JPH105126A - 保温機能付き炊飯器 - Google Patents
保温機能付き炊飯器Info
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- JPH105126A JPH105126A JP15724996A JP15724996A JPH105126A JP H105126 A JPH105126 A JP H105126A JP 15724996 A JP15724996 A JP 15724996A JP 15724996 A JP15724996 A JP 15724996A JP H105126 A JPH105126 A JP H105126A
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- Cookers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 保温状態を改善するともに、食味を改善す
る。保温コースの選択設定を容易にする。 【解決手段】 ご飯の劣化防止に適した新鮮保温コース
と、ご飯温度が低いことによる食味低下の防止に適した
高め保温コースとを選択可能にする。新鮮保温コース
は、68℃以上の高温度および60℃以上68℃未満の低温度
の組合わせで保温する。高め保温コースは、68℃以上の
高温度を主体にして保温する。この温度設定により、新
鮮保温コースでも、食味低下を防止できる。保温コース
の切り替え操作は、炊飯開始前、予約炊飯開始前、保温
開始前および保温中に可能である。したがって、保温コ
ースの選択設定が容易にできる。
る。保温コースの選択設定を容易にする。 【解決手段】 ご飯の劣化防止に適した新鮮保温コース
と、ご飯温度が低いことによる食味低下の防止に適した
高め保温コースとを選択可能にする。新鮮保温コース
は、68℃以上の高温度および60℃以上68℃未満の低温度
の組合わせで保温する。高め保温コースは、68℃以上の
高温度を主体にして保温する。この温度設定により、新
鮮保温コースでも、食味低下を防止できる。保温コース
の切り替え操作は、炊飯開始前、予約炊飯開始前、保温
開始前および保温中に可能である。したがって、保温コ
ースの選択設定が容易にできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保温機能付き炊飯
器に関する。
器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、保温機能付き炊飯器における
保温の制御方式は種々提案されている。例えば特開昭5
7−9425号公報には、長時間の保温でもご飯の風味
低下を防ぎ、かつ、消費電力の低減を図るために、炊飯
終了から例えば3時間の間は、ご飯を加熱しないか、あ
るいは、60℃前後の温度に保たれるように保温し、それ
以後は、ご飯を70℃前後の温度に保たれるように保温す
ることが提案されている。また、特開平7−29898
4号公報や特開平7−313354号公報でも、同様の
提案がなされている。
保温の制御方式は種々提案されている。例えば特開昭5
7−9425号公報には、長時間の保温でもご飯の風味
低下を防ぎ、かつ、消費電力の低減を図るために、炊飯
終了から例えば3時間の間は、ご飯を加熱しないか、あ
るいは、60℃前後の温度に保たれるように保温し、それ
以後は、ご飯を70℃前後の温度に保たれるように保温す
ることが提案されている。また、特開平7−29898
4号公報や特開平7−313354号公報でも、同様の
提案がなされている。
【0003】また、通常68℃以上である保温温度を一時
的に68℃未満の低温に下げ、メイラード反応の抑制によ
る黄ばみや臭いの抑制と、脂肪酸の酸化による保温臭の
発生の抑制とを図る保温機能付き炊飯器も製品化されて
いる。この保温方法は、ご飯の温度が低めになるため、
ご飯の保温状態は改善されるが、ご飯の温度の点で食味
が低下する欠点がある。
的に68℃未満の低温に下げ、メイラード反応の抑制によ
る黄ばみや臭いの抑制と、脂肪酸の酸化による保温臭の
発生の抑制とを図る保温機能付き炊飯器も製品化されて
いる。この保温方法は、ご飯の温度が低めになるため、
ご飯の保温状態は改善されるが、ご飯の温度の点で食味
が低下する欠点がある。
【0004】これに対して、前述のような低めの温度に
よる保温と、高めの温度による保温とを選択可能にした
保温機能付き炊飯器も製品化されている。この炊飯器
は、長時間保温する場合には低めの温度による保温を選
択し、一方、温度の点で食味のよい高めの温度のご飯が
好みの場合には高めの温度による保温を選択するもので
ある。
よる保温と、高めの温度による保温とを選択可能にした
保温機能付き炊飯器も製品化されている。この炊飯器
は、長時間保温する場合には低めの温度による保温を選
択し、一方、温度の点で食味のよい高めの温度のご飯が
好みの場合には高めの温度による保温を選択するもので
ある。
【0005】また、低温および高温の組み合わせにより
保温を行う第1の保温コースと、高温保温を主体にした
第2の保温コースとを使用者が選択できるようにし、こ
の選択された保温コースを記憶し、記憶した保温コース
を優先して設定する保温機能付き炊飯器も製品化され
た。保温状態の改善を目的とした第1の保温コースは、
本来主として使用されるべき保温方式として開発された
ものであるにもかかわらず、温度が低い状態があるため
に、食味上第2の保温コースによる高温保温との併用を
余儀なくされている。これは、第1の保温コースにおけ
る温度の設定が不適切であるためである。また、保温コ
ースを選択しなければならないことは、使用者にとって
煩わしいことであり、また、適切な選択を行うことは難
しい。
保温を行う第1の保温コースと、高温保温を主体にした
第2の保温コースとを使用者が選択できるようにし、こ
の選択された保温コースを記憶し、記憶した保温コース
を優先して設定する保温機能付き炊飯器も製品化され
た。保温状態の改善を目的とした第1の保温コースは、
本来主として使用されるべき保温方式として開発された
ものであるにもかかわらず、温度が低い状態があるため
に、食味上第2の保温コースによる高温保温との併用を
余儀なくされている。これは、第1の保温コースにおけ
る温度の設定が不適切であるためである。また、保温コ
ースを選択しなければならないことは、使用者にとって
煩わしいことであり、また、適切な選択を行うことは難
しい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、低温お
よび高温の組み合わせにより保温を行う第1の保温コー
スと、高温保温を主体にした第2の保温コースとを選択
可能とした従来の保温機能付き炊飯器では、第1の保温
コースを選択した場合、温度の点からご飯の食味が悪く
なる問題があり、ご飯の食味を優先させるなら、第2の
保温コースを選択するしかなかった。また、このように
両保温コースを適切に選択しなければならないが、保温
コースを選択しなければならないことは、使用者にとっ
て本来簡単なことではない。保温コースを選択できる時
期に制約があれば、なおのことである。
よび高温の組み合わせにより保温を行う第1の保温コー
スと、高温保温を主体にした第2の保温コースとを選択
可能とした従来の保温機能付き炊飯器では、第1の保温
コースを選択した場合、温度の点からご飯の食味が悪く
なる問題があり、ご飯の食味を優先させるなら、第2の
保温コースを選択するしかなかった。また、このように
両保温コースを適切に選択しなければならないが、保温
コースを選択しなければならないことは、使用者にとっ
て本来簡単なことではない。保温コースを選択できる時
期に制約があれば、なおのことである。
【0007】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、保温状態を改善できるとともに、食味を
改善でき、また、適切な保温を行うことができるととも
に、保温コースの選択設定が容易で、使い勝手のよい保
温機能付き炊飯器を提供することを目的とする。
とするもので、保温状態を改善できるとともに、食味を
改善でき、また、適切な保温を行うことができるととも
に、保温コースの選択設定が容易で、使い勝手のよい保
温機能付き炊飯器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の保温機
能付き炊飯器は、前記目的を達成するために、68℃以上
の高温度および60℃以上68℃未満の低温度の組合わせで
保温を行う第1の保温コースと、68℃以上の高温度を主
体にして保温を行う第2の保温コースとを選択する保温
コース選択手段と、炊飯を行うとともに炊飯終了後に保
温を行う炊飯手段と、所定の時刻または所定の時間後に
炊飯を終了した後に保温を行う予約炊飯手段と、切状態
から保温を開始する保温手段と、前記保温コース選択手
段による選択に基づいて前記炊飯手段、予約炊飯手段お
よび保温手段を制御する制御手段とを備える。そして、
前記炊飯手段により炊飯を開始する前と、前記予約炊飯
手段により予約炊飯を開始する前と、前記保温手段によ
り保温を開始する前と、前記炊飯手段による保温中と、
前記予約炊飯手段による保温中と、前記保温手段による
保温中のときに、前記保温コース選択手段により前記第
1の保温コースと第2の保温コースとの選択を可能にし
たものである。
能付き炊飯器は、前記目的を達成するために、68℃以上
の高温度および60℃以上68℃未満の低温度の組合わせで
保温を行う第1の保温コースと、68℃以上の高温度を主
体にして保温を行う第2の保温コースとを選択する保温
コース選択手段と、炊飯を行うとともに炊飯終了後に保
温を行う炊飯手段と、所定の時刻または所定の時間後に
炊飯を終了した後に保温を行う予約炊飯手段と、切状態
から保温を開始する保温手段と、前記保温コース選択手
段による選択に基づいて前記炊飯手段、予約炊飯手段お
よび保温手段を制御する制御手段とを備える。そして、
前記炊飯手段により炊飯を開始する前と、前記予約炊飯
手段により予約炊飯を開始する前と、前記保温手段によ
り保温を開始する前と、前記炊飯手段による保温中と、
前記予約炊飯手段による保温中と、前記保温手段による
保温中のときに、前記保温コース選択手段により前記第
1の保温コースと第2の保温コースとの選択を可能にし
たものである。
【0009】使用者は、好みなどに応じて、炊飯開始
前、予約炊飯開始前、保温開始前および保温中に、保温
コースを適宜選択できる。第1の保温コースが選択され
た場合には、低めの温度による保温が行われ、長時間の
保温でもご飯の劣化は少ない。一方、第2の保温コース
が選択された場合には、高めの温度による保温が行わ
れ、ご飯温度が低いことによる食味低下が十分に防止さ
れる。しかし、第1の保温コースでも、68℃以上の高温
度および60℃以上68℃未満の低温度の組合わせで保温が
行われることにより、低温度であることによる食味低下
が防止される。したがって、通常は、第1の保温コース
のみで適切な保温がなされ、保温コースの選択も不要で
ある。
前、予約炊飯開始前、保温開始前および保温中に、保温
コースを適宜選択できる。第1の保温コースが選択され
た場合には、低めの温度による保温が行われ、長時間の
保温でもご飯の劣化は少ない。一方、第2の保温コース
が選択された場合には、高めの温度による保温が行わ
れ、ご飯温度が低いことによる食味低下が十分に防止さ
れる。しかし、第1の保温コースでも、68℃以上の高温
度および60℃以上68℃未満の低温度の組合わせで保温が
行われることにより、低温度であることによる食味低下
が防止される。したがって、通常は、第1の保温コース
のみで適切な保温がなされ、保温コースの選択も不要で
ある。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明の保温
機能付き炊飯器において、炊飯の終了から所定時間が経
過した後に、前記第1の保温コースが選択されていた場
合、または、第1の保温コースが選択された場合には、
68℃未満の低温度による保温を行わないものである。
機能付き炊飯器において、炊飯の終了から所定時間が経
過した後に、前記第1の保温コースが選択されていた場
合、または、第1の保温コースが選択された場合には、
68℃未満の低温度による保温を行わないものである。
【0011】低めの温度での保温が長く続いた場合、ご
飯が腐敗するおそれがある。そこで、炊飯の終了から所
定時間が経過した後に、本来低温度の保温を含む第1の
保温コースになっていても、68℃未満の低温度では保温
を行わなず、ご飯が腐敗しないようにする。また、この
ように炊飯の終了から所定時間が経過した後でも、保温
コース選択手段により保温コースを選択することは可能
であり、第1の保温コースも選択できるから、使用者の
誤解を招くことが防止される。
飯が腐敗するおそれがある。そこで、炊飯の終了から所
定時間が経過した後に、本来低温度の保温を含む第1の
保温コースになっていても、68℃未満の低温度では保温
を行わなず、ご飯が腐敗しないようにする。また、この
ように炊飯の終了から所定時間が経過した後でも、保温
コース選択手段により保温コースを選択することは可能
であり、第1の保温コースも選択できるから、使用者の
誤解を招くことが防止される。
【0012】請求項3の発明は、請求項1の発明の保温
機能付き炊飯器において、保温を中止して切状態になっ
た場合、または、前記制御手段が初期状態になった場合
には、前記第1の保温コースを優先して設定し、この第
1の保温コースが設定されていることを表示するもので
ある。
機能付き炊飯器において、保温を中止して切状態になっ
た場合、または、前記制御手段が初期状態になった場合
には、前記第1の保温コースを優先して設定し、この第
1の保温コースが設定されていることを表示するもので
ある。
【0013】前述のように、第1の保温コースは、適切
な保温性が得られるように設定されたものであり、通常
使用されるものとして設定されたものである。切状態に
なり、あるいは、制御手段が初期状態になれば、保温コ
ースの設定は自動的に第1の保温コースになり、使用者
が第1の保温コースを選択する手間は不要である。
な保温性が得られるように設定されたものであり、通常
使用されるものとして設定されたものである。切状態に
なり、あるいは、制御手段が初期状態になれば、保温コ
ースの設定は自動的に第1の保温コースになり、使用者
が第1の保温コースを選択する手間は不要である。
【0014】
【発明の実施形態】以下、本発明の保温機能付き炊飯器
の一実施例について、図面を参照しながら説明する。図
7において、1は炊飯器本体であり、これは、上面を開
口した有底筒状の内枠2と、この内枠2を内部に備え炊
飯器本体1の外殻を形成する外枠3と、この外枠3の底
側を覆う底板4とにより構成される。そして、鍋収容部
をなす内枠2の上端部には円環リブ状の鍋支持部5が形
成されている。一方、この鍋支持部5の外側周囲に位置
して、外枠3の上端部には切欠き部6が形成されてい
る。この切欠き部6の下面は、鍋支持部5から外側へ向
かって下降する傾斜面6aになっている。前記内枠2は、
FR−PET樹脂製で、この内枠2内に着脱自在に収容
される鍋11の外面形状とほぼ相似する形状に形成されて
いる。
の一実施例について、図面を参照しながら説明する。図
7において、1は炊飯器本体であり、これは、上面を開
口した有底筒状の内枠2と、この内枠2を内部に備え炊
飯器本体1の外殻を形成する外枠3と、この外枠3の底
側を覆う底板4とにより構成される。そして、鍋収容部
をなす内枠2の上端部には円環リブ状の鍋支持部5が形
成されている。一方、この鍋支持部5の外側周囲に位置
して、外枠3の上端部には切欠き部6が形成されてい
る。この切欠き部6の下面は、鍋支持部5から外側へ向
かって下降する傾斜面6aになっている。前記内枠2は、
FR−PET樹脂製で、この内枠2内に着脱自在に収容
される鍋11の外面形状とほぼ相似する形状に形成されて
いる。
【0015】被炊飯物である米や水が収容される前記鍋
11は、上面を開口した有底筒状に形成されているが、こ
の鍋11の外側面の上端部には、水平に外方へ突出したフ
ランジ部12が形成されているとともに、このフランジ部
12を覆って鍋取手部13が設けられている。また、鍋11
は、アルミニウム材料を主体にした鍋本体14と、この鍋
本体14の側面下部から底面にかけての曲面部に設けられ
た磁性金属材料からなる発熱層15とにより形成されてい
る。
11は、上面を開口した有底筒状に形成されているが、こ
の鍋11の外側面の上端部には、水平に外方へ突出したフ
ランジ部12が形成されているとともに、このフランジ部
12を覆って鍋取手部13が設けられている。また、鍋11
は、アルミニウム材料を主体にした鍋本体14と、この鍋
本体14の側面下部から底面にかけての曲面部に設けられ
た磁性金属材料からなる発熱層15とにより形成されてい
る。
【0016】21は、内枠2の外側に備えられ、鍋11の発
熱層15を電磁誘導により発熱させる加熱手段としての加
熱コイルである。この加熱コイル21は、内枠2の外側面
に鍋11の発熱層15に対向する状態で螺旋状に巻き付けて
固定されている。また、加熱コイル21の外側には、酸化
鉄などを主体とした高透磁率の材料粉末をプラスチック
材料に混ぜたコイルカバー22が設けられている。これに
より、加熱コイル21を内枠2に固定し、また、磁束の漏
れを防止して発熱層15を効率よく誘導加熱する構成にな
っている。また、23は、内部に負特性サーミスタを備
え、鍋11の底部の温度を検出する鍋温度センサであり、
24は、発熱層15と加熱コイル21の近傍に位置して、内枠
2の外面に設けられた温度ヒューズである。さらに、25
は、前記内枠2の外側面上部に設けられた保温用の加熱
手段である側面ヒータである。
熱層15を電磁誘導により発熱させる加熱手段としての加
熱コイルである。この加熱コイル21は、内枠2の外側面
に鍋11の発熱層15に対向する状態で螺旋状に巻き付けて
固定されている。また、加熱コイル21の外側には、酸化
鉄などを主体とした高透磁率の材料粉末をプラスチック
材料に混ぜたコイルカバー22が設けられている。これに
より、加熱コイル21を内枠2に固定し、また、磁束の漏
れを防止して発熱層15を効率よく誘導加熱する構成にな
っている。また、23は、内部に負特性サーミスタを備
え、鍋11の底部の温度を検出する鍋温度センサであり、
24は、発熱層15と加熱コイル21の近傍に位置して、内枠
2の外面に設けられた温度ヒューズである。さらに、25
は、前記内枠2の外側面上部に設けられた保温用の加熱
手段である側面ヒータである。
【0017】26は、加熱コイル21に所定の高周波電流を
供給するためのインバータ回路部品27などを備えた加熱
基板である。そして、インバータ回路から加熱コイル21
に高周波電流が供給されると、この加熱コイル21に交番
磁界が発生して、磁界中にある鍋11の発熱層15に渦電流
が発生し、この渦電流がジュール熱に変換されることに
より発熱層15が発熱して、鍋11が加熱されるようになっ
ている。また、前記インバータ回路は、このインバータ
回路とともに加熱調節手段を構成するマイクロコンピュ
ータ91(図1に図示)により制御され、この加熱コイル
21による加熱量が調節されるようになっている。前記加
熱基板26は、炊飯器本体1の内部に設けられた支え28に
よって、モータ29を備えた冷却ファン30とともに、炊飯
器本体1の底部の底板4と支え28との間に配設されてい
る。冷却ファン30に対向する底板4の底部には、吸気口
31が設けられているとともに、加熱基板26の一側に対向
する底板4の側面部には、排気口32が設けられている。
支え28は、加熱基板26の一側において直立状態に設けら
れており、この支え28と炊飯器本体1の前面との間に
は、表示操作手段としての操作パネル33を形成するLC
D34、LED35および各種のスイッチからなる操作部36
を備えた表示操作部品37と電源回路部品38とが、基板39
に搭載された状態で設けてある。なお、40は、外枠3の
下部後側に設けられた電源コード41を巻取るコードリー
ルである。
供給するためのインバータ回路部品27などを備えた加熱
基板である。そして、インバータ回路から加熱コイル21
に高周波電流が供給されると、この加熱コイル21に交番
磁界が発生して、磁界中にある鍋11の発熱層15に渦電流
が発生し、この渦電流がジュール熱に変換されることに
より発熱層15が発熱して、鍋11が加熱されるようになっ
ている。また、前記インバータ回路は、このインバータ
回路とともに加熱調節手段を構成するマイクロコンピュ
ータ91(図1に図示)により制御され、この加熱コイル
21による加熱量が調節されるようになっている。前記加
熱基板26は、炊飯器本体1の内部に設けられた支え28に
よって、モータ29を備えた冷却ファン30とともに、炊飯
器本体1の底部の底板4と支え28との間に配設されてい
る。冷却ファン30に対向する底板4の底部には、吸気口
31が設けられているとともに、加熱基板26の一側に対向
する底板4の側面部には、排気口32が設けられている。
支え28は、加熱基板26の一側において直立状態に設けら
れており、この支え28と炊飯器本体1の前面との間に
は、表示操作手段としての操作パネル33を形成するLC
D34、LED35および各種のスイッチからなる操作部36
を備えた表示操作部品37と電源回路部品38とが、基板39
に搭載された状態で設けてある。なお、40は、外枠3の
下部後側に設けられた電源コード41を巻取るコードリー
ルである。
【0018】51は、鍋11の上部開口部を開閉自在に覆う
蓋体である。この蓋体51は、外蓋52と、この外蓋52の下
側外周に沿って設けられた外蓋カバー53と、外蓋52の下
側に空間を形成しつつ取付けられ、蓋体51の下面を形成
する蓋下面部材として鍋11の上部開口部を直接覆う蓋下
面板54とにより構成されている。そして、蓋体51は、炊
飯器本体1の上部後側にヒンジ軸55により軸支されてい
る。図示していないが、このヒンジ軸55の内部には、蓋
体51に対して常時開く方向への力を作用させるねじりコ
イルばねなどの弾性部材が設けてある。一方、前記ヒン
ジ軸55と反対側において、炊飯器本体1の上部または蓋
体51の上面には、前記弾性部材が作用させる力に抗して
炊飯器本体1に対し蓋体51を閉じた状態に係止するクラ
ンプ56が設けられている。また、蓋体51には、炊飯時に
鍋11内で発生する蒸気を炊飯器本体1外へ放出する蒸気
口57が設けられている。この蒸気口57については、後に
詳述するが、蓋下面板54の中心部には、鍋11の上部開口
部の内径のほぼ中心に対向する位置に、蒸気口57の鍋11
側の部分を形成する直径約70mm程度の開口部58が形成さ
れている。
蓋体である。この蓋体51は、外蓋52と、この外蓋52の下
側外周に沿って設けられた外蓋カバー53と、外蓋52の下
側に空間を形成しつつ取付けられ、蓋体51の下面を形成
する蓋下面部材として鍋11の上部開口部を直接覆う蓋下
面板54とにより構成されている。そして、蓋体51は、炊
飯器本体1の上部後側にヒンジ軸55により軸支されてい
る。図示していないが、このヒンジ軸55の内部には、蓋
体51に対して常時開く方向への力を作用させるねじりコ
イルばねなどの弾性部材が設けてある。一方、前記ヒン
ジ軸55と反対側において、炊飯器本体1の上部または蓋
体51の上面には、前記弾性部材が作用させる力に抗して
炊飯器本体1に対し蓋体51を閉じた状態に係止するクラ
ンプ56が設けられている。また、蓋体51には、炊飯時に
鍋11内で発生する蒸気を炊飯器本体1外へ放出する蒸気
口57が設けられている。この蒸気口57については、後に
詳述するが、蓋下面板54の中心部には、鍋11の上部開口
部の内径のほぼ中心に対向する位置に、蒸気口57の鍋11
側の部分を形成する直径約70mm程度の開口部58が形成さ
れている。
【0019】前記蓋下面板54は、その外周部において外
蓋カバー53に固定されているが、これら蓋下面板54と外
蓋カバー53との間には、シリコーンゴムなどの弾性材料
からなる環状の蓋パッキン59が挟み込まれて固定されて
いる。この蓋パッキン59は、蓋体51を閉じたときに、前
記鍋11のフランジ部12上に密着して、蓋下面板54と鍋11
とを密閉状態にシールするものである。
蓋カバー53に固定されているが、これら蓋下面板54と外
蓋カバー53との間には、シリコーンゴムなどの弾性材料
からなる環状の蓋パッキン59が挟み込まれて固定されて
いる。この蓋パッキン59は、蓋体51を閉じたときに、前
記鍋11のフランジ部12上に密着して、蓋下面板54と鍋11
とを密閉状態にシールするものである。
【0020】前記蓋下面板54は、SUS304などの錆びにく
いオーステナイト系のステンレス材料からなる。そし
て、蓋下面板54は、表面に凹凸部61を形成して加工硬化
により強度を向上させている。蓋下面板54の材厚tは
0.3〜1mm程度で、製造に際しては、凹凸部61の凹部を
プレス加工により刻印成形した後、所定の形状にプレス
成形する。凹凸部61は、鍋11側に対向する面のみに凹形
状の刻印を形成する。この凹部に対応した裏側の蓋体51
内部側は、ほぼ平坦か、あるいは、加熱手段であるコー
ドヒータからなる蓋ヒータ62の接着が可能な程度に小さ
い突出高さの低い凸形状とする。一方、蓋下面板54の表
側(鍋11側)は、凹形状の刻印凹部の深さが深ければ深
いほど強度向上の効果が高い反面、表面が拭きにくくな
る欠点があるので、凹部の深さは、1mm以内程度に抑え
ることが好ましい。また、凹部の平面形状は、特に制約
はなく、丸、楕円、三角、亀甲模様など、デザイン性を
考慮して選定すればよい。さらに、蓋下面板54を所定の
形状に成形した後、あるいは、プレス前に、バフ仕上げ
し、金属光沢を出して外観を向上し、また、おねば(澱
粉が溶けた湯または水)の付着が目立ちにくいようにす
る。なお、光沢を出すためには、プレス成形前に予め板
材の状態で加工したものを使用してもよく、また、前記
凹凸部61は、必ずしもなくてもよい。光沢により、おね
ばの付着が目立ちにくく、汚れが容易に拭き取れる効果
があればよい。
いオーステナイト系のステンレス材料からなる。そし
て、蓋下面板54は、表面に凹凸部61を形成して加工硬化
により強度を向上させている。蓋下面板54の材厚tは
0.3〜1mm程度で、製造に際しては、凹凸部61の凹部を
プレス加工により刻印成形した後、所定の形状にプレス
成形する。凹凸部61は、鍋11側に対向する面のみに凹形
状の刻印を形成する。この凹部に対応した裏側の蓋体51
内部側は、ほぼ平坦か、あるいは、加熱手段であるコー
ドヒータからなる蓋ヒータ62の接着が可能な程度に小さ
い突出高さの低い凸形状とする。一方、蓋下面板54の表
側(鍋11側)は、凹形状の刻印凹部の深さが深ければ深
いほど強度向上の効果が高い反面、表面が拭きにくくな
る欠点があるので、凹部の深さは、1mm以内程度に抑え
ることが好ましい。また、凹部の平面形状は、特に制約
はなく、丸、楕円、三角、亀甲模様など、デザイン性を
考慮して選定すればよい。さらに、蓋下面板54を所定の
形状に成形した後、あるいは、プレス前に、バフ仕上げ
し、金属光沢を出して外観を向上し、また、おねば(澱
粉が溶けた湯または水)の付着が目立ちにくいようにす
る。なお、光沢を出すためには、プレス成形前に予め板
材の状態で加工したものを使用してもよく、また、前記
凹凸部61は、必ずしもなくてもよい。光沢により、おね
ばの付着が目立ちにくく、汚れが容易に拭き取れる効果
があればよい。
【0021】さらに、前記蓋下面板54の下面外周部には
環状の外周凸部63が形成されている。この外周凸部63の
外周側は、蓋体51を閉じたときに、前記鍋11のフランジ
部12の内周側に小間隙を保持して対向するテーパー状の
ラップ部64を形成するようになっている。
環状の外周凸部63が形成されている。この外周凸部63の
外周側は、蓋体51を閉じたときに、前記鍋11のフランジ
部12の内周側に小間隙を保持して対向するテーパー状の
ラップ部64を形成するようになっている。
【0022】前記蓋下面板54の裏面に設けられた蓋ヒー
タ62は、両面粘着テープにより蓋下面板54に貼着された
アルミ箔66によりこの蓋下面板54に固定してある。ま
た、蓋ヒータ62は、外蓋カバー53に固定された断熱板67
により上側から覆われている。そして、蓋ヒータ62は、
蓋下面板54において、蒸気口57を形成する開口部58を中
心としてほぼ均等に配置されており、また、開口部58の
近傍と蓋パッキン59の近傍とに配置されている。なお、
蓋ヒータ62と前記側面ヒータ25とは、電気的に並列回路
をなしており、双方向性サイリスタなどの通断電制御素
子に直列回路により接続され、所定の通電時間制御によ
り炊飯時および保温時に蓋下面板54および内枠2を各々
加熱するようになっている。そして、前記通断電制御素
子は、これとともに加熱調節手段を構成するマイクロコ
ンピュータ91により制御され、これにより、蓋ヒータ62
および側面ヒータ25の加熱量が調節可能になっている。
さらに、蓋下面板54の裏面には、この蓋下面板54の温度
を検出する負特性サーミスタからなる蓋温度センサ68が
設けられている。この蓋温度センサ68は、断熱板67に設
けられたセンサ押さえ69により前記アルミ箔66を介して
蓋下面板54へ押さえ付けられている。
タ62は、両面粘着テープにより蓋下面板54に貼着された
アルミ箔66によりこの蓋下面板54に固定してある。ま
た、蓋ヒータ62は、外蓋カバー53に固定された断熱板67
により上側から覆われている。そして、蓋ヒータ62は、
蓋下面板54において、蒸気口57を形成する開口部58を中
心としてほぼ均等に配置されており、また、開口部58の
近傍と蓋パッキン59の近傍とに配置されている。なお、
蓋ヒータ62と前記側面ヒータ25とは、電気的に並列回路
をなしており、双方向性サイリスタなどの通断電制御素
子に直列回路により接続され、所定の通電時間制御によ
り炊飯時および保温時に蓋下面板54および内枠2を各々
加熱するようになっている。そして、前記通断電制御素
子は、これとともに加熱調節手段を構成するマイクロコ
ンピュータ91により制御され、これにより、蓋ヒータ62
および側面ヒータ25の加熱量が調節可能になっている。
さらに、蓋下面板54の裏面には、この蓋下面板54の温度
を検出する負特性サーミスタからなる蓋温度センサ68が
設けられている。この蓋温度センサ68は、断熱板67に設
けられたセンサ押さえ69により前記アルミ箔66を介して
蓋下面板54へ押さえ付けられている。
【0023】つぎに、前記蒸気口57の構成について説明
する。前記外蓋52には、前記蓋下面板54の開口部58に対
向する位置に、上下面を開口した筒状の縦リブ71が下方
へ延出させて一体に形成されている。この縦リブ71の下
端部と蓋下面板54上の開口部58の周りの位置との間は、
シリコーンゴムなどの弾性部材からなる蒸気口パッキン
72を介在させて、密封状態にシールされている。また、
縦リブ71には、縦リブ71の上面開口部を塞ぎ蓋体51の外
面を形成する蒸気口カバー73が着脱自在に取り付けられ
ている。この蒸気口カバー73は、その周辺部から下方へ
延出し前記縦リブ71内に位置する筒状部74を有してお
り、前記開口部58を周囲および上方から覆っている。こ
の筒状部74の下端は、前記蒸気口パッキン72に接して密
封されており、周囲からの蒸気漏れが防止されるように
なっている。また、蒸気口カバー73の上部には蒸気放出
口75が開口形成されている。そして、蒸気口カバー73
は、その筒状部74の外側面上部に部分的に突出形成され
た爪部76が、前記縦リブ71の上端部内周側に突出形成さ
れた爪部77に引っ掛かることにより、外蓋52に着脱自在
に装着されている。
する。前記外蓋52には、前記蓋下面板54の開口部58に対
向する位置に、上下面を開口した筒状の縦リブ71が下方
へ延出させて一体に形成されている。この縦リブ71の下
端部と蓋下面板54上の開口部58の周りの位置との間は、
シリコーンゴムなどの弾性部材からなる蒸気口パッキン
72を介在させて、密封状態にシールされている。また、
縦リブ71には、縦リブ71の上面開口部を塞ぎ蓋体51の外
面を形成する蒸気口カバー73が着脱自在に取り付けられ
ている。この蒸気口カバー73は、その周辺部から下方へ
延出し前記縦リブ71内に位置する筒状部74を有してお
り、前記開口部58を周囲および上方から覆っている。こ
の筒状部74の下端は、前記蒸気口パッキン72に接して密
封されており、周囲からの蒸気漏れが防止されるように
なっている。また、蒸気口カバー73の上部には蒸気放出
口75が開口形成されている。そして、蒸気口カバー73
は、その筒状部74の外側面上部に部分的に突出形成され
た爪部76が、前記縦リブ71の上端部内周側に突出形成さ
れた爪部77に引っ掛かることにより、外蓋52に着脱自在
に装着されている。
【0024】また、前記蒸気口カバー73内には蒸気口バ
ケット81が着脱自在に収容されている。この蒸気口バケ
ット81は、有底容器状になっており、常時は底部が前記
蓋下面板54上に載ってその開口部58を閉塞する。そし
て、蒸気口バケット81が鍋11内の蒸気の圧力により上昇
したとき、蒸気口バケット81の底部と蓋下面板54の開口
部58の周辺部との間に隙間が生じて、この隙間が蒸気侵
入孔82を形成するようになっている。また、蒸気口バケ
ット81の外側面と前記蒸気口カバー73の筒状部74の内側
面との間に垂直方向に形成された隙間は、前記蒸気侵入
孔82を蒸気放出口75に連通させる蒸気通過孔83になって
いる。また、蒸気口バケット81の上面開口部には、通孔
84および縦壁85を有する仕切り板86が設けられている。
前記蒸気放出口75は、通孔84を介して蒸気口バケット81
の内面に対向している。さらに、蒸気口バケット81の底
部には、直径1〜2mm程度のおねば戻し孔87が複数開口
形成されているとともに、これらおねば戻し孔87を下側
から開放可能に塞ぐシリコーンゴムなどの弾性材料から
なる逆止弁88が設けられている。おねば戻し孔87の開口
面積の径は、前記蒸気通過孔83の平面開口面積よりも小
さくなっている。
ケット81が着脱自在に収容されている。この蒸気口バケ
ット81は、有底容器状になっており、常時は底部が前記
蓋下面板54上に載ってその開口部58を閉塞する。そし
て、蒸気口バケット81が鍋11内の蒸気の圧力により上昇
したとき、蒸気口バケット81の底部と蓋下面板54の開口
部58の周辺部との間に隙間が生じて、この隙間が蒸気侵
入孔82を形成するようになっている。また、蒸気口バケ
ット81の外側面と前記蒸気口カバー73の筒状部74の内側
面との間に垂直方向に形成された隙間は、前記蒸気侵入
孔82を蒸気放出口75に連通させる蒸気通過孔83になって
いる。また、蒸気口バケット81の上面開口部には、通孔
84および縦壁85を有する仕切り板86が設けられている。
前記蒸気放出口75は、通孔84を介して蒸気口バケット81
の内面に対向している。さらに、蒸気口バケット81の底
部には、直径1〜2mm程度のおねば戻し孔87が複数開口
形成されているとともに、これらおねば戻し孔87を下側
から開放可能に塞ぐシリコーンゴムなどの弾性材料から
なる逆止弁88が設けられている。おねば戻し孔87の開口
面積の径は、前記蒸気通過孔83の平面開口面積よりも小
さくなっている。
【0025】図1はシステムブロック図を示している。
91は制御手段であるマイクロコンピュータで、このマイ
クロコンピュータ91には、前記操作部36の炊飯スイッチ
92、時計スイッチ93、時スイッチ94、分スイッチ95、予
約スイッチ96、切スイッチ97、保温スイッチ98および保
温コース選択手段である保温選択スイッチ99と、リセッ
トスイッチなどからなるリセット手段101 と、感熱手段
である前記鍋温度センサ23および蓋温度センサ68と、表
示手段である前記LCD34およびLED35と、炊飯手段
102 と、予約炊飯手段103 と、保温手段104 とが接続さ
れている。炊飯スイッチ92は、炊飯を開始するためのも
のである。時計スイッチ93は、時計合わせモードの設
定、解除を切り替えるもので、時計合わせモードでは、
時スイッチ94および分スイッチ95を用いて、現在時刻の
時計合わせができる。現在時刻は、図2に示すように、
LCD34に表示される(現在時刻表示111 )。予約スイ
ッチ96は、予約炊飯を行うためのもので、予約スイッチ
96を押すと、LCD34の表示が炊き上がり予約時刻の表
示に切り替わり、この状態で、時スイッチ94および分ス
イッチ95を用いて、炊き上がり予約時刻の設定ができ
る。その後、炊飯スイッチ92を押すと、予約炊飯が始ま
る。切スイッチ97は、炊飯動作中、予約炊飯動作中ある
いは保温動作中に押されたとき、これらの動作を停止さ
せて、炊飯器を切状態にするものである。保温スイッチ
98は、切状態で押されたときに、保温動作を開始させる
ものである。保温選択スイッチ99は、後に詳しく説明す
る新鮮保温コース(第1の保温コース)と高め保温コー
ス(第2の保温コース)との切り替えを行うものであ
る。つまり、保温選択スイッチ99を押す度に、両保温コ
ースが交互に切り替わる。リセット手段101 は、マイク
ロコンピュータ91をリセットして初期状態にするもので
ある。
91は制御手段であるマイクロコンピュータで、このマイ
クロコンピュータ91には、前記操作部36の炊飯スイッチ
92、時計スイッチ93、時スイッチ94、分スイッチ95、予
約スイッチ96、切スイッチ97、保温スイッチ98および保
温コース選択手段である保温選択スイッチ99と、リセッ
トスイッチなどからなるリセット手段101 と、感熱手段
である前記鍋温度センサ23および蓋温度センサ68と、表
示手段である前記LCD34およびLED35と、炊飯手段
102 と、予約炊飯手段103 と、保温手段104 とが接続さ
れている。炊飯スイッチ92は、炊飯を開始するためのも
のである。時計スイッチ93は、時計合わせモードの設
定、解除を切り替えるもので、時計合わせモードでは、
時スイッチ94および分スイッチ95を用いて、現在時刻の
時計合わせができる。現在時刻は、図2に示すように、
LCD34に表示される(現在時刻表示111 )。予約スイ
ッチ96は、予約炊飯を行うためのもので、予約スイッチ
96を押すと、LCD34の表示が炊き上がり予約時刻の表
示に切り替わり、この状態で、時スイッチ94および分ス
イッチ95を用いて、炊き上がり予約時刻の設定ができ
る。その後、炊飯スイッチ92を押すと、予約炊飯が始ま
る。切スイッチ97は、炊飯動作中、予約炊飯動作中ある
いは保温動作中に押されたとき、これらの動作を停止さ
せて、炊飯器を切状態にするものである。保温スイッチ
98は、切状態で押されたときに、保温動作を開始させる
ものである。保温選択スイッチ99は、後に詳しく説明す
る新鮮保温コース(第1の保温コース)と高め保温コー
ス(第2の保温コース)との切り替えを行うものであ
る。つまり、保温選択スイッチ99を押す度に、両保温コ
ースが交互に切り替わる。リセット手段101 は、マイク
ロコンピュータ91をリセットして初期状態にするもので
ある。
【0026】炊飯手段102 、予約炊飯手段103 および保
温手段104 は、実際には、前記加熱コイル21およびこれ
を駆動するインバータ回路と、側面ヒータ25、蓋ヒータ
62およびこれらを駆動する通断電制御素子とをハード的
な構成要素とし、マイクロコンピュータ91による実現さ
れる機能として構成されたもので、説明の都合上分けて
ある。炊飯手段102 は、炊飯スイッチ92を押すことによ
り起動され、所定の加熱パターンで炊飯を行った後、保
温を行うものである。予約炊飯手段103 は、予約スイッ
チ96を押した後炊飯スイッチ92を押すことにより起動さ
れ、設定された所定の炊き上がり予約時刻に炊飯が終了
するよう炊飯を行った後、保温を行うものである。な
お、予約炊飯においては、このように炊き上がり予約時
刻を設定する他、炊き上がりまでの時間を設定するよう
にしてもよい。保温手段104 は、切状態において保温ス
イッチ98を押すことにより起動され、保温を行うもので
ある。
温手段104 は、実際には、前記加熱コイル21およびこれ
を駆動するインバータ回路と、側面ヒータ25、蓋ヒータ
62およびこれらを駆動する通断電制御素子とをハード的
な構成要素とし、マイクロコンピュータ91による実現さ
れる機能として構成されたもので、説明の都合上分けて
ある。炊飯手段102 は、炊飯スイッチ92を押すことによ
り起動され、所定の加熱パターンで炊飯を行った後、保
温を行うものである。予約炊飯手段103 は、予約スイッ
チ96を押した後炊飯スイッチ92を押すことにより起動さ
れ、設定された所定の炊き上がり予約時刻に炊飯が終了
するよう炊飯を行った後、保温を行うものである。な
お、予約炊飯においては、このように炊き上がり予約時
刻を設定する他、炊き上がりまでの時間を設定するよう
にしてもよい。保温手段104 は、切状態において保温ス
イッチ98を押すことにより起動され、保温を行うもので
ある。
【0027】保温動作においては、鍋温度センサ23によ
り検出される鍋11の温度が所定温度になるように、加熱
コイル21、側面ヒータ25および蓋ヒータ62による加熱が
制御される。そして、前記新鮮保温コースでは、68℃以
上の高温度および60℃以上68℃未満の低温度の組み合わ
せで保温が行なわれる。また、前記高め保温コースで
は、68℃以上の高温度を主体にして保温が行なわれる。
つまり、鍋11の温度は、新鮮保温コースよりも高め保温
コースの方が平均的に高くなる。
り検出される鍋11の温度が所定温度になるように、加熱
コイル21、側面ヒータ25および蓋ヒータ62による加熱が
制御される。そして、前記新鮮保温コースでは、68℃以
上の高温度および60℃以上68℃未満の低温度の組み合わ
せで保温が行なわれる。また、前記高め保温コースで
は、68℃以上の高温度を主体にして保温が行なわれる。
つまり、鍋11の温度は、新鮮保温コースよりも高め保温
コースの方が平均的に高くなる。
【0028】図2は表示部を示している。LCD34に
は、同図(a),(b),(c)に示すように、常時は
現在時刻が表示される(現在時刻表示111 )が、保温中
には、同図(d),(e)に示すように、現在時刻表示
111 に代わって、保温開始からの経過時間が時間単位で
表示される(保温時間表示112 )。また、LCD34に
は、選択されている保温コースも例えば「新鮮」、「高
め」の文字により表示される(保温コース表示113 )。
一方、LED35は、行程表示のためのもので、計3つあ
り、予約炊飯中で炊飯開始前に点灯するものと、炊飯中
に点灯するものと、保温中に点灯するものとがある。そ
して、図2(a)は、切状態における表示を示してい
る。このとき、LCD34には、現在時刻が表示されると
ともに、使用者が保温選択スイッチ99を押していない限
りは新鮮保温コースが選択されている旨が表示される。
ここで、保温選択スイッチ99を押すことにより、保温コ
ースを高め保温コースに切り替えると、図2(b)に示
すように、選択されている保温コースの表示も「高め」
に切り替わる。また、図2(c)は、リセット手段101
によりマイクロコンピュータ91がリセットされた場合、
あるいは、停電バックアップ電源が切れた状態で停電か
ら電源が復帰した場合などを示している。これらの場
合、リセット手段101 によりマイクロコンピュータ91が
初期状態になるが、この状態では、LCD34の時刻表示
が午前12:00で点滅し、また、保温コースは新鮮保
温コースに設定された状態になる。また、図2(d)
は、新鮮保温コースにより保温が行われている状態を示
しており、LCD34には、保温開始からの経過時間が表
示されているとともに、新鮮保温コースが選択されてい
る旨が表示されている。一方、図2(e)は、高め保温
コースにより保温が行われている状態を示しており、L
CD34には、保温開始からの経過時間が表示されている
とともに、高め保温コースが選択されている旨が表示さ
れている。
は、同図(a),(b),(c)に示すように、常時は
現在時刻が表示される(現在時刻表示111 )が、保温中
には、同図(d),(e)に示すように、現在時刻表示
111 に代わって、保温開始からの経過時間が時間単位で
表示される(保温時間表示112 )。また、LCD34に
は、選択されている保温コースも例えば「新鮮」、「高
め」の文字により表示される(保温コース表示113 )。
一方、LED35は、行程表示のためのもので、計3つあ
り、予約炊飯中で炊飯開始前に点灯するものと、炊飯中
に点灯するものと、保温中に点灯するものとがある。そ
して、図2(a)は、切状態における表示を示してい
る。このとき、LCD34には、現在時刻が表示されると
ともに、使用者が保温選択スイッチ99を押していない限
りは新鮮保温コースが選択されている旨が表示される。
ここで、保温選択スイッチ99を押すことにより、保温コ
ースを高め保温コースに切り替えると、図2(b)に示
すように、選択されている保温コースの表示も「高め」
に切り替わる。また、図2(c)は、リセット手段101
によりマイクロコンピュータ91がリセットされた場合、
あるいは、停電バックアップ電源が切れた状態で停電か
ら電源が復帰した場合などを示している。これらの場
合、リセット手段101 によりマイクロコンピュータ91が
初期状態になるが、この状態では、LCD34の時刻表示
が午前12:00で点滅し、また、保温コースは新鮮保
温コースに設定された状態になる。また、図2(d)
は、新鮮保温コースにより保温が行われている状態を示
しており、LCD34には、保温開始からの経過時間が表
示されているとともに、新鮮保温コースが選択されてい
る旨が表示されている。一方、図2(e)は、高め保温
コースにより保温が行われている状態を示しており、L
CD34には、保温開始からの経過時間が表示されている
とともに、高め保温コースが選択されている旨が表示さ
れている。
【0029】図3は、保温コースの選択機能を示すフロ
ーチャートである。切状態であるかの判定(ステップS
1)と、炊飯中であるかの判定(ステップS2)と、予約
炊飯中であるかの判定(ステップS3)と、保温中である
かの判定(ステップS4)と、初期状態であるかの判定
(ステップS5)とが行われ、これらのいずれかであれば
保温コースの切り替え操作が受け付けられ、いずれでも
なければ保温コースの切り替え操作は受け付けられな
い。そして、保温コースの切り替え操作が受け付けられ
る場合において、保温選択スイッチ99が操作されたかど
うかが判定され(ステップS6)、保温選択スイッチ99が
操作されたならば、保温コースが切り替えられ、操作さ
れていなければ、設定されている保温コースが継続す
る。つまり、少なくとも炊飯手段102 により炊飯を開始
する前と、予約炊飯手段103 により予約炊飯を開始する
前と、保温手段104 により保温を開始する前と、炊飯手
段102 による保温中と、予約炊飯手段103 による保温中
と、保温手段104 による保温中とには、保温選択スイッ
チ99を押す度に、保温コースの設定が新鮮保温コースと
高め保温コースとの間で切り替わる。
ーチャートである。切状態であるかの判定(ステップS
1)と、炊飯中であるかの判定(ステップS2)と、予約
炊飯中であるかの判定(ステップS3)と、保温中である
かの判定(ステップS4)と、初期状態であるかの判定
(ステップS5)とが行われ、これらのいずれかであれば
保温コースの切り替え操作が受け付けられ、いずれでも
なければ保温コースの切り替え操作は受け付けられな
い。そして、保温コースの切り替え操作が受け付けられ
る場合において、保温選択スイッチ99が操作されたかど
うかが判定され(ステップS6)、保温選択スイッチ99が
操作されたならば、保温コースが切り替えられ、操作さ
れていなければ、設定されている保温コースが継続す
る。つまり、少なくとも炊飯手段102 により炊飯を開始
する前と、予約炊飯手段103 により予約炊飯を開始する
前と、保温手段104 により保温を開始する前と、炊飯手
段102 による保温中と、予約炊飯手段103 による保温中
と、保温手段104 による保温中とには、保温選択スイッ
チ99を押す度に、保温コースの設定が新鮮保温コースと
高め保温コースとの間で切り替わる。
【0030】図4は、保温動作を示すフローチャートで
ある。切状態(ステップS11 )において、炊飯スイッチ
92を押すと、炊飯が始まる(ステップS12 ,S13 ,S15
)。このとき、炊飯スイッチ92を押す前に炊き上がり
予約時刻が呼び出されていたならば、炊飯スイッチ92を
押すとともに予約動作が開始し、炊き上がり予約時刻か
ら定まる所定の炊飯開始時刻になったら、炊飯が始まる
(ステップS13 ,S14 ,S15 )。すぐに炊飯を始めた場
合、あるいは、予約炊飯により炊飯を行った場合には、
炊飯終了後に保温が自動的に始まる(ステップS19 また
はS20 )。また、切状態において保温スイッチ98を押し
た場合にも保温が始まる(ステップS18 ,S19 またはS2
0 )。いずれにせよ、保温を開始する時点で保温コース
の設定の判定が行われ(ステップS17 )、新鮮保温コー
スに設定されていたならば新鮮保温コースの保温が始ま
り(ステップS19 )、高め保温コースに設定されていた
ならば高め保温コースの保温が始まる(ステップS20
)。
ある。切状態(ステップS11 )において、炊飯スイッチ
92を押すと、炊飯が始まる(ステップS12 ,S13 ,S15
)。このとき、炊飯スイッチ92を押す前に炊き上がり
予約時刻が呼び出されていたならば、炊飯スイッチ92を
押すとともに予約動作が開始し、炊き上がり予約時刻か
ら定まる所定の炊飯開始時刻になったら、炊飯が始まる
(ステップS13 ,S14 ,S15 )。すぐに炊飯を始めた場
合、あるいは、予約炊飯により炊飯を行った場合には、
炊飯終了後に保温が自動的に始まる(ステップS19 また
はS20 )。また、切状態において保温スイッチ98を押し
た場合にも保温が始まる(ステップS18 ,S19 またはS2
0 )。いずれにせよ、保温を開始する時点で保温コース
の設定の判定が行われ(ステップS17 )、新鮮保温コー
スに設定されていたならば新鮮保温コースの保温が始ま
り(ステップS19 )、高め保温コースに設定されていた
ならば高め保温コースの保温が始まる(ステップS20
)。
【0031】新鮮保温コースにおいては、保温開始直後
からは68℃〜76℃程度の高温度によりご飯が保温され
(ステップS21 )、この高温保温の開始から6時間経過
すると60℃以上68℃未満の低温度によりご飯が保温され
る(ステップS22 ,S23 )。さらに、この低温保温の開
始から5時間経過すると、再び68℃〜76℃程度の高温度
によりご飯が保温される(ステップS24 ,S25 )。一
方、高め保温コースにおいては、68℃〜76℃程度の高温
度によりご飯が保温される(ステップS26 )。また、保
温中に保温選択スイッチ99を操作して保温コースを切り
替えた場合、新鮮保温コースから高め保温コースに切り
替えた場合は、無条件で高温保温が行われるようになる
(ステップS27 ,S20 )。一方、高め保温コースから新
鮮保温コースに切り替えた場合は、この新鮮保温コース
が低温保温から始まる(ステップS28,S23 )。これ
は、特に高め保温コースから新鮮保温コースに切り替え
る場合というのは、食事に温かいご飯を食べるために高
め保温コースにより保温を行っていた使用者が、食事を
終えて残ったご飯を次の食事まで長時間保温する場合で
あると想定されるからである。このような場合は、保温
コースの切り替え後すぐには食事をしないので、すぐに
低温保温にし、長時間の保温でもご飯の状態を良好に保
てる保温行程に速やかに移行するものである。
からは68℃〜76℃程度の高温度によりご飯が保温され
(ステップS21 )、この高温保温の開始から6時間経過
すると60℃以上68℃未満の低温度によりご飯が保温され
る(ステップS22 ,S23 )。さらに、この低温保温の開
始から5時間経過すると、再び68℃〜76℃程度の高温度
によりご飯が保温される(ステップS24 ,S25 )。一
方、高め保温コースにおいては、68℃〜76℃程度の高温
度によりご飯が保温される(ステップS26 )。また、保
温中に保温選択スイッチ99を操作して保温コースを切り
替えた場合、新鮮保温コースから高め保温コースに切り
替えた場合は、無条件で高温保温が行われるようになる
(ステップS27 ,S20 )。一方、高め保温コースから新
鮮保温コースに切り替えた場合は、この新鮮保温コース
が低温保温から始まる(ステップS28,S23 )。これ
は、特に高め保温コースから新鮮保温コースに切り替え
る場合というのは、食事に温かいご飯を食べるために高
め保温コースにより保温を行っていた使用者が、食事を
終えて残ったご飯を次の食事まで長時間保温する場合で
あると想定されるからである。このような場合は、保温
コースの切り替え後すぐには食事をしないので、すぐに
低温保温にし、長時間の保温でもご飯の状態を良好に保
てる保温行程に速やかに移行するものである。
【0032】図5は、炊飯終了後12時間以上経過した場
合を示すフローチャートである。保温コースの選択操作
がなければ、設定されている保温コースで保温が行われ
る(ステップS31 ,S32 )。一方、保温コースの選択操
作があった場合、保温コースが切り替えられるが、その
操作の時点が保温開始から所定時間、例えば12時間以上
経過した後であるかどうかによって、新鮮保温コースの
内容が変化する(ステップS33 ,S34 ,S35 )。すなわ
ち、高め保温コースから新鮮保温コースに切り替えられ
た場合、保温開始から12時間以上経過した後であれば高
温保温が行われ(ステップS34 )、そうでなければ低温
保温が行われる(ステップS35 )。つまり、保温開始か
ら12時間以上経過した後の新鮮保温コースは、実質的に
は高め保温コースである。ただし、両者いずれの場合
も、保温コースの表示は「新鮮」になる。
合を示すフローチャートである。保温コースの選択操作
がなければ、設定されている保温コースで保温が行われ
る(ステップS31 ,S32 )。一方、保温コースの選択操
作があった場合、保温コースが切り替えられるが、その
操作の時点が保温開始から所定時間、例えば12時間以上
経過した後であるかどうかによって、新鮮保温コースの
内容が変化する(ステップS33 ,S34 ,S35 )。すなわ
ち、高め保温コースから新鮮保温コースに切り替えられ
た場合、保温開始から12時間以上経過した後であれば高
温保温が行われ(ステップS34 )、そうでなければ低温
保温が行われる(ステップS35 )。つまり、保温開始か
ら12時間以上経過した後の新鮮保温コースは、実質的に
は高め保温コースである。ただし、両者いずれの場合
も、保温コースの表示は「新鮮」になる。
【0033】なお、低温保温の温度は、最低60℃であれ
ばよく、ばらつきを考慮して65±5℃ないし63±5℃程
度に工程管理されることが好ましい。一方、高温保温の
温度は、低温保温の温度のばらつきの上限から78℃程度
の温度に管理されることが好ましい。また、高め保温コ
ースは、本実施例のように高温保温のみからなるものに
限らず、高温保温を主体にしたものであればよく、低温
保温をも組み込んだものであってもよい。要は、新鮮保
温コースと高め保温コースとの保温加熱パターンが異な
っていればよく、前者の平均温度が後者の平均温度より
も低ければよい。
ばよく、ばらつきを考慮して65±5℃ないし63±5℃程
度に工程管理されることが好ましい。一方、高温保温の
温度は、低温保温の温度のばらつきの上限から78℃程度
の温度に管理されることが好ましい。また、高め保温コ
ースは、本実施例のように高温保温のみからなるものに
限らず、高温保温を主体にしたものであればよく、低温
保温をも組み込んだものであってもよい。要は、新鮮保
温コースと高め保温コースとの保温加熱パターンが異な
っていればよく、前者の平均温度が後者の平均温度より
も低ければよい。
【0034】さらに、新鮮保温コースは、本実施例のよ
うな制御の他、低温保温の期間を時間管理や蓋体51の開
閉動作管理などにより複数回実行するようにしてもよ
い。例えば、蓋温度センサ68による蓋体51の温度検出で
急激な温度低下が検出されたら、蓋体51が開いたと判断
し、この状態から 0.1〜1時間程度温度が安定した状態
が続いたら、食事が終わって蓋体51が閉じている状態が
続いているものと判断し、長時間の保温に備えて3〜5
時間程度低温保温を行う。これにより、食事をしない時
間帯は低温保温になり、ご飯の劣化を生じない良好な保
温状態が得られる設定が自動的になされることになり、
使用性と食味の改善が図られる。
うな制御の他、低温保温の期間を時間管理や蓋体51の開
閉動作管理などにより複数回実行するようにしてもよ
い。例えば、蓋温度センサ68による蓋体51の温度検出で
急激な温度低下が検出されたら、蓋体51が開いたと判断
し、この状態から 0.1〜1時間程度温度が安定した状態
が続いたら、食事が終わって蓋体51が閉じている状態が
続いているものと判断し、長時間の保温に備えて3〜5
時間程度低温保温を行う。これにより、食事をしない時
間帯は低温保温になり、ご飯の劣化を生じない良好な保
温状態が得られる設定が自動的になされることになり、
使用性と食味の改善が図られる。
【0035】以上のように、前記実施例の構成によれ
ば、2つの保温コースを選択可能とした保温機能付き炊
飯器において、低温保温の温度を60℃以上に設定したの
で、食事をする時間帯に低温保温の状態になっていたと
しても、ご飯温度が低いことに起因する食味の低下を防
止できる。実験的にご飯温度による食味比較を行ったと
ころ、ご飯温度が60℃以上であれば、より高めの温度で
保温したときとあまり変わらない食味が得られるが、ご
飯温度が60℃未満になると、極端にぬるいと感じられる
ようになり、食味が低下するとの結果が得られた。した
がって、本実施例のように、低温保温を、ばらつきを考
慮して65℃±5℃ないし65℃±3℃の温度管理とすれ
ば、食味をあまり低下させずに、保温状態を改善でき
る。
ば、2つの保温コースを選択可能とした保温機能付き炊
飯器において、低温保温の温度を60℃以上に設定したの
で、食事をする時間帯に低温保温の状態になっていたと
しても、ご飯温度が低いことに起因する食味の低下を防
止できる。実験的にご飯温度による食味比較を行ったと
ころ、ご飯温度が60℃以上であれば、より高めの温度で
保温したときとあまり変わらない食味が得られるが、ご
飯温度が60℃未満になると、極端にぬるいと感じられる
ようになり、食味が低下するとの結果が得られた。した
がって、本実施例のように、低温保温を、ばらつきを考
慮して65℃±5℃ないし65℃±3℃の温度管理とすれ
ば、食味をあまり低下させずに、保温状態を改善でき
る。
【0036】もちろん高め保温コースを選択すれば、ご
飯温度による食味低下をいっそう確実に防止でき、一
方、新鮮保温コースを選択すれば、保温状態を改善で
き、長時間の保温でもご飯の劣化を防止できる。
飯温度による食味低下をいっそう確実に防止でき、一
方、新鮮保温コースを選択すれば、保温状態を改善で
き、長時間の保温でもご飯の劣化を防止できる。
【0037】このように通常は新鮮保温コースのみによ
り、ご飯の保存性および温度による食味の点で適切な保
温ができるので、特に保温コースの選択を行う必要がな
い。それに加えて、保温コースの選択を行うにしても、
使用者は、炊飯開始前、予約炊飯開始前、保温開始前お
よび保温中の好きなときに保温コースの切り替え操作が
できるので、保温コースの切り替え操作を容易にでき、
使用性がよい。
り、ご飯の保存性および温度による食味の点で適切な保
温ができるので、特に保温コースの選択を行う必要がな
い。それに加えて、保温コースの選択を行うにしても、
使用者は、炊飯開始前、予約炊飯開始前、保温開始前お
よび保温中の好きなときに保温コースの切り替え操作が
できるので、保温コースの切り替え操作を容易にでき、
使用性がよい。
【0038】また、炊飯や予約炊飯を開始した後に、保
温コースの設定の誤りに気付いて切り替えを行いたい場
合、本実施例のように、炊飯中および予約炊飯中にも切
り替えができるようになっていれば、炊飯を開始した後
や予約炊飯を開始した後でも、いったん切状態にして保
温コースの選択を行う手間は不要である。したがって、
炊飯が途中で止まって炊き上がりが悪化するようなこと
がないとともに、予約炊飯の設定を再度行うといった煩
わしさを解消できる。また、初期状態のときにも、保温
コースを選択可能にしたので、マイクロコンピュータ91
にリセットがかかって初期状態になったときでも、すぐ
に保温コースの選択ができ、使い勝手が向上する。
温コースの設定の誤りに気付いて切り替えを行いたい場
合、本実施例のように、炊飯中および予約炊飯中にも切
り替えができるようになっていれば、炊飯を開始した後
や予約炊飯を開始した後でも、いったん切状態にして保
温コースの選択を行う手間は不要である。したがって、
炊飯が途中で止まって炊き上がりが悪化するようなこと
がないとともに、予約炊飯の設定を再度行うといった煩
わしさを解消できる。また、初期状態のときにも、保温
コースを選択可能にしたので、マイクロコンピュータ91
にリセットがかかって初期状態になったときでも、すぐ
に保温コースの選択ができ、使い勝手が向上する。
【0039】また、炊飯が終了して保温になってから12
時間以上経過したとき、新鮮保温コースが選択されてい
た場合、あるいは、新鮮保温コースが選択された場合に
は、68℃未満の低温度で保温をしないようにしたので、
保温が長期に渡った場合でも、低温度によるご飯の腐敗
を防止できる。一方、保温コースは使用者の意図通りに
設定、表示されるので、低温保温に設定されないなどの
誤使用による誤解を未然に防止できる。
時間以上経過したとき、新鮮保温コースが選択されてい
た場合、あるいは、新鮮保温コースが選択された場合に
は、68℃未満の低温度で保温をしないようにしたので、
保温が長期に渡った場合でも、低温度によるご飯の腐敗
を防止できる。一方、保温コースは使用者の意図通りに
設定、表示されるので、低温保温に設定されないなどの
誤使用による誤解を未然に防止できる。
【0040】なお、このように保温開始後12時間以上経
過した場合には低温度に投入されないようにした場合で
も、例えば蓋ヒータ62により制御される蓋体51の温度を
抑制して、ご飯の上面の乾燥を少なくするなどして、保
温状態の改善を図ることができる。このように新鮮保温
コースで、低温にする他の手段で保温改善を行えば、新
鮮保温コースに見合った保温が行える。
過した場合には低温度に投入されないようにした場合で
も、例えば蓋ヒータ62により制御される蓋体51の温度を
抑制して、ご飯の上面の乾燥を少なくするなどして、保
温状態の改善を図ることができる。このように新鮮保温
コースで、低温にする他の手段で保温改善を行えば、新
鮮保温コースに見合った保温が行える。
【0041】さらに、保温を中止して切状態になった場
合、または、マイクロコンピュータ91が初期状態になっ
た場合には、新鮮保温コースを優先して設定するので、
良好な保温状態が得られる新鮮保温が炊飯前および予約
炊飯前に自動的に設定され、保温コース選択の手間なく
保温状態のよい保温ができ、使い勝手が向上する。ま
た、停電時に各種設定内容を保持するように設けてある
停電バックアップ用の電池が切れた場合でも、電源の復
帰時には、自動的に新鮮保温コースが優先設定されるの
で、使用性が向上する。
合、または、マイクロコンピュータ91が初期状態になっ
た場合には、新鮮保温コースを優先して設定するので、
良好な保温状態が得られる新鮮保温が炊飯前および予約
炊飯前に自動的に設定され、保温コース選択の手間なく
保温状態のよい保温ができ、使い勝手が向上する。ま
た、停電時に各種設定内容を保持するように設けてある
停電バックアップ用の電池が切れた場合でも、電源の復
帰時には、自動的に新鮮保温コースが優先設定されるの
で、使用性が向上する。
【0042】ところで、図6には、炊飯時における鍋11
の加熱制御を示してある。同図の上側のグラフは、鍋温
度センサ23により検出される温度の経時変化を示してあ
り、下側のグラフは、加熱コイル21による鍋11の加熱量
を示している。同図に示すように、炊飯が開始すると、
まず、例えば所定時間弱い加熱量によりひたし炊きが行
われる。その後、最大の加熱量により鍋11が加熱され
る。そして、鍋温度センサ23の検出する温度に基づいて
鍋11内が沸騰状態になったことが検出されると、加熱量
が若干低減される。しかし、後述するように、良好な炊
き上がりを得るには、この期間の加熱量をある程度大き
くする必要がある。その後、鍋11内の水がなくなると、
鍋温度センサ23の検出する温度が急速に上昇するが、こ
れにより、炊き上がりが検出され、鍋11に対する加熱が
停止され、所定時間のむらしとなる。後に詳しく説明す
るが、炊飯中に蒸気口バケット81内に溜まったおねばが
鍋11内に回収された後、鍋11に対する加熱が一時的に強
められ、追い炊きが行われる。むらし終了後は、保温に
なる。
の加熱制御を示してある。同図の上側のグラフは、鍋温
度センサ23により検出される温度の経時変化を示してあ
り、下側のグラフは、加熱コイル21による鍋11の加熱量
を示している。同図に示すように、炊飯が開始すると、
まず、例えば所定時間弱い加熱量によりひたし炊きが行
われる。その後、最大の加熱量により鍋11が加熱され
る。そして、鍋温度センサ23の検出する温度に基づいて
鍋11内が沸騰状態になったことが検出されると、加熱量
が若干低減される。しかし、後述するように、良好な炊
き上がりを得るには、この期間の加熱量をある程度大き
くする必要がある。その後、鍋11内の水がなくなると、
鍋温度センサ23の検出する温度が急速に上昇するが、こ
れにより、炊き上がりが検出され、鍋11に対する加熱が
停止され、所定時間のむらしとなる。後に詳しく説明す
るが、炊飯中に蒸気口バケット81内に溜まったおねばが
鍋11内に回収された後、鍋11に対する加熱が一時的に強
められ、追い炊きが行われる。むらし終了後は、保温に
なる。
【0043】炊飯に際して、鍋11内で発生した蒸気は、
その圧力により逆止弁88を上へ押し上げる。そのため、
逆止弁88によりおねば戻し孔87が閉鎖状態になり、これ
らおねば戻し孔87内から蒸気口バケット81内への蒸気の
侵入は防止される。そして、鍋11内の蒸気の圧力がさら
に高くなると、蒸気口バケット81全体が持ち上げられ
る。この状態で、鍋11内のおねばを含む蒸気は、開放さ
れた蒸気侵入口82から蒸気口バケット81の底部、蒸気通
過孔83を通過し、蒸気口カバー73の上部下面に衝突し
て、おねばと蒸気とが分離する。そして、比重の大きい
おねばは通孔84から蒸気口バケット81内に収容され、蒸
気は蒸気放出口75より炊飯器の外部へ放出される。した
がって、蒸気口バケット81内に収容可能なおねばの量に
より吹きこぼれにくさが決まってくる。少なくとも実用
を考慮すると、蒸気口バケット81の内容積は40ml以上に
することが望ましい。
その圧力により逆止弁88を上へ押し上げる。そのため、
逆止弁88によりおねば戻し孔87が閉鎖状態になり、これ
らおねば戻し孔87内から蒸気口バケット81内への蒸気の
侵入は防止される。そして、鍋11内の蒸気の圧力がさら
に高くなると、蒸気口バケット81全体が持ち上げられ
る。この状態で、鍋11内のおねばを含む蒸気は、開放さ
れた蒸気侵入口82から蒸気口バケット81の底部、蒸気通
過孔83を通過し、蒸気口カバー73の上部下面に衝突し
て、おねばと蒸気とが分離する。そして、比重の大きい
おねばは通孔84から蒸気口バケット81内に収容され、蒸
気は蒸気放出口75より炊飯器の外部へ放出される。した
がって、蒸気口バケット81内に収容可能なおねばの量に
より吹きこぼれにくさが決まってくる。少なくとも実用
を考慮すると、蒸気口バケット81の内容積は40ml以上に
することが望ましい。
【0044】炊飯が進み、むらしになって加熱量が減少
すると、鍋11内は冷えて負圧状態になる。これにより、
逆止弁88が鍋11内に引っ張られるように変形し、おねば
戻し孔87が開口状態になる。この状態で、炊飯中に蒸気
口バケット81内に溜まったおねばがおねば戻し孔87から
鍋11内に回収される。このようにおねばが鍋11内に戻る
のは、鍋温度センサ23により検出される温度が 105℃程
度以下になってからであるが、それは、むらし開始から
1〜2分程度経った時点である。そのため、おねばが全
て鍋11内に戻り、追い炊きを開始するのは、むらし開始
後3分程度が望ましい。もちろん、これらの温度や時間
は、鍋11の厚さやむらし直前までの加熱量などによって
変わってくる。追い炊きによって鍋11内は再び高温状態
となり、蒸気口バケット81から落ちたおねばは分散さ
れ、この付近の水っぽさがなくなる。また、この追い炊
きによって鍋11の底部付近の水気が蒸発し、ご飯が過水
分状態になることが防止される。なお、この追い炊きの
際には、蒸気口バケット81内におねばが残っていないの
で、蒸気口57内に多少おねばが上がってきても蒸気口バ
ケット81内に十分収容でき、おねばが蒸気放出口75から
飛び散ることはない。
すると、鍋11内は冷えて負圧状態になる。これにより、
逆止弁88が鍋11内に引っ張られるように変形し、おねば
戻し孔87が開口状態になる。この状態で、炊飯中に蒸気
口バケット81内に溜まったおねばがおねば戻し孔87から
鍋11内に回収される。このようにおねばが鍋11内に戻る
のは、鍋温度センサ23により検出される温度が 105℃程
度以下になってからであるが、それは、むらし開始から
1〜2分程度経った時点である。そのため、おねばが全
て鍋11内に戻り、追い炊きを開始するのは、むらし開始
後3分程度が望ましい。もちろん、これらの温度や時間
は、鍋11の厚さやむらし直前までの加熱量などによって
変わってくる。追い炊きによって鍋11内は再び高温状態
となり、蒸気口バケット81から落ちたおねばは分散さ
れ、この付近の水っぽさがなくなる。また、この追い炊
きによって鍋11の底部付近の水気が蒸発し、ご飯が過水
分状態になることが防止される。なお、この追い炊きの
際には、蒸気口バケット81内におねばが残っていないの
で、蒸気口57内に多少おねばが上がってきても蒸気口バ
ケット81内に十分収容でき、おねばが蒸気放出口75から
飛び散ることはない。
【0045】ところで、従来のジャー兼用炊飯器は、蓋
体の下側に、鍋の上部開口部を閉じる内蓋を着脱自在に
設けていたが、本実施例の炊飯器のように、この内蓋を
なくしたものも用いられるようになっている。このよう
な内蓋のない炊飯器は、内蓋の着脱の手間がないととも
に、内蓋の清掃の必要がなく、使い勝手がよい利点があ
る。反面、内蓋により抑制されていた蒸気口からの吹き
こぼれが生じやすくなるので、従来は、炊飯時に蒸気口
から水分やおねばが吹きこぼれたり、飛び散ったりする
ことを防止するために、炊飯時の沸騰近傍や沸騰後に加
熱量を少なくして鍋内の圧力上昇を弱くしていた。その
ため、沸騰初期の加熱量が内蓋のある炊飯器に比べて不
足し、加熱むらをきたしていた。そして、この加熱むら
により、加熱源に近い鍋底部や鍋側面下部ではご飯が柔
らかくなりすぎる一方、加熱源から遠いご飯の上層部や
中層部(特に中層部の中心)はご飯が硬くなって、炊き
むらが多くなり、炊飯性能の低下を生じていた。また、
米に対する水加減は、鍋に印された水位線を目安に目視
により行うが、製造上の水位線位置のばらつき、水位線
に対する水加減のばらつきや誤り、米の計量のばらつき
や誤り、あるいは、ユーザ自身がその好みに応じて柔ら
か目に炊きたいという希望から水を多めにする、などの
理由で、通常よりも米に対する水の量が多めになる場合
がある。このような場合は、水が多いので、吹きこぼれ
が生じやすく、ある程度水が多めに入ることを想定して
前記加熱量を設定することが必要になり、したがって、
さらに加熱量が少なくなり、炊きむらをきたしやすくな
っていた。
体の下側に、鍋の上部開口部を閉じる内蓋を着脱自在に
設けていたが、本実施例の炊飯器のように、この内蓋を
なくしたものも用いられるようになっている。このよう
な内蓋のない炊飯器は、内蓋の着脱の手間がないととも
に、内蓋の清掃の必要がなく、使い勝手がよい利点があ
る。反面、内蓋により抑制されていた蒸気口からの吹き
こぼれが生じやすくなるので、従来は、炊飯時に蒸気口
から水分やおねばが吹きこぼれたり、飛び散ったりする
ことを防止するために、炊飯時の沸騰近傍や沸騰後に加
熱量を少なくして鍋内の圧力上昇を弱くしていた。その
ため、沸騰初期の加熱量が内蓋のある炊飯器に比べて不
足し、加熱むらをきたしていた。そして、この加熱むら
により、加熱源に近い鍋底部や鍋側面下部ではご飯が柔
らかくなりすぎる一方、加熱源から遠いご飯の上層部や
中層部(特に中層部の中心)はご飯が硬くなって、炊き
むらが多くなり、炊飯性能の低下を生じていた。また、
米に対する水加減は、鍋に印された水位線を目安に目視
により行うが、製造上の水位線位置のばらつき、水位線
に対する水加減のばらつきや誤り、米の計量のばらつき
や誤り、あるいは、ユーザ自身がその好みに応じて柔ら
か目に炊きたいという希望から水を多めにする、などの
理由で、通常よりも米に対する水の量が多めになる場合
がある。このような場合は、水が多いので、吹きこぼれ
が生じやすく、ある程度水が多めに入ることを想定して
前記加熱量を設定することが必要になり、したがって、
さらに加熱量が少なくなり、炊きむらをきたしやすくな
っていた。
【0046】このような問題点の解決策として、蒸気口
内にバケットを設け、吹きこぼれようとするおねばを一
時的にバケット内に蓄え、炊飯終了前にバケット内のお
ねばを鍋内に戻す方法が提案された。これにより、内蓋
のない炊飯器でも、加熱量を抑えることなく、炊きむら
の少ない炊飯が可能になった。しかし、この方法でも、
おねばが鍋内に戻るのは、加熱量を少なくして鍋内の圧
力を減じたむらし中であるため、このおねばが落ちた付
近のご飯は水っぽさがそのまま残る問題があった。ま
た、鍋内の加熱が鍋底に集中しているため、鍋底に接し
ている部分の米が加熱過多となり、その付近のご飯に過
水分状態が残る問題があった。
内にバケットを設け、吹きこぼれようとするおねばを一
時的にバケット内に蓄え、炊飯終了前にバケット内のお
ねばを鍋内に戻す方法が提案された。これにより、内蓋
のない炊飯器でも、加熱量を抑えることなく、炊きむら
の少ない炊飯が可能になった。しかし、この方法でも、
おねばが鍋内に戻るのは、加熱量を少なくして鍋内の圧
力を減じたむらし中であるため、このおねばが落ちた付
近のご飯は水っぽさがそのまま残る問題があった。ま
た、鍋内の加熱が鍋底に集中しているため、鍋底に接し
ている部分の米が加熱過多となり、その付近のご飯に過
水分状態が残る問題があった。
【0047】これに対して、本実施例の炊飯器において
は、炊飯中、むらし前までに蒸気口バケット81内に溜ま
ったおねばを鍋内に戻してから追い炊きをするので、こ
の追い炊きの加熱によってご飯上に落ちたおねばが分散
されることにより、炊飯終了直後に蒸気口57の下方付近
のご飯が水っぽくなっているということがない。また、
追い炊きによって、鍋11の底部付近のご飯の過水分状態
が低減され、炊き上がり状態がよくなる。さらに、蒸気
口バケット81内におねばが溜まっていない状態で追い炊
きをするので、追い炊き中に吹きこぼれを起こすおそれ
がない。
は、炊飯中、むらし前までに蒸気口バケット81内に溜ま
ったおねばを鍋内に戻してから追い炊きをするので、こ
の追い炊きの加熱によってご飯上に落ちたおねばが分散
されることにより、炊飯終了直後に蒸気口57の下方付近
のご飯が水っぽくなっているということがない。また、
追い炊きによって、鍋11の底部付近のご飯の過水分状態
が低減され、炊き上がり状態がよくなる。さらに、蒸気
口バケット81内におねばが溜まっていない状態で追い炊
きをするので、追い炊き中に吹きこぼれを起こすおそれ
がない。
【0048】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、保温コースが新鮮保温コースと高め保
温コースとの2コースからなっていたが、高温度と低温
度とのいろいろな組み合わせにより3コース以上の保温
コースを設けてもよい。これら3コース以上の保温コー
スを選択可能とすれば、好みに応じた保温コースの選択
がより実用性よく行える。また、前記実施例では、炊飯
用の主たる加熱を電磁誘導加熱によるものとしたが、鍋
を外側からシーズヒータなどにより加熱するものであっ
てもよい。
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、保温コースが新鮮保温コースと高め保
温コースとの2コースからなっていたが、高温度と低温
度とのいろいろな組み合わせにより3コース以上の保温
コースを設けてもよい。これら3コース以上の保温コー
スを選択可能とすれば、好みに応じた保温コースの選択
がより実用性よく行える。また、前記実施例では、炊飯
用の主たる加熱を電磁誘導加熱によるものとしたが、鍋
を外側からシーズヒータなどにより加熱するものであっ
てもよい。
【0049】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、第1の保温コ
ースと第2の保温コースとを選択可能とした保温機能付
き炊飯器において、第1の保温コースは、68℃以上の高
温度および60℃以上68℃未満の低温度の組合わせで保温
を行うものとし、第2の保温コースは、68℃以上の高温
度を主体にして保温を行うものとしたので、いずれの保
温コースを選択した場合でも、ご飯温度が低いことによ
る食味低下を防止でき、特に第2の保温コースを選択し
た場合には、より良好な食味が得られ、一方、第1の保
温コースを選択した場合には、保温状態を改善でき、長
時間の保温でもご飯の劣化を防止できる。このように通
常は第1の保温コースのみで適切な保温ができ、特に保
温コースの選択を行う必要がない上、両保温コースの選
択を行うにしても、この選択は、炊飯開始前、予約炊飯
開始前、切状態からの保温開始前および保温中に可能な
ので、保温コースの選択設定が容易にでき、使用性がよ
い。
ースと第2の保温コースとを選択可能とした保温機能付
き炊飯器において、第1の保温コースは、68℃以上の高
温度および60℃以上68℃未満の低温度の組合わせで保温
を行うものとし、第2の保温コースは、68℃以上の高温
度を主体にして保温を行うものとしたので、いずれの保
温コースを選択した場合でも、ご飯温度が低いことによ
る食味低下を防止でき、特に第2の保温コースを選択し
た場合には、より良好な食味が得られ、一方、第1の保
温コースを選択した場合には、保温状態を改善でき、長
時間の保温でもご飯の劣化を防止できる。このように通
常は第1の保温コースのみで適切な保温ができ、特に保
温コースの選択を行う必要がない上、両保温コースの選
択を行うにしても、この選択は、炊飯開始前、予約炊飯
開始前、切状態からの保温開始前および保温中に可能な
ので、保温コースの選択設定が容易にでき、使用性がよ
い。
【0050】請求項2の発明の保温機能付き炊飯器によ
れば、請求項1の発明の効果に加えて、炊飯の終了から
所定時間が経過した後に、第1の保温コースが選択され
ていた場合、または、選択された場合には、68℃未満の
低温度による保温を行わないので、保温が長期に渡った
場合でも、ご飯の腐敗を防止できる。また、炊飯の終了
から所定時間が経過した後でも、保温コースを選択する
ことができるので、使用者の誤解を招くことを防止でき
る。
れば、請求項1の発明の効果に加えて、炊飯の終了から
所定時間が経過した後に、第1の保温コースが選択され
ていた場合、または、選択された場合には、68℃未満の
低温度による保温を行わないので、保温が長期に渡った
場合でも、ご飯の腐敗を防止できる。また、炊飯の終了
から所定時間が経過した後でも、保温コースを選択する
ことができるので、使用者の誤解を招くことを防止でき
る。
【0051】請求項3の発明の保温機能付き炊飯器によ
れば、請求項1の発明の効果に加えて、保温を中止して
切状態になった場合、または、制御手段が初期状態にな
った場合には、第1の保温コースを優先して設定し、こ
の第1の保温コースが設定されていることを表示するの
で、適切な保温性が得られ通常使用されるべき第1の保
温コースは、通常使用者が選択操作を行う手間がいら
ず、使い勝手がよい。
れば、請求項1の発明の効果に加えて、保温を中止して
切状態になった場合、または、制御手段が初期状態にな
った場合には、第1の保温コースを優先して設定し、こ
の第1の保温コースが設定されていることを表示するの
で、適切な保温性が得られ通常使用されるべき第1の保
温コースは、通常使用者が選択操作を行う手間がいら
ず、使い勝手がよい。
【図1】本発明の保温機能付き炊飯器の一実施例を示す
システムブロック図である。
システムブロック図である。
【図2】同上表示部の正面図である。
【図3】同上保温コースの選択機能を示すフローチャー
トである。
トである。
【図4】同上保温動作を示すフローチャートである。
【図5】同上保温動作を示すフローチャートである。
【図6】同上炊飯時における鍋の加熱制御を示すグラフ
である。
である。
【図7】同上炊飯器全体の断面図である。
91 マイクロコンピュータ(制御手段) 99 保温選択スイッチ(保温コース選択手段) 102 炊飯手段 103 予約炊飯手段 104 保温手段
Claims (3)
- 【請求項1】 68℃以上の高温度および60℃以上68℃未
満の低温度の組合わせで保温を行う第1の保温コース
と、68℃以上の高温度を主体にして保温を行う第2の保
温コースとを選択する保温コース選択手段と、炊飯を行
うとともに炊飯終了後に保温を行う炊飯手段と、所定の
時刻または所定の時間後に炊飯を終了した後に保温を行
う予約炊飯手段と、切状態から保温を開始する保温手段
と、前記保温コース選択手段による選択に基づいて前記
炊飯手段、予約炊飯手段および保温手段を制御する制御
手段とを備え、前記炊飯手段により炊飯を開始する前
と、前記予約炊飯手段により予約炊飯を開始する前と、
前記保温手段により保温を開始する前と、前記炊飯手段
による保温中と、前記予約炊飯手段による保温中と、前
記保温手段による保温中のときに、前記保温コース選択
手段により前記第1の保温コースと第2の保温コースと
の選択を可能にしたことを特徴とする保温機能付き炊飯
器。 - 【請求項2】 炊飯の終了から所定時間が経過した後
に、前記第1の保温コースが選択されていた場合、また
は、第1の保温コースが選択された場合には、68℃未満
の低温度による保温を行わないことを特徴とする請求項
1記載の保温機能付き炊飯器。 - 【請求項3】 保温を中止して切状態になった場合、ま
たは、前記制御手段が初期状態になった場合には、前記
第1の保温コースを優先して設定し、この第1の保温コ
ースが設定されていることを表示することを特徴とする
請求項1記載の保温機能付き炊飯器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15724996A JPH105126A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 保温機能付き炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15724996A JPH105126A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 保温機能付き炊飯器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH105126A true JPH105126A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15645518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15724996A Pending JPH105126A (ja) | 1996-06-18 | 1996-06-18 | 保温機能付き炊飯器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH105126A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4902110A (en) * | 1984-09-04 | 1990-02-20 | National Research Development Corp. | Variable transmission optical device |
| GB2253764A (en) * | 1990-05-14 | 1992-09-16 | Motorola Inc | Transceiver mounting assembly having integrally formed lock |
| JP2009000187A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-01-08 | Sanyo Electric Co Ltd | 炊飯方法及び炊飯器 |
| JP2010005273A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Mitsubishi Electric Corp | 炊飯器 |
-
1996
- 1996-06-18 JP JP15724996A patent/JPH105126A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4902110A (en) * | 1984-09-04 | 1990-02-20 | National Research Development Corp. | Variable transmission optical device |
| GB2253764A (en) * | 1990-05-14 | 1992-09-16 | Motorola Inc | Transceiver mounting assembly having integrally formed lock |
| GB2253764B (en) * | 1990-05-14 | 1994-06-08 | Motorola Inc | Transceiver mounting assembly having integrally formed lock |
| JP2009000187A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-01-08 | Sanyo Electric Co Ltd | 炊飯方法及び炊飯器 |
| JP2010005273A (ja) * | 2008-06-30 | 2010-01-14 | Mitsubishi Electric Corp | 炊飯器 |
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