【発明の詳細な説明】
包括的ワイパ制御装置
発明の背景 発明の分野
本発明は、モータ制御装置に関し、特に、自動車におけるワイパシステムを動
作する制御装置に関する。従来技術の説明
自動車におけるワイパシステムは、自動車の部分をデブリのない状態に維持す
るために使用される。主として、ワイパシステムは自動車の風防ガラスおよびバ
ックライトを雨水およびその他の視界を悪くするデブリのない状態に維持するた
めに使用される。
典型的に、風防ガラスワイパシステムは、特定のファミリーの自動車に関連し
た特定のハードウェアに適するように設計されており、著しく設計を変えなけれ
ば実質的に異なるファミリーの自動車に容易に適用することはできない。例えば
、ある種の自動車は、風防ガラスワイパが使用されていないときにそれを見えな
いようにするためにくぼんだ駐留位置方式を使用している。凹部の駐留位置を使
用した場合において、風防ガラスワイパは、使用されていない期間中には自動車
の風防ガラスと自動車のフードとの間に設けられた開口部内に収まっている。く
ぼんでいない駐留位置を使用した場合において、風防ガラスワイパは、使用され
ていない期間中には単に風防ガラスの底部部分に留まっている。異なるファミリ
ーの風防ガラスワイパ制御システム間で生じるその他の違いは、異なるタイプの
モータ(例えば、ブラシ付き、ブラシなし、単相、多相等)を使用することであ
る。
ワイパ制御システム間のこれらの相違に加えて、ワイパシステムが様々に異な
った動作をすることを要求する種々の使用者選択可能な特徴がある。例えば、あ
る使用者は、ワイパブレードが時間遅延モード(またはパルスモードとしても知
られている)であるときに高速度で動作することを要求し、別の使用者は、ワイ
パブレードが時間遅延モードであるときに低速度で動作することを要求する。所
望される別のパルスモード特徴は、ワイプサイクル間の時間を自動車速度の関数
として調整する能力である。具体的に言うと、ある使用者は、自動車が高速度で
移動するときにはワイプサイクル間の間隔が短縮されることを所望する。従って
、所定の時間遅延設定に対して、ワイパはそれらが25m.p.hであるときよ
りも50m.p.hであるときに単位時間当りより頻繁にパルス動作する。
上述の参照されたハードウェアの違いおよび使用者の選択可能な特徴は、単一
のワイパシステムの設計が種々のハードウェアの違いおよび様々な使用者の選択
可能な特徴を受入れることができず、特定の使用者の選択可能な特徴を有する特
定のファミリーの自動車の必要に適合するようにそれぞれ働く多数の異なる風防
ガラスワイパ制御システムが手元に維持されなければならない場合を示すだけの
ために説明される。これは主に従来技術において試みられてきたものであり、欠
点がない訳でない。例えば、ある自動車製造者にとって、特定の使用者の選択可
能な特徴を有する特定の自動車ファミリーに対してそれぞれ使用される15乃至
20種類の異なるワイパ制御システム設計に適合するようにすることは現実的で
ない。製造者がその全ての必要を考慮するために15乃至20種類の異なる制御
システムを貯蔵しなければならない場合、相当な金額が操作、操作時間、および
在庫コストにかかってしまう。
上述の欠点を考慮して、本発明の目的は、多数のファミリーのアプリケーショ
ンおよび多数の組の使用者の選択可能な特徴に適合する包括的ワイパ制御装置を
提供することである。従って、動作特徴は各使用者によって選択され、メモリ装
置に記憶される。一度、これらの特徴が各使用者に対して設定されると、それら
は容易に各使用者のために呼び出されることができ、それによって、特定の使用
者のアプリケーションのファミリーおよび特徴の選択に対して包括的制御装置を
“注文に従って形成”する。従って、本発明の包括的制御装置によって、単一の
ワイパ制御装置を多数のファミリーのアプリケーションに使用することができ、
また、多数の使用者の選択可能な特徴を受入れることができる。
図面の簡単な説明
図1は、本発明の包括的制御装置と関連したハードウェアのブロック図である
。
図2は、図1の包括的制御装置のマイクロ制御装置によって実行された主要ル
ーチンの論理的フロー図である。
図3は、形態スイッチ20を読取り、特定の使用者を反映するためにその読取り
を解読する論理的フロー図である。図3はまた、考慮された使用者に関連して選
択された特徴の割当てを示す。
図4は、図2のフロー図の主要ルーチン部分の論理的フロー図である。
図5は、図4のフロー図の走行ルーチン部分の論理的フロー図である。
図6は、図5の論理的フロー図の遅延ルーチン部分の論理的フロー図である。
実施例
この開示全体を通して使用される種々の用語が以下において説明および定義さ
れる。
凹部の駐留位置:自動車のワイパが使用されないときに自動車の風防ガラスと
自動車のフードとの間に位置されるようにする設計。
凹部でない駐留位置:自動車のワイパが使用されないときに風防ガラスの底部
部分に留まる(が依然として見える)ようにする設計。
内側ワイプ位置:ワイパが使用されている(すなわち、駐留ではない)ときに
ワイパが移動する最も低い位置。
外側ワイプ位置:ワイパが移動する最も高い位置。
ミストモード:使用者によってワイパスイッチで選択される動作モード。この
モードにおいて、ワイパモータは、ワイパスイッチがミスト位置に保持されてい
る時間中低速度で駆動される。一度、ワイパスイッチが解除されると、ワイプサ
イクルは完了し、ワイパは駐留位置に戻される。
オフモード:自動車の運転者によってワイパスイッチで選択される動作モード
。オフモードにおいて、ワイプのストローク(振り)は内側ワイプ位置に到達す
るまで続行される。使用者のアプリケーションに依存して、モータは凹部の駐留
位置に動くか、あるいは内側ワイプ位置で停止する。洗浄スイッチがワイパスイ
ッチのオフ位置によって閉じられた場合、ドライワイプサイクルが完了するまで
前方向ワイプ動作が続行される。オフモードは、内側ワイプ位置に到達した瞬間
に実行される。
ドライワイプサイクル:洗浄液が散布された後に実行されるワイプサイクルの
予めプログラムされた数。
パルスモード:使用者によってワイパスイッチで選択される動作モード。ワイ
パスイッチがパルス位置に位置されたとき、ワイパブレードは1ワイプサイクル
を完了し、その後、自動車の運転者によって特定された時間中その位置に休止す
る。ワイプサイクルは、内側ワイプ位置から外側ワイプ位置へ、そしてまた内側
ワイプ位置へ戻るというワイパの運動として定義されることができる。それはま
た内側ワイプ位置から外側ワイプ位置へのワイパの運動、あるいはその逆の運動
として定義されることもある。遅延設定の範囲は、ワイパスイッチ設定と、使用
者の要求と、幾らかのアプリケーションにおいては自動車の速度との組合せによ
って選択される。瞬時のワイプ機能は、ワイパスイッチをオフからパルス位置に
動かすことによって達成される。
即時遅延応答:運転者がワイパスイッチを低速度パルス設定から高速度パルス
設定に移動させたとき、設定位置の移動によって、新しいパルス設定のタイミン
グに応答する前に運転者が開始してすぐにマイクロ制御装置が単一のワイプサイ
クルを発生するようになる。
内側ワイプ位置および外側ワイプ位置におけるパルス:運転者は、内側ワイプ
位置および外側ワイプ位置の両方において休止するオプションを選択することが
できる。この特徴は、非常に低速度の遅延設定において使用される。
自動車速度感度:ワイプサイクル間の遅延時間は、自動車の速度によって部分
的に決定される。自動車の速度が増加すると、ワイプサイクル間の遅延時間は減
少する。
高速度パルス:パルスモードの期間中、モータの高速度設定でワイパブレード
のワイプを反復する。
連続的駆動低速度モード:運転者がワイパスイッチを低速度設定に位置させる
ことによって、ワイパモータがモータの低速度設定で連続的にワイパブレードの
ワイプを反復するようにする。
連続的駆動高速度モード:運転者がワイパスイッチを高速度設定に位置させる
ことによって、ワイパモータがモータの高速度設定で連続的にワイパブレードの
ワイプを反復するようにする。
洗浄モード:運転者は、洗浄スイッチをデマンド洗浄あるいはプログラム洗浄
に設定するように操作することができる。
デマンド洗浄:運転者によって設定されたとき、デマンド洗浄は洗浄ポンプを
付勢し、ワイパブレードが低速度で動く。この動作は、運転者が洗浄スイッチを
その位置に維持する限り続行する。運転者が洗浄スイッチを解除するとすぐに、
ドライワイプモードに入る。ドライワイプの回数は、運転者の要求に対してプロ
グラム可能である。洗浄モードが完了すると、ワイパはそれらが洗浄を選択する
前に動作していたモードに戻る。
プログラム洗浄:洗浄スイッチが特定の期間(運転者によって特定される期間
)より少なく付勢されたとき、プログラム洗浄モードに入る。このモードにおい
て、洗浄ポンプは、ワイパブレードを低速度で駆動させた状態で予めプログラム
された回数だけパルス動作される。ポンプをパルス動作する時間は、ブレードの
位置に依存するようにプログラムされることができる。例えば、洗浄ポンプは、
内側ワイプあるいは外側ワイプ位置においてのみ付勢されることができる。洗浄
サイクルが完了した後、ドライワイプルーチンが行われる。ドライワイプサイク
ルが完了したとき、制御は洗浄モードに入る前にそれが動作していたモードに戻
る。
パルスタイマー:このタイマーは、完全にプログラム可能であり、運転者によ
って特定されることができる。
オフからの即時ワイプ:オフモードからパルスモードへワイパスイッチを操作
すると、制御装置が遅延設定のタイミングに応答する前に結果的に1サイクルが
生じる。
図1を参照すると、包括的ワイパ制御装置10は、種々のプログラム機能を実行
するためにマイクロ制御装置12を使用する。マイクロ制御装置12を支援するため
に、以下の回路が使用される。
[電力/電圧 調整装置/クロック]
1次電源14は、典型的に自動車バッテリで構成され、電圧調整装置16および洗
浄/ワイパスイッチ20に電力を供給するために使用される。電圧調整装置16は、
電源14によって与えられた電圧をマイクロ制御装置12の動作と適合するレベルに
調整する。クロック18は、電気発振回路18で構成され、マイクロ制御装置12に周
波数基準信号を供給する。クロック18は、水晶および関連した支援素子を含んで
いることが好ましい。マイクロ制御装置12を助けるために電圧調整装置16および
クロック18を使用することは、マイクロ制御装置を使用する技術において当業者
によく知られている。
[洗浄/ワイパスイッチ]
洗浄/ワイパスイッチは、自動車の運転者がそのワイパ指令をマイクロ制御装
置12に連絡する主要手段である。その好ましいモードにおいて、洗浄/ワイパス
イッチ20は、以下の情報を示すための操作者によって選択可能な多数の位置を有
しており、それらの情報とは以下のようなものである。
1)ワイパのオン/オフ
2)遅延モード
3)連続的低速度駆動
4)連続的高速度駆動
5)ミストモード
6)洗浄モード
上述の選択をマイクロ制御装置12にインターフェイスさせるのに必要な導線22
の数を最小にするために、好ましい実施形態において、洗浄/ワイパスイッチ20
はスイッチ読取り回路24によってマイクロ制御装置12と連絡する。スイッチ読取
り回路24は、スイッチ20とマイクロ制御装置12との間に通信リンクを設定するた
めに必要な導線の数が最小になるように洗浄/ワイパスイッチ20との非同期通信
リンクを設定する。非同期通信は当業者によく知られており、従って、洗浄/ワ
イパスイッチ20とマイクロ制御装置12との間の通信に関してさらに詳細に説明す
る必要はない。
[自動車の速度]
自動車の速度ライン26は、速度読取り回路28に自動車の速度を表す電気信号を
供給する。自動車速度読取り回路28は、速度信号をマイクロ制御装置12による読
取りに適した形式にデジタル化する。自動車の速度情報は、自動車速度感知機能
(上述の定義参照)を実行するためにマイクロ制御装置12により使用される。
[形態スイッチ]
形態スイッチ30は、包括的ワイパ制御装置10の製造者あるいは応用を行う技術
者等によって操作される1群のスイッチを具備していることが好ましい。形態ス
イッチは、回路板上に位置された機械的スイッチの形態をとるか、あるいは消去
可能または消去不可能なROM等にプログラムされることができる。形態スイッ
チの目的は、応用を行う技術者が包括的ワイパ制御装置10を特定のファミリーの
自動車に適合させるように特別に作られることができるようにし、そうでなけれ
ば、応用を行う技術者が動作特徴を選択できるようにすることである。以下のリ
ストは完全ではないが、包括的ワイパ制御装置10を容易に多数のアプリケーショ
ンに適合させるためにマイクロ制御装置12に関連して使用された形態スイッチに
よって行われた有益な目的を示している。
1)凹部の駐留位置あるいは凹部でない駐留位置のアプリケーション
形態スイッチの単一の最も重要な使用は、マイクロ制御装置10が凹部の駐留位
置と凹部でない駐留位置アプリケーションのどちらで使用されているかを示す能
力であろう。従って、凹部の駐留位置および凹部でない駐留位置アプリケーショ
ンの両方に対して機能するのにたった1個のマイクロ制御装置しか必要とされな
い。マイクロ制御装置12は、凹部の駐留位置および凹部でない駐留位置アプリケ
ーションの両方に対する論理を供給され、単に形態スイッチを読み取ることによ
って、所定のアプリケーションに対する適切な論理が実行される。
2)時間遅延選択インパルスモード
ワイパスイッチによって自動車の運転者はワイパサイクル間の時間遅延を選択
することができるが、この範囲の上限および下限は使用者によって異なる。従っ
て、形態スイッチが異なる上限および下限を設定できるようにすることによって
、マイクロ制御装置10を個々の使用者の要求に合わせるように作ることができる
。
3)内側ワイプ位置および外側ワイプ位置におけるパルス
パルスモードで動作する従来のワイパは、内側ワイプ位置において風防ガラス
ワイパを“休止”させることによって動作し、ワイパアームのワイプサイクル時
間になると、ワイパアームは外側ワイプ位置に振れ、内側ワイプ位置に戻る(次
のワイパパルスが生じるまで内側ワイプ位置に留まる)。最近では、ワイパアー
ムを内側ワイプ位置および外側ワイプ位置の両方で休止させるパルス方式が使用
されている。この特徴は、主に非常に低速度の遅延設定が所望される場合に使用
される。形態スイッチ30は、上述の2つの方式の1つを選択するために運転者に
よって使用されることができる。
4)自動車速度感度
定義において説明されたように、パルスモードにおける休止時間を自動車の速
度に合わせることが望ましく、そこにおいて、自動車の速度が増加すると休止時
間が減少する。この特徴は、形態スイッチを適切に設定することによっていずれ
の使用者に対しても随意なものとなる。
5)パルスモード期間中のワイパ速度
パルスモードの期間中にワイパが高速度で運動することを望む使用者もいれば
、パルスモードの期間中にワイパが低速度で運動することを望む使用者もいる。
形態スイッチは、特定の使用者の嗜好に合わせて選択するために使用されること
ができる。
6)ドライワイプの回数
ドライワイプの回数は、所定の使用者の特定の要求に合わせて調整されること
ができる。
7)プログラム洗浄中のポンプの付勢
プログラム洗浄中、洗浄ポンプは、ワイパブレードが運動している期間中に予
め定められた回数だけ付勢される。洗浄ポンプを付勢する時間は、ブレードの位
置に依存するようにプログラムされることができる(すなわち、内側ワイプ位置
あるいは外側ワイプ位置に振れたときだけ付勢されることができる)。ポンプを
付勢するタイミングと合わせて(すなわち、ブレードの位置に依存して)ポンプ
が付勢される回数は、所定の使用者の要求に合わせられることができる。
5個の形態スイッチ30を使用することによって、25種類の組合せ(32種類
の組合せ)が定められる。従って、形態スイッチは、2通りの方法のいずれか1
つで使用されることができる。使用されることのできる第1の方法は、単に上述
の特徴の1つを所定のスイッチと関連させることである。例えば、スイッチ1が
開放位置に設定されたとき、これは包括的ワイパ制御装置10が凹部の駐留位置ア
プリケーションにおいて使用されていることを示す。スイッチ1が閉じ位置にあ
る場合、これは包括的ワイパ制御装置10が凹部でない駐留位置アプリケーション
において使用されていることを示す。従って、各スイッチはプログラム可能な特
徴に対応する。もちろん、この方式を使用して、各使用者の選択可能なオプショ
ンに適合するのに十分な数のスイッチがなければならない。
形態スイッチ30を使用する第2の方法において、それらは各使用者に特有のア
ドレスを決定することができる。そのアドレスは、マイクロ制御装置12のROM
内で定められて記憶されている使用者の1組の要求に対応する。例えば、各使用
者は、0乃至31の使用者番号を割当てられる。スイッチ1乃至5が2進数“0
0101”を示すように設定されている場合、これは使用者番号5の要求が使用
されることを示す。マイクロ制御装置12は、使用者番号5によって要求された特
徴のための設定の全てをその中に記憶する。上述の2つの方法のいずれか1つは
、包括的制御装置10を様々な使用者の別々の要求に合わせるのに有効である。
[低速度駆動装置]
低速度駆動装置32は、マイクロ制御装置12のライン34からの低速度駆動指令を
受け、その信号をワイパモータ36が低速度で駆動されるのに十分な電力レベルに
増幅する。同様に、高速度駆動装置38は、ライン40上の高速度駆動指令信号をワ
イパモータ36が高速度で動作するのに十分な電力レベルに増幅する。
[凹部の駐留位置駆動装置]
凹部の駐留位置駆動装置42は、ライン44から凹部の駐留位置駆動信号を取入れ
、その信号をワイパモータ36が凹部の駐留位置モードに入るのに十分な電力レベ
ルに増幅する。マイクロ制御装置12は、カム46によってワイパ位置を示すフィー
ドバックを受取る。好ましい実施形態において、カム46は、それが以下の4つの
ワイパ位置の1つにおいて通信することができるような方法でワイパモータ36に
結合されている。
1)ガラス上(内側ワイプ位置と外側ワイプ位置の間のどこか)
2)外側ワイプ位置
3)内側ワイプ位置
4)駐留位置
[洗浄ポンプ]
洗浄ポンプ54は、自動車の風防ガラス上に洗浄液を散布するためにライン52に
沿って洗浄ポンプ駆動装置48からの指令を受取る。洗浄ポンプ駆動装置48は、ラ
イン50に沿ってマイクロ制御装置12から指令される。洗浄ポンプ54は、2つの洗
浄モード、すなわち、デマンド洗浄モードあるいはプログラム洗浄モードの1つ
で動作する。デマンド洗浄モードおよびプログラム洗浄モードの両方は、定義部
分において定義されている。
[監視回路]
監視回路53は、ライン51によってマイクロ制御装置12に接続されている。マイ
クロ制御装置12内に記憶された論理プログラムの通常動作中に、ライン51は周期
的に切換えられる。制御装置12内に記憶された包括的ワイパプログラムが誤動作
した場合、ライン51の切換えをし損なう。(予め定められた期間中に)ライン51
上で監視回路53によって活動が感知されない場合、監視回路53によってワイパモ
ータ36をその高速度モードで動作させる。これは包括的制御装置10の故障モード
である。マイクロ制御装置が故障した場合、少なくともモータ36の故障モードが
高速度でワイパを動作させる。
図2を参照すると、マイクロ制御装置12の開始の際に、マイクロ制御装置12内
に設定されたプログラム論理は以下のルーチンを実行する。すなわち、(56)にお
いて使用者ルーチンを実行し、(58)においてデータ初期化ルーチンを実行し、(6
0)においてmuxライン22′上の入力が読取られ、(62)においてワイパスイッチ
20の位置が解読され、(64)において主ルーチンが実行され、(66)において出力ル
ーチンが実行される。
図2および図3を参照すると、(56)における使用者ルーチンは、形態スイッチ
30を読取り、それぞれの使用者に適合させるルーチンである。最初に、ある故障
値が使用者選択変数に割当てられる(68)。次に、形態スイッチ30が読取られ(70)
、使用者アドレスがそれについて設定されているかどうかを決定するためにスイ
ッチ値が解読される。一度、特定の使用者アドレス(例えば使用者番号1)が決
定されると(72)、その使用者に関連した予めプログラムされた動作特徴が包括的
ワイパプログラムの動作論理に負荷され(74)、そこで使用される。
図2によれば、(56)において使用者ルーチンが完了すると、(58)のデータ初期
化ルーチンに入り、そこにおいてプログラム変数は、所定の開始状態を表す割当
てられる値である。次に、洗浄/ワイパスイッチ20の位置が読取られ(60)、スイ
ッチ20の位置が解読される(62)。当業者は、プログラミング技術においてデータ
初期化ルーチン58、読取りルーチン60、および解読ルーチン62の全てに関して熟
知しており、本発明の包括的ワイパ制御装置を理解するためにこれらのルーチン
に関してさらに詳細に説明する必要はないものと思われる。
図2および図4を参照すると、主ルーチン64は、洗浄/ワイパスイッチ20の状
態を質問する(76)。スイッチ20がオフ位置にない場合、駆動ルーチン78が実行さ
れる。駆動ルーチン78は以下に説明される。
洗浄/ワイパスイッチ20がオフ位置にあるとき、どこにワイパアームが位置さ
れるかをワイプサイクル中に決定するために論理経路80が実行される。(82)にお
いてワイパアームが内側ワイプ位置にあり、もはやドライワイプは実行されない
場合(84)、ワイパモータ36は停止し(86)、それが(88)において凹部の駐留位置シ
ステムで動作している場合、モータは逆に駆動され(90)、それによってワイパア
ームが駐留位置に位置される(92)。一度、ワイパアームが駐留位置に位置される
と、モータ36は停止される(94)。(82)においてワイパアームが内側ワイプ位置に
ない場合、モータが現在逆方向に動いているかどうか(すなわち、風防ガラスワ
イパを駐留位置に位置させるプロセスにあるかどうか)を決定するためにカム46
の状態が質問される(96)。モータがワイパアームを駐留位置に位置させるプロセ
スにある場合、このプロセスは続行し(90)、それによってワイパアームが駐留位
置に位置される(92)。(96)においてモータがワイパアームを駐留位置に位置させ
るプロセスにない場合、ワイパアームがガラス上の状態(ガラス上の状態を定義
する前述の凹部の駐留位置駆動を参照)を満たすかどうかを決定するためにカム
46が(98)においてもう一度質問される。(98)においてワイパアームがガラス上に
ある場合、あるいは(102)において外側ワイプ位置にある場合、モータ36は低速
度設定で駆動するように指令される(100)。
図4および図5を参照にすると、(78)の“駆動”ルーチンが図4の主ルーチン
64から生じた場合、論理制御は図5の駆動ルーチンに移る。(110)において洗浄
/ワイパスイッチ20がその高速度設定に位置された場合、モータ36は高速度で駆
動し(112)、ドライワイプ変数における残りのカウントがクリアにされる。一度
、ワイパが連続モードで駆動されると、ドライワイプサイクルの必要がなくなる
。(114)においてスイッチ20がその低速度設定に位置された場合、モータ36はそ
の低速度設定で駆動され、ドライワイプ変数がクリアにされる。(118)において
スイッチ20が遅延位置に位置されると、システムがドライワイプサイクルを完了
させるプロセスにあるかどうかを決定するためにドライワイプ変数が質問される
。(120)においてドライワイプ変数がゼロと等しくない(すなわち、プロセス中
にドライワイプがある)場合、ドライワイプは完了するまで(122),(124),(126
)を通して続行される。一度、ドライワイプが完了すると、プログラム論理は遅
延サブルーチン130に切替わる。(130)における遅延サブルーチンは以下に説明さ
れる。(132)においてスイッチ20が洗浄位置にある場合、プログラム論理は洗浄
ルーチン134に切替えられ、そこにおいてマイクロ制御装置12は洗浄ポンプ54を
付勢するためにライン50に沿ってポンプ駆動装置48に通知する。
図5および図6を参照して、一度、遅延ルーチン130に入ると、プログラム論
理は図6のフロー図に従って実行される。遅延ルーチン130は、システムが内側
ワイプ位置および外側ワイプ位置において休止するようにプログラムされるかど
うかを決定することによって開始する(136)。システムがそのようにプログラム
された場合、ワイパアームが外側ワイプ位置にあるかどうかを決定するためにワ
イパアーム位置の状態が質問される(138)。ワイパアームが外側ワイプ位置にあ
る場合、時間遅延カウントが満了したがどうかを決定するために遅延タイマが質
問される(140)。時間遅延カウントが満了していない場合、質問が行われる(152)
(以下に説明される)。
(140)において時間遅延カウント(ワイパサイクル間の時間)が満了し、(144)
においてシステムが高速度遅延を有するようにプログラムされた場合、モータ36
は高速度で駆動される(146)。(144)においてシステムが高速度遅延を有していな
い場合、モータは低速度設定で駆動される(148)。(136)においてシステムが内側
ワイプ位置および外側ワイプ位置のいずれでも休止せず、(150)においてワイパ
アームが内側ワイプ位置にある場合、プログラム論理は既に説明されたようにブ
ロック(140)に移行する。ワイパアームが内側ワイプ位置にない場合、プログラ
ム論理は既に説明されたブロック(144)に移行する。
(140)において遅延タイマが満了していない場合、ワイパスイッチ20がオフ位
置から休止位置に動かされたかどうか、あるいはワイパスイッチ20の休止時間入
力部分が自動車の運転者によって新しく延長または短縮されたかどうかを決定す
るために(152)において検査が行われる。これらの検査のいずれかが該当する場
合、遅延ルーチンは直ぐにワイパアームを(144),(146),(148)においてワイプ
サイクルさせる。これは、従来技術による遅延システムに関連したフラストレー
ションを取除くので、本発明の重要な見地であると言える。従来技術の遅延シス
テムにおいては、一度、遅延設定が変えられると、ワイパからの即時のパルスは
ない。自動車の運転者に対して即時にフィードバックがないために、ワイパアー
ムからの応答が見られるまで休止設定の調節を続行する傾向がある。もちろん、
この時点において、自動車の運転者は、休止設定を自分が所望したものとは程遠
いものに調整しており、従って時間設定を再度調整することによって補償しなけ
ればならない。この形式の“ハンティング”は自動車の運転者にはフラストレー
ションとなる。本発明の論理は、ワイパがオン状態にされたときにそれらを直ち
にワイプサイクルにするか、あるいは休止設定を延長あるいは短縮することによ
ってこの問題を克服する。
上述の詳細な説明によって、本発明の好ましい実施形態が本発明の目的を達成
するのに十分に適切であることが示されてきた。本発明の意図から逸脱せずに本
発明を示すために当業者によって本明細書において選択された好ましい形態に種
々の変更あるいは付加が行われることは認識される。従って、ここにおいて保護
されるべき主題は、添付された請求の範囲に定められた主題およびそれと等価の
全てのものに及ぶように意図されなければならないことを理解すべきである。
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フロントページの続き
(72)発明者 アグロティス、 デメトリス・エー
アメリカ合衆国、オハイオ州 45370、ス
プリング・バレー、バーンビュー・コート
10440
(72)発明者 モナハン、 マイケル・ビー
アメリカ合衆国、オハイオ州 45342、マ
イアミスバーグ、ハイランド・ビレッジ・
レーン 2676
(72)発明者 ハーモン、 ダニエル・エル
アメリカ合衆国、オハイオ州 45440、ケ
タリング、バンカー・ヒル・コート 5424
−ビー