【発明の詳細な説明】
PNPインヒビターとしてのプリンおよびグアニン化合物
発明の分野
本発明はプリンおよびグアニン誘導体、特に強いプリンヌクレオシドホスホリ
ラーゼ(PNP)インヒビターであるプリンおよびグアニン誘導体、その調製方法
、該化合物を含有する医薬組成物、および、プリンヌクレオシドホスホリラーゼ
を阻害するため、およびプリンヌクレオシドホスホリラーゼ阻害応答性の哺乳類
の疾患の治療のためのその使用に関する。
発明の背景
9-アリールメチル置換プリン(グアニンを含む)はPNPインヒビターとして
欧州特許出願第178178号(実質的に米国特許第4772606号に対応)に
報告されている;9-アリールメチル置換プリン(グアニンを含む)のうち、アリ
ール環がホスホン酸基を含むものをPNP抑制剤として使用することは欧州特許
願第465297号およびWO92/01580にも報告されている。修飾した
プリン、特に9-デアザプリンについてもまたPNP阻害剤として米国特許第4
985434号、米国特許第5008265号、米国特許第4985433号、
米国特許第5236926号、米国特許第5008270号に開示されている。
ドラッグス・オブ・ザ・フューチャー13、654(1988)、エージェンツ
・アンド・アクションズ21、253(1987)、プロシーデイングス・オブ・ザ・
ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンス・ユーエスエー88、11540(19
91)およびWO90/01021に記載のPNP阻害データは、グアニン塩基
の修飾がこの化合物のPNP抑制作用を大きく変えることを示している。さらに
、9-デアザ(9-アリールメチル)プリンのアリール環の修飾がPNP阻害活性を
大きく変えることも記載されている。特にピリジン環をピペリジンに置換した場
合に活性が大きく落ちることがILファルマコ(IL Farmaco)48(2)、297(
1993)に開示されている。
発明の要旨
本発明は式(I)
(式中、n=0〜2;
R1はH、NH2またはハロゲン;
R2はHまたはNH2;
R3は以下の4つの基のうちのいずれかである;
(式中、m=0または1;
XはO、NR5またはS(O)0-2である、(b)群において2つのXは同一であって
も異なっていてもよい;
R4はHまたは独立してC1-6アルキルR6およびアリールR6から選択される1ま
たは複数の基である;
R5はH、C1-6アルキルR6、C2-6アルケニル、アリール、-アリール-C1-6ア
ルキル、-C1-6アルキルアリール、-C1-6アルキル-ヘテロ(C1-6)アルキル、C
O2-C1-6アルキルR6、CONH-C1-6アルキルR6、CO-C1-6アルキルR6ま
たはSO2-C1-6アルキル-R6である;および
R6はH、CO2H、CO2C1-6アルキル、CONH2、CON(C1-6アルキル)2
、CONH(C1-6アルキル)、CO-C1-6アルキル、CO-アリール、CO-ヘテ
ロアリール、テトラゾリル、NHSO2CF3、SO2NH-C1-6アルキル、SO2
N(C1-6アルキル)2、SO2NH-アリール、NHCO-C1-6アルキル、NHCO
NH-C1-6アルキル、NHCONH-アリール、NHSO2-C1-6アルキル、NH
S
O2アリール、CN、NH2、OH、O-C1-6アルキル、またはO-アリールであ
る;))
にて示される化合物、およびこれらの互変異性体、塩、可溶化体および/または
水和物に関する。
本発明の化合物は特に、哺乳類のプリンヌクレオシドホスホリラーゼ阻害剤と
して有用であり、T細胞選択的に働き細胞性免疫を抑制する。これらの化合物は
したがって哺乳類の自己免疫疾患、移植拒絶、乾癬、または通風の治療に用いら
れる。本発明の化合物は抗ウイルスまたは抗腫瘍プリンヌクレオシドの抗ウイル
スおよび抗腫瘍効果を増強するためにも用いることができる。
発明の開示
本発明の化合物は1または複数の非対称に置換された炭素原子を含有すること
が好ましい。式(I)化合物中の1または複数のこれら非対称中心は立体異性体を
生成させるが、本発明の範囲はそれぞれの全ての立体異性体に及ぶものと理解さ
れ、エナンチオマーおよびジアステレオマー、およびこれらのラセミ体混合物を
含む混合物も含まれる。
本明細書中の式において、「〜」の線はR-またはS-体を示す非対称中心にな
り得る箇所を示し、「<」および「.....」はある非対称中心における唯一の配
置を示すのに用いられる。
本明細書において単独で使用する場合も組合わせて使う場合も、「C1-6アル
キル」は1から6炭素原子を含有する直鎖状または分岐鎖状のアルキル鎖部分、
例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t-ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル等を意味する。
「C2-6アルケニル」は2から6の炭素原子を有し、さらに二重結合を1つ有
する直鎖または分岐鎖のアルキル鎖部分を示し、EまたはZの立体異性体のいず
れにも適用される。この語には例えばビニル、1-プロペニル、1-および2-ブ
テニル、2-メチル-2-プロペニルなどが含まれる。
「アリール」の語は任意に置換されているフェニルまたはナフチル基を意味し
、置換基としては例えばハロゲン、トリフルオロメチル、C1-6アルキル、フェ
ニ
ル等が挙げられる。「ハロゲン」の語はフッ素、塩素、臭素またはヨウ素を意味
する。
「ヘテロ」の語は酸素、硫黄(全ての形成可能な酸化形態を含む)または窒素で
あって任意にHまたはC1-6アルキルにより置換されているものを意味する。
「ヘテロアリール」の語は5〜10原子からなり、その少なくとも1原子がO
、SおよびNからなる群から選択される芳香族系を意味する。
「シクロアルキル」の語は3〜9炭素原子からなる飽和環を意味し、「置換シ
クロアルキル」の語は例えばハロゲン、トリフルオロメチル、C1-6アルキル、
フェニルなどの置換基により任意に置換されているシクロアルキルを示す。
式(I)の化合物の塩は薬学的に許容される塩、例えば塩酸塩、臭化水素塩、ヨ
ウ化水素塩、p-トルエンスルホン酸塩、リン酸塩、硫酸塩、過塩素酸塩、酢酸
塩、トリフルオロ酢酸塩、プロピオン酸塩、クエン酸塩、マロン酸塩、琥珀酸塩
、乳酸塩、シュウ酸塩、酒石酸塩および安息香酸塩などの無機酸または有機酸よ
り誘導される酸付加塩を含む。塩はまた有機もしくは無機塩基により形成されて
もよい。かかる塩には例えばマグネシウムまたはカルシウム塩のごときアルカリ
金属塩およびモルホリン、ピペリジン、ジメチルアミンまたはジエチルアミン塩
のごとき有機アミンの塩などの無機または有機塩を含む。
本発明の一部は、エステル部分(例えばR5がCO2-C1-6アルキルR6である場
合)が存在するいずれの化合物グループでも、エステルがそのアルコール部分が
例えばエチル、ベンジル、フェネチル、フェニルプロピル、αまたはβ-ナフチ
ル、2,4-ジメチルフェニル、4-tert-ブチルフェニル、2,2,2-トリフ
ルオロエチル、1-(ベンジルオキシ)ベンジル、1-(ベンジルオキシ)エチル、2
-メチル-1-プロピオニルオキシプロピル、2,4,6-トリメチルベンジルオキシ
メチルまたはピバロイルオキシメチル基などである代謝不安定なエステルの形態
を取る化合物も含まれる。
当業者には式(I)のグアニンが以下に示すごとき互変異性体として存在し得る
こともまた、認識されるはずである。
本発明の好ましい化合物には、独立して、あるいは任意に組み合わせて
n=1;
R1はNH2またはハロゲン;
R2はNH2;
R3はa)、b)またはc)のうちのいずれかであり、XはO、SまたはNR5であ
る;
R4はHまたはC1-6アルキルR6;
R5はC1-6アルキルR6;および
R6はH、CO2H、CO2-C1-6アルキル、OH、NH2、テトラゾリルまたはN
HSO2CF3
であるものを含む。
好ましい化合物にはかかる化合物の塩、溶媒化合物および水化物を含む。いず
れの場合においてもa)、b)またはc)化合物は環上のR4置換の全ての可能なパ
ターンを含み、そして多くは複数のR4置換基を環上に有する。
本発明の化合物は特に哺乳類におけるT-細胞媒介性免疫を選択的に抑制する
ため、そして哺乳類におけるT-細胞が関与する症状の治療に有用である;この
ような症状としては自己免疫疾患、移植拒絶、乾癬、および通風が例示されるが
、これらに限定されるわけではない。自己免疫系の不全によるものと考えられて
いる病気にはリューマチ性関節炎、全身性ループスエリスマトーシス、重症性筋
無力症(myasthenia gravis)、タイプI糖尿病および多発性硬化症などが例示され
るが、これらに限定されない。
本発明の化合物はプリンヌクレオシドの脱リン酸化を経るインビボ代謝的分解
の阻害するのにも有用であり、この作用により2'および/または3'-モノ-また
はジデオキシプリンヌクレオシドの抗ウイルスおよび抗腫瘍活性を増強するため
に有用である。例えば本発明の化合物は、2',3'-ジデオキシアデノシン、2',
3'-ジデオキシグアノシンまたは2',3'-ジデオキシイノシン等による後天性免
疫不全症候群(AIDS)などのレトロウイルス感染に対する治療を増強するのに
有用である。また、例えば2'-デオキシグアノシンの哺乳類に対する抗腫瘍/細
胞毒性活性を増強するのにも有用である。本発明の化合物はまた、自己のDNA
組成(例えばプリン塩基)を生成するためにPNPを利用する寄生虫による、寄生
虫疾患の治療にも有用である。寄生虫、例えばマラリアの場合、のPNPを本発
明の化合物によって阻害すれば、寄生虫が死亡する。
上記の性質は、利用しやすい哺乳類、例えばラット、マウス、イヌ、ウシおよ
びこれらの動物から単離された細胞などを用いたインビトロおよびインビボ試験
によって示される。かかる化合物はインビトロにおいては溶液の状態で、例えば
好ましくは水溶液にて適用するが、インビボにおいては腸内または非経口のいず
れかで投与してもよいが好ましくは経口および静脈内投与する。インビトロの用
量は約10-5から10-8モル濃度の範囲であり得る。インビボの濃度は投与経路
によるが約0.01から50mg/kgの範囲である。
PNP阻害はC14グアノシンからC14グアニンの生成を測定することによって
放射線化学的に測定することができる。測定は、以前に用いた方法(ジェイ・シ
イ・シルカーら、メド・ケム(Med,Chem)29 1804(1986))の変法により行い、ウシ
の脾臓を酵素源として、および1mMのリン酸塩を用いて行えばよい。結果はI
C50値として示されるが、これはグアニンの形成を50%減少させるのに必要な
化合物の濃度を示すものである。
2'-デオキシグアニジン(d-Guo)の細胞増殖阻害活性(細胞毒性)の本発明
の化合物による増強は以下のようにして測定する;MOLT-4細胞をRPMI-
1640培地中で増殖させる。この細胞の懸濁培養液中へ、d-Guoを一定濃
度(10mM)およびPNP阻害剤の候補となる化合物をさまざまな濃度にて添加
する。細胞の増殖度は、全72時間の培養時間中、最終16時間のみ3H-チミジ
ンを共存させて調べる。3H-チミジンの取り込み量を液体シンチレーション分析
により測定する。このデータよりIC50値はコントロールの増殖の3H-チミジン
取り込みを50%減少させるのに必要なPNPの濃度として計算される。この方
法はd-Guoの毒性の増強におけるPNP阻害効果を調べるのに用いた方法(ア
イ・エス・カズマーズ、サイエンス24,1137−1139(1981));およ
び他の文献で用いた方法と同じである。
PNPの阻害はインビボにおいても測定でき、これは本質的にはエージェンツ
・アンド・アクションズ22、379(1987)に記載の通り、化合物によるラ
ットの血漿中のイノシンレベルの増加を測定すればよい。
式(I)の化合物の効力をT-細胞媒介疾患のインビボモデルにおいて測定するに
は、ジニトロフルオロベンゼン(DNFB)にて感作するマウスの接触皮膚炎モデ
ルを用いればよい。若い成鼠メスBalb/cマウスの局所へDNFBを適当な
ビヒクルと共に第1日および第2日に適用する。第6日にこのマウスの一方の耳
へDNFBを適用してチャレンジする。本発明の化合物は適当なルートにて適当
なビヒクルと共に投与すればよい。効力の測定はさまざまな方法により行われ、
その一例としてキャリパーを用いた耳の厚みの測定が挙げられる。結果は炎症応
答の減弱のパーセンテージとして示される。この方法はWO94/23309に
報告されたものと同様のものである。
一般式(I)の化合物は当業者に公知の適当な方法により調製すればよく、およ
び/または以下の方法によっても調製することができる。この方法も本発明の範
囲である。
本発明の第2の観点からは、本発明は上記一般式(I)を調製する方法を提供す
る。式(I)の化合物の特定の立体異性体が要求される場合、本明細書で開示する
合成方法によって、適当なホモキラル出発物質および/または、適当な分離手法
(例えばHPLC)を用いて混合物から分解し得るアイソマーから得ることができ
る。
本発明の化合物は以下の方法により調製してもよい。本明細書および以下に示
す式において特に指摘する場合を除き、R1、R2、R3、R4、R5、R6、X、n
およびmは上に定義したものと同意である。アミノ、ヒドロキシルまたはカルボ
キシル基のごとき官能基であって以下に示す様々な化合物に存在し、そして保持
したいと思うものは、反応を始める前に保護されるような形態にしておく必要が
ある。かかる場合、保護基の除去はは特定の反応の最終段階であってもよい。か
かる官能基に対する適当な保護基は当業者には周知である。詳細については「有
機合成における保護基」ウイリー・インターサイエンス、ティー・ダブリュウ・
グリーン、ピー・ジー・エム・ウッツを参照せよ。
一般式(I)で示され、式中R1=NH2である化合物の調製に必要な工程には;
一般式(II)
(式中、R8はアルキル基、例えばエチルまたはアリールアルキル基、例えばベン
ジルのごとき適当な反応活性基(labile group)を示す)
の化合物の脱保護を含む。
脱保護反応はこのタイプの加水分解反応の標準的な条件を用いて行えばよい。
すなわち、反応は例えば不活性な有機溶剤、例えばテトラヒドロフランのごとき
環状エーテルなどのエーテル、ジメチルホルムアミドのごとき置換アミドなどの
アミド、またはエタノールのごときアルコール、を含有する水のごとき溶媒中、
炭酸カリウムまたは水酸化ナトリウムのごとき無機塩基の存在下、室温から溶媒
混合物の還流温度までの間の温度、好ましくは溶媒混合物の還流温度にて行えば
よい。
または、R8が加水分解しやすい基を含有する場合には、この加水分解反応を
脱保護反応として行うことができる。したがって、例えば反応を不活性溶媒例え
ばエタノールなどのアルコール内で炭素上のパラジウムなどの遷移金属触媒の存
在下で、低い温度、好ましくは室温で行えばよい。
式(I)の特定の立体異性体が必要な場合には、高性能液体クロマトグラフィー
のような常套の分割手法にて分割すればよい。所望により、適当なホモキラル出
発物質をカップリング反応に用いて式(I)の特定の立体異性体を得てもよい。
一般式(II)の中間体は中間体(III)の化合物の転移により調製すればよい。
転移反応は、ジェイ・ワンら、ジェイ・オルグ・ケム(J.Org.Chem.)53、5617(
1988)に概説されているごときこの反応に標準的な条件を用いて行えばよい。即
ち、例えばこの反応は溶媒中、好ましくはテトラヒドロフランのごとき環状エー
テルのようなエーテル、ジメチルホルムアミドのごとき置換アミドのようなアミ
ド、またはエタノールのようなアルコールのごとき不活性有機溶媒中にて、周囲
温度から溶媒の還流温度までの温度、好ましくは所望の溶媒の還流温度にて、炭
酸カリウムまたはナトリウムメトキシドのごとき無機塩基の存在下で行えばよい
。
式(III)の中間体は一般式(IV)のチオウレアから調製すればよい。
この転換反応はジェイ・ワンら、ジェイ・オルグ・ケム53、5617(19
88)に概説された方法を用いて行えばよい。即ち、例えば反応はテトラヒドロ
フランのごとき環状エーテルのようなエーテル、ジメチルホルムアミドのごとき
置換アミドのようなアミド、またはアセトニトリルのようなニトリルのごとき不
活性有機溶媒中、室温、好ましくは20〜30℃にて、ジシクロヘキシルカルボ
ジイミドのごときジイミドの存在下において行えばよい。
式(II)の中間体を式(IV)の中間体から調製する、上記の文献に記載の方法を
一段階で行う方法も本発明の範囲内である。
一般式(IV)のチオウレア類は一般式(V)のアミン
と一般式(VI)のイソチオシアネートから調製すればよい。
S=C=NCO2R8 [VI]
この転換はジェイ・ワンら、ジェイ・オルグ・ケム(J.Org.Chem.)53、5617(19
88)に概説されている方法にて行えばよい。即ち、テトラヒドロフランのごとき
環状エーテルのようなエーテル、ジメチルホルムアミドのごとき置換アミドのよ
うなアミド、またはアセトニトリルのようなニトリルのごとき不活性有機溶媒中
、低い温度、好ましくは室温にて、所望により塩基、例えばトリエチルアミンの
ようなアミンのごとき有機塩基の存在下において反応を行えばよい。
式(IV)のチオウレア類はジェイ・ワンら、ジェイ・オルグ・ケム(J.Org.Chem
.)53、5617(1988)に記載の一般的な方法によって調製すればよい。
一般式(V)のアミンは一般式(VII)のニトロ誘導体からの還元により得ればよ
い。
当業者には、この種の還元反応がアドバンスド・オーガニック・ケミストリー
(第4版)、ジェイ・マーチ、ウイリー・インターサイエンス第1216〜121
8頁に概説されるいくつかの方法により行われ得ることが理解されるであろう。
この転換の例としては(これには限定されないが)水を溶媒として用い、所望によ
りテトラヒドロフランのごとき環状エーテルのようなエーテル、ジメチルホルム
アミドのごとき置換アミドのようなアミドのごとき不活性有機溶媒の存在下にお
いて、亜二チオン酸ナトリウムの存在下、高めの温度、好ましくは65〜80℃
にて反応させればよい。
一般式(VII)のニトロ誘導体は一般式(VIII)のピリミジノンを一般式(IX)の
アミンと反応させて調製してもよい.
この反応は当業者が考えるような標準的な条件下で行えばよい。すなわち、例
えば反応はテトラヒドロフランのごとき環状エーテルのようなエーテル、ジメチ
ルホルムアミドのごとき置換アミドのようなアミド、またはエタノールのような
アルコールのごとき不活性有機溶媒中、高い温度、好ましくは溶媒の沸点にて、
塩基、例えばトリエチルアミンまたはN-メチルモルホリンのごとき環状アミン
等のアミンのような有機塩基の存在下において行えばよい。
式(VIII)の化合物のニトロ誘導体の調製方法はシー・テンプルら、ヌクレイ
ック・アシッド・ケミストリー第(I)巻(1978)、ウイリー、ニューヨーク、
編集エル・ビー・タウンゼントら、第47〜52頁に記載されている。
本発明によれば、式(V)の中間体は式(X)のピリミジンを当業者に公知の窒素
置換基を導入するための試薬と反応させて得ることができる。
この反応はこのタイプのアミン化反応に用いられる標準的な条件下で行えばよ
い。例えば反応は、水または酢酸のごとき有機酸もしくはこれらと水溶液などの
溶媒中で、亜硝酸ナトリウムの存在下、低温、例えば0℃から周囲温度、10℃
から周囲温度までのごとき温度にて行えばよい。当業者に周知の処理を終了した
後、残渣を水等の適当な溶媒に溶解させる、溶媒中には所望によりテトラヒドロ
フランのごとき環状エーテルのようなエーテル、ジメチルホルムアミドのごとき
置換アミドのようなアミドのごとき不活性有機溶媒を添加してもよい。この溶液
を還元剤、例えば亜二チオン酸ナトリウムの存在下、溶媒の周囲温度から還流温
度までの温度にて反応させればよい。
一般式(X)のピリミジンは式(XI)の中間体
と一般式(IX)のアミドから、一般式(VII)の調製方法として概略を示した条件
と同様の条件およびシー・ダブリュウ・ノエルらジェイ・メド・ケム5、558(196
2)に記載の条件を用いて調製すればよい。
一般式(IX)のアミンは市販のものであっても、市販の化合物から当業者に公
知の方法によって容易に調製できるものであってもよい。アミンには適当な場合
には式(I)の単一アイソマー化合物を得るためのホモキラルな出発物質も含む。
本発明によってさらに、式(I)の化合物においてR1がHでR2がHまたはNH2
である化合物は一般式(XII)の中間体の加水分解によって調製することができる
。
加水分解反応は、この種の加水分解反応のための標準的な条件を用いて行えば
よい。すなわち、例えば反応を水のごとき溶媒、そして所望によりコソルベント
例えばメタノール等アルコールまたはジメチルホルムアミド等置換アミドのごと
き不活性有機溶媒の存在下で、塩基を含む無機水酸化物、例えば水酸化ナトリウ
ムの存在下、高温,例えば溶媒の沸点にて行えばよい。
一般式(XII)の中間体は一般式(XIII)のプリン
と一般式(XIV)の中間体
(式中、R9はハロゲン、またはアルキルスルホネートエステル、例えばメタンス
ルホネートまたはアリールスルホネートエステル、例えば4-トルエンスルホネ
ートなどの適当な反応活性基(leaving group)である)
をカップリングさせて調製すればよい。
一般式(XIII)の中間体は市販のものであっても、当業者に周知の方法により
調製したものであってもよい。
カップリング反応はこの種の反応の標準的な条件下で行えばよい。即ち、例え
ば反応は溶媒、例えばテトラヒドロフラン等環状エーテルのごときエーテル、ジ
メチルホルムアミド等置換アミドのごときアミド、またはメタノール等アルコー
ルなどの不活性溶媒中、適当な塩基、例えば炭酸カリウム等無機塩基またはトリ
エチルアミン等有機塩基の存在下周囲温度から溶媒の還流温度までの温度、好ま
しく80℃にて行えばよい。
一般式(XIV)の中間体は市販のものであっても、市販品から当業者に公知の
方法によって容易に得られるものであってもよい。この中間体には、好ましい場
合には一般式(I)の単一アイソマー化合物を得るためホモキラルな出発物質も含
まれる。
本発明のさらなる態様においては、式(I)の化合物は一般式(XV)の中間体か
ら脱保護によって調製してもよい。
R10がベンジルまたは置換ベンジルを示す場合、この基はかかる基の除去のた
めの標準的な方法によって取り除くことができる。即ち、例えば除去反応はエタ
ノール等のアルコール溶媒中、所望により酸、例えば塩酸のごとき無機酸の存在
下、触媒、例えば木炭パラジウム触媒の存在下、水素ガス雰囲気、周囲温度にて
行えばよい。
一般式(XV)の中間体は一般式(XVI)のプリン
を一般式(XIV)の中間体(式中、R9およびR3は上記の通り)とカップリングさ
せて調製すればよい。
カップリング反応はこの種の反応の標準的な条件下で行えばよい。即ち、例え
ば反応は溶媒、例えばテトラヒドロフラン等環状エーテルのごときエーテル、ジ
メチルホルムアミド等置換アミドのごときアミド、またはメタノール等アルコー
ルなどの不活性溶媒中、適当な塩基、例えば炭酸カリウム等無機塩基またはトリ
エチルアミン等有機塩基の存在下周囲温度から溶媒の還流温度までの温度、好ま
しく80℃にて行えばよい。
一般式(XVI)の中間体はエス・ラムら、ヘテロサイクルズ1978、22(1
984)またはエム-ワイ・チャーら、ジェイ・メド・ケム359、38(2)(1
995)に記載の方法を変えて調製すればよい。
本発明の範囲として、R3が上記に定義したものではない式(I)の化合物を調製
するために、一般式(XVI)で示される中間体を用い、一般式(XV)の中間体の
調製と同じ方法を用いてもよく、R3がH、C1-6アルキルR6、アリール、置換
アリール、ヘテロアリール、置換ヘテロアリール、C3-9シクロアルキルまたは
置換C3-9シクロアルキルであり、R6が上記に規定したものである化合物を調製
し得る。R3がアリールまたはヘテロアリールでありnが1または2。
式(I)の化合物はまた他の式(I)の化合物の転換により調製してもよい。例えば
、式(I)の化合物(式中、R3はR4基を有し、R4はC1-6アルキルR6でありR6は
C
O2Hである)を、式(I)で示される他の化合物であるR6がCO2C1-6アルキルへ
と、当業者へ周知の方法により転換させることができる。
本発明は全ての新規出発物質およびその調製方法にも関する。
得られる最終生成物または中間体の混合物はいずれも各成分の物理化学的性質
の相違に基づいて分離することができ、例えばクロマトグラフ法、またはその状
況下において適当であるかまたは可能な場合には分別結晶化法などを用いればよ
い。
本発明の化合物または中間体は水和物として得られても、化合物の結晶化のた
めに用いられた他の溶媒を含んでいてもよい。
本発明はまた、患者の治療方法にも関する。患者にはヒトおよび/または乳業
、畜肉業または毛皮業においてまたはペットとして飼育される哺乳類が含まれる
。この患者は上に説明したプリンヌクレオシドホスホリラーゼに関する疾患また
は不全に見舞われており、治療法は式(I)のプリンヌクレオシドホスホリラーゼ
阻害剤を投与することを含むものである。
したがって、式(I)の化合物は自己免疫疾患、移植拒絶、乾癬、通風、リュー
マチ性関節炎、重症性筋無力症、タイプI糖尿病、ディスコイドループスエリス
マトーシス(discoid lups erythmatosis)、全身性ループスエリスマトーシス、
多発性硬化症、T-細胞白血病および皮膚T-細胞リンパ腫のごとき(ただしこれ
らに限定されない)T-細胞癌、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎または他の慢性ア
レルギー性症状、湿疹、刺激性腸疾患またはマラリアなどが挙げられる。さらに
、式(I)の化合物はPNPによって代謝的に分解される抗ウイルスまたは抗ガン
剤の抗ウイルスもしくは抗癌作用を増強するのにも有用である。
従って、本発明のさらなる態様には、哺乳類の抗ウイルスおよび抗癌性プリン
ヌクレオシドの加リン分解もしくは代謝的分解を阻害する方法に関し、この方法
は該プリンヌクレオシドとは別個にまたは該プリンヌクレオシドと組み合わせて
プリンヌクレアーゼ阻害有効量の本発明の化合物を、1または複数の薬学上許容
される担体とともに、必要に応じて哺乳類に投与することを含む方法を提供する
。
より詳細には、本発明は当業者に知られているプリンヌクレオシド、例えば
2'-デオキシグアノシン、2',3'-ジデオキシイノシン、2',3'-ジデオキシグ
アノシンまたは2',3'-ジデオキシアデノシンの加リン分解および代謝的分解を
阻害する方法に関する。
さらに本発明は哺乳類における2'または3'-モノデオキイシプリンヌクレオ
シド、または2',3'-ジデオキシプリンヌクレオシドの抗ウイルスおよび抗癌作
用を増強する方法に関し、この方法は該ヌクレオシドとは別個にあるいはヌクレ
オシドと組み合わせて、本発明の化合物のプリンヌクレオシドホスホリラーゼ阻
害有効量を、好ましくは1またはそれ以上の薬学上許容される担体と共に、哺乳
類へ必要に応じて投与することを含む。
より詳細には、本発明は当業者に知られている2',3'-ジデオキシプリンヌク
レオシド類、例えば2',3'-ジデオキシイノシン、2',3'-ジデオキシグアノシ
ンまたは2',3'-ジデオキシアデノシンのレトロウイルス感染、例えばHIV-レ
トロウイルス感染(後天性免疫不全症候群:AIDS)に対する治療効果を増強す
る方法に関する。2',3'-ジデオキシプリンヌクレオシドは当業者にはHIVレ
トロウイルスの感染性に対する阻害剤として知られており、またPNPによって
代謝的に分解されることが、例えばバイオケミカル・ファーマコロジー、22、
3797(1987)に記載のごとく知られている。この薬は薬学的に許容される
用量であって、HIVレトロウイルス感染の阻害において有用である用量が投与
される。好ましくは期待される有効用量の最低用量を投与する。
本発明はさらに経口投与または直腸内投与のごとき内服経路、局所および非経
口投与またはヒトを含む動物に対するインハレーションスプレーによる投与によ
ってプリンヌクレオシドホスホリラーゼ活性を阻害するのに有用で、これに対し
て応答性である疾患の治療に有用である医薬組成物に関し、該医薬組成物は本発
明の薬学上活性な化合物を単独でまたは1またはそれ以上の薬学上許容可能な担
体と共に含有するものである。本明細書において「非経口」の語には皮下注射、
静脈内または胸骨内注射もしくは点滴を含む。
本発明の医薬組成物は経口投与に適した形態にて活性物質を含有している医薬
組成物、例えば錠剤、トローチ、ロゼンジ、水性または油性懸濁液、分散可能な
粉末または顆粒、エマルション、硬または軟カプセル、またはシロップもしくは
エリキシル等であってもよい。経口投与用に用いようとされる組成物は、医薬組
成物を製造する当業者に公知であるいかなる方法によって調製してもよく、また
かかる組成物には甘味料、香料、着色料、および保存料からなる群から選択され
る1またはそれ以上の剤を、薬学的にエレガントで美味である製品を調製すべく
添加してもよい。錠剤は、活性物質を非毒性で薬学上許容され得る錠剤の製造に
適した賦形剤と共に混合された状態で含む。賦形剤としては不活性希釈剤、例え
ば炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、ラクトース、燐酸カルシウムまたはリン酸
ナトリウム;顆粒化および崩壊剤、例えばコーンスターチまたはアルギニン酸;
結着剤、例えばデンプン、ゼラチンまたはアカシア;および潤滑剤、例えばステ
アリン酸マグネシウム、ステアリン酸またはタルクが例示される。錠剤は被覆さ
れていなくとも、あるいは崩壊および消化管における吸収を遅らせてこれによっ
てより長い期間にわたる作用が得られるよう公知の方法にて被覆されていてもよ
い。例えば、グリセリルモノステアレートまたはグリセリルジステアレートを時
間を遅らせる物質として採用することができる。錠剤はまた米国特許第4256
108号;同第4166452号および同第4265874号に記載の方法にて
、徐放性浸透性治療用錠剤を調製してもよい。
経口投与のための処方としてはまた、ゼラチン硬カプセル内に活性物質が固形
希釈剤、例えば炭酸カルシウム、燐酸カルシウムまたはカオリンと混合されてい
る剤形や、あるいはゼラチン軟カプセル内に活性物質が水または、例えばピーナ
ッツ油、液ロウまたはオリーブ油のような油と混合されている剤形も例示される
。
水性懸濁液は活性物質を、水性懸濁液を調製するのに適当な賦形剤と共に含有
する。かかる賦形剤としては例えば カルボキシメチルセルロースナトリウム、
ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルポリ
ピロリドン、トラガカント、アカシアゴムなどの懸濁剤;例えばレシチンのごと
き天然に得られるリン脂質、または例えばポリオキシエチレンステアレートなど
のアルキレンオキシドと脂肪酸との縮合生成物、または例えばヘキサデカエチレ
ンオキシセタノールなどのエチレンオキシドと長鎖脂肪アルコールの縮合生成物
、
または例えばポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートなどのエチレンオキ
シドと、脂肪酸と例えばポリオキシエチレンのごときヘキシトールとから誘導さ
れる部分エステルと、脂肪酸と無水ヘキシトールから誘導される部分エステルと
の縮合生成物である分散または湿潤剤が用いられる。水性懸濁液はまた1または
それ以上の保存剤、例えばエチルまたはn-プロピルp-ヒドロキシベンゾエート
、1またはそれ以上の着色料、1またそれ以上の香料、および1またはそれ以上
のショ糖やサッカリンのごとき甘味料を添加してもよい。
油性懸濁液は活性材料を鉱物油、例えば液体パラフィン内に懸濁させて調製さ
れる。油状懸濁液には増粘剤例えばハチロウ、ハードパラフィンまたはセチルア
ルコールを含有していてもよい。上記のごとき甘味料および香料は美味な経口投
与用製品を調製する際に添加される。これらの組成物は、アスコルビン酸のよう
な抗酸化剤の添加によって保存性をあげてもよい。
水を添加して水性懸濁液を調製するのに好ましい分散可能な粉末および顆粒は
、活性物質を分散剤または湿潤剤、懸濁剤、および1または複数の保存剤と共に
混合して調製すればよい。好ましい分散または湿潤剤および懸濁剤は例示されて
おり、また例えば甘味料、香料および着色料をさらに添加してもよい。
本発明の医薬組成物はオイル-イン-ウォーター型のエマルションのものも含む
。油性相はオリーブ油や落花生油などの野菜油であっても、液体パラフィンなど
の鉱物油であっても、両者の混合物であってもよい。適当な乳化剤としてはアカ
シアゴムやトラガカントなどの天然ゴム、例えば大豆、レシチンなどの天然のリ
ン脂質、およびポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートのごときエチレン
オキシドエステルが例示される。エマルションにはまた、甘味料および香料を添
加してもよい。シロップおよびエリキシルは甘味料と香料を用いて処方すればよ
く、例えばグリセロール、プロピレングリコール、ソルビトールおよびショ糖が
例示される。かかる処方には保護剤、保存料、香料および着色料もまた含有して
いてもよい。本発明の医薬組成物は注射用滅菌水性あるいは油性懸濁液として処
方してもよい。この懸濁液は当業者に公知の方法によって適当な分散剤または湿
潤および懸濁剤(上記)を用いて調製すればよい。滅菌注射用処方としてはまた、
非毒
性の非経口的投与において許容され得る希釈剤または溶剤内の溶液または懸濁液
である滅菌注射用剤として処方してもよく、例えば1,3-ブタノール溶液として
もよい。使用される許容し得るビヒクルおよび溶剤としては、水、リンゲル液お
よび等張性塩化ナトリウム溶液が挙げられる。さらに、滅菌不揮発油は溶剤また
は懸濁用媒体として便利に用い得る。この目的のためには、合成モノまたはジグ
リセリドを含むいかなるブランドの不揮発油を用いてもよい。さらに、葉酸のご
とき脂肪酸もまた、注射剤の処方に有用である。
式(I)の化合物はまた直腸内投与のための座薬として処方して投与してもよい
。これらの製剤は薬品を、常温では固体であり直腸内の温度では液体である適当
な非刺激性賦形剤と混合して調製され、このため直腸内で溶解して薬品を放出す
る。かかる物質はココアバターおよびポリエチレングリコール類である。
局所に用いるためには、式(I)の化合物を含有するクリーム、軟膏、ジェリー
、溶液または懸濁液等を用いればよい(本出願において、局所投与にはマウスウ
オッシュおよび合嗽剤を含む)。
製剤する際に用量は一日体重1キログラムあたり約0.05mgから約200
0mgとなるようにすれば上記の症状を治療するのに有用である(患者一人一日
当たり2.5mgから100g)。例えば、リューマチ性関節炎は体重1kgあた
り一日約0.01から100mg(患者一人一日当たり0.5mgから7g)。
担体物質と共に一回投与処方を調製する際の活性物質の量は、治療対象および
投与経路によって変わる。例えば、ヒトへ経口投与するための処方では、全組成
物中約5から約95パーセントの活性物質を含有しているとよい。用量単位製剤
は一般に約1mgから約500mgの活性物質を含有しているであろう。
いかしながら、それぞれの患者へのそれぞれの用量については、用いる特定の
化合物の活性、年齢、体重、一般的な健康状態、性別、食餌、投与期間、投与経
路、排泄速度、薬剤の組み合わせおよび治療しようとする疾患の重篤性など様々
な要因によるものであることは理解されるであろう。
以下の実施例1から19は本発明の化合物およびその調製法(適当な、規定さ
れた中間体を経由する)を示すものである。
以下の実施例において、以下の略号を用いる。
DEAD ジエチルジアゾジカルボキシレート
DMF ジメチルホルムアミド
DCC ジシクロヘキシルカルボジイミド
RT 室温
THF テトラヒドロフラン
MsCI メタンスルホニルクロライド中間体 1
: 2-アミノ-5-ニトロ-4-(2'-テトラヒドロフラニルメチルアミノ)-ピ
リミジン-6-[1H]-オン
2-アミノ-4-クロロ-5-ニトロピリミジン-6-[1H]-オン(C.Temple et al.,Nu
cleic Acid Chemistry,Vol.I(1978),Wiley NY,P47-52)(2g)のエタノール懸
濁液(45ml)を撹拌している中へトリエチルアミン(1.1g)とテトラヒドロフリルア
ミン(1.1g)を添加し、加熱して還流しながら1.5時間反応させた。反応混合物を
室温にまで冷却して濾過した。残渣を水(2x20ml)、次いでエタノール(5ml)にて
洗浄し、固形分を真空下で一晩乾燥させてパールイエローの固体を得た(2.5g)。
TLC Rf=0.10(20% MeOH/CH2Cl2)中間体 2
: 2-アミノ-4-(2'-テトラヒドロフラニルメチルアミノ)-5-[1-[3-(エ
トキシカルボニル)チオウレイド]]ピリミジン-6-[1H]-オン
中間体 1(1.0g)を65-80℃の水に懸濁し、ここへ亜二チオン酸ナトリウム(4.
5g)を少しずつ添加した。0.5時間後沈殿してきた固形分を濾取し、アセトニト
リル(40ml)中へ再度懸濁した。次いでエトキシカルボニルイソチオシアネート(1
.5g)を添加し、反応混合物を還流下で3時間加熱した。氷冷した懸濁固形分を濾
過し、アセトニトリル(10ml)にて洗浄し、真空下で乾燥させ、表題化合物(0.5g)
を得た。
TLC Rf=0.3(10% MeOH/CH2Cl2)中間体 3
: エチル6-アミノ-4-(2'-テトラヒドロフラニルメチルアミノ)オキサ
ゾロ-[5,4-d]-ピリミジン-2-カーバメート
中間体 2(0.42g)をDMF(20ml)へ溶解し、DCC(0.73g)を一度に加えた。室
温にて48時間置いた後、溶媒を真空下で除いた。残渣を熱トルエンで処理市、
固形分を濾過し、これを熱トルエンにて洗浄した。残渣を真空下で乾燥させて表
題化合物(0.31g)を得た。
TLC Rf=0.45(10% MeOH/CH2Cl2)中間体 4
: 2-アミノ-5-ニトロ-4-(2'-テトラヒドロピラニルメチルアミノ)ピリ
ミジン-6-[1H]-オン
表題化合物を2-アミノメチルテトラヒドロピラン(GB 1031916)より、中間体1
と同様の方法により調製した。
TLC Rf=0.6(10% MeOH/CH2Cl2)中間体 5
: 2-アミノ-4-(2'テトラヒドロピラニルメチルアミノ)-5-[1-[3-(エト
キシカルボニル)チオウレイド]]ピリミジン-6-[1H]-オン
表題化合物を中間体 4より、中間体 2と同様の方法によって調製した。TLC Rf
=0.3(10% MeOH/CH2Cl2)中間体 6
: エチル-6-アミノ-4-(2'-テトラヒドロピラニルメチルアミノ)オキサ
ゾロ-[5,4-d]-ピリミジン-2-カーバメート
表題化合物を中間体5から、中間体3と同様の方法によって調製した。TLC Rf=0
.5(10% MeOH/CH2Cl2)中間体 7
: (R)-2-ヒドロキシメチルテトラヒドロピラン
(R)2-ヒドロキシメチル-2,3-ジヒドロピラン(S.-Kang et al,Tet.Asym.19
95,6(i),97-100)(0.23g)のエタノール溶液(40ml)中へ、木炭パラジウム触媒(
10% Pd)を加えた。全体をパール反応(Parr reaction)槽へ投入し、100 psiの水
素下で5時間撹拌し、次いで溶液を濾取し、真空下で濃縮して表題化合物(0.2g)
黄色油として得た。1
H NMR(400 MHz,DMSOd6): 1.0(m,1H),1.5(m,5H),1.8(bs,1H),3.3(m,3H),3
.8(d,1H),4.5(bs,1H)中間体 8
: (R)-2-メチルスルホニルオキシメチルテトラヒドロピラン
中間体 7(0.85g)、CH2Cl2(27ml)およびトリエチルアミン(2ml)を合わせ、
0℃(アイスバス)まで窒素雰囲気下にて冷却した。ここへMsCl(0.62ml)をシリン
ジにより滴下し、反応物が室温になるまで撹拌を続けた。撹拌をさらに5時間続
け、次いで生成物をシリカ上で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーにより精
製して表題化合物(1.31g)を黄色油として得た。
TLC Rf = 0.6(50% EtOAc/ヘキサン)中間体 9
: (R)-2,8-ジアミノ-6-ベンジルオキシ-9-[2(テトラヒドロピラニルメ
チル)]プリン
2,8-ジアミノ-6-ベンジルオキシプリン(Chae et al J.Med.Chem 1995,38(2)
,359-365)(0.23g)のDMF(2ml)溶液を撹拌している中へLiH(8.2mg)を添加し、
混合物を窒素雰囲気下で45分間撹拌した。次いで中間体 8(0.17g)をDMF溶液
(1.5ml)としてここへ添加し、全体を徐々に暖めて80℃とし、この温度を20時
間保持した。生成物はシリカ上で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーにより
濃縮して表題化合物(43.7mg)を淡黄色固体として得た。
TLC Rf= 0.8(10% MeOH/CH2Cl2)中間体 10
: (S)-2-ヒドロキシメチルテトラヒドロピラン
中間体 10を中間体 7と同様の方法にて、パールイエローの油として得た。1
H NMR(400 MHz,CDCl3)1.3(m,1H),1.5(m,4H),1.8(m,1H),2.3(bs,1H),3.5
(m,4H)4.0(m,1H)中間体 11
: (S)-2-メチルスルホニルオキシメチルテトラヒドロピラン
中間体 11を中間体 8と同様の方法にて、パールイエローの粘性油として得た
。
TLC Rf = 0.49(50%EtOAc/ヘキサン)中間体 12
: (S)-2,8-ジアミノ-6-ベンジルオキシ-9-[2'-(テトラヒドロピラニ
ルメチル)]プリン
表題化合物を中間体 11より、中間体 9と同様の方法にて調製した。
TLC Rf = 0.8(10 % MeOH/CH2Cl2)中間体 13
: 2-メチルスルホニルオキシメチル-6-メチルテトラヒドロピラン
中間体 13を2-ヒドロキシメチル-6-メチルテトラヒドロピラン(E.I.Klimova
et al Zh.Org.Khim,1970,6,413-418)より、中間体 8と同様の方法にて調
製した。
TLC Rf = 0.26(50% EtOAc/ヘキサン)中間体 14
: 2,8-ジアミノ-6-ベンジルオキシ-9-[2'-(6'メチルテトラヒドロピ
ラニル)メチル]プリン
表題化合物を中間体13より、中間体 9と同様の方法にて調製した。
TLC Rf = 0.82(10% MeOH/CH2Cl2)中間体 15
: 2-メチルスルホニルオキシメチル-4-メチルテトラヒドロピラン
中間体 15を中間体 8と同様の方法にて調製した;即ち2−ヒドロキシメチル-4
-メチルテトラヒドロピラン(B.L.E1iel et al,Org.Mag.Res.1983,21,95
-107)(0.35g)から0.43gの中間体 15を黄色油として得た。
TLC Rf = 0.64(50%EtOAc/ヘキサン)中間体 16
: 2,8-ジアミノ-6-ベンジルオキシ-9-[2'(4'-メチルテトラヒドロピ
ラニル)メチル)プリン
表題化合物を中間体 15より、中間体 9と同様の方法にて調製した。
TLC Rf = 0.87(10% MeOH/ CH2Cl2)中間体 17
: 2-メチルスルホニルオキシメチル-トランス-4,6-ジメチルテトラヒ
ドロピラン
中間体 17を4,6-ジメチル-2-ヒドロキシメチルテトラヒドロピラン(B.L.Elie
l et al Org.Mag.Res.1983,21,95-107)より、中間体 8と同様の方法にて調
製した。
TLC Rf = 0.83(50%EtOAc/ヘキサン)中間体 18
: 2,8-ジアミノ-6-ベンジルオキシ-9-[2'(4',6'-ジメチルテトラヒド
ロピラニル)メチル)]プリン
中間体 18を中間体 17より、中間体 9と同様の方法にて調製した。
TLC Rf = 0.85 (10% MeOH/CH2Cl2)中間体 19
: tert-ブチル-6-(アセトキシメチル) テトラヒドロ-2H-ピラン-2-ア
セテート
アルミニウムトリクロライド(1g)を-78℃まで窒素雰囲気下で冷却し、ここ
へジクロロメタン(15ml)を添加した。トランス-6(ベンゼンスルホニル)テトラヒ
ドロ-2H-ピラン-2-メタノールアセテート(1g.)(S.V.Ley et al,Tetrahedron(1
989),45(13),4293)および1-tert-ブチルオキシ-1-トリメチルシリルオキシエ
テン(1.37g)のジクロロメタン(10ml)溶液を滴下した。反応物は-78℃にて2.5時
間撹拌し、次いで室温にて1.5時間撹拌した。1NのHClにてクエンチングし
、ジクロロメタンにて抽出した後、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(5
0% EtOAc/ ヘキサン)にて精製し、表題化合物(187mg)を得た。
TLC Rf = 0.6(50% EtOAc/ ヘキサン)中間体 20
: tert-ブチル-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-2-ア
セテート
中間体 19(0.19g)、炭酸カリウム(0.19g)およびメタノール(3.5ml)を合わせ、
室温で2.5時間撹拌した。水で希釈し、酢酸エチルで抽出して表題化合物(0.11g)
を得た。
TLC Rf = 0.33(50% EtOAc/ ヘキサン)中間体 21
: tert-ブチル-S(メチルスルホニルオキシメチル)テトラヒドロ-2H-
ピラン-2-アセテート
表題化合物を中間体 20より、中間体 8と同様にして調製した。
TLC Rf= 0.4(50% EtOAc/ ヘキサン)中間体 22
: 2,8-ジアミノ-6-ベンジルオキシ-9-(2'-(6'-tert-ブチルオキシカ
ルボキシメチル)テトラヒドロ-[2H]-ピランメチル)プリン
表題化合物を中間体 21より、中間体 9と同様の方法にて調製した。
TLC Rf = 0.3 (EtOAc)中間体 23
: トランス-テトラヒドロ-2-アセトキシメチル-6-プロポ-2-エニル-[
2H]-ピラン
アルミニウムトリクロライド(1g)を-78℃まで窒素雰囲気下で冷却し、ジクロ
ロメタン(15ml)を添加した。トランス-6-(ベンゼンスルホニル)テトラヒドロ-2H
-ピラン-2-メタノールアセテート(S.V.Ley et al.,Tetrahedron(1989),45(13
),4293)(Ig)およびアリルトリメチルシラン(835mg)のジクロロメタン溶
液(10ml)を次いで滴下した。反応物は-78℃にて2時間撹拌し、次いで-35℃で1
時間撹拌した。1N HCIによってクエンチングし、ジクロロメタンにて抽出した後
、粗生成物はフラッシュクロマトグラフィーにて精製し(40% EtOAc/ヘキサン)、
表題化合物を得た(414mg)。
TLC Rf = 0.6(50% EtoAc/ ヘキサン)中間体 24
: トランス-テトラヒドロ-2-ヒドロキシメチル-6-プロプ-2-エニル-2
H-ピラン
表題化合物を中間体 23より、中間体20と同様の方法により調製した。TLC Rf
= 0.37(50% EtOAc/ ヘキサン)中間体 25
: トランス-テトラヒドロ-2-メチルスルホニルオキシメチル-6-プロ
プ-2-エニル-2H-ピラン
表題化合物を中間体 24より、中間体21と同様の方法にて調製した。
TLC Rf = 0.45(50% EtOAc/ ヘキサン)中間体 26
: (S ,S )-2,8-ジアミノ-6-ベンジルオキシ-9-(2'-(6'-プロピル)テ
トラヒドロ-2H-ピラニルメチル)プリン
表題化合物を中間体 25より、中間体 9と同様の方法により調製した。
TLC Rf = 0.55(10% MeOH/CH2Cl2)中間体 27
: トランス-テトラヒドロ-2-tert-ブチルジメチルシリルオキシメチ
ル-6-プロプ-2-エニル2Hピラン
中間体 24(3.75g)、DMF(20ml)、イミダゾール(3.6g)およびtert-ブチルジメ
チルシリルクロライド(4g)を合わせ、室温で18時間撹拌した。水で希釈し、ジ
クロロメタンにて抽出し、フラッシュクロマトグラフィーにより粗生成物を精製
して(50% EtOAc/ヘキサン)、表題化合物を得た(5.18g)。
TLC Rf = 0.65(50% EtOAc/ヘキサン)中間体 28
: トランス-2-tert-ブチルジメチルシロキシメチル-6-ヒドロキシプ
ロピルテトラヒドロ-2H-ピラン
中間体 27(2.7g)およびテトラヒドロフラン(10ml)を窒素雰囲気下で合わせ、
氷冷した。BH3.THF(1M THF溶液)(5ml)を滴下し、反応物を室温で18時間
撹拌した。反応物は再び 0℃まで冷却し、1N NaOH(30ml)および過酸化水素(27%
w/w)(10ml)を添加した。反応物は室温で3.5時間撹拌した。酢酸エチルにて抽出
し、粗生成物はフラッシュクロマトグラフィー(30% EtOAc/ヘキサン)にて精製し
、表題化合物(0.54g)を得た。
TLC Rf = 0.3(50% EtOAc/ ヘキサン)中間体 29
: トランス-6-ベンジルオキシプロピル-2-tert-ブチルジメチルシロ
キシメチルテトラヒドロ-2H-ピラン
水素化ナトリウム(60%分散液、鉱物油中)(90mg)の無水テトラヒドロフラン
懸濁液(5ml)へ、中間体 28(0.54g)を室温にて窒素雰囲気下で添加した。混合物
を30℃まで加熱して15時間撹拌を続け、室温にまで冷却した。ベンジルブロマ
イド(0.27ml)を添加し、反応混合物は室温にてさらに4.5時間撹拌した。反応混
合物を真空下、シリカ上でエバポレートし、フラッシュクロマトグラフィーにて
精製(SiO2,50%EtOAc/ヘキサン)して無色透明な液体(1.1g)を得た。
TLC Rf=0.6(50%EtOAc/ヘキサン)中間体 30
: トランス-6-ベンジルオキシプロピル-2ヒドロキシメチルテトラヒ
ドロ-[2H]-ピラン
中間体 29(0.6g)を1MテトラブチルアンモニウムフルオライドのTHF溶液(3.5
ml)へ投入し、室温にて16時間撹拌した。反応混合物を真空下、シリカ上でエ
バポレートした後、フラッシュクロマトグラフィーにて精製(SiO2,50%EtOAc/ヘ
キサン)して無色透明な液体(0.28g)を得た。
TLC Rf=0.2(50%EtOAc/ヘキサン)中間体 31
: トランス-6-ベンジルオキシプロピル-2-メチルスルホニルオキシメ
チルテトラヒドロ[2H]-ピラン
表題化合物を中間体 30より、中間体 8と同様の方法にて調製した。
TLC Rf=0.3(50%EtOAc/ヘキサン)中間体 32
: 6-ベンジルオキシ-9-[トランス-2'-(6'-ベンジルオキシプロピル)
テトラヒドロ-[2H]-ピラニルメチル]-2,8 -ジアミノプリン
中間体 32を中間体 31より、中間体 9と同様の方法にて調製した。
TLC Rf =0.7(10% MeOH/CH2Cl2)中間体 33
: トランス-2-tert-ブチルジメチルシロキシメチル-6-メトキシカル
ボニルエチルテトラヒドロ-[2H]-ピラン
アセトニトリル(4ml)、四塩化炭素(4ml)および水(6ml)を中間体28(0.98g)と過
ヨウ素酸ナトリウム(2.18g)へ添加した。塩化ルーテニウム(III)水化物(5mg)を
混合物へ添加し、室温にて2.5時間激しく撹拌した。反応混合物を1M HClにて希
釈しCH2Cl2により抽出した。有機抽出物を合わせ、乾燥(MgSO4)させ、溶媒を真
空下で除いてガム状物を得、次いでこれをジエチルエーテルへ溶解させた。溶液
を0℃まで冷却し、ジアゾメタンで処理した(H.J.Backer et al.,Organic Synt
hesis,Col.Vol..V,351)(8.3mmol)。反応物は室温にて22時間撹拌した。溶
媒を真空下で除き、残渣をフラッシュクロマトグラフィーにて精製(SiO2,50%Et
OAc/ヘキサン)して無色透明な液体(0.50g)を得た。
TLC Rf= 0.6(50 %EtOAc/ヘキサン)中間体 34
: トランス-2-ヒドロキシメチル-6-メトキシカルボニルエチルテトラ
ヒドロ-2H-ピラン
表題化合物を中間体 33より、中間体 30を調製する際と同様の方法によって調
製した。
TLC Rf= 0.1(50% EtOAc/ ヘキサン)中間体 35
: トランス-6-メトキシカルボニルエチル-2-メチルスルホニルオキシ
メチルテトラヒドロ-2H-ピラン
表題化合物を中間体 34より、中間体 8と同様の方法により得た。
TLC Rf= 0.7(EtOAc)中間体 36
: 6-ベンジルオキシ-2,8-ジアミノ-9-(トランス-2'-(6'-メトキシカ
ルボニルエチル)テトラヒドロ-[2H]-ピラニルメチル)プリン
表題化合物を中間体 35より、中間体 9と同様の方法で調製した。
TLC Rf =0.7(10% MeOH/CH2Cl2)中間体 37
:(±)メチルスルホニルオキシメチル-1,4-ジオキサン
表題化合物を(±)ヒドロキシメチル-1,4-ジオキサン(R.I.Duclos et al.,
Journal of Organic Chemistry 1992,57,6156-6163)より、中間体 8と同様
の方法にて調製した。
TLC Rf =0.4(50%EtOAc/ヘキサン)中間体 38
: 6-ベンジルオキシ-2,8-ジアミノ-9-[2'-(1',4'-ジオキサニル)メチ
ル]プリン
表題化合物を中間体 37より、中間体 9と同様の方法にて調製した。
TLC Rf= 0.7(10% MeOH/CH2Cl2)中間体 39
: 2-ヒドロキシメチルテトラヒドロチオフェン
塩化カルシウム(10g)をメチルテトラヒドロチオフェン-2-カルボキシレート(J
.Wrobel and E.Hejchman,Bull.Polish Acad.Sci.Chem.1987,3521)(10.
0 g)のエタノール(200 ml)溶液へ添加し、混合物を30分間撹拌した。水素化
ホウ素ナトリウム(5.2g)を添加し、この懸濁物を一晩撹拌した後、氷冷した1M H
Cl(500 ml)中へ注ぎ込み、CH2Cl2にて抽出した。抽出物を合わせたものを水およ
びブラインにて洗浄し、真空下で乾燥およびエバポレートして表題化合物を無色
液体(7.05 g)として得た。
TLC Rf =0.22(20% EtOAc/CH2Cl2)中間体 40
: 2-フタルイミドメチルテトラヒドロチオフェン
DEAD(11g)のドライTHF(20 ml)溶液を中間体 39(7.3g)、フタルイミド(10.2 g)
およびトリフェニルホスフィン(17 g)のドライTHF溶液中へ添加し、この溶液を
一晩撹拌し、次いでエバポレートした残渣をエーテルの存在下で粉砕した。固体
残渣を濾別し、濾液をエバポレートし、フラッシュクロマトグラフィー(15% EtO
Ac/ヘキサンs)にて精製し、表題化合物を白色固体として得た(10.5 g)。
TLC Rf =0.38(20 % EtOAc/ヘキサンs)中間体 41
: 2-アミノメチルテトラヒドロチオフェン
ヒドラジン水和物(2.52 g)を中間体 40のEtOH(60 ml)溶液中へ添加し、混合物
を還流下で3時間沸騰させ、次いで冷却、濾過し、濾液をエバポレートした。残
渣をクロマトグラフにかけ(5 % Me0H/CH2Cl2)パールイエロー液状の表題化合物
を得た(3.25 g)。
TLC Rf=0.41(5 % MeOH/CH2Cl2)中間体 42
: 2-アミノ-5-ニトロ-4-(2'-テトラヒドロチエニルメチルアミノ)-ピ
リミジン-6-[1H]-オン
表題化合物を中間体 41より、中間体 1と同様の方法にて調製した。
TLC Rf= 0.15(20 % MeOH/CH2Cl2)中間体 43
: 2-アミノ-4-(2'-テトラヒドロチエニルメチルアミノ)-5-[1-[3-(エ
トキシカルボニル)チオウレイド]]ピリミジン−6-[1H]-オン
表題化合物を中間体 42より、中間体 2と同様の方法にて調製した。
TLC Rf =0.32(10% MeOH/CH2Cl2)中間体 44
: エチル-6-アミノ-4-(2'-テトラヒドロチエニルメチルアミノ)オキ
サゾロ[5,4−d]ピリミジン-2-カルボキシレート
表題化合物を中間体 43より、中間体 3と同様の方法にて調製した。
TLC Rf= 0.23(10 % MeOH/CH2Cl2)中間体 45
: 2-アミノ-5-ニトロ-4-(2'-(1-tert-ブトキシカルボニル)ピロリジ
ニルメチルアミノ-5-ニトロピリミジン-6-[1H]-オン
表題化合物を1-tert-ブトキシカルボニル-2-アミノメチルピロリジンより、中
間体1と同様の方法にて調製した。
TLC Rf= 0.14(20% MeOH/CH2Cl2)中間体 46
: 2-アミノ-4-(2'-(1-tert-ブトキシカルボニルピロリジニルメチル)
アミノ)-5-[1-[3-エトキシカルボニルチオウレイド]]ピリミジン-6-オン
表題化合物を中間体 45より、中間体 2と同様の方法にて調製した。
TLC Rf= 0.23(10 % MeOH/CH2Cl2)中間体 47
: エチル-6-アミノ-4-(2'-(1'-tert-ブトキシカルボニルピロリジニ
ルメチル)アミノ)オキサゾロ[5,4-d]ピリミジン-2-カルバメート
表題化合物を中間体 46より、中間体 3と同様の方法にて調製した。
TLC Rf= 0.42(10 % MeOH/CH2Cl2)中間体 48
: 8-アミノ-9-(2'-(1-tert-ブトキシカルボニルピロリジニル)グアニ
ン
表題化合物を中間体 47より、実施例1と同様の方法にて調製した。
TLC Rf=0.45(25% MeOH/CH2Cl2)中間体 49
: 5-(tert-ブチルジメチルシリルオキシメチル)ピロリジン-2-オン
表題化合物を5-ヒドロキシメチルピロリジン-2-オンより、中間体 27と同様の
方法にて調製した。
TLC Rf= 0.4(5% MeOH/CH2CH2)中間体 50
: 1 -tert-ブトキシカルボニルメチル-5-tert-ブチルジメチルシリル
オキシルメチルピロリジン-2-オン
中間体49(1.0g)のテトラヒドロフラン(5ml)溶液を水素化ナトリウム(0.21g)
のテトラヒドロフラン(20ml)懸濁液へ添加し、0.5時間撹拌し、tert-ブチルブロ
モアセテート(0.94g)のTHF(5ml)溶液を添加した。1.5時間後混合物を水で希釈し
、ジクロロメタンで抽出し、水洗し、乾燥(MgSO4)させた。濃縮によって無色油状
物質が得られ、これをさらにシリカクロマトグラフィーにて精製した。表題化合
物を無色油状物質として得た(1.5g)。
TLC Rf = 0.65(5 % MeOH/CH2Cl2)中間体 51
: 1-tert-ブトキシカルボニルメチル-5-ヒドロキシメチルピロリジン-
2-オン
表題化合物を中間体 50より、中間体 30と同様の方法にて調製した。
TLC Rf= 0.3(5 % MeOH/ CH2Cl2)中間体 52
: 1 -tert-ブトキシカルボニルメチル-5-メタンスルホニルオキシメ
チルピロリジン-2-オン
表題化合物を中間体 51より、中間体 8と同様の方法にて調製した。
TLC Rf= 0.45(5% MeOH/ CH2Cl2)中間体 53
: 1 -tert-ブトキシカルボニルメチル-5-アジドメチルピロリジン-2-
オン
アジドナトリウム(0.55g)を中間体52(1.3g)のDMF(15ml)溶液へ添加し、5
0℃で48時間撹拌した。この反応混合物を水で希釈し、(50ml)そしてエーテルに
て(3x100ml)抽出した。合わせたエーテル相を水で洗浄し(4 x 50ml)、乾燥さ
せ(MgSO4)、蒸発乾固させて表題化合物をパールイエローの油状物質として得た(
0.7g)。
TLC Rf= 0.6(5% MeOH/CH2Cl2)
中間体 54: 1 -tert-ブトキシカルボニルメチル-5-アミノメチルピロリジン-2-
オン
中間体 53(4.8g)およびトリフェニルホスフィン(10.5g)をTHF(100ml)および水
(8ml)へ溶解した。48時間撹拌した後、反応混合物を蒸発乾固し、シリカクロマ
トグラフィーにて精製した(5%MeOH/CH2Cl2)。表題化合物を黄色油として得た(2.
7g)。
TLC Rf= 0.4(5% MeOH/CH2Cl2)中間体 55
: 2-アミノ-4-(1'-(tert-ブトキシカルボニルメチル)ピロリジン-2-
オニルメチルアミノ)-5-ニトロピリミジン-6-[1H]-オン
表題化合物を中間体 54より、中間体 1と同様の方法によって得た。
TLC Rf=0.6(10% MeOH/CH2Cl2)中間体 56
: 2-アミノ-4-(1'-tert-ブトキシカルボニルメチルピロリジン-2'-
オニル-5'-メチルアミノ)-5-[1-[3-(エトキシカルボニル)チオウレイド]]ピリミ
ジン-6-[1H]-オン
表題化合物を中間体 55より、中間体 2と同様の方法により調製した。
TLC Rf=0.45(10% MeOH/CH2Cl2)中間体 57
:エチル-6-アミノ-4-(1'-tert-ブトキシカルボニルメチルピロリジン
-2'-オニル-5'-メチルアミノ)オキサゾロ[5,4,d]ピリミジン-2-カルバメート
表題化合物を中間体 56より、中間体 3と同様の方法にて調製した。
TLC Rf=0.55(10% MeOH/CH2Cl2)中間体 58
: 9-(1'-カルボキシメチルピロリジン-2'-オン-5'-イルメチル)-8-エ
トキシカルボニルアミノグアニン
中間体 57(0.85g)の水溶液(30ml)中へ炭酸カリウム(0.14g)を添加し、24時間
還流した。得られた混合物を周囲温度にて1週間撹拌し、沈殿物を濾過により回
収した。濾液を蒸発乾固させて、表題化合物を得た(0.36g)
[M+H]+=394実施例 1
: 8-アミノ-9-(2'-テトラヒドロフラニルメチル)グアニン
中間体 3(0.27g)を炭酸カリウム(0.23g)の存在下、メタノール(25ml)中にて
6時間加熱した。メタノールを真空下で除き、水(25ml)と交換し、これを還流温
度にて6時間加熱した。冷却した反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶液にて中
和した。得られた固体を水酸化ナトリウム水溶液に溶解し、酢酸を添加して沈殿
させた。沈殿物を濾過し、洗浄(水)し、乾燥させて表題化合物(0.23g)を得た。
TLC Rf=0.2(30% MeOH/CH2Cl2)1
H NMR(200 MHz; DMSO-d6),1.6-2.1(m,4H),3.7(m,1H),3.95(m,3H),4.25(m,1
H),5.5(bs,2H),6.1(bs,2H),10.3(bs,1H)実施例 2
: 8-アミノ-9-(2'-テトラヒドロピラニルメチル)グアニン
表題化合物を中間体 6より、実施例 1と同様の方法にて調製した。
TLC Rf = 0.1(10% MeOH/CH2Cl2)1
H NMR(200 MHz; DMSO-d6),δ1.0-1.9(m,6H),3.3(m,1H),3.6(m,1H),3.8(m,3
H),5.8(bs,2H),6.3(bs,2H),10.6(bs,1H)実施例 3
: 8-アミノ-9-(2'-テトラヒドロピラニルメチル)グアニンハイドロク
ロライド
アセチルクロライド(14ml)をメタノールへ0℃で添加し、溶液を10分間かき
まぜた。実施例 2をこの溶液へ添加し、混合物を1時間室温にて撹拌した。溶媒
を真空下で除き、白色固体を得、これを吸引オーブン中80℃で乾燥させた(0.6
4g)。HPLC(Novapak C-18 100x8mm,2:3 MeOH/H2O,1ml/min)Rt8.75分 1H NMR(
200MH2; DMSO-d6),1.1-1.9(m,6H),3.3(m,1H),3.7(m,1H),3.8-4.2(m,3H)
,7.1(bs,2H),8.2(s,2H),11.4(s,1H)実施例 4
: (R)8-アミノ-9[2'-(テトラヒドロピラニルメチル)]グアニン ジハイ
ドロクロライド
中間体 12(38mg)を窒素気流、HCI(1ml)の存在下、エタノール(9ml)中にて撹拌
した。Pd/炭素 触媒(10% d)(5mg)を次いで添加し、全体を水素雰囲気中で3時
間撹拌した。反応物を濾過し、溶媒を真空下で除き、表題化合物を白色固体と
して得た(22.6mg)。
TLC Rf = 0.43(20% MeOH/CH2Cl2)
[M+H]+ = 338実施例 5
: (S)8-アミノ-9-(2'-テトラヒドロピラニルメチル)グアニンジハイド
ロクロライド
表題化合物を中間体 9より、実施例 4と同様の方法にて調製した。
TLC Rf = 0.25(20% MeOH/CH2Cl2)
[M+H]+= 338実施例 6
: 8-アミノ-9-[2'-(6'-メチルテトラヒドロピラニル)メチル]グアニン
ジハイドロクロライド
表題化合物を中間体 14より、実施例 4と同様の方法にて調製した。
TLC Rf = 0.05(10% MeOH/CH2Cl2)
[M+H]+ = 279実施例 7
: 8-アミノ-9-[2'-(4'-メチルテトラヒドロピラニル)メチル)]グアニン
ジハイドロクロライド
表題化合物を中間体 16より、実施例 4と同様の方法にて調製した。
TLC Rf = 0.1(10% MeOH/CH2Cl2)
[M +H]+ = 279実施例 8
: 8-アミノ-9-[2'(4',6'-ジメチルテトラヒドロピラニルメチル)]グア
ニンジハイドロクロライド
表題化合物を中間体 18より、実施例 4と同様の方法にて調製した。
TLC Rf = 0.15(10% MeOH/CH2Cl2)
[M+H]+ = 293実施例 9
: 8-アミノ-9-(2'-(6'-カルボキシメチル)テトラヒドロピラニルメチ
ル)グアニンジハイドロクロライド
表題化合物を中間体 22より、実施例 4と同様の方法にて調製した。
TLC Rf = 0.1(10% MeOH CH2Cl2)
[M+H]+ = 323
実施例 10
: (S,R)-8-アミノ-9-(2'-(6'-プロピル)テトラヒドロ-2H-ピラニルメ
チル)グアニンジハイドロクロライド
表題化合物を中間体 26より、実施例 4と同様の方法にて調製した。
TLC Rf = 0.1(10% MeOH/CH2Cl2)
[M+H]+ = 307実施例 11:
トランス-8-アミノ-9-(2'-(6'-ヒドロキシプロピル)テトラヒドロ-2
H-ピラニルメチル)グアニンジハイドロクロライド
表題化合物を中間体 32より、実施例 4と同様の方法にて調製した。
TLC Rf = 0.05(10% MeOH/ CH2Cl2)
[M+H]+ = 323実施例 12
: トランス-8-アミノ-9-(2'-(6'メトキシカルボニルエチル)テトラヒ
ドロピラニルメチル)グアニンジハイドロクロライド
表題化合物を中間体 36より、実施例 4と同様の方法にて調製した。
TLC Rf = 0.1(10% MeOH/CH2Cl2)
[M+H]+ = 351実施例 13
: 8-アミノ-9-(2'-[1,4-ジオキサニル]メチル)グアニンジハイドロク
ロライド
表題化合物を中間体 38より、実施例 4と同様の方法にて調製した。
TLC Rf = 0.12(10%MeOH/ CH2Cl2)
[M+H]+ = 267実施例 14
: 8-アミノ-9-(2'-テトラヒドロチエニル)グアニン
表題化合物を中間体 46より、実施例 1と同様の方法にて調製した。
TLC Rf = 0.26(25% MeOHtCH2Cl2)1
H NMR(DMSO)1.65(2 H.m),1.92-2.20(2 H.m),2.62-2.90(2H,m),3.70-3.
97(3 H.m),6.00(2 H.br s),6.38(2 H.br s),10.81(1 H.br s)実施例 15
: 8-アミノ-9-(2'-(1'-オキソテトラヒドロチエニルメチル)グアニン
過酸化水素(18 mf)を実施例 14(41 mg)の酢酸(3ml)溶液へ添加し、3時間撹
拌し、次いでエバポレートした残渣を水酸化ナトリウム溶液へ溶解した。飽和
塩化アンモニウム溶液を添加して表題化合物を濾過によって回収し、水で洗浄し
た。収量 17.5 mg。
TLC Rf = 0.20(20% MeOH/CH2Cl2)
[M+H]+ = 283実施例 16
: 8-アミノ-9-(2'-(1',1'-ジオキソテトラヒドロチエニルメチル))グ
アニン
過酸化水素(100 ml)を実施例 14(67 mg)の酢酸(3 ml)溶液に添加し、溶液を1
8時間撹拌し、次いでエバポレートし、残渣を炭酸カリウム水溶液内で撹拌した
。沈殿した固形分を濾過により集め、水洗して表題化合物を淡黄色の固体(40mg)
として得た。
TLC Rf = 0.32(20% MeOH/CH2Cl2)
[M+H]+ = 299実施例 17
: 8-アミノ-9(2'-ピロリジニルメチル)グアニントリヒドロクロライ
ドジハイドレート
中間体 48(56mg)、メタノール(4.5ml)および3Nの塩酸(4.5ml)を合わせ、室温
で1時間撹拌した。混合物を次いで真空下でエバポレートして表題化合物(35mg)
を得た。
TLC Rf = 0.2(20% MeOH/CH2Cl2)
[M+H]+ = 250実施例 18
: 8-アミノ-9-(2'-ピロリジニルメチル)グアニン
表題化合物を実施例 17より、実施例 1と同様の方法にて調製した。1
H NMR(200 MHz,DMSO-d6),1.4 - 2.0(m,4H),2.8 - 3.0(m,2H),3.2 - 4.0(
m.4H),6.1 -6.5(m,4H),9.7(brs,IH)
[M+H]+=250実施例 19
: 8-アミノ-9-(1’カルボキシメチルピロリジン-2'-オン-5'-イルメ
チル)グアニンジハイドロクロライド
中間体 58(0.1g)を2M 塩化水素酸(10ml)に溶解し、還流下48時間撹拌した。
エバポレーションにより蒸発乾固させ、表題化合物を白色固体(0.10g)として
得た。1
H NMR(200MHz,DMSO-d6)1.8(m,1H),2.0(m,1H),202(m,1H),2.4(m,1H),4.0
(m,SH),7.5(bs,2H),8.5(s,2H),11.S(s,1H)
[M+H]+ = 322
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
A61K 31/52 ADA A61K 31/52 ADA
ADB ADB
ADP ADP
ADU ADU
ADY ADY
ADZ ADZ
(31)優先権主張番号 9420127.4
(32)優先日 1994年10月5日
(33)優先権主張国 イギリス(GB)
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AU,BB,BG,BR,BY,CA,CN,C
Z,EE,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE
,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LT,LV,
MD,MG,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,R
O,RU,SD,SG,SI,SK,TJ,TM,TT
,UA,UG,UZ,VN
(72)発明者 ホーガン,アラン・ファインドレー
イギリス、シービー4・4ダブリューイ
ー、ケンブリッジ、ミルトン・ロード、ケ
ンブリッジ・サイエンス・パーク カイロ
サイエンス・リミテッド内
(72)発明者 モンタナ,ジョン
イギリス、シービー4・4ダブリューイ
ー、ケンブリッジ、ミルトン・ロード、ケ
ンブリッジ・サイエンス・パーク カイロ
サイエンス・リミテッド内
(72)発明者 ワトソン,ロバート・ジョン
イギリス、シービー4・4ダブリューイ
ー、ケンブリッジ、ミルトン・ロード、ケ
ンブリッジ・サイエンス・パーク カイロ
サイエンス・リミテッド内