JPH10507268A - 真円度測定 - Google Patents
真円度測定Info
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Abstract
(57)【要約】
真円度測定器はターンテーブル(7)上で物体(23)が回転するときに物体の表面の位置を測定する。測定器は測定点(P)に最も合う円(51)を求め、測定値(x)をこの最も合致する円までの距離(m)に変換する。最も合致する円を決定する改良されたアルゴリズムをリマソンによる一致法の代わりに用いる。測定された表面位置と最も合致する円との間の計算された差(1)を、ターンテーブル(7)の回転中心(S)に向かう方向に測った場合と円(51)の中心(W)に向かって測った場合の違いの影響を考慮して、修正する。ターンテーブルの回転中心(S)回りに等角度(α)で間隔を置いて配置した点ではなく、最も合致する円の中心(W)回りに等角度(θ)で間隔を置いて配置した点を表すデータ値を計算する。修正の精度が改善されたことで、測定器はターンテーブル(7)に対するワークピース(23)のより大きな偏心量を許容できるようになり、ワークピースを正確にターンテーブルの中心に設置する必要性を低減する。
Description
【発明の詳細な説明】
真円度測定
本発明は真円度測定器を使って部品の丸みの測定に関する。
典型的には、真円度測定器はモーター駆動のターンテーブルと測定プローブ用
ホールダーを有する。これは通常、クランクシャフトのような円形断面を持つ部
品の丸みを計測するために使用される。この測定器を使用するには、部品をター
ンテーブルの回転軸(スピンドル軸と呼ばれている)と同軸になるようにターン
テーブル上に置き、ホールダーに取り付けられた測定プローブまたはゲージのス
タイラス(測定針)の先端をその部品の表面に接触させる。ターンテーブルを回
転させてターンテーブルの角度位置と測定ゲージからの出力を繰り返し記録する
。記録されたデータは、スタイラス先端が接触する高さにおける部品の断面の正
確な形状に関する詳細な情報を与える。このデータを処理することによって、例
えば断面形状が真円でなく波状の起伏をどの程度持っているかを知ることができ
る。
この技術分野においてはよく知られているように、そのような真円度測定器は
普通、心出し/平行化機構を備えており、それによってターンテーブルはスピン
ドル軸に対して半径方向に動かされたりあるいは傾けられたりすることができる
。ターンテーブル上に部品を載せたとき、部品の軸は、普通、ターンテーブル回
転のためのスピンドル軸からわずかながらずれており、またスピンドル軸に対し
て正確に平行とはなっていない場合がある。心出し/平行化機構を操作すること
によって、ターンテーブルを移動したり傾けて部品の軸をスピンドル軸に平行に
し(平行化)、あるいは部品の軸をスピンドル軸に一致させる(心出し)ことが
できる。
通常、心出しおよび平行化操作は、スタイラス先端を異なる高さでワークピー
スに接触させた状態でターンテーブルとワークピースとを2回転させた後、得ら
れたデータを解析して2つの方向のそれぞれにおけるターンテーブルの横方向の
ずらし量および2つの軸のそれぞれに対するターンテーブルの傾き量の指示を出
す。米国特許第4,731,934(Barnaby & Mills)号およびEP-A-0240150(参照によ
りここに取入れられている)は心出し/平行化を自動化した構成を開示している
。それによれば、心出し/平行化機構はコンピュータを使った処理手段で制御さ
れる4つのモーターで駆動されて、上記のように2つの高さでワークピースを計
測したときに得られるデータに基づいて処理手段が計算した通りに、心出し/平
行化動作を実行する。米国特許第4,731,934およびEP-A-0240150に述べられてい
るように、心出し/平行化機構は手動で操作することもでき、処理手段は必要と
される調整に関する情報をオペレータに出力するように構成することができる。
手動操作可能な心出し/平行化機構は様々な構成のものが知られている。
心出し/平行化操作が完了したら、スタイラスの先端をワークピースに接触さ
せた状態でターンテーブルをスピンドル軸の回りに回転させ得られたデータを記
録することによって、ワークピースの正確な断面形状を様々な所望の高さにおい
て測定することができる。このデータを解析することにより、ワークピースが持
つ不釣り合いや傾きに起因するスピンドル軸に対する測定断面のわずかな偏心を
検出し測定することができる。断面形状のデータをリマソンの方程式に当てはめ
ることによりワークピースの偏心の程度を求めることはこの技術分野で知られて
おり、またD.G.Chetwyndが各種出版物で述べてきた。偏心の程度に関するこの
情報を使って、ワークピースの回転中におけるスタイラスの先端の位置に関する
データを再度心出しすることにより、スピンドル軸でなく測定した断面の中心に
測定値の中心が来るようにすることができる。真円度測定器が普通用いられる精
度の高い測定を行う際、スピンドル軸に対する測定断面の偏心程度がワークピー
スの半径の0.001,好ましくは、0.0005を超えなければ、上記の方法
は妥当な精度の測定結果を与える。したがって、半径5mmの部品の場合、偏心は
5μm未満、好ましくは2.5μm未満でなければならない。半径がもっと大き
いワークピースの場合、より大きな偏心を許容できるが、通常の真円度測定器が
扱える半径をはるかに越えた500mmもの大きな半径(すなわち直径1メート
ル)の部品の場合は、0.5mm、好ましくは、0.25mm以下の偏心で設置
されなければならない。普通は、上記の心出し/平行化操作を行ってワークピー
スがすべての測定高さにおいて、典型的な3〜5μmの目標限界内に心出しされ
るようにする。
心出し/平行化操作の後でもワークピースの軸に傾きが残っている(すなわち
ワークピースの軸がスピンドル軸にまだ完全に平行でない)場合、これには2つ
の影響がある。まず、ターンテーブルを回転させてスタイラスの先端の動きから
断面形状を測定するのであるが、その断面がワークピースの軸に完全に垂直でな
い面にあることを意味する。スタイラスからのデータをこの影響について修正し
て、ワークピースの軸に正確に垂直な断面に対して得られるであろう精度の高い
データを求める方法が、この技術分野に精通した者には知られている。したがっ
て、この影響は実際上問題とはならない。残留傾きを修正するそのような方法の
一例が"A Simple and Effective Method to Account for Tilt and Eccentricit
y in Roundness Measurements(真円度測定における傾きと偏心を求めるための簡
便で効果的な方法)" V Jayaraman and Jay Raja,Proceedings of the 1994 Ann
ual Conference of the American Society of Precision Engineers,Session 7
、に述べられている。残留傾きの第2の影響は、ワークピースの断面の偏心度は
断面が取られた高さ(軸方向の距離)とともに変わるということである。したが
って、ある高さでのワークピースの偏心度が5μm以下であっても、ワークピー
スに残留傾きがあると、異なる高さの断面の偏心度が10μm以上になることも
ある。多くの場合、ワークピースの傾きを除かなければならない主な理由は、心
出し操作の後の残留偏心が断面を測定するすべての高さにおいて許容限度内にあ
るようにすることであって、ある高さにおいては残留偏心が妥当な範囲であるが
他の高さにおいては許容限度を超えるようなことがないようにしなければならな
い。
本発明の第一の形態によれば、回転可能なターンテーブルと、ターンテーブル
の回転軸回りに複数の既知のターンテーブル回転角度におけるワークピース表面
の位置を表すデータを記録する手段と、(a)ワークピースの測定断面の偏心度を
計算し、(b)ターンテーブル回転軸回りのワークピースの回転角を、測定断面の
中心回りのワークピースの回転角に関係づけ、そして(c)ワークピースの測定断
面の中心回りにほぼ等角度で間隔をおいて配置されたワークピース周囲の複数の
位置におけるワークピース表面の位置に関するデータを、前記記録されたデータ
から導き出す処理手段と、を有する真円度測定器が提供される。処理手段は記録
されたデータをフィルターにかけ、角距離を変えるようにプログラム設定するこ
とが好ましい。この角距離はターンテーブルの回転軸に関して測定したもので、
ターンテーブルの回転によってフィルター・エンベロープ(filter envelope)が
データを通過して連続した出力値を提供する。前記角距離はターンテーブルの回
転軸回りの角度とワークピースの断面の中心回りの角度との対応関係に従って変
化し、フィルターをかけられたデータ値は断面の中心回りに等角度で間隔を置い
たワークピース表面周囲の点を表す。
通常、ターンテーブルまたはそれとともに回転する他の部分には、格子(grati
ng)あるいは他の測定システムが設けられ、これによってターンテーブルが回転
するときその回転軸回りのターンテーブルの回転角度が正確にモニターできる。
スピンドル軸に対してワークピース断面が偏心していると、ターンテーブルが
一定の速度で回転しても、スタイラスの先端を通過するワークピース表面の速さ
は一定ではないという影響が生じる。ワークピース断面の中心が回転軸とスタイ
ラスの先端との間にある場合、ワークピース表面は比較的速くスタイラスの先端
を通過する。この時、回転軸に中心を持つある角度にわたってワークピースを回
転させる時に移動するワークピース表面の距離は、断面中心にその中心を持つ角
度で表せばより大きな角度に相当する。これとは反対に、ワークピース断面の中
心が回転軸に関してスタイラスの先端とは反対側にある場合、ワークピース表面
は比較的ゆっくりとスタイラスの先端を通過し、また回転中心回りのある角度に
わたってワークピースを回転させた時に移動するワークピース表面の距離は、ワ
ークピース断面の中心回りの角度で表すとより小さい角度に相当する。
したがって、もし回転軸回りに等角度でスタイラスからのデータを記録すれば
、定点はワークピース表面周囲に互いに不等距離の間隔で配置されることになる
。真円度測定器が記録するデータを解析するために普通用いられる解析アルゴリ
ズムは、測定断面の中心回りにデータ・ポイントが等角度で配置されていると仮
定している。ここに後続の解析結果において誤差が生じる原因がある。これが従
来の真円度測定器が妥当な精度の測定結果を提供しようとするとき、大きな偏
心を許容できない理由の一つである。この問題は、データ・ポイントが断面中心
回りに等角度で配置されることを前提としない各種のデータ解析アルゴリズムを
使って克服できるであろうが、そのようなアルゴリズムは通常必要とされる計算
量が増え、したがって余計時間がかかる。本発明のこの形態は、一旦データ・ポ
イントの角配置を最初に修正すれば、従来の比較的簡単で高速のアルゴリズムを
後続の処理に使うことができるという利点がある。
本発明の他の形態によれば、回転可能なターンテーブルと、ターンテーブル上
に載せたワークピースに接触するスタイラスを有する測定プローブを支持する手
段と、ターンテーブルが回転するときに測定プローブからのデータを記録する手
段と、(a)プローブからのデータが表すワークピース断面の偏心度を求め、(b)検
出された偏心の影響を補償するためにプローブから得られるワークピース表面の
位置を表すデータを修正してワークピース断面の中心に合わせた補償済みデータ
値を求めるようにプログラムされた処理手段と、を備える真円度測定器が提供さ
れる。ここにおいて、前記プログラム手段はワークピース表面の位置を表すデー
タに対して、ある値を加えたり差し引いたりして補償を行うが、加減される値と
しては、データを断面の中心に合わせ直すためのリマソン方程式を表す補償関数
の値と、リマソン方程式と偏心円の完全な方程式との間の、回転角に依存するば
らつきを考慮した第一修正係数と、ワークピースの半径と同じ半径の偏心円の方
程式の形態を持つ、角度に依存しない定数に少なくとも近似的に等しくしかも積
分してゼロになる第二の修正係数と、が含まれる。前記プログラム手段は上記の
加減計算による補償を行うか、あるいは同等の効果をもたらす計算を行う。
例えばある円からのワークピース断面形状のずれ等、ワークピースの測定断面
の形状に関する有用な情報を得るためには、断面周囲の多数の点と断面の中心と
の距離あるいは断面の周縁の点と断面の中心に合わせた円との距離を表すデータ
を通常考慮しなければならない。もし断面形状が正確に円形であれば、上記の距
離は断面周囲のすべての点に対して同じとなる。しかし、ワークピースの断面が
回転軸に対して偏心していれば、ワークピース表面周囲の各点について得られた
値はワークピース断面の中心に合っていないことになる。今まで、ワークピース
の周縁の各点についてのデータをリマソン方程式に当てはめてきた。こうして得
られたリマソン方程式はワークピース断面の中心に合わせた円の方程式として見
なされてきたため、任意の角度におけるリマソン方程式の値とその角度における
測定データの値との差は、その角度におけるワークピース周縁とワークピース断
面の中心に合わせた円との差を表すことになる。
ところが、リマソンの方程式は偏心円の方程式(すなわち、座標系の原点から
ずれた中心を持つ円の、座標系における方程式)と完全に同じではない。これら
の方程式の違いは一つの項にあるが、この項の値は座標系の原点回りの角度(す
なわち回転軸回りの角度)とともに変化する。この項の影響はリマソン方程式の
定数を調整しても除くことはできない。したがって、リマソン方程式を断面の中
心に合わせた基準円の方程式として使うと、断面の偏心の影響を補償した後のデ
ータ値にわずかながら誤差が生じる。
さらに、真円度測定器のプローブからの出力は通常、ワークピース表面とター
ンテーブルの回転中心との距離ではなく、ワークピース表面とプローブのゼロ位
置との距離を表すデータである。ターンテーブルが回転するときのプローブのゼ
ロ位置は、ターンテーブルの回転軸に中心を合わせた半径がはっきり分かってい
ない円になる。したがって、ワークピースの周縁を表すデータは回転軸に中心を
合わせた未知の半径を持つ円までの距離として出力される。
データを解析するには通常、ワークピース表面周囲の点を表すデータを、ワー
クピースの平均半径をもつ円からのワークピース表面の位置のずれの測定値に変
換する必要がある。もしワークピースが回転軸に完全に中心が合っているなら、
この変換はたとえプローブのゼロ位置の半径が分かっていなくても、ワークピー
ス表面の位置のそれぞれの値からそのようなすべての値の平均値を差し引くこと
によって行うことができる。
あるワークピースの偏心が検出されリマソン修正が上記のように適用された場
合、角度とともに変化しないリマソン方程式中の項の値を、補償されたデータ値
の総和(すなわち補償されていないデータ値とリマソン方程式の対応する値との
差の総和)がゼロになるように選定することによって、同じ効果をもたらすこと
ができる。もしリマソンの方程式の代わりに偏心円の正しい方程式を使ってデー
タを補償するのであれば、同様に偏心円の方程式中の角度に依存しない部分の値
を、補償されたデータの総和がゼロとなるように選ばなければならない。偏心円
の方程式中の角度に依存しない部分に必要な値は、リマソン方程式の角度に依存
しない部分に必要な値とは異なる。この違いは、リマソン方程式の角度依存部分
は360°にわたって積分するとゼロになるが、偏心円の方程式の角度依存部分
は360°にわたって積分したときゼロにならないからである。したがって、測
定されるワークピースの断面の偏心を調べるためにワークピース表面の形状のデ
ータに最も合うリマソン方程式を見つけ出すことは便利ではあるが、最適リマソ
ン方程式の角度に依存しない部分の値を、最も合致した偏心円の方程式の角度に
依存しない部分として使用するには修正係数を加えなければならない。この補償
係数の大きさは偏心率が大きくなるにつれて増大する(偏心率は偏心量とワーク
ピースの半径との比である)。
したがって、本発明の現形態において提案した補償済みデータに対する修正を
行うことにより、最適リマソン方程式を差し引くことによって補償されるデータ
と比べて、特定の点におけるワークピース表面と測定ワークピースの断面の中心
に合わせた最適円との差をより正確に与えてくれる。さらにスピンドル軸に対す
る断面の偏心量が大きくなるにつれて精度は著しく改善される。
本発明のさらに他の形態によれば、回転可能なターンテーブルと、ターンテー
ブルが回転するときにターンテーブル上に載せたワークピース表面の位置を測定
するプローブを保持するプローブ・ホールダーと、(i)ワークピース表面の測定
位置とワークピース断面の中心に合わせた円の位置の推定値との差を求め、(ii)
その差を測定するのに断面の中心へ向かう線に沿って測る代わりにターンテーブ
ルの回転軸に向かう線に沿って測ることの影響を考慮して前記の差を補償するこ
とによって、ターンテーブルの回転軸に対する断面の偏心の影響を考慮してプロ
ーブからの(ワークピース断面におけるワークピース表面の位置を表す)データ
を補償するようにプログラムされ、あるいは上記と同等の効果を有する操作を実
行するようにプログラムされた処理手段と、を有す真円度測定器が提供される。
好ましい実施例において、前記の差を断面の中心に向かって測る代わりにスピ
ンドル軸に向かう線に沿って測ることの影響は、ワークピース表面上の点からタ
ーンテーブルの回転軸までの線とワークピース表面上の点から断面の中心までの
線とが成す角度の値のコサイン(cosine)で前記の差をワークピース表面の測定位
置と断面の中心に合わせた円との間で分割することによって、補償されている。
測定されるワークピース断面の中心とターンテーブルの回転軸を結ぶ線から横
方向にずれたワークピース表面上の点に関して、回転軸への線はワークピース表
面上の点と断面の中心に合わせた円との隙間を斜めに通過する。したがって、こ
の線に沿った隙間の測定値は、断面の中心方向に沿って測った隙間の値よりも大
きくなる。この測定値の誤差の比率は断面の周囲の考察している点の位置によっ
て変わるし、またターンテーブルの回転軸に対するワークピースの断面の偏心度
によっても変わる。ワークピースの偏心量がその半径の2/3になると、断面の
中心に合わせた円とワークピース表面上の点との距離の値に10%以上の誤差が
生じる。この距離の誤差は偏心の影響を最も受けやすい。
通常、真円度測定器に使われるプローブは測定されるワークピースの表面に先
端を接触させたスタイラスを有するゲージで構成され、このゲージはターンテー
ブルが回転するときにスタイラスの変位を測定する。本発明のすべての形態はこ
のゲージの形式に限定されるものではなく、光または磁気効果を利用した非接触
のプローブを含む他のタイプのプローブを用いてワークピース表面の位置を測定
することも可能である。
個々に用いるかあるいは組み合わせて用いるかに関わらず、本発明のすべての
形態は測定するワークピースの断面の偏心の影響に対して、真円度測定器のデー
タを補償する精度を高める傾向を持つ。この一つの結果として、データについて
要求されるある精度に対して許容される偏心度が大きくなる。したがって、ワー
クピースを非常に高い精度で心出し/平行化する必要がない。好ましい実施例に
おいて、ワークピースの偏心量がワークピースの半径の2/3を超えない限り、
また回転軸からワークピース表面までの距離のばらつきが測定ゲージまたは他の
プローブの測定範囲を超えるほど偏心量が大きくない限り、妥当なレベルの測定
精度が得られる。
現在、線形可変微分変圧ゲージ(linear variable differential transformer
gauge)を有する既存の接触スタイラス型プローブは、(将来もっと大きな測定範
囲を持つプローブが使えるようになると思われるが)約+または−1mmのゲー
ジ範囲を持つ。熟練したオペレータは普通ターンテーブル上にワークピースをお
いて目視によって調整することにより0.5mm以下の精度で心出しできるので
、非常に丈が高いか非常に小さい半径の部品以外、心出し/平行化操作を完全に
省くことができる。さらに、部品を保持するための単純な治具は普通、部品を0
.2〜0.5mm内の精度で位置決めする。それ故に、治具が正確に心出しされ
ておれば、ターンテーブルに固定された治具によって、ワークピースを十分な精
度で位置決めできる。このことは一度心出し/平行化操作を行って治具を正確に
心出した後は、後続のワークピースに対して個々に心出し/平行化操作をしなく
ても治具に取付けて測定することができる。これにより公称上同一の多数の部品
を測定する速度を大幅に高めることができ、またもっと未熟なオペレーターにも
測定を行わせることができる。
本発明の好ましい実施例を添付図面を参照して説明する。この実施例は何ら本
発明を制約するものではない。
図1は本発明の真円度測定器の実施例である。
図2は図1の測定器のターンテーブル/プローブ・ユニットの側面図である。
図3は図1の測定器のターンテーブル/プローブ・ユニットの平面図である。
図4は図1の測定器のターンテーブル/プローブ・ユニットの端面図である。
図5はターンテーブルと心出し/平行化ユニットを上から見た図である。
図6は図1から4の測定器に使う治具の平面図である。
図7は図6の治具を取り付けたターンテーブルの側面図である。
図8は測定操作を幾何学的に示した概略図である。
図9は図8の一部を拡大したものである。
図10はデータの再心出し手順のフローチャートである。
図11と図12は再タイミング設定/データ削減フィルターの動作を図式化し
て示すものである。
図1は本発明の実施例である真円度測定器を示す。図2は図1の測定器のター
ンテーブル/プローブ・ユニットの側面図である。図3は図1の測定器のターン
テーブル/プローブ・ユニットの平面図である。図4はターンテーブル/プロー
ブ・ユニットの端面図である。この真円度測定器において、主ハウジング1はモ
ーター3(図2に概略を示す)を収容しており、これにより心出し/平行化ユニ
ット5を回転させ駆動スピンドル9を介してターンテーブル7を駆動する。心出
し/平行化ユニット5とターンテーブル7は両方とも駆動スピンドル9の軸の回
りに回転する。
心出し/平行化ユニット5はその周縁に2つの心出しノブ11と2つの平行化
ノブ13を備える。心出しノブ11のうち第一のノブを手動で回転させると、タ
ーンテーブル7が心出し/平行化ユニット5と駆動スピンドル9に対して第一の
水平方向に(駆動スピンドル9を垂直方向とする)動く。もう一つの心出しノブ
11を手動で回転させると、ターンテーブル7は心出し/平行化ユニット5と駆
動スピンドル9に対して第二の水平方向、すなわち第一の水平方向に直角な方向
に移動する。平行化ノブ13のうち第一のノブを手動で回転させると、ターンテ
ーブル7は心出し/平行化ユニット5と駆動スピンドル9に対して、第一の水平
軸の回りに回動することによって傾く。もう一つの平行化ノブ13を手動で回転
させると、ターンテーブル7は心出し/平行化ユニット5と駆動スピンドル9に
対して、第一の水平軸に垂直な第二の水平軸の回りに回動することによって傾く
。心出し/平行化ユニット5が心出しノブ11と平行化ノブ13の回転をターン
テーブル7のそのような動きに変換する機構は本技術分野に精通した者にはよく
知られている。ほとんどの場合、そのような機構は、ターンテーブル7を傾動す
るための第一と第二の水平方向の回転軸がターンテーブル7の上にある前もって
定められた点において駆動スピンドル9の回転軸に交差するように設計されてい
る。この交点は焦点と呼ばれる。
支柱15が主ハウジング1から上方に延びている。スライダー17は支柱15
に沿って上下に移動することができ、水平アーム19を保持している。水平アー
ム19の端部には測定プローブを支持するプローブ・ホールダー21が設けられ
ている。水平アーム19をスライダー17に対して動かすと、プローブ・ホール
ダー21に取り付けられたプローブは回転軸に対して接近または離れ、これによ
って異なる半径のワークピースを設置することができる。
測定器を使用する場合、真円度を測定しようとする物体23(ワークピースま
たは部品と呼ぶ)をターンテーブル7上に置き、プローブをプローブ・ホールダ
ー21に取り付ける。図1から図4において、従来型の接触型スタイラス・ゲー
ジがプローブとして用いられる。このプローブはスタイラス27を支えるゲージ
本体25を有する。水平アーム19を調整してスタイラス27の先端がワークピ
ース23の表面にちょうど接触するようにする。ゲージ本体25内の変換器がゲ
ージ本体25に対するスタイラス27の角度を表す信号を出力する。したがって
、この信号がスタイラス27の先端の位置を表す。
真円度の測定操作は、モーター3を駆動してターンテーブル7をゆっくり36
0度回転させる。普通、ターンテーブルは1分当り約6回転の速さで回転される
。駆動スピンドル9の軸の回りの回転角度は、例えば駆動スピンドル9の周縁に
格子を設けて格子の動きをモニターすることによって知ることができる。そのよ
うな構成は本技術分野ではよく知られている。プローブ・ホールダー21に取り
付けられたプローブからの出力信号の値は、駆動スピンドル9の軸の回りに等角
度で設けられた16,000ポイントにおいて、ターンテーブル7の1回転中に
記録される。これらのデータの値は真円度測定器の処理手段に送られる。原則と
して、処理手段は主ハウジング1内に組み込むことができる。しかし、処理手段
の少なくとも一部を別の処理手段29、例えば図1に示すようにケーブル31で
主ハウジング1に接続されたパソコン、として設ける方が一般的により便利であ
る。16,000データ・ポイントが回転軸回りに等間隔で設定されているため
、それぞれのデータ・ポイントは任意の基準方向に対するターンテーブル7の特
定の角度値に関係づけることができる。
図5はターンテーブル7と心出し/平行化ユニット5を上部から見たもので、
ターンテーブルの上面を詳しく示している。心出し/平行化ユニット5の本体は
ターンテーブル7に隠されているので見えないが、その心出しノブ11と平行化
ノブ13は見える。
図5に示すように、ターンテーブル7の上面には3つの溝33が表面の中心か
ら等角度で周縁に延びている。これによって、ターンテーブル7上の装置のさら
なる部分が3つのボール状の足を有するものであっても3点の運動学的取付(kin
ematic mount)で正確に配置することができる。さらに、一連の同心円35がタ
ーンテーブル7の上面にその中心に合わせて刻まれている。これらは、オペレー
ターがワークピースをターンテーブル7上に正しく載置するときの助けになる。
ターンテーブル7の上面にはさらに雌ネジが切られた孔37の列が3本開けられ
ており、それぞれの列は上面の中心から等間隔に周縁に延在している。ネジ付の
孔37はさらなる部品が固くターンテーブル7にクランプされるのを許容する。
図示した実施例を使用する場合、ワークピース23の中心軸がその回転軸に十
分近くなるようにワークピースを配置することによって、ワークピースの周縁か
ら回転軸までの距離の変動がワークピースの周囲にわたってプローブ・ホールダ
ー21に取り付けられたプローブの測定範囲を超えないようにしなければならな
い。図1から図4に示す誘導変換器(inductive transducer)を使用した従来の接
触スタイラス型プローブの場合、このことはワークピースの軸と回転軸との距離
を1mm、好ましくは0.5mm以下にしなければならないことを意味する。さ
らに、ワークピース23の軸とターンテーブル7の回転中心との距離はワークピ
ース23の半径の2/3を超えてはならない。
これらの要件を満たすには、オペレータはターンテーブル7上にワークピース
を載せ、目で見て刻印された同心円35を基準にしながらワークピースを中心に
置く。通常、熟れたオペレータならこの方法でワークピースの軸をターンテーブ
ル7の中心に約0.2〜0.5mmの精度で合わせることができる。ワークピー
スが適切に配置されたことを確かめるために、オペレータはスタイラス27の先
端がワークピース23にちょうど接触しないように水平アーム19を移動させる
。そしてターンテーブル7を手でゆっくり回転させながらワークピースとスタイ
ラスの先端との隙間の大きさを観察する。この操作によって普通、ワークピース
の半径がほぼ1mmよりも小さくなければ、オペレータは上記要件を満たすよ
うにワークピース23を配置することができる。したがって、ワークピース23
の位置を調整するために心出し/平行化ユニット5を使う必要はない。
例えば生産ラインにおいて品質チェックをするときのように、公称上同一なワ
ークピースを多数測定する場合、ターンテーブル7の上面に治具を取り付けるこ
とでより便利に行える。これにより、オペレータはすばやく単純な動作で治具に
ワークピースを載せることができ、治具を操作することで十分な精度でワークピ
ースを心出しできる。図6はこの目的のための治具の一例の平面図を示す。もち
ろん他の多くのタイプの治具を使うことも可能である。図6の治具において、固
体の金属ブロック39はワークピース23を正確に位置付けるためのV字状の凹
部を成す2つの面41を有する。輪43は金属ブロック39から凹部の面41を
囲んで延びている。輪43にはばねで付勢されたプランジャー45が取り付けら
れている。したがって、ワークピース23が図6の破線で示すように金属ブロッ
ク39のV字状凹部内に配置されると、プランジャー45はワークピース23を
面41に押し付けて、金属ブロック39に対してあらかじめ定められた位置にワ
ークピース23を保持する。
この治具を使用する場合、ボルトを金属ブロック39の位置決め孔47を通し
てターンテーブル7上面の雌ネジ孔37にねじ込むことによって、金属ブロック
39はターンテーブル7の上面に固定される。図7はターンテーブル7と心出し
/平行化ユニット5の側面図であり、図6の治具がターンテーブル7上に取り付
けられワークピース23が治具に保持されている。
位置決め孔47は金属ブロック39の面41の位置、治具が使われるワークピ
ース23の大きさ、およびターンテーブル7の雌ネジ孔37の位置に対して相対
的に配置されているので、ターンテーブル7上に治具を取り付けたときにワーク
ピース23の軸がターンテーブル7の中心にほぼ一致するように位置決めされる
。治具を定位置に配置した状態で、ワークピース23を治具に取付けて、先行技
術で知られている従来の心出しおよび平行化操作を実行する。先に述べたように
、この操作により普通、ワークピース23はその軸が回転軸に平行になりしかも
回転軸の約3〜5μm内に入るように位置決めされる。この操作で治具は回転軸
に対して正確に位置決めされる。治具がワークピース23を約0.5mmの精
度で繰り返し位置決めすることができるならば、後続のワークピースは心出しお
よび平行化操作を行わないで治具に取付けて測定することができる。適切に設計
された治具を使えば、ワークピースを非常にすばやくしかも容易に取り替えて測
定することができる。
ターンテーブル7を回転させてワークピース23の断面の円周形状を測定し、
上記したように16,000データ・ポイントを記録した後、プロセッサ29は
回転軸に対する測定されたワークピース23の断面の偏心を検知して修正する。
本構成を幾何学的に示す図8と9を参照してこの修正手順を説明する。
図8において連続線49は測定される断面におけるワークピース23の輪郭を
示す。すなわち、線49はワークピース23の周りのスタイラス先端の経路であ
る(図8と9において、ワークピース23とスタイラスとの相対回転をワークピ
ースの回転と見るのではなくワークピースの回りのスタイラス27の回転と見る
と便利である)。外見上、このワークピース23の断面は半径Rの円であるが、
実際はワークピース23の表面は少し波を打っている。この波を分かりやすく示
すために図8では大きく強調されている。破線51はワークピースが持つべき表
面の円を表す。したがって、連続線49と破線51の差はワークピース23の形
状の誤差を表す。破線51はワークピースの断面の中心点Wにその中心を置く半
径Rの円である。
プローブ・ホールダー21に取り付けられたゲージは、スタイラス27の先端
がその動きの範囲の中間点にあるときゼロを出力する。図8において、ゼロ出力
を表す、スタイラスの移動範囲のこの中間点は、点線の円53で示される。この
円はスピンドル軸S(すなわちターンテーブル7の回転軸)に中心が置かれてい
る。円53の半径はsで、これはスピンドル軸Sからゲージ出力ゼロの場合のス
タイラス27先端までの距離である。距離sはワークピース23の公称半径Rと
同じである必要はないが、これらの距離は、ゲージがターンテーブル7のすべて
の角度において計測可能範囲内に留まるようにするために、普通互いに近い値を
取る必要がある。円53の外の点は正のゲージ出力を持ち、円53内の点は負の
ゲージ出力を持つと考える。
図8に示すとおり、ワークピースの断面の中心Wはスピンドル軸Sから距離e
だけずれているが、この距離が偏心量である。したがって、理想的な表面51上
の任意の点Pは断面の中心Wに対して公称半径Rに等しい距離および角度θの位
置にあるが、スピンドル軸Sに対しては距離rおよび角度αの位置にある。図8
から分かるように、Rはすべての角度において同じであるが、rは角度とともに
変化する。さらに、θとαとは、偏心量eの方向と一致するワークピース表面5
1上の点を除いて、お互いに異なる。角度θとαとは、共通の基準方向である図
8の上方を基準にして右回りに測ったものである。偏心量eはこの基準方向に対
して角度βの方向にあり、したがって基準方向の距離aと基準方向に対して90
度の方向の距離bに分解できる。
図9は、理想的なワークピース表面51上のある特定の点Pの領域の図8の部
分を拡大して示すものである。プローブ・ホールダー21に保持された測定ゲー
ジからの点Pに対する出力は、図9における距離xの測定値である。この距離x
はスピンドル軸Sから点Pまでの線rに沿って測ったゼロ出力の円53とワーク
ピースの実際の表面49との距離である。図9から分かるように、距離xは、本
来測定すべき距離であるワークピースの実際の表面49とワークピースの理想的
表面51との間の距離ではない。もしそれでもスピンドル軸Sまでの線rに沿っ
て測定するのであれば、ワークピースの実際の表面49と理想表面51との間の
距離は距離1となる。さらに距離xは正の距離として測定される。なぜならワー
クピースの実際の表面はプローブのゼロ位置を表す円53の外側にあるからであ
る。これに反して、距離1は負の距離として測定される。なぜならワークピース
の実際の表面49はこの時点で理想表面51の内側にあるからである。したがっ
て、点Pからスピンドル軸Sまでの線に沿った距離は以下の式で表される。
S+X=r+1 (1)
式1を書き替えて1を求める式2は以下のようになる。
1=S+X−r (2)
しかし、sとrの値が知られていないので、式2を用いて直ちに1を求めること
はできない。以下の幾何学的解析はsとrの値がどのようにして求められるかを
示す。
断面の中心Wへ向かう線とスピンドル軸Sへ向かう線との間の点Pにおける角
度は(θ−α)である。点Pから点Sまでの線に直角に交わる、点Wから延びる
仮想線を考えると、式3が得られる。
R sin(θ−α)=e sin(α−β) (3)
a=e cos(β)およびb=e sin(β)であるから、2つの角度の差のサイ
ンを取る公式を使って式3の右辺を展開し、βを消すことができる。このように
して、式の両辺をRで除すと式4が得られる。
2つの角度の差のサインを取る式を使って式4の左辺を展開し、書き替えると、
式5が導かれる。
式5によって任意のθの値に対応するαの値が求められる。
点Pと点Sを結ぶ線に直角に交わる、点Wから延びる仮想線に戻り、この線と
点Sとの間に形成される三角形を考えると、この仮想線の長さがe sin(α−β
)であり、この仮想線が点Pと点S間の距離を、長さe cos(α−β)の点Sに
向かう部分と長さr−cos(α−β)の点Pに向かう部分とに分割することが分か
る。したがって、この仮想線と点Pとが作る三角形を考えると、式6が得られる
。
R2=[r-e cos(α−β)]2+[e sin(α−β)]2 (6)
式6を展開すると式7が得られる。
R2=r2−2er cos(α−β)+e2 cos2(α−β)+e2 sin2(α−β)
=r2−2er cos(α−β)+e2 (7)
式7をrについて解き、三角恒等式cos2(α−β)=1−sin2(α−β)を用い
、式4に対して行ったようにβを除くと、式8が得られる。
式8は半径R、中心を極座標rとαにおいて点(a,b)に持つ偏心円の式で
ある。この式は定数a,bおよびRが分かっている場合、任意の角度αに対してr
の値を与える。
Rはワークピース23の公称半径であるから、この値は普通分かっている。も
し何らかの理由でこれが分かっていなければ、ワークピース23の直径を測定す
ることで知ることができる。しかし、aとbの値は測定データの値xから得なけ
ればならない。これはリマソン近似を用いて行う。
式9はリマソン方程式の一般的な形を示す。
r=C+a cos(α)+b sin(α) (9)
式8に最後の項があることを除き、リマソン方程式は式8と同じ形をしている
。従来の曲線一致法を用いて、測定値x(2乗の最小和基準)にもっとも合う式
9のa,bおよびcの値を求める。式9のリマソンの方程式は式8の偏心円の式
の近似にすぎないが、このようにして得られたaおよびbの値は式8のaとbの
値の良い近似である。形式一致操作は式8を使ったときよりも式9を使って行う
方がはるかに簡単である。
このようにして得られたaとbの値を使って、今度は任意の角度αに対するr
の値を式8を使って求めることができる。しかしながら、式2を使って1の値を
得ることはまだできない。なぜならsの値はまだ分かっていないからである。し
かしながら、形式一致手順において、スピンドル軸に対する測定断面の偏心量を
表すaとbの値を求められるだけでなく、ワークピース23の表面の周りのすべ
ての測定点に対する、測定値xと定数cの差の和がゼロになるような定数cの値
を求めることができる。
もし式9のリマソン方程式を偏心円の方程式8の十分な近似と見なすなら、式
9のa,bおよびcに求めた値を代入して、(r−s)の値を表す修正された距
離r′の値を求めることが可能となる。そして1の値はxからr′を引くことに
よって求めることができる。しかしこの方法は式8の最後の項の影響を無視して
いる。この項の大きさは角度αとともに変化するが、これはリマソン曲線の形状
が正確な円ではないという事実を考慮している。さらに式8の最後の項の大きさ
は公称半径Rに対するaとbの値に依存する。これは、対応する偏心率(ワーク
ピースの半径Rに対する割合としての偏心量eの値)が大きくなるにつれてリマ
ソン曲線の形状と円との間のずれが大きくなることを意味している。したがって
、ワークピース23の半径に対する偏心量の比率が小さければリマソン方程式は
偏心円の方程式の妥当な近似式となる。偏心量がワークピース23の半径に比べ
て相当大きくなる場合でも高い精度の計算結果を得るためには、本実施例では別
の方法を用いる。
本実施例の方法において、式9の代わりに式8を使い、さらに式8の第一項と
して公称半径Rの代わりに上記で得られたcの値を使うことによって、r′のよ
り正確な値を得るのでは十分ではない。式8と式9の第2項と第3項が0度から
360度のαの値に対して総和がゼロになるのに、式8の最後の項はゼロにはな
らないという事実を考慮すると、さらに別の修正項を追加しなければならない。
この修正係数を考慮すると、本実施例は式10に示すようにr′を定義する。
修正係数F(e,R)は式11に定義されるが、ここで、E(e/R)は第二
種の完全楕円積分、F(e,R)は式8と10の最後の項の、0°から360°
までのαに対する積分である。
楕円積分は算術・幾何平均アルゴリズム("Handbook of Mathematical Functio
ns" by Abramowitz and Stegun,第598頁,Sec.17.6 を参照)を用いて評価でき
る。
式10にしたがって、1は式12から求めることができる。
1=x−r′ (12)
別法として、1は式13に示すように、x *とr *の差として得ることができる
。式13においてx*は、式14と15に定義されるように、総和がゼロになる
ように修正されたxの測定データであり、r *は、式16と式17に定義される
ように、積分値がゼロになるように修正された式8の偏心円の式で定義される。
1=x*−r* (13)
x*=x−c (14)
Σx* i=0 (i=1から16,000) (15)
∫r*(α)dα=0 (α=0°から360°) (17)
図9に戻るに、1は理想的なワークピース表面51上の点Pと実際のワークピ
ース表面49上の点との距離であるが、距離1はワークピース23の断面の中心
点Wに向かう方向に測定されていないことが分かる。その代わり、距離1はスピ
ンドル軸Sに向かう方向に測定される。したがって、距離1は真円度測定器が測
定すべき距離ではない。この測定器は図9の距離mを測らなければならない。
距離mは距離1とは2つの点で異なる。
第一に、距離mは、1で表される位置から距離yだけ離れた実際のワークピー
ス表面49上の位置の測定値である。もし実際のワークピース表面49と理想的
なワークピース表面51との間のずれが非常に小さいならば、距離yは非常に小
さい。したがって、本実施例ではこの影響は無視した。このため、もし距離mが
非常に大きいと、本実施例は少し不正確な値を与えることになる。しかしこれは
実際上問題とはならない。なぜなら、もしワークピースの形状が大きくずれてお
れば、誤差の正確な値を知る必要が普通ないからである。誤差が小さいときにそ
の誤差の正確な値を知ることが重要なのである。
第二の影響は、距離mは理想的なワークピース表面51と実際のワークピース
表面49との間の隙間を理想的なワークピース表面51の線に対して90°の方
向に交差しているが、距離1は斜めにこの隙間と交差しているので大きくなりす
ぎる。距離1のこの誤差の大きさは方向mと1との角度、すなわち角度(θ−α
)に直接関係している。この角度の大きさはワークピース表面の位置によって異
なる。しかしながら、(θ−α)の最大値、したがって距離mの推定値としての
距離1の最大誤差は、ワークピース23の公称半径Rに対する比率としての偏心
量eの大きさに直接関係している。偏心量eが公称半径Rの2/3あれば、距離1
の値のこの最大誤差は10%を超える。したがって本実施例は、長さmの値の
推定値として使われる長さnの値を求めることによってこの影響を修正する。図
9に示すように、距離nはmと平行な距離であるが、距離1と同じ実際のワーク
ピース表面49上の点から延びている。距離nは式18に示すように1をcos(θ
−α)で除すことにより得られる。
図10はターンテーブル7を回転させて得られたデータからnの値を得る手順
に関するフローチャートである。前に述べたように、16,000データ・ポイ
ントについてデータを採取し、i番目のデータ・ポイントの値はその値に下付き
文字iを添付することによって表示される。
ステップS1では、ターンテーブル7を360°回転させ、プロセッサ29は
16,000データ・ポイントのそれぞれに対してxとαの値を求める。
ステップS2では、式9のリマソン方程式を入力データに当てはめa,bおよ
びcの値を求める。
ステップS3では、式14にしたがって修正データ値x*を求める。
ステップS4では、ステップS2で得られたaとbの値と測定されるワークピ
ースに応じてオペレータが前もって入力したRの値を式16に代入して比較デー
タr *を計算する。
ステップS5では、式13と式18によってnが計算される。
図10は原則的な手順を示しているのであるが、実際の計算手順は正確に図1
0の順序通りにはならない。すべての入力データ・ポイントを使ってステップS
1とS2を実行した後、ステップS3からS5にしたがって各データ・ポイント
について順番にnを計算する手順を実行する。各データ・ポイントのnの値は次
の処理(これは後述するようにフィルター/再タイミング設定動作)に必要であ
る。さらに、実行する計算は正確にステップS3からS5に従っておらず、同等
の数学的効果を持つ一連のステップを実行してnの値を計算する。実際、上記の
式にしたがってnを計算するのと同じ効果を持つ数学的ステップの集合は多数存
在する。またどのステップ集合を選択するかはプロセッサ29のプログラム上の
都合によるものである。
上で述べたように、本実施例はワークピース23の円周上の16,000ポイ
ントにおける距離xの値を記録する。後続の解析のために、これら16,000
データ・ポイントはローパス・フィルターを通過させて2,000データ・ポイ
ントに減少させる。これは1回転で500振動のガウス・ローパス・フィルター
とほぼ同等の数値フィルターのコンボリューション(convolution)を使って行う
。データ・ポイントの数を減らすときに、フィルター・ステージはデータ・ポイ
ントの間隔を再度取り直して、フィルター通過後にデータ・ポイントがワークピ
ース23の断面の中心点W回りに角度θに関して等間隔で配置されるようにする
。他方、ターンテーブル7の回転軸S回りに角度αに関して等間隔で配置された
ポイントについて測定値xと修正された測定値nを求める。
本実施例は3段フィルタリング法を用いている。第一フィルタリング・ステー
ジは相対係数[1,2,3,4,3,2,1]を有する三角フィルターである。
これはまたデータ・ポイントを16,000から4,000に減少させるデータ
低減フィルターでもある。第二フィルタリング・ステージはこれら4,000ポ
イントを相対係数[1,6,15,20,15,6,1]を使ってフィルターに
かける。これは、それぞれが相対係数[1,2,1]を持つ3つの三角フィルタ
ーのコンボリューションとして実施する。最後に第三フィルタリング・ステージ
は相対係数[1,2,1]を持つ他の三角フィルターであり、データ・ポイント
を4,000から2,00に減らす。
第一フィルタリング・ステージは各々が相対フィルタリング係数[1,1,1
,1]を有する2つの箱フィルターのコンボリューションとして与えられる。こ
れら箱フィルターの一つのフィルターはθに関してデータ・ポイントが均等に配
置されるようにデータ・ポイントの間隔を取り直すために使われる。再配置操作
は箱フィルターで行われる。これは箱フィルターの効果は入力データをフィルタ
ーの範囲にわたって積分するのと同じであり、フィルターの可変長さで積分する
ことはデータを再配置する便利で簡単な方法であるからである。この箱フィルタ
ーの動作につては図11と図12を参照して以下に説明する。
箱フィルターがワークピース23の表面の周りのデータ・ポイントを再配置す
ることなく単純フィルタリングを行っている場合、それぞれの出力値dataは(フ
ィルター係数の相対値に応じて)4つの連続する入力値nの平均となる。すなわ
ち、αの4つの連続する値に対応するデータ値が使われる。次の出力値dataに関
しては、最初の入力データ値nは捨てられ、フィルターの第2から第4入力デー
タ値はフィルター内の第1から第3入力データ値となり、そして次の入力データ
値nがフィルター内の第4の入力データ値を与える。すなわち、フィルターの入
力「箱」の位置はαの1つの値だけ移動することになる。
データ・ポイントを再配置するには、この手順を図11と図12に示すように
修正する。これらの図に示すように、θが等間隔に配置された16,000の値
を持ち、かつ入力データがこのθの値の範囲にわたって積分されると仮定して、
それぞれの出力値dataはθの4つの論理値に対応している(すなわち、フィル
ターの入力「箱」長さはθの4つの値分の長さであり、αの4つの値分の長さで
はない)。連続する出力値dataに対して、フィルターの入力「箱」の位置はαの
1つの値分ではなくθの1つの値分だけ移動する。実際は、それぞれの連続デー
タ・ポイントについて入力「箱」の両端のθの値(すなわち積分領域)が計算さ
れる。これらのθの値は図11と図12において、各々の出力値dataために図示
された範囲を定める縦の破線によって表されている。そして対応するαの値は、
式5に従って、これらθの境界値から計算される。nのそれぞれの値は、対応す
る測定値xが記録された角度αに中心を合わせたある範囲の角度αにおける測定
されたワークピースの半径の誤差として扱われるので、あらゆる可能なαの値に
おいて一つのnの値が存在する。
図11と図12に示すように、それぞれの出力データ・ポイントの積分領域の
両端は、各nの値が含む角度αの範囲の境界とは通常ずれている。これが発生し
た場合、出力値dataに対するn値の関与は、当該出力データ・ポイントのθの所
望範囲内にあるそのαの範囲の割合に応じて小さくされる。n値に関わるαの全
範囲が出力データ・ポイントの積分領域内にある場合、そのnの値は縮小されな
い。従って、図11に示すように、n iの値は0.8倍、ni+5の値は0.4倍に
縮小されるが、ni+1、ni+2、ni+3、ni+4の値は縮小しないで出力値datak の
計算に使用される。
図11は、図8の左下近くのワークピース表面周りの点に対するフィルターに
よる再配置操作を表す。この領域のワークピース表面はスピンドル軸Sに比較的
近いため、表面はスタイラス27の先端を比較的ゆっくりと通り過ぎ、またスピ
ンドル軸S周りの等角度αにおけるワークピース表面上の点は必要以上に互いに
接近している。図12は、図8における右上のワークピース表面の一部からとっ
たデータ・ポイントのフィルターの動作を示す。この領域のワークピース表面は
スピンドル軸Sから比較的遠くにあるので、表面はスタイラス27の先端を比較
的速く通り過ぎ、またスピンドル軸S周りの等角度αにおけるワークピース表面
上の点は望ましい間隔よりも互いに大きく離れている。図11と図12を参照し
て説明したデータ再配置箱フィルターの動作において、各々の出力データ値を計
算する目的のために、出力データ値に関与する入力データ値nが角度θに関して
等間隔に配置されていると仮定しているので、わずかながら不正確さが存する。
実際は、各々の出力データ・ポイントについての積分領域内の角度θに関する間
隔の不等間隔量は、偏心量eがワークピース23の公称半径Rの2/3を超えな
ければ無視できる。
ワークピース23の表面がスタイラス27の先端を通り過ぎる速さにばらつき
があると、ある角度θにおいて4ポイント未満のデータがデータ再配置フィルタ
ーからの各々の出力データ値に関与することを意味する。しかしながら、例えス
ピンドル軸Sが理想のワークピース表面に一致している場合でも、すなわち、偏
心量eが公称半径Rに等しい場合でも、ワークピース表面がスタイラス27先端
を通り過ぎる最大速度は、スピンドル軸Sがワークピースの断面の中心点Wに一
致しているときの速度のわずか2倍に過ぎない。eがRに等しいこの極端な場合
において、常に2つ以上の入力値nが再配置フィルターの各々の出力データ値に
関与している。従って、偏心量eが公称半径Rの2/3を超えないことが推奨さ
れているので、再配置フィルターが良好に動作するのに十分な入力データ・ポイ
ントが常に存在することは明らかである。
第一フィルタリング・ステージの第一箱フィルターによって再配置された後に
引き続きプロセッサ29で処理されるデータ・ポイントは、ワークピース23の
測定された断面の中心点W回りに等角度θに配置されているものとして扱うこと
ができる。したがって、残りのフィルタリング操作および後続の解析アルゴリズ
ムは従来のように動作することができる。
第一フィルタリング・ステージの第二箱フィルターは、第一フィルタリング・
ステージの出力において、ワークピース23の表面周囲の再配置されたデータ・
ポイントの数を16,000から4,000に減らす。第二箱フィルターの各々
の出力値は4つの連続する再配置された入力値の(フィルターの係数の相対値に
従った)平均であり、データ・ポイントの数を減らすために、一つの出力値を計
算するために使った4つのデータ・ポイントはその出力値を算出した後に全て捨
てられる。そして次の4つの再配置された入力データ値を使って次の出力データ
値を計算する。これによって、データ値の数を4分の1に減らす。
先に述べたように、フィルターを通った4,000のデータ・ポイントは引き
続いて第三フィルタリング・ステージにおいて2,000データ・ポイントまで
減らされる。
望みのθ値に対するαの値を式5にしたがって計算する関数、およびnを計算
するために使われる関数、特に式10または式16の関数は大量の計算を必要と
する。したがって、すべての入力データに対してこれらの値を計算するには、プ
ロセッサ29は相当長い時間を必要とする。別の実施例においては、ワークピー
ス23周囲のいくつかのポイントのみについてこれらの値を計算し、計算を行っ
たポイントの間のポイントに対しては数値内挿を行って値を求めることによって
、計算量を減らすようにしている。
数値内挿は、内挿しようとする関数に3次多項式を当てはめることによって行
う。それぞれの内挿領域は、内挿された関数の値が計算され、かつ、内挿された
関数の導関数が計算された2つのポイント間に延びている。これら4つの計算さ
れた値は3次多項式内挿関数の定数として入力される。内挿関数は式19に定義
され、用いられた記号は以下の通りである。
pは内挿領域内の中間点の位置であり、関数値が内挿されているところで
あり、内挿領域の始めでp=0、終わりでp=1である。
Func(p)はポイントpにおける3次多項式内挿関数の値である。
wは内挿領域の幅である。
Bは内挿領域の始めにおける、内挿された関数の計算値である。
B′は内挿領域の始めにおける、内挿された関数の導関数である。
Eは内挿領域の終わりにおける、内挿された関数の値である。
E′は内挿領域の終わりにおける、内挿された関数の導関数である。
Func(p)=B(3p2−2p3)+B′w(p3−p2)
+E(1+2p3−3p2) (19)
+E′w(p−2p2+p3)
ワークピースの円周距離が160の内挿領域に分割され、したがって各々の内
挿領域が100のn値あるいは100個のθ値を含む。内挿関数Func(p)が多項
式の形態なので、式5や式10あるいは式16の関数よりもはるかに速く計算で
き、それ故に、この方法で計算時間が大幅に削減される。この数値内挿法によっ
て生じる誤差は、第一の実施例で用いた他のいくつかの近似法の影響と比べれば
小さく、当然に出力データの精度を大きく低下させるものではない。
3次多項式や他の内挿関数を用いた数値近似法は本技術分野に精通した者には
よく知られており、式19に示した内挿関数は適切な内挿関数の一例に過ぎない
。
上に説明したように、測定位置のばらつきが測定ブローブの測定範囲を超えな
いならば、本発明の実施例はワークピースの公称半径の2/3までの偏心を正確
に補償できるので、目視によりあるいは治具を使ってワークピース23をターン
テーブル7の中心に置くだけで真円度測定を行うのに十分な精度でワークピース
は心出しされる。これにより実施例は容易にすばやく使用できる。
本実施例は代表例として説明したもので、本技術分野に精通した者には実施例
に様々な変更を加えたり他の方法を使用できるであろう。
─────────────────────────────────────────────────────
【要約の続き】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.回転軸の回りに回転可能なターンテーブルと、 ターンテーブルが回転軸回りに回転するときターンテーブル上のワークピース の断面形状を測定する測定プローブのホールダーと、 ホールダーに保持された測定プローブから供給され、回転軸回りに既知の角度 の間隔で配置された複数の点におけるワークピース表面の位置を表すデータを受 け取り処理する処理手段とを備える真円度測定器であって、 処理手段は、(a)回転軸に対する断面の中心の偏心を検知し、(b)断面の中心回 りにほぼ等角度で間隔を置いて配置された複数の点におけるワークピースの表面 の位置を計算するプログラム手段を備えることを特徴とする真円度測定器。 2.回転軸の回りに回転可能なターンテーブルと、 ターンテーブルが回転軸回りに回転するときターンテーブル上のワークピース の断面形状を測定する測定プローブのホールダーと、 ホールダーに保持された測定プローブから供給され、断面周りの複数の点につ いてワークピースの表面と回転軸に中心を合わせた円との間の距離を表すデータ を受け取り処理する処理手段とを備える真円度測定器であって、 処理手段は、(a)回転軸に対する断面の中心の偏心を検知し、(b)断面の周りの 複数の点について、(i)前記距離をワークピースの表面と断面の中心にその中心 を合わせた円との間の距離に変換し、かつ、回転軸に向かう方向にその距離を測 る時と前記断面の中心に向かう方向にその距離を測る時との差について変換した 距離を補償するか、あるいは(ii)同等の効果をもたらすかあるいはそれを含む数 学的操作を行うプログラム手段を備えることを特徴とする真円度測定器。 3.回転軸の回りに回転可能なターンテーブルと、 ターンテーブルが回転軸回りに回転するときターンテーブル上のワークピース の断面形状を測定する測定プローブのホールダーと、 ホールダーに保持された測定プローブから供給され、断面周りの複数の点につ いてワークピースの表面と回転軸に中心を合わせた円との間の距離を表すデータ を受け取り処理する処理手段とを備える真円度測定器であって、 処理手段は、(a)回転軸に対する断面の中心の偏心を検知し、(b)断面の周りの 複数の点の各々について、(i)距離の値から定数を差し引いて距離を修正する際 に修正された距離の断面回りの総和がゼロになるような定数を差し引き、さらに 完全一回転にわたる積分がゼロになるような角度の関数の、回転軸回りの前記点 のその角度における、値を前記修正された距離から差し引くか、あるいは(ii)同 等の効果をもたらすかあるいはそれを含む操作を行うをプログラム手段を備え、 ここで、前記関数は[a cos(α)+b sin(α)]とは第一修正項および第 二修正項において異なり、ここで αは回転軸回りの点の角度、 aは検知された偏心量の、α=0方向の成分、 bは検知された偏心量の、α=90°方向の成分、 第一修正項はその大きさがαとともに変化し、リマソン方程式と偏心円の方程 式との差を少なくとも近似的に表し、 第二修正項はその大きさがαとともに変化せず、完全一回転にわたる第一修正 項の積分値の大きさを少なくとも近似的に表している、ことを特徴とする真円度 測定器。
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