JPH1052849A - 易引裂性キャストフィルム - Google Patents
易引裂性キャストフィルムInfo
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- JPH1052849A JPH1052849A JP8284948A JP28494896A JPH1052849A JP H1052849 A JPH1052849 A JP H1052849A JP 8284948 A JP8284948 A JP 8284948A JP 28494896 A JP28494896 A JP 28494896A JP H1052849 A JPH1052849 A JP H1052849A
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- polypropylene resin
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Abstract
リプロピレン樹脂(A)からなり、ポリプロピレン樹脂(A)
は、そのMFR(ASTM D 1238,230℃、2.16kg荷重)
が2〜20 g/10分の範囲にあり、かつ、そのキャストフィ
ルムの結晶化温度(JIS K 7121)が115〜130℃の範囲に
ある。このポリプロピレン樹脂(A) は、核剤(B) の配合
によって、キャストフィルムの結晶化温度が上記温度範
囲内になるように調製されたポリプロピレン樹脂である
ことが好ましい。 【効果】本発明によれば、縦引裂性に優れた未延伸の易
引裂性キャストフィルムを提供することができる。この
キャストフィルムは、延伸工程を経ずに調製されるの
で、生産コストの低減が図れる。このキャストフィルム
は、たとえば菓子等の包装用袋に用いた場合、容易に開
封することができるため、菓子等の食品包装などの用途
に好適である。
Description
裂性キャストフィルムに関する。
易に開封できるように、縦引裂性のあるフィルムが使用
されている。このようなフィルムとして、たとえばポリ
プロピレン樹脂から形成されたキャストフィルムなどが
広く使用されている。
R;ASTM D 1238,230℃、2.16kg荷重)が5g/10
分を超えるポリプロピレン樹脂を用いて製造したポリプ
ロピレンキャストフィルムは、分子配向がかかりにく
く、縦引裂性に劣っている。そのため、現在の技術で
は、ポリプロピレンフィルムに分子配向性を持たせるた
め、MFRが6g/10分以上のポリプロピレン樹脂か
らなるポリプロピレンフィルムに縦方向の延伸を行なっ
たり、あるいはこのポリプロピレン樹脂を低温度で押出
成形を行なったりしている。また、逆に低MFRを有す
るポリプロピレン樹脂、たとえば3g/10分以下のポ
リプロピレン樹脂を用いてキャスト法によるフィルム成
形を行ない、引裂性の改良を試みている。
って分子配向性を有するフィルムを調製する方法では、
縦延伸を行なうための装置が必要で設備費、その運転費
等がかかり、フィルムの生産コストが高くなる。また上
記のポリプロピレン樹脂を低温度で押出成形して縦方向
に分子配向性を有するフィルムを調製する方法では、安
定して厚みの均一なフィルムを製造することは難しい。
一方、上記の低MFRのポリプロピレン樹脂を用いて縦
方向に分子配向性を有するフィルムを調製する方法で
は、フィルム成形性が劣る。
プロピレン樹脂からなる、縦引裂性に優れた未延伸の易
引裂性キャストフィルムの出現が望まれている。
問題を解決しようとするものであって、フィルム成形性
に優れたポリプロピレン樹脂からなる、縦引裂性に優れ
た未延伸の易引裂性キャストフィルムを提供することを
目的としている。
は、ポリプロピレン樹脂(A)からなるキャストフィル
ムであって、(i) ポリプロピレン樹脂(A)は、そのメ
ルトフローレート(MFR;ASTM D 1238,230℃、2.16
kg荷重)が2〜20g/10分の範囲にあり、かつ、
(ii)そのキャストフィルムの結晶化温度(JIS K 7121)
が115〜130℃の範囲にあることを特徴としてい
る。
(B)の配合によって、成形されたキャストフィルムの
結晶化温度が115〜130℃になるように調製された
ポリプロピレン樹脂であることが好ましい。
ストフィルムについて具体的に説明する。本発明に係る
易引裂性キャストフィルムは、メルトフローレートと結
晶化温度が特定の範囲にあるポリプロピレン樹脂(A)
から形成されている。
(A)は、プロピレン単独重合体、または50モル%以
上、好ましくは85モル%以上、さらに好ましくは93
モル%以上のプロピレンと残余が炭素原子数2もしくは
4〜20のα- オレフィンとの共重合体である。
は、エチレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、4-
メチル-1- ペンテン、1-オクテン、1-デセン、1-ドデセ
ン、1-テトラデセン、1-ヘキサデセン、1-オクタデセ
ン、1-エイコセンなどが挙げられる。中でも、エチレ
ン、1-ブテンが好ましい。
- オレフィンは、単独で、または2種以上組み合わせて
用いることができる。本発明で好ましく用いられるポリ
プロピレン樹脂(A)としては、たとえばプロピレン単
独重合体や、少量のエチレン単位を含有するプロピレン
共重合体などが挙げられる。
(A)は、そのメルトフローレート(MFR;ASTM D 1
238,230℃、2.16kg荷重)が好ましくは2〜20g/
10分、特に好ましくは5〜10g/10分の範囲にあ
る。
が好ましくは115〜130℃、特に好ましくは120
〜127℃の範囲にある。
リプロピレン樹脂(A)は、フィルム成形性に優れてい
る。通常のポリプロピレン樹脂からなるキャストフィル
ムの結晶化温度は110℃位であり、キャストフィルム
の結晶化温度を115〜130℃、特に120〜127
℃の範囲内にすると、引裂性のよいキャストフィルムが
得られる。
の規格に従って、ポリプロピレン樹脂を一旦融解した
後、冷却し、結晶化が開始する温度を測定した値であ
る。本発明においては、ポリプロピレン樹脂のキャスト
フィルムの結晶化温度を115〜130℃の範囲内に調
整する方法は、特に限定されない。
(1) キャストフィルムの結晶化温度が115℃未満のポ
リプロピレン樹脂に、有機、無機の核剤(B)を配合す
る方法、(2) 核剤となる物質をポリプロピレン樹脂の製
造時に同時に製造するか、あるいは別々に製造してから
核剤とポリプロピレン樹脂とを混合する方法、(3) キャ
ストフィルムの結晶化温度が115℃未満のポリプロピ
レン樹脂に、キャストフィルムの結晶化温度が115℃
以上のポリプロピレン樹脂を混ぜる方法、(4) キャスト
フィルムの結晶化温度が115℃未満のポリプロピレン
樹脂に、密度0.941g/cm3 以上の高密度ポリエ
チレンをブレンドする方法などが挙げられ、いずれの方
法でも本発明に使用できる。
ネシウム(タルク)が通常よく使用される。また、上記
有機核剤としては、たとえば、ソルビトール、ジベンジ
リデンソルビトール、ジメチルベンジリデンソルビトー
ル、モノ-p- メチルジベンジリデンソルビトール等のソ
ルビトール系核剤;アルミニウムヒドロキシ- ジ-p-t-
ブチルベンゾエート、リン酸2,2-メチレンビス(4,6-ジ
-t-ブチルフェニル)ナトリウム、アビエチン酸金属塩
が使用され、これらの内でもジメチルベンジリデンソル
ビトールが好ましい。さらにポリマー核剤としては、前
記ポリエチレン、ポリプロピレン、そしてポリブテン-1
等のポリオレフィンが使用できる。
ーレート(MFR;ASTM D 1238,190℃、荷重2.16kg)
が0.5〜10g/10分で、密度(ASTM D 1505)が
0.941〜0.970g/cm3 の範囲内にあること
が望ましい。また、核剤としてのポリプロピレンは、メ
ルトフローレート(MFR;ASTM D 1238,230℃、荷重
2.16kg)が0.5〜10g/10分で、密度(ASTM D 1
505)が0.900〜0.920g/cm3 の範囲内にあ
ることが望ましい。核剤としてのポリブテン-1は、メル
トフローレート(MFR;ASTM D 1238,190℃、荷重2.
16kg)が0.5〜5g/10分で、密度(ASTM D 1505)
が0.88〜0.93g/cm3 の範囲内にあることが
望ましい。
(B)の配合割合は、キャストフィルムの結晶化温度が
115℃未満になるポリプロピレン樹脂の種類、性状、
および核剤の種類等によって異なるが、有機、無機の核
剤の場合、通常、ポリプロピレン樹脂100重量部に対
して、0.01〜1重量部、好ましくは0.05〜0.
7重量部、さらに好ましくは0.1〜0.5重量部の範
囲である。
高密度ポリエチレンをフィルムを構成するポリプロピレ
ン樹脂にブレンドする場合は、あるいは別種のポリプロ
ピレンをブレンドする場合は、フィルムを構成するポリ
プロピレン樹脂100重量部に対して、高密度ポリエチ
レンまたはポリプロピレンを1〜30重量部、好ましく
は3〜20重量部、さらに好ましくは4〜10重量部混
合する。
には、その配合割合は、ポリプロピレン樹脂100重量
部に対して、1〜20重量部、好ましくは1〜10重量
部、さらに好ましくは3〜5重量部の範囲である。
未満のポリプロピレン樹脂に核剤(B)を配合したポリ
プロピレン樹脂(A)は、公知の任意の方法を採用して
調製することができ、たとえば、ポリプロピレンに核剤
を加えて押出機、ニーダー等を用いて溶融混練すること
により得られる。
ィルムの結晶化温度が115℃未満のポリプロピレン樹
脂および核剤(B)の他に、無毒性の紫外線吸収剤、滑
剤、静電気防止剤、酸化防止剤、塩酸吸収剤、アンチブ
ロッキング剤などの添加剤を、本発明の目的を損なわな
い範囲内で配合することができる。
樹脂(A)は、フィルム成形性に優れ、厚みの均一性に
優れた、分子配向性を有するキャストフィルム、すなわ
ち易引裂性のキャストフィルムを提供することができ
る。
は、上記のようなポリプロピレン樹脂(A)から従来公
知の押出成形法によって調製することができる。また冷
却ロールで冷却後、フィルムを再加熱し、縦軸方向へ1
〜20倍、好ましくは2〜10倍、特に好ましくは3〜
5倍延伸してもよい。
たポリプロピレン樹脂(A)からなる、縦引裂性に優れ
た未延伸の易引裂性キャストフィルムを提供することが
できる。本発明に係る易引裂性キャストフィルムは、特
別の方法の或いは条件の配向工程を経ずに調製されるの
で、生産コストの低減が図れる。
引裂性キャストフィルムは、使用時に、容易に開封する
ことができるため、菓子やおにぎり等の食品包装の他、
種々の雑貨品の包装に利用できる。
じ、更に表面処理、あるいは別の層を積層してマット
調、ヒートシール機能等を付加させた改質フィルムない
し多層フィルムとすることもできる。
発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
重)が7.0g/10分であり、かつ、キャストフィル
ムの結晶化温度(JIS K 7121)が113℃であるプロピ
レン単独重合体100重量部と、核剤(B)としてジメ
チルベンジリデンソルビトール0.2重量部とを1軸押
出機を用いて溶融混練してポリプロピレン樹脂を得た。
R(ASTM D 1238,230℃、2.16kg荷重)が7g/10
分であり、そのキャストフィルムの結晶化温度が127
℃であった。
イから溶融押出して、これを40℃の冷却ドラムに巻き
付けて冷却固化して、厚み40μmのキャストフィルム
を得た。なおキャストフィルムの引き取り速度は、10
0m/分であった。
て、このフィルムの引裂性を下記の表示で評価した。 ・引裂試験 サンプルを縦方向に長くA−4の大きさに切る。次い
で、長さ方向にサンプルを引き裂くために、サンプルの
中央部に2cmの巾で3cmの切れ目を入れる。そし
て、そのサンプルを平らな台の上に置き、中央部2cm
巾の部分を摘み、両サイドを他方の手で押さえて、18
0度の方向に1m/分の速度でサンプルを引っ張る。 ・引裂性の評価 ○ : 引っかかりが無く切れるもの × : 伸びを生じながら切れるもの
性を下記の表示で評価した。 ○ : 安定したハイスピードで均一厚さのフィルムが成
形できるもの × : 安定したハイスピードで均一厚さのフィルムの成
形が困難であるもの
ムを直線的に手で引き裂くことができる性質)を、特開
平5−220836号公報に記載されている方法によ
り、求めた。この公報に記載されている式より求めた直
線カット性の値が0.8〜1.2の範囲内にあると、直
線カット性に優れていると評価できる。
重)が7.0g/10分であり、かつ、キャストフィル
ムの結晶化温度(JIS K 7121)が113℃であるプロピ
レン単独重合体を用い、核剤を用いることなしに、実施
例1と同様に行なって、厚み40μmのキャストフィル
ムを得た。
113℃であった。このキャストフィルムの引裂性およ
び直線カット性とポリプロピレン樹脂のフィルム成形性
を実施例1と同様の方法で評価した。
重)が2.0g/10分であり、かつ、キャストフィル
ムの結晶化温度(JIS K 7121)が113℃であるプロピ
レン単独重合体を用い、核剤を用いることなしに、実施
例1と同様に行なって、厚み40μmのキャストフィル
ムを得た。
113℃であった。このキャストフィルムの引裂性およ
び直線カット性とポリプロピレン樹脂のフィルム成形性
を実施例1と同様の方法で評価した。
ソルビトール0.2重量部の代わりに、MFR(ASTM D
1238,230℃、2.16kg荷重)が2.0g/10分であ
り、かつ、キャストフィルムの結晶化温度(JIS K 712
1)が125℃であるポリプロピレン10重量部を核剤
として用いた以外は、実施例1と同様にして、ポリプロ
ピレン樹脂を調製し、さらに厚み40μmのキャストフ
ィルムを得た。
122℃であった。このキャストフィルムの引裂性およ
び直線カット性とポリプロピレン樹脂のフィルム成形性
を実施例1と同様の方法で評価した。
ソルビトール0.2重量部の代わりに、MFR(ASTM D
1238,190℃、2.16kg荷重)が5.0g/10分であ
り、かつ、密度が0.97g/cm3 であるポリエチレ
ン5重量部を核剤として用いた以外は、実施例1と同様
にして、ポリプロピレン樹脂を調製し、さらに厚み40
μmのキャストフィルムを得た。
116℃であった。このキャストフィルムの引裂性およ
び直線カット性とポリプロピレン樹脂のフィルム成形性
を実施例1と同様の方法で評価した。
ソルビトール0.2重量部の代わりにMFR(ASTM D 1
238,190℃、2.16kg荷重)が4.0g/10分であり、
かつ密度が0.90g/cm3 であるポリブテン-1樹脂
を4重量部配合した以外は、実施例1と同様にして、ポ
リプロピレン樹脂を調製し、さらに厚さ40μmのキャ
ストフィルムを得た。
116℃であった。このキャストフィルムの引裂性およ
び直線カット性とポリプロピレン樹脂のフィルム成形性
を実施例1と同様の方法で評価した。
Claims (2)
- 【請求項1】ポリプロピレン樹脂(A)からなるキャス
トフィルムであって、(i) ポリプロピレン樹脂(A)
は、そのメルトフローレート(MFR;ASTM D 1238,2
30℃、2.16kg荷重)が2〜20g/10分の範囲にあ
り、かつ、(ii)そのキャストフィルムの結晶化温度(JI
S K 7121)が115〜130℃の範囲にあることを特徴
とする易引裂性キャストフィルム。 - 【請求項2】前記ポリプロピレン樹脂(A)が、核剤
(B)の配合によって、成形されたキャストフィルムの
結晶化温度が115〜130℃になるように調製された
ポリプロピレン樹脂であることを特徴とする請求項1に
記載の易引裂性キャストフィルム。
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|---|---|---|---|
| JP28494896A JP3813263B2 (ja) | 1996-06-07 | 1996-10-28 | 易引裂性キャストフィルム |
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|---|---|---|---|
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| JP8-146127 | 1996-06-07 | ||
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-
1996
- 1996-10-28 JP JP28494896A patent/JP3813263B2/ja not_active Expired - Fee Related
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