JPH10510598A - ヤーンスキャンプロセスおよびヤーン巻き戻しセンサ - Google Patents

ヤーンスキャンプロセスおよびヤーン巻き戻しセンサ

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JPH10510598A JP9506300A JP50630097A JPH10510598A JP H10510598 A JPH10510598 A JP H10510598A JP 9506300 A JP9506300 A JP 9506300A JP 50630097 A JP50630097 A JP 50630097A JP H10510598 A JPH10510598 A JP H10510598A
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Abstract

(57)【要約】 予め定めた長さを有し、織機(L)用のヤーン送り出し装置(F)の貯蔵ドラム(2)の巻溜め(3)から断続的に巻き戻されるヤーンをスキャンさせるプロセスにおいて、センサ(S)を用い、ヤーン速度が増加した場合および/または少なくとも1つの第1の巻糸信号が発生したとき、少なくとも1つの第1のヤーンパルスについてのヤーンパルスの獲得を変化させる。後続する高速ヤーンパルスについての第2のヤーンパルスの獲得が、第2のヤーンパルスよりも低速の外乱パルスを獲得しないこと共に得られる。このプロセスを実行するのに好適なヤーン巻き戻しセンサ(S)は、異なる選択したフィルタリングモードを有するフィルタリング手段を設け、ヤーン巻き戻し速度が変化したときヤーンパルスの獲得を変えるることを特徴とする。このフィルタリング手段は、ヤーン巻き戻し速度が増加したとき、第1のフィルタリングモードから少なくとも別のフィルタリングモードに調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 ヤーンスキャンプロセスおよびヤーン巻き戻しセンサ 本発明は、請求の範囲の請求項1の前文に記載された方法に関し、請求項6の 前文に記載されたヤーン巻き戻しセンサに関するものである。 スイス特許第647999号に記載されている方法では、巻糸信号はヤーンパ ルスから生成され計数される。実際には、生成された巻糸信号の数は巻き戻され た巻糸より多過ぎたり少な過ぎたりし、パルスノイズも多過ぎたり少な過ぎたり する。ヤーンにひっかかっているが自由に動けるリントの塊や(例えば、マルチ フィラメントヤーンの)ヤーン素材は、巻き戻されるヤーン巻糸から引き戻され たり、巻き戻しセンサの下側に引き戻されたり、巻き戻しセンサをすり抜けたり した場合に、リントの塊やヤーン素材は巻き戻しセンサにより巻糸として検出さ れる。2つの隣接する巻糸が巻糸センサの下側で近接して巻き戻された場合は、 2つの巻糸に対して1つの巻糸信号として生成される。 欧州特許出願公開第0286584号には、この形式の別の方法が開示されて いて、この方法により、周辺部に配置した複数の巻き戻しセンサからのヤーンパ ルスが巻糸信号に変換され、評価ユニットに供給され、外乱のない動作中の巻糸 信号の予め定めた時間シーケンスに対応する予測した信号パターンと比較される 。ここで考慮されているのは、供給された巻糸信号が予め定めたパターンに対応 すると、巻糸信号に従ってよこ糸の貯蔵が制御される点である。 さらに、従来の実際の技術として、巻き戻しセンサのレシーバ(reciever)に割 り当てられたフィルタ手段により、各ヤーンパルスが巻糸信号に変換される方法 が開示されており、また、連続するパルスまたは信号を無視するための時間窓が 巻糸信号により開かれる方法が開示されている。このような方策を採用すると、 時間窓中では、より低速度で後続するリントの塊に起因する巻糸信号は生成され ない。しかしながら、2つの近接して隣接する巻糸が巻き戻される場合は、第2 の巻糸は検出されないが、高さが過剰に高いパルスノイズが生じてしまう。 現在の高速エアージェット織機では、ヤーンの挿入が、例えば1000回の挿 入サイクルに1回の割合で、予め定めた速度より遅い速度で行われることがある 。その理由は正確には分かっていない。しかしながら、このような挿入は、挿入 それ自体は正しいので、織機を止めることにはならないが、過剰に遅く行われる 。ヤーンの品質によっては、リントの塊がヤーンとともに巻き取られたり、例え ば、マルチフィラメントヤーンの場合には、ヤーンにひっかかっているヤーン素 材がヤーンに沿って引き戻されることが、実際には、見出される。このようなリ ントの塊やヤーン素材により、ヤーン自体とは異なる形態のパルス(平坦な立ち 上がりエッジと、低周波数成分を有する)が発生される。巻き取られたヤーン素 材により生ずる擬似ヤーンパルスから、巻糸信号が発生されることになる。一方 、2つの巻糸が同時に巻き戻されるとき、2つの巻糸信号が実際に発生されるこ とがある。このような環境では、ヤーン巻糸と他の物体とを高信頼で区別するこ とができることが、巻き戻しセンサの要件である。 本発明の目的は、上述したような簡単な方法を提供することにあり、織機の測 定および送り出し装置を用いて、高さの高いパルスノイズや低いパルスノイズを 防止する方法を実施するための巻き戻しセンサを提供することにある。 この目的は、請求項1の方法および請求項6のヤーン巻き戻しセンサにより本 発明に基づき達成される。 本発明によれば、ヤーンよりも遅く移動するリントの塊や他の埃に起因して、 擬似巻糸信号が発生されたり弱い外乱パルスが発生されたりしない。というのは 、強力で高速のヤーンパルスが獲得されるようにしたので、リントの塊の低速で 弱い外乱パルスはフィルタ手段により除外されるからである。実際には、挿入サ イクルのうちの加速フェーズ(phase)初期の低速のヤーン巻き戻し中では、リン トの塊や屑はどのような速度でもほとんど通過しない、ことが考慮されている。 このような外乱は、ほとんどの場合、加速フェーズ後の高速のヤーンの巻き戻し 中にだけ観測される。各挿入プロセスを、少なくとも1つのヤーン低速部分と、 少なくとも1つのヤーン高速部分とに分割し、この分割をヤーンパルスの獲得を 意図的に変えることにより行うので、種々のヤーンパルスが適正に記録されるが 、外乱パルスからは巻糸信号が生成されないようにすることができる。低速ヤー ンパルスに対しても、高速ヤーンパルスに対しても、パルス幅が変動しない ヤーンパルスを獲得するようにした場合には、低速で正しい初期ヤーンパルスと 、高速のヤーン速度での外乱パルスとを識別することができない。その理由は、 低速の初期ヤーンパルスと同様に、外乱パルス(屑の移動により生ずる)により 巻糸信号が生成されるからである。特に、本方法は、2つのヤーン巻糸が短時間 のうちに、巻き戻しセンサを引き続き通過しても、第2のヤーンパルスを失うこ となく、2つの巻糸信号が発生される点に、利点がある。予め定めたヤーン長を 測定する巻糸信号の情報は、信頼性があり不変なので、回避できない埃が存在し ても、数本の巻糸が同時に巻き戻されても、よこ糸が長過ぎたりまたは短過ぎた りすることが回避される。本発明の工程は、修理作業の場合か、ヤーン送り出し 挿入の初めか、駆動中に調整する場合、手動で行うことができる。強いパルスま たは高速パルスは、急峻な立ち上がりエッジと、高周波成分を有する電気信号を 意味する。弱いパルスまたは低速パルスは、急峻な立ち上がりエッジを有さず、 低周波成分を有する。 請求項6のヤーン巻き戻しセンサは、2つの異なる選択したフィルタリングモ ードを用いることにより、少なくとも第1のヤーンパルスおよび全ての高速パル スが、低速か弱い外乱パルスから区別される。第2の選択したフィルタリングモ ードでは、強いヤーンパルスよりも低速か弱いパルスである外乱パルスは獲得さ れない。外乱パルスが埃に起因して発生する限り、注意すべきことは、リントの 塊は、ほとんどの場合、巻き戻しセンサの下側で、通路方向に伸びて、種々の態 様になることである。このように種々の態様になるので、その外乱パルスは一層 低速で弱いパルスとして検出される。その理由は、例えば、異物、例えば、リン トの塊は低速で移動するからだけでなく、さらに伸び、別の特性、例えば、密度 があるからである。埃に起因して生じた外乱パルスは、急峻でない立ち上がりエ ッジと、強いヤーンパルスの周波数成分よりも低い周波数成分を有するので、各 パルスの立ち上がりエッジは巻糸信号を取り出すための重要な基準となる。各獲 得モードすなわちフィルタリングモードでは、「低速または弱い」外乱パルスが フィルタで除外されるように選択される。請求項2によれば、バンドパスフィル タリング手段は、第1のヤーンパルスが第1の巻糸信号に移行後直ちに第1のフ ィルタリングモードから第2のフィルタリングモードに切り換えられる。次の ヤーンパルスは高速で強いので、これらのヤーンパルスは第2のフィルタリング モードで受け入れられ、これに対して外乱パルスは獲得されない。 本方法の特に有利な変形例は請求項3から得られる。それぞれ発生するヤーン パルスまたは巻糸信号に先立って、ヤーンパルスの獲得が、巻糸信号により、高 速で強いヤーンパルスについてのヤーンパルスの獲得に切り換わる前に、ヤーン パルスの獲得を時間的に調整する。高速で強いヤーンパルスについてのヤーンパ ルスの獲得は、短い時間間隔に設定されるので、低速で弱い外乱パルスによる巻 糸信号の発生が防止される。別の効果は、頻繁に起こるものではないが、低速挿 入の場合、各ヤーンパルスの前にヤーンの獲得が弱いヤーンパルスに対して調整 されるため、ヤーンパルスが高い信頼性で巻糸信号を発生したり、ヤーンからの 異物が通過するような場合、ヤーンの獲得は強い巻糸信号について設定されてい るため、ヤーンに付いている異物により誤った巻糸信号が発生しないことである 。 請求項4に記載の方法の変形例では、弱い外乱パルスが発生する可能性のある 時間間隔は、時間窓を用いることにより制御技術プロセスにより簡単に規定する ことができる。時間窓は、例えば3msに、すなわち挿入サイクルの2つの順次 の巻糸信号間の最も短い時間間隔、典型的には10msよりも短い期間に設定さ れる。 請求項5に記載の変形例は、制御に関して簡単で信頼性のあるものである。少 なくとも第1の巻糸信号の検出に当たり、アップシフト信号をフィルタ回路に供 給し、フィルタ回路を別のヤーンパルスに対して第2のフィルタリングモードで 動作させる。このアップシフト信号は時間遅延を用いて発生させることができる 。第1のフィルタリングモードに対するダウンシフト信号の供給は、時間窓が終 了した後、次のヤーンの発生前にアップシフト信号を抑制することにより行なわ れる。 請求項7に記載の巻き戻しセンサの実施の形態は、フィルタリング手段を2つ の異なる帯域幅を有するバンドパスフィルタとし、帯域幅の下限をそれぞれヤー ンパルスの高速性および外乱パルスの低速性または微弱性に対して調整して2つ のパルス間での識別を可能にする。 請求項8の実施の形態において、バンドパスフィルタリング手段をマイクロプ ロセッサにより少なくとも第1の巻糸信号または各巻糸信号が発生した後直ちに 切り換える。 請求項9の実施の形態において、フィルタ回路は2つのフィルタリングモード 間で永久的に切り換えられ、ヤーンパルスが発生する前にフィルタリングモード を低速または弱いヤーンパルスを獲得するように設定し、一方、巻糸信号が発生 されるときと、時間窓の期間中に、フィルタリングモードは強いヤーンパルスだ けを獲得するように設定される。つまり、外乱パルスはフィルタ処理により除去 され、極めて稀に織機が低速挿入になってもいかなる検出エラーを生ずることな く動作することができる。 請求項10による実施の形態は特に有利である。この理由は、アクティブ増幅 器およびバンドパスフィルタ回路は、一様に強く且つ顕著な巻糸信号を発生し、 フィルタリング中の性能損失を回避するからである。 請求項11に記載の巻き戻しセンサにおいて、バンドパスフィルタ・アセンブ リは、ハイパスフィルタリングモードを含むとともに、途絶えることなくハイパ スフィルタリングモードに続くローパスフィルタリングモードを含む応答特性を 有するように設計されている。これにより、高周波が約100kHz付近でほぼ 一定に維持されている顕著な直流レベルが、例えば、1.0kHz以下の周波数 となる。ローパスフィルタリングモードをディセーブルにして、例えば10kH z以下の周波数または約1.0kHzの周波数が顕著な直流レベルを発生せず、 約10kHzと100kHzよりも僅かに低い周波数との間の周波数だけが有効 なローパスフィルタリングモードにおけるように、高いか一層高い直流レベルを を発生するように、応答特性を変化させることができる。これは、制御手段を用 いて2つの抵抗の抵抗特性を変えることにより容易に達成することができ、ここ で重要なことは、2つの抵抗が接続されているアナログ回路によりバンドパスフ ィルタ・アセンブリの直流レベルが一定に維持され、2つのモード間でのスイッ チィングによりドリフトが生じないことが、保証される。換言すれば、このバン ドパスフィルタ・アセンブリは、比較的広い周波数レンジで、顕著な直流レベル を発生するが、必要な場合、ローパスフィルタリングモードをディセーブル にすることにより、上限カットオフ周波数付近の狭い周波数レンジに一時的に制 限されて、より高い周波数だけが有用な直流レベルを発生させる応答特性を有す る。ディセーブルにされたローパスフィルタリングモードにおいて、低周波の外 乱パルスを、低周波側で除去することができる。その理由は、対応する高周波を 有するヤーンパルスだけが、大きな直流レベルを発生するからである。 請求項12に記載の実施の形態において、帯域幅は容易に現在の織機の通常の 高速度であるヤーン速度を実行できるように規定される。 請求項13の実施の形態において、バンドパスフィルタ・アセンブリが挿入サ イクルの開始時と、第1のフィルタリングモードの各ヤーンパルスが発生した後 に、それぞれ動作するように保証される。 簡単な実施の形態は請求項14から得られる。この実施の形態においては、ヤ ーンが低速で移動するか高速で移動するか、あるいはヤーンが巻き戻しセンサを 通過したか否かに応じて、バンドパスフィルタが切り換えられる。 請求項15に記載の実施の形態において、巻き戻しセンサは、停止装置を適正 に制御してヤーン長が正確に寸法規定されるように動作する。レシーバを停止装 置の後に接近して配置し、ヤーンの適正な通過をできるだけ速く通知する。 請求項16に記載の実施の形態において、レシーバは、停止装置の停止部材に 対して貯蔵ドラムの軸方向に、特に巻溜めと対向する停止部材の側においてオフ セットしてあり、停止装置の起動状態においてヤーンが斜めに延在するヤーン形 態を形成する。このヤーン形態は、停止部材が非活動化された際に、具体的な時 間量がヤーンがレシーバを通過するまで持続するようにする。この持続時間およ びヤーン挿入サイクルの開始時の強力な加速を考慮し、レシーバにおける通過速 度は、比較的強い第1のヤーンパルスが発生するように速くする。 これに対して、請求項17の実施の形態において、交互または一緒に起動され る2つのレシーバを、停止装置の両側に設けてスキャン中に高い精度を得る。2 つの巻糸信号は2つの連続するヤーンパルスから取り出される。この編成により 、巻き戻し回転方向も変えることができる。 請求項18の実施の形態において、巻き戻しセンサを各ヤーン品質に適合させ ることができる。獲得を変化させたりフィルタリングモードを切り換えること と、結合を解除することにより回避される感度調整との間に、不要な影響を及ぼ すことになる。種々のヤーン品質、例えば、種々の反射特性や密度により、異な るヤーンパルスが発生するため、感度を調整する必要がある。 巻き戻しセンサは光電的な方法で有利に動作する。一方、超音波により、容量 的に、誘導的に、または圧電的な方法により接触することなく、または接触した 状態で、ヤーンを検出することができる。レシーバは、特定のパルス形状または 特定の立ち上がりエッジを有するヤーンパルスを発生できるように予め設定され る。 以下、本発明の主題の実施の形態を図面を参照して説明する。 図1は測定および送り出し置を含む織機の側面図である。 図2は図1の測定および送り出し装置の上面図である。 図3は測定および送り出し装置の変形例を示す図である。 図4および図5は第1の形式の方法を説明するための図であり、図4はヤーン パルスおよび外乱パルス並びにヤーンパルスにより生成された巻取り信号を示し 、図5は具体的なヤーン速度レンジに割り当てた周波数帯域を示す図である。 図4Aおよび図5Aは、それぞれ、図4および図5に対応する第2の形式の方 法を説明するための図である。 図6は巻き戻しセンサの回路を簡略化して示すブロック図である。 図7は巻き戻しセンサの電気回路を詳細に示すブロック図である。 図8a−図8hは巻き戻しセンサの具体的な機能を示す図である。 図1はよこ糸送り出し装置F(測定および送り出し装置)を示す。よこ糸送り 出し装置Fは、織機、例えば、ジェト織機のひぐちHに、よこ糸Yを、それぞれ 正確に寸法規定された同一長で、断続的に送り出す周知の構成を有する。送り出 しコイル(図示せず)から巻き戻されたヤーンYは、モータハウジング1を通過 させて貯蔵ドラム2上の巻溜め3に巻き取られ、巻溜め3のヤーンYは停止装置 4の下側の貯蔵ドラム2から巻き戻され、挿入装置6、例えば、挿入ノズルによ り挿入される。停止装置4は停上部材が貯蔵ドラム2の巻き戻し領域に向けてあ る。制御装置Cにより停止部材5が活動化および非活動化されて、ヤーン長が調 節される。停止部材5が活動化された状態では、ヤーンYは巻き戻されない。停 止部材5が非活動化された状態では、巻溜め3のヤーンYを自由に巻き戻すこと ができる。送り出し装置Fの駆動部材(図示せず)により巻溜め3にヤーンが供 給され、巻溜め3に新たにヤーンが巻き取られるようになっている。巻き戻しセ ンサSの下側に位置するスキャン部分を、ヤーンYが通過する間に、巻糸信号が 生成される。この巻糸信号は、予め定めたヤーン長に達するまで計数されること になる。そして、停止部材5が再び活動化される。全ての挿入サイクルに対して ヤーン長を予め定めた長さに調整するため、貯蔵ドラム2の周長を変化させるこ とができる。 図2はよこ糸送り出し装置Fの上面図である。巻き戻しセンサSのレシーバR で、ヤーンYを、常に、比較的高速に通過させるため、巻き戻しセンサSは、巻 き戻し中のヤーンYの移動方向(矢印)であって、停止部材5の直後に配置して あり、しかも、貯蔵ドラムの軸方向に、停止部材5に対して適正に、例えば、約 1cmだけオフセットさせてある。巻溜め3の最後の巻糸に相当するヤーンYは 、停止装置4に対して斜めになっていて、停止部材5が活動化したとき、停止部 材5により向きが変えられ、ほぼ軸方向に、停止部材5から巻き戻し側に離れる 。 現在の織機Lはヤーン速度がヤーン挿入中に100m/秒以上になる。しかし 、停止装置4,5がそれぞれ非活動化された後に、ヤーンYの速度が最大速度に 到達するように、初めに加速しておく必要がある。従って、ヤーンYは、ヤーン 停止部材5が非活動化された後、比較的低速、例えば、少なくとも初期には2m /秒を僅かに超える速度で、巻き戻しセンサSを通過するが、巻き戻しセンサS 直下の次のパスを通過する間のヤーンYの速度は、実質的により速くなる。ヤー ンの品質について言えば、異物、例えば、ヤーン巻き戻し中に引っ掛かるリント の塊であって、巻き戻しセンサSの下側のスキャン部分を通過するリントの塊は 、巻溜め3にも存在する可能性がある。しかしながら、このようなゴミは、通常 、ヤーンよりも低速で移動するので、巻き戻しセンサSはこのようなゴミを ヤーンよりも遅く記録する。当該ヤーンから離れたヤーンにも、このようなゴミ が引っ掛かる可能性があり、このような部分により微弱な外乱信号が発生される 。 図3はよこ糸送り出し装置Fの変形例を示す。この例では、巻き戻しセンサS は停止装置4の両側に短い距離だけ離してそれぞれ配置してある。これら2つの 巻き戻しセンサSは、例えば、2つのヤーン通路に対して1つの巻き取り信号を 発生する。巻き取りセンサSが2つあるので、送り出し装置Fは選択的に回動可 能になっている。この場合、2つの巻き戻しセンサのうちの一方の巻き戻しセン サだけを用いることも可能である。 図4を説明する。図4の上部には、図1および図2の巻き戻しセンサSにおい て、挿入サイクル中にヤーンYにより生ずる(電気的な)ヤーンパルスを示す。 停止部材5が非活動化された後、初めに、第1の低速の弱いヤーンパルスYP1 が発生され、このヤーンパルスYP1の速度は、幅と、比較的平坦な立ち上がり エッジとにより表され、次に発生されるヤーンパルスYP2は、高速でより急峻 な立ち上がりエッジ(高周波部分または成分)と、その鋭い形状により表される 。破線で示す外乱パルスLP1およびLP2は、塵に起因して生じるか、あるい は、巻き戻し中に引き離され、当該ヤーンの後のスキャン部分を通過するヤーン 素材により生ずる。第1の外乱パルスLP1は第1のヤーンパルスYP1よりも 低速で弱いパルスである。しかし、この外乱パルスLP1は、巻き戻しの初期に おいてヤーンの巻き戻し速度が遅いことと、空気の乱れや動きがないため塵がほ とんど発生しないことから、生じる可能性が非常に少ない。通常、このような効 果はヤーン速度が速い場合にだけ見られる。外乱パルスLP2は速い方のヤーン パルスYP2によりも遅く弱い。特に挿入サイクル中のダイナミック期間中に、 2つのヤーン巻糸が巻溜め3から移動し、ほぼ同時にすなわち互いに接近して巻 き戻されることがある。このような状態を、図4に第2の高速パルスYP2と、 この直後の高速パルスYP2′とにより示す。 図4の下部は、制御装置Cへの巻糸信号WPを、ヤーンパルスYP1,YP2 ,YP2′からどのようにして発生させるかを示す。ヤーンの通過を表す巻き取 り信号WPは、第1のヤーンパルスYP1に基づいて発生される。例え ば、第1の巻き取り信号WPが記録されると、直ちに、巻き戻しセンサSが切り 換えられるか調整され、高速で強力なヤーンパルスYP2,YP2′だけに基づ いて、巻糸信号WPが発生される。この調整は時刻Xで行なわれる。巻き戻しセ ンサは、この調整処理後は、低速で微弱な外乱パルスLP2から巻き取り信号を 生成しない。このような外乱パルスにより発生される擬似巻き取り信号は回避さ れる。これに対して、2つの隣接する巻き糸(2つの強いヤーンパルスYP2, YP2′)がほぼ同時に巻き戻される場合に、2つの巻糸信号WPおよびWP′ が適正な方法で発生される。 ヤーンパルスはそれぞれ電気的に発生され、(図6および図7)の各フィルタ ・アセンブリEで処理される。フィルタ・アセンブリは例えばバンドパスフィル タを含み、このバンドパスフィルタの周波数帯域は図5に示すようになる。この フィルタ・アセンブリは、巻き戻しセンサの第1の設定モードで、下限周波数f U1と上限周波数f0との間の周波数レンジf1で動作する。fU1は例えば2 m/秒の最低ヤーン速度に対応し、f0は例えば120m/秒のヤーン速度(V max)に対応する。時刻Xで、フィルタ・アセンブリは、周波数レンジを、下 限周波数fU2が下限周波数fU1よりも高い異なる周波数レンジf2にシフト させる。fU2は例えば10m/秒の最小ヤーン速度に対応する。第2の設定モ ードでは、時刻X後に、上限周波数f0は前述した周波数と同一の周波数である 。 この巻き戻しセンサの設定モードでは、時刻X前に、少なくとも第1の低速の 弱いヤーンパルスYP1はほぼ獲得される。時刻X後では、高速の強いパルスY P2,YP2′が獲得され、低速の弱い外乱パルスLP2が獲得される。 停止部材5が非活動化されると、第1の周波数レンジf1が設定される。第1 の巻き取り信号WPが発生された後、この巻き取り信号か、可能な場合には第2 の巻き取り信号のいずれかを用いて、第2の周波数レンジf2に切り換えられる か、あるいは、時刻Xで、ヤーン速度の周知の加速に応じて、第2の周波数レン ジf2に切り換えられる。停止装置が再び活動化されると、フィルタ・アセンブ リは再び第1のレンジf1にリセットされる。 補修作業または調整のためか、あるいは、ヤーン送り出し装置を駆動するた め、巻き戻しセンサは手動でも切り換えることができ、ヤーン送り出し装置の通 常の動作中に用いられる自動位置はニュートラルの状態となる。 図4Aおよび図5Aは、各巻糸信号WPが発生される前に、フィルタリングモ ードf1が調整され、各巻糸信号WPが発生されると、フィルタリングモードf 2に切り換えられる方法の変形例を示す。継続期間tF が一様で予め定めた長さ 、例えば、3msの時間窓Hに亘って保持されるアップシフト信号は、時刻Xで 、それぞれ、生成される。この時間窓Hは、時刻Xで、アップシフト信号F1を 出力すると、図7の計数部材またはタイミング部材Zにより、例えば、各巻糸信 号WPにより開かれる。時間窓が終了した後、再び、フィルタリングモードにダ ウンシフトされる。全挿入サイクル中で、フィルタリングモードを切り換えた場 合は、ほとんど観測されることのない低速挿入中での検出エラーも回避される。 時間窓Hは図5に示すが、スケール通りではない。時間窓は、埃の通過が予測さ れる時間間隔を跨ぐように広げた方がよい。 図8aないし図8hは巻き戻しセンサSの具体的な関数を示す。 図8aおよび図8bの図(対数的に表示した周波数に対する直流電圧)は、バ ンドパスフィルタ・アセンブリのヤーンパルスに対する応答特性を示す。図8a では、ハイパスフィルタモードおよびローパスフィルタモードが同時に動作する 。このフィルタ・アセンブリの応答範囲は広く、1.0kHz以下の周波数レン ジでは、0.6V以上の直流電圧レベルを発生し、1.0kHzから約20kH zの周波数レンジでは、約0.8Vの直流電圧レベルが得られ、100kHzの 周波数で、約0.6Vの直流電圧レベルが得られる。 図8bでは、ローパスフィルタモードはディセーブルであるので、上限周波数 レンジの周波数での直流電圧の応答特性は図8aとほぼ同一であるが、下限周波 数レンジは異なる。10kHz以下の周波数により、明らかに、0.6Vの直流 電圧レベルが発生され、10kHzと70kHzとの間の周波数により、0.8 V以上の直流電圧レベルが発生され、100kHzから約70kHzまでの周波 数により、明らかに0.6V以下の直流電圧レベルが発生される。 図8cは、第1のヤーンが通過している間、バンドパスフィルタへの入力信号 が時間(ms)に対して直流電圧レベルの形態をとることを示す。この入力信号 は約−1.0Vの直流電圧値まで達し、約0.5ms持続している。図8dの関 連する図は、図8cに示す信号の応答後のバンドパスフィルタ・アセンブリの関 連する出力信号を示す。図8aの応答特性(ローパスフィルタモードおよびハイ パスフィルタモード)から分かるように、約0.5msの間、絶対値がほぼ2. 0Vの直流電圧値を有する強力な出力信号が観測される。 図8eおよび図8fの図(時間に対する直流電圧)は、応答特性が図8bに示 すようになっており(ローパスフィルタモードはディセーブル)、しかも、入力 信号が図8cと同一であって、埃が通過する間、ヤーンパルスフォーマットに対 応するパルスフォーマットを有する場合におけるバンドパスフィルタ・アセンブ リへの入力信号および出力信号を示す。図8eに示す信号波形は、立ち上がりエ ッジと立ち下がりエッジの傾きが急峻でなくなったために、弱くなった周波数の 部分だけを含んでいるので、図8fに示すように、バンドパスフィルタ手段から 0.1V未満のレベルの出力信号が得られる。この出力信号は無視でき、有意な 信号とはならない。 図8gおよび図8hは高速ヤーンパルスYP2に対するバンドパスフィルタ・ アセンブリの応答を示す。図8gの図(時間に対する電圧)に示すように、信号 は、約0.1msの間、−1.0Vになっており、ほぼ垂直に降下し、垂直に立 ち上がり、すなわち高周波成分を有する。これはバンドパスフィルタ・アセンブ リへの入力信号である。バンドパスフィルタ・アセンブリから、図8hの出力信 号が生成される。この出力信号は約1.0Vの電圧レベルを有し、その後、ほぼ −1.0Vまで降下する明確な巻き取り信号WPとして獲得され、外乱パルスL P2により生ずる図8fの極めて微弱な信号と、明瞭に区別することができる。 図6は、レシーバRと、コントロールユニットCまたはマイクロプロセッサM Pとの間の巻き戻しセンサSの回路Dの実施の形態を示す。レシーバRで発生さ れたヤーンパルスは、差動増幅器7に供給される。この差動増幅器7の後段には 、本例では、2つのバンドパスフィルタ8aおよび8bを並列に配置してある。 これらバンドパスフィルタ8aおよび8bの後段には、巻き取り信号を発生する 部材9a,9bが配置してある。2つのバンドパスフィルタ8aおよび8b は、異なる周波数レンジf1,f2を有する。スイッチィング装置10は、ライ ン11を介してコントロールユニットCおよびマイクロプロセッサMPにそれぞ れ接続してある。このスイッチィング装置10は、フィルタ・アセンブリの一方 の枝路または他方の枝路のいずれかを活動化させるために、2つのスイッチィン グ位置間で切り換え可能である。アップシフトは、制御装置またはマイクロプロ セッサC,MPからのアップシフト信号(およびリセット信号のそれぞれ)によ り、すなわち第1の巻き取り信号の発生または通常測定されるヤーン速度に応じ て、すなわちヤーンが初めに巻き戻しセンサを通過したことを表す予め定めたヤ ーン速度に到達した時、あるいは各巻き取り信号(図4A,図5A)を用いて行 う。 図7は、バンドパスフィルタ・アセンブリEと、巻き戻しセンサSを各ヤーン 品質および作動条件に適合させることができる感度調整装置Gを有する回路を示 す。レシーバRは、差動増幅器12の正入力端子27に接続してあり、この差動 増幅器の出力端子29は帰還ループ30を介して差動増幅器の反転入力端子28 に接続してある。抵抗R21は帰還ループ30内に配置してある。Vvgに接地 したアナログ回路13の端子31は、抵抗R22を介して、抵抗R21と反転入 力端子28との間に接続してある。端子32を介して、感度調整信号AMP、例 えば、マイクロプロセッサMPからライン22を介して高電圧レベルまたは低電 圧レベル(デジタル1または0)を、アナログ回路13に供給することができる 。 差動増幅器12の出力端子29には、コンデンサC14の一方の端子が接続し てあり、このコンデンサC14の他方の端子は仮想グランド33に接続してあり 、抵抗R17が接続してある。コンデンサおよび抵抗C12,R5およびC12 ,R4,R18,R5は、仮想グランド33に接続してある。コンデンサ12は 巻き取り信号出力に直接接続してあり、抵抗R5を介して、差動増幅器16の出 力端子19に接続してある。コンデンサC13の入力は抵抗R18を介してアナ ログ回路14の端子25に接続してあり、アナログ回路14は実質的に接地して ある。例えば、第1または個々の巻き取り信号WPが獲得されると、マイクロプ ロセッサMPによりライン21を介して供給される典型的な電圧レベル を有するアップシフト信号FIを、アナログ回路14の端子26に供給すること ができる。 コンデンサ13の出力は差動増幅器16の反転入力端子17にも接続してあり 、差動増幅器16の出力端子19は巻き取り信号出力20に接続してある。差動 増幅器16の非反転入力端子18は実質的に接地(VVg)してある。差動増幅 器16の反転入力端子17と、コンデンサ12から巻き取り信号出力20までの ラインとの間に、アナログ回路15を配置してあり、アナログ回路の端子22と 反転入力端子との間に抵抗14を用いている。マイクロプロセッサ20からライ ン21を介して供給されるアップシフト信号FIが、アナログ回路15の端子2 4に供給されている。マイクロプロセッサMPはタイミングまたは計数回路Zを 有し、巻き取り信号WPが発生されてから予め定めた期間(図5AのtF)の間 、例えば、3msの間、アップシフト信号FIを保持する。この期間tFは、最 大巻き戻し速度での2つの巻き取り信号WP間の時間間隔(例えば10ms)よ りも短く、好ましくは、巻き取り安全性のため、この時間間隔を半分にしてある 。 感度調整信号AMPの電圧レベルはローまたはハイのいずれかである。同様に 、アップシフト信号FIは高電圧レベル(デジタル1または0)として発生され る。 図7では、アップシフト信号FIはアナログ回路14,15の入力端子24お よび25には存在しない(すなわち、デジタル「0」)。つまり、周波数レンジ f1を選択しローパスフィルタリングモードをイネーブルにする。ヤーンの品質 と、動作条件に応じて、感度調整信号AMPとしてデジタル1またはデジタル0 が存在する。マイクロプロセッサMPにより獲得される巻き取り信号は、少なく とも、第1のヤーンパルスから生成される。その際、アップシフト信号FIとし て、「デジタル1」が生成される。その回路は第2の周波数レンジf2(ローパ スフィルタリングモードはディセーブル)に切り換え、アナログ回路14,15 により、抵抗R4,R18の抵抗特性が変化される。この抵抗特性の変化が感度 調整に影響を与えるのを防止するため、回路素子13,14,15を接地し、仮 想グランド33も接地して、スイッチング動作があると、各直流レベルがドリフ トしないようにする。このようにすることにより、感度調整装置Gへの影響は回 避される。差動増幅器12の増幅度を変化させると、この影響が出てくる。デジ タル「0」が感度調整信号AMPとして存在する場合、増幅度は例えば「1」と なる。AMPとしてデジタル「1」が存在する場合、増幅度は1+R21:R2 2となる。挿入した後、ヤーンが停止するか、マイクロプロセッサMPが長期間 に亘って巻き取り信号を獲得しないか、あるいは、図4Aおよび図5Aの時間窓 Hが閉じたとき、回路Dはライン21により第1の周波数レンジf1にリセット される。 巻き戻しセンサSは必ずしも停止装置と同一のラジアル面に配置する必要はな い。巻き戻しセンサSは、巻溜めから離れるように、停止装置の側、すなわち貯 蔵ドラム2の前面の軸方向に配置することもできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リリィア,ヘンリック スウェーデン エス−424 47 アンイェ レード ロスマリーンガータン 22

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.織機(L)用のよこ糸送り出し装置(F)の貯蔵ドラム(2)に設けた巻溜 め(3)から断続的に巻き戻される予め定めた長さのヤーン(Y)をスキャンさ せる方法であって、1回の挿入サイクルのヤーンが通過する期間中に、少なくと も1つのヤーンパルス(Y)を発生する巻き戻しセンサ(S)を用いて、回路( D)から取り出された各巻き取り信号(WP)を信号処理装置(C,MP)に入 力させる方法において、 前記回路(D)に設けたバンドパスフィルタ・アセンブリ(E)の少なくとも 第1の低速の弱いパルス(YP1)に対して調整されたヤーンパルスの獲得を、 増加したヤーン速度および/または少なくとも第1の巻糸信号(WP)の発生を 用いて、別の高速で強いヤーンパルス(YP2,YP2′)を獲得し前記別のヤ ーンパルスに比べて低速で弱い外乱パルス(LP2)を獲得しないように変更し 、通過する埃に起因する外乱信号により発生する擬似巻糸信号を抑制することを 特徴とするヤーンをスキャンさせる方法。 2.請求項1に記載の方法において、バンドパスフィルタ・アセンブリ(E)で 、ヤーン速度(V)が速くなるに従って、少なくとも1つの第1の低速の弱いヤ ーンパルス(YP1)を獲得する第1のフィルタリングモード(f1)から、高 速で強いヤーンパルス(YP2,YP2′)を獲得する第2のフィルタリングモ ード(f2)へアップシフトさせ、前記第2のフィルタリングモード(f2)が 、前記高速または強いヤーンパルス(YP2,YP2′)に対して低速または弱 い外乱パルスをフィルタリングするように予め定めたことを特徴とする方法。 3.請求項1または2に記載の方法において、少なくとも挿入サイクルの初期加 速期間中に、各巻糸信号(WP)の発生に先立つて弱いヤーンパルス(YP1) を獲得するように調整し、その後、巻糸信号(WP)の発生により前記ヤーンパ ルスの獲得を、高速で強いヤーンパルス(YP2,YP2′)についてのヤーン パルスの獲得に変更することを特徴とする方法。 4.請求項3に記載の方法において、前記高速で強いヤーンパルス(YP2,Y P2′)についてのヤーンパルスの獲得を、挿入サイクルの2つの順次の巻糸信 号(WP)間の最短の時間窓よりも短い時間窓の期間に調整することを特徴とす る方法。 5.請求項1ないし4のいずれかに記載の方法において、少なくとも前記第1の 巻糸信号に応じて、好ましくは電圧レベルのアップシフト信号(FI)を前記バ ンドパスフィルタ・アセンブリ(E)に供給し、前記アップシフト信号(FI) を前記時間窓(H)の期間(tf)にわたって保持することを特徴とする方法。 6.巻溜め(3)用の貯蔵ドラム(2)を具え、織機(L)に調整されたヤーン 長のヤーンを断続的に供給するよこ糸送り出し装置(F)用の巻き戻しセンサ( S)であって、 各挿入サイクル中にヤーンパルス(YP1,YP2,YP2′)によりヤーン (Y)の通過に対して応答する少なくとも1つのレシーバ(R)を具え、前記レ シーバ(R)に割り当てられヤーンパルスから巻糸信号(WP)を発生すること ができる回路(D)と、巻き戻しセンサ(S)に接続され前記巻糸信号(WP) を処理する装置(C,MP)とを具える巻き戻しセンサにおいて、 前記回路(D)が、弱いヤーンパルスまたは強いヤーンパルス(YP1,YP 2,YP2′)に対して互いに相異する2つの異なる選択したフィルタリングモ ード(f1,f2)を有するフィルタ・アセンブリ(E)を具え、該フィルタ・ アセンブリ(E)が、ヤーン巻き戻し速度(V)が高速になるか、あるいは、少 なくとも初めに検出されたヤーンの通過の後に、少なくとも初めの低速で弱いヤ ーンパルスを獲得する選択したフィルタリングモード(F1)から高速で強いヤ ーンパルスを獲得外乱パルス(LPn2)を獲得しない少なくとも1つの別のフ ィルタリングモード(F2)に切り換えられることを特徴とする巻き戻しセンサ 。 7.請求項6に記載の巻き戻しセンサにおいて、前記フィルタ・アセンブリ (E)が、前記第2のフィルタリングモード(f2)において高速で強いヤーン パルス(YP2,YP2′)に比べて低速または弱いヤーンパルス(LP2)を 通過させないバンドパスフィルタ・アセンブリを具え、該バンドパスフィルタ・ アセンブリ(E)が、両方のフィルタリングモードにおいて予め定めた上限フィ ルタ速度限界(f0,Vmax)未満のいかなるヤーンパルスをも通過させるこ とを特徴とする巻き戻しセンサ。 8.請求項6または7に記載の巻き戻しセンサにおいて、巻糸信号(WP)が供 給されるマイクプロセッサ(MP)に、前記バンドパスフィルタ・アセンブリ( E)が接続され、少なくとも前記巻糸信号(WP)または第1の巻糸信号(WP )を獲得した後、前記マイクプロセッサにより前記バンドパスフィルタ・アセン ブリ(E)に伝送されるアップシフト信号(F1)が、前記マイクプロセッサ( MP)によりスタンバイ状態にされることを特徴とする巻き戻しセンサ。 9.請求項6ないし8のいずれかに記載の巻き戻しセンサにおいて、前記フィル タ・アセンブリ(E)が、好ましくは少なくとも前記挿入サイクルの初期加速期 間内に、アップシフト信号により、低速で弱いヤーンパルス(YP1)を獲得す る選択したフィルタリングモード(F1)から、高速で強いヤーンパルスを獲得 するが外乱パルス(LP2)を獲得しない別のフィルタリングモード(F2)に 切り換えられると共に、前記別のフィルタリングモード(f2)の時間窓(tF )でそれぞれ保持され、前記巻糸信号(WP)の発生により動作可能になる調整 可能なタイミングまたは計数部材(Z)を設けて前記時間窓を制御することを特 徴とする巻き戻しセンサ。 10.請求項7または9に記載の巻き戻しセンサにおいて、前記回路(D)は能 動増幅器とバンドパスフィルタ・アセンブリ(E)(RCAフィルタ)であるこ とを特徴とする巻き戻しセンサ。 11.請求項6ないし10のいずれかに記載の巻き戻しセンサにおいて、前記バ ンドパスフィルタ・アセンブリ(E,E1)にハイパスフィルタリングモードお よびローパスフィルタリングモードを設け、ローパスフィルタリングモードが前 記アップシフト信号(FI)によりディセーブル状態にされ、前記バンドパスフ ィルタ・アセンブリが、並列に配置されアナログ回路素子(14,15)に接続 した2つの抵抗(R4,R18)を含み、その抵抗特性は前記アップシフト信号 を前記アナログ回路(14,15)に供給することにより制御可能であり、前記 ローパスフィルタリングモードがディセーブル状態の場合に前記ハイパスフィル タリングモードだけが動作することを特徴とする巻き戻しセンサ。 12.請求項6ないし11のいずれかに記載の巻き戻しセンサにおいて、前記バ ンドパスフィルタ・アセンブリ(E)の低域周波数が、前記アップシフト信号( FI)により、予め定めたベース値(fU1)から予め定めた最大値(fU2) まで、例えば、約2m/秒のヤーン速度に対応するベース値から、約10m/秒 のヤーン速度に対応する最大値まで高くすることができ、高域周波数(f0)を 約120m/秒のヤーン速度に対応する周波数とすることを特徴とする巻き戻し センサ。 13.請求項6ないし12のいずれかに記載の巻き戻しセンサにおいて、前記バ ンドパスフィルタ・アセンブリが、前記ヤーン(Y)の停止または時間窓(H) の閉成により、前記第1のフィルタリングモードにリセットされることを特徴と する巻き戻しセンサ。 14.請求項6ないし13のいずれかに記載の巻き戻しセンサにおいて、前記バ ンドパスフィルタ・アセンブリ(E)が互いに異なるカットオフ周波数設定を有 する複数の周波数バンドフィルタ(8a,8b)と、切り換えを行うためのスイ ッチィング装置(10)(図6)とを具え、前記スイッチィング装置(10)が 、ヤーン巻き戻し速度(V)または少なくとも1つの第1の信号または各巻糸信 号(WP)に応答して動作することを特徴とする巻き戻しセンサ。 15.請求項6ないし13のいずれかに記載の巻き戻しセンサにおいて、前記レ シーバ(R)は、前記ヤーン(Y)巻き戻し中の移動方向に、停止装置(4)の 後側に僅かに離間させて配置し、前記停上装置(4)は前記貯蔵ドラム(2)に 割り当てられると共に停止位置と前記送り出し装置(F)における各挿入サイク ルごとの予め定めたヤーン長を規定する能動位置との間で前後に移動できるよう に構成され、前記レシーバ(R)を前記回路(D)を介して前記停止装置(4) の少なくとも1つの制御装置(C,MP)に接続したことを特徴とする巻き戻し センサ。 16.請求項15に記載の巻き戻しセンサにおいて、前記レシーバ(R)は、前 記貯蔵ドラム(2)の軸方向において前記停止装置(4)の停止部材(5)に対 してオフセットしたことを特徴とする巻き戻しセンサ。 17.請求項15または16に記載の巻き戻しセンサにおいて、2つの巻き戻し センサ(S)を設け、該巻き戻しセンサのうちの一方の巻き戻しセンサを、前記 ヤーンの移動方向の前記停止装置(4)の停止部材(5)の前側に僅かに離間さ せて配置し、他方の巻き戻しセンサを前記停止装置(4)の停止部材(5)の後 側に僅かに離間させて配置したことを特徴とする巻き戻しセンサ。 18.請求項6ないし17のいずれかに記載の巻き戻しセンサにおいて、前記回 路(D)が、ヤーンの品質に依存するスキャン感度に対する調整装置(G)を具 え、この調整装置(G)が前記バンドパスフィルタ・アセンブリ(E)に結合さ れず、例えば実質的に接地されているアナログ回路(12,13,14,15) を用いることにより感度およびアップシフト信号を個別に供給するように構成し たことを特徴とする巻き戻しセンサ。
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