JPH1052190A - 養殖貝類の係止具 - Google Patents
養殖貝類の係止具Info
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- JPH1052190A JPH1052190A JP9141154A JP14115497A JPH1052190A JP H1052190 A JPH1052190 A JP H1052190A JP 9141154 A JP9141154 A JP 9141154A JP 14115497 A JP14115497 A JP 14115497A JP H1052190 A JPH1052190 A JP H1052190A
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロープに養殖貝類の稚貝を耳吊り状態に取り
付ける係止具81について、その形状構成を簡素化し、
もってその製造および取扱いを容易化する。 【解決手段】 略棒状を呈する係止具本体82の両端に
それぞれ稚貝係止部83,84を備えるとともに一方の
稚貝係止部83を二又の銛状とすることにした。
付ける係止具81について、その形状構成を簡素化し、
もってその製造および取扱いを容易化する。 【解決手段】 略棒状を呈する係止具本体82の両端に
それぞれ稚貝係止部83,84を備えるとともに一方の
稚貝係止部83を二又の銛状とすることにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロープに養殖貝類
の稚貝を耳吊り状態に取り付けるために用いられる係止
具に関する。
の稚貝を耳吊り状態に取り付けるために用いられる係止
具に関する。
【0002】
【従来の技術】帆立貝等の養殖は、所謂耳吊り養殖によ
って行なわれている。すなわち、この耳吊り養殖は、図
30および図31に示すように、フロート1,1間に張
った親ロープ2を介して海中に暖簾状に吊り下げられる
ロープ3のそれぞれに、テグス4等によって稚貝5を多
数、耳吊り状態に取り付け、この状態で稚貝5を成長さ
せて回収するものである。
って行なわれている。すなわち、この耳吊り養殖は、図
30および図31に示すように、フロート1,1間に張
った親ロープ2を介して海中に暖簾状に吊り下げられる
ロープ3のそれぞれに、テグス4等によって稚貝5を多
数、耳吊り状態に取り付け、この状態で稚貝5を成長さ
せて回収するものである。
【0003】しかしながら、この方法によると、ロープ
3一本当たりに取り付けられる稚貝5が二百にも及ぶ膨
大な量であって、これを手作業で一つずつ取り付けよう
とすると大変な労力が必要とされるため、本願出願人
は、従来から、この労力を軽減する目的をもって、作業
を自動化または半自動化した各種の耳吊り装置または係
止具取付装置をこれらの装置に用いる係止具とともに提
案している(特公平3−8172号公報、特公平3−2
4168号公報、特公平3−32969号公報、特開平
5−211826号公報または特開平5−211827
号公報参照)。
3一本当たりに取り付けられる稚貝5が二百にも及ぶ膨
大な量であって、これを手作業で一つずつ取り付けよう
とすると大変な労力が必要とされるため、本願出願人
は、従来から、この労力を軽減する目的をもって、作業
を自動化または半自動化した各種の耳吊り装置または係
止具取付装置をこれらの装置に用いる係止具とともに提
案している(特公平3−8172号公報、特公平3−2
4168号公報、特公平3−32969号公報、特開平
5−211826号公報または特開平5−211827
号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記提案の一
環として、先に提案した係止具に更なる改良を加えたも
ので、形状構成を簡素化し、もってその製造および取扱
いを容易化することが可能な養殖貝類の係止具を提供す
ることを目的とする。
環として、先に提案した係止具に更なる改良を加えたも
ので、形状構成を簡素化し、もってその製造および取扱
いを容易化することが可能な養殖貝類の係止具を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の養殖貝類の係止具は、ロープに養殖貝類の
稚貝を耳吊り状態に取り付ける係止具であって、略棒状
を呈する係止具本体の両端にそれぞれ稚貝係止部を備
え、一方の稚貝係止部を二又の銛状とすることにした。
め、本発明の養殖貝類の係止具は、ロープに養殖貝類の
稚貝を耳吊り状態に取り付ける係止具であって、略棒状
を呈する係止具本体の両端にそれぞれ稚貝係止部を備
え、一方の稚貝係止部を二又の銛状とすることにした。
【0006】上記構成を備えた本発明の養殖貝類の係止
具は、ロープおよび養殖貝類の耳部を積層状に並べてこ
の積層部にドリル等で孔を開けてから、この孔に刺し通
されることにより装着される。刺通しは、係止具本体の
一端に設けられた二又の銛状の稚貝係止部を刺通しの先
端方向に向けて行なわれ、刺通し後、両端の稚貝係止部
がそれぞれ稚貝またはロープを抜止めする。当該係止具
は、略棒状を呈する係止具本体の両端にそれぞれ稚貝係
止部を備えるとともに一方の稚貝係止部を二又の銛状と
したものであって、略棒状を呈する係止具本体の「二箇
所」に稚貝係止部を成形すれば良いために、その形状構
成が簡素化されており、これに伴ってその製造および取
扱いを容易化することが可能となる。
具は、ロープおよび養殖貝類の耳部を積層状に並べてこ
の積層部にドリル等で孔を開けてから、この孔に刺し通
されることにより装着される。刺通しは、係止具本体の
一端に設けられた二又の銛状の稚貝係止部を刺通しの先
端方向に向けて行なわれ、刺通し後、両端の稚貝係止部
がそれぞれ稚貝またはロープを抜止めする。当該係止具
は、略棒状を呈する係止具本体の両端にそれぞれ稚貝係
止部を備えるとともに一方の稚貝係止部を二又の銛状と
したものであって、略棒状を呈する係止具本体の「二箇
所」に稚貝係止部を成形すれば良いために、その形状構
成が簡素化されており、これに伴ってその製造および取
扱いを容易化することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。
したがって説明する。
【0008】図1に示すように、当該実施形態に係る係
止具を用いる耳吊り装置は、キャスタ12を備えた台座
部11の上に、取付作業をこの上で行なう貝座部21を
備えており、この貝座部21の左右にそれぞれ、多数の
稚貝5を載せるテーブル状の稚貝積載部13が設けら
れ、貝座部21の上方に、ロープ3と稚貝5に貫通孔6
(図22参照)を形成するドリル部41が設けられ、貝
座部21の下方、すなわち台座部11の内部に、貫通孔
6に係止具81(図16参照)を刺し通す係止具供給部
51が設けられ、貝座部21の向う側に、作業のサイク
ル毎にロープ3を移送するロープ移送部71と、これら
各部を作動させる操作ボックス14とが設けられてい
る。作業者は、当該耳吊り装置の手前側に図示しない椅
子を持って来て座り、作業のサイクル毎に手作業で、左
右の稚貝積載部13から稚貝5を一つずつ貝座部21の
上に載せ、位置決めし、始動用フットスイッチ15を足
踏み操作することになる。
止具を用いる耳吊り装置は、キャスタ12を備えた台座
部11の上に、取付作業をこの上で行なう貝座部21を
備えており、この貝座部21の左右にそれぞれ、多数の
稚貝5を載せるテーブル状の稚貝積載部13が設けら
れ、貝座部21の上方に、ロープ3と稚貝5に貫通孔6
(図22参照)を形成するドリル部41が設けられ、貝
座部21の下方、すなわち台座部11の内部に、貫通孔
6に係止具81(図16参照)を刺し通す係止具供給部
51が設けられ、貝座部21の向う側に、作業のサイク
ル毎にロープ3を移送するロープ移送部71と、これら
各部を作動させる操作ボックス14とが設けられてい
る。作業者は、当該耳吊り装置の手前側に図示しない椅
子を持って来て座り、作業のサイクル毎に手作業で、左
右の稚貝積載部13から稚貝5を一つずつ貝座部21の
上に載せ、位置決めし、始動用フットスイッチ15を足
踏み操作することになる。
【0009】図2ないし図7に示すように、貝座部21
は、その左右方向の中央に、ロープ3の取付作業箇所3
a(図1参照)を略水平に案内する溝状のロープ案内部
22を備えており、このロープ案内部22の右側に、一
の稚貝(以下、右側の稚貝または下側の稚貝とも称す
る)5を載せる第一の稚貝支持面部23が設けられ、ロ
ープ案内部22の左側に、他の稚貝(以下、左側の稚貝
または上側の稚貝とも称する)5を載せる第二の稚貝支
持面部24が設けられている。またこの貝座部21に
は、ブラシ揺動レバー25が、貝座部21の内部に設け
られた軸26を中心に上下方向に揺動自在に取り付けら
れ、これとは別に、稚貝押上げレバー27が、軸26を
中心に上下方向に揺動自在に取り付けられ、ブラシ揺動
レバー25の先端部の下面に、左右の稚貝5を押えるた
めのブラシ28が取り付けられている。また貝座部21
の手前にロープテンション29(図1参照)が設けら
れ、貝座部21の向う側に、V溝部を備えたロープ受け
30が設けられている。また貝座部21の上面に、右側
の稚貝5を水平方向に位置決めする第一の稚貝位置決め
部31が設けられ、貝座部21とブラシ揺動レバー25
とに、左側の稚貝5を水平方向に位置決めする第二の稚
貝位置決め部32が設けられている。
は、その左右方向の中央に、ロープ3の取付作業箇所3
a(図1参照)を略水平に案内する溝状のロープ案内部
22を備えており、このロープ案内部22の右側に、一
の稚貝(以下、右側の稚貝または下側の稚貝とも称す
る)5を載せる第一の稚貝支持面部23が設けられ、ロ
ープ案内部22の左側に、他の稚貝(以下、左側の稚貝
または上側の稚貝とも称する)5を載せる第二の稚貝支
持面部24が設けられている。またこの貝座部21に
は、ブラシ揺動レバー25が、貝座部21の内部に設け
られた軸26を中心に上下方向に揺動自在に取り付けら
れ、これとは別に、稚貝押上げレバー27が、軸26を
中心に上下方向に揺動自在に取り付けられ、ブラシ揺動
レバー25の先端部の下面に、左右の稚貝5を押えるた
めのブラシ28が取り付けられている。また貝座部21
の手前にロープテンション29(図1参照)が設けら
れ、貝座部21の向う側に、V溝部を備えたロープ受け
30が設けられている。また貝座部21の上面に、右側
の稚貝5を水平方向に位置決めする第一の稚貝位置決め
部31が設けられ、貝座部21とブラシ揺動レバー25
とに、左側の稚貝5を水平方向に位置決めする第二の稚
貝位置決め部32が設けられている。
【0010】ロープ案内部22は基本的に断面半円形の
溝であって、ロープ3を緩く嵌め込んでこれを支持する
とともにこれを位置決めし、またロープ3を長さ方向に
移送するときにこれを案内する役割を持っている。
溝であって、ロープ3を緩く嵌め込んでこれを支持する
とともにこれを位置決めし、またロープ3を長さ方向に
移送するときにこれを案内する役割を持っている。
【0011】第一の稚貝支持面部23は基本的に平面で
あって、ここに右側の稚貝5を載せたときに、この稚貝
5の耳部5aが、ロープ案内部22に案内された状態の
ロープ3の下側に位置する高さを備えている。また第二
の稚貝支持面部24も基本的に平面であって、第一の稚
貝支持面部23より一段高く、ここに左側の稚貝5を載
せたときに、この稚貝5の耳部5aが、ロープ案内部2
2に案内された状態のロープ3の上側に位置する高さを
備えている。
あって、ここに右側の稚貝5を載せたときに、この稚貝
5の耳部5aが、ロープ案内部22に案内された状態の
ロープ3の下側に位置する高さを備えている。また第二
の稚貝支持面部24も基本的に平面であって、第一の稚
貝支持面部23より一段高く、ここに左側の稚貝5を載
せたときに、この稚貝5の耳部5aが、ロープ案内部2
2に案内された状態のロープ3の上側に位置する高さを
備えている。
【0012】第一の稚貝位置決め部31は、貝座部21
上に設けられた段差状の耳部後当て壁33と、これに連
続する平面略く字形の切欠状の耳部横当て壁34とから
なるものであって、右側の稚貝5の耳部5aの後辺を耳
部後当て壁33に当接させるとともにこの稚貝5の耳部
5aの一方の側辺を耳部横当て壁34に当接させること
により、この稚貝5を水平方向に位置決めし、すなわ
ち、この稚貝5の耳部5aの一部をロープ3の真下に位
置させることができるようになっている。尚、この右側
の稚貝5の耳部5aの下には、ドリル穿孔用および係止
具供給用の工作孔35が位置することになる。また第二
の稚貝位置決め部32は、貝座部21上に設けられた段
差状の耳部後当て壁36と、ブラシ揺動レバー25に設
けられた平面略く字形の耳部横当て壁37とからなるも
のであって、ブラシ揺動レバー25を倒した状態で、左
側の稚貝5の耳部5aの後辺を耳部後当て壁36に当接
させるとともにこの稚貝5の耳部5aの一方の側辺を耳
部横当て壁37に当接させることにより、この稚貝5を
水平方向に位置決めし、すなわち、この稚貝5の耳部5
aの一部をロープ3の真上に位置させることができるよ
うになっており、これらによりロープ3と左右の稚貝5
が、平面的に見て図8の状態、正面から見て図9の状態
となるように上下に重ねられ、下から順に右側の稚貝5
の耳部5a、ロープ3、左側の稚貝5の耳部5aが積層
状に並べられることになる。ブラシ揺動レバー25の側
面に設けられた耳部横当て壁37は、図10に示すよう
な、高さの余り無い、この意味で骨状のものであっても
良く、この他に様々な形状のものが考えられる。
上に設けられた段差状の耳部後当て壁33と、これに連
続する平面略く字形の切欠状の耳部横当て壁34とから
なるものであって、右側の稚貝5の耳部5aの後辺を耳
部後当て壁33に当接させるとともにこの稚貝5の耳部
5aの一方の側辺を耳部横当て壁34に当接させること
により、この稚貝5を水平方向に位置決めし、すなわ
ち、この稚貝5の耳部5aの一部をロープ3の真下に位
置させることができるようになっている。尚、この右側
の稚貝5の耳部5aの下には、ドリル穿孔用および係止
具供給用の工作孔35が位置することになる。また第二
の稚貝位置決め部32は、貝座部21上に設けられた段
差状の耳部後当て壁36と、ブラシ揺動レバー25に設
けられた平面略く字形の耳部横当て壁37とからなるも
のであって、ブラシ揺動レバー25を倒した状態で、左
側の稚貝5の耳部5aの後辺を耳部後当て壁36に当接
させるとともにこの稚貝5の耳部5aの一方の側辺を耳
部横当て壁37に当接させることにより、この稚貝5を
水平方向に位置決めし、すなわち、この稚貝5の耳部5
aの一部をロープ3の真上に位置させることができるよ
うになっており、これらによりロープ3と左右の稚貝5
が、平面的に見て図8の状態、正面から見て図9の状態
となるように上下に重ねられ、下から順に右側の稚貝5
の耳部5a、ロープ3、左側の稚貝5の耳部5aが積層
状に並べられることになる。ブラシ揺動レバー25の側
面に設けられた耳部横当て壁37は、図10に示すよう
な、高さの余り無い、この意味で骨状のものであっても
良く、この他に様々な形状のものが考えられる。
【0013】また第一および第二の稚貝位置決め部3
1,32はそれぞれ、その一部または全部が貝座部21
に対して独立して設けられていても良い。すなわち、図
11および図12に示す他の例では、右側の稚貝5を水
平方向に位置決めする第一の稚貝位置決め部31が貝座
部21に設けられるとともに、左側の稚貝5を水平方向
に位置決めする第二の稚貝位置決め部32が貝座部21
とロープ押え30aとに分けて設けている。またこの例
では、第一の稚貝位置決め部31が、貝座部21上に設
けられた段差状の耳部後当て壁33と、これに平面略く
字形に連続する耳部横当て壁34とからなり、右側の稚
貝5の耳部5aの後辺5dを耳部後当て壁33に当接さ
せるとともにこの稚貝5の耳部5aの一方の側辺5eを
耳部横当て壁34に当接させることにより、この稚貝5
を水平方向に位置決めし、すなわち、この稚貝5の耳部
5aの一部をロープ3の真下に位置させることができる
ようになっている。また第二の稚貝位置決め部32は、
貝座部21上に設けられた段差状の耳部後当て壁36
と、ロープ押え30aに取り付けられた平面略く字形の
耳部横当て壁37とからなり、ロープ押え30aを昇降
の下端限に位置させた状態で、左側の稚貝5の耳部5a
の後辺を耳部後当て壁36に当接させるとともにこの稚
貝5の耳部5aの一方の側辺を耳部横当て壁37に当接
させることにより、この稚貝5を水平方向に位置決め
し、すなわち、この稚貝5の耳部5aの一部をロープ3
の真上に位置させることができるようになっている。
尚、ロープ押え30aは、ドリル本体45と同様に昇降
動作し、昇降の下端限に位置したときに、ロープ受け3
0との間にロープ3を挾んで固定するものである。
1,32はそれぞれ、その一部または全部が貝座部21
に対して独立して設けられていても良い。すなわち、図
11および図12に示す他の例では、右側の稚貝5を水
平方向に位置決めする第一の稚貝位置決め部31が貝座
部21に設けられるとともに、左側の稚貝5を水平方向
に位置決めする第二の稚貝位置決め部32が貝座部21
とロープ押え30aとに分けて設けている。またこの例
では、第一の稚貝位置決め部31が、貝座部21上に設
けられた段差状の耳部後当て壁33と、これに平面略く
字形に連続する耳部横当て壁34とからなり、右側の稚
貝5の耳部5aの後辺5dを耳部後当て壁33に当接さ
せるとともにこの稚貝5の耳部5aの一方の側辺5eを
耳部横当て壁34に当接させることにより、この稚貝5
を水平方向に位置決めし、すなわち、この稚貝5の耳部
5aの一部をロープ3の真下に位置させることができる
ようになっている。また第二の稚貝位置決め部32は、
貝座部21上に設けられた段差状の耳部後当て壁36
と、ロープ押え30aに取り付けられた平面略く字形の
耳部横当て壁37とからなり、ロープ押え30aを昇降
の下端限に位置させた状態で、左側の稚貝5の耳部5a
の後辺を耳部後当て壁36に当接させるとともにこの稚
貝5の耳部5aの一方の側辺を耳部横当て壁37に当接
させることにより、この稚貝5を水平方向に位置決め
し、すなわち、この稚貝5の耳部5aの一部をロープ3
の真上に位置させることができるようになっている。
尚、ロープ押え30aは、ドリル本体45と同様に昇降
動作し、昇降の下端限に位置したときに、ロープ受け3
0との間にロープ3を挾んで固定するものである。
【0014】ブラシ揺動レバー25は、図示しないばね
機構を備えていて、自由状態において図13の位置にあ
り、作業の原点位置において、ドリル部41のブラシ押
えレバー42に押し下げられて図14の位置にある。そ
してこの図14の状態で、手作業によりブラシ28の下
側に左右の稚貝5を横手から滑り込ませ、位置決めし、
次いで、始動用フットスイッチ15を足踏み操作して取
付作業の一サイクルをスタートさせることになる。また
稚貝押上げレバー27は、ばね機構38を備えていて、
自由状態において図13の位置にあり、作業の原点位置
において、ブラシ揺動レバー25と、真ん中にロープ3
を挾んだ左右の稚貝5とを介してドリル部41のブラシ
押えレバー42に押し下げられて図14の位置にあり、
全体が貝座部21に設けられた凹部39内に収められて
いる。そして取付作業が進行してブラシ押えレバー42
が後退(上昇)すると、ばね38の復帰力により図13
の位置へ復帰して、真ん中にロープ3を挾んだ左右の稚
貝5を持ち上げ、特に右側、すなわち下側の稚貝5を切
欠状の耳横当て壁34から上方へ外す。これにより取付
けを完了した右側の稚貝5を、貝座部21上の何処かの
段差に引っ掛けることなく、貝座部21の向う側へ、ロ
ープ3および上側の稚貝5とともに移送することが可能
となる。
機構を備えていて、自由状態において図13の位置にあ
り、作業の原点位置において、ドリル部41のブラシ押
えレバー42に押し下げられて図14の位置にある。そ
してこの図14の状態で、手作業によりブラシ28の下
側に左右の稚貝5を横手から滑り込ませ、位置決めし、
次いで、始動用フットスイッチ15を足踏み操作して取
付作業の一サイクルをスタートさせることになる。また
稚貝押上げレバー27は、ばね機構38を備えていて、
自由状態において図13の位置にあり、作業の原点位置
において、ブラシ揺動レバー25と、真ん中にロープ3
を挾んだ左右の稚貝5とを介してドリル部41のブラシ
押えレバー42に押し下げられて図14の位置にあり、
全体が貝座部21に設けられた凹部39内に収められて
いる。そして取付作業が進行してブラシ押えレバー42
が後退(上昇)すると、ばね38の復帰力により図13
の位置へ復帰して、真ん中にロープ3を挾んだ左右の稚
貝5を持ち上げ、特に右側、すなわち下側の稚貝5を切
欠状の耳横当て壁34から上方へ外す。これにより取付
けを完了した右側の稚貝5を、貝座部21上の何処かの
段差に引っ掛けることなく、貝座部21の向う側へ、ロ
ープ3および上側の稚貝5とともに移送することが可能
となる。
【0015】図15に示すように、貝座部21の上方に
設けられたドリル部41は、支柱43の一面に設けられ
たレール44に沿って昇降するドリル本体45と、穿孔
時にドリル本体45のドリル刃46が振れるのを防止す
るドリルガイド47と、上記したブラシ押えレバー42
とを備えており、この三者が作動時に或る程度の時間差
をもって昇降して左側の稚貝5の耳部5aと、ロープ3
と、右側の稚貝5の耳部5aとの積層部に貫通孔6を纏
めて形成し、この貫通孔6にその下方から係止具81が
刺し通されることになる。
設けられたドリル部41は、支柱43の一面に設けられ
たレール44に沿って昇降するドリル本体45と、穿孔
時にドリル本体45のドリル刃46が振れるのを防止す
るドリルガイド47と、上記したブラシ押えレバー42
とを備えており、この三者が作動時に或る程度の時間差
をもって昇降して左側の稚貝5の耳部5aと、ロープ3
と、右側の稚貝5の耳部5aとの積層部に貫通孔6を纏
めて形成し、この貫通孔6にその下方から係止具81が
刺し通されることになる。
【0016】図16の(A)および(B)に示すよう
に、係止具81は、合成樹脂製のピンであって、略棒状
を呈する係止具本体82の両端にそれぞれ稚貝係止部8
3,84を一体に備えており、図上右側の一方の稚貝係
止部83が、貫通孔6に刺し通されることを予定して二
又の銛状に成形され、図上左側の他方の稚貝係止部84
は、係止具本体82より大径の円柱形に成形されてい
る。この係止具81は、図17に示すように、シート状
のカートリッジ85として多数纏めて係止具供給部51
に装填されるものであり、カートリッジ85は多数の係
止具81を平面的にかつ互いに平行に並べ、更に多数の
係止具81を各係止具81の両端部に一体に繋ったラン
ナ86をもって一連に接続したものとして成形されてい
る。
に、係止具81は、合成樹脂製のピンであって、略棒状
を呈する係止具本体82の両端にそれぞれ稚貝係止部8
3,84を一体に備えており、図上右側の一方の稚貝係
止部83が、貫通孔6に刺し通されることを予定して二
又の銛状に成形され、図上左側の他方の稚貝係止部84
は、係止具本体82より大径の円柱形に成形されてい
る。この係止具81は、図17に示すように、シート状
のカートリッジ85として多数纏めて係止具供給部51
に装填されるものであり、カートリッジ85は多数の係
止具81を平面的にかつ互いに平行に並べ、更に多数の
係止具81を各係止具81の両端部に一体に繋ったラン
ナ86をもって一連に接続したものとして成形されてい
る。
【0017】図18ないし図20に示すように、係止具
供給部51は、カートリッジ85を多数ストックするボ
ックス状のカートリッジストック部52を備えており、
このカートリッジストック部52の一角と並ぶようにし
て、係止具切離し部53と係止具移送部54が設けら
れ、この係止具移送部54の供給ロータ55が略180
度回転した位置に、係止具突上げ部56が設けられてい
る。この最後の係止具突上げ部56は上記した工作孔3
5の真下に位置しており、ここで係止具81を突き上げ
て貫通孔6に係止具81を刺し通すことになる。
供給部51は、カートリッジ85を多数ストックするボ
ックス状のカートリッジストック部52を備えており、
このカートリッジストック部52の一角と並ぶようにし
て、係止具切離し部53と係止具移送部54が設けら
れ、この係止具移送部54の供給ロータ55が略180
度回転した位置に、係止具突上げ部56が設けられてい
る。この最後の係止具突上げ部56は上記した工作孔3
5の真下に位置しており、ここで係止具81を突き上げ
て貫通孔6に係止具81を刺し通すことになる。
【0018】カートリッジストック部52に収容された
カートリッジ85は、シート毎、A方向へ直線的に送ら
れ、その途中で、係止具切離し部53に設けられた円形
カッタ57によって係止具81が個々にランナ86から
切り離される。切り離された係止具81は個々に供給ロ
ータ55の送りピッチ凹部58に嵌め込まれ、供給ロー
タ55の回転にしたがって係止具突上げ部56に送られ
る。供給ロータ55は作業のサイクル毎に間欠回転す
る。ランナ86はA方向に直進を続け、外部へ放出され
る。係止具突上げ部56に、係止具81を突き上げるた
めの突上げ棒59が備えられており、更に、図7に示し
たように、突上げに際して係止具81を案内する突上げ
ガイド60が、貝座部21内に位置して設けられてい
る。この突上げガイド60は等配した複数のガイド部品
を突上げの瞬間に径方向外方へ開く構造を備えており、
係止具81の一方の稚貝係止部83が貫通孔6に確実に
刺し込まれるようにこれを案内する。尚、カートリッジ
ストック部52には、作業の開始に先立ってシート状の
カートリッジ85が多数横並びの積層状にストックさ
れ、作業の進行に合わせて一枚ずつ順番に繰り込まれて
行く。このためカートリッジストック部52には、ワイ
ヤ61で吊された重り62の重量で移動してカートリッ
ジ85を積層方向に順送りするスライダ63が設けられ
ている。
カートリッジ85は、シート毎、A方向へ直線的に送ら
れ、その途中で、係止具切離し部53に設けられた円形
カッタ57によって係止具81が個々にランナ86から
切り離される。切り離された係止具81は個々に供給ロ
ータ55の送りピッチ凹部58に嵌め込まれ、供給ロー
タ55の回転にしたがって係止具突上げ部56に送られ
る。供給ロータ55は作業のサイクル毎に間欠回転す
る。ランナ86はA方向に直進を続け、外部へ放出され
る。係止具突上げ部56に、係止具81を突き上げるた
めの突上げ棒59が備えられており、更に、図7に示し
たように、突上げに際して係止具81を案内する突上げ
ガイド60が、貝座部21内に位置して設けられてい
る。この突上げガイド60は等配した複数のガイド部品
を突上げの瞬間に径方向外方へ開く構造を備えており、
係止具81の一方の稚貝係止部83が貫通孔6に確実に
刺し込まれるようにこれを案内する。尚、カートリッジ
ストック部52には、作業の開始に先立ってシート状の
カートリッジ85が多数横並びの積層状にストックさ
れ、作業の進行に合わせて一枚ずつ順番に繰り込まれて
行く。このためカートリッジストック部52には、ワイ
ヤ61で吊された重り62の重量で移動してカートリッ
ジ85を積層方向に順送りするスライダ63が設けられ
ている。
【0019】図21に示すように、ロープ移送部71
は、ロープ3を釈放自在にチャックするとともに矢示方
向に往復動する一対のチャック72を備えており、この
チャック72の開閉動作と往復動作によって、ロープ3
を掴む、ロープ3を長手方向に所定距離手繰る(移送す
る)、ロープ3を離す、チャック72だけ元に戻る、ロ
ープ3を再び掴むというように、作業のサイクルに合わ
せて作動する。一回の往復動距離(係止具81同士の間
隔)は、レール73に対するストッパ74の固定位置を
ずらすことによって、この距離を調節することが可能で
ある。
は、ロープ3を釈放自在にチャックするとともに矢示方
向に往復動する一対のチャック72を備えており、この
チャック72の開閉動作と往復動作によって、ロープ3
を掴む、ロープ3を長手方向に所定距離手繰る(移送す
る)、ロープ3を離す、チャック72だけ元に戻る、ロ
ープ3を再び掴むというように、作業のサイクルに合わ
せて作動する。一回の往復動距離(係止具81同士の間
隔)は、レール73に対するストッパ74の固定位置を
ずらすことによって、この距離を調節することが可能で
ある。
【0020】上記構成を備えた耳吊り装置によって耳吊
り作業を行なうに際しては、ロープ3と係止具81のカ
ートリッジ85をそれぞれ装填してから、手作業で、貝
座部21の第一および第二の稚貝支持面部23,24に
それぞれ稚貝5を一つずつ載せ、更にこの稚貝5をそれ
ぞれ第一または第二の稚貝位置決め部31,32にした
がって水平方向に位置決めして、右側の稚貝5の耳部5
aと、ロープ3と、左側の稚貝5の耳部5aとを積層状
に並べる。次いで、この状態から始動用フットスイッチ
15を足踏み操作すると、ドリル部41のドリルガイド
47とドリル本体45とが順次下降して来て、上記した
三層の積層部に上方から貫通孔6が形成され、次いで、
ドリル本体45が後退(上昇)すると、このドリル本体
45を追いかけるようにして、係止具81が係止具供給
部51の突上げ棒59によって突き上げられて貫通孔6
にその下方から刺し通される。次いで、ブラシ押えレバ
ー42が後退(上昇)すると、稚貝押上げレバー27が
ばね機構38によって復帰して真ん中にロープ3を挾ん
だ左右の稚貝5が持ち上げられ、次いで、ロープ移送部
71によってロープ3が一サイクル分、貝座部21の向
う側に手繰られる。これにより作業が一サイクル完了し
て、図22に示すような取付状態が実現し、後は所要回
数これを繰り返すことになる。したがって上記装置によ
れば、以下の効果がある。
り作業を行なうに際しては、ロープ3と係止具81のカ
ートリッジ85をそれぞれ装填してから、手作業で、貝
座部21の第一および第二の稚貝支持面部23,24に
それぞれ稚貝5を一つずつ載せ、更にこの稚貝5をそれ
ぞれ第一または第二の稚貝位置決め部31,32にした
がって水平方向に位置決めして、右側の稚貝5の耳部5
aと、ロープ3と、左側の稚貝5の耳部5aとを積層状
に並べる。次いで、この状態から始動用フットスイッチ
15を足踏み操作すると、ドリル部41のドリルガイド
47とドリル本体45とが順次下降して来て、上記した
三層の積層部に上方から貫通孔6が形成され、次いで、
ドリル本体45が後退(上昇)すると、このドリル本体
45を追いかけるようにして、係止具81が係止具供給
部51の突上げ棒59によって突き上げられて貫通孔6
にその下方から刺し通される。次いで、ブラシ押えレバ
ー42が後退(上昇)すると、稚貝押上げレバー27が
ばね機構38によって復帰して真ん中にロープ3を挾ん
だ左右の稚貝5が持ち上げられ、次いで、ロープ移送部
71によってロープ3が一サイクル分、貝座部21の向
う側に手繰られる。これにより作業が一サイクル完了し
て、図22に示すような取付状態が実現し、後は所要回
数これを繰り返すことになる。したがって上記装置によ
れば、以下の効果がある。
【0021】 ロープ3に係止具81を取り付けるの
と、この係止具81に稚貝5を取り付けるのとが略同時
に行なわれるために、作業効率が良い。また係止具81
に稚貝5を二つ同時に取り付けるものであるために、こ
れによっても作業効率が良い。 穿孔後、ドリル本体45が後退(上昇)すると、こ
のドリル本体45を追いかけるようにして、係止具81
が係止具供給部51の突上げ棒59によって突き上げら
れて貫通孔6にその下方から刺し通される。したがって
繊維質を撚ったものであるロープ3の貫通孔6が閉じて
しまう前に、この貫通孔6に係止具81を刺し通すこと
ができるために、刺通しの失敗率が際立って小さい。
と、この係止具81に稚貝5を取り付けるのとが略同時
に行なわれるために、作業効率が良い。また係止具81
に稚貝5を二つ同時に取り付けるものであるために、こ
れによっても作業効率が良い。 穿孔後、ドリル本体45が後退(上昇)すると、こ
のドリル本体45を追いかけるようにして、係止具81
が係止具供給部51の突上げ棒59によって突き上げら
れて貫通孔6にその下方から刺し通される。したがって
繊維質を撚ったものであるロープ3の貫通孔6が閉じて
しまう前に、この貫通孔6に係止具81を刺し通すこと
ができるために、刺通しの失敗率が際立って小さい。
【0022】また係止具81の形状およびこの係止具8
1をシート状のカートリッジ85としたことについて
は、以下の効果がある。 係止具81が、略棒状を呈する係止具本体82の両
端に一対の稚貝係止部83,84を設けただけの単純な
形状であるために、その成形が簡単である。すなわち、
略棒状を呈する係止具本体82の「二箇所」に稚貝係止
部83,84を成形すれば良いために、形状構成を簡素
化することができ、これに伴ってその成形および取扱い
を容易化することができる。 成長した帆立貝5をロープ3から取り外そうとして
強く引っ張ると、係止具本体82が長手方向の何処かで
千切れて、係止具81がロープ3に対して抜け止めされ
た状態が解除される。したがって係止具本体82を他の
何処かで更に切断しなくても、係止具81全部をロープ
3から簡単に取り外すことができる。 係止具81がシート状のカートリッジ85として多
数纏められているために、装填等の取扱いが簡便であ
る。
1をシート状のカートリッジ85としたことについて
は、以下の効果がある。 係止具81が、略棒状を呈する係止具本体82の両
端に一対の稚貝係止部83,84を設けただけの単純な
形状であるために、その成形が簡単である。すなわち、
略棒状を呈する係止具本体82の「二箇所」に稚貝係止
部83,84を成形すれば良いために、形状構成を簡素
化することができ、これに伴ってその成形および取扱い
を容易化することができる。 成長した帆立貝5をロープ3から取り外そうとして
強く引っ張ると、係止具本体82が長手方向の何処かで
千切れて、係止具81がロープ3に対して抜け止めされ
た状態が解除される。したがって係止具本体82を他の
何処かで更に切断しなくても、係止具81全部をロープ
3から簡単に取り外すことができる。 係止具81がシート状のカートリッジ85として多
数纏められているために、装填等の取扱いが簡便であ
る。
【0023】つぎに耳吊り養殖の「一枚開け」について
説明する。図23に示すように、帆立貝5の耳部5aは
その大部分において二枚の貝殻が重なり合った状態にな
っているが、耳部5aの片側には、一枚の貝殻のみから
なる部分が必ず存在しており、前者の、二枚の貝殻が重
なり合った部分(以下、二枚部分とも称する)5bに貫
通孔6を形成することを「二枚開け」、後者の、一枚の
貝殻のみからなる部分(以下、一枚部分とも称する)5
cに貫通孔6を形成することを「一枚開け」と言い、後
者の一枚開けの方が、貝の身の成長に支障を来すことが
少ないために、帆立貝5の成育が良いことが知られてい
る。
説明する。図23に示すように、帆立貝5の耳部5aは
その大部分において二枚の貝殻が重なり合った状態にな
っているが、耳部5aの片側には、一枚の貝殻のみから
なる部分が必ず存在しており、前者の、二枚の貝殻が重
なり合った部分(以下、二枚部分とも称する)5bに貫
通孔6を形成することを「二枚開け」、後者の、一枚の
貝殻のみからなる部分(以下、一枚部分とも称する)5
cに貫通孔6を形成することを「一枚開け」と言い、後
者の一枚開けの方が、貝の身の成長に支障を来すことが
少ないために、帆立貝5の成育が良いことが知られてい
る。
【0024】この点に関して上記構成の耳吊り装置を検
討すると、この装置は、上記したように、耳部5aの後
辺5dを耳部後当て壁33,36に当接させるとともに
耳部5aの一方の側辺5eを耳部横当て壁34,37に
当接させることによって、帆立貝5を水平方向に位置決
めするものであり、貫通孔6の形成箇所は耳部5aの後
辺5dから一定の距離のところである。これに対して、
耳部5aの後辺5dと一枚部分5cの間には二枚部分5
bの一部5b’があり、この一部5b’の大きさが帆立
貝5の大きさによってまちまちである。したがって上記
装置による位置決め方法では、帆立貝5の大きさ次第
で、二枚部分5bの一部5b’に貫通孔6を形成した
り、一枚部分5cに貫通孔6を形成したりと、まちまち
になってしまう。
討すると、この装置は、上記したように、耳部5aの後
辺5dを耳部後当て壁33,36に当接させるとともに
耳部5aの一方の側辺5eを耳部横当て壁34,37に
当接させることによって、帆立貝5を水平方向に位置決
めするものであり、貫通孔6の形成箇所は耳部5aの後
辺5dから一定の距離のところである。これに対して、
耳部5aの後辺5dと一枚部分5cの間には二枚部分5
bの一部5b’があり、この一部5b’の大きさが帆立
貝5の大きさによってまちまちである。したがって上記
装置による位置決め方法では、帆立貝5の大きさ次第
で、二枚部分5bの一部5b’に貫通孔6を形成した
り、一枚部分5cに貫通孔6を形成したりと、まちまち
になってしまう。
【0025】これに対して、貝殻本体部5fと耳部5a
との一方の凹状角部5gを中心に考えてみると、この凹
状角部5gのすぐ横に一枚部分5cが位置しており、こ
れは帆立貝5の大小に拘らず、皆同じである。したがっ
てこの凹状角部5gを基準として帆立貝5の水平方向の
位置決めを行なえば、必ず一枚部分5cに貫通孔6を形
成することができる。このため、装置としては、右側の
稚貝5用に、図24および図25に示すように、貝座部
21における切欠状の耳部横当て壁34の前端位置にピ
ン状の一枚開け用稚貝位置決め部91を設け、この稚貝
位置決め部91に凹状角部5gを嵌め当てるように当接
させることによって右側の稚貝5を水平方向に位置決め
する。また左側の稚貝5用には、図26および図27に
示すように、耳部横当て壁37の前端位置にピン状の一
枚開け用稚貝位置決め部92を設け、この稚貝位置決め
部92に凹状角部5gを嵌め当てるように当接させるこ
とによって左側の稚貝5を水平方向に位置決めする。そ
して、これらの稚貝位置決め部91,92のすぐ横で貫
通孔6を形成することにすれば、稚貝5の大小に拘ら
ず、常に一枚部分5cに貫通孔6を形成することがで
き、これに伴って稚貝5の成育を促進させることが可能
となる。
との一方の凹状角部5gを中心に考えてみると、この凹
状角部5gのすぐ横に一枚部分5cが位置しており、こ
れは帆立貝5の大小に拘らず、皆同じである。したがっ
てこの凹状角部5gを基準として帆立貝5の水平方向の
位置決めを行なえば、必ず一枚部分5cに貫通孔6を形
成することができる。このため、装置としては、右側の
稚貝5用に、図24および図25に示すように、貝座部
21における切欠状の耳部横当て壁34の前端位置にピ
ン状の一枚開け用稚貝位置決め部91を設け、この稚貝
位置決め部91に凹状角部5gを嵌め当てるように当接
させることによって右側の稚貝5を水平方向に位置決め
する。また左側の稚貝5用には、図26および図27に
示すように、耳部横当て壁37の前端位置にピン状の一
枚開け用稚貝位置決め部92を設け、この稚貝位置決め
部92に凹状角部5gを嵌め当てるように当接させるこ
とによって左側の稚貝5を水平方向に位置決めする。そ
して、これらの稚貝位置決め部91,92のすぐ横で貫
通孔6を形成することにすれば、稚貝5の大小に拘ら
ず、常に一枚部分5cに貫通孔6を形成することがで
き、これに伴って稚貝5の成育を促進させることが可能
となる。
【0026】またこれらの一枚開け用稚貝位置決め部9
1,92はそれぞれ、その一部または全部が貝座部21
に対して独立して設けられていても良い。すなわち、図
28および図29に示す他の例では、右側の稚貝5を位
置決めする一枚開け用稚貝位置決め部91が貝座部21
に設けられるとともに、左側の稚貝5を位置決めする一
枚開け用稚貝位置決め部92が貝座部21と上記したロ
ープ押え30aとに分けて設けられている。またこの例
では、右側の一枚開け用稚貝位置決め部91がブロック
状であり、このブロック状の一枚開け用稚貝位置決め部
91の手前右側の角に凹状角部5gを嵌め当てるように
当接させることによって右側の稚貝5を水平方向に位置
決めする。また左側の一枚開け用稚貝位置決め部92も
ブロック状であり、このブロック状の一枚開け用稚貝位
置決め部92の手前左側の角に凹状角部5gを嵌め当て
るように当接させることによって左側の稚貝5を水平方
向に位置決めする。
1,92はそれぞれ、その一部または全部が貝座部21
に対して独立して設けられていても良い。すなわち、図
28および図29に示す他の例では、右側の稚貝5を位
置決めする一枚開け用稚貝位置決め部91が貝座部21
に設けられるとともに、左側の稚貝5を位置決めする一
枚開け用稚貝位置決め部92が貝座部21と上記したロ
ープ押え30aとに分けて設けられている。またこの例
では、右側の一枚開け用稚貝位置決め部91がブロック
状であり、このブロック状の一枚開け用稚貝位置決め部
91の手前右側の角に凹状角部5gを嵌め当てるように
当接させることによって右側の稚貝5を水平方向に位置
決めする。また左側の一枚開け用稚貝位置決め部92も
ブロック状であり、このブロック状の一枚開け用稚貝位
置決め部92の手前左側の角に凹状角部5gを嵌め当て
るように当接させることによって左側の稚貝5を水平方
向に位置決めする。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0028】すなわち上記構成を備えた本発明の養殖貝
類の係止具は、略棒状を呈する係止具本体の両端にそれ
ぞれ稚貝係止部を備えるとともに一方の稚貝係止部を二
又の銛状としたものであって、略棒状を呈する係止具本
体の「二箇所」に稚貝係止部を成形すれば良いために、
形状構成を簡素化することができ、これに伴ってその成
形および取扱いを容易化することができる。
類の係止具は、略棒状を呈する係止具本体の両端にそれ
ぞれ稚貝係止部を備えるとともに一方の稚貝係止部を二
又の銛状としたものであって、略棒状を呈する係止具本
体の「二箇所」に稚貝係止部を成形すれば良いために、
形状構成を簡素化することができ、これに伴ってその成
形および取扱いを容易化することができる。
【図1】本発明の実施形態に係る養殖貝類の係止具を用
いる耳吊り装置の斜視図
いる耳吊り装置の斜視図
【図2】貝座部の斜視図
【図3】貝座部の平面図
【図4】貝座部の正面図
【図5】貝座部の背面図
【図6】ブラシ揺動レバーを取り外した状態の貝座部の
平面図
平面図
【図7】図6におけるA−B−C−D線断面図
【図8】ロープと稚貝の位置関係を示す平面図
【図9】ロープと稚貝の位置関係を示す正面図
【図10】貝座部の他の例を示す斜視図
【図11】稚貝位置決め部の他の例を示す斜視図
【図12】稚貝位置決め部の他の例を示す平面図
【図13】ブラシ揺動レバーと稚貝押上げレバーの作動
を示す断面図
を示す断面図
【図14】ブラシ揺動レバーと稚貝押上げレバーの作動
を示す断面図
を示す断面図
【図15】ドリル部の側面図
【図16】(A)は係止具の正面図、(B)はその平面
図
図
【図17】カートリッジの正面図
【図18】係止具供給部の斜視図
【図19】係止具供給部の平面図
【図20】係止具供給部の断面図
【図21】ロープ移送部の斜視図
【図22】取付け完了状態を示す斜視図
【図23】帆立貝の平面図
【図24】貝座部の要部斜視図
【図25】貝座部の要部平面図
【図26】ブラシ揺動レバーの一部切欠した斜視図
【図27】ブラシ揺動レバーの要部平面図
【図28】一枚開け用稚貝位置決め部の他の例を示す斜
視図
視図
【図29】一枚開け用稚貝位置決め部の他の例を示す平
面図
面図
【図30】耳吊り養殖の説明図
【図31】従来の取付状態を示す斜視図
3 ロープ 5 稚貝(帆立貝) 81 係止具 82 係止具本体 83,84 稚貝係止部
Claims (1)
- 【請求項1】 ロープ(3)に養殖貝類の稚貝(5)を
耳吊り状態に取り付ける係止具(81)であって、略棒
状を呈する係止具本体(82)の両端にそれぞれ稚貝係
止部(83)(84)を備え、一方の稚貝係止部(8
3)を二又の銛状としたことを特徴とする養殖貝類の係
止具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9141154A JPH1052190A (ja) | 1994-08-12 | 1997-05-16 | 養殖貝類の係止具 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-210685 | 1994-08-12 | ||
| JP21068594 | 1994-08-12 | ||
| JP9141154A JPH1052190A (ja) | 1994-08-12 | 1997-05-16 | 養殖貝類の係止具 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7107058A Division JP2917241B2 (ja) | 1994-08-12 | 1995-04-07 | 養殖貝類の耳吊り装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1052190A true JPH1052190A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=26473451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9141154A Pending JPH1052190A (ja) | 1994-08-12 | 1997-05-16 | 養殖貝類の係止具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1052190A (ja) |
-
1997
- 1997-05-16 JP JP9141154A patent/JPH1052190A/ja active Pending
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