JPH10508185A - 安定化された強臭香味成分の送達システムを含む食料品 - Google Patents

安定化された強臭香味成分の送達システムを含む食料品

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JPH10508185A JP8506784A JP50678495A JPH10508185A JP H10508185 A JPH10508185 A JP H10508185A JP 8506784 A JP8506784 A JP 8506784A JP 50678495 A JP50678495 A JP 50678495A JP H10508185 A JPH10508185 A JP H10508185A
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Abstract

(57)【要約】 高揮発性のフレーバー油又は香味成分、及び中鎖トリグリセリドの、安定化された実質的に不揮発性の混合物を含む、高揮発性のフレーバー油のための固形の送達システムを明らかにする。この安定化された混合物は、非脂肪の固形支持体に吸収又は吸着され、糖質をベースにしたマトリックスに混合され、かつフラッシュフロー加工される。この送達システムは、チューインガム及び糖菓製品に加え、他の医薬品及び食用調製物に添加することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 安定化された強臭香味成分の送達システムを含む食料品 発明の属する技術分野 本発明は、ガム及び糖菓製品のような食料品、焼き製品及び他の摂取可能な製 品に使用するための、高度に揮発性の香味成分及びフレーバー油用の固形送達シ ステムに関する。特に本発明は、様々な製品用途で使用される、安定化された高 度揮発性香味成分を含有するマトリックスの製造手段を提供する。発明の背景 多くの食料製品が、所望の味及び芳香をその製品に提供しかつ口中でのその製 品の総合的な風味の知覚を強化するために、フレーバー油及び/又は香味成分を 含んでいる。商品用途で使用される着香剤のほとんどは、それに関連した特定の 味及び/又は芳香を有する化合物の複合混合物である。このことは、一般に天然 及び合成の着香剤及び香味成分に関してあてはまる。 フレーバー油の揮発性は、その香味成分の蒸気圧に応じて大きく異なる。スペ アミント、ペパーミント、レモン、ライム及びシナモンのような、より一般的な 着香剤のいくつかに加え、メントール、ベンズアルデヒド及びカンフルのような 多くの香味成分又は化合物が、非常に揮発性の成分を含有し、製造作業における これらの取扱いを困難にし、更にこれらが一旦製品に混合された後の安定化を困 難にしている。例えばチューインガム組成物及び飴玉(hard candy)の製造におい て、揮発性油は、一般に最後に添加される成分の1種である。これは、これらの 糖菓組成物は、そのフレーバー油中の揮発成分が瞬時に放出されるような温度で 成分を混合することが必要であるためである。フレーバー油が特に揮発性、すな わち室温で瞬時に蒸発するような場合には、このような製造法が、あるフレーバ ー油中の全ての香味成分を捕捉する複雑さを増す。特定の香味成分及びフレーバ ー油は高度に揮発性であるので、取扱いが困難であり、かつ強烈な臭気を発する 。特定の香味成分、すなわちフレーバー油中のより揮発性の化合物の減少は、他 の点でその意図された味及び芳香の特性とは異なる風味の知覚をもたらす。従っ て、特定のフレーバー油の本来の特性を捕らえるためには、これらの成分の減少 を実質的に最小化するか、もしくは事実上無くすことが必要である。 単純な混合法は、その混合物中に全ての香味成分を維持するには効果的でない ことが証明されている。更に、噴霧乾燥法は、その乾燥された製品中に残る風味 は非常にわずかであるので、実用的でないことが証明されている。これは、この 方法に関連した熱及び空気への曝露が原因である。更に従来の噴霧乾燥又は噴霧 凝固(congealing)法は、供給材料が供給ラインにポンプで送られかつその後噴霧 されるのを待つ間に、液体状で、比較的長時間、すなわち数時間留まることが必 要である。この待ち時間は、その供給材料、例えば揮発性フレーバー油、感熱性 甘味料及び医薬品中に存在することがある感熱性の物質に害を及ぼすような、熱 履歴を生じる。更にこの従来の方法は、ノズルからポンプで排出される以前のも しくはその間に、溶融した混合物中の成分が沈殿しないために、分散剤を必要と する。しかしより最近になって、フレーバー油を、フラッシュ加熱法又はフラッ シュせん断法を用い、フラッシュフロー加工することができることが発見された 。フラッシュフロー加工は、フイッツ(Fuisz) テクノロジー社に共通譲渡された 、1994年3月2日に出願された米国特許出願第08/205,026号;1993年6月29日に 出願された米国特許出願第08/081,338号;及び1992年3月5日に出願された米国 特許第07/847,595号に示されて、これは、糖質をベースにしたマトリックス中に 、微小化された油性の液滴を供給する方法について記載している。フラッシュフ ロー加工が、加工時に香味成分の大部分を捕捉し、かつこの方法で形成されたマ トリックス中の該成分を保護することにおいて非常に効果があることがわかって いるにもかかわらず、依然として、フレーバー油のこれらの特に易揮発性の成分 が減少するのを防ぐ方法を改善することが求められている。 非常に揮発性のフレーバー油及び香味成分を取扱いかつ加工する方法に加え、 これらの物質の風味を低下することなく維持しかつ送達する製品が必要であるこ とは明らかである。発明の要約 本発明は、高揮発性フレーバー油又は香味成分及び中鎖トリグリセリドの、安 定化された実質的に不揮発性の混合物を含む、高揮発性のフレーバー油用の固形 の送達システムに関する。この混合物は、実質的に低下した蒸気圧を示し、これ により、高揮発性成分が存在するにもかかわらず、非常に僅かな臭気又は揮発性 を示す。これらの油を含有する混合物への特定の中鎖トリグリセリドの混合が、 この混合物の安定化された実質的に不揮発性の特性の原因であると考えられる。 この安定化された混合物は、高揮発性物質の取扱いを容易にし、かつこれらの物 質の固形の送達システムへの混合を促進する。 更に前述の中鎖トリグリセリドは、この風味システムに有害又は所望でない味 成分をもたらす高分子のトリグリセリド又は脂肪のような多くの他の油と比較し た場合、香味料の味又は匂いを損なわない。 この安定化された実質的に不揮発性の混合物は、食料品中、及び好ましくはチ ューインガム及び糖菓製品中で使用するために、糖質をベースにしたマトリック スと結合される。好ましい実施態様において、この糖質をベースにしたマトリッ クス及び安定化された実質的に不揮発性の混合物の結合は、フラッシュフロー加 工されて、このフラッシュ−フローで形成されたマトリックスと一体化された、 安定化された実質的に不揮発性の混合物を有する固形マトリックスを形成する。 高揮発性の香味成分及び中鎖トリグリセリドの安定化された実質的に不揮発性の 混合物は、液体である。固形の糖質をベースにした材料と結合し、かつフラッシ ュフロー加工を施す場合には、得られるフラッシュ−フローで形成された生成物 は、そのマトリックス中に前記液体を含む固形の糖質をベースにしたマトリック スである。この得られるフラッシュ−フローで形成された固形マトリックスは、 高揮発性フレーバー油及びフレーバー油成分の更なる揮発を防いでいる。中鎖ト リグリセリド及び高揮発性フレーバー油の安定化混合物、並びにフラッシュフロ ー加工の組み合わせは、最終の固形送達システム(フラッシュ−フローで形成さ れたマトリックス)中に、より大量のフレーバー油を含むことを可能にする。更 に、この最終の送達システムは、長時間に渡ってより良い風味を保持し、つまり 、前述の保護的マトリックスのために風味の低下が少なく、加えてチューインガ ム、ロゼンジ、飴玉などに加えられた場合には、その香味料をより均一かつ一貫 して送達する。 別の実施態様において、前述の安定化された実質的に不揮発性の混合物は、非 脂肪の固形支持体上に吸収又は吸着される。この支持体は、食品中で使用するた めに、単独で、又は糖質をベースにした材料のようなフラッシュフローが可能な 担体物質と共に、該安定化された混合物を運搬する。このような例において、支 持体上に吸収/吸着され安定化された実質的に不揮発性の混合物を有する非脂肪 の支持体を、糖質をベースにした材料に添加し、かつフラッシュ加熱又はフラッ シュせん断の条件に晒す。 ある特定の実施態様において、この安定化された実質的に不揮発性の混合物は 、糖質をベースにした材料と混合され、かつ直接チューインガム組成物に添加さ れる。このような製品の更に好ましい実施態様において、この組み合わせがチュ ーインガム組成物に混合される前に、この安定化された香味料混合物/糖質は、 フラッシュフロー加工を受ける。その後得られるフラッシュ−フローで形成され たマトリックスは、チューインガム組成物に取込まれる。このような製品の別の 実施態様において、この安定化された実質的に不揮発性の混合物は、非脂肪支持 体に吸収/吸着され、かつ得られた物質は、糖質をベースにしたマトリックスに 添加され、かつ直接チューインガム組成物に混合されるか、もしくは好ましい実 施態様においては、チューインガム製品への混合の前に、フラッシュフロー加工 を受ける。 別の実施態様においては、前述の安定化された実質的に不揮発性の混合物は、 煮詰めたキャンディーのような糖菓製品に添加される。この安定化された混合物 は、キャンディーへの混合の前に、糖質をベースにした材料と共に、フラシュフ ロー加工することができるか、もしくは前述のようにフラッシュフロー加工の前 に、非脂肪支持体上に吸収又は吸着させ、それに引き続きキャンディー組成物に 添加することができる。 本発明は更に、高揮発性フレーバー油及び/又は香味成分並びに中鎖トリグリ セリドの混合物を提供することによって、これらのフレーバー油及び成分を安定 化する方法を含んでいる。その後この混合物は、糖質をベースにした材料と結合 し、食料製品に直接混合するか、もしくはこのような混合の前にフラッシュフロ ー加工を施す。 本発明の別の実施態様において、前記送達システムは更にソロイド(solloid) を産生するために、脂肪材料と結合し、及びフラッシュフロー加工を施す。ソロ イドは、参照として本願明細書に組込まれている、1994年7月1日出願の、同時 係属出願である米国特許出願第 号(事件整理番号、第447-87/89 号)に 示された方法によって産生する。ソロイドの生産は、高揮発性の油及び/又は香 味成分の保護及び安定化を更に強化し、前記出願中に記載されているように、各 ソロイド中の油の分布の均一性をもたらす。 得られる固形の粒子風味送達システムは、チューインガム組成物、糖菓製品、 経口衛生製品、医薬品、もしくは風味が必要な他の食品又は身の回り品に添加す ることができる。 用語“フラッシュフロー”とは、当該技術分野においては、特定の形態学的及 び/又は化学的構造を有する固形の供給原料を、押出加工に固有の熱履歴又は他 の必要要件に晒すことなく、この固形物を異なる形態学的及び/又は化学的構造 を有する新規固形物に変換するのに必要な温度及び力の条件を意味すると認めら れている。用語“フラッシュフロー”は、共有の、1993年8月17日に開示された 米国特許第5,236,734 号、及び1993年8月24日に開示された第5,238,696 号、更 には同時係属出願である1991年11月4日出願の米国特許出願第07/787,245号、19 92年6月30日に出願された米国特許出願第07/893,238号、1992年3月5日に出願 された米国特許出願第07/847,595号及び1993年7月29日に出願された米国特許出 願第099,200 号に示されている。 用語“フラッシュフロー”とは、固形供給原料に迅速にこのような物理的及び /又は化学的変換を引き起こすような温度及び力条件に、適当な供給原料を晒す ことを意味する。この供給原料が温度に晒される時間は、非常に短い。フラッシ ュフロー加工は、本願明細書において更に詳細に説明されているように、フラッ シュ加熱法又はフラッシュせん断法のいずれかによって達成することができる。 フラッシュ加熱法においては、一般に材料をわずかに10分の1秒だけ温度に晒す のに対し、フラッシュせん断法では、材料を数秒間温度に晒す。 フラッシュ加熱法においては、供給原料を“綿菓子”製造機で紡ぐことによっ て、せん断形マトリックスを形成することができる。このフラッシュ加熱法を行 うために使用される糸紡ぎ機は、ゴールド・メタル・プロダクト社(シンシナテ ィ、OH)が製造したエコノフロス(EconoFloss)モデル3017のような、綿菓子用機 械であることができ、この機械は、1992年9月30日に出願された米国特許出願第 954,257 号(引用により本願明細書中の一部とする。)などに記載されたコイル ヒーター要素を具備している。当業者には、同様の力及び温度の勾配条件をもた らすようなあらゆる装置又は物理的方法も使用することができることが、理解さ れるであろう。本発明の説明及び記載の簡略化のために、用語フラッシュ加熱は 、キャンディー製造機又は前述の参照出願である米国特許出願第954,257 号で形 成された種類の温度、サーモグラジエント、流れ、流速及び機械的力の組合せに 供給原料を晒すことを含む方法を意味すると理解されるであろう。前記装置は、 供給原料のフラッシュ加熱を、その成分のあらゆる劣化を伴いながら可能にする ような温度及び速度で操作される。 このフラッシュ加熱法において、該供給原料は、内部流れ状態、すなわち粒子 内流れを生じるのに十分なように加熱され、これにより供給原料の一部が、その 塊の残りの部分、及びそのスピニングヘッドの周辺の出口については、サブ粒子 (subparticle)レベルで移動することを可能にする。このスピニングヘッドに生 じた遠心力は、後続の供給原料を、ヘッドから外側に放り出し、その結果変形し た構造に再形成される。フロー可能な供給原料を放出するのに必要な力は、その スピニングヘッドから生じる力によってもたらされる。このフラッシュ加熱法は 、前述のフィッツの特許に開示されているように、結晶性物質から非晶質マトリ ックスを形成するために使用されている。本発明においては、供給原料は、安定 化された実質的に不揮発性の混合物及び糖質をベースにした材料の組み合せを含 んでいる。この安定化された実質的に不揮発性の混合物は、フラッシュフロー可 能な材料に混合する以前に、非脂肪支持体に吸収又は吸着することができる。 代わりに、これに関連して、安定化された実質的に不揮発性の混合物を含む非 脂肪の固形支持体を、更に固形脂肪に混合することができ、その後これを、その 脂肪の粒子内流れを可能にするのに十分な熱及び力に晒す。この実施態様におい て、遠心力は、粒子内流れ状態の供給原料を空気中に放出し、ここでは周囲の空 気によって生じた摩擦力がこのような物質の流れを途絶し、かつそこで新たに形 成された塊の新規の形態学的構造を固定する。こうして得られた生成物は、球形 の固体懸濁物、すなわち固体に懸濁した固体であり、これを本願明細書において “ソロイド”と称する。 フラッシュせん断法においては、せん断形マトリックスが、不溶性成分を含有 する供給原料の温度を、該成分が粒子内流れ状態になる温度まで上昇することに よって形成される。この不溶性成分は、室温では固形であるような脂肪であるこ とが好ましい。この供給原料は、前進し、かつ脂肪が粒子内流れ状態になってい る間に、押出機又は類似型の機械から射出され、かつ次に破壊的流体せん断力を 受け、個別の球形ソロイドを含有する多数の部分又は塊を形成する。 このソロイドは、実質的に、流体せん断力を受けた後に迅速に冷却され、かつ 自由流れ又は自由降下状態を維持することが可能になり、これによりソロイドは 更に冷却され、個々のソロイドが互いに吸着するのを防止し、かつ自由流れ状態 を維持する。脂肪及び他の油性物質への添加において、これらの供給原料は、糖 質をベースにした材料又は他のフラッシュせん断加工できる材料であってもよい 。 前記フラッシュフロー法のために選択された供給原料が、溶解に左右されるこ となく加工を受ける能力があることは、重要である。更に高揮発性フレーバー油 及び香味成分が存在するので、これらの物質を、実質的加熱に長時間晒さないこ とは重要である。脂肪をベースにした材料を、本発明の固形送達システムに結合 する場合には、供給原料は、室温で固形の物質であり、その後フラッシュせん断 法又はフラッシュ加熱法を施す。本発明において、溶媒又は液体は不要である。 本発明の方法は、加工時に熱履歴がほとんど無いもしくは全く無い、迅速に生じ る、固体−固体法である。 このフラッシュせん断法は、不溶性供給原料の温度を上昇させる装置、及び同 時にこれを射出するために送り出す装置を具備した装置において行うことができ る。多数の加熱ゾーンを備える二軸押出機を、温度上昇及び供給原料の送り出し のために使用することができる。この装置は、せん断形のマトリックスを提供す るために、供給原料をせん断条件に射出する装置を具備している。この射出装置 は、温度上昇装置と連結している流体中にあり、かつ内部流れ状態の供給原料を 受け取る地点に配置されている。この供給原料の射出装置は、流れを混乱させ、 かつソロイドを形成し維持するために、射出された供給原料流れが受けた気体の 摩擦力が充分であるようなノズルが好ましい。 この供給原料のフラッシュせん断加工用装置は、同時係属出願である、1992年 10月23日に出願された米国特許出願第965,804 号に記載されている。せん断装置 は、射出装置に近接して配置され、かつ供給原料が内部流れ状態の時にこれにせ ん断作用を及ぼすように配置されている。好ましくはこのせん断装置は、ノズル 出口の供給原料流れに対して、十分な粘度及び上昇した温度で、空気のような流 体を送達する装置である。このような装置は、外部の霧状化ノズルであることが できる。このせん断装置は、あらかじめ選択されかつ維持された環境に抗するよ うに方向づけられた供給原料流れの高粘度の衝突に対し、ずれを引き起こすよう に環境を維持することができるチャンバーであってもよい。詳細な説明及び好ましい実施態様 食品は、臭覚、味覚及び触覚を刺激することは公知である。この刺激の説明及 び特徴づけは、主観的なものであり、かつ通常は風味として表現されかつ説明さ れる匂い及び味の感覚機能の組合せが関連している。匂い及び味の機能は、特定 の分子によって刺激される、複雑な感覚能の一部である。味を担う化合物は、主 に、舌の味らい又は口の内側に作用する、風味システムの不揮発性部分である。 匂い又は臭いを担う化合物は、一般に揮発性分子であり、これは空気流によって 、分子が嗅覚器上皮の神経を刺激する場所である上鼻腔に運搬される。 典型的な臭気の、すなわち揮発性化合物の言葉による表現は、心地よい、香り のぬけた、強い、刺激性、非刺激性及び新鮮なのような表現に加え、フルーツの ような、花のような、脂肪質の、悪臭、ゴム臭の、カビ臭い、及び芳香性(balsa mic)のようなより正確な表現を含む。たとえ及び連想も、一般になされる。例え ば、風味をワックス様、ナッツ様、蜂蜜様などと称することもある。これらの調 子及び特徴の言葉による描写は、その臭気化合物の質的側面を表している。風味 の質的側面は、一般にその強さ、すなわち化合物を感知装置によって検出するこ とができるような閾値レベルを意味し、通常は専用の計器盤(expert panel)の50 %までである。 総合的風味感覚に関する多くの専門家達は、臭気は味よりも重要であると考え ている。例えば経験的に、通常の風邪症例のような鼻道が部分的に閉鎖されるよ うな場合には、風味感覚が劇的に低下することがわかっている。風味は、このよ うな場合に、気の抜けた味と称されることがある。実際には、味らいは機能して いるが、風味の臭気成分は感知されない。 風味の臭気成分は、少なくとも2種類のベクター(vector)によって形成されて いる。一方のベクターは、物質の絶対的外部臭気又は基礎的臭気と呼ばれる。こ のベクターは、知覚、すなわち舌に接触していない物質のにおいを鼻で嗅ぐこと (sniffing)に関連している。すなわち、フレーバー油又は香味成分の分子蒸気又 は気体が、鼻道の嗅覚に直接伝わる。このベクターは、蒸気圧、すなわちフレー バー油又はフレーバー油成分の揮発性に左右される。 もう一方のベクターは、分子が、咽頭、鼻腔と口後部を連結している平管状通 路(flattened tubular passage)を経由して、嗅覚に達するために、研究者によ って、内部臭気と称されることが多い。更に香味成分を含有している食品は、口 において唾液と結合し、存在する香味料の蒸気圧が変わるのみではなく、より多 くの異なる香味料に曝露されることが多く、これにより風味の強度及び質が影響 を受ける。 非常に乾燥した物質は、ごくわずかな風味を示し、無臭の傾向があることは公 知である。例えば、金属物質の臭いは、検出困難であることが多い。しかし一般 にフレーバー油又は香味成分を含有する製品に少量の水分を添加すると、蒸気圧 が上昇し、存在する香味物質を活性化することによって、それらの基礎的臭気を 増強する。高揮発性フレーバー油及び香味成分の場合は、実際にはもっと劇的で さえある。従って、食料品中に効果的に送達することができるような、着香剤の 揮発分を実質的に全て捕捉しかつ保持することによって、特定のフレーバー油及 び/又は香味成分の本当の特性の多くを維持することは、重要である。特定のフ レーバー油が、非常に味気ないか、もしくは苦みの調子又は兆候を有することは 、公知である。更に特定の着香剤は、非常に少量で、極めて鋭敏な知覚を授ける 。このような場合は、これらの油の少量が送達されることが好ましい。前述のよ うに、これらの油は高揮発性であるので、適量の油を、最終的食料品に効果的に 移しかつ維持することを確実にすることは困難である。この不確かさを補うため に、より多量のこれらの油が製造加工時に混合され、通常の蒸発を低下させるこ とが多い。 本発明は、高揮発性の油を含有している食料品の、取扱い、製造及び維持にお ける困難さを解決する。この目的を達成するために、本発明は、安定化した混合 物を形成するために、高揮発性油を中鎖トリグリセリドと結合することによって 、これらの油の蒸気圧を低下する。この混合物は、実質的に安定であり、ほとん ど又は全く芳香又は臭気が無く、これは、フレーバー油及び/又はフレーバー油 成分の揮発性、すなわち蒸気圧が、実質的に低下したことを示している。その後 この安定化された混合物を、非脂肪物質及び糖質をベースにしたマトリックスと 結合し、かつフラッシュフロー加工し、安定な送達システムを得る。 文献では、芳香を発する化合物は数千種に及ぶ。一般に着香剤は、多数の化合 物で構成され、各々は、特有の臭気及び味を有している。天然の香味料は、通常 低木、草木、潅木、樹木、雑草及びこれらの物質の特定部分のような、多数の植 物原料から得る。例えば、種衣、バルサム、樹皮、豆、液果、花、枝、芽、球根 、ガク、サク果、花穂、球果、外皮、花頂、花、シダ葉、果実、樹液、実、穀皮 、果汁、穀粒、葉、針状葉、堅果、油、含油樹脂、果皮、核、髄、樹脂、根茎、 皮、根、種子、苗条、葉柄、柱頭、ホフク枝、葉状体、小枝、材木及びオガクズ に加えて植物全体が、着香剤のため又は着香剤としてその抽出物が使用されるよ うな植物の例の一部である。 植物を原料とするものに加え、一部の基礎的香味物質は、動物原料からも得ら れる。しかし、これらは比較的少ない。ジャコウジカは、ヒマラヤ高地の牡鹿の 分泌物から得られるこのような香味物質の一種である。ビーズワックス、硬化し た黄ロウが、蜂蜜の風味及び組織の質を高めるためにしばしば使用される。ビー ズワックスは、香水においても使用される。食品領域の香味料の技術、並びに香 水、化粧品及び関連製品に使用される香気の間には、密接な関係があることは公 知である。 本発明の目的のための高揮発性又は臭いのあるフレーバー油及び香味成分とは 、単独で又は混合物中で、温度が約160 ℃までで少なくとも40mmの蒸気圧を有し 、好ましくは温度約130 ℃までで少なくとも40mmの蒸気圧を有するような、油、 成分、及び化合物を意味するであろう。このような高揮発性で臭気のある着香剤 及び香味成分の一部を列記する:着香剤/香味成分 蒸気圧40mmを達成するのに必要な温度 酢酸メチル -7.9 酢酸エチル 9.1 1-ヘキサノール 83.7 ベンズアルデヒド 90.1 ベンジルアルコール 119.8 1-オクタノール 115.2 2-オクタノール 98 シンナムアルデヒド 152.2 シンナミルアルコール 151 ナフタレン 140.1 p-シメン 87 チモール 139.8 カンフェン 75.7 d-リモネン 84.3 ミルセン 82.6 α- ピネン 90.1 β- ピネン 71.5 テルペノリン 100 カンフル 114 l-ジヒドロカルボン 123.7 α- シトラール 135.9 d-フェンコン 99.5 プレゴン 121.7 α−ツジョン 110 d-シトロネラール 116.1 シネオール 84.2 ジヒドロカルベオール 136.1 d,l-フェンキルアルコール 110.8 ゲラニオール 141.8 d-リナロオール 109.9 α- テルピネオール 126 1-メントール 126.1 d-酢酸ボルニル 123.7 酢酸ゴラニル 150酢酸リナリル 127.7 下記のフレーバー油は、これらの成分を少なくとも1種含有することが公知で ある: ライム油:α-p- ピネン、カンフェン、β- ピネン、ミルセン、α- フェラン ドレン スペアミント油:α- ピネン、β- ピネン、ツジャン-4- オール、ミルセン、 α- テルピネン レモン油:α- ツジョン、α- ピネン、カンフェン、ツジャン-4- オール、β - ピネン シナモン油:ベンズアルデヒド、β- ピネン、シンナムアルデヒド、シンナミ ルアルコール ペパーミント油:α- ピネン、β- ピネン、ツジャン-4- オール、ミルセン、 α- テルピネン。 本発明で有用な他のフレーバー油は、天然又は合成の油又は精油の広範な種類 から選択することができる。これらの油は、一般に、植物抽出物に由来するが、 代わりに合成的に誘導することもできる。ペパーミント油、スペアミント油、シ ナモン油、冬緑油、メントール、シトラス油及び他のフルーツ精油は、本発明で 用いられるフレーバー油で最も一般的に使用されるものである。本発明の固形送 達システムは、実際の量よりも多い量の着香剤が存在するような知覚をもたらし 、これによって、より少ないフレーバー油による油性効果を増強し、かつより多 量のフレーバー油又は活性物の必要性をなくす。これは、強い風味効果を達成す るための高濃度のフレーバー油の添加が、ガムベース成分の可塑化及び噛み味の まずさを生じるような、チューインガム組成物のような用途において特に有用で ある。更に、ペパーミント油、スペアミント油、メントール及びシナモン油のよ う なフレーバー油は、摂取量が大量である場合は、特に味が不快で、かつ口中に焼 けるような感覚を生じる。本発明は、所望であるならば、通常の食料品の用途に おいて、より少量の使用で、より多い量が存在するような知覚をもたらすことを 可能にする。 代わりに、本方法はその送達システム中の活性物の量が正確であるので、従来 の方法よりもより優れた活性物の負荷が可能である。精油については、本発明の 方法は、この送達システムにおける活性物の量の正確な制御を可能にする。 有用なシトラス又はフルーツの油及び/又は精油の例は、リンゴ、アプリコッ ト、バナナ、ブルーベリー、チェリー、ブドウ、グレープフルーツ、レモン、ラ イム、オレンジ、ナシ、モモ、パイナップル、プラム、ラズベリー、イチゴなど のような物質のホスト(host)を含む。これらの物質の混合物及び誘導体が、意図 されている。 追加の香料製剤は、合成フレーバー油及び香味芳香剤、及び/又は油、含油樹 脂、及び植物、葉、花、果実などに由来する抽出物、及びそれらの組合せから選 択することができる。例えば、丁子油、ベイ油、アニス油、ユーカリ油、タイム 油、シーダー葉の油、ナツメグの油、セージ油、扁桃油及びカシア油を、使用す ることができる。通常使用される着香剤は、個々に又は混合物中ののいずれかで 使用され、メントール、合成バニラ、シナモン誘導体、及び様々なフルーツ着香 剤を含む。 酢酸シンナミル、シンナミルアルデヒド、シトラールジエチルアセタール、酢 酸ジヒドロカルビル、ギ酸オイゲニル、p-メチルアミソールなどを含むアルデヒ ド及びエステルのような香味料も使用することができる。 別のアルデヒド香味料の例は、アセトアルデヒド(リンゴ);ベンズアルデヒ ド(チェリー、アーモンド);アニスアルデヒド(カンゾウ、アニス);シンナ ムアルデヒド(シナモン);シトラール、すなわちαシトラール(レモン、ライ ム);ネラール、すなわちβシトラール(レモン、ライム);デカナール(オレ ンジ、レモン);エチルバニリン(バニラ、クリーム);ヘリオトロピン、すな わちピペロナール(バニラ、クリーム);バニリン(バニラ、クリーム);α- アミルシンナムアルデヒド(香ばしいフルーツの風味);ブチルアルデヒド(バ ター、チーズ);バレルアルデヒド(valcraldehyde)(バター、チーズ);シト ロネラール;デカナール(シトラスフルーツ);アルデヒドC-8(シトラスフル ーツ);アルデヒドC-9(シトラスフルーツ);アルデヒドC-12(シトラスフル ーツ);2-エチルブチルアルデヒド(ベリーフルーツ);ヘキセナール、すなわ ちトランス-2(ベリーフルーツ);トリルアルデヒド(チェリー、アーモンド) :ベラトルアルデヒド(バニラ);2,6-ジメチル-5- ヘプテナール、すなわちメ ロナール(melonal)(メロン);2,6-ジメチルオクタナール(グリーンフルーツ );及び2-ドデカナール(シトラス、ミカン)、それらの混合物などを含むが、 これらに限定されるものではない。 酢酸エチル、チオフェン、エチルプロピオネート、エチルブチレート、2-ヘキ サノエート、2-メチルピアジン、ヘプトアルデヒド、2-オクタノン、リモネン及 びオイゲノールのような他の具体的な香味化合物も有用である。 本送達システムのフレーバー油の含量は、一般に送達システムの約0.02〜約40 重量%の範囲である。しかし、この送達システムが、フラッシュフロー法を用い て形成されるという条件で、この範囲からの逸脱は明らかに可能である。この油 は、送達システムの約0.5 〜約30重量%の量で存在するのが好ましく、かつ約2 〜約12重量%が最も好ましい。 前述のように、中鎖トリグリセリドの、高揮発性のフレーバー油又は香味成分 への添加は、安定性が高い、すなわちその揮発性が、室温では蒸発がほとんど発 生しないように実質的に低下されるような混合物を生じる。これは、ほとんど又 は全く香気を感じないという事実によって、マクロのスケールで明らかである。 本発明の安定で実質的に不揮発性の混合物は、中鎖トリグリセリド及び高揮発 性のフレーバー油又はフレーバー油成分を含み、中鎖トリグリセリドの含量は、 混合物の約0.1 〜約60重量%であり、かつ好ましくは0.1〜約20重量%である。 これらの範囲で存在する場合には、この中鎖トリグリセリドは、高揮発性成分の 早期かつ所望でない蒸発を防止する、蒸気圧低下剤としての、有益な目的のため に提供される。 本発明の中鎖トリグリセリドは、脂肪酸の一価- 二価- 及び多価エステル、及 びそれらの混合物から選択する。この中鎖トリグリセリドの生成に有用なこれら の脂肪酸は、その脂肪酸鎖中に炭素原子を6〜12個有している。この種の脂肪酸 の限定的でない例は、カプリル酸、カプリン酸、リノール酸、カプロン酸、ラウ リン酸、コハク酸及びそれらの混合物である。中鎖トグリセリドは、これらの酸 のグリセロールエステルが好ましい。 本発明に有用な中鎖トリグリセリドの具体的な例は、ハルス・アクチエンゲゼ ルシャフト(Huls Aktiengesellschaft)社によってミグリオール(MIGLYOL)(登録 商標)として販売されているものを含む。様々な中性の中鎖トリグリセリド油類 が、ミグリオールブランドで市販されている。例えば:ミグリオール810は、分 別されたC8-C10のココヤシ油脂肪酸の中鎖トリグリセリドであり、並びにカプリ ル/カプリンのトリグリセリドとして分類される。これは、同様のカプリル/カ プリンのトリグリセリドであるミグリオール812よりも、カプリル酸の含量が高 く、かつそれに応じてカプリン酸の含量が低い。ミグリオール818は、リノール 酸を5%含む、分別されたC8-C10のココヤシ油脂肪酸のトリグリセリドである。 これは、カプリル/カプリン/リノールのトリグリセリドとして分類される。ミ グリオール829は、コハク酸に結合した、分別されたC8-C10のココヤシ油脂肪酸 のグリセリルエステルである。これは、カプリル/カプリン/ジグリセリルコハ ク酸エステルのトリグリセリドとして分類される。ミグリオール840は、C8-C10 の鎖長の飽和した植物性脂肪酸のプロピレングリコールジエステルであり、かつ プロピレン/グリコール/ジカプリレート/ジカプレートのトリグリセリドとし て分類される。 ミグリオール(登録商標)ブランドの中鎖トリグリセリドに加え、ステパン(S tepan)社(メイウッド、NJ))から入手されるカプリル/カプリンのトリグリセ リドであるネオビー(NEOBEE)(登録商標)M-5、及び食用植物油から調製された 中鎖トリグリセリドで、及びC8エステルを最低65%含むダイジェスト(DIGEST)( 登録商標)65のような他のブランドが有用であることがわかっている。 先に指摘したように、中鎖トリグリセリドは、着色剤、着香剤、ビタミン、抗 酸化剤、及び医薬品のための、安定な脂質溶媒として使用されている。これらの 低揮発性油は、同じく糖菓製品において、固着防止剤及び滑剤として、並びにス パイス、薬味及び他の乾燥混合物の粉末化(dust)防止のために使用されている。 本発明の好ましい中鎖トリグリセリドは、カプリル/カプリンのトリグリセリ ドに分類された、分別されたC8-C10のココヤシ油脂肪酸である。 好ましい実施態様において、安定化された中鎖トリグリセリド/高揮発性フレ ーバー油の混合物を、混合し、非脂肪の固形支持体上に吸収又は吸着す。本発明 の目的については、用語“非脂肪”の固形支持体とは、一般にそれ自身は脂肪と はみなされず、かつ該フレーバー油を、吸収、すなわちインビビジョンするか、 もしくは吸着することが可能である物質を意味するであろう。例えば、このよう な物質は、セルロース、シリカ、微晶質ワックス、水膨潤性ガム、水膨潤性粘質 物、アルギン酸塩、カラゲーニン、トラガント、デンプン、炭酸カルシウム、炭 酸マグネシウム、二酸化チタン、ゼイン及びそれらの混合物を含むが、これらに 限定されるものではない。 前述の混合物は、中鎖トリグリセリド及び高揮発性フレーバー油の混合物で、 前記非脂肪固形支持体の浸漬、混合又は被覆のいずれかを行うことにより、支持 体でインビビジョンするか、もしくは支持体上に吸着することができる。この非 脂肪固形支持体は、フラッシュフロー加工時には、可能性のある揮発を更に防止 する。しかし前述のように、このフラッシュフロー加工は実質的にほとんど熱履 歴を持たず、かつ非常に瞬時に生じるので、この加工時の揮発は、すでに従来の 食品加工のものよりも実質的に少ない。 前記非脂肪固形支持体は、広範な物質から選択することができる。しかし、フ ラッシュフロー加工を使用するならば、該非脂肪固形支持体として選択された物 質の融点は、この非脂肪固形物が、フラッシュフロー加工時に溶融しないような ものでなければならないというひとつの制限がある。このことは、この非脂肪固 形支持体の融点が、該固形脂肪の流れ温度以上でなければならないことを意味す る。しかしフラッシュフロー加工を使用しない場合は、この制限は適用しない。 代表的な非脂肪固形支持体は、吸収剤に加え吸着剤のような物質であるが、こ れらに限定されるものではない。例えば、アルキルセルロース、ヒドロキシアル キルセルロース及びヒドロキシアルキルアルキルセルロースのような、セルロー ス物質を意図している。これらは、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロ ース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキ シエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシ ブチルメチルセルロース、セルロースエステル及びヒドロキシアルキルセルロー スエステルを含む。これらの中で、セルロースアセチルフタレート及びヒドロキ シプロピルメチルセルロースが有用である。更に、カルボキシアルキルセルロー ス及びそれらのエステルに加え、カルボキシアルキルアルキルセルロース及びそ のエステルも有用である。一つの例は、カルボキシメチルセルロースである。 別の非脂肪固形支持体は、水膨潤性のガム及び粘質物、藻類の多糖類、ペクチ ン及びリグニンである。例えば、ゴウ桐ゴム、アラビアゴム、トラガント、アル ギン酸ナトリウム、アルギン酸カルシウム、カラゲーニン及びその塩、更にはそ れらの混合物を使用することができる。化学的及び生化学的に修飾されたデンプ ンを含むデンプン類も、有用であると考えられている。炭酸カルシウム、炭酸マ グネシウム、及びステアリン酸マグネシウムなども有用である。更に、ゼイン、 ソルガム及び他のプロラミンも使用することができる。 様々なシリカ及び微晶質物質も、この固形の非脂肪支持体として有用である。 例えば、シリカは、液体を吸収さもなければ捕捉する能力が周知であり、かつ特 定のシリカは、非常に多孔性である。例えば、合成非晶質シリカは、均一性、化 学的不活性、大きい表面積、及び吸着性を非常に高める多孔性の独特な組合せの ために、特に有用である。これらのシリカは、表面積、多孔性及び粒度分布を正 確に制御するように製造される。これにより、本発明の組成物において、シリカ が特に有用である。この種の市販されているシリカは、W.R.グレース(Grace)社 (ボルチモア、MD)から、シロイド(SYLOID)(登録商標)及びシロックス(SILOX )(登録商標)の商標で販売されている。これらの物質は、特に通常の分散液及 び懸濁液を意図したものである。しかしこれらは、本発明の送達システムにおい ても有用である。 前記非脂肪固形支持体は、粘着性(muco-adhesive)を有することが好ましい。 このことは、この物質が、生体、特に口の粘膜に接着親和性を有し、その結果こ の活性物が即座に吸収されるか、もしくは香料の場合は、活性物が支持体によっ て運搬されるので、口腔において長期間感知されることを意味する。これらの支 持体物質は、口の湿った状態に晒された場合には、主に粘膜構造へのそれらの物 理的及び化学的親和性により接着する。これらの支持体の親水基であるカルボキ シル基及びヒドロキシル基に加え、存在することができる他の親水基が、粘膜に 対するこの種の物質の親和性及び接着を大きく担っていると考えられる。更にこ れらの物質は、平滑である能力を有し、かつ口中において好ましくない組織を全 く有さない。このために、粘膜表面に結合した際の、それらの滑らかな口の感触 は、実際には知覚できないものとなり、これによって、この活性物を、香料の場 合は口中に、もしくは同じく本発明の送達システムに含まれる薬剤又は医薬の場 合は血中に、徐々に放出する。 本発明の好ましい非脂肪の固形支持体は、ヒドロキシプロピルメチルセルロー スである。この具体的な支持体は、チューインガム組成物及び他の糖菓製品にお いて、特に有用であることがわかっている。 本発明のある利点は、高揮発性の着香剤又は香味成分が、中鎖トリグリセリド /フレーバー油の安定した混合物中と、実質的にこの送達システム中において同 じ割合であることである。これは特に、その活性物が重大であるような投与剤形 において有用である。 前記送達システムが存在するような最終の投与形は、多くの担体又は投与形か ら選択することができる。例えば、食品、医薬、焼き商品、医薬調製品、ロゼン ジ、カプセル剤、ナゲット、歯磨き剤、液剤及びゲル剤を、特に使用することが できる。チューインガム及び糖菓製品にこの送達システムを混合する場合には、 これは、全組成物の約0.05〜約30重量%の量で、好ましくは約0.1 〜約20重量% の量で存在する。他の製品は、所望の効果の知覚に必要な有効量のこの送達シス テムを含有する。不快な味を有する医薬品を前述の安定した混合物に混合する場 合は、この着香剤は、この不快な味を改善する量で存在することができる。 一旦調製されたこの送達システムは、将来の使用ために保存し、もしくは特定 の用途に適した様々な組織を提供するような組成物を調製するために、医薬とし て許容できる担体及び糖菓成分のような通常の添加剤と配合することができる。 医薬として許容できる担体は、広範な物質から選択することができる。限定する ものではないが、このような物質には、希釈剤、結合剤及び接着剤、滑剤、崩壊 剤、着色剤、香味料、甘味料、及び特定の医薬組成物を調製するために使用され るバッファー及び吸収剤のような他の様々な物質を含む。更に、エリキシル剤、 及び前記ソロイドがその中に懸濁されることによってシロップ剤も含まれる。 本発明は、天然及び合成の甘味料を含む、当該技術分野において周知の甘味料 を含むことを意図している。従って、甘味料は、下記の限定を意図しないリスト から選択することができる:ショ糖などの砂糖、グルコース(コーンシロップ) 、デキストロース、転化糖、フルクトース、及びそれらの混合物;サッカリン、 及びそのナトリウム又はカルシウム塩のような様々な塩;シクラミン酸、及びそ のナトリウム又はカルシウム塩のような様々な塩;アスパルテーム及びアリテー ムのような、ジペプチド甘味料;スクラロース(sucralose)のような塩素化され た砂糖誘導体;ジヒドロカルコンのような天然の甘味料;グリシルリチン;ステ ビア・レバウディアナ(ステビオシド);及びソルビトール、ソルビトールシロ ップ、マンニトール、キシリトールなどのような、糖アルコールである。更に甘 味料として、米国特許第Re26,959号に開示された、非発酵糖置換水素化デンプン 水解物(ライカシン(lycasin))が意図されている。更に独国特許第2,001,017.7 号に開示された、合成甘味料である3,6-ジヒドロ-6- メチル-1-1,2,3- オキサチ アジン-4- オン-2,2- ジオキシドの特にカリウム塩(アセスルフェーム-K)、ナ トリウム塩及びカルシウム塩が意図されている。 これらの甘味料は、活性剤として、それ自身混合すること、すなわち非脂肪固 形又は支持体とフラッシュフロー加工し、支持体/活性物が結合した固形を形成 し、活性物としての安定化した中鎖トリグリセリド/フレーバー油と結合するか 、もしくは該脂肪マトリックスに直接混合することができる。 この送達システムは、通常のチューインガム組成物に混合することができる。 これらの組成物は、典型的には甘味料、ガムベース及び着香剤を含有する。更に 着香剤及び/又は甘味料の原料は、当然このソロイド送達システムに結合し、か つこのチューインガム組成物に混合することができる。 本発明において、着香剤、甘味料及び任意の酸味料を、この送達システムに混 合することができる。例えばある実施態様において、フレーバー油からなる群か ら選択された香料、甘味料、食酸(酸味料とも称す)、及びそれらの混合物は、 該固形の非脂肪支持体と一体化することができる。これら全ての混合物が存在す ることが好ましい。別の実施態様において、1種以上の香味物質を、該ソロイド の固形脂肪部分に残留している、固形脂肪マトリックスに、追加的に混合するこ とができる。 前記新規送達システムを混合しているチューインガム組成物は、風味の知覚が 持続性であるという際立った利点がある。この送達システムの物理的構造のため に、この香味物質は、加工時に保護され、加工に続きバルク保存形態で保護され る。一旦この送達システムがチューインガム組成物に混合されると、これはチュ ーインガムにおいて、他の成分から香料を保護し、更にガム表面のガムベースか らの香料の移動を防止するようにする。 本発明の送達システムのある特定の利点は、チューインガムの風味及び甘味の 知覚を維持する能力に関する。前記非脂肪固形支持体は、口の粘膜への該ソロイ ドの接着をもたらす、粘着剤特性を有することが好ましい。これらのソロイドは 、遅延された水和過程を通じ、その香味物質を緩徐に放出する。風味及び甘味の 知覚は、咀嚼の間に、口中にソロイドが存在するために顕著に強化される。 チューインガム組成物に関して、使用されたガムベースの量は、ベースの種類 、所望のコンシステンシー、及び最終製品を製造するために使用された他の成分 のような様々な因子に非常に左右される。一般に、最終チューインガム組成物の 約5〜約85重量%の量が許容でき、約15〜約30重量%の量が好ましい。このガム ベースは、当該技術分野で周知の水に不溶性のガムベースのいずれかであってよ い。ガムベースに適したポリマーの具体的な例は、天然及び合成の両方のエラス トマー及びゴムを含む。例えば、ガムベースに適したポリマーは、チクル、ジェ ルトン、グッタペルカ及びクラウンゴムのような植物原料の物質を含むが、これ らに限定されるものではない。ブタジエン−スチレンコポリマー、イソブチレン −イソプレンコポリマー、ポリエチレン、ポリイソブチレン、ポリ酢酸ビニル、 及びそれらの混合物のような合成エラストマーも、特に有用である。 このガムベース組成物は、ゴム成分の軟化を補助するために、エラストマー溶 媒を含有することができる。このようなエラストマー溶媒は、ロジンのメチル、 グリセロール又はペンタエリスリトールのエステル、もしくは水素化、二量体化 又は重合されたロジンのような修飾されたロジン、もしくはそれらの混合物を含 むことができる。本願明細書において使用するのに適したエラストマー溶媒の例 は、部分的に水素化されたウッドロジンのペンタエリスリトールエステル、ウッ ドロジンのペンタエリスリトールエステル、ウッドロジンのグリセロールエステ ル、部分的に二量体化されたロジンのグリセロールエステル、重合されたロジン のグリセロールエステル、タール油ロジンのグリセロールエステル、ウッドロジ ン及び部分的に水素化されたウッドロジンのグリセロールエステル、及び部分的 に水素化されたロジンメチルエステル、例えばα- ピネン又はβ- ピネンのポリ マー;ポリテルペンを含有するテルペン樹脂、並びにそれらの混合物である。こ の溶媒は、ガムベースの約10〜約75重量%の量、好ましくは約45〜約70重量%の 量で使用することができる。 ラノリン、ステアリン酸、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カリウム、 グリセロールトリアセテート、グリセリンなど、並びにパラフィンワックス及び 微晶質ワックスのような天然ワックスを含む、可塑剤又は軟化剤のような、従来 の様々な成分も、様々な所望の組織及びコンシステンシー特性を得るために、こ のガムベースに混合することができる。しかし本発明においては、これらの成分 は、量を減らすことができ、又は一部においては、完全に省くことができる。現 在、これらの個々の添加物質は、一般に最終ガムベース組成物の約15重量%まで の量が使用され、好ましくは約3〜約10重量%である。 このチューインガムは、二酸化チタンのような着色剤;レシチン及びグリセロ ールモノステアレートのような乳化剤;水酸化アルミニウム、アルミナ、ケイ酸 アルミニウムのような追加の充填剤;炭酸カルシウム、タルク及びそれらの混合 物;並びに追加の香料製剤などの、通常の添加剤を追加的に含むことができる。 同じくこれらの充填剤は、様々な量でこのガムベース中で使用することができる 。使用する充填剤の量は、最終のチューインガムの約4〜約35重量%を変化する であろう。 このチューインガム組成物に使用される送達システムの量は、機能要件の大部 分となるであろう。この送達システムは、最終ガム組成物の約0.25〜約40重量% の量、好ましくは約1〜約30重量%の量、及び最も好ましくは約1〜約20重量% の量含まれるであろう。 本発明の送達システムに加え、このチューインガム組成物も、砂糖、糖アルコ ール、風味送達システム、噴霧乾燥した着香剤、液体着香剤、天然及び/又は合 成の甘味料などを含む、通常の糖質をベースにした増量剤のような、1種以上の 追加の成分も、任意に含むことができる。 本発明のチューインガム組成物は、通常のチューインガム製造法に従って、水 に不溶性のガムベース部分、及び新規風味送達システムを含有する水溶性の着香 剤部分を結合することによって調製することができる。 詳細に説明するために、新規チューインガム組成物の調製法を下記に示す: 適当なチューインガムベースを、まず溶融する。その後所望であるならば、糖 又は糖アルコールのような軟化剤及び増量剤を、攪拌しながら徐々に添加する。 次に本発明の送達システムを添加し、均質な塊が出現するまで混合を続ける。任 意に、追加のフレーバー油又は噴霧乾燥した着香剤を、更に追加することができ る。その後、当該技術分野において公知の方法のいずれかで、この塊を圧延し、 切れ目を入れ、粉をかけてかつ包装する。 他の種類の食料品についても同じく、本発明の送達システムを、通常の方法で 添加することができる。例えば、圧縮錠剤の場合、この送達システムを、錠剤の 他の成分と乾燥混合し、かつその後この混合物を、最終の錠剤の形状に圧縮する 。歯磨き剤、義歯用クリーム及びクレンザーの場合は、これらの製品も、それら の処方中に該送達システムを混合することによる利益がある。簡単に言うと、こ のマトリックスは、当業者が、通常の食料品成分を添加するのに現在使用する方 法に類似の方法で、様々な食料品に、添加することができる。 ある特定の実施態様において、ミクロンの大きさの合成非晶質シリカが、液体 の活性物のための、非脂肪の固形支持体として使用されている。これらの物質を 使用し、安定したフレーバー油/中鎖トリグリセリドの混合物を、その表面、又 はその孔の中に吸着し、かつマトリックス材料の供給原料に添加し、本発明の送 達システムを形成する。この方法では、補足的に制御された放出特性を、この送 達システムに持たせることができ、更にこの油に、揮発及び酸化に対する安定化 及び保護を加えることができる。これらのシリカ化合物も、特定の香味成分の化 学基に親和性のある、イオン結合及び水素結合を有し、これらの親和性は、強力 な風味の持続をもたらし、その結果遅延型の放出能力及び安定性を増す。 本発明の送達システムと混合する前に、フレーバー油のための担体として追加 することができる物質は、マルトデキストリンを含み、これは商品名M 100(10DE )で、グレイン(Grain)プロセッシング社(ムスカチン、IA)から市販されている 、噴霧乾燥されたマルトデキストリンに加え、更に商品名ミクロポアバッズ(Mic ropor Buds)1015Aで、E.スタレー(Staley)マニュファクチュアリング社(ダカツ ール、IL)から市販されている、凝集されたマルトデキストリン(10DE)を含む 。これらの物質も、多孔性であり、かつ風味の保持が可能である。ポリデキスト ロース及び微晶質セルロースも、多くの他の吸着物質同様、この点で有用である 。実施例 下記の実施例を、本発明を更に理解するために提供するが、これらは本発明の 効果的範囲を限定する意図は全く無い。実施例1 カプリル/カプリンのトリグリセリド(ミグリオール(登録商標)810)が15 重量%、及び臭気が強い高揮発性の香味成分であるベンズアルデヒドが10重量% である、安定した実質的に不揮発性の混合物を生成した。この安定した混合物に 、マルトデキストリン(マルトリン(登録商標)M-365、グレインプロセッシン グ社)を添加し、かつエコノフロス社の綿菓子製造機を用い、フラッシュフロー 加工した。この温度及びスピニングヘッドの速度は、ベンズアルデヒドを含有す る固形のフラッシュ−フローで形成されたマトリックスの産生に十分なレベルに セットした。当然、低温が好ましい。得られた固形の送達システムは、臭いを嗅 いで調べると、実質的にほとんどベンズアルデヒドのヒューム又は臭いがしない 、白色の薄片を形成した。実施例2 ジアセチル(5重量%)、及び分別されたC8-C10のココヤシ油脂肪酸の中鎖ト リグリセリド、すなわちカプリル/カプリンのトリグリセリドの、安定した実質 的に不揮発性の無臭の混合物を生成し、かつマルトデキストリン(マルトリン( 登録商標)M-365、80重量%)を添加した。その後この組合せを、エコノフロ ス社の綿菓子製造機に入れ、フラッシュフロー加工し、本発明の送達システムを 含む緑黄色の薄片を形成した。この送達システムは、実質的に無臭であり、この ことはフレーバー油成分の揮発がほとんどもしくは全く無いことを示している。実施例3 チューインガム組成物に混合することにより、下記の送達システムを調製した 。送達システムA 重量% 中鎖トリグリセリド 7.5 非脂肪の固形支持体 (a) デンプン 10.0 (b) ヒドロキシプロピルメチルセルロース 16.0 (c) 炭酸カルシウム 10.0 メントール結晶 7.50 香味増強剤 0.15 ソルビトール 6.00 乳化剤及び他の添加剤 8.0 ポリデキストロース 34.85 100.0 上記成分を混合し、かつフラッシュ−フロー加工し、臭気がほとんど無いもし くは全く無い、固形の安定した高揮発物を含有する送達システムを形成した。 得られた送達システムを、下記のチューインガム組成物に添加した。チューインガム組成物 重量% ガムベース 24.894 甘味料(糖アルコール)* 57.310 リカシン 2.686 炭酸カルシウム 6.268 乳化剤 0.304 グリセリン 0.501 スペアミント油(遊離) 1.612 スペアミント油(噴霧乾燥) 1.003 人工甘味料** 0.156 送達システムA 2.006 100.0 * キシリトール及びラクチトール ** アスパルタム及びアセスルフェーム-K このチューインガム組成物は、本願明細書に記載した方法に従って調製した。 チューインガム板について、風味強度及び風味期間について、感覚評価を行った 。この板に関する結果は、本発明の送達システムを用いるチューインガム組成物 は、60分以上、均一な風味を継続することを明らかにした。このチューインガム 組成物は、着香剤の揮発、又はこの送達システムからチューインガム組成物の他 の部分へのフレーバー油の移動の認識できる低下はなかった。実施例4 中鎖トリグリセリド15g 及びメントール結晶22.5g の安定した実質的に不揮発 性の混合物を形成した。この混合物に、F、D 及びC ブルーNo.1(H.T.レイク社 )0.45g を添加した。ポリエチレングリコール(8,000 カーボワックス)22.5g と水素化された綿実油12g を含む二番目の混合物を、別に加熱した。固形のコー ンシュガー(マルトデキストロースM-365)129.6g、ヒドロキシプロピルメチル セルロース45g、レシチン1.5g、炭酸カルシウム15g、カプシカム(capsicum)0.4g 、キシリトール30g 及びソルビトール6gの追加混合物を形成した。次にこれらの 個別の混合物を一緒にし、かつ7"のケーブルヒーターヘッド、及び加熱したケー ブル間に0.030"の溝を有する紡ぎ機に配置した。その後この混合物をフラッシュ フローし、メントール着香剤結晶を含有する送達システムを産生した。 次にこの送達システムを、キャンディーマトリックスに加えた。このマトリッ クスは、コーンシロップ43°バウム(Baum)(カルギル)220g、グラニュー糖330g 及び水145ml を混合して調製した。このキャンディーマトリックスを、300 °F (149℃)に加熱し、冷却した皿に注ぎ込み、かつ2〜3分間放置し、柔軟な状 態にした。その後、前記メントール着香剤結晶を含有する送達システムを、この キャンディーマトリックスに添加し、混合した。このマトリックスを、十分に冷 却し、その後消費のために小片に切断した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TT,UA, UG,UZ,VN (72)発明者 ザムディオ テナ ジョージ エフ アメリカ合衆国 バージニア州 22181 ヴィエーナ グレンガイル ドライヴ 2459 コートヤード ザ サード

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記成分を含むチューインガム組成物: (i) ガムベース:及び (ii)強臭フレーバー油成分及び中鎖トリグリセリドを含有する混合物が、上に吸 着された又はその中に吸収されている、非脂肪の固形支持体を含む、粒子状風味 送達システム。 2.前記中鎖トリグリセリドが、脂肪酸の一価−、二価−及び多価エステル、及 びそれらの混合物からなる群から選択された、請求項1記載のチューインガム組 成物。 3.前記中鎖トリグリセリドが、その脂肪酸鎖中に6〜12個の炭素原子を有する 、請求項2記載のチューインガム組成物。 4.前記中鎖トリグリセリドが、カプリル酸、カプリン酸、リノール酸、カプロ ン酸、ラウリン酸、コハク酸及びそれらの混合物からなる群から選択された脂肪 酸から形成された、請求項3記載のチューインガム組成物。 5.前記中鎖トリグリセリドが、前酸のグリセロールエステルである、請求項4 記載のチューインガム組成物。 6.前記強臭フレーバー油成分が、温度約160 ℃以下で、少なくとも約40mmの蒸 気圧を有する、請求項1記載のチューインガム組成物。 7.前記強臭フレーバー油成分が、酢酸メチル、酢酸エチル、1-ヘキサノール、 ベンズアルデヒド、ベンジルアルコール、1-オクタノール、2-オクタノール、シ ンナムアルデヒド、シンナミルアルコール、ナフタレン、p-シメン、チモール、 カンフェン、d-リモネン、ミルセン、α-ピネン、β-ピネン、テルペノリン、カ ンファー、l-ジヒドロカルボン、α-シトラール、d-フェンコン、プレゴン、α- ツジョン、d-シトロネラール、シネオール、ジヒドロカルベオール、d,l-フェン キルアルコール、ゲラニオール、d-リナロオール、α-テルピネオール、l-メン トール、d-酢酸ボルニル、酢酸ゲラニル、酢酸リナリル及びそれらの混合物から なる群から選択された、請求項6記載のチューインガム組成物。 8.前記風味送達システムが、更に、ペパーミント油、スペアミント油、ユーカ リ油、シナモン油、メントール油、冬緑油(サリチル酸メチル)、シトラス油、 フルーツ精油及びそれらの混合物からなる群から選択されたフレーバー油を含む 、請求項7記載のチューインガム組成物。 9.前記非脂肪の固形支持体が、ムコ−接着剤である、請求項1記載のチューイ ンガム組成物。 10.前記ムコ−接着剤が、セルロース、シリカ、微晶質ワックス、水膨潤性ガム 、水膨潤性粘質物、アルギン酸塩、カラゲーニン、トラガント、デンプン、炭酸 カルシウム、炭酸マグネシウム、二酸化チタン、ゼイン及びそれらの混合物から なる群から選択された、請求項9記載のチューインガム組成物。 11.前記非脂肪の固形支持体が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースである、 請求項1記載のチューインガム組成物。 12.前記非脂肪の固形支持体が、更にデンプンを含む、請求項11記載のチューイ ンガム組成物。 13.前記非脂肪の固形支持体が、更に炭酸カルシウムを含む、請求項12記載のチ ューインガム組成物。 14.前記風味送達システムが、該チューインガム組成物の約0.05〜約30重量%の 量存在する、請求項1記載のチューインガム組成物。 15.前記非脂肪の固形支持体が、該送達システム中に、約1〜約40重量%の量存 在する、請求項1記載のチューインガム組成物。 16.前記強臭フレーバー油成分が、該混合物の約0.1 〜約30重量%の量存在する 、請求項1記載のチューインガム組成物。 17.前記中鎖トリグリセリドが、該混合物の約0.1 〜約40重量%の量存在する、 請求項1記載のチューインガム組成物。 18.前記ガムベースが、合成又は天然のエラストマーからなる群から選択された 、請求項1記載のチューインガム組成物。 19.前記送達システムが、更に糖質をベースにした材料を含み、かつフラッシュ フロー法により形成された、請求項1記載のチューインガム組成物。 20.前記フラッシュフロー法が、フラッシュ加熱法又はフラッシュせん断法であ る、請求項19記載のチューインガム組成物。 21.前記フラッシュ加熱法の条件が、スピニングヘッドによってもたらされる、 請求項20記載のチューインガム組成物。 22.前記粒子の風味送達システムが、該非脂肪の固形支持体の融点よりも低い粒 子内流れ温度を有する、固形脂肪中に懸濁している、請求項1記載のチューイン ガム組成物。 23.前記固形脂肪中に懸濁された粒子の風味送達システムが、該組成物を、分離 ソロイドを形成しかつ維持するのに十分なフラッシュ加熱及び破壊力の条件に晒 すことによって形成される、請求項22記載のチューインガム組成物。 24.前記フラッシュせん断が、押出機中の該送達システムに、該脂肪の粒子内流 れを引き起こすには充分であるが、該非脂肪固形支持体の溶融には不十分である ような、温度及び力の条件に晒す工程、及び分離ソロイドを形成するために、破 壊力を該組成物に及ぼす間に、流れ可能な状態の前記送達システムを放出する工 程を含む、請求項20記載のチューインガム組成物。 25.更に、甘味料、食酸、着色剤、増量剤、充填剤、軟化剤、可塑剤及びそれら の混合物からなる群から選択された物質を含む、請求項1記載のチューインガム 組成物。 26.下記成分を含む糖菓組成物: (i) 糖質をベースとしたマトリックス;及び (ii)強臭フレーバー油成分及び中鎖トリグリセリドの混合物を、その中に吸収さ れた又はその表面を被覆した状態で有する、非脂肪固形支持体を含む、強臭香味 成分送達システム。 27.前記中鎖トリグリセリドが、その脂肪酸鎖中に、6〜12個の炭素原子を含む 、請求項26記載の糖菓組成物。 28.前記中鎖トリグリセリドが、カプリル酸、カプリン酸、リノール酸、カプロ ン酸、ラウリン酸、コハク酸及びそれらの混合物からなる群から選択された脂肪 酸から形成された、請求項27記載の糖菓組成物。 29.前記強臭香味成分が、温度約160 ℃以下で、少なくとも約40mmの蒸気圧を有 する、請求項27記載の糖菓組成物。 30.前記強臭フレーバー油成分が、酢酸メチル、酢酸エチル、1-ヘキサノール、 ベンズアルデヒド、ベンジルアルコール、1-オクタノール、2-オクタノール、シ ンナムアルデヒド、シンナミルアルコール、ナフタレン、p-シメン、チモール、 カンフェン、d-リモネン、ミルセン、α- ピネン、β- ピネン、テルペノリン、 カンファー、l-ジヒドロカルボン、α- シトラール、d-フェンコン、プレゴン、 α- ツジョン、d-シトロネラール、シネオール、ジヒドロカルベオール、d,l-フ ェンキルアルコール、ゲラニオール、d-リナロオール、α- テルピネオール、l- メントール、d-酢酸ボルニル、酢酸ゲラニル、酢酸リナリル及びそれらの混合物 からなる群から選択された、請求項29記載の糖菓組成物。 31.前記風味送達システムが、更に、ペパーミント油、スペアミント油、ユーカ リ油、シナモン油、メントール油、冬緑油(サリチル酸メチル)、シトラス油、 フルーツ精油及びそれらの混合物からなる群から選択されたフレーバー油を含む 、請求項27記載の糖菓組成物。 32.前記非脂肪固形支持体が、セルロース、シリカ、微晶質ワックス、水膨潤性 ガム、水膨潤性粘質物、アルギン酸塩、カラゲーニン、トラガント、デンプン、 二酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ゼイン及びそれらの混合物 からなる群から選択された、請求項26記載の糖菓組成物。 33.前記風味送達システムが、該糖菓ガム組成物の約0.05〜約30重量%の量存在 する、請求項26記載の糖菓組成物。 34.前記中鎖トリグリセリドが、該混合物の約0.1 〜約20重量%の量存在する、 請求項26記載の糖菓組成物。 35.前記非脂肪固形支持体が、該送達システム中に、約0.1 〜約40重量%の量存 在する、請求項26記載の糖菓組成物。 36.前記強臭フレーバー油成分が、該混合物の約0.5 〜約30重量%の量存在する 、請求項26記載の糖菓組成物。 37.前記香味成分送達システムが、フラッシュフロー加工によって形成される、 請求項26記載の糖菓組成物。 38.前記フラッシュフロー法が、フラッシュ加熱法又はフラッシュせん断法であ る、請求項37記載の糖菓組成物。 39.下記の工程で形成された食料品組成物: (i) 吸収された強臭フレーバー油成分及び中鎖トリグリセリドの混合物が、その 中に吸収されている又はその表面を被覆している、非脂肪固形支持体の混合物を 提供する工程; (ii)前記混合物を、該支持体にフラッシュフローを引き起こすのに充分な温度及 び力の条件に晒し、これによりこの強臭フレーバー油成分を捕捉している固形マ トリックスを形成する工程である。 40.粒子の非脂肪固形支持体、強臭フレーバー油成分及び中鎖トリグリセリドの 混合物を、フラッシュフローを引き起こすのに十分な温度及び力の条件に晒すこ とを含む、高インパクト固形風味送達システムの製造法。 41.強臭フレーバー油及び中鎖トリグリセリドの混合物が、その中に吸収されて いる又はその表面を被覆している、非脂肪固形支持体を含有する、強臭フレーバ ー油のための送達システム。 42.下記の工程で形成された固形送達システム: (i) 強臭フレーバー油成分及び中鎖トリグリセリドの混合物が、その中に吸収さ れている又はその表面を被覆している、非脂肪固形支持体の混合物を提供する工 程;及び (ii)前記混合物を、該支持体がフラッシュフローを引き起こすのに充分な温度及 び力の条件に晒し、これにより強臭フレーバー油を捕捉している固形マトリック スを形成する工程である。 43.フラッシューフローで形成されたマトリックスと一体化された、高揮発性フ レーバー油及び中鎖トリグリセリドを含有する、安定化された実質的に不揮発性 の混合物を含む、高揮発性のフレーバー油のための固形送達システム。 44.前記中鎖トリグリセリドが、脂肪酸の一価−、二価−及び多価エステル及び それらの混合物からなる群から選択された、請求項43記載の固形送達システム。 45.前記中鎖トリグリセリドが、その脂肪酸鎖中に、6〜12個の炭素原子を有す る、請求項43記載の固形送達システム。 46.前記中鎖トリグリセリドが、カプリル酸、カプリン酸、リノール酸、カプロ ン酸、ラウリン酸、コハク酸及びそれらの混合物からなる群から選択された、請 求項43記載の固形送達システム。 47.前記中鎖トリグリセリドが、前述の酸のグリセロールエステルである、請求 項46記載の固形送達システム。 48.強臭フレーバー油成分が、温度約160 ℃以下で、蒸気圧が少なくとも40mmで ある、請求項43記載の固形送達システム。
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