JPH10507781A - ボールペン用水性インキ組成物 - Google Patents

ボールペン用水性インキ組成物

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JPH10507781A
JPH10507781A JP8504472A JP50447296A JPH10507781A JP H10507781 A JPH10507781 A JP H10507781A JP 8504472 A JP8504472 A JP 8504472A JP 50447296 A JP50447296 A JP 50447296A JP H10507781 A JPH10507781 A JP H10507781A
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ディビッド イー ハンケ
ブルース ジンデルベルガー
ソール ハイマン
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ナショナル インク インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 ボールペン用の水分含量が十分に減少されたずり減粘インキ組成物。これらの低含水量インキは、高分子物質を含み、少なくとも7日間キャップをペンから外した後でも自由な流れを維持し、優れた「キャップ外し」特性を示す。本発明によるインキ組成物は、インキが着色剤として染料を使用するときは全組成物の100重量部を基準として4重量部という少ない水分を含み、着色剤として顔料を使用するときは同じ基準で10重量部という少ない水分を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 ボールペン用水性インキ組成物 発明の背景 発明の分野 本発明は、ペンを使用して筆記するための筆記用流体に関し、特に、ボールペ ンを使用して筆記するための水性インキに関する。 関連技術の説明 ボールペン用の水性インキ組成物は、ペンからキャップを外した状態で長時間 にわたり筆記適性を保持すること、およびペンの先端のボール直径に対応する均 一な幅の線で円滑に筆記することに適する流れ特性を有することが必要である。 さらに、迅速な筆記に使用されるときに、インキは、間断なくペンの先端に流れ 、ペンの先端にインキ成分のいかなる残留物の蓄積もないことが必要である。 高粘度のために「ペースト」インキとして特徴づけられるインキは、通常、8 ,000センチポイズ(cps)を超える粘度であり、ペンに利用される。ペン は、一端をペン先のボール組立体によって閉鎖されるチューブ、またはそれより 大きな直径であり同様に先端を閉鎖され、またチューブの後端にインキと密接に 接触する粘性「フォロア」を有しインキの後部漏れおよび蒸発を防止するチュー ブを備える。ボールペン中のペーストインキの流れ特性は、インキの特性および ボールとそのハウジング間の隙間によって変わる。 ペーストインキを利用するボールペンには、二つの重大な欠点がある。高粘度 のインキを使用すると筆記中にペンが紙の表面を引きずられ、したがって使用者 ははっきりと線を書くために一層強く圧迫する必要がある。また、粘性のインキ は紙の上ににじむ染みを作る傾向があり、またはにじみを避けるために、インキ が紙の上に供給される速度を低く設定する必要があり、その結果、書いた線の濃 さが薄すぎることになる。 これらの問題を解決するために、たとえば、1.0から10.0cpsの範囲 の粘度を有する「流体」インキ使用することができる。流体インキを利用するボ ールペンの場合は、インキの粘性が低いので自由に流れるインキが生成され、そ の結果、ペンと紙との間の圧力の低い状態で筆記し、その上、濃い線を書くこと ができる。しかし、この流体インキペンには、幾つかの欠陥がある。第一に、低 粘度インキは、ペンのボールに適切な潤滑を与えない。その結果、ペンを使用し て滑らかな筆記ができず、また潤滑が不足しているのでボールが急速に磨耗する 。第二に、流体インキボールペンのインキ筒は大気との直接の通気孔を付け、イ ンキがペンから流れ出るときに流れを阻止するペン内の真空の形成、または温度 変化によりペン内の圧力が上昇するときの漏れを防止する。流体インキは、通常 は水を基材とするので、本来、蒸発しやすい。さらに、流体インキは、毛管現象 によりインキが紙の繊維中に吸収され「にじみ」を生じ、線の外観がぎざぎざに なる傾向がある。 これらの問題のために、流体インキを利用するボールペンは、高価なインキ流 れ制御システムを使用する必要がある。このシステムは米国特許第3,951, 555号によって開示されたように、毛管インキ筒または真空インキ筒と共同で 作用する。毛管インキ筒システムの場合は、インキ筒はタバコフィルタに類似の 設計の繊維状吸収体を備える。この吸収体が毛管引力によってインキ筒内のイン キを保持し、回転するボールにフィーダ芯を経由してインキの流れを供給する。 その供給速度は、使用中は連続する線を形成するためには丁度十分であるが、ペ ン先に液体インキの過剰供給を生成することはない速度である。フィーダ芯とし ては、焼結繊維束の形態の多孔質ロッド、または毛管チャネルを有し回転するボ ールに対するインキ供給速度を制御することを目的とする押し出し成形プラスチ ックロッドを使用することができる。インキ筒は繊維の束であり、フィーダロッ ドに接合されペン内のインキを保持する貯蔵容器として作用する繊維束を有し、 またペン先に接するロッドの他端を有する。可溶性染料ではなく顔料を含むイン キは、繊維質インキ筒およびフィーダロッドの毛管通路を詰まらせる傾向がある 。このようなシステムを例示する先行技術の特許としては、たとえば、米国特許 第4,145,148号および第4,726,845号などがある。 繊維質インキ筒およびフィーダロッドを使用する設計のもう一つの欠陥は、イ ンキの50%までが繊維質インキ筒に保持され、決して筆記に利用できないこと であり、それはインキが繊維間の小さい毛管チャネル中に保持されるためである 。米国特許第4,671,691号によれば、繊維質インキ筒およびフィーダロ ッド組立体に関連する問題は、単にインキを増粘して組立体を削除することによ っては調整されない。ペン先におけるインキの流れは、蒸発または機械的衝撃に よって阻害され、その結果、ペン先からのインキの分離が発生する。 繊維質インキ筒およびフィーダロッドの削除に関連する問題に対する解決策の 代案は、少なくとも50重量%が水である極性溶媒を含み、水分散性ゴムまたは 樹脂により増粘されたインキを使用することである。たとえば、英国特許第2, 131,040A号には、少なくとも32.74%の水、増粘剤として0.2な いし0.45%のキサンタンガム、および少なくとも5%の湿潤剤を含むインキ は、繊維質インキ筒およびフィーダロッド組立体を使用するボールペンに固有の 問題を解決すると開示されている。米国特許第5,045,992号には、少な くとも50%は水であり、ポリビニルピロリドン及び/又はポリビニルアルコー ルのような耐衝撃性添加剤を有する高分子増粘剤を含む耐衝撃性インキが開示さ れている。米国特許第5,013,361号には、ボールペン用インキに高分子 増粘剤を使用するときは、少なくとも49.5%の水が必要であることが開示さ れている。 米国特許第4,942,185号には、少なくとも50%は水であり、α−メ チルスチレン、スチレン、およびアクリル酸のターポリマーの水溶解物によって 安定化されるマーカーペン用インキが開示されている。ターポリマーは、ずり減 粘特性を生成し、その結果、インキがマーカーペンの繊維のペン先を通って流れ ることができると開示されている。 インキがペンを通りボールの表面に移動するとき、インキの濃厚度は変化する 必要があるという概念は、先行技術において公知である。インキをずり減粘流体 に変換する高分子物質をインキに組み込むことによって、インキはずりの高い条 件下では液体として、ずりの低い条件下ではペーストとして作用することができ ることは公知である。米国特許第3,425,779号には、インキのレオロジ ー特性はボールペンの先端を通る流れを制御するように設計する必要があること 、 および可溶性高分子を使用してインキに所望の濃厚度を与えることができること が開示されている。 たとえば、米国特許第4,726,845号には、高いずり粘度を示し、書く ときには、通常の液体インキのボールペンインキより、滑らかさを大きくし、ま た毛管作用による液の排出を少なくできる筆記用インキが開示されている。英国 特許出願第2,131,040号および米国特許第4,671,691号には、 0.2ないし0.45重量部のキサンタンガムを含む水性インキが開示されてお り、このインキはインキ筒中に粘性フォロワを備えるボールペンに使用される。 英国特許出願第2,094,820A号には、高分子電解質ポリマーおよび極性 の高い溶媒を含むインキ組成物が開示されており、このインキは、液体インキと 同様に、密封され加圧されるインキ筒を有するボールペンに使用される。さらに 最近は、キサンタンガムで濃厚化される「事実上水を必要としない」筆記用イン キが、米国特許第4,726,845号によって開示されている。このインキは 、静止しているときは粘度が高いが、ローラボールペンのボールが回転するとき にそのソケットに認められるようなずり力を受けると急速に粘度が低下する。 どのペン設計も、ボールおよびソケットについて異なる幾何学的形状を有し、 これによってインキの流れ特性が相当に変わる。インキの最適粘度および最適流 れ適性は、各ペン設計に特有である。したがって、何らかのインキを試験するた めの最適の「レオメータ」は、使用されることになるペンについて消費者によっ て実施される使用試験である。 相当な量の水および他の揮発性液体を含むインキに関連する特に厄介な問題は 、「キャップ外し」として知られる問題であり、ペンがペン先にキャップをしな い状態で保存されるとペンが書けなくなるという問題である。蒸発を防止するキ ャップがないと、インキは乾燥し、また樹脂、顔料、および他の成分の漂積物が ずり応力がかけられたときに流れず、ボールの周辺およびボールソケットの界面 に固い外皮を形成する。この漂積物は、インキがペン先に流れることを妨害する 。この問題は、インキが急速に蒸発する水を含むときに特に深刻である。 したがって、ボールペンで使用するためのインキ、特にずり減粘インキのさら に良好な組成物が必要とされる。特に必要とされるのは、十分に減少された量の 水分を含み、通常、水含有インキに関連する「キャップ外し」問題を最小化させ るずり減粘インキの処方である。 発明の要旨 本発明によるボールペン用インキ組成物は、十分に減少された量の水分を含み 、優れた「キャップ外し」特性を示し、少なくとも7日間キャップをペンから外 した後においても、自由に流れることができる。本発明のインキ組成物は、 a)100重量部の全組成物中の69ないし92重量部の極性非水性液体と、 b)100重量部の全組成物中の4ないし25重量部の水と、 c)ずり減粘流体を生成するために十分な量のずり減粘高分子物質と、 d)100重量部の全組成物中を基準として2ないし10重量部の染料及び/又 は12ないし35重量部の顔料分散物と、 を含む。 発明の詳細な説明 本発明の実施において使用されるインキ組成物は、高濃度の極性非水性高沸点 液体を含むずり減粘流体である。チキソトロピー性を有する流体、または「ずり 減粘」流体は、時間およびずり速度の関数として減少する粘度を有する。一定の ずり速度によって粘度が破壊されると、ずり応力が減少する。ずり速度が増加す ると、ずり応力が突然に相当に減少する点に到達し、この点において最小ずり応 力となり、そのずり速度の間は、粘度がさらにその点の値を超えて低下すること が全く発生しない。ずりが除去されると、流体は元の粘度に戻る。 チキソトロピー性流体またはずり減粘流体の共通の例は、マヨネーズ、削井の 泥水、塗料、およびインキである。したがって、本発明のインキ組成物はレオロ ジー特性を有することが特徴であり、この特性のために本組成物はボールペン筆 記装置で使用されるときに高いずり減粘が認められる。 本発明によるインキ組成物は先行技術のインキ組成物と異なり大部分の水を除 去してあるので、本発明のインキを使用するボールペンによって、非常に長いキ ャップなし時間が達成される。先行技術のインキにおいては、ずり減粘高分子イ ンキの水含量の上限は、50ないし67%の範囲である。対照的に、本発明によ るインキ組成物においては、4重量%のような少ない水分が必要とされるが、し かし、必要とされる水分量は、使用する高分子増粘剤の選択および着色剤が染料 であるか顔料であるかによって異なる。通常、着色剤として染料を含むインキ処 方はおよそ4ないし25重量%の水を必要とするが、一方、顔料を含むインキ処 方はおよそ10ないし17重量%の水を必要とする。顔料、染料の少なくとも一 方を基礎とするインキの極性非水液体の量は、全組成物100部のうち、およそ 69ないし92重量%である。 これらの水含量の低いインキは、先行技術によるインキと比較して、キャップ 外し時間が相当に増加するという利点がある。通常、ボールペンに使用した場合 、本発明によるインキは、最低7日間、好適には最低30日間キャップがペンか ら外された場合に使用できる状態を維持する。 本発明によるインキ組成物は、少なくともひとつのずり減粘性のゴム、樹脂、 または多糖類を含むことを特徴とする。本発明において使用される植物類から得 られる高分子物質は、ガーガム、カラゲーナンゴム、アルギン、キサンタンガム 、アラビアゴム、トラガカントゴム、ロカストビーンゴム(locust be an gum)、オオバコ種子ゴム、ペクチン、デキストリン、カラマツゴム、 マルメロ種子ゴム、タマリンドゴム、および高濃度のアミロースを含むデンプン などである。本発明において使用に適するずり減粘ゴムの好適な実施例は、キサ ンタンガム(「ロドポール」(RHODOPOL)(登録商標)、ローヌクーラ ンク社製、(Rhone−Poulenc,Inc.,Cranbury,NJ )である。 植物類から得られる他の化学的に修飾された高分子物質であって本発明の実施 において使用できるものは、たとえば、ヒドロキシプロピルセルロース、メチル セルロース、およびヒドロキシエチルセルロースである。 動物類から得られる使用可能な高分子物質は、ゼラチンおよび他の増粘能力を 有するタンパク質であり、保護コロイドとして機能し大量のインキ中の塊の形成 を防止する。たとえば、限界に近いところで両立できるインキ成分の小さなセル の形成に由来する塊の形成を防止する。 天然ガスまたは原油などの炭化水素の変形である高分子物質も、本発明の実施 において使用することができる。例を挙げれば、α−メチルスチレン/スチレン /アクリル酸ターポリマーたとえばエス・シー・ジョンソン社(S.C.Joh nson)製の「ジョンクリル58」(JONCRYL58)(登録商標)、ポ リアクリル酸たとえばグッドリッチ社(B.F.Goodrich)製の「カー ボポール934」(CARBOPOL934)(登録商標)、ポリエチレンオキ シドたとえばユニオンカーバイト社(Uion Carbide)製の「ポリオ ックス」(POLYOX)(登録商標)ポリマー、GAF社製のポリビニルピロ リドン、およびエアプロダクト社(Air Product)製のポリビニルア ルコールである。 選択されるポリマーの量は、そのインキを使用することになっているペンを使 用して滑らかに書くことに適した粘度を実現するために必要な量である。通常、 ボールペンのボールの直径は、非常に細い線用の0.4mmからアートワーク用 の1.4mmまで変わる。 この範囲内のボール直径について、本発明に含まれる粘度(25℃における) の範囲を、B型粘度計、モデルLVT(No.3スピンドル付)を使用し、製造 業者の使用説明書に従って測定した結果は下記の通りである。なお、B型粘度計 とはbrookfierd粘度計のことである。 本発明によるインキ組成物は、極性非水液体の使用に基礎を置き、極性非水液 体においては水は重要でない成分であるに過ぎない。これらの極性非水液体には 次のものが含まれる。すなわち、(1)モノ、ジ、トリ、および高級アルコール 、(2)グリコールエーテル、(3)グリコールエーテル酢酸エステル、(4) グリコール酢酸エステルが含まれる。染料に基礎を置くインキの場合は、極性非 水液体の量はインキの70ないし92重量%であり、およそ72ないし73重量 % が好適である。顔料に基礎を置くインキの場合は、必要とされる極性非水液体の 量はインキの69ないし92重量%であり、およそ72ないし73重量%が好適 である。 本発明において使用に適するアルコールは、たとえば、ヘキシレングリコール 、オクチレングリコール、1,4−ブタンジオール、チオジグリコール、2,3 −ブチレングリコール、トリエチレングリコール、ジエチレングリコール、エチ レングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、3−メチルペンタン−2 ,3,5−トリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ジグ リセリン、イソプロピルアルコール、およびソルビトールであるが、これに限定 されるものではない。 本発明において使用に適するグリコールエーテルは、たとえば、エチレングリ コールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレ ングリコールモノイソプロピルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエー テル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールフェニ ルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、およびプロポレングリコー ルフェニルエーテルであるが、これに限定されるものではない。 本発明において使用に適するグリコールエーテル酢酸エステルは、たとえば、 プロピレングリコールモノメチルエーテル酢酸エステル、エチレングリコールモ ノメチルエーテル酢酸エステル、エチレングリコールモノフェニルエーテル酢酸 エステル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル酢酸エステル、ジエチレン グリコールモノエチルエーテル酢酸エステル、ジエチレングリコールモノブチル エーテル酢酸エステル、ジエチエングリコールモノフェニルエーテル酢酸エステ ル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル酢酸エステル、エチレング リコールジエチルエーテル酢酸エステル、ジエチレングリコールジメチルエーテ ル酢酸エステル、およびプロピレングリコールモノメチルエーテル酢酸エステル であるが、これに限定されるものではない。 本発明において使用に適するグリコール酢酸エステルは、たとえば、エチレン グリコール一酢酸エステル、エチレングリコール二酢酸エステル、およびジエチ レングリコール二酢酸エステルであるが、これに限定されるものではない。 本発明によるインキに使用する必要のある着色剤としては、筆記用インキに有 用であることが公知の水溶性または水分散性の染料または顔料またはその混合物 のいずれも使用することができる。およそ2ないし10%好適にはおよそ4ない し6%の染料、およそ12ないし35%好適にはおよそ18ないし22%の顔料 の少なくとも一方が、インキ処方に添加されて、所定の色が得られる。使用する ことができる染料または顔料の例を下記に示すが、これに限定されるものではな い。すなわち、ダイレクトバイオレット 99、「バソニル」(Basonyl e)(登録商標)ブルー 636、ダイレクトブルー 86、リーガル 330 R カーボンブラック、ファストライトオレンジ 2GM,二酸化チタン、カル ミン 6B、ピグメントレッド 112、ピグメントブルー 15、ピグメント グリーン 7、ダイレクトブルー 71、ダイレクトブッラク 19、アシッド レッド 92、ドイツのヘキスト社(Hoechst)製の「ホストファイン」 (Hostafine)(登録商標)の顔料、日本のミクニ製の「チチカカ」( Titicaca)(登録商標)および「ビクトリア」(Victoria)( 登録商標)の顔料、米国のサンケミカル社(Sun Chemical)製の「 サンスパーズ」(Sunsperse)(登録商標)および「フレキシバーズ」 (Flexiverse)(登録商標)の顔料、およびドイツのバスフ社(BA SF)製の「ルコニル」(Luconyl)(登録商標)の顔料。 一部の水分散性キサンタン、カルボキシメチルセルロース、およびアルギン酸 エステルをベースとする高分子増粘剤を安定化するために、金属イオン封鎖剤が 必要とされることがある。金属イオン封鎖剤は、溶液中の多価陽イオンと結合し 、ポリマーの溶解性を増加させる。この目的に適合する薬品は、EDTA四ナト リウム塩またはダウケミカル社(Dow Chemical)製の「バーセン1 00」(Versene100)(登録商標)などのEDTA塩、リン酸三ナト リウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、またはグルコヘプタン酸ナトリウムであ る。これらの金属イオン封鎖剤は、普通は、水溶性ゴムのおよそ1〜5重量部添 加される。 多数の好適なインキ成分は、バクテリア、酵母、およびカビなどの微生物によ って劣化を受ける。このような劣化は、p−ヒドロキシ安息香酸メチル、p−ヒ ドロキシ安息香酸プロピル、1−(3−クロロアリル)−3,5,7−トリアゾ −1−アゾニアアダマンタンクロライド、または1,2−ベンジゾチアゾリン− 3−オンを含むプロクセル(Proxel)GXL商標の殺生物剤などの殺生物 剤の添加によって防止される。通常、60%の水を含む濃度の殺生物剤を0.1 0ないし0.20%、好適には約0.10%の殺細菌剤をインキ処方に添加し、 微生物の成長を制御する。 水およびグリコールなどの極性非水液体を含むこれらのインキは、ペンのロー ラボールおよびソケットに使用される材料を非常に腐食する可能性がある。この 腐食性は、防食剤の添加によって制御または防止することができる。防食剤は、 たとえば、ベンゾチアゾール、トリルトリアゾール、ジシクロヘキシルアンモニ ウム硝酸塩、およびGAF製の「アンタラ LB−400」(Antara)( 登録商標)などの有機リン酸エステルである。通常、約0.10ないし1.00 重量%、好適には0.13ないし0.20重量%の防食剤が、インキ処方に添加 され、インキによるペン先の腐食が防止される。 本発明に関して非常に重要なことは、インキがペン先に使用される金属を濡ら すことができ、筆記面へのインキの適切な供給速度が保証されることである。本 発明において使用に適する湿潤剤は、下記の界面活性剤から選択することができ るが、これに限定されるものではない。すなわち、ラウリル硫酸ナトリウム、フ ッ化アルキルエステル、たとえば、ミネソタマイニングアンドマニュファクチャ リング社(Minnesota Mining&Mfg.)(ニューメキシコ州 、St.Paul)製の「フローラッド(Flourad)FC−430」、エ トキシ化トリメチルノナノール、ユニオンカーバイト社製の「タージトール」( Tergitol)(登録商標)およびトリトン(Triton)商標品、たと えば「トリトン X−100」(登録商標)、エアプロダクツ製の「サーフィノ ール」(Surfynol)(登録商標)商標品、GAF社製の「イゲパル」( Igepal)(登録商標)商標品、ファンデルビルト社(R.T.Vande rbilt)製の「ダーバンWAQ」(Darvan)(登録商標)、「ダーバ ンNS」,および「ダーバンSMO」、ハーキュレスパウダー社(Hercul es Powder Company)(デラウェア州ウィルミントン)製の「 ド レシネート731ロジン石鹸」(Dresinate)(登録商標)から選択で きる。適切な湿潤剤の選択は、インキを使用する必要のあるペン先の型を有する ペンを用いる実際の筆記試験に基づく必要があることを、当業者は理解されたい 。しかし、通常、染料または顔料を基礎とするインキにおいては、湿潤剤の量は 約0.10ないし1.0重量%、好適には0.14ないし0.16重量%である 。 完成したインキのpHは、5.0より高いことが好ましく、通常、アンモニア 、またはトリエタノールアミン、モルホリン、ジエタノールアミン、エチルアミ ン、またはモノエチルアミンなどのアミンをインキ処方に添加し、所定のpH値 を得る。通常、染料または顔料を基礎とするインキにおいては、添加されるpH 制御剤の量は、約0.05ないし0.50重量%、好適には約0.09ないし0 .11重量%である。 下記の表1に、インキ全重量を基準とするインキ成分の百分率範囲を示す。 本発明によるインキは、含有水分量が相当に減少され、優れたキャップ外し特 性を与える。ボールペンのインキ処方のキャップ外し特性を試験するために、標 準試験方法が作成された。筆記試験器による50メートル筆記試験を満足に達成 したペンだけが、キャップ外し特性に関する試験を受ける資格がある。 1)筆記前に、ペンを0.0001グラム以内の精度まで秤量する。 2)ペンに、100グラムの垂直力をかける。 3)筆記中、紙の移動方向を指すペン先の角度が70°であるようにペンの位置 を定める。 4)筆記機を使用し、ペンに長さ50メートルの一本の線を書かせる。 5)試験が完了した時点で、再度ペンを0.0001グラム以内の精度まで秤量 し、使用されたインキの正確な量を決定する。 試験する必要のある各種類のペン15本が、この方法を用いて資格が与えられ る。資格を与えられたペンは、キャップを外し、試験する必要のあるそれぞれ異 なる種類の3本の一群として水平に置かれ、72±5°Fおよび相対湿度50% の試験条件において、次に記す時間間隔にわたり保存される:1日、7日、14 日、21日、および28日。各ペンが達成した「キャップ外し期間」は、ペンが 筆記機に再挿入されたときに移動する紙の最初の4cmの間に書くことができな くなるまでに、ペンがキャップなしに保存された日数単位の長さである。 下記の実施例は、本発明を実施することができる方法を示す。しかし、例示す る実施例は説明を目的とするものであり、本発明は実施例に示すいかなる特定の 材料および条件にも限定されるものではないことは当然である。実施例1 成分 重量% キサンタンガム(ローヌプーランク) 0.20 エチレングリコール 74.12 プロクセルGXL(ICI Americas Inc.) 0.15 サンスパーズブラックLHD−9303*(サンケミカル) 20.00 コブラテック(cobratec)TT−25−EG 0.25 (PMCスペシャリティーズ) ジョンクリル(Joncryl)58(エス・シー・ジョンソン社) 5.00 サーフィノール(Surfynol)104E(エアプロダクツ社) 0.18 アンモニア、20% NH3として 0.10* 48%固形分、52%水性媒体 この処方に含まれる全水分は、約14.7重量%である。実施例2 成分 重量% キサンタンガム 0.32 エチレングリコール 73.95 プロクセル GXL 0.15 ポンタミンブリリアントバイレットBRW* 10.00 (Pontamine Brillisnt Violet)マイルズ社(Miles,Inc.) ポンタミンボンドブルーA** 10.00 コブラテックTT−25−EG 0.25 水 5.00 サーフィノール104E 0.18 アンモニア、20% NH3として 0.10* 35%固形分、65%水性媒体** 20%固形分、80%水性媒体 この処方に含まれる全水分は、約19.6重量%である。実施例3 成分 重量% キサンタンガム 0.30 エチレングリコール 78.97 プロクセル GXL 0.15 チチカカブラックF−10*(ミクニカラーワークス) 20.00 コブラテックTT−25−EG 0.25 サーフィノール104E 0.18 アンモニア、20% NH3として 0.15* 19%固形分、81%水性媒体 この処方に含まれる全水分は、約16.4重量%である。実施例4 成分 重量% キサンタンガム 0.26 エチレングリコール 70.51 プロクセル GXL 0.10 バサシッドブラック(BASACID BALACK)X−34液体染料*(BASF) 15.00 コブラテックTT−25−EG 0.25 プロピレングリコール 10.00 水 3.50 サーフィノール104E 0.18 アンモニア、20% NH3として 0.20* 70%水性媒体 この処方に含まれる全水分は、約14.2重量%である。実施例5 成分 重量% キサンタンガム 0.18 エチレングリコール 67.33 プロクセル GXL 0.12 フレキシバース(Flexiverse)ブラックLFD−4343* 22.00 (サンケミカル) コブラテックTT−25−EG 0.25 グリセリン 9.74 サーフィノール104E 0.18 アンモニア、20% NH3として 0.20* 48.5%固形分、51.5%水性媒体 この処方に含まれる全水分は、約11.5重量%である。実施例6 成分 重量% キサンタンガム 0.32 エチレングリコール 64.43 プロクセル GXL 0.10 ビクトリアピンクG−17(ミクニカラーワークス)* 30.00 コブラテックTT−25−EG 0.25 グリセリン 4.62 サーフィノール104E 0.18 アンモニア、20% NH3として 0.10* 44%固形分、56%水性媒体 この処方に含まれる全水分は、約17.0重量%である。実施例7 成分 重量% キサンタンガム 0.20 エチレングリコール 65.00 プロクセル GXL 0.10 サンスパーズフタログリーン,B.S.* 20.00 コブラテックTT−25−EG 0.25 ジョンクリル58 4.45 ジエチレングリコール 4.72 プロピレングリコール 5.00 サーフィノール104E 0.18 アンモニア、20% NH3として 0.10* 46%固形分、54%水性媒体 この処方に含まれる全水分は、約13.2重量%である。実施例8 成分 重量% キサンタンガム 0.34 エチレングリコール 70.03 プロクセル GXL 0.10 チチカカブルーF−21* 27.00 ジョンクリル58 2.00 コブラテックTT−25−EG 0.25 サーフィノール104E 0.18 アンモニア、20% NH3として 0.10* 25%固形分、75%水性媒体 この処方に含まれる全水分は、約21.3重量%である。実施例9 成分 重量% キサンタンガム 0.30 エチレングリコール 68.14 プロクセル GXL 0.10 ホストファインブラックT*(ヘキスト) 18.00 カーボワックス400 2.50 ジョンクリル58 2.00 プロピレングリコール 2.80 グリセリン 5.63 コブラテックTT−25−EG 0.25 サーフィノール104E 0.18 アンモニア、20% NH3として 0.10* 40%固形分、60%水性媒体 この処方に含まれる全水分は、約11.9重量%である。実施例10 成分 重量% キサンタンガム 0.32 エチレングリコール 69.00 プロクセル GXL 0.12 FLピンク21*(フジ) 27.04 カーボワックス400 1.85 ジョンクリル58 1.10 コブラテックTT−25−EG 0.29 サーフィノール104E 0.18 アンモニア、20% NH3として 0.10* 47%固形分、53%水性媒体 この処方に含まれる全水分は、約14.9重量%である。実施例11 成分 重量% キサンタンガム 0.32 エチレングリコール 70.00 プロクセル GXL 0.10 FC430(ミネソタマイニングアンドマニュファクチャリング) 0.15 ビクトリアグリーンG−24* 24.50 コブラテックTT−25−EG 0.25 ジョンクリル58 4.38 サーフィノール104E 0.15 アンモニア、20% NH3として 0.15* 45%固形分、55%水性媒体 この処方に含まれる全水分は、約15.7重量%である。実施例12 成分 重量% キサンタンガム 0.35 エチレングリコール 70.52 プロクセル GXL 0.10 オリエントウォーターレッド1(オリエントケミカル) 4.00 アシッドレッド92 2.00 水 20.50 コブラテックTT−25−EG 0.25 カーボワックス400 2.00 タージトールMNW−6(ユニオンカーバイト) 0.18 アンモニア、20% NH3として 0.10 この処方に含まれる全水分は、約20.8重量%である。実施例13 成分 重量% キサンタンガム 0.35 エチレングリコール 70.56 プロクセル GXL 0.15 スペシャルブリリアントブルーFFR(マイルズ社) 5.00 水 21.36 コブラテックTT−25−EG 0.25 カーボワックス400 2.00 タージトールMNW−6 0.18 アンモニア、20% NH3として 0.15 この処方に含まれる全水分は、約21.7重量%である。実施例14 成分 重量% キサンタンガム 0.20 エチレングリコール 72.62 プロクセル GXL 0.15 フレキシバースブルーBFD−3229* 21.00 スペシャルブリリアントブルーFFR 1.00 コブラテックTT−25−EG 0.25 水 4.45 サーフィノール104E 0.18 アンモニア、20% NH3として 0.15* 47%固形分、53%水性媒体 この処方に含まれる全水分は、約15.7重量%である。実施例15 成分 重量% キサンタンガム 0.31 エチレングリコール 71.83 プロクセル GXL 0.19 レバニル(Levanyl)ブラック A−SF*(マイルズ社) 25.00 コブラテック TT−25−EG 0.34 サーフィノール 104E 0.18 アンモニア、20% NH3として 0.15 カーボワックス 400 2.00* 43%固形分、57%水性媒体 この処方に含まれる全水分は、約14.5重量%である。実施例16 成分 重量% キサンタンガム 0.40 エチレングリコール 70.00 プロクセル GXL 0.15 ルコニルレッド 3870*(BASF) 24.88 ジョンクリル58 2.00 ジエチレングリコールモノフェニルエーテル 2.00 コブラテック TT−25−EG 0.25 サーフィノール104E 0.18 アンモニア、20% NH3として 0.14* 33%固形分、67%水性媒体 この処方に含まれる全水分は、約14.3重量%である。実施例17 成分 重量% キサンタンガム 0.36 エチレングリコール 90.15 アシッドバイオレット 19 4.08 サーフィノール104E 0.17 コブラテック TT−25−EG 0.25 プロクセル GXL 0.16 トリエタノールアミン 0.23 水 4.46 FC−430 0.14 この処方に含まれる全水分は、約4.49重量%である。 本発明についての以上の記述は、表示および説明のための例示である。本発明 の精神および範囲を逸脱することなく、多様な変形が実施できることを理解され たい。したがって、以下に述べる請求の範囲はこのような変形をすべて包含する と判断されることを意図するものである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年9月25日 【補正内容】 この特性のために本組成物はボールペン筆記装置で使用されるときに高いずり減 粘が認められる。 本発明によるインキ組成物は先行技術のインキ組成物と異なり大部分の水を除 去してあるので、本発明のインキを使用するボールペンによって、非常に長いキ ャップなし時間が達成される。先行技術のインキにおいては、ずり減粘高分子イ ンキの水含量の上限は、50ないし67%の範囲である。対照的に、本発明によ るインキ組成物においては、4重量%のような少ない水分が必要とされるが、し かし、必要とされる水分量は、使用する高分子増粘剤の選択および着色剤が染料 であるか顔料であるかによって異なる。例えば、着色剤は3ないし35重量%使 用することができる。通常、着色剤は、18ないし22重量%の水を含む。染料 を含むインキ処方はおよそ4ないし25重量%の水、例えば12ないし14重量 %の水を必要とするが、一方、顔料を含むインキ処方はおよそ10ないし17重 量%の水を必要とする。顔料、染料の少なくとも一方を基礎とするインキの極性 非水液体の量は、全組成物100部のうち、およそ69ないし92重量%である 。 これらの水含量の低いインキは、先行技術によるインキと比較して、キャップ 外し時間が相当に増加するという利点がある。通常、ボールペンに使用した場合 、本発明によるインキは、最低7日間、好適には最低30日間キャップがペンか ら外された場合に使用できる状態を維持する。 本発明によるインキ組成物は、少なくともひとつのずり減粘性のゴム、樹脂、 または多糖類を含むことを特徴とする。本発明において使用される植物類から得 られる高分子物質は、ガーガム、カラゲーナンゴム、アルギン、キサンタンガム 、アラビアゴム、トラガカントゴム、ロカストビーンゴム(locust be an gum)、オオバコ種子ゴム、ペクチン、デキストリン、カラマツゴム、 マルメロ種子ゴム、タマリンドゴム、および高濃度のアミロースを含むデンプン などである。本発明において使用に適するずり減粘ゴムの好適な実施例は、キサ ンタンガム「ロドポール」(RHODOPOL),(登録商標)、ローヌクーラ ンク社製、(Rhone−Poulenc,Inc.,Cranbury,NJ ) である。 植物類から得られる他の化学的に修飾された高分子物質であって本発明の実施 において使用できるものは、たとえば、ヒドロキシプロピルセルロース、メチル セルロース、およびヒドロキシエチルセルロースである。 動物類から得られる使用可能な高分子物質は、ゼラチンおよび他の増粘能力を 有するタンパク質であり、保護コロイドとして機能し大量のインキ中の塊の形成 を防止する。たとえば、限界に近いところで両立できるインキ成分の小さなセル の形成に由来する塊の形成を防止する。 天然ガスまたは原油などの炭化水素の変形である高分子物質も、本発明の実施 において使用することができる。例を挙げれば、α−メチルスチレン/スチレン /アクリル酸ターポリマーたとえばエス・シー・ジョンソン社(S.C.Joh nson)製の「ジョンクリル58」(JONCRYL58)(登録商標)、ポ リアクリル酸たとえばグッドリッチ社(B.F.Goodrich)製の「カー ボポール934」(CARBOPOL934)(登録商標)、ポリエチレンオキ シドたとえばユニオンカーバイト社(Uion Carbide)製の「ポリオ ックス」(POLYOX)(登録商標)ポリマー、GAF社製のポリビニルピロ リドン、およびエアプロダクト社(Air Product)製のポリビニルア ルコールである。 選択されるポリマーの量は、そのインキを使用することになっているペンを使 用して滑らかに書くことに適した粘度を実現するために必要な量であり、例えば 、およそ0.1ないし0.5重量%の高分子物質を使用することができる。通常 、ボールペンのボールの直径は、非常に細い線用の0.4mmからアートワーク 用の1.4mmまで変わる。 この範囲内のボール直径について、本発明に含まれる粘度(25℃における) の範囲を、B型粘度計、モデルLVT(No.3スピンドル付)を使用し、製造 業者の使用説明書に従って測定した結果は下記の通りである。なお、B型粘度計 とはbrook fierd粘度計のことである。 本発明によるインキ組成物は、極性非水液体の使用に基礎を置き、極性非水液 体においては水は重要でない成分であるに過ぎない。これらの極性非水液体には 次のものが含まれる。すなわち、(1)モノ、ジ、トリ、および高級アルコール 、(2)グリコールエーテル、(3)グリコールエーテル酢酸エステル、(4) グリコール酢酸エステルが含まれる。染料に基礎を置くインキの場合は、極性非 水液体の量はインキの70ないし92重量%であり、通常、70ないし75重量 %、そしておよそ72ないし73重量%が好適である。顔料に基礎を置くインキ の場合は、必要とされる極性非水液体の量はインキの69ないし92重量%であ り、およそ72ないし73重量%が好適である。 本発明において使用に適するアルコールは、たとえば、ヘキシレングリコール 、オクチレングリコール、1,4−ブタンジオール、チオジグリコール、2,3 −ブチレングリコール、トリエチレングリコール、ジエチレングリコール、エチ レングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、3−メチルペンタン−2 ,3,5−トリオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ジグ リセリン、イソプロピルアルコール、およびソルビトールであるが、これに限定 されるものではない。 本発明において使用に適するグリコールエーテルは、たとえば、エチレングリ コールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレ ングリコールモノイソプロピルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエー テル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールフェニ ルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、およびプロポレングリコー ルフェニルエーテルであるが、これに限定されるものではない。 本発明において使用に適するグリコールエーテル酢酸エステルは、たとえば、 プロピレングリコールモノメチルエーテル酢酸エステル、エチレングリコールモ ノメチルエーテル酢酸エステル、エチレングリコールモノフェニルエーテル酢酸 エステル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル酢酸エステル、ジエチレン グリコールモノエチルエーテル酢酸エステル、ジエチレングリコールモノブチル エーテル酢酸エステル、ジエチエングリコールモノフェニルエーテル酢酸エステ ル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエーテル酢酸エステル、エチレング リコールジエチルエーテル酢酸エステル、ジエチレングリコールジメチルエーテ ル酢酸エステル、およびプロピレングリコールモノメチルエーテル酢酸エステル であるが、これに限定されるものではない。 本発明において使用に適するグリコール酢酸エステルは、たとえば、エチレン グリコール一酢酸エステル、エチレングリコール二酢酸エステル、およびジエチ レングリコール二酢酸エステルであるが、これに限定されるものではない。 本発明によるインキに使用する必要のある着色剤としては、筆記用インキに有 用であることが公知の水溶性または水分散性の染料または顔料またはその混合物 のいずれも使用することができる。およそ2ないし10%例えば3ないし10% 好適にはおよそ4ないし6%の染料、およそ12ないし35%好適にはおよそ1 8ないし22%の顔料の少なくとも一方が、インキ処方に添加されて、所定の色 が得られる。使用することができる染料または顔料の例を下記に示すが、これに 限定されるものではない。すなわち、ダイレクトバイオレット 99、「バソニ ル」(Basonyle)(登録商標)ブルー 636、ダイレクトブルー 8 6、リーガル 330R カーボンブラック、ファストライトオレンジ 2GM ,二酸化チタン、カルミン 6B、ピグメントレッド 112、ピグメントブル ー 15、ピグメントグリーン 7、ダイレクトブルー 71、ダイレクトブッ ラク 19、アシッドレッド 92、ドイツのヘキスト社(Hoechst)製 の「ホストファイン」(Hostafine)(登録商標)の顔料、日本のミク ニ製の「チチカカ」(Titicaca)(登録商標)および「ビクトリア」( Victoria)(登録商標)の顔料、米国のサンケミカル社(Sun Ch emical)製の「サンスパーズ」(Sunsperse)(登録商標)およ び「フレキシバーズ」(Flexiverse)(登録商標)の顔料、およびド イツのバスフ社(BASF)製の「ルコニル」(Luconyl)(登録商標) の顔料。 一部の水分散性キサンタン、カルボキシメチルセルロース、およびアルギン酸 エステルをベースとする高分子増粘剤を安定化するために、金属イオン封鎖剤が 必要とされることがある。金属イオン封鎖剤は、溶液中の多価陽イオンと結合し 、ポリマーの溶解性を増加させる。この目的に適合する薬品は、EDTA四ナト リウム塩またはダウケミカル社(Dow Chemical)製の「バーセン1 00」(Versene100)(登録商標)などのEDTA塩、リン酸三ナト リウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、またはグルコヘプタン酸ナトリウムであ る。 請求の範囲 1.インキ組成物であって、 a)全組成物の100重量部を基準として69ないし92重量部の極性非水液 体と、 b)全組成物の100重量部を基準として4ないし25重量部の水と、 c)ずり減粘流体を生成するために十分な量の高分子物質と、 d)全組成物の100重量部を基準として3ないし35重量部の着色剤と、 を含むことを特徴とするインキ組成物。 2.請求の範囲1に記載のインキであって、さらに、全組成物の100重量部を 基準として、12ないし35重量部の着色剤としての顔料分散体およびおよそ0 .10ないし0.50重量部の高分子物質とを含むことを特徴とするインキ組成 物。 3.請求の範囲2に記載のインキであって、前記高分子物質が植物類由来のもの であることを特徴とするインキ組成物。 4.請求の範囲2に記載のインキであって、前記高分子物質が動物類由来のもの であることを特徴とするインキ組成物。 5.請求の範囲2に記載のインキであって、前記高分子物質が化学的に修飾され た炭化水素であることを特徴とするインキ組成物。 6.請求の範囲2に記載のインキであって、前記極性非水液体がエチレングリコ ールであることを特徴とするインキ組成物。 7.請求の範囲2に記載のインキであって、前記高分子物質がキサンタンガムで あることを特徴とするインキ組成物。 8.請求の範囲2に記載のインキであって、前記高分子物質がα−メチルスチレ ン−スチレン−アクリル酸ターポリマーであることを特徴とするインキ組成物。 9.請求の範囲2に記載のインキであって、全組成物を100重量部として、前 記極性非水液体がおよそ72ないし73重量部であり、また前記水の量がおよそ 18ないし22重量部であることを特徴とするインキ組成物。 【手続補正書】 【提出日】1997年1月14日 【補正内容】 請求の範囲 1.インキ組成物であって、 a)全組成物の100重量部を基準として69ないし92重量部の極性非水液 体と、 b)全組成物の100重量部を基準として4ないし25重量部の水と、 c)ずり減粘流体を生成するために十分な量の高分子物質と、 d)全組成物の100重量部を基準として3ないし35重量部の着色剤と、 を含むことを特徴とするインキ組成物。 2.請求の範囲1に記載のインキであって、さらに、全組成物の100重量部を 基準として、12ないし35重量部の着色剤としての顔料分散体およびおよそ0 .10ないし0.50重量部の高分子物質とを含むことを特徴とするインキ組成 物。 3.請求の範囲2に記載のインキであって、前記高分子物質が植物類由来のもの であることを特徴とするインキ組成物。 4.請求の範囲2に記載のインキであって、前記高分子物質が化学的に修飾され た炭化水素であることを特徴とするインキ組成物。 5.請求の範囲2に記載のインキであって、前記極性非水液体がエチレングリコ ールであることを特徴とするインキ組成物。 6.請求の範囲2に記載のインキであって、前記高分子物質がキサンタンガムで あることを特徴とするインキ組成物。 7.請求の範囲2に記載のインキであって、前記高分子物質がα−メチルスチレ ン−スチレン−アクリル酸ターポリマーであることを特徴とするインキ組成物。 8.請求の範囲2に記載のインキであって、全組成物を100重量部として、前 記極性非水液体がおよそ72ないし73重量部であり、また前記水の量がおよそ 18ないし22重量部であることを特徴とするインキ組成物。 9.請求の範囲2に記載のインキであって、さらに、およそ0.1ないし1.0 重量部のフッ化炭化水素界面活性剤を含むことを特徴とするインキ組成物。 10.請求の範囲1に記載のインキであって、前記極性非水液体の量がおよそ7 0ないし75重量部であり、前記インキはさらに、全組成物の100重量部を基 準として、およそ3ないし10重量部の染料と、およそ0.10ないし0.50 重量部の高分子物質とを含むことを特徴とするインキ組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハイマン ソール アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ラ ホラ ラ ホラ メサ ドライブ 5980

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.インキ組成物であって、 a)全組成物の100重量部を基準として69ないし92重量部の極性非水液 体と、 b)全組成物の100重量部を基準として4ないし25重量部の水と、 c)ずり減粘流体を生成するために十分な量の高分子物質と、 d)全組成物の100重量部を基準として3ないし35重量部の着色剤と、 を含むことを特徴とするインキ組成物。 2.請求の範囲1に記載のインキであって、さらに、全組成物の100重量部を 基準として、12ないし35重量部の顔料分散体およびおよそ0.10ないし0 .50重量部の高分子物質とを含むことを特徴とするインキ組成物。 3.請求の範囲2に記載のインキであって、前記高分子物質が植物類由来のもの であることを特徴とするインキ組成物。 4.請求の範囲2に記載のインキであって、前記高分子物質が動物類由来のもの であることを特徴とするインキ組成物。 5.請求の範囲2に記載のインキであって、前記高分子物質が化学的に修飾され た炭化水素であることを特徴とするインキ組成物。 6.請求の範囲2に記載のインキであって、前記極性非水液体がエチレングリコ ールであることを特徴とするインキ組成物。 7.請求の範囲2に記載のインキであって、前記高分子物質がキサンタンガムで あることを特徴とするインキ組成物。 8.請求の範囲2に記載のインキであって、前記高分子物質がα−メチルスチレ ン−スチレン−アクリル酸ターポリマーであることを特徴とするインキ組成物。 9.請求の範囲2に記載のインキであって、全組成物を100重量部として前記 極性非水液体がおよそ72ないし73重量部であり、また前記水の量がおよそ1 8ないし22重量部であることを特徴とするインキ組成物。 10.請求の範囲2に記載のインキであって、さらに、およそ0.1ないし1. 0重量部のフッ化炭化水素界面活性剤を含むことを特徴とするインキ組成物。 11.請求の範囲1に記載のインキであって、前記極性非水液体の量がおよそ7 0ないし75重量部であり、前記インキはさらに、全組成物の100重量部を基 準として、およそ3ないし10重量部の染料と、およそ0.10ないし0.50 重量部の高分子物質とを含むことを特徴とするインキ組成物。 12.請求の範囲11に記載のインキであって、前記高分子物質が植物類由来の ものであることを特徴とするインキ組成物。 13.請求の範囲11に記載のインキであって、前記高分子物質が動物類由来の ものであることを特徴とするインキ組成物。 14.請求の範囲11に記載のインキであって、前記高分子物質が化学的に修飾 された炭化水素であることを特徴とするインキ組成物。 15.請求の範囲11に記載のインキであって、前記極性非水液体はエチレング リコールであることを特徴とするインキ組成物。 16.請求の範囲11に記載のインキであって、前記高分子物質がキサンタンガ ムであることを特徴とするインキ組成物。 17.請求の範囲11に記載のインキであって、全組成物を100重量部として 、前記極性非水液体の量がおよそ72ないし73重量部であり、また前記水の量 がおよそ12ないし14重量部であることを特徴とするインキ組成物。 18.請求の範囲11に記載のインキであって、前記高分子物質がα−メチルス チレン−スチレン−アクリル酸ターポリマーであることを特徴とするインキ組成 物。 19.請求の範囲11に記載のインキであって、さらに、全組成物を100重量 部として、およそ0.10ないし1.0重量部のフッ化炭化水素界面活性剤を含 むことを特徴とするインキ組成物。
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