【発明の詳細な説明】
3環系レチノイド、その製造方法および使用方法
発明の技術分野
本発明は、レチノイン酸受容体およびレチノイドX受容体に対する活性を有す
るレチノイド化合物、およびその製造方法および治療学的使用に関する。
発明の背景
ビタミンA代謝産物であるレチノイン酸は、広スペクトルの生物学的作用を誘
発することが長い間認められてきている。さらに、レチノイン酸の種々の構造的
アナログも合成されており、これらも生物学的活性を有することがわかっている
。レチン−A(Retin−AR)やアクタン(AccutaneR)などの幾つかのものは
種々の病理学的状態の処置のための治療剤としての有用性を有することがわかっ
ている。さらに、合成レチノイドはレチノイン酸の薬理作用の多くを模倣するこ
とがわかっている。
医学研究者はレチノイドの治療学的応用に多大な興味を抱いている。FDAに
よって認可されている用途の中には重篤なアクネおよび乾癬の治療がある。これ
ら化合物が、日光に長期間暴露されて生じる皮膚損傷の効果を阻止し、さらにあ
る程度まで逆行させることを示す莫大な証拠もまた存在する。これら化合物が、
種々の癌状態および前癌状態、たとえば黒色腫、子宮頸癌、幾つかの形態の白血
病、舌白斑および基底細胞および偏平上皮細胞の癌腫などの治療および予防に有
用であるとの他の証拠も存在する。レチノイドはまた、目、心血管系、免疫系、
皮膚、呼吸器および消化器の疾患の治療および予防、並びに損傷治癒を容易にし
、プログラムされた細胞死(アポトーシス)を調節する薬剤として効力を有する
ことも示されている。
レチノイン酸シグナル伝達の分子メカニズムに対する主な洞察は、1988年
にステロイド/甲状腺ホルモン細胞内受容体スーパーファミリーの成員がレチノ
イン酸シグナルを伝達することが示されたときに得られた。エバンス(Evans)
、Science、240:889〜95(1988);ジゲール(Giguere)ら、
Nature、330:624〜29(1987);ペトコビッチ(Petkovich)ら
、Nature、330:444〜50(1987)。現在では、レチノイドが、2
つの異なる細胞内受容体サブファミリーであるレチノイン酸受容体(RAR)お
よびレチノイドX受容体(RXR)(そのイソ型であるRARα、β、γおよび
RXRα、β、γを含む)の活性を制御していることがわかっている。この点に
関し、RARの転写活性を調節する内在性の低分子量リガンドは全トランスレチ
ノイン酸(ATRA)であり、一方、RXRの内在性リガンドは9−シスレチノ
イン酸(9−シス)である。ヘイマン(Heyman)ら、Cell.68:397〜4
06(1992)およびレビン(Levin)ら、Nature、355:359〜61
(1992)。
RARおよびRXRの両者ともATRAにインビボで応答するが、ATRAの
幾つかが9−シスにインビボ変換されるため、これら受容体は幾つかの重要な観
点において異なっている。第一に、RARとRXRとは一次構造において有意に
異なっている(たとえば、RARαとRXRαとのリガンド結合ドメインは27
%しかアミノ酸の同一性を有しない)。これら構造上の差異は、種々のビタミン
A代謝産物および合成レチノイドに対するRARおよびRXRの相対的応答性の
度合いの差異として反映されている。さらに、RARとRXRとで組織分布パタ
ーンが明らかに異なる。たとえば、内臓組織では高レベルで発現されることのな
いRARと対照的に、RXRαのmRNAは肝臓、腎臓、肺、筋肉および腸にお
いて最も豊富に存在することが示されている。最後に、RARとRXRとは異な
る標的遺伝子特異性を有する。たとえば、最近、応答要素が、RXRには応答性
を付与するがRARには付与しない細胞質レチナール結合タンパク質II型(CR
BPII)遺伝子およびアポリポタンパク質AI遺伝子において同定されている。
さらに、RARが、CRBPII RXR応答要素を通じてRXR媒体活性化を抑
制することもまた最近示されている(マングルスドルフ(Manglesdorf)ら、C
ell.66:555〜61(1991))。これらデータは、2つのレチノイン酸
応答経路が単純に重複するものではなくて複雑な相互作用を呈示することを示し
ている。
これら受容体の関連はしているが明らかに異なる性質に鑑み、RARサブファ
ミリーまたはRXRサブファミリーに一層選択性のレチノイドは、RARまたは
RXRイソ型の1またはそれ以上によって媒体されるプロセスを選択的に制御す
るうえで多大の価値を有し、RARまたはRXRによって媒体される生理プロセ
スの独立した制御能を与えるであろう。加えて、RARおよびRXRの両者の1
またはそれ以上のイソ型を活性化する汎アゴニスト(pan-agonist)レチノイド
もまた、レチノイド受容体のこれらサブファミリーの両者によって媒体されるプ
ロセスを制御するうえで価値を有するであろう。さらに、受容体イソ型のすべて
ではないが1またはそれ以上に優先的に作用するレチノイドもまた、治療学的応
用に使用したときに治療効能を増大させ、副作用プロフィールを減少させる可能
性を提供する。
種々の3環系化合物(その大部分はC環上でβ−置換されている)がレチノイ
ド活性を有するとして開示されており、それにはカゲチカ(H.Kagechika)ら
、「レチノ安息香酸 2.シャルコン−4−カルボン酸およびフラボン−4'−カ
ルボン酸の構造一活性相関」、32 J.Med.Chem.834(1989);カゲ
チカら、「レチノ安息香酸 3.レチノイドアゾベンゼン−4−カルボン酸および
スチルベン−4−カルボン酸の構造−活性相関」、32 J.Med.Chem.109
8(1989);カゲチカら、「レチノ安息香酸 4.レチノイド活性を有する芳
香族アミドのコンフォメーション、活性におけるトランス−アミド構造の重要性
」、32 J.Med.Chem.2292(1989);ドーソン(M.I.Dawson)ら
、「一連の芳香族レチノイドにおける生物学的活性に対するレチノイド骨格のC
7−C11領域における構造修飾の効果」、32 J.Med.Chem.1504(1
989)および米国特許第4,831,052号、同第4,874,747号、同第
4,925,979号、同第5,004,730号、同第5,124,473号および
Re33,533号に開示されている化合物が含まれる。
発明の要約
本発明は、RARおよびRXRに対する選択活性またはRARおよびRXRの
各イソ型の1またはそれ以上に対する汎アゴニスト活性を有する新規な3環系レ
チノイド化合物を提供する。本発明はまた、これら新規な3環系化合物を配合し
た医薬組成物および該化合物および該医薬組成物の治療学的使用方法をも提供す
る。
本発明を特徴付ける新規性のこれらおよび種々の他の利点および特性は、添付
の請求の範囲において詳細に指摘してあり、本発明の一部を構成するものである
。しかしながら、本発明、その利点、およびその使用によって得られる対象物を
一層理解するためには、本発明の好ましい態様を説明してある添付の図面および
記載事項を参照すべきである。
定義
特に断らない限り、本明細書において下記術語は下記意味を有するものとして
定義される。
アルキルなる語は、直鎖、分岐鎖、環状構造、およびそれらの組み合わせをい
う。
アリールなる語は、任意に置換された6員芳香環をいう。
ヘテロアリールなる語は、酸素、窒素および硫黄よりなる群から選ばれた1ま
たはそれ以上のヘテロ原子を含む、任意に置換された5員または6員のヘテロ環
をいう。
レチノイドなる語は、1またはそれ以上のレチノイド受容体に結合および/ま
たは活性化する化合物であって、それによって該活性化された受容体と該化合物
との複合体に結合する標的遺伝子の転写活性に影響を及ぼすものをいう。
汎アゴニストなる語は、RARサブファミリー(すなわち、RARα、RAR
β、またはRARγ)およびRXRサブファミリー(すなわち、RXRα、RX
Rβ、またはRXRγ)の両者の少なくとも1の成員を活性化するレチノイドを
いう。そのような汎アゴニストレチノイドは、レチノイド受容体のRARおよび
RXRサブファミリーの両者の全成員を活性化するのが好ましい。
本発明の態様の詳細な説明
本発明の第一の側面によれば、本発明者らは式:
または
または
または
または
または
[式中、
R1〜R4はそれぞれ独立に水素、C1〜C6アルキル、またはC7〜C15アリー
ルアルキルである;
R5〜R8はそれぞれ独立に水素、C1〜C6アルキル、またはR5〜R8のうちの
少なくとも2つが一緒になってC3〜C6シクロアルキルを形成する;
R9およびR10はそれぞれ独立に水素、C1〜C6アルキル、F、Cl、Br、
NR11R12、NO2またはOR13である、ここでR11およびR12はそれぞれ独立
に水素、C1〜C8アルキル、C7〜C15アリールアルキル、C1〜C8アシル、た
だしR11またはR12の一方のみがアシルであり得、またはR11およびR12は一緒
になってC3〜C6シクロアルキルを形成する、R13は水素またはC1〜C8アルキ
ルまたはC7〜C15アリールアルキル;
R14は式:
(式中、R15はOR16またはNR17R18(式中、R16は水素、C1〜C6アルキル
またはC7〜C15アリールアルキル、R17およびR18はそれぞれ独立に水素、C1
〜C6アルキル、C7〜C15アリールアルキル、アリール、オルト−、メタ−もし
くはパラ−置換ヒドロキシアリール、または一緒になってC3〜C6シクロアルキ
ルを形成する、ただしR17がアリールまたはヒドロキシアリールである場合はR18
は水素でなければならない)、R19はC1〜C5アルキル、AはO、SまたはN
R20(式中、R20は水素、C1〜C6アルキルまたはC7〜C15アリールアルキル
)である)を表す;
R21は式:
(式中、R15、R19およびAは前記と同じ)を表す;
R26〜R29はそれぞれ独立に水素、C1〜C6アルキル、または一緒になってR26
とR27またはR28とR29がそれぞれカルボニル基を形成する;
XおよびYはそれぞれ独立にC、O、S、N、SOまたはSO2を示すが、た
だしXまたはYがO、S、SOまたはSO2である場合はR1とR2またはR3とR4
のいずれかが存在せず、さらにXまたはYがNである場合にはR1とR2または
R3とR4のそれぞれ一方が存在しない;
ZはO、S、CR22R23またはNR24(式中、R22〜R24はそれぞれ独立に水
素またはC1〜C6アルキルであるかまたはR22とR23とが一緒になってC3〜C6
シクロアルキルを形成する)である;
WはNまたはCR25(式中、R25は水素またはC1〜C6アルキル)である;
VはCまたはN、ただしVがNである場合にはVに隣接して二重結合は存在し
ない;
GはCまたはN、ただしWがCである場合にはGはCではない;
MはC、O、S、NR24(式中、R24は水素、C1〜C6アルキル、またはNに
隣接して二重結合が存在する場合には存在しない)である;
mは0または1の炭素原子である;
nは0、1または2の炭素原子である;
qは1または2の炭素原子である;
構造中の破線は任意の二重結合を示すが、ただし二重結合は隣接することがな
く、さらにかかる任意の二重結合が存在する場合にはR5とR6またはR7とR8の
それぞれ一方は存在しない;
波線はシス(Z)またはトランス(E)配置のいずれかで存在するオレフィン
結合を示す]
で示される3環系レチノイド化合物を開発した。
本発明の化合物はまた、すべての薬理学的に許容しうる塩、並びにエステルお
よびアミドをも包含する。そのような塩、エステルおよびアミドは、R15および
R16位で形成されるのが好ましい。本明細書での開示において、薬理学的に許容
しうる塩としては、ピリジン、アンモニウム、ピペラジン、ジエチルアミン、ニ
コチンアミド、ギ酸、尿素、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム
、亜鉛、リチウム、桂皮酸、メチルアミノ、メタンスルホン酸、ピクリン酸、酒
石酸、トリエチルアミノ、ジメチルアミノ、およびトリス(ヒドロキシメチル)
アミノメタンが挙げられるが、これらに限られるものではない。他の薬理学的に
許容しうる塩は当業者に知られている。
本発明の化合物は、皮膚関連疾患、たとえば紫外線角化症、ヒ素角化症、炎症
性および非炎症性アクネ、乾癬、魚鱗癬および皮膚の他の角化および過剰増殖性
疾患、湿疹、アトピー性皮膚炎、ダリエ病、偏平苔癬(これらに限られるもので
はない)の治療、グルココルチコイド損傷(ステロイド性萎縮)の予防および逆
行、局所抗菌剤として、皮膚色素沈着剤として、および加齢および写真が皮膚に
及ぼす損傷効果を治療および逆行するために特に有用である。本発明の化合物は
また、癌状態および前癌状態、たとえば乳癌、皮膚癌、前立腺癌、子宮頸癌、子
宮癌、直腸癌、膀胱癌、食道癌、胃癌、肺癌、喉頭癌、口腔癌およびリンパ系癌
などの前癌性および悪性の過剰増殖性疾患、粘膜の化生、異形成、新形成、白斑
症および乳頭腫の予防および治療、およびカポジ肉腫の治療に有用である。さら
に、本発明の化合物は、目の疾患、たとえば増殖性の硝子体網膜症(PVR)、
網膜剥離、ドライアイおよび他の角膜症(これらに限られるものではない)の治
療剤として、並びに種々の心血管系疾患、たとえば脂血異常症(dyslipidemias
)などの脂質代謝に関連する疾患(これに限られるものではない)の治療および
予防、再発狭窄症の予防、および循環組織プラスミノーゲンアクチベーター(T
PA)のレベルを増加させる薬剤として用いることができる。本発明の化合物の
他の使
用法としては、ヒトパピローマウイルス(HPV)に付随する状態および疾患、
たとえばいぼおよび性器いぼ、種々の炎症性疾患、たとえば肺線維症、回腸炎、
大腸炎およびクローン病、神経変性疾患、たとえばアルツハイマー病、パーキン
ソン病および筋萎縮性側索硬化症(ALS)、異常な下垂体機能、たとえば成長
ホルモンの不充分な産生、アポプトシスの変調、たとえばアポプトシスの誘発お
よびT細胞により活性化されたアポプトシスの抑制、毛髪増殖の回復(本発明の
化合物とミノキシジルRなどの他の薬剤との組み合わせ療法を含む)、免疫系に
付随する疾患(免疫抑制剤および免疫刺激剤としての本発明化合物の使用)の予
防および治療、臓器移植拒絶反応の調節および損傷治癒の容易化(ケローシス(
chelosis)の調節を含む)が挙げられる。本発明のレチノイド化合物はまた、レ
チノイド(RAR選択的レチノイド、RXR選択的レチノイドおよび汎アゴニス
トレチノイドを含む)を適用しうるいかなる治療においても有用であることが確
認されるであろうことが当業者により理解されるであろう。
さらに、本発明の化合物(これら化合物を含有する医薬組成物および製剤を含
む)を上記状態および疾患を治療するための広範囲の組み合わせ療法に用い得る
ことが当業者により理解されるであろう。それゆえ、本発明の化合物は、他の療
法、たとえば細胞増殖抑制剤や細胞毒性剤などの化学療法剤、インターフェロン
、インターロイキン、成長ホルモンその他のサイトカインなどの免疫調節剤、ホ
ルモン療法、外科および放射線療法(これらに限られるものではない)と組み合
わせて用いることができる。
本発明の代表的レチノイドとしては、これらに限られるものではないが、以下
のものが挙げられる:(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−3,4,5,6
,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2H−アントラセン−1
−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸エチル;(2E,4E)−3−メチル−6
−[(Z)−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−
2H−アントラセン−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)
−3−メチル−6−[(Z)−2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8
−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン−1−イリデン]ヘキサ−2,4
−ジエン酸エチル;(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−2,3,5,6,
7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレ
ン−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)−3−メチル−6
−[(Z)−1,2,3,6,7,8−ヘキサヒドロ−1,1,3,3−テトラメチルシ
クロペンタ[b]ナフタレン−5−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸エチル
;(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−1,2,3,6,7,8−ヘキサヒド
ロ−1,1,3,3−テトラシクロペンタ[b]ナフタレン−5−イリデン]ヘキ
サ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)−3−メチル−6−(2.3,6,7,8,9
−ヘキサヒドロ−2,2,6,6,9,9−ヘキサメチルベンゾ[b]−クロメン−
4−イリデン)ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)−3−メチル−6−[
(Z)−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−10−ニトロ−5,5,8,8−テト
ラメチル−2H−アントラセン−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸エチ
ル;(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒ
ドロ−10−ニトロ−5,5,8,8−テトラメチル−2H−アントラセン−1−
イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z
)−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,4,5,5,8,8−ヘキサメチル−2
H−アントラセン−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸エチル;(2E,4
E)−3−メチル−6−[(Z)−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,4,
5,5,8,8−ヘキサメチル−2H−アントラセン−1−イリデン]ヘキサ−2,
4−ジエン酸;(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−2,3,5,6,7,8
−ヘキサヒ
ドロ−3,5,5,8,8−ペンタメチル−シクロペンタ[b]ナフタレン−1−イ
リデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)
−3,5,6,7−テトラヒドロ−5,5,7,7−テトラメチル−2H−5−インダ
セン−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)−3−メチル−
6−[(E)−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル
−2H−アントラセン−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸エチル;(2
E,4E)−3−メチル−6−[(E)−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5
,5,8,8−テトラメチル−2H−アントラセン−1−イリデン]ヘキサ−2,4
−ジエン酸;(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−2.3,5,6,7,8−
ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン−1
−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸エチル;(2E,4E)−3−メチル−6
−[(E)−2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルシ
クロペンタ[b]ナフタレン−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2
E,4E)−3−メチル−6−[(E)−1,2,3,6,7,8−ヘキサヒドロ−1
,1,3,3−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン−5−イリデン]ヘキ
サ−2,4−ジエン酸エチル;(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−1,2
,3,6,7,8−ヘキサヒドロ−1,1,3,3−テトラメチルシクロペンタ[b]
−5−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2Z,4E)−3−メチル−6−
[(E)−1,2.3,6,7,8−ヘキサヒドロ−1,1,3,3−テトラメチルシク
ロペンタ[b]ナフタレン−5−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸エチル;
(2Z,4E)−3−メチル−6−[(E)−1,2,3,6,7,8−ヘキサヒドロ
−1,1,3,3−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン−5−イリデン]
ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)−3−メチル−6−(E)−[4,4,
6,6,9,9−ヘキサメチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロアントラ
セン−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E,6E)−3−メ
チル−6−[1,2,3,4,7,8,9,10−オクタヒドロ−1,1,4,4−テトラ
メチル−6H−ナフトシクロヘプテン−10−イル]ヘキサ−2,4,6−トリエ
ン酸エチル;(2E,4E,6E)−3−メチル−6−[1,2,3,4,7,8,9,
10−オクタヒドロ−1,1,4,4−テトラメチル−6H−ナフトシクロヘプテ
ン−10−イル]ヘキサ−2,4,6−トリエン酸エチル;(2Z,4E,6E)−
3−メチル−6−[1,2,3,4,7,8,9,10−オクタヒドロ−1,1,4,4−
テトラメチル−6H−ナフトシクロヘプテン−10−イル]ヘキサ−2,4,6−
トリエン酸エチル;(2Z,4E,6E)−3−メチル−6−[1,2,3,4,7,
8,9,10−オクタヒドロ−1,1,4,4−テトラメチル−6H−ナフトシクロ
ヘプテン−10−イル]ヘキサ−2,4,6−トリエン酸;(2E,4E)−3−
メチル−6−[(E)−3,5,6,7−テトラヒドロ−5,5,7,7−テトラメチ
ル−2H−5−インダセン−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,
4E)−3−メチル−6−[(E)−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−10
−ニトロ−5,5,8,8−テトラメチル−2H−アントラセン−1−イリデン]
ヘキサ−2,4−ジエン酸エチル;(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−
53,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−10−ニトロ−5,5,8,8−テトラメチ
ル−2H−アントラセン−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2Z,4
E)−3−メチル−6−[(E)−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−10−
ニトロ−5,5,8,8−テトラメチル−2H−アントラセン−1−イリデン]ヘ
キサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−2,3,6
,7,8,9−ヘキサヒドロ−6,6,9,9−テトラメチルベンゾ[g]クロメン−
4−イリデン)ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2Z,4E)−3−メチル−6−[
(E)−2.3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−6,6,9,9−テトラメチルベンゾ
[g]クロメン−4−イリデン)ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)−3
−メチル−6−[(E)−3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−6,6,9,9−テト
ラメチルベンゾ[g]クロメン−4−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(
2E,4E)−3−メチル−6−(3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8
,8−テトラメチルアントラセン−1−イル)ヘキサ−2,4−ジエン酸エチル;
(2E,4E)−3−メチル−6−(3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,
8,8−テトラメチルアントラセン−1−イル)ヘキサ−2,4−ジエン酸;(3
E,5E)−3−メチル−6−(3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,
8−テトラメチ
ルアントラセン−1−イル)ヘキサ−3,5−ジエン酸;(2E,4E)−3−メ
チル−6−(1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−5,5,8,8−テトラメ
チルアントラセン−1−イル)ヘキサ−2,4−ジエン酸エチル;(2E,4E)
−3−メチル−6−(1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−5,5,8,8−
テトラメチルアントラセン−1−イル)ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E
)−3−メチル−6−(1,2,3,5,6,7,8−ヘプタヒドロ−5,5,8,8−
テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン−1−イル)ヘキサ−2,4−ジエ
ン酸エチル;(2E,4E)−3−メチル−6−1,2,3(5,6,7,8−ヘプタ
ヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン−1−イル
]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)−3−メチル−6−[1,2,3,4,
7,8,9,10−オクタヒドロ−1,1,4,4−テトラメチル−6H−ナフトシク
ロヘプタン−10−イル]ヘキサ−2,4−ジエン酸エチル;(2E,4E)−3
−メチル−6−[1,2,3,4,7,8,9,10−オクタヒドロ−1,1,4,4−テ
トラメチル−6H−ナフトシクロヘプタン−10−イル]ヘキサ−2,4−ジエ
ン酸;(2Z,4E)−3−メチル−6−[1,2,3,4,7,8,9,10−オクタ
ヒドロ−1,1,4,4−テトラメチル−6H−ナフトシクロヘプタン−10−イ
ル]ヘキサ−2,4−ジエン酸エチル;(2Z,4E)−3−メチル−6−[1,2
,3,4,7,8,9,10−オクタヒドロ−1,1,4,4−テトラメチル−6H−ナ
フトシクロヘプタン−10−イル]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2Z,4E)−
3−メチル−6−[1,2,3,4,7,8,9,10−オクタヒドロ−1,1,4,4−
テトラメチル−6H−ナフトシクロヘプタン−10−イル]ヘキサ−2,4−ジ
エン酸;(2Z,4E)−3−メチル−6−[5,6,7,8−テトラヒドロ−5,
5,8,8−テトラメチルナフチル−(2,3−b)−2,2−ジメチルピラン−4
−イル]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)−3−メチル−6−[5,6,
7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルナフチル−(2,3−b)−
ピラン−4−イル]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2Z,4E)−3−メチル−6
−[5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルナフチル−(2,
3−b)−ピラン−4−イル]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(+)−(2E,4E
)−3−
メチル−6−(1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−5,5,8,8−テトラ
メチルアントラセン−1−イル]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(−)−(2E,4
E)−3−メチル−6−(1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−5,5,8,
8−テトラメチルアントラセン−1−イル)ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E
)−3−メチル−6−(1,2,3,4,6,7,8,9−オクタヒドロ−6,6,9,9
−テトラメチルアントラセン−1−イル)ヘキサ−2−エン酸メチル;(2E)
−3−メチル−6−(1,2,3,4,6,7,8,9−オクタヒドロ−6,6,9,9−
テトラメチルアントラセン−1−イル)ヘキサ−2−エン酸;(2E)−3−メ
チル−6−(1,2,3,4,6,7,8,9−オクタヒドロ−6,6,9,9−テトラメ
チルアントラセン−1−イル]ヘキサ−2−エン酸;(2E,4E)−3−メチ
ル−6−[(E)−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−6,6,9,9−テトラメ
チル−1H−シクロペンタ[a]ナフタレン−3−イリデン]ヘキサ−2,4−
ジエン酸;(2E,4E)−3−メチル−6−(2,3,6,7,8,9−ヘキサヒド
ロ−6,6,9,9−テトラメチル−1H−シクロペンタ[a]ナフタレン−3−
イル]ヘキサ−2,4−ジエン酸エチル;(2E,4E)−3−メチル−6−(2,
3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−6,6,9,9−テトラメチル−1H−シクロペ
ンタ[a]ナフタレン−3−イル)ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)−
3−メチル一6−[(Z)−1,2,3,4,7,8,9−ヘプタヒドロ−7,7,9,
9−テトラメチルシクロペンタ[f]ナフタレン−4−イリデン]ヘキサ−2,
4−ジエン酸エチル;(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−1,2,3,4
,7,8,9−ヘプタヒドロ−7,7,9,9−テトラメチルシクロペンタ[f]ナフ
タレン−4−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)−3−メチル
−6−(7,7,10,10−テトラメチル−2,3,4,5,7,8,9,10−オクタ
ヒドロナフト[2,3−6]−アゼピニル)ヘキサ−2,4−ジエン酸エチル;(
2E,4E)−3−メチル−6−[7,7,10,10−テトラメチル−2,3,4,
5,7,8,9,10−オクタヒドロナフト[2,3−6]−アゼピニル)ヘキサ−
2,4−ジエン酸;3−メチル−6−(3,4,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−6,
6,9,9−テトラメチル−2H−ベンゾ[g]キノリン−1−イル)ヘキサ−2
,4−ジエン酸
エチル;(2E,4E)−3−メチル−6−[3,4,6,7,8,9−ヘキサヒドロ
−6,6,9,9−テトラメチル−2H−ベンゾ[g]キノリン−1−イル)ヘキ
サ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)−3−メチル−6−オキソ−6−[5,6,
7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル(2,3)ナフチル[b]ピ
ペリジン−1−イル]ヘキサ−2,4−ジエン酸エチル;(2E,4E)−3−メ
チル−6−オキソ−6−(3,4,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−6,6,9,9−テ
トラメチル−2H−ベンゾ[g]キノリン−1−イル)ヘキサ−2,4−ジエン
酸;(2E,4E)−3−メチル−6−オキソ−6−[(2,3,5,6,7,8−ヘ
キサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル)ベンゾ[f]インドール−1−イル
]ヘキサ−2,4−ジエン酸エチル;(2E,4E)−3−メチル−6−オキソ−
6−[(2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル)ベン
ゾ−[f]−インドール−1−イル]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)
−3−メチル−6−(2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラ
メチルベンゾ[f]インドール−1−イル]ヘキサ−2,4−ジエン酸エチル;
(2E,4E)−3−メチル−6−(2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,
8,8−テトラメチルベンゾ[f]インドール−1−イル]ヘキサ−2,4−ジエ
ン酸;(2E,4E)−3−メチル−6−(7,7,10,10−テトラヒドロ−5
,5,8,8−テトラメチルベンゾ[f]キノリン−1−イル]ヘキサ−2,4−ジ
エン酸エチル;(2E,4E)−3−メチル−6−(1,2,3,4,7,8,9,10
−オクタヒドロ−7,7,10,10−テトラメチルベンゾ[f]キノリン−4−
イル]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−
5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルナフチル(2,3−b
−ピラン−4−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)−3−メチ
ル−[(E)−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2,2,5,5,8,8−ヘキサ
メチルナフチル−2H−アントラセン−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン
酸;(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−N−アシル−3,4,5,6,7,
8−ヘキサヒドロ−10−アミノ−5,5,8,8−テトラメチル−2H−アント
ラセン−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸エチル;(2E,4E)−3−
メチル−6−[(Z)−N−アシル−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−10
−アミノ−5,5,8,8−テトラメチル−2H−アントラセン−1−イリデン]
ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)]−エチ
ル−6,6,9,9−テトラメチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−ベ
ンゾ[g]キノリン−4−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸;4−(5−カ
ルボキシ−ペンタ−2E−4E−ジエネイリデン)−6,6,9,9−テトラメチ
ル−3,4,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2H−ベンゾ[g]キノリン−1−カ
ルボン酸tert−ブチルエステル;(2E,4E)−3−メチル−(6,6,9,9−
テトラメチル−2,3,6,9−テトラヒドロ−ナフト[2,3−b]−[1,4]
オキサジン−4−イル)−ヘキサ−2,4−ジエン酸;(2E,4E)−3−メチ
ル−6−オキソ−6−(6,6,9,9−テトラメチル−2,3,6,9−テトラヒド
ロナフト[2,3−b][1,4]オキサジン−4−イル)−ヘキサ−2,4−ジ
エン酸;(2E,4E)−3−メチル−6−(6−エチル−1,9,9−トリメチ
ル−7−オキソ−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[2,3−g
]キノリン−4−イリデン)−ヘキサ−2,4−ジエン酸;E−4−(6,6,9,
9−テトラメチル−1,2,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2H−アントラセン−
1−イル)ヒドラゾン安息香酸;E−4[1,2,3,4−テトラヒドロ−6,6,
9,9−テトラメチルナフト(2,3)ピラン−4−イル(2−ヒドラゾノ)安息
香酸;および(2E,4E)−6−(6−エチル−1,9,9−トリメチル−2,3
,6,9−テトラヒドロ−1H−ピリド[2,3−g]キノリン−4−イリデン)
−3−メチル−ヘキサ−2,4−ジエン酸。
本発明の化合物は当業者に知られた技術により、開示された化合物の修飾によ
って、または全合成法によって得ることができる。この観点から、本発明の化合
物の合成はしばしば、ドーソン(M.I.Dawson)およびオカムラ(W.H.Oka
mura)の「合成レチノイドの化学および生物学」、第3、8、14および16章
、CRCプレス、フロリダ(1990);ドーソンおよびホッブス(P.D.Hob
bs)、The Synthetic Chemistry of Retinoids、第2章:「レチノイド、生
物学、化学および医学」、スポーン(M.B.Sporn)ら編(第2版)、ラベンプ
レス、
ニューヨーク、ニューヨーク、5〜178頁(1994);リウ(R.S.H.Li
u)およびアサト(A.E.Asato)、「ビタミンAの立体異性体の光化学および
合成」、40 Tetrahedron、1931(1984);43 Cancer Res.52
68(1983);15 Eur.J.Med.Chem.9(1980);および米国特許
第4,326,055号および同第4,578,498号(その開示を本明細書中に
参照のため引用する)に記載された、確立されたレチノイドの合成反応式および
技術に従って行う。本発明の化合物を合成するための一般的な反応式の工程の手
順を下記に示す。さらに、本発明の特定の化合物の一層詳細な合成反応式は本明
細書中の実施例に示されるであろう。反応式I:構造(I)の化合物の合成:
本発明の3環系誘導体、すなわち一般構造6および7の化合物は反応式Iに従
って製造できる。この反応式の出発物質である一般構造1のケトンは、適当に置
換されたオクタヒドロアントラセンから、周囲温度における酢酸中の三酸化クロ
ムを用いた酸化または0℃における塩化メチレン/ピリジン中の三酸化クロムを
用いた酸化により製造できる。さらに、この反応式に従い、一般構造1の3環系
ケトンはホルナー−ワドワース−エモンス(Horner−Wadworth−Emmons)オ
レフィン形成反応により、低温度、THF中にてホスホン酸ジエチルシアノメチ
ルのリチウム塩と縮合して主要な産物としてのシス−シアノオレフィン3と一部
の産物としてのトランス−シアノオレフィン4との混合物を生成する。これらオ
レフィン生成物はシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより分離す
ることができる。
シス−シアノオレフィン3を−78℃にてDIBALで還元して中間体エナー
ルを得る。この還元反応に用いる溶媒としては、塩化メチレン、ヘキサンおよび
THFが挙げられる。DIBAL還元反応の生成物であるエナールをホルナー−
ワドワース−エモンスオレフィン形成反応により、低温度、THF中にて3−エ
トキシカルボニル−2−メチルプロプ−2−エニルホスホン酸ジエチル(二重結
合異性体の混合物)のリチウム塩と反応させて一般構造6(式中、R15はエチル
)の3環系誘導体を得る。このオレフィン形成反応は、1,3−ジメチル−3,4
,5,6−テトラヒドロ−2(1H)−ピリミジノン(DMPU)の存在下で行う
のが好ましい。構造6に由来する酸および塩は対応エステルから容易に得ること
ができる。エチルエステルを約3モル過剰の塩基、たとえば水酸化カリウムを用
い、周囲温度にてアルカノール溶媒中で加水分解する。別法として、エチルエス
テルの加水分解は、たとえば過剰の水酸化リチウムを用い、周囲温度にてTHF
/水中またはアセトン/水中で行うことができる。この加水分解溶液を酸性にし
、加水分解産物を常法手段により回収して構造6(式中、R15はOH)で示され
る(2E,4E)−Z−イリデン3環系カルボン酸誘導体を主要な産物として得
る。このオレフィン形成反応の副産物である一般構造6で示される少量の(2Z
,4E)−Z−イリデン幾何異性体は、加水分解産物混合物のシリカゲルクロマ
トグラフィ
ーにより容易に単離される。
同様の仕方により、反応式Iに従い、トランス−シアノオレフィン4を(2E
,4E)−E−イリデンおよび(2Z,4E)−E−イリデン3環系誘導体7(式
中、R15はエトキシおよびOH)に変換できる。反応式II:構造(I)の化合物の合成:
一般構造6の3環系誘導体を製造するための別法は反応式IIに示すものである
。3環系ケトン1を0℃から周囲温度にてTHF中、エトキシエチニルマグネシ
ウムブロマイドで処理する。得られたプロパルギルアルコールを典型的な抽出手
段で単離し、エタノール中に溶解し、二酸化炭素(気体)で処理するか、または
触媒量のp−トルエンスルホン酸および/またはショウノウスルホン酸で処理し
て主要な生成物としてのシス−オレフィンエステル8と少量の生成物としての一
般構造9のトランス−オレフィンエステルとの混合物を得る。得られたオレフィ
ン生成物はシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより分離できる。
一般構造8のシス−オレフィンエステルを−78℃にてDIBALで還元して
中間体のアリルアルコールを得る。この還元反応に用いる溶媒としては、塩化メ
チレン、ヘキサンおよびTHFが挙げられる。DIBAL還元反応の生成物であ
るアリルアルコールを塩化メチレン中、周囲温度にて二酸化マンガンで酸化して
一般構造10のシス−エナールを得る。このエナールを、一般構造6および7の
3環系化合物を製造するための反応式Iの製造工程で用いたのと同じ方法により
ホスホン酸エステル5を縮合させて一般構造6の3環系誘導体に変換する。反応式III:構造(1)の化合物の合成:
一般構造7の3環系誘導体を製造するための別法は反応式IIIに示すものであ
る。この反応式の出発物質であるケトン1は、適当に置換されたオクタヒドロア
ントラセンから、周囲温度での酢酸中の三酸化クロムかまたは低温度での塩化メ
チレン/ピリジン中の三酸化クロムを用いた酸化により製造できる。この3環系
ケトンを低温度にてメタノール中の水素化ホウ素ナトリウムで還元し、得られた
ベンジルアルコールを上昇温度にてメタノール中のトリフェニルホスフィン臭化
水素酸塩と反応させて一般構造11のホスホニウム塩を得る。以下のオレフィン
形成反応に用いる化合物12a(式中、R15はエチルおよびR19はメチル)は
、市販の(トリフェニルホスホラニリデン)アセトアルデヒドおよび3−メチル
−4−オキソクロトン酸エチルから製造する。化合物11のリチウム塩と一般構
造12aの化合物との低温度、THF中でのホルナー−ワドワース−エモンスオ
レフィン形成反応により3環系誘導体7(式中、R15はエトキシ)を得る。この
オレフィン形成反応は、1,3−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2(1
H)−ピリミジノン(DMPU)の存在下で行うのが好ましい。一般構造7に由
来する酸および塩は、一般構造6の3環系化合物について記載した上記反応式で
用いたのと同様の方法により、対応エステルから容易に得ることができる。
一般構造13の化合物は、一般構造7の化合物の製造に用いたのと同じオレフ
ィン形成反応により、一般構造11のホスホニウムブロマイドのリチウム塩およ
び一般構造12bのアルデヒドから製造できる。一般構造13に由来する酸およ
び塩は、一般構造6および7の3環系化合物について記載した反応式Iで用いた
のと同様の方法により、対応エステルから容易に得ることができる。反応式IV:構造(1)の化合物の合成:
一般構造4の中間体の3環系誘導体を製造するための別法は反応式IVに示す
ものである。2環系ケトン14をホルナー−ワドワース−エモンスオレフィン形
成反応により、低温度、THF中にてシアノメチルホスホン酸ジエチルのナトリ
ウムまたはリチウム塩と縮合させて主要な生成物としてのトランス−シアノオレ
フィン15と少量の生成物としてのシス−シアノオレフィン16との混合物を得
る。これらオレフィン生成物はシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー
により分離できる。一般構造4の3環系誘導体は、2,5−ジクロロ−2,5−ジ
アルキルヘキサン17と一般構造15および16の2環系化合物との周囲温度、
ジクロロメタン中での三塩化アルミニウムで触媒されたフリーデル−クラフツア
ルキル化/環化により製造する。反応式V:構造(II)の化合物の合成:
一般構造20の3環系誘導体は反応式Vに従って製造できる。3環系ケトン1
をホルナー−ワドワース−エモンスオレフィン形成反応により、上昇温度、TH
F中にてホスホノ酢酸トリメチルのリチウム塩と縮合させてβ,γ−不飽和エス
テル18を得る。このエステルを塩化メチレン中、−78℃にて1当量のDIB
ALで還元して一般構造19のアルデヒドを得る。このアルデヒドを、一般構造
6および7の3環系化合物を製造するための反応式Iの製造工程で用いたのと同
じ方法によりホスホン酸エステル5を縮合させて一般構造20の3環系誘導体に
変換する。反応式VI:構造(II)の化合物の合成:
構造22の3環系誘導体は反応式VIに従って製造できる。上記に記載した不
飽和ニトリル4(反応式Iの方法を参照)を酢酸エチル中、10%パラジウム/
炭素上での接触水素化により還元して飽和ニトリルを生成する。反応式Iに用い
た方法に従い、上記ニトリルを一般構造22の3環系誘導体に変換できる。反応式VII:構造(II)の化合物の合成:
一般構造28および29のキラルな3環系誘導体は反応式VIIに従って製造で
きる。上記β,γ−不飽和エステル18を酢酸エチル中、10%パラジウム/炭
素上での接触水素化により還元して中間体の飽和エステルを得、これを酸クロラ
イド誘導体を(S)−4−ベンジル−2−オキサゾリジノンとカップリングする
ことにより一般構造25および26のジアステレオマーであるアシルオキサゾリ
ジノンに変換する。このアミドジアステレオマーの混合物をシリカゲルクロマト
グラフィーにより分離し、各ジアステレオマーを別々にTHF中、低温度にてL
AHで還元し、ついで塩化メチレン中、周囲温度にてデス−マーチン(Dess−
Martin)酸化反応に供してジアステレオマー的に純粋な3環系アルデヒド、た
とえば一般構造27の3環系アルデヒドを得る。反応式Iに用いた方法に従い、
このアルデヒドを一般構造28および29の3環系誘導体に変換する。反応式VIII:構造(II)の化合物の合成:
反応式VIII
一般構造32の3環系誘導体は反応式VIIIに従って製造できる。上記飽和ニ
トリル21(反応式VIを参照)を−78℃にて塩化メチレン中、DIBALで
還元して一般構造30のアルデヒドを得る。この3環系アルデヒドをホルナー−
ワドワース−エモンスオレフィン形成反応により、低温度、THF中にて(2−
オキソプロピル)ホスホン酸ジエチルのナトリウム塩と縮合させてα,β−不飽
和ケトン31を得る。このエノン31を酢酸エチル中、10%パラジウム/炭素
上での接触水素化により還元して中間体の飽和ケトンを得、これをホルナー−ワ
ドワース−エモンスオレフィン形成反応により、低温度、THF中にてホスホノ
酢酸トリメチルのナトリウム塩と縮合させて一般構造32のβ,γ−不飽和エス
テルを得る。32に由来する酸および塩は、一般構造6および7の3環系化合物
について記載した反応式Iで用いたのと同様の方法により、対応エステルから容
易に得ることができる。反応式IX:構造(III)の化合物の合成:
一般構造35および36の3環系誘導体は反応式IXに従って製造できる。3
環系トリエン35は、構造6および7の3環系誘導体の製造のための反応式Iの
製造方法に記載したのと同様の仕方で対応3環系ケトン33から製造できる。一
般構造36の3環系ジエンは、反応式Iおよび構造22の3環系誘導体の製造の
ための反応式VIの製造方法に記載したのと同様の仕方で対応3環系ケトン33
から製造する。反応式X:構造(II)の化合物の合成:
一般構造40および42の3環系誘導体は反応式Xに従って製造できる。上記
3環系ケトン1(反応式1の製造方法を参照)をピリジンおよびエタノール中、
塩酸ヒドロキシルアミンとともに加熱還流してオキシム37を得る。ベックマン
転移反応を80℃にてエタノール中、LAHを用いて行って対応3環系アミン3
8を得、これをTHF中、0℃にてNaHで脱プロトン化し、周囲温度にて(2
E,4E)−6−ブロモ−3−メチルヘキサ−2,4−ジエン酸エチルでアルキル
化して一般構造40のアミノジエンを得る。別法として、3環系アミン38を塩
化メチレン中、(2E,4E)−3−メチル−5−カルボキシペンタ−2,4−ジ
エ
ン酸エステルを用いてDCCカップリングによりアシル化して一般構造42のア
ミドを得ることができる。このエステルに由来する酸および塩は、一般構造6お
よび7の3環系化合物の製造のための反応式Iの製造方法に用いたのと同様の方
法により容易に得ることができる。反応式XI:構造(II)の化合物の合成:
一般構造46および47の3環系誘導体は反応式XIに従って製造できる。3
環系アミド44は、一般構造43のオキシンドールおよび一般構造17の2,5
−ジクロロ−2,5−ジアルキルヘキサンから、周囲温度にてジクロロメタン中
の三塩化アルミニウムにより触媒されたフリーデル−クラフツアルキル化/環化
により製造できる。一般構造44のアミドは塩化メチレン中のDIBALを用い
、25℃にて還元して対応アミン45を得ることができる。アミンジエン46は
、一般構造40の3環系誘導体の製造のための反応式Xの製造方法において記載
したものと同様の仕方でアミン45から製造できる。所望の3環系アミド47は
、一般構造42の3環系誘導体の製造のための反応式Xの製造方法において記載
したものと同様の仕方で対応3環系アミン45から製造する。46および47に
由来する酸および塩は、一般構造6および7の3環系化合物の製造のための反応
式Iの製造方法に用いたのと同様の方法により対応エステルから容易に得ること
ができる。反応式XII:構造(III)の化合物の合成:
一般構造50の3環系誘導体は反応式XIIに従って製造できる。3環系ケトン
33を中間体オキシム48のベックマン型転移により一般構造49のアミンに変
換する。得られたアミン49を構造38の適当なハロゲン化アルキルでアルキル
化して一般構造50の所望の3環系誘導体を得る。50に由来する酸および塩は
、
一般構造6および7の3環系化合物の製造のための反応式Iの製造方法に用いた
のと同様の方法により対応エステルから容易に得ることができる。反応式XIII:構造(III)の化合物の合成:
一般構造54の中間体の3環系誘導体の製造の別法は反応式XIIIに示すもの
である。上記3環系ケトン1(実施例1参照)は、テトラヒドロナフチレン51
から出発して別の仕方で製造できる。トルエン中、テトラヒドロナフチレン52
にアクリル酸(3置換されていてよい)を加え、この溶液を110℃で8〜16
時間加熱することによりマイケル付加を行う。3環系ケトン53は、ポリリン酸
(PPA)中、100℃で8〜14時間、分子内アシル化によって生成する。こ
のケトンを、反応式Iの製造方法に用いたのと同じ方法によりホスホン酸エステ
ル5を縮合させることにより3環系誘導体54に変換する。反応式XIV:構造(#)の化合物の合成:
一般構造59の3環系誘導体は反応式XIVに従って製造できる。3環系ケト
ンをDMPUなどの共溶媒の存在下、−40℃にてTHFまたはジエチルエーテ
ル中のグリニャール試薬と縮合させる。反応式XIIIと同様のマイケル付加、つ
いでPPAの存在下での分子内環化により57などの中間体ケトンが製造できる
。得られたケトンを種々の親電子体、とりわけヨウ化メチルに限られないハロゲ
ン化アルキルでアルキル化できる。得られたケトンを、反応式Iの製造方法に用
いたのと同じ方法によりホスホン酸エステルを5縮合させることにより3環系誘
導体59に変換する。反応式XV:構造(V)の化合物の合成:
一般構造65の3環系誘導体は反応式XVに従って製造できる。3環系ケトン
60は、低温リチオエノレート(lithio enolate)化学またはレホルマトスキー
反応により一般構造61のエステルに変換できる。このエステルをアルコール6
2に還元するとシモンズ−スミス反応が容易になる。シモンズ−スミス反応によ
り一般構造63のスピロ−環式シクロプロピル化合物が得られる。63を酸化し
、ついで反応式Iに用いたのと同じ方法を用いることにより一般構造65の酸お
よび塩が得られる。反応式XVI:構造(II)の化合物の合成:
一般構造68または69の3環系誘導体は反応式XVIに従って製造できる。
3環系の環式−カルボン酸誘導体(エステルまたはアミド)をTHF中で水素化
リチウムアルミニウムで還元して一般構造67のヘテロ環を得ることができる。
68または69に由来する酸および塩は、反応式Iに用いたのと同様の方法によ
り対応エステルから容易に得ることができる。反応式XVII:構造(III)の化合物の合成:
一般構造76または77の3環系誘導体は反応式XVIIに従って製造できる。
アクリル酸誘導体70をジクロロメタンまたは他の非プロトン溶媒中、AlCl3
で環化して2環式化合物71を得ることができる。X=Nである場合は、TH
F中の水素化ナトリウムおよびハロゲン化アルキル親電子体を用い、該アミドを
アルキル化してR1官能基を付加することができる。ニトロ基を亜鉛および塩化
カルシウム一水和物を用いてアミンに還元することができる。反応式XIIIと同
様にして3環系化合物73を構築した後、ケトン73を反応式Iと同様にしてニ
トリ
ルに変換し、DIBALで還元するとアルデヒドおよびアミン74が得られる。
アミド還元法の中間体は一般構造75のエナミン化合物であり、このものは安定
で単離することができる。生成物の混合物を反応式Iのホスホン酸エステル試薬
で処理し、反応式Iの手順の後に一般構造76および77の酸および塩を単離で
きる。反応式XVIII:構造(III)の化合物の合成:
一般構造78の3環系誘導体は反応式XVIIIに従って製造できる。一般構造
60の3環系誘導体を種々の求核試薬、とりわけアミン、ヒドロキシルアミンま
たはヒドラジン(これらに限られるものではない)で処理でき、ついで脱水した
後に一般構造78の化合物が得られる。
当業者であれば、上記方法にある種の修飾を施すことができ、これら修飾方法
も本発明の範囲に包含されることを理解するであろう。たとえば、本発明の化合
物はまた対応アミドまたはエステル、または薬理学的に許容しうる塩の形態で製
造できる。
本発明の化合物101aおよび101bから144aおよび144bの構造式
を以下に示す。
他の側面において本発明のレチノイド化合物は薬理学的に許容しうる担体と組
み合わせることにより、哺乳動物、さらに好ましくはヒトにおいて本明細書に開
示した生物学的状態または疾患を治療するのに有用な医薬組成物を提供する。こ
れら医薬組成物に用いる特定の担体は、所望の投与法、たとえば静脈内、経口、
局所、坐剤または非経口投与に応じて広範囲の形態をとることができる。
経口液体剤型の組成物(たとえば、懸濁剤、エリキシル剤および液剤)を調製
するに際しては、水、グリコール、油、アルコール、香味剤、保存剤、発色剤な
どの典型的な製薬媒体を用いることができる。同様に固形の経口剤型(たとえば
、散剤、錠剤およびカプセル剤)を調製するに際しては、デンプン、糖、希釈剤
、顆粒化剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤などの担体を用いることができるであろう
。錠剤およびカプセル剤は投与が容易なため、本発明の医薬組成物のために最も
有利な経口剤型である。
非経口投与のためには担体は一般に滅菌水を含むであろうが、溶解性を補助し
たり保存剤として機能する他の成分を配合することもできる。さらに、注射用懸
濁剤を調製することもでき、その場合は適当な液体担体、懸濁化剤などが用いら
れるであろう。
局所投与のためには、本発明の化合物を軟膏やクリーム剤などの刺激性の低い
保湿性のベースを用いて調合することができる。適当な軟膏ベースの例としては
、ワセリン、ワセリンと揮発性シリコーン、ラノリン、およびオイセリン(Euc
erinTM)(バイエルスドルフ)などの油中水型エマルジョンがある。適当なクリ
ーム剤ベースの例は、ニベア(NiveaTM)クリーム(バイエルスドルフ)、コー
ルドクリーム(USP)、パーポス(Purpose)クリームTM(ジョンソン&ジョ
ンソン)、親水性軟膏(USP)、およびルブリダーム(LubridermTM)(ウォ
ーナー−ランバート(Warner−Lambert))がある。
本発明の医薬組成物および化合物は一般に、投与単位の形態(たとえば、錠剤
、カプセル剤など)にて、約1μg/kg体重〜約500mg/kg体重、さら
に好ましくは約10μg/kg〜約250mg/kg、最も好ましくは約20μ
g/kg〜約100mg/kgにて投与する。当業者には理解されるように、患
者
に投与される本発明による医薬組成物の特定の量は、所望の生物学的活性、患者
の状態、および薬剤に対する耐性(これらに限られるものではない)を含む多く
の因子に依存するであろう。
本発明の化合物はまた、標識し、RARおよびRXRの存在の決定のためのア
ッセイに用いたときに有用性を有する。本発明の化合物は、RARおよびRXR
サブファミリーの成員に選択的に結合する能力のために有用であり、それゆえ他
のレチノイド受容体または関連細胞内受容体の存在下、RARおよびRXRイソ
型の存在を決定するために用いることができる。
本発明の化合物はレチノイド受容体に対して選択的な特異性を有するため、イ
ンビトロでRARおよびRXRの試料を精製するために用いることもできる。そ
のような精製は、レチノイド受容体を含有する試料を本発明の1またはそれ以上
の化合物と混合して該化合物を該受容体に結合させ、ついで結合したリガンド/
受容体結合物を当業者に知られた分離法により分離することにより行うことがで
きる。これら方法としては、とりわけカラム分離、濾過、遠心分離、標識(taggi
ng)および物理的分離、および抗体複合体形成が挙げられる。
本発明の化合物はまた、ラセミ混合物、個々の立体異性体およびそれらの混合
物をも包含する。これら異性体は、ついで分別結晶および逆相およびキラルカラ
ムクロマトグラフィーを含む標準分割法により単離する。
本発明の化合物および医薬組成物は、本明細書に記載した疾患および状態の治
療に有利に用いることができる。この観点から、本発明の化合物および医薬組成
物はとりわけ、皮膚関連疾患および状態、たとえばアクネ、乾癬の治療、および
目の写真損傷、癌および前癌状態、および疾患の治療、心血管系の疾患の治療、
炎症性および神経変性疾患の治療、ヒトパピローマウイルスに付随する疾患の治
療、異常な下垂体機能の治療、アポプトシスの変調の治療、免疫系の疾患の治療
、損傷治癒、および毛髪増殖の回復において有用であることが確認されるであろ
う。
さらに、本発明の化合物および医薬組成物は、これまでに同定されたレチノイ
ド化合物に対して多くの利点を有する。たとえば、本発明の化合物はRARおよ
びRXRに対する極めて強力なアクチベーターであり、好ましくは100nM未
満の濃度、さらに好ましくは50nM未満の濃度、さらに一層好ましくは20n
M未満の濃度、最も好ましくは10nM未満の濃度で1またはそれ以上のレチノ
イド受容体の50%最大活性化を示す。また、本発明のRARおよびRXR選択
化合物は、レチノイド受容体の一つのサブファミリーを、レチノイド受容体の他
のサブファミリーに比べて少なくとも2倍、好ましくは少なくとも5倍、さらに
好ましくは少なくとも10倍、最も好ましくは少なくとも100倍のレベルで活
性化する。さらに、本発明の化合物はまた合成が容易であり、優れた安定性およ
びバイオアベイラビリティーを与え、全−トランスレチノイン酸および9−シス
レチノイン酸(それぞれ、公知のRARおよびRXR活性化合物である)に比べ
て催奇形性が少ないと思われる。
本発明を下記非限定的実施例に基づいてさらに説明する。レチノイド受容体サブファミリー活性の評価
エバンス(Evans)らによって記載された「シス−トランス」または「同時ト
ランスフェクション(co-transfection)」アッセイ(Science、240:88
9〜95(1988年5月13日);その開示を本明細書中に参照のため引用す
る)を用いて本発明のレチノイド化合物を試験したところ、選択的なRARアゴ
ニスト、選択的なRXRアゴニストとして、またはRAR受容体とRXR受容体
の両者の汎アゴニストアクチベーターとして、強く特異的な活性を有することが
わかった。このアッセイは米国特許第4,981,784号および同第5,071,
773号(その開示を本明細書中に参照のため引用する)に一層詳細に記載され
ている。
同時トランスフェクションアッセイは、天然のホルモンの作用を模倣する機能
的なアゴニストまたは天然のホルモンの作用を抑制するアンタゴニストを同定し
、それらの応答性IRタンパク質に対する活性を定量する方法を提供する。この
観点から、同時トランスフェクションアッセイはインビボ系を研究室で模倣する
ものである。重要なことは、同時トランスフェクションアッセイにおける活性が
知られたインビボ活性と非常に優れた相関を示し、同時トランスフェクションア
ッセイが被験化合物のインビボ薬理学の定性的および定量的予測手段として機能
することである。たとえば、バーガー(T.Berger)ら、41 J.Steroid Bi ochem.Molec.Biol.
773(1992)(その開示を本明細書中に参照のため
引用する)を参照。
同時トランスフェクションアッセイにおいて、構成的プロモーター(たとえば
、SV40プロモーター)の制御下のIR(たとえば、ヒトRARα、RARβ
、RXRγ)のクローニングcDNAを、内在性のIRを実質的に欠くバックグ
ラウンド細胞(background cell)中にトランスフェクション(細胞による外来
遺伝子の取り込みを誘発する手順)により導入する。この導入された遺伝子は受
容細胞に当該IRタンパク質を製造することを指令する。第二の遺伝子もまた該
IR遺伝子とともに同細胞中に導入する(同時トランスフェクション)。この第
二の遺伝子は、ホルモン応答要素(HRE)を含む適当なホルモン応答性プロモ
ー
ターによって制御された、ホタルルシフェラーゼ(LUC)などのリポータータ
ンパク質のcDNAを含む。このリポータープラスミドは標的IRの転写調節活
性のリポーターとして働く。それゆえ、リポーターは、標的受容体およびその天
然のホルモンの制御下で遺伝子によって通常発現される産物(mRNA、ついで
タンパク質)の代用物として働く。
同時トランスフェクションアッセイは、標的IRの小分子アゴニストまたはア
ンタゴニストを検出することができる。トランスフェクションした細胞をアゴニ
ストリガンド化合物に曝すとトランスフェクション細胞でのリポーター活性が増
大する。この活性は、たとえばルシフェラーゼ産生の増大(化合物依存性でIR
媒体されたリポーター転写の増大を反映する)により都合よく測定できる。アン
タゴニストを検出するには、同時トランスフェクションアッセイは、所定のリポ
ーターシグナルを誘発することがわかっている一定濃度の標的IRに対するアン
タゴニスト(たとえば、RARαに対しては全−トランスレチノイン酸)の存在
下で行う。アンタゴニストの濃度の増大はリポーターシグナル(たとえば、ホタ
ルルシフェラーゼ)を減少させるであろう。それゆえ、同時トランスフェクショ
ンアッセイは、特定のIRのアゴニストおよびアンタゴニストの両者を検出する
のに有用である。さらに、同時トランスフェクションアッセイは、ある化合物が
特定のIRと相互作用するか否かを決定するのみならず、この相互作用が標的遺
伝子発現に対する天然の制御分子の作用を模倣(作動)または抑制(拮抗)のい
ずれの働きをするのか、並びにこの相互作用の特異性および強度をも決定する。
本発明のレチノイド化合物の活性を下記実施例による同時トランスフェクショ
ンアッセイを用いて評価した。
実施例81 同時トランスフェクションアッセイ
CV−1細胞(アフリカミドリザルの腎臓線維芽細胞)を10%活性炭樹脂−
除去した(stripped)ウシ胎仔血清を添加したダルベッコ変性イーグル培地(D
MEM)の存在下で培養し、トランスフェクションの1日前に96−ウエルマイ
クロタイタープレートに移した。
本発明の化合物のRARおよび/またはRXRアゴニスト活性を決定するため
、バーガーらの手順に従い(41 J.Steroid Biochem.Mol.Biol.733(
1992))、下記受容体発現プラスミドを用いてリン酸カルシウム共沈降法に
よりCV−1細胞を一過的にトランスフェクションした:pRShRARα:ジ
ゲールら、330 Nature、624(1987):pRShRARβおよびpR
ShRARγ、イシカワ(Ishikawa)ら、4 Mol.Endocrin.837(199
0):pRShRXRα、マンゲルスドルフ(Mangelsdorf)ら、345 Natu re
、224(1990):およびpRSmRXRβおよびpRSmRXRγ、マ
ンゲルスドルフら、6 Genes&Devel.、329(1992)(その開示を本明
細書中に参照のため引用する)。これら各受容体発現プラスミドは5ng/ウエ
ルの濃度にて、100ng/ウエルの基礎リポータープラスミド、50ng/ウ
エルの内部制御プラスミドpRS−β−Galおよび45ng/ウエルのフィラ
ー(filler)DNA、pGEMとともに同時トランスフェクションした。
ウメソノ(Umesono)らによって記載された(336 Nature、262(19
88);その開示を本明細書中に参照のため引用する)TRE−パリンドローム
応答要素を2コピー含有する基礎リポータープラスミドD−MTV−LUC(ホ
レンバーグ(Hollenberg)およびエバンス、55 Cell、899(1988)
;その開示を本明細書中に参照のため引用する)をRARのトランスフェクショ
ンに用い、RXRE(レチノイドX受容体応答要素;マンゲルスドルフら、66Cell
、555(1991)に記載;その開示を本明細書中に参照のため引用す
る)を含有するリポータープラスミドCRBPIIFKLUCをRXRのトラン
スフェクションに用いた。これらリポータープラスミドは、それぞれ適当なRA
RまたはRXR応答要素を含有する構成的プロモーターのもとにホタルルシフェ
ラーゼ(LUC)のcDNAを含有している。上記のように、大腸菌のβ−ガラ
クトシダーゼ(β−Gal)の構成的発現をコードするpRS−β−Galを、
トランスフェクション効率および化合物毒性の評価のための内部対照として含め
た。
トランスフェクションの6時間後、培地を除き、細胞をリン酸緩衝食塩水(P
BS)で洗浄した。本発明の化合物を10-12〜10-5Mの範囲の濃度で含
有する培地を細胞に加えた。同様に参照化合物である全−トランスレチノイン酸
(ATRA)(シグマ・ケミカル)(公知のRAR選択的化合物)および9−シ
スレチノイン酸(9−シス)(ヘイマン(Heyman)ら、Cell、68:397〜
406(1992)の記載に従って合成)(RXRに対する公知の活性を有する
化合物)を同様の濃度で加えて本発明の化合物の活性分析の参照点を与えた。レ
チノイド純度は逆相高速液体クロマトグラフィーにより99%よりも高く確立し
た。レチノイドを転写活性化アッセイに使用するためジメチルスルホキシド中に
溶解した。3〜4個を各試料に用いた。
40時間後、細胞をPBSで洗浄し、トリトンX−100ベースの緩衝液で溶
解し、それぞれ光度計または分光光度計を用いてLUCおよびβ−Gal活性に
ついてアッセイした。各試料について標準化応答(NR)を
LUC応答/β−Gal速度(rate)
[式中、β−Gal速度=β−Gal・1×10-5/β−Galインキュベーシ
ョン時間]
として計算した。
NRの平均および平均の標準誤差(SEM)を計算した。参照化合物と比較し
た化合物の応答として用量−応答曲線にわたってデータをプロットした。本発明
のアゴニスト化合物については、最大応答の50%を生成する有効濃度(EC50
)を定量した。
本発明の選択したレチノイド化合物の効能(nM)を下記表1に示す。
表1から明らかなように、化合物101b、109b、119bおよび144
bはRAR活性が極めて強力であり、これらすべての化合物は10nM未満でR
ARβおよびRARγに対して活性を示している。さらに、化合物109bおよ
び119bはRAR選択的である。事実、これら化合物は公知のRAR活性化合
物であるATRAよりもRARに対する活性が2〜10倍強力である。さらに、
化合物104bは強力で選択的なRXR化合物である。同様に、汎アゴニスト化
合物101b、124bおよび144bは、公知のRXR活性な汎アゴニスト化
合物である9−シスレチノイン酸よりも優れた効能プロフィールを示す。
実施例82
実施例81の同時トランスフェクションデータに加え、RAR受容体およびR
XR受容体に対する本発明の選択した化合物の結合についても、ベーム(M.
F.Boehm)ら、「新規レチノイドX受容体選択的レチノイドの合成および構造
−活性相関」、37 J.Med.Chem.、2930(1994);ベームら、「高
比活性[3H]−9−シスレチノイン酸の合成および異常な結合特性を有するレ
チノイドの同定のためのその応用」、37 J.Med.Chem.、408(1994
)、およびアレグレット(E.A.Allegretto)ら、「哺乳動物および酵母で発
現されたレチノイン酸受容体およびレチノイドX受容体の特徴付けおよびホルモ
ン結合特性およびトランス活性化特性の比較」、268 J.Biol.Chem.、22
625(1993)(その開示を本明細書中に参照のため引用する)に記載され
た方法に従って調べた。
非特異的な結合は、適当な非標識化合物500nMの存在下で残留する結合と
して定義した。インキュベーション期間の後、結合したリガンドを遊離のリガン
ドから分離した。結合したトリチウム化レチノイドの量を上澄み液またはヒドロ
キシルアパタイトペレットのアリコート(700mL)の液体シンチレーション
カウントにより決定した。
非特異的結合について補正した後、IC50値を決定した。IC50値は、特異的
結合を50%減少させるのに必要な競合リガンドの濃度として定義する。IC50
値をデータの対数−対数(log-logit)プロットからグラフ上で決定した。Ki
値を、IC50値、標識リガンドの濃度および標識リガンドのKdにチェン−プル
ソフ(Cheng−Prussof)の等式を応用することにより決定した。
本発明の選択したレチノイド化合物および参照化合物であるATRAおよび9
−シスRAの結合活性(Kd;nMにて)の結果を下記表2に示す。
表2から明らかなように、本発明の化合物は公知のRAR活性化合物であるA
TRAおよび公知のRXR活性化合物である9−シスに匹敵する結合を示す。
実施例83
本発明の化合物のレチノイド活性のさらに別の容認された測定法は、バーマ(
Verma)およびブートウェル(Boutwell)によって最初に記載された(37 C ancer Research
、2196(1977);その開示を本明細書中に参照のため
引用する)オルニチンデカルボキシラーゼアッセイである。レチノイン酸を用い
たバーマおよびブートウェルの最初の研究では、オルニチンデカルボキシラーゼ
(ODC)活性がポリアミンの生合成と関連して増大することが確立された。次
には、ポリアミン生合成の増大が細胞増殖と関連することが以前に確立された。
それゆえ、ODC活性を抑制することができるなら細胞の過剰増殖を調節するこ
とができるに違いない。ODC活性の増大のすべての原因が知られているわけで
はないが、12−O−テトラデカノイルホルボール−13−酢酸(TPA)がO
DC活性を誘発することが知られている。重要なことには、レチノイン酸はこの
TPAによるODCの誘発を抑制する。
本質的に35 Cancer Research、1662(1975)(その開示を本明細
書中に参照のため引用する)に記載された手順に従ったODCアッセイを、本発
明の化合物によるODCのTPA誘発の抑制を示すために用いた。本発明の例示
化合物および参照化合物としてATRAおよび(E)−4−[2−(5,6,7,
8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2−ナフタレニル)−1−プ
ロペニル]安息香酸(TTNPB)(公知のRAR活性化合物)に対して行った
本アッセイの結果を下記表3に示す。値はすべて、ODCのTPA活性を80%
抑制するのに必要な所定化合物の濃度(すなわち、IC80;nMにて)として表
してある。
化合物101b(化合物101aのエステルである)は、そのようなエステル
アナログがレチノイド活性を示すことを示すために含めた。作用理論(theory o
f operation)に拘泥するわけではないが、そのようなエステルは、おそらくエ
ステルが本発明の化合物の活性な酸の形態に開裂することにより、インビボでプ
ロドラッグとして働いているものと思われる。
実施例84
容認された癌細胞株であるRPMI8226、ME180およびAML−19
3(アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)ロックビル、
メリーランド)より入手)に対する本発明の選択された化合物のインビトロ作用
を調べた。
RPMI8226は、多発性骨髄腫の患者の末梢血から得られたヒト造血細胞
株であり、そのようなものとして多発性骨髄腫および関連悪性腫瘍の容認された
モデルである。マツオカ(Y.Matsuoka)、ムーア(G.E.Moore)、ヤギ(Y
.Yagi)およびプレスマン(D.Pressman)、「多発性骨髄腫の患者から得られ
た造血細胞株による免疫グロブリンの遊離軽鎖の産生」、125 Proc.Soc.E
xp.Biol.Med.、1246(1967)(その開示を本明細書中に参照のため引
用する)。この細胞は、他のヒトリンパ球細胞株のリンパ芽球細胞と似ており、
免疫グロブリンのλ−型軽鎖を分泌する。RPMI8226細胞を、10%ウシ
胎仔血清、グルタミンおよび抗生物質を添加したRPMI培地(ギブコ)で増殖
させた。細胞を、空気中の5%CO2の保湿雰囲気中、37℃にて増殖した浮遊
培養として維持した。細胞を1週間に2回、1×105/mLの濃度に希釈した
。
ME180は、頸部から得られたヒト類表皮癌腫細胞株であり、そのようなも
のとして偏平上皮細胞癌腫および関連悪性腫瘍の容認されたモデルである。サイ
クス(J.A.Sykes)、ホワイトスカーバー(J.Whitescarver)、ジャーンス
トローム(P.Jernstrom)、ノラン(J.F.Nolan)およびバイアット(P.B
yatt)、「ヒト由来の新規上皮細胞株の幾つかの特性」、45 MH−Adenovir
idae J.Natl.Cancer Inst.、107(1970)(その開示を本明細書中に
参照のため引用する)。この腫瘍は極めて浸潤性の偏平上皮細胞癌腫であり、不
規則な細胞塊を形成し、有意のケラチン形成を示さない。ME180細胞を、1
0%ウシ胎仔血清、グルタミンおよび抗生物質を添加したマッコイの5a培地(
ギブコ)中で増殖および維持した。細胞を、空気中の5%CO2の保湿雰囲気中
、37℃にて増殖した単層培養として維持した。
AML−193細胞株は白血病の患者の幼若細胞から確立され、M5急性単球
白血病として分類され、そのようなものとして白血病および関連悪性腫瘍の容認
されたモデルである。ロベラ(G.Rovera)ら、139 J.Immunol.、334
8(1987)(その開示を本明細書中に参照のため引用する)。これら細胞の
75%以上が骨髄単球抗原CS15に対して免疫蛍光により陽性である。細胞を
、5μg/mLトランスフェリン、5μg/mLインスリンおよび2ng/mL
rh GM−CSFを含有するイスコーブの変性ダルベッコ培地中で増殖させた
。細胞を、空気中の5%CO2の保湿雰囲気中、37℃にて増殖した浮遊培養と
し
て維持した。細胞を1週間に2回、1×105/mLの濃度に希釈した。 3 H−チミジンの導入
上記細胞株に導入した放射性標識チミジンレベルの測定により、本発明の化合
物の抗増殖活性の直接測定が可能となる。導入した放射性標識チミジンの測定に
用いる方法は、シュリバスタブ(Shrivastav)らにより記載された手順(「ヒ
ト固形腫瘍からの細胞に対して化学療法剤を試験するためのインビトロアッセイ
法」、40 Cancer Res.、4438(1980);その開示を本明細書中に参
照のため引用する)から採用した。RPMI8226またはAML−193細胞
を、96ウエル丸底マイクロタイタープレート(コスター)中に1,000細胞
/ウエルの密度にてプレーティングした。レチノイド被験化合物を適当なウエル
に150μL/ウエルの最終容量に対して指示された最終濃度にて加えた。プレ
ートを空気中の5%CO2の保湿雰囲気中、37℃にて96時間インキュベート
した。その後、25μLの培地中の1μCiの[5'−3H]−チミジン(アマー
シャム、英国、43Ci/ミリモル比活性)を各ウエルに加え、細胞をさらに6
時間インキュベートした。培養液を下記に記載するようにしてさらに処理した。
トリプシン処理によって回収したME180細胞を、96ウエル平底マイクロ
タイタープレート(コスター)中に2,000細胞/ウエルの密度にてプレーテ
ィングした。培養液を上記RPMI8226の場合と同様に処理したが、以下の
点が異なっていた。インキュベーション後、上澄み液を注意深く除き、細胞をリ
ン酸緩衝食塩水中のチミジンの0.5mM溶液で洗浄した。ME180細胞を5
0μLの2.5%トリプシンで手短に処理して細胞をプレートから外した。つい
で、両細胞株を以下のようにして処理した:細胞DNAを、スカトロン(SKA
TRON)マルチ−ウエルセルハーベスター(スカトロン・インスツルメンツ(
Skatron Instruments)、スターリング、バージニア)を用い、ガラス繊維フ
ィルターマット上に10%トリクロロ酢酸で沈降させた。DNA中に導入された
放射能を細胞増殖の直接測定として液体シンチレーションカウントにより測定し
た。3試料(triplicate)からの導入チミジンの1分間当たりの平均崩壊を測定
した。本発明の化合物101b、104b、109b、119bおよび144b
並びに参照
化合物であるATRAおよびTTNBPについての細胞株RPMI8226、M
E180およびAML−193に対するIC50(観察されたチミジンの最大導入
を50%抑制するのに必要なnM濃度)を、それぞれ下記表4、5および6に示
す。生存度
本発明の選択された化合物はまた、上記細胞株に対する細胞毒性についても測
定した。その手順は、モスマン(T.Mosmann)、「細胞増殖および生存のため
の迅速な比色アッセイ:増殖および細胞毒性アッセイへの応用」、65 J.Imm
unol.Meth.、55(1983)(その開示を本明細書中に参照のため引用する
)に記載されたアッセイと同一であったが、わずかに修飾を施した。RPM18
226細胞およびAML−193細胞を96ウエル丸底マイクロタイタープレー
ト(コスター)中に1,000細胞/ウエルの密度にてプレーティングした。レ
チノイド被験化合物を適当なウエルに150μL/ウエルの最終容量に対して指
示された最終濃度にて加えた。プレートを空気中の5%CO2の保湿雰囲気中、
37℃にて96時間インキュベートした。その後、15μLのリン酸緩衝食塩水
中の濾過滅菌テトラゾリウム染料(プロメガ、マジソン、ウイスコンシン)を各
ウエルに加え、細胞をさらに4時間インキュベートした。その後の培養液の操作
法を以下に記載する
トリプシン処理によって回収したME180細胞を、96ウエル平底マイクロ
タイタープレート(コスター)中に2,000細胞/ウエルの密度にてプレーテ
ィングした。培養液を上記RPMI8226の場合と同様に処理した。
4時間のインキュベーションの後、100μLの可溶化/停止溶液を各ウエル
(プロメガ、マジソン、ウイスコンシン)に加えた。これらプレートを保湿雰囲
気中、37℃で一夜静置した。570〜600nm波長での吸光度をバイオメッ
ク(Biomek)ELISAプレートリーダー(ベックマン・インスツルメンツ(
Beckman Instruments))を用いて各ウエルについて記録した。本発明の化合
物101b、104b、109b、119bおよび144b並びに参照化合物で
あるATRAおよびTTNBPについての細胞株RPMI8226、ME18
0およびAML−193に対するIC50(ミトコンドリア機能、終局的には細胞
の生存度を50%抑制するのに必要なnM濃度)をも、それぞれ下記表4、5お
よび6に示す。
実施例85
下記実施例は医薬組成物の調合例を提供する。下記成分を用いてハードゼラチ
ンカプセル剤を調製する。
量(mg/カプセル)
化合物101b 140
デンプン(乾燥) 100
ステアリン酸マグネシウム 10
計 250mg
上記成分を混合し、ハードゼラチンカプセル中に250mgの量にて充填する
。
下記成分を用いて錠剤を調製する。
量(mg/錠剤)
化合物101b 140
セルロース(微結晶) 200
二酸化ケイ素(ヒュームド) 10
ステアリン酸 10
計 360mg
上記成分を混練し、圧錠して各360mgの重量の錠剤とする。
それぞれ活性成分60mgを含有する錠剤を下記のようにして調製する。
量(mg/錠剤)
化合物101b 60
デンプン 45
セルロース(微結晶) 35
ポリビニルピロリドン(PVP)
(水中の10%溶液として) 4
カルボキシメチルデンプンナトリウム
(SCMS) 4.5
ステアリン酸マグネシウム 0.5
タルク 1.0
計 150mg
活性成分、デンプンおよびセルロースをNo.45メッシュUSシーブに通し
、充分に混合する。この粉末をPVPの溶液と混合し、ついでこれをNo.14
メッシュUSシーブに通す。かくして得られた顆粒を50℃で乾燥させ、No.
18メッシュUSシーブに通す。SCMS、ステアリン酸マグネシウムおよびタ
ルク(前以てNo.60メッシュUSシーブに通したもの)を、ついで上記顆粒
に加え、混合後、圧錠機で圧錠して各150mgの重量の錠剤とする。
それぞれ活性成分225mgを含有する坐剤を下記のようにして調製する。
化合物101b 225mg
飽和脂肪酸グリセリド 2,000mg
計 2,225mg
活性成分をNo.60メッシュUSシーブに通し、最小限必要なだけ加熱して
前以て融解させた飽和脂肪酸グリセリド中に懸濁する。ついで、この混合物を通
常の2g容量の坐剤モールド中に注ぎ、放冷する。
静脈内調合物を下記のようにして調製できる。
化合物101b 100mg
等張食塩水 1,000ml
グリセリン 100ml
化合物をグリセリン中に溶解し、ついで溶液を等張食塩水でゆっくりと希釈す
る。ついで、上記成分の溶液を患者に1分間当たり1mlの速度にて静脈内投与
する。
例1.チャートIによる化合物101aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−3,4,5,6,7,8
−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2H−アントラセン−1−イ
リデン]ヘキサ−2,4−ジエノエート(構造6、ただしR1、R2、R3、R4及
びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はエトキシ、X
,Y及びZは炭素、m=n=1)
1,2,3,4,6,7,8,9−オクタヒドロ−6,6,9,9−テトラメ
チルアントラセン(2.0g、8.3mmol)[ジクロメタン中0℃で三塩化
アルミニウムの存在下に1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンの2,5−ジ
クロロ−2,3−ジメチルヘキサンによるフリーデルクラフツアルキル化/アヌ
レーションで製造]のCH2Cl2(100ml)及びビリジン(15ml)溶液
に0℃で、CrO3(8.26g、82.6mmol)を何度かに分けて加える
。この反応混合物を0℃で30分撹拌し、次いで室温まで暖めそして10時間撹
拌する。反応混合物を氷と酸の混合物(1N HCl、100ml)に注ぎ、E
t2O(200ml)で抽出し、乾燥(MgSO4)し、濃縮し、そしてカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン中25%のエーテル)で精製して3,4,5,6,
7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2H−アントラセン−
1−オン(740mg、35%)を得た。1H−NMR(400MHz、CDC
l3)δ8.01(s,1H,ArH),7.17(s,1H,ArH),2.
90(t,J=6.5Hz,2H,CH2、ベンジル),2.60(t,J=6
.3Hz,2H,CH2)、2.10(m,2H,CH2)、1.68(s,4H
,2CH2),1.30(s,6H,2CH3),1.29(s,6H,2CH3
)。
ジエチルシアノメチルホスフェート(1.8g,10.4mmol)のTHF
(4ml)とDMPU(4ml)中の溶液(0℃)へ、一回でNaH(375m
g,油中65%、10.4mmol)を加えた。得られた溶液を室温に30分暖
めた。この溶液に、3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−
テトラメチル−2H−アントラセン−1−オン(1.08g,4.2mmol)
のTHF(2ml)溶液を加えた。次いで混合物を80℃で3時間還流し、冷却
し、飽和NH4Cl(20ml)でクエンチし、Et2O(100ml)で抽出し
、乾燥し(MgSO4)、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(ヘキサン
中10%のエーテル)で精製してシス−(1,2,3,4,6,7,8,9−オ
クタヒドロ−6,6,9,9−テトラメチル−2H−アントラセン−1−イリデ
ン)エタニトリル(100mg,10%)及びトランス−(1,2,3,4,6
,7,8,9−オクタヒドロ−6,6,9,9−テトラメチル−2H−アントラ
セン−1−イリデン)エタニトリル(660mg,66%)を得た。シス−ニト
リル(構造3)は1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ8.31(s,1
H,ArH),7.09(s,1H,ArH),5.19(s,1H,オレフィ
ン)、2.80(t,J=6.5Hz,2H,CH2、ベンジル)、2.55(
t,J=6.3Hz,2H,CH2),1.90(m,2H,CH2)、1.64
(s,4H,2CH2)、1.26(s,6H,2CH3)、1.25(s,6H
,2CH3)であった。トランス−ニトリル(構造4)は1H−NMR(400M
Hz,CDCl3)δ7.46(s,1H,ArH)、7.09(s,1H,A
rH)、5.68(s,1H,CH,オレフィン)、2.80(m,4H,2C
H2)、1.90(m,2H,CH2),1.65(s,4H,2CH2)、1.
26(s,6H,2CH3),1.25(s,6H,2CH3)。
上のZ−(3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラ
メチル−2H−アントラセン−1−イリデン)エタニトリル(56mg,0.2
mmol)のCH2Cl2(1ml)溶液(−78℃)に、DIBAL(0.4m
l,CH2Cl2中1M,0.4mmol)を加えた。混合物を室温で10分撹拌
し、−78℃の飽和酒石酸カリソーダ(10ml)でクエンチし、室温に加温し
、EtOAc(50ml)で抽出し、乾燥(MgSO4)し、そして濃縮して本
質的に純粋なアルデヒドを得たが、これを更に精製することなく次の反応に用い
た。
THF(1ml)とDMPU(1m)中のジエチル3−エトキシカルボニル−
2−メチルプロ−2−ペニルホスホネート(86mg,0.33mmol)溶液
(0℃)を、nBuLi(0.13ml,ヘキサン中2.5M,0.33mM)
で処理し、次いで室温に30分加温した。この溶液を−78℃に冷却し、THF
(1ml)中の上記のアルデヒド(32mg,0.11mmol)をゆっくりと
加えた。次いで反応混合物を加温下ないし室温下に30分放置し、NH4Clの
飽
和溶液(5ml)でクエンチし、Et2O(50ml)で抽出し、乾燥(MgS
O4)し、濃縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中10%のエー
テル)で精製して標記のエステル(101a)(39mg,85%)を得た。R
f=0.48(ヘキサン中10%のエーテル)、1H−NMR(400MHz,
CDCl3)δ7.33(s,1H,ArH),7.19(dd,J=15.2
,11.2Hz,1H,オレフィン)、7.07(s,1H,ArH)、6.3
2(d,J=15.2Hz,1H,オレフィン)、6.14(d,J=11.2
Hz,1H,オレフィン)、4.15(q,2H,OCH2)、2.79(t,
J=6.5Hz,2H,CH2)、2.50(t,J=5.8Hz,2H,CH2
)、2.28(s,3H,CH3)、1.91(m,2H,CH2)、1.68(
s,4H,2CH2)、1.29(s,6H,2CH3)、1.27(s,6H,
2CH3)、1.24(t,J=6.8Hz,3H,CH3)。
例2.チャートIによる化合物101bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−3,4,5,6,7,8−ヘキ
サヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2H−アントラセン−1−イリデン
]ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造6、ただしR1、R2、R3、R4及びR19はメ
チル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X、Y及
びZは炭素、m=1、n=1)
MeOH(1ml)及びH2O(1ml)中のエステル101a(39mg,
0.1mmol)の溶液に、25℃でKOH(100mg,2.5mmol)を
加えた。反応混合物を80℃で3時間加熱し、冷却し、酸性化し(1.1ml,
2.4N HCl)、Et2O(40ml)で抽出し、乾燥し(MgSO4)、濃
縮し、そしてカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中50%のエーテル)で精製
して、標記の化合物101bを得た(35mg,95%)。Rf=0.32(ヘ
キサン中50%のエーテル)、融点225−227℃、1H−NMR(400M
Hz,CDCl3)δ7.32(s,1H,ArH)、7.24(dd,J=1
5.2,11.2Hz,1H,オレフィン)、7.07(s,1H,ArH)、
6.34(d,J=15.2Hz,1H,オレフィン)、6.16(d,J=1
1.2Hz,1H,オレフィン),5.80(s,1H,オレフィン)、2.7
9(t,J=6.4Hz,2H,CH2,ベンジル)、2.51(t,J=5.
8Hz,2
H,CH2)、2.34(s,3H,CH3)、1.92(m,2H,CH2)、
1.68(s,4H,2CH2)、1.29(s,6H,2CH3)、1.27(
s,6H,2CH3)。
例3.チャートIによる化合物102aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−2,3,5,6,7,8
−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン
−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエノエート(構造6、ただしR1、R2、R3
、R4およびR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9およびR10は水素、R15
はエトキシ、X、YおよびZは炭素、m=1、n=0)
標記の化合物は、例1における出発物質のケトン(構造1)として2,3,5
,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルシクロペンタ[b
]ナフタレン−1−オン[アメリカ特許2,815,382(1957)]を用
いること以外は、化合物101aと同様の方法で製造した。化合物102a:R
f=0.56(ヘキサン中10%のエーテル)、1H−NMR(400MHz,
CDCl3)δ7.68(s,1H,ArH)、7.45(dd,J=15.0
,11.6Hz,1H,オレフィン)、7.24(s,1H,ArH)、6.2
5(d,J=15.0Hz,1H,オレフィン)、6.22(d,J=11.6
Hz,1H,オレフィン)、5.75(s,1H,オレフィン)、4.15(q
,2H,OCH2)、2.88(bm,2H,CH2,ベンジル)、2.79(b
m,2H,アリル)、2.48(s,3H,CH3)、1.68(s,4H,2
CH2)、1.31(s,26H,CH3)、1.29(m,9H,3CH3)。
例4.チャートIによる化合物102bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−2,3,5,6,7,8−ヘキ
サヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン−1−
イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸9(構造6、ただしR1、R2、R3、R4お
よびR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9およびR10は水素、R15はヒドロ
キシ、X,YおよびZは炭素、m=1、n=0)。
標記の化合物は、例2で用いた標準的な加水分解条件(KOH、MeOH/H2
O)を用い、化合物102aの加水分解によって製造された。化合物102b
:Rf=0.45(ヘキサン中50%のエーテル)、融点240−241℃、1
H−
NMR(400MHz,CDCl3)δ7.67(s,1H,ArH)、7.5
3(dd,J=15.0,11.6Hz,1H、オレフィン)、7.24(s,
1H,ArH)、6.29(d,J=15.0Hz,1H,オレフィン)、6.
26(d,J=11.6Hz,1H,オレフィン)、5.80(s,1H,オレ
フィン)、2.91(bm,2H,CH2,ベンジル)、2.81(bm,2H
,CH2、アリル)、2.40(s,3H,CH3)、1.69(s,4H,2C
H2)、1.31(s,6H,2CH3)、1.27(s,6H,2CH3)。
例5.チャートIによる化合物103aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−1,2,3,6,7,8
−ヘキサヒドロ−1,1,3,3−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン
−5−イリデン]ヘキサ−2,4−ヂエノエート(構造6、ただしR1、R2、R3
、R4およびR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9およびR10は水素、R15
はエトキシ、X,YおよびZは炭素、m=0、n=1)
標記の化合物を1,2,3,6,7,8−ヘキサヒドロ−1,1,3,3−テ
トラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン−5−オンから製造した。このナフタ
レン−5−オン化合物の製造は次のように行った。3,3−ジメチルクロチルク
ロライドを三塩化アルミニウムの存在下に1,2,3,4−テトラヒドロナフタ
レンで処理して、対応する1,2,3,5,6,7,8−ヘプタヒドロ−1,1
−ジメチル−3−オキソシクロペンタ[b]ナフタレンとし、ついでこれを四塩
化チタニウムの存在下にジメチル亜鉛で一対のジメチル化を行って1,2,3,
5,6,7,8−ヘプタヒドロ−1,1,3,3−テトラメチルシクロペンタ[
b]ナフタレンを得た。次いでこのナフタレン誘導体を、例1に記載と同様に酢
酸中でCrO3で酸化した。103a:Rf=0.85(ヘキサン中10%のエ
ーテル)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.20(dd,J=1
5.2,11.2Hz,1H,オレフィン)、7.15(s,1H,ArH)、
6.91(s,1H,ArH)、6.32(d,J=15.2Hz,1H,オレ
フィン)、6.19(s,J=11.2Hz,1H,オレフィン)、5.77(
s,1H,オレフィン)4.16(q,2H,OCH2)、2.83(t,J=
6.5Hz,2H,CH2、ベンジル)、2.53(t,J=6.1Hz,2H
,CH2,アリル)、2.28(s,3H,CH3)、1.91(m,2H,CH2
、
メチレン)、1.90(s,3H,CH2,メチレン)、1.43(s,6H,
2CH3)、1.32(s,6H,2CH3)、1.27(t,J=6.7Hz,
3H,CH3)。
例6.チャートIによる化合物103bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−1,2,3,6,7,8−ヘキ
サヒドロ−1,1,3,3−テトラシクロペンタ[b]ナフタレン−5−イリデ
ン]ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造6、ただしR1、R2、R3、R4およびR19
はメチル、R5、R6、R7、R8、R9およびR10は水素、R15はヒドロキシ、X
、YおよびZは炭素、m=0、n=1)
例2で用いた標準的加水分解条件によりエステル103aを加水分解して、標
記の化合物を製造した。化合物103b:Rf=0.30(ヘキサン中40%の
エーテル)、融点192−194℃、1H−NMR(400MHz,CDCl3)
δ7.26(dd,J=15.2,11.2Hz,1H,オレフィン)、7.1
4(s,1H,ArH)、6.92(s,1H,ArH)、6.35(d,J=
15.2Hz,1H,オレフィン)、6.19(d,J=11.2Hz,1H,
オレフィン)、5.80(s,1H,オレフィン)、2.83(t,J=6.5
Hz,2H,CH2、ベンジル)、2.55(t,J=6.1Hz,2H,CH2
,アリル)、2.30(s,3H,CH2)、1.95(s,2H,CH2,メチ
レン)、1.93(m,2H,CH2,メチレン)、1.32(s,6H,2C
H3)、1.31(s,6H,2CH3)。
例7.チャートIによる化合物104bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ
−2,2,6,6,9,9−ヘキサメチルベンゾ[b]クロメン−4−イリデン
]ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造6、ただしR1、R2、R3、R4、R7。R8お
よびR19はメチル、R5、R6、R9およびR10は水素、R15はヒドロキシ、Xと
Yは炭素、Zは酸素、m=n=1)
出発ケトン体として3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2,2,5,5
,8,8−ヘキサメチルナフト(2,3−b)−1,2−ピラン−4−オン(構
造1)を用いること以外は化合物101bと同様にして、標記化合物を合成した
。このピラン−4−オン体の合成の詳細は次のようである。フェノール(49.
5
g,0.52M)と2,5−ジクロロ−2,5−ジメチルヘキサン(101.0
g,0.55M)のジクロロメタン(700ml)溶液へ、三塩化アルミニウム
(25g,0.18M)を少しずつ加えた。反応混合物を25−40℃で2時間
撹拌させ、次いで暗赤色の混合物を氷に注いだ。水性処理(EtOAc抽出)し
て得た白色固体の5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチ
ルナフタレン−2−オールをヘキサンから再結晶して、無色の針状晶(84.8
g,0.42moles,80%)とした。1H−NMR(400MHz,CD
Cl3)δ7.17(d,1H),6.78(d,1H),6.62(dd,1
H),4.55(s,1H),1.65(s,4H),1.25(s,12H)
。1,2−ジクロロエタン(250ml)中のアセチルクロリド(7.7g,9
8.2mmol)を0℃でヒドロキシナフタレン体(19.1g,93.6mm
ol)に滴下した。添加完了後、塩化アルミニウム(10g,75.2mmol
)を5分間にわたり少しずつ加えた。この混合物を10時間還流し、次いで25
℃で8時間撹拌した。GLC分析は、所望のケトフェノールが98.6%の純度
で存在することを示した。反応混合物を氷に注ぎ、そして水性処理(EtoAc
抽出)で得た褐色ないし黒色の固体を熱メタノールに溶かし、濾過し、濃縮して
褐色の粘性の半固体を得た。フラッシュクロマトグラフィー(15%EtOAc
/ヘキサン)により淡黄色の固体として1−(3−ヒドロキシ−5,5,8,8
−テトラメチル−5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル)エタノ
ンを得た。ヘキサンから再結晶して白色結晶(15.2g,61.8mmol,
66%)とした。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.63(s,1
H),6.9(s,1H),2.61(s,3H),1.67(s,4H),1
.29(s,6H),1.27(s,6H)。
上記のヒドロキシアセトフェノン(1.86g,7.5mmol)、ピロリジ
ン(590mg,7.5mmol)、アセトン(850mg,14.6mmol
)、及び触媒量のp−TsOHのベンゼン(650ml)溶液を48時間還流し
た。この混合物を25℃に冷却し、1N−HCl(35ml)で希釈した。水性
処理物(Et2O抽出)は黄色い褐色の固体であった。ヘキサンから再結晶し、
白色の細結晶として2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2,2,6,6,
9,9−ヘキサメチルベンゾ[b]クロメン−4−オン(構造1)(560mg
,1.
95mmol,26%)を得た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7
.3(s,1H),6.85(s,1H),2.68(s,2H),1.68(
s,4H),1.45(s,6H),1.26(s,12H)。
上記の3環性ケトン(556mg,1.95mmol)を例1に記載の方法で
オレフィン化して、不飽和ニトリルのシスとトランスの粗混合物を得た。これを
フラッシュクロマトグラフィー処理(8%EtOAc/ヘキサン)して次を得た
。(E)−[2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2,2,6,6,9,9
−ヘキサメチルナフト−(2,3−b)−1,2−ピラン−4−イリデン]エタ
ノニトリル、淡黄色固体(210mg,0.68mmol)、1H−NMR(4
00MHz,CDCl3)δ7.35(s,1H),6.8(s,1H),5.
7(s,1H)2.82(s,2H),1.65(s,4H),1.40(s,
6H),1.26(d,12H);及び(Z)−[2,3,6,7,8,9−ヘ
キサヒドロ−2,2,6,6,9,9−ヘキサメチルナフト−(2,3−b)−
1,2−ピラン−4−イリデン]エタノニトリル、黄色固体(120mg,0.
38mmol)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ8.30(s,1
H),6.3(s,1H),5.08(s,1H),2.52(s,2H),1
.67(s,4H),1.40(s,6H),1.30(s,6H),1.27
(s,6H),1.25(s,6H)。
THF mL中のシス−ニトリル体(120mg,0.38mmol)を還元
して、対応するアルデヒドとした(窒素中−78℃でDIBALによる処理)。
DIBALの存在下ではシス体が異性化する傾向があるので、GLCでこの反応
をモニターした。トランス体の発現がGLCによって検出されたときに、反応を
停止させた。水性処理物(EtOAc抽出)はオレンジ色の油性の固体(95m
g)であった。フラッシュクロマトグラフィー(8%EtOAc/ヘキサン)に
より淡黄色の固体(20mg,0.06mmol,16%収率)として(E)−
[2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2,2,6,6,9,9−ヘキサメ
チルナフト−(2,3−b)−1,2−ピラン−4−イリデン]アセトアルデヒ
ドを得た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ10.1(d,1H),
7.26(s,1H),6.8(s,1H),5.9(d,1H),2.58(
s,2H),1.70(s,4H),1.4(s,6H),1.26(s,6
H),1.24(s,6H)。
上記のアルデヒド(19mg,0.06mmol)を、例1に記載したと同様
の方法で標記のトリエンエステル体に変換した。全体で2.4eqのホスフォネ
ートと塩基(n−BuLi)を用いた。水性処理物をフラッシュクロマトグラフ
ィー処理(20%EtOAc/ヘキサン)し、黄色の油としてエチル(2E,4
E)及び(2Z,4E)−6−(2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロベンゾ
[g]クロメン−4−イリデン)−3−メチルヘキサ−2,4−ヂエノエートの
混合物(23.5mg,0.055mmol,94%収率)を得た。1H−NM
Rは、トランス体の多い9:1の異性体比率を示した。1H−NMR(400M
Hz,CDCl3)δ7.40(s,1H),7.35(dd,1H),6.7
7(m,1H),6.40(d,1H),6.05(d,1H),5.8(s,
1H),4.20(m,2H),2.43(s,2H),2.35(s,3H)
,1.67(s,4H),1.33(s,6H),1.31(t,3H),1,
30(s,6H),1.25(s,6H)。異性体はクロマトグラフィーでは分
離不可能であり、混合物のままで次の反応に用いた。
上記のエステル混合物(23mg,0.054mmol)を例2に記載の方法
で加水分解し、対応する酸とした。溶媒を除去し、標記の化合物を黄色の固体と
して得た(19mg,0.048mmol,90%)。この粗製物の2.5mg
をHPLC(80:20=MeOH:10mM酢酸アンモニウム)で精製し、標
記の酸104bを明るい黄色の固体(1.5mg)として得た。TLC,Rf=
0.31(20%アセトン/ヘキサン)、1H−NMR(400MHz,CDC
l3)δ7.40(dd,1H),7.35(s,1H),6.77(s,1H
),6.40(d,1H),6.08(d,1H),5.85(br s,1H
)、2.45(s,2H),2.35(s,3H),1.70(s,4H),1
.36(s,6H),1.30(s,6H),1.25(s,6H)。
例8.チャートIによる化合物105aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−3,4,5,6,7,8
−ヘキサヒドロ−10−ニトロ−5,5,8,8−テトラメチル−2H−アント
ラセン−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ヂエノエート(構造6、ただしR1、
R2、R3、R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8及びR10は水素、R9はニ
トロ、
R15はエトキシ、X,Y及びZは炭素、m=n=1)
出発物質として10−ニトロ−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒド
ロ−5,5,8,8−テトラメチルアントラセンを用い、それ以外は例1と同様
にして標記の化合物を製造した。この中間体の合成を以下に示す。
1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−5,5,8,8−テトラメ
チルアントラセン(1.1g,4.5mmol)を酢酸(4mL)と濃硫酸(0
.5mL)に懸濁した。この混合物を10℃に冷却し、そして硝酸(3mL)を
滴下して内部温度を20℃以下に保った。この混合物を室温まで加温し、1時間
撹拌した。濃赤色の混合物を氷/水(10mL)で希釈し、EtOAc(3x2
0mL)で抽出した。EtOAc層を水、NaHCO3の飽和水溶液、水および
食塩水で洗った。この溶液を乾燥(Na2SO4)し、濾過し、濃縮して褐色の油
を得た。粗製物をCH2Cl2/エーテル/ヘキサンから再結晶し、黄色の固体と
して1.2g(94%)の10−ニトロ−1,2,3,4,5,6,7,8−オ
クタヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルアントラセンを得た。融点129.
3−130.7℃,IR(薄フィルム)2930s,2864s,1526s,
1470m,1435m,1369s,1269w,1128w,918w,7
54m cm-1、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.14(s,1
H,芳香族)、2.72(br s,2H,CH2)、2.50(br s,2
H,CH2)、1.75(m,6H,3CH2)、1.65(m,2H,CH2)
、1.32(s,6H,2CH3)、1.29(s,6H,2CH3)。
酸化剤として酢酸中の三酸化クロムを用いること以外は例1と同様にして、ケ
トン体である10−ニトロ−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−
5,5,8,8−テトラメチルアントラセン−1−オン(構造1、ただしR1、
R2、R3及びR4はメチル、R5、R6、R7、R8及びR10は水素、R9はニトロ、
X,Y及びZは炭素、m=n=1)148mg(回収した出発物質に基づいて8
3%)を黄色固体として得た。融点134.0−136.5℃、IR(薄フィル
ム)2964s,2931s,1693s,1597s,1531s,1468
s,1413s,1389s,1372s,1337m,1263s,1249
s,1232m,1178m,1053m,912m,750m cm-1、1H
−NMR(400MHz,CDCl3)δ8.17(s,1H,芳香族)、2,
71(t,
J=6.2Hz,2H,CH2)、2.63(t,J=6.6Hz,2H,CH2
)、2.12(m,2H,CH2)、1.74(m,2H,CH2)、1.70(
m,2H,CH2)、1.35(s,6H,2CH3)、1.33(s,6H,2
CH3)、MS(CI)m/e302(MH+,100),289(30),27
2(9)。
例1に記載の方法を用いて、上記のケトン体を、黄色油状の標記の化合物10
5aに変換した。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.42(s,1
H,芳香族)、6.98(dd,J=15.2Hz,1H,オレフィン)、6.
34(d,J=15.2Hz,1H,オレフィン)、6.21(d,J=11.
0Hz,1H,オレフィン)、5.77(s,1H,オレフィン)、4.14(
q,J=7.0Hz,2H,−OCH2)、2.56(t,J=6.6Hz,2
H,CH2)、2.44(br t,J=6.2Hz,2H,CH2)、2.23
(d,J=0.8Hz,3H,CH3、アリル)、1.88(m,2H,CH2)
、1.66(m,2H,CH2)、1.30(s,6H,2CH3)、1.28(
s,6H,2CH3、1.28(t,J=7.0Hz,3H,CH3、エチル)。
例9.チャートIによる化合物105bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−3,4,5,6,7,8−ヘキ
サヒドロ−10−ニトロ−5,5,8,8−テトラメチル−2H−アントラセン
−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造6、ただしR1、R2、R3、
R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8及びR10は水素、R9はニトロ、R15
はヒドロキシ、X、Y及びZは炭素、m=1、n=1)
例2の方法を用いて化合物105aを加水分解し、黄色フィルム状の標記化合
物105bを3.3mg(31%)得た。1H−NMR(400MHz,CDC
l3)δ7.45(s,1H,芳香族)、7.08(dd,J=15.2,11
.2Hz,1H,オレフィン)、6.42(d,J=15.2Hz,1H,オレ
フィン)、6.25(d,J=11.2Hz,1H,オレフィン)、5.84(
s,1H,オレフィン)、2.60(t,J=6.6Hz,2H,CH2)、2
.49(br t,J=6.3Hz,2H,CH2)、2.29(d,J=0.
8Hz,3H,CH3,アリル)、1.93(m,2H,CH2)、1.75(m
,2H,CH2)、1.69(m,2H,CH2)、1.34(s,6H,2CH3
)、1.
33(s,6H,2CH3)。
例10.チャートIIによる化合物106aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−3,4,5,6,7,8
−ヘキサヒドロ−4,5,5,5,8,8−ヘキサメチル−2H−アントラセン
−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ヂエノエート(構造6、ただしR1、R2、R3
、R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はエ
トキシ、X及びYは炭素、ZはC(CH3)2、m=n=1)
100mLの丸底フラスコを窒素雰囲気で火炎乾燥し、ジクロロメタン(20
.0mL)を入れ、−40℃に冷却した。四塩化チタニウムのトルエン溶液(2
.0M,11.7mL,23.4mM)を加え、次いでジメチル亜鉛のトルエン
溶液(10M,11.7mL,11.7mM)を加えた。混合物を−40℃で3
0分撹拌し、3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラ
メチル−2H−アントラセン−1−オン(1.0g,3.9mmol,例1で得
たもの)のジクロロメタン溶液(20mL)をゆっくりと加えた。反応混合物を
室温まで加温し、36時間撹拌した。混合物をメタノールとドライアイスの溶液
に注ぎ、次いで飽和塩化アンモニウムに注いだ。溶液混合物をCH2Cl2で抽出
し、水(3x20mL)で洗いそして食塩水(3x20mL)で洗った。溶媒を
蒸発させ、粗製の残渣を、ヘキサンを溶離液とするフラッシュクロマトグラフィ
ーで精製して937mgの1,1,5,5,8,8−ヘキサメチル−1,2,3
,4,5,6,7,8−オクタヒドロアントラセンを得た。収率89%。1H−
NMR(400MHz,CDCl3)δ7.23(1H,Ar)、6.93(1
H,Ar)、2.70(t,J=8.0Hz,2H)、1.78(m,2H)、
1.65(s,4H)、1.63(m,2H)、1.27(s,3H),1.2
6(s,6H)、1.25(s,3H)。
三塩化クロム溶液(10%CrO3/AcOH溶液13.55mL)を、細粉
した1,1,5,5,8,8−ヘキサメチル−1,2,3,4,5,6,7,8
−オクタヒドロアントラセン(861mg,3.18mmol)のAcOH(1
2mL)溶液に25℃でゆっくりと加えた。混合物を30分撹拌した。氷水(1
00mL)を加え、その混合物をEtOAc(3x50mL)で抽出した。有機
抽出液を合併し、Et3N(10mL)で2回処理し、そして飽和NaHCO3溶
液
(20mL)、水(2x20mL)及び食塩水(2x20mL)で洗った。溶媒
を蒸発させ、粗製の残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:EtOA
c=9:1)で精製して831mgの精製した3,4,5,6,7,8−ヘキサ
ヒドロ−4,4,5,5,8,8−ヘキサメチル−2H−アントラセン−1−オ
ン(構造1、ただしR1、R2、R3及びR4はメチル、R5、R6、R7、R8、R9
及びR10は水素、X及びYは炭素、ZはC(CH3)2、m=n=1)を得た。1
H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.97(s,1H,Ar)、7.
31(s,1H,Ar)、2.68(t,J=8.0Hz,2H)、1.98(
t,J=6.0Hz,2H)、1.68(s,4H)、1.37(s,3H),
1.30(s,3H)、1.29(s,3H)。チャートIIに示すようにして
、上記のケトン体を標記化合物に変換した。
50mLの丸底フラスコを火炎乾燥し、無水THF(10mL)とエチルマグ
ネシウムブロミド(1MのTHF溶液2.65mL、2.65mM)を入れ、0
℃に冷却した。窒素雰囲気下で、エチルエチニルエーテル溶液(ヘキサン中50
%溶液の0.375mL、アルドリッチインコーポレーテッド、2.63mM)
をゆっくりと加えた。粗混合物を室温まで加温し、20分撹拌した。4,4,5
,5,8,8−ヘキサメチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ
アントラセン−1−オン(0.50g,1.76mmol)のTHF(10mL
)溶液をゆっくり加え、撹拌を2時間続けた。反応混合物を塩化アンモニウムの
飽和溶液でクエンチし、ジエチルエーテルで抽出した。有機層をMgSO4で乾
燥し、溶媒を留去した。粗製の残渣をエタノール(20mL)に溶かし、その溶
液中へCO2(ドライアイス)を3時間吹き込んだ。25℃で12時間撹拌後、
溶媒を留去し、そして残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精製して(Z)及
び(E)エステルの比率が3.5:1の混合物455mg(73%収率)を得た
。このエステル混合物(455mg,1.28mmol)を無水ジクロロメタン
(5.0mL)に溶かし、−78℃に冷却した。ジクロロメタン中のDIBAL
(1.0M溶液3.2mL、3.2mM)を加え、その混合物を15分間撹拌し
た。ロッシェル塩の飽和溶液を用いて反応液を−78℃にクエンチし、そしてジ
クロロメタンで抽出した。有機層をMgSO4で乾燥し、蒸発させて白色の残渣
を得、これをクロマトグラフィー精製して対応するシスアリルアルコール(21
1mg)と
トランスアリルアルコール(37mg)を得た。このシスアルコール、すなわち
2−[(Z)−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,4,5,5,8,
8−ヘキサメチル−2H−アントラセン−1−イリデン]エタノールは1H−N
MR(400MHz,CDCl3)δ7.25(s,1H,Ar)、7.03(
s,1H,Ar)、5.57(t,J=4.5Hz,1H)、4.43(t,J
=4.5Hz,2H)、2.46(m,2H)、1.75(m,2H)、1.6
7(s,4H)、1.28(s,18H)であり、トランスアルコール、すなわ
ち2−[(Z)−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,4,5,5,8
,8−ヘキサメチル−2H−アントラセン−1−イリデン]エタノールは1H−
NMR(400MHz,CDCl3)δ7.56(s,1H,Ar)、7.02
(s,1H,Ar)、6.15(t,J=4.5Hz,1H)、4.39(t,
J=4.5Hz,2H)、2.46(m,2H)、1.75(m,2H)、1.
68(m,2H),1.27(s,1h)であった。
2−[(Z)−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−4,4,5,5,8
,8−ヘキサメチル−2H−アントラセン−1−イリデン]エタノール(100
mg,0.32mmol)のジクロロメタン(2.0mL)溶液へ、総量で20
0mgのMnO2を4回に分けて加えた。混合物を1時間撹拌し、セライトのパ
ッドを通して濾過し、ジクロロメタン(総量20mL)で完全に洗浄した。溶媒
を留去して実質上純粋な対応するアルデヒド93mg(収率98%)を得、これ
をそのまま次の工程に用いた。火炎乾燥した25mLの丸底フラスコにヂエチル
3−エトキシカルボニル−2−メチル−2−プロペニルホスフェート(142m
g,0.53mmol)と無水THF(15.0mL)を入れ、この溶液を0℃
に冷却した。無水DMPU(0.25ml)と、n−BuLiのヘキサン溶液(
1.5M溶液の0.34mL、0.51mM)を加えた。この混合物を0℃で2
0分間撹拌し、次いで−78℃に冷却した。上記のアルデヒドのTHF溶液(3
.0mL)を滴下した。−78℃で10分間撹拌後、混合物を室温まで加温した
。30分後に反応物を塩化アンモニウムの飽和水溶液でクエンチし、そしてEt
OAcで抽出した。有機層をMgSO4で乾燥し、溶媒を留去した。残渣をクロ
マトグラフィー精製して標記のエステル106aを得た(108mg,収率86
%)。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.25(m,3H,2Ar
H及び
1つのビニル性H)、6.38(s,J=16Hz,1H)、6.27(d,J
=12Hz,1H)、5.80(s,1H)、4.1(q,J=4.5Hz,2
H,O−CH2−)、2.55(t,J=4.5Hz,2H)、2.32(s,
3H,CH3)、1.78(t,J=4.0Hz,2H)、1.69(s,4H
)、1.30(s,18H)。1H−NMRデータは、トランス:シス比が5:
1の2,3二重結合における幾何学的異性体の存在を示した。
例11.チャートIIによる化合物106bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−1,2,3,4,5,6,7,
8−ヘキサヒドロ−4,4,5,5,8,8−ヘキサメチル−2H−アントラセ
ン−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造6、ただしR1、R2、R3
、R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒド
ロキシ、X及びYは炭素、ZはC(CH3)2、m=n=1)
上記化合物106a(108mg,0.23mmol)のエタノール(3.0
mL)溶液へ、NaOH(100mg)及び水(3.0mL)を加えた。この混
合物を70℃で4時間加熱し、次いで室温に冷却し、1N−HClで酸性とし、
そしてEtOAc(20mL)で抽出した。有機層を水(2x10mL)、食塩
水(2x10mL)で洗い、そしてMgSO4で乾燥した。溶媒を留去し、残渣
をアセトン−水で3回再結晶して、幾何学的に純粋な標記の酸106bを得た(
56%)。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.25(m,3H,2
ArH及び1つのビニル性H)、6.38(d,J=16Hz,1H)、6.2
7(d,J=12Hz,1H)、5.80(s,1H)、2.55(t,J=4
.5Hz,2)、2.32(s,3H,CH3)、1.78(t,J=4.0H
z,2H)、1.69(s,4H)、1.3(s,18H)。
例12.チャートIIによる化合物107bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−2,3,5,6,7,8−ヘキ
サヒドロ−3,5,5,8,8−ペンタメチルシクロペンタ[b]ナフタレン−
1−イリデン]ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造6、ただしR1、R2、R3、R4
及びR19はメチル、R5、R6、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X及び
Yは炭素、ZはCHCH3、m=1、n=0)
標記の酸を2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3,5,5,8,8−ペ
ンタメチルシクロペンタ[b]ナフタレン−1−オンから製造した。上のナフタ
レン−1−オンの製造法を下記する。塩化アルミニウムの存在下、クロトン酸と
1,2,3,4−テトラヒドロ−1,1,4,4−テトラメチルナフタレンのフ
リーデル−クラフツアルキル化によって対応するエノンを製造し、次いでこれを
PPAを用い110℃で2時間環化してナフタレン−1−オンとした。次いで例
10及び11と同様にして化合物107bを得た。Rf=0.25(ヘキサン中
40%のエーテル)、融点216−218℃、1H−NMR(400MHz,C
DCl3)d7.66(s,1H,ArH)、7.54(dd,J=15.1,
11.6Hz,1H,オレフィン)、7.22(s,1H,ArH)、6.31
(d,J=15.1Hz,1H,オレフィン)、6.27(d,J=11.6H
z,1H,オレフィン)、5.82(s,1H,オレフィン)、3.20(m,
1H)、2.99(m,1H,アリル)、2.42(m,4H,CH3,アリル
)、1.71(s,4H,2CH2)、1.33(m,6H,2CH3)、1.3
0(m,9H,3CH3)。
例13.チャートIIによる化合物108bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−3,5,6,7−テトラヒドロ
−5,5,7,7−テトラメチル−2H−5−インダセン−1−イリデン]ヘキ
サ−2,4−ヂエン酸(構造6、ただしR1、R2、R3、R4及びR19はメチル、
R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X、Y及びZは
炭素、m=n=0)
標記の酸は、例10及び11と同様にして5,5,7,7−テトラメチル−3
,5,6,7−テトラヒドロ−2H−5−インダセン−1−オンから製造した。
このインダセン−1−オンは、インダンを出発物質として用いること以外は、例
5における1,2,3,6,7,8−ヘキサヒドロ−1,1,3,3−テトラメ
チルシクロペンタ[b]ナフタレン−5−オンの製造と同様にして製造した。化
合物108b:Rf=0.35(ヘキサン中50%エーテル)、融点159−1
61℃、1H−NMR(400MHz,CDCl3)d,7.52(dd,J=1
5.4,12.9Hz,1H,オレフィン)、7.43(s,1H,ArH)、
7.06(s,1H,ArH)、6.31(d,J=15.4Hz,1H,オレ
フィン)、6.28(d,J=12.9Hz,1H,オレフィン)、5.83(
s,
1H,オレフィン)、2.95(m,2H,CH2、ベンジル)、2.88(m
,2H,CH2、アリル)、2.40(s,3H,CH3)、1.96(s,2H
,CH2)、1.34(m,6H,2CH3)、1.32(s,6H,2CH3)
。
例14.チャートIIIによる化合物109aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−3,4,5,6,7,8
−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2H−アントラセン−1−イ
リデン]ヘキサ−2,4−ジエノエート(構造7、ただしR1、R2、R3、R4及
びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はエトキシ、
X,Y及びZは炭素、m=n=1)
3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2
H−アントラセン−1−オン(512mg,2mmol,例1で製造)のMeO
H(10ml)溶液に、0℃でNaBH4(76mg,2mmol)を加えた。
反応混合物をその温度で30分撹拌し、次いでNH4Clの飽和水溶液(5ml
)でクエンチし、エーテル(50ml)で抽出し、乾燥(MgSO4)し、そし
て減圧下で濃縮して対応する3環状アルコールを得た。これは更に精製を行わず
使用した。MeOH(5ml)中の上記アルコール(516mg,2mmol)
に、25℃でPh3P−HBr(686mg,2mmol)を加えた。この混合
物を85℃で5時間加熱した。溶媒を除去し、ついでヘキサン(100ml)を
加え、得られる白色の固体を濾過して純粋の3,4,5,6,7,8−ヘキサヒ
ドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2H−アントラセン−1−トリフェニル
ホスフォニウムブロミド(697mg,60%)を得た。
THF(8ml)中の上記ホスフォニウム塩(581mg,1mmol)の溶
液へ、0℃でn−BuLi(0.4ml,2.5M,1mM)を加え、生成した
暗赤色の溶液をその温度で30分撹拌して、イリド体を得た。この新しく製造し
たイリド体に、エチル(2E,4E)−3−メチル−5−ホルミルペンタ−2,
4−ジエノエートを加えた。[このエチルジノエート体は、0℃でTHF(5m
l)中の触媒(168mg,1mmol)としての安息香酸を用い、エチル−3
−メチル−4−オキソクロトネートと(トリフェニルホスフォラニリデン)アセ
トアルデヒドをベンゼン中85℃で3時間縮合し、得られた混合物をこの温度で
30分撹拌して得た。反応混合物をNH4Cl(10ml)でクエンチし、エー
テ
ル(50ml)で抽出し、乾燥(MgSO4)し、濃縮し、そしてクロマトグラ
フィー精製(ヘキサン中10%のエーテル)して純粋の標記化合物109a(3
72mg,95%)を得た。Rf=0.52(ヘキサン中10%のエーテル)、1
H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.58(s,1H,ArH)、7
.04(dd,J=11.2,15.0Hz,1H,オレフィン)、7.02(
s,1H,ArH)、6.69(d,J=11.2Hz,1H,オレフィン)、
6.39(d,J=15.0Hz,1H,オレフィン)、5.79(s,1H,
オレフィン)、4.16(q,2H,OCH2)、2.75(t,J=6.1H
z,2H,CH2、ベンジル)、2.68(t,J=5.9Hz,2H,CH2、
アリル)、2.36(s,3H,CH3)、1.85(m,2H,CH2)、16
5(s,4H,2CH2)、1.31(s,6H,2CH3)、1.25(m,9
H,3CH3)。
例15.チャートIIIによる化合物109bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−3,4,5,6,7,8−ヘキ
サヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2H−アントラセン−1−イリデン
]ヘキサ−2,4−ジエン酸(構造7、ただしR1、R2、R3、R4及びR19はメ
チル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X,Y及
びZは炭素、m=n=1)
例2で使用した標準条件を用いて化合物109aの加水分解を行い標記の酸を
製造した。化合物109b:Rf=0.25(ヘキサン中50%のエーテル)、
融点230−231℃、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.60(
s,1H,ArH)、7.09(dd,J=1.2,15.0Hz,1H,オレ
フィン)、7.03(s,1H,ArH)、6.70(d,J=11.2Hz,
1H,オレフィン)、6.43(d,J=15.0Hz,1H,オレフィン)、
5.82(s,1H,オレフィン)、2.77(t,J=6.1Hz,2H,C
H2,ベンジル)、2.70(t,J=5.9Hz,2H,CH2,アリル)、2
.37(s,3H,CH3)、1.86(m,2H,CH3)、1.67(s,4
H,2CH2)、1.31(s,6H,2CH3)、1.26(s,6H,2CH3
)。
例16.チャートIIIによる化合物110aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−2,3,5,6,7,8
−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン
−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエノエート(構造7、ただしR1、R2、R3
、R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はエ
トキシ、X,Y及びZは炭素、m=1、n=0))
例14のNaBH4還元工程における3,4,6,7,8−ヘキサヒドロ−5
,5,8,8−テトラメチル−2H−アントラセン−1−オンの代わりに2,3
,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルシクロペンタ
[b]−1−オン[アメリカ特許2,815,382(1957)]を用いるこ
と以外は、化合物59aの製造と同様にして標記の化合物を製造した。化合物1
10a:融点128−129℃、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7
.47(s,1H,Ar)、7.23(s,1H,ArH)、6.85(dd,
J=11.3,15.2Hz,1H,オレフィン)、6.62(d,J=11.
3Hz,1H,オレフィン)、6.31(d,J=15.2Hz,1H,オレフ
ィン)、5.75(s,1H,オレフィン)、4.17(q,2H,OCH2)
、3.05−2.85(m,4H,2CH2,ベンジル及びアリル)、2.45
(s,3H,CH3)、1.65(s,4H,CH2)、1.28(s,6H,2
CH3)、1.27(m,9H,3CH3)。
例17.チャートIIIによる化合物110bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−2,3,5,6,7,8−ヘキ
サヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン−1−
イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸(構造7、ただしR1、R2、R3、R4及び
R19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、
X,Y及びZは炭素、m=1、n=0)
例2における標準的加水分解条件を用いる化合物110aの加水分解によって
、標記化合物を製造した。化合物110b:融点200−202℃。1H−NM
R(400MHz,CDCl3)δ7.47(s,1H,ArH)、7.23(
s,1H,ArH)、6.92(dd,J=11.3,15.1Hz,1H,オ
レフィン)、6.63(d,J=11.3Hz,1H,オレフィン)、6.35
(d,J=15.1Hz,1H,オレフィン)、5.79(s,1H,オレフィ
ン)、3.02−2.91(m,4H,2CH2,ベンジル及びアリル)、2.
37(s,
3H,CH3)、1.67(s,4H,2CH2)、1.30(s,6H,2CH3
)、1.27(s,6H,2CH3)。
例18.チャートIIIによる化合物111aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−1,2,3,6,7,8
−ヘキサヒドロ−1,1,3,3−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン
−5−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエノエート(構造7、ただしR1、R2、R3
、R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はエ
トキシ、X,Y及びZは炭素、m=0、n=1)
例14のNaBH4還元工程における出発ケトン体として1,2,3,6,7
,8−ヘキサヒドロ−1,1,3,3−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタ
レン−1−オン(このケトン体の製造は例5に記載)を用いること以外は、化合
物59aの製造と同様にして標記化合物を製造した。化合物111a:Rf=0
.84(ヘキサン中10%のエーテル)、1H−NMR(400MHz,CDC
l3)δ7.4(s,1H,ArH)、7.07(dd,J=15.0,11.
3Hz,1H,オレフィン)、6.86(s,1H,ArH)、6.75(d,
J=11.3Hz,1H,オレフィン)、6.42(d,J=15.0Hz,1
H,オレフイン)、5.81(s,1H,オレフィン)、4.15(q,2H,
OCH2)、2.82(t,J=6.0Hz,2H,CH2)、ベンジル)、2.
73(t,J=5.71Hz,2H,CH2、アリル)、2.38(s,3H,
CH3)、1.91(s,CH2,2H)、1.89(m,2H,CH2)、1.
32(s,6H,2CH3)、1.30(m,9H,3CH3)。
例19.チャートIIIによる化合物111bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−1,2,3,6,7,8−ヘキ
サヒドロ−1,1,3,3−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン−5−
イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸(構造7、ただしR1、R2、R3、R4及び
R19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、
X,Y及びZは炭素、m=0、n=1)
例2で使用の標準的還元条件を用いてエステル体111aの加水分解を行い、
標記の化合物を製造した。得られた酸111b:Rf=0.40(ヘキサン中3
0%のエーテル)、融点207−209℃、1H−NMR(400MHz,CD
C
l3)δ7.41(s,1H,ArH)、7.10(dd,J=15.1,11
.3Hz,1H,オレフィン)、6.87(s,1H,ArH)、6.77(d
,J=11.3Hz,1H,オレフィン)、6.45(d,J=15.0Hz,
1H,オレフィン)、5.84(s,1H,オレフィン)、2.83(t,J=
6.0Hz,2H,CH2,ベンジル)、2.73(t,J=5.7Hz,2H
,CH2)、アリル)、2.40(s,3H,CH3)、1.91(s,2H,C
H2)、1.88(m,2H,CH2)、1.34(s,6H,2CH3)、1.
30(s,6H,2CH3)。
例20.チャートI及びIIIによる化合物112aの製造
エチル(2Z,4E)−3−メチル−6−[(E)−1,2,3,6,7,8
−ヘキサヒドロ−1,1,3,3−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン
−5−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエノエート(構造7、ただしR1、R2、R3
、R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はエ
トキシ、X,Y及びZは炭素、m=0、n=1)
例18の化合物111a製造における副産物として、標記の化合物を得た。化
合物112a:Rf=0.85(ヘキサン中10%のエーテル)、1H−NMR
(400MHz,CDCl3)δ7.92(d,J=15.2Hz,1H,オレ
フィン)、7.46(s,1H,ArH)、7.12(dd,J=15.2,1
1.2Hz,1H,オレフィン)、6.90(d,J=11.2Hz,1H,オ
レフィン)、6.86(s,1H,ArH)、5.82(s,1H,オレフィン
)、4.20(q,2H,OCH2)、2.90(t,J=5.9Hz,2H,
CH2,ベンジル)、2.75(t,J=5.7Hz,2H,CH2,アリル)、
2.10(s,3H,CH3)、1.95(s,2H,CH2)、1.93(m,
2H,CH2)、1.32(s,6H,2CH3)、1.30(m,9H,3CH3
)。
例21.チャートIによる化合物112bの製造
(2Z,4E)−3−メチル−6−[(E)−1,2,3,6,7,8−ヘキ
サヒドロ−1,1,3,3−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン−5−
イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸(構造7、ただしR1、R2、R3、R4及び
R19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、
X,Y及びZは炭素、m=0、n=1)
例2に記載の標準的還元条件を用い、化合物112aを加水分解して標記化合
物を製造した。化合物112b:Rf=0.50(ヘキサン中30%のエーテル
)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.85(d,J=15.2H
z,1H,オレフィン)、7.46(s,1H,ArH)、7.12(dd,J
=15.2,11.3Hz,1H,オレフィン)、6.90(d,J=11.3
Hz,1H,オレフィン)、6。86(s,1H,ArH)、5.69(s,1
H,オレフィン)、2.82(t,J=6.1Hz,2H,CH2,ベンジル)
、2.23(t,J=5.9Hz,2H,CH2,アリル)、2.14(s,3
H,CH3)、1.91(s,2H,CH2)、1.89(m,2H,CH2)、
1.25(s,6H,2CH3)、1.22(s,6H,2CH3)。
例22.チャートIIによる化合物113bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−3,4,5,6,7,8−ヘキ
サヒドロ−4,4,5,5,8,8−ヘキサメチル−2H−アントラセン−1−
イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸(構造7、ただしR1、R2、R3、R4及び
R19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、
X及びYは炭素、ZはC(CH3)2、m=n=1)
(2E,4E,6Z)−異性体(例10及び11)に記載の2−[(E)−3
,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2H−4,4,5,5,8,8−ヘキサ
メチルアントラセン−1−イリデン]エタノールから出発して標記化合物を製造
した。化合物113b:1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.59(
s,1H,Ar)、7.08(d,J=12Hz,1H)、7.0(s,1H,
Ar)、6.7(d,J=12Hz,1H)、6.28(d,J=12Hz,1
H)、5.82(s,1H)、2.7(t,J=4.5Hz,2H)、2.37
(s,3H,CH3)、1.68(t,J=4.0Hz,2H)、1.66(s
,4H)、1.3(s,18H)。
例23.チャートIによる化合物114aの製造
エチル(2E,4E,6E)−3−メチル−6−[1,2,3,4,7,8,
9,10−オクタヒドロ−1,1,4,4−テトラメチル−6H−ナフトシクロ
ヘプテン−10−イル]ヘキサ−2,4,6−トリエノエート(構造7、ただし
R1、R2、R3、R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水
素、
R15はエトキシ、X、Y及びZは炭素、m=1、n=2)
例14及び15に概説した化合物59aと59bの代表的製造法に従い、チャ
ートIによって1−ベンゾスベロン(アルドリッチ)から標記エステルを製造し
た。化合物114a:Rf=0.5(5%EtOAc−ヘキサン)、1H−NM
R(400MHz,CDCl3)δ7.11(s,1H,ArH)、7.00(
s,1H,ArH)、6.99(m,1H,オレフィン)、6.33(d,J=
16Hz,1H,オレフィン)、6.21(d,J=16Hz,1H,オレフィ
ン)、5.80(s,1H,オレフィン)、4.20(m,2H,−OCH 2C
H3)、2.67(d,J=16Hz,4H,2CH2)、2.39(s,3H,
CH3)、1.78(s,4H,2CH2)、1.68(s,4H,2CH2)、
1.33(m,15H,4CH3−CH2CH 3)。
例24.チャートIによる化合物111bの製造
(2E,4E,6E)−3−メチル−6−[1,2,3,4,7,8,9,1
0−オクタヒドロ−1,1,4,4−テトラメチル−6H−ナフトシクロヘプテ
ン−10−イル]ヘキサ−2,4,6−トリエン酸(構造7、ただしR1、R2、
R3、R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15は
ヒドロキシ、X、Y及びZは炭素、m=1、n=2)
例2に述べた標準的加水分解方法に従い、エステル体114aから標記化合物
を製造した。化合物114b:Rf=0.3(15%EtOAc−ヘキサン)、
融点244−246℃、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.12(
s,1H,ArH)、7.02(m,1H,オレフィン)、7.00(s,1H
,ArH)、6.38(d,J=16Hz,1H,オレフィン)、6.25(d
,J=16Hz,1H,オレフィン)、5.85(s,1H,オレフィン)、2
.72(t,J=16Hz,2H,CH2)、2.62(t,J=16Hz,2
H,CH2)、2.40(s,3H,CH3)、1.80(m,4H,2CH2)
、1.68(s,4H,2CH3)、1.31(s,6H,2CH3)、1.30
(s,6H,2CH3)。
例25.チャートIによる化合物115aの製造
エチル(2Z,4E,6E)−3−メチル−6−[1,2,3,4,7,8,
9,10−オクタヒドロ−1,1,4,4−テトラメチル−6H−ナフトシクロ
ヘプテン−10−イル]ヘキサ−2,4,6−トリエノエート(構造7、ただし
R1、R2、R3、R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水
素、R15はエトキシ、X、Y及びZは炭素、m=1、n=2)
化合物114a(例23)の合成における副生物として、標記の化合物を製造
した。標記化合物115a:Rf:0.3(15%EtOAc−ヘキサン)、1
H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.82(d,J=16Hz,1H
,オレフィン)、7.12(s,1H,ArH)、7.00(s,1H,ArH
)、6.38(d,J=16Hz,1H,オレフィン)、5.68(s,1H,
オレフィン)、4.15(q,J=8Hz,2H,−OCH 2CH3)、2.65
(d,J=16Hz,4H,2CH2)、2.28(d,3H,CH3)、1.7
2(s,4H,2CH2)、1.68(s,4H,2CH2)、1.23(s,6
H,2CH3)、1.27(s,6H,2CH3)、0.9(t,J=8Hz,3
h,−0CH2CH 3)。
例26.チャートIによる化合物115bの製造
(2Z,4E,6E)−3−メチル−6−[1,2,3,4,7,8,9,1
0−オクタヒドロ−1,1,4,4−テトラメチル−6H−ナフトシクロヘプテ
ン−10−イル]ヘキサ−2,4,6−トリエン酸(構造7、ただしR1、R2、
R3、R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15は
ヒドロキシ、X、Y及びZは炭素、m=1、n=2)
例2に述べた加水分解を用いて、エステル体115aから標記化合物を製造し
た。化合物115b:Rf=0.5(10%MeOH−CHCl2)、1H−NM
R(400MHz,CDCl3)δ7.76(d,J=16Hz,1H,オレフ
ィン)、7.11(s,1H,ArH)、7.04(m,1H,オレフィン)、
6.99(s,1H,ArH)、6.32(d,J=16Hz,1H,オレフィ
ン)、5.69(s,1H,オレフィン)、2.65(d,J=16Hz,4H
,2CH2)、2.10(s,3H,CH3)、1.65(s,4H,2CH2)
、1.27(s,6H,2CH3)、1.31(s,6H,2CH3)。 例27
.チャートIによる化合物116bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−3,5,6,7−テトラヒドロ
−5,5,7,7−テトラメチル−2H−インダセン−1−イリデン]ヘキサ−
2,4−ジエン酸(構造7、ただしR1、R2、R3、R4及びR19はメチル、R5
、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X、Y及びZは炭素
、m=n=0)
例19における化合物59bと同様にして、5,5,7,7−テトラメチル−
3,5,6,7−テトラヒドロ−2H−5−インダセン−1−オンから標記の酸
を製造した。化合物116b:Rf=0.36(ヘキサン中50%のエーテル)
、無晶形物質、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.27(s,1H
,ArH)、7.02(s,1H,ArH)、6.92(dd,J=15.1,
12.5Hz,1H,オレフィン)、6.68(a,J=12.5Hz,1H,
オレフィン)、6.35(d,J=15.1Hz,1H,オレフィン)、5.8
9(s,1H,オレフィン)、3.02(m,2H,CH2)、2.98(m,
1H,CH2)、2.38(s,3H,CH3)、1.94(s,2H,CH2)
、1.32(s,6H,2CH3)、1.30(s,6H,2CH3)。
例28.チャートIによる化合物117aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−3,4,5,6,7,8
−ヘキサヒドロ−10−ニトロ−5,5,8,8−テトラメチル−2H−アント
ラセン−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエノエート(構造7、ただしR1、
R2、R3、R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8及びR10は水素、R9はニ
トロ、R15はエトキシ、X、Y及びZは炭素、m=n=1)
例1に記載と類似の方法を用いて、10−ニトロ−1,2,3,4,5,6,
7,8−オクタヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルアントラセン−1−オン
(例8)から標記化合物を製造した。化合物117aは黄色の油として得られた
。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.72(s,1H,芳香族)、
7.01(dd,J=15.1,11.2Hz,1H,オレフィン)、6.72
(d,J=11.2Hz,1H,オレフィン)、6.46(d,J=15.1H
z,1H,オレフィン)、5.84(s,1H,オレフィン)、4.19(q,
J=7.1Hz,2H,−OCH2)、2.67(br t,J=5.6Hz,
2H,CH2)、2.55(t,J=6.3Hz,2H,CH2)、2.37(d
,J=1.0Hz,3H,CH3,アリル)、1.85(見掛上5重線、J=6
.3Hz,2H,CH2)、1.75(m,2H,CH2)、1.67(m,2H
,CH2)、1.
35(s,6H,2CH3)、1.32(s,6H,2CH3)、1.30(t,
J=7.1Hz,3H,CH3 エチル)。
例29.チャートIによる化合物117bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−3,4,5,6,7,8−ヘキ
サヒドロ−10−ニトロ−5,5,8,8−テトラメチル−2H−アントラセン
−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸(構造7、ただしR1、R2、R3、
R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8及びR10は水素、R9はニトロ、R15
はヒドロキシ、X、Y及びZは炭素、m=n=1)
例2に述べた標準的加水分解条件を用い、化合物117aから標記化合物を製
造した。化合物117bは黄色固体として得られた(収率75%)。1H−NM
R(400MHz,CDCl3)δ7.73(s,1H,芳香族)、7.02(b
r t,1H,オレフィン)、6.70(d,J=11.1Hz,1H,オレフ
ィン)、6.49(d,J=14.9Hz,1H,オレフィン)、5.86(s
,1H,オレフィン)、2.68(br t,2H,CH2)、2.55(br
t,2H,CH2)、2.36(s,3H,CH3アリル)、1.86(m,2
H,CH2)、1.74(m,2H,CH2)、1.69(m,2H,CH2)、
1.35(s,6H,2CH3)、1.32(s,6H,2CH3)。
例30.チャートIによる化合物118bの製造
(2Z,4E)−3−メチル−6−[(E)−3,4,5,6,7,8−ヘキ
サヒドロ−10−ニトロ−5,5,8,8−テトラメチル−2H−アントラセン
−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸(構造7、ただしR1、R2、R3、
R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8及びR10は水素、R9はニトロ、R15
はヒドロキシ、X、Y及びZは炭素、m=n=1)
例2に記載の条件を用いたエステル体の加水分解後の化合物117a(例28
)の合成の副産物として得た。化合物118b:1H−NMR(400MHz,
CDCl3)δ7.91(d,J=15.2Hz,1H,オレフィン)、7.7
4(s,1H,芳香族)、7.02(br t,1H,オレフィン)、6.81
(d,J=11.4Hz,1H,オレフィン)、5.78(br s,1H,オ
レフィン)、2.67(br t,J=6.2Hz,2H,CH2)、2.55
(t,J=6.2Hz,2H,CH2)、2.11(s,3H,CH,アリル)
、1.85(m,
2H,CH2)、1.74(m,2H,CH2)、1.68(m,2H,CH2)
、1.35(s,6H,2CH3)、1.32(s,6H,2CH3)。
例31.チャートI及びIIによる化合物119bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−2,3,6,7,8,9−ヘキ
サヒドロ−6,6,9,9−テトラメチルベンゾ[g]クロメン−4−イリデン
]ヘキサ−2,4−ジエン酸(構造7、ただしR1、R2、R3、R4及びR19はメ
チル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X及びY
は炭素、Zは酸素、m=n=1)
例7に記載と同様にして、(E,Z)−(クロメン−4−イリデン)アセトニ
トリル(550mg,3.5mmol)の異性体混合物を(E)−(2,3,6
,7,8,9−ヘキサヒドロ−6,6,9,9−テトラメチルベンゾ[g]クロ
メン−4−イリデン)アセトニトリルに変換した。粗製の褐色固体をフラッシュ
クロマトグラフィー(20%EtOAc/ヘキサン)処理して、淡黄色固体の3
環性のニトリル体を得た(511mg,1.82mmol,52%)。1H−N
MR(400MHz,CDCl3)δ7.4(s,1H)、6.82(s,1H
)、5.7(s,1H)、4.25(t,2H)、3.0(t,2H)、1.6
7(s,4H)、1.26(s,6H)、1.24(s,6H)。
この3環性のニトリル(1.85g,6.6mmol)を、THFの代わりに
溶媒としてCH2Cl2を用いて(E)−(2,3,6,7,8,9−ヘキサヒド
ロ−6,6,9,9−テトラメチルベンゾ[g]クロメン−4−イリデン)アセ
トアルデヒドに変換した。粗製の褐色の油をフラッシュクロマトグラフィー(2
0%EtOAc/ヘキサン)で精製し、アルデヒドを黄色/オレンジ色の固体と
して得た(640mg,2.3mmol,40%)。1H−NMR(400MH
z,CDCl3)δ10.12(d,1H),7.6(s,1H)、6.82(
s,1H),6.55(d,1H)、4.30(t,2H)、3.25(t,2
H)、1.68(s,4H)、1.25(s,12H)。
次いでこの3環性のアルデヒド(640mg,2.2mmol)をエチル(2
E,4E)−及び(2Z,4E)−3−メチル−6−[(E)−2,3,6,7
,8,9−ヘキサヒドロ−6,6,9,9−テトラメチルベンゾ[g]クロメン
−4−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエノエート混合物に変換した。n−BuL
i
の代わりにNaHを用い、そして2当量のホスフォネートと塩基を用いた。この
アルデヒドを0℃で加え、15℃で1時間加温した。水性の処理物(そしてEt2
O抽出したもの)は黄色油状のエステル体(820mg,2.08mmol,
93%)であった。フラッシュクロマトグラフィー(8%EtOAc/ヘキサン
)処理し、黄色固体としてトランス異性体を得た(191mg)。1H−NMR
(400MHz,CDCl3)δ7.55(s,1H)、6.95(dd,1H
)、6.8(s,1H)、6.72(d,1H)、6.42(d,1H)、5.
80(s,1H)、4.20(m,4H)、2.8(t,2H)、2.36(s
,3H)、1.68(s,4H)、1.3(t,3H)、1.27(s,12H
)。
例7の方法を用いて上記のエステル(191mg,0.48mmol)を標記
の酸に変換した。化合物119bは、黄色固体として得られた(168mg,4
5mmol,96%)、TLC Rf=0.20(40%Et2O/ヘキサン)
融点198.2℃、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.55(s,
1H)、6.95(dd,1H)、6.8(s,1H)、6.72(d,1H)
、6.42(d,1H)、5.80(s,1H)、4.20(m,2H),2.
8(t,2H)、2.36(s,3H)、1.68(s,4H)、1.27(s
,12H)。
例32.チャートII及びIVによる化合物120bの製造
(2Z,4E)−3−メチル−6−[(E)−2,3,6,7,8,9−ヘキ
サヒドロ−6,6,9,9−テトラメチルベンゾ[g]クロメン−4−イリデン
]ヘキサ−2,4−ジエン酸(構造7、ただしR1、R2、R3、R4及びR19はメ
チル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X及びY
は炭素、Zは酸素、m=n=1)
例31に記載のエステル混合物をフラッシュクロマトグラフィー(8%EtO
Ac/ヘキサン)で精製し、黄色油状のエチル(2Z,4E)−3−メチル−6
−[(E)−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−6,6,9,9−テトラ
メチルベンゾ[g]クロメン−4−イリデン]ヘキサ−2,4−ジエノエートを
得た(131mg)。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.95(d
,1H)、7.58(s,1H)、6.95(dd,1H)、6.85(d,1
H)、6.80(s,1H)、5.67(s,1H)、4.20(m,4H)、
2.8
(t,2H)、2.10(s,3H)、1.68(s,4H)、1.3(t,3
H)、1.27(s,12H)。
例2に記載の方法を用い、上記のエステル(131mg,0.33mmol)
を標記の酸に変換した。酸120aは黄色油状固体として得られた(108mg
,29.7mmol,90%)。TLC Rf=0.28(40%Et2O/ヘ
キサン)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.95(d,1H)、
7.58(s,1H)、6.95(d,1H)、6.85(d,1H)、6.8
0(s,1H)、5.67(s,1H)、4.20(m,2H)、2.8(t,
2H)、2.10(s,3H)、1.68(s,4H)、1.27(s,12H
)。
例33.チャートI及びIIによる化合物121bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−2,3,6,7,8,9−ヘキ
サヒドロ−2,2,6,6,9,9−ヘキサメチルベンゾ[g]クロメン−4−
イリデン]ヘキサ−2,4−ジエン酸(構造7、ただしR1、R2、R3、R4、R7
、R8及びR19はメチル、R5、R6、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、
X及びYは炭素、Zは酸素、m=n=1)
例31に記載の方法を用い、2−[(E)−3,4,5,6,7,8−ヘキサ
ヒドロ−2,2,5,5,8,8−ヘキサメチルナフト(2,3−b)−1、2
−ピラン−4−イリデン]エタニトリル(500mg,1.6mmol)をCH2
Cl2中のDIBALで還元して、対応するアルデヒドを得た。水性処理により
得た2−(E)−[3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2,2,5,5,
8,8−ヘキサメチルナフト(2,3−b)−1、2−ピラン−4−イリデン]
アセトアルデヒドをフラッシュクロマトグラフィー(8%EtOAc/ヘキサン
)で精製して、淡黄色固体を得た(220mg,0.71mmol,収率45%
)。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ10.1(d,1H)、7.5
2(s,1H)、6.8(s,1H)、6.60(d,1H)、3.05(s,
2H)、1.70(s,4H)、1.4(s,6H)、1.25(s,12H)
。
例23に記載と類似の方法で、上記のアルデヒドを対応するトリエステルに変
換した。水性処理物は黄色の油で、これは放置するに従って部分的に固化した。
フラッシュクロマトグラフィー(20%EtOAc/ヘキサン)によりエチル(
2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−5,6,7,8−テトラヒドロ−
5,5,8,8−テトラメチルナフチル(2,3−b)2,2−ジメチルピラン
−4−イル]ヘキサ−2,4−ジエノエートを明るい黄色の固体として得た(1
15mg,0.27mmol,収率83%)。1H−NMR(400MHz,C
DCl3)δ7.50(s,1H)、6.95(dd,1H)、6.75(m,
2H)、6.45(d,1H)、5.8(s,1H)、4.10(m,2H)、
2.66(s,1H)、2.39(s,3H)、1.65(s,4H)、1.3
3(s,6H)、1.31(t,3H)、1.30(s,6H)、1.25(s
,6H)。
上記のエステル(60.5mg,0.143mmol)を、例2に記載の方法
を用いて対応する酸に加水分解し標記の化合物を明るい黄色固体として得た(5
0mg,0.127mmol,88%)。TLC Rf=0.10(20%Et
OAc/ヘキサン)、融点224℃、1H−NMR(400MHz,CDCl3)
δ7.50(s,1H)、7.02(dd,1H)、6.79(d,1H)、6
.75(s,1H)、6.50(d,1H)、5.87(s,1H)、2.66
(s,2H)、2.40(s,3H)、1.68(4s,3H)、1.38(s
,6H)、1.30(s,6H)、1.25(s,6H)。
例34.チャートVによる化合物122aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−(3,4,5,6,7,8−ヘキサ
ヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルアントラセン−1−イル)ヘキサ−2,
4−ジエノエート(構造20、ただしR1、R2、R3、R4、及びR19はメチル、
R5、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はエトキシ、X、Y及びZは炭素、m
=n=1)
トリメチルホスフォノアセテート(5.68g,31mmol)のTHF(1
5ml)溶液へ、n−BuLi(9.3ml,2.5M,23mM)を0℃で滴
下し、得られた溶液をその温度で30分撹拌した。3,4,5,6,7,8−ヘ
キサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−2H−アントラセン−1−オン(
2.0g,7.8mmol)のTHF(10ml)溶液を25℃で加え、該混合
物をその温度で30分撹拌した。例1に詳記した標準的な処理方法を行い、次い
で生成物をカラムクロマトグラフィー(ヘキサン中10%のエーテル)で精製し
てメチル(3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメ
チルアントラセン−1−イル)アセテート(1.33g,55%)を得た。1H
−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.15(s,1H,ArH)、7.
04(s,1H,ArH)、5.94(br t,1H,オレフィン)、3.6
8(s,2H,OCH3)、3.43(s,2H,CH2)、2.74(t,J=
7.9Hz,2H,CH2,ベンジル)、2.31(m,CH2、2H,アリル)
、1.66(s,4H,2CH2)、1.27(s,12H,4CH3)。
上記メチルエステルのCH2Cl2(5ml)溶液へ、−78℃でDIBAL(
1ml,1M,1.0mM)を滴下した。得られた混合物を−78℃で30分撹
拌し、次いで室温まで加温し、そして例1記載の標準処理方法を行った。対応す
るアルデヒドをクロマトグラフィー(ヘキサン中10%のエーテル)で精製して
、純粋の(3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメ
チルアントラセン−1−イル)−アセトアルデヒド(140mg,50%)を得
た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ9.64(t,J=2.6Hz
,1H,CHO)、7.07(s,1H,ArH)、7.03(s,1H,Ar
H)、5.98(br t,1H,オレフィン)、3.44(s,2H,CH2
)、2.77(t,J=9.7Hz,2H,CH2,ベンジル)、2.35(m
,2H,CH2、アリル)、1.66(s,4H,2CH2)、1.27(s,6
H,2CH3)、1.26(s,6H,2CH3)。
上記のアルデヒドを、例1の化合物51aについて記載したようにジエチル3
−エトキシカルボニル−2−メチル−2−プロペニルホスフェートのアニオンと
カップリングさせて標記の化合物122aを得た。Rf=0.25(ヘキサン中
10%のエーテル)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.15(s
,1H,ArH)、7.09(s,1H,ArH)、6.07(m,2H,オレ
フィン)、5.85(s,1H,オレフィン)、5.65(br t,1H,オ
レフィン)、4.02(q,2H,OCH2)、3.12(br d,2H,C
H2,アリル)、2.61(t,J=7.8Hz,2H,CH2、ベンジル)、2
.30(s,3H,CH3)、2.09(m,2H,CH2、アリル)、1.60
(s,4H,2CH2)、1.27(s,6H,2CH3)、1.24(s,6H
,2CH3)、0.98(t,J=7.0Hz,3H,CH3)。
例35.チャートVによる化合物122bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−(3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ
−5,5,8,8−テトラメチルアントラセン−1−イル)ヘキサ−2,4−ジ
エン酸(構造20a、ただしR1、R2、R3、R4、及びR19はメチル、R5、R7
、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X、Y及びZは炭素、m=n=
1)
例2に記載の標準的条件を用いて化合物122aを加水分解し標記の化合物を
製造した。化合物122bは融点171−173℃、1H−NMR(400MH
z,CDCl3)δ7.15(s,1H,ArH)、7.06(s,1H,Ar
H)、6.26(m,2H,オレフィン)、5.81(brt,1H,オレフィ
ン)、5.74(s,1H,オレフィン)、3.30(brs,2H,CH2、
アリル)、2.72(t,J=8.0Hz,2H,CH2,ベンジル)、2.2
7(m,2H,CH2,アリル)、2.26(s,3H,CH3)、1.66(s
,4H,2CH2、1.25(s,6H,2CH3)、1.24(s,6H,2C
H3)。
例36.チャートVによる化合物123bの製造
(3E,5E)−3−メチル−6−(3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ
−5,5,8,8−テトラメチルアントラセン−1−イル)ヘキサ−2,4−ジ
エン酸(構造20b、ただしR1、R2、R3、R4、及びR19はメチル、R5、R6
、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X、Y及びZは炭素、m
=n=1)
例34及び35の化合物122aの加水分解における副産物として、標記の化
合物を製造した。化合物123bはRf=0.30(ヘキサン中50%のエーテ
ル)、融点183−185℃、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.
32(s,1H,ArH)、7.10(s,1H,ArH)、7.07(d,J
=10.8Hz,1H,オレフィン)、6.78(dd,J=15.8,10.
8Hz,1H,オレフィン)、6.43(d,J=15.8Hz,1H,オレフ
ィン)、6.15(brt,1H,オレフィン)、3.15(s,2H,CH2
,α−メチレン)、2.69(t,J=7.5Hz,2H,CH2,ベンジル)
、2.30(m,2H,CH2,アリル)、1.90(s,3H,CH3)、1.
68(s,4H,2CH2)、1.30(s,6H,2CH3)、1.29(s,
6H,2CH3)。
例37.チャートVIによる化合物124aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−(1,2,3,4,5,6,7,8
−オクタヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルアントラセン−1−イル)ヘキ
サ−2,4−ジエノエート(構造22、ただしR1、R2、R3、R4、及びR19は
メチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はエトキシ、X、Y及
びZは炭素、m=n=1)
[(E)−3,4,5,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テ
トラメチル−2H−アントラセン−1−イリデン]エタニトリル(56mg,0
.2mmol;例1)のEtOAc(5ml)溶液に5mgの10%Pd−Cを
加え、この反応混合物を水素ガス1気圧で3時間処理した。触媒を濾去し、有機
溶媒を濃縮して、本質的に純粋な飽和ニトリルを得、これは更に精製することな
く次の反応に用いた。次いでこの飽和ニトリルに対し、例1に記載と類似の条件
でDIBAL還元およびウイティッヒカップリング反応を順次行い、カラムクロ
マトグラフィー後に標記化合物124aを得た。Rf=0.55(ヘキサン中1
0%のエーテル)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.09(s,
1H,ArH)、6.98(s,1H,ArH)、6.20(m,1H,オレフ
ィン)、6.12(d,J=15.7Hz,1H,オレフィン)、5.70(s
,1H,オレフィン)、4.13(q,2H,OCH2)、2.85(m,1H
,CH)、2.79(brt,2H,CH2,ベンジル)、2.60(m,1H
,CH,アリル)、2.37(m,1H,CH,アリル)、2.30(s,3H
,CH3)、1.80(m,2H,CH2,メチレン)、1.65(m,2H,C
H2,メチレン)、1.63(s,6H,2CH2)、1.27(s,6H,2C
H3)、1.26(s,6H,2CH3)、1.26(t,J=6.8Hz,3H
,CH3)。
例38.チャートVIによる化合物124bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−(1,2,3,4,5,6,7,8−オク
タヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルアントラセン−1−イル)ヘキサ−2
,4−ジエン酸(構造22、ただしR1、R2、R3、R4、及びR19はメチル、R5
、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X、Y及びZは炭
素、m=n=1)
例2の標準的条件を用いて化合物104aを加水分解し、標記の酸124bを
得た。Rf=0.48(ヘキサン中50%のエーテル)、融点178−179℃
、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.07(s,1H,ArH)、
6.
98(s,1H,ArH)、6.23(m,1H,オレフィン)、6.15(d
,J=15.6Hz,1H,オレフィン)、5.72(s,1H,オレフィン)
、2.86(m,1H)、2.70(brt,2H,CH2,ベンジル)、2.
60(m,1H,アリル)、2.42(m,1H,アリル)、2.30(s,3
H,CH3)、1.80(m,2H,CH2,メチレン)、1.68(m,2H,
CH2,メチレン)、1.64(s,4H,2CH2)、1.25(s,6H,2
CH3)、1.24(s,6H,2CH3)。
例39.チャートVIによる化合物125aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−(1,2,3,5,6,7,8−ヘ
プタヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン−1
−イル)ヘキサ−2,4−ジエノエート(構造22、ただしR1、R2、R3、R4
、及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はエトキ
シ、X、Y及びZは炭素、m=1、n=0)
出発物質として2−[(E)−2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,
5,8,8−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン−1−イリデン)エタ
ニトリルを用いること以外は、化合物124aの製造と類似の方法で標記の化合
物を製造した。出発物質のニトリルは、2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ
−5,5,8,8−テトラメチルシクロペンタ[b]インダン−1−オン(アメ
リカ特許2、815、382(1957))とシアノメチルホスフォネートのナ
トリウムアニオンの縮合により製造した。標記化合物125aはRf=0.50
(ヘキサン中10%のエーテル)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ
7.15(s,1H,ArH)、7.12(s,1H,ArH)、6.20(m
,1H,オレフィン)、6.15(d,J=15.7Hz,1H,オレフィン)
、5.69(s,1H,オレフィン)、4.14(q,2H,OCH2)、3.
15(m,1H,CH)、2.85(m,1H,ベンジル)、2.75(m,1
H,ベンジル)、2.65(m,1H,アリル)、2.32(m,1H,アリル
)、2.27(s,3H,CH3)、2.20(m,1H,メチレン)、1.6
9(m,1H,メチレン)、1.65(s,4H,2CH2)、1.26(s,
6H,2CH3、1.24(m,9H,3CH3)。
例40.チャートVIによる化合物125aの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−(1,2,3,5,6,7,8−ヘプタヒ
ドロ−5,5,8,8−テトラメチルシクロベンタ[b]ナフタレン−1−イル
)ヘキサ−2,4−ジエン酸(構造22、ただしR1、R2、R3、R4、及びR19
はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X、
Y及びZは炭素、m=1、n=0)
例2の標準的条件を用い化合物125aを加水分解して標記化合物を製造した
。化合物125bは、Rf=0.48(ヘキサン中50%のエーテル)、融点1
169−170℃、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.16(s,
1H,ArH)、7.12(s,1H,ArH)、6.24(m,1H,オレフ
ィン)、6.18(d,J=15.7Hz,1H,オレフィン)、5.72(s
,1H,オレフィン)、3.18(m,1H,メチン)、2.85(m,1H,
ベンジル)、2.78(m,1H,ベンジル)、2.65(m,1H,アリル)
、2.33(m,1H,アリル)、2.29(s,3H,CH3)、2.17(
m,1H,メチレン)、1.70(m,1H,メチレン)、1.65(s,4H
,2CH2)、1.27(s,6H,2CH3)、1.25(s,6H,2CH3
)。
例41.チャートVIによる化合物126aの製造
エチルる(2E,4E)−3−メチル−6−[1,2,3,4,7,8,9,
10−オクタヒドロ−1,1,4,4−テトラメチル−6H−ナフトシクロヘプ
タン−10−イル]ヘキサ−2,4−ジエノエート(構造22、ただしR1、R2
、R3、R4、及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R1 5
はエトキシ、X、Y及びZは炭素、m=1、n=2)
乾燥THF(16mL)中のジエチルシアノメチルホスフォネート(11.0
g)へ、25℃でNaH1.97gを加えた。この溶液を50分撹拌し、次いで
乾燥THF(5mL)中の1−ベンゾスベロン(アルドリッチ)4gを加えた。
80℃で12−16時間加温反応させ、室温に冷却し、飽和NH4Cl溶液へ注
いだ。生成物をEtOAcで抽出し、水と食塩水で洗い、MgSO4で乾燥し、
濾過し、そして濃縮した。粗生成物をクロマトグラフィー(SiO2、10%E
tOAc−ヘキサン)で精製して(E)−2−[2−シアノメテニル]ベンゾス
バラン4.1gを得た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.12−
7.32(m,4H,ArH)、5.31(s,1H,オレフィン)、2.75
−2.
78(m,4H,2CH2)、1.90(m,2H,CH2)、1.80(m,2
H,CH2)。CH2Cl2(20mL)とジクロロジメチルヘキサン(3.1g
)中の(E)−2−[2−シアノメテニル]ベンゾスバラン(2.1g)へ、2
5℃で三塩化アルミニウム3.06gを加えた。この混合物を10分撹拌し、水
中へ注ぎ、生成物を20%EtOAc−ヘキサンで抽出した。有機層を水と食塩
水で洗い、MgSO4で乾燥し、濾過し、濃縮した。クロマトグラフィー(Si
O2、ヘキサン)で精製して1.8gの純粋の2−[1,1,4,4−テトラメ
チル−1,2,3,4,7,8,9,10−オクタヒドロ−6H−ナフトシクロ
ヘプタン−10−イル]シアノメチレンを得た。1H−NMR(400MHz,
CDCl3)δ7.02(s,1H,ArH)、7.01(s,1H,ArH)
、5.30(s,1H,CH)、2.78(t,J=12Hz,2H,CH2)
、2.70(t,J=12Hz,2H,CH2)、1.85(m,2H,CH2)
、1.75(m,2H,CH2)、1.60(s,4H,2CH2)、1.27(
s,6H,2CH3)、1.23(s,6H,2CH3)。
CH2Cl2(8ml)中の上記のニトリル(614mg,2.10mmol)
へ−78℃でDIBAL(1.5モル溶液;1.68mL)を加えた。この混合
物を−78℃で20分撹拌し、次いで酒石酸カリソーダ溶液へ注ぎ、1N−HC
lで酸性とし、生成物をエーテルで抽出した。エーテル層を水と食塩水で洗い、
MgSO4で乾燥し、濾過し、濃縮した。粗生成物をシリカゲルフラッシュクロ
マトグラフィー(ヘキサン中5%のEtOAc)で精製して412mgの[1,
2,3,4,7,8,9,10−オクタヒドロ−1,1,4,4−テトラメチル
−6H−ナフトシクロヘプタン−10−イル]エタノールを得た。1H−NMR
(400MHz,CDCl3)δ10.12(d,J=12Hz,1H,CHO
)、7.12(s,1H,ArH)、7.00(s,1H,ArH)、6.10
(d,J=12Hz,1H,オレフィン)、2.92(t,J=16Hz,2H
,CH2)、2.72(t,J=16Hz,2H,CH2)、1.87(m,2H
,CH2)、1.80(m,2H,CH2)、1.68(s,4H,CH2)、1
.27(s,6H,2CH3),1.23(s,6H,2CH3。
EtOAc(3ml)中のアルデヒド(150mg)へ、15mgの10%P
d/Cを加え、混合物を水素ガス雰囲気で2時間撹拌し、次いでシリカゲルプラ
グを通して濾過し、濃縮して140mgの(1,2,3,4,7,8,9,10
−オクタヒドロ−1,1,4,4−テトラメチル−6H−ナフトシクロヘプタン
−10−イル)エタナールを得た。Rf=0.4(ヘキサン中10%のEtOA
c)1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ9.80(s,1H,CHO)
、6.95(s,1H,ArH)、6.90(s,1H,ArH)、3.70(
m,2H,CH2)、3.50(m,1H,CH)、3.00(m,2H,CH2
)、2.6−2.8(m,2H,CH2)、1.80(m,4H,2CH2)、1
.60(s,4H,2CH2)、1.32(s,6H,2CH3)、1.28(s
,6H,2CH3)。
14mLの乾燥した無水THF−DMPU(2:1)中のトリエチル3−メチ
ル−4−ホスフォノクロトネート(372mg)へ、−78℃でn−BuLiの
THF溶液(2.5M)0.57mLを加えた。これを−78℃で10分撹拌し
、次いで乾燥THF(3mL)中の上記の(1,1,4,4−テトラメチル−1
,2,3,4,7,8,9,10−オクタヒドロ−6H−ナフトシクロヘプテン
−10−イル)エタナール(140mg)を加えた。反応物を−78℃で更に1
0分間撹拌し、次いで室温まで加温した。反応物を飽和NH4Clへ注ぎ、生成
物をエーテルで抽出した。エーテル層を水と食塩水で洗い、MgSO4で乾燥し
、濾過し、濃縮した。粗生成物を分取TLC(SiO2、ヘキサン中5%のEt
OAc)で精製して140mgの標記のエステル126aを得た。Rf=0.6
(ヘキサン中5%のEtOAc)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ
6.99(s,2H,ArH)、6.13(m,2H,オレフィン)、5.65
(s,1H,オレフィン)、4.12(m,2H,−OCH 2CH3)、2.91
(m,2H,CH2)、2.81(t,J=16Hz,2H,CH2)、2.70
(m,1H,CH)、2.56(m,2H,CH2)、1.68(s,4H,2
CH2)、1.20−1.30(m,15H,OCH2CH 3+4CH3)。少量(
40mg)の対応するZ,E−異性体もまた得られた。
例42.チャートVIによる化合物126bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[1,1,4,4−テトラメチル−1,2
,3,4,7,8,9,10−オクタヒドロ−6H−ナフトシクロヘプタン−1
0−イル]ヘキサ−2,4−ジエノン酸(構造22、ただしR1、R2、R3、R4
、
及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキ
シ、X、Y及びZは炭素、m=1、n=2)
例2に記載の標準的方法により化合物126a(15mg)を加水分解した。
標記化合物をEtOAc−ヘキサンから結晶化して8.2mgの126bを得た
。Rf=0.3(ヘキサン中15%のEtOAc)、1H−NMR(400MH
z,CDCl3)δ7.00(s,2H,ArH)、6.19(m,2H,オレ
フィン)、5.70(s,1H,オレフィン)、2.91(m,2H,CH)、
2.80(t,J=16Hz,2H,CH2)、2.70(m,1H,CH)、
2.51(m,2H,CH2)、2.21(s,3H,CH3)、1.70(m,
4H,2CH2)、1.61(s,4H,2CH2)、1.20−1.22(m,
12H,4CH3)。
例43.チャートVIによる化合物127aと127bの製造
エチル(2Z,4E)−3−メチル−6−[1,2,3,4,7,8,9,1
0−オクタヒドロ−1,1,4,4−テトラメチル−6H−ナフトシクロヘプタ
ン−10−イル]ヘキサ−2,4−ジエノエート(構造22、ただしR1、R2、
R3、R4、及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15
はエトキシ、X、Y及びZは炭素、m=1、n=2)
例41の少量の副生物から製造した。化合物127aはRf=0.6(ヘキサ
ン中5%のEtOAc)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.66
(d,J=16Hz,1H,オレフィン)、6.98(s,2H,ArH)、6
.13(m,1H,オレフィン)、5.58(s,1H,オレフィン)、4.4
2(m,2H,OCH 2CH3)、2.91(m,2H,CH)、2.81(t,
J=8Hz,2H,CH2)、2.74(m,1H,CH)、2.61(m,2
H,CH2)、2.00(s,3H,CH3)、1.65(m,4H,2CH2)
、1.62(s,4H,2CH2)、1.30−1.32(m,1H,OCH2CH 3
+4CH3)。
(2Z,4E)−3−メチル−6−[1,2,3,4,7,8,9,10−オ
クタヒドロ−1,1,4,4−テトラメチル−6H−ナフトシクロヘプタン−1
0−イル]ヘキサ−2,4−ジエノン酸(構造22、ただしR1、R2、R3、R4
、及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロ
キシ、
X、Y及びZは炭素、m=1、n=2)
この化合物は、例2に記載の加水分解法によって127aから製造した。この
化合物127bはRf=0.3(ヘキサン中15%のEtOEc)、1H−NM
R(400MHz,CDCl3)δ7.66(d,J=16Hz,1H,オレフ
ィン)、6.99(s,1H,ArH)、6.25(m,1H,オレフィン)、
5.50(s,1H,オレフィン)、2.91(m,2H,CH2)、2.80
(m,2H,CH2)、2.70(m,1H,CH)、2.55(m,2H,C
H2)、2.00(s,3H,CH3)、1.63(m,4H,2CH2)、1.
60(s,4H,CH2)、1.20−1.22(m,12H,CH3)。
例44.チャートIとVIによる化合物128bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5
,8,8−テトラメチルナフチル(2,3−b)−2,2−ジメチルピラン−4
−イル]ヘキサ−2,4−ジエン酸(構造22、ただしR1、R2、R3、R4、R7
、R8及びR19はメチル、R5、R6、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、
X及びYは炭素、Zは酸素、m=n=1)
[(E)−3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2,2,5,5,8,8
−ヘキサメチルナフト(2,3−b)−1,2−ピラン−4−イリデン]エタニ
トリル(400mg,1.30mmol;例8)を、例1に記載の方法によって
対応するアルデヒドに変換した。フラッシュクロマトグラフィー(10%EtO
Ac/ヘキサン)を行い、淡黄色固体として[(E)−3,4,5,6,7,8
−ヘキサヒドロ−2,2,5,5,8,8−ヘキサメチルナフド(2,3−b)
−1,2−ピラン−4−イリデン]アセトアルデヒドを得た(220mg,0.
70mmol,54%)。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ10.1
(d,1H)、7.53(s,1H)、6.8(s,1H)、6.60(d,1
H)、3.05(s,2H)、1.65(s,4H)、1.40(s,6H),
1.27(s,6H)、1.25(s,6H)。
上記のアルデヒド(220mg,0.70mmol)を、例41に記載の方法
と類似の方法を用いて水素添加した。TLC(10%EtOAc/ヘキサン、モ
リブデン酸セリウム)は、2コの生成物を示した。濾過と濃縮で得た黄色の油(
140mg)をフラッシュクロマトグラフィー(10%EtOAc/ヘキサン)
で精製し、透明の油として[3,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2,2,
5,5,8,8−ヘキサメチルナフト(2,3−b)−1,2−ピラン−4−イ
ル]アセトアルデヒドを得、これを放置すると固化した(39mg,0.12m
mol,収率18%)。Rf=0.43(20%EtOAc/ヘキサン)、1H
−NMR(400MHz,CDCl3)δ9.9(t,1H)、7.00(s,
1H),6.7(s,1H)、3.45(m,1H)、3.05(dd,1H)
、2.70(dd,1H)、2.00(dd,1H)、1.65(s,4H)、
1.60(dd,1H)、1.31(s,6H)、1.26(s,6H)、1.
24(s,6H)。例1に記載の方法を用い、上記の飽和アルデヒド(39mg
,0.124mmol)をジエチル3−エトキシカルボニル−2−メチル−2−
プロペニルホスフォネートとカップリングさせた。もとの条件の代わりに、全体
で1.5当量のホスフォネートとナトリウムハイドライドを用いた。水性の処理
物をフラッシュクロマトグラフィー(20%EtOAc/ヘキサン)処理して、
エチル(2E,4E)−及び(2Z,4E)−3−メチル−6−[5,6,7,
8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルナフチル(2,3−b)−2
,2−ジメチルピラン−4−イル]ヘキサ−2,4−ジエノエートの混合物を透
明な油として得た(38mg,0.089mmol,収率73%)。1H−NM
Rは、本品はトランス体の多い2:1比率の異性体であることを示した。これら
異性体のクロマトグラフィーでの分離は不可能で、以下の反応には粗製の混合物
として用いた。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.79(d,1H
)、7.15(s,2H)、6.7(s,2H)、6.20(m,1H)、6.
15(m,2H)、5.7(d,1H)、5.6(d,1H)、4.10(m,
4H)、2.95(m,2H)、2.90(m,2H)、2.50(m,1H)
、2.40(m,1H)、2.10(s,3H)、2.00(s,3H)、1.
82(m,2H)、1.62(s,8H)、1.60(dd,2H)、1.31
(t,6H)、1.29(s,12H)、1.26(s,12H)、1.24(
s,12H)。
上記のエステル混合物(38mg,0.089mmol)を、例2に記載の標
準的方法によって加水分解した。(2E,4E)−及び(2Z,4E)−3−メ
チル−6−[5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルナ
フチル(2,3−b)−2,2−ジメチルピラン−4−イル]ヘキサ−2,4−
ジエン酸の混合物が淡黄色固体として単離された(34mg,0.86mmol
,96%)。1H−NMRは、本品はトランス体の多い2:1比率の異性体であ
ることを示した。粗製物のサンプル5mgをHPLC(MeOH/10mM酢酸
アンモニウム)で精製し、油状の黄色固体として標記の酸(128a)2.4m
gを得た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.15(s,1H)、
6.7(s,1H)、6.22(m,2H)、5.75(s,1H)、2.90
(m,2H)、2.40(m,1H)、2.30(s,3H)、1.82(m,
1H)、1.65(s,4H)、1.60(dd,1H)、1.29(s,6H
)、1.26(s,6H)、1.24(s,6H)。
例45.チャートIとIIによる化合物129bの製造
(2Z,4E)−3−メチル−6−[5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5
,8,8−テトラメチルナフチル(2,3−b)−2,2−ジメチルピラン−4
−イル]ヘキサ−2,4−ジエン酸(構造22、ただしR1、R2、R3、R4、R7
、R8及びR19はメチル、R5、R6、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、
X及びYは炭素、Zは酸素、m=n=1)
例44の(2E,4E)−及び(2Z,4E)−3−メチル−6−[5,6,
7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルナフチル(2,3−b)
−2,2−ジメチルピラン−4−イル]ヘキサ−2,4−ジエン酸の混合物をH
PLC(MeOH/10mM酢酸アンモニウム)で精製し、標記の酸を油状の黄
色固体として得た(2.2mg)。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ
7.65(d,1H)、7.15(s,1H)、6.7(s,1H)、6.20
(m,1H),5.68(s,1H)、2.95(m,2H)、2.50(m,
1H)、2.00(s,3H)、1.82(m,1H)、1.62(s,4H)
、1.60(dd,1H)、1.29(s,6H),1.26(s,6H),1
.24(s,6H)。
例46.チャートIVとVIによる化合物130bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5
,8,8−テトラメチルナフチル(2,3−b)ピラン−4−イル]ヘキサ−2
,4−ジエン酸(構造22、ただしR1、R2、R3、R4及びR19はメチル、R5
、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X及びYは炭素、Z
は酸
素、m=n=1)
THF(50m)中のジエチルシアノメチルホスフォネート(13.1g,7
4.3mmol)の撹拌溶液へ、−20℃で窒素中でn−BuLi(2.5Mへ
キサン溶液の29.5ml)を滴下した。得られた白色の粘性の混合物を1.5
時間撹拌し、THF(30ml)中の4−クロマノン(10.0g,67.6m
mol,アルドリッチ)で処理した。濁ったオレンジ色の溶液を氷水浴中で撹拌
した後、45分間室温に加温した。反応混合物のTLC(20%EtOAc/ヘ
キサン、モリブデン酸セリウム)は、Rf=0.23と0.36に、2つの生成
物のスポット形成を示した。反応混合物に飽和塩化アンモニウムを滴下してクエ
ンチした。水性処理物(及びEtOAc抽出物)を、シリカゲルプラグで濾過し
て過剰のホスフォネートを除去し、黄色の油として4−シアノメチリデンベンゾ
ピラン(トランス体の多い4:1比の)混合物を得た(10.1g,59.1m
mol,87%)。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ8.35(dd
,1H)、7.5(d,1H)、7.32(m,2H)、7.0(m,1H)、
6.9(m,2H)、5.73(s,1H)、5.17(s,1H)、4.3(
m,4H)、3.0(dd,2H)、2.75(dd,2H)。
上記ニトリル(3.06g,17.9mmol)のEtOAc(25ml)溶
液へ10%パラジウム炭素(600mg)を加えた。この均一混合物を水素雰囲
気におき、25℃で16時間撹拌した。反応混合物を濾過し溶媒を除去し、バラ
色の油として4−シアノメチルベンゾピランを得た(2.97g,17.2mm
ol,96%)。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.16(m,2
H)、6.9(dd,1H)、6.83(d,1H)、4.2(m,2H)、3
.25(m,1H)、2.82(dd,1H),2.6(dd,1H)、2.3
(m,1H)、2.15(m,1H)。
1,2−ジクロエタン(25ml)中の上記のニトリル(2.9g,16.8
mmol)と2,5−ジクロロ−2,5−ジメチルヘキサン(3.1g,16.
8mmol)へ、25℃で三塩化アルミニウム(3.1g,16.8mmol)
を分割添加した。発熱反応物を2時間撹拌し、オレンジ色の混合物を氷に注いだ
。水性処理物(EtOAc抽出)を再結晶(MeOH/水)し、白色針状晶とし
て[5,6,7,8−テトラヒドロ−5、5、8、8−テトラメチルナフチル−
(2,3−b)ピラン−4−イル]シアノメタンを得た(3.0g,10.6m
mol,63%).1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.05(s,
1H)、6.77(s,1H)、4.15(m,2H)、3.22(m,1H)
、2.6(dd,1H)、2.3(dd,1H)、2.25(m,1H)、1.
95(m,1H)、1.65(s,4H)、1.25(s,12H)。
上記の3環性ニトリル(1.3g,4.6mmol)のTHF(25ml)溶
液へ、−78℃で窒素下でDIBAL(1.0M−CH2Cl2溶液の3ml)を
滴下した。この混合物を30分撹拌し、25℃に加温し、16時間撹拌した。反
応混合物に飽和塩化アンモニウム、続いて1N−HClおよび酒石酸カリソーダ
を加えてクエンチした。抽出物(EtOAc)は、淡黄色固体の[5,6,7,
8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルナフチル(2,3−b)ピラ
ン−4−イル]アセトアルデヒド(1.2g,4.2mmol,91.5%)で
あった。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ9.90(t,1H)、7
.00(s,1H)、6.75(s,1H)、4.15(m,1H)、3.45
(m,1H)、2.93(dd,1H)、2.73(dd,1H)、2.20(
m,1H)、1.80(m,1H)、1.62(s,4H)、1.26(s,6
H)、1.24(s,6H)。
ジエチル3−エトキシカルボニル−2−メチル−2−プロペニルホスフォネー
ト(475mg,1.80mM)のTHF(10ml)溶液に、−78℃で窒素
下でn−BuLi(2.5Mヘキサン溶液の0.75ml)を加えた。この混合
物を−20℃で40分加温し、上記のアルデヒド(467mg,1.63mmo
l)のTHF(1ml)溶液を一度に加えた。反応混合物を0℃で1時間撹拌し
、そして飽和塩化アンモニウムでクエンチした。抽出処理物(EtOAc)は、
黄色油状のエチル(2E,4E)−及び(2Z,4E)−3−メチル−6−[5
,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルナフチル(2,3
−b)ピラン−4−イル]ヘキサ−2,4−ジエノエートであった。フラッシュ
クロマトグラフィー)(20%EtOAc/ヘキサン)により、淡黄色油状のエ
ステル混合物(400mg,1.01mmol,62.9%)を得た。1H−N
MRは、トランス体の多い3:1比率の異性体を示した。これらの異性体はクロ
マトグラフィー処理では分けることができず、混合物として以下の反応に用いた
。1H
−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.6(d,1H)、7.05(s,
2H)、6.72(s,1H)、6.25(m,3H)、5.75(s,1H)
,5.65(s,1H)、4.15(m,8H)、2.90(m,2H),2.
71(m,2H),2.42(m,2H)、2.30(s,3H)、2.05(
m,2H)、2.03(s3H)、1.8(m,2H)、1.62(s,8H)
、1.30(t,6H),1.28(s,12H)、1.25(s,12H)。
エタノール(5ml)中のエステル混合物(400mg,1.01mmol)
を60%エタノール/水溶液(5ml)中の水酸化ナトリウム(500mg,1
2.5mmol)で処理し、3時間還流させた。反応混合物を25℃に冷却し、
水で希釈し、1N−HClで酸性とし、そしてEtOAcで抽出して(2E,4
E)及び(2Z,4E)−3−メチル−6−[5,6,7,8−テトラヒドロ−
5,5,8,8−テトラメチルナフチル(2,3−b)ピラン−4−イル]ヘキ
サ−2,4−ジエン酸の混合物(284mg,78mmol,78%)を淡黄色
固体として得た。再結晶(MeOH/水)し灰色の固体(74mg)として13
0bを得た。TLC,Rf=0.24(20%EtOAc/ヘキサン)、融点1
95.6℃、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.05(s,1H)
,6.72(s,1H)、6.25(m,2H)、5.75(d,1H)、4.
15(dd,2H)、2.90(m,1H)、2.71(m,1H)、2.42
(m,1H)、2.30(s,3H)、2.05(m,1H)、1.8(m,1
H),1.62(s,4H)、1.26(s,6H),1.24(s,6H)。
例47.チャートIVとVIによる化合物131bの製造
(2Z,4E)−3−メチル−6−[5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5
,8,8−テトラメチルナフチル(2,3−b)ピラン−4−イル]ヘキサ−2
,4−ジエン酸(構造22、ただしR1、R2、R3、R4及びR19はメチル、R5
、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X及びYは炭素、Z
は酸素、m=n=1)
例46の第二の母液を濃縮して黄色の油を得た。1H−NMRにより、対応す
る(2Z,4E)酸としての構造を確認した。このもののGC分析は89%の幾
何学的純度を示し、残部は(2E,4E)異性体であった。化合物131bのT
CLはRf=0.23(20%EtOAc/ヘキサン)であった。1H−NMR
(4
00MHz,CDCl3)δ7.60(d,1H)、7.05(s,1H)、6
.72(s,1H)、6.25(m,1H),5.65(m,1H)、4.18
(dd,2H)、2.95(m,1H)、2.71(m,1H)、2.50(m
,1H)、2.05(m,1H)、2.03(s,3H)、1.8(m,1H)
、1.62(s,4H)、1.26(s,6H),1.24(s,6H)。
例48.チャートVIIによる化合物132bと133bの製造
(+)−(2E,4E)−3−メチル−6−(1,2,3,4,5,6,7,
8−オクタヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルアントラセン−1−イル)ヘ
キサ−2,4−ジエン酸(構造28、ただしR1、R2、R3、R4及びR19はメチ
ル、R5、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X、Y及びZは炭
素、m=n=1)。なお上記の絶対立体化学は任意的のものである。
エステル18(R1、R2、R3及びR4はメチル、R5、R7、R8、R9及びR10
は水素、X、Y及びZは炭素)(例34で製造)(740mg,2.49mmo
l)をEtOAc(5.0mL)に溶かし、Pd/C10%(20mg)を加え
た。この混合物を水素雰囲気で12時間撹拌した。これをセライトのパッドで濾
過し、過剰のEtOAcで完全に洗った。溶媒を留去して730mg(収率98
%)のエステルを得た。メチル(R,S)−2−(1,2,3,4,5,6,7
,8−オクタヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルアントラセン−1−イル)
アセテート:1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.07(s,1H,
Ar)、6.99(s,1H,Ar)、3.72(s,3H,OCH3)、3.
30(m,1H)、2.72(m,3H)、2.53(dd,J=9.9,8.
2Hz,1H)、1.89(m,1H)、1.79(m,2H)、1.75(m
,1H)、1.75(s,4H)、1.24(s,12H)。
上記のエステル(730mg,2.44mmol)をTHF(5.0mL)に
溶かし、LiOH(2.0M水溶液の2.0mL)を加えた。この混合物を室温
で40時間撹拌し、次いで1N−HClを用いて酸性とし、EtOAcで抽出し
た。有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、蒸発させて、対応する酸を白色固
体として得た(収率88%)。粗製の酸(648mg,2.16mmol)をジ
クロロメタン(5.0mL)に溶かし、ジメチルホルムアミドを一滴加えた。オ
キサリルクロリド(0.380mL,4.32mM)を滴下し、次いでCO2の
発生
が止むまで(〜2時間)室温で撹拌した。溶媒を留去し、残渣を高真空(〜0.
1mmHg)で乾燥して、対応する酸塩化物すなわち(R,S)−2−(1,2
,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルアン
トラセン−1−イル)−アセチルクロライドを得た(689mg).
50mLの丸底フラスコを火炎乾燥させ、(S)−4−ベンジル−2−オキサ
ゾリジノン(576mg,3.25mmol)と無水THF(10mL)を入れ
た。この溶液を−78℃に冷却し、n−BuLi(2.1mL,ヘキサン中1.
55M)を加えた。この溶液を−78℃で30分撹拌し、そして上記の酸塩化物
のTHF(10mL)溶液をゆっくりと加えた。撹拌を30分続け、そして混合
物を室温まで加温した。5分後に反応混合物を−78℃に冷却し、塩化アンモニ
ニウムの飽和溶液でクエンチし、そしてEtOAc(2x20mL)で抽出した
。有機層を水(2x10mL)と食塩水(2x10mL)で洗い、MgSO4で
乾燥した。溶媒を留去して、対応するアミドのジアステレオ異性体の混合物を得
(収率70%)、これをクロマトグラフィーで分離した(ヘキサン:EtOAc
=95;5)。極性の低いアミド:1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ
7.36−7.22(m,5H,Ar)、7.18(s,1H,Ar)、6.9
9(s,1H,Ar)、4.71(m,1H)、4.18(m,2H)、3.4
2(m,1H),3.35(dd,J=14.9,3.9Hz,1H)、3.2
9(s,1H)、3.27(s,1H)、2.80(d,J=12Hz,1H)
,2.80(d,J=12Hz,1H)、2.75(m,2H)、1.90(m
,2H)、1.76(m,2H)、1.65(s,4H)、1.26(s,6H
)、1。24(s,6H).極性の高いアミド:1H−NMR(400MHz,
CDCl3)δ7.36−7.22(m,5H,Ar)、7.00(s,1H,
Ar)、4.73(m,1H)、4.20(m,2H)、3.50(m,1H)
、3.34(m,2H)、3.20(m,1H)、2.75(m,3H)、1.
90(m,2H)、1.75(m,2H)、1.66(s,4H)、1.28(
s,6H)、1。27(s,6H)。
上記の極性の高いアミド(190mg,4.13mmol)のTHF(10.
0mL)溶液を−78℃に冷却した。LiAlH4(1.0M−TFH溶液の0
.425mL)を−78℃で加え、30分撹拌し、0℃に加温した。混合物を水
(0.1mL)、NaOH(15%,0.1mL)、及び水(0.3mL)でク
エンチし、そしてEtOAc(30mL)で抽出した。有機層をMgSO4で乾
燥し、溶媒を留去した。粗製の残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン
:EtOAc=4:1)で精製して、61mgの所望のアルコールすなわち(+
)−2−(1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−5、5、8、8−
テトラメチルアントラセン−1−イル)エタン−1−オール(収率55%)[α
]D+12.7(c:0.59,CHCl3)を得た。
上記のアルコール(60mg,0.21mmol)をジクロロメタン(5.0
mL)に溶かし、Dess-Martin試薬(2x135mg,0.63mmol)を2
回に分けて加え、そし60分撹拌した。重炭酸ソーダの飽和溶液(3.0mL)
を加え、次いで固形のチオ硫酸ソーダを加えた。この混合物を激しく撹拌し、ジ
クロメタンで抽出した。有機層を水(2x5mL)、食塩水(2x5mL)で洗
い、MgSO4で乾燥した。溶媒を留去し、残渣を短いシリカゲルクロマトグラ
フィーカラムで精製して48mgの所望のアルデヒド、すなわち(+)−2−(
1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−5,5,8,8−テトラメチ
ルアントラセン−1−イル)エタン−1−オールを得た(収率81%)。
上記のアルデヒドを、ラセミ体について述べた方法(例37及び38)と類似
の方法を用いて、標記の化合物に変換した。化合物132bは[α]D+16.
2(c:0.36,CHCl3)であった。このものの1H−NMRスペクトルは
、ラセミ体124bのそれと区別できなかった。
(−)−(2E,4E)−3−メチル−6−(1,2,3,4,5,6,7,
8−オクタヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルアントラセン−1−イル)ヘ
キサ−2,4−ジエン酸(133b)(構造29、ただしR1、R2、R3、R4及
びR19はメチル、R5、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X、
Y及びZは炭素、m=n=1)。
標記の化合物はヂアステレオマー、すなわち化合物132bの製造に用いた上
記の極性の低いアミドから製造した。化合物133bの[α]は−16.4(c
:0.33,CHCl3)であった。このものの1H−NMRデータは、ラセミ体
124bのそれと区別できなかった。
例49.チャートVIIIによる化合物134aの製造
メチル(2E)−3−メチル−6−(1,2,3,4,6,7,8,9−オク
タヒドロ−6,6,9,9−テトラメチルアントラセン−1−イル)ヘキサ−2
−エノエート(構造32、ただしR1、R2、R3、R4及びR19はメチル、R5、
R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はメトキシ、X、Y及びZは炭素、m
=n=1)
例37の化合物124aの製造の中間体である(1,2,3,4,6,7,8
,9−オクタヒドロ−6,6,9,9−テトラメチルアントラセン−1−イル)
アセトアルデヒドを、ジエチル(2−オキソプロピル)ホスフォネートのナトリ
ウムアニオンと縮合させて(3E)−1−(1,2,3,4,6,7,8,9−
オクタヒドロ−6,6,9,9−テトラメチルアントラセン−1−イル)ペント
−2−エン−4−オンを得た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.
07(s,1H,ArH)、7.00(s,1H,ArH)、6.89(m,1
H,オレフィン)、6.12(d,J=15.9Hz,1H,オレフィン)、2
.94(m,1H,ベンジル)、2.72(brt,2H,CH2、ベンジル)
、2.68−2.47(m,2H,CH2、アリル)、2.26(s,3H,C
H3)、1.82−1.62(m,4H,2CH2)、1.66(s,4H,2C
H2)、1.26(s,6H,2CH3)、1.24(s,6H、2CH3)。
上記のエノン体を、10%Pd炭素を触媒に使って水素添加し、次いで塩基と
してNaHを用いトリメチルホスフォノアセテートと縮合させてメチル(2E)
−3−メチル−6−(1,2,3,4,6,7,8,9−オクタヒドロ−6,6
,9,9−テトラメチルアントラセン−1−イル)ヘキサ−2−エノエートを得
た。Rf=0.25(ヘキサン)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ
7.05(s,1H,ArH)、6.97(s,1H,ArH)、5.69(s
,1H,オレフィン)、3.68(s,3H,OCH3)、2.69(m,3H
,ベンジル)、2.17(s,3H,CH3)、2.16(m,2H,アリル)
,1.81(m,2H,CH2)、1.68(s,4H,2CH2)、1.68−
1.54(m,6H,3CH2)、1.26(s,6H,2CH3)、1.24(
s,6H,2CH3)。
例50.チャートVIIIによる化合物134bの製造
(2E)−3−メチル−6−(1,2,3,4,6,7,8,9−オクタヒド
ロ−6,6,9,9−テトラメチルアントラセン−1−イル)ヘキサ−2−エン
酸(構造32、ただしR1、R2、R3、R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、
R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X、Y及びZは炭素、m=n=1
)
例2に記載の標準的加水分解条件を用い、化合物134aの加水分解によって
標記の化合物を製造した。化合物134a:Rf=0.31(ヘキサン中50%
のエーテル)、融点190−192℃、1H−NMR(400MHz,CDCl3
)δ7.05(s,1H,ArH)、6.98(s,1H,ArH),5.72
(s,1H,オレフィン)、2.71(m,3H,ベンジル)、2.20(m,
1H,アリル)、2.18(s,3H,CH3)、1.82(m,2H,CH2)
、1.75−1.59(m,6H,3CH2)、1.66(s,4H,2CH2)
、1.26(s,6H,2CH3)、1.25(s,6H,2CH3)。
例51.チャートIXによる化合物135aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−2,3,6,7,8,9
−ヘキサヒドロ−6,6,9,9−テトラメチル−1H−シクロペンタ[a]ナ
フタレン−3−イリデン]ヘキサ−2,4−ヂエノエート(構造35、ただしR1
、R2、R3、R4及びR19はメチル、R9及びR10は水素、R15はエトキシ、X
とYは炭素、m=1、n=0)
例1に記載の方法を用い化合物51aで記載と類似の方法で2,3,6,7,
8,9−ヘキサヒドロ−6,6,9,9−テトラメチル−1H−シクロペンタ[
a]ナフタレン−3−オン[これは、例3における2,3,5,6,7,8−ヘ
キサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフテレン−1
−オンの製造で単離された副生物である]から標記の化合物を製造した。化合物
135a:1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.36(d,J=8.
27Hz,1H,ArH)、7.26(d,J=8.27Hz,1H,ArH)
、6.90(dd,J=11.2,15.1Hz,1H,オレフィン)、6.5
9(d,J=11.2Hz,1H,オレフィン)、6.31(d,J=15.1
Hz,1H,オレフィン)、5.78(s,CH,オレフィン)、4。18(q
,J=7.02Hz,2H,OCH2)、3.23(br m,2H,ベンジル
)、2.92(br m,2H,アリル)、2.37(s,3H,CH3)、1
.69(br s,4H,2CH2)、1.36(s,6H,2CH3)、1.3
2(s,
6H,2CH3)、1.31(t,J=7.0Hz,3H,CH3)。 例52.
チャートVIIIによる化合物135bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−2,3,6,7,8,9−ヘキ
サヒドロ−6,6,9,9−テトラメチル−1H−シクロペンタ[a]ナフタレ
ン−3−イリデン]ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造35、ただしR1、R2、R3
、R4及びR19はメチル、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、XとYは炭
素、m=1、n=0)
例2に記載の標準的加水分解条件を用い、化合物135aから標記の化合物を
製造した。この酸135bの融点は195−197℃。1H−NMR(400M
Hz,CDCl3)δ7.30(s,J=8.2Hz,1H,ArH)、7.2
1(d,J=8.2Hz,1H,ArH)、6.88(dd,J=11.3,1
5.1Hz,1H,オレフィン)、6.54(d,J=11.3Hz,1H,オ
レフィン)、6.27(d,J=15.1Hz,1H,オレフィン)、5.74
(s,1H,オレフィン)、3.17(br m,2H,CH2,ベンジル)、
2.86(m,2H,CH2、アリル)、2.32(s,3H,CH3)、1.6
2(br s,4H,2CH2)、1.28(s,6H,2CH3)、1.24(
s,6H,2CH3)。
例53.チャートIXによる化合物136aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−(2,3,6,7,8,9−ヘキサ
ヒドロ−6,6,9,9−テトラメチル−1H−シクロペンタ[a]ナフタレン
−3−イリデン]ヘキサ−2,4−ヂエノエート(構造36、ただしR1、R2、
R3、R4及びR19はメチル、R9及びR10は水素、R15はエトキシ、XとYは炭
素、m=1、n=0)
例37に詳記した化合物124aについて記載と類似の方法で、塩基としてN
aHを用い2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−6,6,9,9−テトラメ
チル−1H−シクロペンタ[a]ナフタレン−3−オン(例51)とシアノメチ
ルホスフォネートの縮合で製造した(2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−
6,6,9,9−テトレメチル−1−シクロペンタ[a]ナフタレン−3−イリ
デン)エタニトリルから標記の化合物を製造した。化合物136a:1H−NM
R(400MHz,CDCl3)δ7.20(d,J=8.0Hz,1H,Ar
H)、
7.03(d,J=8.0Hz,1H,ArH)、6.18(m,2H,2xオ
レフィン)、5.71(s,1H,オレフィン)、4.17(q,J=7.6H
z,2H,OCH2)、3.09(m,2H,CH2,ベンジル)、2.97(m
,1H,ベンジル)、2.67(m,1H,アリル)、2.86(s,3H,C
H3)、2.19(m,1H,アリル)、1.66(m,6H,3CH3)、1.
34(s,6H,2CH3)、1.33(s,6H,2CH3)、1.24(t,
J=7.0Hz,3H,CH3)。
例54.チャートIXによる化合物136bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−(2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ
−6,6,9,9−テトラメチル−1H−シクロペンタ[a]ナフタレン−3−
イリデン]ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造36、ただしR1、R2、R3、R4及
びR19はメチル、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、XとYは炭素、m=
1、n=0)
例2に記載の標準加水分解条件を用い、化合物136aの加水分解により標記
の化合物を製造した。化合物136bの融点は208−210℃、1H−NMR
(400MHz,CDCl3)δ7.22(d,J=8.0Hz,1H,ArH
)、7.03,J=8.0Hz,1H,ArH)、6.22(m,2H,2xオ
レフィン)、5.75(s,1H,オレフィン)、3.10(m,2H,ベンジ
ル)、2.95(m,1H,ベンジル)、2.70(m,1H,アリル)、2.
30(s,3H,CH3)、2.20(m,1H,アリル)、1.66(m,6
H,3CH2)、1.32(s,6H,2CH3)、1.28(s,6H,2CH3
)。
例55.チャートIXによる化合物137aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−1,2,3,4,7,8
,9−ヘプタヒドロ−7,7,9,9−テトラメチルシクロペンタ[f]ナフタ
レン−4−イリデン]ヘキサ−2,4−ヂエノエート(構造35、ただしR1、
R2、R3、R4及びR19はメチル、R9及びR10は水素、R15はエトキシ、XとY
は炭素、m=0、n=1)
例51に記載の方法を用いて1,2,3,4,7,8,9−ヘプタヒドロ−7
,7,9,9−テトラメチルシクロペンタ[f]ナフタレン−4−オン(例5に
おける1,2,3,6,7,8−ヘキサヒドロ−1,1,3,3−テトラメチル
シ
クロペンタ[b]ナフタレン−5−オン製造の際の副生物として単離されたもの
)から製造した。化合物137a:Rf=0.50(ヘキサン中の15%のエー
テル)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.25(d,J=7.9
Hz,1H,ArH)、7.15(dd,J=15.2,11.4Hz,1H,
オレフィン)、7.00(d,J=7.9Hz,1H,ArH)、6.30(d
,J=15.2Hz,1H,オレフィン)、6.14(d,J=11.4Hz,
1H,オレフィン)、5.76(s,1H,オレフィン)、4.16(q,2H
,OCH2)、2.88(t,J=6.4Hz,2H,ベンジル)、2.51(
t,J=6.5Hz,2H,アリル)、2.29(s,3H,CH3)、1.9
1(m,4H,2CH2)、1.42(s,6H,2CH3)、1.29(m,9
H,3CH3)。
例56.チャートIXによる化合物137bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−1,2,3,4,7,8,9−
ヘプタヒドロ−7,7,9,9−テトラメチルシクロペンタ[f]ナフタレン−
4−イリデン]ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造35、ただしR1、R2、R3、
R4及びR19はメチル、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、XとYは炭素、
m=0、n=1)
例2に記載の標準的加水分解条件を用い、化合物137aから標記の化合物を
製造した。化合物137b:Rf=0.45(ヘキサン中の50%エーテル)、
融点176−178℃、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.24(
d,J=7.8Hz,1H,ArH)、7.19(dd,J=15.2,113
Hz,1H,オレフィン)、7.00(d,J=7.9Hz,1H,ArH),
6.33(d,J=15.2Hz,1H,オレフィン)、6.16(J=11.
3Hz,1H,オレフィン)、5.79(s,1H,オレフィン)、2.88(
t,J=6.4Hz,2H,ベンジル)、2.53(t,J=6.4Hz,2H
,アリル)、2.30(s,3H,CH3)、1.93(m,4H,2CH2)、
1.43(s,6H,2CH3)、1.31(m,6H,2CH3)。
例57.チャートXによる化合物138aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−(7,7,10,10−テトラメチ
ル−2,3,4,5,7,8,9,10−オクタヒドロナフト[2,3−6]ア
ゼピニル)ヘキサ−2,4−ヂエノエート(構造40、ただしR1、R2、R3、
R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はエトキ
シ、X、Y及びZは炭素、m=n=1)
EtOH(10ml)及びピリジン(3滴)の中の3,4,5,6,7,8−
ヘキサヒドロ−6,6,9,9−テトラメチル−2H−アントラセン−1−オン
(256mg,1mmol,例1で製造)の溶液に、25℃でH2NOH−HC
l(140mg,2mmol)を加え、得られた混合物を5時間加熱還流した。
混合物を室温まで冷却し、濾紙で濾過し、固形物をヘキサン(50ml)で洗っ
た。この固形物を減圧下で乾燥して純粋のトランス−(3,4,6,7,8−ヘ
キサヒドロ−6,6,9,9−テトラメチル−2H−アントラセン−1−イル)
−オキシム(219mg,84%)を得た。1H−NMR(400MHz,CD
Cl3)δ7.85(s,1H,ArH)、7.05(s,1H,ArH)、2
.76(t,J=6.1Hz,2H,ベンジル)、2.69(t,J=6.0H
z,2H,CH2)、1.85(m,2H,CH2)、1.65(s,4H,2C
H2)、1.32(s,6H,2CH3)、1.30(s,6H,2CH3)。
THF(10ml)中で上記オキシム(271mg,1mmol)を室温にお
いてLiAlH4(3ml,1M,3mM)で処理し、得られた混合物を8時間
加熱還流(80℃)した。反応混合物を0℃に冷却し、酒石酸カリソーダ(10
ml)でクエンチし、EtOAc(100ml)で抽出し、MgSO4で乾燥し
、減圧下で濃縮した。粗製物をクロマトグラフィー処理(ヘキサン中の10%エ
ーテル)して純粋の5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメ
チル−(2,3)−ナフチル−[b]アゼピンを得た(218mg,85%).1
H−NMR(400MHz,CDCl3)δ6.95(s,1H,ArH)、6
.62(s,1H,ArH)、3.01(t,J=6.2Hz,2H,ベンジル
)、2.69(br m,2H,CH2)、1.73(m,2H,CH2)、1.
62(m,2H,CH2)、1.61(s,4H,2CH2)、1.25(s,1
2H,4CH3)。
THF(5ml)中の上記のアゼピン(257mg,1mmol)溶液に0℃
でNaH(80mg,油中60%、2mmol)を加え、得られた混合物を0℃
で30分撹拌した。この溶液へ、THF(5ml)中のエチル(2E,4E)−
3−メチル−6−ブロモヘキサ−2,4−ヂエノエート(233mg,1mmo
l)[例14のエチル(2E,4E)−(3−メチル−5−ホルミル)ペンター
2、4−ジエノエートをNaBH4で還元し、0℃においてPBr3でブロム化し
必要なブロモ化合物とする]を室温で加え、得られた混合物を8時間撹拌した。
例1に記載の標準的処理を行い、ついでクロマトグラフィー精製(ヘキサン中1
0%のエーテル)により標記のエステル(294mg,72%)を得た。Rf=
0.78(ヘキサン中20%のエーテル)、1H−NMR(400MHz,CD
Cl3)δ6.97(s,1H,ArH)、6.75(s,1H,ArH)、6
.32(d,J=15.8Hz,1H,オレフィン)、6.22(dt,J=1
5.8,5.6Hz,1H,オレフィン)、5.72(s,1H,オレフィン)
、4.15(q,J=7.0Hz,2H,OCH2)、3.85(br d,J
=5.6Hz,2H,アリル)、2.86(br t,2H,NCH2)、2.
73(m,2H,ベンジル)、2.25(s,3H,CH3)、1.66(m,
4H,CH2)、1.61(s,4H,2CH2)、1.58(m,2H,CH2
)、1.25(t,J=7.0Hz,3H,CH3)、1.21(s,6H,2
CH3),1.20(s,6H,2CH3)。
例58.チャートXによる化合物138bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−(7,7,10,10−テトラメチル−2
,3,4,5,7,8,9,10−オクタヒドロナフト[2,3−6]アゼビニ
ル)ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造42、ただしR1、R2、R3、R4及びR19
はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X、
Y及びZは炭素、m=n=1)
例2に記載の標準的加水分解条件を用い化合物138aから標記化合物を製造
した。化合物138bは無晶形の固体でRf=0.33(ヘキサン中50%のエ
ーテル)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ6.99(s,1H,A
rH)、6.75(s,1H,ArH)、6.36(d,J=15.7Hz,1
H,オレフィン)、6.22(dt,J=15.7,5.6Hz,1H,オレフ
ィン)、5.78(s,1H,オレフィン)、3.89(d,J=5.6Hz,
2H,オレフィン)、2.88(br r,2H,NCH2)、2.73(m,
2H,ベンジル)、2.28(s,3H,CH3)、1.69(m,2H,CH2
)、
1.63(s,4H,2CH2)、1.59(m,2H,CH2)、1.23(s
,6H,2CH3)、1.22(s,6H,2CH3)。
例59.チャートXによる化合物139aの製造
エチル3−メチル−6−(3,4,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−6,6,
9,9−テトラメチル−2H−ベンゾ[g]キノリン−1−イル)ヘキサ−2,
4−ヂエノエート(構造40、ただしR1、R2、R3、R4及びR19はメチル、R5
、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はエトキシ、X、Y及びZは炭素
、m=1、n=0)
例57の化合物138aで記載と類似の方法で2,3,5,6,7,8−ヘキ
サヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルシクロペンタ[b]ナフタレン−1−
オン[アメリカ特許2,815,382(1957)]から標記の化合物を製造
した。このエステル139a:1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ6.
88(s,1H,ArH)、6.51(s,1H,ArH)、6.29(d,J
=15.7Hz,1H,オレフィン)、6.15(dt,J=15.7,5.6
Hz,1H,オレフィン)、5.72(s,1H,オレフィン)、4.16(q
,J=7.0Hz,2H,OCH2)、4.00(d,J=5.6Hz,2H,
アリル),3.23(br t,2H,NCH2)、2.73(br t,2H
,ベンジル)、2.25(s,3H,CH3)、1.96(m,2H,CH2)、
1.63(s,4H,2CH2)、1.26(t,J=7.0Hz,3H,CH3
)、1.24(s,6H,2CH3)、1.23(s,6H,2CH3)。
例60.チャートXによる化合物139bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−(3,4,6,7,8,9−ヘキサヒドロ
−6,6,9,9−テトラメチル−2H−ベンゾ[g]キノリン−1−イル)ヘ
キサ−2,4−ヂエン酸(構造40、ただしR1、R2、R3、R4及びR19はメチ
ル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X、Y及び
Zは炭素、m=1、n=0)
例2に詳記した標準的加水分解条件を用いて化合物129aから標記化合物を
製造した。化合物139b:融点211−213℃、1H−NMR(400MH
z,CDCl3)δ6.88(s,1H,ArH)、6.44(s,1H,Ar
H)、6.33(d,J=15.7Hz,1H,オレフィン)、6.20(dt
,J=
15.7,5.6Hz,1H,オレフィン)、5.75(s,1H,オレフィン
)、3.98(d,J=5.6Hz,2H,アリル)、3.23(br t,2
H,NCH2)、2.74(br t,2H,ベンジル)、2.27(s,3H
,CH3)、1.98(m,2H,CH2)、1.63(s,4H,2CH2)、
1.24(s,6H,2CH3)、1.23(s,6H,2CH3)。
例61.チャートXによる化合物140aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−オキソ−[5,6,7,8−テトラ
ヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル(2,3)ナフチル[b]ピペリジン−
1−イル]ヘキサ−2,4−ヂエノエート(構造42、ただしR1、R2、R3、
R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はエトキ
シ、X、Y及びZは炭素、m=1、n=0)
5,6,7,8−テトラヒドロ−5、5、8、8−テトラメチル(2,3)ナ
フチル[b]ピペリジン(例57)をエチル(2E,4Z)−3−メチル−5−
カルボン酸−ペンタ−2,4−ヂエノエート[例4のエチル(2E,4E)−(
3−メチル−5−ホルミル)−ペンタ−2,4−ヂエノエートのジョーン酸化に
より製造]とを、CH2Cl2中でCSAを触媒としDCCとDMAPの存在下で
カップリングさせ標記のエステルを得た。Rf=0.50(ヘキサン中50%の
エーテル)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.35((d,J=
15.3Hz,1H,オレフィン)、7.08(s,1H,ArH)、6.85
(br s,1H,ArH)、6.63(d,J=15.3Hz,1H,オレフ
ィン)、6.05(s,1H,オレフィン)、4.18(q,2H,OCH2)
、3.85(t,J=6.5Hz,2H,NCH2)、2.65(t,J=6.
5Hz,2H,ベンジル)、2.17(s,3H,CH3)、1.95(m,2
H,CH2)、1.65(s,4H,2CH2)、1.25(m,9H,3CH3
)、1.21(s,6H,2CH3)。
例62.チャートXによる化合物140bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−オキソ−6−(3,4,6,7,8−ヘキ
サヒドロ−6,6,9,9−テトラメチル−2H−ベンゾ[g]キノリン−1−
イル]ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造41、ただしR1、R2、R3、R4及びR19
はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、X、Y及びZは炭素、
m
=1、n=0)
例2に記載の標準的加水分解条件を用い化合物140aから標記化合物を製造
した。化合物140b:Rf=0.25(エーテル中)、融点225−227℃
、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.37(d,J=15.3Hz
,1H,オレフィン)、7.08(s,1H,ArH)、6.87(br s,
1H,ArH)、6.67(d,J=15.3Hz,1H,オレフィン)、6.
08(s,1H,オレフィン)、3.86(t,J=6.5Hz,2H,NH2
)、2.68(t,J=6.5Hz,2H,ベンジル)、2.19(s,3H,
CH3)、1.96(m,2H,CH2)、1.66(s,4H,2CH2)、1
.27(s,6H,2CH3),1.98(s,6H,2CH3)。
例63.チャートXIによる化合物141aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−オキソ−6−[(2,3,5,6,
7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル)−ベンゾ[f]インド
ール−1−イル]ヘキサ−2,4−ヂエノエート(構造47、ただしR1、R2、
R3、R4及びR19はメチル、R5、R6、R9及びR10は水素、R5はエトキシ、X
は炭素、m=1、n=0)
AlCl3の存在下に25℃で2,5−ジメチル−2,5−ジクロロヘキサン
をオキシインドールとカップリングさせ2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ
−5,5,8,8−テトラメチル−1H−ベンズ−[f]−2−オキソインドー
ルを得、これを還流温度においてCH2Cl2中でDIBALにより還元して2,
3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−1H−ベ
ンズ−[f]−インドールを得た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ
7.08(s,1H,ArH)、6.61(s,1H,ArH)、3.51(t
,J=8.0Hz,2H,N−CH2)、2.98(t,J=8.1Hz,2H
,ベンジル)、1.64(s,4H,2CH2)、1.24(s,6H,2CH3
)、1.23(s,4H,2CH2)。
次いで上記のインドールを、−78℃でCH2Cl2中においてCSAを触媒と
しDCCとDMAPを試薬として用いエチル(2E,4E)−3−メチル−5−
カルボン酸−ペント−2,4−ヂエノエート(例61)とカップリングして標記
のエステルをえた。Rf=0.50(ヘキサン中50%のエーテル)、1H−N
M
R(400MHz,CDCl3)δ8.32(s,1H,ArH)7.44(d
,J=15.1Hz,1H,オレフィン)、7.15(s,1H,ArH)、6
.62(d,J=15.1Hz,1H,オレフィン)、6.06(s,1H,オ
レフィン)、4.20(m,CH2OCH2)、3.19(br t,J=9.3
Hz,2H,ベンジル)、2.30(s,3H,CH3)、1.68(s,4H
,2CH2)、1.31(m,9H,3CH3)、1.26(s,6H,2CH3
)。
例64.チャートXIによる化合物141bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−オキソ−6−[(2,3,5,6,7,8
−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル)−ベンゾ[f]インドール−
1−イル]ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造46、ただしR1、R2、R3、R4及
びR19はメチル、R9及びR10は水素、X及びYは炭素、m=1)
例2に記載の標準的加水分解条件を用い化合物141aから標記化合物を製造
した。化合物141b:Rf=0.15(ヘキサン中50%のエーテル)、融点
226−228℃、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ8.33(s,
1H,ArH)、7.47(d,J=15.1Hz,1H,オレフィン)、7.
16(s,1H,ArH)、6.67(d,J=15.1Hz,1H,オレフィ
ン)、6.11(s,1H,オレフィン)、4.21(t,J=8.1Hz,2
H,NCH2)、3.20(t,J=8.1Hz,2H,ベンジル)、2.36
(s,3H,CH3)、1.68(s,4H,2CH2)、1.32(s,6H,
2CH3)、1.27(s,6H,2CH3)。
例65.チャートXIによる化合物142aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−(2,3,5,6,7,8−ヘキサ
ヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルベンゾ[f]インドール−1−イル]ヘ
キサ−2,4−ヂエノエート(構造46、ただしR1、R2、R3、R4及びR19は
メチル、R9及びR10は水素、R15はエトキシ、X及びYは炭素、m=1)
2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル−1
H−ベンズ[f]インドール(例63で製造)を、THFを溶媒としNaHを塩
基として用い(2E,4E)−3−メチル−6−ブロモヘキサ−2,4−ジエノ
エート(例57で製造)とカップリングさせ標記化合物を製造した。Rf=0.
80(ヘキサン中50%のエーテル)、1H−NMR(400MHz,CDCl3
)
δ7.05(s,1H,ArH)、6.42(s,1H,ArH)、6.41(
d,J=16.4Hz,1H,オレフィン)、6.19(m,1H,オレフィン
)、5.85(s,1H,オレフィン)、4.16(q,2H,OCH2),3
.80(d,J=5.7Hz,2H,NCH2、アリル)、3.30(t,J=
8.0Hz,2H,NCH2)、2.91(t,J=8.0Hz,2H,ベンジ
ル)、2.28(s,3H,CH3)、1.64(s,6H,2CH3)、1.2
7(m,9H,3CH3)。
例66.チャートXIによる化合物142bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−(2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ
−5,5,8,8−テトラメチルベンゾ[f]インドール−1−イル]ヘキサ−
2,4−ヂエン酸(構造47、ただしR1、R2、R3、R4及びR19はメチル、R9
及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X及びYは炭素、m=1)
例2に記載の標準的加水分解条件を用い化合物142aから標記化合物を製造
した。酸142b:Rf=0.30(ヘキサン中50%のエーテル)、融点17
0−171℃、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.06(s,1H
,ArH)、6.41(s,1H,ArH)、6.39(d,H=16.2Hz
,1H,オレフィン)、6.28(m,1H,オレフィン)、5.79(s,1
H,オレフィン)、3.81(d,J=5.7Hz,2H,NCH2、アリル)
、3.30(t,J=8.1Hz,2H,NCH2)、2.92(t,J=8.
1Hz,2H,ベンジル)、2.30(s,3H,CH3)、1.64(s,4
H,2CH2)、1.23(s,12H,4CH3)。
例67.チャートXIIによる化合物143aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−(7,7,10,10−テトラヒド
ロ−5,5,8,8−テトラメチルベンゾ[f]キノリン−4−イル]ヘキサ−
2,4−ヂエノエート(構造50、ただしR1、R2、R3、R4及びR19はメチル
、R9及びR10は水素、R15はエトキシ、X及びYは炭素、m=1、n=0)
2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−6,6,9,9−テトラメチル−1
H−シクロペンタ[a]ナフタレン−3−オン(例51で製造)をH2NOH−
HClとカップリングさせてオキシムとし、これを精製することなくLAH還元
して5,6,7,8−テトラヒドロ−5,5,8,8−テトラメチル(1,2)
−
ナフチル[b]ピペリジンを得た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ
6.95(d,J=8.7Hz,1H,ArH)、6.32(d,J=8.7H
z,1H,ArH)、3.25(t,J=6.3Hz,2H,NCH2)、2.
9o(t,J=6.0Hz,2H,ベンジル)、1.87(m,2H,CH2)
、1.61(m,4H,2CH2)、1.40(s,6H,2CH3)、1.22
(s,6H,2CH3)。
次いで上記ピペリジンを、例59記載の化合物89aの製造と類似の方法で標
記化合物に変換した。化合物143a:Rf=0.75(ヘキサン中20%のエ
ーテル)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.05(d,J=8.
7Hz,ArH)、6.46(d,J=8.7Hz,1H,ArH)、6.24
(d,J=15.8Hz,1H,オレフィン)、6.13(m,1H,オレフィ
ン)、5.73(s,1H,オレフィン)、4.15(q,J=7.2Hz,2
H,OCH2)、3.94(d,J=4.8Hz,2H,NCH2−アリル)、3
.17(t,J=6.3Hz,2H,NCH2)、2.90(t,J=5.9H
,2H,ベンジル)、2.26(s,3H,CH3)、1.97(m,2H,C
H2)、1.62(m,6H,2CH3)、1.27(t,J=7.2Hz,3H
,CH3)、1.24(s,6H,2CH3)。
例68.チャートXIIによる化合物143bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−(1,2,3,4,7,8,9,10−オ
クタヒドロ−7,7,10,10−テトラメチルベンゾ[f]キノリン−4−イ
ル]ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造50、ただしR1、R2、R3、R4及びR19
はメチル、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X及びYは炭素、m=1、
n=0)
例2に記載の標準的加水分解条件を用い化合物143aから標記化合物を製造
した。化合物143b:Rf=0.50(ヘキサン中50%のエーエル)、無晶
形の固体、HRMS計算値C26H33O2N=367.2511、実験値367.
2504、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.06(d,J=8.
7Hz,1H,ArH)、6.46(d,J=8.7Hz,1H,ArH)、6
.28(d,J=15.7Hz,1H,オレフィン)、6.22(m,1H,オ
レフィン)、5.75(s,1H,オレフィン)、3.95(d,J=4.7H
z,
2H,NCH2−アリル)、3.18(t,J=6.2Hz,2H,NCH2)、
2.90(t,J=6.0Hz,2H,ベンジル)、2.27(s,3H,CH3
),1.90(m,2H,CH2)、1.61(m,4H,2CH2)、1.4
0(s,6H,2CH3)、1.27(s,6H,2CH3)。
例69.チャートIIによる化合物144bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−5,6,7,8−テトラヒドロ
−5,5,8,8−テトラメチルナフチル(2,3−b)ピラン−4−イリデン
]ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造7、ただしR1、R2、R3、R4及びR19はメ
チル、R5、R6、R7、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒドロキシ、X及
びYは炭素、Zは酸素、m=n=1)
出発ケトン体として6,6,9,9−テトラメチル−6,7,8,9−テトラ
ヒドロベンゾ[g]クロメン−4−オン(チャートIIの構造1)を用いること
以外は化合物56a及び56b(例10及び11)と類似の方法で標記の化合物
を製造した。この中間体ケトンの合成を以下に詳記する。
200mlの丸底フラスコを窒素下で火炎乾燥し、金属ナトリウム(3.2g
,140mmol)を入れた。3−アセト−5,6,7,8−テトラヒドロ−5
,5,8,8−テトラメチル−2−ナフトール(15g,61.0mmol;例
7)のギ酸エチル(350ml)溶液を、1時間にわたって滴下した。得られた
黄色溶液を35℃で4時間撹拌した。この混合物を25℃に冷却し、1N−HC
l(20ml)で希釈し、エーテルで抽出した。抽出液を水と食塩水で洗い、M
gSO4で乾燥した。この抽出液を減圧下で濃縮して、2−ヒドロキシ−6,6
,9,9−テトラメチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロベンゾ[g]
クロメン−4−オンを得た。構造1、ただしR1、R2、R3及びR4はメチル、R5
、R6及びR7は水素、R8はヒドロキシ、X及びYは炭素、Zは酸素、m=n=
1、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.85(s,1H)、6.9
(s,1H)、5.85(t,1H)、3.32(br s,1H)、2.9(
dd,2H)、1.67(s,4H)、1.27(s,12H)。
上記のベンゾクロメン−4−オン(19.6g,71.5mmol)のメタノ
ール(250ml)溶液に、濃塩酸(0.5ml)を滴下した。この混合物を6
0℃で2.5時間撹拌した。TCL分析は、反応が完結したことを示した。この
混合物を25℃に冷却し、水(200ml)で希釈した。淡褐色の固形沈澱物を
濾過して集め、エーテルに溶かし、水および食塩水で洗浄し、硫酸ソーダで乾燥
した。減圧下で乾燥し、淡褐色の固体として6,6,9,9−テトラメチル−6
,7,8,9−テトラヒドロベンゾ[g]クロメン−4−オン(13.3g,5
2.0mmol,73%)を得た。融点202.1℃、1H−NMR(400M
Hz,CDCl3)δ8.15(s,1H)、7.8(d,1H)、7.4(s
,1H)、6.25(d,1H)、1.75(s,4H)、1.35(s,12
H)。
10%パラジウム炭素(1.1g,7%重量%)を含む6,6,9,9−テト
ラメチル−6,7,8,9−テトラヒドロベンゾ[g]クロメン−4−オン(4
.4g,17.2mmol)の1:1EtOAc/メタノール溶液を、室温で水
素雰囲気(バルーン)下に14時間撹拌した。TLC分析は、反応が完結したこ
とを示した。この混合物を濾過し濃縮して黄色の油を得た。この油を小さいシリ
カカラム(ヘキサン中10%のEtOAc)を通過させ、そして濃縮して淡黄色
固体の6,6,9,9−テトラメチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ
ベンゾ[g]クロメン−4−オン(4.2g,16.3mmol,95%)を得
た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.85(s,1H)、6.8
6(s,1H)、4.46(t,2H)、2.75(t,2H)、1.65(s
,4H)、1.25(s,12H)。
上記のヘキサヒドロベンゾ[g]クロメン−4−オンを、チャートII並びに
例10及び11に示すように処理して標記化合物に変換した。化合物144bは
明るい黄色の固体として得られた。融点228.5℃、Rf=0.26(ヘキサ
ン中40%のエーテル)、1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.42
(dd,1H),7.38(s,1H)、6.8(s,1H)、6.4(d,1
H)、6.07(d,1H)、5.32(s,1H)、4.32(t,2H)、
2.66(t,2H),2.35(s,3H)、1.68(s,4H)、1.2
8(s,6H)、1.26(s,6H)。
例70.チャートIIによる化合物145bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)−3,4,5,6,7,8−ヘキ
サヒドロ−2,2,5,5,8,8−ヘキサメチル−2H−アントラセン−1−
イリデン]ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造7、ただしR1、R2、R3、R4、R5
、R6及びR19はメチル、R7、R8、R9及びR10は水素、R19はヒドロキシ、
X、Y及びZは炭素、m=n=1)
原料の三環性ケトンとして、次のようにして製造した2,5,5,8,8−3
,4,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2,2,5,5,8,8−ヘキサメチル
−2H−アントラセン−1−オンを用いること以外は、例10と類似の方法で標
記化合物を製造した。
THF(5.00mL)中の三環性ケトン2,5,5,8,8−3,4,5,
6,7,8−ヘキサヒドロ−2,5,5,8,8−ペンタメチル−2H−アント
ラセン−1−オン(0.640g,2.50mmol)を、LDA(2.75m
mol,1.1eq)のTHF溶液へ−78℃で滴下した。得られた青緑色の溶
液を−78℃で45分撹拌した。ヨードメタン(0.707g,5.00mmo
l,0.31mL)を滴下し、その溶液を−78℃で1時間撹拌した。反応溶液
を室温まで加温すると赤色になった。1.5時間撹拌後、反応溶液を水でクエン
チし、水層をEtOAc(3x10mL)で抽出した。合併した有機層を水と食
塩水で洗い、乾燥(MgSO4)し、濾過し、そして濃縮して粗製のメチル化さ
れた三環体(0.687g)を得た。ラジアルクロマトグラフィー(20:1=
ヘキサン:THF)で精製し、白色固体としてジメチル化された三環体(0.0
90g,13%)を得た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ8.02
(s,1H,ArH)、7.13(s,1H,ArH)、2.92(t,2H,
2CH)、1.95(t,2H,2CH)、1.67(s,4H,CH2)、1
.30(s,6H,2CH3)、1.29(s,6H,2CH3)、1.21(s
,6H,2CH3)。
例10及び11と類似の方法で化合物145bを黄色固体として得た。1H−
NMR(400MHz,CDCl3)δ7.22(s,1H,ArH)、7.1
8(dd,J=11.0,15.2Hz,1H,オレフィン)、7.07(s,
1H,ArH)、6.41(d,J=1.52Hz,1H,オレフィン)、6.
28(d,J=11.0Hz,1H,オレフィン)、5.80(s,1H,オレ
フィン)、2.76(t,J=6.6Hz,2H,CH2)、2.28(s,3
H,CH3)、1.69(s,4H,CH2)、1.68(t,J=6.6Hz,
2H,CH2)、1.29(s,12H,4CH3)、1.16(s,6H,2C
H3)。
例71.チャートIIによる化合物146aの製造
エチル(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−N−アセチル−3,4,
5,6,7,8−ヘキサヒドロ−10−アミノ−5,5,8,8−テオラメチル
−2H−アントラセン−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ヂエノエート(構造7
、ただしR1、R2、R3、R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8及びR10は
水素、R9はN−アセチルアミノ、R15はエトキシ、X、Y及びZは炭素、m=
n=1)
次の点を除き、例10と類似の方法で標記化合物を製造した。すなわち出発物
質の三環式ケトン体として10−ニトロ−1,2,3,4,5,6,7,8−オ
クタヒドロ−5,5,8,8−テトラメチルアントラセン−1−オン(例8)を
使用し、中間体のシス−オレフィンエステルの生成をEtOH中の触媒量のTs
OHで行い、そして10−ニトロ三環式シス−アリルアルコールを例10に記載
のエステルから製造した。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.32
(s,1H,芳香族)、5.71(t,J=6.8Hz,1H,オレフィン)、
4.36(崩壊dd,2H,アリル)、2.59(見掛上のt,J=6.6Hz
,2H,CH2)、2.42(m,2H,CH2)、1.91(m,2H,CH2
)、1.73(m,2H,CH2)、1.68(m,2H,CH2)、1.57(
s,6H,2CH3)、1.31(s,6H,2CH3)。
EtOH(4.5mL)及び水(1.0mL)中の中間体の10−ニトロ三環
式シス−アリルアルコール(250mg,0.76mmol)を、水(0.1m
L)中の塩化カルシウム(54mg)及び亜鉛末(1.63g)で室温にて処理
し、この混合物を2時間加熱還流した。加熱混合物を濾過しセライトのパッドで
濾過し、濾過パッドを加熱EtOH(50mL)ですすいだ。溶液を減圧で濃縮
し、水で薄め、EtOAcで抽出した。EtOAc層を水、NaHCO3の飽和
水溶液、水および食塩水で洗った。この溶液を乾燥(MgSO4)し、濾過し、
そして濃縮し黄色油状の10−アミノ三環式シス−アリルアルコール(225m
g,99%)を得た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ6.66(s
,1H,芳香族)、5.56(t,J=6.5Hz,1H,オレフィン)、4.
46(d,J=6.5Hz,2H,アリル)、3.82(broad s,2H,N
H2)、2.51(m,2H,CH2)、2.38(m,2H,CH2)、2.0
4(m,
2H,CH2)、1.73(m,2H,CH2)、1.64(m,2H,CH2)
、1.45(s,6H,2CH3)、1.29(s,6H,2CH3)。
ルチジン(0.2mL)及びメチレンクロリド(1mL)中のこのアミノアル
コール(200mg,067mmol)を室温でt−ブチルジメチルシリルトリ
フレート(195mg,0.74mmol)で処理し、その溶液を8時間撹拌し
た。反応をNH4Clの飽和水溶液でクエンチし、EtOAcで希釈した。Et
OAc層を水、NaHCO3飽和水溶液、水および食塩水で洗浄した。この溶液
を乾燥(Na2SO4)し、濾過し、そして濃縮して粗生成物を得た。この生成物
をシリカゲルのラジアルクロマトグラフィー(10:1=Hex:EtOAc)
で精製し、無色油状の10−アミノシリル基で保護されたシス−アリルアルコー
ル128mg(46%)を得た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ6
.71(s,1H,芳香族)、5.57(t,J=6.2Hz,1H,オレフィ
ン)、4.53(d,J=6.2Hz,2H,アリル)、3.84(broad s,
2H,NH2)、2.54(見掛上t,J=6.7H,2H,CH2)、2.42
(m,2H,CH2)、2.06(m,2H,CH2)、1.77(m,2H,C
H2)、1.68(m,2H,CH2)、1.49(s,6H,2CH3)、1.
34(s,6H,2CH3)、0.96(s,9H,3CH3)、0.12(s,
6H,2CH3)。
ピリジン(0.3mL)及びメチレンクロリド(2mL)中のこの10−アミ
ノシリル保護シス−アリルアルコール(95mg,0.23mmol)を、触媒
量のDMAP及び無水酢酸(1.15mmol)で処理し、その溶液を12時間
加熱還流した。反応を水の添加によってクエンチし、EtOAcで希釈した。E
tOAc層を水、NaHCO3飽和水溶液、水および食塩水で洗浄した。この溶
液を乾燥(Na2SO4)し、濾過し、そして濃縮して粗生成物を得た。生成物を
シリカゲルのラジアルクロマトグラフィー(1:1=Hex:Et2O)で精製
し、無色油状のN−アシル−10−アミノシリル保護シス−アリルアルコール6
7mg(70%)を得た。保護シス−アリルアルコール(0.16mmol)を
THF(0.5mL)に溶解し、室温でテトラブチルアンモニウムフルオライド
(1M,2.1eq)で処理し、この溶液を8時間撹拌した。溶液を水でクエン
チし、EtOAcで希釈した。EtOAc層を水、NaHCO3飽和水溶液、水
および食
塩水で洗浄した。この溶液を乾燥(Na2SO4)し、濾過し、そして濃縮して粗
生成物をえた。生成物を結晶化(CH2Cl2/ヘキサン)し、黄色固体のN−ア
シル−10−アミノシス−アリルアルコール44mg(89%)を得た。このア
ルコール(0.13mmol)を室温で18時間メチレンクロリド中のMnO2
(20mg,0.23mmol)で酸化した。反応を水の添加でクエンチし、E
tOACで希釈した。EtOAc層を水、NaHCO3飽和水溶液、水および食
塩水で洗浄した。この溶液を乾燥(Na2SO4)し、濾過し、そして濃縮し黄色
油状のN−アシル−10−アミノシス不飽和アルデヒド43mg(99%)を得
た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ9.78(d,J=7.9Hz
,1H,CHO)、7.02(s,1H,芳香族)、6.02(d,J=7.9
Hz,1H,オレフィン)、2.69(m,2H,CH2)、2.58(m,2
H,CH2)、2.23(s,3H,CH3),1.92(m,2H,CH2)、
1.69(m,4H,2CH2)、1.40(m,6H,2CH3)、1.27(
s,6H,2CH3)。
例1に記載の方法で、上記アルデヒドを標記化合物146aに変換し、これを
黄色油状物として得た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.34(
s,1H,芳香族)、7.13(dd,J=15.1,11.1Hz,1H,オ
レフィン)、6.43(d,J=15.1Hz,1H,オレフィン)、6.15
(J=11.1Hz,1H,オレフィン)、5.80(broad s,1H,オレフ
ィン)、4.14(q,J=7.0Hz,2H,−OCH2)、2.64(m,
2H,CH2)、2.48(m,2H,CH2)、2.29(s,3H,CH3)
、2.22(s,3H,CH3、アリル)、1.94(m,2H,CH2)、1.
87(m,2H,CH2)、1.69(m,2H,CH2)、1.30(s,12
H,4CH3)、1.28(t,J=7.0Hz,3H,CH3,エチル)。
例72.チャートIIによる化合物146bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(Z)−N−アセチル−3,4,5,6
,7,8−ヘキサヒドロ−10−アミノ−5,5,8,8−テトラメチル−2H
−アントラセン−1−イリデン]ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造7、ただしR1
、R2、R3、R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8及びR10は水素、R9
はN−アセチルアミノ、R15はヒドロキシ、X、Y及びZは炭素、m=n=1)
例2の方法を用いて化合物143aを加水分解し、黄色フィルムとして20.
5mg(30%)の標記化合物143bを得た。1H−NMR(400MHz,
CDCl3)δ7.36(s,1H,芳香族)、7.16(dd,J=15.1
,11.1Hz,1H,オレフィン)、6.73(s,1H,NH)、6.36
(d,J=15.1Hz,1H,オレフィン)、6.18(d,J=11.1H
z,1H,オレフィン),5.81(broad s,オレフィン)、2.64(m,
2H,CH2)、2.48(m,2H,CH2)、2.29(s,3H,CH3)
、2.22(s,3H,CH3)、1.94(m,2H,CH2)、1.87(m
,2H,CH2)、1.69(m,2H,CH2)、1.30(s,12H,4C
H3)。
例73.チャートXIIIによる化合物147bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−[(E)1−エチル−6,6,9,9−テ
トラメチル−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ[g]キノ
リン−4−イリデン]ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造7、ただしR1、R2、R3
、R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9及びR10は水素、R15はヒ
ドロキシ、X及びYは炭素、ZはN−エチル、m=n=1)
出発物質の三環式ケトンとして1−エチル−6,6,9,9−テトラメチル−
2,3,5,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ[g]キノリン−4−オ
ンを用いる以外は例1と類似の方法で標記化合物を製造した。このケトンは次の
ようにして製造した。
1,2,3,4−テトラヒドロ−1,1,4,4−テトラメチルナフタレン(
13.7g,72.9mmol)へ0℃で硝酸(15.3g,2,18mmol
)を滴下した。これに続き、反応混合物を2時間にわたり25℃に加温した。反
応混合物を氷(200g)に注ぎ、炭酸ソーダを加えて中和し、酢酸エチルで抽
出した。溶媒を減圧下で除去し、得られた淡褐色の油を放置すると結晶化した(
15.7g,68.0mmol,93%)。1H−NMR(400MHz,CD
Cl3)δ8.17(d,1H,ArH)、7.95(dd,1H,ArH)、
7.45(d,1H,ArH)、1.75(br s,4H,CH2)、1.3
2(s,6H,CH3)、1.28(s,6H,CH3)。
酢酸エチル(190ml)中の1,1,4,4−テトラメチル−6−ニトロ−
1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン(15.7g,68.0mmol)及
び10%パラジウム炭素(1.57g)溶液を、水素雰囲気下25℃で24時間
撹拌した。セライトで濾過し、減圧下で溶媒を除去し、金色に輝く褐色の油とし
てアミンを得た(13.2g,65.7mmol,96%)。1H−NMR(4
00MHz,CDCl3)δ7.10(d,1H,ArH)、6.63(d,1
H,ArH)、6.50(dd,1H,ArH)、3.50(br s,2H,
NH2)、1.65(br s,4H,CH2)、1.28(s,6H,CH3)
、1.26(s,6H,CH3)。
トルエン(60ml)中の2−アミノ−5,5,8,8−テトラメチル−5,
6,7,8−テトラヒドロナフタレン(3.0g,14.8mmol)及びアク
リル酸(1.0g,14.8mmol)溶液を14時間加熱還流した。減圧下で
溶媒を除去し粘性のある褐色の油(3.0g,10.9mmol,74%)を得
た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.16(d,1H,ArH)
、6.62(d,1H,ArH)、6.54(dd,1H,ArH)、3.48
(t,2H,N−CH2)、2.68(t,2H,CH2)、1.67(br s
,4H,CH2)、1.28(s,6H,CH3)、1.26(s,6H,CH3
)。
2−アミノ−3−(5,5,8,8−テトラメチル−5,6,7,8−テトラ
ヒドロナフタレン)−プロピオン酸(3.0g,10.9mmol)をPPA(
100ml)に溶解し、100℃で16時間撹拌した。赤色の反応混合物を氷(
200g)に注ぎ、炭酸ソーダを加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。減圧下
で溶媒を除去して黄色の半固体を得た。カラムクロマトグラフィー(10%Et
OAc/Hex)を行って所望の生成物を黄色固体として得た(2.2g,8.
6mmol,79%)。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.80(
s,1H,ArH)、6.60(s,1H,ArH)、3.55(t,2H,N
−CH2)、2.68(t,2H,CH3)、1.65(br s,4H,CH2
)、1.28(s,6H,CH3)、1.26(s,6H,CH3)。
DMA(50m)中の6,6,9,9−テトラメチル−2,3,6,7,8,
9−テトラヒドロ−1H−ベンゾ[g]キノリン−4−オン(255mg,1.
0mmol)、ヨードエタン(2.0g,12.4mmol)及び無水炭酸カリ
(1.4g,10.0mmol)の溶液を、50−60℃で48時間撹拌した。
反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。減圧下で溶媒を除去して黄色
/褐色の油(150mg)を得たが、これを放置すると部分的に固化した。カラ
ムクロマトグラフィー(10%−20%EtOAc/Hex)により所望の生成
物を明るい黄色/緑色の固体として得た(80mg,0.28mmol,28%
)。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.85(s,1H,ArH)
、6.63(s,1H,/ArH)、3.40(q,2H,N−CH2)、3.
38(t,2H,N−CH2)、2.65(t,2H,CH2)、1.65(br
s,4H,CH2)、1.30(s,6H,CH3)、1.28(s,6H,C
H3)、1.16(t,3H,CH3)。
例1及び2と類似の方法で標記の化合物147bをオレンジ色の半固体物質と
して得た。最終生成物をHPLC(90/10MeOH/H2O)で精製し、黄
色固体を得た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.46(s,1H
,ArH)、7.05(dd,1H,CH)、6.62(d,1H,CH)、6
.56(s,1H,ArH)、6.42(d,1H,CH)、5.83(br
s,1H,CH)、3.38(q,2H,N−CH2)、3.26(t,2H,
N−CH2)、2.83(t,2H,CH2)、2.40(s,3H,CH3)、
1.67(br s,4H,CH2)、1.28(s,6H,CH3)、1.26
(s,6H,CH3)、1.15(t,3H,CH3)。
例74.チャートXIIIによる化合物148bの製造
t−ブチル−4−(5−カルボキシペンタ−2E,4E−ジエネイリデン)−
6,6,9,9−テトラメチル−3,4,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−2H
−ベンゾ[g]キノリン−1−カルボキシレート(構造54、ただしR1、R2、
R3、R4及びR19はメチル、R5、R7、R8、R9、R10、R26、R27、R28及び
、R29は水素、R15はヒドロキシ、X及びYは炭素、ZはN−1−カルボン酸t
ert−ブチルエステル、m=n=1)
t−ブチルクロロホルメートを用いる窒素アルキル化工程を除き、例73のよ
うにして標記化合物を製造した。標記化合物50mgを次の標準的加水分解方法
にふして黄色いオレンジ色の油を得た。カラムクロマトグラフィー(40%ジエ
チルエーテル/ヘキサン)により所望の生成物を黄色のフィルムとして得た。1
H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.57(s,1H,ArH)、7
.43(s,1H,ArH)、6.98(dd,1H,CH)、6.72(d,
1H,
CH)、6.45(d,1H,CH)、5.80(s,1H,CH)、3.80
(t,2H,N−CH2)、2.90(t,2H,CH2)、2.38(s,3H
,CH3)、1.70(br s,4H,CH2)、1.50(s,9H,CH3
)、1.30(s,6H,CH3)、1.26(s,6H,CH3)。
例75.チャートXVIによる化合物149bの製造
(2E,4E)−3−メチル−(6,6,9,9−テトラメチル−2,3,6
,9−テトラヒドロナフト[2,3−b]−[1,4]−オキサジン−4−イル
)−ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造68、ただしR1、R2、R3、R4及びR19
はメチル、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R26、R27、R28及びR29は水素
、R15はヒドロキシ、X及びYは炭素、Wは窒素、Zは酸素、m=n=1)
THF中の6,6,9,9−テトラメチル−6,9−ジヒドロ−4H−ナフト
[2,3−b][1,4]オキサジン−3−オン(400mg,1.5mmol
)[ジクロロメタン中で室温(24℃)において塩化アルミニウムの存在下に2
H−1,4−ベンゾキサジン3−(4H)−オンと2,5−ジクロロ−2,5−
ジメチルヘキサンのフリーデル−クラフツアルキル化/環付加反応で製造]へ、
室温でLiAlH4(4.6ml,4.6mmol)を加えた。反応混合物を撹
拌し、80℃で30分加熱した。反応混合物を飽和酒石酸カリソーダ溶液(10
0ml)に注ぎ、EtOAc(100ml)で抽出し、無水MgSO4(0.5
g)で乾燥させ、濃縮して6,6,9,9−テトラメチル−3,4,6,9−テ
トラヒドロ−2H−ナフト[2,3−b][1,4]オキサジン(300mg,
理論値の70%収率)を得た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ6.
70(s,1H,ベンジル)、6.52(s,1H,ベンジル)、4.23(t
,2H,J=2.8Hz,環状CH2)、3.39(t,2H,J=4.4,6
.8Hz,環状CH2)、1.63(s,4H,2CH2)、1.22(s,1H
,4CH3)。
THF中のエチル−6−ブロモヘキサ−2,4−ジエノエート(45mg,0
.19mmol)へ、窒素(ガス)下に室温でNaH(4mg,0.14mmo
l)を加えた。溶液を10分撹拌し、次いで室温で6,6,9,9−テトラメチ
ル−3,4,6,9−テトラヒドロ−2H−ナフト[2,3−b][1,4]オ
キサジン(24mg,0.1mmol)を加えた。これを一晩65℃に加熱し、
反応を飽和NH4Cl溶液(100ml)でクエンチし、EtOAc(100m
l)で
抽出し、無水MgSO4(0.5g)で乾燥させ、濃縮した。生成物を分取TL
Cプレート(20%EtOEc/ヘキサン)にかけてエチル−3−メチル(6,
6,9,9−テトラメチル−2,3,6,9−テトラヒドロナフト[2,3−b
][1,4]オキサジン−4−イル)ヘキサ−2,4−ヂエノエート(25mg
,理論値の89%収率)を得た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ6
.71(s,1H,ベンジル)、6.56(s,1H,ベンジル)、6.31(
d,1H,J=15.6Hz,オレフィン)、6.17(dt,1H,オレフィ
ン)、5.57(s,1H,オレフィン)、4.25(t,2H,J=4.4H
z,N−CH2)、4.17(q,2H,CH2CH3)、3.95(d,2H,
J=6.8Hz,N−CH2)、3.28(t,2H,J=4Hz,環式CH2)
、2.27(s,3H,CH3)、1.63(s,4H,2CH2)、1.28(
t,3H,CH3)、1.22(s,6H,2CH3)、1.21(s,6H,2
CH3)。
例2に記載の標準的加水分解条件を用いて3−メチル−(6,6,9,9−テ
トラメチル−2,3,6,9−テトラヒドロナフト[2,3−b][1,4]オ
キサジン−4−イル)ヘキサ−2,4−ヂエン酸(12.5mg,理論値の88
%)を得た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ6.71(s,1H,
ベンジル)、6.56(s,1H,ベンジル)、6.31(d,1H,J=15
.6Hz,オレフィン)、6.17(dt,1H,オレフィン)、5.57(s
,1H,オレフィン)、4.25(t,2H,J=4.4Hz,N−CH2)、
3.95(d,2H,J=6.8Hz,環式CH2)、3.28(t,2H,J
=4Hz,環式CH2)、2.27(s,3H,CH3)、1.63(s,4H,
2CH2)、1.22(s,6H,2CH3)、1.21(s,6H,2CH3)
。
例76.チャートXVIによる化合物150bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−オキソ−6−(6,6,9,9−テトラヒ
ドロ−2,3,6,9−テトラヒドロナフト[2,3−b]−[1,4]−オキ
サジン−4−イル)−ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造69、ただしR1、R2、
R3、R4及びR19はメチル、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R26、R27、R2 8
及びR29は水素、R15はヒドロキシ、X及びYは炭素、Wは窒素、Zは酸素、
m=n=1)
6,6,9,9−テトラメチル−3,4,6,9−テトラヒドロ−2H−ナフ
ト[2,3−b][1,4]オキサジン(例75で製造、100mg,0.40
8mmol)の溶液へ、室温でジクロロメタン中のヘキサ−2,4−ヂエンヂオ
ン酸モノエチルエステル(90mg,0.489mmol)を加えた。この溶液
へDMAP(50mg,0.489mmol)、CSA(47mg,0.204
mmol)及びDCC(100mg,0.489mmol)を加えた。これを室
温で30分撹拌した。EtOAcを加え、反応混合物を濾過し蒸発させた。分取
TLC(10%EtOAc/ヘキサン)を用いてエチル−3−メチル−6−オキ
ソ−6−(6,6,9,9−テトラヒドロ−2,3,6,9−テトラヒドロナフ
ト[2,3−b][1,4]−オキサジン−4−イル)−ヘキサ−2,4−ヂエ
ノエート(30mg,理論値の40%収率)を得た。1H−NMR(400MH
z,CDCl3)δ7.40(d,1H,オレフィン)、6.90(br s,
1H,ベンジル),6.86(d,1H,オレフィン)、6.85(s,1H,
ベンジル)、6.09(d,1H,オレフィン)、4.29(t,2H,環式C
H2)、4.21(q,2H,CH2)、4.04(t,2H,環式CH2)、2
.25(s,3H,CH3)、1.62(s,4H,2CH2)、1.30(t,
3H,CH3)、1.28(s,6H,2CH3)、1.22(s,6H,2CH3
)。
例2の標準的加水分解条件を用いて3−メチル−6−オキソ−6−(6,6,
9,9−テトラヒドロ−2,3,6,9−テトラヒドロナフト[2,3−b][
1,4]−オキサジン−4−イル)−ヘキサ−2,4−ヂエン酸を得た(18m
g,理論値の40%収率)。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ7.4
3(d,1H,オレフィン)、6.92(br s,1H,ベンジル)、6.9
0(d,1H,オレフィン)、6.86(s,1H,ベンジル)、6.13(s
,1H,オレフィン)、4.31(t,2H,環式CH2)、4.04(t,2
H,環式CH2)、2.27(s,3H,CH3)、1.67(s,4H,2CH2
)、1.26(s,6H,2CH3)、1.22(s,6H,2CH3)。
例77.チャートXVIIによる化合物151aの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−(6−エチル−1,9,9−トリメチル−
7−オキソ−2,3,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−ピリド[2,3−
g]キノリン−4−イリデン)ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造76、ただしR1
はエチル、R2、R3、R4、R19及びR24はメチル、R5、R7、R8、R9、R10
及びR28は水素、R15はヒドロキシ、X及びZは窒素、Yは炭素、m=n=1)
CH2Cl2(200ml)中のアニリン(19.73g,0.212mol)
の溶液へ、3,3−ジメチルアクリロイルクロリド(25.0g,0.211m
ol)とトリエチルアミン(21.4g,0212mol)を同じ速度で加えた
。この混合物を25℃に加温し、17時間撹拌した。反応混合物を水で希釈し、
酢酸エチルで抽出した。減圧下で溶媒を除去し、細かい白色の繊維状の固体とし
てアミドを得た(28.9g,0.165mol,78%)。1H−NMR(4
00MHz,CDCl3)δ7.52(br d,2H,ArH),7.40(
br s,1H,NH)、7.28(t,2H,ArH)、7.05(t,1H
,ArH)、5.72(s,1H,CH),2.20(s,3H,CH3)、1
.86(s,3H,CH3)。
3−メチル−2−ブテン酸フェニルアミド(10.0g,0.057mol)
のCH2Cl2(150ml)溶液へ、25℃で塩化アルミニウム(5.0g,0
.037mol)を加えた。この混合物を加熱還流させ、6時間撹拌した。反応
混合物を氷(30g)へ注ぎ、CH2Cl2で抽出した。減圧下で溶媒を除去し、
灰白色の固体(9.5g,0.054mol,95%)としてラクラムを得た。1
H−NMR(400MHz,CDCl3)δ9.10(br s,1H,NH)
、7.32(d,1H,ArH)、7.18(t,1H,ArH)、7.05(
t,1H,ArH)、6.85(d,1H,ArH)、2.25(s,2H,C
H2)、1.35(s,6H,CH3)。
4,4−ジメチル−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オン(4.5g
,0.0257mol)を硫酸(30ml)に溶解し10℃に冷却した。この溶
液へ、発煙硝酸(2.16g,0.031mol)を滴下した。この混合物を1
0℃で30分、そして25℃で2時間撹拌した。反応混合物を氷(50g)へ注
ぎ、固形のニトロラクタムを濾過し、飽和重炭酸ソーダと水ですすいだ。ニトロ
ラクタムを細かい褐色の粉末として採取した(5.5g,0.025mol,9
7%)。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ8.76(br s,1H
,NH)、8.21(d,1H,ArH)、8.10(dd,1H,ArH)、
6.90(d,1H,ArH)、2.57(s,2H,CH2)、1.40(s
,6H,CH3)。
4,4−ジメチル−6−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1H−キノリン−2−オ
ン(3.0g,0.0136mol)のTHF(20ml)溶液を、窒素中25
℃でナトリウムハイドライド(420mg,0.017mol)のTHF(30
ml)溶液へ加えた。この混合物を1.5時間撹拌し、ヨードメタン(12.8
g,0.082mol)を一度に加えた。反応混合物を50℃で20時間加熱し
、水をゆっくり加えてクエンチし、酢酸エチルで抽出した。減圧下で溶媒を除去
し、褐色の固体(4.5g)としてエチルラクタムを得た。このものは精製しな
かった。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ8.19(d,1H,Ar
H)、8.17(dd,1H,ArH)、7.12(d,1H,ArH)、4.
10(q,2H,CH2)、2.57(s,2H,CH2)、1.35(s,6H
,CH3)、1.27(t,3H,CH3)。
1−エチル−4,4−ジメチル−6−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1H−キノ
リン−2−オン(4.1g,粗生成物)をエタノール/水の75%溶液(20m
l)に懸濁した。この混合物へ塩化カルシウム1水和物(2.0g,0.013
6mol)及び亜鉛末(30g,0461mol)を加えた。反応混合物を4時
間加熱還流し、さらに14時間25℃で撹拌した。混合物を水で希釈し、濾過し
、酢酸エチルで抽出した。減圧下に溶媒を除去して褐色の油(3.5g)を得た
。カラムクロマトグラフィー(50%EtOAc/Hex)を行い、黄色の油(
1.8g,8.3mmol)としてアミノラクタムを得た。1H−NMR(40
0MHz,CDCl3)δ6.84(d,1H,ArH)、6.66(d,1H
,ArH)、6.57(dd,1H,ArH)、3.97(q,2H,CH2)
、3.57(br s,2H,NH2)、2.43(s,2H,CH2)、1.2
7(s,3H,CH3)、1.25(s,3H,CH3)、1.23(t,3H,
CH3)。
6−アミノ−(1−エチル−4,4−ジメチル−3、4−ジヒドロ−1H−キ
ノリン−2−オン)(750mg,3.5mmol)及びアクリル酸(252m
g,3.5mmol)のトルエン(10ml)溶液を28時間加熱還流した。溶
媒を減圧下で除去して、褐色の油(900mg)を得た。カラムクロマトグラフ
ィー(5%−10%MeOH/CHCl3)を行い黄色の油(597mg,2.
1mmol,60%)としてアミノラクタムを得た。1H−NMR(400MH
z,CDCl3)δ6.90(d,1H,ArH)、6.63(d,1H,Ar
H)、
6.54(dd,H,ArH)、3.98(q,2H,CH2)、3.46(t
,2H,N−CH2)、2.70(t,2H,CH2)、2.45(s,2H,C
H2)、1.27(s,3H,CH3)、1.25(s,3H,CH3)、1.2
2(t,3H,CH3)。
3−(1−エチル−4,4−ジメチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリン−6−イルアミノ)プロピオン酸(597mg,2.1mmol
)をPPA(5ml)に溶解し、100℃で16時間撹拌した。赤色の反応混合
物を氷(20g)に注ぎ、炭酸ソーダを加えて中和し、酢酸エチルで抽出した。
減圧下で溶媒を除去し、黄色の半固体として三環系ケトンを得た。カラムクロマ
トグラフィー(3%MeOH/CHCl3)を行い、黄色の油(340mg,1
.3mmol,62%)として所望の生成物を得た。1H−NMR(400MH
z,CDCl3)δ7.50(s,1H,ArH)、6.63(s,1H,Ar
H)、4.33(br s,1H,NH)、4.03(q,2H,CH2)、3
.60(t,2H,N−CH2)、2.70(t,2H,CH2)、2.43(s
,2H,CH2)、1.27(s,3H,CH3)、1.25(s,3H,CH3
)、1.22(t,3H,CH3)。
例1及び2に示す方法に従って、三環系ケトン53から標記化合物76への変
換を行った。TLC(50%EtOH/Hex)により、赤橙色のフィルムとし
て所望の6−(6−エチル−1,9,9−トリメチル−7−オキソ−2,3,6
,7,8,9−ヘキサラヒドロ−1H−ピリド[2,3−g]キノリン−4−イ
リデン)−3−メチルヘキサ−2,4−ヂエン酸(5mg)を得た。1H−NM
R(400MHz,CDCl3)δ7.00(dd,1H,CH),6.84(
s,1H,ArH)、6.63(s,1H,ArH)、6.57(d,1H,C
H)、6.37(d,1H,CH)、5.79(s,1H,CH)、3.37(
q,2H,CH2)、3.20(t,2H,N−CH2)、3.10(t,2H,
CH2)、2.83(s,3H,N−CH3)、2.80(s,3H,CH3)、
2.38(s,2H,CH2)、1.35(s,6H,CH3)、1.25(t,
3H,CH3)。
例78.チャートXVIIIによる化合物152bの製造
E−4−[N’−(5,5,8,8−テトラメチル−3,4,5,6,7,8
−ヘキサヒドロ−2H−アントラセン−1−イリデン)ヒドラジノ]安息香酸(
構造78、ただしR1、R2、R3、R4はメチル、R5、R6、R7、R8、R9、R1 0
、R26、R27、R28及びR29は水素、R15はヒドロキシ、R14は4−安息香酸
、Wは窒素、X、Y及びZは炭素、m=n=1)
例1で製造した三環式ケトン60から標記の化合物を製造した。6,6,9,
9−テトラメチル−1,2,6,7,8,9−ヘキサヒドロ−3H−アントラセ
ン−1−オン(100mg,0.39mmol)、4−ヒドラジノ安息香酸(6
2.5mg,0.41mmol)及び濃塩酸1滴のエタノール(5mL)溶液を
3.5時間加熱還流し、次いで室温に冷却した。溶媒を減圧で除去し、得た固形
の残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン−酢酸エチル、
70:30)にかけ、淡黄色の固体として所望の生成物1を40mg(26%)
得た。ヒドラゾンの幾何構造をNOE実験で決定した。1H−NMR(400M
Hz,CDCl3)δ8.16(s,1H,ヒドラゾンN−H)、8.05(d
,J=8.8Hz,2H,安息香酸−3,4−水素)、7.64(s,1H,1
0−H)、7.18(d,J=8.8Hz,2H,安息香酸−1,5−水素)、
7.06(s,1H,5−H)、2.74(t,J=6.0Hz,2H,2−C
H2)、2.59(t,J=6Hz,2H,4−CH2、2.01(m,2H,3
−CH2)、1.70(s,4H,7,8−メチレン)、1.36(s,6H)
,1.29(s,6H)。
例79.チャートXVIIIによる化合物153bの製造
E−4−[N’−(6,6,9,9−テトラメチル−2,3,6,7,8,9
−ヘキサヒドロベンゾ[g]クロメン−4−イリデン)ヒドラジノ]安息香酸(
構造78、ただしR1、R2、R3、R4はメチル、R5、R6、R9、R10は水素、
R15はヒドロキシ、R14はp−アミノ安息香酸、Gは炭素、Wは窒素、X、Y及
びZは炭素、m=n=1)
1,2,3,4,−テトラヒドロ−6,6,9,9−テトラメチルナフト(2
,3)ピラン−4−オン(56mg,0.215mmol)、4−ヒドラジノ安
息香酸(50mg,0.323mmol)及び濃塩酸1滴のエタノール2mL溶
液を3.5時間加熱還流し、次いで室温に冷却した。溶媒を減圧下で除去して固
形の残渣を得、これをフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン−
酢
酸エチル,60:40)にかけて1.7mg(2%)の所望の生成物4を淡黄色
の固体として得た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ8.05(d,
J=7.9Hz,2H,安息香酸−3,4−水素)、8.04(s,1H,ヒド
ラゾンN−H)、7.53(s,1H,5−H)、7.18(d,J=7.9H
z,2H,安息香酸−1,5−水素),6.84(s,1H,10−H)、4.
30(t,2H,J=6.0Hz,2−CH2)、2.75(t,J=6.0H
z,2H,3−CH2)、1.69(s,4H,7,8−メチレン)、1.35
(s,6H)、1.27(s,6H)。
例80.チャートXVIIによる化合物154bの製造
(2E,4E)−3−メチル−6−(6−エチル−1,9,9−トリメチル−
2,3,6,9−テトラヒドロ−1H−ピリド[2,3−g]キノリン−4−イ
リデン)ヘキサ−2,4−ヂエン酸(構造77、ただしR1はエチル、R3、R4
、R19及びR24はメチル、R5、R7、R8、R9、R10及びR28は水素、R15はヒ
ドロキシ、X及びZは窒素、Yは炭素、m=n=1)
化合物151b(例77)の合成の副生成物として標記化合物を得た。6−エ
チル−(1,9,9−トリメチル−7−オキソ−2,3,6,7,8,9−ヘキ
サヒドロ−1H−ピリド[2,3−g]キノリン−4−イリデン)アセトニトリ
ル(50mg,0.168mol)の無水トルエン(4ml)及び無水ヘキサン
(14ml)の溶液に、−78℃でヘキサン(0.5ml,0.5mol)中の
DIBALを加えた。この混合物を−30℃で3時間撹拌し、飽和酒石酸カリソ
ーダをゆっくり加えてクエンチし、1N−HClを加え、酢酸エチルで抽出した
。減圧下で溶媒で除去し、赤橙色の油(50mg)としてアルデヒドの混合物を
得た。アミドの部分的還元で生成したエナミンに対応するビニルプロトンとアル
デヒドプロトンの存在を1H−NMRで確認した。このものは精製せずに粗製物
のままで次の反応に用いた。
例1及び2の標準的方法に従って、アルデヒド混合物をエステル生成物の加水
分解にふした。上記のエステルの粗混合物を標準的条件で加水分解してトリエン
酸の混合物を得た。TLC(50%EtOEt/Hex)により赤色のフィルム
として6−(6−エチル−1,9,9−トリメチル−2,3,6,9−テトラヒ
ドロ−1H−ピリド[2,3−g]キノリン−4−イリデン)−3−メチルヘキ
サ−2,4−ヂエン酸(4mg)を得た。1H−NMR(400MHz,CDC
l3)δ7.10(dd,1H,CH)、6.84(s,1H,ArH)、6.
72(s,1H,ArH)、6.57(d,1H,CH)、6.40(d,1H
,CH)、6.00(d,1H,CH)、5.82(s,1H,CH)、4.4
2(d,1H,CH)、3.25(q,2H,CH2)、3.23(t,2H,
N−CH2)、2.90(t,2H,CH2)、2.37(s,3H,N−CH3
)、2.10(s,3H,CH3)、1.38(s,3H,CH3)、1.36(
s,3H,CH3)、1.25(t,3H,CH3)。
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(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
A61K 31/35 ABL A61K 31/35 ABL
31/40 ABN 31/40 ABN
31/435 ADU 31/435 ADU
31/535 AED 31/535 AED
C07C 69/612 C07C 69/612
205/56 205/56
C07D 209/60 C07D 209/60
221/08 221/08
221/10 221/10
223/18 223/18
265/34 265/34
311/92 101 311/92 101
471/04 112 471/04 112Z
// C07M 7:00
(31)優先権主張番号 08/475,397
(32)優先日 1995年6月7日
(33)優先権主張国 米国(US)
(31)優先権主張番号 08/475,514
(32)優先日 1995年6月7日
(33)優先権主張国 米国(US)
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U
G),AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,C
A,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI
,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,
KR,KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,M
G,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO
,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,
TT,UA,UG,UZ,VN
(72)発明者 ベンナニ,ユセフ・エル
アメリカ合衆国92037カリフォルニア州
ラ・ホーヤ、ビア・アリカンテ3233−47番
(72)発明者 キャナンコッチ,ステイシー・エス
アメリカ合衆国92116カリフォルニア州
サン・ディエゴ、ロード・アイランド・ス
トリート4546番
(72)発明者 バディー,ベス・アン
アメリカ合衆国92127カリフォルニア州
サン・ディエゴ、ポブラド・ロード・ナン
バー1523、10872番
(72)発明者 ハーバート,ジョナサン・ジェイ
アメリカ合衆国92692カリフォルニア州
ミッション・ビエホ、ポートラ26415番
(72)発明者 ファーマー,ルーク・ジェイ
アメリカ合衆国92037カリフォルニア州
ラ・ホーヤ、カミニト・イーストブラフ
3243−36番
(72)発明者 ナザン,アレックス・エム
アメリカ合衆国92130カリフォルニア州
サン・ディエゴ、リバートン・プレイス
4052番