第08/064
,563号明細書およびEP第0170386号明細書に記載されている。
米国特許第08/064,563号明細書は、漂白剤クリーニングおよび酵素
クリーニング性能を有する酵素と相容性のアミドペルオキシ化合物およびその前
駆物質、例えば、(6−オクタンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネー
ト、(6−ノナンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネート、(6−デカ
ンアミドカプロイル)オキシベンゼンスルホネートおよびそれらの混合物を教示
している。それは、LAS界面活性剤を有していない洗剤界面活性剤を開示して
おり且つアミドペルオキシ化合物がTAEDなどの親水性活性剤を使用して処方
できることを教示している。
EP第0170386号明細書は、広範囲の温度にわたって布類の有効な漂白
を与える過酸素漂白組成物におけるアミドペルオキシ化合物およびそれらの前駆
物質を教示している。
アミドペルオキシ化合物およびそれらの前駆物質、例えば、米国特許出願第0
8/064,563号明細書およびEP第0170386号明細書に記載のもの
は、更に高められた抑泡性を与えることが今や見出された。
更に、アミド酸化合物は、抑泡性を有することも見出された。
本発明の目的は、アミド酸およびアミド酸とアミド過酸との混合物から選ばれ
る新しい抑泡剤化合物を含む洗剤組成物を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、C10〜C20アルキルサルフェートを含む洗剤界面活
性剤(場合によってビルダーと一緒)、洗剤補助剤および抑泡剤(該抑泡剤は抑
泡剤前駆物質から生成する)を含有する水性洗浄液を提供することにある。
発明の開示
本発明は、通常の洗剤界面活性剤、任意のビルダー、洗剤補助剤および抑泡剤
を使用して処方された洗剤組成物であって、前記抑泡剤は式
のアミド酸またはそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩またはそれらの混合
物(式中、R1は炭素数1〜14のアルキル、アリール、またはアルカリール基
であり、R2は炭素数1〜14のアルキレン、アリーレンまたはアルカリーレン
基であり、R5はHまたは炭素数1〜10のアルキル、アリールまたはアルカリ
ール基である)
であることを特徴とする洗剤組成物を包含する。
発明を実施するための最良の形態
本発明は、抑泡性を有する洗剤組成物を意図するものである。
本発明の目的で有用な必須成分は、通常の洗剤界面活性剤、任意のビルダー、
洗剤補助剤を使用して処方された洗剤組成物における抑泡剤化合物(該抑泡剤は
アミド酸およびアミド酸とアミド過酸との混合物から選ばれる)である。
洗剤組成物における前記界面活性剤の量は、典型的には、洗剤組成物の1〜8
0重量%であり且つ前記抑泡剤の量は、洗剤組成物の0.025〜20重量%で
あろう。
前記化合物、即ち、アミド酸およびアミド酸とアミド過酸との混合物は、優秀
な抑泡性を示し且つ「洗剤活性」抑泡剤として、または補助抑泡剤として使用し
てもよい。
「洗剤活性」とは、抑泡活性に加えて、アミド酸またはアミド酸とアミド過酸
との混合物が漂白剤有無で漂白活性も与えることを意味する。補助抑泡剤として
使用する場合においては、当該開発は、2つの利点を包含する。
第一に、それは、洗剤組成物の抑泡性を高める。
第二に、それは、通常より少ない量のシリコーン、脂肪酸、2鎖アルコールな
どの高価な抑泡剤の使用を可能にし、したがって製品のコストを下げる。
追加的に、この開発の抑泡性は、TAED、NOBS、アシルラクタム、陽イ
オン前駆物質などの1個以上のN−アシルまたはO−アシル基を含有する前駆物
質とペルハイドレートとの混合物から誘導される有機ペルオキシ酸漂白剤、また
はアミド過酸、ジ過酸などの予備生成過酸の存在下で保持される。
このようなペルオキシ酸漂白剤の存在は、最も広い範囲のしみ漂白の使用を可
能にする。
更に、アミド酸およびアミド酸とアミド過酸との混合物は、陰イオン界面活性
剤、陽イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性表面活性剤、両性界面活性
剤、双性界面活性剤およびそれらの混合物から選ばれる界面活性剤の場合に良好
な抑泡活性を示す。特に好ましい界面活性剤は、陰イオン界面活性剤、非イオン
界面活性剤、陽イオン界面活性剤およびそれらの混合物から選ばれるものである
。
界面活性剤から形成される泡の高められた減少に最も好ましい界面活性剤は、
無LAS界面活性剤である。
抑泡性を与えるのに有用な主成分は、式
のアミド酸またはそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩またはそれらの混合
物(式中、R1は炭素数1〜14のアルキル、アリール、またはアルカリール基
であり、R2は炭素数1〜14のアルキレン、アリーレンまたはアルカリーレン
基であり、R5はHまたは炭素数1〜10のアルキル、アリールまたはアルカリ
ール基である)である。
本発明で有用な別の抑泡剤成分は、前記のようなアミド酸と式
のアミド過酸またはそのアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩またはそれらの混
合物(式中、R1は炭素数1〜14のアルキル、アリール、またはアルカリール
基であり、R2は炭素数1〜14のアルキレン、アリーレンまたはアルカリーレ
ン基であり、R5はHまたは炭素数1〜10のアルキル、アリールまたはアルカ
リール基である)との混合物である。
好ましい抑泡剤、例えば、前記のものは、R1が炭素数6〜12のアルキル基
であり、R2が1〜8個の炭素原子を有し、R5がHまたはメチルであるもので
ある。特に好ましい抑泡剤は、R1が炭素数7〜10のアルキル基であり、R2
が4または5個の炭素原子を有する前記一般式のものである。
洗剤組成物における前記抑泡剤の量は、通常、組成物の0.025〜20重量
%、好ましくは0.05〜15重量%、より好ましくは0.06〜12重量%、
最も好ましくは0.06〜7重量%の量で加える。
前記抑泡剤を使用できる洗剤組成物としては、布帛、繊維、硬質表面、皮膚な
どの基体をクリーニングするために使用すべきである組成物、例えば、硬質表面
クリーニング組成物(研磨材有無)、洗濯洗剤組成物、自動および非自動皿洗い
組成物が挙げられる。抑泡剤前駆物質
本発明の別のアスペクトは、C10〜C20アルキルサルフェートを含む洗剤界面
活性剤(場合によってビルダーと一緒)、洗剤補助剤および抑泡剤化合物〔該抑
泡剤は式
の抑泡剤前駆物質またはそれらの混合物(式中、R1は炭素数1〜14のアルキ
ル、アリール、またはアルカリール基であり、R2は炭素数1〜14のアルキレ
ン、アリーレンまたはアルカリーレン基であり、R5はHまたは炭素数1〜10
のアルキル、アリールまたはアルカリール基であり、Lは離脱基である)
から生成する〕を含有する水性洗浄液からなる。
Lは、本質上いかなる好適な離脱基であることもできる。離脱基は、ペルヒド
ロキシド陰イオンによる抑泡剤前駆物質上の求核攻撃の結果として抑泡剤前駆物
質から置換される基である。このこと、すなわち過加水分解反応は、ペルカルボ
ン酸抑泡剤が生成する。加水分解反応である競争反応も、生じ得る。この加水分
解反応は、カルボン酸抑泡剤を生成する。ペルヒドロキシド陰イオンの不在下で
は、求核攻撃は、前記の競争反応の場合と同様に加水分解反応を与えるヒドロキ
シド陰イオンによって与えられる。このことは、カルボン酸抑泡剤を生成する。
一般に、基が好適な離脱基であるためには、電子求引効果を示さなければなら
ない。それは、逆反応速度が無視できるように安定なエンティティーも生成すべ
きである。このことは、ペルヒドロキシド陰イオンまたはヒドロキシド陰イオン
による求核攻撃を容易にする。
L基は、反応が最適の時間枠(例えば、洗浄サイクル)内で生ずるように十分
な程反応性でなければならない。しかしながら、Lが余りに反応性であるならば
、この前駆物質は、洗剤組成物で安定化することが困難であろう。これらの特性
は、一般に、離脱基の共役酸のpKaに平行である(このコンベンションの例外
が既知であるが)。通常、このような挙動を示す離脱基は、共役酸がpKa4〜
13、好ましくは6〜11、最も好ましくは8〜11を有するものである。
好ましい抑泡剤前駆物質は、R1、R2およびR5が抑泡剤(アミド酸および
アミド過酸)の場合に定義した通りであり且つLが
およびそれらの混合物からなる群から選ばれる前記一般式のもの(式中、R1は
炭素数1〜14のアルキル、アリール、またはアルカリール基であり、R3は炭
素数1〜8のアルキル鎖であり、R4はHまたはR3であり、YはHまたは可溶
化基である)である。
好ましい可溶化基は、−SO3 -M+、−CO2 -M+、−SO4 -M+、−N+(R3
)4X-およびO←N(R3)3、最も好ましくは−SO3 -M+、および-CO2 -M+
(式中、R3は炭素数1〜4のアルキル鎖であり、Mは溶解度を抑泡剤前駆物質
に与える陽イオンであり、Xは溶解度を抑泡剤前駆物質に与える陰イオンである
)である。好ましくは、Mは、アルカリ金属、アンモニウムまたは置換アンモニ
ウム陽イオンであり、ナトリウムおよびカリウムが最も好ましく、Xはハライド
、ヒドロキシド、メチルサルフェートおよびアセテート陰イオンである。可溶化
基を含有しない離脱基を有する抑泡剤前駆物質は、溶解を助長するために洗剤組
成物によく分散すべきであることに留意すべきである。
好ましい抑泡剤前駆物質は、Lが
(式中、R3は上に定義の通りであり、Yは−SO3 -M+または−CO2 -M+であ
り、Mは上に定義の通りである)
から選ばれる前記一般式のものである。
好ましくは、Lは、一般式
を有する。
前にここで定義した抑泡剤前駆物質は、洗剤組成物の少なくとも0.1重量%
、好ましくは0.1〜50重量%、より好ましくは0.2〜30重量%、最も好
ましくは0.5〜25重量%を占めるであろう。
本発明の別の態様は、本発明の洗剤組成物に他の抑泡剤および/または洗剤界
面活性剤を加えることである。
本発明の洗剤組成物を「シリコーン」などの追加の抑泡剤および陰イオン界面
活性剤(両方とも後述)と併用する時には、前記陰イオン界面活性剤対前記シリ
コーンの比率は、好ましくは少なくとも10:1、より好ましくは少なくとも1
5:1である。更に、陰イオン界面活性剤がアルキルサルフェートであるならば
、前記アルキルサルフェート対前記シリコーンの好ましい比率は、少なくとも2
0:1である。
追加の抑泡剤
当業者に周知の各種の物質は、追加または補助抑泡剤として使用してもよい。
例えば、Kirk Othmer Encyclopedia of Chemical Technology、第3版、第7巻
、第430頁〜第447頁(ジョン・ウィリー・エンド・サンズ・インコーポレ
ーテッド、1979)参照。特定の興味がある1つのカテゴリーの抑泡剤は、モ
ノカルボン脂肪酸およびそれらの可溶性塩を包含する。ウェイン・セント・ジョ
ンに1960年9月27日発行の米国特許第2,954,347号明細書参照。
抑泡剤として使用するモノカルボン脂肪酸およびそれらの塩は、典型的には、炭
素数10〜24、好ましくは炭素数12〜18のヒドロカルビル鎖を有する。好
適な塩としては、アルカリ金属塩、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、および
リチウム塩、およびアンモニウム塩およびアルカノールアンモニウム塩が挙げら
れる。
また、本発明の洗剤組成物は、非界面活性剤抑泡剤を含有してもよい。これら
としては、例えば、高分子量炭化水素、例えば、パラフィン、脂肪酸エステル(
例えば、脂肪酸トリグリセリド)、一価アルコールの脂肪酸エステル、脂肪族C18
〜C40ケトン(例えば、ステアロン)などが挙げられる。他の抑泡剤としては
、N−アルキル化アミノトリアジン、例えば、炭素数1〜24の第一級または第
二級アミン2または3モルと塩化シアヌル酸との生成物として生成するトリアル
キルメラミンからヘキサアルキルメラミンまで、またはジアルキルジアミンクロ
ルトリアジンからテトラアルキルジアミンクロルトリアジンまで、プロピレンオ
キシド、およびモノステアリルホスフェート、例えば、モノステアリルアルコー
ルリン酸エステルおよびモノステアリルジアルカリ金属(例えば、K、Na、お
よびLi)ホスフェートおよびリン酸エステルが挙げられる。パラフィン、ハロ
パラフィンなどの炭化水素は、液体形で利用できる。液体炭化水素は、室温およ
び大気圧で液体であろうし且つ流動点−40℃〜50℃および最小沸点110℃
以上(大気圧)を有するであろう。また、ロウ状炭化水素、好ましくは融点10
0℃未満を有するものを利用することが既知である。炭化水素は、洗剤組成
物に好ましいカテゴリーの抑泡剤を構成する。炭化水素抑泡剤は、例えば、ガン
ドルフォ等に1981年5月5日発行の米国特許第4,265,779号明細書
に記載されている。炭化水素としては、このように、炭素数12〜70の脂肪族
、脂環式、芳香族および複素環式飽和または不飽和炭化水素が挙げられる。この
抑泡剤議論で使用する「パラフィン」なる用語は、真のパラフィンと環式炭化水
素との混合物を包含しようとする。
別の好ましいカテゴリーの非界面活性剤抑泡剤は、シリコーン抑泡剤からなる
。このカテゴリーとしては、ポリジメチルシロキサンなどのポリオルガノシロキ
サン油、ポリオルガノシロキサン油または樹脂の分散液または乳濁液、およびポ
リオルガノシロキサンとシリカ粒子との組み合わせ(ポリオルガノシロキサンは
シリカ上に化学吸着または融着する)の使用が挙げられる。シリコーン抑泡剤は
、技術上周知であり、例えば、ガンドルフォ等に1981年5月5日発行の米国
特許第4,265,779号明細書およびM.S.スターチによる1990年2
月7日公告の欧州特許出願第89307851.9号明細書に開示されている。
他のシリコーン抑泡剤は、組成物および少量のポリジメチルシロキサン流体を
水溶液に配合することによって水溶液を脱泡するための方法に関する米国特許第
3,455,839号明細書に開示されている。
シリコーンとシラン化シリカとの混合物は、例えば、独国特許出願DOS第2
,124,526号明細書に記載されている。粒状洗剤組成物におけるシリコー
ン脱泡剤および制泡剤は、バルトロッタ等の米国特許第3,933,672号明
細書および1987年3月24日発行のバギンスキー等の米国特許第4,652
,392号明細書に開示されている。
ここで使用するための例示のシリコーンをベースとする抑泡剤は、本質上
(i)25℃での粘度20cs〜1,500csを有するポリジメチルシロキ
サン流体;
(ii)(i)100重量部当たり5〜50部の、(CH3)3SiO1/2単位対
SiO2単位の比率0.6:1から1.2:1の(CH3)3SiO1/2単位とSi
O2単位とからなるシロキサン樹脂;および
(iii)(i)100重量部当たり1〜20部の固体シリカゲル
からなる抑泡量の制泡剤である。
ここで使用する好ましいシリコーン抑泡剤においては、連続相用溶媒は、特定
のポリエチレングリコールまたはポリエチレン−ポリプロピレングリコール共重
合体またはそれらの混合物(好ましい)、またはポリプロピレングリコールから
なる。一次シリコーン抑泡剤は、分枝/架橋であり、好ましくは線状ではない。
この点を更に説明するために、制御された泡を有する典型的な液体洗濯洗剤組
成物は、場合によって、(1)(a)ポリオルガノシロキサンと(b)樹脂状シ
ロキサンまたはシリコーン樹脂生成シリコーン化合物と(c)微粉砕充填剤物質
と(d)シラノレートを生成するために混合物成分(a)、(b)および(c)
の反応を促進するための触媒との混合物である一次消泡剤の非水性乳濁液;(2
)少なくとも1種の非イオンシリコーン界面活性剤;および(3)室温での水中
溶解度2重量%超を有するポリエチレングリコールまたはポリエチレン−ポリプ
ロピレングリコールの共重合体(ポリプロピレングリコールを有していない)か
らなる前記シリコーン抑泡剤0.001〜1重量%、好ましくは0.01〜0.
7重量%、最も好ましくは0.05〜0.5重量%を含むであろう。同様の量は
、粒状組成物、ゲルなどで使用できる。1990年12月18日発行のスターチ
の米国特許第4,978,471号明細書、1991年1月8日発行のスターチ
の米国特許第4,983,316号明細書、1994年2月22日発行のフーバ
ー等の米国特許第5,288,431号明細書、アイザワ等の米国特許第4,6
39,489号明細書および第4,749,740号明細書第1欄第46欄〜第
4欄第35行も参照。
本発明のシリコーン抑泡剤は、好ましくは、ポリエチレングリコールおよびポ
リエチレングリコール/ポリプロピレングリコールの共重合体(すべては平均分
子量1,000未満、好ましくは100〜800を有する)からなる。本発明の
ポリエチレングリコールおよびポリエチレン/ポリプロピレン共重合体は、室温
での水中溶解度2重量%を超え、好ましくは5重量%を超える。
本発明の好ましい溶媒は、平均分子量1,000未満、より好ましくは100
〜800、最も好ましくは200〜400を有するポリエチレングリコール、お
よびポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコールの共重合体、好ましく
はPPG200/PEG300である。ポリエチレングリコール対ポリエチレン
−ポリプロピレングリコールの共重合体の重量比1:1から1:10、最も好ま
しくは1:3から1:6が、好ましい。
ここで使用する好ましいシリコーン抑泡剤は、ポリプロピレングリコール、特
に分子量4,000のポリプロピレングリコールを含有しない。それらは、好ま
しくは、プルロニック(PLURONIC)L101などのエチレンオキシドとプロピレ
ンオキシドとのブロック共重合体も含有しない。
ここで有用な他の抑泡剤は、第二級アルコール(例えば、2−アルキルアルカ
ノール)およびこのようなアルコールとシリコーンなどのシリコーン油との混合
物(米国特許第4,798,679号明細書、第4,075,118号明細書お
よびEP第150,872号明細書に開示)からなる。第二級アルコールとして
は、C1〜C16鎖を有するC6〜C16アルキルアルコールが挙げられる。好ましい
アルコールは、コンデアから商標イソフォル(ISOFOL)12で入手できる2−ブ
チルオクタノールである。第二級アルコールの混合物は、エニケムから商標イサ
ルケム(ISALCHEM)123で入手できる。混合抑泡剤は、典型的には、1:5か
ら5:1の重量比のアルコールとシリコーンとの混合物からなる。
別の高度に好ましい泡調整系は、WO第93/17772号明細書に記載され
ており、その系は界面活性剤を含まない担体を含有する粒状自由流動性泡調整剤
である。界面活性剤成分は、好ましくは、C12〜C22アルキルサルフェート、特
にC12〜C18アルキル基を有するグルコースをベースとするアルキルポリグリコ
シド、および/またはC12〜C22脂肪酸のメチルエステルまたはエチルエステル
のスルホン化生成物のアルカリ塩である。系は、SiO2を含まず、担体はホス
フェートを含まず且つ水溶性または水分散性であり且つパラフィンロウは室温で
固体であり且つ100重量%までは90℃未満で液体である。
消泡剤化合物とは、ここで特に溶液の攪拌の存在下で洗剤組成物の溶液によっ
て生ずる起泡または泡立ちを低下させるように作用する化合物または化合物の混
合物を意味する。
ここで使用するための例示の泡調整剤系は、
(1)界面活性剤を含まない粒状担体、および
(2)下記(a),(b)を含有する、シロキサン重合体および乳化剤または
分散剤を含まない吸着均一脱泡剤混合物
(a)パラフィンロウまたは混合物70〜95重量%および
(b)C2〜C7ジアミンとC12〜C22飽和カルボン酸とからのビスア
ミド30〜5%
を含有する粒状自由流動性泡調整剤である。
別の高度に好ましい制泡剤は、WO第94/00547号明細書に記載されて
おり、その制泡剤はレシチン、好ましくは大豆レシチンである。
本組成物は、一般に、追加の抑泡剤0%〜5%を含むであろう。抑泡剤として
利用する時には、モノカルボン脂肪酸およびそれらの塩は、典型的には、洗剤組
成物の5重量%までの量で存在するであろう。好ましくは、脂肪モノカルボキシ
レート抑泡剤0.5%〜3%が利用される。多量を使用してもよいが、シリコー
ン抑泡剤は、典型的には、洗剤組成物の2.0重量%までの量で利用される。こ
の上限は、主としてコストを最小限に保ち且つ有効に制泡するための少量の有効
性に鑑みて実際的な量である。好ましくは、シリコーン抑泡剤0.01%〜1%
、より好ましくは0.25%〜0.5%が、使用される。ここで使用するこれら
の重量%値は、ポリオルガノシロキサンと併用してもよいシリカ、並びに利用し
てもよい補助剤物質を包含する。モノステアリルホスフェート抑泡剤は、一般に
、組成物の0.1〜2重量%の量で利用される。多量を使用できるが、炭化水素
抑泡剤は、典型的には、0.01%〜5.0%の量で利用される。アルコール抑
泡剤は、典型的には、完成組成物の0.2〜3重量%で使用される。
洗剤界面活性剤
典型的には1〜55重量%の量でここで有用な界面活性剤の非限定例としては
、通常のC11〜C18アルキルベンゼンスルホネート(「LAS」)および第一級
、分枝鎖およびランダムC10〜C20アルキルサルフェート(「AS」)、式CH3
(CH2)x(CHOSO3 -M+)CH3およびCH3(CH2)y(CHOSO3 -M+
)CH2CH3(式中、xおよび(y+1)は少なくとも7、好ましくは少なく
とも9の整数であり、Mは水溶化陽イオン、特にナトリウムである)のC10〜C18
第二級(2,3)アルキルサルフェート、不飽和サルフェート、例えば、オレ
イルサルフェート、C10〜C18アルキルアルコキシサルフェート(「AExS」
;特にEO1〜7エトキシサルフェート)、C10〜C18アルキルアルコキシカル
ボキシレート(特にEO1〜5エトキシカルボキシレート)、C10〜18グリセロ
ールエーテル、C10〜C18アルキルポリグリコシドおよびそれらの対応硫酸化ポ
リグリコシド、およびC12〜C18α−スルホン化脂肪酸エステルが挙げられる。
好ましくは、洗剤組成物は、LASを界面活性剤を実質上含まない(即ち、組
成物の1重量%未満、好ましくは0.5重量%未満のLAS界面活性剤を含有し
、最も好ましくはLAS界面活性剤を含有しない)。
所望ならば、通常の非イオン界面活性剤および両性界面活性剤、例えば、C12
〜C18アルキルエトキシレート(「AE」)、例えば、いわゆる狭いピーク化ア
ルキルエトキシレートおよびC6〜C12アルキルフェノールアルコキシレート(
特にエトキシレートおよび混合エトキシ/プロポキシ)、C12〜C18ベタインお
よびスルホベタイン(「スルタイン」)、C10〜C18アミンオキシドなども、全
組成物に配合できる。
アミンオキシドは、他の洗剤界面活性剤、例えば、オレイルサルコシネートと
の組み合わせで強いクリーニング上の利益を与えるので、本発明の目的で有用な
洗剤界面活性剤である。C14アミンオキシドが、他の界面活性剤と併用する時に
、特に好ましい。
C10〜C18N−アルキルポリヒドロキシ脂肪酸アミドも、使用できる。典型的
な例としては、C12〜C18N−メチルグルカミドが挙げられる。WO第9,20
6,154号明細書参照。他の糖誘導界面活性剤としては、C10〜C18N−(3
−メトキシプロピル)グルカミドなどのN−アルコキシポリヒドロキシ脂肪酸ア
ミドが挙げられる。N−プロピルC12〜C18グルカミドからN−ヘキシルC12〜
C18グルカミドまでは、低起泡のために使用できる。通常のC10〜C20石鹸も、
使用してもよい。陰イオン界面活性剤と非イオン界面活性剤との混合物が、特に
有用である。陽イオン界面活性剤も、本発明の洗剤組成物で使用できる。本発明
の目的で好適な好ましい陽イオン界面活性剤は、ココN−ヒドロキシエチル−N
,N−ジメチルアンモニウム塩およびコリンエステルである。他の通常の有用な
界面活性剤は、標準的テキストに記載されている。追加の洗剤成分
本発明の洗剤組成物は、追加の洗剤成分も含有してもよい。これらの追加の成
分の正確な性状およびそれらの配合量は、組成物の物理的形、およびそれを使用
すべきクリーニング操作の性質に依存するであろう。
本発明の組成物は、例えば、洗濯添加剤組成物および汚れた布帛の前処理で使
用するのに好適な組成物および機械皿洗い組成物を含めて手および機械洗濯洗剤
組成物として処方してもよい。
機械洗浄法、例えば、機械洗濯および機械皿洗い法で使用するのに好適な組成
物として処方する時には、本発明の組成物は、好ましくは、漂白活性剤および予
備生成過酸、漂白剤およびそれらの混合物から選ばれる1種以上の追加の洗剤成
分を含有する。予備生成過酸を使用する時には、それらは、アミド過酸、ジ過酸
およびそれらの混合物から選んでもよい。漂白活性剤
存在するならば、漂白活性剤の量は、典型的には、洗剤組成物の0.1%〜6
0%、より典型的には0.5%〜40%であろう。これらの活性剤は、1個以上
のN−またはO−アシル基を含有し且つ広範囲の種類から選ぶことができる。
活性剤の各種の非限定例は、マオ等に1990年4月10日発行の米国特許第
4,915,854号明細書および米国特許第4,412,934号明細書に開
示されている。ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)およびテト
ラアセチルエチレンジアミン(TAED)活性剤が典型であり且つそれらの混合
物も使用できる。例えば、EP−A第0341947号明細書に開示のようなベ
ンゾイルオキシベンゼンスルホネートおよびベンゾイルオキシベンゼンスルホネ
ートの陽イオン誘導体も、漂白活性剤として挙げられる。ここで有用な他の典型
的な漂白剤および活性剤については米国特許第4,634,551号明細書も参
照。
別の種類の漂白活性剤は、活性剤としても機能することがある本発明のアミド
抑泡剤前駆物質である。これらの活性剤は、追加的に、他の活性剤、例えば、こ
こに記載のもの(NOBS、TAED、ベンゾオキサジン活性剤、アシルラクタ
ム活性剤および陽イオン活性剤およびそれらの混合物)と併用できる。
別の種類の漂白活性剤は、1990年10月30日発行のホッッジ等の米国特
許第4,966,723号明細書(ここに参考文献として編入)に開示のベンゾ
キサジン型の活性剤からなる。ベンゾキサジン型の高度に好ましい活性剤は、式
のものである。
なお別の種類の好ましい漂白活性剤としては、アシルラクタム活性剤、特に式
(式中、R6はHまたは炭素数1〜12のアルキル、アリール、アルコキシアリ
ール、またはアルカリール基である)
のアシルカプロラクタムおよびアシルバレロラクタムが挙げられる。高度に好ま
しいラクタム活性剤としては、ベンゾイルカプロラクタム、オクタノイルカプロ
ラクタム、3,5,5−トリメチルヘキサノイルカプロラクタム、ノナノイルカ
プロラクタム、デカノイルカプロラクタム、ウンデセノイルカプロラクタム、ベ
ンゾイルバレロラクタム、オクタノイルバレロラクタム、デカノイルバレロラク
タム、ウンデセノイルバレロラクタム、ノナノイルバレロラクタム、3,5,5
−トリメチルヘキサノイルバレロラクタムおよびそれらの混合物が挙げられる。
過ホウ酸ナトリウムに吸着されたベンゾイルカプロラクタムを含めたアシルカブ
ロラクタムを開示しているサンダーソンに1985年10月8日発行の米国特許
第4,545,784号明細書(ここに参考文献として編入)も参照。
別の種類の好ましい漂白活性剤としては、式
(式中、xは0または1であり、置換基R、R′およびR″は各々C1〜C10ア
ルキルまたはC2〜C4ヒドロキシアルキル基、または〔(CyH2y)O〕n−R″
′(式中、yは2〜4であり、nは1〜20であり、R″′はC1〜C4アルキル
基または水素である)であり、Xは陰イオンである〕のバレロラクタムおよびア
シルカプロラクタム化合物から誘導される陽イオン漂白活性剤が挙げられる。漂白剤
本発明の組成物は、場合によって、漂白剤を含有してもよい。存在する時には
、漂白剤は、典型的には、洗剤組成物、特に布帛洗濯用洗剤組成物の1%〜30
%、より典型的には5%〜20%の量であろう。
ここで使用する漂白剤は、布類クリーニング、硬質表面クリーニング、または
今や既知であるか知られるようになる他のクリーニング目的で洗剤組成物に有用
な漂白剤のいずれでもあることができる。これらとしては、酸素漂白剤並びに他
の漂白剤が挙げられる。アルカリ金属過ホウ酸塩漂白剤、例えば、過ホウ酸ナト
リウム(例えば、1水和物または4水和物)は、ここで使用できる。
過酸素漂白剤も、使用できる。好適な過酸素漂白化合物としては、炭酸ナトリ
ウム過酸化水素化物および均等の「ペルカーボネート」漂白剤、ピロリン酸ナト
リウム過酸化水素化物、尿素過酸化水素化物、および過酸化ナトリウムが挙げら
れる。ペルサルフェート漂白剤〔例えば、デュポンによって商業上製造されてい
るオキソン(OXONE)〕も、使用できる。
好ましいペルカーボネート漂白剤は、平均粒径500pm〜1,000μmを
有する乾燥粒子(前記粒子の10重量%以下は200μmより小さく且つ前記粒
子の10重量%以下は1,250μmより大きい)からなる。場合によって、ペ
ルカーボネートは、シリケート、ボレートまたは水溶性界面活性剤で被覆できる
。ペルカーボネートは、FMC、ソルベイ、東海電化などの各種の商業的な源か
ら入手できる。
漂白剤の混合物も、使用できる。
制限なしに使用できる別のカテゴリーの漂白剤は、ペルカルボン酸漂白剤およ
びそれらの塩を包含する。この種の薬剤の好適な例としては、モノペルオキシフ
タル酸マグネシウム6水和物、メタクロロ過安息香酸のマグネシウム塩、4−ノ
ニルアミノ−4−オキソペルオキシ酪酸およびジペルオキシドデカンジオン酸が
挙げられる。このような漂白剤は、1984年11月20日発行のハートマンの
米国特許第4,483,781号明細書、1985年6月3日出願のバーンズ等
の米国特許出願第740,446号明細書、1985年2月20日公告のバンク
ス等の欧州特許出願第0,133,354号明細書および1983年11月1日
発行のチャング等の米国特許第4,412,934号明細書に開示されている。
高度に好ましい漂白剤としては、バーンズ等に1987年1月6日発行の米国特
許第4,634,551号明細書に記載のような6−ノニルアミノ−6−オキソ
ペルオキシカプロン酸およびノニルアミドペルオキシアジピン酸も挙げられる。
酸素漂白剤以外の漂白剤も、技術上既知であり且つここで利用できる。特定の
興味がある1つの種類の非酸素漂白剤としては、光活性化漂白剤、例えば、スル
ホン化亜鉛フタロシアニンおよび/またはアルミニウムフタロシアニンが挙げら
れる。ホルコムベ等に1977年7月5日発行の米国特許第4,033,718
号明細書参照。使用するならば、洗剤組成物は、典型的には、このような漂白剤
、特にスルホン化亜鉛フタロシアニン0.025〜1.25重量%を含有するで
あろう。
所望ならば、漂白化合物は、マンガン化合物によって触媒できる。このような
化合物は、技術上周知であり、例えば、米国特許第5,246,621号明細書
、米国特許第5,244,594号明細書、米国特許第5,194,416号明
細書、米国特許第5,114,606号明細書、および欧州特許出願公告第54
9,271A1号明細書、第549,272A1号明細書、第544,440A
2号明細書および第544,490A1号明細書に開示のマンガンをベースとす
る触媒が挙げられる。これらの触媒の好ましい例としては、MnIV 2(U−O)3
(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)2(PF6)2
、MnIII 2(u−O)1(u−OAc)2(1,4,7−トリメチル−1,4,7
−トリアザシクロノナン)2−(ClO4)2、MnIV 4(u−O)6(1,4,7
−トリアザシクロノナン)4(ClO4)4、MnIIIMnIV 4(u−O)1(u−O
Ac)2(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナン)2(C
lO4)3、MnIV(1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザシクロノナ
ン)−(OCH3)3(PF6)、およびそれらの混合物が挙げられる。他の金属
をベースとする漂白触媒としては、米国特許第4,430,243号明細書およ
び米国特許第5,114,611号明細書に開示のものが挙げられる。マンガン
を各種の複合体配位子と併用して漂白を高めることも、下記の米国特許に報告さ
れている:第4,728,455号明細書、第5,284,944号明細書、第
5,246,612号明細書、第5,256,779号明細書、第5,280,
117号明細書、第5,274,147号明細書、第5,153,161号明細
書、第5,227,084号明細書。
事実上、限定するものではないが、本発明の組成物および方法は、水性洗浄液
中に活性漂白触媒種少なくとも1部/千万程度を与えるように調節でき且つ好ま
しくは洗濯液中に触媒種0.1ppm〜700ppm、より好ましくは1ppm
〜500ppmを与えるであろう。
補助成分
本組成物は、場合によって、クリーニング性能、クリーニングすべき基体の処
理を助長するか高めるため、または洗剤組成物の美観を修正するための1種以上
の他の洗剤補助剤物質または他の物質(例えば、香料、着色剤、染料など)を包
含できる。下記のものは、このような補助剤物質の実例である。
ビルダー−洗浄性ビルダーは、場合によって、鉱物硬度を制御するのを助長す
るために本組成物に配合できる。無機並びに有機ビルダーが使用できる。ビルダ
ーは、典型的には、粒子汚れの除去を助長するために布帛洗濯組成物で使用され
る。
ビルダーの量は、組成物の最終用途および所望の物理的形に応じて広く変化で
きる。存在する時には、組成物は、典型的にはビルダー少なくとも1%を含むで
あろう。液体処方物は、典型的には洗浄性ビルダー5〜50重量%、より典型的
には5〜30重量%を含む。粒状処方物は、典型的には洗浄性ビルダー10〜8
0重量%、より典型的には15〜50重量%を含む。しかしながら、より少ない
か多い量のビルダーは、排除することを意味しない。
無機またはP含有洗浄性ビルダーとしては、限定せずに、ポリリン酸(トリポ
リホスフェート、ピロホスフェート、およびガラス状高分子メタホスフェートに
よって例証)、ホスホン酸、フィチン酸、ケイ酸、炭酸(重炭酸およびセスキ炭
酸を含めて)、硫酸、およびアルミノケイ酸のアルカリ金属塩、アンモニウム塩
およびアルカノールアンモニウム塩が挙げられる。しかしながら、非ホスフェー
トビルダーは、若干のローカルで必要とされる。重要なことに、本組成物は、驚
異的なことに、サイトレートなどのいわゆる「弱い」ビルダー(ホスフェートと
比較して)の存在下またはゼオライトまたは層状シリケートビルダーの場合に生
ずることがあるいわゆる「ビルダー不足」状況下でさえよく機能する。
シリケートビルダーの例は、アルカリ金属ケイ酸塩、特にSiO2:Na2O比
1.6:1から3.2:1を有するものおよび層状シリケート、例えば、H.P
.リックに1987年5月12日発行の米国特許第4,664,839号明細書
に記載の層状ケイ酸ナトリウムである。NaSKS−6は、ヘキストによって市
販されている結晶性層状シリケートの商標である(通常ここで「SKS−6」と
略称)。ゼオライトビルダーと異なり、NaSKS−6シリケートビルダーは、
アルミニウムを含有しない。NaSKS−6は、層状シリケートのδ−Na2S
i2O5形態形を有する。それは、独国特許DE−A第3,417,649号明細
書およびDE−A第3,742,043号明細書に記載の方法などの方法によっ
て製造できる。SKS−6は、ここで使用するのに高度に好ましい層状シリケー
トであるが、他のこのような層状シリケート、例えば、一般式NaMSixO2X+ 1
・yH2O(式中、Mはナトリウムまたは水素であり、xは1.9〜4、好まし
くは2の数であり、yは0〜20)好ましくは0の数である)を有するものは、
ここで使用できる。ヘキストからの各種の他の層状シリケートとしては、α、β
およびγ形としてのNaSKS−5、NaSKS−7およびNaSKS−11が
挙げられる。前記のように、δ−Na2Si2O5(NaSKS−6形)が、ここ
で使用するのに最も好ましい。他のシリケート、例えば、ケイ酸マグネシウムも
有用であることもあり、それらは粒状処方物でぱりぱりさ付与剤として、酸素漂
白剤用安定剤として、そして制泡系の成分として役立つことができる。
カーボネートビルダーの例は、1973年11月15日公告の独国特許出願第
2,321,001号明細書に開示のようなアルカリ土類金属およびアルカリ金
属の炭酸塩である。
アルミノシリケートビルダーは、本発明で有用である。アルミノシリケートビ
ルダーは、大抵の現在市販されているヘビーデューティー粒状洗剤組成物で大き
い重要性を有し且つ液体洗剤処方物でも有意なビルダー成分であることもできる
。アルミノシリケートビルダーとしては、実験式
Naz〔(AlO2)z(SiO2)y〕・xH2O
(式中、zおよびyは少なくとも6の整数であり、z対yのモル比は1.0〜0
.5の範囲内であり、xは15〜264の整数である)
を有するものが挙げられる。
有用なアルミノシリケートイオン交換物質は、市販されている。これらのアル
ミノシリケートは、構造が結晶性または無定形であることができ且つ天然産アル
ミノシケートであることができ、または合成的に誘導できる。アルミノシリケー
トイオン交換物質の製法は、1976年10月12日発行のクルメル等の米国特
許第3,985,669号明細書に開示されている。ここで有用な好ましい合成
結晶性アルミノシリケートイオン交換物質は、呼称ゼオライトA、ゼオライトP
(B)、ゼオライトMAPおよびゼオライトXで入手できる。特に好ましい態様
においては、結晶性アルミノシリケートイオン交換物質は、式
Na12〔(AlO2)12(SiO2)12〕.xH2O
(式中、xは20〜30、特に27である)
を有する。この物質は、ゼオライトAとして既知である。脱水ゼオライト(x=
0〜10)も、ここで使用してもよい。好ましくは、アルミノシリケートは、直
径が0.1〜10μmの粒径を有する。
本発明の目的で好適な有機洗浄性ビルダーとしては、限定せずに、各種のポリ
カルボキシレート化合物が挙げられる。ここで使用する「ポリカルボキシレート
」は、複数のカルボキシレート基、好ましくは少なくとも3個のカルボキシレー
ト
を有する化合物を意味する。ポリカルボキシレートビルダーは、一般に、組成物
に酸形で添加できるが、中和塩の形でも添加できる。塩形で利用する時には、ナ
トリウム塩、カリウム塩、リチウム塩などのアルカリ金属塩、またはアルカノー
ルアンモニウム塩が、好ましい。
ポリカルボキシレートビルダーには各種のカテゴリーの有用物質が包含される
。1つの重要なカテゴリーのポリカルボキシレートビルダーは、1964年4月
7日発行のベルグの米国特許第3,128,287号明細書および1972年1
月18日発行のランベルチ等の米国特許第3,635,830号明細書に開示の
ようなオキシジスクシネートを含めて、エーテルポリカルボキシレートを包含す
る。ブッシュ等に1987年5月5日発行の米国特許第4,663,071号明
細書の「TMS/TDS」ビルダーも参照。また、好適なエーテルポリカルボキ
シレートとしては、環式化合物、特に脂環式化合物、例えば、米国特許第3,9
23,679号明細書、第3,835,163号明細書、第4,158,635
号明細書、第4,120,874号明細書および第4,102,903号明細書
に記載のものが挙げられる。
他の有用な洗浄性ビルダーとしては、エーテルヒドロキシポリカルボキシレー
ト、無水マレイン酸とエチレンまたはビニルメチルエーテルとの共重合体、1,
3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸、およびカルボ
キシメチルオキシコハク酸、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸などのポ
リ酢酸の各種のアルカリ金属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩、並
びにメリト酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン−1,
3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸などのポリカルボキ
シレート、およびそれらの可溶性塩も挙げられる。
クエン酸系ビルダー、例えば、クエン酸およびその可溶性塩(特にナトリウム
塩)は、更新可能な資源からの入手性および生分解性のためヘビーデューティー
液体洗剤処方物に特定の重要性を有するポリカルボキシレートビルダーである。
サイトレートは、特にゼオライトおよび/または層状シリケートビルダーとの組
み合わせで、粒状組成物でも使用できる。オキシジスクシネートも、このような
組成物および組み合わせで特に有用である。
また、1986年1月28日発行のブッシュの米国特許第4,566,984
号明細書に開示の3,3−ジカルボキシ−4−オキサ−1,6−ヘキサンジオエ
ートおよび関連化合物は、本発明の洗剤組成物で好適である。有用なコハク酸ビ
ルダーとしては、C5〜C20アルキルおよびアルケニルコハク酸およびそれらの
塩が挙げられる。この種の特に好ましい化合物は、ドデセニルコハク酸である。
スクシネートビルダーの特定例としては、コハク酸ラウリル、コハク酸ミリスチ
ル、コハク酸パルミチル、コハク酸2−ドデセニル(好ましい)、コハク酸2−
ペンタデセニルなどが挙げられる。コハク酸ラウリルは、この群の好ましいビル
ダーであり、1986年11月5日公告の欧州特許出願第86200690.5
/0,200,263号明細書に記載されている。
他の好適なポリカルボキシレートは、1979年3月13日発行のクラッチフ
ィールド等の米国特許第4,144,226号明細書および1967年3月7日
発行のディールの米国特許第3,308,067号明細書に開示されている。デ
ィールの米国特許第3,723,322号明細書も参照。
脂肪酸、例えば、C12〜C18モノカルボン酸も、組成物に単独または前記ビル
ダー、特にサイトレートおよび/またはスクシネートビルダーとの組み合わせで
配合して追加のビルダー活性を与えることができる。脂肪酸のこのような使用は
、一般に、処方業者によって考慮すべきである起泡の減少を生ずるであろう。
リンをベースとするビルダーが使用できる状況下および特に手洗濯操作に使用
する固形物の処方においては、周知のトリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナ
トリウム、オルトリン酸ナトリウムなどの各種のアルカリ金属リン酸塩は、使用
できる。ホスホネートビルダー、例えば、エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジ
ホスホネートおよび他の既知のホスホネート(例えば、米国特許第3,159,
581号明細書、第3,213,030号明細書、第3,422,021号明細
書、第3,400,148号明細書および第3,422,137号明細書参照)
も、使用できる。
キレート化剤−また、本発明の洗剤組成物は、1種以上の鉄および/またはマ
ンガンキレート化剤を場合によって含有していてもよい。このようなキレート化
剤は、以下に定義のようなアミノカルボキシレート、アミノホスホネート、多官
能置換芳香族キレート化剤およびそれらの混合物の群から選ぶことができる。理
論によって制限しようとはせずに、これらの物質の利益は、一部分、可溶性キレ
ートの生成によって鉄およびマンガンイオンを洗浄液から除去する格別の能力に
よると考えられる。
任意のキレート化剤として有用なアミノカルボキシレートとしては、エチレン
ジアミンテトラアセテート、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテ
ート、ニトリロトリアセテート、エチレンジアミンテトラプロピオネート、トリ
エチレンテトラアミンヘキサアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテー
トおよびエタノールジグリシン、それらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、お
よび置換アンモニウム塩およびそれらの混合物が挙げられる。
また、アミノホスホネートは、少なくとも少量の合計リンが洗剤組成物で許さ
れる時には本発明の組成物でキレート化剤として使用するのに好適であり且つそ
れらの例としてはデクエストとしてエチレンジアミンテトラキス(メチレンホス
ホネート)が挙げられる。好ましくは、これらのアミノホスホネートは、6個よ
り多い炭素原子を有するアルキルまたはアルケニル基を含有しない。
また、多官能置換芳香族キレート化剤は、本組成物で有用である。コナー等に
1974年5月21日発行の米国特許第3,812,044号明細書参照。酸形
のこの種の好ましい化合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼ
ンなどのジヒドロキシジスルホベンゼンである。
ここで使用するのに好ましい生分解性キレート化剤は、ハートマンおよびパー
キンスに1987年11月3日発行の米国特許第4,704,233号明細書に
記載のようなエチレンジアミンジスクシネート(「EDDS」)、特に〔S,S
〕異性体である。
利用するならば、これらのキレート化剤は、一般に、本発明の洗剤組成物の0
.1〜10重量%を占めるであろう。より好ましくは、利用するならば、キレー
ト化剤は、このような組成物の0.1〜3.0重量%を占めるであろう。
酵素−酵素は、例えば、タンパク質をベースとするしみ、炭水化物をベースと
するしみ、またはトリグリセリドをベースとするしみの除去、逃避染料移動の防
止および布帛復元を含めて各種の布帛洗濯の目的で、本処方物に配合できる。配
合すべき酵素としては、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、お
よびペルオキシダーゼ、並びにそれらの混合物が挙げられる。他の種類の酵素も
、配合してもよい。それらは、いかなる好適な起源、例えば、植物、動物、細菌
、真菌および酵母起源を有していてもよい。しかしながら、それらの選択は、数
種の因子、例えば、pH活性および/または安定性最適条件、熱安定性、活性洗
剤、ビルダーなどに対する安定性によって支配される。この点で、細菌または真
菌酵素、例えば、細菌アミラーゼおよびプロテアーゼ、および真菌セルラーゼが
、好ましい。
酵素は、通常、組成物1g当たり活性酵素5mgまで(重量)、より典型的には
0.01mg〜3mgを与えるのに十分な量で配合する。換言すれば、本組成物は、
典型的には、市販の酵素製剤0.001〜5重量%、好ましくは0.01〜1重
量%を含むであろう。プロテアーゼ酵素は、通常、このような市販の製剤で組成
物1g当たり0.005〜0.1アンソン(Anson)単位(AU)の活性を与える
のに十分な量で存在する。
プロテアーゼの好適な例は、枯草菌およびB.licheniformsの特定の菌株から
得られるズブチリシンである。別の好適なプロテアーゼは、ノボ・インダストリ
ーズA/Sによって開発され且つ登録商品名エスペラーゼ(ESPERASE)で販売さ
れている8〜12のpH範囲全体にわたって最大活性を有するバチルスの菌株か
ら得られる。この酵素および類似の酵素の調製は、ノボの英国特許第1,243
,784号明細書に記載されている。タンパク質をベースとするしみを除去する
のに好適な市販のタンパク分解酵素としては、ノボ・インダストリーズA/S(
デンマーク)によって商品名アルカラーゼ(ALCALASE)およびサビナーゼ(SAVI
NASE)で販売されているものおよびインターナショナル・バイオーシンセティッ
クス・インコーポレーテッド(オランダ)によって商品名マキサターゼ(MAXATA
SE)で販売されているものが挙げられる。他のプロテアーゼとしては、プロテア
ーゼA(1985年1月9日公告の欧州特許出願第130,756号明細書参照
)およびプロテアーゼB(1987年4月28日出願の欧州特許出願第8730
3761.8号明細書および1985年1月9日公告のボット等の欧州特許出願
第130,756号明細書参照)が挙げられる。
アミラーゼとしては、例えば、英国特許第1,296,839号明細書(ノボ
)に記載のα−アミラーゼ、インターナショナル・バイオーシンセティックス・
インコーポレーテッド製のラピダーゼ(RAPIDASE)、およびノボ・インダストリ
ーズ製のターマミル(TERMAMYL)が挙げられる。ファンガミル(FUNMAMYL)(ノ
ボ)が特に有用である。
本発明で使用できるセルラーゼとしては、細菌セルラーゼと真菌セルラーゼと
の両方が挙げられる。好ましくは、それらは、5〜9.5のpH最適条件を有す
るであろう。好適なセルラーゼは、Humicola insolensおよびHumicola菌株DS
M1800またはアエロモナス属に属するセルラーゼ212産生真菌から産
生される真菌セルラーゼ、およびマリン軟体動物(Dolabella Auricula Solande
r)の肝膵臓から抽出されるセルラーゼを開示している1984年3月6日発行
のバーベスゴード等の米国特許第4,435,307号明細書に開示されている
。また、好適なセルラーゼは、英国特許第2.075.028号明細書、英国特
許第2.095.275号明細書およびDE−OS第2.247.832号明細
書に開示されている。ケアザイム(CAREZYME)(ノボ)が特に有用である。
洗剤使用に好適なリパーゼ酵素としては、英国特許第1,372,034号明
細書に開示のようなPseudomonas stutzeri ATCC19.154などのPseudo
monas群の微生物によって産生されるものが挙げられる。1978年2月24日
公開の特開昭53−20487号公報中のリパーゼも参照。このリパーゼは、日
本の名古屋のアマノ・ファルマセウティカル株式会社から商品名リパーゼP「ア
マノ(Amano)」で入手できる(以下「アマノ−P」と称する)。他の市販のリパ
ーゼとしては、アマノ−CES、Chromobacter viscosum、例えば、日本の田方
のトーヨー・ジョーゾー・カンパニーから市販されているChromobacter viscosu
m var.lipolyticum NRRLB3673からのリパーゼ;および米国のU.S
.バイオケミカル・コーポレーションおよびオランダのディソイント・カンパニ
ーからの更に他のChromobacter viscosumリパーゼ、およびPseudomonas gladiol
iからのリパーゼが挙げられる。Humicola lanuginosaに由来し且つノボから市販
されているリポラーゼ(LIPOLASE)酵素(EPO第341,947号明細書も参
照)は、ここで使用するのに好ましいリパーゼである。
ペルオキシダーゼ酵素は、酸素源、例えば、ペルカーボネート、ペルボレート
、ペルサルフェート、過酸化水素などと併用する。それらは、「溶液漂白」に使
用され、即ち、洗浄操作時に基体から除去された染料または顔料を洗浄液中で他
の基体に移動するのを防止するために使用される。ペルオキシダーゼ酵素は、技
術上既知であり、例えば、ホーセラディッシュ・ペルオキシダーゼ、リグニナー
ゼ、
およびハロペルオキシダーゼ、例えば、クロロペルオキシダーゼおよびブロモペ
ルオキシダーゼが挙げられる。ペルオキシダーゼ含有洗剤組成物は、例えば、O
.カークにより1989年10月19日公告のPCT国際出願WO第89/09
9813号明細書(ノボ・インダストリーズA/Sに譲渡)に開示されている。
広範囲の酵素物質および合成洗剤組成物への配合手段も、マッカティー等に1
971年1月5日発行の米国特許第3,553,139号明細書に開示されてい
る。酵素は、更に、1978年7月18日発行のプレース等の米国特許第4,1
01,457号明細書および1985年3月26日発行のヒューズの米国特許第
4,507,219号明細書に開示されている。液体洗剤処方物に有用な酵素物
質およびこのような処方物への配合法は、1981年4月14日発行のホラ等の
米国特許第4,261,868号明細書に開示されている。洗剤で使用するため
の酵素は、各種の技術によって安定化できる。酵素安定化技術は、ジェッジ等に
1971年8月17日発行の米国特許第3,600,319号明細書、および1
986年10月29日公告のベネガスの欧州特許出願公告第0 199 405
号明細書、出願第86200586.5号明細書に開示され且つ例証されている
。また、酵素安定化系は、例えば、米国特許第3,519,570号明細書に記
載されている。
粘土汚れ除去/再付着防止剤−本発明の組成物は、場合によって、粘土汚れ除
去性および再付着防止性を有する水溶性エトキシ化アミンも含有できる。これら
の化合物を含有する粒状洗剤組成物は、典型的には、水溶性エトキシ化アミン0
.01〜10.0重量%を含有する。液体洗剤組成物は、典型的には、水溶性エ
トキシ化アミン0.01〜5重量%を含有する。
最も好ましい防汚剤/再付着防止剤は、エトキシ化テトラエチレンペンタミン
である。例示のエトキシ化アミンは、1986年7月1日発行のバンダーミール
の米国特許第4,597,898号明細書に更に記載されている。別の群の好ま
しい粘土汚れ除去/再付着防止剤は、1984年6月27日公告のオーおよびゴ
ッセリンクの欧州特許出願第111,965号明細書に開示の陽イオン化合物で
ある。使用できる他の粘土汚れ除去/再付着防止剤としては、1984年6月2
7日公告のゴッセリンクの欧州特許出願第111,984号明細書に開示のエト
キシ化アミン重合体;1984年7月4日公告のゴッセリンクの欧州特許出願第
112,592号明細書に開示の双性重合体;および1985年10月22日発
行のコナーの米国特許第4,548,744号明細書に開示のアミンオキシドが
挙げられる。技術上既知の他の粘土汚れ除去剤および/または再付着防止剤も、
本組成物で利用できる。別の種類の好ましい再付着防止剤としては、カルボキシ
メチルセルロース(CMC)物質が挙げられる。これらの物質は、技術上周知で
ある。
高分子分散剤−高分子分散剤は、有利には、特にゼオライトおよび/または層
状シリケートビルダーの存在下で、本組成物で0.1〜7重量%の量で利用でき
る。技術上既知の他のものも使用できるが、好適な高分子分散剤としては、高分
子ポリカルボキシレートおよびポリエチレングリコールが挙げられる。理論によ
って限定しようとはしないが、高分子分散剤は、他のビルダー(低分子量ポリカ
ルボキシレートを含めて)と併用する時に結晶成長抑制、粒子汚れ放出ペプチゼ
ーションおよび再付着防止により全洗浄性ビルダー性能を高めると考えられる。
高分子ポリカルボキシレート物質は、好適な不飽和単量体(好ましくは酸形)
を重合または共重合することによって製造できる。好適な高分子ポリカルボキシ
レートを生成するために重合できる不飽和単量体酸としては、アクリル酸、マレ
イン酸(または無水マレイン酸)、フマル酸、イタコン酸、アコニット酸、メサ
コン酸、シトラコン酸およびメチレンマロン酸が挙げられる。ビニルメチルエー
テル、スチレン、エチレンなどの、カルボキシレート基を含有しない単量体セグ
メントが本発明の高分子ポリカルボキシレートに存在することは、このようなセ
グメントが40重量%超を構成しないならば好適である。
特に好適な高分子ポリカルボキシレートは、アクリル酸から誘導できる。ここ
で有用であるこのようなアクリル酸をベースとする重合体は、重合されたアクリ
ル酸の水溶性塩である。酸形のこのような重合体の平均分子量は、好ましくは2
,000〜10,000、より好ましくは4,000〜7,000、最も好まし
くは4,000〜5,000である。このようなアクリル酸重合体の水溶性塩と
しては、例えば、アルカリ金属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩が
挙げることができる。この種の可溶性重合体は、既知の物質である。この種のポ
リアクリレートを洗剤組成物で使用することは、例えば、1967年3月7日発
行のディールの米国特許第3,308,067号明細書に開示されている。
アクリル酸/マレイン酸をベースとする共重合体も、分散剤/再付着防止剤の
好ましい成分として使用してもよい。このような物質としては、アクリル酸とマ
レイン酸との共重合体の水溶性塩が挙げられる。酸形のこのような共重合体の平
均分子量は、好ましくは2,000〜100,000、より好ましくは5,00
0〜75,000、最も好ましくは7,000〜65,000である。このよう
な共重合体中のアクリレートセグメント対マレエートセグメントの比率は、一般
に、30:1から1:1、より好ましくは10:1から2:1であろう。このよ
うなアクリル酸/マレイン酸共重合体の水溶性塩としては、例えば、アルカリ金
属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩が挙げることができる。この種
の可溶性アクリレート/マレエート共重合体は、1982年12月15日公告の
欧州特許出願第66915号明細書並びに1986年9月3日公告のEP第19
3,360号明細書(ヒドロキシプロピルアクリレートを含むこのような重合体
も記載)に記載の既知の物質である。なお他の有用な分散剤としては、マレイン
酸/アクリル酸/ビニルアルコール三元共重合体が挙げられる。このような物質
、例えば、アクリル酸/マレイン酸/ビニルアルコールの45/45/
10三元共重合体も、EP第193,360号明細書に開示されている。
配合できる別の高分子物質は、ポリエチレングリコール(PEG)である。
PEGは、分散剤性能を示し並びに粘土汚れ除去剤/再付着防止剤として作用で
きる。これらの目的に典型的な分子量範囲は、500〜100,000、好まし
くは1,000〜50,000、より好ましくは1,500〜10,000であ
る。
ポリアスパルテートおよびポリグルタメート分散剤も、特にゼオライトビルダ
ーと共に、使用してもよい。ポリアスパルテートなどの分散剤は、好ましくは、
分子量(平均)10,000を有する。
高分子防汚剤−当業者に既知のいかなる高分子防汚剤も、場合によって、本発
明の組成物および方法で使用できる。高分子防汚剤は、ポリエステル、ナイロン
などの疎水性繊維の表面を親水化するための親水性セグメントと、疎水性繊維上
に付着し且つ洗浄およびすすぎサイクルの完了を通して接着したままであり、こ
のように親水性セグメント用錨として役立つための疎水性セグメントとの両方を
有することによって特徴づけられる。このことは、防汚剤での処理後に生ずるし
みを後の洗浄法でより容易に浄化することを可能にすることができる。
ここで有用な高分子防汚剤としては、特に(a)本質上(i)重合度少なくと
も2を有するポリオキシエチレンセグメントまたは(ii)オキシプロピレンまた
は重合度2〜10を有するポリオキシプロピレンセグメント(エーテル結合によ
って各末端で隣接部分に結合されるのでなければ、親水性セグメントはオキシプ
ロピレン単位を包含しない)または(iii)オキシエチレンおよび1〜30個のオ
キシプロピレン単位からなるオキシアルキレン単位の混合物(該混合物は親水性
成分が通常のポリエステル合成繊維表面上への防汚剤の付着時に通常のポリエス
テル合成繊維表面の親水性を増大するのに十分な程大きい親水性を有するのに十
分な量のオキシエチレン単位を含有し、親水性セグメントは好ましくはオキシエ
チレン単位少なくとも25%、より好ましくは特に20〜30個のオキシプロピ
レン単位を有するこのような成分の場合にはオキシエチレン単位少なくとも50
%を含む)からなる1種以上の非イオン親水性成分;または(b)(i)C3オ
キシアルキレンテレフタレートセグメント(疎水性成分がオキシエチレンテレフ
タレートも含むならば、オキシエチレンテレフタレート対C3オキシアルキレン
テレフタレート単位の比率は2:1またはそれ以下である)、(ii)C4〜C6ア
ルキレンまたはオキシC4〜C6アルキレンセグメントまたはそれらの混合物、(i
ii)重合度少なくとも2を有するポリ(ビニルエステル)セグメント、好ましく
はポリ(酢酸ビニル)、または(iv)C1〜C4アルキルエーテルまたはC4ヒド
ロキシアルキルエーテル置換基またはそれらの混合物(前記置換基はC1〜C4ア
ルキルエーテルまたはC4ヒドロキシアルキルエーテルセルロース誘導体または
それらの混合物の形で存在し且つこのようなセルロース誘導体は両親媒性であり
、それによって十分な量のC1〜C4アルキルエーテルおよび/またはC4ヒドロ
キシアルキルエーテル単位を有していて通常のポリエステル合成繊維表面上に付
着し且つ十分な量のヒドロキシルを保持し、一旦このような通常の合成繊維表面
に接着すると、繊維表面親水性を増大する)からなる1種以上の疎水性成分、ま
たは(a)と(b)との組み合わせを有する防汚剤が挙げられる。
典型的には、200よりも高い水準が使用できるが、(a)(i)のポリオキ
シエチレンセグメントは重合度200、好ましくは3〜150、より好ましくは
6〜100を有するであろう。好適なオキシC4〜C6アルキレン疎水性セグメン
トとしては、限定せずに、ゴッセリンクに1988年1月26日発行の米国特許
第4,721,580号明細書開示のようなMO3S(CH2)nOCH2CH2O
−(式中、Mはナトリウムであり、nは4〜6の整数である)などの高分子防汚
剤の末端封鎖が挙げられる。
本発明で有用な高分子防汚剤としては、ヒドロキシエーテルセルロース系重合
体などのセルロース系誘導体、エチレンテレフタレートまたはプロピレンテレフ
タレートとポリエチレンオキシドテレフタレートまたはポリプロピレンオキシド
テレフタレートとの共重合体ブロックなども挙げられる。このような薬剤は、市
販されており、その例としてはメトセル(METHOCEL)(ダウ)などのセルロース
のヒドロキシエーテルが挙げられる。ここで使用するためのセルロース系防汚剤
としては、C1〜C4アルキルおよびC4ヒドロキシアルキルセルロースの群から
選ばれるものも挙げられる。ニコル等に1976年12月28日に発行の米国特
許第4,000,093号明細書参照。
ポリ(ビニルエステル)疎水性セグメントによって特徴づけられる防汚剤とし
ては、ポリ(ビニルエステル)、例えば、C1〜C6ビニルエステルのグラフト共
重合体、好ましくはポリエチレンオキシド主鎖などのポリアルキレンオキシド主
鎖上にグラフトしたポリ(酢酸ビニル)が挙げられる。クッド等による1987
年4月22日公告の欧州特許出願第0 219 048号明細書参照。この種の
市販の防汚剤としては、BASF(西独)から入手できるソカラン(SOKALAN)型
の物質、例えば、ソカランHP−22が挙げられる。
1つの種類の好ましい防汚剤は、エチレンテレフタレートとポリエチレンオキ
シド(PEO)テレフタレートとのランダムブロックを有する共重合体である。
この高分子防汚剤の分子量は、25,000〜55,000の範囲内である。ヘ
イズに1976年5月25日発行の米国特許第3,959,230号明細書およ
びバサダーに1975年7月8日発行の米国特許第3,893,929号明細書
参照。
別の好ましい高分子防汚剤は、平均分子量300〜5,000のポリオキシエ
チレングリコールに由来するポリオキシエチレンテレフタレート単位90〜80
重量%と一緒にエチレンテレフタレート単位10〜15重量%を含有するエチレ
ンテレフタレート単位の反復単位を有するポリエステルである。この重合体の例
としては、市販の物質ゼルコン(ZELCON)5126(デュポン製)およびミリー
ズ(MILEASE)T(ICI製)が挙げられる。ゴッセリンクに1987年10月2
7日発行の米国特許第4,702,857号明細書も参照。
別の好ましい高分子防汚剤は、テレフタロイルおよびオキシアルキレンオキシ
反復単位のオリゴマーエステル主鎖および主鎖に共有結合された末端部分からな
る実質上線状のエステルオリゴマーのスルホン化生成物である。これらの防汚剤
は、J.J.シェイベルおよびE.P.ゴッセリンクに1990年11月6日発
行の米国特許第4,968,451号明細書に詳述されている。他の好適な高分
子防汚剤としては、ゴッセリンク等に1987年12月8日発行の米国特許第4
,711,730号明細書のテレフタレートポリエステル、ゴッセリンクに19
88年1月26日発行の米国特許第4,721,580号明細書の陰イオン末端
封鎖オリゴマーエステル、およびゴッセリンクに1987年10月27日発行の
米国特許第4,702,857号明細書のブロックポリエステルオリゴマー化合
物が挙げられる。
好ましい高分子防汚剤としては、陰イオン、特にスルホアロリル末端封鎖テレ
フタレートエステルを開示しているマルドナド等に1989年10月31日発行
の米国特許第4,877,896号明細書の防汚剤も挙げられる。
利用するならば、防汚剤は、一般に、本発明の洗剤組成物の0.01〜10.
0重量%、典型的には0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜3.0重量%を占
めるであろう。
なお別の好ましい防汚剤は、テレフタロイル単位、スルホイソフタロイル単位
、オキシエチレンオキシおよびオキシ−1,2−プロピレン単位の反復単位を有
するオリゴマーである。反復単位は、オリゴマーの主鎖を構成し且つ好ましくは
変性イセチオネート末端キャップを末端基とする。この種の特に好ましい防汚剤
は、1個のスルホイソフタロイル単位、5個のテレフタロイル単位、1.7〜1
.8
の比率のオキシエチレンオキシおよびオキシ−1,2−プロピレンオキシ単位、
および2−(2−ヒドロキシエトキシ)−エタンスルホン酸ナトリウムの2個の
末端封鎖単位からなる。前記防汚剤は、オリゴマーの0.5〜20重量%の結晶
性減少安定剤(好ましくはキシレンスルホネート、クメンスルホネート、トルエ
ンスルホネート、およびそれらの混合物の群から選ばれる)も含む。
染料移動抑制剤−本発明の組成物は、クリーニングプロセス時に1つの布帛か
ら別のものへの染料の移動を抑制するのに有効な1種以上の物質も包含してもよ
い。一般に、このような染料移動抑制剤としては、ポリビニルピロリドン重合体
、ポリアミンN−オキシド重合体、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾ
ールとの共重合体、マンガンフタロシアニン、ペルオキシダーゼ、およびそれら
の混合物が挙げられる。使用するならば、これらの薬剤は、典型的には、組成物
の0.01〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量%、より好ましくは0.
05〜2重量%を占める。
より詳細には、ここで使用するのに好ましいポリアミンN−オキシド重合体は
、下記の構造式 R−Ax−P〔式中、Pは重合性単位(それにN−O基が結合
でき、またはN−O基が重合性単位の一部分を構成でき、またはN−O基が両方
の単位に結合できる)であり;Aは下記の構造 −NC(O)−、−C(O)O
−、−S−、−O−、−N=の1つであり;xは0または1であり;Rは脂肪族
、エトキシ化脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基またはそれらの組み合わ
せ(それにN−O基の窒素は結合でき、またはN−O基はこれらの基の一部分で
ある)である〕を有する単位を含有する。好ましいポリアミンN−オキシドは、
Rが複素環式基、例えば、ピリジン、ピロール、イミダゾール、ピロリジン、ピ
ペリジンおよびそれらの誘導体であるものである。
N−O基は、下記の一般構造
(式中、R1、R2、R3は脂肪族、芳香族、複素環式または脂環式基またはそれ
らの組み合わせであり;x、yおよびzは0または1であり;N−O基の窒素は
結合するか前記基のいずれかの一部分を構成できる)
で表わされる。ポリアミンN−オキシドのアミンオキシド単位は、pKa<10
、好ましくはpKa<7、より好ましくはpKa<6を有する。
生成するアミンオキシド重合体が水溶性であり且つ染料移動抑制性を有する限
り、いかなる重合体主鎖も使用できる。好適な重合体主鎖の例は、ポリビニル、
ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミド、ポリ
アクリレートおよびそれらの混合物である。これらの重合体としては、一方の単
量体型がアミンN−オキシドであり且つ他方の単量体型がN−オキシドであるラ
ンダムまたはブロック共重合体が挙げられる。アミンN−オキシド重合体は、典
型的には、アミン対アミンN−オキシドの比率10:1から1:1,000,0
00を有する。しかしながら、ポリアミンオキシド重合体に存在するアミンオキ
シド基の数は、適当な共重合により、または適当なN−酸化度により変化できる
。ポリアミンオキシドは、ほとんどいかなる重合度でも得ることができる。典型
的には、平均分子量は、500〜1,000,000、より好ましくは1,00
0〜500,000、最も好ましくは5,000〜100,000の範囲内であ
る。この好ましい種類の物質は、「PVNO」と称することができる。
本発明の洗剤組成物で有用な最も好ましいポリアミンN−オキシドは、平均分
子量50,000およびアミン対アミンN−オキシドの比率1:4を有するポリ
(4−ビニルピリジン−N−オキシド)である。
N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾール重合体との共重合体(クラス
として「PVPVI」と称する)も、ここで使用するのに好ましい。好ましくは
、PVPVIは、平均分子量範囲5,000〜1,000,000、より好まし
くは5,000〜200,000、最も好ましくは10,000〜20,000
を有する〔平均分子量範囲はバース等のChemical Analysis,第113巻,「重
合体特性化の現代的方法」に記載のように光散乱によって測定する(その開示を
ここに参考文献として編入)〕。PVPVI共重合体は、典型的には、N−ビニ
ルイミダゾール対N−ビニルピロリドンのモル比1:1から0.2:1、より好
ましくは0.8:1から0.3:1、最も好ましくは0.6:1から0.4:1
を有する。これらの共重合体は、線状または分枝のいずれかであることができる
。
本発明の組成物は、平均分子量5,000〜400,000、好ましくは5,
000〜200,000、より好ましくは5,000〜50,000を有するポ
リビニルピロリドン(「PVP」)も、使用してもよい。PVPは、洗剤分野の
当業者に既知である。例えば、EP−A第262,897号明細書およびEP−
A第256,696号明細書(ここに参考文献として編入)参照。PVPを含有
する組成物は、平均分子量500〜100,000、好ましくは1,000〜1
0,000を有するポリエチレングリコール(「PEG」)も含有できる。好ま
しくは、洗浄液に送達されるPEG対PVPの比率(ppm基準で)は、2:1
から50:1、より好ましくは3:1から10:1である。
本発明の洗剤組成物は、場合によって、染料移動抑制作用も与える或る種の親
水性光学増白剤0.005〜5重量%も含有してもよい。使用するならば、本組
成物は、好ましくは、このような光学増白剤0.01〜1重量%を含むであろう
。
本発明で有用な親水性光学増白剤は、構造式
(式中、R1はアニリノ、N−2−ビス−ヒドロキシエチルおよびNH−2−ヒ
ドロキシエチルから選ばれ;R2はN−2−ビス−ヒドロキシエチル、N−2−
ヒドロキシエチル−N−メチルアミノ、モルホリノ、クロロおよびアミノから選
ばれ;Mはナトリウム、カリウムなどの塩形成陽イオンである)
を有するものである。
前記式中、R1がアニリノであり、R2がN−2−ビスーヒドロキシエチルであ
り且つMがナトリウムなどの陽イオンである時には、増白剤は、4,4′−ビス
〔(4−アニリノ−6−(N−2−ビス−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン
−2−イル)アミノ〕−2,2′−スチルベンジスルホン酸および二ナトリウム
塩である。この特定の増白剤種は、チバ−ガイギー・コーポレーションによって
商品名チノパール(Tinopal)−UNPA−GXで市販されている。チノパール−
UNPA−GXは、本発明の洗剤組成物で有用な好ましい親水性光学増白剤であ
る。
前記式中、R1がアニリノであり、R2がN−2−ヒドロキシエチル−N−2−
メチルアミノであり且つMがナトリウムなどの陽イオンである時には、増白剤は
、4,4′−ビス〔(4−アニリノ−6−(N−2−ヒドロキシエチル−N−2
−メチルアミノ)−s−トリアジン−2−イル)アミノ〕−2,2′−スチルベ
ンジスルホン酸二ナトリウム塩である。この特定の増白剤種は、チバ−ガイギー
・コーポレーションによって商品名チノパール5BM−GXで市販されている。
前記式中、R1がアニリノであり、R2がモルホリノであり且つMがナトリウム
などの陽イオンである時には、増白剤は、4,4′−ビス〔(4−アニリノ−6
−モリホリノ−s−トリアジン−2−イル)アミノ〕2,2′−スチルベンジス
ルホン酸のナトリウム塩である。この特定の増白剤種は、チバガイギー・コーポ
レーションによって商品名チノパールAMS−GXで市販されている。
本発明で使用するために選ばれる特定の光学増白剤種は、前記の所定の高分子
染料移動抑制剤と併用する時に、特に有効な染料移動抑制性能上の利益を与える
。このような所定の高分子物質(例えば、PVNOおよび/またはPVPVI)
とこのような所定の光学増白剤(例えば、チノパール−UNPA−GX、チノパ
ール5BM−GXおよび/またはチノパールAMS−GX)との組み合わせは、
単独で使用する時にこれらの2種の洗剤組成物成分のいずれよりも、水性洗浄液
中で有意に良い染料移動抑制を与える。理論によって限定せずに、このような増
白剤は、洗浄液中で布帛に対して高い親和力を有するので、このように作動し、
それゆえこれらの布帛上に比較的迅速に付着すると考えられる。増白剤が洗浄液
中で布帛上に付着する程度は、「消耗(exhaustion)係数」と呼ばれるパラメー
ターによって規定できる。消耗係数は、一般に、(a)布帛上に付着する増白剤
物質対(b)洗浄液中の増白剤初濃度の比率としてである。比較的高い消耗係数
を有する増白剤は、本発明の文脈で染料移動を抑制するのに最も好適である。
勿論、他の通常の光学増白剤型の化合物は、場合によって、真実の染料移動抑
制効果よりむしろ、通常の布帛「増白」上の利益を与えるために本組成物で使用
できることが認識されるであろう。このような使用法は、洗剤処方に通常であり
且つ周知である。
増白剤−技術上既知のいかなる光学増白剤または他の増白剤または白化剤も、
本発明の洗剤組成物に典型的には0.05〜1.2重量%の量で配合できる。本
発明で有用であることがある市販の光学増白剤は、亜群に分類でき、亜群として
は、必ずしも限定しないが、スチルベン、ピラゾリン、クマリン、カルボン酸、
メチンシアニン、ジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシド、アゾール、5員環
および6員環複素環式化合物の誘導体、および他の雑多な薬剤が挙げられる。こ
のような増白剤の例は、「蛍光増白剤の生産および応用」、M.ザーラドニック
、ニューヨークのジョン・ウィリー・エンド・サンズ発行(1982)に開示さ
れている。
本組成物で有用である光学増白剤の特定例は、1988年12月13日にウィ
クソンに発行の米国特許第4,790,856号明細書に同定のものである。こ
れらの増白剤としては、ベロナからのホルホワイト(PHORWHITE)系列の増白剤が
挙げられる。この文献に開示の他の増白剤としては、チバ・ガイギーから入手で
きるチノパール(Tinopal)UNPA、チノパールCBSおよびチノパール5BM
;イタリアに置かれたヒルトン−デービスから入手できるアルティック・ホワイ
ト(Artic White)CCおよびアルティック・ホワイトCWD;2−(4−スチリ
ルフェニル)−2H−ナフト〔1,2−d〕トリアゾール;4,4′−ビス−(
1,2,3−トリアゾール−2−イル)−スチルベン;4,4′−ビス(スチリ
ル)ビスフェニル;およびアミノクマリンが挙げられる。これらの増白剤の特定
例としては、4−メチル−7−ジエチルアミノクマリン;1,2−ビス(ベンズ
イミダゾール−2−イル)エチレン;1,3−ジフェニルピラゾリン;2,5−
ビス(ベンゾオキサゾール−2−イル)チオフェン;2−スチリル−ナフト〔1
,2−d〕オキサゾール;および2−(スチルベン−4−イル)−2H−ナフト
〔1,2−d〕トリアゾールが挙げられる。ハミルトンに1972年2月29日
発行の米国特許第3,646,015号明細書も参照。陰イオン増白剤が、ここ
で好ましい。
布帛柔軟剤−各種のスルー・ザ・ウォッシュ(through-the-wash)布帛柔軟剤
、特に1977年12月13日発行のストームおよびニルシュルの米国特許第4
,
062,647号明細書の微細なスメクタイト粘土、並びに技術上既知の他の柔
軟剤粘土は、場合によって、典型的には、布帛クリーニングと同時に布帛柔軟化
上の利益を与えるために本組成物で0.5〜10重量%の量で使用できる。粘土
柔軟剤は、例えば、1983年3月1日発行のクリスプ等の米国特許第4,37
5,416号明細書および1981年9月22日発行のハリス等の米国特許第4
,291,071号明細書に開示のようなアミンおよび陽イオン柔軟剤と併用で
きる。
他の成分−洗剤組成物で有用な各種の他の成分、例えば、他の活性成分、担体
、ハイドロトロープ、加工助剤、染料または顔料、液体処方物用溶媒、固形組成
物用固体充填剤などが、本組成物に配合できる。
本組成物で使用する各種の洗剤成分は、場合によって、前記成分を多孔性疎水
性基体上に吸収し、次いで、前記基体を疎水性コーティングで被覆することによ
って更に安定化できる。好ましくは、洗剤成分は、多孔性基体に吸収する前に界
面活性剤と混合する。使用中、洗剤成分は、水性洗浄液中で基体から放出され、
そこで所期の洗浄機能を遂行する。
この技術をより詳細に例示するために、多孔性疎水性シリカ〔デグッサの商標
シパーナット(SIPERNAT)D10〕は、C13 〜15エトキシ化アルコール(EO7
)非イオン界面活性剤3%〜5%を含有するタンパク分解酵素溶液と混合する。
典型的には、酵素/界面活性剤溶液は、シリカの重量の2.5倍である。得られ
た粉末は、攪拌下にシリコーン油(500〜12,500の範囲内の各種のシリ
コーン油粘度が使用できる)に分散する。得られたシリコーン油分散液は、乳化
するか、他の方法で最終洗剤マトリックスに加える。この手段によって、前記酵
素、漂白剤、漂白活性剤、漂白触媒、光活性剤、染料、蛍光剤、布帛コンディシ
ョナー、加水分解性界面活性剤などの成分は、液体洗濯洗剤組成物を含めて洗剤
で使用するために「保護」できる。
液体洗剤組成物は、担体として水および他の溶媒を含有できる。メタノール、
エタノール、プロパノール、およびイソプロパノールによって例証される低分子
量第一級または第二級アルコールが、好適である。一価アルコールが界面活性剤
を可溶化するのに好ましいが、ポリオール、例えば、2〜6個の炭素原子および
2〜6個のヒドロキシ基を含有するもの(例えば、1,3−プロパンジオール、
エチレングリコール、グリセリン、および1,2−プロパンジオール)も、使用
できる。組成物は、このような担体5%〜90%、典型的には10%〜50%を
含有してもよい。
本発明の洗剤組成物は、好ましくは、水性クリーニング操作での使用時に、洗
浄水がpH 6.5〜11、好ましくは7.5〜10.5を有するように処方す
るであろう。液体皿洗い製品処方物は、好ましくは、pH 6.8〜9.0を有
する。洗濯製品は、典型的には、pH 9〜11である。pHを推奨使用量で制
御するための技術は、緩衝剤、アルカリ、酸などの使用を包含し、当業者に周知
である。
本発明の洗剤組成物は、軟水および硬水中で有効であり且つビルダー含量は処
方物の少なくとも125重量%である多量のビルダー入り処方物中で、並びにビ
ルダー含量が処方物の15重量%未満である少量のビルダー入り処方物中で使用
できる。
本発明を下記の非限定例で例示し、すべての%は特に断らない限り重量基準で
ある。
洗剤組成物においては、略称された成分同定は、下記の意味を有する。
LAS: 直鎖C12アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
XYAS: C1X〜C1Yアルキル硫酸ナトリウム
APG: 式 C12−(グリコシル)x(式中、xは1.5である)のアル
キルポリグリコシド界面活性剤
24EY: 平均Yモルのエチレンオキシドと縮合されたC12 〜14主として線
状の第一級アルコール
45EY: 平均Yモルのエチレンオキシドと縮合されたC14〜C15主として
線状の第一級アルコール
XYEZS:1モル当たり平均Zモルのエチレンオキシドと縮合されたC1X〜
C1Yアルキル硫酸ナトリウム
NaSKS−6:式 δ−Na2Si2O5の結晶性層状シリケート
カーボネート:無水炭酸ナトリウム
MA/AA:マレイン酸/アクリル酸1:4の共重合体、平均分子量
約0,000
ゼオライトA:一次粒径1〜10μmを有する式
Na12(AlO2SiO2)12・27H2Oの水和アルミノケイ
酸ナトリウム
サイトレート:クエン酸三ナトリウム2水和物
サイトリック:クエン酸
ペルカーボネート:ペルカーボネート対混合塩の重量比が39:1である式
Na2SO4・n・Na2CO3(式中、nは0.29である)
の混合塩で被覆された実験式2Na2CO3・3H2O2の無水
過炭酸ナトリウム漂白剤
TAED: テトラアセチルエチレンジアミン
プロテアーゼ:ノボ・インダストローズA/Sによって商品名サビナーゼで販
売されているタンパク分解酵素(酵素活性約2%)
リパーゼ: ノボ・インダストローズA/Sによって商品名リポラーゼで販売
されている脂質分解酵素(酵素活性約2%)
セルラーゼ:ノボ・インダストローズA/Sによって商品名ケアザイムで販売
されているセルロース分解酵素
エンドA: ノボ・インダストリーズA/Sによって販売されているセルロー
ス分解酵素の商品名
PVNO: 分子量10,000のポリビニルピリジンN−オキシド重合体
MgSO4:無水硫酸マグネシウム
SRP: 変性陰イオンポリエステル防汚重合体
CMC: カルボキシメチルセルロースナトリウム
EDDS: ナトリウム塩の形のエチレンジアミン−N,N′−ジコハク酸、
〔S,S〕異性体
シリコーン:パラフィンロウ(融点50℃)25%、疎水性シリカ17%、
パラフィン油58%泡試験法
後述の洗剤組成物110gを取り、きれいな新しいテリータオルバラスト1.
5kgを含有するミール(Miele)698洗濯機に加える。軟水(3°クラーク)を
使用して、製品を90℃の主要洗浄サイクルで試験する。
泡%を測定し、下記の式
を使用して計算する。
各製品の4つの反復実験を完了する。例1
i)洗剤組成物
下記の洗剤組成物を調製し、起泡について試験した。組成物Aは従来技術に係
る洗浄液を調製する一方、組成物1は本発明に係る洗浄液を調製し且つ組成物2
は本発明の態様であり、異なる種類のアミド酸およびアミド過酸の抑泡効果を示
した。
ii)泡結果
前記組成物を中位の硬水(12°クラーク)中で前記泡法で起泡について評価
する。
アミド酸単独は、界面活性剤系から起泡する際に非常に有効な抑泡作用を与え
る。例2
i)洗剤組成物
下記の組成物を調製し、起泡について試験した。組成物A、B、Cは従来技術
に係る洗浄液を調製する一方、組成物1、2、3、4は本発明に係る洗浄液を調
製し、異なる量のアミド酸およびアミド過酸の抑泡効果を示した。
ii)泡結果
前記泡試験から、LASは、ココASより低起泡性界面活性剤であることがわ
かる。
30分の応力をかけた泡試験後、ブレンドは、過酸形で過加水分解され、前記
過酸は酸を与える。得られたアミド酸とアミド過酸抑泡剤との混合物は、LAS
およびASの起泡を減少する。より良い減少が、AS界面活性剤の起泡の場合に
わかる。例3
i)洗剤組成物
下記の組成物は、調製し、起泡およびクリーニングについて試験した。組成物
AおよびBは従来技術に係る洗浄液を調製する一方、組成物1、2、3は本発明
に係る洗浄液を調製し、異なる量のアミド酸およびアミド過酸の抑泡効果を示し
た。
ii)泡結果
前記組成物は、前記泡法での起泡について、そして40℃、硬水(12°クラ
ーク)でラウンダーオメーターを使用することによって所定範囲の疎水性汚れお
よび体汚れに対する性能について評価する。
アミド酸とアミド過酸との得られた混合物は、界面活性剤から起泡する際に非
常に有効な抑泡作用を与え且つリップスティック、靴墨などの疎水性汚れに対し
て有効なクリーニング性能も与える。
更に、本発明の洗剤組成物がTAED、ベンゾイルカプロラクタムなどの追加
の前駆物質を使用して処方する時に、抑泡性および疎水性しみに対する性能並び
に紅茶、コーヒーなどの親水性しみに対する性能が保持される。例4
i)洗剤組成物
下記の組成物を調製し、起泡について試験した。組成物AおよびBは従来技術
に係る洗浄液を調製する一方、組成物1、2、3は本発明に係る洗浄液を調製し
、異なる量のアミド酸およびアミド過酸の抑泡効果を示した。
ii)泡結果
前記組成物を中位の硬水(12°クラーク)中で前記泡法で起泡について評価
する。
アミド酸前駆物質から得られたアミド酸抑泡剤とアミド過酸抑泡剤との混合物
は、混合AS/陽イオン界面活性剤系の泡を抑制する際に非常に有効である。例5
i)洗剤組成物
下記の組成物を調製し、起泡について試験した。組成物Aは従来技術に係る洗
浄液を調製する一方、組成物1および2は本発明に係る洗浄液を調製し、異なる
量/種類のアミド酸およびアミド過酸の抑泡効果を示した。
ii)泡結果
前記組成物は、軟水(3°クラーク)中および硬水(18°クラーク)中で前
記泡法で起泡について評価する。
アミド酸前駆物質から得られたアミド酸とアミド過酸抑泡剤との混合物は、硬
水中並びに軟水中で高起泡性界面活性剤の有効な抑泡剤である。前記抑泡剤の混
合物は、ノニルアミドペルオキシアジピン酸より良い抑泡結果も与える。例6
i)洗剤組成物
下記の組成物を調製し、起泡およびクリーニングについて試験した。組成物A
は従来技術に係る洗浄液を調製する一方、組成物1、2、3、4、5は本発明に
係る洗浄液を調製し、異なる量/種類のアミド酸およびアミド過酸の抑泡効果を
示した。
ii)泡および性能結果
前記組成物を、中位の硬水(12°クラーク)中で前記泡法で起泡について評
価する。
アミド酸またはアミド酸前駆物質から得られたアミド酸とアミド過酸との混合
物の両方とも、抑泡剤として作用し且つリップスティック、靴墨などの疎水性汚
れに対して有効なクリーニング性能も与える。
前記のことから、ペルカーボネート:アミド酸前駆物質比は、その性能または
抑泡性を有意には落とさずに変化してもよいことがわかる。例7
i)洗剤組成物
下記の組成物を調製し、起泡について試験した。組成物1、2、3、4、5、
6、7は本発明に係る洗浄液を調製し、アミド酸およびアミド過酸の抑泡効果を
示した。
アミド酸前駆物質から得られたアミド酸とアミド過酸との混合物は、各種の混
合界面活性剤系の場合に非常に有効な抑制剤として作用し且つ疎水性汚れに対し
て良好な漂白活性も与える。