JPH1050724A - 半導体装置 - Google Patents
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- JPH1050724A JPH1050724A JP8200321A JP20032196A JPH1050724A JP H1050724 A JPH1050724 A JP H1050724A JP 8200321 A JP8200321 A JP 8200321A JP 20032196 A JP20032196 A JP 20032196A JP H1050724 A JPH1050724 A JP H1050724A
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- Thyristors (AREA)
- Bipolar Transistors (AREA)
Abstract
化が図られてなるIGBTにおいて、耐圧の劣化や漏れ
電流およびオン電圧の増大を招くことなく、低電源電圧
時のテール電流を抑制できるようにすることを最も主要
な特徴とする。 【解決手段】たとえば、非空乏化領域の幅が40μm以
上となるようにして、N- 型ベース層11を形成する。
そして、1回目のH2+の照射により、N- 型ベース層1
1内の、P型コレクタ層18より20μmほどのところ
に比較的深い再結合順位を有する第1の低ライフタイム
層21を、2回目のH2+の照射により、上記P型コレク
タ層18より60μmほどのところに比較的浅い再結合
順位を有する第2の低ライフタイム層22をそれぞれ形
成する。こうして、過多に残る非空乏化領域11aのほ
ぼ全域を低ライフタイム化する構成とされている。
Description
変調型の半導体装置に関するもので、特に、IGBT
(Insulated Gate Bipolar Transistor )と称される絶
縁ゲート型バイポーラトランジスタに用いられるもので
ある。
とBJTとが複合化した構造として把えることができ、
当該構造および基本動作についてはよく知られている
(たとえば、特開昭57−120369号公報参照)。
略構成を示すものである。たとえば、P型コレクタ層1
01上に、低不純物濃度の高抵抗N- 型ベース層102
が形成されている。このN- 型ベース層102の表面に
はDSA(DoubleDiffusion Self Align )法によりP
型ベース層103が、また、このP型ベース層103の
表面にはN+ 型エミッタ層104が、それぞれ選択的に
形成されている。
上記P型ベース層103の表面には、薄い絶縁膜105
を介して、ポリシリコンゲート電極106が設けられて
いる。また、上記N+ 型エミッタ層104および上記P
型ベース層103の表面には、それぞれを短絡するよう
に金属エミッタ電極107が設けられている。
6に接続されて金属ゲート電極108が、また、P型コ
レクタ層101に接続されて金属コレクタ電極109
が、それぞれ設けられている。
な製造方法について説明する。まず、P型コレクタ層1
01をP+ 型基板として、その上に、N- 型ベース層1
02を気相成長させてP+ −N- ウェーハを形成する。
縁膜105を形成し、さらに、その上にポリシリコンゲ
ート電極106を形成する。次に、ポリシリコンゲート
電極106を部分的に開孔し、これをマスクとしてP型
ベース層103を形成する。また、P型ベース層103
上の絶縁膜105を部分的に開孔し、ポリシリコンゲー
ト電極106と絶縁膜105とをマスクとして、N+ 型
エミッタ層104を形成する。
よびP型ベース層103上に、再度、絶縁膜105を形
成し、それを部分的に除去した後、ポリシリコンゲート
電極106およびN+ 型エミッタ層104を含むP型ベ
ース層103の露出部に金属を堆積させて、金属ゲート
電極108および金属エミッタ電極107をそれぞれ形
成する。
属コレクタ電極109を形成して、図6に示したIGB
Tが得られる。なお、N- 型ベース層102をN- 型基
板とし、不純物拡散によりP型コレクタ層101を設け
てなるP+ −N- ウェーハを用いても、同様に、IGB
Tは得られる。
作原理について説明する。IGBTのターンオンは、金
属エミッタ電極107が接地され、金属コレクタ電極1
09に正電圧が印加された状態で、金属ゲート電極10
8に金属エミッタ電極107に対して正の電圧を印加す
ることにより実現される。
が印加されると、MOS−FETと同様、P型ベース層
103の表面に反転チャネルが形成され、この反転チャ
ネルを通して、N+ 型エミッタ層104からN- 型ベー
ス層102内にエレクトロンが流入される。
N- 型ベース層102内に電荷中性条件を満たすように
ホールの注入が起こり、P型コレクタ層101とN- 型
ベース層102とのPN接合が順バイアス状態となる。
これにより、N- 型ベース層102が伝導度変調を起こ
し、素子を導通状態へと導く。
抵抗であるN- 型ベース層102が伝導度変調により、
その抵抗成分が極めて小さくなる。このため、N- 型ベ
ース層102の濃度が低く、かつ、厚い高耐圧素子にお
いても、オン抵抗の極めて小さい特性が得られる。
ト電極108に、金属エミッタ電極107に対して負の
電圧を印加することによって実現される。すなわち、金
属ゲート電極108に負電圧が印加されると、反転チャ
ネルは消滅し、N+ 型エミッタ層104からのエレクト
ロンの流入は止まる。しかし、N- 型ベース層102内
には、依然として、エレクトロンが存在する。
の大部分は、P型ベース層103を通って金属エミッタ
電極107へ流出するが、一部は、N- 型ベース層10
2内に存在するエレクトロンと再結合して消滅する。
がすべて消滅した時点で素子は阻止状態となり、ターン
オフが完了する。さて、IGBTは、高耐圧素子の中で
も、極めて低いオン抵抗を示す優れた素子であるが、少
数キャリア素子であるため、ターンオフ時間がMOS−
FETなどのユニポーラ素子に比べて長い。
化のため、従来は、たとえば図7に示すように、Auや
Ptなどの重金属拡散、もしくは、中性子線、ガンマ
線、電子線などの放射線照射により、N- 型ベース層1
02内全域に再結合中心となる欠陥110を発生させる
ことによって、キャリアライフタイムを小さくする方法
が取られている。
時間は改善されるが、同時に、N-型ベース層102内
全域のキャリアライフタイムが短縮化されてしまうた
め、N- 型ベース層102内全域での伝導度変調の度合
いも低下してしまい、IGBTの最大の利点である低オ
ン抵抗特性を悪化させるという不具合があった。
射によるライフタイムコントロール法に代わり、たとえ
ば図8に示すように、He3+やH2+などのイオン種を照
射することにより、N- 型ベース層102内の深さ方向
において、局所的にライフタイムを短縮化することが試
みられている。
加速電圧を変えるか、または、加速電圧一定で、Al薄
膜をアブソーバとして照射することにより、N- 型ベー
ス層102内の任意の深さに再結合中心となる欠陥11
0を局所的に発生させることができる。
トロール法の場合、N- 型ベース層102内の深さ方向
に対して任意に局在化した欠陥110を形成できるの
で、N- 型ベース層102中のホール分布を最適にコン
トロールする(つまり、伝導度変調の度合いを最適化す
る)ことができ、放射線照射などによるライフタイムコ
ントロール法の場合よりも、オン抵抗の増大を招くこと
なく、高速化できる。
るライフタイムコントロール法においても、依然とし
て、次のような問題点がある。IGBTの阻止耐圧は、
IGBT内に寄生しているPNP−Trのベース開放降
伏電圧VCBO により実質的に決定されている。このた
め、阻止状態では、たとえば図9に示すように、空乏層
111が成長して寄生PNP−Trのベース層(N- 型
ベース層102)が空乏化されていく。
じ、実効ベース幅WB が変調(短縮)する。実効ベース
幅WB が短くなることにより、寄生PNP−Trのエミ
ッタ接地電流利得βo は、下式の数2にもとづいて増加
する。
効ベース幅、NE ,NB はそれぞれエミッタ濃度,ベー
ス濃度である。ところで、PNP−Trのベース開放降
伏電圧VCBO およびその漏れ電流ICB O と、エミッタ開
放降伏電圧VCEO およびその漏れ電流ICEO には、下式
の数3,数4のような関係がある。
もなう寄生PNP−Trのエミッタ接地電流利得βo の
増加は、エミッタ開放降伏電圧VCEO の低下およびその
漏れ電流ICEO の増大、つまり、IGBTのVCES の低
下およびICES の増大を招くことを示唆しており、信頼
性の面で不安定である。
ってN- 型ベース層102内全域を低ライフタイム化し
た場合、空乏化が進み、実効ベース幅WB が小さくなっ
ても、非空乏化領域でのホールの拡散長LP が十二分に
低いため、寄生PNP−Trのエミッタ接地電流利得β
o はほとんど増加しない。
ース層102内に局在化した低ライフタイム層(欠陥1
10)を形成した場合では、局在化した低ライフタイム
層が空乏層111内に取り込まれてしまうと、急激に寄
生PNP−Trのエミッタ接地電流利得βo が増加す
る。これが、VCES の低下およびICES の増大を引き起
こし、素子を熱暴走させたり、時には、熱破壊にいたら
せる。次に、スイッチング動作時における問題点につい
て説明する。IGBTのコレクタ電流IC は、下式の数
5により示される。
ル長、μnは移動度、Co はゲート絶縁膜容量、VG は
ゲート電圧、VT はしきい値電圧、VC はコレクタ電圧
である。
の場合と同様に、スイッチングターンオフ時に局在化し
た低ライフタイム層が空乏層111内に取り込まれる
と、寄生PNP−Trのエミッタ接地電流利得βo の増
加にともなって、IGBTのコレクタ電流IC が変曲し
てしまい、スイッチングオフ時の電流・電圧積である、
スイッチングターンオフロスが増大してしまうという不
具合があった(図10参照)。
型ベース層102の厚さおよび濃度を、下式の数6を満
足するように設計することによって、ある程度は解決で
きる。
はそれぞれシリコンの誘電率および真空誘電率、Vbiは
P型ベース層103とN- 型ベース層102とのPN接
合の内部電圧、Vはコレクタ電圧((所望の耐圧値)逆
バイアスの場合は負の値を取る)、NB はベース濃度、
qは電荷量である。
電圧における空乏層111の幅を示すものであり、第2
項は、イオン線照射によって形成される欠陥110の分
布幅である。
ン種を照射した場合の欠陥分布幅は、たとえば図11に
示すように、SR(Spreding Resistance )法によると
40μm程度であり、イオン種のドーズ量や基板濃度の
依存をほとんど受けない。
に、実効ベース幅WB を所望の耐圧になるように設定し
てやれば、イオン線の照射によって形成された、局在化
した低ライフタイム層はブレークダウンしても非空乏化
領域内におさまるため、十二分に低いエミッタ接地電流
利得βo を維持する。
上に設定すれば、寄生PNP−Trのエミッタ接地電流
利得βo の変調(増加)を抑えることができ、耐圧の劣
化や漏れ電流の増大、および、スイッチングターンオフ
ロスの増大といった問題を回避できる。
るようにした場合にも、なお、次のような問題を有して
いた。すなわち、IGBTのターンオフは、前述したよ
うに、大半はキャリアライフタイムにより律速されてい
るが、BJTなどの他のバイポーラ素子と同様に、ター
ンオフ時にP型ベース層103とN- 型ベース層102
とのPN接合が逆バイアスされることによって形成され
る空乏層により、N- 型ベース層102内の少数キャリ
ア(ホール)が強制的に掃き出されることにも大きく左
右される。
は、規格の約半分程度で使用されることが多い)の場
合、たとえば図12に示すように、低ライフタイム化さ
れていない非空乏化領域が過多に残り、過剰少数キャリ
アが多く残存することにより、テール電流が増大する。
ーズ量を増やすことで解決できるが、当然の如く、オン
電圧が急激に悪化する。なお、従来においては、たとえ
ば図13に示すように、P型コレクタ層101とN- 型
ベース層102との間にN+ 型バッファ層120を設け
た構成(P+ −N+ −N- ウェーハ)のIGBTも実用
化されているが、このIGBTにおいても、上記IGB
Tと同様の問題があった。
においては、耐圧の劣化や漏れ電流の増大、および、ス
イッチングターンオフロスの増大を、実効ベース幅WB
の耐圧の設定により回避するようにした場合、電源電圧
が低いとテール電流が増大するという問題があった。
流の増大を招くことなく、高信頼性で、かつ、電源電圧
が比較的低い場合にもテール電流が小さく、しかも、オ
ン電圧およびターンオフ時間のトレードオフを改善する
ことが可能な半導体装置を提供することを目的としてい
る。
めに、この発明の半導体装置にあっては、第1導電型の
半導体層からなる第1の領域と、この第1の領域の一主
面に選択的に形成された第2導電型の半導体層からなる
第2の領域と、この第2の領域の一主面に選択的に形成
された第1導電型の半導体層からなる第3の領域と、前
記第1の領域の他主面に形成された第2導電型の半導体
層からなる第4の領域と、前記第2の領域上の少なくと
も一部を含んで、前記第1の領域上に絶縁膜を介して形
成された制御電極と、前記第3の領域上の少なくとも一
部を含んで、前記第2の領域上に形成された第1電極
と、前記第4の領域上に形成された第2の電極と、前記
第1の領域内に局在化して配置された複数の再結合中心
格子欠陥とから構成されている。
領域のほぼ全域を実質的に低ライフタイム化できるよう
になる。これにより、外部電源電圧が比較的低く、非空
乏化領域が過多に残る場合にも、非空乏化領域内の過剰
少数キャリアを減らすことが可能となるものである。
いて図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の
一形態にかかる、伝導度変調型の半導体装置、いわゆ
る、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor )
の概略構成を示すものである。なお、ここでは、Nチャ
ネル型を例に、1200V系のIGBTについて説明す
る。
ース層(第1の領域)11の表面には、P型ベース層
(第2の領域)12が選択的に形成されている。このP
型ベース層12の表面には、N+ 型エミッタ層(第3の
領域)13が選択的に形成されている。
び、このN- 型ベース層11に隣接する上記P型ベース
層12の表面には、薄い絶縁膜14を介して、ポリシリ
コンゲート電極(制御電極)15が設けられている。
び、このN+ 型エミッタ層13に挟まれた上記P型ベー
ス層12の表面には、それぞれを短絡するようにして、
金属エミッタ電極(第1電極)16が設けられている。
上には、これに接続されて、金属ゲート電極17が設け
られている。一方、上記N- 型ベース層11の裏面に
は、P型コレクタ層(第4の領域)18が形成されてい
るとともに、これに接続されて、金属コレクタ電極(第
2電極)19が設けられている。
たとえば、上記P型コレクタ層18との接面より20μ
mほどのところに欠陥ピークを有する第1の低ライフタ
イム層(再結合中心格子欠陥)21と、上記P型コレク
タ層18との接面より60μmほどのところに欠陥ピー
クを有する第2の低ライフタイム層22とが、それぞれ
配置されている。
22の形成は、たとえば、金属コレクタ電極19側よ
り、厚さの異なるAl薄膜をアブソーバとして、H2+の
イオン種をそれぞれ照射することによって行われる。
造方法について説明する。まず、たとえば、シリコンに
リンなどの不純物をドーピングし、不純物濃度が低く
て、比抵抗が70Ω・cmとされた、280μm厚の基
板(N- 型ベース層11)を用意する。
D(Chemical Vapor Deposition )法により形成した
後、これを拡散源として、P型コレクタ層18を80μ
mの厚さで拡散形成する。
1の表面を酸化して絶縁膜14を1000オングストロ
ーム程度の膜厚で形成し、その上に、約5000オング
ストロームの厚さでポリシリコンを形成する。
ポリシリコンゲート電極15を形成するとともに、この
ポリシリコンゲート電極15をマスクにボロンを8μm
程度の厚さで拡散してP型ベース層12を形成する。
絶縁膜14を部分的に開孔し、それをエミッタ形成用の
マスクとし、ドーズ量5×1015cm-2程度の条件に
て、Asのイオン注入を行い、熱処理して、P型ベース
層12内にN+ 型エミッタ層13を形成する。
15000オングストローム程度の厚さで形成した後、
この絶縁膜14を選択的に除去し、上記ポリシリコンゲ
ート電極15上、上記P型ベース層12および上記N+
型エミッタ層13上の一部がそれぞれ露出するように開
孔する。
上にAlなどの金属膜を形成し、それをパターニングし
て、上記金属エミッタ電極16および上記金属ゲート電
極17をそれぞれ形成する。
れた、上記P型コレクタ層18の表面にはVまたはAu
などの金属膜を形成し、これを、金属コレクタ電極19
とする。
m程度の厚さのAl薄膜をアブソーバとして形成して素
子の裏面を保護するとともに、この裏面から、加速電圧
4.5MeV、ドーズ量1×1010〜1×1012cm-2
の条件にて、1回目のH2+の照射を行って、N- 型ベー
ス層11内に第1の低ライフタイム層21を形成する。
このとき、第1の低ライフタイム層21は、P型コレク
タ層18より20μm付近のところに欠陥ピークが形成
され、そのピーク位置に対して±20μmの分布幅をと
る。
アブソーバとして素子の裏面を保護し、この裏面から、
加速電圧4.5MeV、ドーズ量1×109 〜1×10
11m-2の条件にて、2回目のH2+の照射を行って、N-
型ベース層11内に第2の低ライフタイム層22を形成
する。このとき、第2の低ライフタイム層22は、P型
コレクタ層18より60μm付近のところに欠陥ピーク
が形成され、そのピーク位置に対して±20μmの分布
幅をとる。
Nチャネル型のIGBTが完成される。図2は、上記し
たNチャネル型のIGBTにおける、低ライフタイム層
21,22の形成にともなう、N- 型ベース層11中で
のホールの分布の状態を示すものである。
的低く、非空乏化領域11aが過多に残ったとしても、
非空乏化領域11aは1回目および2回目のH2+の照射
により実質的にほぼ全域が低ライフタイム化されている
ため、非空乏化領域11a内での過剰少数キャリアが少
なく、テール電流を効率的に低減できる。
ス幅WB が約190μmになるように、N- 型ベース層
11の厚さが上記数6の式の条件を満足する280μm
に設定されている。これにより、たとえば電源電圧が6
00Vのとき、空乏層11bの延び幅は約110μmと
なり、非空乏化領域11aの残り幅が約80μmとなる
が、60μm付近には局在化した第2の低ライフタイム
層22が存在するため、非空乏化領域11a内全域が完
全に低ライフタイム化される。
も1オーダ低い、つまり、2回目のイオン線照射による
低ライフタイム層22は、1回目のイオン線照射による
低ライフタイム層21の再結合順位よりも浅いため、オ
ン電圧の極端な増大を招くこともない。
化して形成された低ライフタイム層21により、寄生P
NP−Trのエミッタ接地電流利得βo は律速されるた
め、電源電圧が上り、2回目のH2+の照射により局在化
して形成された低ライフタイム層22が空乏層11b内
に取り込まれたとしても、エミッタ接地電流利得βoの
変調は無視でき、耐圧の低下やICES およびスイッチン
グターンオフロスの増大を招くこともない。
素子)におけるトレードオフカーブを、従来素子と比較
して示すものである。なお、ここでは、1回のイオン線
照射により局在化した低ライフタイム層を形成してなる
IGBTを従来素子として示している。
によれば、電源電圧が素子耐圧以下(600V)の場合
においても、フォールタイム(スイッチング特性)tf
に対するコレクタ〜エミッタ間飽和電圧VCE(オン電圧
特性)が従来素子よりも小さくなって、トレードオフが
改善されていることが分かる。
乏化領域内のほぼ全域を実質的に低ライフタイム化でき
るようにしている。すなわち、N- 型ベース層内のP型
コレクタ層より20μm付近のところと60μm付近の
ところとに、それぞれ局在化した低ライフタイム層を形
成するようにしている。これにより、外部電源電圧が比
較的低く、非空乏化領域が過多に残る場合にも、非空乏
化領域内全域を完全に低ライフタイム化できるようにな
る。したがって、非空乏化領域内の過剰少数キャリアを
減らすことが可能となり、テール電流を効率的に低減で
きるようになるものである。
て形成される低ライフタイム層は、20μm付近のとこ
ろに局在化して形成される低ライフタイム層の再結合順
位よりも浅いため、オン電圧の極端な増大を招くことも
ない。
て形成された低ライフタイム層が空乏層内に取り込まれ
ることがないように設計されているため、耐圧の低下や
漏れ電流の増大、および、スイッチングターンオフロス
の増大を招くこともない。
いては、低ライフタイム層の形成にH2+を照射するよう
にした場合について説明したが、これに限らず、たとえ
ばHe3+や重陽子(Deuteron)などを照射することによ
っても同様に実施できる。
に応じて、飛程の異なる複数回のイオン線照射を施すよ
うにしても良い。また、イオン線照射のみに限らず、軽
度の電子線照射を組み合わせるようにすることも可能で
ある。
てP型コレクタ層18´を形成するようにしても良い。
この場合、実効ベース幅WB をP型コレクタ層18´の
凸状部分によって決定するようにすれば、図1に示した
構造のIGBTとほぼ同等の効果が期待できる。
幅WB が長くなる分、この領域でのエミッタ接地電流利
得βo が大きくなり、耐圧の劣化や漏れ電流に関しては
図1に示した構造のIGBTよりも有利である。
11とP型コレクタ層18との間にN+ 型バッファ層3
0を設けてなる構成のIGBTにも適用可能である。さ
らに、1200V系のNチャネル型IGBTに限らず、
たとえばPチャネル型のIGBTにも同様に適用できる
ことはいうまでもなく、また、1200V系以外のIG
BTにも同様に適用可能である。その他、この発明の要
旨を変えない範囲において、種々変形実施可能なことは
勿論である。
ば、耐圧の劣化や漏れ電流の増大を招くことなく、高信
頼性で、かつ、電源電圧が比較的低い場合にもテール電
流が小さく、しかも、オン電圧およびターンオフ時間の
トレードオフを改善することが可能な半導体装置を提供
できる。
型のIGBTの概略構成を示す断面図。
- 型ベース層中でのホールの分布の状態を示す概略図。
ードオフカーブを、従来素子と比較して示す概略図。
ル型のIGBTの概略断面図。
チャネル型のIGBTの概略断面図。
Nチャネル型のIGBTの概略断面図。
フタイム法について説明するために示す概略図。
イフタイム法について説明するために示す概略図。
成長とその等価回路について示す概略図。
略図。
ァイルの、ドーズ量の依存性を説明するために示す概略
図。
性を説明するために示す概略図。
を示す概略断面図。
Claims (8)
- 【請求項1】 第1導電型の半導体層からなる第1の領
域と、 この第1の領域の一主面に選択的に形成された第2導電
型の半導体層からなる第2の領域と、 この第2の領域の一主面に選択的に形成された第1導電
型の半導体層からなる第3の領域と、 前記第1の領域の他主面に形成された第2導電型の半導
体層からなる第4の領域と、 前記第2の領域上の少なくとも一部を含んで、前記第1
の領域上に絶縁膜を介して形成された制御電極と、 前記第3の領域上の少なくとも一部を含んで、前記第2
の領域上に形成された第1電極と、 前記第4の領域上に形成された第2の電極と、 前記第1の領域内に局在化して配置された複数の再結合
中心格子欠陥とを具備したことを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項2】 前記各再結合中心格子欠陥は、前記第4
の領域に近いほど、深い再結合順位を有することを特徴
とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 前記各再結合中心格子欠陥のうち、最も
深い再結合順位を有する再結合中心格子欠陥は、その再
結合中心のピーク値が、非空乏化領域の幅が少なくとも
40μm以上とされた前記第1の領域の、他主面から2
0μm付近のところにあることを特徴とする請求項1に
記載の半導体装置。 - 【請求項4】 前記各再結合中心格子欠陥は、He3+、
H2+、重陽子などのイオン種の照射により形成されるこ
とを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項5】 前記第1の領域は、その非空乏化領域の
ほぼ全面が、実質的に低ライフタイム化されていること
を特徴とする請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項6】 前記第1の領域の実効幅(WB )とその
濃度(NB )およびブレークダウン電圧(V)が次式の
数1 【数1】 を実質的に満足することを特徴とする請求項1に記載の
半導体装置。 - 【請求項7】 前記第4の領域は、前記第1の領域との
接面が凹凸を有して形成されていることを特徴とする請
求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項8】 前記第1の領域と前記第4の領域との間
には、さらに、第1導電型の半導体層からなる第5の領
域が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の
半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20032196A JP3413021B2 (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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