JPH10501256A - C−4アミド置換化合物およびその治療剤としての使用 - Google Patents

C−4アミド置換化合物およびその治療剤としての使用

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JPH10501256A
JPH10501256A JP8501606A JP50160696A JPH10501256A JP H10501256 A JPH10501256 A JP H10501256A JP 8501606 A JP8501606 A JP 8501606A JP 50160696 A JP50160696 A JP 50160696A JP H10501256 A JPH10501256 A JP H10501256A
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ボング,アントニオ・クオク・ケオング
トンプソン,マービン
エバンス,ジョン・モリス
モーガン,ヘレン・ケイト・アン
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スミスクライン・ビーチャム・パブリック・リミテッド・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、C−4アミド置換基を有する、ある種の5およひ/または8−置換のベンゾピラン、ピラノピリジンまたはテトラヒドロキナリン化合物およびその化合物の製法を提供する。記載の化合物はある種の障害の治療および/または予防にて有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 C−4アミド置換化合物およびその治療剤としての使用 本発明は新規化合物、その製法およびその治療剤としての使用に関する。 欧州公開特許出願第0126311号は、血圧低下活性を有する置換ベンゾピ ラン化合物、例えば6−アセチル−トランス−4−(4−フルオロベンゾイルア ミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オ ールを開示する。 さらに、EP−A−0376524、EP−A−0205292、EP−A− 0250077、EP−A−0093535、EP−A−0150202、EP −A−0076075およびWO/89/05808(ビーチャム・グループ・ パブリック・リミテッド・カンパニー(Beecham Group plc)は、抗高血圧活性 を有するある種のベンゾピラン誘導体を記載する。 EP−A−0350805(Biersdorf)、EP−A−0277611、EP −A−0277612、EP−A−0337179およびEP−A−03555 65(Hoechst Aktiengesellschaft);EP−A−0466131(Nissan Chemical Industries Ltd)、EP−A−0339562(Yoshitomi Phar maceuticals)、EP−A−415065(E.Merch)、EP−A−45041 5(Squibb)、EP−A−0482934、EP−A−0296975、EP −A−571822(Daiichi Pharm.)、JO−2004791およびWO/ 89/07103もまた、抗高血圧活性を有すると考えられるある種のベンゾピ ラン誘導体を記載する。 EP−A−0430621およびEP−A−0385584(Beecham Grou p plc)は前記した特許出願に記載の化合物の製造に有用なある種の中間体の分 割を記載する。 EP−A−0139992(Beecham Group plc)は、3および4位でシス 異性を有するある種のベンゾピラン誘導体を記載し、その化合物は抗高血圧活性 を有すると記載されている。 PCT/GB92/01045(SmithKline Beecham plc;優先日前には 未公開)は、3および4位の置換基が相互にトランスである、ある種のフルオロ ベンゾイルアミノベンゾピラン、ピラノピリジンおよびテトラヒドロナフタレン を記載する。これらの化合物は、とりわけ、不安緩解剤および抗痙攣剤活性を有 すると記載されている。 この度、意外にも、(後記の)式(I)のある種の化合物が抗痙攣活性を有す ることが見いだされ、したがって、癲癇の治療および/または予防にて有用であ ると考えられ;式(I)の化合物はまた、不安症、躁病、鬱病、クモ膜下出血ま たは神経性ショックに伴う障害、乱用物質の禁断症状に伴う作用、パーキンソン 病、精神病、片頭痛、脳虚血、アルツハイマー病、精神分裂病、OCD(強迫障 害)、パニック障害および/または攻撃の治療または予防にて有用性を有すると 考えられる。 したがって、本発明は、式(I): [式中、 YはNであって、R2は水素であるか、またはYはC−R1であり; ここに、 R1およびR2の一方は水素であり、他方は水素、C3-8シクロアルキル、所望 により酸素により遮断されていてもまたはヒドロキシ、C1-6アルコキシまたは 置換アミノカルボニルにより置換されていてもよいC1-6アルキル、C1-6アルキ ルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6アルキルカルボニルオキシ、 C1-6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、CF3Sまたは 基CF3A−(ここにAは−CF2−、−CO−、−CH2−、CH(OH)、SO2 、 SO、CH2−OまたはCONHである)、または基CF2HA'−(ここにA'は 酸素、硫黄、SO、SO2、CF2またはCFHである)、トリフルオロメトキシ 、C1-6アルキルスルフィニル、ペルフルオロC2-6アルキルスルホニル、C1-6 アルキルスルホニル、C1-6アルコキシスルフィニル、C1-6アルコキシスルホニ ル、アリール、ヘテロアリール、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボニ ル、ホスホノ、アリールカルボニルオキシ、ヘテロアリールカルボニルオキシ、 アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールスルホニル、ヘ テロアリールスルホニル(ここに、いずれの芳香族基も所望により置換されてい てもよい)、C1-6アルキルカルボニルアミノ、C1-6アルコキシカルボニルアミ ノ、C1-6アルキルチオカルボニル、C1-6アルコキシチオカルボニル、C1-6ア ルキルチオカルボニルオキシ、1−メルカプトC2-7アルキル、ホルミル、また はアミノスルフィニル、アミノスルホニルまたはアミノカルボニル(ここに、い ずれのアミノ部も所望により1または2個のC1-6アルキル基で置換されていて もよい)、またはC1-6アルキルスルフィニルアミノ、C1-6アルキルスルホニル アミノ、C1-6アルコキシスルフィニルアミノまたはC1-6アルコキシスルホニル アミノ、または末端でC1-6アルキルカルボニル、ニトロまたはシアノにより置 換されたエチレニル、または−C(C1-6アルキル)NOHまたは−C(C1-6アル キル)NNH2の群より選択されるか、あるいはR1およびR2の一方はニトロ、シ アノまたはC1-3アルキルカルボニルであり、他方はハロ、C1-4アルキル、メト キシまたは所望により1または2個のC1-6アルキルでもしくはC2-7アルカノイ ルで置換されていてもよいアミノであるか;あるいはR1およびR2は一緒になっ て−(CH2)4−;−(CH2)xCO(CH2)y(ここに、xは0ないし3であり、y は0ないし3である;ただし、x+yは少なくとも2xである);または−CH =CH−CH=CH−;または所望により置換されていてもよいトリアゾールま たはオキサジアゾール環を形成するか;または一緒になって基CONRcCO( ここにRcは水素、C1-6アルキル、アラルキルまたはヘテロアリールアルキルで ある)であり; YがC−R1の場合、ZはNであり、またはYがNまたはC−R1の場合、Zは C−Raであり、ここに、Raは水素、ハロゲン、ニトロ、C1-4アルキルカルボ ニル、C1-4アルキル、アリールC1-4アルキル、アリールC1-4アルケニル、ヘ テロアリールC1-4アルキルまたはヘテロアリールC1-4アルケニルであり; Rbは水素、ハロゲン、ニトロ、C1-4アルキルカルボニルまたはC1-4アルキ ルであり、ただし、R1およびR2の一方がニトロ、シアノまたはC1-3アルキル カルボニルであり、他方がハロまたはC1-4アルキルの場合を除いて、Raおよび Rbが同時に水素であることはない;RaまたはRbの関連するいずれのアリール 、ヘテロアリールまたはアルキル基も所望により置換されていてもよい; R3およびR4の一方は水素またはC1-4アルキルであり、他方はC1-4アルキル 、CF3またはCH2a(ここにXaはフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、C1- 4 アルコキシ、ヒドロキシ、C1-4アルキルカルボニルオキシ、−S−C1-4アル キル、ニトロ、所望により1または2個のC1-4アルキル基で置換されていても よいアミノ、シアノまたはC1-4アルコキシカルボニルである)であるか、また はR3およびR4は一緒になって所望によりC1-4アルキルで置換されていてもよ いC2-5ポリメチレンであり; R5はC1-6アルキルカルボニルオキシ、ベンゾイルオキシ、ONO2、ベンジ ルオキシ、フェニルオキシまたはC1-6アルコキシであって、R6およびR9は水 素であるか、またはR5はヒドロキシであって、R6およびR9は、独立して水素 またはC1-2アルキルであり; R7はヘテロアリールまたはフェニルであり;そのいずれも所望により1また はそれ以上の回数、独立してクロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、所望 により1または2個のC1-4アルキルで置換されていてもよいアミノ、シアノ、 アジド、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオ ロメチル、所望により置換されていてもよいアリールオキシまたはヘテロアリー ルオキシ;1またはそれ以上のハロゲンで置換されたC1-4アルコキシ(トリフ ルオロメトキシを除く);C1-4アルカノイル、アロイルアリールフェニルスル ホニルまたはC1-4アルキルスルホニルで置換されたアミノ;1またはそれ以上 のハロゲンまたはアルコキシで置換されたC1-4アルキル(トリフルオロメトキ シを除く);フェニルスルホニルC1-4アルキルスルホニル、アミノスルホニル (ここに、アミノ基は所望によりC1-4アルキルで置換されていてもよい);C ONH2(その中のアミノ基は所望によりC1-4アルキルで置換されていてもよい )から選択される基または原子で置換されていてもよく; R8は水素;C1-6アルキル、ORcまたはNHCOR10(ここに、Rcは水素、 C1-6アルキル、ホルミル、C1-6アルカノイル、アロイルまたはアリールC1-6 アルキルであり、R10は水素、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、モノまたはジ C1-6アルキルアミノ、アミノ、アミノ−C1-6アルキル、ヒドロキシC1-6アル キル、ハロ−C1-6アルキル、C1-6アシルオキシ−C1-6アルキル、C1-6アルコ キシカルボニル−C1-6アルキル、アリールまたはヘテロアリールである)であ り; R8−N−CO−R7基はR5基に対してシスまたはトランスにあり; Xは酸素またはNR10(ここにR10は水素またはC1-6アルキルである)を意 味する] で示される化合物またはその医薬上許容される塩を提供する。 式(I)のすべてのC1-6アルキルまたはC1-4アルキルあるいはアルキル含有 基は、好ましくは、メチル、エチル、n−およびiso−プロピル、n−、iso−、 sec−およびtert−ブチルからなる群より選択される。 適当なC3-8シクロアルキル基はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペン チル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルを包含する。 適当なハロ置換基はフルオロ、クロロ、ブロモおよびヨードを包含する。 本明細書にて記載するいずれのアリールも、限定するものではないが、フェニ ルおよびナフチルを包含する。 本明細書において記載する場合、ヘテロアリールはいつでも、5または6員単 環あるいは9または10員二環を包含し、そのうち、5または6員単環式ヘテロ アリールが好ましい。加えて、5または6員単環式あるいは9または10員二環 式ヘテロアリールは、好ましくは、酸素、窒素および硫黄の群から選択される1 、2または3個の複素原子を含有し、1個以上の複素原子が存在する場合、これ は 同一でも異なってもよい。酸素、窒素および硫黄の群から選択される1、2また は3個の複素原子を含有する5または6員単環式ヘテロアリールの例は、フリル 、チエニル、ピリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリルおよびチアジア ゾリル、およびピリジル、ピリダジル、ピリミジル、ピラゾリルおよびトリアゾ リルを包含する。このような基の好ましい例は、フラニル、チエニル、ピリルお よびピリジルを包含し、特に、2−および3−フリル、2−および3−ピリル、 2−および3−チエニル、ならびに2−、3−および4−ピリジルである。酸素 、窒素および硫黄の群から選択される1、2または3個の複素原子を含有する9 または10員二環式ヘテロアリールは、例えば、ベンゾフラニル、ベンゾチエニ ル、インドリルおよびインダゾリル、キノリルおよびイソキノリル、およびキナ ゾリルを包含する。このような基の好ましい例は、2−および3−ベンゾフリル 、2−および3−ベンゾチエニル、ならびに2−および3−インドリル、および 2−および3−キノリルを包含する。 特にアリール、ヘテロアリールおよびアルキル基の任意の置換についての、特 にRaおよびRbに関連する基または原子として、適当には、C1-4アルキル、C1 -4 アルコキシ、C1-4アルキルカルボニルオキシ、C1-4アルキルカルボニル、ハ ロ(例、フルオロ、クロロ、ブロモおよびヨード)、ヒドロキシ、ニトロ、所望 によりC1-4アルキルで1または2回置換されていてもよいアミノ、シアノおよ びSOnH(n=0〜2)から独立して選択される1、2または3個の置換基を 包含する。 適当には、R1はアセチルである。 好ましくはR2は水素、フッ素またはメチルである。 ZがCRaである場合、Raは好ましくは水素、ヨード、ブロモ、ニトロまたは アセチルである。 好ましくは、R6は水素またはアセチルである。 好ましくは、R3およびR4は共にメチルである。 好ましくは、R5はヒドロキシで、R6およびR9は水素である。 R7が所望により独立して置換されていてもよいフェニルである場合、これは フェニル環に結合している1、2、3、4または5個の基または原子による置換 を包含するのは明らかである。フェニル環に結合する1または2個の基または原 子が存在するのが好ましい。該基または原子はフェニル環の周りのどの位置にあ ってもよい。同様に、R7が所望により独立して置換されていてもよいヘテロア リールである場合、これはヘテロアリール部分の周りのどのあいている位置での 置換基も包含するのは明らかである。ヘテロアリール部分に結合する1または2 個の基または原子が存在するのが好ましく、ヘテロアリール環の周りに1個の基 または原子が存在するのが最も好ましい。 好ましくは、R7は2,3−または4−フルオロフェニル、フェニル、2または 3−クロロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2−トリフルオロメチルフェ ニル、2−ニトロフェニル、2−クロロチオフェン−3−イル、3−クロロチオ フェン−2−イル、2,5−ジクロロチオフェン−3−イルまたは3−クロロ− 4−フルオロフェニルである。 好ましくは、R8は水素である。 好ましくは、Xは酸素である。 式(I)の化合物は3および4位に加えて複数の位置に不斉炭素原子を有し、 したがってエナンチオマーとして存在しうると考えられる。本発明は各エナンチ オマーおよびラセミ体を包含するその混合物にも及ぶ。さらに特定のエナンチオ マー形態が異なる用途に関して好ましく、クモ膜下出血または神経性ショック以 外の用途には、3S,4Sおよび3R,4Sエナンチオマーが好ましいが、クモ膜 下出血または神経性ショックの場合、3S,4Rエナンチオマーが好ましいと考 えられる。 式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩はまた、このような化合物の 溶媒和物、例えば水和物を包含すると考えられる。 本発明はさらに、3S,4Sエナンチオマー形態で優勢的に存在する前記した 式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を提供する。 「優勢的に3S,4Sエナンチオマー形態で存在する」という語は、3R,4R エナンチオマーに比べて50%以上の3S,4Sエナンチオマーが存在すること を意味する。 より好ましくは、60%以上の3S,4Rエナンチオマーが存在し、さらに好 ましくは、70%以上の3S,4Sエナンチオマーが存在し、さらに好ましくは 、80%以上の3S,4Sエナンチオマーが存在し、より好ましくは、90%以 上の3S,4Sエナンチオマーが存在する。最も好ましくは、3R,4Rエナンチ オマーに比べて95%以上の3S,4Sエナンチオマー化合物が存在する。同じ ことが3R,4Sエナンチオマー形態にも言える。 式(I)の化合物として、例えば、以下の化合物が挙げられる: トランス−6−アセチル−4−(3−アジゾベンゾイルアミノ)−3,4−ジヒ ドロ−8−ヨード−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オール; トランス−6−アセチル−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)−3,4−ジヒ ドロ−2,2−ジメチル−2H−ピラノ[2,3−b]ピリジン−3−オール; トランス−6−アセチル−4−(2,3−ジクロロベンゾイルアミノ)−3,4− ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−ピラノ[2,3−b]ピリジン−3−オール; トランス−6−アセチル−4−(4−フルオロベンゾイルアミノ)−3,4−ジ ヒドロ−2,2−ジメチル−8−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン−3−オール ; トランス−8−アセチル−4−(4−フルオロベンゾイルアミノ)−3,4−ジ ヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オール; トランス−8−ブロモ−4−(3−ブロモ−4−フルオロベンゾイルアミノ)− 6−エチル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3 −オール; トランス−5−アセチル−4−(4−フルオロベンゾイルアミノ)−3,4−ジ ヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オール; トランス−6−アセチル−4S−(3−アジゾベンゾイルアミノ)−3,4−ジ ヒドロ−8−ヨード−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3R−オー ル; トランス−8−アセチル−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)−3,4−ジヒ ドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オール; トランス−8−アセチル−4−(3−クロロベンゾイルアミノ)−3,4−ジヒ ドロ−2,2−ジメチル−2H−ベンゾピラン−3−オール; トランス−6−アセチル−4−(4−フルオロフェニルベンゾイルアミノ)−3 ,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−8−(2−フェニルエチル)−2H−1−ベン ゾピラン−3−オール; トランス−6−アセチル−4−(4−フルオロフェニルベンゾイルアミノ)−3 ,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−8−(2−フェニルエテニル)−2H−1−ベ ンゾピラン−3−オール; (±)−10−ブロモ−2,2−ジメチル−トランス−4−(4−フルオロベンゾ イルアミノ)−3,4,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−6−オキソ−ナフタレノ[3, 2−b]ピラン−3−オール; トランス−3R,4S−6−アセチル−4−(3−エトキシメチルベンゾイルア ミノ)−3,4−ジヒドロ−8−ヨード−2,2−ジメチルベンゾ[b]ピラン−3 −オール; トランス−3R,4S−6−アセチル−4−(3−アセチルオキシメチルベンゾ イルアミノ)−3,4−ジヒドロ−8−ヨード−2,2−ジメチルベンゾ[b]ピラ ン−3−オール; トランス−3R,4S−6−アセチル−3,4−ジヒドロ−4−(3−ヒドロキ シメチルベンゾイルアミノ)−8−ヨード−2,2−ジメチルベンゾ[b]ピラン− 3−オール; (±)−2,2−ジメチル−トランス−4−(3−クロロ−4−フルオロベンゾイ ルアミノ)−3,4,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−6−オキソーナフタレノ[3,2 −b]ピラン−3−オール; トランス−6−アセチル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4S−(3− クロロベンゾイルアミノ)−8−ヨード−2H−ベンゾ[b]ピラン−3R−オー ル; シス−6−アセチル−4S−(3−クロロベンゾイルアミノ)−3,4−ジヒド ロ−2,2−ジメチル−8−ヒドロキシメチル−2H−ベンゾ[b]ピラン−3S ーオール; シス−8−アセトキシメチル−6−アセチル−4S−(3−クロロベンゾイル アミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−ベンゾ[b]ピラン−3S −オール; トランス−6−アセチル−4−(4−フルオロベンゾイルアミノ)−3,4−ジ ヒドロ−2,2,7−トリメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オール;および トランス−6−アセチル−7−フルオロ−4−(4−フルオロベンゾイルアミ ノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オー ル。 このような化合物およびその医薬上許容される塩は新規であり、本発明の好ま しい態様をなすと考えられる。 哺乳動物への適用は、経口または非経口投与による。 本明細書において既に記載した障害の治療に有効な量は、治療する障害の性質 および重篤度ならびに哺乳動物の体重などの通常の要因に依存する。しかし、単 位投与量は、通常、1ないし1000mg、適当には1ないし500mg、例え ば2ないし400mgの範囲の量、例えば2、5、10、20、30、40、5 0、100、200、300および400mgの活性化合物を含有する。単位投 与量を、通常、1日に1回または1回以上、例えば1日に1、2、3、4、5ま たは6回、より一般的には1日に1ないし4回投与し、合計の日用量が70kg の成人に関して、通常、1ないし1000mg、例えば1ないし500mg、す なわち、約0.01ないし15mg/kg/日、より一般的には0.1ないし6 mg/kg/日、例えば1ないし6mg/kg/日の範囲になるようにする。 式(I)の化合物は、単位投与組成物の形態、例えば舌下を含む経口単位投与 形、直腸、局所または非経口(特に、静脈内)組成物の形態で投与するのが非常 に好ましい。 このような組成物は混合により調製され、適当には経口または非経口投与によ り適用され、したがって、錠剤、カプセル、経口液体調製物、散剤、顆粒剤、ロ ゼンジ、復元可能な粉末、注射および注入可能な溶液もしくは懸濁液または坐剤 の形態にできる。一般的使用の場合、より好都合なので、経口投与可能な組成物 、特に成型された経口組成物が好ましい。 経口投与用錠剤およびカプセルは、通常、単位投与量にて投与され、結合剤、 増量剤、希釈剤、錠剤形成剤、滑沢剤、崩壊剤、着色料、矯味矯臭剤、および湿 潤剤などの通常の賦形剤を含む。錠剤は当業界での周知方法にしたがってコーテ ィングしてもよい。 用いるのに適した増量剤としては、セルロース、マンニトール、ラクトースお よび他の類似の試薬が挙げられる。適当な崩壊剤としては、デンプン、ポリビニ ルピロリドンおよびデンプングリコール酸ナトリウムなどのデンプン誘導体が挙 げられる。適した滑沢剤は、例えば、ステアリン酸マグネシウムを包含する。適 当な医薬上許容される湿潤剤はラウリル硫酸ナトリウムを包含する。 これらの固体経口組成物は、混合、充填、錠剤成型などの常法により調製され る。繰り返し混合操作を行って、大量の増量剤を用いた組成物中に活性薬剤を分 散させる。このような操作はもちろん当業界では通常行われることである。 経口液体調製物は、例えば、水性または油性懸濁液、溶液、エマルジョン、シ ロップ、またはエリキシルの形態であってもよいし、あるいは使用前に水または 他の適当なビヒクルで復元される乾燥製品としてもよい。このような液体調製物 は、沈殿防止剤、例えばソルビトール、シロップ、メチルセルロース、ゼラチン 、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸ア ルミニウムゲルまたは硬化食用油脂;乳化剤、例えばレシチン、ソルビタンモノ オレアート、またはアカシア;非水性ビヒクル(食用油を有してもよい)、例え ばアーモンド油、分画ココナツ油、グリセリン、プロピレングリコールまたはエ チルアルコールなどのエステルのような油性エステル;保存料、例えばp−ヒド ロキシ安息香酸メチルまたはプロピルまたはソルビン酸、および所望により通常 の矯味矯臭剤または着色料などの通常の添加剤を含んでもよい。 経口処方はまた腸溶錠皮を有する錠剤または顆粒などの通常の徐放性処方も包 含する。 非経口投与に関しては、化合物および滅菌ビヒクルを含有する流体単位投与形 態を調製する。化合物は、ビヒクルおよび濃度によって、懸濁できるかまたは溶 解できるかのいずれかである。非経口溶液は化合物をビヒクル中に溶解し、適当 なバイアルまたはアンプルに充填して密封する前に濾過滅菌することにより通常 どおり調製する。局部麻酔薬、保存料および緩衝剤などのアジュバントもビヒク ル中に溶解させるのが有利である。安定性を向上させるために、組成物をバイア ル中に充填した後に凍結させ、水分を真空下で除去することができる。 非経口懸濁液は、化合物を溶解する代わりにビヒクル中に懸濁し、滅菌ビヒク ル中に懸濁する前に酸化エチレンにさらすことにより滅菌する以外は実質的に同 様の方法で調製する。有利には、界面活性剤または湿潤剤を組成物中に配合して 、本発明の化合物の均一な分散を促進する。 慣習に従って、組成物には、通常、手書きまたは印刷された医療関連の使用注 意書を添付する。 本発明はさらに、不安症、躁病、鬱病、クモ膜下出血または神経性ショックに 伴う障害、コカイン、ニコチン、アルコールおよびベンゾジアゼピンなどの乱用 物質からの禁断症状に伴う障害、抗痙攣剤で治療可能または予防可能な障害、例 えば癲癇、パーキンソン病、精神病、片頭痛、脳虚血、アルツハイマー病、精神 分裂病、OCD、パニック障害および/または攻撃の治療および/または予防に おいて用いる医薬組成物であって、式(I)の化合物またはその医薬上許容され る塩と、医薬上許容される担体とからなる医薬組成物を提供する。 本発明はまた不安症、躁病、鬱病、クモ膜下出血または神経性ショックに伴う 障害、コカイン、ニコチン、アルコールおよびベンゾジアゼピンなどの乱用物質 からの禁断症状に伴う障害、抗痙攣剤で治療または予防可能な障害、例えば癲癇 、パーキンソン病、精神病、片頭痛、脳虚血、アルツハイマー病、精神分裂病、 OCD、パニック障害および/または攻撃の治療および/または予防法であって 、これを必要とする患者に有効または予防量の式(I)の化合物またはその医薬 上許容される塩を投与することからなる方法も提供する。 別の態様において、本発明は不安症、躁病、鬱病、クモ膜下出血または神経性 ショックに伴う障害、コカイン、ニコチン、アルコールおよびベンゾジアゼピン などの乱用物質からの禁断症状に伴う障害、抗痙攣剤で治療可能または予防可能 な障害、例えば癲癇、パーキンソン病、精神病、片頭痛、脳虚血、アルツハイマ ー病、精神分裂病、OCD、パニック障害および/または攻撃の治療および/ま たは予防用医薬の製造に関する式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩 の使用を提供する。 さらに別の態様において、本発明は式(I)の化合物またはその医薬上許容さ れる塩と、医薬上許容される担体とからなる医薬組成物を提供する。 さらに別の態様において、本発明は、不安症、躁病、鬱病、クモ膜下出血に伴 う障害、神経性ショック、コカイン、ニコチン、アルコールおよびベンゾジアゼ ピンなどの乱用物質からの禁断症状に伴う障害、抗痙攣剤で治療可能および/ま たは予防可能な障害、例えば癲癇、パーキンソン病、精神病、片頭痛、脳虚血、 アルツハイマー病、精神分裂病、OCD、パニック障害および/または攻撃の治 療薬としての式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩の使用を提供する 。 このような組成物は前記と同様にして調製される。 一般に、式(I)のトランス化合物は、EP−0126311、EP−037 6524、EP−205292、EP−0250077、EP−0093535 、EP−0150202、EP−0076075、WO/89/05808、E P−0350805、EP−0277611、EP−0277612、EP−0 337179、EP−0339562、EP−0355565、EP−A−41 5065(E.Merck)、EP−A−450415(Squibb)、EP−0466 131、EP−A−0482934、EP−A−0296975、JO−200 4−791およびWO/89/07103に記載されている製法に従ってまたは 同様に調製される。 シス化合物は、一般的に、EP−A−0139992に記載されている方法ま たはそれに類似の方法によりまたは対応するトランス化合物より調製される。 この式(I)のシス化合物もジー・ブレル(G.Burrel)ら、テトラヘドロン ・レターズ(Tet.Letters)、31、3649−3652(1990)または ユー・クワスト(U.Quast)およびイー・ヴィルハウワー(E.Villhauer)、 ヨ ーロピアン・ジャーナル・オブ・ファーマコロジー(Eur.J.Pharmacol,Mole cular Pharmacology Section)、245、165−171(1993)に記載 されている方法にしたがって調製される。 R5ヒドロキシおよびR8それぞれの変換は、当業界の常法を用い、特に前記特 許に概要を示した方法を用いて行う。 式(I)のラセミ混合物を分割するか、またはエナンチオマーに関して精製さ れた式(I)の化合物を当業界の常法を用い、特にEP−0430631および EP−0355584に概要を示した方法を用いて調製する。 また、式(I)の化合物を、光学的に純粋なエポキシドをWO91/1469 4またはWO93/17026に概要を示した触媒および条件を用いて形成し、 その後エポキシドを本明細書に概要を示した方法を用いて所望の式(I)の化合 物に変換することにより、所望のエナンチオマー形態に調製するのが好ましいと 考えられる。 式(I)のトランス化合物はPCT/GB92/01045(その開示を出典 明示により本発明の一部とする)に概要を記載した方法にしたがって調製するか または式(I)のトランス化合物を前記特許に記載された方法に類似の方法にし たがって調製する。 R5がヒドロキシであり、R6がC1-2アルキルであり、R9が水素である式(I )のトランス化合物は、アール・ゲリック(R.Gericke)ら、ジャーナル・オ ブ・メジシナル・ケミストリー(J.Med.Chem.)第34巻、p3074(19 91)に概要を記載した方法にしたがって調製される。 以下の化合物を、前記特許公報に記載されている方法と類似の方法により調製 した。 以下の説明および実施例および薬理試験結果により本発明を説明する。 記載例1 トランス−6−アセチル−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−8−ヨード−2,2− ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オール 4−ヒドロキシ−3−ヨードアセトフェノン(5.24g)、40%水酸化ナ トリウム溶液(4.8ml)、水(19ml)、キシレン(11ml)および3 −クロロ−3−メチレンブト−1−イン(4.1g)の混合物を90℃に3時間 加熱した。該混合物を冷却し、エーテルで抽出し、そのエーテル抽出液を2N水 酸化ナトリウム溶液、水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し た。エーテル性溶液を濾過し、蒸発させ、残ったキシレン溶液を16時間還流さ せた。該溶液を蒸発させ、残渣をヘキサン中10%酢酸エチルを用いるシリカゲ ル上のクロマトグラフィーに付し、無色固体として6−アセチル−8−ヨード− 2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(3.07g)を得た;融点102℃ 。 該ベンゾピラン(2.4g)のジメチルスルホキシド(24ml)および水( 0.17ml)中撹拌溶液に、NBS(1.56g)を一度に加えた。溶液を2時 間撹拌し、ついで水中に注いだ。酢酸エチルで抽出して粗ブロモヒドリン(2g )を得、それを密封したスチール製容器中の乾燥メタノール中2Mアンモニアの 溶液中にて100℃に16時間加熱した。水性後処理に付し、未反応の出発物質 (1.0g)と一緒に、記載例1のアミノアルコール(0.81g)を得た。 実施例1 トランス−6−アセチル−4−(3−アジゾベンゾイルアミノ)−3,4−ジヒド ロ−8−ヨード−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オール 3−アジド安息香酸(161mg)のDMF(5ml)中撹拌溶液に、エチル ジメチルアミノプロピルカルボジイミド塩酸塩(211mg)および1−ヒドロ キシベンゾトリアゾール(149mg)を加えた。混合物を0.5時間撹拌し、 記載例1のアミノアルコール(361mg)を加え、撹拌をさらに4時間続けた 。 該溶液を酢酸エチルで希釈し、1M HCl、飽和炭酸水素ナトリウム、水およ びブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過および蒸発に付して 粗生成物を得、それをシリカゲル上のクロマトグラフィーに付し、25%酢酸エ チル−ヘキサンで溶出し、酢酸エチル−ヘキサンから再結晶し、実施例1の化合 物(370mg)を得た;融点156℃。 記載例2 トランス−6−アセチル−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2 H−ピラノ[2,3−b]ピリジン−3−オール 6−ブロモ−2,2−ジメチル−2H−ピラノ[2,3−b]ピリジン(1.2g 、Synthetic Communs.18,1111(1988)にて製造)の乾燥エーテ ル(30ml)中、−78℃、アルゴン下の溶液に、n−BuLiのヘキサン(2 ml)中2.5M溶液を5分間にわたって滴下し、つづいてN,N−ジメチルアセ トアミド(0.55ml)を滴下した。得られた溶液を撹拌し、室温にした。飽 和塩化アンモニウム溶液(2ml)を該溶液に加えた。酢酸エチルを介する抽出 に付して粗固体(0.93g)を得、それを溶出液として酢酸エチル/ヘキサン (3:7)を用いるシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーに付し、無色 固体としてアセチルピラノピリジン(0.62g)を得た。 記載例1に記載の方法に類似する方法にて、アミノアルコールを該アセチルピ ラノピリジンより調製した。 実施例2 トランス−6−アセチル−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)−3,4−ジヒド ロ−2,2−ジメチル−2H−ピラノ[2,3−b]ピリジン−3−オール 記載例2のアミノアルコールを、実施例1に記載の方法に類似する方法にて2 −クロロ安息香酸とカップリングさせて実施例2の化合物を得、それをアセトン から再結晶した。 融点243−244℃。 実施例3 トランス−6−アセチル−4−(2,3−ジクロロベンゾイルアミノ)−3,4−ジ ヒドロ−2,2−ジメチル−2H−ピラノ[2,3−b]ピリジン−3−オール 融点257−258℃。 実施例4 トランス−6−アセチル−4−(4−フルオロベンゾイルアミノ)−3,4−ジヒ ドロ−2,2−ジメチル−8−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン−3−オール 適当なアミノアルコールを記載例1のように4−ヒドロキシ−3−ニトロアセ トフェノンより調製し、実施例1のように4−フルオロ安息香酸とカップリング させて実施例4の化合物を得た;融点212℃。 記載例3 8−アセチル−3,4−エポキシ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H− 1−ベンゾピラン プロパルギルエーテル中間体の熱環化をキシレン、DMFおよびN,N−ジエ チルアニリンの溶液中で還流することで行う以外、記載例1に記載の方法に類似 する方法にて、8−アセチル−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピランを2 −ヒドロキシアセトフェノンより調製した。NBS/H2Oで処理し、得られた ブロモヒドリンを、エーテル中、水酸化カリウムペレットで環化し、記載例3の エポキシドを得た。 実施例5 トランス−8−アセチル−4−(4−フルオロベンゾイルアミノ)−3,4−ジヒ ドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オール 4−フルオロベンズアミド(0.77g)を、記載例3のエポキシド(0.60 g)のt−ブタノール(18ml)中撹拌溶液に加えた。カリウムt−ブトキシ ドを前記の溶液に少しずつ加え、アルゴン下、室温で3時間撹拌した。該溶液を 45℃でさらに3時間撹拌し、冷却し、飽和水性塩化アンモニウム中に注ぎ、酢 酸エチルで抽出した。有機相を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム で乾燥した。濾過、蒸発およびシリカゲル上、ペンタン〜60%エチル/ペンタ ンでグラジエント溶出するクロマトグラフィーに付して黄色固体を得、それを酢 酸エチルから再結晶し、レモン白色結晶として実施例5の化合物(0.15g) を得た;融点263−264℃。 実施例6 トランス−8−ブロモ−4−(3−ブロモ−4−フルオロベンゾイルアミノ)−6 −エチル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3− オール トランス−4−(3−ブロモ−4−フルオロベンジルアミノ)−6−エチル−3 ,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オール(80 0mg)および酢酸水銀(701mg)を、氷酢酸(10ml)中100℃に加 熱した。臭素(0.113ml)の氷酢酸(5ml)中溶液を該加熱溶液に15 分間にわたって加え、反応混合物をさらに1.5時間加熱した。溶液を冷却し、 蒸発させ、残渣をジクロロメタンと水の間に分配した。有機層をブラインで洗浄 し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過、蒸発およびラジアルクロマトグラ フィー(クロマトトロン、10%ジクロロメタン〜50%ジクロロメタン/ヘキ サンのグラジエント溶出)に付し、淡色固体として実施例6の化合物(110m g)を得た;融点70℃。 記載例4 5−アセチル−3,4−エポキシ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H− 1−ベンゾピラン 3−ヒドロキシアセトフェノン(25g)、水酸化ナトリウムペレット(11 .0g)、メタノール中40%水酸化ベンジルトリメチルアンモニウム(38.7 g)および3−メチル−3−クロロブト−1−イン(56.4g)を、水(20 0ml)およびジクロロメタン(200ml)中、室温で7日間撹拌した。層を 分離し、有機相を蒸発させた。水層をエーテルで抽出し、この有機抽出液をジク ロロメタン相の蒸発後の残渣と合し、希水酸化ナトリウム溶液で洗浄した。エー テル溶液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濾過し、蒸発させて残渣(25g) を得た。 粗プロパルギルエーテル(25g)をo−ジクロロベンゼン(60ml)中で 1.5時間還流した。蒸発および溶出液としてジクロロメタン−ヘキサンを用い るシリカゲル上の乾燥フラッシュクロマトグラフィー(3回)に付し、5−アセ チルベンゾピラン(2.8g)を得た。このアセチル化合物(2.356g)をD MSO(30ml)中、NBS(2.314g)および水(0.208ml)で処 理し、つづいて水中に添加し、酢酸エチルで抽出し、ブロモヒドリン(2.0g )を得た。このブロモヒドリン(2.0g)を、エーテル(150ml)中、ア ルゴン下、室温で3日間、水酸化カリウムペレット(1.82g)と一緒に撹拌 した。濾過および蒸発に付し、記載例4のエポキシド(1.4g)を得た。 実施例7 トランス−5−アセチル−4−(4−フルオロベンゾイルアミノ)−3,4−ジヒ ドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オール t−ブタノール(100ml)に溶かした記載例4のエポキシド(600mg )に、4−フルオロベンズアミド(956mg)を、つづいてカリウムt−ブト キシド(771mg)を加えた。反応混合物を40℃で4日間加熱した。混合物 を冷却し、蒸発させて残渣を酢酸エチルに溶かした。有機溶液を水、ブラインで 洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濾過および蒸発ならびにラジアルク ロマトグラフィー(クロマトトロン、溶出液としてヘキサン中ジクロロメタン( 2→20%)を用いる)に付して粗生成物を得、それをアセトン−ヘキサンより 再結晶した(40mg);融点175℃。 実施例8 トランス−6−アセチル−4S−(3−アジゾベンゾイルアミノ)−3,4−ジヒ ドロ−8−ヨード−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3R−オール 化合物は記載例1のクロメンを適当なジャコブセン(Jacobsen)触媒でエポキ シ化することにより調製し、酢酸エチル−ヘキサンより再結晶して6−アセチル −3R,4R−エポキシ3,4−ジヒドロ−8−ヨード−2,2−ジメチル−2H −1−ベンゾピランを得た。約60℃で水性アンモニアと反応させ、実施例1の ように後処理し、3−アジド安息香酸と反応させて実施例8の化合物を得た。エ タノール4%ヘキサンを用いるキラルセルOD上のHPLCは99.5%より高 いエナンチオマー純度を示した。 実施例9 トランス−8−アセチル−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)−3,4−ジヒド ロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オール 融点165−170℃。 実施例10 トランス−8−アセチル−4−(3−クロロベンゾイルアミノ)−3,4−ジヒド ロ−2,2−ジメチル−2H−ベンゾピラン−3−オール 融点182−183℃。 記載例6 トランス−6−アセチル−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−8 −(2−フェニルエテニル)−2H−1−ベンゾピラン−3−オール 記載例1のアミノアルコール(250mg)、スチレン(88mg)、トリエ チルアミン(700mg)、トリ−o−トルエンホスフィン(22mg)および 酢酸パラジウム(II)(8mg)の無水アセトニトリル(3ml)中、アルゴン 下の溶液を、80℃で20時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、蒸発乾固 させた。酢酸エチル中のエタノール(5〜10%)で溶出するシリカゲルクロマ トグラフィーに付し、固体として所望の生成物を得た(150mg)。 記載例7 トランス−6−アセチル−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−8 −(2−フェニルエチル)−ベンゾ−2H−1−ピラン−3−オール 記載例6(150mg)および炭素上10%パラジウム(10mg)のエタノ ール(5ml)中溶液を、水素下、外界圧および室温で36時間撹拌させた。反 応混合物をセライト床を介して濾過し、濾液を蒸発させて所望の生成物と出発物 質の粗混合物(150mg)を得た。 実施例11 トランス−6−アセチル−4−(4−フルオロフェニルベンゾイルアミノ)−3, 4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−8−(2−フェニルエチル)−2H−1−ベン ゾピラン−3−オール 記載例7の混合物(150mg)、塩化4−フルオロベンゾイル(70mg) およびジイソプロピルエチルアミン(57mg)のジクロロメタン(10ml) 中溶液を室温で3時間撹拌した。得られた混合物を、ヘキサン中の酢酸エチル( 30%)で溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、実施例11( 30mg)を得た。融点197−198℃。 実施例12 トランス−6−アセチル−4−(4−フルオロフェニルベンゾイルアミノ)−3, 4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−8−(2−フェニルエテニル)−2H−1−ベ ンゾピラン−3−オール この実施例の化合物(75mg)を実施例11で得られた混合物より得た;融 点239℃。 記載例8 6−ヒドロキシ−1−テトラロン 6−メトキシ−1−テトラロン(6.0g、0.034モル)の48%水性臭化 水素酸(80cm3)中溶液を2.5時間還流した。ついで、透明な橙色溶液を氷 温に冷却し、得られた沈殿物を吸引濾過し、冷水で洗浄し、乾燥して淡橙色固体 として標記化合物を得た(5.16g、93%)。δH[250MHz,(CD3)2 SO])1.99(2H,m)、2.47(2H,t)、2.82(2H,t)、6.6 4(1H,d)、6.71(1H,dd)、7.73(1H,d)および10.31( 1H,ブロードなs,OH)。 記載例9 6−(メトキシエトキシメトキシ)−1−テトラロン フェノール(記載例8)(2.13g、0.0132モル)の乾燥DMF(18 cm3)中溶液を、水素化ナトリウム(油中80%分散液、0.435g、0.0 145モル)の氷温に冷却した乾燥DMF(14cm3)中、アルゴン下の懸濁 液に滴下した。10分後、塩化2−メトキシエトキシメチル(1.64g、0.0 132モル)の溶液を滴下した。混合物を室温で3時間撹拌し、水上に注ぎ、酢 酸エチルで2回抽出した。有機抽出液を合し、洗浄し(ブライン)、乾燥し、濃 縮して橙色油の標記化合物を得た(3.2g、97%)。δH(250MHz:C DCl3):2.12(2H,m)、2.62(2H,t)、2.93(2H,t)、 3.39(3H,s,OCH3)、3.56(2H,m)、3.82(2H,m)、5. 32(2H,s,OCH2O)、6.89(1H,d)、6.96(1H,dd)およ び8.01(1H,d)。 記載例10 5−ブロモ−6−(メトキシエトキシメトキシ)−1−テトラロン 臭化カリウム(10.95g、0.092モル)および酢酸ナトリウム(8.1 5g、0.099モル)の水(33cm3)中溶液を、保護フェノール(記載例9 )(4.62g、0.0185モル)の氷酢酸(50cm3)中溶液に加えた。臭 素(3.14g、0.0197モル)の氷酢酸(20cm3)中溶液を、室温で1 0分間にわたって滴下した。混合物を50℃に3.5時間加熱し、ついで室温で 一夜撹拌した。黄色溶液を濃縮し、残渣を酢酸エチルに溶かし、洗浄(水性炭酸 水素ナトリウム、ついでブライン)し、乾燥して蒸発させた。シリカゲル上のク ロマトグラフィー、酢酸エチル−ペンタンのグラジエントでの溶出に付し、標記 化合物を得た(3.18g、52%)。δH(250MHz, CDCl3)2.15 (2H,m)、2.61(2H,t)、3.03(2H,t)、3.38(3H,s,O CH3)、3.55(2H,m)、3.86(2H,m)、5.42(2H,s,OCH2 )、7.16(1H,d)および8.04(1H,d)。 記載例11 5−ブロモ−6−ヒドロキシ−1−テトラロン トリフルオロ酢酸(4cm3)を保護フェノール(記載例10)(3.40g、 0.0103モル)の氷温に冷却したジクロロメタン(40cm3)中撹拌溶液に 添加した。0℃で0.5時間、ついで室温で3時間撹拌した。混合物を水性炭酸 水素ナトリウムで中和し、分離した。水層を酢酸エチルで抽出した。有機層を、 各々、(別々に)ブラインで洗浄し、ついで合して乾燥した。濃縮してクリーム 色固体として標記化合物を得た(2.5g、100%)。δH[250MHz;(C D3)2SO)]2.01(2H,m)、2.50(2H,t,(CD3)2SOシグナルに よる重複)、2.94(2H,t)、6.94(1H,d)、7.79(1H,d)お よび11.22(1H,s,AROH)。 記載例12 10−ブロモ−2,2−ジメチル−6−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロナフ タレノ[3,2−b]ピレン 水酸化ナトリウム(1.2g、0.03モル)の水(24cm3)中溶液を、フ ェノール(記載例1)(2.5g、0.0104モル)および3−クロロ−3−メ チル−ブト−1−イン(2.4g、0.0234モル)のキシレン(24cm3) 中撹拌懸濁液に添加した。混合物を70℃に2.3時間加熱し、冷却し、水性塩 化 アンモニウム溶液上に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した。抽出液を洗浄(ブライ ン)し、乾燥し、濃縮した。再度、N,N−ジメチルホルムアミド(20cm3) に溶かし、140℃に20時間加熱した。水上に注ぎ、ジエチルエーテルで抽出 した。洗浄(ブライン)し、乾燥して濃縮した。シリカゲル上のクロマトグラフ ィーおよびエーテル−ペンタンのグラジエントでの溶出に付し、黄色固体として 標記化合物を得た(0.40g、13%)。δH(250MHz, CDCl3)1.5 1(6H,s)、2.13(2H,m)、2.59(2H,t)、2.98(2H,t )、5.69(1H,d)、6.33(1H,d)および7.70(1H,s)。 記載例13 (±)−トランス−3,3,10−ジブロモ−2,2−ジメチル−3,4,6,7,8,9 −ヘキサヒドロ−6−オキソ−ナフタレノ[3,2−b]ピラン−4−オール クロメン(記載例12)(0.27g、0.88ミリモル)を、溶解が完了する まで、ジメチルスルホキシド(8cm3)中に撹拌し、ついで水(4滴)を、続 いてN−ブロモスクシンイミド(0.22g、1.23ミリモル)を加えた。混合 物を室温で0.75時間保持し、ついで水と酢酸エチルの間に分配した。有機相 を洗浄(ブライン)し、乾燥し、濃縮して灰白色固体として標記化合物を得た( 0.34g、96%)。δH(250MHz;CDCl3)1.45(3H,s)、1. 71(3H,s)、2.12(2H,m)、2.60(2H,t)、2.99(2H, t)、4.14(1H,d)、4.94(1H,d)および8.24(1H,s)。 記載例14 (±)−10ブロモ−3,4−エポキシ−2,2−ジメチル−3,4,6,7,8,9− ヘキサヒドロ−6−オキソ−ナフタレノ[3,2−b]ピラン (±シス) 水酸化ナトリウム(0.34g、8.5ミリモル)の水(5cm3)中溶液を、 ブロモヒドリン(記載例13)(0.34g、0.84ミルモル)の1,4−ジオ キサン(25cm3)中撹拌懸濁液に添加した。混合物を室温で4時間撹拌し、 ついで水性塩化アンモニウム溶液上に注いだ。酢酸エチルで2回抽出した。抽出 液を合し、洗浄(ブライン)し、乾燥し、ついで濃縮して淡褐色油として標記化 合物を得た(0.272g、定量)。δH(250MHz, CDCl3)1.31( 3H,s)、1.68(3H,s)、2.13(2H,m)、2.61(2H,m)、 3.01(2H,m)、3.53(1H,d)、3.97(1H,d)および8.10 (1H,s)。 記載例15 (±)−トランス−4−アミノ−10ブロモ−2,2−ジメチル−3,4,6,7,8, 9−ヘキサヒドロ−6−オキソ−ナフタレノ[3,2−b]ピラン−3−オール 35%水性アンモニア(12cm3)をエポキシド(記載例14)(0.27g 、0.79ミリモル)のエタノール(16cm3)中撹拌溶液に加えた。混合物を 室温で4日間撹拌して濃縮した。10%メタノール−酢酸エチル(50cm3) に再度溶かし、硫酸マグネシウム上で乾燥した。蒸発させて標記化合物を得た( 0. 26g、91%)。δH[250MHz;(CD3)2SO)]1.21(3H,s) 、1.43(3H,s)、2.03(2H,m)、2.52(2H,m,(CH3)2SO シグナルにより重複)、2.89(2H,t)、3.21(1H,d,H2シグナルに より一部不明瞭)、3.58(1H,d)、5.61(1H,ブロードなs)および 8.20(1H,s)。 実施例13 (±)−10ブロモ−2,2−ジメチル−トランス−4−(4−フルオロベンゾイル アミノ)−3,4,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−6−オキソ−ナフタレノ[3,2− b]ピラン−3−オール 塩化4−フルオロベンゾイル(97mg、0.61ミリモル)のジクロロメタ ン(4cm3)中溶液を、アミノアルコール(記載例15)(0.20g、0.5 9ミリモル)およびトリエチルアミン(62mg、0.61ミリモル)の氷温に 冷却したジクロロメタン(16cm3)中撹拌溶液に滴下した。混合物をアルゴ ン下、室温で一夜撹拌した。水性炭酸水素ナトリウム溶液上に注いで分離した。 水層をクロロホルムで抽出した。その有機相を合し、洗浄(ブライン)し、乾燥 して濃縮した。シリカゲル上のクロマトグラフィーおよび2%メタノール−ジク ロロメタンを用いる溶出に付し、黄色粉末として標記化合物を得た(0.21g 、77%)。(元素分析 :C2221BrFNO4として、計算値(%):C, 27 .16;H, 4.58;N, 3.03:測定値(%):C, 57.18;H, 4.57 ;N, 3.09)。δH(250MHz;CDCl3)1.23(3H,s)、1.51 (3H,s)、2.02(2H,m)、2.49(2H,m,(CH3)2SOシグナルに より重複)、2.92(2H,m)、3.82(1H,q)、5.08(1H,ブロー ドなt)、5.82(1H,d)、7.37(2H,m)、7.70(1H,s)、7 .99(2H,m)および8.82(1H,d)。 記載例16 3−ブロモフェニルメチルエチルエーテル 3−ブロモベンジルアルコール(4.5g)の乾燥ジクロロメタン(30ml )中、−40℃の溶液に、2,6−ルチジン(3ml)を、続いて無水トリフラ ート(4.1ml)を滴下した。得られた溶液を−40℃から0℃まで4時間撹 拌した。該溶液を真空下で蒸発乾固し、ついで無水エタノール(30ml)およ び炭酸カリウム(6.9g)と室温で16時間混合した。真空下でエタノールを 除去し、残渣をジエチルエーテルを用いる水性抽出系後処理に、つづいてシリカ ゲルクロマトグラフィー(20%酢酸エチル/ヘキサン)付して精製し、無色油 として生成物を得た(4.62g、88%)。 記載例17 3−エトキシメチル安息香酸 記載例16(4.62g)の乾燥テトラヒドロフラン(40ml)中、アルゴ ン下、−70℃での溶液に、ブチルリチウムのヘキサン(17ml)中1.6M 溶液を滴下した。ついで、得られた溶液を−20℃で40分間撹拌し、二酸化炭 素固体を添加してクエンチした。混合物を室温に加温し、テトラヒドロフランを 真空下で除去した。油状残渣をジエチルエーテルに溶かし、水で2回抽出した。 合した水性溶液を5M塩酸でpH1の酸性にし、酢酸エチルで2回抽出した。合 した酢酸エチル層を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム粉末で乾燥 した。溶液を真空下で蒸発乾固し、生成物を油として得、それを放置して固化さ せた(2.31g)。 実施例14 トランス−3R,4S−6−アセチル−4−(3−エトキシメチルベンゾイルアミ ノ)−3,4−ジヒドロ−8−ヨード−2,2−ジメチルベンゾ[b]ピラン−3− オール 記載例17(0.22g)の乾燥ジメチルホルムアミド(5ml)中撹拌溶液 に、ジメチルアミノプロピルエチルカルボジイミド塩酸塩(0.21g)および 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.15g)を加えた。3R,4S−6−ア セチル−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−8−ヨード−2,2− ジメチルベンゾ[b]ピラン(0.36g)を30分後に加えた。得られた混合物 を16時間撹拌し、つづいて水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラ インで洗浄し、無水硫酸ナトリウム粉末上で乾燥した。溶媒を蒸発させて生成物 残渣を得、それをシリカゲルクロマトグラフィー(30%酢酸エチル/ヘキサン )で、つづいて酢酸エチル/ヘキサンからの再結晶により精製し、無色固体を得 た(0.55g);融点162℃。 記載例17 3−アセチルオキシメチル安息香酸 3−アセチルオキシメチルベンジルアルコール(1,3−ジヒドロキシメチル ベンゼンをアセチル化することで調製)(2.92g)のピリジン(25ml) 中溶液に、過マンガン酸テトラn−ブチルアンモニウム(12g)のピリジン( 25ml)中溶液を滴下した。混合物を室温で3時間撹拌し、ついでメタ重亜硫 酸ナトリウム(10g)含有の冷2M塩酸(200ml)中に注いだ。該混合物 をジエチルエーテル(150mlx3)で抽出した。合したエーテル溶液を1M 塩酸で、つづいて飽和炭酸水素ナトリウム溶液(150mlx2)で洗浄した。 合したアルカリ性溶液を塩酸を加えて酸性にし、ついでジエチルエーテル(20 0mlx2)で抽出した。合したエーテル層を水で、ついでブラインで洗浄し、 無水硫酸ナトリウム粉末上で乾燥した。このエーテル溶液を30mlに濃縮して 沈殿物をいくらか得、それを濾過により取り出した。残りの濾液を蒸発乾固し、 無色固体として生成物を得た(1.7g)。 実施例15 トランス−3R,4S−6−アセチル−4−(3−アセチルオキシメチルベンゾイ ルアミノ)−3,4−ジヒドロ−8−ヨード−2,2−ジメチルベンゾ[b]ピラン −3−オール 記載例18(1.03g)の乾燥ジメチルホルムアミド(5ml)中撹拌溶液 に、ジメチルアミノプロピルエチルカルボジイミド塩酸塩(1.02g)および 1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.72g)を加えた。3R,4S−6−ア セチル−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−8−ヨード−2,2− ジメチルベンゾ[b]ピラン(1.74g)を15分後に加えた。得られた混合物 を3時間撹拌し、水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層をブラインで洗浄 し、無水硫酸ナトリウム粉末上で乾燥した。溶媒を蒸発させて生成物残渣を得、 それをシリカゲルクロマトグラフィー(50%酢酸エチル/ヘキサン)で、つづ いて酢酸エチル/ヘキサンからの再結晶で精製して無色固体を得た(1.85g );融点167℃。 実施例16 トランス−3R,4S−6−アセチル−3,4−ジヒドロ−4−(3−ヒドロキシ メチルベンゾイルアミノ)−8−ヨード−2,2−ジメチルベンゾ[b]ピラン−3 −オール 実施例15(0.82g)のp−ジオキサン中溶液に、水酸化リチウムの水( 2ml)中1M溶液を加えた。該溶液を2.5時間撹拌し、水(150ml)中 に注いだ。沈殿物を濾過により収集し、風乾し、熱酢酸エチルから再結晶し、無 色固体結晶として生成物を得た(0.72g);融点222℃。 記載例19 (±)−トランス−4−アミノ−2,2−ジメチル−3,4,6,7,8,9−ヘキサヒ ドロ−6−オキソ−ナフタレノ[3,2−b]ピラン−3−オール 記載例15(1.32g、3.88ミリモル)のエタノール(50cm3)中溶 液を、1気圧の水素下、室温で合計60時間、炭素上5%パラジウム(0.30 g)で、必要ならば触媒をリフレッシュしながら水添した。混合物をKieselgel を介して濾過し、残渣をエーテルで洗浄した。ついで、濾液を蒸発させ、標記化 合物を黄色固体として得た(0.84g、83%)。δH[250MHz,(CD3)2 SO]1.13(3H,s)、1.42(3H,s)、2.00(2H,m)、2.5 4(2H,m,(CH3)2SOシグナルにより一部不明瞭)、2.88(2H,t)、 3.59(1H,q)、4.22(1H,d)、6.28(1H,d)、6.79(1 H,s)、8.20(1H,s)および8.45(2H,ブロードなs,NH2)。 実施例17 (±)−2,2−ジメチル−トランス−4−(3−クロロ−4−フルオロベンゾイル アミノ)−3,4,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−6−オキソ−ナフタレノ[3,2− b]ピラン−3−オール 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0 .65g、3.39ミリモル)を、3−クロロ−4−フルオロ安息香酸(0.59 g、3.38ミリモル)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(0.4 5g、3.34ミリモル)の乾燥N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(20 cm3)中撹拌溶液に加えた。アルゴン雰囲気下、室温で0.5時間撹拌した後、 トリエチルアミン(0.34g、3.36ミリモル)を加えた。ついで、アミノア ルコール(記載例19)の乾燥DMF(25cm3)中溶液を加え、撹拌をさら に2.5時間続けた。混合物をブライン上に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出した。 有機抽出液を合し、洗浄(水、ブライン)し、乾燥し、濃縮し、シリカゲル上の クロマトグラフィーおよび酢酸エチル−ペンタンのグラジエントでの溶出に付し て標記化合物を得、それを酢酸エチル−ヘキサンの混合液から再結晶して黄色固 体を得た(0.52g、39%)。δH(250MHz;CDCl3)1.30(3H ,s)、1.53(3H,s)、1.98(2H,m)、2.20(1H,m)、2.4 8(1H,m)、2.78(2H,m)、3.75(1H,dd)、4.32(1H, d)、 5.22(1H,t)、6.66(1H,s)、7.13(1H,s)、7.45(1 H,d)、7.82(1H,m)、7.88(1H,s)および8.07(1H,dd) 。 実施例18 トランス−6−アセチル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4S−(3−ク ロロベンゾイルアミノ)−8−ヨード−2H−ベンゾ[b]ピラン−3R−オール アミノアルコール(記載例1)(500mg;1.38ミリモル)の乾燥トリ エチルアミン(0.4ml)を含有する乾燥ジクロロメタン(15ml)中溶液 を、塩化3−クロロベンゾイル(314mg;1.79ミリモル)で処理した。 該生成物を酢酸エチル/n−ヘキサンから再結晶し、白色結晶として標記化合物 を得た(475mg;69%);融点171−3℃。m/z:499(M+;1 %)、466(15)、329(10)、139(100)、111(77)。 記載例20 シス8−アセチル−2−(3−クロロフェニル)−3a,9b−ジヒドロ−4,4− ジメチル−6−ヨード−4H−1−ベンゾ[b]ピラン[4,3−d]オキサゾール ベンズアミド(実施例18)(2.2g、4.41ミリモル)の乾燥ジクロロメ タン(50ml)中溶液をDAST(0.76ml;5.73ミリモル)で処理し 、混合物を室温で1日保持した。真空下で蒸発させて淡色のガム状物を得、それ を20%酢酸エチル/n−ヘキサン中Kieselgel60上のクロマトグラフィーに 付した。適当なフラクションを合し、無色ガムの標記化合物を得た(1.6g、 75%)。 νmax:2982, 2916, 1682, 1644, 1596, 1573, 12 67および715cm-1 2017NO337Clとして、測定値:M+, 482.990976、計算値:4 82.993903 C2017NO335Clとして、測定値:M+, 480.995986、計算値:4 80.994173 記載例21 シス8−アセチル−2−(3−クロロフェニル)−3a,9b−ジヒドロ−4,4− ジメチル−6−ヒドロキシメチル−4H−ベンゾ[b]ピラノ[4,3−d]オキサ ゾール 8−ヨード−オキサゾリン(記載例20)(1.00g、2.07ミリモル)の 乾燥1,3−ジオキサン(8ml)中溶液を、アルゴン雰囲気下、トリブチルチ ンメタノール(766mg、2.39ミリモル;W.Clark Stillら、J.Am.C hem.Soc.,1978 100 1481の方法を用いて調製)およびテトラキ ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(200mg)で処理した。混合物を アルゴン下、撹拌しながら1日、80℃で加熱し、ついで真空下で蒸発乾固した 。黒色残渣をアセトニトリル(30ml)に溶かし、n−ヘキサン(3x20m l)で洗浄し、アセトニトリル層を蒸発させて明黄褐色ガム状物を得た(1.1 g)。15−30%酢酸エチル/n-ヘキサン中Kieselgel60上のクロマトグラ フィーに付し、純粋な標記化合物を淡黄色ガム状物として得た(560mg;7 0%)。1 H NMR(CDCl3)δ:1.38および1.61(2x3H,s)、2.50( 3H,s)、2.11(1H,t,D2Oで崩壊)、4.70(2H,d,D2Oでsに 崩壊)、4.80および5.38(2H,ABq)、7.33(1H,t)、7.45 (1H,dd)、7.77−8.00(3H,m)および8.09(1H,d)。 実施例19 シス6−アセチル−4S−(3−クロロベンゾイルアミノ)−3,4−ジヒドロ− 2,2−ジメチル−8−ヒドロキシメチル−2H−ベンゾ[b]ピラン−3S−オ ール 前記のオキサゾリン(記載例21)(540mg、1.45ミリモル)を1,4 −ジオキサン(15ml)、水(5ml)および5N H2SO4(2ml)中に 25℃で2日間保持した。過剰量の固体NaHCO3を加え、懸濁液を2時間撹拌 した。真空下で蒸発させ、つづいて酢酸エチルと水の間に分配し、生成物を有機 相から得た。ジクロロメタン/ヘキサン/メタノールから再結晶し、標記化合物 を白色結晶として得た(355mg、88%);融点217−9℃、 νmax:3332、2900、1668、1650、1604、1520および 746cm-1。 実施例20 シス8−アセトキシメチル−6−アセチル−4S−(3−クロロベンゾイルアミ ノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−ベンゾ[b]ピラン−3S−オ ール アルコール(実施例19)(120mg、0.3ミリモル)の無水酢酸(45 mg、0.44ミリモル)を含有する乾燥THF(6ml)中溶液を、アルゴン 下、80℃で20時間加熱した。真空下で蒸発させて淡黄色ガムを得、それを1 5−30%酢酸エチル/n−ヘキサン中Kieselgel60上でクロマトグラフィー に付した。適当なフラクションを合し、白色結晶として標記化合物を得た(57 mg、43%)。 融点172−173.5℃(酢酸エチル/ペンタンから) m/z:CI+463(MNH4 +, 100%)、446(MH+, 6%)。 実施例21 トランス−6−アセチル−4−(4−フルオロベンゾイルアミノ)−3,4−ジヒ ドロ−2,2,7−トリメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オール 融点162−163℃の結晶(酢酸エチル−ペトロールから)1 H NMR(250MHz)CDCl3δ:1.32(3H,s)、2.47(6H, s)、3.74(1H,dd)、4.29(1H,d)、5.26(1H,t)、6. 58(1H,s)、6.70(1H,s)、7.16(2H,t)、7.68(1H, s)、7.87(2H,m)。 実施例22 トランス−6−アセチル−7−フルオロ−4−(4−フルオロベンゾイルアミノ) −3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オール 融点200−203℃の結晶(酢酸エチル−ヘキサンから)1 H NMR(250MHz)CDCl3δ:1.32(3H,s)、1.52(3H, s)、2.55(3H,s)、3.78(1H,dd)、4.75(1H,d)、5. 21(1H,t)、6.58(1H,d)、7.11(2H,t)、7.76(1H, d,NH)、7.85(1H,d)、7.96(2H,m)。 薬理学的データ 1.ラット社会的相互作用試験 式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を以下に概要を示した方法を 用いて治療有用性に関して試験する: 潜在的不安寛解性はファイル(File)(1980、ジャーナル・オブ・ニュ ーロサイエンス・メソッズ(J.Neurosci.Methods)、2、219−238) により最初に記載された方法に基づくラット社会的相互作用法を用いて評価する 。このモデルにおいて、不安寛解剤は運動活性に対するいかなる影響とも独立し て選択的に社会的相互作用を増加させる。 方法 雄スプレーグードーリーラット(Charles River,U.K.、250〜300g )を試験の3日前に一匹ずつ檻に入れる。試験日に、動物をランダムに8ないし 16匹のグループにし、種々の用量の化合物(1−300mg/kg)またはビ ヒクルを1mg/kgの容量で経口投与する。服用後60分に、ラットを重量− 処置−適合ペア雄(初対面)同志で、強い光の不慣れな条件下の社会的相互作用 ボックス中に入れる。ボックスは白のパースペックス54×37×26cmで、 前面 が透明のパースペックスでできている。床を24個の等しい正方形に分割し、明 るく照らす(115ルクス)。活発な社会的相互作用(臭いをかぎあう、毛繕い 、追従、マウンティング、上に乗ったり下にもぐる、噛みつく)に要した時間( 秒)を、正方形を横切る回数(運動の指標として)と同様に離れてモニターする ことにより「盲目的に」評点する。 ついで、社会的相互作用に要した時間および横切った正方形の数の平均および 標準誤差を各処置群に関して計算し、薬剤誘発性変化を対照値からの増加または 減少(%)として表す。統計的比較をダンネット(Dunnett's)多比較法を用い てビヒクルおよび薬剤処置群間で行う。 薬剤を1%メチルセルロース中に懸濁する。 2.MES試験 齧歯類における最大電気ショック発作(MES)閾値試験は潜在的抗痙攣性1 の検出に特に感受性である。このモデルにおいて、抗痙攣剤は閾値を電気誘発発 作にまで上昇させるが、前痙攣剤は発作閾値を低下させる。 方法 マウス(雄、チャールズ・リバー、U.K.CD−1系、25〜30g)をラン ダムに10〜20の群にし、種々の用量の化合物(0.3−300mg/kg) またはビヒクルを10ml/kgの容量で経口または腹膜組織内投与する。つい で、マウスに服用後30または60分に角膜電極から1回電気ショック(0.1 秒、50Hz、サイン波形)を与える。特定の処置群において50%のマウス( CC50)において強直発作を誘発するのに要する平均電流および標準誤差をディ クソンおよびムード(DixonおよびMood)の「アップ・アンド・ダウン」法(1 948)2により測定する。ビヒクルおよび薬剤処置群間で統計的比較をリッチ フィールドおよびウィルコクソン(LitchfieldおよびWilcoxon)の方法(194 9)3を用いて行う。 対照動物において、CC50は通常14〜18mAである。したがって、対照群 の第一動物に16mAの電流をかける。強直発作が続いて起こらなければ、次の マウスでは電流を増加させる。強直性痙攣が起これば、電流を減少させ、グルー プの動物全部を試験するまで行う。 対照と比較した各群に関するCC50における増加または減少(%)を計算する 。 全体としてショックレベルを0ないし300mAにコントロールできるヒュー ゴ・サッハ電子定電流ショックジェネレイター(Hugo Sachs Constant Current Shock Generator)を用いて研究を行い、通常2mAの段階を用いる。 薬剤を1%メチルセルロース中に懸濁する。 参考文献 1.Loscher,W.およびSchmidt,D.(1988).Epilepsy Res.,2, 145−181 2.Dixon,W.J.およびMood,A.M.(1948).J.Amer.Stat.Assn .,43,109−126 3.Litchfield,J.T.およびWilcoxon,F.(1949).J.Pharmacol. exp.Ther.,96,99−113 結果 実施例6の化合物は発作閾値を30mg/kg p.o.で84%上昇させた。 3.X−迷路 式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を以下に概要を記載する方法 を用いて治療上有用性を試験する。 序 不安のX−迷路試験(ハンドレイ(Handley)およびミサニ(Mithani)、1 984)は不安誘発性(開放アーム)および比較的不安非誘発性(閉鎖アーム) 領域の両方を提供する環境にて感受性ラットの探索応答を試験する。薬剤の予備 処理後の開放アームの探索の選択的増加は不安寛解効果を示すと推定される。 方法 X−迷路は床から70cm高く作り、2つの閉じたアーム(長さ45cm×幅 15cm×高さ10cm)および2つの開放アーム(45×10×1cm)から なり、各タイプのアームが互いに反対側なるように配列されている。両アームタ イプを2つの等セクションに区切る。ラットをX−迷路の中心に置き、10分間 観察し、この間に以下のパラメータを記録した:1)(a)開放アーム、(b) 閉鎖アーム、(c)開放アームの末端および(d)閉鎖アームの末端にいく回数 およびそこで過ごした時間;2)横切ったセクションの数。開放アームで起こる 恐怖衝動は閉鎖アームでのものを上回り、典型的にはラットは閉鎖アームに対し て明らかに優先性を示す。不安寛下剤は開放アームの外側にいく回数およびそこ で過ごす時間を増加させ、また開放アーム全体へいく回数(%)およびそこで過 ごす時間も増加させる。これらの4つの不安の測定および横切ったセクションの 合計数を各動物に関して計算した。試験の30ないし60分前に1群6ないし1 2匹のラットに薬剤を腹膜組織内または経口投与する。ビヒクル−および薬剤− 処置群間の統計的比較を、マン−ホィットニー(Mann-Whitney)「U」試験(ツ ー・テイルド)を用いて行った。 S.L.HandleyおよびS.Mithani, Arch.Pharmacol.,1984 327 1 −5 4.雑種犬遅延性脳血管痙攣 シス−4−ベンゾイルアミノ−6−シアノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチ ル−2H−ベンゾ[b]ピラン−3−オールを包含する式(I)の化合物またはそ の医薬上許容される塩を、以下に概要を記載する方法を用いて治療上有用性につ いて試験する: 25匹の雄雑種犬(体重9ないし12kg)をこれらの研究において用いる。 動物を檻に入れ、Guide for the Care and Use of Laboratory Animals [DHEW(DHHS)publication No.(NIH)85−23 1985年改 訂]にしたがって世話をする。実験動物を用いる方法はすべて、Institutional Animal Care and Use Commitee of SmithKline Beecham Pharmaceutica lにより承認されている。各動物をペントバルビタール(35mg/kg、iv )で麻酔し、加熱した手術台上に仰臥位で置く。全動物を気管切開し、麻痺させ (ツボクラリン;0.1mg/kg、i.v.)、人工的に血液中に室内の空気を 通した。最終呼吸CO2(et CO2)を連続的にモニターし、動脈血ガス分析を 周期的に行って、各実験中の安定した、適切な通気を確認した。薬剤投与、動脈 血圧のモニター、および血液採取のために、ポリエチレンカニューレを左外頸静 脈および右大腿動脈および静脈にそれぞれ設置する。5フレンチレーマンダクロ ンカテーテル(Bard,Tewksbury MA)を用いて次に左大腿動脈を通して左椎 骨動脈の経大腿カテーテル法を行う。必要ならば実験期の前にペントバルビター ル(5mg/kg、i.v.)での麻酔を追加する。 本発明の化合物の急性脳血管痙攣に対する効果を15匹の犬で評価する。すべ ての動物において、放射性対照物質(オムニパック(Omnipaque)300)の脊 椎内注射後に、前脊髄動脈および脳底動脈の対照デジタルサブトラクションアン ギオグラムを得る。各犬において、針で環椎膜を破裂させて脊椎槽から4mlの 脳脊髄液を採取し、4mlの自原性静脈血を注射した。血液の槽内投与後の30 分間、アンギオグラムを各犬において繰り返し、脳底および前脊髄動脈の急性血 管痙攣を確認し、定量した。30分間のビヒクル(10%ポリエチレングリコー ル200)の注入は急性血管痙攣に効果がない。試験化合物の30分間注入の急 性血管痙攣の反転に対する効果は、脳底および前脊髄動脈にて観察される。 本発明の化合物の効果を遅延性脳血管痙攣の慢性犬モデル(脳血管痙攣の2出 血モデル)においてもまた試験する。このモデルにおいて、対照の脊椎骨アンギ オグラムを得、自原性血液を第1日に槽内投与する(前記)。第3日に血液の槽 内投与を繰り返し、重大な遅延性血管痙攣を全動物において第7日にアンギオグ ラフで定量する。ビヒクル(10%ポリエチレングリコール200)の60分間 注入は、脳底および前脊髄動脈において観察される遅延性血管痙攣に対して効果 がない(n=5)。試験化合物の注入の有意遅延性脳血管痙攣の反転に対する効 果は、該化合物が活性であることを示す。 5.式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を、以下に概要を示す方法 を用いて治療用有用性について試験する: 1)抗パーキンソン活性 6−ヒドロキシドーパミン病変ラットモデル ウンゲルシュテット・ユー(Ungerstedt,U.)、1971、(Acta Physio l.Scand 367,49−68)および/またはウンゲルシュテット・ユー(Un gerstedt,U.)、1971、(Acta Physiol.Scand 367,69−93)に 記載されているような前記試験を式(I)の化合物またはその医薬上許容される 塩の抗パーキンソン活性を測定するために用いる。 2)抗精神病活性 アンフェタミン誘発性ラット低運動性モデル コッキンディス・エル(Kokkindis L.)およびアニスマン・エム(Anisman ,M.)、1980、サイコロジカル・ビュレティン(Psychological Bulletin) 、88、551−579により記載されているような前記試験を、式(I)の化 合物またはその医薬上許容される塩の抗精神病活性を測定するために用いる。 3)抗片頭痛活性 大脳皮質拡大鬱病および片頭痛 ワール(Wahl)ら、1987、ブレイン・リサーチ(Brain Research)、 411、72−80により記載されているような前記試験を、式(I)の化合物 またはその医薬上許容される塩の抗片頭痛活性を測定するために用いる。 4)脳虚血 a)モンゴルネズミ試験 in vivo実験を成体モンゴルネズミ(Tumblebrook Farm(MA)、体重60 〜80g)に関して行う。100%O2麻酔中2.5%イソフロウラン下での頸動 脈の両側結紮により一過性前脳虚血を生じさせ、動物を加熱パッド上に置き、体 温を37℃に維持する。総頚動脈をさらし、動脈瘤クリップを図凡例に示した一 定期間両動脈上に置く。塩溶液中に溶解したPBNを閉塞(予備処置)の30分 前または再潅流直後および6時間に再び濃縮塊として腹膜組織内投与し、つづい て同量をb.i.d.で2日間投与する(後処置)。CA1ニューロンの定量化の ために、動物を虚血後7日に殺し、緩衝液を加えたホルマリンで潅流する。脳を 摘出し、ホルマリン中3日間保存し、パラフィンにつつみ、7μmの厚さの冠状 片(1.5〜1.9mm、ブレグマに対して後方15)に切断し、チオニンで染色す る。3片の両海馬側上CA1層の750μmの長さにわたり無傷ニューロン数を 各動物について計数する。 b)MCAO法 3種の成熟雄ラット(SHR)を商業的に販売者(各々、Taconic Farms,G ermantown,NY;Charles River,Danvers,MA;Charles River)から 18週齢(体重250〜300g)で入手し、これらの研究に用いる2ないし4 週間前に檻に入れる。実験する動物種が実際高血圧および正常血圧であることを 確かめるために、各種由来の動物群を2%イソフロウラン(Anaquest,Madiso n,WI)で麻酔し、血圧を記録するため無菌条件下で長期にわたって調製する 。大腿動脈にポリエチレンチューブ(PE60;Clay Adams.Parsippany,NJ) をカニューレ挿入し、下行大動脈にまで伸長させる。チューブを動脈から皮下に 通し、首の後ろのすぐ下の肩甲骨間で外在化させ、滅菌等張塩溶液を充填/排出 する。切開部を2ないし0絹糸縫合を用いて閉じ、5%インドカイン軟膏(Ast ra Pharmaceuticals,Westborough,M.A.)で処置する。動物は5分以内に 手術/麻酔から回復した。手術後4ないし5時間、各ラットの外在チューブを出 力をポリグラフ(R711型:ベックマン・インスツルーメンツ(Beckman In struments,Inc.,Fullerton.CA))に接続したStatham変 圧器(P2.3Db;Statham Medical Instruments.Los Angels,CA) に接続することにより、平均動脈血圧を1匹当たり5分間記録する。 病巣卒中法 MCAOまたは疑似手術をペントバルビタールナトリウム(65mg/kg、 i.p.、必要に応じて追加)麻酔下、SHR、SDラットにおいて行う。全動物 は、手術の前後、餌および水を自由に摂取できる。手術中ヒーティングパッドを 用いて体温を37℃に維持する。手術を前記(2.4)と同様にして行う。右背 表面から頭部にかけて剃毛し、プロビドン−ヨウ素で準備し、ラットを走触性装 置(デイビッド・コプフ・インスツルーメンツ、Tujunga,CA)中に頭の手術 側(右)を上にして入れる。眼縁部および外耳道間に1〜2cmの切開を行う。 側頭部筋肉を頭骨から切り取り、頬骨または顎神経を損傷せずに収縮させる。操 作顕微鏡下、塩溶液を灌注しながら、2〜3mmの開頭を頬−側頭燐頭蓋骨縫合 線に対して嘴状に行う。脳硬膜を30−ゲージ針の修飾先端を用いて動脈上に広 げる。永久右MCAOに関して、電気凝固(フォース2エレクトロサージカル・ ジェネレイター、Valley Lab Inc.,Boulder,CO)を用いて、動脈を同時 に閉塞させ、背面から側鼻管にかけて下大脳静脈のレベルで切断する。滅菌塩溶 液浸漬ゲルフォーム(Gelfoam)(アップジョン、Kalamazoo,MI)の小片を 開頭上に置き、側頭部筋肉および皮膚を2層中に閉じる。動物を加熱ランプ下麻 酔から回復させ、檻に戻す。動物をMCAO後の24時間で殺し、脳を反応性組 織学的実験から調製する。 虚血損傷の測定 神経学的評価後(手術後24時間)、ラットを過剰量のペントバルビタールナ トリウムで安楽死させる。2ないし3分以内に、脳を摘出し、6個の冠状前脳片 (厚さ2mm)を嗅球の皮質小脳結合までのレベルからラット脳スライサー[( 59);ジビック−ミラー・ラボラトリーズ社、Allison Park,PA]を用い て作製する。これらの前脳片を直ちにトリフェニルテトラゾリウムクロリド (TTC)のリン酸緩衝液中1%溶液中に37℃で20ないし30分間浸漬する (6.78)。張力を付した組織を10%リン酸緩衝ホルマリン中濾過により固 定する。各TTC−張力片の両側をポラロイドカメラを用いてカラー写真を撮る 。これらの写真をイメージアナリシスシステム(Amersham RAS 3000; ローツ・アソシエイツ社)を用いて虚血損傷の定量に関して分析する。手術後の 形態学的変化を各動物に関して全前脳(全部で11の平坦表面)において評価す る。11の平面像を6個の厚さ2mmの部分の各側面より得、それはブレグマ( 97)からの+5mmないし−5mmの約1mmの部分の表面に対応し、全前脳 を包含する。これらの平面像表面(写真から)をデジタル化し、梗塞寸法および 膨潤の面積測定のためにイメージアナリシスシステムに用いる。MCAOによる 虚血損傷の2変数を前記の様に各片に関して測定する(2、4、98、122) 。「半球膨潤」を反対側(正常)半球に対する同側(すなわち、手術側)半球に おける増加(%)として表し、以下のようにして計算する: 反対側(正常)半球に関する梗塞組織(%)で表した「梗塞寸法」は以下のよ うにして計算する: 膨潤および梗塞寸法は、反対側半球に関して表す(すなわち、同側虚血損傷を 正常反対側半球に対して標準化する)。これらの変数を各試験片に関して測定し て前脳すべてに渡る損傷の特性を評価し(すなわち、「前脳特性」)、「全」前 脳変化に関しては、これらの式における個々の試験片データ全部の合計を用いる 。MCAO後の半球膨潤に伴う脳浮腫の発生率は、すでに記載されているような (45,118)湿/乾質量の比較により決定する。ラットを過剰量のペントバ ルビタールナトリウムにより疑似またはMCAO手術後24時間に屠殺する。脳 を素早く摘出し、前脳を小脳皮質接合部でとりだし、2つの半球に切断し、各前 脳半球をメトラーH5型化学天秤(メトラー・インスツルーメンツ社、Hightst own,NJ)で断頭後2分以内に測定する。乾燥質量を同じ天秤で、半球をオーブ ン中80℃で48〜72時間乾燥した後に測定した。各半球の水分含量を湿重量 からのフラクション(%)として湿および乾燥重量間の違いとして計算した:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 31/44 AAN 9454−4C A61K 31/44 AAN C07D 311/92 101 9360−4C C07D 311/92 101 491/052 9271−4C 491/052 521/00 521/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),JP,US (72)発明者 トンプソン,マービン イギリス、シーエム19・5エイディ、エセ ックス、ハーロウ、ザ・ピナクルズ、コー ルドハーバー・ロード (番地の表示な し) スミスクライン・ビーチャム・ファ ーマシューティカルズ (72)発明者 エバンス,ジョン・モリス イギリス、シーエム19・5エイディ、エセ ックス、ハーロウ、ザ・ピナクルズ、コー ルドハーバー・ロード (番地の表示な し) スミスクライン・ビーチャム・ファ ーマシューティカルズ (72)発明者 モーガン,ヘレン・ケイト・アン イギリス、シーエム19・5エイディ、エセ ックス、ハーロウ、ザ・ピナクルズ、コー ルドハーバー・ロード (番地の表示な し) スミスクライン・ビーチャム・ファ ーマシューティカルズ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I): [式中、 YはNであって、R2は水素であるか、またはYはC−R1であり; ここに、 R1およびR2の一方は水素であり、他方は水素、C3-8シクロアルキル、所望 により酸素により遮断されていてもまたはヒドロキシ、C1-6アルコキシまたは 置換アミノカルボニルにより置換されていてもよいC1-6アルキル、C1-6アルキ ルカルボニル、C1-6アルコキシカルボニル、C1-6アルキルカルボニルオキシ、 C1-6アルコキシ、ニトロ、シアノ、ハロ、トリフルオロメチル、CF3Sまたは 基CF3A−(ここにAは−CF2−、−CO−、−CH2−、CH(OH)、SO2 、SO、CH2−OまたはCONHである)、または基CF2HA'−(ここにA' は酸素、硫黄、SO、SO2、CF2またはCFHである)、トリフルオロメトキ シ、C1-6アルキルスルフィニル、ペルフルオロC2-6アルキルスルホニル、C1- 6 アルキルスルホニル、C1-6アルコキシスルフィニル、C1-6アルコキシスルホ ニル、アリール、ヘテロアリール、アリールカルボニル、ヘテロアリールカルボ ニル、ホスホノ、アリールカルボニルオキシ、ヘテロアリールカルボニルオキシ 、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アリールスルホニル、 ヘテロアリールスルホニル(ここに、いずれの芳香族基も所望により置換されて いてもよい)、C1-6アルキルカルボニルアミノ、C1-6アルコキシカルボニルア ミノ、C1-6アルキルチオカルボニル、C1-6アルコキシチオカルボニル、C1-6 アルキルチオカルボニルオキシ、1−メルカプトC2-7アルキル、ホルミル、ま たはア ミノスルフィニル、アミノスルホニルまたはアミノカルボニル(ここに、いずれ のアミノ部も所望により1または2個のC1-6アルキル基で置換されていてもよ い)、またはC1-6アルキルスルフィニルアミノ、C1-6アルキルスルホニルアミ ノ、C1-6アルコキシスルフィニルアミノまたはC1-6アルコキシスルホニルアミ ノ、または末端でC1-6アルキルカルボニル、ニトロまたはシアノにより置換さ れたエチレニル、または−C(C1-6アルキル)NOHまたは−C(C1-6アルキル) NNH2の群より選択されるか、あるいはR1およびR2の一方はニトロ、シアノ またはC1-3アルキルカルボニルであり、他方はハロ、C1-4アルキル、メトキシ または所望により1または2個のC1-6アルキルでもしくはC2-7アルカノイルで 置換されていてもよいアミノであるか;あるいはR1およびR2は一緒になって− (CH2)4−;−(CH2)xCO(CH2)y(ここに、xは0ないし3であり、yは0 ないし3である;ただし、x+yは少なくとも2xである);または−CH=C H−CH=CH−;または所望により置換されていてもよいトリアゾールまたは オキサジアゾール環を形成するか;または一緒になって基CONRcCO(ここ にRcは水素、C1-6アルキル、アラルキルまたはヘテロアリールアルキルである )であり; YがC−R1の場合、ZはNであり、またはYがNまたはC−R1の場合、Zは C−Raであり、ここに、Raは水素、ハロゲン、ニトロ、C1-4アルキルカルボ ニル、C1-4アルキル、アリールC1-4アルキル、アリールC1-4アルケニル、ヘ テロアリールC1-4アルキルまたはヘテロアリールC1-4アルケニルであり; Rbは水素、ハロゲン、ニトロ、C1-4アルキルカルボニルまたはC1-4アルキ ルであり、ただし、R1およびR2の一方がニトロ、シアノまたはC1-3アルキル カルボニルであり、他方がハロまたはC1-4アルキルの場合を除いて、Raおよび Rbが同時に水素であることはない;RaまたはRbの関連するいずれのアリール 、ヘテロアリールまたはアルキル基も所望により置換されていてもよい; R3およびR4の一方は水素またはC1-4アルキルであり、他方はC1-4アルキル 、CF3またはCH2a(ここにXaはフルオロ、クロロ、ブロモ、ヨード、C1- 4 アルコキシ、ヒドロキシ、C1-4アルキルカルボニルオキシ、−S−C1-4アル キ ル、ニトロ、所望により1または2個のC1-4アルキル基で置換されていてもよ いアミノ、シアノまたはC1-4アルコキシカルボニルである)であるか、または R3およびR4は一緒になって所望によりC1-4アルキルで置換されていてもよい C2-5ポリメチレンであり; R5はC1-6アルキルカルボニルオキシ、ベンゾイルオキシ、ONO2、ベンジ ルオキシ、フェニルオキシまたはC1-6アルコキシであって、R6およびR9は水 素であるか、またはR5はヒドロキシであって、R6およびR9は、独立して水素 またはC1-2アルキルであり; R7はヘテロアリールまたはフェニルであり;そのいずれも所望により1また はそれ以上の回数、独立してクロロ、フルオロ、ブロモ、ヨード、ニトロ、所望 により1または2個のC1-4アルキルで置換されていてもよいアミノ、シアノ、 アジド、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、トリフルオロメトキシ、トリフルオ ロメチル;所望により置換されていてもよいアリールオキシまたはヘテロアリー ルオキシ;1またはそれ以上のハロゲンで置換されたC1-4アルコキシ(トリフ ルオロメトキシを除く);C1-4アルカノイル、アロイルアリールフェニルスル ホニルまたはC1-4アルキルスルホニルで置換されたアミノ;1またはそれ以上 のハロゲンまたはアルコキシで置換されたC1-4アルキル(トリフルオロメトキ シを除く);フェニルスルホニルC1-4アルキルスルホニル、アミノスルホニル (ここに、アミノ基は所望によりC1-4アルキルで置換されていてもよい)、C ONH2(その中のアミノ基は所望によりC1-4アルキルで置換されていてもよい )から選択される基または原子で置換されていてもよく; R8は水素、C1-6アルキル、ORcまたはNHCOR10(ここに、Rcは水素、 C1-6アルキル、ホルミル、C1-6アルカノイル、アロイルまたはアリールC1-6 アルキルであり、R10は水素、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、モノまたはジ C1-6アルキルアミノ、アミノ、アミノ−C1-6アルキル、ヒドロキシC1-6アル キル、ハロ−C1-6アルキル、C1-6アシルオキシ−C1-6アルキル、C1-6アルコ キシカルボニル−C1-6アルキル、アリールまたはヘテロアリールである)であり ; R8−N−CO−R7基はR5基に対してシスまたはトランスにあり; Xは酸素またはNR10(ここにR10は水素またはC1-6アルキルである)を意 味する] で示される化合物またはその医薬上許容される塩。 2.R1がアセチルである請求項1記載の化合物。 3.R2が水素、フッ素またはメチルである請求項1または2記載の化合物。 4.ZがCRaである場合、Raが水素、ヨード、ブロモ、ニトロまたはアセチ ルである請求項1ないし3のいずれか1つに記載の化合物。 5.R6が水素またはアセチルである請求項1ないし4のいずれか1つに記載 の化合物。 6.R3およびR4が共にメチルである請求項1ないし5のいずれか1つに記載 の化合物。 7.R5がヒドロキシであり、R6およびR9が水素であり、R7が2,3−また は4−フルオロフェニル、フェニル、2または3−クロロフェニル、2,3−ジ クロロフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、2−ニトロフェニル、2− クロロチオフェン−3−イル、3−クロロチオフェン−2−イル、2,5−ジク ロロチオフェン−3−イルまたは3−クロロ−4−フルオロフェニルである請求 項1ないし6のいずれか1つに記載の化合物。 8.R8が水素である請求項1ないし7のいずれか1つに記載の化合物。 9.Xが酸素である請求項1ないし8のいずれか1つに記載の化合物。 10.トランス−6−アセチル−4−(3−アジゾベンゾイルアミノ)−3,4− ジヒドロ−8−ヨード−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オー ルである化合物。 11.トランス−6−アセチル−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)−3,4− ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−ピラノ[2,3−b]ピリジン−3−オールで ある化合物。 12.トランス−6−アセチル−4−(2,3−ジクロロベンゾイルアミノ)−3, 4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−ピラノ[2,3−b]ピリジン−3−オー ルである化合物。 13.トランス−6−アセチル−4−(4−フルオロベンゾイルアミノ)−3,4 −ジヒドロ−2,2−ジメチル−8−ニトロ−2H−1−ベンゾピラン−3−オ ールである化合物。 14.トランス−8−アセチル−4−(4−フルオロベンゾイルアミノ)−3,4 −ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オールである化 合物。 15.トランス−8−ブロモ−4−(3−ブロモ−4−フルオロベンゾイルアミ ノ)−6−エチル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラ ン−3−オールである化合物。 16.トランス−5−アセチル−4−(4−フルオロベンゾイルアミノ)−3,4 −ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オールである化 合物。 17.トランス−6−アセチル−4S−(3−アジゾベンゾイルアミノ)−3,4 −ジヒドロ−8−ヨード−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3R− オールである化合物。 18.トランス−8−アセチル−4−(2−クロロベンゾイルアミノ)−3,4− ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オールである化合 物。 19.トランス−8−アセチル−4−(3−クロロベンゾイルアミノ)−3,4− ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−ベンゾピラン−3−オールである化合物。 20.トランス6−アセチル−4−(4−フルオロフェニルベンゾイルアミノ)− 3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−8−(2−フェニルエチル)−2H−1−ベ ンゾピラン−3−オールである化合物。 21.トランス6−アセチル−4−(4−フルオロフェニルベンゾイルアミノ)− 3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−8−(2−フェニルエテニル)−2H−1− ベンゾピラン−3−オールである化合物。 22.(±)−10−ブロモ−2,2−ジメチル−トランス−4−(4−フルオロベ ンゾイルアミノ)−3,4,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−6−オキソ−ナフタレノ [3,2−b]ピラン−3−オールである化合物。 23.トランス−3R,4S−6−アセチル−4−(3−エトキシメチルベンゾイ ルアミノ)−3,4−ジヒドロ−8−ヨード−2,2−ジメチルベンゾ[b]ピラン −3−オールである化合物。 24.トランス−3R,4S−6−アセチル−4−(3−アセチルオキシメチルベ ンゾイルアミノ)−3,4−ジヒドロ−8−ヨード−2,2−ジメチルベンゾ[b] ピラン−3−オールである化合物。 25.トランス−3R,4S−6−アセチル−3,4−ジヒドロ−4−(3−ヒド ロキシメチルベンゾイルアミノ)−8−ヨード−2,2−ジメチルベンゾ[b]ピラ ン−3−オールである化合物。 26.(±)−2,2−ジメチル−トランス−4−(3−クロロ−4−フルオロベン ゾイルアミノ)−3,4,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−6−オキソ−ナフタレノ[ 3,2−b]ピラン−3−オールである化合物。 27.トランス−6−アセチル−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4S−( 3−クロロベンゾイルアミノ)−8−ヨード−2H−ベンゾ[b]ピラン−3R− オールである化合物。 28.シス6−アセチル−4S−(3−クロロベンゾイルアミノ)−3,4−ジヒ ドロ−2,2−ジメチル−8−ヒドロキシメチル−2H−ベンゾ[b]ピラン−3 S−オールである化合物。 29.シス8−アセトキシメチル−6−アセチル−4S−(3−クロロベンゾイ ルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−ベンゾ[b]ピラン−3 S−オールである化合物。 30.トランス−6−アセチル−4−(4−フルオロベンゾイルアミノ)−3,4 −ジヒドロ−2,2,7−トリメチル−2H−1−ベンゾピラン−3−オールであ る化合物。 31.トランス−6−アセチル−7−フルオロ−4−(4−フルオロベンゾイル アミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−3− オールである化合物。 32.不安症、躁病、鬱病、クモ膜下出血または神経性ショックに伴う障害、コ カイン、ニコチン、アルコールおよびベンゾジアゼピンのような乱用物質の禁断 症状に伴う作用、癲癇のような抗痙攣剤で治療および/または予防可能な障害、 パーキンソン病、精神病、片頭痛、脳虚血、アルツハイマー病、精神分裂病、O CD、パニック障害および/または攻撃の治療および/または予防方法であって 、その治療および/または予防を必要とする患者に有効または予防量の請求項1 に記載の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を投与することからな る方法。 33.不安症、躁病、鬱病、クモ膜下出血または神経性ショックに伴う障害、コ カイン、ニコチン、アルコールおよびベンゾジアゼピンのような乱用物質の禁断 症状に伴う作用、癲癇のような抗痙攣剤で治療または予防可能な障害、パーキン ソン病、精神病、片頭痛、脳虚血、アルツハイマー病、精神分裂病、OCD、パ ニック障害および/または攻撃の治療および/または予防用の医薬の製造におけ る請求項1に記載の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩の使用。 34.請求項1に記載の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩および 医薬上許容される担体を含む医薬組成物。 35.特に、不安症、躁病、鬱病、クモ膜下出血に伴う障害、神経性ショック、 コカイン、ニコチン、アルコールおよびベンゾジアゼピンのような乱用物質の禁 断症状に伴う作用、癲癇のような抗痙攣剤で治療または予防可能な障害、パーキ ンソン病、精神病、片頭痛、脳虚血、アルツハイマー病、精神分裂病、OCD、 パニック障害および/または攻撃の治療および/または予防用の治療剤としての 、請求項1に記載の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩の使用。
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